JP2002112269A - 画像合成方法および画像合成装置 - Google Patents

画像合成方法および画像合成装置

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JP2002112269A
JP2002112269A JP2000292849A JP2000292849A JP2002112269A JP 2002112269 A JP2002112269 A JP 2002112269A JP 2000292849 A JP2000292849 A JP 2000292849A JP 2000292849 A JP2000292849 A JP 2000292849A JP 2002112269 A JP2002112269 A JP 2002112269A
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Toshio Suzuki
敏雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない演算量で安価に合成画像の符号化デー
タを生成する。 【解決手段】 画像AおよびBの符号化データが各々第
1復号部100および第2復号部200によって復号さ
れ、これにより得られる各画像データが画像合成部30
0によって合成される。この合成の際に、合成結果が画
像A、画像B、画像AおよびBの合成のいずれであるか
が画像合成部300から制御部600に送られる。制御
部600は、合成画像のうち画像Aと同一内容であり、
かつ、その参照マクロブロックも画像Aと同じであるよ
うなマクロブロックについては、元の画像Aの符号化デ
ータを流用し、他については符号化部400によるフレ
ーム間差分符号化またはフレーム内符号化により符号化
データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレーム間予測
符号化アルゴリズムを含む符号化アルゴリズムにより得
られた符号化データを復号し、その復号画像に他の画像
を合成した合成画像の符号化データを生成する画像合成
方法および画像合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像の高能率圧縮符号化アルゴリズム
として、MPEG(Moving Picture Experts Group)の
規格に対応した符号化アルゴリズムが知られている。こ
の符号化アルゴリズムでは、フレーム内符号化アルゴリ
ズムとフレーム間予測符号化アルゴリズムを併用してい
る。さらに詳述すると、この符号化アルゴリズムでは、
動画像を構成する多数のフレームを各々一定個数のフレ
ームからなるGOP(Group Of Picture)に分け、GO
Pの先頭のフレームについてはフレーム内符号化を行
い、他のフレームについてはフレーム間予測符号化を行
う。ここで、フレーム内符号化とは、他のフレームを全
く参照することなく処理対象であるフレームの符号化を
行うことをいう。また、フレーム間予測符号化は、処理
対象であるフレームを所定個数の画素からなる複数のマ
クロブロックに分け、各マクロブロック毎に、他の先行
するフレーム(参照フレーム)中に含まれている当該マ
クロブロックに類似した参照マクロブロックを求め、当
該マクロブロックからみた参照マクロブロックまでの相
対的変位を表す動きベクトルと、当該マクロブロックと
参照マクロブロックとの差分画像とを符号化するもので
ある。この符号化アルゴリズムにおいて、参照フレーム
の中から参照マクロブロックを探索する処理は、動き予
測と呼ばれている。
【0003】さて、動画像の符号化データが与えられて
いる場合において、元の動画像に例えばテロップの画像
を合成したものの符号化データが必要となる場合があ
る。従来、かかる場合には、次のような手順からなる画
像合成方法により、テロップなどを含んだ合成画像の符
号化データを生成していた。 a.符号化データから動画像の画像データを復号する。 b.復号された画像データとテロップの画像データとを
合成する。 c.上記bの処理により得られた合成画像の画像データ
を符号化し、符号化データを生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
画像合成方法では、元々の画像の符号化データを得るた
めに実行された符号化処理と同じ符号化処理を合成画像
の画像データについて実行し、合成画像の符号化データ
を得ていた。ここで、合成前の画像と合成画像とが全体
的に異なる場合には、合成画像について符号化処理を再
度実行するのも致し方のないところである。しかしなが
ら、元の動画像の一部にテロップなどを合成するような
場合もある。そのような場合に、合成画像の全体につい
て符号化処理を実行し直すとすると、合成画像において
合成前と変わらない部分については、合成前の動画像の
符号化データを得るために既に実行された符号化処理と
同じ処理を再度実行し直すことになる。特に、この符号
化処理は、既に説明したように、動き補償を伴ったフレ
ーム間予測符号化アルゴリズムを含んでおり、同アルゴ
リズムにおける動き予測は膨大な量の演算を必要とす
る。このような演算量の大きな符号化処理を、合成前の
画像と大差のない合成画像の符号化データを得るために
再度実行するのは無駄であり、合成画像の符号化データ
を得るためのコストを低減するためにも避けるべきもの
である。
【0005】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、少ない演算量で安価に合成画像の符号
化データを生成することができる画像合成方法および画
像合成装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、フレーム内
符号化アルゴリズムと動き補償を伴ったフレーム間予測
符号化アルゴリズムを含む符号化アルゴリズムにより符
号化された一連のフレームの符号化データから各フレー
ムに対応した第1の画像データを復号する復号過程と、
前記各フレームに対応した第1の画像データと第2の画
像データとから各フレームに対応した第3の画像データ
を合成する画像合成過程と、各フレーム毎に、当該フレ
ームを構成する各領域のうち当該領域に対応した符号化
データがフレーム内符号化により得られたものであり、
かつ、当該領域に対応した前記第1の画像データと前記
第3の画像データとが一致する領域を非合成領域とし、
当該フレームを構成する各領域のうち当該領域に対応し
た符号化データがフレーム間予測符号化により得られた
ものであり、当該領域に対応した前記第1の画像データ
と前記第3の画像データとが一致し、かつ、当該領域に
対応した符号化データを得るために参照された参照領域
に対応した前記第1の画像データと当該参照領域に対応
した前記第3の画像データとが一致する領域を非合成領
域とし、当該フレームを構成する他の領域を合成領域と
する区分け過程と、前記画像合成過程により得られた第
3の画像データのうち前記合成領域に対応したものを符
号化する符号化過程と、前記各フレームの符号化データ
のうち前記非合成領域に対応したものと前記符号化過程
において得られた前記合成領域に対応した符号化データ
とを併合することにより前記第3の画像データに対応し
た符号化データを生成する併合過程とを具備することを
特徴とする画像合成方法を提供する。また、この発明
は、同様な処理により画像合成を行う画像合成装置を提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に理解しやすく
するため、実施の形態について説明する。かかる実施の
形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を
限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能
である。
【0008】図1は、この発明の一実施形態に係る画像
合成装置の構成を示すブロック図である。この画像合成
装置は、動画像の符号化データから画像データを復号
し、これに対して他の画像データを合成して合成画像の
画像データを生成し、この合成画像に対応した符号化デ
ータを生成する装置である。
【0009】図1に示すように、本実施形態に係る画像
合成装置は、第1復号部100と、第2復号部200
と、画像合成部300と、符号化部400と、併合部5
00と、制御部600と、メモリ700とを有してい
る。
【0010】ここで、第1復号部100は、処理対象で
ある動画像(以下、画像Aとする)の符号化データを復
号し、画像データを出力する装置である。この第1復号
部100に入力される符号化データは、動画像を構成す
る一連のフレームに対し、MPEG−2に準拠した符号
化処理を施すことにより生成された符号化データであ
る。かかる符号化データを復号するため、この第1復号
部100は、バッファ101と、可変長復号器102
と、逆量子化器103と、逆DCT部104と、加算器
105と、フレームメモリ106と、動き補償部107
とを有している。
【0011】バッファ101は、順次入力される一連の
フレームに対応した符号化データを一時的に格納する装
置である。ここで、バッファ101に格納される符号化
データについて説明する。
【0012】まず、各フレームに対応した符号化データ
は、当該フレームを分割した複数のマクロブロックに対
応した符号化データを含んでいる。これらの各マクロブ
ロックに対応した符号化データには、フレーム内符号化
により得られたものと、フレーム間予測符号化により得
られたものとがある。さらに詳述すると、まず、GOP
の先頭のIフレームについてはフレーム内符号化が行わ
れる。従って、このIフレームを構成する各マクロブロ
ックに対応した符号化データは、すべてフレーム内符号
化により得られたものである。また、Iフレームの後続
の各フレームは、フレーム間予測符号化が行われるのが
一般的であるが、これらの各フレームを構成する一部の
マクロブロックについてフレーム内符号化が行われる場
合もある。従って、Iフレームの後続の各フレームの各
マクロブロックに対応した符号化データは、フレーム間
予測符号化により得られたものまたはフレーム内符号化
により得られたものである。
【0013】各マクロブロックに対応した符号化データ
のうちフレーム内符号化により得られた符号化データ
は、当該マクロブロックを4分割した8×8画素のブロ
ックの各々について、当該ブロックの画像データに対
し、直交変換の一種であるDCT(Discrete Cosine Tr
ansform;離散コサイン変換)を施し、これにより得ら
れたDCT係数を量子化し、さらに可変長符号化したデ
ータにより構成されている。
【0014】また、各マクロブロックに対応した符号化
データのうちフレーム間予測符号化により得られた符号
化データは、当該マクロブロックに対応した動きベクト
ルの可変長符号を含むとともに当該マクロブロックを分
割した各ブロック毎に量子化されたDCT係数の可変長
符号を含んでいる。これらの可変長符号のうち前者のも
のにおける動きベクトルは、当該マクロブロックから参
照フレーム内の参照マクロブロックまでの相対移動に対
応している。また、後者のもののDCT係数は、当該マ
クロブロックに対応した画像と参照マクロブロックとの
差分画像に対し、ブロック単位でDCTを施すことによ
り得られたものである。以上がバッファ101に格納さ
れる一連のフレームに対応した符号化データの詳細であ
る。
【0015】これらの符号化データのうち各マクロブロ
ックに対応した可変長符号はバッファ101から順次読
み出され、可変長復号器102に供給される。可変長復
号器102は、各マクロブロックに対応した可変長符号
を可変長符号化前のデータ、すなわち、量子化されたD
CT係数または動きベクトルに戻す。そして、可変長復
号器102は、量子化されたDCT係数を逆量子化器1
03に供給し、動きベクトルを動き補償部107に供給
する。
【0016】逆量子化器103は、可変長復号器102
から供給される量子化されたDCT係数を量子化前のD
CT係数に戻す回路である。逆DCT部104は、逆量
子化器103から供給されるDCT係数に対して逆DC
Tを施し、マクロブロックを構成する各ブロックに対応
した画像データを復元する。
【0017】ここで、逆量子化器103から逆DCT部
104に供給されるDCT係数には、フレーム内符号化
が行われたマクロブロックに対応したものと、フレーム
間予測符号化が行われたマクロブロックに対応したもの
とがある。
【0018】前者のDCT係数が逆DCT部104に供
給された場合、逆DCTにより元のマクロブロックの画
像データが得られる。例えばIフレームに対応した符号
化データの復号時には、Iフレームを構成する各マクロ
ブロックの画像データがこの逆DCT部104から順次
出力され、加算器105を介してフレームメモリ106
に格納される。また、Iフレーム以外のフレームに対応
した符号化データの復号時でも、フレーム内符号化が行
われたマクロブロックの符号化データの復号が行われる
ときには、逆DCT部104が行う逆DCTにより元の
マクロブロックの画像データが得られ、フレームメモリ
106に格納される。
【0019】一方、後者のフレーム間予測符号化が行わ
れたマクロブロックに対応したDCT係数が逆DCT部
104に供給された場合、当該マクロブロックとこれに
対応した参照マクロブロックとの差分画像に対応した画
像データが逆DCTにより得られる。
【0020】このとき動き補償部107には、当該マク
ロブロックに対応した動きベクトルが可変長復号器10
2から供給される。動き補償部107は、当該マクロブ
ロックの位置とこの動きベクトルとに基づいて参照フレ
ーム内における参照マクロブロックの所在位置を求め、
その所在位置に所在する参照マクロブロックの画像デー
タをフレームメモリ106から読み出して加算器105
に供給する。加算器105は、このようにして供給され
る参照マクロブロックの画像データと、そのとき逆DC
T部104から出力されている差分画像の画像データと
を加算する。この加算により当該マクロブロックの画像
データが得られ、フレームメモリ106に格納される。
以上が第1復号部100の詳細である。この第1復号部
100によって復号される画像Aの画像データは、画像
合成部300に供給される。
【0021】次に第2復号部200について説明する。
この第2復号部200には、処理対象である画像Aと合
成するテロップなどの画像Bの符号化データが供給され
る。第2復号部200は、この画像Bの符号化データを
復号する装置である。本実施形態では、この画像Bの符
号化データも、画像Aの符号化データと同様、MPEG
−2に準拠した符号化処理により生成された符号化デー
タである。従って、第2復号部200は、第1復号部1
00と同様なバッファ201、可変長復号器202、逆
量子化器203、逆DCT部204、加算器205、フ
レームメモリ206および動き補償部207により構成
されている。
【0022】本実施形態に係る画像合成装置には、処理
対象である画像Aと合成する対象であるテロップなどの
画像が符号化データとして上記第2復号部200に入力
される場合もあるが、符号化されていない状態の画像デ
ータのまま入力される場合もある。そこで、いずれの入
力形態にも対応すべく、画像合成部300の前段にスイ
ッチSWが設けられている。すなわち、本実施形態で
は、画像Bの符号化データが第2復号部200に入力さ
れる場合には、第2復号部200によって復号される画
像Bの画像データがスイッチSWを介して画像合成部3
00に供給され、画像Aと合成する画像Cの画像データ
が符号化されていない状態で直接入力される場合には、
この画像データCがスイッチSWを介して画像合成部3
00に供給される。
【0023】画像合成部300は、第1復号部100に
よって復号される画像Aの画像データと、スイッチSW
を介して供給される画像Bまたは画像Cの画像データと
を合成し、合成画像の画像データを生成する。また、画
像合成部300は、このように合成画像の画像データを
出力する他、各マクロブロック単位で合成処理の監視を
行い、各マクロブロックに対応した合成画像が画像Aと
一致しているのか、画像Bと一致しているのか、それと
も画像Aと画像Bとが混在したものであるのかを示す合
成結果情報をマクロブロック毎に出力する。この合成結
果情報は制御部600に供給される。画像合成部300
によって生成された合成画像の画像データは、所定時間
(例えば1GOP相当)遅延されて、画像合成部300
から符号化部400へ出力される。このように合成画像
の画像データを遅延させて符号化部400へ供給するの
は、符号化部400において行う符号化処理の方法を制
御部600が決定する際、符号化部400の処理対象と
なるフレームよりも時間的に後のフレームの合成結果情
報を参照する場合があるからである。
【0024】符号化部400は、制御部600による制
御の下、画像合成部300から出力される合成画像の画
像データの符号化を行い、MPEG2に準拠した形式の
符号化データを生成する装置である。この符号化部40
0では、合成画像の各フレームを構成する各マクロブロ
ック毎に、フレーム内符号化処理または動き補償を伴っ
たフレーム間差分符号化処理を実行する。
【0025】一般的にMPEG2等に準拠した符号化処
理では、動き補償を伴ったフレーム間予測符号化を行
う。これに対し、この符号化部400は、動き補償は行
うが動き予測は行わない。ここで、フレーム間差分符号
化処理において動き補償を行うためには、動きベクトル
が必要である。本実施形態では、動き予測により動きベ
クトルを得るのではなく、第1復号部100において画
像Aの符号化データから取り出された動きベクトルを利
用することにより動き補償を伴ったフレーム間差分符号
化を実行する。
【0026】このフレーム間差分符号化に利用可能な動
きベクトルは、制御部600によって取得され、符号化
制御のための制御情報の一部として符号化部400に供
給される。符号化部400は、このような利用可能な動
きベクトルが供給されるマクロブロックについては、そ
の動きベクトルを利用し、動き補償を伴ったフレーム間
差分符号化を実行する。また、符号化部400は、利用
可能な動きベクトルを取得することができないようなマ
クロブロックについては、フレーム内符号化を実施す
る。フレーム内符号化または動き補償を伴ったフレーム
間差分符号化のいずれを行うかを指定する情報も、符号
化制御のための制御情報の一部として制御部600から
符号化部400に供給される。
【0027】図1に示すように、符号化部400は、減
算器401と、加算器402と、フレームメモリ403
と、動き補償部404と、DCT部405と、量子化器
406と、可変長符号化器407と、逆量子化器408
と、逆DCT部409とを有している。
【0028】以下、この符号化部400によって行われ
る符号化処理について説明する。上述した画像合成部3
00は、1フレーム分の画像合成を行うと、合成画像の
画像データを各マクロブロック毎に符号化部400に供
給する。ここで、1つのマクロブロックに対応した画像
データが符号化部400に供給されるとき、次の各情報
が制御部600から符号化部400に供給される。 a.その画像データに対してフレーム内符号化を行うの
か動き補償を伴ったフレーム間差分符号化を行うのかを
指定する情報 b.フレーム間差分符号化において参照する参照フレー
ムを指定する情報 c.フレーム間差分符号化を行う場合に用いる動きベク
トル
【0029】画像合成部300から出力された画像デー
タについてフレーム内符号化の実施すべき旨を指定する
情報が制御部600から出力されている場合、符号化部
400における動き補償部404は「0」を減算器40
1に対して供給する。従って、画像合成部300から出
力された画像データは、減算器401をそのまま通過
し、DCT部405によりDCT係数に変換される。こ
のDCT係数は、量子化器406によって量子化され、
可変長符号化器407によって可変長符号化され、符号
化データとして併合部500へ出力される。また、量子
化器406の出力データは、逆量子化器408によって
逆量子化されてDCT係数に戻される。このDCT係数
は、逆DCT部409によって画像データに逆変換され
る。そして、このようにして得られた画像データが加算
器402を介してフレームメモリ403に格納される。
【0030】これに対し、フレーム間差分符号化の実施
を指定する情報と、フレーム間差分符号化を行う場合に
参照する参照フレームを指定する情報と、フレーム間差
分符号化を行う場合に用いる動きベクトルが、制御部6
00から符号化部400に与えられた場合の符号化処理
は次のようになる。
【0031】まず、動き補償部404は、画像合成部3
00から出力された画像データに対応したマクロブロッ
クの位置と、制御部600から与えられた動きベクトル
とに基づいて、参照フレーム内において当該マクロブロ
ックに対応した参照マクロブロックの占有位置を求め
る。そして、フレームメモリ403に格納された参照フ
レームの画像データのうちこの参照マクロブロックに対
応した画像データを読み出して減算器401に供給す
る。この結果、減算器401は、画像合成部300から
出力される画像データと動き補償部404によって供給
される参照マクロブロックの画像データの差分をとり、
差分画像の画像データとして出力する。この差分画像の
画像データは、DCT部405によりDCT係数に変換
される。このDCT係数は、量子化器406によって量
子化され、可変長符号化器407によって可変長符号化
され、符号化データとして併合部500へ出力される。
【0032】また、量子化器406の出力データは、逆
量子化器408によって逆量子化されてDCT係数に戻
される。このDCT係数は、逆DCT部409によって
差分画像の画像データに逆変換される。この差分画像の
画像データが逆DCT部409から加算器402へ出力
されるとき、動き補償部404は、上述した参照マクロ
ブロックの画像データを減算器401を介して加算器4
02に供給する。加算器402は、この参照マクロブロ
ックの画像データと差分画像の画像データとを加算す
る。そして、この結果得られる復号画像の画像データが
フレームメモリ403に格納される。以上が符号化部4
00において行われる符号化処理である。
【0033】併合部500は、符号化部400から得ら
れる符号化データと第1復号部100のバッファ101
内の符号化データとを併合して、合成画像の符号化デー
タとして出力する装置である。この併合は、あるマクロ
ブロックについては符号化部400から出力される符号
化データを採用し、別のマクロブロックについてはバッ
ファ101内の符号化データを採用する、という具合
に、マクロブロック単位で行われる。いずれの符号化デ
ータを採用するかは、制御部600から供給される併合
制御のための制御情報により指定される。
【0034】制御部600は、この画像合成装置の各部
の制御を行う手段である。また、メモリ700は、制御
部600がこの画像合成装置の各部の制御を行うに当た
って参照する各種の制御情報を記憶する手段である。
【0035】制御部600によって行われる処理のうち
主要なものを挙げると次の通りである。
【0036】a.合成結果マップの生成 制御部600は、画像合成部300から供給される各マ
クロブロック毎の合成結果情報を用いて合成結果マップ
をメモリ700内に生成する。メモリ700には、最近
の所定個数のフレームに対応した合成結果マップが記憶
される。図2は1つのフレームに対応した合成結果マッ
プを例示している。この図2に示すように、合成結果マ
ップはフレームを構成する各マクロブロックに対応した
要素によって構成されている。そして、各マクロブロッ
クに対応した要素は、当該マクロブロックに対応した合
成画像が画像Aと一致しているのか、画像Bと一致して
いるのか、それとも画像Aと画像Bとが混ざり合った合
成画像になっているのかを示している。
【0037】b.動きベクトルマップの生成 制御部600は、第1復号部100の可変長復号部10
2から出力される動きベクトルを受け取り、各マクロブ
ロックに対応した動きベクトルを表す動きベクトルマッ
プをフレーム毎に生成し、メモリ700に格納する。メ
モリ700には、このようにして生成された最新の所定
個数のフレームに対応した動きベクトルマップが格納さ
れるようになっている。図3(a)および(b)は1つ
のフレームに対応した動きベクトルマップを各々例示し
ている。フレーム間予測符号化には、単方向予測符号化
と、順方向予測および逆方向予測の両方を行う双方向予
測符号化とがある。動きベクトルマップにおいて、単方
向予測符号化が行われたマクロブロックに対応した要素
は、図3(a)に示すように、1つの動きベクトルのX
成分VXとY成分VYとにより構成されている。また、
双方向予測符号化が行われたマクロブロックに対応した
要素は、図3(b)に示すように、順方向予測用の動き
ベクトルのX成分VXFおよびY成分VYFと、逆方向
予測用の動きベクトルのX成分VXRおよびY成分VY
Rとにより構成されている。
【0038】c.各マクロブロックに対応した合成画像
の符号化データの取得方法の決定 図4は、各マクロブロックに対応した合成画像の符号化
データの取得方法〜を示すものである。各取得方法
について説明すると次の通りである。
【0039】図4におけるマクロブロックMBaのよ
うに、画像Aの符号化データのうち当該マクロブロック
に対応したもの(動きベクトルMVおよびDCT係数の
可変長符号)をそのまま合成画像の符号化データとして
流用する。
【0040】図4におけるマクロブロックMBbのよ
うに、画像Aの符号化データのうち当該マクロブロック
に対応したものから得られた動きベクトルMVを用いて
合成画像中の参照マクロブロックの位置を求める。そし
て、当該マクロブロックに対応した合成画像の画像デー
タと参照マクロブロックの画像データを用いてフレーム
間差分符号化(両画像データ間の差分のDCT、量子化
および可変長符号化)を行う。
【0041】図4におけるマクロブロックMBcのよ
うに、当該マクロブロックに対応した合成画像の画像デ
ータのフレーム内符号化を行う。なお、以上の取得方法
〜のうち取得方法が適用されるマクロブロックが
特許請求の範囲における非合成領域に対応しており、取
得方法またはが適用されるマクロブロックが特許請
求の範囲における合成領域に対応している。
【0042】制御部600は、合成結果マップ701お
よび動きベクトルマップ702を参照することにより、
各マクロブロックに対応した合成画像の符号化データの
取得方法を上記取得方法〜の中のいずれにするかを
判定する。
【0043】この判定方法の詳細は次の通りである。な
お、以下の説明において、対象マクロブロックとは、符
号化データの取得方法の判定を行う対象となるマクロブ
ロックを意味する。
【0044】<対象マクロブロックに対応した画像Aの
符号化データがフレーム内符号化データである場合>対
象マクロブロックに対応した合成画像の画像データがフ
レーム内符号化により得られたものであり、対象マクロ
ブロックに対応した合成画像が画像Aと一致している場
合、制御部600は、その対象マクロブロックに対応し
た合成画像の画像データの符号化データの取得方法を上
記方法とする。また、対象マクロブロックに対応した
合成画像の画像データがフレーム内符号化により得られ
たものであり、対象マクロブロックに対応した合成画像
が画像Aと一致していない場合、制御部600は、その
対象マクロブロックに対応した合成画像の画像データの
符号化データの取得方法を上記方法とする。
【0045】<対象マクロブロックに対応した画像Aの
符号化データがフレーム間単方向予測符号化データであ
る場合>対象マクロブロックに対応した画像Aの符号化
データがフレーム間単方向予測符号化により得られたも
のである場合、制御部600は、その対象マクロブロッ
クに対応した合成画像の画像データの符号化データの取
得方法を下記表1に従って決定する。
【0046】
【表1】
【0047】上記表1において、参照マクロブロックに
対応した合成画像とは、画像Aの符号化データから得ら
れた対象マクロブロックに対応した動きベクトルによっ
て特定されるエリアである。
【0048】具体的には、制御部600は、次のように
して対象マクロブロックに対応した合成画像の符号化デ
ータの取得方法を決定する。
【0049】ステップ1:まず、制御部600は、対象
マクロブロックに対応した合成画像が画像Aであるか、
画像Bであるか、画像Aと画像Bの合成画像であるのか
を合成結果マップ701から求める。
【0050】ステップ2:次に制御部600は、対象マ
クロブロックに対応した画像Aのフレーム間予測符号化
において参照された参照フレームを求めるとともに、こ
の参照フレーム内において対象マクロブロックのフレー
ム間予測符号化のために参照された参照マクロブロック
の位置を動きベクトルマップ702から求める。
【0051】ステップ3:次に制御部600は、上記参
照フレームに対応した合成画像のフレームを求め、この
合成画像のフレーム内において参照マクロブロックに対
応した画像(表1中の“参照マクロブロックに対応した
合成画像”)が画像Aであるか、画像Bであるか、画像
Aと画像Bの合成画像であるかを当該合成画像のフレー
ムに対応した合成結果マップから求める。
【0052】ステップ4:次に、ステップ1および3の
判定結果に基づいて、対象マクロブロクに対応した合成
画像の符号化データの取得方法を決定する。例えば対象
マクロブロックに対応した合成画像が画像Aであり、参
照マクロブロックに対応した合成画像が画像Aである場
合、制御部600は、画像Aの符号化データのうち当該
対象マクロブロックに対応したものをそのまま合成画像
の符号化データとして流用する取得方法を選択する。
【0053】また、対象マクロブロックに対応した合成
画像が画像Aであり、参照マクロブロックに対応した合
成画像が画像Bである場合、制御部600は、対象マク
ロブロックに対応した合成画像の画像データのフレーム
内符号化を行う取得方法を選択する。
【0054】また、対象マクロブロックに対応した合成
画像が画像Aであり、参照マクロブロックに対応した合
成画像が画像Aと画像Bの合成画像である場合、2つの
選択枝がある。その1つの選択枝は、画像Aの符号化デ
ータから得られた動きベクトルのうち対象マクロブロッ
クに対応したものを用いて動き補償を行い、対象マクロ
ブロックに対応した合成画像の画像データのフレーム間
差分符号化を行う取得方法である。もう1つの選択枝
は、対象マクロブロックに対応した合成画像の画像デー
タのフレーム内符号化を行う取得方法である。このよ
うに複数の選択枝がある場合、制御部600は、各選択
枝を選択した場合において得られるであろう符号化デー
タの符号量を推定し、符号量の最も少なくなる選択枝を
選択する。以上、表1に挙げられた9通りの場合のうち
最初の3通りの場合について制御部600が行う具体的
判断を示したが、他の場合の判断は表1に示す通りであ
る。
【0055】<対象マクロブロックに対応した画像Aの
符号化データがフレーム間双方向予測符号化データであ
る場合>対象マクロブロックに対応した画像Aの符号化
データがフレーム間双方向予測符号化データである場
合、制御部600は、その対象マクロブロックに対応し
た合成画像の画像データの符号化データの取得方法を下
記表2〜表8に従って決定する。
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0063】具体的には、制御部600は、次のように
して対象マクロブロックに対応した合成画像の符号化デ
ータの取得方法を決定する。
【0064】ステップ1:まず、制御部600は、対象
マクロブロックに対応した合成画像が画像Aであるか、
画像Bであるか、画像Aと画像Bの合成画像であるのか
を合成結果マップ701から求める。
【0065】ステップ2:次に制御部600は、対象マ
クロブロックに対応した画像Aのフレーム間順方向予測
符号化において参照された順方向予測用参照フレームを
求めるとともに、この順方向予測用参照フレーム内にお
いて対象マクロブロックのフレーム間順方向予測符号化
のために参照された順方向予測用参照マクロブロックの
位置を動きベクトルマップ702から求める。
【0066】ステップ3:次に制御部600は、上記順
方向予測用参照フレームに対応した合成画像のフレーム
を求め、この合成画像のフレーム内において順方向予測
用参照マクロブロックに対応した画像(表1〜表8中の
“順方向予測用参照マクロブロックに対応した合成画
像”)が画像Aであるか、画像Bであるか、画像Aと画
像Bの合成画像であるかを当該合成画像のフレームに対
応した合成結果マップから求める。
【0067】ステップ4:次に制御部600は、対象マ
クロブロックに対応した画像Aのフレーム間逆方向予測
符号化において参照された逆方向予測用参照フレームを
求めるとともに、この逆方向予測用参照フレーム内にお
いて対象マクロブロックのフレーム間逆方向予測符号化
のために参照された逆方向予測用参照マクロブロックの
位置を動きベクトルマップ702から求める。
【0068】ステップ5:次に制御部600は、上記参
照フレームに対応した合成画像のフレームを求め、この
合成画像のフレーム内において逆方向予測用参照マクロ
ブロックに対応した画像(表1〜表8中の“逆方向予測
用参照マクロブロックに対応した合成画像”)が画像A
であるか、画像Bであるか、画像Aと画像Bの合成画像
であるかを当該合成画像のフレームに対応した合成結果
マップから求める。
【0069】ステップ6:次に、ステップ1、3および
5の判定結果に基づき、表2〜8に従い、対象マクロブ
ロックに対応した合成画像の符号化データの取得方法を
決定する。
【0070】制御部600は、以上のようにして対象マ
クロブロックに対応した合成画像の符号化データの取得
方法を決定すると、その取得方法に従って符号化データ
を取得するための制御を行う。
【0071】まず、制御部600は、対象マクロブロッ
クに対応した合成画像の符号化データの取得方法として
取得方法を選択した場合、第1復号部100のバッフ
ァ101に格納されている当該対象マクロブロックに対
応した画像Aの符号化データを併合部500に取り込む
ための併合制御情報を併合部500に送る。これにより
併合部500は、該当する符号化データをバッファ10
1から読み出し、当該対象マクロブロックに対応した合
成画像の符号化データとして取り込む。
【0072】次に、制御部600は、対象マクロブロッ
クに対応した合成画像の符号化データの取得方法として
取得方法を選択した場合、対象マクロブロックに対応
した合成画像のフレーム間差分符号化において参照すべ
き参照フレームを指定する情報と、フレーム間差分符号
化に使用する動きベクトルとを符号化部400に供給
し、フレーム間差分符号化を行わせる。そして、このフ
レーム間差分符号化により得られる符号化データを併合
部500に取り込むための併合制御情報を併合部500
に送る。これにより併合部500は、該当する符号化デ
ータを符号化部400から取り込む。
【0073】次に、制御部600は、対象マクロブロッ
クに対応した合成画像の符号化データの取得方法として
取得方法を選択した場合、対象マクロブロックに対応
した合成画像のフレーム内符号化を符号化部400に指
示する。そして、このフレーム内符号化により得られる
符号化データを併合部500に取り込むための併合制御
情報を併合部500に送る。これにより併合部500
は、該当する符号化データを符号化部400から取り込
む。以上が制御部600の機能の詳細である。
【0074】本実施形態によれば、画像Aの符号化デー
タと画像Bの符号化データが各々第1復号部100およ
び第2復号部200によって復号され、これにより得ら
れる画像Aの画像データと画像Bの画像データが画像合
成部300によって合成される。この合成の際に、合成
結果情報が画像合成部300から制御部600に送ら
れ、制御部600により合成結果マップ701および動
きベクトルマップ702が生成される。そして、これら
の各マップを参照することにより、合成画像のフレーム
中の各マクロブロックに対応した符号化データの取得方
法が制御部600によって各マクロブロック毎に選択さ
れる。すなわち、画像Aの符号化データのうち当該マク
ロブロックに対応したものをそのまま合成画像の符号化
データとして流用するか、画像Aの符号化データのうち
当該マクロブロックに対応したものから得られた動きベ
クトルを用いて、当該マクロブロックに対応した合成画
像の画像データのフレーム間差分符号化を行うか、当該
マクロブロックに対応した合成画像の画像データのフレ
ーム内符号化を行うかが選択されるのである。そして、
制御部600による制御の下、この選択された方法に従
って、合成画像のフレーム中の各マクロブロックに対応
した符号化データが取得され、併合部500によって併
合される。
【0075】以上のように、本実施形態によれば、元の
画像Aの符号化データのうち流用可能なものを流用して
合成画像の符号化データを生成するので、流用部分につ
いては符号化処理を省略し、演算量を低減することがで
きる。
【0076】また、本実施形態によれば、符号化データ
を流用できない合成領域について、画像Aの符号化デー
タの動きベクトルを流用可能な部分については、この動
きベクトルを用いて、動き補償を伴ったフレーム間差分
符号化を行い、他の部分についてはフレーム内符号化を
行うので、演算量の大きな動き予測を行わないで合成画
像の符号化データを生成することができる。
【0077】なお、以上説明した実施形態では、MPE
G2に準拠した2種類の符号化データから合成画像の符
号化データを生成する場合を例に挙げたが、本発明は、
MPEG1、MPEG4などの他の規格に準拠した符号
化データから合成画像の符号化データを生成する場合に
も適用可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、動画像の符号化データを用いて、その動画像に他の
画像が合成された合成画像の符号化データを生成する際
に、元の動画像の符号化データ中のデータのうち合成画
像の符号化データとして流用可能なものを流用すること
ができるので、少ない演算量で安価に合成画像の符号化
データを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態である画像合成装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における合成結果マップを示す図
である。
【図3】 同実施形態における動きベクトルマップを示
す図である。
【図4】 同実施形態における各マクロブロックに対応
した合成画像の符号化データの取得方法を説明する図で
ある。
【記号の説明】
100……第1復号部、200……第2復号部、300
……画像合成部、400……符号化部、500……併合
部、600……制御部、700……メモリ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内符号化アルゴリズムと動き補
    償を伴ったフレーム間予測符号化アルゴリズムを含む符
    号化アルゴリズムにより符号化された一連のフレームの
    符号化データから各フレームに対応した第1の画像デー
    タを復号する復号過程と、 前記各フレームに対応した第1の画像データと第2の画
    像データとから各フレームに対応した第3の画像データ
    を合成する画像合成過程と、 各フレーム毎に、当該フレームを構成する各領域のうち
    当該領域に対応した符号化データがフレーム内符号化に
    より得られたものであり、かつ、当該領域に対応した前
    記第1の画像データと前記第3の画像データとが一致す
    る領域を非合成領域とし、当該フレームを構成する各領
    域のうち当該領域に対応した符号化データがフレーム間
    予測符号化により得られたものであり、当該領域に対応
    した前記第1の画像データと前記第3の画像データとが
    一致し、かつ、当該領域に対応した符号化データを得る
    ために参照された参照領域に対応した前記第1の画像デ
    ータと当該参照領域に対応した前記第3の画像データと
    が一致する領域を非合成領域とし、当該フレームを構成
    する他の領域を合成領域とする区分け過程と、 前記画像合成過程により得られた第3の画像データのう
    ち前記合成領域に対応したものを符号化する符号化過程
    と、 前記各フレームの符号化データのうち前記非合成領域に
    対応したものと前記符号化過程において得られた前記合
    成領域に対応した符号化データとを併合することにより
    前記第3の画像データに対応した符号化データを生成す
    る併合過程とを具備することを特徴とする画像合成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記符号化過程では、前記合成領域に対
    応した第3の画像データから、フレーム内符号化または
    当該合成領域に対応した元の符号化データに含まれてい
    る動きベクトルを用いた動き補償を伴うフレーム間差分
    符号化により符号化データを生成することを特徴とする
    請求項1に記載の画像合成方法。
  3. 【請求項3】 複数種類の符号化方法の各々について、
    当該符号化方法により前記合成領域に対応した第3の画
    像データの符号化を行ったときに得られる符号化データ
    の符号量を算出し、最も符号量が少なくなる符号化方法
    を選択する符号化方法選択過程を具備することを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像合成方法。
  4. 【請求項4】 フレーム内符号化アルゴリズムと動き補
    償を伴ったフレーム間予測符号化アルゴリズムを含む符
    号化アルゴリズムにより符号化された一連のフレームの
    符号化データから各フレームに対応した第1の画像デー
    タを復号する復号部と、 前記各フレームに対応した第1の画像データと第2の画
    像データとから各フレームに対応した第3の画像データ
    を合成する画像合成部と、 各フレーム毎に、当該フレームを構成する各領域のうち
    当該領域に対応した符号化データがフレーム内予測符号
    化により得られたものであり、かつ、当該領域に対応し
    た前記第1の画像データと前記第3の画像データとが一
    致する領域を非合成領域とし、当該フレームを構成する
    各領域のうち当該領域に対応した符号化データがフレー
    ム間符号化により得られたものであり、当該領域に対応
    した前記第1の画像データと前記第3の画像データとが
    一致し、かつ、当該領域に対応した符号化データを得る
    ために参照された参照領域に対応した前記第1の画像デ
    ータと当該参照領域に対応した前記第3の画像データと
    が一致する領域を非合成領域とし、当該フレームを構成
    する他の領域を合成領域とする区分け手段と、 前記画像合成過程により得られた第3の画像データのう
    ち前記合成領域に対応したものを符号化する符号化部
    と、 前記各フレームの符号化データのうち前記非合成領域に
    対応したものと前記符号化過程において得られた前記合
    成領域に対応した符号化データとを併合することにより
    前記第3の画像データに対応した符号化データを生成す
    る併合部とを具備することを特徴とする画像合成装置。
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