JP2002051119A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2002051119A
JP2002051119A JP2000232684A JP2000232684A JP2002051119A JP 2002051119 A JP2002051119 A JP 2002051119A JP 2000232684 A JP2000232684 A JP 2000232684A JP 2000232684 A JP2000232684 A JP 2000232684A JP 2002051119 A JP2002051119 A JP 2002051119A
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JP2000232684A
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Mamoru Ogiwara
守 荻原
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信状態の表示を見やすくし、携帯電話の使
い勝手の向上を図る。 【解決手段】 アンテナ1は基地局からの電波を受け
る。制御部8の受信状態判定部8aは、アンテナ1によ
る受信状態を判定する。受信状態は例えば、電界強度、
エラーレートまたはSIRである。表示部22は、各種
の電話機能に関連する情報を表示する。受信状態表示制
御部8bは、受信状態判定部8aにより判定された受信
状態に応じて、表示部22の画面色を変更し、または表
示部22を点滅させることにより、受信状態のレベルを
示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に関し、
特に携帯電話機の受信状態(電波状態、電波環境)の表
示機能に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は一般的な携帯電話機の構成例を示
す。携帯電話機は、基地局からの電波を受けるアンテナ
1、アンテナ1で受けた電波を復調可能な周波数帯に変
換し必要帯域を取り出す受信部2、送信部4と受信部2
の周波数を生成するシンセサイザ部3、受信信号および
送信信号の変復調を行う変復調部5、変調された信号を
増幅しアンテナ1へ供給する送信部4、変復調信号を処
理するベースバンド信号処理部6、電話番号や本体のソ
フトウエアを記憶するメモリ7を含む。さらに携帯電話
機は、表示部10(モノクロLCD)、キー入力部1
2、外部信号入力端子11の信号処理などの制御一般を
行う制御部8と、レシーバ13、マイク14、スピーカ
15等の音声を処理する音声処理部9とを含む。
【0003】図1の携帯電話機では、受信信号は、アン
テナ1より入力され、受信部2にて必要帯域に制限さ
れ、必要周波数に変換されてから変復調部5へと送られ
る。このとき、入力電力の強度が、変復調部5の内部の
RSSI回路により電圧量に変換され、ベースバンド部
6にてアナログ/デジタル変換が行われる。制御部8
は、入力電力の強度(電圧)を、メモリ7に記憶されて
いる基準値と比較して、電界表示のバーマーク(バー本
数)を決定し、決定されたマークを表示器10に表示す
る。
【0004】図2は携帯電話機の外観の例である。携帯
電話機は、アンテナ1、レシーバ13、表示部10、キ
ー入力部12、筐体20、マイク14等より構成されて
いる。電界表示のバーマークおよび電話番号などは、表
示部10に表示される。
【0005】図3は、表示部10における従来の弱電界
表示の例を示している。図3(a)における点線の円で
囲まれた部分は、電界強度を表す表示(棒グラフタイプ
のマーク)である。図3(b)に示すように、電界強度
は例えば「圏外」を含む5段階に分けられる。そして電
界強度(受信入力電界の強さ)に応じて電界表示マーク
が設定されており、すなわちバー本数が設定され、さら
に「圏外」が設定されている。図3(b)に従い、電界
強度に対応するマークが表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
受信状態を表示するために小型のマークが用いられてお
り、そのために不利な点がある。
【0007】すなわち、受信状態を示すマークを画面の
極一部に表示しているので、携帯電話の小型化に合わせ
て画面も小型化するにしたがい、受信状態が見づらくな
る。画面を注意して見ないと受信状態を判別しにくくな
る可能性もある。
【0008】また受信状態のマークは小さいとはいって
も、画面の一部を占有している。仮にマークが不要であ
れば、電話番号や時刻などの他の有用な情報を表示する
ために画面を有効活用できる。
【0009】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、受信状態を使用者が簡単に認識でき
る機能を備えた携帯電話機を提供することにある。この
目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組
み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更な
る有利な具体例を規定する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の携帯電話機は、基地局からの電波を受ける
アンテナと、前記アンテナによる受信状態を判定する受
信状態判定部と、各種の電話機能に関連する情報を表示
する表示部と、前記受信状態判定部により判定された受
信状態に応じて、前記表示部の画面色を変更し、または
前記表示部を点滅させることにより、受信状態のレベル
を示す受信状態表示制御部と、を含む。
【0011】受信状態は、例えば受信電界強度、エラー
レートまたはSIR(希望信号対干渉妨害信号比)、あ
るいは、それらの一部または全部の組合せにより表され
る。エラーレートおよびSIRは受信品質を示し、受信
状態に応じて変化する。
【0012】また画面色は、例えば画面の背景(地)色
である。背景のみでなく、文字および絵などの色も変更
されてもよい。例えば、背景および文字の色が、ある受
信状態では青系統の色になり、別のある受信状態では赤
系統の色になる。もちろん、同一系統の色が用いられ、
受信状態に応じて色の濃さや明るさが変更されてもよ
い。また、画面色は好ましくは画面全体の色であるが、
画面の一部の色でもよい。要するに、従来のマークの変
更と異なり、ユーザが容易に認識できる程度の広さをも
つ少なくとも一部領域の色が変更されればよい。
【0013】上述のように、本発明によれば、画面色の
相違によって受信状態が示される。従来のようなバーマ
ークと比較して、受信状態を容易に判別することがで
き、携帯電話の使い勝手を向上することができる。
【0014】また本発明によれば、バーマークが不要な
分だけ表示画面を有効に活用できる、という利点も得ら
れる。
【0015】本発明の好ましい一態様において、前記受
信状態表示制御部は、受信可能状態では、受信状態に応
じて前記表示部に異なる画面色を表示させる。そして受
信不可状態では、受信可能状態のうちで最低レベルの受
信状態に対応する画面色を用いて表示部を点滅させる。
【0016】本発明によれば、受信可能状態では、受信
状態のレベルが下がるに従って画面色が変わる。受信可
能状態のうちの最低レベルに達すると、その最低レベル
に対応する画面色が現れる。さらに受信状態のレベルが
下がって受信不可能状態になると、受信可能最低レベル
用の画面色が点滅する。
【0017】このように本発明によれば、受信不可状態
の点滅表示に受信可能最低レベルの表示色を用いる。し
たがって受信可能状態での一連の色変化表示に、受信不
可状態の点滅表示が適切に組み合わされ、その結果、全
体として使用者に容易に受信状態を判別させることがで
き、携帯電話の使い勝手の一層の向上を図ることができ
る。
【0018】使用者にとって見ると、受信不可状態で
は、受信可能最低レベルの画面色が用いられ、かつ、点
滅表示によって画面状態が大きく変わるので、受信不可
状態を容易に判別できる。受信不可状態でも受信可能状
態の各レベルと同様に特定の画面色を表示する場合と比
較すると、受信状態の判別のしやすさが顕著である。
【0019】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0021】図4は本実施の形態における携帯電話機の
構成を示す。図1と同様に、携帯電話機は、基地局から
の電波を受けるアンテナ1、アンテナ1で受けた電波を
復調可能な周波数帯に変換し必要帯域を取り出す受信部
2、送信部4と受信部2の周波数を生成するシンセサイ
ザ部3、受信信号および送信信号の変復調を行う変復調
部5、変調された信号を増幅しアンテナ1へ供給する送
信部4、変復調信号を処理するベースバンド信号処理部
6、電話番号や本体のソフトウエアを記憶するメモリ7
を含む。さらに携帯電話機は、表示部22(カラーLC
D)、キー入力部12、外部信号入力端子11の信号処
理などの制御一般を行う制御部8と、レシーバ13、マ
イク14、スピーカ15等の音声を処理する音声処理部
9とを含む。
【0022】図4の携帯電話機では、表示部22がカラ
ーLCDで構成される。この点は、図1の表示部10が
モノクロLCDで構成されていたのと異なる。
【0023】また図4の携帯電話機では、制御部8が、
受信状態判定部8aおよび受信状態表示制御部8bを含
む。受信状態判定部8aは、アンテナによる受信状態を
判定する。受信状態表示制御部8bは、受信状態判定部
8aにより判定された受信状態に応じて、表示部22を
制御する。
【0024】本実施の形態の特徴として、受信状態表示
制御部8bは、判定された受信状態に応じて表示部22
の画面色を変更し、または表示部22を点滅させること
により、受信状態のレベルを示す。従来の小型のバーマ
ークの代わりに、画面の色変更および点滅を用いるの
で、受信状態の変化が容易に分かる。
【0025】なお、受信状態表示制御部8bは、従来の
バーマーク表示機能も有している。バーマークを使う
か、色変更・点滅を使うかは、ユーザにより選択され、
設定される。
【0026】また上記の受信状態判定部8aおよび受信
状態表示制御部8bの機能は、以下のフローチャートに
示されており、これら機能は、制御部8上で動作するソ
フトウエアによって実現される。したがって本発明の装
置を低コストで実現できる。
【0027】図5は、受信状態判定部8aおよび受信状
態表示制御部8bを含む受信状態表示機能の動作例を示
す。この処理では、受信状態を表すパラメータとして電
界強度が用いられる。制御部8は、まず、電界強度を使
う表示機能を指示するキー入力をまつ(S10)。ユー
ザによるキー入力があったか否かを判定し(S12)、
キー入力がなければS10に戻る。この場合は、従来と
同様の使い方になり、すなわちバーマークが表示され
る。
【0028】S12でキー入力があったと判定される
と、受信入力電界が測定される(S14)。受信入力電
界は電話機内で通常決まったタイミングで常に測定され
ている。測定では、受信信号が、アンテナ1より入力さ
れ、受信部2にて必要帯域に制限され、必要周波数に変
換されてから変復調部5へと送られる。このとき、入力
電力の強度が、変復調部5の内部のRSSI回路により
電圧量に変換され、ベースバンド部6にてアナログ/デ
ジタル変換が行われる。こうして得られた電界強度が制
御部8により使用される。
【0029】制御部8は、電界強度測定値を、メモリ7
の中に予め書かれている判定しきい値(A、B、C(d
Bμ))と比較する(S16)。判定しきい値は、電界
強度の大きさに応じて、電界強度レベルをランク分けす
るように設定されている。電界強度がしきい値AdBμ
以上(強い)であれば(S18、YES)、表示画面の
画面色を「J色」にして(S20)、S36に進む。
【0030】電界強度がAdBμ以上でなければ(S1
8、NO)、電界強度がBdBμ以上かつ(A−1)d
Bμ以下の範囲に入るか否かを判定し(S22)、S2
2がYESであれば(やや弱い)、表示画面の画面色を
「K色」にして(S24)、S36へと進む。
【0031】S22がNOであれば、電界強度がCdB
μ以上かつ(B−1)dBμ以下の範囲に入るか否かを
判定し(S26)、S26がYESであれば(弱い)、
表示画面の画面色を「L色」にして(S28)、S36
にへと進む。
【0032】S26がNOであれば、同期はずれ状態
(受信不可状態)が発生しているか否かを判定し(S3
0)、S30がNOであれば(かなり弱い)、表示画面
の画面色を「M色」にして(S32)、S36へと進
む。
【0033】S30がYES、すなわち同期はずれ状態
が発生している場合には、表示画面を「M色」の点滅に
して(S34)、受信不可状態(使用できない状態)を
ユーザに知らせ、S36へと進む。
【0034】S36では、色変更による電界表示機能
(色変更表示モード、点滅を含む)の使用をやめるか否
かが判定される。ユーザにより、色変更表示モードの設
定が解除されなければ、S36がNO(色変更表示機能
の使用有り、継続中)と判定され、S14に戻って受信
入力電界測定が再び行なわれる。
【0035】色変更表示モードの使用をやめることを認
識したとき(キー入力によりモードが解除されたとき)
(S36、YES)、表示画面の色をオリジナルに戻し
(S38)、処理を終了する。オリジナル色は、上記の
色のいずれか、例えば電界が強いときに対応する「J
色」でもよい。そして再びバーマークが表示される。
【0036】図6は、受信状態判定部8aおよび受信状
態表示制御部8bを含む受信状態表示機能の第2の動作
例を示す。この処理では、受信状態を表すパラメータと
して、受信品質を示すエラーレート(受信機の誤り率)
が用いられる。このエラーレートは、図4の携帯電話の
回路構成により求められる。
【0037】図6の処理は、概略的には図5の処理と同
様である。S40およびS42では、エラーレートを使
う表示機能を指示するキー入力をまち、キー入力がなけ
れば従来と同様のバーマークが表示される。
【0038】また図5のS14では受信入力電界の測定
値を得たのと異なり、図6のS44ではエラーレートの
測定値を得る。エラーレートは受信品質を表し、したが
って受信状態に応じて変化する。そして制御部8は、エ
ラーレート測定値を、メモリ7の中に予め書かれている
判定しきい値(D、E、F%)と比較する(S46)。
判定しきい値は、エラーレートの大きさに応じて、エラ
ーレートのレベルをランク分けするように設定されてい
る。エラーレートがしきい値D%以下(強い)であれば
(S48、YES)、表示画面の画面色を「J色」にし
て(S50)、S66に進む。
【0039】S48がNOの場合、エラーレートがD%
より大きく、E%以下の範囲に入るか否かを判定し(S
52)、S52がYESであれば(やや弱い)、表示画
面の画面色を「K色」にして(S54)、S66へと進
む。
【0040】S52がNOの場合、エラーレートがE%
より大きく、F%以下の範囲に入るか否かを判定し(S
56)、S56がYESであれば(弱い)、表示画面の
画面色を「L色」にして(S58)、S66へと進む。
【0041】S56がNOであれば、同期はずれ状態
(受信不可状態)が発生しているか否かを判定し(S6
0)、S60がNOであれば(かなり弱い)、表示画面
の画面色を「M色」にして(S62)、S66にへと進
む。
【0042】S60がYES、すなわち同期はずれ状態
が発生している場合には、表示画面を「M色」の点滅に
して(S64)、受信不可状態(使用できない状態)を
ユーザに知らせ、S66へと進む。
【0043】S66では、色変更による受信状態表示機
能(色変更表示モード、点滅を含む)の使用をやめるか
否かが判定される。ユーザにより、色変更表示モードの
設定が解除されなければ、S66がNO(本表示機能の
使用有り、継続中)と判定され、S44に戻ってエラー
レートの測定が再び行なわれる。
【0044】色変更表示モードの使用をやめることを認
識したとき(キー入力によりモードが解除されたとき)
(S66、YES)、表示画面の色をオリジナルに戻し
(S68)、処理を終了する。オリジナル色は、上記の
色のいずれか、例えばエラーレートが小さいときに対応
する「J色」でもよい。そして再びバーマークが表示さ
れる。
【0045】図7は、受信状態判定部8aおよび受信状
態表示制御部8bを含む受信状態表示機能の第3の動作
例を示す。この処理では、受信状態を表すパラメータと
して、受信品質を示すSIR(希望信号対干渉妨害信号
比)が用いられる。このSIRは、図4の携帯電話の回
路構成により求められる。
【0046】図7の処理は、概略的には図5の処理と同
様である。S70およびS72では、SIRを使う表示
機能を指示するキー入力をまち、キー入力がなければ従
来と同様のバーマークが表示される。
【0047】また図5のS14では受信入力電界の測定
値を得たのと異なり、図7のS74ではSIRの測定値
を得る。SIRは受信品質を表し、したがって受信状態
に応じて変化する。そして制御部8は、SIR測定値
を、メモリ7の中に予め書かれている判定しきい値
(G、H、I(dB))と比較する(S76)。判定し
きい値は、SIRの大きさに応じて、SIRのレベルを
ランク分けするように設定されている。SIRがしきい
値GdB以上(強い)であれば(S78、YES)、表
示画面の画面色を「J色」にして(S80)、S96に
進む。
【0048】S78がNOの場合、SIRがHdB以
上、(G−1)dB以下の範囲に入るか否かを判定し
(S82)、S82がYESであれば(やや弱い)、表
示画面の画面色を「K色」にして(S84)、S96へ
と進む。
【0049】S82がNOの場合、SIRがIdB以
上、(H−1)dB以下の範囲に入るか否かを判定し
(S86)、S86がYESであれば(弱い)、表示画
面の画面色を「L色」にして(S88)、S96へと進
む。
【0050】S86がNOであれば、同期はずれ状態
(受信不可状態)が発生しているか否かを判定し(S9
0)、S90がNOであれば(かなり弱い)、表示画面
の画面色を「M色」にして(S92)、S96へと進
む。
【0051】S90がYES、すなわち同期はずれ状態
が発生している場合には、表示画面を「M色」の点滅に
して(S94)、受信不可状態(使用できない状態)を
ユーザに知らせ、S96へと進む。
【0052】S96では、色変更による受信状態表示機
能(色変更表示モード、点滅を含む))の使用をやめる
か否かが判定される。ユーザにより、色変更表示モード
の設定が解除されなければ、S96がNO(本表示機能
の使用有り、継続中)と判定され、S74に戻ってSI
Rが再び測定される。
【0053】色変更表示モードの使用をやめることを認
識したとき(キー入力によりモードが解除されたとき)
(S96、YES)、表示画面の色をオリジナルに戻し
(S98)、処理を終了する。オリジナル色は、上記の
色のいずれか、例えばSIRが大きいときに対応する
「J色」でもよい。そして再びバーマークが表示され
る。
【0054】図8は、受信状態判定部8aおよび受信状
態表示制御部8bを含む受信状態表示機能の第4の動作
例を示す。この処理では、受信状態を表すパラメータと
して、受信入力電界、エラーレートおよびSIRが共に
用いられる。
【0055】図8の処理は、概略的には図5の処理と同
様である。S100およびS102では、受信入力電
界、エラーレートおよびSIRを共に使う表示機能を指
示するキー入力をまち、キー入力がなければ従来と同様
のバーマークが表示される。
【0056】また図5のS14では受信入力電界の測定
値を得たのと異なり、図8のS104では、受信入力電
界、エラーレートおよびSIRの測定値を得る。そして
制御部8は、これら3つのパラメータのそれぞれに対応
して設定された判定しきい値(受信入力電界のしきい値
A、B、C(dBμ);エラーレートの判定しきい値
D、E、F%;SIRの判定しきい値G、H、I(d
B))を、それら判定しきい値を予め記憶しているメモ
リ7から読み出す。これら判定しきい値は、図5〜図7
に関連して説明したように、各パラメータの大きさに応
じて、パラメータのレベルをランク分けするように設定
されている。そして制御部8は測定値と判定しきい値と
比較する(S106)。
【0057】入力電界がA以上、かつ、エラーレートが
D以下、かつ、SIRがしきい値G以上(強い)であれ
ば(S108、YES)、表示画面の画面色を「J色」
にして(S110)、S126に進む。
【0058】S108がNOの場合、入力電界がB以
上、(A−1)以下の範囲に入り、かつ、エラーレート
がDより大きくE以下の範囲に入り、かつ、SIRがH
以上、(G−1)以下の範囲に入るか否かを判定し(S
112)、S112がYESであれば(やや弱い)、表
示画面の画面色を「K色」にして(S114)、S12
6へと進む。
【0059】S112がNOの場合、入力電界がC以
上、(B−1)以下の範囲に入り、かつ、エラーレート
がEより大きくF以下の範囲に入り、かつ、SIRがI
以上、(H−1)以下の範囲に入るか否かを判定し(S
116)、S116がYESであれば(弱い)、表示画
面の画面色を「L色」にして(S118)、S126へ
と進む。
【0060】S116がNOであれば、同期はずれ状態
(受信不可状態)が発生しているか否かを判定し(S1
20)、S120がNOであれば(かなり弱い)、表示
画面の画面色を「M色」にして(S122)、S126
へと進む。
【0061】S120がYES、すなわち同期はずれ状
態が発生している場合には、表示画面を「M色」の点滅
にして(S124)、受信不可状態(使用できない状
態)をユーザに知らせ、S126へと進む。
【0062】S126では、色変更による受信状態表示
機能(色変更表示モード、点滅を含む)の使用をやめる
か否かが判定される。ユーザにより、色変更表示モード
の設定が解除されなければ、S126がNO(本表示機
能の使用有り、継続中)と判定され、S104に戻って
3つのパラメータが再び測定される。
【0063】S126で色変更表示モードの使用をやめ
ることを認識したとき(キー入力によりモードが解除さ
れたとき)、表示画面の色をオリジナルに戻し(S12
8)、処理を終了する。オリジナル色は、上記の色のい
ずれか、例えば受信状態が良いときに対応する「J色」
でもよい。そして再びバーマークが表示される。
【0064】上記図8の処理によれば、受信電界以外
に、妨害信号や受信機の状態を含めた総合的な受信状態
の認識に基づいた判定ができ、さらに確実な判断が可能
となる。なお、上述のS108、S112、S116お
よびS120に含まれないようなパラメータの組合せに
ついても、「J」、「K」、「L」、「M」のいずれか
が割り当てられている。
【0065】また3つのパラメータ測定値の多数決によ
って表示色を決定してもよい。すなわち、3つのパラメ
ータが複数のランクに分かれるとき、2つのパラメータ
が属するランクに対応する表示色が選択される。3つの
パラメータ測定値のすべてが異なるランクに属する場合
には、例えば受信電界のランクを優先し、また例えば3
つのランクの真中を採用する。
【0066】以上、本発明の好適な実施の形態を説明し
た。本実施の形態によれば、画面色の相違および点滅に
よって受信状態が示される。従来のようなバーマークと
比較して、受信状態を容易に判別することができる。表
示器をひとめ見ただけで、またちょっと離れた状態で
も、受信電波状態を容易に把握できるので、携帯電話の
使い勝手を向上することができる。
【0067】また本実施の形態によれば、バーマークが
不要な分だけ表示画面を有効に活用できる、という利点
も得られる。
【0068】さらに本実施の形態では、受信可能状態で
は、受信レベルが下がるに従って画面色が変わる(J、
K、L、M)。受信可能状態のうちの最低レベルに達す
ると、その最低レベルに対応する画面色(M)が現れ
る。さらに受信レベルが下がって受信不可能状態になる
と、受信可能最低レベル用の画面色(M)が点滅する。
【0069】このように実施の形態によれば、受信不可
状態の点滅表示に受信可能最低レベルの表示色(M)を
用いる。したがって受信可能状態での一連の色変化表示
に、受信不可状態の点滅表示が適切に組み合わされ、そ
の結果、全体として使用者に容易に受信状態を判別させ
ることができ、携帯電話の使い勝手の一層の向上を図る
ことができる。
【0070】例えば、使用者にとって見ると、受信不可
状態では、受信可能最低レベルの画面色が用いられ、か
つ、点滅表示によって画面状態が大きく変わるので、受
信不可状態を容易に判別できる。受信不可状態でも受信
可能状態の各レベルと同様に特定の画面色を表示する場
合と比較すると、受信状態の判別のしやすさが顕著であ
る。
【0071】なお、上記の実施の形態では、表示器の画
面全体の色を変更、点滅することが想定されている。し
かし、本発明の範囲内で、画面の一部領域の色が変更さ
れてもよい。つまり、従来のバーマークと異なり、ユー
ザが容易に視認できる程度の広さの領域で色が変更、点
滅すればよい。
【0072】また本実施の形態では、受信状態に応じた
画面色を「J」、「K」、「L」、「M」としている
が、これらは予めメモリ7に登録されていてもよい。あ
るいは、ユーザが任意の色を選択し、メモリ7に登録で
きるように構成されてもよい。
【0073】また画面色は、例えば画面の背景(地)色
である。背景のみでなく、文字および絵などの色も変更
されてもよい。例えば、背景および文字の色が、ある受
信状態では青系統の色になり、別のある受信状態では赤
系統の色になる。もちろん、同一系統の色が用いられ、
受信状態に応じて色の濃さや明るさが変更されてもよ
い。
【0074】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0075】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、受信状態の表示が見やすくなり、携帯電話の使
い勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来一般の携帯電話機の構成を示す図である。
【図2】携帯電話機の外観基本構造を示す図である。
【図3】従来の受信状態の表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における携帯電話機の構成を
示す図である。
【図5】図4の携帯電話機による、受信状態表示のため
の画面表示制御処理の第1例を示す図である。
【図6】図4の携帯電話機による、受信状態表示のため
の画面表示制御処理の第2例を示す図である。
【図7】図4の携帯電話機による、受信状態表示のため
の画面表示制御処理の第3例を示す図である。
【図8】図4の携帯電話機による、受信状態表示のため
の画面表示制御処理の第4例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信部 3 シンセサイザ部 4 送信部 5 変復調部 6 ベースバンド信号処理部 7 メモリ 8 制御部 8a 受信状態判定部 8b 受信状態表示制御部 9 音声処理部 11 外部信号入力端子 12 キー入力部 13 レシーバ 14 マイク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 109T

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からの電波を受けるアンテナと、 前記アンテナによる受信状態を判定する受信状態判定部
    と、 各種の電話機能に関連する情報を表示する表示部と、 前記受信状態判定部により判定された受信状態に応じ
    て、前記表示部の画面色を変更し、または前記表示部を
    点滅させることにより、受信状態のレベルを示す受信状
    態表示制御部と、 を含むことを特徴とする携帯電話機。
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