JP2002073811A - 歯科医療事務装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の業務画面から画像一覧画面を起動する
と、該業務画面の性質に応じて適切に抽出された画像が
一覧表示されるようにする。 【解決手段】 画像一覧画面の表示が指令されると（Ｓ
０１でＹＥＳ）現在の業務画面の絞り込み条件を検索条
件記憶手段から取得し（Ｓ０５）、該絞り込み条件が指
す情報を現在の業務画面が持つ情報の中から取得し（Ｓ
０７）、該情報に対応付けられている画像名を画像管理
情報記憶手段から取得し（Ｓ１３）、該画像名で特定さ
れる画像を画像一覧画面に一覧表示する（Ｓ１９）歯科
医療事務装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、歯科診療に関連す
る複数の業務画面からそれぞれ画像一覧画面を起動する
機能を備えた歯科医療事務装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】歯科診療に関連する複数の業務画面から
それぞれ画像一覧画面を起動する機能を備えた歯科医療
事務装置が提供されている。業務画面とは、例えば、患
者を検索するための患者検索画面、処理を選択するため
の処理選択画面、口腔状態を入力・表示するための口腔
状態画面、病名を入力・表示するための病名入力画面、
治療部位を入力するための部位入力画面、処置を入力・
表示するための処置入力画面、診療結果を入力するため
の診療入力画面、技工指示書を作成するための技工指示
書作成画面、治療後イメージを作成するための治療後イ
メージ作成画面、治療計画書を作成するための治療計画
書作成画面、患者宛てのハガキを作成するためのリコー
ル作成画面、予約を入力・表示するための予約画面、ブ
リッジを設計するためのブリッジ設計画面等である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の歯科医療事務装
置では、業務画面（患者検索画面を除く）から患者一覧
画面を起動すると、現在の患者に対応付けられている全
ての画像（又はそのサムネイル）が抽出されて、歯科医
療事務装置に記録された順に一覧表示される。なお、患
者検索画面から起動した場合は、歯科医療事務装置が持
つ全ての画像（又はそのサムネイル）が、記録された順
に一覧表示される。

【０００４】このため、ユーザ（歯科医等）は、一覧表
示された中から所望の画像を残すように検索条件を設定
して絞り込み、再表示させる必要があった。また、再表
示した画像を、比較検討等のためにグループ分けした
り、見易くするために所望の並び順に再配置したりする
ためには、それらの指示を操作入力によって行う必要が
あり、煩雑な手間を要した。

【０００５】本発明は、任意の業務画面から画像一覧画
面を起動すると、該業務画面の性質に応じて適切に抽出
された画像（該業務画面での業務に必要な画像）が一覧
表示されるようにすることで、ユーザの手間を軽減する
ことを目的とする。また、上記の一覧表示が適切なグル
ープ分けで行われたり、適切な並び順で行われるように
することで、ユーザの手間をさらに軽減することを目的
とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、歯科
診療に関連する複数の業務画面からそれぞれ画像一覧画
面を起動する機能を備えた歯科医療事務装置であって、
患者コード（患者を特定できればよくコードに限定され
ない）・画像種類（５枚法の構成画像／単独画像等の種
別）・傷病部位・傷病名・処置という項目名の情報を画
像名（画像を特定できればよく画像コード等でもよい）
毎に記憶している画像管理情報記憶手段と、前記画像管
理情報記憶手段が持つ中でどの項目名（項目を特定でき
ればよく項目コード等でもよい）を絞り込み条件とする
かを前記業務画面毎に記憶している検索条件記憶手段
と、画像一覧画面の表示が指令されると現在の業務画面
の絞り込み条件を前記検索条件記憶手段から取得する条
件取得手段と、前記条件取得手段が取得した絞り込み条
件が指す情報を現在の業務画面が持つ情報の中から取得
する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した情報
に基づいて前記画像管理情報記憶手段から該当する画像
名を取得する画像名取得手段と、前記画像名取得手段が
取得した画像名で特定される画像を前記画像一覧画面に
表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする歯
科医療事務装置である。業務画面としては、例えば、患
者を検索するための患者検索画面、実行すべき処理を選
択するための処理選択画面、口腔状態を入力・表示する
ための口腔状態画面、病名を入力・表示するための病名
入力画面、治療部位を入力するための部位入力画面、処
置を入力・表示するための処置入力画面、診療結果を入
力するための診療入力画面、技工指示書を作成するため
の技工指示書作成画面、治療後イメージを作成するため
の治療後イメージ作成画面、治療計画書を作成するため
の治療計画書作成画面、患者宛てのハガキを作成するた
めのリコール作成画面、予約を入力・表示するための予
約画面、ブリッジを設計するためのブリッジ設計画面等
がある。『画像名で特定される画像』としては、画像フ
ァイル名で特定される画像データのや、画像ファイル名
に関連付けられているサムネイル画像がある。請求項２
の発明は、請求項１に於いて、前記画像管理情報記憶手
段は前記各項目名に加えてさらに撮影日という項目名に
属する情報を画像名毎に記憶しており、前記検索条件記
憶手段は前記絞り込み条件に加えてさらに前記画像管理
情報記憶手段が持つ中でどの項目名をグループ化条件と
するかを前記業務画面毎に記憶しており、前記条件取得
手段は前記絞り込み条件に加えてさらに現在の業務画面
のグループ化条件を前記検索条件記憶手段から取得し、
前記表示制御手段は前記画像名取得手段が取得した画像
名で特定される画像を前記条件取得手段が取得したグル
ープ化条件に基づいてグループ分けして表示する、こと
を特徴とする歯科医療事務装置である。請求項３の発明
は、請求項２に於いて、さらに、前記条件取得手段が取
得した絞り込み条件が指す情報を現在の業務画面が持つ
か否かを各絞り込み条件について検査する検査手段と、
現在の業務画面が情報を持たない絞り込み条件が有る場
合は該絞り込み条件をグループ化条件に変更する変更手
段と、を有することを特徴とする歯科医療事務装置であ
る。請求項４の発明は、請求項２に於いて、前記画像管
理情報記憶手段は前記各項目名に加えてさらにコメント
という項目名に属する情報を画像名毎に記憶しており、
前記検索条件記憶手段は前記絞り込み条件とグループ化
条件に加えてさらに前記画像管理情報記憶手段が持つ中
でどの項目名を並び順条件とするかを前記業務画面毎に
記憶しており、前記条件取得手段は前記絞り込み条件と
グループ化条件とに加えてさらに現在の業務画面の並び
順条件を前記検索条件記憶手段から取得し、前記表示制
御手段は前記画像名取得手段が取得した画像名で特定さ
れる画像を前記条件取得手段が取得したグループ化条件
に基づいてグループ分けして前記条件取得手段が取得し
た並び順条件に基づく並び順で表示する、ことを特徴と
する歯科医療事務装置である。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図１は実施の形態の歯科医療事務装置を示すブロ
ック図である。実施の形態の歯科医療事務装置は、制御
装置、キーボードやマウス等で構成される入力装置、デ
ィスプレイ、プリンタ、ハードディスク等で構成される
補助記憶装置等を備えたコンピュータ装置であり、補助
記憶装置に格納されているアプリケーションプログラム
（不図示）に従って処理を実行することで、歯科医療事
務装置としての機能が実現される。コンピュータ装置の
ハード構成は公知あるため、各機器の詳細な説明は省略
する。

【０００８】補助記憶装置には、画像管理データファイ
ル（図２参照）、画面検索条件マスタファイル（図３の
上段参照）、病名マスタファイル（図３の下段参照）、
個々の画像毎の画像ファイルが記録されている。なお、
当然ながら、これら以外のファイルも記録されている
が、ここでは省略する。

【０００９】画像管理データファイル：図２は画像管理
データファイルを示す。画像管理データファイルは、請
求項の画像管理情報記憶手段に該当する。この画像管理
データファイルには、患者コード，種類（正面画像・上
顎画像・下顎画像・右顎画像・左顎画像から成る５枚法
の構成画像であるか単独画像であるか等の画像の種別）
・部位（傷病部位）・病名（傷病名）・処置・コメント
・撮影日という項目名の情報が、それぞれ画像ファイル
名に対応付けて画像ファイルの記録順（番号順）に記録
されている。

【００１０】画面検索条件マスタファイル：図３の上段
は画面検索条件マスタファイルを示す。画面検索条件マ
スタファイルは、請求項の検索条件記憶手段に該当す
る。この画面検索条件マスタファイルには、絞り込み条
件１〜４，グループ条件１〜２，並び順条件１〜３とい
う項目名の情報（画像管理データファイルの項目名）
が、それぞれ業務画面に対応付けて記録されている。業
務画面としては、技工指示書作成画面，治療後イメージ
作成画面，患者検索画面，処理選択画面，病名入力画
面，治療部位入力画面（部位入力画面），診療入力画面
が図示されているが、これらは例示であり、上記以外の
先述の業務画面や、本明細書では挙げられていないが公
知の他の業務画面についても、同様に上記の条件項目名
の情報を持つ。

【００１１】病名マスタファイル：図３の下段は病名マ
スタファイルを示す。病名マスタファイルは、病名が属
する分類を決める際に用いられる。治療後イメージ作成
画面では、現在の業務画面が持つ病名が属する分類に基
づいて、画像の種類が、５枚法であるか単独画像である
決定される。

【００１２】画像一覧表示手順：図４〜図６のフローチ
ャートを参照して画像一覧表示手順を説明する。この画
像一覧表示手順は、任意の業務画面から画像一覧画面を
起動して、現時点での作業（起動元の業務画面での作
業）に適した画像を抽出して、該作業に適するようにグ
ループ分けして、見易い順に並べて一覧表示する手順で
ある。

【００１３】任意の業務画面に於いて、該業務画面内に
表示されている画像一覧ボタン（画像一覧画面を起動す
るためのボタン）が押下されると（Ｓ０１でＹＥＳ）、
画像一覧画面が起動されて表示される（Ｓ０３）。各種
の業務画面から起動された画像一覧画面を図７〜図１１
に例示する。

【００１４】ステップＳ０５では、起動元の業務画面に
対応付けられている絞り込み条件とグループ条件と並び
順とが、それぞれ、画面検索条件マスタファイル（図３
の上段）から取得される。つまり、ステップＳ０５は、
請求項の条件取得手段に相当する。ステップＳ０７で
は、ステップＳ０５で取得した絞り込み条件が指す情報
が、起動元の業務画面が持つ情報の中から取得される。
つまり、ステップＳ０７は、請求項の情報取得手段に相
当する。

【００１５】ステップＳ０９では、ステップＳ０５で取
得した絞り込み条件に対応する情報を起動元の業務画面
が持っているか否か、取得した各絞り込み条件毎に各々
検査される。その結果、何れかの絞り込み条件に対応す
る情報を起動元の業務画面が持たない場合は（Ｓ０９で
ＮＯ）、ステップＳ１１の手順（条件種類の変更手順）
が実行される。この手順は、図５に示すように、起動元
の業務画面で情報が入力されていない絞り込み条件を、
所定の条件下でグループ化条件に変更等する手順であ
る。

【００１６】図５を参照して、条件種類の変更手順（Ｓ
１１）を説明する。まず、起動元の業務画面でデータが
入力されていない絞り込み条件の数ａが取得される（Ｓ
３１）。また、画面検索条件マスタファイルにて起動元
の業務画面に対応付けられているグループ条件の数を２
（＝グループ条件の最大数）から減算した値であるｂが
取得される（Ｓ３３）。つまり、グループ条件の内容が
無い空欄の数ｂが取得される。図３の上段を参照する
と、例えば、病名入力画面の場合はｂ＝０であり、治療
部位入力画面の場合はｂ＝１である。

【００１７】上記のａとｂの関係に基づいて、絞り込み
条件をグループ化条件に変更し、または、変更せず、グ
ループ化条件を並び順条件に変更し、または、変更しな
い処理が、下記のように行われる。

【００１８】ａ＝１，且つ，ｂ＝１（又はｂ＝２）の場
合、つまり、起動元の業務画面でデータが入力されてい
ない絞り込み条件数が１で（Ｓ３５でＹＥＳ）、条件内
容が設定されていない（＝空欄）グループ条件数が１又
は２の場合は（Ｓ３７でＹＥＳ）、起動元の業務画面で
データが未入力の絞り込み条件がグループ条件に変更さ
れる（Ｓ３９）。換言すれば、グループ条件に空きがあ
れば、絞り込み条件がグループ条件に変更される。かか
る例としては、治療部位入力画面で部位が未入力の場合
が挙げられる。この場合、起動元の業務画面で情報が無
い絞り込み条件である『部位』がグループ条件の第１位
に変更され、グループ条件第１位の『撮影日』がグルー
プ条件第２位に変更される。この状態から起動された画
像一覧画面を、図１０に例示する。

【００１９】ａ＝１，且つ，ｂ＝０の場合、つまり、起
動元の業務画面でデータが未入力の絞り込み条件数が１
で（Ｓ３５でＹＥＳ）、条件内容が設定されていない
（＝空欄）グループ条件数が０の場合は（Ｓ３７でＮ
Ｏ）、変更は行われない。換言すれば、起動元でデータ
が未入力の絞り込み条件が１つで、グループ条件に空き
が無い場合は、グループ条件への変更は行われない。か
かる例としては、病名入力画面で病名が未入力の場合が
挙げられる。なお、この場合、起動元の業務画面で情報
が無い絞り込み条件である『病名』は、後述のように、
並び順条件の最下位に変更される。上記の状態から起動
された画像一覧画面を、図９に例示する。

【００２０】ａ＝２（又はａ＝３）の場合、つまり、起
動元の業務画面でデータが未入力の絞り込み条件数が２
以上の場合は（Ｓ３５でＮＯ）、該絞り込み条件中の上
位２つの絞り込み条件がセットでグループ条件に変更さ
れる（Ｓ４５）。なお、ｂ＝０（又はｂ＝１）の場合
は、変更に必要な空き（２つ分の空き）がグループ条件
欄に無いため、絞り込み条件をグループ条件に変更する
に先立ち、グループ条件を並び順条件の上位に変更する
処理（Ｓ４３）が行われる。かかる例としては、治療部
位入力画面で病名及び部位が未入力の場合が挙げられ
る。この場合、起動元の業務画面で情報が無い絞り込み
条件である『病名』と『部位』がグループ条件の第１位
と第２位に変更され、グループ条件第１位の『撮影日』
が並び順条件第１位に変更される。この状態から起動さ
れた画像一覧画面を、図１１に例示する。このようにし
て、条件の種類の変更が行われる。なお、ステップＳ０
９が請求項３の検査手段に相当し、ステップＳ１１が変
更手段に相当する。

【００２１】こうして条件の種類が変更されると、ステ
ップＳ１３（図４）に進む。ステップＳ１３では、絞り
込み条件が指す情報として現在の業務画面から取得され
た情報に対応付けられている画像ファイル名が、画像管
理データファイルから取得される。

【００２２】ステップＳ１５では、起動元の業務画面に
対応付けられている並び順条件の中で順位が１位と２位
の並び順条件のデータの有無がチェックされる。このチ
ェックは、画像下部に表示する情報の確保を目的として
いる。即ち、図７〜図１１に例示するように、画像一覧
画面では、各画像の下部に並び順条件のデータがそれぞ
れ２つづつ表示される。このため、これらのデータの有
無をチェックして（Ｓ１５）、足らない場合は（Ｓ１５
でＮＯ）、他の有用なデータを表示できるように、ステ
ップＳ１７の手順を実行している。

【００２３】図６を参照して、並び順記載変更手順（Ｓ
１７）を説明する。まず、並び順条件の第３位のデータ
の有無がチェックされる（Ｓ５１）。その結果、第３位
のデータが有る場合は（Ｓ５１でＹＥＳ）、並び順の順
位を繰り上げる。即ち、第２位が空欄であれば、第３位
を第２位に繰り上げる。また、第１位が空欄であれば、
第２位を第１位に繰り上げるとともに、第３位を第２位
に繰り上げる。この繰り上げの結果、並び順条件の第１
位と第２位のデータが充足された場合は（Ｓ５５でＹＥ
Ｓ）、並び順記載変更手順を抜けて、図４のステップＳ
１９へ進む。第３位を繰り上げて第１位と第２位を充足
する例としては、処理選択画面の並び順条件第２位の
『処置』のデータが無い場合が挙げられる。この場合、
並び順第３位の『番号』のデータが繰り上げて表示され
る。このような画面例を、図８に例示する。図８から分
かるように、各画像の下部には、並び順第１位の『部
位』のデータと、第３位から繰り上げられた『番号』の
データが、それぞれ表示されている。

【００２４】ステップＳ５１で並び順条件の第３位のデ
ータが無い場合、又は、ステップＳ５５で第１位と第２
位のデータが充足されなかった場合は、ステップＳ５７
に進む。ステップＳ５７では、使用されなかった絞り込
み条件の有無がチェックされる。『使用されなかった絞
り込み条件』とは、現在の業務画面でデータが未入力だ
ったために絞り込みに使用されず、且つ、グループ条件
への変更も行われなかったものをいう。『グループ条件
への変更』が行われなかった場合とは、図５で、ａ＝
１，且つ，ｂ＝０の場合である。ステップＳ５７のチェ
ックで、不使用の絞り込み条件が有る場合は、該不使用
の絞り込み条件が並び順条件の最下位に変更される（Ｓ
５９）。このような例としては、病名入力画面の並び順
第１位の『処置』のデータが無い場合が挙げられる。こ
の場合、並び順第２位の『番号』が第１位に繰り上げら
れるとともに、絞り込み条件第２位の『病名』が並び順
の第２位に変更される。こうして、病名入力画面で病名
未入力から起動された画像一覧画面は、図９に示すよう
になる。即ち、各画像の下部には、並び順第２位から繰
り上げられた『番号』のデータと、絞り込み条件から並
び順第２位に変更された『病名』のデータとが、それぞ
れ表示される。

【００２５】ステップＳ５７で、不使用の絞り込み条件
が無い場合は、起動元の業務画面の検索条件に設定され
なかった項目の有無がチェックされる（Ｓ６１）。即
ち、画像データ管理ファイルに挙げられている項目名で
あって、画面検索条件マスタファイルにて起動元の業務
画面に対応付けられていない項目名の有無がチェックさ
れる（Ｓ６１）。その結果、有る場合は（Ｓ６１でＹＥ
Ｓ）、該項目名が並び順条件の下位に採用される（Ｓ６
３）。なお、該当する項目名が複数の場合は、画像デー
タ管理ファイル内で左寄りに配置されている項目名が優
先される。このような例としては、治療部位入力画面の
並び順第１位の『処置』のデータが無く、且つ、第３位
が空欄の場合が挙げられる。この場合、並び順第２位の
『番号』のデータが第１位に繰り上げられ、第２位には
画像管理データファイルの最も左の項目『種類』が採用
される。こうして、治療部位入力画面で部位未入力から
起動された画像一覧画面は、図１０に示すようになる。
即ち、各画像の下部には、並び順第２位から繰り上げら
れた『番号』のデータと、画像管理データファイルの最
も左の項目から採用された『種類』のデータとが、それ
ぞれ表示される。このようにして、並び順記載の変更が
行われる。

【００２６】こうして並び順の記載が変更されると、ス
テップＳ１９（図４）に進む。ステップＳ１９では、取
得した画像名で特定される画像が、取得したグループ化
条件に基づいてグループ分けされて、取得した並び順条
件に基づく並び順で表示される。また、各画像の下部に
は、それぞれ、２つの並び順条件の項目のデータが表示
される。この後、画像一覧画面での処理が実行される。

【００２７】

【発明の効果】請求項１の発明では、画像一覧画面の表
示が指令されると現在の業務画面の絞り込み条件が検索
条件記憶手段から取得され、該絞り込み条件が指す情報
が現在の業務画面が持つ情報の中から取得され、該情報
に対応付けられている画像名が画像管理情報記憶手段か
ら取得され、該画像名で特定される画像が画像一覧画面
に一覧表示される。換言すれば、現在の業務画面用に設
定されている絞り込み条件を用いて現在の業務画面から
取得した情報に対応する画像が一覧表示される。このた
め、現時点での作業に適した画像を抽出して一覧表示す
るまでのユーザの手間を軽減することができる。請求項
２の発明では、請求項１のように絞り込まれた画像が、
現在の業務画面に対応付けられているグループ化条件に
基づいてグループ分けして表示されるため、現時点での
作業に適した画像を抽出して該作業に適するようにグル
ープ分けして一覧表示するまでのユーザの手間を軽減す
ることができる。請求項３の発明では、現在の業務画面
に情報の無い絞り込み条件が有る場合は、該絞り込み条
件がグループ化条件に変更されるため、現時点での作業
に適した画像を抽出する操作が中途半端な場合でも、手
作業での絞り込みが容易なようにグループ分けした一覧
表示画面を提供することができる。請求項４の発明で
は、請求項１のように絞り込まれて請求項２のようにグ
ループ分けされた画像が、現在の業務画面に対応付けら
れている並び順条件に基づく並び順で表示されるため、
現時点での作業に適した画像を抽出して該作業に適する
ようにグループ分けして見易い順に一覧表示するまでの
ユーザの手間を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態の歯科医療事務装置の構成を示すブ
ロック図。

【図２】画像管理データファイルの項目名と情報例を示
す説明図。

【図３】検索条件マスタファイルの条件項目名と情報例
を示す説明図（上段）と、病名マスタファイルの項目名
と情報例を示す説明図（下段）。

【図４】画像一覧表示手順を示すフローチャート。

【図５】図４のステップＳ１１の手順を示すフローチャ
ート。

【図６】図４のステップＳ１７の手順を示すフローチャ
ート。

【図７】患者検索画面から起動した画像一覧画面を例示
する説明図。

【図８】処理選択画面から起動した画像一覧画面を例示
する説明図。

【図９】病名入力画面から起動した画像一覧画面を例示
する説明図。

【図１０】部位未指定の部位入力画面（治療部位入力画
面）から起動した画像一覧画面を例示する説明図。

【図１１】病名・部位未指定の部位入力画面（治療部位
入力画面）から起動した画像一覧画面を例示する説明
図。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｔ 1/00 ２００ Ｇ０６Ｔ 1/00 ２００Ｂ (72)発明者 国行 修 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5B050 AA02 BA10 CA07 FA02 FA12 FA19 GA08 5B075 ND06 PQ46 PQ80 UU29 5E501 AA02 AC15 AC33 BA05 CA02 CB02 CB09 DA13 EA13 EB05 FA14 FA23 FB43

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 歯科診療に関連する複数の業務画面から
   それぞれ画像一覧画面を起動する機能を備えた歯科医療
   事務装置であって、 患者コード、画像種類、傷病部位、傷病名、処置、とい
   う項目名に属する情報を画像名毎に記憶している画像管
   理情報記憶手段と、 前記画像管理情報記憶手段が持つ中でどの項目名を絞り
   込み条件とするかを前記業務画面毎に記憶している検索
   条件記憶手段と、 画像一覧画面の表示が指令されると現在の業務画面の絞
   り込み条件を前記検索条件記憶手段から取得する条件取
   得手段と、 前記条件取得手段が取得した絞り込み条件が指す情報を
   現在の業務画面が持つ情報の中から取得する情報取得手
   段と、 前記情報取得手段が取得した情報に基づいて前記画像管
   理情報記憶手段から該当する画像名を取得する画像名取
   得手段と、 前記画像名取得手段が取得した画像名で特定される画像
   を前記画像一覧画面に表示する表示制御手段と、 を有することを特徴とする歯科医療事務装置。
2. 【請求項２】 請求項１に於いて、 前記画像管理情報記憶手段は、前記各項目名に加えて、
   さらに、撮影日という項目名に属する情報を画像名毎に
   記憶しており、 前記検索条件記憶手段は、前記絞り込み条件に加えて、
   さらに、前記画像管理情報記憶手段が持つ中でどの項目
   名をグループ化条件とするかを前記業務画面毎に記憶し
   ており、 前記条件取得手段は、前記絞り込み条件に加えて、さら
   に、現在の業務画面のグループ化条件を前記検索条件記
   憶手段から取得し、 前記表示制御手段は、前記画像名取得手段が取得した画
   像名で特定される画像を、前記条件取得手段が取得した
   グループ化条件に基づいてグループ分けして表示する、 ことを特徴とする歯科医療事務装置。
3. 【請求項３】 請求項２に於いて、さらに、 前記条件取得手段が取得した絞り込み条件が指す情報を
   現在の業務画面が持つか否かを各絞り込み条件について
   検査する検査手段と、 現在の業務画面が情報を持たない絞り込み条件が有る場
   合は該絞り込み条件をグループ化条件に変更する変更手
   段と、 を有することを特徴とする歯科医療事務装置。
4. 【請求項４】 請求項２に於いて、 前記画像管理情報記憶手段は、前記各項目名に加えて、
   さらに、コメントという項目名に属する情報を画像名毎
   に記憶しており、 前記検索条件記憶手段は、前記絞り込み条件とグループ
   化条件に加えて、さらに、前記画像管理情報記憶手段が
   持つ中でどの項目名を並び順条件とするかを前記業務画
   面毎に記憶しており、 前記条件取得手段は、前記絞り込み条件とグループ化条
   件に加えて、さらに、現在の業務画面の並び順条件を前
   記検索条件記憶手段から取得し、 前記表示制御手段は、前記画像名取得手段が取得した画
   像名で特定される画像を、前記条件取得手段が取得した
   グループ化条件に基づいてグループ分けして、前記条件
   取得手段が取得した並び順条件に基づく並び順で表示す
   る、 ことを特徴とする歯科医療事務装置。