JP2002040844A - 合成樹脂板用画像形成装置 - Google Patents

合成樹脂板用画像形成装置

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JP2002040844A
JP2002040844A JP2000229288A JP2000229288A JP2002040844A JP 2002040844 A JP2002040844 A JP 2002040844A JP 2000229288 A JP2000229288 A JP 2000229288A JP 2000229288 A JP2000229288 A JP 2000229288A JP 2002040844 A JP2002040844 A JP 2002040844A
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JP2000229288A
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Hiroshi Akema
洋 明間
Noboru Onodera
昇 小野寺
Haruki Morikawa
治樹 森川
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子写真方式を用いて合成樹脂板に画像を形
成する場合、合成樹脂板の画像形成面に掛かる転写圧力
及び定着圧力を略一定にして高品質な画像を形成するこ
とができる合成樹脂板用画像形成装置を提供する。 【解決手段】 保持テーブル25には、4つの凸部25
c、25d、25e、25fが形成されており、転写位
置においてこれら4つの凸部が転写ドラム(図示せず)
と当接する。転写ドラムの外周面には弾性層が形成され
ているので、この転写ドラムは光ディスクDに当接する
とともに、表面の弾性層が弾性変形して上記4つの凸部
25c、25d、25e、25fに当接し、これらの凸
部でも転写圧力を受けるため、転写圧力を分散させるこ
とができる。よって、光ディスクDの搬送方向下流側及
び上流側の保護層面で転写圧力が大きくなり過ぎたり、
中心部側で転写圧力が小さくなり過ぎたりすることを防
ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の合
成樹脂板上に画像を形成するプリンタ等の合成樹脂板用
画像形成装置に係り、詳しくは、搬送手段による合成樹
脂板の搬送中に、顕像化物質を用いて合成樹脂板表面に
画像を作像し、その顕像化物質を合成樹脂板表面に定着
させる合成樹脂板用画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙媒体やOHP等に画像を形成する画像
形成装置は、すでに広く知られており、これまでに様々
な工夫がなされ、近年では、電子写真方式を採用して高
品質なフルカラー画像を形成することもできるようにな
っている。また、CD、CD−R、CD−RW、LD、
DVD等の光ディスク等の合成樹脂板の一方の面、例え
ば、CDの保護層面上に画像を形成する合成樹脂板用画
像形成装置も種々提案されている。この合成樹脂板に画
像を形成する画像形成装置では、画像形成方式として、
主に、オフセット印刷やスクリーン印刷が採用されてい
る。しかし、このような画像形成方式では、画像に応じ
た版を予め用意しなければならないために、その版を製
造する製版工程が必要となる。このため、多種類の画像
を形成する場合には、その作業効率が悪化し、少量の画
像を形成する場合には、コスト高になるという不具合が
あった。
【0003】このような不具合を解決するものとして、
特開平5−212857号公報等では、紙媒体等に画像
を形成する画像形成装置と同様の電子写真方式を用いた
光学ディスクのラベル印刷装置が提案されている。この
ラベル印刷装置によれば、版が不要であり、その製版工
程が必要でないため、上記不具合も発生しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電子写真方
式では、一般に、像担持体上に形成した顕像化粒子であ
るトナー像を、画像形成対象の表面に転写する転写工程
と、このトナー像をその画像形成対象に加熱定着させる
定着工程とを有する。そして、画像形成対象として光デ
ィスク等の合成樹脂板をパレット等の保持部材に保持し
た状態で保持部材を搬送し、合成樹脂板を搬送しながら
トナー像の転写及び定着を行う。ここで、画像形成対象
として光ディスク等の合成樹脂板は、一般に使用されて
いる紙媒体に比べ厚さが厚く、また、ディスクは円板状
に形成されている。このような円板状の合成樹脂板に対
し、例えば転写ドラム等の像担持体を当接させてトナー
像の転写を行う場合、合成樹脂板の搬送方向と直交する
方向、すなわち合成樹脂板の幅方向に転写ドラムが当接
する。合成樹脂板は円板状であるため、搬送されて移動
すると、転写ドラムと当接する合成樹脂板の幅方向の長
さが変化する。転写ドラムに一定の転写圧力が掛けられ
ている場合、転写ドラムと当接する合成樹脂板の幅方向
の長さが短いと、単位長さ当たりの当接圧力が大きくな
る。逆に、転写ドラムと当接する合成樹脂板の幅方向の
長さが長いと、単位長さ当たりの当接圧力が小さくな
る。このように、合成樹脂板が移動し、転写ドラムと当
接する幅方向の長さが変化すると、幅方向の位置によっ
て転写圧力が変化する。合成樹脂板の幅方向の位置によ
って転写圧力が変化すると、画像形成に悪影響を及ぼす
という問題がある。例えば、転写圧力が小さ過ぎると転
写抜けが生じる。これに対し、転写圧力が大き過ぎると
逆転写によってトナー像が転写ドラム側に残ってしま
う。上記圧力の変化で画像形成に悪影響を及ぼす問題
は、転写ドラムに限らず、定着ローラ等の定着部材でト
ナー像の定着を行う場合にも起こり得る問題である。合
成樹脂板が移動し、定着ローラと当接する幅方向の長さ
が変化すると、幅方向の位置によって定着圧力が変化す
るため、画像形成に悪影響を及ぼす。例えば、定着圧力
が小さ過ぎると定着不足でトナー像の剥がれが生じる。
これに対し、定着圧力が大き過ぎると光沢ムラが生じ
る。
【0005】また、合成樹脂板の表面移動速度と、転写
ドラム等の像担持体もしくは定着ローラ等の定着部材の
表面移動速度とで速度差があると、画像形成に悪影響を
及ぼすという問題がある。例えば、合成樹脂板の表面移
動速度と、転写ドラムの表面移動速度とで速度差がある
と、画像の伸びあるいは縮みが生じる。また、合成樹脂
板の表面移動速度と、定着ローラの表面移動速度とで速
度差があると、画像擦れや光沢ムラが生じる。
【0006】また、転写位置で上記保持部材や合成樹脂
板が転写ドラム等の像担持体と当接するときに、保持部
材や合成樹脂板の先端角部が像担持体に当接し、像担持
体に傷を付けるおそれがある。また同様に、定着位置で
上記保持部材や合成樹脂板が定着ローラ等の定着部材と
当接するときに、保持部材や合成樹脂板の先端角部が定
着部材に当接し、定着部材に傷を付けるおそれがある。
【0007】また、定着動作において、トナーが定着部
材側に移行してしまうのを防ぐために、該定着部材にシ
リコンオイル等の離型剤が塗布されている場合がある。
この場合、上記離型剤が上記保持部材に付着し、次の画
像形成時に、該離型剤が該保持部材から上記像担持体に
付着することがある。すると、上記像担持体の表面のう
ち離型剤が付着した部分には、トナーが転写されにくく
なり、画像不良が発生してしまうという不具合がある。
【0008】本発明は、以上の問題に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的とするところは、電子写真方式
を用いて合成樹脂板に画像を形成する場合、合成樹脂板
の画像形成面に掛かる転写圧力及び定着圧力を略一定に
して高品質な画像を形成することができる合成樹脂板用
画像形成装置を提供することである。また、第2の目的
とするところは、合成樹脂板の表面移動速度と像担持体
の表面移動速度との速度差、及び、合成樹脂板の表面移
動速度と定着部材の表面移動速度との速度差を略無くし
て、高品質な画像を形成することができる合成樹脂板用
画像形成装置を提供することである。また、第3の目的
とするところは、像担持体や定着部材の損傷を防止でき
る合成樹脂板用画像形成装置を提供することである。ま
た、第4の目的とするところは、上記像担持体の表面の
うち、少なくとも画像形成領域に離型剤が付着すること
を防ぎ、画像不良の発生を防止できる合成樹脂板用画像
形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、表面に載置された合成樹
脂板を保持しながら搬送する保持部材を備えた搬送手段
と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、表面が
無端移動する像担持体上に顕像化物質であるトナーを用
いて形成したトナー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を
掛けて転写する転写手段と、該搬送手段による該合成樹
脂板の搬送中に、表面が無端移動する定着部材により該
合成樹脂板表面に転写されたトナー像を定着圧力を掛け
て定着する定着手段とを備えた合成樹脂板用画像形成装
置において、上記保持部材の上記表面のうち、搬送方向
と直交する方向の該合成樹脂板の最大幅に比べ幅が狭い
該合成樹脂板部分の側方に位置する表面部分に、該合成
樹脂板の厚みと略同じ高さの凸部を設け、該合成樹脂板
の搬送中に該凸部が上記像担持体及び定着部材と当接す
ることを特徴とするものである。
【0010】この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
像担持体と上記凸部とが当接し、上記合成樹脂板の最大
幅に比べ幅が狭い箇所に掛かる転写圧力を、該凸部でも
受けるので、該凸部を設けない場合に比べ該合成樹脂板
の幅が狭い箇所に掛かる転写圧力を小さくすることがで
きる。よって、上記合成樹脂板の全面で略均一な転写圧
力を得ることができ、転写圧力が小さ過ぎて転写抜けが
生じたり、転写圧力が大き過ぎて逆転写によってトナー
像が像担持体側に残ってしまったりすることを防ぎ、良
好な転写を行うことができる。また、同様に、上記定着
部材と上記凸部とが当接し、上記合成樹脂板の最大幅に
比べ幅が狭い箇所に掛かる定着圧力を、該凸部でも受け
るので、該凸部を設けない場合に比べ該合成樹脂板の幅
が狭い箇所に掛かる定着圧力を小さくすることができ
る。よって、上記合成樹脂板の全面で略均一な定着圧力
を得ることができ、定着圧力が小さ過ぎて定着不足でト
ナー像の剥がれが生じたり、定着圧力が大き過ぎるて光
沢ムラが生じたりすることを防ぎ、良好な定着を行うこ
とができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の合成樹脂板
用画像形成装置において、上記凸部の少なくともその頂
部の上記像担持体及び定着部材に対する位置が変位し得
るように構成したことを特徴とするものである。
【0012】この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
転写圧力もしくは定着圧力によって、上記凸部の少なく
ともその頂部の上記像担持体及び定着部材に対する位置
が変位する。よって、上記転写圧力もしくは定着圧力が
上記合成樹脂板と上記凸部とに適正に配分され、より高
品質な画像を得ることができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の合成
樹脂板用画像形成装置において、上記像担持体及び定着
部材として表面部に弾性を有するものを用い、上記凸部
の高さを、上記保持部材に上記合成樹脂板を載置したと
きの該合成樹脂板表面高さに比べ、±1[mm]の範囲内
となるように構成したことを特徴とするものである。
【0014】上記凸部の高さが、上記保持部材に上記合
成樹脂板を載置したときの該合成樹脂板表面高さに対
し、−1[mm]よりも低すぎると、上記像担持体の表面
もしくは上記定着部材の表面の弾性層が弾性変形して
も、該凸部に当接せず圧力を受けることができない。一
方、上記凸部の高さが、上記保持部材に上記合成樹脂板
を載置したときの該合成樹脂板表面高さに対し、1[m
m]よりも高すぎると、上記像担持体の表面もしくは上
記定着部材の表面の弾性層が弾性変形しても、該合成樹
脂板に当接せず、転写及び定着が全くできなくなってし
まう。この合成樹脂板用画像形成装置では、上記凸部の
高さを、上記保持部材に上記合成樹脂板を載置したとき
の該合成樹脂板表面高さに比べ、±1[mm]の範囲内と
なるように構成したので、上記合成樹脂板と、上記像担
持体及び定着部材とが確実に当接し、良好に転写及び定
着を行うことができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
合成樹脂板用画像形成装置において、上記合成樹脂板の
搬送方向と直交する方向で該合成樹脂板の幅と上記凸部
の幅との和が、該合成樹脂板の搬送方向で略同一となる
ように、該凸部を構成したことを特徴とするものであ
る。
【0016】この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
合成樹脂板の搬送方向と直交する方向で、上記像担持体
と、該合成樹脂板もしくは上記凸部とが当接する長さ
が、該合成樹脂板の搬送中に変化せず略等しいので、該
合成樹脂板の幅方向に掛かる単位長さ当たりの転写圧力
を、該合成樹脂板の全面でより均一にすることができ
る。また同様に、上記合成樹脂板の搬送方向と直交する
方向で、上記定着部材と、該合成樹脂板もしくは上記凸
部とが当接する長さが、該合成樹脂板の搬送中に変化せ
ず略等しいので、該合成樹脂板の幅方向に掛かる単位長
さ当たりの定着圧力を、該合成樹脂板の全面でより均一
にすることができる。
【0017】上記第2の目的を達成するために、請求項
5の発明は、表面に載置された合成樹脂板を保持しなが
ら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段に
よる該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像担
持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したトナ
ー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する転
写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、
表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表面に
転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定着手
段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、上記
保持部材の上記表面のうち、上記合成樹脂板の搬送方向
下流側の表面部分に、該表面よりも高さの高い凸部を設
け、該合成樹脂板の搬送中に該凸部が上記像担持体及び
定着部材と当接することを特徴とするものである。
【0018】転写位置においては、上記保持部材に設け
られた上記凸部が上記合成樹脂板より先に上記像担持体
に当接し、該保持部材と該像担持体のうちいずれか一方
が他方に倣い、該保持部材の移動速度と、該像担持体の
表面移動速度との速度差が略無い状態で、該合成樹脂板
と像担持体とが当接する。よって、上記凸部を設けずに
上記合成樹脂板と像担持体とが当接する場合に比べ、該
合成樹脂板の移動速度と像担持体の表面移動速度とがよ
り一致した状態で、転写動作を行うことができる。従っ
て、転写画像の伸びあるいは縮みが生じることなく良好
な転写を行うことができる。また同様に、定着位置にお
いては、上記保持部材に設けられた上記凸部が上記合成
樹脂板より先に上記定着部材に当接し、該保持部材と該
定着部材のうちいずれか一方が他方に倣い、該保持部材
の移動速度と、該定着部材の表面移動速度との速度差が
略無い状態で、該合成樹脂板と定着部材とが当接する。
よって、上記凸部を設けずに上記合成樹脂板と定着部材
とが当接する場合に比べ、該合成樹脂板の移動速度と定
着部材の表面移動速度とがより一致した状態で、定着動
作を行うことができる。従って、画像擦れや光沢ムラが
ない高品質が画像が得られる。
【0019】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の合成樹脂板用画像形成装置において、上記保持
部材の上記表面のうち、搬送方向と直交する方向の該合
成樹脂板の最大幅に比べ幅が狭い該合成樹脂板部分の側
方に位置する表面部分に設けた該合成樹脂板の厚みと略
同じ高さの凸部、及び、上記保持部材の上記表面のう
ち、上記合成樹脂板の搬送方向下流側の表面部分に設け
た該表面よりも高さの高い凸部のうち少なくとも一方の
表面の表面粗さを、Rz=20以上としたことを特徴と
するものである。
【0020】上記表面粗さがRz=20よりも小さすぎ
ると、上記各凸部と、上記像担持体及び定着部材との間
で十分な摩擦力を得ることができず、上記合成樹脂板の
移動速度と該像担持体及び定着部材との表面移動速度と
間で速度差がある場合に、該速度差を略一致させること
ができない。この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
表面粗さがRz=20以上なので、上記各凸部と、上記
像担持体及び定着部材との間で十分な摩擦力を得ること
ができ、上記合成樹脂板の移動速度と該像担持体及び定
着部材との表面移動速度との間で速度差がある場合であ
っても、該速度差をより一致させることができる。
【0021】請求項7の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の合成樹脂板用画像形成装置において、上記保持
部材の上記表面のうち、搬送方向と直交する方向の該合
成樹脂板の最大幅に比べ幅が狭い該合成樹脂板部分の側
方に位置する表面部分に設けた該合成樹脂板の厚みと略
同じ高さの凸部、及び、上記保持部材の上記表面のう
ち、上記合成樹脂板の搬送方向下流側の表面部分に設け
た該表面よりも高さの高い凸部のうち少なくとも一方の
表面に、該保持部材の表面よりも摩擦係数の大きな高摩
擦部材を設け、もしくは、該各凸部のうち少なくとも一
方を該保持部材の表面よりも摩擦係数の大きな高摩擦部
材で構成したことを特徴とするものである。
【0022】この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
高摩擦部材と上記像担持体及び定着部材との当接で十分
な摩擦力を得ることができので、上記保持部材と上記像
担持体のうちいずれか一方が他方に倣い、該速度差を略
無くすことができる。同様に、上記保持部材と上記定着
部材のうちいずれか一方が他方に倣い、該速度差を略無
くすことができる。従って、上記各凸部に高摩擦部材を
設けず、もしくは、上記各凸部を高摩擦部材で構成しな
い場合に比べ、上記合成樹脂板の移動速度と該像担持体
及び定着部材との表面移動速度との間で速度差がある場
合であっても、該速度差をより一致させることができ
る。
【0023】上記第3の目的を達成するために、請求項
8の発明は、表面に載置された合成樹脂板を保持しなが
ら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段に
よる該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像担
持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したトナ
ー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する転
写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、
表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表面に
転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定着手
段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、上記
保持部材を上記像担持体もしくは定着部材に対して付勢
する付勢手段と、該保持部材の表面のうち上記合成樹脂
板の搬送方向下流側の表面部分に、該合成樹脂板の搬送
方向下流側から上流側にかけて徐々に高さが高くなる上
り勾配を有する該表面よりも高さの高い凸部とを設け、
該合成樹脂板の搬送中に上記像担持体もしくは定着部材
が該上り勾配と最初に当接することを特徴とするもので
ある。
【0024】上記像担持体及び定着部材と上記合成樹脂
板との間に圧力を掛けるため、該合成樹脂板の画像形成
面は、該像担持体及び定着部材の外周表面より該像担持
体及び定着部材の回転中心側にオーバーラップするよう
に配置されている。例えば、図5(b)において、光デ
ィスクDの保護層面と転写ドラム6とはオーバーラップ
量Rだけオーバーラップする。上記光ディスクDが、搬
送方向Fに向かって移動し、転写ドラム6と当接すると
き、各部品形状、組み付け精度のばらつきにより上記オ
ーバーラップ量Rはある範囲内でばらつくことになる。
上記オーバーラップ量Rが大きくなる方向にばらついた
とき、上記転写ドラム6と、光ディスクDとの当接部で
の転写ドラム6の接線と光ディスクDの画像形成面との
なす角度(以下、「衝突角」という)θが大きくなて
しまい、転写ドラム6が損傷してしまうおそれがある。
この合成樹脂板用画像形成装置では、上記合成樹脂板の
搬送中に上記像担持体もしくは定着部材が該上り勾配と
最初に当接し、上記付勢手段の付勢力に抗して、上記保
持部材が該像担持体もしくは定着部材の外周表面から離
れる方向に変位し、上記オーバーラップ量を所定量に調
整する。よって、上記凸部を設けない場合に比べ上記像
担持体もしくは定着部材と、上記合成樹脂板との当接部
で、該像担持体もしくは定着部材の接線と該合成樹脂板
の画像形成面とのなす角度(衝突角)を小さくでき、該
像担持体もしくは定着部材の損傷を防ぐことができる。
また、上記像担持体及び定着部材が上記保持部材に当接
するときの衝撃を緩和することができる。
【0025】請求項9の発明は、請求項8の合成樹脂板
用画像形成装置において、上記凸部の高さを上記合成樹
脂板の画像形成面よりも高くなるように構成し、上記上
り勾配よりも該合成樹脂板の搬送方向上流側に、該合成
樹脂板の搬送方向下流側から上流側にかけて徐々に高さ
が低くなる下り勾配を設け、上記像担持体もしくは定着
部材の表面が該下り勾配に当接して無端移動しながら該
合成樹脂板の画像形成面に当接するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0026】図7は2次転写位置で転写ドラム6が光デ
ィスクDに当接する動作状態の説明図である。保持テー
ブル25が搬送方向Fに向かって移動すると、転写ドラ
ム6が凸部25cの上り勾配25gに当接してガイドさ
れながら最も高さの高い部分に乗り上げる。その後、転
写ドラム6は下り勾配25iにガイドされながら、光デ
ィスクDに当接する。ここで、凸部25cの最大高さは
光ディスクDの厚みより大きいため、転写ドラム6は光
ディスクDの保護層面に対し斜め上方から当接する。こ
れにより、搬送方向Fに対し光ディスクDの保護層面の
先端角部に転写ドラム6が弱く当接し、もしくは当接し
ないため、転写ドラム6の損傷を防止できる。図示の例
は2次転写位置で転写ドラム6と光ディスクDとが当接
する場合を示しているが、定着位置で定着ローラ8aと
光ディスクDとが当接する場合も同様なので、定着ロー
ラ8aの損傷を防止することができる。この合成樹脂板
用画像形成装置では、上記像担持体もしくは定着部材が
上記下り勾配にガイドされながら上記合成樹脂板に当接
する。このとき、上記像担持体もしくは定着部材が、上
記合成樹脂板の画像形成面に対して斜め上方から当接
し、該合成樹脂板の先端角部に弱く当接しもしくは当接
しないため、該像担持体もしくは定着部材の損傷をより
防ぐことができる。
【0027】上記第4の目的を達成するために、請求項
10の発明は、表面に載置された合成樹脂板を保持しな
がら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段
による該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像
担持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したト
ナー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する
転写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中
に、表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表
面に転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定
着手段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、
上記保持部材の上記表面のうち、搬送方向と直交する方
向の該合成樹脂板の最大幅に比べ幅が狭い該合成樹脂板
部分の側方に位置する表面部分に設けた該合成樹脂板の
厚みと略同じ高さの凸部、及び、上記保持部材の上記表
面のうち、上記合成樹脂板の搬送方向下流側の表面部分
に設けた該表面よりも高さの高い凸部が、上記像担持体
の画像形成領域以外の部分に当接することを特徴とする
ものである。
【0028】この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
各凸部に転写部材から離型剤が付着し、次の画像形成時
に、該各凸部が上記像担持体に当接し、該離型剤が該像
担持体に付着したとしても、該離型剤が付着した部分
は、画像形成領域以外の部分であるので、画像形成には
影響がなく、上記画像不良等の不具合を防止できる。
【0029】上記第4の目的を達成するために、請求項
11の発明は、表面に載置された合成樹脂板を保持しな
がら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段
による該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像
担持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したト
ナー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する
転写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中
に、表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表
面に転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定
着手段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、
上記像担持体に当接して上記転写圧力を受ける転写圧力
受け部材と、上記定着部材に当接して上記定着圧力を受
ける定着圧力受け部材とを別々に設け、該転写圧力受け
部材の該像担持体と接触する箇所を、定着にあっては該
定着部材に接触しない位置をとらせるように構成し、該
定着圧力受け部材の該定着部材と接触する箇所を、転写
にあっては該像担持体に接触しない位置をとらせるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0030】この合成樹脂板用画像形成装置では、上記
転写圧力受け部材の上記像担持体と接触する箇所が、定
着にあっては上記定着部材に接触しないので、該転写圧
力受け部材に上記離型剤が付着することはない。また、
上記定着圧力受け部材の上記定着部材と接触する箇所
が、転写にあっては上記像担持体に接触しないので、該
定着圧力受け部材に付着した上記離型剤が該像担持体に
付着することはない。よって、上記像担持体に上記離型
剤が付着することはなく、上記画像不良等の不具合を防
止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を、
板状体であるCD−R等の光ディスクの表面に画像を形
成する画像形成装置としての光ディスク用電子写真プリ
ンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した一実施
形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)に
ついて説明する。
【0032】まず、本実施形態に係るプリンタ全体の構
成及び動作について説明する。図1は、本実施形態に係
るプリンタ全体の概略構成図である。このプリンタは、
このプリンタに接続された図示しないコンピュータから
の画像情報に基づいて、最終画像担持体としての光ディ
スクD上に画像を形成する画像形成部1と、画像形成前
の光ディスクD及び画像形成後の光ディスクDを収容す
るディスク収容部10と、ディスク収容部10からの画
像形成前の光ディスクDを上記画像形成部1による画像
形成が行われる位置へ搬送し、そこから画像形成後の光
ディスクDを搬送して再びディスク収容部10に戻す画
像担持体搬送手段としてのディスク搬送部20と、各部
を制御する制御手段としての制御部30とから主に構成
されている。
【0033】上記画像形成部1は、潜像担持体としての
感光体ベルト2の周囲に、感光体ベルト2表面を一様帯
電する一様帯電手段としての帯電チャージャ3と、感光
体ベルト2上に潜像を形成する潜像形成手段としての光
書込装置4と、シアン(以下、「C」と省略する。)、
マゼンタ(以下、「M」と省略する。)、イエロー(以
下、「Y」と省略する。)、ブラック(以下、「Bk」
と省略する。)の各色現像剤により上記潜像をそれぞれ
現像する現像手段としての4つの現像器5C,5M,5
Y,5Bkと、感光体ベルト2上に形成された各色トナ
ー像が1次転写される像担持体としての中間転写体であ
る中間転写ドラム6とを有する。また、この画像形成部
1には、上記中間転写ドラム6上のトナー像を光ディス
クD上に2次転写するために、その光ディスクD上に電
荷を付与する電荷付与手段としての2次転写チャージャ
7a,7bと、光ディスクD上に2次転写されたトナー
像を定着させる定着手段としての定着ユニット8とが設
けられている。
【0034】フルカラー画像を形成する場合、上記コン
ピュータからのプリント信号を受けると、まず、感光体
ベルト2が図中矢印Aの方向に回転駆動し、帯電チャー
ジャ3がコロナ放電を開始する。これにより、感光体ベ
ルト2の表面は、負電荷で所定電位に一様に帯電され
る。また、中間転写ドラム6は、感光体ベルト2に対し
て等速で連れ回り、図中矢印Bの方向に回転する。そし
て、まず、光書込装置4からC画像データに基づくレー
ザ光Lが発射され、感光体ベルト2上にC静電潜像が形
成される。
【0035】このようにして書き込まれたC静電潜像
は、シアン現像器5C内で負帯電されたC現像剤により
現像され、感光体ベルト2上にCトナー像が形成され
る。このCトナー像は、上記中間転写ドラム6と対向す
る1次転写位置において中間転写ドラム6上に1次転写
される。この1次転写位置では、上記Cトナー像が搬送
されるタイミングに合わせて所定の1次転写電界が形成
され、感光体ベルト2上のCトナー像は、この1次転写
電界を受けて中間転写ドラム6へ静電的に移動する。こ
の1次転写後の感光体ベルト2の表面は、図示しない所
定の感光体クリーニング手段によりクリーニングされ
る。
【0036】また、上記Cトナー像の1次転写工程と並
行して、上記感光体ベルト2上には上記光書込装置4に
より次のM静電潜像が形成される。このM静電潜像は、
上記C静電潜像の場合と同様に、マゼンタ現像器5Mに
より現像される。この現像により感光体ベルト2上に形
成されたMトナー像は、上記1次転写位置において、中
間転写ドラム6上に既に1次転写されたCトナー像に重
な合うようにして、中間転写ドラム6上に1次転写され
る。以下、同様にして、Y及びBkについても、中間転
写ドラム6上に1次転写される。このように、感光体ベ
ルト2上の各色トナー像を順次重ね合わせて1次転写す
ることで、中間転写ドラム6上には、各色トナー像が重
なり合った4色重ねトナー像が形成される。
【0037】尚、上記光書込装置4による書込タイミン
グや、現像バイアスの印加タイミング等の画像形成部1
内の制御は、上記制御部30によりプリンタコントロー
ラ9を介して行われる。また、ここでは、フルカラー画
像を形成する場合について説明したが、Bkのみ用いた
モノクロ画像を形成したり、他の1色あるいは任意の2
色又は3色を用いた画像を形成したりすることも可能で
ある。
【0038】上記ディスク収容部10は、画像形成前の
光ディスクDを収容する画像担持体収容部材としてのデ
ィスク供給ボックス11と、画像形成後の光ディスクD
を収容する画像担持体収容部材としてのディスク排出ボ
ックス12と、第1ディスク供給収容機構13及び第2
ディスク供給収容機構14とを有する。これらディスク
供給収容機構13,14は、ディスク供給ボックス11
から光ディスクDを取り出してその光ディスクDを上記
ディスク搬送部20に供給するとともに、ディスク搬送
部20により搬送されてきた画像形成後の光ディスクD
をディスク搬送部20から取り出してディスク排出ボッ
クス12に収容する。ディスク収容部10は、第2ディ
スク供給収容機構14によりディスク搬送部20に光デ
ィスクDが供給される位置又はディスク搬送部20から
光ディスクDを取り出す位置(以下、この位置を「供給
収容位置」という。)が、定着ユニット8による定着が
行われる定着位置及び上記2次転写位置と同一線上に位
置するように配置されている。
【0039】上記ディスク供給ボックス11内に積み重
ねられた一番上の光ディスクDは、上記第1ディスク供
給収容機構13の第1ロボットアーム13aに保持さ
れ、第1ロボットアーム13aは回転軸13bを中心に
半回転する。その位置で、第1ロボットアーム13aに
保持された光ディスクDは、上記第2ディスク供給収容
機構13の第2ロボットアーム14aに受け渡される。
そして、第2ロボットアーム14aが図1中矢印Cの方
向に回転することで、その光ディスクDは、上記ディス
ク搬送部20にセットされる。
【0040】上記ディスク搬送部20には、光ディスク
Dを保持しながら搬送するディスク保持機構21が設け
られている。このディスク保持機構21は、光ディスク
Dを吸引保持する保持テーブル25と、保持テーブル2
5を支持するベースプレート26と、保持テーブル25
の光ディスク保持面を弾性的に変位可能にするための一
対のスプリング27a、27bとから構成されている。
上記保持テーブル25の保持面には、圧センサ22を介
してエアポンプ23に接続された吸引孔25aが形成さ
れている。保持テーブル25に供給された光ディスクD
は、エアポンプ23からのエア吸引により、その記録面
が上記保持面上に吸着し、その保護層面が露出した状態
で保持される。以下、保持テーブル25上に保持された
ときに露出した面を上面という。このディスク保持機構
21により、光ディスクDをその保護層面が定着ローラ
8aに対し、弾性的に変位可能に保持しながら、搬送す
ることができる。また、上記ディスク搬送部20は、上
記保持テーブルが固定された搬送ベルト24と、この搬
送ベルト24上の保持テーブル25が図中上下方向に往
復移動するように搬送ベルト24を駆動する図示しない
ベルト駆動機構とからなる移動手段を有する。以下、図
1において、上記保持テーブル25が図示の実線で示す
位置にあるときをホームポジションという。
【0041】図2(a)及び(b)は、上記ディスク搬
送部20による光ディスクDの搬送動作を示す説明図で
ある。この搬送ベルト24は、図示しない移動機構によ
り、図中上側の移動ローラ24b側が、図中下側の固定
ローラ24aを中心に、図2(a)の実線で示す往路位
置と、図2(b)の実線で示す復路位置との間で揺動す
る。上記第2ディスク供給収容機構14により保持テー
ブル25に光ディスクDがセットされると、搬送ベルト
24は往路位置に位置決めされる。そして、上記保持テ
ーブル25は、画像形成前の光ディスクDを保持した状
態で、搬送ベルト24の駆動により、上記固定ローラ2
4aに向かって図中矢印Eの方向に移動する。このと
き、上記光ディスクDは、上記定着位置及び上記2次転
写位置を通過しない経路、すなわち、その上面が定着ユ
ニット8に設けられた定着ローラ8a及び中間転写ドラ
ム6と近接又は接触しない経路を通って搬送される。
【0042】このようにして保持テーブル25が固定ロ
ーラ24a側に搬送されると、上記搬送ベルト24は、
上記移動機構により復路位置に位置決めされる。そし
て、保持テーブル25は、搬送ベルト24に沿って往路
時とは逆方向の図中矢印Fの方向に移動する。この移動
の際、保持テーブル25に保持された光ディスクDの上
面は、2次転写位置で中間転写ドラム6と近接又は接触
し、定着位置で定着ユニット8の定着ローラ8aに近接
又は接触するような経路を通る。搬送ベルト24が復路
位置に位置決めされた後、保持テーブル25上の光ディ
スクDは、その上面が表裏判別手段としての板状体表裏
判別装置40と対向するように位置する(以下、この位
置を「表裏判別位置」という。)。この表裏判別位置に
おいて、光ディスクDは、板状体表裏判別装置40によ
り、画像形成面となる保護層面が上面となっているか否
かが判別される。
【0043】上記板状体表裏判別装置40による判別結
果に基づいて、光ディスクの表面が上面にある(正常)
と判断された場合、上記制御部30は、上記2次転写位
置に中間転写ドラム6上の4色重ねトナー像の先端が到
達するタイミングに合わせて、上記保持テーブル25を
移動させ、正常と判断された光ディスクを搬送する。こ
の保持テーブル25に保持された光ディスクDは、2次
転写位置に対してディスク搬送方向上流側と下流側のそ
れぞれに配置された2つの2次転写チャージャ7a,7
bにより、その上面となっている保護層面が正極性に帯
電される。これにより、2次転写位置において、光ディ
スクDと中間転写ドラム6との間に所定の2次転写電界
が形成される。そして、中間転写ドラム6上の4色重ね
トナー像は、この2次転写電界を受けて光ディスクDの
保護層面に静電的に移動し、一括して2次転写される。
【0044】このようにして4色重ねトナー像が付着し
た光ディスクDは、上記保持テーブル25に保持された
まま、上記画像形成部1の定着ユニット8に設けられた
定着ローラ8aと対向する定着位置に搬送される。この
定着位置では、定着ローラ8aが光ディスクDの保護層
面に接触し、この保護層面上の4色重ねトナー像が光デ
ィスクD上に熱定着される。定着後の光ディスクDは、
上記保持テーブル25に保持されたまま、ホームポジシ
ョンまで移動する。そして、上記第1ディスク供給収容
機構13及び上記第2ディスク供給収容機構14によ
り、保持テーブル25から取り出された後、上記ディス
ク排出ボックス12に収容される。
【0045】なお、本実施形態では、感光体ベルト2上
のトナー像を中間転写ドラム6に1次転写してそのトナ
ー像を光ディスクD上に2次転写するプリンタについて
説明したが、画像形成部1の構成は、紙媒体等へ画像形
成を行う従来の画像形成装置の構成をそのまま利用する
ことが可能であるので、上記構成以外にも、他の公知の
構成を利用することができる。
【0046】次に、本実施形態の特徴部であるディスク
保持機構21の保持テーブル25について説明する。図
3(a)は光ディスクDを保持した状態の保持テーブル
25の側面図、図3(b)は図3(a)中の矢印G方向
から見た図である。保持テーブル25は、図3(b)に
示すように、略正方形の外形を成しており、搬送方向F
に対し下流側の左右両側の角部にはディスク保持面25
hよりも高さの高い2つの凸部25c、25dが形成さ
れている。また同様に、搬送方向Fに対し上流側の左右
両側の角部にも2つの凸部25e、25fが形成されて
いる。
【0047】図4は光ディスクDの搬送方向Fと直交す
る幅方向の長さの違いを示した図である。光ディスクD
は円板状なので、搬送方向Fに対し下流側の幅Lが中
心部側の幅Lに比べ狭い。また同様に、光ディスクD
は、搬送方向Fに対し上流側の幅Lが中心部側の幅L
に比べ狭い。ここで例えば図1に示す2次転写位置に
おいて、光ディスクDは保持テーブル25によって保
持、搬送されながら転写ドラム6と当接し、一定の転写
圧力が掛けられて転写ドラム6上のトナー像が光ディス
クDの保護層面に転写される。光ディスクDと転写ドラ
ム6との転写圧力は一定なので、光ディスクDの搬送に
伴って転写ドラム6と当接する光ディスクDの幅方向長
さが変化すると、光ディスクDに対する単位長さ当たり
の転写圧力が変化する。具体的には、光ディスクDの搬
送方向下流側及び上流側が、中心部側に比べ単位長さ当
たりの転写圧力が大きい。このように、光ディスクDの
保護層面全面で均一な転写圧力が得られないため、上述
したように、転写抜けが生じたり、逆転写によってトナ
ー像が転写ドラム側に残ったりしてしまう。また同様
に、上記定着位置でも光ディスクDの保護層面全面で均
一な定着圧力が得られないため、上述したように、定着
不足でトナー像の剥がれが生じたり、定着圧力が大き過
ぎて光沢ムラが生じたりする。従って、上記転写圧力及
び定着圧力は、光ディスクDの保護層面全面で均一であ
ることが望ましい。
【0048】本実施形態に係る保持テーブル25には、
上記4つの凸部25c、25d、25e、25fが形成
されているので、これらの凸部が上記転写ドラム6と当
接する。転写ドラム6の外周面には弾性層が形成されて
いるので、図3(b)において、光ディスクDへのトナ
ー像転写時に、転写ドラム6(図示せず)は光ディスク
Dに当接するとともに、表面の弾性層が弾性変形して上
記4つの凸部25c、25d、25e、25fに当接
し、これらの凸部でも転写圧力を受けるため、転写圧力
を分散させることができる。よって、光ディスクDの搬
送方向下流側及び上流側で転写圧力が大きくなり過ぎた
り、中心部側で転写圧力が小さくなり過ぎたりすること
を防ぐことができる。また、図3(b)に示すように、
搬送方向Fに対し下流側の2つの凸部25c、25dの
幅方向の長さは搬送方向Fに対し上流側(光ディスクD
の中心部側)に向けて狭くなっている。光ディスクDが
搬送されその保護層面が移動したときに、光ディスクD
の搬送方向下流側部分では、転写ドラム6と、光ディス
クD及び上記2つの凸部25c、25dとの当接部の長
さが略均一となり、光ディスクDの保護層面に対し略均
一な転写圧力を与えることができる。また、搬送方向F
に対し上流側の2つの凸部25e、25fの幅方向の長
さは搬送方向Fの上流側に向けて広くなっている。光デ
ィスクDが搬送されその保護層面が移動したときに、光
ディスクDの搬送方向上流側部分では、転写ドラム6
と、光ディスクD及び上記2つの凸部25e、25fと
の当接部の長さが略均一となり、光ディスクDの保護層
面に対し略均一な転写圧力を掛けることができる。
【0049】このように、光ディスクDの保護層面全面
で略均一な転写圧力が得られるので、転写圧力が小さ過
ぎて転写抜けが生じたり、転写圧力が大き過ぎて逆転写
によってトナー像が転写ドラム側に残ってしまったりす
ることを防ぎ、良好な2次転写を行うことができる。ま
た同様に、上記定着位置で光ディスクDの保護層面全面
で略均一な定着圧力が得られるので、定着圧力が小さ過
ぎて定着不足でトナー像の剥がれが生じたり、定着圧力
が大き過ぎるて光沢ムラが生じたりすることを防ぎ、良
好な定着を行うことができる。
【0050】なお、図3(a)の例では、上記4つの凸
部25c、25d、25e、25fのディスク保持面2
5hからの高さは、光ディスクDの保護層面より若干低
くなるように構成されているが、これに限られるもので
はない。上記4つの凸部25c、25d、25e、25
fのディスク保持面25hからの高さhは、光ディス
クDの保護層面の高さhに対し、±1[mm]の範囲に
あればよい。上記4つの凸部25c、25d、25e、
25fのディスク保持面25hからの高さhが、光デ
ィスクDの保護層面に対し、−1[mm]よりも低すぎる
と、転写ドラム6の表面もしくは定着ローラ8aの表面
の弾性層が弾性変形しても、4つの凸部25c、25
d、25e、25fに当接せず圧力を受けることができ
ない。一方、上記4つの凸部25c、25d、25e、
25fのディスク保持面25hからの高さが、光ディス
クDの保護層面に対し、1[mm]よりも高すぎると、転
写ドラム6の表面もしくは定着ローラ8aの表面の弾性
層が弾性変形しても、光ディスクDに当接せず、転写及
び定着が全くできなくなってしまう。なお、上記4つの
凸部25c、25d、25e、25fの転写ドラム6等
に当接する面に弾性部材を貼付しておくことで、この弾
性部材が弾性変形し、転写圧力及び定着圧力が、光ディ
スクDと4つの凸部25c、25d、25e、25fと
に適正に配分され、より良好な画像品質を得ることがで
きる。また、上記4つの凸部25c、25d、25e、
25fを弾性部材で構成してもよい。
【0051】また、図5(a)は保持テーブル25の搬
送方向下流側の拡大図、図5(b)は保持テーブル25
の搬送方向下流側に上記凸部を設けない場合の説明図で
ある。図5(b)に示すように、転写ドラム6は、オー
バーラップ量Rだけ光ディスクDとオーバーラップする
ように配置してあり、このオーバーラップによって光デ
ィスクDに転写圧力を掛けるようになっている。光ディ
スクDが2次転写位置に進入するとき、各部品形状、組
み付け精度のばらつきにより上記オーバーラップ量Rは
ある範囲内でばらつくことになる。そして、このオーバ
ーラップ量が大きくなる方向にばらついたとき、転写ド
ラム6と光ディスクDとの衝突角θが大きくなり、転
写ドラム6が損傷してしまう可能性が大きくなる。本実
施形態に係る保持テーブル25には、図3(b)に示す
ように、光ディスクDの載置面より搬送方向Fの下流側
の部分にも、上記2つの凸部25c、25dが形成され
ている。図5(a)において、保持テーブル25が2次
転写位置に進入するとき、これら2つの凸部25c、2
5d(凸部25dは図示せず)に転写ドラム6が最初に
当接し、上記一対のスプリング27a、27b(図1参
照)を縮ませ、保持テーブル25を図中左側に移動させ
る。これにより、オーバーラップ量が設定通りに調整さ
れた後に、光ディスクDが転写ドラム6に当接するの
で、衝突角θを所定角度まで小さくでき、転写ドラム
6の損傷を防止することが可能となる。また、上記2つ
の凸部25c、25d(凸部25dは図示せず)の先端
部に、搬送方向上流側に向かって高さが徐々に高くなる
上り勾配25gを設けることにより、この上り勾配25
gの斜面に転写ドラム6が最初に当接し、転写ドラム6
の損傷をより防ぐことができる。また、保持テーブル2
5と転写ドラム6とが当接するときの衝撃を緩和するこ
とができる。なお、図示の例は、2次転写位置で保持テ
ーブル25及び光ディスクDと転写ドラム6とが当接す
る場合を示しているが、定着位置で保持テーブル25及
び光ディスクDと定着ローラ8aとが当接する場合も同
様であり、定着ローラ8aの損傷を防ぎ、保持テーブル
25と定着ローラ8aとが当接するときの衝撃を緩和す
ることができる。
【0052】また、保持テーブル25が2次転写位置に
進入するとき、及び、2次転写動作中は、保持テーブル
25の移動速度と転写ドラム6の周速とは一致している
ことが望ましいが、完全に一致させることは困難であ
る。本実施形態に係る保持テーブル25には、上記4つ
の凸部25c、25d、25e、25fを設けているの
で、保持テーブル25の移動速度と転写ドラム6等の周
速とを略一致させることができる。次に、保持テーブル
25の移動速度と転写ドラム6の周速とを略一致させる
動作について説明する。例えば図5(a)において、保
持テーブル25が2次転写位置に進入するときに、保持
テーブル25の搬送方向下流側の凸部25c表面に転写
ドラム6が当接する。すると上記凸部25cと転写ドラ
ム6との間の摩擦によって、保持テーブル25と転写ド
ラム6のうちいずれか一方が他方に倣い、保持テーブル
25の移動速度と転写ドラム6の周速との速度差をほぼ
無くすことができる。そして、保持テーブル25の移動
速度と転写ドラム6の周速との速度差がほぼない状態
で、保持テーブル25の搬送方向Fに対し光ディスクD
の下流側と転写ドラム6とが当接する。これにより光デ
ィスクDの移動速度と転写ドラム6の周速とが略一致し
て転写を開始する。保持テーブル25の搬送方向Fに対
し光ディスクDの中央部側では、上記4つの凸部25
c、25d、25e、25fが当接しないが、光ディス
クDと転写ドラム6との当接部の幅方向長さが長いのた
め両者の摩擦が大きく、光ディスクDの移動速度と転写
ドラム6の周速とが略一致して転写が行われる。また、
保持テーブル25の搬送方向Fに対し光ディスクDの上
流側では、転写ドラム6が光ディスクDとともに、搬送
方向Fに対し上流側の2つの凸部25e、25f(図3
(b)参照)にも当接し、摩擦が大きくなるため、光デ
ィスクDの移動速度と転写ドラム6の周速とが略一致し
て転写が行われる。このように、光ディスクDの保護層
面全面にわたって、光ディスクDの移動速度と転写ドラ
ム6の周速とが略一致した状態で転写が行われるので、
転写画像の伸びあるいは縮みが生じることなく良好な2
次転写を行うことができる。
【0053】また同様に、保持テーブル25が定着位置
に進入するとき、及び、定着動作中に、光ディスクDの
保護層面全面にわたって、光ディスクDの移動速度と定
着ローラ8aの周速とが略一致した状態で定着が行われ
るので、画像ムラや光沢ムラのない高品質が画像が得ら
れる。
【0054】なお、上記保持テーブル25の4つの凸部
25c、25d、25e、25fの転写ドラム6等と当
接する表面に粗し加工を施して、これら4つの凸部25
c、25d、25e、25fと転写ドラム6等との摩擦
をより大きくすることができる。これにより、上記4つ
の凸部25c、25d、25e、25fの転写ドラム6
等と当接する表面に粗し加工を施さない場合に比べ、保
持テーブル25の移動速度と転写ドラム6等の周速とを
より一致させることができる。具体的には、上記4つの
凸部25c、25d、25e、25fの転写ドラム6等
と当接する表面を、表面粗さがRz=20以上の粗し加
工を施す。表面粗さがRz=20よりも小さすぎると、
上記4つの凸部25c、25d、25e、25fと転写
ドラム6等との間で所望の摩擦力を得ることができな
い。また、上記保持テーブル25の4つの凸部25c、
25d、25e、25fの転写ドラム6等と当接する表
面に粗し加工を施すのではなく、紙やすり等の高摩擦部
材を貼付してもよい。これにより、紙やすり等の高摩擦
部材を貼付しない場合に比べ、上記保持テーブル25の
4つの凸部25c、25d、25e、25fと転写ドラ
ム6等との間でより大きな摩擦力が得られ、光ディスク
Dの移動速度と転写ドラム6等の周速とをより一致させ
ることができる。なお、上記4つの凸部25c、25
d、25e、25fを高摩擦部材で構成してもよい。
【0055】以上説明したように、光ディスクDの保護
層面全面で略均一な転写圧力及び定着圧力が得られる。
また、光ディスクDの保護層面全面で、光ディスクDの
移動速度と転写ドラム6との周速、及び、光ディスクD
の移動速度と定着ローラ8aの周速とをそれぞれ略一致
させることができる。これらのことによって、良好な2
次転写及び定着を行うことができる。さらに、転写ドラ
ム6及び定着ローラ8aと光ディスクDとの衝突角を所
定角度まで小さくできるので、転写ドラム6及び定着ロ
ーラ8aの損傷を防止できるとともに、衝突時の衝撃を
緩和することができる。
【0056】なお、上記実施形態では、保持テーブル2
5に4つの凸部25c、25d、25e、25fを設け
ているが、図3(b)において、搬送方向Fに対し左側
の2つの凸部25c、25eをつなげて一体で構成する
とともに、搬送方向Fに対し右側の2つの凸部25d、
25fをつなげて一体で構成してもよい。これにより、
光ディスクDの保護層面に対しより均一な転写圧力、定
着圧力を与えることができる。また、光ディスクDの保
護層面全面で、光ディスクDの移動速度と転写ドラム6
との周速、及び、光ディスクDの移動速度と定着ローラ
8aの周速とをそれぞれより一致させることができる。
【0057】〔変形例1〕上記実施形態1では、上記保
持テーブル25の4つの凸部25c、25d、25e、
25fの高さは全て等しく構成されているが、保持テー
ブル25の搬送方向Fに対し下流側の2つの凸部25
c、25dのディスク保持面25hからの高さを光ディ
スクDの厚さよりも高くするとともに、これら2つの凸
部25c、25dに上り勾配と下り勾配とを設けること
もできる。図6(a)は本変形例に係る保持テーブル2
5の側面図、図6(b)は図6(a)中矢印G方向から
見た図である。図6(a)に示すように、保持テーブル
25の搬送方向Fに対し下流側の凸部25cは、ディス
ク保持面25hからの最大高さが光ディスクDの保護層
面よりも高くなるように形成されている。また、搬送方
向Fに対し下流側から上流側に向かってディスク保持面
25hからの高さが徐々に高くなる上り勾配25gと、
搬送方向Fに対し下流側から上流側に向かってディスク
保持面25hからの高さが最大高さから徐々に低くなる
下り勾配25iとが形成されている。また、搬送方向F
に対し上記光ディスクDの保護層面の先端角部の幅方向
位置と、下り勾配25iの斜面のうちいずれかの部分の
幅方向位置とが一致するように構成している。なお、図
6(b)に示すように、保持テーブル25の搬送方向F
に対し下流側であって右側の凸部25dにも、左側の凸
部25cと同様に上り勾配25jと下り勾配25kとが
形成されている。
【0058】図7は2次転写位置で転写ドラム6が光デ
ィスクDに当接する動作状態の説明図である。保持テー
ブル25が搬送方向Fに向かって移動すると、転写ドラ
ム6が凸部25cの上り勾配25gに当接してガイドさ
れながら高さの最も高い部分に乗り上げる。その後、転
写ドラム6は下り勾配25iにガイドされながら、光デ
ィスクDに当接する。ここで、凸部25cの最大高さは
光ディスクDの保護層面より高いため、転写ドラム6は
光ディスクDの保護層面に対し斜め上方から当接する。
これにより、搬送方向Fに対し光ディスクDの保護層面
の先端角部に転写ドラム6が弱く当接し、もしくは当接
しないため、転写ドラム6の損傷を防止できる。図示の
例は2次転写位置で転写ドラム6と光ディスクDとが当
接する場合を示しているが、定着位置で定着ローラ8a
と光ディスクDとが当接する場合も同様なので、定着ロ
ーラ8aの損傷を防止することができる。
【0059】〔実施形態2〕上記実施形態1の保持テー
ブル25の4つの凸部25c、25d、25e、25f
が定着ローラ8aに当接すると、定着ローラ8aにはシ
リコンオイル等の離型剤が塗布されているため、これら
4つの凸部25c、25d、25e、25fの表面に離
型剤が付着してしまう。表面に離型剤が付着したまま、
4つの凸部25c、25d、25e、25fが転写ドラ
ム6に当接すると、転写ドラム6に離型剤が付着してし
まう。すると、次の画像形成時、転写ドラム6の表面の
うち離型剤が付着した部分には、感光体ベルト2からト
ナーが転写されにくくなり、画像不良が発生してしまう
という不具合がある。そこで、本実施形態に係るディス
ク保持機構21では、転写動作時と、定着動作時とで、
それぞれ異なる部材が転写ドラムと定着ローラとに対し
突出して当接するように構成し、上記不具合が発生しな
いようにした。
【0060】図8は本実施形態に係るディスク保持機構
21の斜視図である。また、図9(a)は図8中の矢視
MM’断面図である。ディスク保持機構21は、図8に
示すように、ディスク搬送台車50、ディスク搬送台車
50をガイドして搬送するための一対の転写突出用レー
ル61,62、及び、一対の定着突出用レール63,64
から構成されている。上記ディスク搬送台車50は、図
9(a)に示すように、光ディスクDを保持する保持テ
ーブル51、2次転写時に保持テーブル51と共に転写
ドラム6側に突出して転写ドラム6に当接する転写突出
部材52、定着時に保持テーブル51と共に定着ローラ
8a側に突出して定着ローラ8aに当接する定着突出部
材53、定着突出部材53に固設され保持テーブル51
を定着ローラ8a側に突出させるための一対の保持テー
ブルサポートピン54a,54bから構成されている。
上記転写突出部材52には4つの車輪が設けられてい
る。図9(a)では、搬送方向Fに対し右側の2つの車
輪52a,52bしか図示されていないが、搬送方向F
に対し左側にも2つの車輪が設けられているものとす
る。上記転写突出部材52の2つの車輪52a,52b
は転写突出用レール61上を転がり、転写突出部材52
は転写突出用レール61にガイドされながら移動する。
また、上記定着突出部材53にも4つの車輪が設けられ
ているものとする。図9(a)では、搬送方向Fに対し
右側の2つの車輪53a,53bしか図示されていない
が、搬送方向Fに対し左側にも2つの車輪が設けられて
いる。上記定着突出部材53の2つの車輪53a,53
bは定着突出用レール63上を転がり、定着突出部材5
3は定着突出用レール63にガイドされながら移動す
る。
【0061】次に、上記ディスク搬送台車50の動作に
ついて説明する。図9(b)は2次転写位置におけるデ
ィスク搬送台車50の動作説明図、図9(c)は定着位
置におけるディスク搬送台車50の動作説明図である。
図9(a)において、画像形成動作時にディスク搬送台
車50は搬送方向Fに搬送される。すると、図9(b)
において、転写突出用レール61には2次転写位置に対
応した部分に突出用段部61aが形成されているため、
転写突出部材52と保持テーブル51とが図中上方に突
出する。これにより、転写ドラム6に対し、転写突出部
材52と光ディスクDとが当接する。転写突出部材52
が転写圧力の一部を受けるため、光ディスクDの保護層
面全面に略均一な転写圧力を掛けることができる。そし
て、図9(c)において、ディスク搬送台車50が定着
位置に搬送されると、転写突出部材52は転写突出用レ
ール61にガイドされて図中下方に移動する。一方、定
着突出部材53が定着突出用レール63に形成された突
出用段部63aにガイドされて定着ローラ8a側に突出
される。定着突出用部材53の突出により一対の保持テ
ーブルサポートピン54a、54bが保持テーブル51
を定着ローラ8a側に突出させる。これにより、定着ロ
ーラ8aに対し、定着突出部材53と光ディスクDとが
当接する。定着突出部材53が定着圧力の一部を受ける
ため、光ディスクDの保護層面全面に略均一な定着圧力
を掛けることができる。また、このとき、転写突出部材
52は定着ローラ8a側に突出されず、定着ローラ8a
に当接しないので、シリコンオイル等の離型剤が付着す
ることがない。
【0062】〔変形例2〕次に、転写動作時と、定着動
作時とで、それぞれ異なる部材が転写ドラムと定着ロー
ラとに対し突出して当接する、他の構成について説明す
る。図10(a)は2次転写位置における動作説明図、
図10(b)は定着位置における動作説明図である。図
10(a)において、ベースプレート(図示せず)に転
写突出部材71を転写ドラム6側に突出させるための作
動アーム73を備えたモータ72が設けられている。2
次転写位置でモータ72が回転し作動アーム73を矢印
CW方向に回転させると、転写突出部材71が転写ドラ
ム6側に突出する。転写突出部材71の突出によって同
時に保持テーブル51も転写ドラム6側に突出する。こ
れにより、転写ドラム6に対し、転写突出部材71と光
ディスクDとが当接する。転写突出部材71が転写圧力
の一部を受けるため、光ディスクDの保護層面全面に略
均一な転写圧力を掛けることができる。また、図10
(b)において、ベースプレート(図示せず)に定着突
出部材74を定着ローラ8a側に突出させるための作動
アーム76を備えたモータ75が設けられている。定着
位置でモータ75が回転し作動アーム76を矢印CW方
向に回転させると、定着突出部材74が定着ローラ8a
側に突出する。定着突出部材74の突出により一対の保
持テーブルサポートピン77a、77bが保持テーブル
51を定着ローラ8a側に突出させる。これにより、定
着ローラ8aに対し、定着突出部材74と光ディスクD
とが当接する。定着突出部材74が定着圧力の一部を受
けるため、光ディスクDの保護層面全面に略均一な定着
圧力を掛けることができる。このとき、転写突出部材7
1は定着ローラ8a側に突出されず、定着ローラ8aに
当接しないので、シリコンオイル等の離型剤が付着する
ことがない。
【0063】〔変形例3〕上記実施形態2及び変形例2
では、転写動作時と、定着動作時とで、それぞれ異なる
部材が転写ドラムと定着ローラとに対し突出して当接す
る構成について説明したが、保持テーブルの凸部を転写
ドラムの画像形成領域以外の部分に当接させる構成とす
ることもできる。図11は本変形例に係る保持テーブル
81の構成説明図である。保持テーブル81には、転写
ドラム6(図示せず)の画像形成領域に対応した画像形
成対応部分N以外の部分であって、搬送方向Fに対し左
右両側部分に、それぞれ光ディスク保持面81hより高
さの高い凸部81a,81bが形成されている。なお、
画像形成対応部分N以外の部分であって、搬送方向Fに
対し左右両側部分のうち、ディスクDの幅に対応して左
右両側の切り欠き部81c,81dは光ディスク保持面
81hと同じ高さになっている。これらの切り欠き部8
1c,81dを設けることによって、光ディスクDに対
し略均一な転写圧力と定着圧力とを掛けることができ
る。
【0064】上記保持テーブル81は、定着位置で左右
両側の凸部81a,81bが定着ローラ8a(図示せ
ず)に当接し、シリコンオイル等の離型剤がこれらの凸
部81a,81bに付着する。次の画像形成時に、これ
らの凸部81a,81bが転写ドラム6(図示せず)に
当接するため、離型剤が転写ドラム6に付着する場合が
ある。しかし、転写ドラム6に離型剤が付着したとして
も、離型剤が付着した部分は画像形成領域以外の部分で
あるので、画像形成には影響がない。これにより、転写
ドラム6への離型剤の付着で感光体ベルト2(図示せ
ず)からトナーが転写されにくくなり、画像不良が発生
することを防止できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、電子写
真方式を用いて合成樹脂板に画像を形成する場合、該合
成樹脂板の全面で略均一な転写圧力を得ることができ、
転写圧力が小さ過ぎて転写抜けが生じたり、転写圧力が
大き過ぎて逆転写によってトナー像が像担持体側に残っ
てしまったりすることを防ぎ、良好な転写を行うことが
できる。また、上記合成樹脂板の全面で略均一な定着圧
力を得ることができるので、定着圧力が小さ過ぎて定着
不足でトナー像の剥がれが生じたり、定着圧力が大き過
ぎるて光沢ムラが生じたりすることを防ぎ、良好な定着
を行うことができる。
【0066】特に、請求項2の発明によれば、上記転写
圧力もしくは定着圧力によって、上記凸部の少なくとも
その頂部の上記像担持体及び定着部材に対する位置が変
位する。よって、転写圧力及び定着圧力が、上記合成樹
脂板と上記凸部とに適正に配分され、より高品質な画像
を得ることができる。
【0067】特に、請求項3の発明によれば、上記合成
樹脂板と、上記像担持体及び定着部材とが確実に当接
し、良好に転写及び定着を行うことができる。
【0068】特に、請求項4の発明によれば、上記合成
樹脂板の幅方向に掛かる単位長さ当たりの転写圧力を、
該合成樹脂板の全面でより均一にすることができる。ま
た、上記合成樹脂板の幅方向に掛かる単位長さ当たりの
定着圧力を、該合成樹脂板の全面でより均一にすること
ができる。
【0069】請求項5乃至7の発明によれば、上記合成
樹脂板の移動速度と該像担持体及び定着部材との表面移
動速度との間で速度差がある場合であっても、該速度差
をより一致させることができる。よって、転写画像の伸
びあるいは縮みが生じることなく良好な転写を行うこと
ができる。また、画像ムラや光沢ムラがない良好な定着
を行うことができる。
【0070】請求項8及び9の発明によれば、上記像担
持体もしくは定着部材と、合成樹脂板との衝突角を小さ
くでき、該像担持体もしくは定着部材の損傷を防ぐこと
ができる。また、上記像担持体及び定着部材が上記凸部
に当接するときの衝撃を緩和することができる。
【0071】特に、請求項9の発明によれば、上記像担
持体もしくは定着部材が、上記合成樹脂板先端部には当
接しない。よって、上記像担持体もしくは定着部材の損
傷をより防ぐことができる。
【0072】請求項10及び11の発明によれば、上記
シリコンオイル等の離型剤による上記画像不良等の不具
合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】(a)及び(b)は、同プリンタのディスク搬
送部による光ディスクの搬送動作を示す説明図。
【図3】(a)は保持テーブルの側面図。(b)は
(a)中の矢印G方向から見た保持テーブルの図。
【図4】光ディスクDの搬送方向と直交する幅方向の長
さの違いを示した図。
【図5】(a)は保持テーブル25の搬送方向下流側の
拡大図。(b)は保持テーブル25の搬送方向下流側に
上記凸部を設けない場合の説明図。
【図6】(a)は変形例1に係る保持テーブル25の側
面図。(b)は(a)中矢印G方向から見た図。
【図7】2次転写位置で転写ドラム6が光ディスクDに
当接する動作状態の説明図。
【図8】他の実施形態に係るディスク保持機構の斜視
図。
【図9】(a)は図8中の矢視MM’断面図。(b)は
2次転写位置におけるディスク搬送台車50の動作説明
図。(c)は定着位置におけるディスク搬送台車50の
動作説明図。
【図10】(a)は他の変形例に係る2次転写位置にお
ける動作説明図。(b)は定着位置における動作説明
図。
【図11】さらに他の変形例に係る保持テーブル81の
構成説明図。
【符号の説明】
1 画像形成部 2 感光体ベルト 6 中間転写ドラム 7a,7b 2次転写チャージャ 8 定着ユニット 8a 定着ローラ 10 ディスク収容部 20 ディスク搬送部 21 ディスク保持機構 24 搬送ベルト 25 保持テーブル 25c、d、e、f 凸部 25g 上り勾配 25h ディスク保持面 25i 下り勾配 30 制御部 40 板状体表裏判別装置 50 ディスク搬送台車 51 保持テーブル 52 転写突出部材 53 定着突出部材 54a、b 保持テーブルサポートピン 61、62 転写突出用レール 63、64 定着突出用レール 71 転写突出部材 72、75 モータ 73、76 作動アーム 74 定着突出部材 81 保持テーブル 81a、b 凸部 81c、d 切り欠き部 D 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 治樹 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 Fターム(参考) 2C062 RA01 2H032 AA02 AA14 BA08 BA13 BA15 2H033 AA06 AA45 BA11 BA12 BA59 BB04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に載置された合成樹脂板を保持しなが
    ら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段に
    よる該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像担
    持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したトナ
    ー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する転
    写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、
    表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表面に
    転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定着手
    段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、上記
    保持部材の上記表面のうち、搬送方向と直交する方向の
    該合成樹脂板の最大幅に比べ幅が狭い該合成樹脂板部分
    の側方に位置する表面部分に、該合成樹脂板の厚みと略
    同じ高さの凸部を設け、該合成樹脂板の搬送中に該凸部
    が上記像担持体及び定着部材と当接することを特徴とす
    る合成樹脂板用画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の合成樹脂板用画像形成装置にお
    いて、上記凸部の少なくともその頂部の上記像担持体及
    び定着部材に対する位置が変位し得るように構成したこ
    とを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の合成樹脂板用画像形成装
    置において、上記像担持体及び定着部材として表面部に
    弾性を有するものを用い、上記凸部の高さを、上記保持
    部材に上記合成樹脂板を載置したときの該合成樹脂板表
    面高さに比べ、±1[mm]の範囲内となるように構成し
    たことを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の合成樹脂板用画像形
    成装置において、上記合成樹脂板の搬送方向と直交する
    方向で該合成樹脂板の幅と上記凸部の幅との和が、該合
    成樹脂板の搬送方向で略同一となるように、該凸部を構
    成したことを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  5. 【請求項5】表面に載置された合成樹脂板を保持しなが
    ら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段に
    よる該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像担
    持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したトナ
    ー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する転
    写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、
    表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表面に
    転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定着手
    段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、上記
    保持部材の上記表面のうち、上記合成樹脂板の搬送方向
    下流側の表面部分に、該表面よりも高さの高い凸部を設
    け、該合成樹脂板の搬送中に該凸部が上記像担持体及び
    定着部材と当接することを特徴とする合成樹脂板用画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の合成樹脂板
    用画像形成装置において、上記保持部材の上記表面のう
    ち、搬送方向と直交する方向の該合成樹脂板の最大幅に
    比べ幅が狭い該合成樹脂板部分の側方に位置する表面部
    分に設けた該合成樹脂板の厚みと略同じ高さの凸部、及
    び、上記保持部材の上記表面のうち、上記合成樹脂板の
    搬送方向下流側の表面部分に設けた該表面よりも高さの
    高い凸部のうち少なくとも一方の表面の表面粗さを、R
    z=20以上としたことを特徴とする合成樹脂板用画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4又は5の合成樹脂板
    用画像形成装置において、上記保持部材の上記表面のう
    ち、搬送方向と直交する方向の該合成樹脂板の最大幅に
    比べ幅が狭い該合成樹脂板部分の側方に位置する表面部
    分に設けた該合成樹脂板の厚みと略同じ高さの凸部、及
    び、上記保持部材の上記表面のうち、上記合成樹脂板の
    搬送方向下流側の表面部分に設けた該表面よりも高さの
    高い凸部のうち少なくとも一方の表面に、該保持部材の
    表面よりも摩擦係数の大きな高摩擦部材を設け、もしく
    は、該各凸部のうち少なくとも一方を該保持部材の表面
    よりも摩擦係数の大きな高摩擦部材で構成したことを特
    徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
  8. 【請求項8】表面に載置された合成樹脂板を保持しなが
    ら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段に
    よる該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像担
    持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したトナ
    ー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する転
    写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中に、
    表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表面に
    転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定着手
    段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、上記
    保持部材を上記像担持体もしくは定着部材に対して付勢
    する付勢手段と、該保持部材の表面のうち上記合成樹脂
    板の搬送方向下流側の表面部分に、該合成樹脂板の搬送
    方向下流側から上流側にかけて徐々に高さが高くなる上
    り勾配を有する該表面よりも高さの高い凸部とを設け、
    該合成樹脂板の搬送中に上記像担持体もしくは定着部材
    が該上り勾配と最初に当接することを特徴とする合成樹
    脂板用画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8の合成樹脂板用画像形成装置にお
    いて、上記凸部の高さを上記合成樹脂板の画像形成面よ
    りも高くなるように構成し、上記上り勾配よりも該合成
    樹脂板の搬送方向上流側に、該合成樹脂板の搬送方向下
    流側から上流側にかけて徐々に高さが低くなる下り勾配
    を設け、上記像担持体もしくは定着部材の表面が該下り
    勾配に当接して無端移動しながら該合成樹脂板の画像形
    成面に当接するように構成したことを特徴とする合成樹
    脂板用画像形成装置。
  10. 【請求項10】表面に載置された合成樹脂板を保持しな
    がら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段
    による該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像
    担持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したト
    ナー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する
    転写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中
    に、表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表
    面に転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定
    着手段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、
    上記保持部材の上記表面のうち、搬送方向と直交する方
    向の該合成樹脂板の最大幅に比べ幅が狭い該合成樹脂板
    部分の側方に位置する表面部分に設けた該合成樹脂板の
    厚みと略同じ高さの凸部、及び、上記保持部材の上記表
    面のうち、上記合成樹脂板の搬送方向下流側の表面部分
    に設けた該表面よりも高さの高い凸部が、上記像担持体
    の画像形成領域以外の部分に当接することを特徴とする
    合成樹脂板用画像形成装置。
  11. 【請求項11】表面に載置された合成樹脂板を保持しな
    がら搬送する保持部材を備えた搬送手段と、該搬送手段
    による該合成樹脂板の搬送中に、表面が無端移動する像
    担持体上に顕像化物質であるトナーを用いて形成したト
    ナー像を該合成樹脂板表面に転写圧力を掛けて転写する
    転写手段と、該搬送手段による該合成樹脂板の搬送中
    に、表面が無端移動する定着部材により該合成樹脂板表
    面に転写されたトナー像を定着圧力を掛けて定着する定
    着手段とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、
    上記像担持体に当接して上記転写圧力を受ける転写圧力
    受け部材と、上記定着部材に当接して上記定着圧力を受
    ける定着圧力受け部材とを別々に設け、該転写圧力受け
    部材の該像担持体と接触する箇所を、定着にあっては該
    定着部材に接触しない位置をとらせるように構成し、該
    定着圧力受け部材の該定着部材と接触する箇所を、転写
    にあっては該像担持体に接触しない位置をとらせるよう
    に構成したことを特徴とする合成樹脂板用画像形成装
    置。
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