JP2002088389A - アルミニウム用冷間圧延油 - Google Patents

アルミニウム用冷間圧延油

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JP2002088389A JP2000281493A JP2000281493A JP2002088389A JP 2002088389 A JP2002088389 A JP 2002088389A JP 2000281493 A JP2000281493 A JP 2000281493A JP 2000281493 A JP2000281493 A JP 2000281493A JP 2002088389 A JP2002088389 A JP 2002088389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業環境を改善でき、圧延条件が厳しくても
マイルドでも圧延製品の光沢値を上げかつ光沢むらの発
生を抑えることができ、また酸化防止性能および酸化安
定性に優れ、更には圧延後のアルミニウム板表面に付着
するアルミニウム摩耗粉量を抑制できるアルミニウム冷
間圧延用油を提供する。 【解決手段】 芳香族分が1容量%以上20容量%以
下、かつ硫黄分が50質量ppm以上300質量ppm
以下の基油を含有するアルミニウム用冷間圧延油。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム(ア
ルミニウム合金を含む、以下同じ)の条(板)または箔
形成用の冷間圧延油に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムの冷間圧延は、通常開放系
で行われる。従来のアルミニウム冷間圧延油を生産性向
上のため高速度、高圧下率での圧延に用いると、作業場
に圧延油のミストが大量に発生し、これが臭気の原因と
なったり、作業者の皮膚に付着して肌荒れを起こすな
ど、作業環境を著しく悪化させることがある。よって、
アルミニウム冷間圧延油には作業環境を損なわない性質
が求められる。
【0003】また、比較的厳しい潤滑状態での圧延条件
下でアルミニウムを圧延する場合、使用する圧延油によ
っては、ワークロール上に形成されたアルミニウムコー
ティングを肥大化等し、これにより圧延後のアルミニウ
ム板の表面光沢が低下してしまう。また、アルミニウム
上に焼き付きやへリングボーンが発生することがある。
【0004】一方、厳しい潤滑条件下でも使用可能な圧
延油は、油性剤の含有量増大などコストの上昇を伴うと
共に、同じ圧延油を比較的マイルドな潤滑条件下で使用
した場合では、ワークロールと圧延材間でスリップが発
生し、圧延後のアルミニウム板表面を損傷する場合があ
る。また、スリップが著しくひどい場合には操業に支障
をきたすこともある。
【0005】したがって、厳しい条件、マイルドな条件
の何れにも使用可能な圧延油が求められている。また、
酸化防止剤の併用または増量はコストアップとなるた
め、酸化防止性能に優れた圧延油が求められている。ま
た、圧延後の製品は、光沢値が高いことと共に、光沢む
らがないことが必要であり、このどちらかでも劣ってい
る場合には、製品として出荷できなくなることもある。
よって、圧延製品の光沢値を上げ、かつ光沢むらの発生
を抑えることができる圧延油が求められている。
【0006】さらに、圧延後にはアルミニウム板表面に
アルミニウム摩耗粉が付着していることがあるが、この
摩耗粉は板表面の傷および汚れの原因となるものであ
る。したがって、圧延後の板表面に付着しているアルミ
ニウム摩耗粉量が少なくなるような圧延油が求められて
いる。
【0007】このように、アルミニウム用圧延油として
は、各種様々な性質が求められているが、これら全てを
バランス良く満たすような圧延油は未だ得られていな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、作業
環境を改善でき、圧延条件が厳しくてもマイルドでも使
用でき、即ち何れの条件下でも圧延製品の光沢値を上げ
かつ光沢むらの発生を抑えることができ、また酸化防止
性能および酸化安定性に優れ、更には圧延後のアルミニ
ウム板表面に付着するアルミニウム摩耗粉量を抑制でき
るアルミニウム冷間圧延用油を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定量の芳香
族分および硫黄分を含有する基油を用いることにより、
上記性質全てをバランス良く満たすアルミニウム冷間圧
延用油が得られることを見出し本発明を完成するに至っ
たものである。
【0010】すなわち、本発明のアルミニウム用冷間圧
延油は、芳香族分が1容量%以上20容量%以下、かつ
硫黄分が50質量ppm以上300質量ppm以下の基
油を含有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を具体的に説明する。
本発明の圧延油の基油は、芳香族分が1容量%以上20
容量%以下、かつ硫黄分が50質量ppm以上300質
量ppm以下である。
【0012】基油の芳香族分は、厳しい潤滑状態での圧
延条件下でもロールコーティングの肥大化等による圧延
後のアルミニウム板表面光沢の低下を抑制できること、
油性剤の添加量を多くする必要が無いこと、酸化防止性
能に優れることなどから、1容量%以上であることが必
要であり、2容量%以上であることが好ましく、3容量
%以上であることがより好ましい。
【0013】また、作業者の皮膚に付着しても肌荒れを
起こしにくい、臭気が弱いなどの作業環境条件を満たす
ことから、基油は芳香族分が20容量%以下であること
が必要であり、18容量%以下であることが好ましく、
16容量%以下であることがより好ましい。本明細書で
いう芳香族分とは、JIS K 2536「石油製品−
炭化水素タイプ試験方法」の蛍光指示薬吸着法を準用し
て測定された値を表すものを意味している。
【0014】基油のナフテン分、パラフィン分には特に
限定はないが、以下のものが望ましい。 ナフテン分:圧延後のアルミニウム板(箔)表面の光沢
向上の点から、好ましくは20容量%以上、より好まし
くは25容量%以上、最も好ましくは30容量%以上。
高圧下率圧延時の潤滑性向上の点から、好ましくは80
容量%以下、より好ましくは75容量%以下、最も好ま
しくは70容量%以下。
【0015】パラフィン分:高圧下率圧延時の潤滑性向
上の点から、好ましくは30容量%以上、より好ましく
は35容量%以上、最も好ましくは40容量%以上。圧
延後のアルミニウム板(箔)表面の光沢向上の点から、
好ましくは75容量%以下、より好ましくは70容量%
以下、最も好ましくは65容量%以下。
【0016】本発明においてナフテン分、パラフィン分
とは、FIイオン化(ガラスリザーバ使用)による質量
分析法により得られた分子イオン強度をもって、これら
の割合を決定するものである。以下にその測定法を具体
的に示す。
【0017】径18mm、長さ980mmの溶出クロ
マト用吸着管に、約175℃、3時間の乾燥により活性
化された呼び径74〜149μmシリカゲル(富士デビ
ソン化学(株)製grade923)120gを充填す
る。 n−ペンタン75mlを注入し、シリカゲルを予め湿
す。 試料約2gを精秤し、等容量のn−ペンタンで希釈
し、得られた試料溶液を注入する。 試料溶液の液面がシリカゲル上端に達したとき、飽和
炭化水素成分を分離するためにn−ペンタン140ml
を注入し、吸着管の下端より溶出液を回収する。 の溶出液をロータリーエバポレーターにかけて溶媒
を留去し、飽和炭化水素成分を得る。 で得られた飽和炭化水素成分を質量分析計でタイプ
分析を行う。質量分析におけるイオン化方法としては、
ガラスリザーバを使用したFIイオン化法が用いられ、
質量分析計は日本電子(株)製JMS−AX505Hを
使用する。測定条件を以下に示す。
【0018】加速電圧 :3.0kV カソード電圧 :−5〜−6kV 分解能 :約500 エミッター :カーボン エミッター電流:5mA 測定範囲 :質量数35〜700 Sub Oven温度 :300℃ セパレータ温度:300℃ Main Oven 温度:350℃ 試料注入量 :1μl の質量分析法によって得られた分子イオンは、同位
体補正後、その質量数からパラフィン類(Cn2n+2
とナフテン類(Cn2n、Cn2n-2、Cn 2n-4・・
・)の2タイプに分類・整理し、それぞれのイオン強度
の分率を求め、飽和炭化水素成分全体に対する各タイプ
の含有量を定める。次いで、で得られた飽和炭化水素
成分の含有量をもとに、試料全体に対するパラフィン
分、ナフテン分の各含有量を求める。
【0019】なお、FI法質量分析のタイプ分析法によ
るデータ処理の詳細は、「日石レビュー」第33巻第4
号135〜142頁の特に「2.2.3データ処理」の
項に記載されている。
【0020】基油の硫黄分は、厳しい潤滑状態での圧延
条件下でもロールコーティングの肥大化等による圧延後
のアルミニウム板表面光沢の低下を抑制できること、油
性剤の添加量を多くする必要が無いこと、ワークロール
と圧延材間のスリップによる圧延後の板表面の損傷を抑
制することができること、酸化防止性能に優れることな
どから、50質量ppm以上であることが必要であり、
60質量ppm以上であることが好ましく、65質量p
pm以上であることがより好ましい。
【0021】また、作業者の皮膚に付着しても肌荒れを
起こしにくい、臭気が弱いなどの作業環境条件を満たす
ことから、基油は硫黄分が300質量ppm以下である
ことが必要であり、285質量ppm以下であることが
好ましく、270質量ppm以下であることがより好ま
しい。本明細書でいう硫黄分は、JIS K 2541
「原油及び石油製品−硫黄分試験方法」により測定され
た値を意味している。
【0022】本発明に係る基油は、その粘度に格別の限
定はないが、40℃における動粘度が1〜10mm2
sの範囲にあるものが好ましく、1〜8mm2 /sの範
囲にあるものがより好ましく、1〜6mm2 /sの範囲
にあるものがさらに好ましい。なお、アルミニウムの圧
延加工においては、潤滑性と表面品質を両立できる粘度
範囲として、厚さ0.1mm以下のいわゆる箔を形成す
る場合には1mm2 /s以上3mm2 /s以下の基油が
好ましく、厚さ0.1mmを超える(0.2mm以上
の)いわゆる条を形成する場合には2mm2 /s以上6
mm2 /s以下のものが好ましい。
【0023】基油の動粘度(40℃)が低すぎる場合に
は、引火による火災等の危険性が増す恐れがある。一
方、高すぎる場合には、焼鈍時の被圧延材表面にステイ
ンと呼ばれる油成分の焼き付きが生じ易くなる恐れがあ
る、被圧延材表面にオイルピットと呼ばれる損傷が発生
し表面光沢が悪くなる恐れがある、過潤滑によるスリッ
プが生じ、摩耗粉の発生量が多くなる、被圧延材表面に
傷を付ける、スリップが著しい場合には加工不能となる
などの恐れがある。
【0024】本発明で使用可能な鉱油系基油を例示すれ
ば、原油を常圧蒸留および必要に応じて減圧蒸留して得
られた潤滑油留分に対して、溶剤脱れき、溶剤抽出、水
素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸
洗浄、白土処理等の1種もしくは2種以上の精製手段を
適宜組み合わせて適用して得られるパラフィン系または
ナフテン系の鉱油を挙げることができる。
【0025】本発明の圧延油の基油は、上記した鉱油系
基油を1種用いまたは2種以上混合することによって得
ることができるが、入手性、コスト面から比較的高芳香
族分かつ高硫黄分の鉱油系基油と、比較的低芳香族分か
つ低硫黄分の鉱油系基油を混合することが好ましい。
【0026】本発明の圧延油は、上記した基油を含有す
ることを特徴とするものであり、添加剤等は任意のもの
を含有可能である。
【0027】この場合の基油の含有量に特に制限はない
が、通常圧延油全量基準で50質量%以上であることが
好ましく、60質量%以上であることがより好ましく、
70質量%以上であることがさらにより好ましく、80
質量%以上であることが最も好ましい。
【0028】例えば、本発明の圧延油は、下記の中から
選ばれる含酸素化合物の少なくとも1種を含有しても良
い。
【0029】(A1)数平均分子量が200以上100
0未満である、水酸基を3〜6個有する多価アルコール
のアルキレンオキサイド付加物 (A2)(A1)のハイドロカルビルエーテル (A3)数平均分子量が120以上1000未満のポリ
アルキレングリコール (A4)(A3)のハイドロカルビルエーテル (A5)炭素数2〜10の2価アルコール このような含酸素化合物を添加すると、より高速度・高
圧下率でのアルミニウム圧延に耐え得り、かつ作業環境
を改善でき、金属せっけんの生成や摩耗粉の発生の増加
を抑え、ステインの発生も抑えることができる圧延油が
得られる。
【0030】上記(A1)成分を構成する多価アルコー
ルは、水酸基を3〜6個有する。このような多価アルコ
ールとしては、具体的には例えば、グリセリン、ポリグ
リセリン(グリセリンの2〜4量体、例えばジグリセリ
ン、トリグリセリン、テトラグリセリン)、トリメチロ
ールアルカン(トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、トリメチロールブタンなど)およびこれらの
2〜4量体、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トール、1,2,4−ブタントリオール、1,3,5−
ペンタントリオール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、1,2,3,4−ブタンテトロール、ソルビトー
ル、ソルビタン、ソルビトールグリセリン縮合物、アド
ニトール、アラビトール、キシリトール、マンニトー
ル、イジリトール、タリトール、ズルシトール、アリト
ールなどの多価アルコール;キシロース、アラビノー
ス、リボース、ラムノース、グルコース、フルクトー
ス、ガラクトース、マンノース、ソルボース、セロビオ
ース、マルトース、イソマルトース、トレハロース、シ
ュクロースなどの糖類を挙げることができるが、この中
でも工具へのアルミニウム凝着(移着)量の調整力に優
れる点からグリセリン、トリメチロールアルカン、ソル
ビトール等が好ましい。
【0031】また、(A1)成分を構成するアルキレン
オキサイドとしては、炭素数2〜6、好ましくは2〜4
のものが用いられる。炭素数2〜6のアルキレンオキサ
イドとしては、具体的には例えば、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、1,2−エポキシブタン
(α−ブチレンオキサイド)、2,3−エポキシブタン
(β−ブチレンオキサイド)、1,2−エポキシ−1−
メチルプロパン、1,2−エポキシヘプタンおよび1,
2−エポキシヘキサンが挙げられるが、この中でも工具
へのアルミニウムの凝着(移着)量の調整力に優れる点
からエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等が好
ましい。
【0032】なお、2種以上のアルキレンオキサイドを
用いた場合、オキシアルキレン基の重合形式に特に制限
はなく、ランダム共重合していても、ブロック共重合し
ていても良い。また、水酸基を3〜6個有する多価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加させる際は、全て
の水酸基に付加させてもよいし、一部の水酸基のみに付
加させてもよいが、工具へのアルミニウム凝着(移着)
量の調整力に優れる点から全ての水酸基に付加させた付
加物が好ましい。
【0033】さらに、本発明で用いる(A1)成分とし
ては数平均分子量が200以上1000未満、好ましく
は、250以上750未満であることが必要である。数
平均分子量が200未満の付加物は、基油に対する溶解
性が低下し好ましくない。また、数平均分子量が100
0以上の付加物は、加工後の焼鈍時に被加工材表面に残
ってステインを生じる恐れがあり好ましくない。
【0034】なお、本発明で用いる(A1)成分として
は、水酸基を3〜6個有する多価アルコールにアルキレ
ンオキサイドを付加させる際に数平均分子量が200以
上1000未満となるように反応させたものを用いても
良いし、任意の方法で得られる水酸基を3〜6個有する
多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物の混合物
や市販されている水酸基を3〜6個有する多価アルコー
ルのアルキレンオキサイド付加物の混合物を、蒸留やク
ロマトによって、数平均分子量が200以上1000未
満となるように分離したものを用いても良い。
【0035】本発明に係る(A2)成分は、数平均分子
量が200以上1000未満、好ましくは250以上7
50未満である、水酸基を3〜6個有する多価アルコー
ルのアルキレンオキサイド付加物を、ハイドロカルビル
エーテル化させたものである。(A2)成分としては、
(A1)成分のアルキレンオキサイド付加物の末端水酸
基の一部または全てを、ハイドロカルビルエーテル化さ
せたものが使用できる。ここで言うハイドロカルビル基
とは、炭素数1〜24の炭化水素基を表す。炭素数1〜
24の炭化水素基としては、具体的には例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、直鎖または分枝のペンチル基、直鎖または
分枝のヘキシル基、直鎖または分枝のヘプチル基、直鎖
または分枝のオクチル基、直鎖または分枝のノニル基、
直鎖または分枝のデシル基、直鎖または分枝のウンデシ
ル基、直鎖または分枝のドデシル基、直鎖または分枝の
トリデシル基、直鎖または分枝のテトラデシル基、直鎖
または分枝のペンタデシル基、直鎖または分枝のヘキサ
デシル基、直鎖または分枝のヘプタデシル基、直鎖また
は分枝のオクタデシル基、直鎖または分枝のノナデシル
基、直鎖または分枝のイコシル基、直鎖または分枝のヘ
ンイコシル基、直鎖または分枝のドコシル基、直鎖また
は分枝のトリコシル基、直鎖または分枝のテトラコシル
基等の炭素数1〜24のアルキル基;ビニル基、直鎖ま
たは分岐のプロペニル基、直鎖または分枝のブテニル
基、直鎖または分枝のペンテニル基、直鎖または分枝の
ヘキセニル基、直鎖または分枝のヘプテニル基、直鎖ま
たは分枝のオクテニル基、直鎖または分枝のノネニル
基、直鎖または分枝のデセニル基、直鎖または分枝のウ
ンデセニル基、直鎖または分枝のドデセニル基、直鎖ま
たは分枝のトリデセニル基、直鎖または分枝のテトラデ
セニル基、直鎖または分枝のペンタデセニル基、直鎖ま
たは分枝のヘキサデセニル基、直鎖または分枝のヘプタ
デセニル基、直鎖または分枝のオクタデセニル基、直鎖
または分枝のノナデセニル基、直鎖または分枝のイコセ
ニル基、直鎖または分枝のヘンイコセニル基、直鎖また
は分枝のドコセニル基、直鎖または分枝のトリコセニル
基、直鎖または分枝のテトラコセニル基等の炭素数2〜
24のアルケニル基;シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘプチル基等の炭素数5〜7のシクロアル
キル基;メチルシクロペンチル基、ジメチルシクロペン
チル基(全ての構造異性体を含む)、メチルエチルシク
ロペンチル基(全ての構造異性体を含む)、ジエチルシ
クロペンチル基(全ての構造異性体を含む)、メチルシ
クロヘキシル基、ジメチルシクロヘキシル基(全ての構
造異性体を含む)、メチルエチルシクロヘキシル基(全
ての構造異性体を含む)、ジエチルシクロヘキシル基
(全ての構造異性体を含む)、メチルシクロヘプチル
基、ジメチルシクロヘプチル基(全ての構造異性体を含
む)、メチルエチルシクロヘプチル基(全ての構造異性
体を含む)、ジエチルシクロヘプチル基(全ての構造異
性体を含む)等の炭素数6〜11のアルキルシクロアル
キル基;フェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜10の
アリール基:トリル基(全ての構造異性体を含む)、キ
シリル基(全ての構造異性体を含む)、エチルフェニル
基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のプロ
ピルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖また
は分枝のブチルフェニル基(全ての構造異性体を含
む)、直鎖または分枝のペンチルフェニル基(全ての構
造異性体を含む)、直鎖または分枝のヘキシルフェニル
基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のヘプ
チルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖また
は分枝のオクチルフェニル基(全ての構造異性体を含
む)、直鎖または分枝のノニルフェニル基(全ての構造
異性体を含む)、直鎖または分枝のデシルフェニル基
(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のウンデ
シルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖また
は分枝のドデシルフェニル基(全ての構造異性体を含
む)等の炭素数7〜18のアルキルアリール基;ベンジ
ル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基(プロピ
ル基の異性体を含む)、フェニルブチル基(ブチル基の
異性体を含む)、フェニルペンチル基(ペンチル基の異
性体を含む)、フェニルヘキシル基(ヘキシル基の異性
体を含む)等の炭素数7〜12のアリールアルキル基が
挙げられる。この中でも、工具へのアルミニウム凝着
(移着)量の調整力に優れる点から、炭素数3〜12の
直鎖または分岐のアルキル基が好ましい。
【0036】(A3)成分は、数平均分子量が120以
上1000未満のポリアルキレングリコールであり、炭
素数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレンオキサイド
を単独重合あるいは共重合したものが用いられる。炭素
数2〜6のアルキレンオキサイドとしては、具体的には
例えば、(A1)成分を構成するアルキレンオキサイド
として列挙したものが挙げられる。この中でも、工具へ
のアルミニウム凝着(移着)量の調整力に優れる点か
ら、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等が好
ましい。
【0037】なお、ポリアルキレングリコールの調製に
2種以上のアルキレンオキサイドを用いた場合、オキシ
アルキレン基の重合形式に特に制限はなく、ランダム共
重合していても、ブロック共重合していても良い。
【0038】さらに、(A3)成分としては数平均分子
量が120以上1000未満、好ましくは120以上5
00未満であることが必要である。数平均分子量が12
0未満のポリアルキレングリコールは、基油への溶解性
が低下し好ましくない。また、数平均分子量が1000
以上のポリアルキレングリコールは、加工後の焼鈍時に
被加工材表面に残ってステインを生じる恐れがあり好ま
しくない。
【0039】なお、(A3)成分としては、アルキレン
オキサイドを重合させる際に数平均分子量が120以上
1000未満となるように反応させたものを用いても良
いし、任意の方法で得られるポリアルキレングリコール
混合物や市販されているポリアルキレングリコール混合
物を、蒸留やクロマトによって、数平均分子量が120
以上1000未満となるように分離したものを用いても
良い。
【0040】(A4)成分は、数平均分子量が120以
上1000未満、好ましくは120以上500未満のポ
リアルキレングリコールを、ハイドロカルビルエーテル
化させたものである。(A4)成分としては、(A3)
成分のポリアルキレングリコールの末端水酸基の一部ま
たは全てを、ハイドロカルビルエーテル化させたものが
使用できる。ここでいうハイドロカルビル基とは、炭素
数1〜24の炭化水素基を表し、具体的には例えば(A
2)の説明において列挙した各基が挙げられる。この中
でも、工具へのアルミニウム凝着(移着)量の調整力に
優れる点から、炭素数3〜12の直鎖または分岐のアル
キル基が好ましい。
【0041】(A5)成分は、炭素数2〜10、好まし
くは炭素数5または6の2価アルコールであるが、ここ
でいう2価アルコールとは分子中にエーテル結合を有さ
ないものをいう。このような炭素数2〜10の2価アル
コールとしては、具体的には例えば、エチレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,2−ブタンジオー
ル、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−
ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3−
プロパンジオール、2−メチル−2,4―ペンタンジオ
ール、1,7−ヘプタンジオール、2−メチル−2−プ
ロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル
−1,3−プロパンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、2―ブチルー2―エチル
ー1、3―プロパンジオール、1,10−デカンジオー
ルが挙げられる。この中でも、工具へのアルミニウム凝
着(移着)量の調整力に優れる点から、1,5−ペンタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、2−メチル−2,4―ペンタンジオール、
2−エチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール等
が好ましい。
【0042】本発明において、上記(A1)、(A
2)、(A3)、(A4)および(A5)の中から選ば
れる1種の含酸素化合物を単独で用いても良いし、異な
る構造を有する2種以上の含酸素化合物の混合物を用い
ても良い。
【0043】本発明において、含酸素化合物の含有量に
は特に制限はないが、圧延油全量基準での含有量(合計
量)の上限値が、2質量%であることが好ましく、1.
5質量%であることがより好ましく、下限値が0.01
質量%であることが好ましく、0.03質量%であるこ
とがより好ましい。2質量%を越える含酸素化合物は、
基油への溶解性が低下したり、圧延油としての性能に悪
影響を及ぼす可能性がある。また、0.01質量%に満
たない含酸素化合物では工具へのアルミニウム凝着(移
着)量の調整効果が小さくなる可能性がある。
【0044】本発明の圧延油は油性剤を含有しても良
い。本発明で使用される油性剤としては、通常圧延油の
油性剤として用いられているものが含まれる。しかしな
がら、より加工性を向上させるために下記の中から選ば
れる少なくとも1種の油性剤を使用することが好まし
い。
【0045】(1)エステル (2)1価アルコール (3)カルボン酸 上記(1)エステルとしては、構成するアルコールが1
価アルコールでも多価アルコールでも良く、またカルボ
ン酸が一塩基酸でも多塩基酸であっても良いものであ
る。
【0046】1価アルコールとしては、通常炭素数1〜
24のものが用いられ、このようなアルコールとしては
直鎖のものでも分岐のものでもよい。炭素数1〜24の
アルコールとしては、具体的には例えば、メタノール、
エタノール、直鎖状または分岐状のプロパノール、直鎖
状または分岐状のブタノール、直鎖状または分岐状のオ
クタノール、直鎖状または分岐状のノナノール、直鎖状
または分岐状のデカノール、直鎖状または分岐状のウン
デカノール、直鎖状または分岐状のドデカノール、直鎖
状または分岐状のトリデカノール、直鎖状または分岐状
のテトラデカノール、直鎖状または分岐状のペンタデカ
ノール、直鎖状または分岐状のヘキサデカノール、直鎖
状または分岐状のヘプタデカノール、直鎖状または分岐
状のオクタデカノール、直鎖状または分岐状のノナデカ
ノール、直鎖状または分岐状のエイコサノール、直鎖状
または分岐状のヘンエイコサノール、直鎖状または分岐
状のトリコサノール、直鎖状または分岐状のテトラコサ
ノールおよびこれらの混合物が挙げられる。
【0047】多価アルコールとしては、通常2〜10
価、好ましくは2〜6価のものが用いられる。2〜10
価多価アルコールとしては、具体的には例えば、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレング
リコール(エチレングリコールの3〜15量体)、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール(プロピレングリコールの3〜15量
体)、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、2−メチル−1,2−プロパンジオール、2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジ
オール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグ
リコール等の2価アルコール;グリセリン、ポリグリセ
リン(グリセリンの2〜8量体、例えばジグリセリン、
トリグリセリン、テトラグリセリン)、トリメチロール
アルカン(トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールブタンなど)およびこれらの2〜
8量体、ペンタエリスリトールおよびこれらの2〜4量
体、1,2,4−ブタントリオール、1,3,5−ペン
タントリオール、1,2,6−ヘキサントリオール、
1,2,3,4−ブタンテトロール、ソルビトール、ソ
ルビタン、ソルビトールグリセリン縮合物、アドニトー
ル、アラビトール、キシリトール、マンニトールなどの
多価アルコール;キシロース、アラビノース、リボー
ス、ラムノース、グルコース、フルクトース、ガラクト
ース、マンノース、ソルボース、セロビオース、マルト
ース、イソマルトース、トレハロース、スクロースなど
の糖類、およびこれらの混合物が挙げられる。
【0048】これらの中でも特に、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール
(エチレングリコールの3〜10量体)、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール(プロピレングリコールの3〜10量体)、
1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,2−プロ
パンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、トリグリセリン、トリメチロールアルカン(トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールブタンなど)およびこれらの2〜4量体、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトール、1,2,4−
ブタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、
1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,3,4−ブ
タンテトロール、ソルビトール、ソルビタン、ソルビト
ールグリセリン縮合物、アドニトール、アラビトール、
キシリトール、マンニトールなどの2〜6価の多価アル
コールおよびこれらの混合物等がより好ましい。さらに
好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ソルビタン、およびこれらの混合物等である。
【0049】本発明で用い得るエステル油性剤を構成す
る一塩基酸としては、通常炭素数6〜24の脂肪酸で、
直鎖のものでも分岐のものでも良く、また飽和のもので
も不飽和のものでも良い。具体的には例えば、直鎖状ま
たは分岐状のヘキサン酸、直鎖状または分岐状のオクタ
ン酸、直鎖状または分岐状のノナン酸、直鎖状または分
岐状のデカン酸、直鎖状または分岐状のウンデカン酸、
直鎖状または分岐状のドデカン酸、直鎖状または分岐状
のトリデカン酸、直鎖状または分岐状のテトラデカン
酸、直鎖状または分岐状のペンタデカン酸、直鎖状また
は分岐状のヘキサデカン酸、直鎖状または分岐状のオク
タデカン酸、直鎖状または分岐状のヒドロキシオクタデ
カン酸、直鎖状または分岐状のノナデカン酸、直鎖状ま
たは分岐状のエイコサン酸、直鎖状または分岐状のヘン
エイコサン酸、直鎖状または分岐状のドコサン酸、直鎖
状または分岐状のトリコサン酸、直鎖状または分岐状の
テトラコサン酸などの飽和脂肪酸;直鎖状または分岐状
のヘキセン酸、直鎖状または分岐状のヘプテン酸、直鎖
状または分岐状のオクテン酸、直鎖状または分岐状のノ
ネン酸、直鎖状または分岐状のデセン酸、直鎖状または
分岐状のウンデセン酸、直鎖状または分岐状のドデセン
酸、直鎖状または分岐状のトリデセン酸、直鎖状または
分岐状のテトラデセン酸、直鎖状または分岐状のペンタ
デセン酸、直鎖状または分岐状のヘキサデセン酸、直鎖
状または分岐状のオクタデセン酸、直鎖状または分岐状
のヒドロキシオクタデセン酸、直鎖状または分岐状のノ
ナデセン酸、直鎖状または分岐状のエイコセン酸、直鎖
状または分岐状のヘンエイコセン酸、直鎖状または分岐
状のドコセン酸、直鎖状または分岐状のトリコセン酸、
直鎖状または分岐状のテトラコセン酸などの不飽和脂肪
酸、およびこれらの混合物が挙げられる。これらの中で
も、特に炭素数8〜20の飽和脂肪酸、炭素数8〜20
の不飽和脂肪酸、およびこれらの混合物が好ましい。
【0050】エステル油性剤を構成する多塩基酸として
は、炭素数2〜16の二塩基酸およびトリメリト酸等が
挙げられる。炭素数2〜16の二塩基酸としては、直鎖
のものでも分岐のものでも良く、また飽和のものでも不
飽和のものでも良い。具体的には例えば、エタン二酸、
プロパン二酸、直鎖状または分岐状のブタン二酸、直鎖
状または分岐状のペンタン二酸、直鎖状または分岐状の
ヘキサン二酸、直鎖状または分岐状のオクタン二酸、直
鎖状または分岐状のノナン二酸、直鎖状または分岐状の
デカン二酸、直鎖状または分岐状のウンデカン二酸、直
鎖状または分岐状のドデカン二酸、直鎖状または分岐状
のトリデカン二酸、直鎖状または分岐状のテトラデカン
二酸、直鎖状または分岐状のヘプタデカン二酸、直鎖状
または分岐状のヘキサデカン二酸;直鎖状または分岐状
のヘキセン二酸、直鎖状または分岐状のオクテン二酸、
直鎖状または分岐状のノネン二酸、直鎖状または分岐状
のデセン二酸、直鎖状または分岐状のウンデセン二酸、
直鎖状または分岐状のドデセン二酸、直鎖状または分岐
状のトリデセン二酸、直鎖状または分岐状のテトラデセ
ン二酸、直鎖状または分岐状のヘプタデセン二酸、直鎖
状または分岐状のヘキサデセン二酸;およびこれらの混
合物が挙げられる。
【0051】また、エステル油性剤としては、 一価アルコールと一塩基酸とのエステル 多価アルコールと一塩基酸とのエステル 一価アルコールと多塩基酸とのエステル 多価アルコールと多塩基酸とのエステル 一価アルコール、多価アルコールとの混合物と多塩基
酸との混合エステル 多価アルコールと一塩基酸、多塩基酸との混合物との
混合エステル 一価アルコール、多価アルコールとの混合物と一塩基
酸、多塩基酸との混合物との混合エステル など、任意のアルコールとカルボン酸の組み合わせによ
るエステルが使用可能であり、特に限定されるものでは
ない。
【0052】なお、アルコール成分として多価アルコー
ルを用いた場合、多価アルコール中の水酸基全てがエス
テル化された完全エステルでも良く、水酸基の一部がエ
ステル化されず水酸基のままで残っている部分エステル
でも良い。また、カルボン酸成分として多塩基酸を用い
た場合、多塩基酸中のカルボキシル基全てがエステル化
された完全エステルでも良く、カルボキシル基の一部が
エステル化されずカルボキシル基のままで残っている部
分エステルであっても良い。
【0053】本発明で用いられるエステルとしては、上
記した何れのもの使用可能であるが、この中でもより加
工性に優れる点から、一価アルコールと一塩基酸との
エステル、が好ましい。
【0054】本発明において油性剤として用いられるエ
ステルの合計炭素数には特に制限はないが、加工性の向
上効果に優れる点から合計炭素数が7以上のエステルが
好ましく、9以上のエステルがより好ましく、11以上
のエステルが最も好ましい。また、炭素数が大き過ぎる
とステインや腐食の発生を増大させる恐れが大きくなる
ことから、合計炭素数が26以下のエステルが好まし
く、24以下のエステルがより好ましく、22以下のエ
ステルが最も好ましい。
【0055】油性剤として用いられる上記(2)1価ア
ルコールとしては、上記(1)エステルを構成するアル
コールとして列挙した化合物などが挙げられる。より加
工性に優れる点から、炭素数6以上の1価アルコールが
好ましく、炭素数8以上のアルコールがより好ましく、
炭素数10以上のアルコールが最も好ましい。また、炭
素数が大き過ぎるとステインや腐食の発生を増大させる
可能性が大きくなることから、炭素数20以下のアルコ
ールが好ましく、炭素数18以下のアルコールがより好
ましく、炭素数16以下のアルコールが最も好ましい。
【0056】上記(3)カルボン酸としては、1塩基酸
でも多塩基酸でも良い。具体的には例えば、上記(1)
エステルを構成するカルボン酸として列挙した化合物が
挙げられる。これらの中でも、より加工性に優れる点か
ら1価のカルボン酸が好ましい。また、より加工性に優
れる点から、炭素数6以上のカルボン酸が好ましく、炭
素数8以上のカルボン酸がより好ましく、炭素数10以
上のカルボン酸が最も好ましい。また、炭素数が大き過
ぎるとステインや腐食の発生を増大させる可能性が大き
くなることから、炭素数20以下のカルボン酸が好まし
く、炭素数18以下のカルボン酸がより好ましく、炭素
数16以下のカルボン酸が最も好ましい。
【0057】本発明の圧延油の油性剤としては、上述し
たように上記各種油性剤の中から選ばれる1種のみを用
いても良く、また2種以上の混合物を用いても良いが、
より加工性を向上できることから、(1)1価アルコー
ルと1塩基酸とから得られる総炭素数7〜26のエステ
ル、(2)炭素数6〜20の1価アルコール、(3)炭
素数6〜20の1塩基酸、およびこれらの混合物が好ま
しい。
【0058】上記油性剤の合計含有量は特に制限はない
が、圧延油全量基準で好ましくは0.1〜15質量%で
ある。加工性の点から、含有量の下限値は0.1質量%
以上であることが好ましく、より好ましくは0.2質量
%以上、さらにより好ましくは0.5質量%以上であ
る。また、含有量が多過ぎるとステインや腐食の発生を
増大させる可能性がある、スリップや光沢むらの原因と
なる可能性がある等の点から、含有量の上限値は15質
量%以下であることが好ましく、より好ましくは12質
量%以下、さらにより好ましくは10質量%以下であ
る。
【0059】また、本発明の圧延油は、40℃における
動粘度が1〜60mm2 /sのアルキルベンゼンを配合
しても良い。アルキルベンゼンおよび油性剤を併用する
ことによって、油性剤の添加効果をより増大させること
ができる。
【0060】本発明で用いられるアルキルベンゼンの4
0℃における動粘度は1〜60mm 2 /sであることが
好ましい。40℃における動粘度が1mm2 /s未満の
場合には、添加効果が期待できない場合がある。また、
40℃における動粘度が60mm2 /sを超える場合に
は、ステインや腐食の発生を増大させる可能性があり、
好ましくは40mm2 /s以下、より好ましくは20m
2 /s以下である。
【0061】また、本発明で用いるアルキルベンゼンの
ベンゼン環に結合するアルキル基としては直鎖状であっ
ても、分枝状であっても良く、また、炭素数についても
特に限定されるものではないが、炭素数1〜40のアル
キル基が好ましい。
【0062】炭素数1〜40のアルキル基としては、具
体的には例えば、メチル基、エチル基、直鎖状または分
岐状のプロピル基、直鎖状または分岐状のブチル基、直
鎖状または分岐状のペンチル基、直鎖状または分岐状の
ヘキシル基、直鎖状または分岐状のヘプチル基、直鎖状
または分岐状のオクチル基、直鎖状または分岐状のノニ
ル基、直鎖状または分岐状のデシル基、直鎖状または分
岐状のウンデシル基、直鎖状または分岐状のドデシル
基、直鎖状または分岐状のトリデシル基、直鎖状または
分岐状のテトラデシル基、直鎖状または分岐状のペンタ
デシル基、直鎖状または分岐状のヘキサデシル基、直鎖
状または分岐状のヘプタデシル基、直鎖状または分岐状
のオクタデシル基、直鎖状または分岐状のノナデシル
基、直鎖状または分岐状のイコシル基、直鎖状または分
岐状のヘンイコシル基、直鎖状または分岐状のドコシル
基、直鎖状または分岐状のトリコシル基、直鎖状または
分岐状のテトラコシル基、直鎖状または分岐状のペンタ
コシル基、直鎖状または分岐状のヘキサコシル基、直鎖
状または分岐状のヘプタコシル基、直鎖状または分岐状
のオクタコシル基、直鎖状または分岐状のノナコシル
基、直鎖状または分岐状のトリアコンチル基、直鎖状ま
たは分岐状のヘントリアコンチル基、直鎖状または分岐
状のドトリアコンチル基、直鎖状または分岐状のトリト
リアコンチル基、直鎖状または分岐状のテトラトリアコ
ンチル基、直鎖状または分岐状のペンタトリアコンチル
基、直鎖状または分岐状のヘキサトリアコンチル基、直
鎖状または分岐状のヘプタトリアコンチル基、直鎖状ま
たは分岐状のオクタトリアコンチル基、直鎖状または分
岐状のノナトリアコンチル基、直鎖状または分岐状のテ
トラコンチル基が挙げられる。
【0063】アルキルベンゼン中のアルキル基の個数は
通常1〜4個であるが、安定性、入手可能性の点から1
個または2個のアルキル基を有するアルキルベンゼン、
すなわちモノアルキルベンゼン、ジアルキルベンゼン、
またはこれらの混合物が最も好ましく用いられる。
【0064】また、用いるアルキルベンゼンとしては、
もちろん、単一の構造のアルキルベンゼンだけでなく、
異なる構造を有するアルキルベンゼンの混合物であって
も良い。
【0065】本発明に係るアルキルベンゼンの数平均分
子量については、なんら制限はないが、添加効果の点か
ら、100以上が好ましく、130以上がより好まし
い。また、分子量が大き過ぎるとステインや腐食の発生
を増大させる可能性が大きくなることから、数平均分子
量の上限は340以下が好ましく、320以下がより好
ましい。
【0066】上記アルキルベンゼンの製造方法は任意の
従来の方法を適用することができ、何ら限定されるもの
でないが、例えば以下に示す物質を用いてアルキル化合
成法等によって製造することができる。
【0067】原料となる芳香族化合物としては、具体的
には例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、メチルエチルベンゼン、ジエチルベンゼン、お
よびこれらの混合物が用いられる。またアルキル化剤と
しては、具体的には例えば、エチレン、プロピレン、ブ
テン、イソブチレンなどの低級モノオレフィン、好まし
くはプロピレンの重合によって得られる炭素数6〜40
の直鎖状または分枝状のオレフィン;ワックス、重質
油、石油留分、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱
分解によって得られる炭素数6〜40の直鎖状または分
枝状のオレフィン;灯油、軽油などの石油留分からn−
パラフィンを分離し、これを触媒によりオレフィン化す
ることによって得られる炭素数9〜40の直鎖状オレフ
ィン;およびこれらの混合物が使用できる。
【0068】またアルキル化の際のアルキル化触媒とし
ては、塩化アルミニウム、塩化亜鉛などのフリーデルク
ラフツ型触媒;硫酸、リン酸、ケイタングステン酸、フ
ッ化水素酸、活性白土などの酸性触媒;など、公知の触
媒が用いられる。
【0069】40℃における動粘度が1〜60mm2
sのアルキルベンゼンを調製するには、例えば上記に例
示したような方法によって得られるアルキルベンゼン混
合物や市販されているアルキルベンゼン混合物を蒸留や
クロマトによって分離し、動粘度が1〜60mm2 /s
であるアルキルベンゼン留分を得ることが実用上便利で
ある。
【0070】本発明の圧延油は、上記したアルキルベン
ゼンを圧延油全量基準で、0.1〜50質量%含有する
ことができる。含有量の下限値は、添加効果の点から、
0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質
量%以上、さらに好ましくは1質量%以上である。ま
た、含有量が多過ぎるとステインや腐食の発生を増大さ
せる可能性が大きくなることから、上限値は50質量%
以下が好ましく、より好ましくは40質量%以下、さら
に好ましくは30質量%以下である。
【0071】本発明の圧延油には、さらにその優れた効
果を向上させるため、必要に応じて、極圧添加剤、酸化
防止剤、さび止め剤、腐食防止剤、消泡剤などを更に、
単独でまたは2種以上組み合わせて添加してもよい。
【0072】上記極圧添加剤としては、トリクレジルフ
ォスフェート等のりん系化合物、およびジアルキルジチ
オリン酸亜鉛等の有機金属化合物が例示できる。
【0073】酸化防止剤としては、2,6−ジターシャ
リーブチル−p−クレゾール(DBPC)等のフェノー
ル系化合物、フェニル−α−ナフチルアミンなどの芳香
族アミン、およびジアルキルジチオリン酸亜鉛等の有機
金属化合物が例示できる。
【0074】さび止め剤としては、オレイン酸などの脂
肪酸の塩、ジノニルナフタレンスルホネートなどのスル
ホン酸塩、ソルビタンモノオレエートなどの多価アルコ
ールの部分エステル、アミンおよびその誘導体、リン酸
エステルおよびその誘導体が例示できる。腐食防止剤と
しては、ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。消泡剤
としては、シリコン系のものなどが挙げられる。これら
の添加剤の合計含有量は、通常15質量%以下、好まし
くは10質量%以下(いずれも圧延油全量基準)である
ことが望ましい。
【0075】本発明に係る基油に添加剤等を混合して得
られる圧延油は、その粘度に格別の限定はないが、40
℃における動粘度が1〜10mm2 /sの範囲にあるも
のが好ましく、1〜8mm2 /sの範囲にあるものがよ
り好ましく、1〜6mm2 /sの範囲にあるものがさら
に好ましい。なお、アルミニウムの圧延加工において
は、潤滑性と表面品質を両立できる粘度範囲として、厚
さ0.1mm以下のいわゆる箔を形成する場合には1m
2 /s以上3mm2 /s以下の圧延油が好ましく、厚
さ0.1mmを超える(0.2mm以上の)いわゆる条
を形成する場合には2mm2 /s以上6mm2 /s以下
のものが好ましい。
【0076】圧延油の動粘度(40℃)が低すぎる場合
には、引火による火災等の危険性が増す恐れがある。一
方、高すぎる場合には、焼鈍時の被加工材表面にステイ
ンと呼ばれる圧延油成分の焼き付きが生じ易くなる恐れ
がある、被加工材表面にオイルピットと呼ばれる損傷が
発生し表面光沢が悪くなる恐れがある、過潤滑によるス
リップが生じ、摩耗粉の発生量が多くなる、被加工材表
面に傷を付ける、スリップが著しい場合には加工不能と
なるなどの恐れがある。
【0077】本発明の冷間圧延油は、アルミニウムおよ
びアルミニウム合金の冷間圧延に用いるものであるが、
その他鉄鋼、ステンレス鋼、特殊鋼、銅などの各種金属
およびこれら金属の合金の冷間圧延にも用いることがで
きる。
【0078】また、本発明の圧延油は冷間圧延に用いた
場合に優れた効果を発揮するものであるが、その他絞
り、しごき、引き抜き、プレス等の塑性加工一般にも使
用可能である。さらに、塑性加工以外の切削、研削加工
等にも用いることができる。
【0079】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明の内
容をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら
限定されるものではない。実施例1〜9および比較例1〜7 下記の組成(質量%は圧延油全量を基準)を有する各種
圧延油を調製し、これらについて、下記に示す方法によ
り各種試験を行った。基油の性状を表1に、試験の結果
を表2〜3に示す。
【0080】圧延油 実施例1:基油1+混合油性剤A 実施例2:基油1+混合油性剤B 実施例3:基油2+混合油性剤A 実施例4:基油3+混合油性剤A+n−ドデシルベンゼ
ン5質量% 実施例5:実施例1の圧延油+ポリエチレングリコール
モノステアレート0.5質量%(オキシエチレン基の平
均重合数n=25) 実施例6:実施例1の圧延油+ポリエチレングリコール
モノノニルフェニルエーテル0.5質量%(オキシエチ
レン基の平均重合数n=25) 実施例7:実施例1の圧延油+ポリエチレングリコール
モノラウリルエーテル0.5質量%(オキシエチレン基
の平均重合数n=25) 実施例8:実施例1の圧延油+トリプロピレングリコー
ル0.5質量% 実施例9:実施例1の圧延油+ヘキシレングリコール
0.5質量% 比較例1:基油4+混合油性剤A 比較例2:基油4+混合油性剤B 比較例3:基油5+混合油性剤A 比較例4:基油6+混合油性剤A 比較例5:基油7+混合油性剤A 比較例6:基油8+混合油性剤A 比較例7:基油9+混合油性剤A
【0081】
【表1】
【0082】混合油性剤(質量%は圧延油全量が基
準): A:ラウリルアルコール7質量%+ステアリン酸ブチル
1.5質量%+オレイン酸0.05質量% B:ラウリルアルコール2質量%+ステアリン酸ブチル
1.0質量%+オレイン酸0.05質量%
【0083】限界圧下率試験 材料A:JIS A1050、0.5mm厚 材料B:JIS 1N30 H18、0.1mm厚 ワークロール:径51mm、表面粗さ:Ra=0.04
μm 圧延速度:30m/ min 圧下率%=100×(材料の初期厚み−圧延された材料
の残厚み)/材料の初期厚み 各圧延油を用い、材料AまたはBを二本のワークロール
の間を通して、圧下率を45%から徐々に上げて圧延
し、材料表面に焼き付きやヘリンボーンなどの損傷を発
生させることなしに圧延可能な最高圧下率を求めた。
【0084】スリップ試験 材料C:JIS A5182、1.0mm厚 ワークロール:径51mm、表面粗さ:Ra=0.04
μm 圧延速度:30m/ min、圧下率:40% 先進率%=100×(出側板速度−ワークロール周速)
/ ワークロール周速 各圧延油を用いて材料Cを温度28℃、湿度45%の雰
囲気で、1μmのラインフィルターを装備した装置で圧
延し、その時のワークロールと材料との間に生じるスリ
ップ度合いを先進率を測定することによって求めた。な
お、先進率がマイナスの場合、スリップが発生したこと
を示している。
【0085】ステイン発生試験 スリップ試験終了後の材料Cのコイルを24時間放置
し、次に350℃に加熱して5時間保持した。冷却後ス
テイン発生度合いを調べた。即ち、冷却後の材料板を長
さ方向に1m間隔で10カ所サンプリングし、1:ステ
インなし、2:僅かにあり、3:小、4:中、5:大と
して、平均値を求めた。平均値が1.5未満を◎、1.
5以上2.5未満を○、2.5以上3.5未満を△、
3.5以上を×とした。
【0086】酸化安定度試験 各圧延油の酸化安定度を、JIS K2514「回転ボ
ンベ式酸化安定度試験」により求めた。結果をRBOT
値で示す。
【0087】臭気判定試験 実施例1、3および4並びに比較例1および3〜7の各
圧延油30gを油性剤を含まない状態で100mLスク
リュー瓶に採取し、40℃のウォーターバスで30分加
熱した後で、20人によって臭気の判定を行った。大変
気になる(5点)、気になる(4点)、やや気になる
(3点)、ほとんど気にならない(2点)、気にならな
い(1点)の5段階で点数を付け、平均点が1点以上2
点未満を○、2点以上3点未満を△、3点以上を×とし
臭気の判定とした。
【0088】肌荒れ判定試験 実施例1、3および4並びに比較例1および3〜7の各
圧延油0.3mLを油性剤を含まない状態で市販のパッ
チテスト用絆創膏に含浸させ、これを上腕内側部の5カ
所に張り付け、1時間後にはがし肌の状態を目視観察し
た。被験者は20人で、赤い(3点)、かすかに赤い
(2点)、変化なし(1点)の3段階で点数を付け平均
点が1点を○、1点より大きく2点未満を△、2点以上
を×と判定した。
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【発明の効果】本発明のアルミニウム冷間圧延油は、特
定量の芳香族分および硫黄分を含む基油を含有するた
め、アルミニウム冷間圧延用油として求められる諸性質
をバランス良く満たすものである。
【0092】具体的には、本発明の冷間圧延油は、厳し
い圧延条件下でもマイルドな圧延条件下でも使用でき、
圧延製品の光沢値を上げかつ光沢むらの発生を抑え、臭
気や作業者の肌荒れが少なく、また酸化防止性能および
酸化安定性にも優れ、更には圧延後のアルミニウム板表
面に付着するアルミニウム摩耗粉量を抑制できるもので
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 40:24 C10N 40:24 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族分が1容量%以上20容量%以
    下、かつ硫黄分が50質量ppm以上300質量ppm
    以下の基油を含有するアルミニウム用冷間圧延油。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070674A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Fujifilm Holdings Corp 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法
JP2007092170A (ja) * 2005-08-30 2007-04-12 Fujifilm Corp 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法
JP2014070082A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Jx Nippon Oil & Energy Corp 金属加工油組成物

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