JP2002093829A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002093829A
JP2002093829A JP2000284653A JP2000284653A JP2002093829A JP 2002093829 A JP2002093829 A JP 2002093829A JP 2000284653 A JP2000284653 A JP 2000284653A JP 2000284653 A JP2000284653 A JP 2000284653A JP 2002093829 A JP2002093829 A JP 2002093829A
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tape
strip
processing
semiconductor device
manufacturing
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Tsukasa Sato
司 佐藤
Tadashi Onodera
正 小野寺
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Systems Co Ltd
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

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  • Wire Bonding (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ移送方式での処理加工における設備費
用削減。 【解決手段】 無端状の可撓性テープのテープ部分を一
つ以上の加工ステーションに沿って順次通過移動させる
とともに、最初の加工ステーションに到達する前の前記
テープに処理加工が必要な処理加工部を有する短冊体
(短冊状テープ)を取り付け、その後各加工ステーショ
ンで前記処理加工部に処理加工を行い、最終の加工ステ
ーションを通過した前記テープから前記短冊体を取り外
す。前記加工ステーションの一つで前記処理加工部に液
状物をポッティングして被着させ、その後の加工ステー
ションで前記液状物をベークして硬化させる。前記テー
プまたは前記テープと前記短冊体に相互に着脱自在とな
る係止部を設けておき、前記係止部を操作して前記テー
プに対して前記短冊体を着脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法、特に可撓性のテープを用いた半導体装置の製造技
術に係わり、例えばポリイミド樹脂テープを用いたリー
ル方式のCSP(Chip Size Package)型の半導体装置
の製造における樹脂のポッティングとその樹脂をベーク
して硬化させる技術に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】CSP型の半導体装置(以下単にCSP
とも呼称)の製造においては、可撓性の樹脂テープを用
いたリール方式で製造する方法(TCP:Tape Carrier
Package)が採用されている。この方法では、リールか
ら解き出した可撓性の樹脂テープ(例えば、ポリイミド
樹脂テープ)をテープの両側に沿って設けたスプロケッ
トホールを利用して間欠的に移動させ、移動域にそれぞ
れ設定した加工ステーションで順次処理加工を行い、処
理加工終了時には巻取用リールに樹脂テープを巻き取る
構成になっている。
【0003】また、CSPを始めとする半導体装置の製
造においては、各工程で液状物の供給が行われる。この
液状物の供給、換言するならばディスペンサーアプリケ
ーションは、アンダーフィル,キャビティ封止,導電性
ペースト定量塗布,フラックス塗布,各種接着剤塗布等
がある。そして、これら液状物の供給にはディスペンサ
ーが使用されている。ディスペンサーで塗布された液状
物は、ベーク処理によって硬化される。これによって封
止,接着,充填等の各処理加工を行うことができる。デ
ィスペンサーによる塗布技術等については、例えば、工
業調査会発行「電子材料」1982年5月号、P123〜P138に
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のポッティングと
ベークによる樹脂充填は、図20に示すようなポッティ
ング・ベーク装置が使用されている。ポッティング・ベ
ーク装置は、図20に示すように、左側から右側に向か
ってローダ1,ポッティング部2,ベーク炉3,アンロ
ーダ4が配置された構成になっている。
【0005】ローダ1の供給リール10から解き出され
たテープ11は、ガイドローラ12aでポッティング部
2に進路を変えられ、ベーク炉3の出口側に位置する反
転ローラ13aでベーク炉3内を折り返し、再度反転ロ
ーラ13bで反転されてアンローダ4側に進み、アンロ
ーダ4内に配置される3個のガイドローラ12b,12
c,12dで方向を変えて巻取りリール18に巻き取ら
れる。巻取りリール18は回転制御されてテープ11を
巻き取るが、テープ11の移動域に沿ってテープ11を
移動させる駆動用のスプロケット20a,20bが配設
されている。これらスプロケット20a,20bの歯は
図示しないテープ11の両側に沿って設けられたスプロ
ケットホールに噛み合い、スプロケット20a,20b
の回転によって、間欠的に移動するようになっている。
【0006】供給リール10では、テープ11にスペー
サテープ22が重ねられて巻き付けられ、テープ11の
処理加工部をスペーサテープ22で保護するようになっ
ている。このスペーサテープ22は供給リール10から
テープ11が解き出される際同時に解き出されて回収リ
ール23に巻き取られる。
【0007】また、アンローダ4では、巻取リール18
の下方に配置される供給リール24から解き出されたス
ペーサテープ25がテープ11に重ねられて巻取リール
18に巻き取られる。スペーサテープ22は両側縁が表
裏面で交互に突出し、巻き取られるテープ間の図示しな
い処理加工部や製品を前記突出部によって発生する隙間
に安定して挟み込み、処理加工部を保護するようになっ
ている。
【0008】ポッティング部2では、液状物を供給(塗
布)する液状物供給部30が設けられている。この液状
物供給部30は、例えば、ディスペンサーによる供給シ
ステムであり、例えば、図では2台のディスペンサー3
0aが液状物を供給するようになっている。
【0009】ベーク炉3には、ヒータ31が配置されて
いる。このヒータ31は折り返しながら移動するテープ
11の処理加工部を加熱処理し、テープ11に塗布され
た液状物を硬化するようになっている。ところで、通
常、リール方式の搬送システムは、テープ幅が35m
m,48mm,70mmの連続テープ(フープ材)を搬
送する構造になっている。
【0010】一方、半導体装置の試作や、加工条件の条
件出しのような数が少ない製品の場合、材料テープを必
要以上に用いるためテープは無駄になる。また、テープ
の無駄をなくすためにテープを継ぎ足したりしている
が、この継ぎ足し作業は面倒なばかりでなく作業時間も
多く掛かり生産性も低い。また、それぞれテープ幅に合
った設備を保有することは、設備コストの高騰を伴い、
製品コストを押し上げる因子となり好ましくない。
【0011】本発明の目的は、テープ移送方式での処理
加工における設備費用の削減を図ることにある。本発明
の他の目的は、短冊体に対してテープ移送方式で処理加
工を行える半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになる
であろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0013】(1)無端状の可撓性テープのテープ部分
を一つ以上の加工ステーションに沿って順次通過移動さ
せるとともに、最初の加工ステーションに到達する前の
前記テープに処理加工が必要な処理加工部を有する短冊
体を取り付け、その後各加工ステーションで前記処理加
工部に処理加工を行い、最終の加工ステーションを通過
した前記テープから前記短冊体を取り外す。前記加工ス
テーションの一つで前記処理加工部に液状物をポッティ
ングして被着させ、その後の加工ステーションで前記液
状物をベークして硬化させる。前記テープまたは前記テ
ープと前記短冊体に相互に着脱自在となる係止部を設け
ておき、前記係止部を操作して前記テープに対して前記
短冊体を着脱する。
【0014】(2)リールから解き出した可撓性のテー
プを間欠的に移動させて一つ以上の加工ステーションを
順次通過移動させるとともに、最初の加工ステーション
に到達する前の前記テープに処理加工が必要な処理加工
部を有する短冊体を取り付け、その後各加工ステーショ
ンで前記処理加工部に処理加工を行い、ついで前記テー
プを巻取りリールに巻き取る。前記巻取りリールに巻き
取られた状態で相互に重なるテープ間に前記短冊状テー
プが安定して挟まるように、前記テープの両側縁にテー
プの表裏面に交互に突出する突出部を有するテープを使
用する。前記加工ステーションの一つで前記処理加工部
に液状物をポッティングして被着させ、その後の加工ス
テーションで前記液状物をベークして硬化させる。前記
テープまたは前記テープと前記短冊体に相互に着脱自在
となる係止部を設けておき、前記係止部を操作して前記
テープに対して前記短冊体を着脱する。
【0015】前記(1)の手段によれば、移動するテー
プに対して短冊体を取り付け、その後短冊体に対して、
処理加工(例えばポッティング及びベーク)を行い、つ
いでテープから短冊体を取り外すことから、テープの幅
が異なる短冊体に対しても処理加工が可能になる。この
方法によって試作品やテスト等も容易に行うことができ
る。また、短冊テープを使用することから、各テープ幅
毎に装置を用意する必要がなく設備費用の削減が図れ
る。
【0016】前記(2)の手段によれば、前記手段
(1)と同様に短冊体に対して処理加工が行える。この
例では、処理加工された短冊体はそのまま巻取りリール
に巻き取ることができる。また、既存のポッティング・
ベーク装置を使用することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】(実施形態1)図1乃至図4は本発明の一
実施形態(実施形態1)であるテープ移送方式による半
導体装置(CSP型半導体装置:単にCSPとも呼称す
る)の製造方法におけるポッティングとベークによる樹
脂充填方法を示す図であり、図1は樹脂充填方法を示す
模式図、図2は半導体装置の製造方法で使用されるテー
プとこのテープに取り付けられた短冊状テープ(短冊
体)を示す一部の平面図、図3は着脱ステーションでの
テープと付き上げピンを示す模式図、図4は短冊状テー
プをテープに取り付ける動作を示す模式図である。
【0019】本実施形態1の半導体装置の製造方法にお
いては、図1に示すようなポッティング・ベーク装置
(半導体製造装置)を用いて行う。ポッティング・ベー
ク装置は、左から右に向かってローダ1,ポッティング
部2,ベーク炉3及びアンローダ4となっている。これ
らローダ1,ポッティング部2,ベーク炉3及びアンロ
ーダ4を通過移動するように無端状のテープ40が配置
されている。
【0020】テープ40は変形可能な可撓性のテープか
らなり、例えば、ポリイミド樹脂テープやステンレステ
ープ等からなっている。テープ40は、TCPで使用す
る最大幅テープよりも幅が広くなっている。即ち、一般
に使用される市販品のTCPテープの幅は35mm,4
8mm,70mmとなっていることから、テープ40の
幅は70mmよりも広くなっている。テープ40の両側
には、図2に示すように、一定ピッチのスプロケットホ
ール45が設けられていて、このスプロケットホール4
5に噛み合うスプロケットの回転によってテープ40は
移動する。
【0021】テープ40は、4個のスプロケット20a
〜20dと、2個の反転ローラ13a,13bとによっ
て、ローダ1,ポッティング部2,ベーク炉3及びアン
ローダ4を無端状に移動するようになっている。ローダ
1からポッティング部2及びベーク炉3に至る部分で
は、テープ40は横方向に一直線に移動した後、反転ロ
ーラ13aで反転して横方向に戻り、再び反転ローラ1
3bで反転してアンローダ4に進むように構成されてい
る。
【0022】ポッティング部2では、液状物を供給(塗
布)する液状物供給部30が設けられている。この液状
物供給部30は、例えば、ディスペンサーによる供給シ
ステムであり、例えば、図では2台のディスペンサー3
0aが液状物を供給するようになっている。
【0023】ベーク炉3には、ヒータ31が配置されて
いる。このヒータ31は折り返しながら移動するテープ
40の処理加工部を加熱処理し、テープ40に塗布され
た液状物を硬化するようになっている。
【0024】ローダ1には製品セット部1aが設けら
れ、間欠的に進むテープ40に製品を供給するようにな
っている。また、アンローダ4には製品取り出し部4a
が設けられ製品を取り出すようになっている。
【0025】この実施形態での製品とは、短冊体(短冊
テープ)41を指し、テープ幅が70mmになるCSP
用テープを所定の長さに切断したものであり、CSP型
半導体装置の製造途中のものである。本実施形態では、
半導体チップのセンターに対応するスリット部分に絶縁
性の樹脂を充填するとともに、この樹脂をベーク処理し
て硬化させてセンターパッド型のCSPを製造するもの
である。
【0026】テープ40は、図2に示すように、短冊テ
ープ41を簡単に着脱できるような構造になっている。
即ち、テープ40にはUの字状にスリットが設けられて
舌片42が設けられている。この舌片42は、短冊テー
プ41の4隅部分を弾力的に挟み込むように配置されて
いる。
【0027】この例ではテープ幅が70mmの短冊テー
プ41を取り付ける構造になっているが、テープ幅が3
5mmまたは48mmの短冊テープを取り付ける構造と
してもよい。この場合、舌片42の位置はテープ幅に対
応するように設けられる。また、同一のテープ40に各
幅の短冊テープを取り付けることができるように、舌片
をそれぞれ設ける構造としてもよい。この場合、各舌片
42の位置が干渉し合う場合は、テープ40の移動方向
に沿ってずらすように舌片42を配置してもよい。
【0028】製品セット部1a及び製品取り出し部4a
には、図3に示すように、テープ40の下方に付き上げ
ピン43が配置されていて、前記舌片42を付き上げる
ようになっている。
【0029】図4(a)〜(e)は製品セット部1aで
の短冊テープ41の取り付け状態を示す模式図である。
同図(a)及び(b)に示すように、停止状態にあるテ
ープ40に対し、下方から上方に向けて付き上げピン4
3を付き上げて舌片42を弾力的に押し上げて開かせ
る。つぎに、同図(c)及び(d)に示すように、図示
しないオートハンドラまたは手動で短冊テープ41をテ
ープ40上に供給載置させる。ついで、同図(e)に示
すように、付き上げピン43を降下させてテープ40の
下方の元位置に復帰させることによって、舌片42の弾
力で短冊テープ41をテープ40に固定する。
【0030】図示はしないが、製品取り出し部4aで
は、付き上げピン43で舌片42を開き、その後テープ
40上の短冊テープ41をオートハンドラまたは手動で
取り外すことができる。
【0031】ここで、短冊テープ41を用いて製造する
CSP型半導体装置について、図5乃至図9を用いて簡
単に説明する。図5はCSPの断面図、図6はCSPの
平面図、図7はCSPの側面図、図8はCSPの底面図
である。また、図9はCSPの製造各工程での模式的断
面図である。本実施形態では、CSP型半導体装置(C
SP)50として、センターパッド品に本発明を適用し
た例について説明する。
【0032】図5に示すように、短冊テープ41は、絶
縁性のテープ(ポリイミド樹脂テープ)51と、このテ
ープ51の一面に設けられた複数のリード52と、前記
リード52を被うようにテープ51の一面側に張りつけ
たエラストマ53で構成されている。
【0033】CSP50の製造箇所では、前記テープ5
1及びエラストマ53においてはセンターに沿ってスリ
ット54が設けられている。各リード52の内端は前記
スリット54の中央部分まで突出している。また、リー
ド52の他端に対応するテープ51部分には穴が設けら
れている。そして、この穴部分にはテープ51の他面側
から外部電極端子になるボール55が設けられている。
【0034】エラストマ53の表面にはLSIを構成す
る半導体チップ56が取り付けられている。この半導体
チップ56の中央に沿ってアルミニウムからなる電極5
7が設けられ、これら各電極57が、前記スリット54
に位置するリード52にあらかじめ塗布しておいた半田
等のソルダーを介して固定されている。また、スリット
54部分には絶縁性の樹脂58が充填されかつ硬化され
ている。本実施形態ではこの絶縁性樹脂の塗布と、硬化
(ベーク)を行う。
【0035】短冊テープ41では、テープ51で複数の
CSP形成部分(処理加工部)が連結された形状になっ
ている。また、スリット54には樹脂はまだ充填されて
いない状態になっている。図では、説明の便宜上、3個
の処理加工部が単一の短冊テープ41に設けられる構造
になっている。
【0036】つぎに、このようなCSPの製造について
説明する。図9に示すように、短冊テープ41が用意さ
れる。図9では短冊テープ41はCSPの製造部分(処
理加工部)のみを示す。
【0037】短冊テープ41は、所定パターンのテープ
51と、このテープ51の一面に形成された所定パター
ンのリード52と、リード52を被うように短冊テープ
41の一面に固定されたエラストマ53とからなってい
る。処理加工部の中央に沿ってテープ51及びエラスト
マ53を貫通するスリット54が設けられている。リー
ド52の内端はこのスリット54の中央にまで突出して
いる。また、リード52の他端に対応するテープ51に
は穴59が設けられ、穴59の底にはリード52が露出
している。
【0038】つぎに、図9(b)に示すように、エラス
トマ53の表面に半導体チップ56を位置決めして重ね
るとともに、図9(c)に示すように、インナーリード
ボンディングによって半導体チップ56の電極57にリ
ード52の内端部分を固定する。この固定においては、
電極57及び/またはリード52に予め塗布しておいた
半田等のソルダーを再溶融することによって固定する。
【0039】つぎに、図9(d)に示すように、スリッ
ト54部分に樹脂58を充填するとともに、ベーク処理
して硬化させてリード52の内端部分を保護する。本実
施形態1では、この樹脂充填、即ちポッティングと、ポ
ッティングした樹脂を硬化させるベークを図1に示すポ
ッティング・ベーク装置で行う。
【0040】図9(c)に示すようにリード52と電極
57とが固定された段階で、ローダ1の製品セット部1
aで短冊テープ41がテープ40に取り付けられる〔図
4(a)〜(e)参照〕。この場合、図2に示すよう
に、スリット54及び穴59が上面になるように短冊テ
ープ41はテープ40に取り付けられる。
【0041】テープ40の間欠的な移動によって短冊テ
ープ41は製品セット部1aからポッティング部2に移
り、ディスペンサーによってスリット54部分に液状物
からなる樹脂(例えば、エポキシ樹脂)58が供給され
る。その後、ベーク炉3を通過する間に前記樹脂58は
ベークされて硬化し、図9(d)に示すようになる。
【0042】ついで、アンローダ4の製品取り出し部4
aに至った短冊テープ41は、前述の方法でテープ40
から取り出される。取り出された短冊テープ41は、他
の製造ラインに運ばれ、図9(e)に示すように、穴5
9部分に外部電極端子としてボール55を固定する。そ
の後、洗浄された後、半導体チップ56の外周に一致す
るようにエラストマ53及びテープ51が切断されて図
9(e)に示すようなCSP50が製造される。
【0043】図10乃至図13は実施形態1の半導体装
置の製造方法によって製造された他のCSP(周辺パッ
ド型CSP)に係わる図であり、図10はCSPの断面
図、図11はCSPの平面図、図12はCSPの側面
図、図13はCSPの底面図である。この短冊テープ4
1は、図5乃至図8に示すセンターパッド型CSPにお
いて、スリットが半導体チップ56の中央に対応するこ
となく、半導体チップ56の互いに対面する2辺に沿っ
て設けられ、この2辺部分に樹脂58がポッティング・
ベークされた構造になっている。このような周辺パッド
型CSPの製造にも使用できる。また、他の構造の半導
体装置の製造にもポッティング・ベークが可能である。
【0044】なお、ここで、図14乃至図16にテープ
40に短冊テープ41を固定する他の固定例を示す簡略
化した模式図である。図14は接着性がある耐熱テープ
60によって短冊テープ41をテープ40に接着するも
のである。短冊テープ41を取り出す際は、耐熱テープ
60を剥がし、自由になった短冊テープ41を取り出
す。
【0045】図15はホック61によって短冊テープ4
1をテープ40に固定する例である。ホック61はテー
プ40に固定された固定側ホック部61aと、短冊テー
プ41の孔に挿入されて前記固定側ホック部61aに着
脱自在に取り付けられる脱着側ホック部61bとで構成
され、取り付け時はテープ40に短冊テープ41を重ね
合わせた後、脱着側ホック部61bを固定側ホック部6
1aに嵌合させて短冊テープ41をテープ40に固定す
る。取り出し時は、脱着側ホック部61bを固定側ホッ
ク部61aから外すことによって短冊テープ41をテー
プ40から取り外すことができる。作業性を考慮して、
短冊テープ41の着脱はワンタッチで行う構造が望まし
い。
【0046】なお、本実施形態1では、テープ40のテ
ープ幅は短冊テープ41よりも広い場合について説明し
たが、各処理加工ステーションで引っ掛からないように
することを条件として、テープ40よりも短冊テープ4
1の幅が広くても処理加工を行うことができる。本実施
形態1によれば、以下の効果が得られる。
【0047】(1)移動するテープ40に対してCSP
を製造するための短冊テープ41を取り付け、その後短
冊テープ41の処理加工部に対して、樹脂58をポッテ
ィングするとともに、この樹脂58をベークして硬化さ
せ、ついでテープ40から短冊テープ41を取り外す製
造方法であることから、テープ51の幅が異なる短冊テ
ープ41に対しても処理加工が可能になる。この結果、
試作品やテスト品の製造や、ポッティング・ベークの条
件選択等が簡単に行えるようになる。
【0048】(2)試作品やテスト品の製造や、ポッテ
ィング・ベークの条件選択等は、短冊テープ41を使用
して行うことから、テープの無駄が無く、開発コストの
低減が達成できる。
【0049】(3)試作品やテスト品の製造や、ポッテ
ィング・ベークの条件選択等は、短冊テープ41を使用
して行うことから、テープを継ぎ接ぎするような手間隙
の掛かる作業とはならず、開発コストの低減が達成でき
る。
【0050】(4)テープ幅に対応させるテープ移送機
構を必要としなくなり、設備費用の低減も達成できる。
【0051】(5)短冊テープ41の使用により、異種
製品を混在させてCSPを製造することができる。
【0052】(6)短冊テープ41の使用により、他の
液状物のポッティングとベークも可能になる。
【0053】(7)上記(1)〜(6)により、短冊テ
ープを使用することから、各テープ幅毎に装置を用意す
る必要がなく設備費用の削減が図れる。
【0054】(実施形態2)図17乃至図19は本発明
の他の実施形態(実施形態2)による半導体装置の製造
方法におけるポッティングとベークによる樹脂充填方法
に係わる図であり、図17はポッティングとベークによ
る樹脂充填方法を示す模式図、図18はテープに短冊状
テープが取り付けられた状態を示す模式図、図19はテ
ープに短冊状テープが取り付けられた状態を示す模式的
断面図である。
【0055】本実施形態2のポッティング・ベーク装置
は、図20に示す従来のポッティング・ベーク装置にお
いて、供給リール10から解き出すテープ40aが、図
18及び図19に示すように異なることと、アンローダ
4では供給リール24を用いず、従って、スペーサテー
プ25を使用しない点が異なるものであり、他は同じで
ある。
【0056】テープ40aは両側縁にテープの表裏面に
交互に突出する突出部43を有する構造になっている。
従って、テープ40aを巻き取った場合、相互に重なり
合うテープ部分44間には前記突出部43が介在するた
め、所定の隙間が発生するようになる。このため、従来
のようにスペーサテープを使用しなくても処理加工部の
接触による損傷を防止することができる。短冊テープ4
1は前記実施形態1と同様に舌片42でテープ40aに
取り付ける構造になっている。
【0057】本実施形態2では、図17に示すように、
供給リール10から解き出した可撓性のテープ40aを
間欠的に移動させて一つ以上の加工ステーションを順次
通過移動させるとともに、最初の加工ステーション(ポ
ッティングステーション)に到達する前の製品セット部
1aでテープ40aに処理加工が必要な処理加工部を有
する短冊テープ41を取り付ける。
【0058】テープ40aの間欠的な移動によって短冊
テープ41は製品セット部1aからポッティング部2に
移り、ディスペンサーによって前記実施形態1と同様に
スリット54部分に液状物からなる樹脂(例えば、エポ
キシ樹脂)58が供給される。その後、ベーク炉3を通
過する間に前記樹脂58はベークされて硬化する。
【0059】本実施形態2では、短冊テープ41は巻取
リール18に巻き取られる。巻き取りが完了した巻取リ
ール18は次の工程に運ばれる。本実施形態2の半導体
装置の製造方法においては、実施形態1と同様に短冊テ
ープを使用することによる効果を有するとともに、短冊
テープを巻取リールに巻いた状態で保管・搬送すること
ができる利点もある。また、本実施形態2によれば、既
存のポッティング・ベーク装置を簡単な改造で使用する
ことができる実益もある。
【0060】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、短冊状テープ等の短冊体を使用して製品を製造する
技術には適用することができる。また、本発明はポッテ
ィング,ベーク以外の他の処理加工についても使用でき
る。従って、さらに多くの工程を有する半導体製造装置
にも適用することができる。
【0061】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0062】(1)間欠的に移動するテープに対して、
処理加工部を有する短冊状テープ(短冊体)を取り付け
てCSP等の半導体装置を製造することができることか
ら、短冊状テープのテープ幅が異なるものに対しても処
理加工が可能になるため、試作品やテスト品の製造や、
処理加工の条件選択等が簡単に行える。
【0063】(2)試作品やテスト品の製造や、処理加
工の条件選択等が短冊状テープを使用することで容易に
行えることから、テープを無駄に使用することもなく、
また手間隙の掛かるテープの継ぎ接ぎが不要になり、テ
ープ幅に対応したテープ移送機構も不要となることか
ら、開発コストの低減が達成できる。即ち、短冊テープ
を使用することから、各テープ幅毎に装置を用意する必
要がなく設備費用の削減が図れる。
【0064】(3)短冊テープの使用により、異種製品
を混在させてCSP等の製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体装置の製造方法におけるポッティングとベークによる
樹脂充填方法を示す模式図である。
【図2】実施形態1の半導体装置の製造方法で使用され
るテープとこのテープに取り付けられた短冊状テープを
示す一部の平面図である。
【図3】前記テープに対して前記短冊状テープを着脱す
る着脱ステーションでのテープと付き上げピンを示す模
式図である。
【図4】前記短冊状テープをテープに取り付ける動作を
示す模式図である。
【図5】実施形態1の半導体装置の製造方法を適用して
製造されたCSPの断面図である。
【図6】前記CSPの平面図である。
【図7】前記CSPの側面図である。
【図8】前記CSPの底面図である。
【図9】前記CSPの製造各工程での模式的断面図であ
る。
【図10】実施形態1の半導体装置の製造方法を適用し
て製造された他のCSPの断面図である。
【図11】前記他のCSPの平面図である。
【図12】前記他のCSPの側面図である。
【図13】前記他のCSPの底面図である。
【図14】実施形態1において、耐熱テープによって短
冊状テープをテープに固定する他の固定例を示す平面図
である。
【図15】実施形態1において、ホックによって短冊状
テープをテープに固定する他の固定例を示す平面図であ
る。
【図16】ホック固定による短冊状テープ等の断面図で
ある。
【図17】本発明の他の実施形態(実施形態2)である
半導体装置の製造方法におけるポッティングとベークに
よる樹脂充填方法を示す模式図である。
【図18】実施形態2においてテープに短冊状テープが
取り付けられた状態を示す模式図である。
【図19】実施形態2においてテープに短冊状テープが
取り付けられた状態を示す模式的断面図である。
【図20】従来の半導体装置の製造方法におけるポッテ
ィングとベークによる樹脂充填方法を示す模式図であ
る。
【図21】従来のポッティングとベークによる樹脂充填
方法で使用されるテープの巻き取り状態の一部を示す模
式図である。
【符号の説明】
1…ローダ、2…ポッティング部、3…ベーク炉、4…
アンローダ、10…供給リール、11…テープ、12a
〜12d…ガイドローラ、13a,13b…反転ロー
ラ、18…巻取りリール、20a,20b…スプロケッ
ト、22…スペーサテープ、23…回収リール、24…
供給リール、30…液状物供給部、30a…ディスペン
サー、31…ヒータ、40,40a…テープ、41…短
冊体(短冊テープ)、42…舌片、43…突出部、44
…テープ部分、45…スプロケットホール、50…CS
P型半導体装置(CSP)、51…テープ、52…リー
ド、53…エラストマ、54…スリット、55…ボー
ル、56…半導体チップ、57…電極、58…樹脂、5
9…穴、60…耐熱テープ、61…ホック、61a…固
定側ホック部、61b…脱着側ホック部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 正 秋田県南秋田郡天王町天王字長沼64 アキ タ電子株式会社内 Fターム(参考) 5F044 MM48 RR19 5F061 CA05 CB02 CB13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の可撓性テープのテープ部分を一
    つ以上の加工ステーションに沿って順次通過移動させる
    とともに、最初の加工ステーションに到達する前の前記
    テープに処理加工が必要な処理加工部を有する短冊体を
    取り付け、その後各加工ステーションで前記処理加工部
    に処理加工を行い、最終の加工ステーションを通過した
    前記テープから前記短冊体を取り外すことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 リールから解き出した可撓性のテープを
    間欠的に移動させて一つ以上の加工ステーションを順次
    通過移動させるとともに、最初の加工ステーションに到
    達する前の前記テープに処理加工が必要な処理加工部を
    有する短冊体を取り付け、その後各加工ステーションで
    前記処理加工部に処理加工を行い、ついで前記テープを
    巻取りリールに巻き取ることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記巻取りリールに巻き取られた状態で
    相互に重なるテープ間に前記短冊状テープが安定して挟
    まるように、前記テープの両側縁にテープの表裏面に交
    互に突出する突出部を有するテープを使用することを特
    徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加工ステーションの一つで前記処理
    加工部に液状物をポッティングして被着させ、その後の
    加工ステーションで前記液状物をベークして硬化させる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記テープまたは前記テープと前記短冊
    体に相互に着脱自在となる係止部を設けておき、前記係
    止部を操作して前記テープに対して前記短冊体を着脱す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の半導体装置の製造方法。
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