JP2002037111A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JP2002037111A
JP2002037111A JP2000224220A JP2000224220A JP2002037111A JP 2002037111 A JP2002037111 A JP 2002037111A JP 2000224220 A JP2000224220 A JP 2000224220A JP 2000224220 A JP2000224220 A JP 2000224220A JP 2002037111 A JP2002037111 A JP 2002037111A
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force actuator
operation member
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Katsutoshi Nishizaki
勝利 西崎
Shiro Nakano
史郎 中野
Masaya Segawa
雅也 瀬川
Ryohei Hayama
良平 葉山
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部材と舵取り機構とが機械的に結合してい
ない車両用操舵装置において、急操舵時の操舵フィーリ
ングと、手放し時における車両挙動の収斂性を両立す
る。 【解決手段】ステアリングホイールに操作反力を与える
反力アクチュエータは、通常時には、ステアリングホイ
ールの操作角に比例するトルクを発生する(S2)。手
放し状態が検出されると(S1)、手放し時制御に切り
換えられる。手放し時制御では、制御則に粘性項もしく
は摩擦項を加えるか、またはステアリングホイールの中
立位置付近に不感帯を設定する(S3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操向のための操
作部材と舵取り機構との間の機械的な結合の無い車両用
操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリングホイールと舵取り車輪を転
舵するための舵取り機構との機械的な結合を無くし、ス
テアリングホイールの操作方向および操作量を検出する
とともに、その検出結果に基づいて、舵取り機構に電動
モータ等のアクチュエータからの駆動力を与えるように
した車両用操舵装置(いわゆるステア・バイ・ワイヤ・
システム)が提案されている(たとえば、特開平9−1
42330号公報参照)。
【0003】このような構成を採用することにより、舵
取り機構とステアリングホイールとを機械的に連結する
必要がないので、衝突時におけるステアリングホイール
の突き上げを防止できるとともに、舵取り機構の構成を
簡素化および軽量化することができる。また、ステアリ
ングホイールの配設位置の自由度が増し、さらには、ス
テアリングホイール以外のレバーまたはペダル等の他の
操作部材の採用をも可能とすることができる。
【0004】上記のような構成の車両用操舵装置におい
ては、ステアリングホイールの操作と舵取り機構の動作
との関係を電気的制御によって、自由に変更することが
できるので、車両の運転性能を飛躍的に向上できるもの
と期待されている。たとえば、ステアリングホイールの
操作トルクまたは操作角に対応する目標ヨーレートまた
は目標横加速度を求め、これらに基づいて舵取り機構の
動作を制御することによって、車両の姿勢制御を行うこ
とができ、操舵に対する車両の運動特性を最適化でき
る。
【0005】ステアリングホイールには、ステアリング
ホイールを中立位置に導くための反力ばねが車体との間
に結合されている。また、ステアリングホイールの操作
角に応じた操作反力を与える反力アクチュエータが結合
されていて、これにより、ステアリングホイールと舵取
り機構とが機械的にリンクされた従来からのステアリン
グ装置の場合とほぼ同様の操作性を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】反力アクチュエータの
制御則に摩擦項もしくは粘性項を導入したり、またはス
テアリングホイールの中立位置付近に反力制御を行わな
い不感帯を設けたりすると、急操舵時に引っ掛かり感が
生じ、操舵フィーリングが悪いという問題が生じる。逆
に、これらの成分を除くと、旋回状態から手放し状態に
したときに、ステアリングホイールが舵角中点をオーバ
ーシュートし、車両挙動の収斂性が悪化する。そのた
め、急操舵時の引っ掛かり感の解消と車両挙動の良好な
収斂性とを両立することが困難であった。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、良好な操舵フィーリングを実現できると
ともに、車両挙動の収斂性も良好な車両用操舵装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、車両の操
向のための操作部材(1)と、この操作部材に操作反力
を与える反力アクチュエータ(19)と、上記操作部材
の操作量に応じた反力が発生するように上記反力アクチ
ュエータを制御する通常制御手段(20,S2)と、運
転者が上記操作部材から手を離した状態で上記操作部材
が中立位置に戻る手放し状態を検出する手放し状態検出
手段(20,S1)と、この手放し状態検出手段によっ
て手放し状態が検出されたことに応答して、上記反力ア
クチュエータの制御則に粘性項もしくは摩擦項を追加す
るか、または上記操作部材の中立位置付近において上記
反力アクチュエータを駆動しない不感帯を設定して、上
記反力アクチュエータの制御を行う手放し時制御手段
(20,S3)とを含むことを特徴とする車両用操舵装
置である。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態に
おける対応構成要素等を表す。以下、この項において同
じ。
【0009】この発明によれば、運転者が操作部材から
手を離した状態で操作部材が中立位置に戻る手放し状態
が検出される。そして、この手放し状態が検出されたこ
とに応答して、反力制御の態様が切り換えられ、反力ア
クチュエータの制御則に、粘性項もしくは摩擦項が追加
されるか、または、操作部材の中立位置付近に不感帯が
設定される。手放し状態が検出されなければ、制御則に
粘性項もしくは摩擦項が追加されることも、操作部材の
中立位置付近において不感帯が設定されることもなく、
通常の反力制御が行われる。したがって、急操舵時にお
いて、粘性項または摩擦項に起因する引っ掛かり感が生
じることがない。これにより、良好な操舵フィーリング
を確保できる。その一方で、手放し状態が検出される
と、粘性項または摩擦項を追加するなどして車両挙動の
収斂性の向上が図られる。このようにして、この発明に
よれば、操舵フィーリングと車両挙動の収斂性とを両立
することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、車両の操向のため
の操作部材(1)と、この操作部材に操作反力を与える
反力アクチュエータ(19)と、上記操作部材の操作量
に応じた反力が発生するように上記反力アクチュエータ
を制御する通常制御手段(20,S2)と、上記操作部
材の操作に応じて駆動される舵取り機構の転舵角を検出
する転舵角検出手段(13)と、運転者が上記操作部材
から手を離した状態で上記操作部材が中立位置に戻る手
放し状態を検出する手放し状態検出手段(20,S1)
と、この手放し状態検出手段によって手放し状態が検出
されたことに応答して、上記操作部材の操作角が上記舵
取り機構の転舵角に応じた値となるように、上記反力ア
クチュエータを制御する手放し時制御手段(20,S1
3)とを含むことを特徴とする車両用操舵装置である。
【0011】この発明によれば、操作部材の手放し状態
が検出されると、舵取り機構の転舵角に応じた操作角が
達成されるように反力アクチュエータが制御される。こ
のように、手放し状態検出時において、反力アクチュエ
ータの制御態様を切り換えることにより、操作部材が手
放し状態で中立位置に戻る際に、車両挙動の収斂性を向
上することができる。その一方で、手放し状態が検出さ
れなければ、反力アクチュエータの制御は、操作部材の
操作に応じて行われるから、急操舵時における引っ掛か
り感が生じることもない。このようにして、この発明に
おいても、良好な操舵フィーリングと手放し時における
車両挙動の収斂性とを両立することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の基本的な構成
を説明するための概念図である。この車両用操舵装置
は、ステアリングホイール(操作部材)1の回転操作に
応じて駆動される操舵用アクチュエータ2の動作をステ
アリングギア3によって前部左右車輪4(舵取り車輪)
の転舵運動に変換することによって、ステアリングホイ
ール1とステアリングギア3とを機械的に連結すること
なく、操舵を達成している。この場合に、操舵用アクチ
ュエータ2およびステアリングギア3などにより、舵取
り機構が構成されている。
【0013】操舵用アクチュエータ2は、たとえば公知
のブラシレスモータ等の電動モータにより構成すること
ができる。ステアリングギア3は、操舵用アクチュエー
タ2の出力シャフトの回転運動をステアリングロッド7
の軸方向(車幅方向)の直線運動に変換する運動変換機
構(ボールねじ機構など)を有する。ステアリングロッ
ド7の運動は、タイロッド8を介してナックルアーム9
に伝達され、このナックルアーム9の回動を引き起こ
す。これにより、ナックルアーム9に支持された車輪4
の転舵が達成される。
【0014】ステアリングホイール1は、車体に対して
回転可能に支持された回転シャフト10に連結されてい
る。この回転シャフト10には、ステアリングホイール
1に操舵反力を与えるための反力アクチュエータ19が
付設されている。具体的には、反力アクチュエータ19
は、回転シャフト10と一体の出力シャフトを有するブ
ラシレスモータ等の電動モータにより構成することがで
きる。回転シャフト10のステアリングホイール1とは
反対側の端部には、渦巻きばねなどからなる弾性部材3
0(反力ばね)が車体との間に結合されている。この弾
性部材30は、反力アクチュエータ19がステアリング
ホイール1にトルクを付加していないときに、その弾性
力によって、ステアリングホイール1を直進操舵位置
(中立位置)に復帰させる。
【0015】ステアリングホイール1の操作入力値を検
出するために、回転シャフト10の回転角に対応する操
作角δhを検出するための操作角センサ11が設けられ
ている。また、回転シャフト10には、ステアリングホ
イール1に加えられた操作トルクTを検出するためのト
ルクセンサ12が設けられている。一方、操舵用アクチ
ュエータ2の出力値を検出するための出力値センサとし
て、車輪4の転舵角δを検出する転舵角センサ13が設
けられている。この転舵角センサ13は、操舵用アクチ
ュエータ2によるステアリングロッド7の作動量を検出
するポテンショメータなどで構成することができる。
【0016】操作角センサ11、トルクセンサ12およ
び転舵角センサ13は、コンピュータを含むステアリン
グ系制御装置20(舵取り制御手段)に接続されてい
る。この制御装置20には、さらに、車両の横加速度G
yを検出するための横加速度センサ15と、車両のヨー
レートγを検出するヨーレートセンサ16と、車速Vを
検出する速度センサ14とが接続されている。なお、横
加速度Gyおよびヨーレートγに相関する変量として、
操作角δhと車速V以外に、たとえば、車輪速を検出す
るセンサを制御装置20に接続してもよい。
【0017】制御装置20は、駆動回路22,23を介
して操舵用アクチュエータ2と反力アクチュエータ19
とを制御する。より具体的には、制御装置20は、操作
角センサ11が検出する操作角δhに対応した転舵角δ
が達成されるように操舵用アクチュエータ2を制御する
ための舵取り制御を実行する。さらに、制御装置20
は、ヨーレートセンサ16および横加速度センサ15に
よってそれぞれ検出される車両のヨーレートγおよび横
加速度Gyに基づいて、車両挙動の安定化のための姿勢
制御を、操舵用アクチュエータ2の駆動による舵取り制
御によって実現する。すなわち、たとえば、車両がスピ
ンしそうになったような場合に、操舵用アクチュエータ
2の制御によってすみやかにカウンターステア状態に導
くなどして、車両姿勢の立て直しを図る。
【0018】また、制御装置は、操作角センサ11が検
出する操作角δhに対応した操作反力がステアリングホ
イール1に与えられるように、駆動回路23を介して反
力アクチュエータ19を制御する。図2は、制御装置2
0による反力アクチュエータ19の制御を説明するため
のフローチャートである。制御装置20は、操作角セン
サ11によって検出される操作角δhなどに基づき、ス
テアリングホイール1が操作トルクが与えられることな
く中立位置に復帰しつつある状態を手放し状態として検
出する(ステップS1)。ステアリングホイール1の手
放し状態が検出されないときには、通常の反力制御が行
われる(ステップS2)。すなわち、反力アクチュエー
タ19が発生するトルクの目標値(トルク目標値)Tm
*が下記第(1)式に従って求められる。
【0019】 Tm*=α・δh ・・・・・・(1) (ただし、αは正の定数) すなわち、通常の反力制御においては、反力アクチュエ
ータ19が発生すべきトルク目標値Tm*は、操作角δh
に比例する値に定められる。一方、ステアリングホイー
ル1の手放し状態が検出されると、反力アクチュエータ
19の制御態様が、手放し時反力制御に切り換えられる
(ステップS3)。すなわち、反力アクチュエータ19
の制御則に粘性項もしくは摩擦項を追加するか、または
ステアリングホイール1の中立位置付近に反力アクチュ
エータ19による操舵抵抗を与えない不感帯を設定す
る。
【0020】粘性項は、粘性係数C(C>0)と、操作
角δhの時間微分値δh′との積C・δh′によって表す
ことができる。また、摩擦項は、摩擦係数K(K>0)
に操作角の時間微分値δh′の符号を付与した値により
表すことができ、K・δh′/|δh′|により表すこと
ができる。そこで、反力アクチュエータ19の制御則に
粘性項を加える場合には、制御装置20は、下記第(2)
式に従って反力アクチュエータ19のトルク目標値Tm
*を演算する。
【0021】 Tm*=α・δh−C・δh′ ・・・・・・(2) これに対して、反力アクチュエータ19の制御則に摩擦
項を追加する場合であれば、制御装置20は、下記第
(3)式に従って反力アクチュエータ19のトルク目標値
Tm*を定める。 Tm*=α・δh−K・δh′/|δh′| ・・・・・・(3) 粘性項および摩擦項の両方を制御則に追加してもよい。
この場合には、反力アクチュエータ19のトルク目標値
Tm*は、下記第(4)式によって表されることになる。
【0022】 Tm*=α・δh−C・δh′−K・δh′/|δh′| ・・・・・・(4) ステアリングホイール1の中立位置付近に不感帯を設け
る場合には、当該不感帯の角度範囲−δhn≦δh≦δhn
(δhn>0であり、たとえば、δhn=10〜15度)に
おいて、反力アクチュエータ19のトルク目標値Tm*
が零に設定される。ステアリングホイール1の手放し状
態は、ステアリングホイール1、反力アクチュエータ1
9および弾性部材30などを含むコラム系のモデルに基
づいて推定することができる。すなわち、運転者がステ
アリングホイール1に加える操舵入力トルクTh、反力
アクチュエータ19によりステアリングホイール1に加
えられるトルクTm、コラム慣性I、粘性係数Cc、弾
性部材30の反力ばね定数k、およびステアリングホイ
ール1の操作角δhの間には、下記第(5)式の関係が成立
する。
【0023】 Th+Tm=I・δh″+Cc・δh′+k・δh ・・・・・・(5) (ただし、δh′は、δhの時間微分値、δh″は、δhの
時間に関する2階微分値である。) これから、ステアリングホイール1に加えられている操
舵入力トルクThは、下記第(6)式により与えられるこ
とになる。
【0024】 Th=I・δh″+Cc・δh′+k・δh−Tm・・・・・・(6) そこで、この第(6)式により与えられる操舵入力トルク
値Thがほぼ零となるときに、手放し状態とみなすこと
ができる。上記第(6)式において、トルクTmには、ト
ルクセンサ12による検出値を代入してもよいし、反力
アクチュエータ19を構成するモータの電流値iに基づ
いて、Kt・i(ただし、Ktはトルク定数)によりT
mを置き換えてもよい。さらに、反力アクチュエータ1
9を一次遅れ系で近似することによって、下記第(7)式
により、トルクTmを近似することとしてもよい。
【0025】 Tm=Kt・i/(1+τs) ・・・・・・(7) (ただし、sは、ラプラス演算子、τは時定数であ
る。) モータ電流値iには、制御装置20から駆動回路23に
与えられるモータ電流指示値を用いてもよいし、反力ア
クチュエータ19に実際に印加されるモータ電流を検出
し、この検出値を代入することとしてもよい。図3は、
この発明の第2の実施形態を説明するためのフローチャ
ートである。この第2の実施形態の説明においては、上
述の図1を再び参照する。また、図3において、図2の
各ステップと同様な処理が行われる各ステップには、図
2の場合と同一の参照符号を付して示す。
【0026】図3には、制御装置20による反力アクチ
ュエータ19の制御処理が示されている。この実施形態
においては、制御装置20は、手放し状態が検出されな
いときには(ステップS1のNO)、通常反力制御(ス
テップS2)を行うととも、手放し状態が検出される
と、反力アクチュエータ19の制御態様を手放し時反力
制御に切り換える(ステップS13)。すなわち、この
実施形態では、転舵角センサ13および操作角センサ1
1によってそれぞれ検出される転舵角δおよび操作角δ
hを監視しつつ、転舵角δに対応する操作角δhが達成
されるように、反力アクチュエータ19をフィードバッ
ク制御する。
【0027】通常反力制御は、上述の第1の実施形態の
場合と同様に、反力アクチュエータ19のトルク目標値
Tm*として、操作角δhに比例する値を設定する制御で
ある。これに対して、手放し時制御は、転舵角δに相当
する操作角δhが達成されるように、反力アクチュエー
タ19のトルク目標値Tm*を設定する制御である。こ
れにより、操舵輪4に働くセルフアライニングトルクに
よって、転舵角δが中点に戻るに従って、これに同期す
るように操作角δhが中点に導かれるように、反力アク
チュエータ19が制御される。これにより、ステアリン
グホイール1が手放し状態で中立位置に戻るときに、舵
取り機構と同様なスムーズな回帰を実現することがで
き、オーバーシュートが生じたりすることがない。この
ようにして、急操舵時の操舵フィーリングを犠牲にする
ことなく、車両挙動の収斂性を向上することができる。
【0028】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明は、他の形態で実施することもで
き、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設
計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の
基本的な構成を説明するための概念図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による反力制御を説
明するためのフローチャートである。
【図3】この発明の第2の実施形態による反力制御を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 操舵用アクチュエータ 3 ステアリングギア 4 舵取り車輪 7 ステアリングロッド 11 操作角センサ 12 トルクセンサ 13 転舵角センサ 19 反力アクチュエータ 20 ステアリング系制御装置 22 駆動回路 23 駆動回路 30 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 119:00 137:00 137:00 (72)発明者 瀬川 雅也 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 葉山 良平 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC02 CC08 CC18 CC42 DA03 DA05 DA15 DA23 DA24 DA29 DA33 DA64 DB11 DC22 DD03 EB04 EB12 EC23 EC29 GG01 3D033 CA03 CA13 CA14 CA16 CA17 CA18 CA20 CA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の操向のための操作部材と、 この操作部材に操作反力を与える反力アクチュエータ
    と、 上記操作部材の操作量に応じた反力が発生するように上
    記反力アクチュエータを制御する通常制御手段と、 運転者が上記操作部材から手を離した状態で上記操作部
    材が中立位置に戻る手放し状態を検出する手放し状態検
    出手段と、 この手放し状態検出手段によって手放し状態が検出され
    たことに応答して、上記反力アクチュエータの制御則に
    粘性項もしくは摩擦項を追加するか、または上記操作部
    材の中立位置付近において上記反力アクチュエータを駆
    動しない不感帯を設定して、上記反力アクチュエータの
    制御を行う手放し時制御手段とを含むことを特徴とする
    車両用操舵装置。
  2. 【請求項2】車両の操向のための操作部材と、 この操作部材に操作反力を与える反力アクチュエータ
    と、 上記操作部材の操作量に応じた反力が発生するように上
    記反力アクチュエータを制御する通常制御手段と、 上記操作部材の操作に応じて駆動される舵取り機構の転
    舵角を検出する転舵角検出手段と、 運転者が上記操作部材から手を離した状態で上記操作部
    材が中立位置に戻る手放し状態を検出する手放し状態検
    出手段と、 この手放し状態検出手段によって手放し状態が検出され
    たことに応答して、上記操作部材の操作角が上記舵取り
    機構の転舵角に応じた値となるように、上記反力アクチ
    ュエータを制御する手放し時制御手段とを含むことを特
    徴とする車両用操舵装置。
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