JP2002107136A - ステージ装置、測定方法、及び電子ビーム露光装置 - Google Patents
ステージ装置、測定方法、及び電子ビーム露光装置Info
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- JP2002107136A JP2002107136A JP2000297488A JP2000297488A JP2002107136A JP 2002107136 A JP2002107136 A JP 2002107136A JP 2000297488 A JP2000297488 A JP 2000297488A JP 2000297488 A JP2000297488 A JP 2000297488A JP 2002107136 A JP2002107136 A JP 2002107136A
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Abstract
ズ等の存在を容易に検出できるステージ装置を提供す
る。 【解決手段】 ステージの側面に複数のレーザ光を照射
し、複数のレーザ光の反射光に基づいてステージの傾き
を検出し、ステージが移動した位置におけるステージの
傾きに基づいてステージが平準に移動しているか否かを
検出する。平準に移動していない場所を検出することに
より、ステージが移動する領域における異物やキズ等の
存在を検出する。本発明によれば、ウェハに試露光する
ことなく、ステージが移動する面上における異物やキズ
等の存在を検出することが可能となる。
Description
定方法、及び電子ビーム露光装置に関する。特に、ステ
ージの姿勢を検出することのできるステージ装置、測定
方法、及び電子ビーム露光装置に関する。
ージ装置は、ステージ移動領域にある異物等の検出は、
実際にウェハを露光した結果により判断していた。つま
り、ウェハにパターンを露光し、期待される露光結果と
の差によってステージ移動領域にある異物を検出してい
た。
では、実際に露光してみる必要があり、無駄が生じる。
また、異物の位置を特定することが困難であった。さら
に、真空中に配置されたステージにおいては、異物の捜
索が不可能であった。
に、本発明の第1の形態においては、所定の平面を移動
するステージの位置情報を検出する手段を有するステー
ジ装置であって、ステージを移動させるステージ駆動部
と、ステージと前記所定の平面とのなす角度を算出する
角度算出部とを備えることを特徴とするステージ装置を
提供する。
動範囲における、角度の変化量に基づいて、ステージが
平準に移動しているか否かを判定する判定部を、さらに
備えてもよい。また、角度算出部は、ステージに、所定
の平面と略垂直な方向の位置が異なる2つのレーザ光を
含む、複数のレーザ光を照射するレーザ光照射部を有
し、角度算出部は、ステージにおいて反射した複数のレ
ーザ光の反射光に基づいて角度を算出してもよい。
基づいて複数のレーザ光の光路長を算出し、光路長のそ
れぞれの差分に基づいて角度を算出してもよい。また、
ステージは、所定の平面と略垂直なミラーを有し、レー
ザ光照射部は、ミラーに複数のレーザ光を照射し、角度
算出部は、ミラーにおいて反射した複数のレーザ光の反
射光に基づいて角度を算出してもよい。また、判定部
が、ステージが平準に移動していないと判定した、ステ
ージの位置情報を記憶する手段を備えてもよい。
するステージが、平準に移動しているか否かを測定する
測定方法であって、ステージを移動させるステージ駆動
段階と、ステージと所定の平面とのなす角度を検出する
角度算出段階とを備えることを特徴とする測定方法を提
供する。
ウェハを露光する電子ビーム露光装置であって、電子ビ
ームをウェハに照射する電子銃と、電子ビームを偏向さ
せる偏向器と、ウェハを載置し、所定の平面を移動する
ステージと、ステージを移動させるステージ駆動部と、
所定の平面とステージとのなす角度を算出する角度算出
部とを備えることを特徴とする電子ビーム露光装置を提
供する。
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又、発明となりうる。
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
ム処理装置である電子ビーム露光装置100の一例を示
す。電子ビーム露光装置100は、電子ビームによりウ
ェハ64に所定の露光処理を施すための露光部150
と、露光部150の各構成の動作を制御する制御系14
0を備える。
電子ビームを照射する電子ビーム照射系110と、電子
ビーム照射系110から照射された電子ビームを、ウェ
ハ64に照射するか否かを制御するショット制御系11
2と、電子ビームをステージ板300に載置されたウェ
ハ64の所定の領域に偏向するとともに、ウェハ64に
転写されるパターンの像のサイズを調整するウェハ用投
影系114を含む電子光学系を備える。
発生させる電子銃12による、電子ビームの焦点位置を
定める第1電子レンズ14と、電子ビームを通過させる
矩形形状の開口(スリット)が形成されたスリット部1
6とを有する。電子銃12は、安定した電子ビームを発
生させるのに所定の時間がかかるので、電子銃12は、
露光処理期間において常に電子ビームを発生してもよ
い。図1において、電子ビーム照射系110から照射さ
れた電子ビームが、電子光学系により偏向されない場合
の電子ビームの光軸を、一点鎖線Aで表現する。
極18と、ラウンドアパーチャ部20とを有する。ラウ
ンドアパーチャ部20は、円形の開口(ラウンドアパー
チャ)を有する。ブランキング電極18は、電子ビーム
を高速に同期してオン/オフすることができ、具体的に
は、電子ビームをラウンドアパーチャの外側に当たるよ
うに偏向する機能を有する。すなわち、ブランキング電
極18は、電子ビームの進行方向に対してラウンドアパ
ーチャ部20から下流に電子ビームが進行することを防
ぐことができる。電子銃12は、露光処理期間において
常に電子ビームを照射するので、ブランキング電極18
は、ウェハ64に転写するパターンを変更するとき、更
には、パターンを露光するウェハ64の領域を変更する
ときに、ラウンドアパーチャ部20から下流に電子ビー
ムが進行しないように電子ビームを偏向することが望ま
しい。
22と、第3電子レンズ24と、主偏向器26と、副偏
向器28とを有する。第2電子レンズ22は、スリット
部16で形成されたパターンに対する、ウェハ64に転
写されるパターン像の縮小率を調整する。第3電子レン
ズ24は、対物レンズとして機能する。主偏向器28及
び副偏向器30は、ウェハ64上の所定の領域に電子ビ
ームが照射されるように、電子ビームを偏向する。本実
施形態では、主偏向器28は、1ショットの電子ビーム
で照射可能な領域(ショット領域)を複数含むサブフィ
ールド間で電子ビームを偏向するために用いられ、副偏
向器30は、サブフィールドにおけるショット領域間の
偏向のために用いられる。
を移動するステージ310の移動情報を検出する手段を
持つステージ装置300を有する。ステージ装置300
は、ステージ310を所定の平面316上で移動させる
ステージ駆動部312と、ステージと所定の平面316
とのなす角度を検出する角度算出部314を有する。パ
ターンが露光されるべきウェハ64は、ステージ310
に載置される。
向制御部132と、電子レンズ制御部134と、ウェハ
ステージ制御部136とを有する。統括制御部130
は、例えばワークステーションであって、個別制御部1
20に含まれる各制御部を統括制御する。偏向制御部1
32は、ブランキング電極18、主偏向器56、及び副
偏向器58を制御する。電子レンズ制御部134は、第
1電子レンズ14、第2電子レンズ22及び第3電子レ
ンズ24に供給する電流を制御する。ウェハステージ制
御部136は、ステージ装置300のステージ駆動部3
12により、ステージ310を所定の位置に移動させ
る。
0の動作について説明する。ステージ310上には、露
光処理が施されるウェハ64が載置されている。ウェハ
ステージ制御部136は、ステージ装置300のステー
ジ駆動部312によりステージ310を移動させて、ウ
ェハ64の露光されるべき領域が光軸A近傍に位置する
ようにする。また、電子銃12は、露光処理期間におい
て常に電子ビームを照射するので、露光の開始前におい
て、スリット部16の開口を通過した電子ビームがウェ
ハ64に照射されないように、偏向制御部132が、ブ
ランキング電極18を制御する。
114が調整された後、偏向制御部132が、ブランキ
ング電極18による電子ビームの偏向を停止する。これ
により、以下に示すように、電子ビームはウェハ64に
照射される。電子銃12が電子ビームを生成し、第1電
子レンズ14が電子ビームの焦点位置を調整して、スリ
ット部16に照射させる。スリット部16の開口を通過
した電子ビームは、矩形の断面形状を有している。
ームは、ラウンドアパーチャ部20に含まれるラウンド
アパーチャを通過し、第2電子レンズ22により、パタ
ーン像の縮小率が調整される。それから、電子ビーム
は、主偏向器26及び副偏向器30により、ウェハ64
上の所定のショット領域に照射されるように偏向され
る。本実施形態では、主偏向器26が、ショット領域を
複数含むサブフィールド間で電子ビームを偏向し、副偏
向器28が、サブフィールドにおけるショット領域間で
電子ビームを偏向する。所定のショット領域に偏向され
た電子ビームは、第3電子レンズ24によって調整され
て、ウェハ64に照射される。
132が、電子ビームがウェハ64を照射しないよう
に、ブランキング電極18を制御して、電子ビームを偏
向させる。以上のプロセスにより、ウェハ64上の所定
のショット領域に、パターンが露光される。次のショッ
ト領域に、パターンを露光するために、副偏向器28
は、パターン像が、次のショット領域に露光されるよう
に電界を調整する。この後、上記と同様に当該ショット
領域にパターンを露光する。サブフィールド内の露光す
べきショット領域のすべてにパターンを露光した後に、
主偏向器26は、次のサブフィールドにパターンを露光
できるように磁界を調整する。電子ビーム露光装置10
0は、この露光処理を、繰り返し実行することによっ
て、所望の回路パターンを、ウェハ64に露光すること
ができる。
子ビーム露光装置100は、可変矩形を用いた電子ビー
ム露光装置であってもよく、また、ブランキング・アパ
ーチャ・アレイ(BAA)・デバイスを用いた電子ビー
ム露光装置であってもよい。
を示す。ステージ装置300は、ステージ駆動部31
2、ステージ310、角度算出部314、判定部32
2、及び記憶部324を有する。ステージ駆動部312
は、制御系140のウェハステージ制御部136から制
御信号を受け取り、ステージ310を移動させる。角度
算出部314は、ステージ310と、ステージが駆動す
べき所定の平面である平面316(図1参照)とのなす
角度θ1を算出する。判定部322は、算出した角度θ
1に基づいて、ステージが平準に移動しているか否かを
判定する。記憶部324は、判定部322が判定した、
ステージが平準に移動していない場所を記憶する。
ステージ駆動部312は、車輪を駆動させる発動機であ
ってよい。角度算出部314は、例えばレーザ干渉計で
あって、ステージ310に所定の平面316と略垂直な
方向の位置が異なる2つのレーザ光を含む、複数のレー
ザ光を照射するレーザ光照射部を有し、ステージ310
において反射した複数のレーザ光の反射光に基づいて角
度θ1を算出してもよい。この場合、角度算出部314
は、複数のレーザ光の反射光に基づいて、複数のレーザ
光の光路長を算出し、複数のレーザ光の反射光のそれぞ
れの光路長の差分に基づいて角度θ1を算出してよい。
判定部322は、ステージ310の所定の移動範囲にお
ける、角度θ1の変化量にもとづいて、ステージ310
が平準に移動しているか否かを判定する。
す。ステージ装置300は、図2に関連して説明したス
テージ装置300と同一又は同様の機能及び構成を有す
る。ステージ300は側面にミラー72を有し、角度検
出部314は、ステージ310に所定の平面316と略
垂直な方向の位置が異なる2つのレーザ光318a及び
318bを照射するレーザ光照射部(図示せず)を有す
る。また、角度検出部314は、ステージ310のミラ
ー72において反射した2つのレーザ光の反射光320
a及び320bの光路長差に基づいて角度θ1を算出す
る。
ジ310の側面にレーザ光を照射する。ステージ310
に照射されたレーザ光は、ステージ310の側面に設け
られたミラー72において反射される。角度算出部31
4は、反射光320aと反射光320bとの光路長差に
基づいて、所定の平面316とステージ310のなす角
度θ1を算出する。角度算出部314は、例えば反射光
320a及び320bの位相、強度等に基づいてそれぞ
れの反射光の光路長を算出してよい。
されるステージの側面と所定の平面316とが垂直であ
る場合、レーザ光照射部が照射する2つのレーザ光の光
路長は同じである。すなわち、角度算出部314は、θ
1=0を算出する。ステージ駆動部312がステージ3
10を移動させ、ステージ310が移動した位置で、例
えばステージ310の移動面に存在する異物やキズ等に
より傾いた場合、ミラー72で反射するレーザ光の光路
長が変化する。角度算出部314は、変化したレーザ光
の光路長に基づいてステージ310の傾き、すなわちス
テージ310と所定の平面316とがなす角度θ1を算
出する。
ある。ステージ310と所定の平面316とのなす角度
をθ1とする。角度算出部314から照射されたレーザ
光318a及びレーザ光318bは、ステージ310の
側面に設けられたミラー72で反射される。ステージ3
10の側面は、ほぼθ1と同じ傾きを有するので、レー
ザ光318aと反射光318bとがステージ310の側
面に到達するまでの光路長には差が生じる。また、ステ
ージ310の側面において反射される反射光320aと
レーザ光320bとが角度検出部314に到達するまで
の光路長にも差が生じる。角度算出部314は、この光
路長差に基づいてθ1を算出する。
0a及び反射光320bの位相差、強度差によってθ1
を算出するのが好ましい。また、角度算出部314は、
レーザ光318a及びレーザ光318bの照射位置と、
反射光320a及び反射光320bの受光位置との距離
L1及びL2に基づいて、角度θ1を算出してよい。本
例においては、角度算出部314は2本のレーザ光の反
射光によって、ステージ310の傾きθ1を算出する。
他の例においては、3本以上のレーザ光をステージ31
0に照射し、当該レーザ光による反射光に基づいてステ
ージ310の傾きθ1を算出してよい。角度算出部31
4は、ミラー72における所定の平面と略垂直な方向に
おいて異なる位置に照射される2つのレーザ光を含む複
数のレーザ光を照射するレーザ光照射部を有し、ステー
ジ310のミラー72において反射した当該複数のレー
ザ光の反射光に基づいて角度θ1を算出してよい。
0の異なる複数の側面にレーザ光を照射して、ステージ
310の傾きを検出してよい。この場合、ステージ31
0は当該レーザ光が照射される複数の側面にそれぞれミ
ラーを有することが好ましい。また、角度検出部314
は、隣接する2つの側面を含む複数の側面にレーザ光を
照射して、ステージ310の傾きを検出することが好ま
しい。ステージ310は、所定の平面316と略垂直な
ミラーを有し、角度算出部314のレーザ光照射部は、
当該ミラーに複数のレーザ光を照射し、角度算出部31
4は、当該ミラーにおいて反射した複数のレーザ光の反
射光に基づいて、ステージ310と所定の平面316と
のなす角度を算出することが好ましい。すなわち、ステ
ージ310は、レーザ光が照射される側面にミラーを有
し、角度算出部314は、当該ミラーからの反射光に基
づいて当該角度を算出する。この場合、当該ミラーは、
所定の平面316と略垂直な面に反射面を有する。
テージ310と所定の平面316とのなす角度の一例を
示す。図5(a)に示すグラフにおいて、横軸はステー
ジの移動距離を示し、縦軸は角度算出部314によって
検出されるステージ310と所定の平面316とのなす
角度を示す。本例において、レーザ光が照射されるステ
ージ310の側面又はミラー72と、所定の平面316
とのなす角度は、ステージ310が移動する方向に対し
て一定ではない場合を示す。例えば、ステージ310が
移動するに従い、ステージ310の側面又はミラー72
と、所定の平面316とのなす角度は、ほぼ一定の割合
で増加する場合を示す。例えば、図5(b)に示すステ
ージ310がX方向に移動し、角度算出部314(b)
から照射されるレーザ光を反射するステージ310の側
面又はミラー72bの傾きが、レーザ光が照射される場
所によって異なる場合、角度算出部314(b)は、ス
テージ310が移動するに従い、当該側面又はミラー7
2bの傾きに応じて異なる角度を検出する。その結果、
図5(a)に示すような変化を示す。
X0、X1、X2、X3とし、そのとき角度算出部31
4(b)が算出する角度をそれぞれθ0、θ1、θ2、
θ3とする。X0、X1、X2、X3は、それぞれ等距
離間隔である。ステージ駆動部312がステージ310
を等距離移動させる毎に角度算出部314(b)が算出
する角度の変化量θ1−θ0、θ2−θ1、θ3−θ2
を算出し、それぞれが所定の範囲にあるかを判定する。
所定の範囲に無い場合、ステージ314(b)が平準に
移動していないと判定する。判定部322(図2参照)
は、ステージ310の所定の移動範囲における、角度の
変化量に基づいて、ステージ310が平準に移動してい
るか否かを判定する。本例において、判定部は、X2移
動した場所で、ステージ310が平準に移動していない
と判定する。つまりステージ310がX2移動した場所
に、異物やキズ等が存在すると判定することができる。
場合に、角度算出部314(a)及び角度算出部314
(b)が算出する角度の変化量に基づいてステージ31
0が平準に移動しているか否かを判定してもよい。ま
た、ステージ310がY方向に移動する場合も、上述し
たX方向に移動する場合と同様に、ステージ310が平
準に移動しているか否かを判定する。また、図5(b)
に示すように、ステージ310の複数の側面にレーザ光
を照射し、ステージ310の傾きを算出することによ
り、ステージ310のどの位置において異物やキズ等が
存在するかを検出することが可能となる。また、ステー
ジ310の複数の側面にレーザ光を照射し、角度算出部
314(a)及び角度算出部314(b)が算出するス
テージ310の傾きに基づいて、ステージ310が踏ん
だ異物の大きさを算出することができる。また、ステー
ジ装置300は、判定部が、ステージ310が平準に移
動していないと判定したステージ310の位置情報を記
憶する手段を備えてもよい。
2が記憶した位置情報に基づいて、電子ビームがウェハ
上を照射する位置を調整してよい。すなわち、制御系1
40は、記憶部322が記憶した位置情報に基づいて、
電子ビームの偏向、電子ビームの露光位置、ステージ3
10の位置を制御してよい。
びステージ装置300によれば、ステージ310が平準
に移動していない場所を容易に検出することが可能とな
る。また、ステージ310が平準に移動していない場所
を記憶することにより、ウェハを露光する際に電子ビー
ムの露光箇所を補正することができる。また、ステージ
310が平準に移動していない場所を記憶することによ
り、ステージ310が平準に移動しない原因を特定し、
除去することが可能となる。例えば、ステージ310が
移動する領域にある異物の存在場所を特定し、除去する
ことが可能となる。また、本例においてはステージ31
0は車輪を有し、当該車輪を駆動させることにより、所
定の平面を移動した。他の例においては、ステージ31
0は車輪を有し、当該車輪はステージ310が移動する
べき平面上に設けられたガイドを挟む様に配置され、当
該車輪を駆動させることにより当該ガイドに沿ってステ
ージ310を移動させてもよい。この場合、角度検出部
314は、レーザ光の反射光に基づいてステージ310
の側面又はミラー72までの距離を検出し、検出した距
離に基づいてステージ310が平準に移動しているか否
かを判定してよい。つまり、当該反射光に基づいてガイ
ド上にある異物やキズ等を検出してよい。
フローチャートである。本発明に係る測定方法は、所定
の平面を移動するステージが、平準に移動しているか否
かを測定する。当該測定方法は、ステージを移動させる
ステージ駆動段階と、ステージと所定の平面とのなす角
度を算出する角度算出段階と、ステージが平準に移動し
ているか否かを判定する判定段階と、判定段階が判定し
た結果を記憶する記憶段階とを備える。
ジを移動させる(S100)。ステージ駆動段階は、図
1から図5に関連して説明したステージ駆動部312を
用いてステージを移動させてよい。また、ステージ駆動
段階は、所定の移動距離に基づいてステージを移動させ
てよい。次に、角度算出段階は、ステージと所定の平面
とのなす角度を算出する(S102)。角度算出段階
は、ステージの側面にレーザ光を照射し、当該レーザ光
によるステージの側面からの反射光に基づいて、ステー
ジと所定の平面とのなす角度を算出してよい。また、角
度算出段階は、図1から図5に関連して説明した角度検
出部314を用いてステージと所定の平面とのなす角度
を算出してよい。角度算出段階は、ステージ駆動段階が
ステージを移動させる所定の移動距離毎に、ステージと
所定の平面とのなす角度を算出してよい。次に、判定段
階は、角度算出段階が算出した角度に基づいて、ステー
ジが平準に移動しているか否かを判定する(S10
4)。判定段階は、図2から図5に関連して説明した判
定部322を用いて、ステージが平準に移動しているか
否かを判定してよい。判定段階は、ステージ駆動段階が
ステージを移動させる所定の移動距離毎に、ステージが
平準に移動しているか否かを判定してよい。次に、記憶
段階は、判定段階が判定した判定結果を記憶する(S1
06)。記憶段階は、判定段階がステージが平準に移動
していないと判定した場所を記憶してよい。記憶段階
は、図2から図5に関連して説明した記憶部324を用
いて判定結果を記憶してよい。次に、まだステージが移
動されるべき場所が残っている場合は、ステージ駆動段
階(S100)に戻り、ステージが移動されるべき場所
が残っていない場合は、当該測定方法を終了する。
が平準に移動していない場所を、容易に検出できる。ま
た、ステージが平準に移動していない場所を記憶するこ
とにより、例えば露光装置におけるステージにおいて、
電子ビームの露光位置を補正することができる。また、
ステージが平準に移動していない場所を記憶するので、
ステージが平準に移動しない原因を特定し、修正するこ
とができる。
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることが可能であることが当業者に明らか
である。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の
技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載
から明らかである。
よれば、ステージと所定の平面とのなす角度を容易に検
出することが可能となる。また、ステージと所定の平面
とのなす角度を検出することにより、ステージが平準に
移動しているか否かを判定し、異物等の存在を判定する
ことができる。
である電子ビーム露光装置100の一例を示す。
0と所定の平面316とのなす角度の一例を示す。
ートである。
ーチャ部 22・・・第2電子レンズ、24・・・第3電子レンズ 28・・・主偏向器、64・・・ウェハ 72・・・ミラー、100・・・電子ビーム露光装置 110・・・電子ビーム照射系、112・・・ショット
制御系 114・・・ウェハ用投影系、120・・・個別制御部 130・・・統括制御部、132・・・偏向制御部 134・・・電子レンズ制御部、136・・・ウェハス
テージ制御部 140・・・制御系、150・・・露光系 300・・・ステージ装置、310・・・ステージ 312・・・ステージ駆動部、314・・・角度算出部 316・・・所定の平面、322・・・判定部 324・・・記憶部
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の平面を移動するステージの位置情
報を検出する手段を有するステージ装置であって、 前記ステージを移動させるステージ駆動部と、 前記ステージと前記所定の平面とのなす角度を算出する
角度算出部とを備えることを特徴とするステージ装置。 - 【請求項2】 前記ステージの所定の移動範囲におけ
る、前記角度の変化量に基づいて、前記ステージが平準
に移動しているか否かを判定する判定部を、さらに備え
ることを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。 - 【請求項3】 前記角度算出部は、前記ステージに、前
記所定の平面と略垂直な方向の位置が異なる2つのレー
ザ光を含む、複数のレーザ光を照射するレーザ光照射部
を有し、 前記角度算出部は、前記ステージにおいて反射した前記
複数のレーザ光の反射光に基づいて前記角度を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のステージ装
置。 - 【請求項4】 前記角度算出部は、前記複数のレーザ光
の反射光に基づいて前記複数のレーザ光の光路長を算出
し、前記光路長のそれぞれの差分に基づいて前記角度を
算出することを特徴とする請求項3に記載のステージ装
置。 - 【請求項5】 前記ステージは、前記所定の平面と略垂
直なミラーを有し、 前記レーザ光照射部は、前記ミラーに前記複数のレーザ
光を照射し、 前記角度算出部は、前記ミラーにおいて反射した前記複
数のレーザ光の反射光に基づいて前記角度を算出するこ
とを特徴とする請求項3又は4に記載のステージ装置。 - 【請求項6】 前記判定部が、前記ステージが平準に移
動していないと判定した、前記ステージの位置情報を記
憶する手段を備えることを特徴とする請求項1から5の
いずれかに記載のステージ装置。 - 【請求項7】 所定の平面を移動するステージが、平準
に移動しているか否かを測定する測定方法であって、 前記ステージを移動させるステージ駆動段階と、 前記ステージと前記所定の平面とのなす角度を算出する
角度算出段階とを備えることを特徴とする測定方法。 - 【請求項8】 電子ビームによりウェハを露光する電子
ビーム露光装置であって、 前記電子ビームを前記ウェハに照射する電子銃と、 前記電子ビームを偏向させる偏向器と、 前記ウェハを載置し、所定の平面を移動するステージ
と、 前記ステージを移動させるステージ駆動部と、 前記所定の平面と前記ステージとのなす角度を算出する
角度算出部とを備えることを特徴とする電子ビーム露光
装置。
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