JP2002079595A - 複合圧着板及び複合圧着板の製造方法 - Google Patents
複合圧着板及び複合圧着板の製造方法Info
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用済みの機器,機材の発泡断熱材を、建材
等に使用される複合圧着板の芯材として有効利用を図
り、環境保護に寄与する。 【解決手段】 相対向する一対の外板18間に芯材16
を介在させて圧着形成する複合圧着板20において、芯
材16に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材
14と木粉10を重量比率3:1〜10:1で混合する
ことで建材に適した強度の複合圧着板20を提供でき
る。
等に使用される複合圧着板の芯材として有効利用を図
り、環境保護に寄与する。 【解決手段】 相対向する一対の外板18間に芯材16
を介在させて圧着形成する複合圧着板20において、芯
材16に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材
14と木粉10を重量比率3:1〜10:1で混合する
ことで建材に適した強度の複合圧着板20を提供でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄冷蔵庫から発
生する断熱材のリサイクル利用に関するものである。
生する断熱材のリサイクル利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の問題より産業廃棄物の
廃棄に関して、その構成材料のリサイクル利用の気運が
高まってきている。そして、断熱材ウレタンなどの発泡
断熱材を含めた冷蔵庫などの廃棄物についても例外では
無く、その処理方法が提案されている。
廃棄に関して、その構成材料のリサイクル利用の気運が
高まってきている。そして、断熱材ウレタンなどの発泡
断熱材を含めた冷蔵庫などの廃棄物についても例外では
無く、その処理方法が提案されている。
【0003】従来方法として、たとえば、断熱材ウレタ
ンを真空断熱材の芯材として利用することなどが提案さ
れている。また、その他一般的には高炉にて高温焼却、
埋立て処理がされている。
ンを真空断熱材の芯材として利用することなどが提案さ
れている。また、その他一般的には高炉にて高温焼却、
埋立て処理がされている。
【0004】一方、近年建材などの用途として経済的で
加工性、寸法安定性、強度にも優れた複合圧着板が用い
られることが多い。従来の複合圧着板1は外板2,3の
間に挟む芯材4として木粉を使用していた。
加工性、寸法安定性、強度にも優れた複合圧着板が用い
られることが多い。従来の複合圧着板1は外板2,3の
間に挟む芯材4として木粉を使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複合圧着板1は、多量の木材を必要とするため木の
伐採などにより森林破壊など地球環境破壊の原因とな
り、ひいては土壌、地下水汚染、オゾン層破壊や地球温
暖化の原因となる。
来の複合圧着板1は、多量の木材を必要とするため木の
伐採などにより森林破壊など地球環境破壊の原因とな
り、ひいては土壌、地下水汚染、オゾン層破壊や地球温
暖化の原因となる。
【0006】また芯材4として木粉を使用していたので
コストアップの原因ともなる。
コストアップの原因ともなる。
【0007】一方、断熱材ウレタンのリサイクル利用に
ついては上述のような例もあるが、その利用比率は低
く、十分なリサイクル用途が開発されているとは言えな
い現状である。
ついては上述のような例もあるが、その利用比率は低
く、十分なリサイクル用途が開発されているとは言えな
い現状である。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、廃棄された冷蔵庫の断熱材ウレタンなどの発泡断熱
材の再利用用途を複合圧着板の芯材に求め、リサイクル
利用の促進を図るとともに複合圧着板の製造に関して地
球環境にやさしく、経済的な製造法及び製品を得ること
を目的としている。
で、廃棄された冷蔵庫の断熱材ウレタンなどの発泡断熱
材の再利用用途を複合圧着板の芯材に求め、リサイクル
利用の促進を図るとともに複合圧着板の製造に関して地
球環境にやさしく、経済的な製造法及び製品を得ること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、相対向する一対の外板と、前記外板間に芯材
を介在させて圧着形成する複合圧着板において、前記芯
材に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材を用
いているので、産業廃棄物の削減が図れ、リサイクル率
が向上する。
の発明は、相対向する一対の外板と、前記外板間に芯材
を介在させて圧着形成する複合圧着板において、前記芯
材に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材を用
いているので、産業廃棄物の削減が図れ、リサイクル率
が向上する。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、発泡断熱材は使用済みの冷蔵庫より回
収したものを用いるものであり、冷蔵庫のリサイクル率
が向上する。
の発明において、発泡断熱材は使用済みの冷蔵庫より回
収したものを用いるものであり、冷蔵庫のリサイクル率
が向上する。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明に、さらに、芯材に木粉を混合し
たものであり、複合圧着板の強度が向上する。
請求項2に記載の発明に、さらに、芯材に木粉を混合し
たものであり、複合圧着板の強度が向上する。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、混合する木粉と発泡断熱材との重量比
率を3:1〜10:1としたものであり、プレス時の成
形性が向上する。
の発明において、混合する木粉と発泡断熱材との重量比
率を3:1〜10:1としたものであり、プレス時の成
形性が向上する。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、発泡断熱材は混合前に粉砕されるもの
であり、木粉との混合比率のバラツキが抑制され、また
かさ張らず輸送効率がよい。
の発明において、発泡断熱材は混合前に粉砕されるもの
であり、木粉との混合比率のバラツキが抑制され、また
かさ張らず輸送効率がよい。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、発泡断熱材は事前に直径15mm以下の
大きさに粉砕されるものであり、複合圧着板の曲げ強度
ををアップし成形性が向上する。
の発明において、発泡断熱材は事前に直径15mm以下の
大きさに粉砕されるものであり、複合圧着板の曲げ強度
ををアップし成形性が向上する。
【0015】請求項7に記載の発明は、相対向する一対
の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱
材を介在させた後、圧着形成して複合圧着板を形成する
製造方法であり、従来廃棄されていた機器の発泡断熱材
の有効利用を図ることができる。
の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱
材を介在させた後、圧着形成して複合圧着板を形成する
製造方法であり、従来廃棄されていた機器の発泡断熱材
の有効利用を図ることができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、相対向する一対
の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱
材と木粉の混合材を介在させた後、圧着形成して複合圧
着板を形成する製造方法であり、強度面の実用特性に優
れた複合圧着板をリサイクル資源で形成できる。
の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱
材と木粉の混合材を介在させた後、圧着形成して複合圧
着板を形成する製造方法であり、強度面の実用特性に優
れた複合圧着板をリサイクル資源で形成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷蔵庫の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。
の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による複合圧着板の製造工程のフローチャートで
ある。
形態1による複合圧着板の製造工程のフローチャートで
ある。
【0019】図1において、5は木材やチップ等を切削
する手段であり、6は切削された木材やチップ等を破砕
する切削手段である。破砕処理され木粉にした後、乾燥
手段7により含有されている水分をとばす処理が行われ
る。8はふるい分け手段であり、木粉の粒度をそろえる
ためのふるい分けを行う。9は貯蔵サイロで、ふるい分
けられた木粉10を一旦貯蔵する。
する手段であり、6は切削された木材やチップ等を破砕
する切削手段である。破砕処理され木粉にした後、乾燥
手段7により含有されている水分をとばす処理が行われ
る。8はふるい分け手段であり、木粉の粒度をそろえる
ためのふるい分けを行う。9は貯蔵サイロで、ふるい分
けられた木粉10を一旦貯蔵する。
【0020】11は廃棄された冷蔵庫から発泡断熱材を
取り除く手段である。12は取除かれた発泡断熱材をフ
レーク状に砕く解砕手段である。13は定量供給装置で
あり、フレーク状の発泡断熱材14はこの定量供給装置
13を介して貯蔵サイロ9に貯蔵される。
取り除く手段である。12は取除かれた発泡断熱材をフ
レーク状に砕く解砕手段である。13は定量供給装置で
あり、フレーク状の発泡断熱材14はこの定量供給装置
13を介して貯蔵サイロ9に貯蔵される。
【0021】15は貯蔵サイロ9より供給された木粉1
0と発泡断熱材14の混合材16(以下芯材16とい
う)に接着剤が塗布される手段である。17は成形・プ
レス手段であり、相対向する一対の外板18間に木粉1
0と発泡断熱材14の芯材16を介在させてプレス成形
する。19は研削手段であり、プレス成形された成形品
の端面を研削し複合圧着板20ができ上がる。
0と発泡断熱材14の混合材16(以下芯材16とい
う)に接着剤が塗布される手段である。17は成形・プ
レス手段であり、相対向する一対の外板18間に木粉1
0と発泡断熱材14の芯材16を介在させてプレス成形
する。19は研削手段であり、プレス成形された成形品
の端面を研削し複合圧着板20ができ上がる。
【0022】21は切断手段であり、複合圧着板20を
必要寸法に切断する。22は検査手段であり、出来上が
った複合圧着板20を検査し、出荷可否の判断をする。
必要寸法に切断する。22は検査手段であり、出来上が
った複合圧着板20を検査し、出荷可否の判断をする。
【0023】次に、図2において、廃棄冷蔵庫から断熱
材ウレタンなどの発泡断熱材14を回収する処理の流れ
を説明する。
材ウレタンなどの発泡断熱材14を回収する処理の流れ
を説明する。
【0024】発泡断熱材を取除く手段11から発泡断熱
材14をフレーク状に粉砕する解砕手段12までの工程
に至るまで、大きく3つの処理ラインを経由する。
材14をフレーク状に粉砕する解砕手段12までの工程
に至るまで、大きく3つの処理ラインを経由する。
【0025】まず廃棄冷蔵庫23は主に手作業で分別、
回収等が行われる前処理ライン24から破砕処理ライン
25を経て選別処理ライン26に至る。
回収等が行われる前処理ライン24から破砕処理ライン
25を経て選別処理ライン26に至る。
【0026】まず前処理ライン24では、運び込まれた
廃棄冷蔵庫23は、受入れ検査27で廃棄冷蔵庫23の
重量や使用冷媒ガスを確認検査する。28は庫内部品手
分解手段であり、トレイや収納箱等の庫内樹脂部品が分
別される。29は冷媒回収手段であり、廃棄冷蔵庫23
の配管を一部突き破って冷媒を回収する。30はコンプ
レッサ外し横転装置であり、冷蔵庫本体を横倒しにして
コンプレッサを取外す。
廃棄冷蔵庫23は、受入れ検査27で廃棄冷蔵庫23の
重量や使用冷媒ガスを確認検査する。28は庫内部品手
分解手段であり、トレイや収納箱等の庫内樹脂部品が分
別される。29は冷媒回収手段であり、廃棄冷蔵庫23
の配管を一部突き破って冷媒を回収する。30はコンプ
レッサ外し横転装置であり、冷蔵庫本体を横倒しにして
コンプレッサを取外す。
【0027】コンプレッサを外した廃棄冷蔵庫23は破
砕室に運ばれ、破砕処理ラインに移される。そして、分
別がし易いように捻砕機等を通して細かく破砕処理され
る。
砕室に運ばれ、破砕処理ラインに移される。そして、分
別がし易いように捻砕機等を通して細かく破砕処理され
る。
【0028】そして選別処理ライン26に運ばれ、各種
選別機(例えば、磁力選別機、比重選別機等)を通して
鉄、非鉄、樹脂類、断熱材に分別回収される。
選別機(例えば、磁力選別機、比重選別機等)を通して
鉄、非鉄、樹脂類、断熱材に分別回収される。
【0029】その後、発泡断熱材14はウレタン粉砕機
31によって粒度をそろえ、ウレタン圧縮機32にて減
容化を行う。この時同時に断熱材中の発泡ガスを大気中
に漏らさないように断熱材フロン回収装置33で回収す
る。
31によって粒度をそろえ、ウレタン圧縮機32にて減
容化を行う。この時同時に断熱材中の発泡ガスを大気中
に漏らさないように断熱材フロン回収装置33で回収す
る。
【0030】この後、発泡断熱材14は複合圧着板20
の製造工程に入り、上記の定量供給装置13を経て貯蔵
サイロ9へ貯蔵される。そして図1の工程図に沿って図
3のように芯材16に木粉10(チップ)と発泡断熱材
14を混在させた複合圧着板20が形成される。
の製造工程に入り、上記の定量供給装置13を経て貯蔵
サイロ9へ貯蔵される。そして図1の工程図に沿って図
3のように芯材16に木粉10(チップ)と発泡断熱材
14を混在させた複合圧着板20が形成される。
【0031】次に芯材16を形成する木粉10(チッ
プ)と発泡断熱材14の重量比率について表1に示す。
プ)と発泡断熱材14の重量比率について表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1は木粉10(チップ)と発泡断熱材1
4の重量比率に対する各物性を測定した結果を示す。こ
こで、複合圧着板20の芯材16となるには成形・プレ
ス手段17の時に芯材16が型崩れを起こさない強度が
必要である。
4の重量比率に対する各物性を測定した結果を示す。こ
こで、複合圧着板20の芯材16となるには成形・プレ
ス手段17の時に芯材16が型崩れを起こさない強度が
必要である。
【0034】表1より木粉10に対する発泡断熱材14
の混入比率を大きくすると曲げ強度が低下し、剥離強度
は向上する傾向がある。すなわち木粉10と発泡断熱材
14の混入比率を1:1、2:1の場合、木粉10と発
泡断熱材14の剥離強度は大きいが成形・プレス手段1
7の工程時、発泡断熱材14の含有比率が大きいため型
崩れがしやすく複合圧着板20の端部は成形できない。
の混入比率を大きくすると曲げ強度が低下し、剥離強度
は向上する傾向がある。すなわち木粉10と発泡断熱材
14の混入比率を1:1、2:1の場合、木粉10と発
泡断熱材14の剥離強度は大きいが成形・プレス手段1
7の工程時、発泡断熱材14の含有比率が大きいため型
崩れがしやすく複合圧着板20の端部は成形できない。
【0035】表1より発泡断熱材14に対して木粉を3
倍以上混合させれば、剥離強度は若干小さくなるもの
の、成形・プレス手段15の工程時に型崩れを招くこと
はなく建材等に適した複合圧着板の芯材16を成形する
ことができる。
倍以上混合させれば、剥離強度は若干小さくなるもの
の、成形・プレス手段15の工程時に型崩れを招くこと
はなく建材等に適した複合圧着板の芯材16を成形する
ことができる。
【0036】表1の特性から判断すると、重量比率で木
粉10を発泡断熱材14の3倍以上混入すれば強度が強
く、木粉10と発泡断熱材14の混入比率を3:1〜1
0:1にすれば成形時型崩れがしないパネル材として建
材に適した複合圧着板20を得ることができる。
粉10を発泡断熱材14の3倍以上混入すれば強度が強
く、木粉10と発泡断熱材14の混入比率を3:1〜1
0:1にすれば成形時型崩れがしないパネル材として建
材に適した複合圧着板20を得ることができる。
【0037】ただ木粉10の混入比率が発泡断熱材14
に対して大きいほど剥離強度が小さくなり芯材16の剥
離が起きやすくなるため、木粉10と発泡断熱材14の
混入比率を3:1〜5:1にするのが好ましい。
に対して大きいほど剥離強度が小さくなり芯材16の剥
離が起きやすくなるため、木粉10と発泡断熱材14の
混入比率を3:1〜5:1にするのが好ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、相対向する一対の外板と、前記外板間に芯材を介
在させて圧着形成する複合圧着板において、前記芯材に
使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材を用いた
ものであり、発泡断熱材のリサイクル利用を図り地球環
境の保護に寄与することができる。また、経済的で木材
資源を保護でき、建材としての特性が優れた複合圧着板
を提供することができる。
明は、相対向する一対の外板と、前記外板間に芯材を介
在させて圧着形成する複合圧着板において、前記芯材に
使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材を用いた
ものであり、発泡断熱材のリサイクル利用を図り地球環
境の保護に寄与することができる。また、経済的で木材
資源を保護でき、建材としての特性が優れた複合圧着板
を提供することができる。
【0039】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、使用済みの冷蔵庫より回収した
発泡断熱材を用いるので、冷蔵庫のリサイクル率の向上
を図り、環境保護に寄与することができる。
に記載の発明において、使用済みの冷蔵庫より回収した
発泡断熱材を用いるので、冷蔵庫のリサイクル率の向上
を図り、環境保護に寄与することができる。
【0040】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に、さらに、芯材に木粉を混合したので、
複合圧着板の強度を強固に保つことができる。
に記載の発明に、さらに、芯材に木粉を混合したので、
複合圧着板の強度を強固に保つことができる。
【0041】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、混合する木粉と発泡断熱材との
重量比率を3:1〜10:1としたので、建材に適した
強度の複合圧着板を提供することができる。
に記載の発明において、混合する木粉と発泡断熱材との
重量比率を3:1〜10:1としたので、建材に適した
強度の複合圧着板を提供することができる。
【0042】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載の発明に加えて、使用済みの冷蔵庫より回収され
た発泡断熱材は混合前に粉砕されるので、輸送時のコス
トを低減することができ、品質のよい複合圧着板を成形
できる。
に記載の発明に加えて、使用済みの冷蔵庫より回収され
た発泡断熱材は混合前に粉砕されるので、輸送時のコス
トを低減することができ、品質のよい複合圧着板を成形
できる。
【0043】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、発泡断熱材は事前に直径15m
m以下の大きさに粉砕されるので、曲げ強度向上と成形
性の向上を図ることができる。
に記載の発明において、発泡断熱材は事前に直径15m
m以下の大きさに粉砕されるので、曲げ強度向上と成形
性の向上を図ることができる。
【0044】また、請求項7に記載の発明は、相対向す
る一対の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発
泡断熱材を介在させた後、圧着形成して複合圧着板を形
成する製造方法であり、従来廃棄されていた機器の発泡
断熱材の有効利用を図り環境保護に寄与できる。
る一対の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発
泡断熱材を介在させた後、圧着形成して複合圧着板を形
成する製造方法であり、従来廃棄されていた機器の発泡
断熱材の有効利用を図り環境保護に寄与できる。
【0045】請求項8に記載の発明は、相対向する一対
の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱
材と木粉の混合材を介在させた後、圧着形成して複合圧
着板を形成する製造方法であり、強度面の実用特性に優
れた複合圧着板をリサイクル資源で形成でき、環境保護
に寄与できる。
の外板間に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱
材と木粉の混合材を介在させた後、圧着形成して複合圧
着板を形成する製造方法であり、強度面の実用特性に優
れた複合圧着板をリサイクル資源で形成でき、環境保護
に寄与できる。
【図1】本発明の実施の形態1による複合圧着板の製造
工程のフローチャート
工程のフローチャート
【図2】同実施の形態による発泡断熱材を取除く処理の
工程図
工程図
【図3】同実施の形態による複合圧着板の断面図
【図4】従来の複合圧着板の断面図
10 木粉 14 発泡断熱材 16 芯材 18 外板 20 複合圧着板 23 廃棄冷蔵庫
フロントページの続き Fターム(参考) 2B260 AA20 BA18 BA30 CB04 CD02 EA03 EB12 3L045 AA08 PA02 PA03 PA04 4D004 AA22 AC05 BA02 BA05 CA02 CA03 CA04 CA08 CA09 CB13 CB15 DA03 DA20 4F100 AP00A AP00B AP00C AR00C AT00A AT00B BA03 BA06 BA10A BA10B CA23C CB00 DE01C DJ01C EC182 EJ202 GB08 GB81 JJ02C JL16 JL16C 4F301 AA29 AB03 AD10 BA01 BA02 BA10 BA15 BA17 BA21 BB02 BC75 BD05 BD41 BE31 BE45 BF02 BF12 BF31
Claims (8)
- 【請求項1】 相対向する一対の外板と、前記外板間に
芯材を介在させて圧着形成する複合圧着板において、前
記芯材に使用済みの機器,機材より回収した発泡断熱材
を用いたことを特徴とする複合圧着板。 - 【請求項2】 発泡断熱材は使用済みの冷蔵庫より回収
したものを用いることを特徴とする請求項1に記載の複
合圧着板。 - 【請求項3】 芯材に木粉を混合したことを特徴とする
請求項1に記載の複合圧着板。 - 【請求項4】 混合する木粉と発泡断熱材との重量比率
を3:1〜10:1としたことを特徴とする請求項3に
記載の複合圧着板。 - 【請求項5】 使用済みの冷蔵庫より回収された発泡断
熱材は混合前に粉砕されることを特徴とする請求項3に
記載の複合圧着板。 - 【請求項6】 発泡断熱材は事前に直径15mm以下の大
きさに粉砕されることを特徴とする請求項5に記載の複
合圧着板。 - 【請求項7】 相対向する一対の外板間に使用済みの機
器,機材より回収した発泡断熱材を介在させた後、圧着
形成して複合圧着板を形成することを特徴とする複合圧
着板の製造方法。 - 【請求項8】 相対向する一対の外板間に使用済みの機
器,機材より回収した発泡断熱材と木粉の混合材を介在
させた後、圧着形成して複合圧着板を形成することを特
徴とする複合圧着板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000272831A JP2002079595A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 複合圧着板及び複合圧着板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000272831A JP2002079595A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 複合圧着板及び複合圧着板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079595A true JP2002079595A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18758884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000272831A Pending JP2002079595A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 複合圧着板及び複合圧着板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002079595A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004016404A1 (ja) | 2002-08-06 | 2004-02-26 | Matsushita Refrigeration Company | 断熱材のリサイクル処理方法、リサイクル物品および冷蔵庫 |
JP2016007712A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-18 | 株式会社日立製作所 | リサイクル方法およびリサイクルシステム |
TWI698293B (zh) * | 2019-09-18 | 2020-07-11 | 永盛整合工程有限公司 | 隔板及其製造方法 |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000272831A patent/JP2002079595A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004016404A1 (ja) | 2002-08-06 | 2004-02-26 | Matsushita Refrigeration Company | 断熱材のリサイクル処理方法、リサイクル物品および冷蔵庫 |
JP2016007712A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-18 | 株式会社日立製作所 | リサイクル方法およびリサイクルシステム |
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