JP2002114082A - 車両用リフトテーブル - Google Patents

車両用リフトテーブル

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JP2002114082A
JP2002114082A JP2000307288A JP2000307288A JP2002114082A JP 2002114082 A JP2002114082 A JP 2002114082A JP 2000307288 A JP2000307288 A JP 2000307288A JP 2000307288 A JP2000307288 A JP 2000307288A JP 2002114082 A JP2002114082 A JP 2002114082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトテーブルを引き出す際、安定的に支持
するとともに、リフトテーブルと接地面との段差を可及
的に小さくできるようにする。 【解決手段】 支持アーム13は、コイルばねにより、常
に起立方向に付勢され、このコイルばねに抗してリフト
テーブル3を引き出すことによって、リフトテーブル3
を荷箱1の後方側に引き出す際、支持アーム13でリフト
テーブル3の下面を支持する。昇降プレート6を接地す
ると、リンクプレート51の回転により、リフトテーブル
3の先端が接地する。これにより、リフトテーブル3と
接地面Gとの段差を可及的に小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未使用に荷箱の床
下に水平状態で格納するとともに、荷役作業時において
荷箱の後方側にスライドさせて昇降させる車両用リフト
テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から貨物自動車などにおいては、荷
役作業を簡略化するために荷台の後部に昇降自在なリフ
トテーブルが備えられており、例えば、実公昭61−4
6030号公報には、荷台の床下に設けたリンク装置に
折り畳み自在なテーブルを軸支し、荷役作業時に油圧シ
リンダによって回動するリンク装置によってリフトテー
ブルを水平に昇降させる貨物自動車の荷役装置が提案さ
れている。
【0003】しかし、これは、不使用時にはリフトテー
ブルを2つ折りして荷台の床下にコンパクトに折り畳ん
だ状態で格納しているため、荷役作業時にテーブルを伸
展させたりあるいは折り畳む必要があり、これらの作業
は手作業であるため、重労力であった。
【0004】そこで、特開平8−230547号公報には、荷
箱後部両側に設けたコラムに沿って昇降する昇降部材を
設け、この昇降部材及び荷箱の床下にプラットホーム
(リフトテーブル)をスライド案内する案内レールを設
け、案内レールに沿ってプラットホームをスライドさせ
て不使用時のリフトテーブルを床下に格納するととも
に、荷箱から引き出したプラットホームを、リフトテー
ブルの後端部と荷箱との間に架設したワイヤロープで支
持するように構成した貨物車両のプラットホームが提案
されている。このプラットホームによれば、プラットホ
ームをスライドさせて床下にコンパクトに格納すること
ができ、また、不使用時にはリフトテーブルを2つ折り
する必要がなく、プラットホームの展開、格納作業を簡
単かつ容易に行うことができるものの、プラットホーム
上への荷物を積み降しなどに際しての作業性に劣るとい
う課題を有している。すなわち、荷箱から引き出したプ
ラットホームと荷箱とを連結するように、プラットホー
ムの両側にワイヤロープが斜めに掛け渡されているた
め、荷役作業時にワイヤロープが邪魔になって、効率的
な作業を行えない。このような課題を解決するため、例
えば、プラットホームを下面を支持アームなどにより支
持することも考えられるが、このように、プラットホー
ムを下面を支持アームで支持した場合、プラットホーム
を接地させた際、プラットホームの下面に配置される支
持アームによってプラットホームと地面と段差が生じて
しまう。したがって、このようなプラットホームと地面
との段差を解消するため、通常、この種のプラットホー
ムは、プラットホームの後端部に回動可能な補助プレー
トが軸支され、この補助プレートを格納時などにおいて
プラットフォーム上に重ね合わせるように収納し、荷役
作業時において、後方に回動させることによって地面と
の間の段差を解消すべく傾斜状に配置するようにしてい
る。しかし、前述したように、プラットフォームの下面
を支持アームで支持しようとすると、支持アームの分だ
けプラットフォームと地面との段差も高くなるため、地
面とプラットフォームとの段差を解消するための補助プ
レートも必然的に大型化して重くなってしまう。このた
め、荷役作業をより効率化するにはプラットホームと接
地面の段差を極力、小さくできる構造が望まれる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、リフトテーブルを後方に引き出す際、そ
の下面を支持アームで安定的に支持することができると
ともに、この支持アームによって生じる段差を可及的に
解消することができる車両用リフトテーブルを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用リフトテ
ーブルは、荷箱後端両側に設けた案内支柱と、この案内
支柱に沿って昇降する昇降部材と、この昇降部材に設け
た案内レールに沿って前後方向にスライドし、荷役作業
時において荷箱の後方に引き出すとともに、未使用時の
床下に格納されるリフトテーブルと、前記案内支柱内に
位置して前記昇降部材を吊設する昇降駆動手段とを備
え、前記案内レールに前記リフトテーブルと係合する起
伏自在な支持部材を枢着するとともに、該支持部材を起
立方向に付勢する付勢手段を設け、前記リフトテーブル
を前記荷箱の後方に引き出す際、前記支持部材をリフト
テーブルの裏面側に潜り込ませるように構成するととも
に、前記昇降駆動手段と昇降部材との間に介在して前記
昇降部材の接地時において該リフトテーブルの先端を接
地させるチルト機構を設けたものである。
【0007】上記構成により、荷物の積み下ろしを行う
場合、床下に格納されたリフトテーブルを後方に引き出
す。これにより、床下に格納されたリフトテーブルは昇
降部材の案内レールに沿って引き出される。この時、リ
フトテーブルのスライド移動に連動して起立状態の支持
アームが付勢手段に抗して押出されて外側に回動し、支
持アームがリフトテーブルの下面に潜り込む。これによ
り、支持アームによってリフトテーブルが支持され、こ
の支持アームにより、昇降部材からの支点距離を長くで
きるから、リフトテーブルを安定的に支持することが可
能となる。このようにして、リフトテーブルを荷箱の後
方に引出した状態で昇降駆動手段によりリフトテーブル
を昇降させる。そして、この昇降に際してリフトテーブ
ルを支持する昇降部材が接地すると、リフトテーブルは
チルト機構により、リフトテーブルの先端が接地するよ
うにチルトする。これにより、リフトテーブルと接地面
との段差を極力小さくすることができる。
【0008】リフトテーブルの昇降時においては、昇降
部材が接地面から離れるとチルト機構により、リフトテ
ーブルが水平に復帰し、水平状態を保ったまま昇降す
る。そして、リフトテーブルを床下に格納するときは、
「格納高さ」でリフトテーブルを停止させ、リフトテー
ブルを押出すことによって、リフトテーブルは、支持ア
ームに沿って円滑に荷箱の床下に移動する。これに伴
い、リフトテーブの端部が支持アームから外れ、支持ア
ームが付勢手段によって起立し、復帰した支持アームに
よってリフトテーブの後方への移動が規制される。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施例を添付図面
を参照して説明する。図1〜図7は本発明の一実施例を
示し、同図において、1は車体フレーム2上に搭載する
貨物自動車の後部に搭載される荷箱、3は箱箱1の床下
に格納されるリフトテーブルであり、前記荷箱1の後端
両側にはリフトテーブル3を昇降案内する左右一対の案
内支柱4,4が設けられている。この案内支柱4,4は、
それぞれ中空角筒状に形成され、その内部に前記リフト
テーブル3を昇降させるための昇降部材5,5がそれぞ
れ上下動自在に配置されている。
【0010】昇降部材5,5は、図4に示すように、平
板状の昇降プレート6の前部に補強板7を一体的に固定
した断面T字状に形成され、昇降プレート6のやや下部
側に前記案内支柱4の内面に沿って回動する左右一対の
回転ローラ8が軸支されるとともに、昇降プレート6の
下端部には接地面Gと接触する接地用ローラ9が軸支さ
れている。また、補強板7,7の下端にはそれぞれ取付
板10,10が前方に突出するように固定され、その各取付
板10,10の内面側に前記リフトテーブル3をスライド自
在に案内する案内レール11,11がそれぞれ相対向するよ
うに固定されている。この案内レール11,11の下部には
前記リフトテーブル3の支持部材たる支持アーム13を取
り付ける受枠15が設けられている。この受枠15は左右一
対の受板16,16と、この受板16,16の上端部に掛け渡した
水平板17とから成り、左右一対の受板16,16の間に前記
支持アーム13を配置して枢着軸18によって起伏自在に枢
着している。また、支持アーム13の枢着軸18には付勢手
段たるコイルばね19が外装され、このコイルばね19によ
って前記支持アーム13を常に起立方向に付勢している。
このコイルばね19によって回転付勢された支持アーム13
は水平板17に当接して起立した状態で保持される。この
ように水平板17は支持アーム13のストッパとして機能す
るとともに、前記案内レール11と対向するように固定さ
れ、その水平板17と案内レール11との間でリフトテーブ
ル3を案内するものであって水平板17を案内レール11の
一部として兼用している。また、支持アーム13の先端側
には回転ローラ14が軸支されており、リフトテーブル3
を荷箱1の後方に引き出す際、リフトテーブル3は回転
ローラ14に乗り上がってスライドする。
【0011】こうして荷箱2の後方に引き出されたリフ
トテーブル3は、昇降部材5によって荷箱1の床面とほ
ぼ面一の高さと、接地面Gとの間を昇降し、また、荷箱
1の床面1Aよりも僅かに低い高さ(以下、格納高さと
いう)位置で、前記車体フレーム2に形成するスライド
レール22に沿って水平状態のまま荷箱1の床下に格納さ
れる。なお、下部に位置するスライドレール22には、荷
箱1に開口部に臨んでリフトテーブル3を支持するガイ
ドローラ23が枢着され、スライドレール22内をスライド
するリフトテーブル3はガイドローラ23によって円滑に
スライドすることが可能である。
【0012】前記リフトテーブル3は、略方形状の枠体
25の上面に天板26を固着して構成され、リフトテーブル
3の前端の左右両端部には、左右一対のガイドローラ27
が回転可能に軸支されている。また、リフトテーブル3
の後端中央にはリフトテーブル3を引き出す際の取手28
が固定され、さらに、リフトテーブル3の後端部にはリ
フトテーブル3を接地面Gに降ろした際にリフトテーブ
ル3と接地面Gとの段差を解消するための補助プレート
30が回動可能に枢着されている。
【0013】昇降部材5を昇降させる昇降駆動手段35
は、図7に示すように、前記案内支柱4の下端部に掛け
渡した中空角筒状のポスト36内に配置した油圧シリンダ
37と、この油圧シリンダ37のピストンロッド37Aに取り
付けた動滑車38と、ポスト36の両端に取り付けた固定滑
車39,40と、これら動滑車38と固定滑車39,40に掛装して
前記各昇降部材5,5を吊設する左右一対のワイヤケー
ブル41,41とからなる。なお、前記油圧シリンダ37に固
定した動滑車38は前記二本のワイヤケーブル41,41を掛
装できるように、二組の案内溝38Aを有している。そし
て、ワイヤケーブル41,41の一端をポスト36内に設けた
固定板42に固定し、そのワイヤケーブル41,41をそれぞ
れ動滑車38の案内溝38Aに掛け回してポスト36の両端に
設けた固定滑車39,40のそれぞれ掛け回し、さらに、各
案内支柱4の上端部に軸支した固定滑車44に掛け回して
ワイヤケーブル41,41の他端を各案内支柱4の内部に案
内し、各案内支柱4内において、ワイヤケーブル41,41
の他端をそれぞれ昇降部材5,5に連結している。これ
により、油圧シリンダ37の伸縮動作によって昇降部材
5,5を介してリフトテーブル3を昇降している。
【0014】50は前記昇降部材5の接地時において、リ
フトテーブル3の先端を下げてリフトテーブル3と地面
との段差を解消するチルト機構である。このチルト機構
50は、図6に示すように、略三角形状のリンクプレート
51を備え、このリンクプレート51の一端に吊具52をピン
53によって枢着するとともに、リンクプレート51の他端
をピン54によって昇降プレート6に枢着している。ま
た、リンクプレート51の外端には案内支柱4の内面に沿
って回動する案内ローラ55が軸支されている。なお、吊
具52には前記ワイヤケーブル41,41と連結するための滑
車56が枢着されている。
【0015】以上のように構成される本実施例において
は、リフトテーブル3の引き出し及び格納作業は、昇降
部材5の昇降ストローク中の「格納高さ」で行われる。
すなわち、荷物の積み下ろしのために、リフトテーブル
3を後方に引き出す場合、床下に格納したリフトテーブ
ル3の取手28を掴んで車体フレーム2を後方に引き出
す。これにより、スライドレール22内のリフトテーブル
3が昇降部材5の案内レール11に沿って引き出されて荷
箱1の後方にスライドする。この時、図5に示すよう
に、リフトテーブル3のスライド移動に連動してコイル
ばね19によって起立した支持アーム13がコイルばね19に
抗して押出されて外側に回動し、支持アーム13がリフト
テーブル3の下面に潜り込む。これにより、リフトテー
ブル3が支持アーム13によって支持されるため、それ以
後のリフトテーブル3は、支持アーム13の先端に軸支し
た回転ローラ14に沿って円滑に引き出すことができる。
そして、リフトテーブル3を終端位置まで引き出すと、
リフトテーブル3の端部に軸支したガイドローラ27が案
内レール11に形成するストッパ(図示しない)に当接し
て案内レール11と水平板17との間に保持される。これに
より、荷箱1の後方に引き出されたリフトテーブル3
は、リフトテーブル3の前端部が、左右のガイドローラ
27が案内レール11と水平板17により保持されるととも
に、荷箱1の後方に引き出されたリフトテーブル3の下
面が左右の支持アーム13の先端に軸支する回転ローラ14
によって安定的に支持される。このようにして、リフト
テーブル3を荷箱1の後方に引出した状態で油圧シリン
ダ37のピストンロッド37Aを伸張させることによって、
2本のワイヤロープ41が送り出されてワイヤロープ41に
吊設したリフトテーブル3が降下する。この時、ワイヤ
ロープ41に吊設されたリンクプレート51には、昇降部材
5及びリフトテーブル3の自重によって垂直荷重が加わ
るため、図6に示すようにリンクプレート51には反時計
方向Sの回転力が作用する。これにより、リンクプレー
ト51に枢着する案内ローラ55及び昇降プレート6に枢着
する回転ローラ8が案内支柱4の内面に突き当たり、こ
れら案内ローラ55と回転ローラ8の2点で昇降プレート
6が支持される。この状態においては、昇降プレート6
はほぼ垂直であり、この状態を保ったまま昇降する。そ
して、昇降プレート6の下端に枢着する接地用ローラ9
が接地すると、リンクプレート51には昇降プレート6の
垂直荷重が加わらなくなるが、リフトテーブル3の先端
は接地面Gから浮き上がった状態となっているため、接
地用ローラ9が接地した状態でさらにワイヤロープ41を
緩めると、リフトテーブル3の自重により、リンクプレ
ート51には時計方向S1の回転力が作用し、これによ
り、昇降プレート6は、案内支柱4の内面に突き当たる
回転ローラ8を中心として、その上端が前傾となり、リ
フトテーブル3の先端が接地する。これにより、リフト
テーブル3と接地面Gとの段差を可及的に小さくするこ
とができる。この後、リフトテーブル3の後端部に枢着
する補助プレート30を後方側に回動させてリフトテーブ
ル3と接地面Gとの段差を解消させる。すなわち、リフ
トテーブル3の先端をチルトさせてリフトテーブル3の
厚さに起因してリフトテーブル3と接地面Gとの間には
段差が生じるため、最終的にリフトテーブル3の後端部
に枢着する補助プレート30を後方側に回動させる。しか
し、補助プレート30はリフトテーブル3の厚さ分の段差
を解消するものであるから、小型・軽量であり、その回
動操作も容易である。こうして、リフトテーブル3を接
地させてリフトテーブル3上に積荷を積み込んだ後、油
圧シリンダ37により2本のワイヤロープ41を引っ張るこ
とによって、まず、リンクプレート51が時計方向Sに回
転し、このリンクプレート51の回動動作に追従して昇降
プレート6がほぼ垂直に回動してリフトテーブル3が水
平状態に戻るため、リフトテーブル3の昇降時におい
て、リフトテーブル3上の積荷が不安定になることもな
い。そして、リフトテーブル3を荷箱1も床面1Aと同
一高さまで引き上げた状態でリフトテーブル3を停止
し、リフトテーブル3上の積荷を荷箱1に積み込んだ
り、あるいは、荷箱1内に積荷をリフトテーブル3上に
御すといった荷役作業を行う。こうした荷役作業が終了
した後、未使用時のリフトテーブル3を床下に格納す
る。
【0016】リフトテーブル3を床下に格納するとき
は、「格納高さ」でリフトテーブル3を停止させ、リフ
トテーブル3を押出すことによって、リフトテーブル3
は、支持アーム13の先端に軸支した回転ローラ14に沿っ
て円滑に荷箱1の床下に移動する。これに伴い、リフト
テーブル3の後端部に枢着したガイドローラ27が車体フ
レーム2の内面に形成するスライドレール22に沿って案
内され、最終的にリフトテーブル3が床下に格納され
る。そして、リフトテーブ3の端部が支持アーム13から
外れると、支持アーム13はコイルばね19によって起立
し、水平板17に突き当たって保持される。このとき、リ
フトテーブル3の後端部がコイルばね19によって復帰し
た支持アーム13に係止し、リフトテーブル3の後方への
移動が規制される。なお、荷箱1の床下には、ガイド部
材60と、このガイド部材60内にスライド自在に設けたス
テップ兼用バンパ61とが設けられ、リフトテーブル3を
床下に格納した状態において、荷箱1に出入りする際、
バンパ61を荷箱1の後方に引き出し、荷役作業時以外は
ガイド部材60にバンバ61を格納するようにしている。
【0017】上記のように、本発明の実施例によれば、
リフトテーブル3を荷箱1の後方側に引き出す際、昇降
部材5の下端部に枢着した左右一対の支持アーム13でリ
フトテーブル3の下面を支持することができるため、リ
フトテーブル3を出し入れする際、極めて安定的に支持
することができる。また、支持アーム13は、コイルばね
19により、常に起立方向に付勢され、このコイルばね19
に抗してリフトテーブル3を引き出すことによって、そ
のリフトテーブル3を移動動作に連動して支持アーム13
がリフトテーブル3の下面側に潜り込む。逆にリフトテ
ーブル3を押し出せば支持アーム13はコイルばね19によ
って起立するため、荷役作業時において、支持アーム13
を操作する必要もなく、単にリフトテーブル3を前後方
向に移動するだけでよい。
【0018】また、リフトテーブル3は、支持アーム13
によって車両の後方へ突出した位置で支持されるので、
支持アーム13によって、昇降部材5からの支点距離を長
くできるから、リフトテーブル3を安定的に支持するこ
とができる。また、昇降プレート6を接地すると、ワイ
ヤロープ41と昇降プレート6との間に介在するリンクプ
レート51の回転に伴ってリフトテーブル3の先端が接地
するようにリフトテーブル3の先端をチルトさせること
ができる。すなわち、リフトテーブル3は、荷箱1の後
方に引き出す際、その下面を支持アーム13を支持するこ
とから、支持アーム13に起因してリフトテーブル3と接
地面Gとの段差も大きくなるが、ワイヤロープ41と昇降
プレート6との間に介在するリンクプレート51によっ
て、リフトテーブル3と接地面Gとの段差を極力小さく
することができる。なお、最終的にはリフトテーブル3
の後端部に枢着する補助プレート30を回動させてリフト
テーブル3と接地面Gとの段差を解消しているが、リン
クプレート51によって、リフトテーブル3と接地面Gと
の段差を極力小さくすることができるから、補助プレー
ト30を小型・軽量化することが可能となり、補助プレー
ト30の回動操作も容易であり、補助プレート30の取り扱
いも容易となる。
【0019】以上、本発明の実施例について詳述した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例
えば、リフトテーブルを昇降させるための手段としてワ
イヤケーブルで吊設した例を示したが、左右一対の油圧
シリンダなどによって直接、リフトテーブルを吊設する
など、適宜選定すればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の車両用リフトテーブルによれ
ば、荷箱後端両側に設けた案内支柱と、この案内支柱に
沿って昇降する昇降部材と、この昇降部材に設けた案内
レールに沿って前後方向にスライドし、荷役作業時にお
いて荷箱の後方に引き出すとともに、未使用時の床下に
格納されるリフトテーブルと、前記案内支柱内に位置し
て前記昇降部材を吊設する昇降駆動手段とを備え、前記
案内レールに前記リフトテーブルと係合する起伏自在な
支持部材を枢着するとともに、該支持部材を起立方向に
付勢する付勢手段を設け、前記リフトテーブルを前記荷
箱の後方に引き出す際、前記支持部材をリフトテーブル
の裏面側に潜り込ませるように構成するとともに、前記
昇降駆動手段と昇降部材との間に介在して前記昇降部材
の接地時において該リフトテーブルの先端を接地させる
チルト機構を設けたものであるから、リフトテーブルを
荷箱の後方側に引き出す際、支持アームでリフトテーブ
ルの下面を支持することができるため、リフトテーブル
を安定的に支持することができる。また、リフトテーブ
ルの接地時において、チルト機構により、リフトテーブ
ルの先端がチルトしてリフトテーブルの先端を接地する
ことができ、リフトテーブルと接地面との段差を極力小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すリフトテーブルの断面
図であり、接地状態を示している。
【図2】同上格納状態を示すリフトテーブルの断面図で
ある。
【図3】同上リフトテーブルと昇降駆動手段との連結状
態を示す断面図である。
【図4】同上昇降部材を示す正面図である。
【図5】同上支持アームの動作を示す断面図である。
【図6】同上チルト機構を示す拡大断面図である。
【図7】同上昇降駆動手段を示す断面図である。
【符号の説明】
1 荷箱 3 リフトテーブル 4 案内支柱 5 昇降部材 11 案内レール 13 支持アーム(支持部材) 19 コイルばね(付勢手段) 35 昇降駆動手段 50 チルト機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷箱後端両側に設けた案内支柱と、この
    案内支柱に沿って昇降する昇降部材と、この昇降部材に
    設けた案内レールに沿って前後方向にスライドし、荷役
    作業時において荷箱の後方に引き出すとともに、未使用
    時の床下に格納されるリフトテーブルと、前記案内支柱
    内に位置して前記昇降部材を吊設する昇降駆動手段とを
    備え、前記案内レールに前記リフトテーブルと係合する
    起伏自在な支持部材を枢着するとともに、該支持部材を
    起立方向に付勢する付勢手段を設け、前記リフトテーブ
    ルを前記荷箱の後方に引き出す際、前記支持部材をリフ
    トテーブルの裏面側に潜り込ませるように構成するとと
    もに、前記昇降駆動手段と昇降部材との間に介在して前
    記昇降部材の接地時において該リフトテーブルの先端を
    接地させるチルト機構を設けたことを特徴とする車両用
    リフトテーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107176561A (zh) * 2017-06-20 2017-09-19 闫峰 举升设备及移动式养护站

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