JP2002096050A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP2002096050A
JP2002096050A JP2001193797A JP2001193797A JP2002096050A JP 2002096050 A JP2002096050 A JP 2002096050A JP 2001193797 A JP2001193797 A JP 2001193797A JP 2001193797 A JP2001193797 A JP 2001193797A JP 2002096050 A JP2002096050 A JP 2002096050A
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sensor
odor sensor
odor
exhaust
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JP2001193797A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Ujiie
良彦 氏家
Koji Osada
光司 長田
Takahiro Miyata
▲隆▼弘 宮田
Yasunori Yonezawa
康則 米澤
Isao Katagiri
勲 片桐
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に設けた臭いセンサを外気またはセンサ
補正用空気によってゼロ点補正することのできる生ごみ
処理装置を提供する。 【解決手段】 排気路3の脱臭部12より下流側を分岐
させて、一方を外気導入口8、他方を排気口7と連通さ
せる。通常の運転時には排気路3の最上流側に設けた排
気ファン11と外気導入口8のすぐ近くに設けた吸気フ
ァン8が稼動しているが、ここで排気ファン11を止め
て吸気ファン8のみを稼動させれば、外気導入口8から
吸入した外気のみが臭いセンサ17を通過し、この外気
を利用して臭いセンサ17をゼロ点補正することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に厨芥として一
般もしくは事業場から排出される生ごみの処理を行なう
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題への関心の高まりや
ごみの最終処分場問題の発生などから、特に都市部の一
般家庭や事業所において生ごみ処理装置が普及しつつあ
る。生ごみ処理装置の方式としては、微生物を担持する
処理材と生ごみを処理槽内にて混在させ、該処理槽内で
微生物の働きによって発酵処理するという方式を採用す
ることで、ごみの減量化ならびにその有効利用が可能と
なる。上記のように生ごみを処理する際には処理槽から
アンモニア等の不快な臭気を有した空気が発生する。従
って生ごみ処理装置には空気を無臭化する為の手段を設
けていることが好ましく、一般的には無臭化の手段とし
て酸化触媒が用いられている。しかし上記の方式におい
ては該酸化触媒を活性温度にまで加熱する必要があり、
脱臭の為に常時加熱していたのでは要する電量消費が多
大となってしまう。これに対して、常時ではなく定期的
に脱臭のオンとオフを繰返す方法も考えられるが、処理
槽内でいつ臭気が発生するかの予測は困難であり、充分
な脱臭効果は期待できない。
【0003】消費電力を抑え、且つ、不定期な臭気の発
生に対応して脱臭することを目的とした生ごみ処理装置
は従来から種々提案されている。例えば特開平9−57
061号公報に開示されている装置は図7に示すよう
に、排気路3中の触媒13と該触媒13を加熱する為の
ヒータ14から成る脱臭部12の下流側に臭いセンサ1
7及び排気ファン11を具備しており、処理槽2にて発
生した空気の臭気濃度を臭いセンサ17によって検知
し、その検知濃度に基づいてヒータ14の運転を制御す
るものである。特開平8−42968号公報、特開平4
−343851号公報等に開示された装置も同様に臭い
センサの検知結果に基づいて脱臭手段の制御を行なうも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】臭いセンサとして精度
の高い半導体式臭いセンサを使用する場合には、ゼロ点
補正を行なわなければベースラインが変動し、低濃度の
臭気を検知することが困難となる。しかし生ごみ処理装
置からは常に臭気が発生しているので、臭いセンサに定
期的なゼロ点補正を行なうことは非常に困難であった。
これにより、特に低濃度の臭気を正確に検知することが
できず、その為に充分な脱臭ができなかったり、無駄な
電力を費やしたりしていた。
【0005】また、ゼロ点補正モード中だけ対象臭気を
含まないセンサ補正用ガスを導入してゼロ点補正を行な
うという方法も考えられるが、この場合、臭いセンサの
出力値はセンサ補正用ガスを導入し始めた時点から変動
しながら経時的に低下し、安定するまで時間がかかる。
従って、臭いセンサの出力値をゼロ点として読み込むタ
イミングによっては正確な補正を施せなくなることがあ
った。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、対象臭気を含まないセンサ補正用ガスを導入して
臭いセンサに正確なゼロ点補正を行なうことで、低濃度
の臭気を有する空気であってもその臭気濃度を正確に検
知可能として、省エネルギ化と共に脱臭の確実性向上を
達成する生ごみ処理装置を提供することを課題とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明を、生ごみを分解処理する為の
処理槽と、処理槽の排気を行なう為の排気路を備え、排
気路中には排気ファンと、脱臭部と、臭いセンサと、セ
ンサ補正用ガス導入口を備えていることを特徴とする生
ごみ処理装置とすることによって、排気路内に臭いセン
サ補正用ガスを送り込んで臭いセンサをゼロ点補正する
ことができる。
【0008】請求項2記載の本発明を、センサ補正用ガ
ス導入口を、排気ファンの下流側で、且つ、臭いセンサ
の上流側に備えていることを特徴とする請求項1記載の
生ごみ処理装置とすることで、ゼロ点補正時にはセンサ
補正用ガスを臭いセンサに向けて送り込むことができ
る。
【0009】請求項3記載の本発明において、センサ補
正用ガス導入口が、吸気ファンを有する外気導入口であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の生ごみ処理装
置とすることで、センサ補正用ガスとして外気を利用す
ることができる。
【0010】請求項4記載の本発明を、外気導入口を、
脱臭部の下流側で、且つ、臭いセンサの上流側に備えて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項記載
の生ごみ処理装置とすることで、ゼロ点補正時以外の時
は外気導入口から排気路に導入した外気と脱臭部を通過
した空気を混合させることができる。
【0011】請求項5記載の本発明において、脱臭部
を、臭いセンサの上流側に備えていることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかの項記載の生ごみ処理装置とす
ることで、脱臭がオン、オフに関わらず、外部に排気さ
れる空気と同様の成分を有した空気の臭気濃度を検知す
ることができる。
【0012】請求項6記載の本発明において、センサ補
正用ガス導入口を、排気ファンの上流側で、且つ、臭い
センサの上流側に、弁を介して排気路から分岐して備え
ていることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置
とすることで、処理槽から吸気した空気とセンサ補正用
ガスのどちらかを弁によって選択的に排気路内に送り込
むことができる。
【0013】請求項7記載の本発明において、生ごみを
分解処理する為の処理槽と、処理槽の排気を行なう為の
途中分岐した排気路を備え、分岐した一方の排気路には
脱臭部と排気ファンを、他方の排気路には臭いセンサと
排気、吸気両用のファンを備えていることを特徴とする
生ごみ処理装置とすることで、分岐した排気路に互いに
設けたファンの駆動方法に応じて、処理槽から吸気した
空気の外部への排気及び外気の排気路内への流入を操作
することができる。
【0014】請求項8記載の本発明において、センサ補
正用ガス導入口として、排気ファンの下流側で、且つ、
臭いセンサの上流側に、吸気ファンを有する外気導入口
を備えるとともに、臭いセンサのゼロ点補正モード中に
は吸気ファンを逆回転させることを特徴とする請求項
1、4、5のいずれかの項記載の生ごみ処理装置とする
ことによって、吸気ファンの逆回転により導入された外
気によってゼロ点補正を行なうことができ、この際に排
気ファンを止める必要がなくなる。
【0015】請求項9記載の本発明において、生ごみ投
入用の蓋と、蓋の開閉を検知する検知手段を設け、検知
手段により蓋の開閉を検知した後の予め設定した時間
に、センサ補正用ガスを導入して臭いセンサのゼロ点補
正を行うゼロ点補正モードを自動的に開始することを特
徴とする請求項1〜8のいずれかの項記載の生ごみ処理
装置とすることによって、通常使用において1日1回以上
処理槽への生ごみ投入がなされる場合には1日1回以上
ゼロ点補正が自動的に行われることにより、高精度に排
気ガス中の臭いを検知できるようになる。
【0016】請求項10記載の本発明において、ゼロ点
補正モード中において、臭いセンサにより臭気の検知を
複数回行うとともに、その出力値中の最小値をゼロ点と
して読み込むことを特徴とする請求項9記載の生ごみ処
理装置とすることによって、臭いセンサの出力に変動が
ある場合にも、確実に低い値をゼロ点として読み込むこ
とができる。
【0017】請求項11記載の本発明において、ゼロ点
補正モード中において、ゼロ点補正モード中の予め設定
した読み込み時間領域内に臭いセンサで検知した値をゼ
ロ点として読み込むことを特徴とする請求項9又は10
記載の生ごみ処理装置とすることによって、ゼロ点補正
モード中に臭いセンサの出力値は経時的に低下する為に
ゼロ点として明らかに高い値を読み込むことがなくな
り、低出力値をゼロ点とすることができる。
【0018】請求項12記載の本発明において、臭いセ
ンサのゼロ点補正モード中において、臭いセンサにより
臭気の検知を複数回行うとともに、その出力値間の減衰
値により読み込み時間領域を決定することを特徴とする
請求項11記載の生ごみ処理装置とすることによって、
ゼロ点補正モード開始時における臭いセンサの出力値が
低い場合にはゼロ点補正モードで運転を行う時間を短縮
することができる。
【0019】請求項13記載の本発明において、読み込
み時間領域内は、センサ補正用ガスの導入を停止させる
ことを特徴とする請求項11又は12記載の生ごみ処理
装置とすることによって、静謐な状態でゼロ点を読み込
むこととなり、変動の少ない出力値により正確なゼロ点
補正を行なうことができる。
【0020】請求項14記載の本発明において、ゼロ点
補正モード中において、臭いセンサの出力値が所定値以
下となる場合のみゼロ点を更新することを特徴とする請
求項9〜13のいずれかの項記載の生ごみ処理装置とす
ることによって、明らかに大き過ぎる値をゼロ点として
読み込むことを防止して、正確なゼロ点補正を行なうこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。但し以下の文中に用いる上
流、下流とは処理槽2より吸気した空気の流れる方向を
基準とする。図1〜図4は本発明の実施の形態における
一例であり、図2は側面方向から見た概略断面図、図3
は背面方向から見た概略断面図、図4は前面方向から見
た概略断面図、図1は図3の排気路部分の拡大図を示し
ている。
【0022】図2〜4に示すように生ごみ処理装置本体
1には、内側に撹拌フィン4を有する処理槽2と、該処
理槽2後壁の上端部に設けた通気口6と連通した排気路
3が配設されている。通気口6には排気フィルタ10が
交換自在に設けてあり、その近傍である排気路3の上流
側には排気ファン11が設けてある。更に上記排気路3
は下流部で分岐して、その一端は本体1の底部に設けた
排気口7と連通し、他端は吸気ファン9を介して側面に
設けた外気導入口8と連通している。
【0023】処理槽2の内側に微生物担持体である処理
材5を配しておき、上記撹拌フィン4の回転によって処
理材5が撹拌され、微生物に満遍なく酸素が供給され
る。本例では処理材5としてバイオチップと称されるお
が屑状の木質細片を使用する。上記構成の処理槽2によ
れば、処理槽2の上部に設けた開口部から処理槽2内に
生ごみを投入すると、撹拌フィン4によって処理材5と
生ごみが混ざり合い、撹拌される。その際に処理材5に
担持された微生物の働きによって生ごみ中の有機成分は
徐々に分解される。
【0024】図1に示すように排気路3に設けた排気フ
ァン11と排気口7の間には、脱臭部12が設けてあ
る。上記脱臭部12は触媒13と、該触媒13を加熱す
る為のU字型のヒータ14とで構成されている。ここで
触媒13はハニカム体部材の表面に触媒となる白金を蒸
着して形成したものである。つまり、ヒータ14により
加熱された臭気を含む空気が上記ハニカム体部材を通過
する際に加熱された白金によって触媒脱臭される仕組み
である。触媒13のやや下方には触媒温度を検出する為
のサーミスタ16を設け、サーミスタ16での検出温度
に基づいてヒータ14の制御を行ない、触媒13の温度
が所望の温度となるように制御する。またサーミスタ1
6にて異常温度を検知した場合にはエラーを報告し、ヒ
ータ14や排気ファン11等をオフにするように制御す
るものである。更に排気口7のすぐ上流側には排気され
る空気の臭気濃度を検知する為の臭いセンサ17を設け
ている。
【0025】脱臭がオフの場合には、排気ファン11及
び排気路3下流側の外気導入口8近傍に設けてある吸気
ファン9は稼動しており、ヒータ14はオフの状態にな
っている。上記ファン9、11の回転によって処理槽2
から排気された空気は外気導入口8から吸気された空気
によって希釈され、臭気濃度の更に低い状態で排気口7
から外部へと排気される。
【0026】脱臭がオンの場合には、ヒータ14をオン
にすることで脱臭が行なわれる。吸気ファン9及び排気
ファン11は脱臭のオン、オフに関わらず常時稼動して
おり、処理槽2から排気ファン11の回転によって排気
された空気はヒータ14によって加熱され、触媒13の
ハニカム体部材の表面に蒸着した白金と接触する。この
際に加熱された白金によって空気中の臭気成分は触媒脱
臭され、脱臭後の空気は排気口7から外部へと排気され
る。この時、吸気ファン9の回転によって外気導入口8
から吸気された空気と合流することで、上記の脱臭され
た空気は更に低い臭気濃度で外部に排気される。
【0027】脱臭のオン、オフは臭いセンサ17が検知
した臭気濃度によって切り換えるように制御されてい
る。本例では臭いセンサ17の対象臭気をアンモニアと
し、1時間に1回の頻度でアンモニア濃度を検知し、そ
の結果が3ppm未満の場合には脱臭をオフに、3pp
m以上の場合には脱臭をオンにするような制御とする。
【0028】更に脱臭がオンの状態においても、ヒータ
14によって触媒温度を230℃にする通常脱臭モード
と触媒温度を270℃にする強脱臭モードの2段階のモ
ードを設け、それらを自動的に切り換えるよう制御す
る。例えば白金触媒を用いて処理槽2から排気される空
気中に含まれるアンモニアを触媒脱臭する場合、230
℃の通常脱臭モードでは空気中のアンモニアはその約9
0%が脱臭され、270℃の強脱臭モードではアンモニ
アの約100%が脱臭される。
【0029】制御方法については、本例では臭いセンサ
17によって検知したアンモニア濃度が3ppm以上で
あれば通常脱臭モードで脱臭をオンにして、一定時間脱
臭した後に脱臭をオフにする。その直後再びアンモニア
を検知して、なお3ppm以上であった場合に強脱臭モ
ードで脱臭をオンにするような制御とする。また他の制
御方法として、アンモニア濃度を検知した結果が3pp
m以上の場合には通常脱臭モード、5ppm以上の場合
には強脱臭モードで脱臭をオンにするような制御にして
もよい。更に他の制御方法として、アンモニア濃度を検
知した結果によって脱臭をオンにし、その後連続して検
知を行い、アンモニア濃度が0ppmになった場合に脱
臭をオフにするような制御でも構わない。
【0030】上記のような制御であれば、脱臭を常時オ
ンにする場合及び定期的にオンとオフを切り換える場合
と比較して省エネルギで、且つ、効果的に脱臭を行なう
ことができる。ただし臭いセンサ7としては優れた耐熱
性を有したものを使い、更に、サーミスタ16での検知
温度とマイコン内に予め設定したテーブルによってアン
モニア濃度の温度補正を行なうことが望ましい。
【0031】臭いセンサ17のゼロ点補正の方法につい
て図1に基づいて説明する。排気ファン11の回転を停
止させることで処理槽2からの排気を止め、且つ、吸気
ファン9を回転させることで外気導入口8から外気を導
入する。そうすれば臭いセンサ17を通過する空気は外
気のみとなるので、臭いサンサ17に対して外気を用い
たゼロ点補正を施すことができる。上記の様なゼロ点補
正を行なうと検知精度が上がり、脱臭部の制御をより正
確に行なうことができる。例えばアンモニア濃度5pp
mの標準空気に50日間臭いセンサ17をさらした場合
に、ゼロ点補正を行なわなかった場合では臭いセンサ1
7の検知した値は0〜12ppmとなったのに対して、
ゼロ点補正を行なった場合には検知した値は4〜6pp
mとなった。従って本例においてもゼロ点補正後に排気
ファン11を回転させれば、臭気濃度をより正確に検知
できる状態で処理槽2からの排気を再開することができ
る。
【0032】また図示はしていないが、図1〜図4に示
した一例の生ごみ処理装置において外気導入口8のかわ
りにセンサ補正用ガス導入口を設け、該補正用ガス導入
口から補正用ガスを排気路3内に導入することで臭いセ
ンサ17のゼロ点補正を行なう生ごみ処理装置としても
良い。
【0033】次に、本発明の実施の形態における他の例
について説明する。排気路3の構成以外は図1〜図4に
示した一例と略同一の構成を有しているので、図5に示
す排気路3の概略図に基づいて特徴的な構成を以下に説
明する。排気路3の上流側はエア電磁弁20を介して分
岐しており、分岐した一方の排気路3は処理槽2と連通
し、もう一方の排気路3はセンサ補正用ガス導入口21
と連通している。上記分岐部の下流側には、排気ファン
11、脱臭部12、臭いサンサ17が下流方向へと順に
配設されており、更に排気路3は最下流の端部において
通気口7と連通している。
【0034】通常運転時には、エア電磁弁20は排気口
7と処理槽2を連通させるように位置する。常時稼動し
ている排気ファン11の回転によって処理槽2内の空気
が脱臭部12を経て排気口7より外部に排気され、この
際に臭いセンサ17の検知濃度に応じて脱臭部12を制
御する。
【0035】センサ補正時には、エア電磁弁20は排気
口7とセンサ補正用ガス導入口21を連通するように位
置する。排気ファン11の回転によってセンサ補正用ガ
ス導入口21からセンサ補正用ガスを導入して排気口7
より外部に排気するので、その際にセンサ補正用ガスが
臭いセンサ17を通過することを利用してゼロ点補正を
行なう。なお、センサ補正用ガス導入口21は外気導入
口であってもよく、この場合は吸気した外気を利用して
ゼロ点補正を行なう。
【0036】次に、本発明の実施の形態における更に他
の例について、図6の排気路3の概略図に基づいて説明
する。一端を処理槽2と連通した排気路3は該連通部の
すぐ下流側にて分岐しており、分岐した一方の排気路3
aは生ごみ処理装置本体1の側面に設けた側面側排気口
7aと、もう一方の排気路3bは本体1の底面に設けた
底面側排気口7bと、それぞれ連通している。側面側の
排気路3aには側面側排気ファン11aが設けてあり、
その上流側には臭いセンサ17が配してある。底面側の
排気路3bには底面側排気ファン11bが設けてあり、
更に上流側には脱臭部12が配してある。
【0037】側面側排気ファン11aと底面側排気ファ
ン11bは常にどちらか一方だけが稼動しており、通常
運転時には側面側排気ファン11aが稼動している。従
って通常は処理槽2より排気した空気は側面側排気口7
aから外部へ排気される。この状態で、処理槽2から排
気した空気の臭気濃度を臭いセンサ17により検知す
る。該検知濃度が脱臭を行なう為の所定の基準を超えた
場合は、側面側排気ファン11aは停止して底面側排気
ファン11bが稼動する。従って脱臭がオンの場合には
処理槽2より排気した空気は脱臭部12にて脱臭された
後に底面側排気口7bから外部に排気される。
【0038】臭いセンサ17のゼロ点補正を行なう場合
には、底面側排気ファン11bは停止させ、側面側排気
ファン11aを稼動させる。この時、通常運転時とは反
対方向に側面側排気ファン11aを回転させることで、
側面側排気口7aから導入した外気を用いて臭いセンサ
17のゼロ点補正を行なう。
【0039】要するに、脱臭がオンの場合のみ底面側排
気ファン11bを稼動させ、その他の場合は側面側排気
ファン11aを稼動させる。但し、臭いセンサ17のゼ
ロ点補正を行なう場合には側面側排気ファン11aを通
常とは反対方向に回転させる。上記のような制御をする
ことで、高精度で臭気濃度を検知でき、その検知濃度に
応じて脱臭部12の制御を行なうことができる。
【0040】次に、本発明の実施の形態における別の例
について説明する。図8に示すように、別の例の構成は
既述した一例の構成と比較して、臭いセンサ17の近傍
に排気口サーミスタ30を備えている以外は略同一であ
るので、一例と同様の内容については説明を省略する。
【0041】生ごみ処理装置本体1には、処理槽2内に
生ごみを投入する際に開閉させる蓋(図示せず)と、こ
の蓋が閉じた状態にあることを検知する蓋閉検知素子3
1を備えている。蓋が開かれた後に閉められたことを上
記蓋閉検知素子31の出力により検出した時点で、図1
0に示すようにタイマーT1のカウントを開始する。こ
こではタイマーT1を2時間タイマーとしているので、
2時間経過後にタイマーT1のカウントが完了した時点
から、臭いセンサ17にゼロ点補正を行う為のゼロ点補
正モードを自動的に開始する。このような設定により、
生ごみ投入の為に蓋開閉を行なうと必ず2時間後にゼロ
点補正が自動的に行なわれるので、通常の使用において
は1日に1回の生ごみ投入が行われることから、臭いセ
ンサ17のゼロ点補正も1日に1回行われることとな
る。
【0042】タイマーT1は特に2時間タイマーに限定
するものではないが、生ごみ投入後に臭気の発生が活発
になる前にゼロ点補正を行なうように設定することが望
ましい。というのも、臭気の発生が活発化してしまう
と、排気ファン11を一定時間停止している間に処理槽
2内に臭気が溜まってしまい、ゼロ点補正モード終了後
に排気ファン11が再稼動した際に高濃度の臭気を含ん
だ空気が一気に排気されてしまうからである。また、臭
気の発生が活発化した後に更に時間が経過して臭気の発
生が収束した時点でゼロ点補正を行うことも考えられる
が、臭気発生が収束するのは生ごみ投入後12時間以上
経過してからであり、このような設定にすると1回目の
蓋開閉から12時間以内に2回目の蓋開閉を行う場合に
はゼロ点補正が行われなくなってしまう。
【0043】本例において、ゼロ点補正モード中におけ
る臭いセンサ17のゼロ点補正の方法としては、幾通り
かの方法が考えられる。従って、その中でも代表的なも
のを第一〜第四の方法として順に説明していく。
【0044】まず、ゼロ点補正の第一の方法について図
8〜図11に基づいて説明を行う。ゼロ点補正モード中
には、排気ファン11の回転を停止させることで処理槽
2からの排気を停止させ、且つ、吸気ファン9の回転を
継続させることで、外気導入口8から外気をセンサ補正
用ガスとして導入する。ここで、吸気ファン9はゼロ点
補正モード中以外にも排気の希釈の為に稼動しているの
で、常時稼動することとなる。
【0045】ゼロ点補正モード中には排気ファン11の
停止により臭いセンサ17の出力値は経時的に低下して
いく。従って、正確なゼロ点を検知する為には臭いセン
サ17を長時間外気に暴露させておけば良いのだが、図
11に示すように臭いセンサ17の出力値は徐々に緩や
かな傾きとなりつつ低下していき、或る時間を過ぎると
略一定になることが分かっているので、ゼロ点補正モー
ドを開始すると同時にタイマーT2のカウントを開始
し、カウントが完了した時点で臭いセンサ17の出力値
を読み込み始めれば良い。ここで、タイマーT2は、臭
いセンサ17の出力が低下して略一定になる為の経過時
間として40分タイマーに設定している。
【0046】ゼロ点補正モードの継続時間は50分に設
定しているので、出力値の読み込みを開始してから10
分後にゼロ点補正モードは終了する。このような設定と
したのは、ゼロ点補正モード中には既述したように排気
ファン11の回転を停止させており、この状態を長時間
継続させると生ごみの分解に悪影響を及ぼすことから、
或る一定時間内でゼロ点補正モードを終了させる必要が
あるからである。従って、タイマーT2のカウントが完
了してからの10分間で臭いセンサ17の出力を読み込
むのだが、この10分の間にも外気導入口8から導入さ
れた外気が常に臭いセンサ17に当てられているので、
臭いセンサ17の出力は略一定であるものの、図11に
示すような小刻みな変動を伴っている。これにより、或
る一点のみの出力値をゼロ点とすれば正確にゼロ点補正
を行なうことができない場合があるので、10分の間に
10回の検知を行い、その最小値をゼロ点候補とする。
更に、この10回の検知についても夫々、1回の検知あ
たりに10回の読み込みを行うとともにその最大値及び
最小値をカットしたうえで残り8回の平均値を出力値と
して採用して、外気の変動やノイズの影響を低減させ
る。検知回数及び読み込み回数としては10回に限定す
るものではなく、マイコン32の容量が大きいならばよ
り大きな回数とすることも好ましい。
【0047】上記マイコン32は、図9に示すように、
蓋閉検知素子31や臭いセンサ17や排気口サーミスタ
30の検知結果を受け、それらに基づいて排気ファン1
1や吸気ファン9等の制御を行うものである。
【0048】本例においては、臭いセンサ17として出
力値が温度の影響を受ける半導体センサを用いているの
で、臭いセンサ17の近傍に設けた排気口サーミスタ3
0の検知結果を基に上記ゼロ点候補値に温度補正を行な
い、この温度補正により得た値を新ゼロ点として旧ゼロ
点と置換する。但し、例えば外気導入口8の付近に臭気
を発する物体がある等の何らかの原因で、ゼロ点として
は明らかに大き過ぎる値を新ゼロ点として置換してしま
うことを防止する為に、予め設定した所定の値以下の場
合のみ新ゼロ点として置換する。温度補正により得た値
が所定値以上ならば旧ゼロ点を継続して使用する。
【0049】ここで、臭いセンサ17の出力値は電圧値
であるが、所定値との比較等のデータ処理を行うときは
電圧値そのままであっても、それから変換される抵抗値
であっても良く、特に限定するものではない。また、ゼ
ロ点補正に用いるセンサ補正用ガスとして外気導入口8
から導入した外気を使用するのでなく、外気導入口8の
代りにセンサ補正用ガス導入口を設けるとともに、該セ
ンサ補正用ガス導入口から導入した外気以外のセンサ用
補正ガスを用いて臭いセンサ17のゼロ点補正を行なう
ものであっても良い。
【0050】次に、ゼロ点補正の第二の方法について、
図8、図12、図13に基づいて説明を行う。ゼロ点補
正モードを開始して排気ファン11を停止させた時点か
ら5分後及び10分後に臭いセンサ17の出力値を読み
込む。既述したように、臭いセンサ17の出力値は時間
の経過に伴って徐々に緩やかな傾きとなりつつ低下して
いき、或る時間を過ぎると略一定に収束することが分か
っているので、上記二出力値間の減衰値を計算すること
により出力値が略一定となる時間を推測することができ
る。従って、二出力値間の減衰値より読み込み時間領域
を決定するとともに、該読み込み時間領域において臭い
センサ17の検知を行い、その出力値に排気口サーミス
タ30の検知結果による温度補正を行なって得た値をゼ
ロ点として読み込み、ゼロ点補正を行なう。また、第一
の方法と同様にこの補正値を所定値と比較して、所定値
以下の場合のみゼロ点を更新するようにしても良い。
【0051】読み込み時間領域を決定する方法として
は、二出力間の減衰値と出力値が収束する時間領域との
関係を予め求めておき、それを一覧表とした制御テーブ
ルをマイコン30内に設定しておいても良いし、二出力
間の減衰値をインプットとして読み込み時間領域をアウ
トプットとする関数をマイコン30内に設定しておいて
も良い。例えば、図13に点線で示すように二出力間に
おいて減衰値Aとなる場合には、40分経過時点から5
0分経過時点までを読み込み時間領域として、40分経
過後にゼロ点の読み込みを開始するとともに50分経過
後にはゼロ点補正モードを終了して排気ファン11を稼
動させる。これに対して、例えば、図5に実線で示すよ
うに二出力間において上記減衰値Aよりも小さな減衰値
Bとなる場合には、20分経過時点から30分経過時点
までを読み込み時間領域として、20分経過後にゼロ点
の読み込みを開始するとともに30分経過後にはゼロ点
補正モードを終了して排気ファン11を稼動させる。つ
まり、二出力間の減衰値が小さい場合には、大きい場合
と比較して、排気ファン11の停止時間を短縮して処理
槽2内の通気を或る程度確保することができるという利
点がある。
【0052】次に、ゼロ点補正の第三の方法について、
図8、図14に基づいて説明を行う。ゼロ点補正モード
を開始し、排気ファン11を停止させた時点からタイマ
ーT2のカウントを開始する。既述したように、臭いセ
ンサ17の出力値は時間の経過に伴って徐々に低下して
いき、或る時間を過ぎると略一定に収束することが分か
っているので、この出力値が収束した時間を読み込み時
間領域として臭いセンサ17による検知を行い、その出
力値に排気口サーミスタ30の検知結果による温度補正
を行なって得た値をゼロ点として読み込み、ゼロ点補正
を行なう。但し、この読み込みの際にも外気導入口8か
ら導入した外気を臭いセンサ17に当て続けていたので
は、臭いセンサ17の出力に小刻みな変動を与えてしま
うので、読み込み時間領域内においては吸気ファン9を
停止させて出力値の変動を防止する。ここではタイマー
T2を40分タイマーとしているので、タイマーT2の
カウントが完了した40分経過時点で吸気ファン9を停
止し、臭いセンサ17の出力値を読み込み始める。ま
た、第一の方法と同様に温度補正により得たゼロ点の値
を所定値と比較して、所定値以下の場合のみゼロ点を更
新するようにしても良い。
【0053】次に、ゼロ点補正の第四の方法について、
図8、図15に基づいて説明を行う。第四の方法におい
ては上記第一〜第三の方法と異なり、ゼロ点補正モード
を開始した時点から、排気ファン11の回転を継続させ
るとともに吸気ファン9は逆回転させる。この吸気ファ
ン9の逆回転により排気口7から外気が導入され、臭い
センサ17を通過する空気は外気のみとなるので、臭い
センサ17に対して外気を用いたゼロ点補正を行なうこ
とができる。従って、吸気ファン9の逆回転後、適当な
時間を経過した時点の時間領域を読み込み時間領域とし
てゼロ点の読み込みを行う。読み込み時間領域における
ゼロ点補正については上記第一〜第三の方法と同様の方
法で行えば良い。
【0054】このように第四の方法においては、排気フ
ァン11を常時回転させることにより処理槽2内の通気
を確保して、良好な生ごみの分解を可能としている。ま
た、排気ファン11を介して排気路3内に送り込まれた
排気は、吸気ファン9の逆回転によって排気口7から導
入された外気により希釈されたうえで、外気導入口8か
ら生ごみ処理装置本体1の外部に排気されることとな
り、臭気濃度を抑えて排気することができる。
【0055】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、センサ補正用ガスを用いて臭いセンサの
ゼロ点補正を行なうことによって、より正確な検知濃度
に応じて脱臭部を制御することができ、より一層の省エ
ネルギー化および確実な脱臭効果が期待できるという効
果がある。
【0056】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、請求項1記載の発明の効果に加えて、ゼロ点補正
時にセンサ補正用ガスを臭いセンサに向けて送り込むこ
とができるので、正確な臭いセンサのゼロ点補正を行な
うことができるという効果がある。
【0057】本発明の請求項3記載の発明にあっては、
請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、センサ補正
用ガスとして外気を利用することによって、特別にセン
サ補正用ガスを用意することなく簡単に臭いセンサのゼ
ロ点補正を行なうことができるという効果がある。
【0058】本発明の請求項4記載の発明にあっては、
請求項1〜3のいずれかの項記載の発明の効果に加え
て、外気導入口から排気路内に導入した外気と脱臭され
た空気が混ぜ合わさることによって、仮に脱臭部の能力
では追い付けない程度の臭気が発生したとしても、排気
口より排気される段階では外気により希釈しておくこと
ができるので、排気口から排気される空気を更に確実に
閾値以下にすることができるという効果がある。
【0059】本発明の請求項5記載の発明にあっては、
請求項1〜4のいずれかの項記載の発明の効果に加え
て、外部に排気される空気と同様の臭気濃度を検知する
ことができるので、使用者が実際に感じる臭いの程度に
応じた脱臭部の制御が可能となることから、排気口から
排気される空気の臭気濃度をより確実に閾値以下に抑え
ることができるという効果がある。
【0060】本発明の請求項6記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明の効果に加えて、弁を使用すること
によって処理槽から吸気した空気とセンサ補正用ガスの
どちらかを選択的に排気口に送り込むことができるの
で、ファンについては、常時稼動するファンを1つだけ
設けておけば充分であるとともに、ファンを稼動させる
ための制御回路も不要になるので、低コスト及びコンパ
クトな生ごみ処理装置とすることができるという効果が
ある。
【0061】本発明の請求項7記載の発明にあっては、
分岐した排気路に互いに設けたファンの駆動方法に応じ
て、処理槽から吸気した空気の外部への排気及び外気の
排気路内への吸気を操作することができるので、外気に
よりゼロ点補正を施した臭いセンサによって臭気濃度を
正確に検知するとともに、その検知濃度によって脱臭部
を制御することで、省エネルギ化を図ると共に効率的な
脱臭を行なうことができるという効果がある。
【0062】本発明の請求項8記載の発明にあっては、
請求項1、4、5のいずれかの項記載の発明の効果に加
えて、吸気ファンの逆回転により導入された外気によっ
てゼロ点補正を行なうことができ、この際に排気ファン
を止める必要がなくなるので、処理槽内の通気を確保し
て生ごみを良好に分解させることができ、加えて、導入
した外気により排気ガスを希釈することができるという
効果がある。
【0063】本発明の請求項9記載の発明にあっては、
請求項1〜8のいずれかの項記載の発明の効果に加え
て、通常使用において1日1回以上処理槽への生ごみ投入
がなされる場合には1日1回以上ゼロ点補正が自動的に
行われることにより、高精度に排気ガス中の臭いを検知
できるようになり、これにより省エネ脱臭を実現するこ
とができるという効果がある。
【0064】本発明の請求項10記載の発明にあって
は、請求項9記載の発明の効果に加えて、臭いセンサの
出力に変動がある場合にも、確実に低い値をゼロ点とし
て読み込むことができるという効果がある。
【0065】本発明の請求項11記載の発明にあって
は、請求項9又は10記載の発明の効果に加えて、ゼロ
点補正モード中に臭いセンサの出力値は経時的に低下す
る為にゼロ点として明らかに高い値を読み込むことがな
くなり、低出力値をゼロ点にすることができるという効
果がある。
【0066】本発明の請求項12記載の発明にあって
は、請求項11記載の発明の効果に加えて、ゼロ点補正
モード開始時における臭いセンサの出力値が低い場合に
はゼロ点補正モードで運転を行う時間を短縮することが
でき、排気ファンの停止等による生ごみの分解に及ぼす
悪影響を抑えることができるという効果がある。
【0067】本発明の請求項13記載の発明にあって
は、請求項11又は12記載の発明の効果に加えて、静
謐な状態でゼロ点を読み込むこととなり、変動の少ない
出力値により正確なゼロ点補正を行なうことができると
いう効果がある。
【0068】本発明の請求項14記載の発明にあって
は、請求項9〜13のいずれかの項記載の発明の効果に
加えて、明らかに大き過ぎる値をゼロ点として読み込む
ことを防止して、正確なゼロ点補正を行なうことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例の排気路を示
す概略図である。
【図2】同上の側面方向から見た概略断面図である。
【図3】同上の背面方向から見た概略断面図である。
【図4】同上の前面方向からみた概略断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における他の例の排気路を
示す概略図である。
【図6】本発明の実施の形態における更に他の例の排気
路を示す概略図である。
【図7】従来例の排気路を示す概略図である。
【図8】本発明の実施の形態における別の例の排気路を
示す概略図である。
【図9】同上の制御ブロック図である。
【図10】同上のゼロ点補正モードにおける第一の方法
のフローチャートである。
【図11】同上のゼロ点補正モードにおける第一の方法
のセンサ出力値経時変化を示すグラフ図である。
【図12】同上のゼロ点補正モードにおける第二の方法
のフローチャートである
【図13】同上のゼロ点補正モードにおける第二の方法
のセンサ出力値経時変化を示すグラフ図である。
【図14】同上のゼロ点補正モードにおける第三の方法
のフローチャートである。
【図15】同上のゼロ点補正モードにおける第四の方法
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置本体 2 処理槽 3 排気路 8 外気導入口 9 吸気ファン 11 排気ファン 12 脱臭部 17 臭いセンサ 20 エア電磁弁 21 センサ補正用ガス導入口 31 蓋閉検知素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 ▲隆▼弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 米澤 康則 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 片桐 勲 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA10 DC02 EB01 4D004 AA03 CA15 CA19 CA48 CB04 CB28 CB50 CC08 CC09 CC15 DA01 DA02 DA20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみを分解処理する為の処理槽と、処
    理槽の排気を行なう為の排気路を備え、排気路中には排
    気ファンと、脱臭部と、臭いセンサと、センサ補正用ガ
    ス導入口を備えていることを特徴とする生ごみ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 センサ補正用ガス導入口を、排気ファン
    の下流側で、且つ、臭いセンサの上流側に備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 センサ補正用ガス導入口が、吸気ファン
    を有する外気導入口であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 外気導入口を、脱臭部の下流側で、且
    つ、臭いセンサの上流側に備えていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかの項記載の生ごみ処理装置。
  5. 【請求項5】 脱臭部を、臭いセンサの上流側に備えて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項記載
    の生ごみ処理装置。
  6. 【請求項6】 センサ補正用ガス導入口を、排気ファン
    の上流側で、且つ、臭いセンサの上流側に、弁を介して
    排気路から分岐して備えていることを特徴とする請求項
    1記載の生ごみ処理装置。
  7. 【請求項7】 生ごみを分解処理する為の処理槽と、処
    理槽の排気を行なう為の途中分岐した排気路を備え、分
    岐した一方の排気路には脱臭部と排気ファンを、他方の
    排気路には臭いセンサと排気、吸気両用のファンを備え
    ていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  8. 【請求項8】 センサ補正用ガス導入口として、排気フ
    ァンの下流側で、且つ、臭いセンサの上流側に、吸気フ
    ァンを有する外気導入口を備えるとともに、臭いセンサ
    のゼロ点補正モード中には吸気ファンを逆回転させるこ
    とを特徴とする請求項1、4、5のいずれかの項記載の
    生ごみ処理装置。
  9. 【請求項9】 生ごみ投入用の蓋と、蓋の開閉を検知す
    る検知手段を設け、検知手段により蓋の開閉を検知した
    後の予め設定した時間に、センサ補正用ガスを導入して
    臭いセンサのゼロ点補正を行うゼロ点補正モードを自動
    的に開始することを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    の項記載の生ごみ処理装置。
  10. 【請求項10】 ゼロ点補正モード中において、臭いセ
    ンサにより臭気の検知を複数回行うとともに、その出力
    値中の最小値をゼロ点として読み込むことを特徴とする
    請求項9記載の生ごみ処理装置。
  11. 【請求項11】 ゼロ点補正モード中において、ゼロ点
    補正モード中の予め設定した読み込み時間領域内に臭い
    センサで検知した値をゼロ点として読み込むことを特徴
    とする請求項9又は10記載の生ごみ処理装置。
  12. 【請求項12】 臭いセンサのゼロ点補正モード中にお
    いて、臭いセンサにより臭気の検知を複数回行うととも
    に、その出力値間の減衰値により読み込み時間領域を決
    定することを特徴とする請求項11記載の生ごみ処理装
    置。
  13. 【請求項13】 読み込み時間領域内は、センサ補正用
    ガスの導入を停止させることを特徴とする請求項11又
    は12記載の生ごみ処理装置。
  14. 【請求項14】 ゼロ点補正モード中において、臭いセ
    ンサの出力値が所定値以下となる場合のみゼロ点を更新
    することを特徴とする請求項9〜13のいずれかの項記
    載の生ごみ処理装置。
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