JP2002089610A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JP2002089610A
JP2002089610A JP2000282830A JP2000282830A JP2002089610A JP 2002089610 A JP2002089610 A JP 2002089610A JP 2000282830 A JP2000282830 A JP 2000282830A JP 2000282830 A JP2000282830 A JP 2000282830A JP 2002089610 A JP2002089610 A JP 2002089610A
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side member
vehicle
shock absorber
vehicle body
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Takamasa Kamioka
隆真 上岡
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
    • F16F9/348Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
    • F16F9/3482Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body the annular discs being incorporated within the valve or piston body
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生減衰力の高低調整を可能にするのはもち
ろんのこと、部品点数の増大を招かずしてその汎用性の
向上を可能にする。 【解決手段】 下端側が車両における車軸側に連結され
る車軸側部材(1)に対して上端側が車両における車体
側に連結される車体側部材(2)を出没可能に挿通させ
てなる油圧緩衝器において、車軸側部材(1)の内側に
臨在される車体側部材(2)の下端内側に減衰バルブ4
を有する隔壁部材(3)を固設する一方で、この隔壁部
材(3)に減衰バルブ4に並列するバイパス路を設け、
このバイパス路をコントロールロッド(5)の作動で開
閉可能にすると共に、コントロールロッド(5)が車体
側部材(2)の上端側の内側に保持されたアクチュエー
ターAの駆動で作動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧緩衝器に関
し、特に、車両の中で自転車や自動二輪車などの二輪車
に架装されるリアクッションユニットやフロントフォー
クなどとしての利用に最適となる油圧緩衝器の改良に関
する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、自転車や自動二輪車など
の二輪車に架装されるリアクッションユニットやフロン
トフォークなどとされる油圧緩衝器は、ライダーによる
手動操作やこの手動操作に基づくアクチュエーターの作
動で、所望のときに発生減衰力を高低調整し得るように
構成される場合が多い。
【0003】そして、その場合に、たとえば、所定の減
衰力を発生する減衰力発生部を迂回などするようにバイ
パス路を設けると共に、このバイパス路を上記したライ
ダーによる手動操作やこの手動操作に基づくアクチュエ
ーターの駆動などで開閉することで、発生減衰力を高低
調整する場合がある。
【0004】このとき、その構成如何では、油圧緩衝器
において、部品点数の増大を招くことで、組立工数を多
くするなどで生産コストを高くし、また、重量を大きく
するなどで二輪車への架装性を悪くして、その汎用性の
向上を期待できなくする危惧がある。
【0005】この発明は、このような事情を鑑みて創案
したものであって、その目的とするところは、車両の中
で自転車や自動二輪車などの二輪車に架装されるリアク
ッションユニットやフロントフォークなどとして利用す
るについて、ライダーによる手動操作やこの手動操作に
基づくアクチュエーターの駆動などで発生減衰力の高低
調整を可能にするのはもちろんのこと、部品点数の増大
を招かずしてその汎用性の向上を期待するのに最適とな
る油圧緩衝器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、この発明による油圧緩衝器の構成を、基本的に
は、下端側が車両における車軸側に連結される車軸側部
材に対して上端側が車両における車体側に連結される車
体側部材を出没可能に挿通させてなる油圧緩衝器におい
て、車軸側部材の内側に臨在される車体側部材の下端内
側に減衰バルブを有する隔壁部材を固設する一方で、こ
の隔壁部材に減衰バルブに並列するバイパス路を設け、
このバイパス路をコントロールロッドの作動で開閉可能
にすると共に、コントロールロッドが車体側部材の上端
側の内側に保持されたアクチュエーターの駆動で作動さ
れてなるとする。
【0007】そして、上記した構成において、より具体
的には、車両が二輪車とされると共に油圧緩衝器がフロ
ントフォークとされる場合に、車軸側部材がアウターチ
ューブとされると共に、車体側部材がインナーチューブ
とされ、このインナーチューブの下端側がアウターチュ
ーブの上端開口を介して出没可能に挿通されてなるとす
る。
【0008】また、減衰バルブは、少なくとも圧側減衰
力の発生を可能にするとし、アクチュエーターは、外部
信号の入力で駆動するように設定されると共に、外部信
号としては、たとえば、ライダーの手動操作で出力され
る電気的信号とされる。
【0009】さらに、コントロールロッドは、アクチュ
エーターの駆動で油圧緩衝器たるフロントフォークの軸
芯線方向に沿って移動する、すなわち、進退するプッシ
ュロッドとされるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図示した実施形態に基づ
いて、この発明を説明するが、この実施形態では、車両
が二輪車たる自転車(図示せず)とされ、油圧緩衝器が
二輪車の前輪側に架装されるフロントフォークとされる
場合を例にしている。
【0011】まず、この発明によるフロントフォーク
は、図1に示すように、下端側が前輪の車軸(図示せ
ず)に連結される車軸側部材たるアウターチューブ1に
対して上端側が車体(図示せず)側に連結される車体側
部材たるインナーチューブ2を出没可能に挿通させてな
るとしている。
【0012】このとき、周知のように、およそフロント
フォークにあっては、懸架ばね(図示せず)のばね力で
アウターチューブ1内からインナーチューブ2を突出さ
せるように附勢される、すなわち、伸長方向に附勢され
るのが常態である。
【0013】そして、フロントフォークが伸長方向に附
勢されるとき、言わば一対とされるフロントフォークの
一方のみが懸架ばねを有するように設定され、他方が減
衰力発生を担保するように設定される場合があり、この
発明によるフロントフォークは、この減衰力発生を担保
する側のものである。
【0014】ところで、この図1に示すフロントフォー
クにあっては、インナーチューブ2の下端内側に隔壁部
材たるバルブディスク3を固設してなるとし、このバル
ブディスク3は、減衰バルブ4を有すると共にこの減衰
バルブ4を迂回するバイパス路(符示せず)を有してな
るとしている。
【0015】ちなみに、このように、バルブディスク3
を加締加工でインナーチューブ2の下端内側に固設す
る、すなわち、保持するように構成することで、他部材
を利用してこのバルブディスク3を吊持したり担持した
りする場合に比較して部品点数の増大を招かない点で有
利となる。
【0016】上記のバルブディスク3は、図2にも示す
ように、適宜の肉厚を有しながら断面を下向きのほぼ角
U字状とし、中央に縦孔3aを有する言わば環状に形成
されていて、外周がインナーチューブ2の内周に密着し
た状態で、インナーチューブ2の下端を内側に折り曲げ
る加締加工で所定位置たるインナーチューブ2の下端内
側に固設されている。
【0017】そして、このバルブディスク3は、アウタ
ーチューブ1の内側に収容されていてインナーチューブ
2の下端側の内側にも侵入している作動油中に臨在され
ていて(図1参照)、この作動油中をいわゆる上下に区
画すると共に、その肉厚を上下方向に貫通してこのバル
ブディスク3の上下側の連通を許容するポート3bを有
している。
【0018】ちなみに、バルブディスク3の上方には油
面Oがあり、この油面Oは、インナーチューブ2がアウ
ターチューブ1内から大きいストロークで抜け出ること
になる最伸長作動時にもバルブディスク3の上方にある
ように設定されている。
【0019】また、上記のバルブディスク3は、ポート
3bの図中で下端となる一端を開閉可能に閉塞する減衰
バルブ4を構成するリーフバルブ41を有していて、こ
のリーフバルブ41は、その下面に隣接されていて作動
油の通過を許容する截頭円錐筒状に形成された板ばね4
2の附勢力でいわゆる遊動構造下にバルブディスク3に
押し付けられている。
【0020】そして、板ばね42は、その言わば下端た
る外周端が作動油の通過を許容する有孔サポート43に
担持されるとし、この有孔サポート43は、バルブディ
スク3の下端内周に嵌装されたストップリング44に担
持されてなるとしている。
【0021】一方、上記したリーフバルブ41は、ポー
ト3bの図中で下端となる一端を開閉可能に閉塞するに
ついて、その外周側の上面にリーフバルブ41と共に減
衰バルブ4を構成する環状リーフバルブ45を積層させ
ており、この環状リーフバルブ45は、リーフバルブ4
1が板ばね42の附勢力でバルブディスク3に押し付け
られているときに、リーフバルブ41とバルブディスク
3の間にいわゆる外周端固定で内周端自由の態様に定着
されるとしている。
【0022】そして、この環状リーフバルブ45は、図
示する静止時に、すなわち、リーフバルブ41に積層さ
れている状態のときに、ポート3bに対向する態勢にリ
ーフバルブ41に開穿された通孔41aを開閉可能に閉
塞するとしている。
【0023】ちなみに、この環状リーフバルブ45の内
周端は、これが上方に撓むときに、前記したポート3b
内に臨在されるが、リーフバルブ41の上面に着座して
いるときにも、外観的には、ポート3b内に臨在される
態勢にある。
【0024】それゆえ、上記した減衰バルブ4にあって
は、バルブディスク3の上方側が高圧側となるときに、
すなわち、インナーチューブ2がアウターチューブ1内
から抜け出るようになるこのフロントフォークの伸び側
作動時には、リーフバルブ41が板ばね42のばね力に
抗して環状リーフバルブ45を積層させた状態のまま下
降することになる。
【0025】そして、図示しないが、リーフバルブ41
の下降でバルブシート部3cとの間に環状隙間が形成さ
れて、この環状隙間を介するようにしてポート3bから
の作動油がバルブディスク3の下方側に流出することに
なる。
【0026】ちなみに、図示するところでは、板ばね4
2のばね力が極めて小さく設定されていて、言わば高圧
側たるポート3bを介しての油圧で簡単に下降するよう
に設定されているから、この伸び側作動時におけるリー
フバルブ41は、結果としては、バルブディスク3の下
方側における吸い込み不足を回避させるものとして機能
することになる。
【0027】なお、板ばね42のばね力を大きく設定す
る場合には、リーフバルブ41が下降する、すなわち、
バルブシート部3cとの間に環状隙間を形成する際の油
圧が高くなり、したがって、この伸び側作動時に減衰力
発生を期待し得ることになるのはもちろんである。
【0028】それに対して、上記の減衰バルブ4にあっ
ては、バルブディスク3の下方側が高圧側となるとき
に、すなわち、インナーチューブ2がアウターチューブ
1内に没入されるようになるこのフロントフォークの圧
側作動時に、図示するように、リーフバルブ41がその
下面側となるいわゆる背面側に作用する油圧および板ば
ね42のばね力でバルブディスク3に押し付けられるよ
うになり、言わばポート3bを閉塞するようになる。
【0029】それゆえ、リーフバルブ41の背面側の作
動油は、リーフバルブ41に開穿の通孔41aを介し
て、すなわち、環状リーフバルブ45の内周側端を上方
に撓ませるようにしてバルブディスク3の上方側に流入
することになり、この環状リーフバルブ45の内周側端
が上方に撓むことで所定の圧側減衰力が発生されること
になる。
【0030】以上のように、この発明では、吸い込みバ
ルブとして機能するリーフバルブ41に環状リーフバル
ブ45を積層して圧側の減衰力を発生させるとするか
ら、部材点数を少なくして、減衰バルブ4部分、すなわ
ち、減衰力発生部の構成を簡素化し得ることになる点で
有利となる。
【0031】ところで、上記した減衰バルブ4を有する
バルブディスク3は、前記したように、この発明にあっ
ては、減衰バルブ4を迂回するバイパス路を有してな
り、このバイパス路がコントロールロッドの作動で開閉
されると共に、このコントロールロッドがインナーチュ
ーブ2の上端側の内側に保持されたアクチュエーターA
の駆動で作動されるとしている。
【0032】すなわち、まず、バイパス路は、図示する
ところでは、バルブディスク3の内周側端部に形成され
た縦溝3dからなり、この縦溝3dは、バルブディスク
3の中央に開穿されている縦孔3aに開口するとしてい
る。
【0033】つぎに、コントロールロッドは、図示する
ところでは、プッシュロッド5とされていて、下端が上
記した縦孔3aに挿通された状態で昇降し得るように設
定されてなると共に、上端が連結部材5aの下端軸芯部
に一体に、すなわち、図示するところでは、螺着で連結
されてなるとしている。
【0034】そして、連結部材5aは、その上端側がア
クチュエーターAをその所定位置たるインナーチューブ
2の上端側の内側に定着させるキャップを兼ねるホルダ
ー部材6における下端蓋部材6aの下端側軸芯部に、図
示するところでは、回動可能に保持されなるとしてお
り、このとき、この連結部材5aの上端がアクチュエー
ターAにおける出力軸A1に同期回動するように異形嵌
合などで一体的に連結されてなるとしている。
【0035】アクチュエーターAは、図示するところで
は、その作動時に出力軸A1を回動させるロータリー型
に設定されていて、たとえば、ライダーがする手動操作
で出力される電気的信号が入力されるときに、出力軸A
1を一方向に回動させ、電気的信号が解除されるとき
に、出力軸A1を逆方向に回動させように設定されてい
る。
【0036】このとき、アクチュエーターAは、ロータ
リー型に設定されているが、これに代えて、その作動時
に出力軸A1を進退させる進退型に設定されてなるとし
ても良く、また、このアクチュエーターAは、ライダー
がする手動操作に基づく電気的信号の入力で作動するよ
うに設定されているが、これに代えて、自転車における
走行速度などに基づいて自動的に電気的信号が入力され
ることで作動するように設定されるとしても良い。
【0037】ところで、アクチュエーターAがロータリ
ー型に設定されている場合には、前記した連結部材5a
とホルダー部材6における下端蓋部材6aとの繋合は、
連結部材5aの進退、すなわち、コントロールロッドた
るプッシュロッド5の進退を可能にするいわゆるカム構
造下の繋合とされることになる。
【0038】しかしながら、アクチュエーターAが進退
型に設定されている場合には、図示しないが、上記した
カム構造が採用されずして、連結部材5aが直接出力軸
A1に連繋されることになる。
【0039】その結果、アクチュエーターAが進退型に
設定されている場合には、カム構造が採用されないか
ら、連結部材5aと下端蓋部材6aとの繋合状態が簡素
化されるのはもちろんのこと、図示する実施形態では、
プッシュロッド5には、後述するように、開閉バルブ7
を介して附勢ばね7aのばね力が作用していて、このプ
ッシュロッド5を図中で押し上げる方向に、すなわち、
後退方向に常に附勢しているから、このプッシュロッド
5を言わば後退させるための附勢手段を別途に設ける必
要がない点で有利となる。
【0040】なお、上記したアクチュエーターAの上端
からは、電気的信号の入力を可能にするハーネスA2が
インナーチューブ2の上端を介して外部に延設されてい
る。
【0041】一方、前記したバイパス路を構成する縦溝
3dは、バルブディスク3の下面に隣設される開閉バル
ブ7で下方から閉塞されるとしており、このとき、この
開閉バルブ7は、プッシュロッド5の前進時たる下降時
に縦溝3dを開放するとしているすなわち、この開閉バ
ルブ7は、プッシュロッド5との協働でバイパス路を開
閉するもので、図示するところでは、背面に上端が当接
される附勢ばね7aのばね力で上昇して縦溝3dを下方
から閉塞するとしており、このとき、附勢ばね7aの下
端は、前記した有孔サポート43に担持されるとしてい
る。
【0042】それゆえ、上記したバイパス路は、プッシ
ュロッド5の進退で開閉される、すなわち、プッシュロ
ッド5が図示するいわゆる後退状態に維持されている場
合には、開閉バルブ7でバイパス路を構成する縦溝3d
が閉塞されていて、バイパス路が閉塞状態に維持される
ことになる。
【0043】そして、図示しないが、プッシュロッド5
が図中で下降するように前進する場合には、このプッシ
ュロッド5の下降で開閉バルブ7が附勢ばね7aのばね
力に抗して下降し、バイパス路を構成する縦溝3dを開
放することになる。
【0044】なお、プッシュロッド5についてである
が、図示するところでは、バルブディスク3に近くして
油面Oより下方となる軸部に整流板8を有しており、こ
の整流板8に多数開穿されている小孔8aで下方から吹
き上げられる作動油を整流して油面Oの乱れを阻止する
としているが、この整流板8をプッシュロッド5に連設
することで、このフロントフォークを組み上げるとき
に、この整流板8を治具にして、すなわち、整流板8の
外周をインナーチューブ2の内周に摺接させるようにし
ながらプッシュロッド5を下降し、その下端を確実にバ
ルブディスク3の中央に開穿の縦孔3aに挿し込むこと
が可能になり、いわゆる組立性を向上させ得ることにな
る。
【0045】以上からすれば、上記したバイパス路を有
する、すなわち、このバイパス路に並列する減衰バルブ
4を有するフロントフォークにあっては、バイパス路が
閉塞されているときに、前記したように、減衰バルブ4
によって言わば高い圧側の減衰力を発生することにな
る。
【0046】そして、このフロントフォークにあって
は、バイパス路が開放されているときに、減衰バルブ4
による高い減衰力の発生がなく、圧側の言わば低い減衰
力が発生することになる。
【0047】このとき、この発明では、言わばプッシュ
ロッド5の進退のみで、発生減衰力の高低を選択できる
ことになるから、発生減衰力の高低を選択できるかぎり
において、このプッシュロッド5に代えて、コントロー
ルロッドとしてのロータリーロッドとこれに連繋される
ロータリーバルブが採用されるとしても良い。
【0048】ただ、コントロールロッドとしてプッシュ
ロッド5を利用する場合には、ロータリーロッドとロー
タリーバルブとを採用する場合に比較して、バイパス路
部分における精度管理が容易になり、組み立てが容易に
なるのはもちろんのこと、生産性の向上を期待し得る利
点がある。
【0049】以上からすれば、前記したところでは、バ
イパス路は、バルブディスク3に形成された縦溝3dお
よび開閉バルブ7からなるとしているが、プッシュロッ
ド5の図中での昇降、すなわち、進退でバイパス路が開
閉される限りには、他の構成が採用されるとしても良い
のはもちろんである。
【0050】たとえば、図示しないが、バルブディスク
3において、上記した縦溝3dの形成および開閉バルブ
7の配設が省略される一方で、中央に形成の縦孔3aに
挿通されるプッシュロッド5の下端側外周に縦溝を形成
して、この縦溝が縦孔3aの外に、すなわち、たちょえ
ば、バルブディスク3の上方側に露呈するときバイパス
路が開放される構成としても良い。
【0051】この場合には、プッシュロッド5の下端が
縦孔3aに挿通されているとき、バイパス路を閉塞する
ことが可能になるので、前記したサポート7の配設を省
略できることになる。
【0052】ただ、サポート7の配設を省略しても、附
勢ばね7aの配設は省略しない方が良く、のみならず、
附勢ばね7aの上端を、たとえば、プッシュロッド5の
下端に直接当接させるなどするのが好ましい。
【0053】また、同じく図示しないが、上記の縦溝3
dの形成を省略する一方で、ポート3bを斜めポートで
縦孔3aに連通させ、プッシュロッド5の下端が縦孔3
aから抜け出るときにバイパス路が開放される構成とし
ても良い。
【0054】この場合には、前記した整流板8がセンタ
リング機能を発揮する、すなわち、プッシュロッド5が
下降して下端を縦孔3aに挿し込むときに、プッシュロ
ッド5をセンタリングすることになる。
【0055】前記したところは、この発明による油圧緩
衝器が二輪車たる自転車におけるフロントフォークとさ
れる場合を例にして説明したものであるが、この発明の
意図するところからすれば、この発明による油圧緩衝器
が自転車におけるリアクッションユニットとされても良
く、その場合の作用効果は、前記したところと同様とな
るのはもちろんである。
【0056】のみならず、この発明の意図するところか
らすれば、この発明による油圧緩衝器が二輪車たる自動
二輪車におけるフロントフォークあるいはリアクッショ
ンユニットとされても良く、その場合の作用効果も前記
したところと同様となるのはもちろんである。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、車
軸側部材内に車体側部材が出没可能に挿通されてなる油
圧緩衝器において、車体側部材の下端内側に減衰バルブ
を有する隔壁部材を固設する一方で、この隔壁部材に減
衰バルブに並列するバイパス路を設け、このバイパス路
をコントロールロッドの進退で開閉可能にすると共に、
コントロールロッドが車体側部材の上端側の内側に保持
されたアクチュエーターの作動で進退されてなるとする
から、隔壁部材を加締加工で車体側部材の下端内側に固
設することで、他部材を利用してこの隔壁部材を吊持し
たり担持したりする場合に比較して部品点数の増大を招
かない点で有利となる。
【0058】このとき、この発明にあっては、減衰バル
ブがリーフバルブに環状リーフバルブを積層して圧側の
減衰力を発生させるとするから、部材点数を少なくし
て、減衰バルブ部分、すなわち、減衰力発生部の構成を
簡素化し得ることになる。
【0059】そして、この発明にあっては、コントロー
ルロッドの進退のみで、発生減衰力の高低を選択できる
から、このコントロールロッドに代えて、ロータリーロ
ッドに連繋するロータリーバルブが採用される場合に比
較して、バイパス路部分における精度管理が容易にな
り、組み立てが容易になるのはもちろんのこと、生産性
の向上を期待し得ることになる。
【0060】さらに、この発明にあっては、コントロー
ルロッドが隔壁部材に近くして油面より下方となる軸部
に整流板を有する場合には、この整流板に開穿の多数小
孔で作動油の吹き上げによる油面の乱れを阻止し得るの
はもちろんのこと、この整流板をを治具として利用する
ことで、フロントフォークを組み上げるときに、コント
ロールロッドの下端を確実に隔壁部材の中央の縦孔に連
繋させることが可能になり、組立性を向上させ得る点で
有利となる。
【0061】その結果、この発明によれば、車両に利用
するについて、発生減衰力の高低調整を可能にするのは
もちろんのこと、部品点数の増大を招かずして製造コス
トを安くし、しかも、生産性を向上できて、その汎用性
の向上を期待するのに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による一方のフロント
フォークの上端側を一部断面で示す正面図である。
【図2】図1のフロントフォークにおける要部を拡大し
て示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 車軸側部材たるアウターチューブ 2 車体側部材たるインナーチューブ 3 隔壁部材たるバルブディスク 3a 縦孔 3b ポート 3c バルブシート部 3d バイパス路を構成する縦溝 4 減衰バルブ 5 コントロールロッドたるプッシュロッド 5a 連結部材 6 キャップを兼ねるホルダー部材 6a 下端側蓋部材 7 開閉バルブ 7a 附勢ばね 8 整流板 8a 小孔 41 リーフバルブ 42 板ばね 43 有孔サポート 44 ストップリング 45 環状リーフバルブ A アクチュエーター O 油面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端側が車両における車軸側に連結され
    る車軸側部材に対して上端側が車両における車体側に連
    結される車体側部材を出没可能に挿通させてなる油圧緩
    衝器において、車軸側部材の内側に臨在される車体側部
    材の下端内側に減衰バルブを有する隔壁部材を固設する
    一方で、この隔壁部材に減衰バルブに並列するバイパス
    路を設け、このバイパス路をコントロールロッドの作動
    で開閉可能にすると共に、コントロールロッドが車体側
    部材の上端側の内側に保持されたアクチュエーターの駆
    動で作動されてなることを特徴とする油圧緩衝器
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