JP2002078110A - 4輪駆動電気自動車およびその制御方法 - Google Patents

4輪駆動電気自動車およびその制御方法

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JP2002078110A JP2000257040A JP2000257040A JP2002078110A JP 2002078110 A JP2002078110 A JP 2002078110A JP 2000257040 A JP2000257040 A JP 2000257040A JP 2000257040 A JP2000257040 A JP 2000257040A JP 2002078110 A JP2002078110 A JP 2002078110A
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動系が共振した際に駆動系機器に生じ得る
損傷を防止すると共に前後輪の動力の分配をより適正に
行なう。 【解決手段】 前輪の駆動系を構成するエンジンやプラ
ネタリギヤ,二つのモータの運転ポイントに基づいて前
輪の駆動系の共振を推定し(S200)、後輪の駆動系
を構成するモータの運転ポイントに基づいて後輪の駆動
系の共振を推定する(S202)。そして、共振が推定
された駆動系の軸に出力する駆動トルクまたは回生トル
クを減少すると共に共振が推定されなかった駆動系の軸
に出力する駆動トルクまたは回生トルクを増加する(S
210〜S216)。この結果、共振が推定された駆動
系の共振を抑制したり、共振のエネルギを小さくするこ
とができる。しかも、前後輪トルク比DTを修正するだ
けで前輪と後軸とに出力される全体としてのトルクは変
更されないから車両の動特性を変更しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4輪駆動電気自動
車およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の4輪駆動電気自動車とし
ては、4輪に各々取り付けられた4つの電動機の温度に
基づいてモータトルクを制御するものが提案されている
(例えば、特開平3−203502号公報など)。この
4輪駆動電気自動車では、制動時に各電動機の温度を検
出し、検出した温度が許容値を超えるような場合には、
対応する電動機の駆動力、即ち回生力を抑制する方向に
修正することにより、電動機の損傷を防止すると共によ
り適正な回生力を得ることができる、とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た4輪駆動電気自動車では、電動機の温度に基づく電動
機の損傷は防止できるが、車両の走行状態に基づいて駆
動系が共振した際に電動機などの駆動系機器に生じ得る
損傷については防止することができない。
【0004】本発明の4輪駆動電気自動車およびその制
御方法は、駆動系が共振した際に駆動系機器に生じ得る
損傷を防止することを目的の一つとする。また、本発明
の4輪駆動電気自動車およびその制御方法は、駆動系が
共振した際の前後輪の動力の分配をより適正に行なうこ
とを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の4輪駆動電気自動車およびその制御方法は、上述
の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を
採った。
【0006】本発明の4輪駆動電気自動車は、前輪と後
輪とに動力の出力が可能な4輪駆動電気自動車であっ
て、前輪に動力の出力が可能な第1電動機を有する前輪
系動力出力手段と、後輪に動力の出力が可能な第2電動
機を有する後輪系動力出力手段と、駆動系の共振を推定
する共振推定手段と、該共振推定手段により推定された
共振に基づいて前記前輪系動力出力手段により前輪に出
力される動力と前記後輪系動力出力手段により後輪に出
力される動力の比である動力前後比を調整する動力前後
比調整手段とを備えることを要旨とする。
【0007】この本発明の4輪駆動電気自動車では、駆
動系の共振が推定されたときには、推定された共振に基
づいて前輪系動力出力手段により前輪に出力される動力
と後輪系動力出力手段により後輪に出力される動力の比
である動力前後比を調整するから、共振による生じ得る
前輪系動力出力手段や後輪系動力出力手段等の駆動系の
機器の損傷を抑制することができると共に前後輪の動力
の配分をより適正なものとすることができる。
【0008】こうした本発明の4輪駆動電気自動車にお
いて、前記共振推定手段は前輪の駆動系の共振と後輪の
駆動系の共振とを推定する手段であり、前記動力前後比
調整手段は、前記共振推定手段により前輪の駆動系の共
振を推定したときには前記前輪系動力出力手段により前
輪に出力される動力の割合が小さくなるよう前記動力前
後比を調整し、前記共振推定手段により後輪の駆動系の
共振を推定したときには前記後輪系動力出力手段により
後輪に出力される動力の割合が小さくなるよう前記動力
前後比を調整する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、共振が推定された駆動系に出力される動力
の割合が小さくなるから、共振により生じ得る駆動系の
機器の損傷を抑制することができる。しかも、動力前後
比を調整するだけで全体として出力する動力を変更しな
いから、車両としての動特性を変更することがない。
【0009】また、本発明の4輪駆動電気自動車におい
て、前記共振推定手段は加速時の共振と制動時の共振と
を推定する手段であり、前記動力前後比調整手段は、前
記共振推定手段により加速時の共振を推定したときには
前記動力前後比として前記前輪系動力出力手段により前
輪に出力される加速トルクと前記後輪系動力出力手段に
より後輪に出力される加速トルクとの加速トルク比を調
整し、前記共振推定手段により制動時の共振を推定した
ときには前記動力前後比として前記前輪系動力出力手段
により前輪に出力される制動トルクと前記後輪系動力出
力手段により後輪に出力される制動トルクとの制動トル
ク比を調整する手段であるものとすることもできる。こ
うすれは、加速時に生じる共振と制動時に生じる共振と
に応じた動力前後比の調整を行なうことができる。
【0010】さらに、本発明の4輪駆動電気自動車にお
いて、前記共振推定手段は、車速,要求動力,前記前輪
系動力出力手段の動力出力状態,前記後輪系動力出力手
段の動力出力状態等の駆動系の駆動状態に基づいて駆動
系の共振を推定する手段であるものとすることもでき
る。
【0011】あるいは、本発明の4輪駆動電気自動車に
おいて、前記前輪系動力出力手段は、前記第1電動機に
連結されると共に前輪の駆動軸に連結された第1伝達軸
と、出力軸を有する内燃機関と、前記内燃機関の出力軸
と前記第1伝達軸と動力分割統合軸の三つの回転軸に接
続され該三つの回転軸のうちのいずれかの回転軸から動
力が入力されたときには該動力を定トルク比で他の二つ
の回転軸に分割すると共に該三つの回転軸のうちのいず
れか二つの回転軸から動力が入力されたときには該入力
された動力を統合して他の回転軸に出力する動力分割統
合手段と、前記動力分割統合軸に連結された発電可能な
分割統合用電動機と、要求動力と前記動力前後比とに基
づいて演算される目標前輪動力が前輪に出力されるよう
前記内燃機関と前記分割統合用電動機と第1電動機とを
駆動制御する前輪用駆動制御手段とを備え、前記後輪系
動力出力手段は、前記第2電動機に連結されると共に後
輪の駆動軸に連結された第2伝達軸と、要求動力と前記
動力前後比とに基づいて演算される目標後輪動力が後輪
に出力されるよう前記第2電動機を駆動制御する後輪用
駆動制御手段とを備えるものとすることもできる。
【0012】本発明の4輪駆動電気自動車の制御方法
は、前輪に動力の出力が可能な第1電動機を有する前輪
系動力出力手段と、後輪に動力の出力が可能な第2電動
機を有する後輪系動力出力手段とを備える4輪駆動電気
自動車の制御方法であって、前輪の駆動系の共振と後輪
の駆動系の共振のいずれかを推定し、前記前輪系動力出
力手段により前輪に出力される動力と前記後輪系動力出
力手段により後輪に出力される動力の比である動力前後
比を、前輪の駆動系の共振が推定されたときには前輪に
出力される動力の割合が小さくなるよう調整し、後輪の
駆動系の共振が推定されたときには後輪に出力される動
力の割合が小さくなるよう調整することを要旨とする。
【0013】この本発明の4輪駆動電気自動車の制御方
法によれば、共振が推定された駆動系に出力される動力
の割合を小さくすることにより、共振による生じ得る駆
動系の機器の損傷を抑制することができる。しかも、動
力前後比を調整するだけで全体として出力する動力を変
更しないから、車両としての動特性を変更することがな
い。
【0014】こうした本発明の4輪駆動電気自動車の制
御方法において、前記駆動系の共振の推定は、車速,要
求動力,前記前輪系動力出力手段の動力出力状態,前記
後輪系動力出力手段の動力出力状態等の駆動系の駆動状
態に基づいて行なうものとすることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
動力出力装置を搭載したハイブリッド4輪駆動電気自動
車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイ
ブリッド自動車は、図示するように、主にエンジン22
と、エンジン22のクランクシャフト24に連結されエ
ンジン22からの動力を定トルク比でサンギヤ軸33と
リングギヤ軸37に分割可能なギヤユニット30と、ギ
ヤユニット30のサンギヤ軸33に連結された発電可能
なモータMG1と、リングギヤ軸37に連結されると共
に前輪54,56の前軸50に連結された発電可能なモ
ータMG2と、後輪64,66の後軸60に連結された
発電可能なモータMG3と、モータMG1,MG2,M
G3の各々と電力のやり取りが可能な二次電池70と、
これら全体をコントロールするハイブリッド用電子制御
ユニット(以下、ハイブリッドECUという)80とを
備える。
【0016】エンジン22は、ガソリンで駆動する内燃
機関として構成されており、エンジン用電子制御ユニッ
ト(以下、エンジンECUという)28により運転制御
される。エンジンECU28によるエンジン22の運転
制御は、ハイブリッドECU80から入力されるエンジ
ン出力目標値Pe*に基づいてエンジン22からエンジ
ン出力目標値Pe*を出力可能な運転ポイントのうち最
も効率の良い運転ポイントでエンジン22が運転される
よう燃料噴射量の制御や吸入空気量の制御を行なうこと
によりなされる。
【0017】ギヤユニット30は、サンギヤ32とリン
グギヤ36とその間に複数設けられたプラネタリピニオ
ンギヤ34とからなるプラネタリギヤ31を中心として
構成されている。プラネタリギヤ31のプラネタリピニ
オンギヤ34を連結するキャリア35にはダンパ26を
介してエンジン22のクランクシャフト24が接続され
ており、サンギヤ32にはサンギヤ軸33を介してモー
タMG1が接続されている。リングギヤ36は、クラッ
チC1やクラッチC2の係合状態によりキャリア35や
リングギヤ軸37に接続されるようになっている。リン
グギヤ軸37には、モータMG2の回転軸40に設けら
れたギヤ42とベルト44により連結されたギヤ38が
取り付けられている。モータMG2の回転軸40はギヤ
46とディファレンシャルギヤ52とを介して前軸50
に接続されているから、リングギヤ軸37は前輪54,
56の前軸50に連結されていることになる。
【0018】モータMG1,MG2,MG3は、いずれ
も永久磁石が外周面に貼り付けられたロータと三相コイ
ルが巻き付けられたステータとを備えるPM型の同期発
電電動機として構成されており、二次電池70の端子に
接続された電力ラインL1,L2を正極母線および負極
母線とするインバータ回路72,74,76が各々備え
る6つのスイッチング素子のスイッチングにより生成さ
れる擬似的な三相電流が三相コイルに印加されることに
より駆動する。なお、インバータ回路72,74,76
の各スイッチング素子のスイッチング制御、即ちモータ
MG1,MG2,MG3の駆動制御はモータ用電子制御
ユニット(以下、モータECUという)78により行な
われる。モータECU78によるモータMG1,MG
2,MG3の駆動制御は、ハイブリッドECU80から
入力されるモータMG1,MG2,MG3のトルク指令
Tm1*,Tm2*,Tm3*に基づいてモータMG
1,MG2,MG3からトルク指令Tm1*,Tm2
*,Tm3*に相当するトルクが出力されるようインバ
ータ回路72,74,76のスイッチング素子をスイッ
チング制御することにより行なわれる。
【0019】二次電池70は、例えばニッケル水素電池
やリチウムイオン電池などのように充放電可能な単電池
を複数直列に接続してなる組電池として構成されてお
り、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリEC
Uという)71により管理されている。バッテリECU
71による二次電池70の管理としては、二次電池70
の出力端子に接続された図示しない電流センサや電圧セ
ンサにより検出される充放電電流や端子間電圧に基づい
て行なわれる残容量SOCの演算や、同じく電流センサ
や電圧センサにより検出される充放電電流や端子間電圧
に基づいて行なわれる単電池の均等化、二次電池70に
取り付けられた図示しない温度センサにより検出される
電池温度に基づいて行なわれる冷却管理などが含まれ
る。
【0020】ハイブリッドECU80は、図示しないが
CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成され
ており、処理プログラムを記憶するROMや一時的にデ
ータを記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートなど
を備える。ハイブリッドECU80の通信ポートは、エ
ンジンECU28やバッテリECU71,モータECU
78の通信ポートと接続されており、エンジンECU2
8やバッテリECU71,モータECU78と種々のデ
ータのやり取りが可能となっている。また、ハイブリッ
ドECU80には、車速センサ81からの車速Vやイグ
ニッションスイッチ82からのイグニッション信号,シ
フトレバー83のポジションを検出するシフトポジショ
ンセンサ84からのシフトポジションSP,アクセルペ
ダル85のポジション(踏み込み量)を検出するアクセ
ルペダルポジションセンサ86からのアクセルペダルポ
ジションAP,ブレーキペダル87のポジション(踏み
込み量)を検出するブレーキペダルポジションセンサ8
8からのブレーキペダルポジションBP,前輪54,5
6や後輪64,66の各々に取り付けられた車輪速セン
サ55,57,65,67からの各車輪の車輪速Vw1
〜Vw4などが入力ポートを介して入力されている。さ
らに、ハイブリッドECU80からは、クラッチC1,
C2への駆動信号などが出力ポートを介して出力されて
いる。
【0021】次に、こうして構成された実施例のハイブ
リッド4輪駆動電気自動車20の動作、特に駆動系の共
振への対応を含めた駆動制御について説明する。図2は
実施例のハイブリッド4輪駆動電気自動車20のハイブ
リッドECU80により実行される駆動制御ルーチンの
一例を示すフローチャートである。本ルーチンは、所定
時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行され
る。
【0022】駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブ
リッドECU80の図示しないCPUは、まず、車速セ
ンサ81により検出される車速Vやアクセルペダルポジ
ションセンサ86により検出されるアクセルペダルポジ
ションAP,ブレーキペダルポジションセンサ88によ
り検出されるブレーキペダルポジションBP,バッテリ
ECU71により演算されるバッテリSOCなどを入力
ポートや通信ポートを介して読み込む処理を実行する
(ステップS100)。ここで、車速Vについては車速
センサ81により検出されるものを用いたが、車輪速セ
ンサ55,57,65,67により検出される車輪速V
w1〜Vw4から算出するものとしてもよい。
【0023】次に、読み込んだアクセルペダルポジショ
ンAPやブレーキペダルポジションBP,車速Vに基づ
いて車両の駆動軸に要求されるトルクとしての駆動軸要
求トルクTd*を計算する(ステップS102)。実施
例では、アクセルペダルポジションAPとブレーキペダ
ルポジションBPと車速Vと駆動軸要求トルクTd*と
の関係を予め定めてマップとしてハイブリッドECU8
0の図示しないROMに記憶しておき、アクセルペダル
ポジションAPやブレーキペダルポジションBP,車速
Vの入力に対してマップから対応する駆動軸要求トルク
Td*を導出するものとした。アクセルペダルポジショ
ンAPとブレーキペダルポジションBPと車速Vと要求
トルクTd*との関係の一例を示すマップを図3に示
す。なお、実施例では、アクセルペダル85が踏み込ま
れたときに駆動軸要求トルクTd*が正の値となり、ブ
レーキペダル87が踏み込まれたときに駆動軸要求トル
クTd*が負の値となるよう正負を定めた。
【0024】こうして駆動軸要求トルクTd*を求める
と、求めた駆動軸要求トルクTd*と車速Vとバッテリ
SOCとに基づいて運転モードを設定する(ステップS
104)。運転モードの設定は、実施例では、駆動軸要
求トルクTd*が負の値のときにはモータMG2とモー
タMG3を回生制御を行なって前軸50および後軸60
に制動力を出力する制動駆動モードを設定し、駆動軸要
求トルクTd*が正の値で車速Vが比較的遅い速度Vs
以下のときにはエンジン22からの動力を用いずに二次
電池70からの放電電力によりモータMG2とモータM
G3から前軸50と後軸60に駆動力を出力する電動機
駆動モードを設定し、車速Vが速度Vsより大きくバッ
テリSOCが70%以上のときにはエンジン22からの
動力と二次電池70からの放電電力を用いて前軸50と
後軸60とに駆動力を出力する放電駆動モードを設定
し、バッテリSOCが40%未満のときにはエンジン2
2からの動力を用いて二次電池70を充電しながら前軸
50と後軸60とに駆動力を出力する充電駆動モードを
設定し、それら以外のときにはエンジン22からの動力
をトルク変換して二次電池70の充放電を伴わずに前軸
50と後軸60とに駆動力を出力する通常駆動モードを
設定するものとした。この運転モードの設定は、実施例
における基本的な設定の一例であり、運転条件により例
外的に変更される場合がある。また、こうした運転モー
ドの設定の手法については実施例の設定に限定されるも
のではない。
【0025】こうして運転モードが設定されると、設定
された運転モードに基づいてクラッチC1,C2を設定
する(ステップS106)。例えば、電動機駆動モード
や制動駆動モードでは、基本的にはクラッチC1を係合
すると共にクラッチC2を非係合としてリングギヤ軸3
7をプラネタリギヤ31から切り離して、前軸50には
単にモータMG2からの動力が出力されるだけの状態と
され、通常駆動モードや充電駆動モード,放電駆動モー
ドでは、基本的にはクラッチC1を非係合とする共にク
ラッチC2を係合してリングギヤ軸37をプラネタリギ
ヤ31のリングギヤ36に接続し、前軸50にはエンジ
ン22の動力の一部がプラネタリギヤ31を介して直接
出力されると共にモータMG2からも動力の出力が可能
な状態とされる。
【0026】クラッチC1,C2が設定されると、運転
モードや駆動軸要求トルクTd*や車速Vに基づいて最
適な前後輪トルク比DTを設定する(ステップS10
8)。前後輪トルク比DTは、前軸50に出力される前
輪トルクT1と後軸60に出力される後輪トルクT2と
の比(DT=T2/T1)として表わされ、車両の発進
時や加速時には発進や加速に最適な前後輪トルク比が設
定され、車両の制動時には制動に最適な前後輪トルク比
が設定される。実施例では、実験により運転モードと駆
動軸要求トルクTd*や車速Vと最適な前後輪トルク比
DTとの関係を求めてマップとして予めハイブリッドE
CU80のROMに記憶しておき、運転モードと駆動軸
要求トルクTd*や車速Vが与えられると、マップから
対応する前後輪トルク比DTを導出するものとした。
【0027】前後輪トルク比DTを設定すると、設定し
た前後輪トルク比DTや駆動軸要求トルクTd*,車速
V,プラネタリギヤ31のギヤ比ρに基づいてエンジン
出力目標値Pe*やモータ目標回転数Nm1*,モータ
トルク指令値Tm1*,Tm2*,Tm3*を設定する
(ステップS110)。エンジン出力目標値Pe*やモ
ータ目標回転数Nm1*,モータトルク指令値Tm1
*,Tm2*,Tm3*の設定は、運転モードが電動機
駆動モードや制動駆動モードのときには、基本的にはリ
ングギヤ軸37がプラネタリギヤ31から切り離される
ことから、値0をエンジン出力目標値Pe*とモータ目
標回転数Nm1*とモータトルク指令値Tm1*に設定
し、駆動軸要求トルクTd*が前後輪トルク比DTで前
軸50と後軸60とに出力されるようモータトルク指令
値Tm2*,Tm3*を設定する。また、運転モードが
通常駆動モードや充電駆動モード,放電駆動モードのと
きには、リングギヤ軸37がプラネタリギヤ31のリン
グギヤ36に接続された状態となるから、基本的には二
次電池70の充放電電力と前軸50および後軸60に出
力する動力の和として計算される動力をエンジン出力目
標値Pe*として設定し、エンジン22からエンジン出
力目標値Pe*を出力する際に最も効率よくエンジン2
2が運転される運転ポイントであるエンジン目標トルク
Te*とエンジン目標回転数Ne*に基づいてモータ目
標回転数Nm1*とモータトルク指令値Tm1*とを設
定し、エンジン22からの動力のうちリングギヤ軸37
に直接出力されるトルクTrを考慮しながら駆動軸要求
トルクTd*が前後輪トルク比DTで前軸50と後軸6
0とに出力されるようモータトルク指令値Tm2*,T
m3*を設定する。
【0028】そして、設定したエンジン出力目標値Pe
*,モータ目標回転数Nm1*,モータトルク指令値T
m1*,Tm2*,Tm3*を用いて駆動系の共振によ
る前後輪トルク比DTの修正処理を行なう。この処理
は、図4に例示する前後輪トルク比修正処理ルーチンに
より行なわれる。このルーチンが実行されると、まず、
運転モードや車速V、クラッチC1,C2の状態,エン
ジン目標トルクTe*,サンギヤ軸33の回転数Ns,
リングギヤ軸37の回転数Nr,モータトルク指令値T
m1*,Tm2*に基づいて前軸50の駆動系の共振を
推定する(ステップS200)。この推定は、実施例で
は、実験に各運転モードにおける各クラッチC1,C2
の状態の車速V,エンジン目標トルクTe*,サンギヤ
軸33の回転数Ns,リングギヤ軸37の回転数Nr,
モータトルク指令値Tm1*,Tm2*をパラメータと
すると共に各パラメータを順次変更して前軸50の駆動
系が共振する領域を求め、これをマップとして予めハイ
ブリッドECU80のROMに記憶しておき、各パラメ
ータが与えられたときにマップから前軸50の駆動系が
共振する領域にあるか否かを判定することにより行なう
ものとした。続いて、車速Vとモータトルク指令値Tm
3*とに基づいて後軸60の駆動系の共振を推定する
(ステップS202)。この推定も、実施例では、実験
により車速Vとトルク指令値Tm3*とをパラメータと
すると共に各パラメータを順次変更して後軸60の駆動
系が共振する領域を求め、これをマップとして予めハイ
ブリッドECU80のROMに記憶しておき、各パラメ
ータが与えられたときにマップから後軸60の駆動系が
共振する領域にあるか否かを判定することにより行なう
ものとした。
【0029】そして、前軸50の駆動系の共振や後軸6
0の駆動系の共振が推定されたか否かを判定すると共に
加速時であるか制動時であるかを判定し(ステップS2
04〜S208)、加速時に前軸50の駆動系に共振が
推定されたときには前輪駆動トルクを減少すると共に後
輪駆動トルクを増加するよう前後輪トルク比DTを修正
し(ステップS210)、制動時に前軸50の駆動系に
共振が推定されたときには前輪回生トルクを減少すると
共に後輪回生トルクを増加するよう前後輪トルク比DT
を修正し(ステップS212)、加速時に後軸60の駆
動系に共振が推定されたときには前輪駆動トルクを増加
すると共に後輪駆動トルクを減少するよう前後輪トルク
比DTを修正し(ステップS216)、制動時に後軸6
0の駆動系に共振が推定されたときには前輪回生トルク
を増加すると共に後輪回生トルクを減少するよう前後輪
トルク比DTを修正して(ステップS214)、本ルー
チンを終了する。前後輪トルク比DTの修正量は、実験
などにより前軸50や後軸60の共振を抑制可能な量や
共振のエネルギを許容範囲内とする量を求めて用いるも
のとしてもよいし、共振に係る軸のトルクを10〜50
あるいは70%または80%までの範囲で設定してもよ
い。なお、前軸50の駆動系の共振と後軸60の駆動系
の共振とが共に推定されたときや共に推定されなかった
ときには、そのまま本ルーチンを終了する。
【0030】図2の駆動制御ルーチンに戻って、駆動系
の共振による前後輪トルク比DTの修正処理が終了する
と、前後輪トルク比DTが修正されたか否かを判定し
(ステップS114)、前後輪トルク比DTが修正され
たときには、修正された前後輪トルク比DTに基づいて
モータトルク指令値Tm2*,Tm3*を修正設定する
(ステップS116)。そして、設定または修正設定さ
れたエンジン出力目標値Pe*,モータ目標回転数Nm
1*,モータトルク指令値Tm1*,Tm2*,Tm3
*をエンジンECU28やモータECU78に出力して
(ステップS118)、本ルーチンを終了する。実施例
では、モータトルク指令値Tm1*,Tm2*,Tm3
*およびモータMG1の目標回転数Nm1*を受け取っ
たモータECU78は、モータMG1が目標回転数Nm
1*で駆動するようにトルク指令値Tm1*を用いなが
らモータMG1を回転数制御すると共にモータMG2お
よびモータMG3からトルク指令値Tm2*およびトル
ク指令値Tm3*に相当するトルクが各々出力されるよ
うにモータMG2およびモータMG3を駆動制御する。
また、エンジン出力目標値Pe*を受け取ったエンジン
ECU28は、エンジン22がエンジン出力目標値Pe
*に設定された運転ポイント、即ちエンジン目標トルク
Te*とエンジン目標回転数Ne*とにより設定される
運転ポイントで運転されるようエンジン22の運転制御
を行なう。これにより駆動軸要求トルクTd*が前後輪
トルク比DTをもって前軸50と後軸60から出力され
る。
【0031】以上説明した実施例のハイブリッド4輪駆
動電気自動車20によれば、エンジン22の運転ポイン
トやモータMG1,MG2,MG3の運転ポイントを設
定したときに、設定した運転ポイントに基づいて前軸5
0の駆動系の共振や後軸60の駆動系の共振を推定し、
共振が推定されたときには、共振が推定された駆動系の
軸に出力するトルクを減少すると共に共振が推定されな
かった駆動系の軸に出力するトルクを増加するから、共
振を抑制したり、共振のエネルギを小さくすることがで
きる。この結果、共振が推定された駆動系の機器の共振
により生じ得る破損を防止することができる。しかも、
前後輪トルク比DTを修正するだけで駆動軸要求トルク
Td*を変更しないから、前軸50と後軸60とに出力
される全体としてのトルクは変更されない。この結果、
車両としての動特性、即ち加速特性や制動特性に大きな
影響を与えることはない。
【0032】実施例のハイブリッド4輪駆動電気自動車
20では、キャリア35とリングギヤ36との接続と接
続の解除を行なうクラッチC1やリングギヤ軸37とリ
ングギヤ36との接続と接続の解除を行なうクラッチC
2とを備えるものとしたが、図5に例示する変形例のハ
イブリッド4輪駆動電気自動車20Bの一部に示すよう
にクラッチC1やクラッチC2を備えないギヤユニット
30Bを備えるものとしてもよい。この場合、運転モー
ドとして電動機駆動モードや制動駆動モードが設定され
たときには、クランクシャフト24やサンギヤ軸33を
連れ回して駆動するものとなる。
【0033】実施例のハイブリッド4輪駆動電気自動車
20では、エンジン22,ギヤユニット30,モータM
G1,モータMG2の出力軸としての回転軸40を前軸
50に接続し、後軸60にモータMG3を接続したが、
エンジン22,ギヤユニット30,モータMG1,モー
タMG2の出力軸としての回転軸40を後軸60に接続
し、前軸500にモータMG3を接続するものとしても
よい。
【0034】実施例では、駆動系の共振に基づいて前後
輪トルク比を調整する本発明を、エンジン22からの動
力をプラネタリギヤ31により分割して前軸50に直接
出力可能でモータMG2とモータMG3とから前軸50
と後軸60に動力の出力が可能ないわゆる機械分配式の
ハイブリッド4輪駆動電気自動車に適用したが、前輪に
動力の出力が可能な前輪用の電動機を有する前輪系の動
力出力装置と後輪に動力の出力が可能な後輪用の電動機
を有する後輪系の動力出力装置とを備える4輪駆動電気
自動車であれば、如何なるタイプの電気自動車にも適用
することができる。例えば、エンジンの出力軸に接続さ
れた第1ロータとこの第1ロータに対して相対的に回転
可能で前輪または後輪の駆動軸に接続された第2ロータ
を有する対ロータ電動機と前輪の駆動軸に接続された前
輪用電動機と後輪の駆動軸に接続された後輪用電動機と
を備えるいわゆる電気分配式のハイブリッド4輪駆動車
やエンジンの出力軸に接続された発電機とこの発電機の
発電電力により充電される二次電池とこの二次電池から
電力の供給を受けて駆動する前輪の駆動軸および後輪の
駆動軸に各々接続された前輪用電動機と後輪用電動機と
を備えるいわゆるシリーズ型のハイブリッド4輪駆動電
気自動車,本明細書の従来技術で取り上げた4輪に各々
電動機を取り付けて構成された4輪駆動電気自動車など
種々の4輪駆動電気自動車に適用することができる。
【0035】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である動力出力装置を搭載
したハイブリッド4輪駆動電気自動車20の構成の概略
を示す構成図である。
【図2】 実施例のハイブリッド4輪駆動電気自動車2
0のハイブリッドECU80により実行される駆動制御
ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 アクセルペダルポジションAPとブレーキペ
ダルポジションBPと車速Vと要求トルクTd*との関
係を示すマップの一例を示す説明図である。
【図4】 駆動系の共振による前後輪トルク比DTを修
正する際にハイブリッドECU80により実行される前
後輪トルク比修正処理ルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【図5】 変形例のハイブリッド4輪駆動電気自動車2
0Bの一部の構成の概略を例示する部分構成図である。
【符号の説明】
20 ハイブリッド4輪駆動電気自動車、22 エンジ
ン、24 クランクシャフト、26 ダンパ、28 エ
ンジンECU、30 ギヤユニット、31 プラネタリ
ギヤ、32 サンギヤ、33 サンギヤ軸、34 プラ
ネタリピニオンギヤ、35 キャリア、36 リングギ
ヤ、37 リングギヤ軸、38 ギヤ、40 回転軸、
42 ギヤ、44 ベルト、46 ギヤ、50 前軸、
52 ディファレンシャルギヤ、54,56 前輪、5
5,57,65,67 車輪速センサ、60 後軸、6
2 ディファレンシャルギヤ、64,66 後輪、70
二次電池、72,74,76 インバータ回路、78
モータECU、80 ハイブリッドECU、81 車速
センサ、82 イグニッションスイッチ、83シフトレ
バー、84 シフトポジションセンサ、85 アクセル
ペダル、86アクセルペダルポジションセンサ、87
ブレーキペダル、88 ブレーキペダルポジションセン
サ、L1,L2 電力ライン。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 AA06 3D043 AA01 AA07 AB17 EA03 EA05 EA33 EB03 EE02 EE03 EE06 EF17 5H115 PG04 PI16 PI29 PU10 PU25 PV10 PV23 QE08 QE10 QI04 QN03 QN12 QN28 RB08 RB15 RE03 RE05 RE06 SE04 SE05 SE06 SE08 SE09 SJ12 SJ13 TB02 TB03 TI02 TI05 TI06 TI10 TO21 TO23 TR19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪と後輪とに動力の出力が可能な4輪
    駆動電気自動車であって、 前輪に動力の出力が可能な第1電動機を有する前輪系動
    力出力手段と、 後輪に動力の出力が可能な第2電動機を有する後輪系動
    力出力手段と、 駆動系の共振を推定する共振推定手段と、 該共振推定手段により推定された共振に基づいて前記前
    輪系動力出力手段により前輪に出力される動力と前記後
    輪系動力出力手段により後輪に出力される動力の比であ
    る動力前後比を調整する動力前後比調整手段とを備える
    4輪駆動電気自動車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の4輪駆動電気自動車であ
    って、 前記共振推定手段は、前輪の駆動系の共振と後輪の駆動
    系の共振と推定する手段であり、 前記動力前後比調整手段は、前記共振推定手段により前
    輪の駆動系の共振を推定したときには前記前輪系動力出
    力手段により前輪に出力される動力の割合が小さくなる
    よう前記動力前後比を調整し、前記共振推定手段により
    後輪の駆動系の共振を推定したときには前記後輪系動力
    出力手段により後輪に出力される動力の割合が小さくな
    るよう前記動力前後比を調整する手段である4輪駆動電
    気自動車。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の4輪駆動電気自
    動車であって、 前記共振推定手段は、加速時の共振と制動時の共振とを
    推定する手段であり、 前記動力前後比調整手段は、前記共振推定手段により加
    速時の共振を推定したときには前記動力前後比として前
    記前輪系動力出力手段により前輪に出力される加速トル
    クと前記後輪系動力出力手段により後輪に出力される加
    速トルクとの加速トルク比を調整し、前記共振推定手段
    により制動時の共振を推定したときには前記動力前後比
    として前記前輪系動力出力手段により前輪に出力される
    制動トルクと前記後輪系動力出力手段により後輪に出力
    される制動トルクとの制動トルク比を調整する手段であ
    る4輪駆動電気自動車。
  4. 【請求項4】 前記共振推定手段は、車速,要求動力,
    前記前輪系動力出力手段の動力出力状態,前記後輪系動
    力出力手段の動力出力状態等の駆動系の駆動状態に基づ
    いて駆動系の共振を推定する手段である請求項1ないし
    3いずれか記載の4輪駆動電気自動車。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の4輪駆
    動電気自動車であって、 前記前輪系動力出力手段は、前記第1電動機に連結され
    ると共に前輪の駆動軸に連結された第1伝達軸と、出力
    軸を有する内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と前記第
    1伝達軸と動力分割統合軸の三つの回転軸に接続され該
    三つの回転軸のうちのいずれかの回転軸から動力が入力
    されたときには該動力を定トルク比で他の二つの回転軸
    に分割すると共に該三つの回転軸のうちのいずれか二つ
    の回転軸から動力が入力されたときには該入力された動
    力を統合して他の回転軸に出力する動力分割統合手段
    と、前記動力分割統合軸に連結された発電可能な分割統
    合用電動機と、要求動力と前記動力前後比とに基づいて
    演算される目標前輪動力が前輪に出力されるよう前記内
    燃機関と前記分割統合用電動機と第1電動機とを駆動制
    御する前輪用駆動制御手段とを備え、 前記後輪系動力出力手段は、前記第2電動機に連結され
    ると共に後輪の駆動軸に連結された第2伝達軸と、要求
    動力と前記動力前後比とに基づいて演算される目標後輪
    動力が後輪に出力されるよう前記第2電動機を駆動制御
    する後輪用駆動制御手段とを備える4輪駆動電気自動
    車。
  6. 【請求項6】 前輪に動力の出力が可能な第1電動機を
    有する前輪系動力出力手段と、後輪に動力の出力が可能
    な第2電動機を有する後輪系動力出力手段とを備える4
    輪駆動電気自動車の制御方法であって、 前輪の駆動系の共振と後輪の駆動系の共振のいずれかを
    推定し、 前記前輪系動力出力手段により前輪に出力される動力と
    前記後輪系動力出力手段により後輪に出力される動力の
    比である動力前後比を、前輪の駆動系の共振が推定され
    たときには前輪に出力される動力の割合が小さくなるよ
    う調整し、後輪の駆動系の共振が推定されたときには後
    輪に出力される動力の割合が小さくなるよう調整する4
    輪駆動電気自動車の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記駆動系の共振の推定は、車速,要求
    動力,前記前輪系動力出力手段の動力出力状態,前記後
    輪系動力出力手段の動力出力状態等の駆動系の駆動状態
    に基づいて行なう請求項6記載の4輪駆動電気自動車の
    制御方法。
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