JP2002104582A - ボックス型パレット - Google Patents

ボックス型パレット

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JP2002104582A
JP2002104582A JP2000290961A JP2000290961A JP2002104582A JP 2002104582 A JP2002104582 A JP 2002104582A JP 2000290961 A JP2000290961 A JP 2000290961A JP 2000290961 A JP2000290961 A JP 2000290961A JP 2002104582 A JP2002104582 A JP 2002104582A
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Japan
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box
type pallet
pin
bottom cover
opening
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JP2000290961A
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Noriaki Aketsuka
徳明 明塚
Toraichiro Aramaki
虎一郎 荒巻
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HYUGA ENGINEERING KK
Toyota Industries Corp
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HYUGA ENGINEERING KK
Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底開閉式のボックス型パレットにおいて、底
蓋を閉塞位置にロックするロック機構の簡素化を図る。 【解決手段】 ボックス本体2の底部に観音開き式の2
枚の底蓋7,8を備えた底開閉式のボックス型パレット
1において、底蓋7,8が排出用開口を閉塞する閉塞位
置にあるとき、一方の底蓋の下面に設けたホイールブラ
ケット17に他方の底蓋の下面に係合してこれを支持す
る延出部17aを設ける。このことによって、両底蓋
7,8が、ホイールブラケット17の延出部17aを介
して互いに支え合う構成とする。また、底蓋7,8のう
ちの一方(後側)の底蓋8にピン22を設け、ボックス
本体2には、そのピン22に対して係脱可能なフック2
4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば穀物や飼
料、或いは木屑、鉄屑等の各種の物品を収容し、フォー
クリフト等でトラックの荷台等にその収容物を排出する
ことが可能な底開閉式のボックス型パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボックス型パレットは、
例えば特開平7−76401号公報に記載されている。
上記公報に記載のボックス型パレットは、ボックス本体
の下部(底部)に2枚の観音開き式の底蓋を備えてい
る。両底蓋には、その合わせ面の両側縁にそれぞれピン
が突設されており、そのピンがボックス本体の側面に設
けたフックに係合することによって、底蓋を閉塞位置
(排出用開口を閉塞する位置)にロック(保持)する構
成となっている。そして、ボックス本体の外側には、ロ
ック解除用の操作レバーが配設され、リンク機構を介し
てフックを解除操作できる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の公報
記載のボックス型パレットは、底蓋を閉塞位置に固定す
るためのロック機構を底蓋毎に備える構成である。従っ
て、ロック機構としての部品点数が多数となり、その結
果として、構造が複雑化し、それに伴い組付け作業も面
倒であるといった問題がある。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、底開閉
式のボックス型パレットにおいて、底蓋を閉塞位置に保
持するロック機構の簡素化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係るボックスパレットは、特許請求の範囲
の各請求項に記載の通りの構成を備えた。請求項1に記
載の発明においては、ボックス本体には、一方の底蓋に
設けた被係合部と係合することによって、該底蓋を閉塞
位置に支持する係合部に設けている。また、少なくとも
一方の底蓋には、排出用開口を閉塞する際に他方の底蓋
に係合してそれを閉塞位置に支持する支持部を設けてい
る。従って、請求項1に記載の発明によれば、ボックス
本体に対して底蓋を閉塞位置に保持するロック機構とし
ては、一方の底蓋をロックする構造で済むため、部品点
数が削減されて構造が簡素化されるとともに、組付け作
業も容易化される。
【0006】この場合において、ボックス本体に備えら
れる係合部については、請求項2に記載したように、取
付位置を調整することが可能な位置調整部を備えている
ことが好ましい。このような構成を採用したときは、位
置調整部を介して係合部の被係合部に対する相対位置を
調整することによって、適正な係合位置を確保或いは維
持できる。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、ボックス
本体に底蓋を回動可能に取り付けるとともに、その底蓋
の開き方向の回動動作に対してスプリングにて制動を加
えるようにしている。従って、請求項3の発明によれ
ば、排出用開口を開放する際に、底蓋の自由な回動動作
を制限して無用な動きを抑え、ストッパにて最大開度を
規制する場合に起こり得る衝撃を伴うことなく、或いは
減衰して底蓋を規定の開放位置に静止させることができ
る。
【0008】また、請求項4に記載の発明においては、
係合部から被係合部の離脱を操作する操作部は、ボック
ス本体の外方における異なる位置に配設された第1及び
第2の操作部から構成されている。この2つの操作部
は、好ましくはボックス本体の前面側と後面側或いは左
右の側面といったボックス本体の壁面を挟んで対向する
部位に配設される。更に第1及び第2の操作部は、リン
ク機構を介して係合部と連携される。従って、請求項4
に記載の発明によれば、第1又は第2の操作部を選択的
に操作することによって、底蓋をボックス本体におけ
る、例えば前側と後側との両方で開放することができる
といった便利さがある。
【0009】また、請求項5に記載したように、ボック
ス本体に設けられる係合部と、底蓋に設けられる被係合
部とは、フックとピンとによって構成されることが好ま
しい。その場合、請求項6に記載したように、ピンは、
前記底蓋に沿って配設された一本の通しピンによって構
成することが好ましく、そのときは、ピンの強度が確保
し易いとともに、部品点数を削減して組み付け性を向上
できる。また、請求項7に記載したように、ピンは回転
自在に取り付けられていることが好ましい。そのとき
は、フックとの係合、離脱動作が円滑化されるととも
に、局部的な摩耗を回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るボック
ス型パレットの全体を示す側面図であり、底蓋の開放状
態が実線で示されている。また、図2は同じく正面図で
あり、底蓋の閉塞状態が実線で示されている。図3は同
じく分解斜視図であり、便宜上、車輪の図示を省略して
いる。図4は底蓋の底面図である。
【0011】図1〜図3に示すように、ボックス型パレ
ット1は、四角形の箱形に形成されたボックス本体2を
主体に構成されている。ボックス本体2は上部には収納
物を受容可能な投入用開口3を有し、下部には収容物を
排出可能な排出用開口4(図3参照)を有する。そし
て、ボックス本体2の底部には、排出用開口4を開閉す
る外開き式でかつ観音開き式の2枚の底蓋7,8が備え
られている。また、ボックス本体2は4隅に支脚5を有
している。従って、地上に置かれた状態では、底蓋7,
8の下面が地上から支脚5の長さ相当分だけ浮上するよ
うになっている。更にボックス本体2の下部には、フォ
ークリフトのフォークF(図1の仮想線参照)を差し込
むことが可能なフォークポケット形成用の2本の角筒体
6が平行に配設されている。両角筒体6は前記排出用開
口4を横切って水平に延在されており、収容物の引っか
かりを防止するために、排出用開口4(ボックス本体2
内)を横切る部位の上面が山形に形成されている。な
お、以下の説明では、便宜上、フォークFの挿入方向を
前後方向、それに直交する方向を左右方向といい、フォ
ーク差し込み口側(図1の左側)を前側という。従っ
て、底蓋7,8については、一方を前側の底蓋7とい
い、他方を後側の底蓋8という。
【0012】前後の底蓋7,8は、排出用開口4を閉塞
する位置(図1に仮想線で示す位置、以下、閉塞位置と
いう)では、排出用開口4の中央部付近で突き合わせ状
に整合するよう配置されており、合わせ面側の反対側端
部がボックス本体2に対して個々に回動可能に支持され
ている。すなわち、底蓋7,8の一端には、複数個の取
付ブラケット9、10が固着されており、この取付ブラ
ケット9、10がボックス本体2の前後外面下部に固着
されたヒンジブラケット11に対してヒンジピン12に
より回動可能に支持されている。そして、底蓋7,8
は、通常時には後述するロック機構21によって閉塞位
置にロック(保持)されており、ロック機構21の解除
時には自重によって下向きに回動し、排出用開口4を開
放する位置(図1に実線で示す位置、以下、開放位置と
いう)へ移動される。なお、底蓋7,8は、方形状の平
板7a,8aと、平板7a,8a下面に固着された矩形
断面のフレーム7b,8bとによって形成されている。
【0013】図5はトーションスプリング14の取付状
態の説明図である。図示のように、各ヒンジピン12の
回りには、トーションスプリング14が配設されてい
る。トーションスプリング14は一端がボックス側に、
他端が底蓋側にそれぞれ掛止され、バネ力が底蓋7,8
に対して閉塞方向に作用するよう設定されている。この
ことによって、底蓋7,8の開放時にはその自重による
回動動作に制動が加えられ、開放動作の勢いが減衰され
るようになっている。
【0014】また、図1及び図4に示すように、前後の
底蓋7,8には、底蓋7,8を開放状態で地上へ降ろし
たときに、先行して着地することによって底蓋7,8を
閉塞方向へ回動させる主車輪15と補助車輪18とが備
えられている。主車輪15は底蓋7,8毎に、合わせ面
側(自由端側)の下面に複数(本実施に形態では二個ず
つ)配設され、補助車輪18は底蓋7,8毎に、一個ず
つ底蓋7,8の側面から外方へはみ出した位置に配設さ
れている。
【0015】図3に示すように、主車輪15を回転可能
に支持する車輪ホルダー16は、ホイールブラケット1
7を介して底蓋7,8の合わせ面側下面に取り付けられ
ている。そして、前側の底蓋7に固着されたホイールブ
ラケット17には、図7の断面図に示すように、後側の
底蓋8側に向かって延出する延出部17aが形成され、
また後側の底蓋8に固着されたホイールブラケット17
には、図6の断面図に示すように、前側の底蓋7側に向
かって延出する延出部17aが形成されている。それら
延出部17aは底蓋7,8が閉塞位置にあるとき、反対
側の底蓋7,8の下面に係合してこれを支持するように
なっている。すなわち、本実施の形態においては、前側
と後側の底蓋7,8は、閉塞位置では、ホイールブラケ
ット17に設けた延出部17aを介して互いに支え合う
構成となっており、この延出部17aが本発明でいう支
持部に対応する。
【0016】補助車輪18は、図1に示すように、底蓋
7,8が開放位置にあるとき、主車輪15よりも内側に
おいて先に接地可能となる位置に配設されている。な
お、補助車輪18は車輪ホルダー19によって回転可能
に支持されており、そして、一方の補助車輪18は、前
側の底蓋7の左側面に固着されたブラケット20に取り
付けられ、他方の補助車輪18は、後側の右側面に固着
された後述するピン受け23に取り付けられている。
【0017】次に、底蓋7,8を閉塞位置に固止するロ
ック機構21を説明する。ロック機構21は、一方(本
実施の形態では、後側)の底蓋8における左右の側面か
ら突設されたロック用のピン22と、ボックス本体2に
設けられてピン22に係脱可能な左右のフック24とを
主体に構成されている。このフック24が本発明でいう
係合部に対応し、ピン22が本発明でいう被係合部に対
応する。ピン22は底蓋8における合わせ面側のフレー
ム8b内を貫通して左右の外側面から突出する一本の通
しピンであって、左右の突出部22aがフレーム8bの
側面に固着された平面略U字形のピン受け23によって
それぞれ回転可能に支持されている。
【0018】一方、左右のフック24はボックス本体2
の左右外側面に縦向きに配置されており、ボックス本体
2に対して取付位置調整可能な位置調整部25を介して
取り付けられている。位置調整部25は、ボックス本体
2の左右の外側面に設けられた2本の縦枠2a間に横架
固定された支持板26と、その支持板26の下方におい
て縦枠2aに沿って上下動可能に配置された可動体27
とからなる。可動体27は回動操作可能な調整螺軸28
によって位置調整可能とされ、その調整螺軸28の両脇
に配置されたロック用のボルト29及びナット30によ
って調整位置に固定可能となっている。なお、調整螺軸
28は可動体27に回転可能にかつ軸方向固定状態で取
り付けられており、支持板26に対しては螺合されてい
る。
【0019】そして、フック24は、上端部が可動体2
7に押さえプレート27aを介してピン31により回動
可能に支持されて垂下されるとともに、可動体27を介
してピン22に対するフック部24aの係合位置(高さ
方向)が調整可能となっている。なお、フック24は図
示省略のロック用のスプリングによって係合方向に付勢
されている。従って、底蓋8の閉塞時にはピン22の突
出部22aがフック24の先端(下端)の傾斜面を押し
退けて通過後、フック部24aに自動的に係合、つまり
自動ロックする構成となっている。
【0020】また、ボックス本体2には、フック24に
対するピン22の係合を離脱する操作部を備えている。
操作部は、ボックス本体2の後面側に配置される手動用
の操作バー33と、ボックス本体2の前面側に配置さ
れ、例えばトラックにおける荷台のあおりA(図1の仮
想線参照)を外力付加手段として利用するプッシュバー
34との、二つの操作部を有し、それら両操作部はリン
ク機構35を介して前記フック24と連携されている。
操作バー33が本発明でいう第1の操作部に対応し、プ
ッシュバー34が本発明でいう第2の操作部に対応す
る。
【0021】リンク機構35は、ボックス本体2の左右
の外側面下部に配置された左右のリンクバー36と、ボ
ックス本体2の左右の外側面後部に配置された左右のリ
ンクレバー38とからなる。リンクバー36は、前後方
向に延びるとともに長手方向中間部がフック24にピン
37にて回動可能に連結されている。左右のリンクレバ
ー38は、長手方向中間部がピン39にて回動可能に取
り付けられるとともに、下端部がピン40にてリンクバ
ー36の後端に連結されている。そして、左右のリンク
レバー38の上端部間にボックス本体2の後外面を通っ
て延びる操作バー33が結合され、また、リンクバー3
6の前端部間にプッシュバー34が結合されている。従
って、操作バー33又はプッシュバー34を選択的に図
1の矢印方向へ押すことによって、リンク機構35を介
してフック24を回動させ、ピン22との係合を解除す
ることができる。
【0022】本実施の形態に係るボックス型パレット
は、上記のように構成されている。従って、地上(床
面)に置かれた通常時においては、前後の底蓋7,8
は、閉塞位置にあり、排出用開口4を閉塞している。こ
の位置では、前後の底蓋7,8は、その下面に係合する
ホイールブラケット17の延出部17aを介して相互に
支え合い、また左右のフック24がピン22の突出部2
2aに係合して、底蓋7,8を閉塞位置にロックしてい
る。また、主車輪15は地上に接地され、底蓋7,8に
作用する主たる荷重を支持している。
【0023】ボックス本体2内の収容物を、例えばトラ
ックの荷台に移し替えるときは、フォークリフトのフォ
ークFを角筒体6に差し込んで持ち上げるとともに、荷
台上へ移送後、フォークリフトをバックすることによっ
て、プッシュバー34を荷台のあおりA(図1の仮想線
参照)に突き当てると、プッシュバー34と共にリンク
バー36が押されてフック24のフック部24aがピン
22の突出部22aから離脱する。このため、底蓋7,
8のロックが解除されて前後の底蓋7,8が下方へ回動
し、排出用開口4が開放されることになる。従って、収
容物が荷台に排出される。
【0024】この底蓋7,8の開放動作時において、底
蓋7,8の回動支点に設けたトーションスプリング14
は、底蓋7,8の開放動作に対して制動を加え、開放動
作の勢いを減衰する。このことによって、底蓋7,8の
振り子運動は制限され、底蓋7,8は、その自重とトー
ションスプリング14のバネ力とが釣り合う位置で静止
する。このため、バネ力の大きさを調整することによっ
て、ストッパによる開度の設定を行うまでもなく、最大
開度を容易に設定することができ、またストッパによる
開度規制式に見受けられる衝撃及び騒音問題が解消され
る。
【0025】収容物の排出後において、ボックス型パレ
ット1は地上に降ろされる。このとき、先ず、補助車輪
18が地上に接地することで前後の底蓋7,8が押し上
げられ、次いで主車輪15が接地することで、底蓋7,
8が更に押し上げられて最終的には閉塞位置まで回動さ
れる。このとき、前述したように、前側のホイールブラ
ケット17の延出部17aが後側の底蓋8の下面に係合
し、後側のホイールブラケット17の延出部17aが前
側の底蓋7の下面に係合することによって互いに支え合
う。と同時に、ピン22の突出部22aがフック24を
押し退けて通過後、フック部24aに係合する。かくし
て、底蓋7,8は、閉塞位置に自動ロックされる。
【0026】すなわち、本実施の形態によれば、前後の
底蓋7,8が、ホイールブラケット17の延出部17a
を介して互いに支え合う構成としたことによって、一方
の底蓋8に関してのみロック機構21が備えられていれ
ばよいことになる。その結果、ロック機構21の部品点
数を削減することができる。
【0027】ところで、反復使用に伴う摩耗等で、ピン
22とフック部24aとの間に位置ズレが生ずる可能性
があるが、本実施の形態では、ボックス本体2にフック
24の位置調整部25を設け、ピン22に対するフック
部24aの位置調整を可能としたので、位置ズレの発生
に対する対処が可能、すなわち位置ズレを修正すること
ができる。なお、位置調整部25は、製作誤差等に伴う
組付け時のばらつきを吸収するという意味でも有効であ
る。
【0028】また、ピン22は一本の通しピンであり、
かつ突出部22aをU字形のピン受け23によって両端
支持の形で支持する構造としたので、組付け易く、強度
の確保が容易である。また、ピン22が回転する構造で
あるから、フック24との係合、離脱が円滑に行われる
とともに、局部的な摩耗を防止できる。また、ロック機
構21の解除操作用として二つの操作部、すなわち、操
作バー33と、プッシュバー34とを備えているので、
作業状況に応じて使い分けることができ、使い勝手のよ
い操作部を提供することができる。
【0029】なお、本発明は実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更が
可能である。例えば、ロック機構21は、後側の底蓋8
を対象に設定したが、前側であっても差し支えなく、要
するにいずれか一方に設定されていればよく、またロッ
ク形式についてもピン22とフック24の係脱式に限る
ものではない。また、ピン22をボックス本体2側に、
フック24を底蓋7,8側に設けてもよい。
【0030】また、本実施の形態では、前後の底蓋7,
8が、ホイールブラケット17の延出部17aを介して
互いに支え合う構成としたが、少なくともロック機構2
1によってロックされる側の底蓋が他方の底蓋を支持す
る構成であれば足りるものであって、その場合、支持部
はホイールブラケット17の延出部17a以外のもので
構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
底開閉式のボックス型パレットにおいて、底蓋を閉塞位
置にロックするロック機構の部品点数を削減できるた
め、構造が簡素化されるとともに、組付け作業も容易化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るボックス型パレットの全体
を示す側面図であり、底蓋の開放状態が実線で示されて
いる。
【図2】同じく正面図であり、底蓋の閉塞状態が実線で
示されている。
【図3】同じく分解斜視図である。
【図4】底蓋の底面図である。
【図5】トーションスプリングの取付状態の説明図であ
る。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】図1のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 ボックス型パレット 2 ボックス本体 3 投入用開口 4 排出用開口 7 前側の底蓋 8 後側の底蓋 14 トーションスプリング 15 主車輪 17 ホイールブラケット 17a 延出部(支持部) 18 補助車輪 21 ロック機構 22 ピン(被係合部) 24 フック(係合部) 24a フック部 25 位置調整部 33 操作バー(第1の操作部) 34 プッシュバー(第2の操作部) 35 リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒巻 虎一郎 愛知県安城市横山町下管池20番地1 有限 会社日向エンジニアリング内 Fターム(参考) 3E023 AA18 JA02 3E063 AA06 DA04 3E070 AA25 AB13 AB21 GA10 HA07 HB08 HC01 HD03 HE04 WH03 WJ06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部には投入用開口を有し、下部には排
    出用開口と、その排出用開口を開閉することが可能な2
    枚の底蓋とを有するボックス本体を主体に構成される底
    開閉式のボックス型パレットであって、 前記ボックス本体に設けられた係合部と、前記一方の底
    蓋に設けられるとともに前記係合部と離脱可能に係合し
    て該底蓋を閉塞位置に支持する被係合部とからなるロッ
    ク機構と、 前記係合部から被係合部の離脱を操作するロック解除用
    の操作部と、 少なくとも前記一方の底蓋に設けられ、前記排出用開口
    を閉塞する際に他方の底蓋に係合してそれを閉塞位置に
    支持する支持部と、を備えたボックス型パレット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のボックス型パレットで
    あって、前記係合部は、前記ボックス本体に対しての取
    付位置調整可能な位置調整部を有するボックス型パレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のボックス型パレットで
    あって、前記底蓋は、前記ボックス本体に回動可能に取
    り付けられた外開き式とされており、前記ボックス本体
    と前記底蓋との間には、前記底蓋の開き方向への回動に
    制動を加えるスプリングが配設されているボックス型パ
    レット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のボックス型パレットで
    あって、前記操作部は、ボックス本体の外方における異
    なる位置に配設された第1及び第2の操作部からなると
    ともに、前記第1及び第2の操作部は、リンク機構を介
    して前記係合部と連携されているボックス型パレット。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のボックス型パレットで
    あって、前記係合部と前記被係合部がフックとピンとに
    よって構成されるボックス型パレット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のボックス型パレットで
    あって、前記ピンは、前記底蓋に沿って配設された一本
    の通しピンであるボックス型パレット。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のボックス型パレ
    ットであって、前記ピンは、前記底蓋に回転可能とされ
    ているボックス型パレット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103318586A (zh) * 2013-06-17 2013-09-25 义乌市一清城市环境卫生管理有限公司 垃圾收集装置的底盖开合机构

Cited By (1)

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CN103318586A (zh) * 2013-06-17 2013-09-25 义乌市一清城市环境卫生管理有限公司 垃圾收集装置的底盖开合机构

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