JP2002117169A - 個人情報管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

個人情報管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002117169A
JP2002117169A JP2000311745A JP2000311745A JP2002117169A JP 2002117169 A JP2002117169 A JP 2002117169A JP 2000311745 A JP2000311745 A JP 2000311745A JP 2000311745 A JP2000311745 A JP 2000311745A JP 2002117169 A JP2002117169 A JP 2002117169A
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信治 三浦
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プロバイダでの個人情報開示の可否について
の負担や当事者間のリスクを減少させ、簡便かつ信頼性
の高い紛争解決を実現することが可能な技術を提供す
る。 【解決手段】 ネットワークで接続されたプロバイダ側
処理装置102上で閲覧可能となっている発信内容を指
定した審議依頼を受付け、指定された発信内容を発信し
た発信者を識別する為のチケット情報を受信し、審議支
援処理装置100に送信する。審議の対象となる発信内
容及びチケット情報は審議管理DBに格納され、前記依
頼された審議の審議結果の入力を受付けて前記審議管理
DBに格納し、前記審議管理DBに格納されたチケット
情報に基づきその発信者の個人情報を取得し審議支援処
理装置へ送信する。前記審議管理DBに格納した審議結
果及び前記受信した発信者の個人情報を審議依頼者側処
理装置104に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は裁判外の紛争を処理
する場合の個人情報管理システムに関し、特に電子掲示
板での誹謗中傷等、インターネット上に発信された情報
によって生じた紛争を処理する場合の個人情報管理シス
テムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット等のネットワーク
を介して様々な情報の発信が行われており、不特定多数
の利用者が参加する電子掲示板や個人が開設するホーム
ページ等の中には、特定の人物等に対する誹謗、中傷、
名誉毀損、プライバシー侵害や知的所有権侵害等を意図
した情報を発信しているものもある。
【0003】この様な電子掲示板やホームページでの誹
謗中傷等、インターネット上に発信された情報によって
紛争が生じた場合には、まず捜査令状に基づいて、警察
がプロバイダに発信者特定のためのログ(通信記録)解
析、ログ提出を要求し、その情報を発信した発信者を特
定した後、裁判により解決が図られている。
【0004】また、現在、民事訴訟に持ち込まれている
案件、または泣き寝入りとなっている案件に対して、よ
り迅速で柔軟な解決システムを確立する裁判外紛争処理
制度(ADR:Alternative Dispute Resolution)が検討され
ており、インターネット上の情報によって生じた紛争の
解決への適用が考えられている。
【0005】なお、膨大な量のネットワーク情報の検索
がユーザに与える肉体的・精神的・経済的負担を軽減
し、また、誹謗、中傷等の不愉快な情報、さらに、子供
に見せたくない暴力的内容、猥褻な内容の情報等の表示
又は翻訳を回避するデータ処理装置については、特開平
10-275157号公報に記載されている。その概要は、ブラ
ウザのようなプログラムが動作するデータ処理装置に、
所定の情報の特徴を表す特徴データを格納する特徴デー
タDB1と、検索した情報に該特徴データが含まれてい
るか否かを検出する特徴データ検出手段、及び検索した
情報に前記特徴データが含まれている場合は、前記検索
表示手段による該情報の表示を禁止する表示制御手段を
含むプログラムとを、例えばCD−ROMからインスト
ールして動作させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の様にインターネ
ット上の情報によって生じた紛争を裁判によって解決し
ようとした場合、その情報を発信した発信者をログ解析
等により特定する必要があるが、ログが保存されていな
かったり、プロバイダが膨大なログの中から発信者を特
定することは非常に困難であったりする為、紛争の元と
なった情報の発信者が特定できない場合が生じるという
問題がある。また、裁判で紛争を解決することはコスト
大で解決までに膨大な手間と時間が必要という問題や、
起訴時点(有罪確定前)に当事者の個人情報が開示され
る為、個人的な報復等の個人情報の悪用という問題があ
る。同様に、簡易、迅速な裁判外紛争処理制度でも、違
法性確定前に個人情報が開示される為、個人情報の悪用
という問題がある。
【0007】本発明の目的は上記問題を解決し、プロバ
イダでの個人情報開示の可否についての負担や当事者間
のリスクを減少させ、簡便かつ信頼性の高い紛争解決を
実現することが可能な技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報処理装置
から発信された情報によって生じた紛争を処理する場合
の個人情報管理システムであって、紛争当事者の個人情
報を非開示とした紛争解決の為の審議を支援するもので
ある。
【0009】本発明の個人情報管理システムでは、発信
者が電子掲示板やホームページに書き込みを行って情報
を発信しようとする際に、その発信者を識別する為のチ
ケット情報をその発信内容と対応付けて記録しておく。
【0010】電子掲示板やホームページを閲覧して誹謗
中傷等の情報を発見し、裁判外紛争処理制度による審議
を依頼しようとする審議依頼者は、その電子掲示板やホ
ームページを管理するプロバイダから当該情報を発信し
た発信者のチケット情報の提示を受け、その発信内容の
審議を発信者のチケット情報と共に依頼する。
【0011】前記審議依頼の行われた発信内容について
の審議に伴って、発信者に対する問い合わせが必要とな
った場合、裁判外紛争処理機関側の審議支援装置では、
その問い合わせをチケット情報と共にチケット管理処理
装置に依頼する。
【0012】チケット管理処理装置では、前記チケット
情報で識別される発信者の個人情報を参照し、依頼され
た問い合わせをそのチケット情報で識別される発信者に
対して行って、その問い合わせに対する発信者からの回
答を審議支援装置に返信する。
【0013】また裁判外紛争処理機関側の審議支援装置
は、裁判外紛争処理機関での審議によって当該発信内容
が違法であると判定された場合に、前記チケット情報で
識別される発信者の個人情報の提示をチケット管理処理
装置に依頼し、チケット管理処理装置から発信者の個人
情報の提示を受ける。そして、前記提示された発信者の
個人情報を被害者である審議依頼者に開示したり、その
情報によって生じている紛争の解決案を前記個人情報の
提示により特定された発信者と審議依頼者に提示して紛
争の解決を図る。
【0014】前記の様に本発明では、情報処理装置から
発信された発信内容の審議を匿名で行うことができるの
で、発信者の個人情報を持つプロバイダが発信者の個人
情報の開示可否について判断を行う必要が無く、裁判外
紛争処理制度によって簡便かつ信頼性の高い紛争解決が
提供されることで、泣き寝入り案件を減少させることが
できる。また、行為に違法性が無い限り個人情報が開示
されないので、個人的な報復を防止して当事者間のリス
クを減少させ、裁判外紛争処理制度の利用を促進させる
ことが可能である。
【0015】以上の様に本発明の個人情報管理システム
によれば、紛争当事者の個人情報を非開示とした紛争解
決の為の審議を支援するので、プロバイダでの個人情報
開示の可否についての負担や当事者間のリスクを減少さ
せ、簡便かつ信頼性の高い紛争解決を実現することが可
能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に電子掲示板での誹謗中傷
等、インターネット上に発信された情報によって生じた
紛争を処理する一実施形態の個人情報管理システムにつ
いて説明する。
【0017】図1は本実施形態の個人情報管理システム
の概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態
の個人情報管理システムは、審議支援処理装置100
と、発信者側処理装置101と、プロバイダ側処理装置
102と、チケット管理処理装置103と、審議依頼者
側処理装置104とを有している。
【0018】審議支援処理装置100は、ネットワーク
経由で自由に閲覧可能な電子掲示板やホームページから
発信されている発信内容が、特定の人物に対する誹謗中
傷等の違法性のある情報であるかどうかを当事者の匿名
性を維持したまま審議して裁判外の紛争を解決する裁判
外紛争処理機関側の処理装置である。
【0019】発信者側処理装置101は、テキストデー
タ、画像データ、動画データや音声データ等をプロバイ
ダ等が提供する電子掲示板やホームページにアップロー
ドして各種情報を発信する発信者側の処理装置である。
【0020】プロバイダ側処理装置102は、発信者に
よってアップロードされた各種情報を格納し、インター
ネット等のネットワーク経由で自由に閲覧可能な電子掲
示板やホームページを提供するプロバイダ側の処理装置
である。
【0021】チケット管理処理装置103は、個人情報
の秘匿性を維持すると共に必要に応じて個人情報の特定
を可能としたり、開示された一部の個人情報を用いた各
種アクセス制御を可能とする為のチケットについて、そ
の運用を管理する信頼できる第3者機関側の処理装置で
ある。審議依頼者側処理装置104は、電子掲示板やホ
ームページから発信されている発信内容に違法性がある
かどうかの審議を裁判外紛争処理機関に依頼する審議依
頼者側の処理装置である。
【0022】図2は本実施形態の審議支援処理装置10
0の概略構成を示す図である。図2に示す様に本実施形
態の審議支援処理装置100は、CPU201と、メモ
リ202と、磁気ディスク装置203と、入力装置20
4と、出力装置205と、CD−ROM装置206と、
通信インタフェース装置207と、審議支援アクセスポ
リシー情報208と、審議管理DB209と、審議責任
者チケット210とを有している。
【0023】CPU201は、審議支援処理装置100
全体の動作を制御する装置である。メモリ202は、審
議支援処理装置100全体の動作を制御する際にその為
の各種処理プログラムやデータをロードする記憶装置で
ある。
【0024】磁気ディスク装置203は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置204は、裁判外紛争処理機関での審議を支援す
る為の各種入力を行う装置である。出力装置205は、
裁判外紛争処理機関での審議の支援に伴う各種出力を行
う装置である。
【0025】CD−ROM装置206は、前記各種処理
プログラムを記録したCD−ROMの内容を読み出す装
置である。通信インタフェース装置207は、イントラ
ネットやインターネット等のネットワークを介して他の
処理装置との通信を行う装置である。
【0026】審議支援アクセスポリシー情報208は、
審議支援処理装置100での審議依頼の受付けを許可す
る条件を示す情報である。審議管理DB209は、審議
依頼者側処理装置104から受付けた審議の内容を示す
情報を格納するデータベースである。
【0027】審議責任者チケット210は、審議責任者
の個人情報を識別する為のチケットIDや、審議責任者
のどの個人情報がチケット管理処理装置103によって
承認され開示されているかを格納したデータである。
【0028】また審議支援処理装置100は、審議受付
処理部211と、問い合わせ依頼処理部212と、審議
結果通知処理部213と、個人情報提示依頼処理部21
4とを有している。
【0029】審議受付処理部211は、審議の対象とな
る発信内容、発信者チケットのチケット情報及び審議依
頼者チケットを審議依頼者側処理装置104から受信し
て審議管理DB209に格納に格納する処理部である。
【0030】問い合わせ依頼処理部212は、前記発信
者に対する問い合わせの内容の入力を受付けて審議管理
DB209に格納し、審議管理DB209に格納した問
い合わせ内容及びチケット情報を審議支援処理装置10
0からチケット管理処理装置103に送信する処理部で
ある。
【0031】審議結果通知処理部213は、審議管理D
B209に格納した審議結果及びチケット管理処理装置
103から受信した発信者の個人情報を審議支援処理装
置100から審議依頼者側処理装置104に送信する処
理部である。
【0032】個人情報提示依頼処理部214は、前記依
頼された審議の審議結果の入力を受付けて審議管理DB
209に格納し、審議管理DB209に格納されたチケ
ット情報を審議支援処理装置100からチケット管理処
理装置103に送信し、その発信者の個人情報の提示を
依頼する処理部である。
【0033】審議支援処理装置100を審議受付処理部
211、問い合わせ依頼処理部212、審議結果通知処
理部213及び個人情報提示依頼処理部214として機
能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体
に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロ
ードされて実行されるものとする。なお前記プログラム
を記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体
でも良い。
【0034】図3は本実施形態の発信者側処理装置10
1の概略構成を示す図である。図3に示す様に本実施形
態の発信者側処理装置101は、CPU301と、メモ
リ302と、磁気ディスク装置303と、入力装置30
4と、出力装置305と、CD−ROM装置306と、
通信インタフェース装置307と、発信者チケット30
8とを有している。
【0035】CPU301は、発信者側処理装置101
全体の動作を制御する装置である。メモリ302は、発
信者側処理装置101全体の動作を制御する際にその為
の各種処理プログラムやデータをロードする記憶装置で
ある。
【0036】磁気ディスク装置303は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置304は、プロバイダ側処理装置102への情報
発信を行う為の各種入力を行う装置である。出力装置3
05は、プロバイダ側処理装置102への情報発信に伴
う各種出力を行う装置である。
【0037】CD−ROM装置306は、前記各種処理
プログラムを記録したCD−ROMの内容を読み出す装
置である。通信インタフェース装置307は、イントラ
ネットやインターネット等のネットワークを介して他の
処理装置との通信を行う装置である。発信者チケット3
08は、発信者の個人情報を識別する為のチケットID
や、発信者のどの個人情報がチケット管理処理装置10
3によって承認され開示されているかを格納したデータ
である。
【0038】また発信者側処理装置101は、個人情報
登録依頼処理部311と、情報発信処理部312と、ア
クセス依頼処理部313とを有している。
【0039】個人情報登録依頼処理部311は、発信者
の個人情報の登録をチケット管理処理装置103へ依頼
する処理部である。情報発信処理部312は、テキスト
データ、画像データ、動画データや音声データ等の発信
内容の入力を受付け、プロバイダ側処理装置102内の
電子掲示板やホームページへアップロードして各種情報
を発信する処理部である。
【0040】アクセス依頼処理部313は、プロバイダ
側処理装置102内の電子掲示板やホームページへのア
クセスに必要な発信者チケット308をチケット管理処
理装置103から取得して前記発信内容と共に送信し、
プロバイダ側処理装置102へのアクセスを依頼する処
理部である。
【0041】発信者側処理装置101を個人情報登録依
頼処理部311、情報発信処理部312及びアクセス依
頼処理部313として機能させる為のプログラムは、C
D−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格
納された後、メモリにロードされて実行されるものとす
る。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−R
OM以外の他の記録媒体でも良い。
【0042】図4は本実施形態のプロバイダ側処理装置
102の概略構成を示す図である。図4に示す様に本実
施形態のプロバイダ側処理装置102は、CPU401
と、メモリ402と、磁気ディスク装置403と、入力
装置404と、出力装置405と、CD−ROM装置4
06と、通信インタフェース装置407と、プロバイダ
アクセスポリシー情報408と、発信内容管理DB40
9とを有している。
【0043】CPU401は、プロバイダ側処理装置1
02全体の動作を制御する装置である。メモリ402
は、プロバイダ側処理装置102全体の動作を制御する
際にその為の各種処理プログラムやデータをロードする
記憶装置である。
【0044】磁気ディスク装置403は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置404は、発信者側処理装置101から発信内容
を受信する為の各種入力を行う装置である。出力装置4
05は、発信者側処理装置101からの発信内容の受信
に伴う各種出力を行う装置である。
【0045】CD−ROM装置406は、前記各種処理
プログラムを記録したCD−ROMの内容を読み出す装
置である。通信インタフェース装置407は、イントラ
ネットやインターネット等のネットワークを介して他の
処理装置との通信を行う装置である。
【0046】プロバイダアクセスポリシー情報408
は、プロバイダ側処理装置102内の電子掲示板やホー
ムページへのアクセスを許可する条件を示す情報であ
る。発信内容管理DB409は、発信者側処理装置10
1から送信され、プロバイダ側処理装置102で自由に
閲覧可能となっている発信内容と、その発信内容をプロ
バイダ側処理装置102に送信した発信者を特定する為
のチケット情報とを対応付けて管理するデータベースで
ある。
【0047】またプロバイダ側処理装置102は、情報
発信受付処理部411と、チケット情報提示処理部41
2とを有している。
【0048】情報発信受付処理部411は、プロバイダ
アクセスポリシー情報408の条件を満たす発信者の各
種情報を発信者側処理装置101から受付けて、インタ
ーネット等のネットワーク経由で自由に閲覧可能な電子
掲示板やホームページのエリアに格納する処理部であ
る。
【0049】チケット情報提示処理部412は、電子掲
示板やホームページで自由に閲覧可能となっている発信
内容について、そのチケット情報の提示依頼を審議依頼
者側処理装置104から受付けて、その発信内容に対応
するチケット情報を発信内容管理DB409から読み出
して審議依頼者側処理装置104に提示する処理部であ
る。
【0050】プロバイダ側処理装置102を情報発信受
付処理部411及びチケット情報提示処理部412とし
て機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録
媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリ
にロードされて実行されるものとする。なお前記プログ
ラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録
媒体でも良い。
【0051】図5は本実施形態のチケット管理処理装置
103の概略構成を示す図である。図5に示す様に本実
施形態のチケット管理処理装置103は、CPU501
と、メモリ502と、磁気ディスク装置503と、入力
装置504と、出力装置505と、CD−ROM装置5
06と、通信インタフェース装置507と、個人情報ア
クセスポリシー情報508と、個人情報DB509とを
有している。
【0052】CPU501は、チケット管理処理装置1
03全体の動作を制御する装置である。メモリ502
は、チケット管理処理装置103全体の動作を制御する
際にその為の各種処理プログラムやデータをロードする
記憶装置である。
【0053】磁気ディスク装置503は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置504は、利用者の個人情報を管理して各処理装
置へのアクセスに必要なチケットを発行する為の各種入
力を行う装置である。
【0054】出力装置505は、利用者の個人情報の管
理や各処理装置へのアクセスに必要なチケットの発行に
伴う各種出力を行う装置である。CD−ROM装置50
6は、前記各種処理プログラムを記録したCD−ROM
の内容を読み出す装置である。
【0055】通信インタフェース装置507は、イント
ラネットやインターネット等のネットワークを介して他
の処理装置との通信を行う装置である。個人情報アクセ
スポリシー情報508は、チケット管理処理装置103
の個人情報DB509に格納されている個人情報の提示
依頼を受付ける条件を示す情報である。個人情報DB5
09は、個人情報の秘匿や各種アクセス制御を行う為の
チケットの利用を希望する利用者の個人情報を格納する
データベースである。
【0056】またチケット管理処理装置103は、個人
情報登録処理部511と、チケット発行処理部512
と、問い合わせ処理部513と、個人情報提示処理部5
14とを有している。
【0057】個人情報登録処理部511は、発信者側処
理装置101等の処理装置から個人情報の登録依頼を受
付けて、チケットの利用を希望する利用者の個人情報を
個人情報DB509に登録する処理部である。チケット
発行処理部512は、個人情報を登録した利用者からの
チケット発行依頼を受付けて、その利用者のチケットを
発行する処理部である。
【0058】問い合わせ処理部513は、問い合わせ内
容及びチケット情報を審議支援処理装置100から受信
し、前記チケット情報で識別される個人情報中の連絡先
に示されたメールアドレスを参照し、チケット管理処理
装置103からそのメールアドレス宛に前記問い合わせ
内容を送信する処理部である。
【0059】個人情報提示処理部514は、個人情報ア
クセスポリシー情報508の条件を満たす審議支援処理
装置100からチケット情報を受信し、そのチケット情
報で識別される発信者の個人情報をチケット管理処理装
置103から審議支援処理装置100へ送信する処理部
である。
【0060】チケット管理処理装置103を個人情報登
録処理部511、チケット発行処理部512、問い合わ
せ処理部513及び個人情報提示処理部514として機
能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体
に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロ
ードされて実行されるものとする。なお前記プログラム
を記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体
でも良い。
【0061】図6は本実施形態の審議依頼者側処理装置
104の概略構成を示す図である。図6に示す様に本実
施形態の審議依頼者側処理装置104は、CPU601
と、メモリ602と、磁気ディスク装置603と、入力
装置604と、出力装置605と、CD−ROM装置6
06と、通信インタフェース装置607と、審議依頼者
チケット608とを有している。
【0062】CPU601は、審議依頼者側処理装置1
04全体の動作を制御する装置である。メモリ602
は、審議依頼者側処理装置104全体の動作を制御する
際にその為の各種処理プログラムやデータをロードする
記憶装置である。
【0063】磁気ディスク装置603は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置604は、発信内容に対する審議を依頼する為の
各種入力を行う装置である。出力装置605は、発信内
容に対する審議の依頼に伴う各種出力を行う装置であ
る。
【0064】CD−ROM装置606は、前記各種処理
プログラムを記録したCD−ROMの内容を読み出す装
置である。通信インタフェース装置607は、イントラ
ネットやインターネット等のネットワークを介して他の
処理装置との通信を行う装置である。
【0065】審議依頼者チケット608は、審議依頼者
の個人情報を識別する為のチケットIDや、審議依頼者
のどの個人情報がチケット管理処理装置103によって
承認され開示されているかを格納したデータである。
【0066】また審議依頼者側処理装置104は、審議
依頼処理部611と、チケット情報提示依頼処理部61
2とを有している。
【0067】審議依頼処理部611は、ネットワークで
接続されたプロバイダ側処理装置102上の電子掲示板
やホームページで自由にで閲覧可能となっている発信内
容を指定する入力を受付け、前記指定された発信内容を
発信した発信者を識別する為のチケット情報をプロバイ
ダ側処理装置102から受信し、前記発信内容及びチケ
ット情報を審議依頼者側処理装置104から審議支援処
理装置100に送信してその発信内容の審議を依頼する
処理部である。チケット情報提示依頼処理部612は、
前記発信内容に対応する発信者チケット308のチケッ
ト情報の提示をプロバイダ側処理装置102に依頼する
処理部である。
【0068】審議依頼者側処理装置104を審議依頼処
理部611及びチケット情報提示依頼処理部612とし
て機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録
媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリ
にロードされて実行されるものとする。なお前記プログ
ラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録
媒体でも良い。
【0069】以下に本実施形態の個人情報管理システム
において、テキストデータ、画像データ、動画データや
音声データ等の発信内容とその発信者のチケットをプロ
バイダ側処理装置102に送り、インターネット等のネ
ットワーク経由で各種情報を発信する処理について説明
する。
【0070】図7は本実施形態の情報発信処理の概要を
示す図である。図7に示す様に本実施形態において、プ
ロバイダ側処理装置102の電子掲示板やホームページ
に発信内容をアップロードして情報発信を行う場合に
は、予めチケット管理処理装置103へ個人情報を登録
しておき、発信内容のアップロードの際にプロバイダ側
処理装置102からチケットを要求された場合には、チ
ケット管理処理装置103からチケットを取得してプロ
バイダ側処理装置102に送り、アップロードの実行許
可を得る。またプロバイダ側処理装置102では、その
発信内容とチケット情報であるチケットIDとを対応付
けて記録しておく。
【0071】本実施形態の個人情報管理システムでは、
ネットワークに接続された各種処理装置へアクセスする
場合にチケットの提示が必要となる場合があり、利用者
は、各種処理装置へのアクセスに先立って予めチケット
管理処理装置103に個人情報を登録しておく。
【0072】即ちプロバイダ側処理装置102の電子掲
示板やホームページへの書き込みを行って各種情報の発
信を行おうとする発信者は、発信者側処理装置101の
個人情報登録依頼処理部311により、発信者の個人情
報の登録をチケット管理処理装置103へ依頼する処理
を行う。チケット管理処理装置103の個人情報登録処
理部511は、発信者側処理装置101等の処理装置か
ら個人情報の登録依頼を受付けて、チケットの利用を希
望する利用者の個人情報を個人情報DB509に登録す
る処理を行う。
【0073】図8は本実施形態の個人情報DB509の
一例を示す図である。図8に示す様にチケット管理処理
装置103の個人情報DB509は、個人情報の秘匿や
各種アクセス制御を行う為のチケットについて、その利
用を希望する利用者の個人情報を格納している。
【0074】図9は本実施形態の情報発信処理の処理手
順を示すフローチャートである。図9に示す様に発信者
側処理装置101の情報発信処理部312は、テキスト
データ、画像データ、動画データや音声データ等の発信
内容の入力を受付け、プロバイダ側処理装置102内の
電子掲示板やホームページへアップロードして各種情報
を発信する処理を行い、アクセス依頼処理部313は、
プロバイダ側処理装置102内の電子掲示板やホームペ
ージへのアクセスに必要な発信者チケット308をチケ
ット管理処理装置103から取得して前記発信内容と共
に送信し、プロバイダ側処理装置102へのアクセスを
依頼する処理を行う。
【0075】ステップ901で発信者側処理装置101
の情報発信処理部312は、プロバイダ側処理装置10
2内の電子掲示板やホームページのURL(Uniform Res
ource Locators)の入力を発信者から受付けてネットワ
ークを介してプロバイダ側処理装置102にアクセス
し、ステップ902では、発信者が発信しようとしてい
る発信内容の入力を受付ける。
【0076】ステップ903でアクセス依頼処理部31
3は、発信者側処理装置101の磁気ディスク装置30
3内に以前受信したプロバイダアクセスポリシー情報4
08が存在しているかどうかを調べてプロバイダ側処理
装置102内の電子掲示板やホームページへの各種情報
のアップロードに際してチケットが必要であるかどうか
を判定し、チケットが必要である場合にはステップ90
4へ進む。
【0077】ステップ904では、プロバイダ側処理装
置102内の電子掲示板やホームページへのアクセスの
際に有効な発信者チケット308が発信者側処理装置1
01の磁気ディスク装置303内の所定ディレクトリに
格納されているかどうかを調べ、発信者チケット308
が無い場合にはステップ905へ進む。
【0078】ステップ905では、ネットワークを介し
てチケット管理処理装置103に発信者のユーザIDと
プロバイダアクセスポリシー情報408を送信し、チケ
ットの発行を要求する。
【0079】図10は本実施形態のチケット発行処理の
処理手順を示すフローチャートである。図10に示す様
にチケット管理処理装置103のチケット発行処理部5
12は、個人情報を登録した利用者からのチケット発行
依頼を受付けて、その利用者のチケットを発行する処理
を行う。
【0080】ステップ1001でチケット管理処理装置
103のチケット発行処理部512は、利用者のユーザ
IDとプロバイダアクセスポリシー情報408を含むチ
ケットの発行要求をネットワーク経由で発信者側処理装
置101等の処理装置から受信する。
【0081】ステップ1002では、そのチケットの発
行要求を行った利用者の個人情報の内、プロバイダアク
セスポリシー情報408で必要とされている情報を個人
情報DB509から読み出し、ステップ1003では、
前記読み出した個人情報を基にチケットを生成する。ス
テップ1004では、そのチケットの発行要求を行った
発信者側処理装置101等の要求元へ、前記生成したチ
ケットを送信する。
【0082】図11は本実施形態の発信者チケット30
8の一例を示す図である。図11に示す様に発信者側処
理装置101の発信者チケット308は、発信者の個人
情報を識別する為のチケットID、発信者の氏名、生年
月日、住所、性別、ハンドル名、出身高校、連絡先及び
職業や、有効期限、チケット発行者、チケット発行者連
絡先及びデジタル署名等を格納しており、発信者の氏
名、生年月日、住所、性別、ハンドル名、出身高校、連
絡先及び職業については、それらの情報がチケット発行
者によって承認されているかどうかが示されている。
【0083】図9のステップ906で発信者側処理装置
101のアクセス依頼処理部313は、チケット管理処
理装置103から発行されたチケットを受信し、発信者
チケット308として磁気ディスク装置303内の所定
ディレクトリへ格納する。
【0084】ステップ907では、前記入力した発信内
容に発信者チケット308を添付し、ステップ908で
は、前記発信者チケット308を添付した発信内容をプ
ロバイダ側処理装置102へ送信する。
【0085】またステップ903で調べた結果、発信者
側処理装置101の磁気ディスク装置303内にプロバ
イダアクセスポリシー情報408が存在していない場合
には、プロバイダ側処理装置102へのアクセスに際し
てチケットは必要無いと判定し、ステップ908で、発
信者チケット308の添付されていない発信内容をプロ
バイダ側処理装置102へ送信する。
【0086】ステップ909では、前記発信内容に対す
るプロバイダ側処理装置102からの応答内容を調べ、
発信者チケット308の添付されていない発信内容を送
信した応答として、チケットを要求するメッセージを受
け取った場合には、そのメッセージと共に送信されたプ
ロバイダアクセスポリシー情報408を発信者側処理装
置101の磁気ディスク装置303内に格納した後、ス
テップ904からの処理を行い、前記発信者チケット3
08を添付した発信内容をプロバイダ側処理装置102
へ送信する。
【0087】図12は本実施形態の情報発信受付処理の
処理手順を示すフローチャートである。図12に示す様
にプロバイダ側処理装置102の情報発信受付処理部4
11は、プロバイダアクセスポリシー情報408の条件
を満たす発信者の各種情報を発信者側処理装置101か
ら受付けて、インターネット等のネットワーク経由で自
由に閲覧可能な電子掲示板やホームページのエリアに格
納する処理を行う。
【0088】ステップ1201でプロバイダ側処理装置
102の情報発信受付処理部411は、発信者が発信し
ようとする発信内容をネットワーク経由で発信者側処理
装置101から受信してステップ1202へ進む。
【0089】ステップ1202では、プロバイダ側処理
装置102の磁気ディスク装置403に格納されている
プロバイダアクセスポリシー情報408を読み出す。ス
テップ1203では、インターネット等のネットワーク
経由で自由に閲覧可能な電子掲示板やホームページのエ
リアに前記受信した発信内容を格納する際に、発信者チ
ケット308が必要であることがプロバイダアクセスポ
リシー情報408に示されているかどうかを調べ、発信
者チケット308が必要である場合にはステップ120
4に進む。
【0090】図13は本実施形態のプロバイダアクセス
ポリシー情報408の一例を示す図である。図13に示
す様にプロバイダ側処理装置102のプロバイダアクセ
スポリシー情報408は、プロバイダ側処理装置102
内の電子掲示板へのアクセスを許可する際に必要となる
発信者チケット308の情報を表しており、電子掲示板
へのアクセスには、承認され開示されたハンドル名と、
承認された非開示の氏名及び連絡先が必要であることを
示している。
【0091】ステップ1204では、前記受信した発信
内容に発信者チケット308が添付されているかどうか
を調べ、発信者チケット308が添付されていない場合
にはステップ1205へ進む。
【0092】ステップ1205では、発信者チケット3
08の送信を要求する応答を発信者側処理装置101に
送り、ステップ1206では、発信者チケット308を
発信者側処理装置101から受信してステップ1207
へ進む。
【0093】ステップ1207では、発信者チケット3
08内の情報とプロバイダアクセスポリシー情報408
に示されたそのアクセスに必要な情報とを比較し、その
発信者チケット308内の情報がプロバイダアクセスポ
リシー情報408に示された条件を満たしているかどう
かを調べ、必要な条件を満たしている場合にはステップ
1208へ進む。図11に示した発信者チケット308
の例では、承認され開示されたハンドル名と、承認され
た非開示の氏名及び連絡先が格納されているので必要な
条件を満たしていると判定される。
【0094】ステップ1208では、前記受信した発信
内容とその発信者チケット308のチケットIDとを対
応付けて発信内容管理DB409に格納し、ステップ1
209では、発信者チケット308内のハンドル名を前
記発信内容に付加した後、ネットワーク経由で自由に閲
覧可能な電子掲示板やホームページのエリアにその発信
内容を格納する。
【0095】図14は本実施形態の発信内容管理DB4
09の一例を示す図である。図14に示す様にプロバイ
ダ側処理装置102の発信内容管理DB409は、発信
者側処理装置101から送信され、自由に閲覧可能とな
っている発信内容と、その発信内容をプロバイダ側処理
装置102に送信した発信者を特定する為のチケット情
報であるチケットIDとを対応付けて管理している。
【0096】以下に本実施形態の個人情報管理システム
において、プロバイダ側処理装置102で自由に閲覧可
能となっている発信内容中の誹謗中傷等の情報により紛
争が生じた場合に、その当事者の個人情報を保護しつつ
紛争解決を支援する処理について説明する。
【0097】前記の様にして発信内容が発信者側処理装
置101からプロバイダ側処理装置102に送られ、プ
ロバイダ側処理装置102内の電子掲示板やホームペー
ジのエリアに発信内容が格納されると、その発信内容は
ネットワーク経由で自由に閲覧できる状態となる。そし
て、ある利用者がその電子掲示板やホームページに掲載
された発信内容を閲覧し、その利用者に対する誹謗中傷
等の情報を発見した場合には、その発信内容に違法性が
あるかどうかの審議を裁判外紛争処理機関に依頼する。
【0098】図15は本実施形態の審議依頼処理の処理
手順を示すフローチャートである。図15に示す様に審
議依頼者側処理装置104の審議依頼処理部611は、
前記発信内容に違法性があるかどうかの審議を当該発信
内容に対応する発信者チケット308のチケット情報及
び審議依頼者チケット608と共に審議支援処理装置1
00に依頼する処理を行い、チケット情報提示依頼処理
部612は、前記発信内容に対応する発信者チケット3
08のチケット情報の提示をプロバイダ側処理装置10
2に依頼する処理を行う。
【0099】ステップ1501で審議依頼者側処理装置
104の審議依頼処理部611は、審議依頼の対象とな
る発信内容の指定を審議依頼者から受付けてステップ1
502へ進む。
【0100】ステップ1502でチケット情報提示依頼
処理部612は、前記指定された発信内容に対応する発
信者チケット308のチケット情報の提示をプロバイダ
側処理装置102に依頼する。
【0101】図16は本実施形態のチケット情報提示処
理の処理手順を示すフローチャートである。図16に示
す様にプロバイダ側処理装置102のチケット情報提示
処理部412は、電子掲示板やホームページで自由に閲
覧可能となっている発信内容について、そのチケット情
報の提示依頼を審議依頼者側処理装置104から受付け
て、その発信内容に対応するチケット情報を発信内容管
理DB409から読み出して審議依頼者側処理装置10
4に提示する処理を行う。
【0102】ステップ1601でプロバイダ側処理装置
102のチケット情報提示処理部412は、チケット情
報の提示依頼を審議依頼者側処理装置104から受信し
てステップ1602へ進む。ステップ1602では、発
信内容管理DB409を検索し、前記提示依頼で指定さ
れた発信内容に対応するそのチケットIDを発信内容管
理DB409から読み出し、ステップ1603では、前
記提示依頼で指定された発信内容に対応するチケット情
報として前記読み出したチケットIDを依頼元の審議依
頼者側処理装置104へ送信する。
【0103】図15のステップ1503で審議依頼者側
処理装置104のチケット情報提示依頼処理部612
は、前記依頼した発信者チケット308のチケット情報
であるチケットIDをプロバイダ側処理装置102から
受信してステップ1504へ進む。
【0104】ステップ1504で審議依頼処理部611
は、審議依頼者側処理装置104の磁気ディスク装置6
03に格納されている審議依頼者チケット608を読み
出す。ここで、この審議依頼者のチケットである審議依
頼者チケット608は、審議依頼者の個人情報を識別す
る為のチケットIDや、審議依頼者のハンドル名等の情
報を格納しており、発信者が発信者チケット308を取
得した場合と同様にして、予め取得されているものとす
る。
【0105】ステップ1505では、審議の対象となる
発信内容と当該発信内容に対応する発信者チケット30
8のチケット情報に審議依頼者チケット608を添付し
て審議支援処理装置100に送り、その発信内容の審議
を裁判外紛争処理機関に依頼する。
【0106】図17は本実施形態の審議受付処理の処理
手順を示すフローチャートである。図17に示す様に審
議支援処理装置100の審議受付処理部211は、審議
の対象となる発信内容、発信者チケット308のチケッ
ト情報及び審議依頼者チケット608を審議依頼者側処
理装置104から受信してその審議依頼を受付ける処理
を行う。
【0107】ステップ1701で審議支援処理装置10
0の審議受付処理部211は、審議の対象となる発信内
容、発信者チケット308のチケット情報及び審議依頼
者チケット608を含む審議依頼をネットワーク経由で
審議依頼者側処理装置104から受信してステップ17
02へ進む。
【0108】ステップ1702では、審議支援処理装置
100の磁気ディスク装置203に格納されている審議
支援アクセスポリシー情報208を読み出す。ステップ
1703では、審議依頼者が審議支援処理装置100に
対して審議依頼を行う際に、審議依頼者チケット608
が必要であることが審議支援アクセスポリシー情報20
8に示されているかどうかを調べ、審議依頼者チケット
608が必要である場合にはステップ1704に進む。
【0109】ステップ1704では、前記受信した発信
内容に審議依頼者チケット608が添付されているかど
うかを調べ、審議依頼者チケット608が添付されてい
ない場合にはステップ1705へ進む。
【0110】ステップ1705では、審議依頼者チケッ
ト608の送信を要求する応答を審議依頼者側処理装置
104に送り、ステップ1706では、審議依頼者チケ
ット608を審議依頼者側処理装置104から受信して
ステップ1707へ進む。
【0111】ステップ1707では、審議依頼者チケッ
ト608内の情報と審議支援アクセスポリシー情報20
8に示されたそのアクセスに必要な情報とを比較し、そ
の審議依頼者チケット608内の情報が審議支援アクセ
スポリシー情報208に示された条件を満たしているか
どうかを調べ、必要な条件を満たしている場合にはステ
ップ1708へ進む。ここで、審議支援アクセスポリシ
ー情報208としては、承認された非開示の氏名及び連
絡先の他、審議依頼者が確かに前記発信内容によって被
害を受ける紛争当事者であることを確認する為の情報が
必要な情報として定義される。
【0112】ステップ1708では、前記受信した発信
内容、発信者チケット308及び審議依頼者チケット6
08のチケット情報を審議管理DB209に格納し、ス
テップ1709では、審議依頼を受付けたことを示すメ
ッセージを出力装置205に表示して新しい審議依頼の
受付けが行われたことを担当者に知らせる。
【0113】図18は本実施形態の審議管理DB209
の一例を示す図である。図18に示す様に審議支援処理
装置100の審議管理DB209は、審議依頼者側処理
装置104から受付けた審議の内容を示す情報を格納し
ている。
【0114】前記の様にして審議依頼が審議依頼者側処
理装置104から審議支援処理装置100に送られ、審
議支援処理装置100内の審議管理DB209に発信内
容が格納されると、その発信内容に違法性があるかどう
かの審議が行われる。その審議の進行に伴って紛争当事
者に問い合わせを行う必要が生じた場合には、審議管理
DB209に格納されたチケット情報を用いて問い合わ
せを行う。
【0115】図19は本実施形態の問い合わせ依頼処理
の処理手順を示すフローチャートである。図19に示す
様に審議支援処理装置100の問い合わせ依頼処理部2
12は、前記依頼された審議の進行に伴う紛争当事者へ
の問い合わせを紛争当事者のチケット情報と共にチケッ
ト管理処理装置103に依頼する処理を行う。
【0116】ステップ1901で審議支援処理装置10
0の問い合わせ依頼処理部212は、審議の進行に伴っ
て発信者または審議依頼者への問い合わせ依頼指示が入
力された場合にはその指示を受付けてステップ1902
へ進む。
【0117】ステップ1902では、審議管理DB20
9を参照して審議中の案件のリストを出力装置205上
に表示し、ステップ1903では、どの案件に関する問
い合わせであるかや、発信者または審議依頼者のどちら
若しくはその両方への問い合わせであるかの入力を受付
ける。
【0118】ステップ1904では、問い合わせ内容の
入力を受付け、ステップ1905では、前記受付けた問
い合わせ内容に、ステップ1903で指定された発信者
または審議依頼者のチケット情報であるチケットIDを
付加してネットワーク経由でチケット管理処理装置10
3に送信し、発信者または審議依頼者への問い合わせを
チケット管理処理装置103に依頼する。
【0119】ステップ1906では、前記依頼した問い
合わせに対する回答をネットワーク経由でチケット管理
処理装置103から受信して審議管理DB209に格納
し、ステップ1907でその回答内容を出力装置205
に表示して担当者に回答内容を知らせる。
【0120】図20は本実施形態の問い合わせ処理の処
理手順を示すフローチャートである。図20に示す様に
チケット管理処理装置103の問い合わせ処理部513
は、審議支援処理装置100から紛争当事者への問い合
わせ依頼を受付け、その問い合わせ依頼と共に送られた
チケット情報で識別される当事者の個人情報を参照し、
前記依頼された問い合わせを前記参照した個人情報中の
連絡先に対して行う。
【0121】ステップ2001でチケット管理処理装置
103の問い合わせ処理部513は、発信者または審議
依頼者への問い合わせ依頼をネットワーク経由で審議支
援処理装置100から受信してステップ2002へ進
む。
【0122】ステップ2002では、その問い合わせ依
頼と共に送られたチケット情報であるチケットIDを用
いて個人情報DB509を検索し、ステップ2003で
は、前記検索された個人情報のレコードから発信者また
は審議依頼者のメールアドレス等の連絡先情報を読み出
す。ステップ2004では、ステップ2001で受信し
た問い合わせ内容を前記読み出したメールアドレス宛に
電子メールで送信し、発信者または審議依頼者への問い
合わせを行う。
【0123】ステップ2005では、前記行った問い合
わせに対する回答を電子メールで発信者または審議依頼
者から受信し、ステップ2006で、前記電子メールの
ヘッダからその発信者または審議依頼者のメールアドレ
スを削除した後、ステップ2007では、その問い合わ
せ依頼を行った審議支援処理装置100へ発信者または
審議依頼者からの回答を送信する。
【0124】前記の様に本実施形態の審議支援処理装置
100は、その審議の進行に伴って紛争当事者に問い合
わせを行う必要が生じた場合に、審議管理DB209に
格納された紛争当事者のチケット情報を用いてチケット
管理処理装置103に問い合わせを依頼するので、紛争
当事者の個人情報を非開示としたまま審議に必要な問い
合わせを行うことが可能である。
【0125】前記の様にして審議が行われて審議が終了
し、その発信内容に違法性があると判定されると、審議
支援処理装置100は、紛争当事者のチケット情報で識
別される個人情報の提示をチケット管理処理装置103
に依頼し、その発信者の個人情報の開示や紛争解決案の
提示を行う。
【0126】図21は本実施形態の審議結果通知処理の
処理手順を示すフローチャートである。図21に示す様
に審議支援処理装置100の審議結果通知処理部213
は、前記依頼された審議の結果に応じて、その発信者の
個人情報を審議依頼者に開示し、その発信内容による紛
争の解決案を紛争当事者に提示する処理を行い、個人情
報提示依頼処理部214は、前記依頼された審議によっ
て当該発信内容が違法であると判定された場合に、発信
者チケット308及び審議依頼者チケット608のチケ
ット情報で識別される発信者及び審議依頼者の個人情報
の提示をチケット管理処理装置103に依頼する処理を
行う。
【0127】ステップ2101で審議支援処理装置10
0の審議結果通知処理部213は、発信内容の審議が終
了し、審議結果及び解決案の入力が行われた場合にはそ
の審議結果及び解決案の入力を受付けて磁気ディスク装
置203の審議管理DB209に格納し、ステップ21
02へ進む。
【0128】ステップ2102では、前記入力された審
議結果が当該発信内容に違法性のあることを示している
かどうかを調べ、当該発信内容が違法であると判定され
ている場合にはステップ2103へ進む。
【0129】ステップ2103で個人情報提示依頼処理
部214は、その発信内容が違法であることを示す審議
結果と、その発信者及び審議依頼者のチケット情報であ
るチケットIDを審議管理DB209から読み出す。
【0130】ステップ2104では、前記読み出した審
議結果にその発信者及び審議依頼者のチケットIDを付
加した後、その審議を行った審議責任者の審議責任者チ
ケット210を添付してネットワーク経由でチケット管
理処理装置103に送信し、その発信者及び審議依頼者
の個人情報の提示をチケット管理処理装置103に依頼
する。
【0131】ステップ2105では、前記依頼した発信
者及び審議依頼者の個人情報をネットワーク経由でチケ
ット管理処理装置103から受信し、ステップ2106
では、前記解決案を審議管理DB209から読み出し、
ステップ2107では、審議依頼者の個人情報に示され
たメールアドレス等の連絡先にその審議結果、発信者の
身元及び解決案を送り、また発信者の個人情報に示され
たメールアドレス等の連絡先に解決案を送って紛争の解
決を提案する。
【0132】図22は本実施形態の個人情報提示処理の
処理手順を示すフローチャートである。図22に示す様
にチケット管理処理装置103の個人情報提示処理部5
14は、個人情報アクセスポリシー情報508の条件を
満たす審議支援処理装置100から個人情報の提示依頼
を受付け、その提示依頼と共に送られたチケット情報で
識別される当事者の個人情報を審議支援処理装置100
に提示する処理を行う。
【0133】ステップ2201でチケット管理処理装置
103の個人情報提示処理部514は、審議結果、発信
者及び審議依頼者のチケット情報並びに審議責任者チケ
ット210を含む個人情報の提示依頼をネットワーク経
由で審議支援処理装置100から受信してステップ22
02へ進む。
【0134】ステップ2202では、前記受信した審議
責任者チケット210内の情報と個人情報アクセスポリ
シー情報508に示されたその提示依頼に必要な情報と
を比較し、その審議責任者チケット210内の情報が個
人情報アクセスポリシー情報508に示された条件を満
たしているかどうかを調べ、必要な条件を満たしている
場合にはステップ2203へ進み、必要な条件を満たし
ていない場合にはステップ2212へ進む。ここで、個
人情報アクセスポリシー情報508としては、承認され
た非開示の氏名及び連絡先の他、その個人情報の提示依
頼者が確かにその審議結果を出した裁判外紛争処理機関
の審議責任者であることを確認する為の、承認された非
開示の職業が必要な情報として定義される。
【0135】ステップ2203では、前記受信した審議
結果の内容を参照し、ステップ2204では、前記参照
した審議結果が当該発信内容の違法性を示しているかど
うかを調べ、その審議結果が当該発信内容の違法性を示
している場合にはステップ2205へ進み、違法性を示
していない場合にはステップ2212へ進む。
【0136】ステップ2205では、前記受信した審議
責任者チケット210のチケットIDに対応する個人情
報を個人情報DB509から読み出し、ステップ220
6では、前記読み出した個人情報の職業がその審議結果
を出した裁判外紛争処理機関の審議責任者を示している
かどうかを調べ、その審議責任者チケット210で示さ
れる職業が当該審議責任者である場合にはステップ22
07へ進み、当該審議責任者でない場合にはステップ2
212へ進む。
【0137】ステップ2207では、前記審議依頼者の
チケット情報として受信したチケットIDに対応する個
人情報を個人情報DB509から読み出し、ステップ2
208では、前記読み出した個人情報がその審議結果に
示された被害者に一致しているかどうかを調べ、被害者
に一致している場合にはステップ2209へ進み、被害
者に一致していない場合にはステップ2212へ進む。
ここで被害者本人以外の家族や関係者等を審議依頼者に
含め、審議依頼者が被害者の家族や関係者である場合に
もステップ2209へ進むものとしても良い。
【0138】ステップ2209では、前記発信者のチケ
ット情報として受信したチケットIDに対応する個人情
報を個人情報DB509から読み出し、ステップ221
0では、前記読み出した個人情報が個人情報の開示条件
を満たしているかどうかを調べ、個人情報の開示条件を
満たしている場合にはステップ2211へ進み、個人情
報の開示条件を満たしていない場合にはステップ221
2へ進む。ここで個人情報の開示条件とは、例えば加害
者である発信者が少年法の適用を受けない年齢であるか
どうかや責任能力のある健康状態であるかどうかを判定
する条件である。なお年齢や責任能力以外の他の条件を
含めても良い。
【0139】ステップ2211では、前記読み出した発
信者及び審議依頼者の個人情報をその提示依頼元の審議
支援処理装置100へ送信する。またステップ2212
では、個人情報の提示が許可されなかったことを示すメ
ッセージをその提示依頼元の審議支援処理装置100へ
送信する。
【0140】前記の様に本実施形態では、個人情報の提
示依頼として送られた審議結果が当該発信内容の違法性
を示しており、その提示依頼を行ったのが当該審議結果
を出した裁判外紛争処理機関の審議責任者であり、その
審議依頼者が被害者本人であり、発信者の年齢や責任能
力が個人情報の開示条件を満たしている場合に個人情報
の提示を行うので、その当事者の個人情報を保護しつつ
紛争解決を支援することが可能である。
【0141】また前記の様に本実施形態では、情報処理
装置から発信された発信内容の審議を匿名で行うことが
できるので、発信者の個人情報を持つプロバイダが発信
者の個人情報の開示可否について判断を行う必要が無
く、裁判外紛争処理制度によって簡便かつ信頼性の高い
紛争解決が提供されることで、泣き寝入り案件を減少さ
せることができる。また、行為に違法性が無い限り個人
情報が開示されないので、個人的な報復を防止して当事
者間のリスクを減少させ、裁判外紛争処理制度の利用を
促進させることが可能である。
【0142】以上説明した様に本実施形態の個人情報管
理システムによれば、紛争当事者の個人情報を非開示と
した紛争解決の為の審議を支援するので、プロバイダで
の個人情報開示の可否についての負担や当事者間のリス
クを減少させ、簡便かつ信頼性の高い紛争解決を実現す
ることが可能である。
【0143】
【発明の効果】本発明によれば紛争当事者の個人情報を
非開示とした紛争解決の為の審議を支援するので、プロ
バイダでの個人情報開示の可否についての負担や当事者
間のリスクを減少させ、簡便かつ信頼性の高い紛争解決
を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の個人情報管理システムの概略構成
を示す図である。
【図2】本実施形態の審議支援処理装置100の概略構
成を示す図である。
【図3】本実施形態の発信者側処理装置101の概略構
成を示す図である。
【図4】本実施形態のプロバイダ側処理装置102の概
略構成を示す図である。
【図5】本実施形態のチケット管理処理装置103の概
略構成を示す図である。
【図6】本実施形態の審議依頼者側処理装置104の概
略構成を示す図である。
【図7】本実施形態の情報発信処理の概要を示す図であ
る。
【図8】本実施形態の個人情報DB509の一例を示す
図である。
【図9】本実施形態の情報発信処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】本実施形態のチケット発行処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】本実施形態の発信者チケット308の一例を
示す図である。
【図12】本実施形態の情報発信受付処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図13】本実施形態のプロバイダアクセスポリシー情
報408の一例を示す図である。
【図14】本実施形態の発信内容管理DB409の一例
を示す図である。
【図15】本実施形態の審議依頼処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図16】本実施形態のチケット情報提示処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図17】本実施形態の審議受付処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】本実施形態の審議管理DB209の一例を示
す図である。
【図19】本実施形態の問い合わせ依頼処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図20】本実施形態の問い合わせ処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図21】本実施形態の審議結果通知処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図22】本実施形態の個人情報提示処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…審議支援処理装置、101…発信者側処理装
置、102…プロバイダ側処理装置、103…チケット
管理処理装置、104…審議依頼者側処理装置、201
…CPU、202…メモリ、203…磁気ディスク装
置、204…入力装置、205…出力装置、206…C
D−ROM装置、207…通信インタフェース装置、2
08…審議支援アクセスポリシー情報、209…審議管
理DB、210…審議責任者チケット、211…審議受
付処理部、212…問い合わせ依頼処理部、213…審
議結果通知処理部、214…個人情報提示依頼処理部、
301…CPU、302…メモリ、303…磁気ディス
ク装置、304…入力装置、305…出力装置、306
…CD−ROM装置、307…通信インタフェース装
置、308…発信者チケット、311…個人情報登録依
頼処理部、312…情報発信処理部、313…アクセス
依頼処理部、401…CPU、402…メモリ、403
…磁気ディスク装置、404…入力装置、405…出力
装置、406…CD−ROM装置、407…通信インタ
フェース装置、408…プロバイダアクセスポリシー情
報、409…発信内容管理DB、411…情報発信受付
処理部、412…チケット情報提示処理部、501…C
PU、502…メモリ、503…磁気ディスク装置、5
04…入力装置、505…出力装置、506…CD−R
OM装置、507…通信インタフェース装置、508…
個人情報アクセスポリシー情報、509…個人情報D
B、511…個人情報登録処理部、512…チケット発
行処理部、513…問い合わせ処理部、514…個人情
報提示処理部、601…CPU、602…メモリ、60
3…磁気ディスク装置、604…入力装置、605…出
力装置、606…CD−ROM装置、607…通信イン
タフェース装置、608…審議依頼者チケット、611
…審議依頼処理部、612…チケット情報提示依頼処理
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 信治 東京都江東区新砂一丁目6番27号 日立公 共システムエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 城野 敬子 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 本城 信輔 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B049 AA06 CC01 GG00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置から発信された情報によっ
    て生じた紛争を処理する場合の個人情報管理方法であっ
    て、 ネットワークで接続されたプロバイダ側処理装置上で閲
    覧可能となっている発信内容を指定する入力を受付け、
    前記指定された発信内容を発信した発信者を識別する為
    のチケット情報を当該プロバイダ側処理装置から受信
    し、前記発信内容及びチケット情報を審議依頼者側処理
    装置から審議支援処理装置に送信してその発信内容の審
    議を依頼するステップと、 審議の対象となる発信内容及びチケット情報を審議依頼
    者側処理装置から受信して審議支援処理装置の審議管理
    DBに格納するステップと、前記依頼された審議の審議
    結果の入力を受付けて前記審議管理DBに格納し、前記
    審議管理DBに格納されたチケット情報を審議支援処理
    装置からチケット管理処理装置に送信し、その発信者の
    個人情報の提示を依頼するステップと、 前記チケット情報を審議支援処理装置から受信し、その
    チケット情報で識別される発信者の個人情報をチケット
    管理処理装置から審議支援処理装置へ送信するステップ
    と、 前記審議管理DBに格納した審議結果及びチケット管理
    処理装置から受信した発信者の個人情報を審議支援処理
    装置から審議依頼者側処理装置に送信するステップとを
    有することを特徴とする個人情報管理方法。
  2. 【請求項2】 前記発信者に対する問い合わせの内容の
    入力を受付けて審議管理DBに格納し、前記審議管理D
    Bに格納した問い合わせ内容及びチケット情報を審議支
    援処理装置からチケット管理処理装置に送信するステッ
    プと、 前記問い合わせ内容及びチケット情報を審議支援処理装
    置から受信し、前記チケット情報で識別される個人情報
    中の連絡先に示されたメールアドレスを参照し、チケッ
    ト管理処理装置からそのメールアドレス宛に前記問い合
    わせ内容を送信するステップとを有することを特徴とす
    る請求項1に記載された個人情報管理方法。
  3. 【請求項3】 前記審議管理DBに格納された審議結果
    及びチケット情報を審議支援処理装置から受信し、その
    審議結果が発信内容に違法性のあることを示している場
    合に、そのチケット情報で識別される発信者の個人情報
    をチケット管理処理装置から審議支援処理装置へ送信す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
    に記載された個人情報管理方法。
  4. 【請求項4】 情報処理装置から発信された情報によっ
    て生じた紛争を処理する場合の個人情報管理システムで
    あって、 ネットワークで接続されたプロバイダ側処理装置上で閲
    覧可能となっている発信内容を指定する入力を受付け、
    前記指定された発信内容を発信した発信者を識別する為
    のチケット情報を当該プロバイダ側処理装置から受信
    し、前記発信内容及びチケット情報を審議依頼者側処理
    装置から審議支援処理装置に送信してその発信内容の審
    議を依頼する審議依頼処理部と、 審議の対象となる発信内容及びチケット情報を審議依頼
    者側処理装置から受信して審議支援処理装置の審議管理
    DBに格納する審議受付処理部と、前記依頼された審議
    の審議結果の入力を受付けて前記審議管理DBに格納
    し、前記審議管理DBに格納されたチケット情報を審議
    支援処理装置からチケット管理処理装置に送信し、その
    発信者の個人情報の提示を依頼する個人情報提示依頼処
    理部と、 前記チケット情報を審議支援処理装置から受信し、その
    チケット情報で識別される発信者の個人情報をチケット
    管理処理装置から審議支援処理装置へ送信する個人情報
    提示処理部と、 前記審議管理DBに格納した審議結果及びチケット管理
    処理装置から受信した発信者の個人情報を審議支援処理
    装置から審議依頼者側処理装置に送信する審議結果通知
    処理部とを備えることを特徴とする個人情報管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 情報処理装置から発信された情報によっ
    て生じた紛争を処理する審議支援処理装置としてコンピ
    ュータを機能させる為のプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体において、 審議の対象となる発信内容及びチケット情報を審議依頼
    者側処理装置から受信して審議支援処理装置の審議管理
    DBに格納する審議受付処理部と、前記依頼された審議
    の審議結果の入力を受付けて前記審議管理DBに格納
    し、前記審議管理DBに格納されたチケット情報を審議
    支援処理装置からチケット管理処理装置に送信し、その
    発信者の個人情報の提示を依頼する個人情報提示依頼処
    理部と、 前記審議管理DBに格納した審議結果及びチケット管理
    処理装置から受信した発信者の個人情報を審議支援処理
    装置から審議依頼者側処理装置に送信する審議結果通知
    処理部としてコンピュータを機能させる為のプログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
JP2000311745A 2000-10-12 2000-10-12 個人情報管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 Withdrawn JP2002117169A (ja)

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