JP2002043308A - 絶縁皮膜、その製造方法及びその絶縁皮膜を用いた半導体装置 - Google Patents

絶縁皮膜、その製造方法及びその絶縁皮膜を用いた半導体装置

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JP2002043308A
JP2002043308A JP2000224734A JP2000224734A JP2002043308A JP 2002043308 A JP2002043308 A JP 2002043308A JP 2000224734 A JP2000224734 A JP 2000224734A JP 2000224734 A JP2000224734 A JP 2000224734A JP 2002043308 A JP2002043308 A JP 2002043308A
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semiconductor device
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浩一 阿部
Reiko Takayasu
礼子 高安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着性、低比誘電率等に優れた絶縁被膜、機
械特性、接着性、低比誘電率等に優れた絶縁皮膜を作業
性、生産性よく製造できる絶縁皮膜の製造方法及び信号
遅延が少なく高品位で高信頼性の半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 表面の臨界表面張力が29×10-3N/m
以上で、10KHzで測定した比誘電率が2.6以下であ
る絶縁皮膜、有機基を有するポリシロキサンを含んでな
る組成物を基材上に塗布、乾燥することを特徴とする前
記絶縁皮膜の製造方法及び前記絶縁皮膜を多層配線の層
間絶縁皮膜として用いた半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁皮膜、その製
造方法及びその絶縁皮膜を用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化による配線の微細化に
ともない、配線間容量の増大による信号遅延時間の増大
が問題となっており、電子部品の絶縁材料は、耐熱性、
機械特性等の他、低比誘電率と接着性が求められてい
る。
【0003】一般に配線の信号の伝搬速度(v)と、配
線材料が接する絶縁材料の比誘電率(ε)とは、v=k
/√ε(kは定数)で示される関係があり、信号の伝搬
速度を高速化するためには使用する周波数領域を高く
し、また、そのときの絶縁材料の比誘電率を低くする必
要があるからである。従来から、比誘電率4.2程度の
CVD法によるSiO2膜が層間絶縁材料として用いら
れてきたが、デバイスの配線間容量を低減し、LSIの
動作速度を向上するため、より低誘電率な材料が求めら
れている。
【0004】現在実用化されている低誘電率材料として
は、比誘電率3.5程度のSiOF膜(CVD法)があ
げられる。比誘電率2.5〜3.0の絶縁材料として
は、有機SOG(Spin On Glass)、有機ポリマー等
が、さらに比誘電率2.5以下の絶縁材料としては膜中
に空隙を有するポーラス材が有力と考えられており、L
SIの層間絶縁皮膜に適用するための検討が盛んに行わ
れている。
【0005】また、LSIの層間絶縁皮膜に適用する低
誘電率材料の要求される特性としては、耐熱性、高接着
性の特性があげられる。微細化したLSIの多層配線工
程においては、グローバル平坦化のため、CMP(Chem
ical Mechanical Polishing)が必須であり、接着性は
特に重要な特性となる。比誘電率3.0以下の低誘電率
材料として有力と考えられている有機SOG、有機ポリ
マー及びポーラス材等は、従来のCVDで形成したSi
2膜や、SiOF膜よりも誘電率は低いが、上層膜に
対する接着性が低いために、CMP工程において絶縁皮
膜と上層膜の間で剥離することが問題となってきてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、接着性、低比誘電率等に優れた絶縁被膜を提供する
ものである。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果を奏し、より接着性及び低比誘電率に優れた絶
縁被膜を提供するものである。請求項3記載の発明は、
請求項1又は2記載の発明の効果を奏し、さらに機械特
性に優れた絶縁被膜を提供するものである。
【0007】請求項4記載の発明は、機械特性、接着
性、低比誘電率等に優れた絶縁皮膜を作業性、生産性よ
く製造できる絶縁皮膜の製造方法を提供するものであ
る。請求項5記載の発明は、信号遅延が少なく高品位で
高信頼性の半導体装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面の臨界表
面張力が29×10-3N/m以上で、10KHzで測定した比
誘電率が2.6以下である絶縁皮膜に関する。また、本
発明は、表面の臨界表面張力が31×10-3〜60×1
-3N/mである前記の絶縁皮膜に関する。また、本発明
は、絶縁皮膜が、有機基を有するポリシロキサンを含ん
でなる前記の絶縁皮膜に関する。
【0009】また、本発明は、有機基を有するポリシロ
キサンを含んでなる組成物を基材上に塗布、乾燥するこ
とを特徴とする前記の絶縁皮膜の製造方法に関する。ま
た、本発明は、前記の絶縁皮膜を多層配線の層間絶縁皮
膜として用いた半導体装置に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において臨界表面張力と
は、数種類の異なった表面張力を持つ液体を固体表面上
に滴下し、液滴の接触角(θ)を測定し、液体の表面張
力(横軸)とcosθ値(縦軸)をプロットしたのち、
表面張力とcosθ値から直線の式を求め、この直線をcos
θ=1(θ=0)へ外挿したときの表面張力値である。
【0011】臨界表面張力は、固体表面のぬれ特性を示
す尺度であり、固体表面が完全にぬれるときの特性値で
あると定義される。臨界表面張力が大きい固体表面は多
くの液体にぬれやすく、小さい固体表面では多くの液体
にぬれにくいことをあらわすとされている(「接着ハン
ドブック」日本接着協会編、第2版、P20-P49)。
【0012】ここで、接触角は、市販の接触角測定機と
呼ばれる装置で容易に測定することができる。また、臨
界表面張力は、液体の表面張力とcosθ値をプロット
し、最小二乗法によって直線の傾きと切片を求めたの
ち、cosθ=1となるよう下記の式から算出することが
できる。
【0013】
【数1】X=(Y−b)/a[dyn/cm=10-3N/m] Y:cosθ=1 X:表面張力値[dyn/cm] a:直線の傾き b:直線の切片
【0014】また、数種類の異なった表面張力を持つ液
体としては、水、グリセリン、ホルムアミド、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、イソプロピルアル
コール等の水素結合液体、n−へキサン、n−デカン等
の炭化水素液体などを使用することができる。
【0015】本発明における絶縁皮膜の臨界表面張力
は、CMP工程において絶縁皮膜とその上に形成された
膜との良好な接着性を発現する点から、29×10-3N/
m以上であることが必要で、31×10-3〜60×10
-3N/mであることが好ましく、33×10-3〜50×1
-3N/mであることがより好ましい。臨界表面張力の値
が29×10-3N/m未満では接着効果が不充分となり、
60×10-3N/mを超えると誘電率の上昇、脱離ガス成
分の増加等、膜物性が低下する傾向がある。
【0016】本発明における絶縁皮膜の比誘電率は、信
号遅延を少なくし、高密度化を可能とする点から、2.
6以下であることが必要である。
【0017】本発明の絶縁皮膜としては、例えば、有機
SOG、有機ポリマーを低密度化したポーラス材料が好
ましく、機械強度という点から、有機基を有するポリシ
ロキサンを骨格とする有機SOGがより好ましい。
【0018】有機基を有するポリシロキサンを含んでな
る絶縁皮膜は、アルコキシシランを部分加水分解縮合さ
せて得られる組成物を用いて形成しうる。
【0019】そのような組成物は、アルコキシシラン類
を、必要により用いる有機溶媒及び触媒の存在下に水を
添加して加水分解縮合反応させる公知の方法によって合
成でき、例えば、アルコキシシラン類としては、テトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポ
キシシラン等のテトラアルコキシシラン類、メチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルト
リプロポキシシラン、フェニルトリメトキシシラン等の
モノアルキルトリアルコキシシラン類、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のモノアルケ
ニルトリアルコキシシラン類、トリフルオロメチルトリ
メトキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシ
ラン、ペンタフルオロブチルトリメトキシシラン、ノナ
フルオロヘキシルトリメトキシシラン、トリデカフルオ
ロオクチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデ
シルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルメ
チルジメトキシシラン、ヘプタデカフルオロウンデシル
トリメトキシシラン、(4−ペルフルオロブチルフェニ
ル)トリメトキシシラン、(4−ペルフルオロヘキシル
フェニル)トリメトキシシラン、(4−ペルフルオロオ
クチルフェニル)トリメトキシシラン等の含フッ素アル
コキシシラン類、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラ
ン等のエポキシシラン類、γ−アミノプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン等の脂肪族アミノシラン類、アミノフェニルトリメト
キシシラン、アミノフェニルトリエトキシシラン、N−
フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等の
含芳香環アミノシラン類、ビス(トリメトキシシリル)
メタン、ビス(トリメトキシシリル)エタン、ビス(ト
リエトキシシリル)エタン、ビス(トリメトキシシリ
ル)へキサン等のビス(トリアルコキシシリル)アルカ
ン類などが挙げられる。これらは、単独で又は2種類以
上を組み合わせて使用される。
【0020】その中でも、接着性等の点から、テトラア
ルコキシシラン類、モノアルキルトリアルコキシシラン
類、モノアルケニルトリアルコキシシラン類、ビス(ト
リアルコキシシリル)ベンゼン類及びビス(ヒドロキシ
ジアルキルシリル)ベンゼン類が好ましく、ビス(トリ
アルコキシシリル)ベンゼン類が特に好ましい。
【0021】なお、加水分解縮合反応の際、必要に応じ
て加熱を行ってもよい。上記触媒としては塩酸、硝酸、
硫酸等の無機酸、ギ酸、シュウ酸、酢酸、マレイン酸等
の有機酸などが使用できる。
【0022】加水分解縮合により得られる生成物のポリ
シロキサン(シロキサンオリゴマー又はシロキサンポリ
マー)の分子量は、後述する熱分解性ポリマーとの相溶
性、溶剤への溶解性、機械特性、成形性等の点から、重
量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)により測定し、標準ポリスチレンの検量線
を使用して換算した値、以下同様)が、500〜20,
000であることが好ましく、1,000〜10,00
0であることがより好ましい。また、合成された組成物
は、必要に応じて系内に存在する水を蒸留などにより除
去し、さらに触媒をイオン交換樹脂などで除去してもよ
い。
【0023】上記有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコ
ール系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル等の酢酸エステル系溶媒、エチレングリコー
ルモノメチルアセテート、エチレングリコールジアセテ
ート等のグリコールアセテート系溶媒、N−メチル−2
ピロリドン等のアミド系溶媒、グリコールエーテル系溶
媒、γ−ブチロラクトン等のラクトン系溶媒が挙げら
れ、これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて使
用される。
【0024】また、上記のようにして得られたシロキサ
ンオリゴマー又はシロキサンポリマーを含有する組成物
に、形成した絶縁皮膜を低誘電率化低密度化、低誘電率
化するために、熱分解性のポリマー等を添加することが
できる。熱分解性のポリマーとしては、例えば、ポリメ
チルメタクリレート、ポリメチルメタクリレート共重合
体等が挙げられる。
【0025】本発明の絶縁皮膜は、上記のようにして得
られたシロキサンオリゴマー又はシロキサンポリマーを
含有する組成物を、浸漬法、スプレー法、スクリーン印
刷法、回転塗布法等によってシリコンウエハー、金属基
板、セラミック基板等の基材上に塗布し、60〜600
℃、10秒〜2時間程度、空気中あるいはチッ素等の不
活性ガス中で加熱乾燥して、有機溶媒を除去することに
より製造することができる。この絶縁皮膜の膜厚には特
に制限はないが、クラック耐性等の点から、0.01〜
10μmであることが好ましく、0.05〜5μmであ
ることがより好ましく、0.1〜3μmであることが特
に好ましい。
【0026】絶縁皮膜は、半導体装置、マルチチップモ
ジュール多層配線板等の電子部品における絶縁被膜とし
て好適であり、半導体装置においては、表面保護膜、バ
ッファーコート膜、層間絶縁被膜等として使用すること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0028】実施例1 500mlの三つ口フラスコに撹拌棒、冷却管及び温度計
をセットした後、フェニルトリメトキシシラン19.8
g(0.1モル)、メチルトリメトキシシラン13.6
g(0.1モル)及び有機溶媒のγ−ブチロラクトンを
混合し、攪拌を行いながら水で希釈した酢酸を滴下し、
反応を行った(この時の室温は23℃で、フラスコの温
度制御は行わなかった)。添加した水の量は、用いたア
ルコキシシランのアルコキシ基と等モルとした。不揮発
分濃度は、必要な膜厚が得られうよう20〜30重量%
の範囲で調整した。水と触媒の滴下終了後、6時間攪拌
を行った後、密閉容器に移して23℃で2日間放置して
ポリシロキサン溶液を得た(シロキサンオリゴマーの重
量平均分子量は1,500であった)。その後は冷凍庫
(−18℃)で保管を行った。
【0029】次に、ポリメチルメタクリレートのγ−ブ
チロラクトン溶液(濃度10重量%)をポリシロキサン
溶液と8:2(ポリメチルメタクリレート:ポリシロキ
サンの不揮発分の重量比率)で混合した後、フィルタ濾
過し塗布液を得、この塗布液をシリコンウエハ上に滴下
してスピンコートした。ついで、ホットプレートを用い
て、150℃で30秒、さらに250℃で30秒加熱
し、0.5μmの塗膜を形成した後、チッ素雰囲気中、
400℃で0.5時間べークして絶縁皮膜を形成した。
【0030】次に、この絶縁皮膜の臨界表面張力を求め
た。臨界表面張力は、絶縁皮膜上に、水、グリセリン、
ホルムアミド、エチレングリコール及びプロピレングリ
コールの液滴をのせてそれぞれの接触角を測定し、cos
θを計算したのち、液体の表面張力とcosθをプロット
した最小二乗法のよる直線の式からcosθ=1に外挿し
て求めた。
【0031】また、この皮膜の10KHzでの比誘電率を
求めた。比誘電率は、直径2mmのAl電極を膜上に形成
し、Al電極とシリコンウエハーで形成されるキャパシ
ターの容量を測定し、膜厚とAl電極の面積から計算し
た。容量測定はインピーダンスアナライザを用いて行っ
た。また、膜厚は、エリプソメトリーを用いて測定し
た。
【0032】また、上記絶縁皮膜上にプラズマ雰囲気下
でSiO2膜を形成し、碁盤目テープ剥離試験(JIS
K5400に準拠)によって絶縁皮膜と上層のSiO
2膜との間の接着性を評価した。これらの結果を表1に
示した。
【0033】実施例2 フェニルトリメトキシシラン19.8g(0.1モ
ル)、メチルトリメトキシシラン13.6g(0.1モ
ル)を1.4−ビス(トリメトキシシリル)ベンゼン2
2.2g(0.1モル)に変更した以外は実施例1と同
様に合成してポリシロキサン溶液を得た(シロキサンオ
リゴマーの重量平均分子量は1,500であった)。そ
の後は冷凍庫(−18℃)で保管を行った。
【0034】次に、実施例1と同様にして0.5μmの
塗膜を形成した後、チッ素雰囲気中、400℃で0.5
時間べークして絶縁皮膜を形成し、各測定を行い結果を
表1に示した。
【0035】比較例1 市販のメチルラダータイプのポリシロキサン(重量平均
分子量は8,000程度)を用い、不揮発分濃度20重
量%のトルエン溶媒の組成物溶液を作製した。この溶液
をフィルタ濾過し、シリコンウエハ上に滴下してスピン
コートした。ついで、ホットプレートを用いて、150
℃で30秒、さらに250℃で30秒加熱し、0.5μ
mの塗膜を形成した後、チッ素雰囲気中、400℃で
0.5時間べークして絶縁皮膜を形成した。次に、実施
例1と同様にして各測定を行い結果を表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】〔碁盤目テープ試験評価基準〕 ◎全て剥離なし ○碁盤目100個のうち剥離個数は10個以内 △碁盤目100個のうち剥離個数は10個〜49個以内 ×碁盤目100個のうち剥離個数が50個以上
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の絶縁被膜は、接着性、低
比誘電率等に優れたものである。請求項2記載の絶縁被
膜は、請求項1記載の絶縁被膜の効果を奏し、より接着
性及び低比誘電率に優れたものである。請求項3記載の
絶縁被膜は、請求項1又は2記載の絶縁被膜の効果を奏
し、さらに機械特性に優れたものである。
【0039】請求項4記載の絶縁皮膜の製造方法は、機
械特性、接着性、低比誘電率等に優れた絶縁皮膜を作業
性、生産性よく製造できるものである。請求項5記載の
半導体装置は、信号遅延が少なく高品位で高信頼性のも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K022 AA05 BA15 BA20 BA33 DA06 DB24 EA01 5F058 AA08 AA10 AC03 AD05 AF04 AG01 AH02 5G305 AA07 AA11 AB10 AB15 AB34 AB36 BA09 CA26 CD12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の臨界表面張力が29×10-3N/m
    以上で、10KHzで測定した比誘電率が2.6以下であ
    る絶縁皮膜。
  2. 【請求項2】 表面の臨界表面張力が31×10-3〜6
    0×10-3N/mである請求項1記載の絶縁皮膜。
  3. 【請求項3】 絶縁皮膜が、有機基を有するポリシロキ
    サンを含んでなる請求項1又は2記載の絶縁皮膜。
  4. 【請求項4】 有機基を有するポリシロキサンを含んで
    なる組成物を基材上に塗布、乾燥することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の絶縁皮膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の絶縁皮膜を多
    層配線の層間絶縁皮膜として用いた半導体装置。
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