JP2002089198A - トンネル構造 - Google Patents

トンネル構造

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JP2002089198A
JP2002089198A JP2000278788A JP2000278788A JP2002089198A JP 2002089198 A JP2002089198 A JP 2002089198A JP 2000278788 A JP2000278788 A JP 2000278788A JP 2000278788 A JP2000278788 A JP 2000278788A JP 2002089198 A JP2002089198 A JP 2002089198A
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JP
Japan
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tunnel
elastic body
concrete slab
concrete
tunnel structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000278788A
Other languages
English (en)
Inventor
Munetaka Ozeki
宗孝 大関
Hirohide Hashimoto
博英 橋本
Takashi Kunito
崇 國藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
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Publication date
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの低減が図られながらも、土圧に対し
て十分に耐えうるトンネル構造を提供すること。 【解決手段】 互いに連結されてトンネル壁体をなす複
数のプレキャスト製コンクリート版12と、該プレキャ
スト製コンクリート版12の外周面に設けられた弾性体
13とを備えている。前記弾性体13は、前記プレキャ
スト製コンクリート版12の略全面に設けられているこ
ととしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば切り通し道
路をアーチ状のトンネル道路に換え、その上に盛土を施
した形式のトンネルに好適な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】切り通し道路をアーチ状のトンネルを備
えた道路にし、その上に盛土を施した後に得られる盛土
の地表を例えばレジャー施設等に転用する場合、そのト
ンネルの壁体は、通常の盛土の土圧だけでなく地震時な
どにおける土圧の増大に十分耐えうるものが求められ
る。そのトンネルの壁体は、従来、コンクリートの現場
打設、あるいは単なるプレキャスト製コンクリート版を
連結して構築されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トンネル壁体を全てコ
ンクリートの現場打設とすると、打設に要する型枠に対
して崩壊予防のための十分な補強と膨大な量のコンクリ
ートを要するとともに、工期の長期化を招く。また、プ
レキャスト製コンクリートを用いる場合は、土圧に抗し
うる重厚なものとなるため、運搬及び据え付け施工に手
間がかかるため、さらなる経済性の向上が求められてい
る。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、コストの低減が図られながらも、土圧に対して十
分に耐えうるトンネル構造を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のトンネ
ル構造は、互いに連結されてアーチ状のトンネル壁体を
なす複数のプレキャスト製コンクリート版と、該プレキ
ャスト製コンクリート版の外周面に設けられた弾性体と
を備えていることを特徴とする。
【0006】このトンネル構造においては、地震などの
際に増大した土圧が弾性体により吸収される。このた
め、コンクリート版の版厚を減少させても、十分な強度
を保つことができる。なお、弾性体は、予めコンクリー
ト版に貼付していても良いし、別体として構築時にコン
クリート版と盛土との間に設けても良い。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のトンネル構造において、前記弾性体は、前記プレキャ
スト製コンクリート版の略全面に設けられていることを
特徴とする。
【0008】このトンネル構造においては、雨水がプレ
キャスト製コンクリート版周囲に侵入することが防止さ
れる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のトンネル構造において、前記弾性体は、前記
各プレキャスト製コンクリート版に各々貼付されている
ことを特徴とする。
【0010】このトンネル構造においては、弾性体をあ
らかじめプレキャスト製コンクリートに貼付しておくこ
とができるので、現地作業が簡略化する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、以前は切り通し
道路であったところを本発明に基づいて構築したトンネ
ル1で道路2を通し、このトンネル1の上に盛土3を施
した状態を示している。トンネル1は、複数のプレキャ
スト製コンクリート版12をトンネル長さ方向に連結
し、これらコンクリート版12の外周面全面に、弾性体
13を貼り付けてアーチ状のトンネル壁体14を得てい
る。
【0012】コンクリート版12は、この場合左右一組
でトンネル1の断面を形成する円弧版状のもので、一端
部がそれぞれ基礎コンクリート15の両端に設けられた
凹部15a、15bに埋められ、他端面同士が当接且つ
連結され、この連結部が頂部となっている。弾性体13
はウレタンまたはゴムからなるシート状のものである。
コンクリート版12は、この弾性体13による土圧吸収
効果を考慮し、従来より版厚が小さく設定されている。
【0013】上記トンネル1を構築するには、複数のコ
ンクリート版12の運搬及び据え付け、弾性体13の貼
り付け、盛土3の造成の順で行う。
【0014】上記構造のトンネル1によれば、地震など
に伴う土圧の増大、地盤の変形に対し、弾性体13が土
圧の変位を吸収するので、コンクリート版12を従来の
ものほど厚くする必要がない。したがって、コンクリー
ト版12は従来より版厚を減少させることができて、軽
量化が実現される。
【0015】さらに、このコンクリート版12を運搬し
たり据え付け施工したりすることが比較的容易となり、
コストの低減を図ることができる。また、コンクリート
版12が弾性体13によって覆われているため、雨水が
コンクリート版12周囲に侵入することが防止される。
すなわち、弾性体13は止水材としての機能をも有して
いるので、トンネル内への水漏れ防止、および、コンク
リート版12の長寿命化を図ることができる。
【0016】なお、上記の例においては弾性体13をコ
ンクリート版12に貼付させることとしたが、弾性体1
3をコンクリート版12と盛土3との間に挟みこむよう
にしてもよい。また、各コンクリート版12に予め工場
などで弾性体を貼付しておいてもよい。この場合、現場
で弾性体13を貼付する作業が不要となるため、現場で
の作業を簡略化することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトンネル
構造によれば、コンクリート版の外周面に弾性体が設け
られていることから、土圧が低減され、コンクリート版
の軽量化が可能である。したがって、コンクリート版の
運搬・据え付けが比較的容易であり、コストの低減を図
ることができる。
【0018】また、雨水がコンクリート版周囲に侵入す
ることを防止する止水材としての機能をも有しているの
で、コンクリート版の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態として示したトンネル構
造の全体正面図である。
【符号の説明】
1 トンネル 2 道路 3 盛土 12 プレキャスト製コンクリート版 13 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國藤 崇 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 AA02 BA07 BB02 CA01 KB00 KB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結されてアーチ状のトンネル壁
    体をなす複数のプレキャスト製コンクリート版と、該プ
    レキャスト製コンクリート版の外周面に設けられた弾性
    体とを備えていることを特徴とするトンネル構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトンネル構造におい
    て、 前記弾性体は、前記プレキャスト製コンクリート版の略
    全面に設けられていることを特徴とするトンネル構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のトンネル構造
    において、 前記弾性体は、前記各プレキャスト製コンクリート版に
    各々貼付されていることを特徴とするトンネル構造。
JP2000278788A 2000-09-13 2000-09-13 トンネル構造 Pending JP2002089198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015510059A (ja) * 2012-02-06 2015-04-02 コンテック エンジニアード ソリューションズ エルエルシー コンクリート製橋梁システム及び関連方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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