JP2002061203A - 構造物の不同沈下制御基礎 - Google Patents

構造物の不同沈下制御基礎

Info

Publication number
JP2002061203A
JP2002061203A JP2000285875A JP2000285875A JP2002061203A JP 2002061203 A JP2002061203 A JP 2002061203A JP 2000285875 A JP2000285875 A JP 2000285875A JP 2000285875 A JP2000285875 A JP 2000285875A JP 2002061203 A JP2002061203 A JP 2002061203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
settlement
amount
pile
distributed load
friction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000285875A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Sawara
守 佐原
Fumio Chatani
文雄 茶谷
Masayuki Yamanaka
昌之 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2000285875A priority Critical patent/JP2002061203A/ja
Publication of JP2002061203A publication Critical patent/JP2002061203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物の沈下量分布や分布荷重に応じて基礎
工事を施工することにより、不同沈下を効果的に抑制し
つつ過剰となる基礎工事を省き、もって基礎工事費の削
減や工期の短縮を達成することができる構造物の不同沈
下制御基礎を提供する。 【解決手段】 構造物10の沈下量や分布荷重が大きく
なる中央部分Cで長尺の摩擦杭12aを用いるととも
に、沈下量や分布荷重が小さくなる周辺部分Eで短尺の
摩擦杭12bを用いる。これら長尺の摩擦杭12aおよ
び短尺の摩擦杭12bは必要な複数本が用意され、それ
ぞれを支持層14の上方に堆積した地盤16中に打設す
る。摩擦杭12は、杭長が長いほど地盤16から受ける
摩擦力が大きくなって、大きな入力荷重に対しても沈下
量を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤上に構築され
た構造物の不同沈下を、防止若しくは抑制する構造物の
不同沈下制御基礎に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、図13に示すように構造物1
などを構築する際に、該構造物1の不同沈下を抑えるた
めに基礎工事2が行われるが、この基礎工事2を施工す
るにあたって支持層3が極めて深い場合、例えば軟弱地
盤4が厚く堆積している場合などにあっては、構造物1
が高層ビルの場合にあっても同図(a)に示すように長
尺の摩擦杭5を用いて構造物1を支持することができ
る。つまり、摩擦杭5は支持層3に打ち込まれることな
く、杭と堆積層の土との間に作用する摩擦力を利用して
構造物1の重量を支持するものである。
【0003】また、このように軟弱な堆積層の厚い地盤
では、摩擦杭5以外にも同図(b)に示すように地盤改
良6を行う方法がある。地盤改良の代表的な工法として
は、地盤改良材を用いて地盤を固める固化工法と、地盤
に振動を与えたり補給材を圧入して地盤を締め固める締
固め工法とがある。固化工法や締固め工法の改良厚さ
や、固化工法の改良材の配合比率などによって、改良地
盤強度を調節することができる。
【0004】そして、かかる方法により基礎工事2を行
うに際して、従来では摩擦杭5用いる場合は、構築しよ
うとする構造物1の全域に亘って等長の長尺摩擦杭5を
等間隔で多数打設することになり、また、地盤改良6を
行う場合は、同様に構造物1の全域に亘って改良厚さT
や地盤改良材の配合強度(配合比率)を等しくして施工
するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造物1では同一建物内でも高さの違いや、設置する重量
設備などによって荷重分布が異なり、また、建物の中央
部分と周辺部分によって発生する沈下量も異なってく
る。ところが、このように荷重分布や部分によって発生
する沈下量が異なるにもかかわらず、従来では上述した
ように全てを等長にした摩擦杭5を等間隔で施工した
り、また、改良厚さTや配合強度を等しくした地盤改良
6を行っていた。
【0006】このため、構造物1の沈下量や分布荷重が
小さい部分では過剰な基礎工事2となってしまい、この
基礎工事2の過剰部分で不経済な施工が強いられること
になる。なお、図中Dは不同沈下が発生した場合に想定
される沈下分布線である。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、構造物の沈下量の分布や分布荷重に
応じて基礎工事を施工することにより、不同沈下を効果
的に抑制しつつ過剰となる基礎工事を省き、もって基礎
工事費の削減や工期の短縮を達成することができる構造
物の不同沈下制御基礎を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎の第1の
構成は、構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分の摩擦
杭を長くする一方、該沈下量や分布荷重が小さい部分の
摩擦杭を短くすることを特徴とする。この場合、摩擦杭
ではその杭長が長いほど地中から受ける摩擦力が大きく
なって、入力荷重に対する沈下量が小さくなる。従っ
て、構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分、例えば同
一構造物の高い部分や同一構造物の中央部分で摩擦杭を
長くしたことにより、当該部分の沈下量を小さくでき
る。一方、構造物の沈下量や分布荷重が小さい部分、例
えば同一構造物の低い部分や同一構造物の周辺部分で摩
擦杭を短くしたことにより、当該部分の沈下量を上記沈
下量ないし分布荷重の大きな部分と略等しくすることが
でき、ひいては構造物全体の沈下量を略等しくかつ小さ
くして、構造物の不同沈下を効果的に抑制することがで
きる。また、上記分布荷重が小さい部分や構造物の周辺
部の杭長を短くすることができるため、摩擦杭自体のコ
スト、つまり基礎工事費を低減し、かつ該摩擦杭を打設
するための時間、つまり工期を短縮することができる。
【0009】また、本発明にかかる構造物の不同沈下制
御基礎の第2の構成は、構造物の沈下量や分布荷重が大
きい部分の摩擦杭の杭間隔を狭くする一方、該沈下量や
分布荷重が小さい部分の摩擦杭の杭間隔を広くしたこと
を特徴とする。この場合、摩擦杭の杭間隔が狭いほど杭
密度が高くなって地中から受ける摩擦力が大きくなり、
入力荷重に対する沈下量が小さくなる。従って、構造物
の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭の杭間隔を狭
くしたことにより、当該部分の沈下量を小さくできる。
一方、構造物の沈下量や分布荷重が小さい部分では摩擦
杭の杭間隔を広くしたことにより、当該部分の沈下量を
上記沈下量ないし分布荷重の大きな部分と略等しくする
ことができ、ひいては構造物全体の沈下量を略等しくか
つ小さくして、構造物の不同沈下を効果的に抑制するこ
とができる。また、上記分布荷重が小さい部分や構造物
の周辺部の杭間隔を広くすることにより、摩擦杭の施工
コスト、ひいては基礎工事費を低減でき、かつ工期を短
縮することができる。
【0010】また、本発明にかかる構造物の不同沈下制
御基礎の第3の構成は、構造物の沈下量や分布荷重が大
きい部分の地盤の改良厚さを深くする一方、該沈下量や
分布荷重が小さい部分の地盤の改良厚さを浅くすること
を特徴とする。この場合、地盤の改良厚さが深いほど構
造物の支持強度が増大されるため、この地盤の改良厚さ
を構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で深くしたこ
とにより、当該部分の沈下量を小さくできる。一方、沈
下量や分布荷重が小さい部分で改良厚さを浅くすること
により、当該部分の沈下量を上記沈下量ないし分布荷重
の大きな部分と略等しくすることができ、ひいては構造
物全体の不同沈下を抑制し、かつ改良厚さを浅くした部
分の地盤改良工費を低減するとともに、工期を短縮する
ことができる。
【0011】更に、本発明にかかる構造物の不同沈下制
御基礎の第4の構成は、構造物の沈下量や分布荷重が大
きい部分の地盤改良材の配合強度を大きくする一方、該
沈下量や分布荷重が小さい部分の地盤改良材の配合強度
を小さくすることを特徴とする。この場合、地盤改良材
の配合強度が大きいほど構造物の支持強度が増大される
ため、この配合強度を構造物の沈下量や分布荷重が大き
い部分で大きくしたことにより、当該部分の沈下量を小
さくできる。一方、沈下量や分布荷重が小さい部分で配
合強度を小さくすることにより、当該部部の沈下量を上
記沈下量ないし分布荷重の大きな部分と略等しくするこ
とができ、ひいては構造物全体の不同沈下を抑制し、か
つ配合強度を小さくした部分の地盤改良材のコストを低
減することができる。
【0012】また、本発明にかかる構造物の不同沈下制
御基礎では、上記第1の構成から第4の構成を適宜組み
合わせて用いることによっても不同沈下をより効果的に
抑制できる。すなわち、 (1)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、杭間隔を狭くする一方、沈下量や分布荷重が小
さい部分で摩擦杭を短くし、杭間隔を広くする。(第1
の構成と第2の構成の組み合わせ) (2)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、地盤の改良厚さを深くする一方、沈下量や分布
荷重が小さい部分で摩擦杭を短くし、地盤の改良厚さを
浅くする。(第1の構成と第3の構成の組み合わせ) (3)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、地盤改良材の配合強度を大きくする一方、沈下
量や分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短くし、地盤改良
材の配合強度を小さくする。(第1の構成と第4の構成
の組み合わせ) (4)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で杭間隔を
狭くし、地盤の改良厚さを深くする一方、沈下量や分布
荷重が小さい部分で杭間隔を広くし、地盤の改良厚さを
浅くする。(第2の構成と第3の構成の組み合わせ) (5)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で杭間隔を
狭くし、地盤改良材の配合強度を大きくする一方、沈下
量や分布荷重が小さい部分で杭間隔を広くし、地盤改良
材の配合強度を小さくする。(第2の構成と第4の構成
の組み合わせ) (6)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で地盤の改
良厚さを深くし、地盤改良材の配合強度を大きくする一
方、沈下量や分布荷重が小さい部分で地盤の改良厚さを
浅くし、地盤改良材の配合強度を小さくする。(第3の
構成と第4の構成の組み合わせ) (7)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、杭間隔を狭くし、さらに地盤の改良厚さを深く
する一方、沈下量や分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短
くし、杭間隔を広くし、さらに地盤の改良厚さを浅くす
る。(第1の構成、第2の構成および第3の構成の組み
合わせ) (8)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、杭間隔を狭くし、さらに地盤改良材の配合強度
を大きくする一方、沈下量や分布荷重が小さい部分で摩
擦杭を短くし、杭間隔を広くし、さらに地盤改良材の配
合強度を小さくする。(第1の構成、第2の構成および
第4の構成の組み合わせ) (9)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、地盤の改良厚さを深くし、さらに地盤改良材の
配合強度を大きくする一方、沈下量や分布荷重が小さい
部分で摩擦杭を短くし、地盤の改良厚さを浅くし、さら
に地盤改良材の配合強度を小さくする。(第1の構成、
第3の構成および第4の構成の組み合わせ) (10)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で杭間隔を
狭くし、地盤の改良厚さを深くし、さらに地盤改良材の
配合強度を大きくする一方、沈下量や分布荷重が小さい
部分で杭間隔を広くし、地盤の改良厚さを浅くし、さら
に地盤改良材の配合強度を小さくする。(第2の構成、
第3の構成および第4の構成の組み合わせ) (11)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を
長くし、杭間隔を狭くし、地盤の改良厚さを深くし、さ
らに地盤改良材の配合強度を大きくする一方、沈下量や
分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短くし、杭間隔を広く
し、地盤の改良厚さを浅くし、さらに地盤改良材の配合
強度を小さくする。(第1の構成、第2の構成、第3の
構成、並びに第4の構成の組み合わせ)
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の構造物の
不同沈下制御基礎の第1実施形態を示す概略構成図であ
る。即ち、この第1実施形態は構造物としての構造物1
0を構築する際の基礎構造を示し、この基礎構造には摩
擦杭12を用いた場合を示す。また、この場合の構造物
10は全体に亘って同一高さとなり、かつ全体的に単位
面積当たりの荷重が等しくなっているが、地盤内に発生
する歪み量、並びにその歪みによって生じる沈下量は、
構造物10の中央部Cで大きく、かつ周辺部Eに近づく
に従って小さくなる。
【0014】上記摩擦杭12は構造物10が構築される
領域に多数が打設されるようになっており、本実施形態
では構造物10の沈下量が大きくなる中央部分Cで長尺
の摩擦杭12aが用いられるとともに、沈下量が小さく
なる周辺部分Eで短尺の摩擦杭12bが用いられる。そ
して、これら長尺の摩擦杭12aおよび短尺の摩擦杭1
2bは必要な複数本が用意され、それぞれが支持層14
の上方に堆積した地盤16中に打設される。また、この
実施形態では周辺部分Eに打設される短尺の摩擦杭12
bは、中央部側より沈下量が更に小さくなる外周側に近
づくに従って杭長が短くなっている。
【0015】従って、この第1実施形態では軟弱な堆積
層となる地盤16中に打設された摩擦杭12は、該地盤
16から受ける摩擦力により構造物10を支持すること
になる。このとき、該摩擦杭12ではその杭長が長いほ
ど地盤16から受ける摩擦力が大きくなるため、このよ
うに長い杭長では大きな入力荷重に対しても沈下量を小
さくすることができる。
【0016】このため、上記摩擦杭12は沈下量が大き
くなる構造物10の中央部分Cに長尺の摩擦杭12aを
用いたことにより、当該中央部分Cの沈下量を小さくす
ることができる。また、このように中央部分Cの沈下量
を小さくした上で、沈下量が小さくなる構造物10の周
辺部分Eに短尺の摩擦杭12bを用いたことにより、当
該周辺部分Eの沈下量を上記中央部分Cの沈下量と略等
しくすることができる。従って、構造物10は、図中点
線の沈下分布線Dに示すように全体に亘って略等しい沈
下量としつつ、その沈下量を小さくすることができ、結
果的に構造物10の不同沈下を抑制することができる。
【0017】特に、本実施形態では周辺部分Eに用いら
れる摩擦杭12bは、中央部側より外周側の杭長を短く
形成したので、沈下量が小さくなる外周側の摩擦抵抗力
を除々に小さくすることができる。このため、摩擦杭1
2bの摩擦抵抗力を構造物10の周辺部分Eの荷重変化
に緻密に対応させて、構造物10の不同沈下をより高い
精度をもって防止することができる。
【0018】また、このように構造物10の不同沈下を
抑制できるにもかかわらず、沈下量が小さくなる周辺部
分Eの杭長を短くすることができるため、この短くなっ
た摩擦杭12b自体のコストを削減し、ひいては基礎工
事費を低減できるとともに、摩擦杭12bを打設するた
めの時間、つまり工期を短縮することができる。
【0019】図2は上記第1実施形態の変形例を示し、
上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複す
る説明を省略して述べる。即ち、この実施形態にあって
も上記実施形態と同様に基礎構造を摩擦杭12で構成し
たもので、構造物10が分布荷重が大きくなる高層部1
0aと、分布荷重が小さくなる低層部10bから構成さ
れる。そして、高層部10aが位置する摩擦杭12を長
尺の摩擦杭12aとし、低層部10bが位置する摩擦杭
12を短尺の摩擦杭12bとしてある。
【0020】従って、この実施形態にあっては分布荷重
が大きな高層部10aの沈下量を、長尺の摩擦杭12a
によって小さくすることができ、かつ分布荷重が小さく
なる低層部10bの沈下量を、短尺の摩擦杭12bによ
って上記高層部10aの沈下量と略等しくすることがで
きる。従って、構造物10は、図中点線の沈下分布線D
に示すように全体に亘って略等しい沈下量としつつ、そ
の沈下量を小さくして不同沈下を抑制することができ
る。また、この実施形態にあっても低層部10bの摩擦
杭12bを短くしたことにより、基礎工事費の低減およ
び工期の短縮化を図ることができる。
【0021】図3は本発明の第2実施形態を示し、上記
実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説
明を省略して述べる。本実施形態では構造物10の沈下
量が大きくなる中央部分Cで杭間隔h1を狭めて摩擦杭
12cが施工されるとともに、沈下量が小さくなる周辺
部分Eで杭間隔h2を広げて摩擦杭12dが施工され
る。そして、該摩擦杭12の杭間隔が狭いほど、すなわ
ち杭密度が大きいほど地盤16から受ける摩擦力が大き
くなるため、杭間隔h1の狭い中央部分Cでは大きな入
力荷重に対しても沈下量を小さくすることができる。
【0022】このように、上記摩擦杭12cは沈下量が
大きくなる構造物10の中央部分Cで狭い杭間隔h1で
施工されることにより、当該中央部分Cの沈下量を小さ
くすることができる。また、このように中央部分Cの沈
下量を小さくした上で、沈下量が小さくなる構造物10
の周辺部分Eにおいて広い杭間隔h2で摩擦杭12dを
施工することにより、当該周辺部分Eの沈下量を上記中
央部分Cの沈下量と略等しくすることができる。従っ
て、構造物10は、図中点線の沈下分布線Dに示すよう
に全体に亘って略等しい沈下量としつつ、その沈下量を
小さくすることができ、結果的に構造物10の不同沈下
を抑制することができる。
【0023】特に、周辺部分Eに用いられる摩擦杭12
dについては、中央部側より外周側の杭間隔h2を広げ
るようにすることで、沈下量が小さくなる外周側の摩擦
抵抗力を除々に小さくすることができる。このため、摩
擦杭12dの摩擦抵抗力を構造物10の周辺部分Eの荷
重変化に緻密に対応させて、構造物10の不同沈下をよ
り高い精度をもって防止することができる。
【0024】また、このように構造物10の不同沈下を
抑制できるにもかかわらず、沈下量が小さくなる周辺部
分Eの杭間隔h2を広げることができるため、摩擦杭1
2dの施工本数を削減し、ひいては基礎工事費を低減で
きるとともに、摩擦杭12dを打設するための時間、つ
まり工期を短縮することができる。
【0025】図4は本発明の第3実施形態を示し、上記
実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説
明を省略して述べる。即ち、この実施形態では基礎構造
に施される地盤改良の厚さTを変化するようになってお
り、構築する構造物10の沈下量が大きくなる中央部分
Cの地盤16の改良厚さを深く(T1)する一方、該沈
下量が小さい周辺部分Eの地盤16の改良厚さを浅く
(T2)するようになっている。また、この実施形態の
地盤16は軟弱地盤となっている。
【0026】従って、この第3実施形態では地盤改良で
構造物10の支持強度を確保するようになっており、こ
の地盤16の改良厚さTが深いほど構造物10の支持強
度が増大される。このため、沈下量が大きくなる構造物
10の中央部分Cで地盤16の改良厚さを深く(T1)
したことにより、当該中央部分Cの沈下量を小さくする
ことができる。また、沈下量が小さくなる構造物10の
周辺部分Eで改良厚さを浅く(T2)したことにより、
当該周辺部分Eの沈下量を上記中央部分Cと略等しくす
ることができ、構造物10全体の不同沈下を抑制するこ
とができる。また、このように不同沈下を効果的に抑制
した場合にも、周辺部分Eの改良厚さを浅く(T2)で
きることにより、地盤改良に費やすコストを低減し、か
つ、そのための工期を短縮することができる。
【0027】図5は本発明の第4実施形態を示し、上記
実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説
明を省略して述べる。即ち、この実施形態では基礎構造
の地盤改良を施す場合に、地盤改良材の配合強度Mを変
化させるようになっており、構築する構造物10の沈下
量が大きくなる中央部分Cの地盤改良材の配合強度を大
きく(M1)する一方、該沈下量が小さい周辺部分Eの
地盤改良材の配合強度を小さく(M2)するようになっ
ている。また、この実施形態にあっても地盤16は軟弱
地盤となっている。
【0028】従って、この第4実施形態では地盤改良で
構造物10の支持強度を確保するようになっており、こ
の地盤改良に用いられる地盤改良材の配合強度Mが大き
いほど構造物10の支持強度が増大される。このため、
沈下量が大きくなる構造物10の中央部分Cで地盤改良
材の配合強度を大きく(M1)したことにより、当該中
央部分Cの沈下量を小さくすることができる。また、沈
下量が小さくなる構造物10の周辺部分Eで上記配合強
度を小さく(M2)したことにより、当該周辺部分Eの
沈下量を上記中央部分Cと略等しくすることができ、構
造物10全体の不同沈下を抑制することができる。ま
た、このように不同沈下を効果的に抑制した場合にも、
周辺部分Eの地盤改良材の配合強度を小さくできること
により、地盤改良に費やすコストを低減することができ
る。
【0029】ところで、上記第2実施形態から上記第4
実施形態では、それぞれの構造物10を全体に同一高さ
および単位面積当たりの荷重が等しい構造物として示し
たが、図2に示したように高層部10aと低層部10b
が設けられる構造物10にあっても適用することができ
る。つまり、第2実施形態では分布荷重が大きくなる高
層部10aで杭間隔h1を狭く、かつ分布荷重が小さく
なる低層部10bで杭間隔h2を広くし、第3実施形態
では高層部10aで地盤改良厚さTを深く、かつ低層部
10bで地盤改良厚さTを浅くし、また、第4実施形態
では上記高層部10aで地盤改良材の配合強度を大き
く、かつ上記低層部10bで配合強度を小さくすること
になる。
【0030】また、上記第1〜第4の各実施形態で構造
物10が全体的に同一高さで構築される場合にも、大荷
重の設備が設置される場合はその部分の分布荷重が大き
くなるため、第1実施形態を適用して該大荷重の設備が
設置される部分で長尺の摩擦杭12aを用い、また、第
2実施形態を適用して杭間隔h1を狭くし、また、第3
実施形態を適用して地盤改良厚さTを深くし、更に、第
4実施形態を適用して地盤改良材の配合強度を大きくし
た場合にも、前記各実施形態と同様の機能を得ることが
できる。
【0031】ところで、上記第1〜第4の各実施形態で
は地盤構造による支持強度が、摩擦杭12の長さ変化、
杭間隔hの変化、地盤改良厚さT変化、配合強度M変化
がそれぞれ単独で施工される場合を開示したが、これら
を適宜組み合わせて用いることによっても不同沈下をよ
り緻密に抑制することができる。図6〜図8はそれらを
適宜組み合わせた場合の各種態様を示す。
【0032】即ち、図6は摩擦杭12の長さを分布荷重
に関係なく一定とした上で、(a)は地盤改良厚さTを
一定にして配合強度Mを変化させた場合、(b)は地盤
改良厚さTを変化させて配合強度Mを一定にした場合、
(c)は地盤改良厚さTおよび配合強度Mをともに変化
させた場合である。
【0033】また、図7は摩擦杭12の長さを分布荷重
に応じて変化させた上で、(a)は地盤改良厚さTおよ
び配合強度Mをともに一定とした場合、(b)は地盤改
良厚さTを一定として配合強度Mを変化させた場合、
(c)は地盤改良厚さTを変化させて配合強度Mを一定
とした場合、(d)は地盤改良厚さTおよび配合強度M
をともに変化させた場合である。
【0034】さらに、図8は摩擦杭12の杭間隔hを分
布荷重に応じて変化させた上で、(a)は地盤改良厚さ
Tおよび配合強度Mをともに一定とした場合、(b)は
地盤改良厚さTを一定として配合強度Mを変化させた場
合、(c)は地盤改良厚さTを変化させて配合強度Mを
一定とした場合、(d)は地盤改良厚さTおよび配合強
度Mをともに変化させた場合である。また、(e)〜
(h)は杭間隔hの変化に加えて摩擦杭12の長さをも
変化させた場合で、(e)は地盤改良厚さTおよび配合
強度Mをともに一定とした場合、(f)は地盤改良厚さ
Tを一定として配合強度Mを変化させた場合、(g)は
地盤改良厚さTを変化させて配合強度Mを一定とした場
合、(h)は地盤改良厚さTおよび配合強度Mをともに
変化させた場合である。
【0035】図9〜図12は本発明を構造物100に適
用した地盤構造の施工例を示し、図9は平面図、図10
は図9中A−A線の断面図、図11は図9中B−B線の
断面図、図12は図9中A−A線およびB−B線にそれ
ぞれ対応した沈下量分布の比較図である。即ち、この施
工例では杭長の異なる摩擦杭102を用いた基礎構造
で、上記構造物100は高層棟100aと低層棟100
bとから構成される。このとき、低層棟100bには大
重量設備の設置場所100cが設定されている。高層棟
100aは地上S造13階、地下SRC造1階、平面寸
法36×28m、建物荷重度は約200KN/m2である。一方、低
層棟100bは地上S造4階、地下無し、平面寸法94×
54m、建物荷重度は一般部分で約80〜90KN/m2、大重量設
備の設置場所100cで120KN/m2である。
【0036】地盤104は地下20m以浅にしらす層が堆
積し、静的締固め砂杭工法により地盤改良を施す。摩擦
杭102はアースドリル工法による場所打ちコンクリー
ト杭で、その直径は1400〜2400mmとして杭本数は119
本とした。また、根切り深度は高層棟100aにおいて
地下9.9m、低層棟100bにおいて地下8mである。地下
水位は地下1.5〜2.5mであり、高層棟100aを掘削す
る際の地下水処理は、地下17.5mに設置した直径600mmの
ディープウェル4本によって行った。また、しらす地盤
における建物沈下は、既往の実測結果から即時沈下が支
配的で経時的沈下は少ないため、以降の沈下の検討は即
時地下を対象としている。
【0037】上記摩擦杭102は、杭頭から杭長の2/
3下方の深度に構造物荷重の下層作用面を考えて、その
面以深の地盤104に対して弾性解を適用する略算法に
よって、本摩擦杭基礎の不同沈下抑制効果を検討した。
該略算法を用いて解を求める手順は、まず 構造物荷重を仮想作用面に与え、各杭位置の沈下量を
求める。 構造物荷重を全て杭頭で分担するとして、各杭ばねを
求める。 上部構造の格子梁モデルの柱下に杭ばねを配して杭分
担荷重を作用させて解き、各分担荷重,沈下量,杭ばね
を求める。 杭ばねを格子梁モデルの柱下に配し、杭分担荷重を作
用させて再度解き、各分担荷重,沈下量,杭ばねを求め
る。 沈下量が収束するまでの計算を繰り返す。
【0038】上記略算法を用いた計算結果に基づいて上
記構造物100の基礎に打設される各摩擦杭102の杭
長を決定し、高層棟100aの杭先端深度を地下62.5
m、低層棟100bの杭先端深度を地下50.0mに設定し
た。そして、このように杭長が異なる本実施形態の基礎
構造に構築された上記構造物100の不同沈下を、杭長
を同一とした従来の場合と比較して図12に示す。同図
は●が杭長を同一とした従来の基礎構造による不同沈下
を示すとともに、○が杭長を変化させた本実施形態の基
礎構造による不同沈下を示し、これから明らかなように
杭長を変化させた場合に不同沈下の抑制効果が得られ
る。特に、高層棟100aおよび低層棟100bを除い
た部分の沈下抑制効果が顕著に得られる。このような基
礎構造を採用することによって、高層棟100aと低層
棟100bの境界部の躯体断面をスリム化し、総杭長を
減じた上で不同沈下量を抑制することができた。
【0039】また、常時荷重に対する不同沈下の抑制に
主眼を置き、構造物100の周辺部に位置する摩擦杭1
02の長さを短くしたが、周辺部の杭には地震時に変動
軸力が作用する。本摩擦杭基礎は、このような地震時荷
重に対しても十分な安全性を確保できることが確認でき
た。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構造物の不
同沈下制御基礎にあっては、構造物の沈下量や分布荷重
が大きい部分の摩擦杭を長くする一方、該沈下量や分布
荷重が小さい部分の摩擦杭を短くしたので、構造物の沈
下量や分布荷重が大きい部分は、地中から受ける摩擦力
が大きくなる長い摩擦杭によって沈下量を小さくでき、
かつ構造物の沈下量や分布荷重が小さい部分は、該摩擦
力が小さくなる短い摩擦杭によって沈下量を上記沈下量
ないし分布荷重の大きな部分と略等しくすることができ
る。従って、構造物全体の沈下量を略等しくかつ小さく
して、構造物の不同沈下を効果的に抑制することができ
る。また、上記沈下量や分布荷重が小さい部分の杭長を
短くすることができるため、摩擦杭自体のコスト、つま
り基礎工事費を低減し、かつ該摩擦杭を打設するための
時間、つまり工期を短縮することができる。
【0041】また、構造物の沈下量や分布荷重が大きい
部分の摩擦杭の杭間隔を狭くする一方、該沈下量や分布
荷重が小さい部分の摩擦杭の杭間隔を広くすることによ
り、構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分は、杭密度
が高くなって地中から受ける摩擦力が大きくなり沈下量
を小さくできる一方で、構造物の沈下量や分布荷重が小
さい部分は、杭密度が低くなって当該部分の沈下量を上
記沈下量ないし分布荷重の大きな部分と略等しくするこ
とができる。これにより、構造物全体の沈下量を略等し
くかつ小さくして、構造物の不同沈下を効果的に抑制す
ることができる。また、上記沈下量や分布荷重が小さい
部分の杭間隔を広くすることで、摩擦杭の施工コスト、
ひいては基礎工事費を低減でき、かつ工期を短縮するこ
とができる。
【0042】また、構造物の沈下量や分布荷重が大きい
部分の地盤の改良厚さを深くする一方、該沈下量や分布
荷重が小さい部分の地盤の改良厚さを浅くすることによ
り、構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分は、地盤の
改良厚さを深くしたことにより沈下量を小さくでき、か
つ構造物の沈下量や分布荷重が小さい部分は、改良厚さ
を浅くしたことにより沈下量を上記沈下量ないし分布荷
重の大きな部分と略等しくすることができる。従って、
構造物全体の沈下量を略等しくかつ小さくして、構造物
の不同沈下を効果的に抑制することができる。また、上
記沈下量や分布荷重が小さい部分の改良厚さを浅くでき
るため、地盤改良のコスト、つまり基礎工事費を低減
し、かつ地盤改良するための時間、つまり工期を短縮す
ることができる。
【0043】更に、構造物の沈下量や分布荷重が大きい
部分の地盤改良材の配合強度を大きくする一方、該沈下
量や分布荷重が小さい部分の地盤改良材の配合強度を小
さくすることにより、構造物の沈下量や分布荷重が大き
い部分は、配合強度を大きくしたことにより沈下量を小
さくでき、かつ構造物の沈下量や分布荷重が小さい部分
は、改良厚さを浅くしたことにより沈下量を上記沈下量
ないし分布荷重の大きな部分と略等しくすることができ
る。従って、構造物全体の沈下量を略等しくかつ小さく
して、構造物の不同沈下を効果的に抑制することができ
る。また、上記沈下量や分布荷重が小さい部分の配合強
度を小さくできるため、地盤改良のコスト、つまり基礎
工事費を低減することができる。
【0044】さらにまた、(1)構造物の沈下量や分布荷
重が大きい部分で摩擦杭を長くし、杭間隔を狭くする一
方、沈下量や分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短くし、
杭間隔を広くすることにより、摩擦杭の長さ変化と杭間
隔の変化の両者によって緻密な不同沈下の防止を達成で
き、(2)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦
杭を長くし、地盤の改良厚さを深くする一方、沈下量や
分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短くし、地盤の改良厚
さを浅くすることにより、摩擦杭の長さ変化と地盤の改
良厚さ変化の両者によって緻密な不同沈下の防止を達成
でき、(3)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩
擦杭を長くし、地盤改良材の配合強度を大きくする一
方、沈下量や分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短くし、
地盤改良材の配合強度を小さくすることにより、摩擦杭
の長さ変化と地盤改良材の配合強度変化の両者によって
緻密な不同沈下の防止を達成でき、(4)構造物の沈下量
や分布荷重が大きい部分で杭間隔を狭くし、地盤の改良
厚さを深くする一方、沈下量や分布荷重が小さい部分で
杭間隔を広くし、地盤の改良厚さを浅くすることによ
り、杭間隔の変化と地盤の改良厚さ変化の両者によって
緻密な不同沈下の防止を達成でき、(5)構造物の沈下量
や分布荷重が大きい部分で杭間隔を狭くし、地盤改良材
の配合強度を大きくする一方、沈下量や分布荷重が小さ
い部分で杭間隔を広くし、地盤改良材の配合強度を小さ
くすることにより、杭間隔の変化と地盤改良材の配合強
度変化の両者によって緻密な不同沈下の防止を達成で
き、(6)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で地盤
の改良厚さを深くし、地盤改良材の配合強度を大きくす
る一方、沈下量や分布荷重が小さい部分で地盤の改良厚
さを浅くし、地盤改良材の配合強度を小さくすることに
より、地盤の改良厚さ変化と地盤改良材の配合強度変化
の両者によって緻密な不同沈下の防止を達成でき、(7)
構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を長く
し、杭間隔を狭くし、さらに地盤の改良厚さを深くする
一方、沈下量や分布荷重が小さい部分で摩擦杭を短く
し、杭間隔を広くし、さらに地盤の改良厚さを浅くする
ことにより、摩擦杭の長さ変化、杭間隔の変化および地
盤の改良厚さ変化の三者によってさらに緻密な不同沈下
の防止を達成でき、(8)構造物の沈下量や分布荷重が大
きい部分で摩擦杭を長くし、杭間隔を狭くし、さらに地
盤改良材の配合強度を大きくする一方、沈下量や分布荷
重が小さい部分で摩擦杭を短くし、杭間隔を広くし、さ
らに地盤改良材の配合強度を小さくすることにより、摩
擦杭の長さ変化、杭間隔の変化および地盤改良材の配合
強度変化の三者によってさらに緻密な不同沈下の防止を
達成でき、(9)構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
で摩擦杭を長くし、地盤の改良厚さを深くし、さらに地
盤改良材の配合強度を大きくする一方、沈下量や分布荷
重が小さい部分で摩擦杭を短くし、地盤の改良厚さを浅
くし、さらに地盤改良材の配合強度を小さくすることに
より、摩擦杭の長さ変化、地盤の改良厚さ変化および地
盤改良材の配合強度変化の三者によってさらに緻密な不
同沈下の防止を達成でき、(10)構造物の沈下量や分布荷
重が大きい部分で杭間隔を狭くし、地盤の改良厚さを深
くし、さらに地盤改良材の配合強度を大きくする一方、
沈下量や分布荷重が小さい部分で杭間隔を広くし、地盤
の改良厚さを浅くし、さらに地盤改良材の配合強度を小
さくすることにより、杭間隔の変化、地盤の改良厚さ変
化および地盤改良材の配合強度変化の三者によってさら
に緻密な不同沈下の防止を達成でき、(11)構造物の沈下
量や分布荷重が大きい部分で摩擦杭を長くし、杭間隔を
狭くし、地盤の改良厚さを深くし、さらに地盤改良材の
配合強度を大きくする一方、沈下量や分布荷重が小さい
部分で摩擦杭を短くし、杭間隔を広くし、地盤の改良厚
さを浅くし、さらに地盤改良材の配合強度を小さくする
ことにより、摩擦杭の長さ変化、杭間隔の変化、地盤の
改良厚さ変化、並びに地盤改良材の配合強度変化の四者
によってきわめて緻密な不同沈下の防止を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎の第
1実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の変形例を示す概略構成
図である。
【図3】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎の第
2実施形態を示す概略構成図である。
【図4】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎の第
3実施形態を示す概略構成図である。
【図5】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎の第
4実施形態を示す概略構成図である。
【図6】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎にお
ける摩擦杭の杭長を一定とした場合の各種形態の組み合
わせ例をそれぞれ示す概略構成図である。
【図7】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎にお
ける摩擦杭の杭長を変化させた場合の各種形態の組み合
わせ例をそれぞれ示す概略構成図である。
【図8】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎にお
ける摩擦杭の杭間隔を変化させた場合の各種形態の組み
合わせ例をそれぞれ示す概略構成図である。
【図9】本発明にかかる構造物の不同沈下制御基礎の施
工例を示す平面図である。
【図10】図9中A−A線の断面図である。
【図11】図9中B−B線の断面図である。
【図12】図9中A−A線およびB−B線にそれぞれ対
応した沈下量分布の比較図である。
【図13】従来の構造物の基礎構造をそれぞれ示す概略
構成図である。
【符号の説明】
10 構造物 12 摩擦杭 12a 長尺の摩擦杭 12b 短尺の摩擦杭 12c 間隔を狭めた摩擦杭 12d 間隔を広げた摩擦杭 14 支持層 16 地盤 100 構造物 102 摩擦杭 104 地盤
フロントページの続き (72)発明者 山中 昌之 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 Fターム(参考) 2D046 CA01 DA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の摩擦杭を長くする一方、該沈下量や分布荷重が小さい
    部分の摩擦杭を短くしたことを特徴とする構造物の不同
    沈下制御基礎。
  2. 【請求項2】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の摩擦杭の杭間隔を狭くする一方、該沈下量や分布荷重
    が小さい部分の摩擦杭の杭間隔を広くしたことを特徴と
    する構造物の不同沈下制御基礎。
  3. 【請求項3】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の地盤の改良厚さを深くする一方、該沈下量や分布荷重
    が小さい部分の地盤の改良厚さを浅くしたことを特徴と
    する構造物の不同沈下制御基礎。
  4. 【請求項4】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の地盤改良材の配合強度を大きくする一方、該沈下量や
    分布荷重が小さい部分の地盤改良材の配合強度を小さく
    したことを特徴とする構造物の不同沈下制御基礎。
  5. 【請求項5】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の摩擦杭を長くする一方、該沈下量や分布荷重が小さい
    部分の摩擦杭を短くしたことを特徴とする請求項2〜4
    いずれかの項に記載の構造物の不同沈下制御基礎。
  6. 【請求項6】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の摩擦杭の杭間隔を狭くする一方、該沈下量や分布荷重
    が小さい部分の摩擦杭の杭間隔を広くしたことを特徴と
    する請求項3または4に記載の構造物の不同沈下制御基
    礎。
  7. 【請求項7】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の地盤の改良厚さを深くする一方、該沈下量や分布荷重
    が小さい部分の地盤の改良厚さを浅くしたことを特徴と
    する請求項4に記載の構造物の不同沈下制御基礎。
  8. 【請求項8】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の摩擦杭を長くする一方、該沈下量や分布荷重が小さい
    部分の摩擦杭を短くしたことを特徴とする請求項6また
    は7に記載の構造物の不同沈下制御基礎。
  9. 【請求項9】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部分
    の摩擦杭の杭間隔を狭くする一方、該沈下量や分布荷重
    が小さい部分の摩擦杭の杭間隔を広くしたことを特徴と
    する請求項7に記載の構造物の不同沈下制御基礎。
  10. 【請求項10】 構造物の沈下量や分布荷重が大きい部
    分の摩擦杭を長くする一方、該沈下量や分布荷重が小さ
    い部分の摩擦杭を短くしたことを特徴とする請求項9に
    記載の構造物の不同沈下制御基礎。
JP2000285875A 2000-06-09 2000-09-20 構造物の不同沈下制御基礎 Pending JP2002061203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285875A JP2002061203A (ja) 2000-06-09 2000-09-20 構造物の不同沈下制御基礎

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-174402 2000-06-09
JP2000174402 2000-06-09
JP2000285875A JP2002061203A (ja) 2000-06-09 2000-09-20 構造物の不同沈下制御基礎

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002061203A true JP2002061203A (ja) 2002-02-28

Family

ID=26593693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000285875A Pending JP2002061203A (ja) 2000-06-09 2000-09-20 構造物の不同沈下制御基礎

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002061203A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005307594A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Shimizu Corp 構造物の基礎構造
JP2007262813A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toda Constr Co Ltd 地盤改良沈下低減基礎工法
JP2008297802A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Shimizu Corp 構造物の沈下抑制構造
JP2009138435A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Sekisui Chem Co Ltd 基礎構造の構築方法
JP2010144409A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 建造物の杭基礎構造
CN101509248B (zh) * 2009-02-26 2011-04-20 上海交通大学 控制道路与构筑物交接处差异沉降的方法
JP2015229881A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 株式会社竹中工務店 構造物
CN107587511A (zh) * 2017-10-17 2018-01-16 中冶集团武汉勘察研究院有限公司 用于预防和治理基坑坑底隆起的长短桩加固结构及加固方法
CN108867617A (zh) * 2018-08-20 2018-11-23 浙江省水利水电勘测设计院 一种差异沉降优化控制结构
JP2019090211A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社竹中工務店 防振床構造
CN110241742A (zh) * 2019-06-14 2019-09-17 山东高速股份有限公司 减小拼宽梁桥与既有梁桥差异沉降的组合控制方法、装置
CN111549750A (zh) * 2020-05-20 2020-08-18 浙江水利水电学院 一种用于控制不均匀沉降的海塘与水闸连接段地基结构及其施工方法
JP7175054B1 (ja) 2022-01-07 2022-11-18 株式会社タケウチ建設 地盤改良体
CN115404839A (zh) * 2022-08-17 2022-11-29 山东电力工程咨询院有限公司 柔性变刚度的循环水管地基结构及施工方法
CN117057025A (zh) * 2023-10-12 2023-11-14 国网山东省电力公司鱼台县供电公司 一种配电房设计方法、系统及配电房

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005307594A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Shimizu Corp 構造物の基礎構造
JP2007262813A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toda Constr Co Ltd 地盤改良沈下低減基礎工法
JP2008297802A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Shimizu Corp 構造物の沈下抑制構造
JP2009138435A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Sekisui Chem Co Ltd 基礎構造の構築方法
JP2010144409A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 建造物の杭基礎構造
CN101509248B (zh) * 2009-02-26 2011-04-20 上海交通大学 控制道路与构筑物交接处差异沉降的方法
JP2015229881A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 株式会社竹中工務店 構造物
CN107587511A (zh) * 2017-10-17 2018-01-16 中冶集团武汉勘察研究院有限公司 用于预防和治理基坑坑底隆起的长短桩加固结构及加固方法
JP7044350B2 (ja) 2017-11-14 2022-03-30 株式会社竹中工務店 防振床構造
JP2019090211A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社竹中工務店 防振床構造
CN108867617A (zh) * 2018-08-20 2018-11-23 浙江省水利水电勘测设计院 一种差异沉降优化控制结构
CN110241742A (zh) * 2019-06-14 2019-09-17 山东高速股份有限公司 减小拼宽梁桥与既有梁桥差异沉降的组合控制方法、装置
CN110241742B (zh) * 2019-06-14 2024-05-17 山东高速股份有限公司 减小拼宽梁桥与既有梁桥差异沉降的组合控制方法、装置
CN111549750A (zh) * 2020-05-20 2020-08-18 浙江水利水电学院 一种用于控制不均匀沉降的海塘与水闸连接段地基结构及其施工方法
JP7175054B1 (ja) 2022-01-07 2022-11-18 株式会社タケウチ建設 地盤改良体
WO2023132126A1 (ja) * 2022-01-07 2023-07-13 株式会社タケウチ建設 地盤改良体
JP2023101133A (ja) * 2022-01-07 2023-07-20 株式会社タケウチ建設 地盤改良体
CN115404839A (zh) * 2022-08-17 2022-11-29 山东电力工程咨询院有限公司 柔性变刚度的循环水管地基结构及施工方法
CN117057025A (zh) * 2023-10-12 2023-11-14 国网山东省电力公司鱼台县供电公司 一种配电房设计方法、系统及配电房
CN117057025B (zh) * 2023-10-12 2024-01-23 国网山东省电力公司鱼台县供电公司 一种配电房设计方法、系统及配电房

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Suresh et al. Seismic analysis of buildings resting on sloping ground and considering bracing system
JPH03158525A (ja) 固化工法を用いた高水平耐力基礎工法
JPH08184064A (ja) 建築物の基礎構造
JP3695550B2 (ja) 杭支持される高層建物の構築方法
JPS62260919A (ja) 基礎地盤の耐震補強方法
JP4316940B2 (ja) 石積壁の補強方法
Tan et al. Methodology for design of piled raft for 5-story buildings on very soft clay
JP2019173453A (ja) 建物の構築方法
JP4986041B2 (ja) 構造物の沈下抑制構造
JPH06316941A (ja) 直接基礎工法
JP2942865B2 (ja) 杭式地盤改良工法
Malkawi et al. The Aqaba earthquake of November 22, 1995
JP3360061B2 (ja) 山留め架構の先行板状切ばり
JPH0536044Y2 (ja)
JPH0559717A (ja) 改良地盤部の構造
Peck et al. Review of the causes of the unprecedented collapse of the United Grain Growers elevator in Thunder Bay, Ontario
JP3176530B2 (ja) 液状化対策工法
JP2003155751A (ja) 長短混在杭長を用いる基礎工法
CN209837079U (zh) 一种适用于高层建筑的抗震地基
JPS6016612A (ja) 地表層の強化安定化方法及びこれに用いるブロツク
JP2007169898A (ja) 不同沈下を抑制する杭基礎構造及びその構築方法
JP2009133162A (ja) 軟弱地盤における建築物の不同沈下防止構造
JP2001317063A (ja) 基礎構造及び基礎構法
Prabha Behaviour of Combined Piled Raft Foundation in Clayey Soil
JPH1025749A (ja) 建築物の基礎構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051018