JP2002061066A - 房毛模様形成方法および房毛模様 - Google Patents

房毛模様形成方法および房毛模様

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 神経や時間をあまり使うことなく、簡単容易
に、起立して房毛状となった房毛模様およびその形成方
法を提供する。 【解決手段】 刺繍用シート6の上に1または複数のシ
ート9を重ねて刺繍し、刺繍用シート6の裏面に現れた
上糸7または上糸7と下糸8とを刺繍用シート6に接着
し、その後に、最上段のシート9cの表面に現れた上糸
7を全部切除するか、または、最上段のシート9cとそ
の下のシート9bとの間で上糸7を切断し、刺繍用シー
ト6とその上に重ねたシート9を離して重ねたシート9
をとり除くことにより、刺繍用シート6の表面に上糸7
を起立させて房毛とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、房毛状で起立し
た房毛模様の形成方法およびその方法で形成した房毛模
様に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の刺繍模様は、上糸が布地の表面に
密着して平面的であるので、上糸が房毛状で起立した立
体的な房毛模様が望まれ、その房毛模様の形成方法とそ
の方法による房毛模様が特開平11−315466によ
り開示されている。その房毛模様形成方法は、図7に示
すように、カット用具3を用い手作業で、刺繍により布
地1の表面に表れた上糸2の中間でカットし、房毛4と
する方法である。図中5は下糸である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記房毛の起毛方法
は、布地を傷つけないように、また、上糸と布地の間に
カット用具を挿入するのに、大変神経を使い、大変な時
間をかけて行うものである。上記公開公報の明細書〔0
017〕には次のように記載されている。「先端6は・
・・、生地4aの端部に位置する1a側から刺繍1a−
aと生地4aとの隙間に、手作業にて図3(B)に示す
ように丁寧に注意深く挿入され、該刃金8により刺繍糸
1a−aの中央部をカットし、順に刺繍糸1a−b、1
a−cと次々とカットを行う。」このような方法では、
いくら時間がかかってもよい高度に熟練した個人の趣味
的な刺繍には採用できるが、営業的な刺繍にはとても採
用することが出来ない。
【0004】また上記方法では、切断して房毛とした上
糸が抜けないように、下糸を熱で接着加工する手段が講
じられている。その手段としては、上記明細書〔001
5〕に、下糸等にナイロン等の熱接着性糸を使用した
り、または、下糸に普通糸を用いた場合には、ナイロン
またはウレタン系のホットメルトフィルム等のシートを
挟んで同時に刺繍し、その後、裏面を約150度位に加
熱しながらプレス加工して固着する手段が記載されてい
る。この加熱プレスにより当然布地の表面の刺繍模様す
なわち上糸も加熱プレスされるから、この上糸にはいわ
ゆる「癖」がついていて、単に中間で切断しても、上糸
は布地の表面に沿って寝ており起毛しない。これを起毛
させようとすれば、特殊な方法で根気よく大変な時間を
かけて起こし、「癖」を直さなければならない。この様
なことはとても営業的に行えるものではない。
【0005】この発明は、神経や時間をあまり使うこと
なく簡単容易に起立して房毛状になった房毛模様を形成
する方法およびそれによる房毛模様を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】刺繍用シートの上に、離
型シートを挟みまたは挟まないで、他のシートを1また
は複数枚重ねて刺繍し,前記刺繍用シートの裏面に表れ
た上糸または上糸と下糸とを前記刺繍用シートの裏面に
接着固定し,前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段
のシートの表面に表れた上糸を全部切除するか、または
前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段のシートとそ
の下のシートとの間で上糸を切断し,前記刺繍用シート
から、それに重ねたシートまたはシートおよび離型シー
トを引き離し取り除くことにより,前記刺繍用シートの
表面に、上糸を起立させて房状とする。
【0007】1枚のシートに、または、複数のシートを
重ねたものの下に、離型シートを重ねて刺繍し,離型シ
ートの裏面に刺繍用シートを重ね,離型シートの裏面に
表れた上糸または上糸と下糸とを前記刺繍用シートに接
着固定し,前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段の
シートの表面に表れた上糸を全部切除するか、または前
記刺繍用シートに重ねたシートの最上段のシートとその
下のシートとの間で上糸を切断し,前記刺繍用シートか
ら、それに重ねたシートおよび離型シートを引き離し取
り除くことにより,前記刺繍用シートの表面に、上糸を
起立させて房状とすることを特徴とする。
【0008】刺繍後に、刺繍用シートまたは他のシート
または離型シートの裏面に現れた上糸または上糸と下糸
を、刺繍時に重ねてある刺繍用シート、または、刺繍後
に重ねた刺繍用シートの裏面または表面に接着固定する
方法として、熱融着材料で形成した糸を下糸とするか、
または、通常糸と熱融着材料で形成した糸とを撚るか、
または普通糸を熱融着材料で覆った糸を下糸として用い
て刺繍し、刺繍後に前記下糸を加熱してその熱融着材料
を溶かし、それで上糸または上糸と下糸を前記刺繍用シ
ートの裏面または表面に接着固定するか,または、刺繍
用シートに他のシートを重ねて、普通糸の上糸だけで、
または、普通糸の上糸と下糸とで刺繍し、前記刺繍時ま
たは刺繍後に前記刺繍用シートの裏面または表面に熱融
着シートを重ね、加熱プレスして熱融着シートを溶か
し、それで上糸または上糸と下糸を前記刺繍用シートの
裏面または表面に接着固定する,方法を用いる。
【0009】上糸と、下糸普通糸の色彩を異にすること
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面によ
り説明する。刺繍用シート6の上に1または複数のシー
ト9を重ねる。図1においてはシート9a、9b、9c
の3枚を重ねている。刺繍用シート6は、布地、皮等い
ずれでもよく、シート9は、布地、紙、プラスチックフ
ィルム等何れでもよい。
【0011】次いで、その上に普通の刺繍用の上糸7
と、普通糸と熱融着糸とを撚った下糸8、または、普通
糸に熱融着材料でコーティングした下糸8を用いて刺繍
する。図1(A)はシート9cの表面に表れた上糸7に
よる刺繍を示し、(B)はシート6の裏面に表れた上糸
7と下糸8を示す。
【0012】次いで、刺繍用シート6の裏面から、また
は刺繍用シート6の裏とシート9cの表面の双方から加
熱プレスして下糸8の熱融着材料を溶かす。刺繍用シー
ト6の裏面では、下糸8の普通糸と上糸7とが、溶けた
熱融着材により刺繍用シート6の裏面に接着し固定す
る。
【0013】図3は刺繍用シート6とシート9とを重ね
て刺繍した断面を示すものである。一番上のシート9す
なわち図においてシート9cの表面に表れた上糸7を全
部を取り除く。図3の黒で塗りつぶした部分の上糸7が
取り除かれる部分である。この上糸7の取り除きは回転
する刃物で削り取るのが好ましい。
【0014】シート9cの表面に表れた上糸7全部を取
り除いた後に、刺繍用シート6の上に重ねられたシート
9を刺繍用シート6から引き離して全部取り除く。シー
ト9c表面の上糸7が取り除かれているので、刺繍用シ
ート6を押さえながらシート9を順次上のものから持ち
上げると、シート9は刺繍用シート6から持ち上がり取
り除くことが出来る。
【0015】図3は、シート9を取り除いた後の刺繍用
シート6の表面の上糸7の状態を示す。上糸7は起立し
て房状をなしており、その房の長さは取り除いたシート
9の厚みにほぼ等しい。従って、刺繍用シート6に重ね
るシート9の厚さ、および枚数により、房毛の長さを調
整することができる。
【0016】下糸として熱融着糸を用いてもよい。この
場合、前記のとおり、刺繍用シート6にシート9を重
ね、刺繍した後に加熱すると、図4に示すように、刺繍
用シート6の裏面では、下糸8は溶けて上糸7だけが残
り、下糸8の溶融材で刺繍用シート6の裏面に接着固定
する。その後に前述の要領でシート9を刺繍用シート6
から離し取り除く。
【0017】刺繍用シート6とシート9を重ねて刺繍す
ると、上糸7と下糸8とで刺繍用シート6とシート9と
を締めるので、図2に示すように、上糸7が一番上のシ
ート9の表面で上下に出入りするところが少し窪み、シ
ート9の表面が平坦でない。シート9の表面に表れた上
糸を刃物で削り取る際には、窪みにおいては刃物を少し
強くシート9の表面に押すようにして当てなければなら
ない。
【0018】そこで、刺繍用シート6の上に2枚または
それ以上の枚数のシート9を重ねて、前記の上糸7と下
糸8を用いて刺繍し、前記のとおり加熱または加熱プレ
スして下糸8の熱融着材を溶かして刺繍用シート6の裏
面で上糸7を接着固定した後に、一番上のシート9とそ
の下のシート9、図2においてはシート9cとシート9
bとの間に刃物を入れて上糸7を切断し、しかる後に、
シート9を全て取り外す。刺繍用シート6の表面では、
刺繍された上糸7が切断されて起立し房状をなす。起立
している全部または一部の上糸7の先端部を切り取るこ
とにより起立する高さを調整してもよい。
【0019】刺繍用シート6が薄い生地である場合や、
全面または部分的にレース編である場合には、加熱で溶
けた融着材がにじみ出たり、レースの網目から出て、刺
繍用シート6の上に接しているシート9、図1および2
においてはシート9aの裏面に付着し、刺繍用シート6
とそれに接するシート9とが接着してしまい、前記のと
おり、上糸7を切除後にシート9を取り外すことが出来
なくなるおそれがある。
【0020】そこで、刺繍用シート6が薄い生地や、レ
ース編である場合には、離型紙または離型材で裏面を覆
った布等離型シートを刺繍用シート6の上に重ね、その
上にシート9を重ねれば、加熱して熱融着材が溶けても
離型シートに接着しないので、離型シートおよびシート
9を刺繍用シート6から取り外すことが出来る。
【0021】下糸8に普通糸を用いる場合には、刺繍用
シート6の裏面に熱融着フィルムまたはシートを重ね、
刺繍用シート6の表面に1または複数のシート9を重ね
て刺繍し、加熱または加熱プレスして熱融着フィルムま
たはシートを溶かし、刺繍用シート6の裏面に表れた上
糸7と下糸8とを刺繍用シート6に接着した後、前述の
とおり、最上段のシート9の表面に表れた上糸2を全部
取り除くか、または、最上段のシート9とその下のシー
ト9との間に刃物を入れて上糸7を切断すると、刺繍用
シート6の表面の刺繍模様の上糸7は起立して房状とな
る。前記のように、刺繍用シート6が薄い生地や、レー
ス編である場合には、離型紙または離型材で裏面を覆っ
た布等離型シートを刺繍用シート6の上に重ね、その上
にシート9を重ねればよい。
【0022】他の実施の形態は、刺繍用シート6にシー
ト9を重ねないで、離型紙または離型布等離型シートの
上に、シート9の1枚または複数枚を重ね、上糸7と、
熱融着糸または普通糸と熱融着糸を撚った糸、あるい
は、普通糸を熱融着材料でコーティングした糸のいずれ
かを下糸8として刺繍する。
【0023】刺繍後に、離型シートの下に刺繍用シート
6に重ね、刺繍の上からまたは刺繍用シート6の裏面か
ら加熱加圧する。下糸8の融着材料が溶けて離型シート
の裏面に表れていた上糸7および下糸8の普通糸が刺繍
用シート6の表面に接着し固定する。
【0024】他の実施の形態は、刺繍用シート6にシー
ト9を重ねないで、離型紙または離型布等離型シートの
上に、シート9の1枚または複数枚を重ね、更にその離
型シートの下に熱融着フィルムまたはシートを重ねて、
上糸7と普通糸の下糸8とで刺繍する。
【0025】刺繍後に、刺繍用シート6を前記熱融着フ
ィルムまたはシートの下に重ねて刺繍の上からまたは刺
繍用シート6の裏面から加熱加圧する。上記の熱融着フ
ィルムまたはシートは刺繍時には離型シートに重ねない
で、離型シートの上に、シート9の1枚または複数枚を
重ねて刺繍し、刺繍後に離型シートの下に熱融着フィル
ムまたはシートを重ね、更に熱融着フィルムまたはシー
トの下に刺繍用シート6を重ねて加熱プレスしてもよ
い。熱融着フィルムまたはシートが溶けて熱融着フィル
ムの裏面に表れていた上糸7および普通糸の下糸8が刺
繍用シート6の表面に接着し固定する。
【0026】次いで、先の実施の形態について説明した
要領で、最上段のシート9の表面に表れた刺繍模様の上
糸7を全部取り除くか、または最上段のシート9とその
下のシート9との間に刃物を入れて上糸を切断する。
【0027】次いで刺繍用シート6を押さえながら、離
型シートとシート9とを引き上げて取り外す。刺繍模様
は刺繍用シート6の表面に移され、上糸は起立して房状
をなす。ただし、下糸8に熱融着糸を用いた場合は、刺
繍模様は図5に示すとおり、起立した上糸7だけで形成
されており、下糸8に普通糸または普通糸と熱融着材料
よりなる糸を用いた場合は、刺繍模様は、図6に示すと
おり、起立した上糸7と、その根元で絡む下糸8とで形
成されている。
【0028】図6に示す房毛模様を形成する場合に、上
糸7と下糸8の普通糸の色を異にすることにより、色彩
豊かな刺繍模様を表現することができる。
【0029】下糸を用いないで、上糸のみで刺繍する方
法がある。この場合には、上記の熱融着シートを用い
て、上糸を刺繍用シートに接着固定する方法を用いる。
【0030】上糸と下糸とで刺繍する公知の方法は種々
あって、裏面にあらわれる上糸と下糸の状態にも種々あ
って、図面に示すものに限定するものではない。
【0031】
【発明の効果】この発明による刺繍方法によれば、刺繍
用シートを傷つけることなく、また、神経を使うことな
く、容易に短時間で刺繍模様の上糸を起立した房状のも
のとすることが出来る。そして、それにより起立した房
毛の先端部は、従来の方法によるもののように、癖がな
く、曲がったりしていないので、癖を直したり、先端を
切断するような特別な作業を必要としない。また、この
発明に係る方法によれば、上糸が起立して房状をなした
房毛模様を容易に他の布地に移すことが出来る。また、
起立した上糸とそれに絡む下糸との房毛模様も容易に他
の布地に移すことが出来、しかも、上糸と下糸との色彩
を変えることにより色彩豊かな刺繍模様を形成すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は上糸切除または切断前の刺繍模様の説
明図であり、(B)は刺繍用シートまたは他の布地の裏
面に表れた上糸と下糸との状態を示す説明図である。
【図2】複数枚のシートに刺繍した場合の要部断面説明
図である。
【図3】刺繍用シートの表面に起立し房状となった上糸
の状態を示す説明図である。
【図4】熱融着糸を下糸として刺繍し、加熱して溶か
し、上糸を接着固定した状態を示す説明図である。
【図5】起立し房状となった上糸を刺繍用シートに移し
た状態の説明図である。
【図6】起立し房状となった上糸とそれに絡む下糸とを
刺繍用シートに移した状態の説明図である。
【図7】従来の刺繍の房毛形成における上糸切断説明図
である。
【符号の説明】
1 布地 2 上糸 3 カット用具 4 房毛 5 房毛 5 下糸 6 刺繍用シート 7 上糸 8 下糸 9 シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍用シートの上に、離型シートを挟み
    または挟まないで、他のシートを1または複数枚重ねて
    刺繍し,前記刺繍用シートの裏面に表れた上糸または上
    糸と下糸とを前記刺繍用シートの裏面に接着固定し,前
    記刺繍用シートに重ねたシートの最上段のシートの表面
    に表れた上糸を全部切除するか、または前記刺繍用シー
    トに重ねたシートの最上段のシートとその下のシートと
    の間で上糸を切断し,前記刺繍用シートから、それに重
    ねたシートまたはシートおよび離型シートを引き離し取
    り除くことにより,前記刺繍用シートの表面に、上糸を
    起立させて房状とすることを特徴とする房毛模様の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 刺繍用シートの上に、離型シートを挟み
    または挟まないで、他のシートを1または複数枚重ねて
    刺繍し,前記刺繍用シートの裏面に表れた上糸または上
    糸と下糸とを前記刺繍用シートの裏面に接着固定し,前
    記刺繍用シートに重ねたシートの最上段のシートの表面
    に表れた上糸を全部切除するか、または前記刺繍用シー
    トに重ねたシートの最上段のシートとその下のシートと
    の間で上糸を切断し,前記刺繍用シートから、それに重
    ねたシートまたはシートおよび離型シートを引き離し取
    り除くことにより,前記刺繍用シートの表面に、上糸を
    起立させて房状としてなる房毛模様。
  3. 【請求項3】 1枚のシートに、または、複数のシート
    を重ねたものの下に、離型シートを重ねて刺繍し,離型
    シートの裏面に刺繍用シートを重ね,離型シートの裏面
    に表れた上糸または上糸と下糸とを前記刺繍用シートに
    接着固定し,前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段
    のシートの表面に表れた上糸を全部切除するか、または
    前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段のシートとそ
    の下のシートとの間で上糸を切断し,前記刺繍用シート
    から、それに重ねたシートおよび離型シートを引き離し
    取り除くことにより,前記刺繍用シートの表面に、上糸
    を起立させて房状とすることを特徴とする房毛模様の形
    成方法。
  4. 【請求項4】 1枚のシートに、または、複数のシート
    を重ねたものの下に、離型シートを重ねて刺繍し,離型
    シートの裏面に刺繍用シートを重ね,離型シートの裏面
    に表れた上糸または上糸と下糸とを前記刺繍用シートに
    接着固定し,前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段
    のシートの表面に表れた上糸を全部切除するか、または
    前記刺繍用シートに重ねたシートの最上段のシートとそ
    の下のシートとの間で上糸を切断し,前記刺繍用シート
    から、それに重ねたシートおよび離型シートを引き離し
    取り除くことにより,前記刺繍用シートの表面に、上糸
    を起立させて房状としてなる房毛模様。
  5. 【請求項5】 刺繍後に、刺繍用シートまたは他のシー
    トまたは離型シートの裏面に現れた上糸または上糸と下
    糸を、刺繍時に重ねてある刺繍用シート、または、刺繍
    後に重ねた刺繍用シートの裏面または表面に接着固定す
    る方法が、熱融着材料で形成した糸を下糸とするか、ま
    たは、通常糸と熱融着材料で形成した糸とを撚るか、ま
    たは普通糸を熱融着材料で覆った糸を下糸として用いて
    刺繍し、刺繍後に前記下糸を加熱してその熱融着材料を
    溶かし、それで上糸または上糸と下糸を前記刺繍用シー
    トの裏面または表面に接着固定するか,または、刺繍用
    シートに他のシートを重ねて、普通糸の上糸だけで、ま
    たは、普通糸の上糸と下糸とで刺繍し、前記刺繍時また
    は刺繍後に前記刺繍用シートの裏面または表面に熱融着
    シートを重ね、加熱プレスして熱融着シートを溶かし、
    それで上糸または上糸と下糸を前記刺繍用シートの裏面
    または表面に接着固定する,ことを特徴とする請求項1
    または3に記載の房毛模様形成方法または請求項2また
    は4に記載の房毛模様。
  6. 【請求項6】上糸と、下糸普通糸の色彩を異にしたこと
    を特徴とする請求項5に記載の房毛模様形成方法または
    房毛模様。
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