JP2002092657A - 立体表示制御装置、方法及び記憶媒体 - Google Patents

立体表示制御装置、方法及び記憶媒体

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JP2002092657A
JP2002092657A JP2000276727A JP2000276727A JP2002092657A JP 2002092657 A JP2002092657 A JP 2002092657A JP 2000276727 A JP2000276727 A JP 2000276727A JP 2000276727 A JP2000276727 A JP 2000276727A JP 2002092657 A JP2002092657 A JP 2002092657A
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Hideo Noro
英生 野呂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオ視パラメータの急激な変化を避ける
ことで観察者の負担を軽減し、継続的なステレオ立体視
を容易にすることができる立体表示制御装置、方法及び
記憶媒体を提供する。 【解決手段】 計算して得た現フレームの最適ステレオ
視パラメータから前フレームのステレオ視パラメータを
減算した値を差分dとし、d<−δ(下限値)である場
合は差分dを−δに設定し、d>δ(上限値)である場
合は差分dをδに設定し、差分dが−δ〜δの範囲内で
あれば差分dはその値のままとして、前フレームのステ
レオ視パラメータに差分dを加算した値を現フレームの
ステレオ視パラメータとして設定する。これにより、現
フレームのステレオ視パラメータの急激な変化に制限が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、被写体をステレ
オ立体表示するためにステレオ視パラメータを制御する
立体表示制御装置、方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体をステレオ立体表示するス
テレオ立体表示装置が知られており、この表示装置向け
の出力制御を行う立体表示制御装置では一般に、VRM
L(Virtual Reality Modelin
g Language)等の、CGデータをステレオ立
体表示するためのソフトウェアが用いられる。
【0003】ステレオ表示を行う場合、三次元空間内の
被写体の同一点が立体表示制御装置に表示される際、右
眼用と左眼用の画像上の位置は通常異なる。観察者は、
位置の異なるこれら2点の像を頭の中で融合することに
よって上記点までの距離を把握する(図2)。
【0004】ステレオ視パラメータには、基線長、輻輳
角等があるが、これらを変化させると同一点であっても
右眼用と左眼用の表示画面上の位置は変化する。する
と、結果として、観察者は上記点までの距離が変化した
ように感じることになる。例えば、基線長が長くなるこ
とは観察者が巨人になることに相当し、基線長が短くな
ることは観察者が小人になることに相当する。これらの
場合、観察される被写体たる物体は何ら変化せず、観察
者の感覚的な大きさが変化しているわけであるが、実際
の観察者の大きさが変わっているわけではないため、観
察者は、自分に対して物体が近づいたり遠ざかったりし
ていると感じる。
【0005】シーンによって最適なステレオ視パラメー
タは異なるが、それはあまりに立体感を強調すると観察
者が左右像を融合できなくなるためである。観察者が違
和感なく立体感を得るためには、視点から見える範囲で
ある視体積内のすべての物体、あるいは注目している部
分が、観察者から一定の距離(以下、「立体視距離限
界」と称する)以上離れたところに存在する必要があ
り、立体感はそれらの物体、あるいは注目している部分
が観察者に近ければ近いほど強調されて見える。立体視
距離限界は、表示装置の物理的特性と観察者の嗜好とに
よって決定される。
【0006】すなわち、静止したシーンにおいて観察者
が違和感なく最も効果的にステレオ立体視を行うには、
観察者から立体視距離限界だけ離れた場所に視体積内の
観察者に一番近い物体、あるいは注目している部分が位
置すればよい。このように、一般にステレオ視パラメー
タの最適値は、視体積内に存在する物体のうち、視点に
最も近いもの、あるいは注視していると思われるものを
基準に決定される。この最適なステレオ視パラメータを
以下「最適ステレオ視パラメータ」と称する。
【0007】従来の立体表示制御装置であって、ステレ
オ視パラメータ制御を自動制御で行うものでは、最適ス
テレオ視パラメータを各フレームについて計算し、現フ
レームのステレオ視パラメータを逐次上記最適ステレオ
視パラメータに設定することで立体視を表示させるよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の立体表示制御装置では、現フレームのステレオ視パ
ラメータが最適ステレオ視パラメータに瞬時に設定され
るため、視体積内に物体が突然飛び込んできた場合や、
視体積外に出ていった場合には、最適ステレオ視パラメ
ータが突然変化することがある。
【0009】ステレオ視パラメータが変化すると、観察
者もステレオ視を行うべくそれに合わせなければならな
い。特に時間的に不連続な大きい変化があった場合は、
観察者は瞬時に適応するべく多大な労力を必要とする。
そしてこれが繰り返されると苦痛と感じるようになる。
また、場合によっては、ステレオ視パラメータの急激な
変化についていけず、ステレオ視が不能になる場合もあ
った。
【0010】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、ステレオ視パラ
メータの急激な変化を避けることで観察者の負担を軽減
し、継続的なステレオ立体視を容易にすることができる
立体表示制御装置、方法及び記憶媒体を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の立体表示制御装置は、被写体をス
テレオ立体表示するためにステレオ視パラメータを制御
する立体表示制御装置において、前記被写体に関する最
適ステレオ視パラメータを算出する最適パラメータ算出
手段と、前記被写体との距離が変化するような視覚効果
を得るためのステレオ視パラメータの制御を行う場合
に、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させて該ス
テレオ視パラメータを前記最適パラメータ算出手段によ
り算出された最適ステレオ視パラメータに移行させる移
行手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】同じ目的を達成するために本発明の請求項
2の立体表示制御装置は、上記請求項1記載の構成にお
いて、前記移行手段は、前記被写体が近づいてくるよう
な視覚効果を得るためのステレオ視パラメータの制御を
行うことを特徴とする。
【0013】同じ目的を達成するために本発明の請求項
3の立体表示制御装置は、上記請求項1または2記載の
構成において、前記移行手段は、前記被写体が遠ざかっ
ていくように見えるようなステレオ視パラメータの制御
を行う場合に、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化
させて前記最適ステレオ視パラメータに移行させること
を特徴とする。
【0014】同じ目的を達成するために本発明の請求項
4の立体表示制御装置は、上記請求項1〜3のいずれか
1項に記載の構成において、前記移行手段は、前記被写
体が近づいてくるように見えるようなステレオ視パラメ
ータの制御を行う場合と前記被写体が遠ざかっていくよ
うに見えるようなステレオ視パラメータの制御を行う場
合とで、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる
態様を異ならせることを特徴とする。
【0015】同じ目的を達成するために本発明の請求項
5の立体表示制御装置は、上記請求項4記載の構成にお
いて、前記移行手段は、前記被写体が近づいてくるよう
に見えるようなステレオ視パラメータの制御を行う場合
に比し、前記被写体が遠ざかっていくように見えるよう
なステレオ視パラメータの制御を行う場合の方が、前記
ステレオ視パラメータの時間的変化率が大きくなるよう
に制御することを特徴とする。
【0016】同じ目的を達成するために本発明の請求項
6の立体表示制御装置は、上記請求項1〜5のいずれか
1項に記載の構成において、前記移行手段は、前記ステ
レオ視パラメータの時間的変化率に制限を設けること
で、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させること
を特徴とする。
【0017】同じ目的を達成するために本発明の請求項
7の立体表示制御装置は、上記請求項1〜6のいずれか
1項に記載の構成において、前記移行手段は、前記ステ
レオ視パラメータの制御の初期状態では、前記ステレオ
視パラメータを一旦第1の所定値に設定することを特徴
とする。
【0018】同じ目的を達成するために本発明の請求項
8の立体表示制御装置は、上記請求項1〜7のいずれか
1項に記載の構成において、前記移行手段は、場面の変
化前後において、画像の相関が低い場合は、前記ステレ
オ視パラメータを一旦第2の所定値に設定することを特
徴とする。
【0019】同じ目的を達成するために本発明の請求項
9の立体表示制御装置は、上記請求項1〜8のいずれか
1項に記載の構成において、前記移行手段による前記ス
テレオ視パラメータの制御の開始を所定時間遅らせる開
始遅延手段を備えたことを特徴とする。
【0020】同じ目的を達成するために本発明の請求項
10の立体表示制御装置は、上記請求項1〜8のいずれ
か1項に記載の構成において、前記移行手段は、ユーザ
の指示に基づいて、前記ステレオ視パラメータを徐々に
変化させる制御、前記ステレオ視パラメータを一旦前記
第1の所定値に設定する制御、及び前記ステレオ視パラ
メータを一旦前記第2の所定値に設定する制御を行うこ
となく、前記ステレオ視パラメータを前記最適パラメー
タ算出手段により算出された最適ステレオ視パラメータ
に直ちに移行させるべく制御することを特徴とする。
【0021】同じ目的を達成するために本発明の請求項
11の立体表示制御装置は、上記請求項1〜8のいずれ
か1項に記載の構成において、前記最適パラメータ算出
手段により算出された最適ステレオ視パラメータの変化
が周期的であり、且つ前記最適ステレオ視パラメータに
周期内で変化しない部分がある場合は、前記移行手段
は、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる制
御、前記ステレオ視パラメータを一旦前記第1の所定値
に設定する制御、及び前記ステレオ視パラメータを一旦
前記第2の所定値に設定する制御を行うことなく、前記
ステレオ視パラメータを、前記最適ステレオ視パラメー
タの周期内で変化しない部分の値に直ちに移行させるべ
く制御することを特徴とする。
【0022】同じ目的を達成するために本発明の請求項
12の立体表示制御装置は、上記請求項1〜8のいずれ
か1項に記載の構成において、前記最適パラメータ算出
手段により算出された最適ステレオ視パラメータを固定
する最適パラメータ固定手段と、前記ステレオ視パラメ
ータが前記最適パラメータ固定手段により固定された最
適ステレオ視パラメータに一致した場合は、前記最適パ
ラメータ固定手段による前記最適ステレオ視パラメータ
の固定を解放する固定解放手段とを備えたことを特徴と
する。
【0023】同じ目的を達成するために本発明の請求項
13の立体表示制御装置は、上記請求項12記載の構成
において、前記最適パラメータ固定手段は、ユーザが指
定するタイミングで前記最適ステレオ視パラメータを固
定することを特徴とする。
【0024】同じ目的を達成するために本発明の請求項
14の立体表示制御装置は、上記請求項12記載の構成
において、前記最適パラメータ算出手段により算出され
た最適ステレオ視パラメータの変化が周期的であり、且
つ前記最適ステレオ視パラメータに周期内で変化しない
部分がある場合は、前記最適パラメータ固定手段は、前
記算出された最適ステレオ視パラメータの周期内で変化
しない部分の値に最適ステレオ視パラメータを固定する
ことを特徴とする。
【0025】同じ目的を達成するために本発明の請求項
15の立体表示制御装置は、上記請求項1〜14のいず
れか1項に記載の構成において、前記ステレオ視パラメ
ータが前記最適パラメータ算出手段により算出された最
適ステレオ視パラメータに一致した場合は、その旨を表
示する一致表示手段を備えたことを特徴とする。
【0026】同じ目的を達成するために本発明の請求項
16の立体表示制御装置は、上記請求項1〜15のいず
れか1項に記載の構成において、前記ステレオ視パラメ
ータが前記最適パラメータ算出手段により算出された最
適ステレオ視パラメータに一致していない場合は、その
旨を表示する不一致表示手段を備えたことを特徴とす
る。
【0027】同じ目的を達成するために本発明の請求項
17の立体表示制御装置は、上記請求項1〜16のいず
れか1項に記載の構成において、前記ステレオ視パラメ
ータと前記最適パラメータ算出手段により算出された最
適ステレオ視パラメータとが一致するまでの間、両パラ
メータの乖離の程度を表示する乖離表示手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0028】同じ目的を達成するために本発明の請求項
18の立体表示制御方法は、被写体をステレオ立体表示
するためにステレオ視パラメータを制御する立体表示制
御方法において、前記被写体に関する最適ステレオ視パ
ラメータを算出する最適パラメータ算出工程と、前記被
写体との距離が変化するような視覚効果を得るためのス
テレオ視パラメータの制御を行う場合に、前記ステレオ
視パラメータを徐々に変化させて該ステレオ視パラメー
タを前記最適パラメータ算出工程により算出された最適
ステレオ視パラメータに移行させる移行工程とを有する
ことを特徴とする。
【0029】同じ目的を達成するために本発明の請求項
19の立体表示制御方法は、上記請求項18記載の構成
において、前記移行工程は、前記被写体が近づいてくる
ような視覚効果を得るためのステレオ視パラメータの制
御を行うことを特徴とする。
【0030】同じ目的を達成するために本発明の請求項
20の立体表示制御方法は、上記請求項18または19
記載の構成において、前記移行工程は、前記被写体が遠
ざかっていくように見えるようなステレオ視パラメータ
の制御を行う場合に、前記ステレオ視パラメータを徐々
に変化させて前記最適ステレオ視パラメータに移行させ
ることを特徴とする。
【0031】同じ目的を達成するために本発明の請求項
21の立体表示制御方法は、上記請求項18〜20のい
ずれか1項に記載の構成において、前記移行工程は、前
記被写体が近づいてくるように見えるようなステレオ視
パラメータの制御を行う場合と前記被写体が遠ざかって
いくように見えるようなステレオ視パラメータの制御を
行う場合とで、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化
させる態様を異ならせることを特徴とする。
【0032】同じ目的を達成するために本発明の請求項
22の立体表示制御方法は、上記請求項21記載の構成
において、前記移行工程は、前記被写体が近づいてくる
ように見えるようなステレオ視パラメータの制御を行う
場合に比し、前記被写体が遠ざかっていくように見える
ようなステレオ視パラメータの制御を行う場合の方が、
前記ステレオ視パラメータの時間的変化率が大きくなる
ように制御することを特徴とする。
【0033】同じ目的を達成するために本発明の請求項
23の立体表示制御方法は、上記請求項18〜22のい
ずれか1項に記載の構成において、前記移行工程は、前
記ステレオ視パラメータの時間的変化率に制限を設ける
ことで、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる
ことを特徴とする。
【0034】同じ目的を達成するために本発明の請求項
24の立体表示制御方法は、上記請求項18〜23のい
ずれか1項に記載の構成において、前記移行工程は、前
記ステレオ視パラメータの制御の初期状態では、前記ス
テレオ視パラメータを一旦第1の所定値に設定すること
を特徴とする。
【0035】同じ目的を達成するために本発明の請求項
25の立体表示制御方法は、上記請求項18〜24のい
ずれか1項に記載の構成において、前記移行工程は、場
面の変化前後において、画像の相関が低い場合は、前記
ステレオ視パラメータを一旦第2の所定値に設定するこ
とを特徴とする。
【0036】同じ目的を達成するために本発明の請求項
26の立体表示制御方法は、上記請求項18〜25のい
ずれか1項に記載の構成において、前記移行工程による
前記ステレオ視パラメータの制御の開始を所定時間遅ら
せる開始遅延工程を有することを特徴とする。
【0037】同じ目的を達成するために本発明の請求項
27の立体表示制御方法は、上記請求項18〜25のい
ずれか1項に記載の構成において、前記移行工程は、ユ
ーザの指示に基づいて、前記ステレオ視パラメータを徐
々に変化させる制御、前記ステレオ視パラメータを一旦
前記第1の所定値に設定する制御、及び前記ステレオ視
パラメータを一旦前記第2の所定値に設定する制御を行
うことなく、前記ステレオ視パラメータを前記最適パラ
メータ算出工程により算出された最適ステレオ視パラメ
ータに直ちに移行させるべく制御することを特徴とす
る。
【0038】同じ目的を達成するために本発明の請求項
28の立体表示制御方法は、上記請求項18〜25のい
ずれか1項に記載の構成において、前記最適パラメータ
算出工程により算出された最適ステレオ視パラメータの
変化が周期的であり、且つ前記最適ステレオ視パラメー
タに周期内で変化しない部分がある場合は、前記移行工
程は、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる制
御、前記ステレオ視パラメータを一旦前記第1の所定値
に設定する制御、及び前記ステレオ視パラメータを一旦
前記第2の所定値に設定する制御を行うことなく、前記
ステレオ視パラメータを、前記最適ステレオ視パラメー
タの周期内で変化しない部分の値に直ちに移行させるべ
く制御することを特徴とする。
【0039】同じ目的を達成するために本発明の請求項
29の立体表示制御方法は、上記請求項18〜25のい
ずれか1項に記載の構成において、前記最適パラメータ
算出工程により算出された最適ステレオ視パラメータを
固定する最適パラメータ固定工程と、前記ステレオ視パ
ラメータが前記最適パラメータ固定工程により固定され
た最適ステレオ視パラメータに一致した場合は、前記最
適パラメータ固定工程による前記最適ステレオ視パラメ
ータの固定を解放する固定解放工程とを有することを特
徴とする。
【0040】同じ目的を達成するために本発明の請求項
30の立体表示制御方法は、上記請求項29記載の構成
において、前記最適パラメータ固定工程は、ユーザが指
定するタイミングで前記最適ステレオ視パラメータを固
定することを特徴とする。
【0041】同じ目的を達成するために本発明の請求項
31の立体表示制御方法は、上記請求項29記載の構成
において、前記最適パラメータ算出工程により算出され
た最適ステレオ視パラメータの変化が周期的であり、且
つ前記最適ステレオ視パラメータに周期内で変化しない
部分がある場合は、前記最適パラメータ固定工程は、前
記算出された最適ステレオ視パラメータの周期内で変化
しない部分の値に最適ステレオ視パラメータを固定する
ことを特徴とする。
【0042】同じ目的を達成するために本発明の請求項
32の立体表示制御方法は、上記請求項18〜31のい
ずれか1項に記載の構成において、前記ステレオ視パラ
メータが前記最適パラメータ算出工程により算出された
最適ステレオ視パラメータに一致した場合は、その旨を
表示する一致表示工程を有することを特徴とする。
【0043】同じ目的を達成するために本発明の請求項
33の立体表示制御方法は、上記請求項18〜32のい
ずれか1項に記載の構成において、前記ステレオ視パラ
メータが前記最適パラメータ算出工程により算出された
最適ステレオ視パラメータに一致していない場合は、そ
の旨を表示する不一致表示工程を有することを特徴とす
る。
【0044】同じ目的を達成するために本発明の請求項
34の立体表示制御方法は、上記請求項18〜33のい
ずれか1項に記載の構成において、前記ステレオ視パラ
メータと前記最適パラメータ算出工程により算出された
最適ステレオ視パラメータとが一致するまでの間、両パ
ラメータの乖離の程度を表示する乖離表示工程を有する
ことを特徴とする。
【0045】同じ目的を達成するために本発明の請求項
35の記憶媒体は、被写体をステレオ立体表示するため
にステレオ視パラメータを制御する立体表示制御方法で
使用されるプログラムを記憶した記憶媒体において、前
記被写体に関する最適ステレオ視パラメータを算出する
最適パラメータ算出工程のコードと、前記被写体との距
離が変化するような視覚効果を得るためのステレオ視パ
ラメータの制御を行う場合に、前記ステレオ視パラメー
タを徐々に変化させて該ステレオ視パラメータを前記最
適パラメータ算出工程のコードにより算出された最適ス
テレオ視パラメータに移行させる移行工程のコードとを
記憶したことを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0047】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る立体表示制御装置の全体構成を示
すブロック図である。
【0048】本立体表示制御装置は、CPU1(最適パ
ラメータ算出手段、移行手段、開始遅延手段、最適パラ
メータ固定手段、固定解放手段)にROM2、RAM
3、操作部4(最適パラメータ固定手段、一致表示手
段、不一致表示手段、乖離表示手段)、画像入力部5、
画像出力部6が接続されて構成される。CPU1は本装
置全体の動作を制御する。ROM2にはCPU1が実行
する各種プログラムが格納されている。RAM3は各種
フラグや各種データを一時保存すると共に、CPU1が
プログラムを実行する際のワークエリアとしても機能す
る。操作部4は不図示のユーザインターフェイスや表示
部を備え、ユーザが本装置に対して各種指示を入力した
り、各種情報を表示したりする。画像入力部5は、不図
示の撮像装置から撮像信号を入力する。画像出力部6
は、立体画像を不図示のステレオ立体表示装置に対して
立体画像を出力する。
【0049】本立体表示制御装置では、VRML(Vi
rtual Reality Modeling La
nguage)等の、CGデータをステレオ立体表示す
るためのソフトウェアが用いられる。
【0050】図2は、三次元対象と左右画像との関係を
示す図である。
【0051】同図(a)に示す左右両カメラで撮像した
画像についてステレオ表示を行う場合、三次元空間内の
被写体の同一点が立体表示制御装置に表示される際、同
図(b)、(c)に示すように、右眼用と左眼用の画像
上の位置は通常異なる。観察者は、位置の異なるこれら
2点の像を頭の中で融合することによって上記点までの
距離を把握する。
【0052】ステレオ視パラメータには、基線長、輻輳
角等があるが、これらを変化させると同一点であっても
右眼用と左眼用の表示画面上の位置は変化する。する
と、結果として、観察者は上記点までの距離が変化した
ように感じることになる。例えば、基線長が長くなるこ
とは観察者が巨人になることに相当し、基線長が短くな
ることは観察者が小人になることに相当する。これらの
場合、観察される被写体たる物体は何ら変化せず、観察
者の感覚的な大きさが変化しているわけであるが、実際
の観察者の大きさが変わっているわけではないため、観
察者は、自分に対して物体が近づいたり遠ざかったりし
ていると感じる。
【0053】静止したシーンにおいて観察者が違和感な
く最も効果的にステレオ立体視を行うには、観察者から
一定の距離(以下、「立体視距離限界」と称する)だけ
離れた場所に視体積内の観察者に一番近い物体、あるい
は注目している部分が位置すればよく、立体視距離限界
は、表示装置の物理的特性と観察者の嗜好とによって決
定される。このように、一般にステレオ視パラメータの
最適値は、視体積内に存在する物体のうち、視点に最も
近いもの、あるいは注視していると思われるものを基準
に決定される。この最適なステレオ視パラメータを以下
「最適ステレオ視パラメータ」と称する。
【0054】従来の立体表示制御装置では、最適ステレ
オ視パラメータを各フレームについて計算し、現フレー
ムのステレオ視パラメータを逐次上記最適ステレオ視パ
ラメータに設定することで立体視を表示させるようにし
ていた。本実施の形態では、現フレームのステレオ視パ
ラメータを最適ステレオ視パラメータに一律に瞬時に設
定するのではなく、時間的に不連続な大きい変化を起こ
さないように制御するようにした。以下、ステレオ視パ
ラメータの制御手法を説明する。
【0055】図3は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【0056】まず、CGデータ等をもとに、現フレーム
の最適ステレオ視パラメータを計算する(ステップS3
01)。次いで、上記計算して得た現フレームの最適ス
テレオ視パラメータから前フレームのステレオ視パラメ
ータを減算した値を差分dとし(ステップS302)、
d<−δであるか否かを判別する(ステップS30
3)。ここでδは制限値であり、前フレームと現フレー
ムの表示間隔をΔt、単位時間内のステレオ視パラメー
タの変化の許容値をDと記すと、δ=D×Δtで表され
る。許容値Dは正の定数値であり、観察者の嗜好により
決定される。
【0057】前記ステップS303の判別の結果、d<
−δである場合は、差分dを−δに設定して(ステップ
S304)、ステップS305に進む一方、d<−δで
ない場合は直ちにステップS305に進む。
【0058】ステップS305では、d>δであるか否
かを判別し、その判別の結果、d>δである場合は、差
分dをδに設定して(ステップS306)、ステップS
307に進む一方、d<−δでない場合は直ちにステッ
プS307に進む。
【0059】ステップS307では、前フレームのステ
レオ視パラメータに差分dを加算した値を現フレームの
ステレオ視パラメータとして設定して、本処理を終了す
る。
【0060】すなわち、計算して得た差分dが−δ〜δ
の範囲内であれば差分dはその値のままとされる一方、
差分dが−δ〜δの範囲外であれば、−δまたはδに設
定される。従って、差分dはδ、−δによってリミット
処理され、δ、−δは差分dの上限値、下限値となる。
これにより、現フレームのステレオ視パラメータの急激
な変化に制限が設けられることになる。
【0061】なお、ステレオ視パラメータの具体的内容
が基線長であるとすると、前記ステップS303、S3
04の処理は、視体積内で視点との相対的位置を変えな
い物体が観察者から遠ざかるように見えるような制御に
おけるリミット処理といえる。一方、前記ステップS3
05、S306の処理は、視体積内で視点との相対的位
置を変えない物体が観察者に近づいてくるように見える
ような制御におけるリミット処理といえる。
【0062】本実施の形態によれば、現フレームの最適
ステレオ視パラメータと前フレームのステレオ視パラメ
ータとの差分dが大きい場合であっても、現フレームの
ステレオ視パラメータの設定値が一定の範囲に制限され
るので、ステレオ視パラメータが急激に変化することな
く徐々に変化していく。従って、時間的に不連続な大き
い変化が起こらず、観察者の労力が軽減され、苦痛を感
じさせたり、ステレオ視が不能になったりすることが防
止される。よって、ステレオ視パラメータの急激な変化
を避けることで観察者の負担を軽減し、継続的なステレ
オ立体視を容易にすることができる。
【0063】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と同
様であるが(図1)、ステレオ視パラメータの制御手法
が異なる。
【0064】図4は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
本処理は、図3の処理からステップS303、S304
の処理を省略したものに相当する。
【0065】まず、ステップS401、S402で、図
3のステップS301、S302と同様の処理を実行
し、差分dを得る。次いでステップS403、404、
405で、図3のステップS305、S306、S30
7と同様の処理を実行して、本処理を終了する。
【0066】立体視をしようとする観察者にとって、物
体が近づいてくる場合には追従が難しいが、逆に物体が
遠ざかる場合には追従が比較的容易である。そこで、本
実施の形態では、視体積内で視点との相対的位置を変え
ない物体が観察者に近づいてくるように見えるような制
御では、現フレームのステレオ視パラメータの設定値を
一定の範囲に制限して、ステレオ視パラメータの急激な
変化を避ける一方、視体積内で視点との相対的位置を変
えない物体が観察者から遠ざかるように見えるような制
御では、制限を設けず、現フレームのステレオ視パラメ
ータを現フレームの最適ステレオ視パラメータに瞬時に
設定して、速やかな収束を確保する。
【0067】本実施の形態によれば、被写体が遠ざかる
場合の速やかな収束を確保しつつ、被写体が近づいてく
る場合のステレオ視パラメータの急激な変化を避けるこ
とで観察者の負担を軽減し、全体として継続的なステレ
オ立体視を容易にすることができる。
【0068】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と同
様であるが(図1)、ステレオ視パラメータの制御手法
が異なる。
【0069】図5は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
本処理では、被写体が近づいてくるように見えるような
ステレオ視パラメータの制御を行う場合と被写体が遠ざ
かっていくように見えるようなステレオ視パラメータの
制御を行う場合とで、ステレオ視パラメータを徐々に変
化させる態様を異ならせる。
【0070】まず、ステップS501、S502で、図
3のステップS301、S302と同様の処理を実行
し、差分dを得る。次いで、d>δ1であるか否かを判
別する(ステップS503)。ここでδ1=D1×Δtで
表される。
【0071】前記ステップS503の判別の結果、d>
δ1である場合は、差分dをδ1に設定して(ステップS
504)、ステップS505に進む一方、d>δ1でな
い場合は直ちにステップS505に進む。
【0072】ステップS505では、d<−δ2である
か否かを判別する。ここでδ2=D2×Δtで表される。
また、許容値D1、D2は正の定数値であり、観察者の嗜
好により決定され、δ2>δ1となるように設定される。
前記ステップS505の判別の結果、d<−δ2である
場合は、差分dを−δ2に設定して(ステップS50
6)、ステップS507に進む一方、d<−δ2でない
場合は直ちにステップS507に進む。
【0073】ステップS507では、前フレームのステ
レオ視パラメータに差分dを加算した値を現フレームの
ステレオ視パラメータとして設定して、本処理を終了す
る。
【0074】本実施の形態によれば、立体視をしようと
する観察者にとって、物体が近づいてくる場合よりも物
体が遠ざかる場合の方が追従が比較的容易であることを
考慮し、現フレームのステレオ視パラメータの制限値
を、物体が遠ざかる場合の方が緩くなるように設定し
た。これにより、被写体が近づいてくるように見えるよ
うなステレオ視パラメータの制御を行う場合に比し、被
写体が遠ざかっていくように見えるようなステレオ視パ
ラメータの制御を行う場合の方が、ステレオ視パラメー
タの時間的変化率が大きくなるように制御されるので、
被写体が遠ざかる場合の速やかな収束を確保しつつ、被
写体が近づいてくる場合のステレオ視パラメータの急激
な変化を避けることで観察者の負担を軽減し、継続的な
ステレオ立体視を容易にすることができる。
【0075】(第4の実施の形態)第4の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と同
様であるが(図1)、ステレオ視パラメータの制御手法
が異なる。
【0076】観察者がステレオ表示されたシーンを見始
めるときには、まず、最初にステレオ立体視できるよう
に眼を調節するが、この作業には苦痛を伴う。そこで、
観察者がシーンを見始めるときには、無理のないステレ
オ視パラメータを設定する。
【0077】図6は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【0078】まず、シーンの見始めか否かを判別し(ス
テップS601)、その判別の結果、シーンの見始めで
ある場合は、左右眼で同じ画像を見るようにステレオ視
パラメータを設定する(ステップS603)。これは左
右眼に対応するカメラのパラメータを同一にすることで
実現することができる。具体的には、現フレームのステ
レオ視パラメータである基線長、輻輳角をいずれも0
(第1の所定値)に設定する。その後、本処理を終了す
る。
【0079】一方、前記ステップS601の判別の結
果、シーンの見始めでない場合は、現フレームのステレ
オ視パラメータの設定処理を実行して(ステップS60
2)、本処理を終了する。このステップS602の処理
には、第1、第2、第3の実施の形態における現フレー
ムのステレオ視パラメータの設定処理(図3、図4、図
5)のいずれかを適用すればよい。
【0080】本実施の形態によれば、ステレオ視パラメ
ータの制御の初期状態であるシーンの見始めにおいて、
基線長、輻輳角を一旦いずれも0に設定することで、シ
ーンの開始から速やかにステレオ立体視を開始すること
ができる。
【0081】(第5の実施の形態)第5の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と同
様であるが(図1)、ステレオ視パラメータの制御手法
が異なる。
【0082】観察者が見るコンテンツによっては、今ま
で見ていたシーンとは画像の相関が全くないようなシー
ンに移行する場合がある。例えば、扉を開けて別の部屋
に入ったり、顕微鏡を覗くといった場合である。このよ
うな場合は、ステレオ視パラメータが最適ステレオ視パ
ラメータに徐々に変化していくことが、観察者にとって
不自然と感じられることがある。そこで、このような場
合には、一旦無理のないステレオ視パラメータを設定す
るようにする。
【0083】図7は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【0084】まず、直前のシーンと比較して画像の相関
が低いか否かを判別する(ステップS701)。判別に
は相関を示す閾値を用いる。その判別の結果、直前のシ
ーンと比較して画像の相関が低い場合は、図6のステッ
プS603と同様の処理により基線長、輻輳角をいずれ
も0(第2の所定値)に設定し(ステップS703)、
本処理を終了する。
【0085】一方、前記ステップS701の判別の結
果、直前のシーンと比較して画像の相関が低くない場合
は、現フレームのステレオ視パラメータの設定処理を実
行して(ステップS702)、本処理を終了する。この
ステップS702の処理には、第1、第2、第3、第4
の実施の形態における現フレームのステレオ視パラメー
タの設定処理(図3、図4、図5、図6)のいずれかを
適用すればよい。
【0086】本実施の形態によれば、新しい場面におい
て速やかにステレオ立体視を開始することができる。
【0087】(第6の実施の形態)第6の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と基
本的に同様であるが(図1)、不図示の計時手段をさら
に備える。また、ステレオ視パラメータの制御手法が第
1の実施の形態と異なる。
【0088】視体積内に物体が突然飛び込んできたり、
突然出ていったりする場合や、ある物体の回りを別の物
体が水平面上をぐるぐる回っているような場合は、ステ
レオ視パラメータを最適ステレオ視パラメータに近づけ
る処理を即座に始めると、ステレオ視パラメータが不安
定な状態となり、観察者に不快感を与える。そこで、本
実施の形態では、ステレオ視パラメータと最適ステレオ
視パラメータとの不一致を検出してから、実際にステレ
オ視パラメータを変化させる制御を開始するまでに一定
時間Td(所定時間)をおくようにする。
【0089】図8は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【0090】まず、ステップS801、S802で図3
のステップS301、S302と同様の処理を実行し、
差分dを得る。次いで、差分d=0であるか否かを判別
する(ステップS803)。その判別の結果、差分d=
0である場合は、タイマTCに現在時刻を設定し(ステ
ップS804)、ステップS805に進む一方、差分d
=0でない場合は、現フレームの最適ステレオ視パラメ
ータと現フレームのステレオ視パラメータとの不一致が
検出されたので、直ちにステップS805に進む。
【0091】ステップS805では、(現在時刻−タイ
マTC)>Tdであるか否かを判別する。その判別の結
果、(現在時刻−タイマTC)>Tdでない場合は、現フ
レームのステレオ視パラメータの設定処理を開始するこ
となく直ちに本処理を終了する一方、(現在時刻−タイ
マTC)>Tdである場合は、一定時間Tdが経過したの
で、現フレームのステレオ視パラメータの設定処理を実
行して(ステップS806)、本処理を終了する。この
ステップS806の処理には、第1、第2、第3、第
4、第5の実施の形態における現フレームのステレオ視
パラメータの設定処理(図3、図4、図5、図6、図
7)のいずれかを適用すればよい。
【0092】本実施の形態によれば、ステレオ視パラメ
ータの制御開始に時間的遅れを設けることで、一定時間
内に飛んでくる物体が視体積内を通り過ぎるか、ぐるぐ
る回っている物体の回転周期の半分がこの一定時間以内
であると、ステレオ視パラメータが不安定になる、とい
うような不具合を回避することができる。よって、視体
積内に他の物体が一時的に入ってきた等の要因によるス
テレオ視パラメータの不安定化を回避し、安定したステ
レオ立体視を継続することができる。
【0093】(第7の実施の形態)第7の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と基
本的に同様であるが(図1)、不図示の指示ボタンをさ
らに備える。また、ステレオ視パラメータの制御手法が
第1の実施の形態と異なる。
【0094】視立体内で、ある物体の回りを別の物体が
水平面上をぐるぐる回っているような場合でも、CG空
間内で視立体自体を移動させる等の他の要因でステレオ
視パラメータが変化している場合には、ステレオ視パラ
メータを徐々に変化させる等の制御ではステレオ視パラ
メータが不安定になり安定状態に収束しない。そこで、
本実施の形態では、観察者の意思により現フレームのス
テレオ視パラメータを現フレームの最適ステレオ視パラ
メータに強制的に即座に一致させるように制御する。
【0095】なお、指示ボタンはユーザインターフェイ
ス部である操作部4に設けるが、指示ボタンに限ること
なく、ショートカットキー等を操作部4に設けてもよ
い。
【0096】図9は、本実施の形態におけるステレオ視
パラメータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【0097】まず、ステップS901、S902で図3
のステップS301、S302と同様の処理を実行し、
差分dを得る。
【0098】次いで、指示ボタンが押下されたか否かを
判別する(ステップS903)。その判別の結果、指示
ボタンが押下された場合は、直ちに前フレームのステレ
オ視パラメータに差分dを加算した値を現フレームのス
テレオ視パラメータとして設定して(ステップS90
8)、本処理を終了する。一方、指示ボタンが押下され
ていない場合は、ステップS904〜S907で図3の
ステップS303〜306と同様のリミット処理を実行
して、前記ステップS908に進む。
【0099】観察者は、例えば、最適ステレオ視パラメ
ータが安定したところで指示ボタンを押下することで、
不安定な状態から安定な状態に移行させることができ
る。
【0100】本実施の形態によれば、例えば、CG空間
内で視立体自体が移動している場合等において、ユーザ
の指示でステレオ視パラメータの漸次変化等を禁止し、
ステレオ視パラメータを最適ステレオ視パラメータに強
制的に即時移行させることで、安定状態への速やかな収
束を確保して継続的なステレオ立体視を維持することが
できる。
【0101】なお、本実施の形態では、指示ボタン押下
による強制一致を第1の実施の形態(図3)に適用した
場合を例示したが、同様の処理は、第2、第3、第4、
第5の実施の形態にも適用可能である。その場合は、ス
テップS903の処理を図4のステップS402とS4
03との間に挿入すると共に、ステップS903で「Y
ES」となった場合にステップS405に進むようにす
ればよい。またはステップS903の処理を図5のステ
ップS502とS503との間に挿入すると共に、ステ
ップS903で「YES」となった場合にステップS5
07に進むようにすればよい。または図6のステップS
602あるいは図7のステップS702の処理の中で適
用される図3〜図6の処理において、対応する位置にス
テップS903の処理を挿入すればよい。
【0102】(第8の実施の形態)第8の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と基
本的に同様であるが(図1)、ステレオ視パラメータの
制御手法が第1の実施の形態と異なる。
【0103】視立体内で、ある物体の回りを別の物体が
水平面上をぐるぐる回っているような場合で、CG空間
内で視立体自体を移動させる等の他の要因でステレオ視
パラメータが変化している場合に、最適ステレオ視パラ
メータの値を過去の一定期間に亘り観測して、その結果
に基づきステレオ視パラメータを設定する。
【0104】図10は、本実施の形態におけるステレオ
視パラメータ設定処理のフローチャートを示す図であ
る。
【0105】まず、CGデータ等をもとに、現フレーム
の最適ステレオ視パラメータを計算する(ステップS1
001)。次いで、現在時刻と現フレームのステレオ視
パラメータを一定期間分のリストとして保存する(ステ
ップS1002)。次いで、保存したデータを元に離散
フーリエ変換を行う(ステップS1003)。ここで
は、過去の一定期間に亘り観測した最適ステレオ視パラ
メータの値とその発生時刻の系列について、離散フーリ
エ変換を行う。
【0106】次いで、離散フーリエ変換の結果、最適ス
テレオ視パラメータの変化が周期関数であるか否かを判
別し(ステップS1004)、その判別の結果、最適ス
テレオ視パラメータの変化が周期関数である場合は、周
期内に最適ステレオ視パラメータが変化しない平坦な部
分があるか否かを判別する(ステップS1005)。
【0107】図11に、観測した最適ステレオ視パラメ
ータの変化を例示する。例えば、同図では、最適ステレ
オ視パラメータの変化が周期関数であり、且つ平坦な部
分がある。このように、最適ステレオ視パラメータの変
化が周期関数であり、且つ周期内に最適ステレオ視パラ
メータが変化しない平坦な部分がある場合は、前記ステ
ップS1005からステップS1006に進む。一方、
前記ステップS1004で最適ステレオ視パラメータの
変化が周期関数でない場合、または周期関数であっても
前記ステップS1005で周期内に最適ステレオ視パラ
メータが変化しない平坦な部分が存在しない場合は、い
ずれもステップS1007に進む。
【0108】ステップS1006では、現在あるいは次
の周期での最適ステレオ視パラメータが変化しない平坦
な部分の値に現フレームのステレオ視パラメータを設定
して、本処理を終了する。これにより、CG空間内で視
立体自体が移動している場合等において、ユーザインタ
ーフェイスを用いることなく、安定状態への自動的な収
束を確保することができる。
【0109】一方、ステップS1007では、現フレー
ムのステレオ視パラメータの設定処理を実行して、本処
理を終了する。このステップS1007の処理には、第
1、第2、第3、第4、第5の実施の形態における現フ
レームのステレオ視パラメータの設定処理(図3、図
4、図5、図6、図7)のいずれかを適用すればよい。
【0110】本実施の形態によれば、視立体内で、ある
物体の回りを別の物体が水平面上をぐるぐる回っている
ような場合で、CG空間内で視立体自体を移動させる等
の他の要因でステレオ視パラメータが変化している場合
においても、安定状態への自動的な収束を確保して継続
的なステレオ立体視を維持することができる。
【0111】(第9の実施の形態)第9の実施の形態に
係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態と基
本的に同様であるが(図1)、不図示の固定ボタンをさ
らに備える。また、ステレオ視パラメータの制御手法が
第1の実施の形態と異なる。
【0112】視立体内で、ある物体の回りを別の物体が
水平面上をぐるぐる回っているような場合で、CG空間
内で視立体自体を移動させる等の他の要因でステレオ視
パラメータが変化している場合には、第7の実施の形態
(図9)等のような処理では、ステレオ視パラメータが
瞬時に変化してしまう。そのため観察者は変化したステ
レオ視パラメータに瞬時に対応しなくてはステレオ立体
視ができない。この作業は観察者にとって苦痛を伴い、
場合によってはステレオ立体視がしばらくの間できなく
なることもある。そこで、第9の実施の形態では、瞬時
にステレオ視パラメータを変化させるのではなく、最適
ステレオ視パラメータを観察者が指定するタイミングで
一旦固定する。
【0113】なお、固定ボタンはユーザインターフェイ
ス部である操作部4に設けるが、固定ボタンに限ること
なく、それ用のショートカットキー等を操作部4に設け
てもよい。
【0114】図12、図13は、本実施の形態における
ステレオ視パラメータ設定処理のフローチャートを示す
図である。
【0115】まず、固定ボタンが押下されたか否かを判
別し(ステップS1201)、その判別の結果、固定ボ
タンが押下された場合は、最適ステレオ視パラメータ固
定フラグを「TRUE」にセットして(ステップS12
02)、ステップS1203に進む一方、固定ボタンが
押下されていない場合は、直ちにステップS1203に
進む。
【0116】ステップS1203では、最適ステレオ視
パラメータ固定フラグが「TRUE」にセットされてい
るか否かを判別する。その判別の結果、最適ステレオ視
パラメータ固定フラグが「TRUE」にセットされてい
る場合は、現フレームの最適ステレオ視パラメータを前
フレームの最適ステレオ視パラメータに設定して(ステ
ップS1204)、ステップS1206に進む。これに
より、固定ボタン押下のタイミングでそのときの現フレ
ームの最適ステレオ視パラメータが固定される。一方、
最適ステレオ視パラメータ固定フラグが「TRUE」に
セットされていない場合は、CGデータ等をもとに、現
フレームの最適ステレオ視パラメータを計算し(ステッ
プS1205)、ステップS1206に進む。
【0117】ステップS1206では、上記計算または
固定された現フレームの最適ステレオ視パラメータから
前フレームのステレオ視パラメータを減算した値を差分
dとする。次いで、差分dがd=0であるか否かを判別
し(ステップS1207)、その判別の結果、d=0で
ない場合は、直ちにステップS1209に進む一方、d
=0である場合は、現フレームのステレオ視パラメータ
が上記計算または固定された現フレームの最適ステレオ
視パラメータに一致したものと判断して、最適ステレオ
視パラメータ固定フラグを「FALSE」にセットする
(ステップS1208)。これにより、最適ステレオ視
パラメータの固定が解放される。
【0118】次いで、ステップS1209〜S1213
で図3のステップS303〜S307と同様の処理を実
行して、本処理を終了する。従って、最適ステレオ視パ
ラメータの固定解放後は、第1の実施の形態の場合と同
様の態様で現フレームのステレオ視パラメータが徐々に
変化していく。
【0119】本実施の形態によれば、ステレオ視パラメ
ータは固定した最適ステレオ視パラメータに向かって徐
々に変化していくので、観察者はステレオ立体視を容易
に継続することができる。また、最適ステレオ視パラメ
ータの固定解放後は、第1の実施の形態の場合と同様の
態様で現フレームのステレオ視パラメータが徐々に変化
していくので、視立体内で、ある物体の回りを別の物体
が水平面上をぐるぐる回っているような場合で、CG空
間内で視立体自体を移動させる等の他の要因でステレオ
視パラメータが変化している場合において、ステレオ視
パラメータの瞬時の変化を防止して継続的なステレオ立
体視を容易にすることができる。
【0120】なお、本実施の形態では固定ボタンによる
最適ステレオ視パラメータの固定を第1の実施の形態に
適用した場合を例示したが、同様の処理は、第2、第
3、第4、第5の実施の形態にも適用可能である。
【0121】それらの場合は、ステップS1209〜S
1213に代えて、図4のステップS403〜S405
の処理、図5のステップS503〜S507の処理を実
行するようにすればよく、または、図6のステップS6
02あるいは図7のステップS702の処理の中で適用
される図3〜図6の処理において、対応する処理を実行
するようにすればよい。
【0122】(第10の実施の形態)第10の実施の形
態に係る立体表示制御装置は、構成は第1の実施の形態
と基本的に同様であるが(図1)、ステレオ視パラメー
タの制御手法が第1の実施の形態と異なる。
【0123】視立体内で、ある物体の回りを別の物体が
水平面上をぐるぐる回っているような場合で、CG空間
内で視立体自体を移動させる等の他の要因でステレオ視
パラメータが変化している場合に、ステレオ視パラメー
タが瞬時に変化してしまうと、観察者は変化したステレ
オ視パラメータに瞬時に対応しなくてはステレオ立体視
ができない。この作業は観察者にとって苦痛を伴い、場
合によってはステレオ立体視がしばらくの間できなくな
ることもある。そこで、第10の実施の形態では、最適
ステレオ視パラメータの値を過去の一定期間に亘り観測
して、その結果に基づき最適ステレオ視パラメータを一
旦固定する。
【0124】図14,図15は、本実施の形態における
ステレオ視パラメータ設定処理のフローチャートを示す
図である。
【0125】まず、ステップS1401、S1402で
図10のステップS1001、S1002と同様の処理
を実行し、続くステップS1403で、最適ステレオ視
パラメータ固定フラグが「TRUE」にセットされてい
るか否かを判別する。その判別の結果、最適ステレオ視
パラメータ固定フラグが「TRUE」にセットされてい
る場合は、現フレームの最適ステレオ視パラメータを前
フレームの最適ステレオ視パラメータに設定して(ステ
ップS1404)、ステップS1410に進む。これに
より、固定フラグが「TRUE」にセットされたタイミ
ングでそのときの現フレームの最適ステレオ視パラメー
タが固定される。一方、最適ステレオ視パラメータ固定
フラグが「TRUE」にセットされていない場合は、ス
テップS1405〜S1407で、図10のステップS
1003〜S1005と同様の処理を実行する。
【0126】前記ステップS1406及びステップS1
407の判別の結果、最適ステレオ視パラメータの変化
が周期関数であり、且つ周期内に最適ステレオ視パラメ
ータが変化しない平坦な部分がある場合は、最適ステレ
オ視パラメータ固定フラグを「TRUE」にセットし
(ステップS1408)、続くステップS1409で、
現在あるいは次の周期での最適ステレオ視パラメータが
変化しない平坦な部分の値に現フレームの最適ステレオ
視パラメータを固定して、ステップS1410に進む。
一方、前記ステップS1406で最適ステレオ視パラメ
ータの変化が周期関数でない場合、または周期関数であ
っても前記ステップS1407で周期内に最適ステレオ
視パラメータが変化しない平坦な部分が存在しない場合
は、いずれも直ちにステップS1410に進む。
【0127】ステップS1410〜S1417では、図
12、図13のステップS1207〜S1213と同様
の処理を実行して、本処理を終了する。すなわち、現フ
レームのステレオ視パラメータが上記計算または固定さ
れた現フレームの最適ステレオ視パラメータに一致した
時点で、最適ステレオ視パラメータの固定を解放すると
共に、第1の実施の形態と同様のステレオ視パラメータ
のリミット処理を行う。
【0128】本実施の形態によれば、第9の実施の形態
と同様の効果を奏することができる。
【0129】なお、本実施の形態では最適ステレオ視パ
ラメータの固定を第1の実施の形態に適用した場合を例
示したが、同様の処理は、第2、第3、第4、第5の実
施の形態にも適用可能である。
【0130】それらの場合は、ステップS1413〜S
1417に代えて、図4のステップS403〜S405
の処理、図5のステップS503〜S507の処理を実
行するようにすればよく、または、図6のステップS6
02あるいは図7のステップS702の処理の中で適用
される図3〜図6の処理において、対応する処理を実行
するようにすればよい。
【0131】(第11の実施の形態)第11の実施の形
態に係る立体表示制御装置は、構成及びステレオ視パラ
メータの制御手法は、第1の実施の形態と基本的に同様
である(図1、図3)。本実施の形態ではさらに、現フ
レームのステレオ視パラメータと最適ステレオ視パラメ
ータとの一致、不一致を表示するようにした点が第1の
実施の形態と異なる。
【0132】第1の実施の形態のように、ステレオ視パ
ラメータを最適ステレオ視パラメータに徐々に近づける
ような制御処理の場合、現時点で現フレームのステレオ
視パラメータが現フレームの最適ステレオ視パラメータ
であるのか否かがわからないと、観察者はフラストレー
ションを感じる。例えば、最適ステレオ視パラメータで
あるか否かがわからないと、最適ステレオ視パラメータ
の状態で見たことを確認した後に、視点を移動させたい
といった要求に応えられないからである。そこで、本実
施の形態ではこれを明確に認識できるようにした。
【0133】図16は、本実施の形態におけるステレオ
視パラメータ一致表示処理のフローチャートを示す図で
ある。本処理は、図1のステップS307の後に挿入さ
れる。
【0134】すなわち、図1のステップS307の処理
後、図16のステップS1601に進み、現フレームの
ステレオ視パラメータが現フレームの最適ステレオ視パ
ラメータに一致したか否かを判別する。
【0135】図17は、最適ステレオ視パラメータ表示
部の表示の一例を示す図である。同図(a)に示すよう
に、最適ステレオ視パラメータ表示部4aは、例えば、
操作部4の右下に設けられる。
【0136】図16のステップS1601の判別の結
果、現フレームのステレオ視パラメータが現フレームの
最適ステレオ視パラメータに一致した場合は、ステップ
S1602で、最適ステレオ視パラメータ表示部4aの
表示を「一致状態」とする(図17(b))。一方、現
フレームのステレオ視パラメータが現フレームの最適ス
テレオ視パラメータに一致していない場合は、ステップ
S1603で、最適ステレオ視パラメータ表示部4aの
表示を「不一致状態」とする(図17(c))。その
後、本処理を終了する。
【0137】本実施の形態によれば、ステレオ視パラメ
ータが最適ステレオ視パラメータに一致したか否かを表
示することにより、観察者のフラストレーションを低減
することができる。
【0138】なお、本実施の形態において、一致の場合
にだけその旨を表示するようにしてもよい。
【0139】なお、本実施の形態における一致、不一致
表示の処理は、第1の実施の形態に限らず、第2〜第1
0の実施の形態にも適用可能である。
【0140】(第12の実施の形態)第12の実施の形
態に係る立体表示制御装置は、構成及びステレオ視パラ
メータの制御手法は、第1の実施の形態と基本的に同様
である(図1、図3)。本実施の形態ではさらに、現フ
レームのステレオ視パラメータと最適ステレオ視パラメ
ータとの乖離の程度を表示するようにした点が第1の実
施の形態と異なる。
【0141】第1の実施の形態のように、ステレオ視パ
ラメータを最適ステレオ視パラメータに徐々に近づける
ような制御処理の場合、現フレームのステレオ視パラメ
ータが現フレームの最適ステレオ視パラメータに対して
どの程度乖離しているのかがわからないと、観察者は視
点移動等次の行動を起こすための判断材料が少なくなる
ため、フラストレーションを感じる。そこで、乖離の程
度を表示するようにした。
【0142】図18は、本実施の形態におけるステレオ
視パラメータ一致表示処理のフローチャートを示す図で
ある。本処理は、図1のステップS307の後に挿入さ
れる。
【0143】図19は、ステレオ視パラメータ最適度表
示部の表示の一例を示す図である。同図(a)に示すよ
うに、ステレオ視パラメータ最適度表示部4bは、例え
ば、操作部4の右下に設けられる。
【0144】図1のステップS307の処理後、図18
のステップS1801に進み、最適ステレオ視パラメー
タからステレオ視パラメータを減算した値を示す表示
を、ステレオ視パラメータ最適度表示部4bにて行う。
例えば、現フレームのステレオ視パラメータが現フレー
ムの最適ステレオ視パラメータに一致していない場合
は、余剰、不足に対応して、図19(b)、(c)のよ
うに乖離の程度が帯の長さで表示される。一方、現フレ
ームのステレオ視パラメータが現フレームの最適ステレ
オ視パラメータに一致している場合は、同図(d)のよ
うに表示され、一致していることが認識される。
【0145】本実施の形態によれば、ステレオ視パラメ
ータと最適ステレオ視パラメータとの乖離の程度を表示
することにより、視点移動等の次の行動を起こしやすく
して観察者のフラストレーションを低減することができ
る。
【0146】なお、本実施の形態における乖離の程度の
表示処理は、第1の実施の形態に限らず、第2〜第11
の実施の形態にも適用可能である。
【0147】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を立体表示制御装置に供給し、その立体表示制御装置の
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し実行することによ
っても、本発明の目的が達成されることはいうまでもな
い。
【0148】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0149】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0150】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0151】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る立体
表示制御装置、立体表示制御方法または記憶媒体によれ
ば、ステレオ視パラメータの急激な変化を避けることで
観察者の負担を軽減し、継続的なステレオ立体視を容易
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る立体表示制御
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】三次元対象と左右画像との関係を示す図であ
る。
【図3】本実施の形態におけるステレオ視パラメータ設
定処理のフローチャートを示す図である。
【図4】第2の実施の形態におけるステレオ視パラメー
タ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図5】第3の実施の形態におけるステレオ視パラメー
タ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図6】第4の実施の形態におけるステレオ視パラメー
タ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図7】第5の実施の形態におけるステレオ視パラメー
タ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図8】第6の実施の形態におけるステレオ視パラメー
タ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図9】第7の実施の形態におけるステレオ視パラメー
タ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図10】第8の実施の形態におけるステレオ視パラメ
ータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図11】観測した最適ステレオ視パラメータの変化を
例示する。
【図12】第9の実施の形態におけるステレオ視パラメ
ータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図13】図12の続きのフローチャートを示す図であ
る。
【図14】第10の実施の形態におけるステレオ視パラ
メータ設定処理のフローチャートを示す図である。
【図15】図14の続きのフローチャートを示す図であ
る。
【図16】第11の実施の形態におけるステレオ視パラ
メータ一致表示処理のフローチャートを示す図である。
【図17】最適ステレオ視パラメータ表示部の表示の一
例を示す図である。
【図18】第12の実施の形態におけるステレオ視パラ
メータ一致表示処理のフローチャートを示す図である。
【図19】ステレオ視パラメータ最適度表示部の表示の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(最適パラメータ算出手段、移行手段、開始
遅延手段、最適パラメータ固定手段、固定解放手段) 2 ROM 3 RAM 4 操作部(最適パラメータ固定手段、一致表示手段、
不一致表示手段、乖離表示手段) 5 画像入力部 6 画像出力部

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体をステレオ立体表示するためにス
    テレオ視パラメータを制御する立体表示制御装置におい
    て、 前記被写体に関する最適ステレオ視パラメータを算出す
    る最適パラメータ算出手段と、 前記被写体との距離が変化するような視覚効果を得るた
    めのステレオ視パラメータの制御を行う場合に、前記ス
    テレオ視パラメータを徐々に変化させて該ステレオ視パ
    ラメータを前記最適パラメータ算出手段により算出され
    た最適ステレオ視パラメータに移行させる移行手段とを
    備えたことを特徴とする立体表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記移行手段は、前記被写体が近づいて
    くるような視覚効果を得るためのステレオ視パラメータ
    の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の立体表示
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記移行手段は、前記被写体が遠ざかっ
    ていくように見えるようなステレオ視パラメータの制御
    を行う場合に、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化
    させて前記最適ステレオ視パラメータに移行させること
    を特徴とする請求項1または2記載の立体表示制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記移行手段は、前記被写体が近づいて
    くるように見えるようなステレオ視パラメータの制御を
    行う場合と前記被写体が遠ざかっていくように見えるよ
    うなステレオ視パラメータの制御を行う場合とで、前記
    ステレオ視パラメータを徐々に変化させる態様を異なら
    せることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の立体表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記移行手段は、前記被写体が近づいて
    くるように見えるようなステレオ視パラメータの制御を
    行う場合に比し、前記被写体が遠ざかっていくように見
    えるようなステレオ視パラメータの制御を行う場合の方
    が、前記ステレオ視パラメータの時間的変化率が大きく
    なるように制御することを特徴とする請求項4記載の立
    体表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記移行手段は、前記ステレオ視パラメ
    ータの時間的変化率に制限を設けることで、前記ステレ
    オ視パラメータを徐々に変化させることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の立体表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記移行手段は、前記ステレオ視パラメ
    ータの制御の初期状態では、前記ステレオ視パラメータ
    を一旦第1の所定値に設定することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の立体表示制御装置。
  8. 【請求項8】 前記移行手段は、場面の変化前後におい
    て、画像の相関が低い場合は、前記ステレオ視パラメー
    タを一旦第2の所定値に設定することを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の立体表示制御装置。
  9. 【請求項9】 前記移行手段による前記ステレオ視パラ
    メータの制御の開始を所定時間遅らせる開始遅延手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に
    記載の立体表示制御装置。
  10. 【請求項10】 前記移行手段は、ユーザの指示に基づ
    いて、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる制
    御、前記ステレオ視パラメータを一旦前記第1の所定値
    に設定する制御、及び前記ステレオ視パラメータを一旦
    前記第2の所定値に設定する制御を行うことなく、前記
    ステレオ視パラメータを前記最適パラメータ算出手段に
    より算出された最適ステレオ視パラメータに直ちに移行
    させるべく制御することを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載の立体表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記最適パラメータ算出手段により算
    出された最適ステレオ視パラメータの変化が周期的であ
    り、且つ前記最適ステレオ視パラメータに周期内で変化
    しない部分がある場合は、前記移行手段は、前記ステレ
    オ視パラメータを徐々に変化させる制御、前記ステレオ
    視パラメータを一旦前記第1の所定値に設定する制御、
    及び前記ステレオ視パラメータを一旦前記第2の所定値
    に設定する制御を行うことなく、前記ステレオ視パラメ
    ータを、前記最適ステレオ視パラメータの周期内で変化
    しない部分の値に直ちに移行させるべく制御することを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の立体表
    示制御装置。
  12. 【請求項12】 前記最適パラメータ算出手段により算
    出された最適ステレオ視パラメータを固定する最適パラ
    メータ固定手段と、前記ステレオ視パラメータが前記最
    適パラメータ固定手段により固定された最適ステレオ視
    パラメータに一致した場合は、前記最適パラメータ固定
    手段による前記最適ステレオ視パラメータの固定を解放
    する固定解放手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    〜8のいずれか1項に記載の立体表示制御装置。
  13. 【請求項13】 前記最適パラメータ固定手段は、ユー
    ザが指定するタイミングで前記最適ステレオ視パラメー
    タを固定することを特徴とする請求項12記載の立体表
    示制御装置。
  14. 【請求項14】 前記最適パラメータ算出手段により算
    出された最適ステレオ視パラメータの変化が周期的であ
    り、且つ前記最適ステレオ視パラメータに周期内で変化
    しない部分がある場合は、前記最適パラメータ固定手段
    は、前記算出された最適ステレオ視パラメータの周期内
    で変化しない部分の値に最適ステレオ視パラメータを固
    定することを特徴とする請求項12記載の立体表示制御
    装置。
  15. 【請求項15】 前記ステレオ視パラメータが前記最適
    パラメータ算出手段により算出された最適ステレオ視パ
    ラメータに一致した場合は、その旨を表示する一致表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜14のいずれ
    か1項に記載の立体表示制御装置。
  16. 【請求項16】 前記ステレオ視パラメータが前記最適
    パラメータ算出手段により算出された最適ステレオ視パ
    ラメータに一致していない場合は、その旨を表示する不
    一致表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜15
    のいずれか1項に記載の立体表示制御装置。
  17. 【請求項17】 前記ステレオ視パラメータと前記最適
    パラメータ算出手段により算出された最適ステレオ視パ
    ラメータとが一致するまでの間、両パラメータの乖離の
    程度を表示する乖離表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の立体表示制御装
    置。
  18. 【請求項18】 被写体をステレオ立体表示するために
    ステレオ視パラメータを制御する立体表示制御方法にお
    いて、 前記被写体に関する最適ステレオ視パラメータを算出す
    る最適パラメータ算出工程と、 前記被写体との距離が変化するような視覚効果を得るた
    めのステレオ視パラメータの制御を行う場合に、前記ス
    テレオ視パラメータを徐々に変化させて該ステレオ視パ
    ラメータを前記最適パラメータ算出工程により算出され
    た最適ステレオ視パラメータに移行させる移行工程とを
    有することを特徴とする立体表示制御方法。
  19. 【請求項19】 前記移行工程は、前記被写体が近づい
    てくるような視覚効果を得るためのステレオ視パラメー
    タの制御を行うことを特徴とする請求項18記載の立体
    表示制御方法。
  20. 【請求項20】 前記移行工程は、前記被写体が遠ざか
    っていくように見えるようなステレオ視パラメータの制
    御を行う場合に、前記ステレオ視パラメータを徐々に変
    化させて前記最適ステレオ視パラメータに移行させるこ
    とを特徴とする請求項18または19記載の立体表示制
    御方法。
  21. 【請求項21】 前記移行工程は、前記被写体が近づい
    てくるように見えるようなステレオ視パラメータの制御
    を行う場合と前記被写体が遠ざかっていくように見える
    ようなステレオ視パラメータの制御を行う場合とで、前
    記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる態様を異な
    らせることを特徴とする請求項18〜20のいずれか1
    項に記載の立体表示制御方法。
  22. 【請求項22】 前記移行工程は、前記被写体が近づい
    てくるように見えるようなステレオ視パラメータの制御
    を行う場合に比し、前記被写体が遠ざかっていくように
    見えるようなステレオ視パラメータの制御を行う場合の
    方が、前記ステレオ視パラメータの時間的変化率が大き
    くなるように制御することを特徴とする請求項21記載
    の立体表示制御方法。
  23. 【請求項23】 前記移行工程は、前記ステレオ視パラ
    メータの時間的変化率に制限を設けることで、前記ステ
    レオ視パラメータを徐々に変化させることを特徴とする
    請求項18〜22のいずれか1項に記載の立体表示制御
    方法。
  24. 【請求項24】 前記移行工程は、前記ステレオ視パラ
    メータの制御の初期状態では、前記ステレオ視パラメー
    タを一旦第1の所定値に設定することを特徴とする請求
    項18〜23のいずれか1項に記載の立体表示制御方
    法。
  25. 【請求項25】 前記移行工程は、場面の変化前後にお
    いて、画像の相関が低い場合は、前記ステレオ視パラメ
    ータを一旦第2の所定値に設定することを特徴とする請
    求項18〜24のいずれか1項に記載の立体表示制御方
    法。
  26. 【請求項26】 前記移行工程による前記ステレオ視パ
    ラメータの制御の開始を所定時間遅らせる開始遅延工程
    を有することを特徴とする請求項18〜25のいずれか
    1項に記載の立体表示制御方法。
  27. 【請求項27】 前記移行工程は、ユーザの指示に基づ
    いて、前記ステレオ視パラメータを徐々に変化させる制
    御、前記ステレオ視パラメータを一旦前記第1の所定値
    に設定する制御、及び前記ステレオ視パラメータを一旦
    前記第2の所定値に設定する制御を行うことなく、前記
    ステレオ視パラメータを前記最適パラメータ算出工程に
    より算出された最適ステレオ視パラメータに直ちに移行
    させるべく制御することを特徴とする請求項18〜25
    のいずれか1項に記載の立体表示制御方法。
  28. 【請求項28】 前記最適パラメータ算出工程により算
    出された最適ステレオ視パラメータの変化が周期的であ
    り、且つ前記最適ステレオ視パラメータに周期内で変化
    しない部分がある場合は、前記移行工程は、前記ステレ
    オ視パラメータを徐々に変化させる制御、前記ステレオ
    視パラメータを一旦前記第1の所定値に設定する制御、
    及び前記ステレオ視パラメータを一旦前記第2の所定値
    に設定する制御を行うことなく、前記ステレオ視パラメ
    ータを、前記最適ステレオ視パラメータの周期内で変化
    しない部分の値に直ちに移行させるべく制御することを
    特徴とする請求項18〜25のいずれか1項に記載の立
    体表示制御方法。
  29. 【請求項29】 前記最適パラメータ算出工程により算
    出された最適ステレオ視パラメータを固定する最適パラ
    メータ固定工程と、前記ステレオ視パラメータが前記最
    適パラメータ固定工程により固定された最適ステレオ視
    パラメータに一致した場合は、前記最適パラメータ固定
    工程による前記最適ステレオ視パラメータの固定を解放
    する固定解放工程とを有することを特徴とする請求項1
    8〜25のいずれか1項に記載の立体表示制御方法。
  30. 【請求項30】 前記最適パラメータ固定工程は、ユー
    ザが指定するタイミングで前記最適ステレオ視パラメー
    タを固定することを特徴とする請求項29記載の立体表
    示制御方法。
  31. 【請求項31】 前記最適パラメータ算出工程により算
    出された最適ステレオ視パラメータの変化が周期的であ
    り、且つ前記最適ステレオ視パラメータに周期内で変化
    しない部分がある場合は、前記最適パラメータ固定工程
    は、前記算出された最適ステレオ視パラメータの周期内
    で変化しない部分の値に最適ステレオ視パラメータを固
    定することを特徴とする請求項29記載の立体表示制御
    方法。
  32. 【請求項32】 前記ステレオ視パラメータが前記最適
    パラメータ算出工程により算出された最適ステレオ視パ
    ラメータに一致した場合は、その旨を表示する一致表示
    工程を有することを特徴とする請求項18〜31のいず
    れか1項に記載の立体表示制御方法。
  33. 【請求項33】 前記ステレオ視パラメータが前記最適
    パラメータ算出工程により算出された最適ステレオ視パ
    ラメータに一致していない場合は、その旨を表示する不
    一致表示工程を有することを特徴とする請求項18〜3
    2のいずれか1項に記載の立体表示制御方法。
  34. 【請求項34】 前記ステレオ視パラメータと前記最適
    パラメータ算出工程により算出された最適ステレオ視パ
    ラメータとが一致するまでの間、両パラメータの乖離の
    程度を表示する乖離表示工程を有することを特徴とする
    請求項18〜33のいずれか1項に記載の立体表示制御
    方法。
  35. 【請求項35】 被写体をステレオ立体表示するために
    ステレオ視パラメータを制御する立体表示制御方法で使
    用されるプログラムを記憶した記憶媒体において、 前記被写体に関する最適ステレオ視パラメータを算出す
    る最適パラメータ算出工程のコードと、 前記被写体との距離が変化するような視覚効果を得るた
    めのステレオ視パラメータの制御を行う場合に、前記ス
    テレオ視パラメータを徐々に変化させて該ステレオ視パ
    ラメータを前記最適パラメータ算出工程のコードにより
    算出された最適ステレオ視パラメータに移行させる移行
    工程のコードとを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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