JP2002043017A - 端子挿入装置 - Google Patents

端子挿入装置

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JP2002043017A JP2000231312A JP2000231312A JP2002043017A JP 2002043017 A JP2002043017 A JP 2002043017A JP 2000231312 A JP2000231312 A JP 2000231312A JP 2000231312 A JP2000231312 A JP 2000231312A JP 2002043017 A JP2002043017 A JP 2002043017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を抑制して低コストな端子挿入装置
を提供する。 【解決手段】 端子挿入装置1は端子挿入ユニット6を
備えている。端子挿入ユニット6は駆動シリンダとカム
部材24と移送部材25と位置決め部材26と端子送り
出し部22を備えている。カム部材24は駆動シリンダ
のロッドと接続している。移送部材25は一端部25a
がカム部材24と当接し他端部25bに切断刃50を設
けている。移送部材25は昇降自在となっている。位置
決め部材26は一端部51aがカム部材24と当接し他
端部51bに位置決め歯53を設けている。位置決め部
材26は昇降自在となっている。端子送り出し部22は
圧接端子200を切断刃50上に送り出す。カム部材2
4は駆動シリンダの駆動によって移送部材25と位置決
め部材26とを連動させて昇降させるとともに端子送り
出し部22に圧接端子200を送り出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、コネク
タハウジングに端子を挿入する端子挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車などに配索される
ワイヤハーネスを構成するためにコネクタハウジングの
端子収容溝内に端子としての圧接端子を挿入してきた。
この際、従来から種々の端子挿入装置が用いられてき
た。これらの端子挿入装置は、一般に、コネクタハウジ
ングを所望の位置に位置決めしているとともに、圧接端
子が複数連鎖状に連結された連鎖体として供給されてい
る。
【0003】そして、前述した端子挿入装置は、前記連
鎖体のうち例えば一つの圧接端子が所定の位置に位置す
るように前記連鎖体を間欠的に送り出す。送り出された
連鎖体から例えば前記一つの圧接端子を切り離す。この
切り離した圧接端子を前記コネクタハウジングの端子収
容溝に相対する挿入位置まで移送する。前記端子収容溝
に相対した圧接端子を前記端子収容溝内に挿入する。従
来から用いられてきた端子挿入装置は、コネクタハウジ
ングの全ての端子収容溝内に圧接端子を挿入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の端子挿
入装置は、前記圧接端子を間欠的に送り出す駆動機構
と、前記連鎖体から前記一つの圧接端子を切り離すため
の駆動機構と、この切り離した圧接端子を前記挿入位置
まで移送するための駆動機構と、を設ける必要があっ
た。このため、前述した駆動機構毎にエアシリンダやサ
ーボモータなどの駆動源を設ける必要があった。このた
め、部品点数が増加して挿入装置自体のコストが高騰す
る傾向となっていた。
【0005】したがって、本発明の目的は、部品点数を
抑制してコストの高騰を抑制できる端子挿入装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の端子挿入装
置は、コネクタハウジングの端子収容溝内に端子を挿入
する端子挿入装置において、前記端子は互いに並設され
た複数の端子とこれらの端子を相互に連結する連結部と
を備えた連鎖体として供給されているとともに、一つの
駆動源と、前記連鎖体から一つの端子を切り離す切断手
段と、前記連鎖体を一つの端子ずつ前記切断手段に向か
って間欠的に送り出す端子送り出し手段と、前記切断手
段によって前記連鎖体から切り離された一つの端子を前
記コネクタハウジングの端子収容溝と相対する挿入位置
に向かって移送する移送手段と、前記駆動源の駆動力に
よって、前記端子送り出し手段が一つの端子を前記切断
手段に向かって送り出す動作と、前記移送手段が切り離
される一つの端子を前記挿入位置に向かって移送する動
作と、前記切断手段が前記一つの端子を前記連鎖体から
切り離す動作と、を連動させる連動手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の本発明の端子挿入装置
は、請求項1記載の端子挿入装置において、前記移送手
段が前記駆動源から接離自在に設けられ、前記駆動源か
ら離れた端部に前記一つの端子を載置可能な前記切断手
段を設けており、前記連動手段は、前記移送手段の前記
駆動源寄りの端部と当接し、かつ前記駆動源の駆動に連
動して前記移送手段を前記駆動源から接離させるととも
に移送手段が駆動源から離れると切断手段に前記一つの
端子を連鎖体から切り離させる第1カム面を備えたこと
を特徴としている。
【0008】請求項3に記載の本発明の端子挿入装置
は、請求項2記載の端子挿入装置において、前記駆動源
から接離自在に設けられ、前記切断刃に載置された前記
一つの端子を前記切断刃とともに挟んで位置決め可能で
あるとともに前記移送手段が前記駆動源から離れる際に
は連動して前記駆動源から離れる位置決め手段を備えて
おり、前記連動手段は、前記位置決め手段の前記駆動源
寄りの端部と当接し、かつ前記駆動源の駆動に連動して
前記位置決め手段を前記駆動源から接離させるととも
に、端子送り出し手段が前記切断刃上に前記一つの端子
を送り出す際には前記位置決め手段を前記駆動源から離
させる第2カム面を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の本発明の端子挿入装置に
は、請求項3に記載の端子挿入装置において、前記位置
決め手段が前記駆動源から離れかつ前記移送手段が前記
駆動源に近づいて前記切断刃が前記連鎖体の送り出し方
向と面一の状態となった状態で、前記駆動源の駆動に連
動して前記送り出しユニットが前記連鎖体の一つの端子
を前記切断刃上に送り出した後、前記駆動源の更なる駆
動に連動して前記位置決め手段が前記第2カム面に当接
して前記駆動源に近づく方向に移動して該位置決め手段
が前記切断刃との間に前記一つの端子を挟み込むととも
に、前記駆動源の更なる駆動に連動して前記第1カム面
が前記移送手段に当接して該移送手段が前記駆動源から
徐々に離れて前記一つの端子を前記連鎖体から切り離し
た後、前記位置決め手段と前記切断刃との間に挟み込ん
だ一つの端子を前記挿入位置に向かって移送することを
特徴としている。
【0010】請求項5に記載の本発明の端子挿入装置に
は、請求項4に記載の端子挿入装置において、前記第1
カム面と前記第2カム面とは、水平方向に対し、前記移
送手段の接離方向に向かって、互いに逆向きに傾斜して
いることを特徴としている。
【0011】請求項6に記載の本発明の端子挿入装置に
は、請求項1ないし請求項5のうちいずれ一項に記載の
端子挿入装置において、前記コネクタハウジングをそれ
ぞれ装着可能な複数の保持治具と、前記保持治具を並設
した支持部と、を備えた竿を備えているとともに、前記
竿と、前記移送手段と、を前記保持治具を並設させた方
向に沿って相対的に移動自在に設けたことを特徴として
いる。
【0012】請求項1に記載した本発明の端子挿入装置
によれば、連動手段が、一つの駆動源の駆動力によっ
て、端子送り出し手段と切断手段と移送手段とを連動さ
せる。このため、端子送り出し手段と切断手段と移送手
段とをそれぞれ駆動させるために、互いに別体の駆動源
などを設ける必要が生じない。
【0013】請求項2に記載した本発明の端子挿入装置
によれば、切断手段が駆動源から離れた端部に設けられ
ているため、第1カム面が駆動源の駆動に連動して移送
手段を駆動源から接離させると、切断手段上に載置され
た一つの端子を連鎖体から切り離すことができる。
【0014】請求項3に記載した本発明の端子挿入装置
によれば、位置決め手段が、切断刃上に配された一つの
端子を移送手段とともに挟み込んで位置決めする。この
ため、切断手段が連鎖体から前記一つの端子を確実に切
り離すことができる。また、位置決め手段が、移送手段
が駆動源から離れる際に連動して離れる。このため、位
置決め手段が、移送手段の移送動作を妨げることがな
い。このように、連動手段は、一つの駆動源の駆動力に
よって、移送手段と位置決め手段とを確実に連動させる
ことができる。
【0015】さらに、端子送り出し手段が一つの端子を
移送手段に送り出そうとする際に、第2カム面が駆動源
の駆動に連動して位置決め手段を駆動源から離す。この
ため、端子送り出し手段が確実に一つの端子を移送手段
の切断刃上に載置できる。このように、連動手段は、一
つの駆動源の駆動力によって、端子送り出し手段と、位
置決め手段とを確実に連動させることができる。
【0016】請求項4に記載した本発明の端子挿入装置
によれば、駆動源の駆動に連動して、端子送り出し手段
が連鎖体の一つの端子を移送手段の切断刃上に載置す
る。その後、駆動源の駆動に連動して、第2カム面によ
って位置決め手段が駆動源に近づいて切断刃上に載置さ
れた一つの端子を位置決めする。
【0017】そして、さらなる駆動源の駆動に連動し
て、第1カム面によって移送手段が位置決め手段ととも
に位置決めした一つの端子を挿入位置に向かって移送す
る。なお、この挿入位置に向かった移送の際に一つの端
子を連鎖体から切り離す。このように、連動手段は、一
つの駆動源によって、端子送り出し手段と、位置決め手
段と、移送手段と、切断手段と、を確実に連動させるこ
とができる。
【0018】請求項5に記載した本発明の端子挿入装置
によれば、第1カム面と第2カム面とが互いに逆向きに
傾斜しているので、連動手段が、端子送り出し手段と位
置決め手段と移送手段と切断手段とをより確実に連動さ
せることができる。
【0019】請求項6に記載した本発明の端子挿入装置
によれば、コネクタハウジングを保持可能な保持治具を
複数並設した竿と、移送手段と、が前記並設方向に沿っ
て相対的に移動自在である。このため、端子を端子収容
溝内に挿入する際に、竿と移送手段とを前記並設方向に
沿って相対的に移動させることによって、全ての端子収
容溝に端子を挿入することなく、端子を収容する必要の
ある端子収容溝のみに端子を挿入することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1などに示す本発明の一
実施形態にかかる端子挿入装置は、図29などに示す端
子としての圧接端子200を、図28などに示すコネク
タハウジング201の端子収容溝202内に挿入する装
置である。圧接端子200は、導電性を有する板金など
が折り曲げられるなどして形成されている。圧接端子2
00は、電気接触部203と、電線接続部204と、を
備えている。
【0021】電気接触部203は、断面形状が矩形状の
筒状の筒部205と、図示しない雄端子と接続するため
の弾性接触片206と、コネクタハウジング201に係
合するためのランス207と、を備えている。弾性接触
片206は、筒部205内に設けられ、筒部205内に
侵入した雄端子を筒部205の内面に向かって付勢し
て、前記雄端子が筒部205から抜けでないようにす
る。
【0022】ランス207は、帯状に形成されかつ筒部
205の外面側に設けられている。ランス207は、一
端部が筒部205と連なっているとともに他端部が筒部
205から接離するように弾性変形自在となっている。
ランス207は、コネクタハウジング201に係合し
て、圧接端子200が端子収容溝202内から抜け出る
ことを防止する。
【0023】電線接続部204は、電線210が載置さ
れる図示しない載置壁と、互いに相対する三対の圧入刃
211a,211bと、互いに相対する一対のかしめ片
212a,212bと、を備えている。載置壁は、表面
が略平坦な帯板状に形成されている。三対の圧入刃21
1a,211bは、それぞれ、載置壁に対し立設してい
る。
【0024】三対の圧入刃211a,211bは、それ
ぞれ、載置壁に載置される電線210(図28に示す)
に向かって突出している。三対の圧入刃211a,21
1bは、それぞれの間に電線210を圧入することによ
り、電線210の被覆部を切り込んで芯線と接触する。
三対の圧入刃211a,211bは、前記電線210と
の間の電気的な接続を確保する。即ち、電線210と圧
接する。
【0025】一対のかしめ片212a,212bは、そ
れぞれ、載置壁に対し立設している。かしめ片212
a,212bは、載置壁に向かって折り曲げられること
により、載置壁上に載置された電線210を保持する。
【0026】コネクタハウジング201は、絶縁性の合
成樹脂からなる。コネクタハウジング201は、図28
に示すように、端子収容部213と、この端子収容部2
13とヒンジを介して連結されたカバー214と、を備
えている。端子収容部213は、略矩形状のプレート部
215と、複数の端子収容溝202と、プレート部21
5と間隔を存して相対する天井壁216と、を備えてい
る。プレート部215は、端子収容溝202内に挿入さ
れた圧接端子200が抜け出ることを防止する図示しな
いロック溝やロックアームを備えている。
【0027】端子収容溝202は、それぞれプレート部
215の表面から凹に形成されかつ互いに並設されてい
る。端子収容溝202は、それぞれ、略直線状に延在し
ており長手方向に沿って圧接端子200が挿入される。
【0028】天井壁216は、平面形状が略矩形状に形
成されており、端子収容溝202内に収容した圧接端子
200の電線接続部204を露出させかつ電気接触部2
03を覆うように配されている。また、プレート部21
5の天井壁216から離れた縁部には、外方向に向かっ
て突出した係合突起217が設けられている。
【0029】カバー214は、端子収容部213の複数
の端子収容溝202に合致する電線保持用の複数の突条
218を備えている。カバー214は、係合突起217
に係合可能なカバーロックアーム219を備えている。
カバー214は、前記天井壁216の縁部に設けられた
図示しないヒンジによって、端子収容部213に対し回
動自在となっている。
【0030】さらに、前述したコネクタハウジング20
1は、組み立て前の状態では、端子収容部213とカバ
ー214の端子収容溝202と突条218とが、互いに
同じ向きに開口部が位置した状態で、図示しないバンド
によって連結されている。即ち、端子収容部213に対
しカバー214が裏返った状態でバンドによって互いに
連結されている。
【0031】そして、組み立てられる際には、まず、端
子収容溝202の長手方向に沿って、圧接端子200が
挿入される。ランス207がコネクタハウジング201
に係合するなどして、圧接端子200が端子収容溝20
2内に収容された状態で、コネクタハウジング201に
固定される。電線210が圧入刃211a,211b間
に圧入されるとともに、かしめ片212a,212bが
折り曲げられるなどして、電線210が圧接端子200
に固定される。
【0032】その後、バンドが除去され、カバー214
がヒンジを中心として図中の矢印Kに沿って回動され
る。カバーロックアーム219が係合突起217に係合
して、端子収容溝202と突条218とが互いに合致し
た状態で、端子収容部213とカバー214とが互いに
固定される。なお、圧接端子200とコネクタハウジン
グ201とで、コネクタ240を構成している。
【0033】次に、前記端子収容溝202内に圧接端子
200を挿入する本発明の一実施形態にかかる端子挿入
装置1を、図1ないし図27を参照して説明する。端子
挿入装置1は、コネクタハウジング201を竿220
(図2などに示す)に保持した状態で、端子収容溝20
2内に圧接端子200を挿入する。
【0034】竿220は、コネクタハウジング201を
保持可能な保持治具221と、支持部としての支持台2
22と、を備えている。保持治具221は、複数設けら
れている。複数の保持治具221は、保持するコネクタ
ハウジング201の端子収容溝202が並設する方向に
沿って、互いに並設されている。
【0035】支持台222は、並設された保持治具22
1を、それぞれ支持している。支持台222は、長手方
向が保持治具221が並設される方向に沿った帯板状に
形成されている。前述した構成の竿220は、端子挿入
装置1に、少なくとも二つ用いられている。
【0036】端子挿入装置1は、図1ないし図4に示す
ように、工場のフロア上などに設置される装置本体2
と、端子供給ユニット3と、竿入れ替えユニット4と、
搬送ユニット5と、端子挿入ユニット6と、挿入確認ユ
ニット7と、表示・入力手段としての操作パネル8と、
制御手段としての制御装置9と、を備えている。
【0037】装置本体2は、テーブル状に形成されてい
る。端子供給ユニット3は、前記圧接端子200を、連
鎖体230として供給する。この連鎖体230は、図6
に示すように、互いに幅方向に沿って並設された複数の
圧接端子200と、これらの圧接端子200を互いに連
結する連結部231と、連結部231を貫通した貫通孔
232と、を備えている。
【0038】貫通孔232は、圧接端子200が並設方
向に沿って並設される圧接端子200と同ピッチで略等
間隔に複数配されている。図示例では、貫通孔232
は、連結部231と圧接端子200との連結箇所に配さ
れている。
【0039】端子供給ユニット3は、連鎖体230を巻
きかつ装置本体2に回動自在に設けられたリール14を
備えている。端子供給ユニット3は、リール14に巻か
れた連鎖体230を、端子挿入ユニット6に向かって供
給する。なお、図示例では、端子供給ユニット3は、二
つ設けられており、リール14には互いに別の品番の圧
接端子200などからなる連鎖体230が巻かれてい
る。
【0040】竿入れ替えユニット4は、図10ないし図
17に示すように、載置台10と、昇降台11と、積み
替えシリンダ12と、コネクタシュータ13と、を備え
ている。載置台10は、装置本体2の長手方向に沿った
一端部でかつ、装置本体2の幅方向に沿った一方の縁部
に設けられている。
【0041】載置台10上には、竿220が載置され
る。載置台10は、前記装置本体2の幅方向に沿った一
方の縁部から接離するように、装置本体2の奥方に向か
ってスライド移動自在に設けられている。載置台10
は、スライド移動することによって、搬送ユニット5に
接離する。
【0042】載置台10は、竿220を位置決めするた
めの位置決め手段と、保持治具221に保持されたコネ
クタハウジング201を保持治具221から外すための
リリースシリンダ10a(図16などに示す)を備えて
いる。
【0043】リリースシリンダ10aは、そのロッドが
伸長すると、保持治具221に保持されたコネクタハウ
ジング201を端部を押圧する。リリースシリンダ10
aのロッドが端部を押圧すると、コネクタハウジング2
01が保持治具221から主に前述した端部が浮き上が
る。リリースシリンダ10aは、前記コネクタハウジン
グ201の端部を保持治具221から浮き上がらせるな
どして、作業員がコネクタハウジング201を保持治具
221から取り外しやすくしている。
【0044】位置決め手段は、保持治具221に保持さ
れたコネクタハウジング201の所望の端子収容溝20
2内に圧接端子200が挿入された状態の竿220を位
置決めするために用いられる。
【0045】昇降台11は、載置台10と並設してい
る。昇降台11は、載置台10より装置本体2の幅方向
に沿った一方の縁部から離れて搬送ユニット5の近傍に
配されている。昇降台11上には、竿220が載置され
る。昇降台11は、載置台10と略面一の状態と載置台
10より低い状態とに亘って、装置本体2の表面から昇
降自在に設けられている。
【0046】積み替えシリンダ12は、従来から周知の
エアシリンダであり、シリンダ本体12aと、このシリ
ンダ本体12aから伸縮自在なロッド12bと、を備え
ている。シリンダ本体12aは、装置本体2に固定され
ている。ロッド12bは、シリンダ本体12aから伸縮
することによって、シリンダ本体12aから離れた端部
が、昇降台11及び載置台10に接離する。
【0047】積み替えシリンダ12は、ロッド12bが
伸長することによって、搬送ユニット5上に配された竿
220を、昇降台11上に押し出す。積み替えシリンダ
12は、ロッド12bが縮小することによって、搬送ユ
ニット5に近づいた状態の載置台10上に配された竿2
20を搬送ユニット5上に向かって移動する。
【0048】コネクタシュータ13は、載置台10の近
傍に配されかつ装置本体2に取り付けられている。コネ
クタシュータ13は、複数のハウジング収容箱15を備
えている。コネクタシュータ13は、品番毎に分けて、
これらのハウジング収容箱15内に、所望の端子収容溝
202内に圧接端子200が挿入されたコネクタハウジ
ング201を収容する。ハウジング収容箱15は、図示
例では二つ設けられており、互いに別の品番のコネクタ
ハウジング201を収容する。
【0049】搬送ユニット5は、図10ないし図17な
どに示すように、昇降台11と、積み替えシリンダ12
のシリンダ本体12aとの間に配されている。搬送ユニ
ット5は、図2などに示すように、昇降台11及び載置
台10に並設されている。搬送ユニット5は、従来から
周知のサーボモータ及びボールねじなどを備えている。
搬送ユニット5は、竿220を、昇降台11と積み替え
シリンダ12のシリンダ本体12aとの間から、端子挿
入ユニット6の近傍及び挿入確認ユニット7の近傍の位
置に亘って、搬送する。
【0050】端子挿入ユニット6は、搬送ユニット5の
搬送経路の近傍に配されている。端子挿入ユニット6
は、前記端子供給ユニット3から供給される圧接端子2
00を竿220に保持されたコネクタハウジング201
の端子収容溝202内に挿入する。図示例では、端子挿
入ユニット6は、二つの端子供給ユニット3それぞれに
対応して、二つ設けられている。なお、これらの端子挿
入ユニット6は、構成が略同一であるので、以下一方の
端子挿入ユニット6を代表して説明する。
【0051】端子挿入ユニット6は、図5ないし図7に
示すように、ユニット本体29と、端子送り台21と、
端子送り出し手段としての端子送り出し部22と、駆動
源としての駆動シリンダ23と、連動手段としてのカム
部材24と、移送手段としての移送部材25と、位置決
め手段としての位置決め部材26と、挿入部27と、裁
断部28と、を備えている。
【0052】ユニット本体29は、装置本体2の表面か
ら上方に向かって延在している。ユニット本体29は、
装置本体2に固定されている。ユニット本体29は、搬
送ユニット5の搬送経路の近傍に配されている。
【0053】端子送り台21は、図5に示すように、上
面が略水平方向に沿って平坦に形成された水平部31
と、水平部31の下面側から下方に向かって延在しかつ
互いに並行な一対の下方延在部32と、を備えている。
端子送り台21は、ユニット本体29に固定されてい
る。
【0054】水平部31は、ユニット本体29から搬送
ユニット5の搬送経路に沿って、連鎖体230の供給方
向の上流側に向かって延在している。水平部31は、そ
の上面が搬送ユニット5上を搬送される竿220のコネ
クタハウジング201の端子収容溝202の底面より、
後述する切断刃50の厚み分下方に位置する状態で配さ
れている。水平部31は、その上面に、端子供給ユニッ
ト3から供給される連鎖体230が載置される。
【0055】下方延在部32は、水平部31の連鎖体2
30の端子送り出し部22による送り出し方向に沿った
両端部に設けられている。また、端子送り台21は、略
水平方向に沿って延在したシャフト30を備えている。
シャフト30は、一対の下方延在部31相互間に掛け渡
されている。シャフト30は、水平部31の下方に配さ
れている。
【0056】端子送り出し部22は、連鎖体230を一
つの圧接端子200ずつ間欠的に切断刃50上に向かっ
て送り出すものである。端子送り出し部22は、図5に
示すように、レール33と、スライダ34と、端子送り
爪35と、を備えている。
【0057】レール33は、水平部31の下面に取り付
けられているとともに、その長手方向が、連鎖体230
の送り出し方向に沿って配されている。スライダ34
は、レール33に対し、該レール33の長手方向に沿っ
て移動自在に取り付けられている。スライダ34は、内
側にシャフト30を通る孔を有したスライド支持部材3
6を備えている。端子送り爪35は、スライダ34に取
り付けられており、水平部31上に載置された圧接端子
200を引っかける。
【0058】また、スライド支持部材36と、一方の下
方延在部32との間には、スライダ34即ち端子送り爪
35を連鎖体230の送り出し方向の上流側に向かって
付勢するコイルばね37が設けられている。このコイル
ばね37の内側には、シャフト30が通っている。コイ
ルばね37の初期状態では、スライド支持部材36は、
一対の下方延在部32相互間の略中央に位置している。
【0059】駆動シリンダ23は、図6に示すように、
シリンダ本体23aと、このシリンダ本体23aに対し
伸縮自在なロッド23bと、を備えた従来から周知のエ
アシリンダである。シリンダ本体23aは、装置本体2
の表面上に固定されている。ロッド23bは、搬送ユニ
ット5の竿220の搬送方向に沿って伸縮するように配
されている。
【0060】カム部材24は、略方体状に形成されか
つ、装置本体2の表面上を搬送ユニット5の竿220の
搬送方向に沿って移動自在に設けられている。カム部材
24は、図5及び図6に示すように、ジョイント40を
介してロッド23bのシリンダ本体23aから離れた端
部と連結している。ロッド23bがシリンダ本体23a
に対し伸縮することによって、カム部材24は、装置本
体2の表面上を搬送ユニット5の竿220の搬送方向に
沿って移動する。
【0061】カム部材24は、移送部材当接面41と、
位置決め部材当接面42と、連動アーム43と、を備え
ている。移送部材当接面41と、位置決め部材当接面4
2とは、それぞれカム部材24の移送部材25と位置決
め部材26とに相対する位置に設けられている。
【0062】移送部材当接面41は移送部材25と当接
し、かつ位置決め部材当接面42は位置決め部材26と
当接する。移送部材当接面41と位置決め部材当接面4
2とは、それぞれ搬送ユニット5の竿220の搬送方向
に沿って延在しているとともに、互いに並設している。
なお、図5に示す例では、手前側に移送部材当接面41
に位置し、奥側に位置決め部材当接面42が位置してい
る。
【0063】移送部材当接面41は、上平坦面44と、
第1カム面45と、下平坦面46と、を備えている。上
平坦面44と下平坦面46とは、それぞれ、略水平方向
に沿って平坦に形成されている。上平坦面44は、下平
坦面46より上方に位置している。上平坦面44は、下
平坦面46より連鎖体230の供給方向の下流側に位置
している。第1カム面45は、上平坦面44と下平坦面
46とを互いに連ねているとともに、カム部材24の移
動方向に対し、上平坦面44から下平坦面46に向かう
にしたがって徐々に下方に向かって傾斜している。
【0064】位置決め部材当接面42は、下平坦面47
と、第2カム面48と、上平坦面49と、を備えてい
る。下平坦面47と上平坦面49とは、それぞれ、略水
平方向に沿って平坦に形成されている。上平坦面49
は、下平坦面47より上方に位置している。下平坦面4
7は、上平坦面49より連鎖体230の供給方向の下流
側に位置している。第2カム面44は、下平坦面47と
上平坦面49とを互いに連ねているとともに、カム部材
24の移動方向に対し、下平坦面47から上平坦面49
に向かうにしたがって徐々に上方に向かって傾斜してい
る。
【0065】連動アーム43は、カム部材24の縁部か
ら外方向に向かって延在している連動アーム43のカム
部材24から離れた端部43aは、前記他方の下方延在
部32と、スライド支持部材36との間に位置してい
る。連動アーム43の端部43aは、駆動シリンダ23
のロッド23bが伸長した状態で、前記他方の下方延在
部32の近傍に位置している。ロッド23bが縮小する
と、連動アーム43の端部43aがスライド支持部材3
6と当接する。
【0066】移送部材25は、一方向に沿って延在した
柱状に形成されている。移送部材25は、長手方向が鉛
直方向に沿いかつ該鉛直方向に沿って移動自在にユニッ
ト本体29に支持されている。移送部材25は、駆動シ
リンダ23寄りの一端部25aが移送部材当接面41に
当接しかつ駆動シリンダ23から離れた他端部25bに
切断手段としての切断刃50を取り付けている。
【0067】切断刃50は、移送部材25の他端部25
bに取り付けられると、水平方向に沿って略平坦な平坦
面50aを備えている。この平坦面50a上に、端子送
り出し部22などによって、連鎖体230が載置され
る。なお、この平坦面50aは、本明細書に記した連鎖
体230が載置される端面をなしている。
【0068】移送部材25は、一端部25aが下平坦面
46と接触すると、平坦面50aが、水平部31の表面
即ち端子送り出し部22による連鎖体230の送り出し
経路即ち水平部31の上面と略面一となる。移送部材2
5は、一端部25aが上平坦面44と接触すると、平坦
面50aが搬送ユニット5によって搬送されるコネクタ
ハウジング201の端子収容溝202の底面と略面一と
なる。なお、コネクタハウジング201の端子収容溝2
02の底面は、連鎖体230の送り出し経路より上方に
位置している。
【0069】位置決め部材26は、一方向に沿って延在
した柱状の柱部51と、水平延在部52と、位置決め歯
53と、位置決めピン54と、を備えている。位置決め
部材26の柱部51は、長手方向が鉛直方向に沿いかつ
該鉛直方向に沿って移動自在にユニット本体29に支持
されている。柱部51は、図7に示すように、コイルば
ね57によって、後述する一端部51aがカム部材24
即ち駆動シリンダ23に近づく方向に付勢されている。
【0070】位置決め部材26は、駆動シリンダ23寄
りの柱部51の一端部51aが位置決め部材当接面42
に当接する。水平延在部52は、駆動シリンダ23から
離れた柱部51の他端部51bに連なっている。水平延
在部52は、前記他端部51bから水平方向に沿って連
鎖体230の供給方向の上流側に向かって延在してい
る。
【0071】位置決め歯53は、水平延在部52の連鎖
体230の供給方向の中央部に取り付けられている。位
置決め歯53は、水平延在部52から移送部材25の切
断歯50の平坦面50aに向かって延在したブレード状
に形成されている。位置決め歯53は、平坦面50a寄
りの端部に一対の狭持爪55を備えている。一対の狭持
爪55は、互いの間に圧接端子200を挟み込むことが
可能となっている。一対の狭持片55相互間には、図7
に示すように、挿入部27の後述する挿入ロッド61が
侵入している。
【0072】位置決めピン54は、水平延在部52の柱
部51から離れた端部に取り付けられている。位置決め
ピン54は、水平延在部52から移送部材25の切断歯
50の平坦面50aに向かって延在したピン状に形成さ
れている。位置決めピン54は、連鎖体230の貫通孔
232内に侵入可能となっている。
【0073】位置決め部材26は、一端部51aが下平
坦面47と接触すると、位置決め歯53の狭持爪55相
互間に連鎖体230の一つの圧接端子200を挟む。一
端部51aが下平坦面47と接触すると、位置決めピン
54が、狭持爪55相互間に挟まれた圧接端子200の
隣の圧接端子200の近傍に位置する貫通孔232内に
侵入する。位置決め部材26は、一端部51aが上平坦
面49と接触すると、位置決めピン54が、前記圧接端
子200の近傍に位置する貫通孔232内から抜け出
る。
【0074】また、位置決め部材26は、移送部材25
が上平坦面44と当接すると、該移送部材25ととも
に、カム部材24即ち駆動シリンダ23から離れる。こ
のとき、一端部51aと下平坦面47とは互いに間隔を
存して相対する状態となる。さらに、位置決め部材26
は、柱部51から外方向に向かって突出した突部56を
備えている。
【0075】挿入部27は、挿入シリンダ60と、挿入
ロッド61などを備えている。挿入シリンダ60は、図
9などに示すように、シリンダ本体60aと、このシリ
ンダ本体60aから伸縮自在なロッド60bとを備えた
従来から周知のエアシリンダである。シリンダ本体60
aが、装置本体2に固定されている。
【0076】ロッド60bは、シリンダ本体60aから
図9中の実線で示す位置と二点鎖線で示す位置とに亘っ
て伸縮することによって位置決め部材26即ちユニット
本体29に接離する。また、ロッド60bの伸縮方向
は、端子送り出し部22の連鎖体230の送り出し方向
及び搬送ユニット5の竿220の搬送方向に対し交差し
ている。なお、図示例では、ロッド60bの伸縮方向
と、端子送り出し部22の連鎖体230の送り出し方向
及び搬送ユニット5の竿220の搬送方向とは、互いに
直交している。
【0077】挿入ロッド61は、棒状に形成されかつ挿
入シリンダ60のロッド60bに取り付けられている。
挿入ロッド61は、長手方向がロッド60bの伸縮方向
に沿って状態で配されている。挿入ロッド61は、挿入
シリンダ60のシリンダ本体60aから離れた先端部
が、一対の狭持爪55相互間の侵入している。挿入ロッ
ド61は、ロッド60bのシリンダ本体60aから伸長
すると、電気接触部203の電線接続部204寄りの端
面に接触する。
【0078】裁断部28は、移送部材25及び位置決め
部材26の連鎖体230の送り出し方向の下流側に配さ
れている。裁断部28は、互いの間に連鎖体230の連
結部231を挟んで裁断する複数の刃と、これらの刃を
互いに接離させる駆動源などを備えている。
【0079】裁断部28は、圧接端子200が切り離さ
れた連鎖体230の連結部231を細かく裁断する。ま
た、裁断部28には、上方確認センサ65が取り付けら
れている。上方確認センサ65は、位置決め部材26が
カム部材24から離れる方向に移動すると、突部56が
接触する。上方確認センサ65は、突部56が接触する
と、この接触したことを示す情報を制御装置9に向かっ
て出力する。
【0080】挿入確認ユニット7は、図8に示すよう
に、装置本体2に固定されるアーム部62と、エアシリ
ンダ63と、確認ロッド64などを備えている。アーム
部62は、装置本体2の縁部に固定されているとともに
該縁部から搬送ユニット5の搬送経路の上方に向かって
延在している。
【0081】エアシリンダ63は、シリンダ本体63a
とこのシリンダ本体63aから伸縮自在なロッド63b
とを備えている。シリンダ本体63aは、アーム部62
に固定されている。ロッド63bは、シリンダ本体63
aから離れた端部がシリンダ本体63aからの伸縮によ
って、搬送経路に対し接離する状態で配されている。ロ
ッド63bは、その伸縮方向が、鉛直方向と水平方向と
の双方に対して傾斜している。
【0082】確認ロッド64は、棒状に形成されてい
る。確認ロッド64は、長手方向がロッド63bの伸縮
方向に沿った状態でロッド63bに固定されている。確
認ロッド64は、ロッド63bがシリンダ本体63aか
ら伸長すると、先端部が搬送ユニット5によって搬送さ
れるコネクタハウジング201に取り付けられた圧接端
子200のかしめ片212a,212b相互間の窪み2
08(図29などに示す)内に侵入する。
【0083】また、端子挿入装置1は、図25及び図2
6に示すように、浮き上がり確認センサ66を備えてい
る。浮き上がり確認センサ66は、搬送ユニット5の搬
送経路の近傍に配されかつ装置本体2に固定されてい
る。
【0084】図示例では、浮き上がり確認センサ66
は、挿入確認ユニット7に並設されている。浮き上がり
確認センサ66は、搬送ユニット5によって搬送される
竿220に保持されたコネクタハウジング201の保持
治具221からの浮き上がり量を測定している。
【0085】浮き上がり確認センサ66は、前記浮き上
がり量を測定することによって、保持治具221にコネ
クタハウジング201が確実に保持されているか否かを
確認する。浮き上がり確認センサ66は、コネクタハウ
ジング201の保持状況を示す情報を制御装置9に向か
って出力する。
【0086】制御装置9は、RAM、ROM、CPUな
どを備えたコンピュータであって、端子供給ユニット3
と、竿入れ替えユニット4と、搬送ユニット5と、端子
挿入ユニット6と、挿入確認ユニット7と、操作パネル
8などと接続しており、端子挿入装置1全体の制御を司
る。
【0087】操作パネル8は、装置本体2に取付られて
おり、図1などに示すように、タッチパネル67と複数
の操作スイッチ68とを備えている。タッチパネル67
は、装置1の運転状況などを表示する。タッチパネル6
7は、作業員に端子挿入作業の進捗状況などの各種の情
報を提供する。タッチパネル67は、作業員が、組み立
てるコネクタの個数及び品番などの各種の設定を入力で
きるようになっている。
【0088】操作スイッチ68は、図示例では、三つ設
けられており、それぞれ押圧式のスイッチとなってい
る。一つの操作スイッチ68は、装置1の運転を強制的
に停止するために用いられる。他の一つの操作スイッチ
68は、装置1を起動するために用いられる。
【0089】もう一つの他の操作スイッチ68は、搬送
ユニット5上の組立済みのコネクタ240を保持する竿
220と、載置台10上の端子収容溝202に圧接端子
200が挿入されていないコネクタハウジング201を
保持する竿220と、を入れ替えるために用いられる。
【0090】次に、前述した構成の端子挿入装置1が、
圧接端子200をコネクタハウジング201の端子収容
溝202内に挿入する過程を説明する。まず、作業員
が、図27中のステップS1において、準備作業を行
う。この準備作業では、作業員が操作スイッチ68のう
ち一つを操作して、装置1を起動する。作業員がタッチ
パネル67を操作して、組み立てるコネクタ240の品
番や個数などの運転条件を設定する。
【0091】そして、作業員が、載置台10上に竿22
0を載置し、この載置された竿220の保持治具221
にコネクタハウジング201を取り付ける。そして、搬
送ユニット5上に組立済みのコネクタ240を保持した
竿220が載置されている場合には、作業員が操作スイ
ッチ68内他の一つを押圧して、搬送ユニット5上の竿
220と、載置台10上の竿220と、を入れ替える。
【0092】このとき、まず、図10に示す状態から、
図11に示すように昇降台11が搬送ユニット5と面一
となるまで上昇するとともに、積み替えシリンダ12の
ロッド12bが伸長する。搬送ユニット5上の組立済み
のコネクタ240を保持した竿220(以下竿220a
と呼ぶ)が昇降台11上に移される。
【0093】その後、図12に示すように昇降台11が
降下して、図13に示すように載置台10が搬送ユニッ
ト5に向かってスライド移動する。図14に示すよう
に、積み替えシリンダ12のロッド12bが縮小して、
載置台10上の組立前のコネクタハウジング201を保
持する竿220(以下竿220bと呼ぶ)を搬送ユニッ
ト5上に移す。昇降台11が上昇する。図15に示すよ
うに、昇降台11上の竿220aを作業員が手などを用
いて載置台10上に移す。このように、搬送ユニット5
上の竿220aと、載置台10上の竿220bとを入れ
替える。
【0094】リリースシリンダ10aのロッドが伸長し
て、図16に示すように、組立済みのコネクタ240が
載置台10上の竿220aの保持治具221から浮き上
がる。図17に示すように、作業員が、浮き上がったコ
ネクタ240を保持治具221から取り外してコネクタ
シュータ13内に収容する。
【0095】そして、作業員が、組立前のコネクタハウ
ジング201を載置台10上の竿220aに取り付け
る。なお、搬送ユニット5上に組立済みのコネクタ24
0を保持した竿220aが載置されていない場合には、
作業員が操作スイッチ68を操作すると、載置台10上
の竿220bが積み替えシリンダ12のロッド12bが
伸縮によって、搬送ユニット5上に移される。
【0096】さらに、ステップS1では、端子供給ユニ
ット3のリール14に巻かれた連鎖体230を端子挿入
ユニット6の水平部31上に載置する。連鎖体230の
うち最も先端に位置する圧接端子200の近傍に位置す
る貫通孔232内に位置決めピン54を挿入する。この
ように、連鎖体230を挿入ユニット6に取り付けて、
ステップS2に進む。
【0097】ステップS2では、搬送ユニット5が竿2
20を端子挿入ユニット6に向かって搬送していき、所
望の端子収容溝202内に圧接端子200を挿入する。
このとき、端子収容溝202内に圧接端子200を挿入
する前では、例えば、図25に示すように、所望の端子
収容溝202と、一対の狭持爪55相互間の空間とが互
いに相対している。
【0098】さらに、図18に示すように、移送部材2
5の一端部25aが上平坦面44と当接している。移送
部材25と位置決め部材26との双方が上昇して駆動シ
リンダ23から離れた状態となっている。駆動シリンダ
23のロッド23bが伸長した状態となっている。な
お、図18などに示すように、移送部材25が上昇した
状態で、一対の狭持爪55相互間でかつ切断刃50a上
の空間S(図7などに示す)は、本明細書に記した挿入
位置をなしている。
【0099】駆動シリンダ23のロッド23bが徐々に
縮小していき、移送部材25の一端部25aが第1カム
面45に沿って移動した後下平坦面46と当接する。移
送部材25の一端部25aが下平坦面46に当接する
と、位置決め部材26も一端部51aが下平坦面47に
当接する。このように、図19に示すように、移送部材
25と位置決め部材26との双方が降下して駆動シリン
ダ23に近づいた状態となる。なお、このとき、切断刃
50は、平坦面50aが水平部31の上面と略面一の状
態となっている。
【0100】さらに、駆動シリンダ23のロッド23b
が徐々に縮小していくと、図20に示すように、移送部
材25の一端部25aが下平坦面46と当接した状態を
保つ。位置決め部材26の一端部51aが第2カム面4
8に沿って移動した後上平坦面49と当接する。このよ
うに、位置決め部材26のみが上昇して駆動シリンダ2
3から離れた状態となる。なお、このとき、切断刃50
の平坦面50aと、位置決め歯53との間に、圧接端子
200が侵入できる隙間が形成されている。
【0101】さらに、駆動シリンダ23のロッド23b
が徐々に縮小していくと、図21に示すように、連動ア
ーム43の端部43aとスライド支持部材36とが当接
する。すると、コイルばね37の付勢力に抗して、スラ
イド支持部材36及びスライダ34が移送部材25に向
かって移動する。端子送り爪35によって、連鎖体23
0の最も先端に位置する圧接端子20が、切断刃50の
平坦面50a上に送り出される。
【0102】このように、端子送り出し部22は、駆動
シリンダ23のロッド23bの伸縮に連動して、連鎖体
230を一つの圧接端子20ずつ間欠的に切断刃50の
平坦面50a上に送り出す。なお、このとき、移送部材
25は一端部25aが下平坦面46に当接しているとと
もに、位置決め部材26は一端部51aが上平坦面49
に当接している。
【0103】端子送り出し部22が、圧接端子20を切
断刃50の平坦面50a上に送り出した後、図22に示
すように、駆動シリンダ23のロッド23bが徐々に伸
長する。すると、位置決め部材26の一端部51aが第
2カム面48に当接する。その後、図23に示すよう
に、位置決め部材26の一端部51aが第2カム面48
に沿って移動した後下平坦面47と当接する。このよう
に、位置決め部材26は降下して駆動シリンダ23に近
づいた状態となる。
【0104】なお、このとき、切断刃50の平坦面50
aと、位置決め歯53の狭持爪55とが互いに当接す
る。そして、位置決め歯53の狭持爪55が、互いの間
に圧接刃50上に載置された圧接端子200を挟み込
む。また、位置決めピン54が挟み込まれた圧接端子2
00の隣りの圧接端子200の近傍の貫通孔232内に
侵入する。このように、位置決め部材26は、平坦面5
0aとともに圧接端子200を挟み込んで位置決めす
る。
【0105】さらに、駆動シリンダ23のロッド23b
が伸長すると、移送部材25の一端部25aが第1カム
面45に沿って移動した後上平坦面44と当接する。す
ると、図24に示すように、移送部材25と位置決め部
材26との双方が上昇して駆動シリンダ23から離れた
状態となる。なお、切断刃50の上昇とともに圧接端子
200が、前述した挿入位置に向かって移動する。さら
に、前記圧接端子200は、切断刃50の縁とユニット
本体29との間に挟まれて、連結部231即ち連鎖体2
30から切り離される。
【0106】前記挿入位置に圧接端子200が位置する
と、挿入部27の挿入シリンダ60のロッド60bが伸
長して、挿入ロッド61が圧接端子200を端子収容溝
202内に挿入する。すると、前述したランス207が
コネクタハウジング201が係合するなどして、圧接端
子200がコネクタハウジング201に固定される。
【0107】竿220に保持されたコネクタハウジング
201の圧接端子200を挿入することが必要な端子収
容溝202全てに圧接端子200を挿入するまで、この
ステップS2を繰り返す。圧接端子200を挿入するこ
とが必要な端子収容溝202全てに圧接端子200を挿
入した後は、ステップS3に進む。
【0108】ステップS3では、例えば図26に示すよ
うに、搬送ユニット5が、圧接端子200が挿入された
端子収容溝202と挿入確認ユニット7の確認ロッド6
4の先端部とが、互いに相対する位置に竿220を搬送
する。エアシリンダ63のロッド63bが伸長して、確
認ロッド64の先端部が前述した窪み208内に侵入す
る。確認ロッド64の先端部が前述した窪み208内に
侵入すると、かしめ片212a,212bのうち一方を
端子収容溝202から抜け出る方向に沿って押圧する。
【0109】すると、前述したランス207が係合して
いない場合など、圧接端子200がコネクタハウジング
201に固定されていない場合には、圧接端子200が
端子収容溝202から抜け出る。このように、挿入確認
ユニット7は、端子収容溝202内に挿入された圧接端
子200がコネクタハウジング201に確実に固定され
ているか否かを確認する。なお、前述した挿入確認ユニ
ット7が圧接端子200の固定状況を確認する際には、
浮き上がり確認センサ66がコネクタハウジング201
の保持治具221への保持状況を確認している。
【0110】竿220に保持されたコネクタハウジング
201の圧接端子200が挿入された端子収容溝202
全てに前述した検査が施されるまで、ステップS3を繰
り返す。圧接端子200を挿入した端子収容溝202全
てに検査が施された後は、ステップS4に進む。
【0111】ステップS4では、搬送ユニット5が組立
済みのコネクタ240を保持した竿202を、載置台1
0の近傍に向かって搬送する。前述したステップS1と
同様に組立済みのコネクタ240を保持した竿202を
載置台10に移し替え、組立前のコネクタハウジング2
01を保持した竿202を搬送ユニット5上に移し替え
る。
【0112】本実施形態によれば、カム部材24が、一
つの駆動シリンダ23の駆動力によって、端子送り出し
部22と切断刃50と移送部材22とを互いに連動させ
る。このため、端子送り出し部22と切断刃50と移送
部材22とをそれぞれ駆動させるために、互いに別体の
駆動源などを設ける必要が生じない。したがって、端子
挿入装置1自体の部品点数を抑制できるとともに、制御
系などを簡略化することが可能となってコストの高騰を
抑制できる。
【0113】切断刃50が移送部材25の駆動シリンダ
23から離れた他端部25bに取り付けられているの
で、駆動シリンダ23の駆動に連動して移送部材22が
駆動シリンダ23から接離すると、平坦面50a上に載
置された一つの圧接端子200を連鎖体230から確実
に切り離すことができる。
【0114】位置決め部材26が、平坦面50a上に配
された一つの圧接端子200を切断刃50とともに挟み
込んで位置決めする。このため、切断刃50が連鎖体2
30から前記圧接端子200を確実に切り離すことがで
きる。また、位置決め部材26が、移送部材25が駆動
シリンダ23から離れる際に連動して離れる。このた
め、カム部材24は、一つの駆動シリンダ23の駆動力
によって移送部材25と位置決め部材26とを確実に連
動させることができる。
【0115】さらに、カム部材24は、端子送り出し部
22が一つの圧接端子20を平坦面50a上に送り出そ
うとする際に、位置決め部材26を駆動シリンダ23か
ら離す。カム部材24は、一つの駆動シリンダ23の駆
動力によって端子送り出し部22と位置決め部材26と
を確実に連動させることができる。
【0116】また、第1カム面45と第2カム面48と
が互いに逆向きに傾斜しているので、カム部材24が、
端子送り出し部22と位置決め部材26と移送部材25
とをより確実に連動させることができる。
【0117】さらに、搬送ユニット5によって、コネク
タハウジング201を保持可能な保持治具221を複数
並設した竿220と、移送部材25と、が前記並設方向
に沿って相対的に移動自在である。このため、端子を端
子収容溝内に挿入する際に、竿220と移送部材25と
を前記並設方向に沿って相対的に移動させることによっ
て、全ての端子収容溝202に圧接端子200を挿入す
ることなく、圧接端子200を収容する必要のある端子
収容溝202のみに圧接端子200を挿入することがで
きる。したがって、端子挿入装置1自体のコストの高騰
を抑制できることにくわえ、該端子挿入装置1を用いて
得られるコネクタ240などのコストの高騰を抑制でき
る。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、連動手段が、端子送り出し手段と切断手
段と移送手段とを互いに連動させる。このため、これら
をそれぞれ駆動させるために、互いに別体の駆動源など
を設ける必要が生じない。したがって、端子挿入装置自
体の部品点数を抑制できるとともに、制御系などを簡略
化することが可能となってコストの高騰を抑制できる。
【0119】請求項2に記載の本発明によれば、連動手
段は、一つの駆動源の駆動力によって、切断手段と移送
手段とを確実に連動させることができる。このため、端
子挿入装置自体の部品点数をより確実に抑制できるとと
もに、制御系などをより確実に簡略化することが可能と
なってコストの高騰をより確実に抑制できる。
【0120】請求項3に記載の本発明によれば、連動手
段は、一つの駆動源の駆動力によって、端子送り出し手
段と位置決め手段とを確実に連動させることができる。
このため、端子挿入装置自体の部品点数をより一層確実
に抑制できるとともに、制御系などをより一層確実に簡
略化することが可能となってコストの高騰をより一層確
実に抑制できる。
【0121】さらにくわえて、位置決め手段が切断刃上
に配された一つの端子を移送手段とともに位置決めする
ので、切断手段が前記一つの端子を確実に切り離すこと
ができる。位置決め手段は、移送手段が駆動源から離れ
る際に連動して離れるため、移送手段の移送動作を妨げ
ない。更に、連動手段は、一つの駆動源の駆動力によっ
て、移送手段と位置決め手段とを連動させることができ
るので、コストのより一層抑制できる。
【0122】請求項4に記載の本発明によれば、連動手
段は、一つの駆動源によって、端子送り出し手段と、位
置決め手段と、移送手段と、切断手段と、を確実に連動
させることができる。このため、端子挿入装置自体の部
品点数をより一層確実に抑制できるとともに、制御系な
どをより一層確実に簡略化することが可能となってコス
トの高騰をより一層確実に抑制できる。
【0123】請求項5に記載の本発明によれば、第1カ
ム面と第2カム面とが互いに逆向きに傾斜しているの
で、連動手段が、端子送り出し手段と位置決め手段と移
送手段と切断手段とをより確実に連動させることができ
る。
【0124】請求項6に記載の本発明によれば、コネク
タハウジングを保持可能な保持治具を複数並設した竿と
移送手段とを前記並設方向に沿って相対的に移動させる
ことによって、全ての端子収容溝に端子を挿入すること
なく、端子を収容する必要のある端子収容溝のみに端子
を挿入することができる。したがって、端子挿入装置自
体のコストの高騰を抑制できることにくわえ、該端子挿
入装置を用いて得られるコネクタなどのコストの高騰を
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る端子挿入装置を示す
側面図である。
【図2】図1に示された端子挿入装置の平面図である。
【図3】同実施形態の端子挿入装置の一方の端面方向か
らみた側面図である。
【図4】同実施形態の端子挿入装置の他方の端面方向か
らみた側面図である。
【図5】同実施形態の端子挿入装置の挿入ユニットの正
面図である。
【図6】図5に示された端子挿入ユニットの平面図であ
る。
【図7】同実施形態の端子挿入装置の端子挿入ユニット
の一部を示す側面図である。
【図8】同実施形態の端子挿入装置の挿入確認ユニット
を示す側面図である。
【図9】図5に示された端子挿入ユニットの挿入部を示
す側面図である。
【図10】同実施形態の端子挿入装置の載置台上の竿に
コネクタハウジングを装着する状態を模式的に示す説明
図である。
【図11】同実施形態の端子挿入装置の搬送ユニット上
の竿を昇降台上に移し替えた状態を模式的に示す説明図
である。
【図12】同実施形態の端子挿入装置の昇降台を降下さ
せた状態を模式的に示す説明図である。
【図13】同実施形態の端子挿入装置の載置台を搬送ユ
ニットに向かってスライド移動させた状態を模式的に示
す説明図である。
【図14】同実施形態の端子挿入装置の載置台上の竿を
搬送ユニット上に移し替えた状態を模式的に示す説明図
である。
【図15】同実施形態の端子挿入装置の昇降台上の竿を
載置台上に移し替えた状態を模式的に示す説明図であ
る。
【図16】同実施形態の端子挿入装置の載置台上の竿か
ら組立済みのコネクタを取り外す状態を模式的に示す説
明図である。
【図17】同実施形態の端子挿入装置の載置台上の竿か
ら取り外されたコネクタがコネクタシュータ内に収容さ
れる状態を模式的に示す説明図である。
【図18】同実施形態の端子挿入装置の挿入ユニットに
連鎖体がセットされた状態を示す説明図である。
【図19】同実施形態の端子挿入装置の挿入ユニットに
連鎖体がセットされた状態を示す説明図である。
【図20】図19に示された挿入ユニットの駆動シリン
ダが縮小して移送部材と位置決め部材との双方が降下し
た状態を示す説明図である。
【図21】図19に示された挿入ユニットの駆動シリン
ダがさらに縮小して位置決め部材のみが上昇し圧接端子
が平坦面上に送り出された状態を示す説明図である。
【図22】図19に示された挿入ユニットの駆動シリン
ダが伸長し始めた状態を示す説明図である。
【図23】図19に示された挿入ユニットの駆動シリン
ダがさらに伸長して位置決め部材が降下して平坦面とと
もに圧接端子を位置決めした状態を示す説明図である。
【図24】図19に示された挿入ユニットの駆動シリン
ダがまたさらに伸長して位置決め部材と移送部材との双
方が上昇した状態を示す説明図である。
【図25】同実施形態の搬送ユニットが竿を端子収容溝
と挿入ロッドとを相対向させた一例を示す説明図であ
る。
【図26】同実施形態の搬送ユニットが竿を圧接端子が
挿入された端子収容溝と確認ロッドとを相対向させた一
例を示す説明図である。
【図27】同実施形態の端子挿入装置がコネクタハウジ
ングの端子収容溝に圧接端子を挿入する工程の流れを示
すフローチャートである。
【図28】同実施形態の端子挿入装置によって圧接端子
が挿入されるコネクタハウジングなどを示す斜視図であ
る。
【図29】同実施形態の端子挿入装置によって図28の
コネクタハウジングに挿入される圧接端子を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 端子挿入装置 22 端子送り出し部(端子送り出し手段) 23 駆動シリンダ(駆動源) 24 カム部材(連動手段) 25 移送部材(移送手段) 25a 一端部(駆動シリンダ寄りの端部) 25b 他端部(駆動シリンダから離れた端部) 26 位置決め部材(位置決め手段) 45 第1カム面 48 第2カム面 50 切断刃(切断手段) 51a 一端部(駆動シリンダ寄りの端部) 200 圧接端子(端子) 201 コネクタハウジング 202 端子収容溝 220 竿 221 保持治具 222 支持台(支持部) 230 連鎖体 231 連結部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの端子収容溝内に端
    子を挿入する端子挿入装置において、 前記端子は、互いに並設された複数の端子とこれらの端
    子を相互に連結する連結部を備えた連鎖体として供給さ
    れているとともに、 一つの駆動源と、 前記連鎖体から一つの端子を切り離す切断手段と、 前記連鎖体を、一つの端子ずつ前記切断手段に向かって
    間欠的に送り出す端子送り出し手段と、 前記切断手段によって前記連鎖体から切り離される一つ
    の端子を前記コネクタハウジングの端子収容溝と相対す
    る挿入位置に向かって移送する移送手段と、 前記駆動源の駆動力によって、前記端子送り出し手段が
    一つの端子を前記切断手段に向かって送り出す動作と、
    前記移送手段が該一つの端子を前記挿入位置に向かって
    移送する動作と、前記切断手段が該一つの端子を前記連
    鎖体から切り離す動作と、を連動させる連動手段と、 を備えたことを特徴とする端子挿入装置。
  2. 【請求項2】 前記移送手段が前記駆動源から接離自在
    に設けられ、前記駆動源から離れた端部に前記一つの端
    子を載置可能な切断手段を設けており、 前記連動手段は、前記移送手段の前記駆動源寄りの端部
    と当接し、かつ前記駆動源の駆動に連動して前記移送手
    段を前記駆動源から接離させるとともに移送手段が駆動
    源から離れると切断手段に前記一つの端子を連鎖体から
    切り離させる第1カム面を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の端子挿入装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動源から接離自在に設けられ、前
    記切断刃に載置された前記一つの端子を前記切断刃とと
    もに挟んで位置決め可能であるとともに前記移送手段が
    前記駆動源から離れる際には連動して前記駆動源から離
    れる位置決め手段を備えており、 前記連動手段は、前記位置決め手段の前記駆動源寄りの
    端部と当接し、かつ前記駆動源の駆動に連動して前記位
    置決め手段を前記駆動源から接離させるとともに、端子
    送り出し手段が前記切断刃上に前記一つの端子を送り出
    す際には前記位置決め手段を前記駆動源から離させる第
    2カム面を備えたことを特徴とする請求項2記載の端子
    挿入装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段が前記駆動源から離れ
    かつ前記移送手段が前記駆動源に近づいて前記切断刃が
    前記連鎖体の送り出し方向と面一の状態となった状態
    で、前記駆動源の駆動に連動して前記端子送り出し手段
    が前記連鎖体の一つの端子を前記切断刃上に送り出した
    後、 前記駆動源の更なる駆動に連動して前記位置決め手段が
    前記第2カム面に当接して前記駆動源に近づく方向に移
    動して該位置決め手段が前記切断刃との間に前記一つの
    端子を挟み込むとともに、 前記駆動源の更なる駆動に連動して前記第1カム面が前
    記移送手段に当接して該移送手段が前記駆動源から徐々
    に離れて前記一つの端子を前記連鎖体から切り離した
    後、前記位置決め手段と前記切断刃との間に挟み込んだ
    一つの端子を前記挿入位置に向かって移送することを特
    徴とする請求項3記載の端子挿入装置。
  5. 【請求項5】 前記第1カム面と前記第2カム面とは、
    水平方向に対し、前記移送手段の接離方向に向かって、
    互いに逆向きに傾斜していることを特徴とする請求項4
    記載の端子挿入装置。
  6. 【請求項6】 前記コネクタハウジングをそれぞれ装着
    可能な複数の保持治具と前記保持治具を並設した支持部
    とを有する竿を備えているとともに、 前記竿と前記移送手段とを、前記保持治具を並設させた
    方向に沿って相対的に移動自在に設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の
    端子挿入装置。
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