JP2002098572A - 沈殿槽の汚泥の堆積量測定器 - Google Patents

沈殿槽の汚泥の堆積量測定器

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JP2002098572A
JP2002098572A JP2000293235A JP2000293235A JP2002098572A JP 2002098572 A JP2002098572 A JP 2002098572A JP 2000293235 A JP2000293235 A JP 2000293235A JP 2000293235 A JP2000293235 A JP 2000293235A JP 2002098572 A JP2002098572 A JP 2002098572A
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JP
Japan
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sludge
cylinder
cylinder body
rod
amount
Prior art date
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JP2000293235A
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Inventor
Masayuki Imamura
正行 今村
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】沈殿槽に堆積し、上層部がヘドロ状をなす比
較的軟らかな汚泥の堆積量を測定する測定器を提供す
る。 【解決手段】ロッド1に透明な合成樹脂よりなり、目盛
りを付した筒体2を位置調整可能に取付ける。筒体2の
底部に筒体底部を開閉する蓋手段3を設け、該蓋手段3
は筒体2を汚泥5の比較的軟らかな部分5bに押し込む
と開く一方、ロッド1と共に筒体2を引き上げると、蓋
手段3の自重及び筒体内に取り込んだ汚泥の自重により
閉じる。ロッド1を沈殿槽4の底部に達するまで汚泥5
に押し込むと、筒体内に汚泥5が取り込まれ、ロッド端
より筒体2までの距離をLとし、筒体内に取り込まれた
汚泥の量をlとすると、汚泥5の堆積量はL+lとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、排水等を処理する
ための水処理設備における沈殿槽の汚泥の堆積量を測定
する測定器に関する。
【0002】
【従来技術】沈殿槽の中には、汚泥を掻き集める排泥装
置を有し、該装置を定期的に或いは随時稼働して汚泥を
排泥箇所まで掻き集め、ついでバキュームポンプで排出
するようにしたものがあるが、排泥装置を有していない
ものもある。排泥装置を有しない沈殿槽では、汚泥があ
る程度溜まると、処理水を抜いたりポンプ等で除去した
のち、バキュームポンプで汚泥を排出するようにしてい
るが、こうした排泥作業を行うに当たっては、汚泥の堆
積量を把握することが必要となる。排泥装置を有する沈
殿槽においても、排泥装置の稼働を汚泥がある程度溜ま
った時点で行おうとする場合には、同様に汚泥の堆積量
を把握することが必要となる。
【0003】汚泥の堆積量は、処理水が澄んで、汚泥が
水面上より肉眼で観察できる場合は、目視による判断も
可能であるが、処理水が濁っていたり、着色されている
と、目視による判断が困難である。そこで従来は目盛り
の付いた棒を降ろして、棒が汚泥に当たったときの感触
から、そのときの水面に接する棒の目盛りを読取り、こ
れにより汚泥の堆積量を判断することが一部で行われて
いるが、汚泥は上層部がヘドロ状をなして軟らかい層を
なしていることが多く、棒では、こうした軟らかい層の
感触感が得られにくゝ、軟らかい層の堆積量の判断がで
きない。そのためこうしたヘドロ層を有する汚泥に対し
ては一般に円盤を目盛りのついたテープやロープで吊り
降ろし、円盤をヘドロ層に着床させて、水面に接するテ
ープやロープの目盛りを読み取ることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヘドロ層のような軟ら
かな汚泥に対しては、円盤を吊り下ろす場合でも、円盤
が汚泥内に沈み込みがちで、測定者の経験によって測定
値が大きく変わり、測定精度が悪くなる。
【0005】本発明は、少なくとも上層部が軟らかな層
をなす汚泥に対し、精度よく汚泥の堆積量を測定するこ
とができる測定器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1に係わる発明の測定器は、
汚泥に突き通される透明なサンプリング用の筒体と、該
筒体の底部に取付けられ、筒体の底部を開閉する蓋手段
とよりなることを特徴とする。
【0007】本発明の測定器を用いて測定を行うときに
は、筒体を筒体先端が槽底に当たるまで沈殿槽に押し込
む。
【0008】蓋手段の開閉は、蓋手段に例えばワイヤ
ー、ロープ、チェーン等(以下、単に「ワイヤー等」と
いう)を連結しておき、ワイヤー等を上げ下げする方
法、蓋手段を開閉するアクチュエイターを設け、該アク
チュエイターをリモートコントロールする方法、或いは
筒体を汚泥に押し込むと、蓋手段が持ち上げられるか、
又は上向きに駆動する一方、筒体を引き上げると、蓋手
段の自重及び筒体内に取り込まれた汚泥の重量により蓋
手段が降下するか、又は下向きに回動する方法等によっ
て行うことができ、蓋手段は筒体の押込みに先立って予
め開いておくか、或いは筒体の汚泥層への押込みに伴っ
て開かれる。
【0009】筒体を汚泥層に押込み、筒体先端が槽底に
当たったときの感触が得られると、筒体を引き上げる。
蓋手段は筒体先端が槽底に当たってから引き上げられる
までの間に閉じられるか、或いは筒体の引上げに伴って
閉じられる。筒体を引き上げると、筒体内に汚泥層の上
端から下端、すなわち槽底に至るまでの汚泥層がサンプ
リングされ、筒体内の汚泥層を計測することにより汚泥
の堆積量が測定される。
【0010】好ましい発明では、筒体に下端から目盛り
が付され、目盛りを読み取ることにより汚泥の堆積層を
測定することができる。
【0011】請求項2に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明において、汚泥に突き通れるロッドを設け、前記
筒体をロッドにロッド端より適当量離れた箇所に取付け
ることを特徴とする。
【0012】汚泥は、下層部が比較的硬く、しかも厚い
場合にはロッドの方が突き通し易い。また比較的硬い汚
泥は、流動性が悪く、筒体によるサンプリングが行い難
い。
【0013】本発明は、上層部がヘドロ層のように比較
的軟らかく、下層部が比較的硬い汚泥の堆積量を測定す
るのに特に有効で、筒体は比較的軟らかく、流動性に富
む上層部の汚泥のみをサンプリングすることができる。
この場合、汚泥の堆積量は、筒体にサンプリングされた
汚泥の計測値と、ロッド端から筒体先端までの距離の和
となる。
【0014】請求項3に係わる発明は、請求項2に係わ
る発明において、筒体をロッドに位置調整可能に取付け
ることを特徴とする。
【0015】本発明によると、汚泥によって、下層の比
較的硬い汚泥層が厚い場合には、筒体の取付位置を引上
げ、比較的硬い層が薄い場合には、筒体の取付位置を下
げることにより、上層の比較的軟らかい汚泥層のみをサ
ンプリングすることが確実に行えるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示す測定器は、ロッド1
と、該ロッド1に取付位置が調整可能に取付けられる透
明な合成樹脂製の筒体2と、筒体底部に取付けられ、筒
体底部を開閉する蓋手段3よりなっており、筒体2には
図示していないが、下端より目盛りが付してある。
【0017】図2〜図6に蓋手段3の具体例を示す。
【0018】すなわち図2に示す蓋手段は、筒体2の底
部に筒体2と直交して突設されるガイド6にスライド可
能に装着され、筒体2内に出入りして筒体2を開閉する
蓋7と、蓋端に突設されるフランジ7aと筒体2を連結
するバネ8と、蓋7を通してガイド6に差し込まれ、蓋
7を固定するピン9とよりなるもので、ピン9のアイ9
aに連結したワイヤーロープ10で図3に示すようにピ
ン9を蓋6より引き抜くと、バネ8の作用で蓋7が前進
して筒体2を閉じるようになっている。
【0019】図4に示す蓋手段は、筒体2底部の蓋装置
部11に設けられる、両開きに開閉するダンパー方式の
蓋12よりなるもので、筒体2を汚泥に押し込むと、蓋
12が汚泥により両開き状態で押し上げられ、筒体2を
引き上げると、蓋12の自重及び蓋上方に取り込まれた
汚泥の自重により蓋12が押し下げられ閉じるようにな
っている。
【0020】図5に示す蓋手段は、筒体2底部の蓋装置
部14内に設けられる栓方式の蓋15よりなるもので、
筒体2を下ろして汚泥をサンプリングするときには、蓋
15に連結されるワイヤーやロープ等16の操作により
蓋15を図5の状態にし、サンプリング後は、蓋15を
図6に示すように引き上げて筒体2を閉じるようになっ
ている。
【0021】図1に示すように、沈殿槽4に堆積され
た、下層の比較的硬い部分5aと、上層のヘドロのよう
な比較的軟らかい部分5bよりなる汚泥5の堆積量を測
定するときには、筒体下端とロッド端までの距離Lが比
較的硬い部分5aの厚みaより大となり、かつロッド下
端が沈殿槽底に達したとき、筒体2が比較的軟らかい部
分に差し込まれるように筒体2をロッド1に取付け、ロ
ッド上端を掴んで汚泥5にロッド下端が沈殿槽底に当た
るまで押し込む。これに伴い筒体2も蓋手段3が開いた
状態で汚泥上層の比較的軟らかい部分5bに差し込まれ
る。
【0022】ロッド下端が沈殿槽底部に当たったときの
感触が得られると、蓋手段3を閉じ、ロッド1を引き上
げる。図4に示す蓋手段の例では、ロッド1の引上げに
伴い、蓋手段3が閉じられる。
【0023】以上のようにして筒体内に比較的軟らかい
汚泥5bが取り込まれ、サンプリングされる。サンプリ
ング後、筒体内に取り込まれた汚泥5bの量lを目盛り
より計測する。こうして沈殿槽4に堆積する汚泥5の堆
積量がL+lとして求められる。なお、図中51は処理
水部分を示す。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係わる発明によると、筒体を
汚泥に筒体下端が沈殿槽底に達するまで押し込んで、上
層より沈殿槽に至るまでの汚泥を筒体内にサンプリング
することにより汚泥の堆積量を測定することができる。
【0025】請求項2に係わる発明によると、上層部が
ヘドロ層のように比較的軟らかく、下層部が比較的硬い
汚泥の堆積量を測定するのに特に有効で、筒体は比較的
軟らかく、流動性に富む上層部の汚泥のみをサンプリン
グすればよいから、サンプリングが容易かつ確実に行え
る。
【0026】請求項3に係わる発明によると、上層の比
較的軟らかい汚泥層のみをサンプリングすることが確実
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる測定器を用いて沈殿槽に堆積す
る汚泥を測定するときの状態を示す図。
【図2】蓋手段の一例を示す断面図。
【図3】図2に示す蓋手段が閉じられた状態を示す断面
図。
【図4】ダンパー方式の蓋手段の断面図。
【図5】栓方式の蓋手段の断面図。
【図6】図5に示す蓋手段を閉じた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1・・ロッド 2・・筒体 3・・蓋手段 4・・沈殿槽 5・・汚泥 6・・ガイド 7、12、15・・蓋 8・・バネ 9・・ピン 11、14・・蓋装着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈殿槽に堆積する汚泥の堆積量を測定する
    測定器であって、汚泥に突き通される透明なサンプリン
    グ用の筒体と、該筒体の底部に取付けられ、筒体の底部
    を開閉する蓋手段とよりなることを特徴とする汚泥の堆
    積量測定器。
  2. 【請求項2】汚泥に突き通れるロッドを設け、前記筒体
    をロッドにロッド端より適当量離れた箇所に取付けるこ
    とを特徴とする請求項1記載の汚泥の堆積量測定器。
  3. 【請求項3】筒体をロッドに位置調整可能に取付けるこ
    とを特徴とする請求項2記載の汚泥の堆積量測定器
JP2000293235A 2000-09-27 2000-09-27 沈殿槽の汚泥の堆積量測定器 Withdrawn JP2002098572A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307484A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sumitomo Heavy Industries Environment Co Ltd 集砂設備及び集砂方法
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Effective date: 20071204