JP2002085178A - 家具類用脚 - Google Patents

家具類用脚

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JP2002085178A
JP2002085178A JP2000283055A JP2000283055A JP2002085178A JP 2002085178 A JP2002085178 A JP 2002085178A JP 2000283055 A JP2000283055 A JP 2000283055A JP 2000283055 A JP2000283055 A JP 2000283055A JP 2002085178 A JP2002085178 A JP 2002085178A
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Japan
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leg
furniture
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recess
leg arm
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JP2000283055A
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English (en)
Inventor
Hiroko Shido
裕子 四堂
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャスター、アジャスター等の床面当接部材
の取り付け強度を低下させることなく、脚の解体廃棄時
に材料別の分別廃棄やリサイクル等を容易に行うことが
できる家具類用脚を提供する。 【解決手段】 家具類用脚は、家具類本体の下部に取り
付けられて横方向に延びる合成樹脂製の脚アーム22を
有する。脚アームの先端部に凹部24を設け、該凹部
に、床面に当接されるキャスター1、アジャスタ10等
の床面当接部材を保持するための保持部材26を着脱可
能に位置決めして設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家具類に用いられる
脚の構造に関し、更に詳しくは、家具類本体例えば椅
子、会議用テーブル、衝立、スタンド等の下部に取り付
けられる支持部から横方向に延びる合成樹脂製の脚アー
ムを備え、且つ、脚アームの先端部にキャスター、アジ
ャスター等の床面当接部材を取り付けるようにした脚の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脚においては、脚アーム
が合成樹脂製の場合、この脚アームの先端部にキャスタ
ー、アジャスター等の床面当接部材から上部に突出する
ねじ軸や嵌合軸を取り付けるためのねじ穴や嵌合穴を直
接形成したのでは、十分な荷重支持強度を得ることがで
きず、脚アームのねじ穴や嵌合穴の近辺に応力集中が起
こって破損しやすいものとなる。
【0003】そこで、従来のこの種の脚においては、脚
アームが合成樹脂製の場合、脚アームの先端部に床面当
接部材のねじ軸とねじ結合させるねじ穴を有する金属製
のナット部材、或いは、床面当接部材の嵌合軸と嵌合さ
せるシリンダ部材等がインサート成形により脚アームと
一体に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、金属製のナット部材やシリンダ部材等を合成樹
脂製の脚アームと一体に成形した場合、脚の解体廃棄時
に材料別の分別廃棄、材料のリサイクル等が困難とな
る。
【0005】したがって、本発明の目的は、キャスタ
ー、アジャスター等の床面当接部材の取り付け強度を低
下させることなく、脚の解体廃棄時に材料別の分別廃棄
やリサイクル等を容易に行うことができる家具類用脚を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、家具類本体の下部に取り付けられて横方
向に延びる合成樹脂製脚アームの先端部に凹部を設け、
該凹部に、床面に当接されるキャスター、アジャスタ等
の床面当接部材を保持するための保持部材を着脱可能に
位置決めして設けたことを特徴とする家具類用脚を提供
する。
【0007】上記構成を有する家具類用脚においては、
脚アームが合成樹脂からなり、且つ、該脚アームの先端
部に設けた凹部に、床面当接部材を保持するための保持
部材を着脱可能に位置決めして設けるので、保持部材に
は脚アームよりも高強度の材料を用いることにより、脚
アームにおける外観デザインの自由度を確保しつつ、保
持部材を介して床面当接部材を大きな強度で保持できる
家具類用脚を提供することができる。しかも、保持部材
を脚アームよりも高強度の異種材料で形成しても容易に
凹部から取り出すことができるので、家具類用脚の廃棄
時における材料別の分別廃棄及び材料のリサイクルが容
易となる。
【0008】上記構成の家具類用脚において、好ましく
は、前記床面当接部材が軸部材を有し、前記脚アームは
前記凹部から前記脚アームの下方に抜ける軸挿通部を有
し、前記軸部材は前記軸挿通部を貫通し前記凹部内で前
記保持部材に保持される。係る構成によれば、床面当接
部材の軸部材を脚アームの内部で保持部材に保持させる
ことができるので、床面当接部材の軸部材と保持部材と
脚アームとの間に一層強固な結合状態を確保することが
できる。
【0009】また好ましくは、前記床面当接部材が前記
保持部材に対し上下方向に位置調整可能に保持される。
係る構成によれば、床面に対する脚アームの高さや水平
度等を容易に調整可能となる。
【0010】さらに好ましくは、前記軸部材が外周にね
じ溝を有し、前記保持部材が前記軸部材の外周のねじ溝
とねじ結合可能なねじ穴を有する。係る構成によれば、
脚アームの凹部に位置決め可能に保持される保持部材に
対し、床面当接部材の軸部材をねじ結合により上下方向
に位置調整可能に取り付けることができる。
【0011】さらに好ましくは、前記軸部材にナット部
材が設けられ、前記保持部材と前記ナット部材とで前記
凹部と前記脚アームの下面との間が締結される。係る構
成によれば、軸挿通部に通した軸部材を凹部内の保持部
材にねじ込み保持させた状態で、凹部と脚アームの下面
との間を保持部材とナット部材とにより締結することが
できるので、床面当接部材を脚アームに対し一層強固に
固定することができる。
【0012】また好ましくは、前記凹部が前記脚アーム
の上面に開口している。係る構成によれば、脚アームの
上面に開口する凹部と脚アームの下面に開口する軸挿通
部とが上下に連通するので、凹部及び軸挿通部を有する
脚アームを容易に成形することができる。
【0013】また好ましくは、前記凹部が前記脚アーム
の先端部側面に開口している。係る構成によれば、凹部
内に収容される保持部材の上下を脚アームでサンドイッ
チ状に保持することができるので、脚アームによる保持
部材の支持強度を高めることができる。
【0014】また好ましくは、前記凹部の開口部に前記
保持部材とは別体に形成されたキャップが取り外し可能
に装着される。係る構成によれば、保持部材とは別体の
キャップを脚アームと同種の合成樹脂材料で形成するこ
とができるので、キャップと脚アームとをデザイン的に
調和させることができ、統一性又は一体感のあるデザイ
ンとすることができる。また、キャップと脚アームを同
種の材料として分別廃棄できるので、分別廃棄の作業性
が向上する。
【0015】一方、前記凹部の開口部を塞ぐキャップが
前記保持部材と一体に設けられていてもよい。係る構成
によれば、保持部材と一体のキャップにより凹部の開口
部を塞ぐことができるので、最小限の部品点数で脚アー
ムの美観を向上することができる。
【0016】また好ましくは、前記凹部が前記脚アーム
の下面に開口している。係る構成によれば、凹部の開口
部が脚アームの下面にあって使用時に外部から見えない
ので、脚アームの美観を損ねることなくキャップを省略
することができ、部品点数の低減を図ることができる。
【0017】さらに好ましくは、前記凹部の上壁面に前
記軸部材の上端を受容できる溝穴が形成される。係る構
成によれば、床面当接部材における軸部材の上端部を保
持部材の上方に突出させた状態で保持部材に取り付ける
ことができ、保持部材に対する床面当接部材の上下位置
調整範囲を大きく確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明する。
【0019】
【実施例】図1から図3までは本発明を会議用テーブル
の脚に適用した場合の第1実施例を示したもので、図1
は家具類用脚の斜視図、図2は図1に示す脚の要部縦断
面図。図3は図1に示す脚の要部分解斜視図である。
【0020】図1〜図3を参照すると、本発明のよる家
具類用脚20は、例えば会議用テーブルの脚柱9の下端
に取り付けられる支持部21と、この支持部21から横
方向に延びる脚アーム22とを有している。この実施例
では支持部21から2つの脚アーム22が互いに反対方
向に延びているが、例えば本発明の家具類用脚を椅子に
適用するときは、支持部21から3本以上例えば4〜6
本の脚アーム22を放射状に延ばして構成することがで
きる。本発明によれば、脚アーム22は例えばナイロン
樹脂等の合成樹脂材料からなり、例えばインジェクショ
ン成形等により製造される。
【0021】脚アーム22の先端には、床面に当接され
る床面当接部材としてのキャスター1を取り付けるため
の取付部23が形成されている。キャスター1は車輪2
を回転自在に軸支する車輪ホルダ3を有し、車輪ホルダ
3には上方に突出して延びる軸部材4が設けられてい
る。ここでは軸部材4の基部にはナット部4bが一体に
設けられており、このナット部4bから先端までの外周
面にはねじ溝4aが形成されている。
【0022】脚アーム22の取付部23には脚アーム2
2の先端部上面に開口する凹部24が形成され、また、
凹部24の内底面と取付部23の下面とに開口する軸挿
通部としての軸挿通穴25が形成されている。凹部24
は横断面多角形(ここでは六角形)状に形成されてお
り、この凹部24にはキャスター1の軸部材4を保持す
るための保持部材26が上から着脱可能且つ位置決め可
能(回動不可能)に嵌まり込んで装着可能となってい
る。保持部材26の内周には軸部材4の外周のねじ溝4
aとねじ結合可能なねじ穴26aが形成されており、ま
た、保持部材26の外形は凹部24に適合し得る多角形
(ここでは六角形)状をなしている。保持部材26は脚
アーム22よりも強度の大きな材料、例えば金属、セラ
ミック、繊維強化樹脂等で形成することができる。
【0023】さらに、この実施例では、凹部24の開口
部24aを塞ぐキャップ27が保持部材26とは別体に
形成されて脚アーム22に取り外し可能に装着されてい
る。ここでは、脚アーム22の先端から上面にかけてキ
ャップ27を取り付けるためのキャップ取付け凹部28
が形成されており、このキャップ取付け凹部28の下部
及び上部にそれぞれ引掛け溝28a、28bが形成され
ており、キャップ27には下部引掛け溝28aに引っ掛
けることができる下部引掛け爪27aと、上部引掛け溝
28bに引っ掛けることができる上部引掛け爪27bと
が形成されている。
【0024】キャップ27は脚アーム22と同じ合成樹
脂材料で形成してもよいが、脚アーム22よりも弾性に
富む合成樹脂材料或いはクッション性に富む合成樹脂材
料で形成することができる。キャップ27の上部引掛爪
部27bはキャップ27の弾性を利用してキャップ取付
け凹部28の上部引掛け溝28bに嵌め込み保持させる
ことができ、且つ、適度の力を加えることにより上部引
掛け溝28bから離脱させることができる。
【0025】上記構成を有する家具類用脚においては、
キャスター1の軸部材4に必要に応じワッシャ7を装着
しておき、軸部材4の上端部を脚アーム22の軸挿通穴
25に通し、凹部24内の保持部材26にねじ込む。そ
して、保持部材26とキャスター1のナット部4bとで
取付部23の下面と凹部24の内底面との間を締め込む
ことにより、保持部材26を介してキャスター1を脚ア
ーム22の取付部23に固定することができる。
【0026】上記構成の家具類用脚においては、脚アー
ム22が合成樹脂からなり、且つ、脚アーム22の先端
部に設けた凹部24にキャスター1の軸部材4を保持す
るための保持部材26を着脱可能且つ位置決め可能に装
着するので、保持部材26には脚アーム22よりも高強
度の材料を用いることにより、脚アーム22における外
観デザインの自由度を確保しつつ、保持部材26を介し
てキャスター1の軸部材4を大きな強度で保持すること
ができる。しかも、保持部材26を脚アーム22よりも
高強度の異種材料例えば金属で形成しても容易に凹部2
4から取り出すことができるので、家具類用脚の廃棄時
における材料別の分別廃棄及び材料のリサイクルが容易
となる。
【0027】図4は上記第1実施例の脚に取り付けられ
るキャスターの変形例を示したものである。同図におい
て上記第1実施例と同様の構成要素には同一の参照符号
が付してある。ここでは、キャスター1の軸部材4の外
周面に形成されたねじ溝4aがに、ナット部材6が進退
可能にねじ結合されて設けられている。したがって、キ
ャスター1の軸部材4にナット部材6と必要に応じワッ
シャ7を装着しておき、軸部材4の上端部を脚アーム2
2の軸挿通穴25に通し、凹部24内の保持部材26に
ねじ込んだ後、保持部材26とナット部材6とで取付部
23の下面と凹部24の内底面との間を締め込むことに
より、保持部材26を介してキャスター1を脚アーム2
2の取付部23に取り付けることができ、且つ、軸部材
4に対するナット部材6の位置調整により保持部材26
に対する軸部材4のねじ込み量を調整することができる
ので、キャスター22の取付部23に対するキャスター
1の取り付け位置を上下方向に調整することができる。
【0028】図5及び図6は本発明の第2実施例を示す
ものであり、図5は脚の要部縦断面図、図6は図5に示
す脚の要部分解斜視図である。これらの図において上記
第1実施例と同様の構成要素には同一の参照符号が付し
てある。
【0029】図5及び図6を参照すると、この第2実施
例においては、合成樹脂からなる脚アーム22の先端の
取付部23に床面当接部材としてのアジャスタ10が取
り付けられている。アジャスタ10は床面に接地される
皿状の当接座11と、この当接座11から上方に延びる
軸部材12とを有し、軸部材12の外周面にはねじ溝1
2aが形成されている。脚アーム22の先端部には保持
部材26を着脱可能且つ回転不可能且つ上下動不可能に
収容するための凹部24が形成されており、この凹部2
4は脚アーム22の先端部側面に開口している。保持部
材26は軸部材12の外周ねじ溝12aとねじ結合可能
なねじ穴26aを有している。
【0030】さらに、凹部24の上壁面にはアジャスタ
10の軸部材12の上端を受容できる溝穴29が形成さ
れている。また、合成樹脂からなるキャップ27は凹部
24と溝穴29を覆うように脚アーム22の先端から上
面にかけて形成されたキャップ取付け凹部28に取り外
し可能に装着されている。ここでは、キャップ27はキ
ャップ取付け凹部28の下端縁に引っ掛けることができ
る下部引掛爪部27aと、凹部28の上端に形成された
上部引掛け溝28bに引っ掛けて保持させることができ
る上部引掛爪部27bとを有する。
【0031】上記構成の第2実施例においては、凹部2
4にはめ込んだ保持部材26にアジャスタ10の軸部材
12をねじ込んで保持することにより、保持部材26を
介してアジャスタ10を脚アーム22の先端の取付部2
3に保持することができる。また、保持部材26は脚ア
ーム22の先端部側面に開口する凹部24に横から上下
動不可能に嵌め込まれているので、アジャスタ10の軸
部材12を保持部材26に保持した状態でアジャスタ1
0を回わすことにより脚アーム22に対するアジャスタ
10の取り付け位置を上下方向に調整でき、脚アーム2
2の高さ及び水平度等を調整することができる。また、
保持部材26を介してアジャスタ10の軸部材12を脚
アームに一層強固に取り付けることができる。
【0032】さらに、凹部24の上壁面には軸部材12
の上端を受容できる溝穴29が形成されているので、ア
ジャスタ10における軸部材12の上端部を保持部材2
6の上方に突出させた状態で保持部材26に取り付ける
ことができ、保持部材26に対するアジャスタ10の上
下位置調整範囲を大きく確保することができる。
【0033】なお、この第2実施例において、脚アーム
22の取付部23にはアジャスタ10に代えてキャスタ
ー1を取り付けてもよい。
【0034】図7から図9までは本発明の第3実施例を
示したものであり、図7は家具類用脚の要部縦断面図、
図8は図7に示す脚の要部底面図、図9は図7に示す脚
の要部分解斜視図である。これらの図において上記第1
実施例と同様の構成要素には同一の参照符号が付してあ
る。
【0035】図7〜図9を参照すると、この実施例で
は、床面当接部材としてアジャスタ10が用いられてお
り、アジャスタ10の軸部材12外周にねじ溝12aが
設けられている。この軸部材12とねじ結合可能なねじ
穴26aを有する保持部材26は、凹部24内に着脱可
能且つ位置決め可能(回転不可能且つ上下動不可能)に
収容され保持されている。合成樹脂からなる脚アーム2
2における取付部23の下面に隣接して脚アーム22の
下面には開口部30が形成されており、凹部24はこの
開口部30と連通している。そして、取付部23の下面
と凹部24とに開口する軸挿通部としての軸挿通溝30
は開口部30に連通して形成されている。さらに、凹部
24の上壁部には軸部材12の上端を受容することがで
きる有底の溝穴29が形成されている。
【0036】この第3実施例の家具類用脚においては、
保持部材26を脚アーム22の下面に開口している開口
部30から凹部24内に挿入し保持させることができ
る。そして、アジャスタ10の軸部材12は軸挿通溝3
0に通し凹部24内の保持部材26にねじ込み保持させ
ることができる。また、軸部材12の上端は溝穴29内
に受容させることができるので、保持部材26に対する
軸部材12のねじ込み位置を調整することにより、脚ア
ーム22の高さ及び水平度を調整することができる。
【0037】この第3実施例の構成においては、凹部2
4が脚アーム22の下面に開口しているので、脚20の
使用時に通常は凹部24が外部から見えない。したがっ
て、凹部24の開口部30を塞ぐキャップを省略しても
脚20の美観が損なわれることはない。
【0038】なお、この第3実施例において、軸挿通部
は開口部30に連通する軸挿通溝30の形態を有してい
るので、脚アーム22を成形する際の凹部24及び溝穴
29の形成が容易となるが、軸挿通部は溝穴29と同軸
の穴であってもよい。また、この第3実施例においても
必要に応じアジャスタ10に代えてキャスター1を取り
付けてもよい。
【0039】図10及び図11は本発明の第4実施例を
示したものであり、図10は家具類用脚の要部縦断面
図、図11は図10に示す脚の要部分解斜視図である。
これらの図において上記第1実施例と同様の構成要素に
は同一の参照符号が付してある。
【0040】図10及び図11を参照すると、この実施
例では、床面当接部材としてキャスター1が用いられて
おり、キャスター1の軸部材4の基部にナット部4bが
設けられ、このナット部4bから先端までの外周面にね
じ溝4aが形成されている。保持部材26は、例えば金
属等の高強度材料からなり、断面円形の外周を有する本
体31aと、該本体31aの上端に溶接等により一体に
形成された略矩形のキャップ31bとを有している。保
持部材26の本体31aは軸部材4とねじ結合可能なね
じ穴31cを有する。凹部24は合成樹脂からなる脚ア
ーム22の上面に略矩形に開口しており、保持部材26
の本体31aを収容する本体嵌合部24cと、保持部材
26のキャップ31bと嵌合するキャップ嵌合部24d
とを有し、キャップ嵌合部24dが脚アーム22の上面
に開口している。
【0041】保持部材26は凹部24に着脱可能に嵌合
可能であり、且つ、保持部材26のキャップ31bが凹
部24のキャップ嵌合部24dに対し回転不可能に嵌合
するようになっている。さらに、凹部24のキャップ嵌
合部24dの各側面には引掛け溝24eが形成されてお
り、キャップ31bの各側辺にはこの引掛け溝24eに
引っ掛かって止まる引掛爪部31dが設けられている。
【0042】この第4実施例の家具類用脚においては、
保持部材26を脚アーム22の上面に開口している凹部
24に挿入し保持させることができる。そして、キャス
ター1の軸部材4は軸挿通穴35から凹部24内の保持
部材26にねじ込むことができる。そして、軸部材4の
ナット部4bと保持部材26とにより、凹部24の内底
面と取付部23の下面との間を締結することにより、キ
ャスター1を脚アーム22の取付部23に固定すること
ができる。
【0043】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で各構成要素に
種々の変更を加えることができる。例えば、保持部材は
凹部の外すなわち脚アームの外部で床面当接部材を保持
するものであってもよい。また、床面当接部材の軸部材
は保持部材の嵌合穴に挿入し、C−リング等で保持部材
に保持してもよい。また、本発明は会議用テーブルの
他、例えば、椅子、スタンド、衝立、黒板等の脚にも同
様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、キャスター、アジャスター等の床面当接部材
の取り付け強度を低下させることなく、脚の解体廃棄時
に材料別の分別廃棄やリサイクル等を容易に行うことが
できる家具類用脚を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を会議用テーブルの脚に適用した
場合の第1実施例を示す家具類用脚の斜視図である。
【図2】図1に示す脚の要部縦断面図である。
【図3】図1に示す脚の要部分解斜視図である。
【図4】図1に示す脚に取り付けられるキャスターの変
形例を示す要部分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す脚の要部縦断面図で
ある。
【図6】図5に示す脚の要部分解斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す脚の要部縦断面図で
ある。
【図8】図7に示す脚の要部底面図である。
【図9】図7に示す脚の要部分解斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例を示す脚の要部縦断面図
である。
【図11】図10に示す脚の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 キャスター 4 軸部材 4a ねじ溝 4b ナット部 6 ナット 10 アジャスタ 12 軸部材 12a ねじ溝 20 家具類用脚 21 支持部 22 脚アーム 23 取付部 24 凹部 25 軸挿通穴(軸挿通部) 26 保持部材 26a ねじ穴 27 キャップ 28 キャップ取付け凹部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具類本体の下部に取り付けられて横方
    向に延びる合成樹脂製脚アームの先端部に凹部を設け、
    該凹部に、床面に当接されるキャスター、アジャスタ等
    の床面当接部材を保持するための保持部材を着脱可能に
    位置決めして設けたことを特徴とする家具類用脚。
  2. 【請求項2】 前記床面当接部材が軸部材を有し、前記
    脚アームは前記凹部から前記脚アームの下方に抜ける軸
    挿通部を有し、前記軸部材は前記軸挿通部を貫通し前記
    凹部内で前記保持部材に保持されることを特徴とする請
    求項1記載の家具類用脚。
  3. 【請求項3】 前記床面当接部材が前記保持部材に対し
    上下方向に位置調整可能に保持されることを特徴とする
    請求項1又は2記載の家具類用脚。
  4. 【請求項4】 前記軸部材が外周にねじ溝を有し、前記
    保持部材が前記軸部材の外周のねじ溝とねじ結合可能な
    ねじ穴を有することを特徴とする請求項2又は3記載の
    家具類用脚。
  5. 【請求項5】 前記軸部材にナット部材が設けられ、前
    記保持部材と前記ナット部材とで前記凹部と前記脚アー
    ムの下面との間が締結されることを特徴とする請求項4
    記載の家具類用脚。
  6. 【請求項6】 前記凹部が前記脚アームの上面に開口し
    ていることを特徴とする請求項2から5までのいずれか
    1つに記載の家具類用脚。
  7. 【請求項7】 前記凹部が前記脚アームの先端部側面に
    開口していることを特徴とする請求項2から5までのい
    ずれか1つに記載の家具類用脚。
  8. 【請求項8】 前記凹部の開口部を塞ぐキャップが前記
    保持部材とは別体に形成され且つ前記脚アームに取り外
    し可能に装着されることを特徴とする請求項2から7ま
    でのいずれか1つに記載の家具類用脚。
  9. 【請求項9】 前記凹部の開口部を塞ぐキャップが前記
    保持部材と一体に設けられていることを特徴とする請求
    項1から7までのいずれか1つに記載の家具類用脚。
  10. 【請求項10】 前記凹部が前記脚アームの下面に開口
    していることを特徴とする請求項2から5までのいずれ
    か1つに記載の家具類用脚。
  11. 【請求項11】 前記凹部の上壁面に前記軸部材の上端
    を受容できる溝穴が形成されていることを特徴とする請
    求項7又は10記載の家具類用脚。
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