JP2002072023A - 情報コンセント及び端面処理用治具 - Google Patents

情報コンセント及び端面処理用治具

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JP2002072023A
JP2002072023A JP2000263982A JP2000263982A JP2002072023A JP 2002072023 A JP2002072023 A JP 2002072023A JP 2000263982 A JP2000263982 A JP 2000263982A JP 2000263982 A JP2000263982 A JP 2000263982A JP 2002072023 A JP2002072023 A JP 2002072023A
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JP2000263982A
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Hiroyuki Sasaki
裕之 佐々木
Isao Saotome
勲 五月女
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 POFと光トランシーバとを光学的に接続す
る場合に、ストリップゲージ型の加工によってその作業
ができようにし、その施工作業の容易化を図るとともに
その信頼性を向上するようにした情報コンセントの提供
など。 【解決手段】 情報コンセント11は、光トランシーバ
6と、この光トランシーバ6とPOFとを光学的に接続
する光コネクタ21とを備え、これらが平面板15の裏
面側に一体的に固定されている。光トランシーバ6は、
発光素子8と、受光素子9とを備えている。光コネクタ
21と光トランシーバ6とは、両者の境界部が接近して
光学的に接続されるとともに、その接続状態が所定の条
件を満足するようになっている。光コネクタ21は、P
OFの先端部を位置決めする位置決め部22と、この位
置決め部22で位置決めした状態でPOFの先端部を固
定する固定部23とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの送受信機
能を備え、家庭内ネットワークの一部を構成するととも
に、コンピュータやプリンタなどの電子機器をポートに
接続すると、電子機器同士でデータの送受信が可能な情
報コンセントに関し、特に、施工作業の際に作業が容易
であると同時に、その作業の信頼性が向上する情報コン
セントなどに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭内のネットワークシステムに
おいては、例えば、プラスチック・オプティカル・ファ
イバ(以下、POFという)をバックボーンとして、イ
ーサネット(登録商標)の仕様に基づく情報コンセント
が知られている。この情報コンセントを用いて家庭内ネ
ットワークシステムを構築する場合には、例えば図11
に示すように、電話回線に接続されるISDN・ルータ
1の後段に接続されてハブを含む情報分電盤2と、各部
屋の壁に設置された複数の情報コンセント3a〜3cな
どから構成されている。その情報分電盤2のハブと情報
コンセント3a、3bとの間、および情報コンセント3
bと情報コンセント3cとの間は、POF4により接続
されている。なお、各POF4は、壁と壁との間に配置
されている。
【0003】情報コンセント3a〜3cは、図12に示
すような光トランシーバ6を有しており、POF4を伝
送媒体にして光パスル信号によりデータの授受を相互に
行うことができるようになっている。また、情報コンセ
ント3a〜3cは、部屋側のポート(図11参照)にパ
ーソナル・コンピュータ5などの電子機器を接続する
と、その電子機器同士が情報コンセント3a〜3cを介
してデータの授受ができるようになっている。
【0004】ところで、情報コンセント3a〜3cが有
する光トランシーバ6と、POF4との接続は、図12
に示すように光コネクタ7が使用される。この光コネク
タ7としては、一般的にPNコネクタ(F07コネク
タ)あるいはSMIコネクタが知られている。一般的
に、これらの光コネクタ7は、POF4の先端の被覆部
を一部剥いで素線(芯の部分)を露出し、その素線をフ
ェルールと称する部分で位置決めし、その位置決めした
状態でPOF4を光コネクタ7に専用の固定具で固定す
るという構造を採用している。
【0005】そして、光コネクタ7と光トランシーバ6
との光学的な結合は、POF4の被覆部を剥いだ素線の
先端が、光トランシーバ6の発光素子8または受光素子
9に接触することにより実現している。POF4の素線
の先端面は、発光素子8または受光素子9との接触の際
に光軸のずれや角度ずれなどに起因する光の伝搬損失を
防止するために、平坦にする必要がある。このため、上
記の光コネクタ7のフェルールは、その素線の先端面を
やすりなどにより研磨して平坦にする治具としての機能
を備えている。
【0006】なお、POFは、通常の光ファイバに比べ
て光口径が大きいので、その先端部分の端面処理は、比
較的粗くても構わない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報コンセ
ント3a〜3cは、光トランシーバ6を含むポートの他
に、AC100Vの電源コンセントやISDNポートを
含むことが望まれる。このため、情報コンセント3a〜
3cの施工作業をする場合には、上記のPOF4と光ト
ランシーバ6との接続の他に、電源コンセントと電線と
の接続、ISDNポートと通信線との接続、が必要にな
る。
【0008】例えば、POF4と光トランシーバ6との
接続作業は、次のような手順により行う。 (1)POF4を適当な長さに切断する。 (2)POF4の先端の被覆部の一部をストリッパなど
の工具で剥いで素線を露出する。 (3)POF4の先端部を光コネクタ7に挿し込み、P
OF4の先端部を光コネクタ7に位置決め固定する。 (4)POF4の素線の先端面をやすりなどで研磨し
て、その素線の先端面を平坦にする。 (5)光コネクタ7を光トランシーバ6と光学的に接続
する所定の位置に固定する。
【0009】これに対して、電源コンセントと電線との
接続は、電線の先端の被覆部の一部をストリッパで剥い
で銅線を露出し、その銅線を電源のコンセントに差し込
むだけで良い。また、ISDNポートと通信線との接続
は、通信線の先端の被覆部の一部をストリッパで剥いで
通信線を露出し、その通信線をINSDポートの所定部
に差し込むだけで良い。
【0010】このように、電源コンセントやISDNポ
ートを含む情報コンセントを想定し、その施工作業をす
る場合に、電源コンセントと電線との接続、およびIS
DNポートと通信線との接続は、上記のように、ストリ
ップゲージ型の加工により実現されるので作業性等が良
い。その反面、POFと光トランシーバとの接続は、上
記のような手順により行うので、その作業が例外的とな
り、施工作業の便宜性を著しく損ねる上に、その信頼性
が劣るという不都合が生じていた。
【0011】そこで、本発明の第1の目的は、上記の点
に鑑み、POFと光トランシーバとを光学的に接続する
場合に、ストリップゲージ型の加工によってその作業が
できようにし、その施工作業の容易化を図るとともにそ
の信頼性を向上するようにした情報コンセントを提供す
ることにある。また、本発明の第2の目的は、情報コン
セントの施工作業の際に、POFを所定の長さに加工す
ると同時にその先端面を平坦に処理できるようにし、そ
の施工作業の容易化やその信頼性の向上に寄与できる端
面処理用治具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の第1の目的を達成するために、請求項1〜請求項4
に記載の各発明は以下のように構成した。すなわち、請
求項1に記載の発明は、プラスチック・オプティカル・
ファイバによりデータの送受信をする情報コンセントで
あって、前記プラスチック・オプティカル・ファイバを
位置決め固定する光コネクタと、この光コネクタと光学
的に接続する光トランシーバとが前記情報コンセントに
対して一体に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の情報コンセントにおいて、前記光コネクタは、
前記プラスチック・オプティカル・ファイバの先端の被
覆を剥いだ所定長さの素線を挿入してその素線を位置決
めする位置決め用孔を有する位置決め部と、前記素線を
前記位置決め用孔内に位置決めした状態で前記プラスチ
ック・オプティカル・ファイバを固定する固定部と、か
らなることを特徴とするものである。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の情報コンセントにおいて、前記固定部は固定
用孔を備え、前記プラスチック・オプティカル・ファイ
バを前記固定用孔内に固定する固定部材を有することを
特徴とするものである。また、請求項4に記載の発明
は、請求項3に記載の情報コンセントにおいて、前記固
定部材は、前記プラスチック・オプティカル・ファイバ
の固定を解除できるようになっていることを特徴とする
ものである。
【0015】このように本発明の情報コンセントでは、
光コネクタを一体に備え、その光コネクタに対して、所
定のストリップゲージ型の加工をしたPOFを装着でき
るようにした。このため、POFと光トランシーバを光
学的に接続する場合に、ストリップゲージ型の加工によ
ってその作業ができるので、その施工作業の容易化が図
れるとともにその信頼性を向上することができる。
【0016】一方、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項5および請求項6に記載の各発明は以下のよ
うに構成した。すなわち、請求項5に記載の発明は、請
求項1に記載の前記光コネクタに前記プラスチック・オ
プティカル・ファイバを装着するために、そのプラスチ
ック・オプティカル・ファイバの先端部の素線に対して
前記所定加工を行うようになっていることを特徴とする
ものである。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、請求項2
乃至請求項4のいずれかに記載の前記位置決め部の位置
決め用孔と同一形状の挿入孔を有し、前記挿入孔の出口
側の開口部は平坦面に接続されていることを特徴とする
ものである。このように本発明の端面処理用治具では、
上記の情報コンセントの施工作業の際に、POFの被覆
部を剥がした素線を所定に長さに加工できると同時に、
その素線の先端面を平坦に処理できるようにしたので、
その施工作業の容易化やその信頼性の向上に寄与でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報コンセントの
実施形態の構成について、図面を参照して説明する。図
1は、実施形態にかかる情報コンセントの外観構成を示
す正面図である。図2は、その情報コンセントを背面側
から見た要部の図である。図3は、図2のA−A線の断
面図である。
【0019】この実施形態にかかる情報コンセント11
は、図1に示すように平面板15を備え、この平面板1
5の所定位置に、パーソナルコンピュータなどの電子機
器を接続するポート12と、ISDNポート13と、A
C100Vの電源コンセント14などが取付けられてい
る。また、この実施形態にかかる情報コンセント11の
ポート12は、図2に示すように、光トランシーバ6
と、この光トランシーバ6とPOFとを光学的に接続す
る光コネクタ21とを備え、これらが平面板15の裏面
側に一体的に固定されている。光トランシーバ6は、発
光ダイオードのような発光素子8と、フォトダイオード
のような受光素子9とをそれぞれ備えている。
【0020】さらに、図2および図3に示すように、光
コネクタ21と光トランシーバ6とは、両者の境界部が
接近して光学的に接続されるとともに、その接続状態が
後述のような条件を満足するようになっている。次に、
情報コンセント11の平面板15に予め一体に固定され
ている光コネクタ21の構成について、図2および図3
を参照して説明する。
【0021】光コネクタ21は、図2および図3に示す
ように、POFの先端部を位置決めする位置決め部22
と、この位置決め部22で位置決めした状態でPOFの
先端部を固定する固定部23とから構成される。位置決
め部22は、平面板15に固定される基台24を有し、
この基台24上に、POFの被覆が剥がされた状態の素
線が挿入されて位置決めされる位置決め孔25を有する
筒状の位置決め部材26、26が所定間隔をおいて並行
に設けられている。また、その位置決め用孔25、25
は、各入口側(始端側)が固定部23の固定用孔27の
出口側(終端側)に接続され、各出口側の開口面が光ト
ランシーバ6の発光素子8と受光素子9のレンズ面にそ
れぞれ接近して配置されている。
【0022】ここで、位置決め孔25、25と、これら
に対応する発光素子8または受光素子9との関係は、次
の通りである。すなわち、位置決め孔25、25の中心
軸(POF4の光軸)と、発光素子8または受光素子9
の光軸とが同一軸になること(図3参照)、外部からの
光が進入しないこと、などである。固定部23は、その
底部側が平面板15に固定されるとともに、POFの先
端部のうち被覆された部分が挿入されて固定される2つ
の固定用孔27、27が設けられている。固定用孔2
7、27は、図3に示すように、各入口側がテーパ状に
開口されてPOFが挿入され易くなっており、各出口側
が位置決め部22における位置決め用孔25、25の各
入口側に接続されるようになっている。
【0023】固定用孔27、27の底部側には、図3に
示すように凹部28が形成され、この凹部28内に、固
定用孔27、27内に挿入されたPOFをその固定用孔
27、27内に固定する固定部材としてのバネ部材29
が配置されている。バネ部材29は、例えば全体が板バ
ネからなり、POFをその固定用孔27、27に挿入す
るときには、そのバネ部材29の先端部が弾性により変
形して固定用孔27、27にPOFを挿入でき、その挿
入が終わるとバネ部材29が元に復元しようとしてPO
Fの被覆部の表面を押圧し、POFを固定用孔27、2
7内に固定できるようになっている。バネ部材29は、
POFを引き抜こうとする場合には、その被覆部の表面
に確実に噛み込んでその引き抜きを防止できるように、
その先端側に2つの湾曲部を備えている(図2参照)。
【0024】また、凹部28の一部であって固定用孔2
7に直交する方向に、バネ部材29によるPOFの固定
用孔27、27内における固定を必要に応じて解除する
ために、マイナスのドライバなどでそのバネ部材29の
押圧を解除するための解除孔30が設けられている。バ
ネ部材29は、図3に示すように固定部23の1つの所
定箇所において1つ使用するようにしたが、固定部23
の異なる複数箇所においてそれぞれ使用するようにして
も良い。このようにすると、1つの場合に比べて、PO
F4の抜けを確実に防止できる。
【0025】次に、本発明の端面処理用治具の実施形態
の構成について、図4および図5を参照して説明する。
この実施形態にかかる端面処理用治具は、図2または図
3に示す光コネクタ21にPOFを挿入して固定するの
に先立って、POFの先端の被覆部を剥がして素線を露
出した後に、その素線の先端面の処理を行う専用の治具
である。
【0026】すなわち、この実施形態にかかる端面処理
用治具41は、図4および図5に示すように、例えば全
体が円柱からなり、その長さ方向に向けて、挿入孔4
2、42と、その挿入孔42、42に続く共通の凹部4
3とが形成され、その挿入孔42、42の出口側の開口
面が図5に示すように平坦面44に接続されて同一面と
なるようになっている。
【0027】挿入孔42は、図6に示すように、POF
4の先端の素線4aの部分が挿入される孔であり、その
長さdは図3の光コネクタ21の位置決め用孔25の長
さdと同一であり、その内径も位置決め用孔25の内径
と同一である。なお、挿入42の入口側は、POF4の
素線4aの部分が挿入し易いようにテーパ状にするのが
好ましい。
【0028】凹部43は、図6に示すように、POF4
の先端のうち露出状態の素線4aの部分に続く被覆部の
部分が挿入される孔であり、その入口側は被覆部の部分
が挿入し易いようにテーパ状にするのが好ましい。次
に、上記のような情報コンセント11を、上記のような
専用の端面処理用治具41を利用して施工する場合の一
例について説明する。
【0029】例えば、図7に示すように、POF4を光
コネクタ21に装着する場合の手順について説明する
と、以下の(1)〜(4)のようになる。ここで、PO
F4は、AC100V用の電線などと同様に配管内に収
納され、その先端部が処理可能に状態になっているもの
とする。 (1)配管の出口から出ているPOF4の先端部を適当
な長さに切断する。 (2)POF4の先端の被覆部の一部をストリッパなど
の工具で剥いで素線4aを露出する。 (3)図6に示すように、その素線4aの露出したPO
F4の先端部を端面処理用治具41の挿入孔42に挿し
込むと、その素線4aが図示のように端面処理用治具4
1の平坦面44よりも突き出した状態になる。そこで、
その素線4aの先端をやすりなどで研磨してその先端面
を平坦にしたのち、POF4を端面処理用治具41から
外す。 (4)図7に示すように、POF4の先端部のうち、露
出された素線4aの部分を光コネクタ21の固定用孔2
7を通って位置決め用孔25内に挿入するとともに、そ
の被覆部の部分を光コネクタ21の固定用孔27内に挿
入する。この挿入の際に、POF4の被覆部の部分は、
バネ部材29の先端部が弾性により変形して固定用孔2
7に挿入されていく。その挿入が終わると、バネ部材2
9が元に復元しようとしてPOF4の先端の被覆部の外
周面を押圧するので、POF4はその素線4aの部分が
位置決め孔25内に位置決めされた状態で、その被覆部
の部分が固定用孔27内に固定される。
【0030】一方、電源コンセント14と電線との接続
は、電線の先端の被覆部の一部をストリッパで剥いで銅
線を露出し、その銅線を電源のコンセント14に差し込
むだけで良い。また、ISDNポート13と通信線との
接続は、通信線の先端の被覆部の一部をストリッパで剥
いで銅線を露出し、その銅線をINSDポート13の所
定部に差し込むだけで良い。
【0031】以上説明したように、本実施形態にかかる
情報コンセントによれば、光コネクタ21が、所定のス
トリップゲージ型の加工をしたPOF4を装着できるよ
うに構成されている。このため、POF4と光トランシ
ーバ6とを光学的に接続する場合に、ストリップゲージ
型の加工によってその作業ができるので、その施工作業
の容易化が図れるとともにその信頼性を向上することが
できる。
【0032】また、本実施形態にかかる端面処理用治具
によれば、情報コンセントの施工作業の際に、POF4
の被覆部を剥がした素線4aを所定に長さに加工できる
と同時に、その素線の先端面を平坦に処理できるので、
その施工作業の容易化やその信頼性の向上に寄与でき
る。次に、本発明の情報コンセントの他の実施形態の構
成について、図8および図9を参照して説明する。
【0033】この他の実施形態は、図1〜図3の実施形
態におけるバネ部材29を、図9に示すように、固定部
材としての止め金具51に代えたものである。この他の
実施形態の他の部分の構成は、図1〜図3の実施形態と
同様であるので、同一部材には同一符号を付してその説
明は省略し、止め金具51とそれに関連する部分の構成
について以下に説明する。
【0034】図8および図9に示すように、光コネクタ
21の固定部23の固定用孔27、27の上部側の一部
には開口部52が形成され、その開口部52内に止め金
具51が配置されるようになっている。図9に示すよう
に、開口部52の部分では、固定用孔27、27はその
断面が半円状の溝53、53からなり、共通の止め金具
51でその溝53、53内にPOF4、4を固定するよ
うになっている。
【0035】止め金具51は、全体が板状のバネ材から
なり、2つのPOF4、4の各外周面に当たるようにほ
ぼ半円形の2つの湾曲部54、54を有するとともに、
その両端部がV字型に形成され、その両端部のバネ材の
縮みを利用してその両端を固定部23に設けた穴55、
55内に強制的に差し込むようになっている。そして、
その差し込みが終了すると、止め金具51がその穴5
5、55内に固定されて、その湾曲部54、54がPO
F4、4を溝53、53内に固定するようになってい
る。
【0036】なお、必要に応じた止め金具51を外した
い場合には、止め金具51の両端を穴55、55から強
制的に抜くことにより容易に実現できる。このような構
成からなる他の実施形態の情報コンセントでは、POF
4を光コネクタ21に装着する場合の手順は、上記の実
施形態の情報コンセントの場合と基本的に同様であるの
で、その説明は省略する。ただし、POF4を光コネク
タ21の固定用孔27に固定する際に、止め金具51を
使用する点が異なる。
【0037】次に、POFを固定するための手段(固定
部材)として上記のバネ部材29や止め金具51以外の
固定具の概略的な構成例について、図10を参照して説
明する。この固定具61は、図10に示すように、PO
F4の外周面を両側から掴む左右一対のハンド62、6
2と、そのハンド62、62の先端部を閉じたり開いた
りする開閉棒63とからなる。ハンド62、62は、軸
64、64を中心に回動自在になっている。開閉棒63
は、円錐台状からなり、その対向する2つの傾斜面がハ
ンド62、62の上部に接するとともに、その接した状
態で上方に移動できるようになっている。また、開閉棒
63は、適宜手段で所定位置に固定できるようになって
いる。
【0038】このような構成からなる固定具61の動作
を説明すると、開閉棒63を上方に移動すると、ハンド
62、62が回転してハンド62、62の各先端部が縮
まってPOF4の外周面を図示のように掴む。このと
き、開閉棒63を適宜手段で所定位置に固定することに
より、以後、ハンド62、62は、POF4を固定でき
る。
【0039】なお、上記の実施形態の情報コンセントで
は、光トランシーバ6は発光素子8と受光素子9を備
え、これに応じて光コネクタ21が2つのPOF4を装
着する構造とした。しかし、光トランシーバが1つのP
OF4だけで光通信ができる場合には、光コネクタはP
OF4を1つだけ装着する構成にすれば良い。もし、光
コネクタ21を使用する場合には、その一方の位置決め
用孔25や固定用孔27を利用してPOF4を1つだけ
位置決め固定すれば良い。
【0040】また、上記の図1〜図3の実施形態では、
POF4の固定にバネ部材29を使用し、図8、図9の
実施形態では、POF4の固定に止め金具51を使用す
るようにしたが、バネ部材29と止め金具51の双方を
使用してPOF4を固定するようにしても良い。さら
に、上記の実施形態では、光コネクタ21の装着対象と
してPOF4を使用するようにしたが、上記の実施形態
では、POF以外の各種の光ファイバを装着対象にする
ことも可能であり、本発明のPOFは、各種の光ファイ
バを含んでいる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の情報コンセ
ントによれば、光コネクタを一体に備え、その光コネク
タに対して、所定のストリップゲージ型の加工をしたP
OFを装着できるようにした。このため、POFと光ト
ランシーバを光学的に接続する場合に、ストリップゲー
ジ型の加工によってその作業ができるので、その施工作
業の容易化が図れるとともにその信頼性を向上すること
ができる。
【0042】また、本発明の端面処理用治具によれば、
情報コンセントの施工作業の際に、POFの被覆部を剥
がした素線を所定に長さに加工できると同時に、その素
線の先端面を平坦に処理できるようにしたので、その施
工作業の容易化やその信頼性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報コンセントの実施形態の外観を示
す正面図である。
【図2】その実施形態を背面側から見た要部の図であ
る。
【図3】図2のA−A線の断面図である。
【図4】本発明の端面処理用治具の実施形態の構成を示
す正面図である。
【図5】その端面処理用治具の断面図である。
【図6】その端面処理用治具の使用例を示す図である。
【図7】図1〜図3に示す情報コンセントの使用例を示
す図である。
【図8】本発明の情報コンセントの他の実施形態の要部
の断面を示す断面図であり、図3に相当するものであ
る。
【図9】図8のB−B線の断面図である。
【図10】POFを固定する固定具の概略的な構成を示
す図である。
【図11】従来の家庭内ネットワークシステムの構築例
を示す図である。
【図12】従来からのPOFと光トランシーバとの接続
例をしめす図ある。
【符号の説明】
4 POF(プラスチック・オプティカル・ファイバ) 6 光トランシーバ 8 発光素子 9 受光素子 10 情報コンセント 15 平面板 21 光コネクタ 22 位置決め部 23 固定部 25 位置決め用孔 27 固定用孔 29 バネ部材 41 端面処理用治具 42 挿入孔 51 止め金具 61 固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/02 301 H02G 3/02 301B 5G357 Fターム(参考) 2H036 JA05 KA02 KA03 NA01 QA03 QA43 QA57 QA59 2H037 BA03 BA12 DA03 DA04 DA06 DA15 DA33 2H038 AA21 CA38 3J001 FA18 GA06 GB01 GC04 HA08 JB02 JB12 JC02 JC06 KA12 KA19 KA26 KB02 5F089 AA01 AC02 AC10 AC11 AC17 AC24 CA03 CA21 EA01 EA10 5G357 CA06 CB03 CC01 CC02 CC06 CD03 CE02 CF05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック・オプティカル・ファイバ
    によりデータの送受信をする情報コンセントであって、 前記プラスチック・オプティカル・ファイバを位置決め
    固定する光コネクタと、この光コネクタと光学的に接続
    する光トランシーバとが前記情報コンセントに対して一
    体に設けられていることを特徴とする情報コンセント。
  2. 【請求項2】 前記光コネクタは、 前記プラスチック・オプティカル・ファイバの先端の被
    覆を剥いだ所定長さの素線を挿入してその素線を位置決
    めする位置決め用孔を有する位置決め部と、 前記素線を前記位置決め用孔内に位置決めした状態で前
    記プラスチック・オプティカル・ファイバを固定する固
    定部と、 からなることを特徴とする請求項1に記載の情報コンセ
    ント。
  3. 【請求項3】 前記固定部は固定用孔を備え、前記プラ
    スチック・オプティカル・ファイバを前記固定用孔内に
    固定する固定部材を有することを特徴とする請求項2に
    記載の情報コンセント。
  4. 【請求項4】 前記固定部材は、前記プラスチック・オ
    プティカル・ファイバの固定を解除できるようになって
    いることを特徴とする請求項3に記載の情報コンセン
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の前記光コネクタに前記
    プラスチック・オプティカル・ファイバを装着するため
    に、そのプラスチック・オプティカル・ファイバの先端
    部の素線に対して前記所定加工を行うようになっている
    ことを特徴とする端面処理用治具。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
    の前記位置決め部の位置決め用孔と同一形状の挿入孔を
    有し、前記挿入孔の出口側の開口部は平坦面に接続され
    ていることを特徴とする端面処理用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2189828A1 (en) * 2008-11-21 2010-05-26 Hosiden Corporation Optical modul
JP2016088412A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 本田技研工業株式会社 車両

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