JP2002030046A - アリールオレフィンのアミノ化によるアリールエチルアミンの製造法 - Google Patents

アリールオレフィンのアミノ化によるアリールエチルアミンの製造法

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JP2002030046A JP2001151173A JP2001151173A JP2002030046A JP 2002030046 A JP2002030046 A JP 2002030046A JP 2001151173 A JP2001151173 A JP 2001151173A JP 2001151173 A JP2001151173 A JP 2001151173A JP 2002030046 A JP2002030046 A JP 2002030046A
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ハラルド・トラオトヴァイン
Matthias Beller
マティアス・ベラー
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クラオディア・ブラインドル
Christian Hartung
クリスティアン・ハルテュング
Annegret Tillack
アンネグレート・ティラック
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    • C07D295/02Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms containing only hydrogen and carbon atoms in addition to the ring hetero elements
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 工業的実施に適し、高収率で、触媒生産性が
高く純度の高い1-位にアルキル置換基を有する 一般式
I の2-アリールエチルアミン誘導体の製造法を提供する。 【解決手段】 一般式IIa-c の芳香族オレフィンと一般式III のアミンとを塩基存在下で反応させる方法。 その一例は、アリルベンゼンとベンジルアミンからn−
BuLiの存在下、N−2−(1−フエニル)プロピル
−N−ベンジルアミンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、触媒として塩基の存在下でアリ
ールオレフィンおよびアミンから2-アリールエチルアミ
ンを製造する方法に関する。
【0002】1位にアルキル置換基を有する2-アリール
エチルアミン誘導体(アリール-CHR1-CHR2-NR3R4, アン
フェタミン)は、薬化学の分野の化合物の重要な部類で
ある。置換基に依存して、2-アリールエチルアミンは種
々の生物活性を示し、多くの症状分野で医薬として産業
上的に重要である。医薬的に使用されるアンフェタミン
の例はフェンフルラミン(食欲抑制剤)、プロリンタン
(交感神経興奮剤)、フェネチリン(交感神経興奮剤)
およびブホテニン(精神異常薬)である。
【0003】一般に、2-アリールエチルアミンおよびそ
の誘導体は、2-アリールエチルハライドとアミンとの
(求核置換)反応により製造される。このプロセスで
は、少なくとも化学量論量の副産物(塩廃物)を形成す
る。加えて、多くのアルキル化反応が起こるので、相当
する求核置換の収率は良くない。2-アリールエチルアミ
ン誘導体の別の合成がアリールアセトアルデヒド誘導体
から開始し、当該アリールアセトアルデヒド誘導体は遷
移金属触媒の存在下で還元的にアミノ化される(例え
ば、 (a) Glennon, R. A.; Smith, J. D.; Ismaiel, A.
M.; EI-Ashmawy, M.;Battaglia, G.; Fisher, J. B. J.
Med. Chem. 1991年, 34, 1094; (b) Nicols,D. E. J.
Med. Chem. 1973, 16, 480を参照)。このプロセスの問
題はアリールアセトアルデヒド誘導体の入手・利用性お
よび遷移金属触媒の価格にある。
【0004】上記実験室的合成の欠点を避ける方法は、
スチレンの塩基性触媒アミノ化である。ここで、原子効
率的なように塩基の存在下でスチレンにアミンを加え
る。この反応の例はBeller, M.; Breindl, C. Tetrahed
ron 1998, 54, 6359に見出される。しかし、このプロセ
スは、アンフェタミン、すなわち1-位にアルキル置換基
をさらに有する2-アリールエチルアミンが合成されるべ
き時、必要な出発化合物が簡単で実際的な方法で合成す
ることができないので、問題がある。
【0005】上記の理由のため、廉価で、容易に入手で
きる出発物質から簡単な方法で達成できる1-位にアルキ
ル置換基を有する2-アリールエチルアミン誘導体を製造
し、しかも公知の製造法の欠点を有せず、したがって、
工業的に実施するのに適しており、高収率で、触媒生産
性が高く純度の高い1-位にアルキル置換基を有する2-ア
リールエチルアミン誘導体を得る新規な方法の必要性が
存在した。
【0006】驚いたことに、式(IIa-c)のアリールオレ
フィンおよびアミンから、塩基の存在下で、1-位にアル
キル置換基を有する2-アリールエチルアミン誘導体を得
られることが見出された。この場合、アミノ化は、オレ
フィン基の二重結合の位置から殆ど独立して、アリール
オレフィンの2-位において高い選択率で起こる。
【0007】したがって、オレフィン基中の2-位または
それ以上の位置に二重結合を有する、より容易に入手で
きるアリールオレフィンを、1-位にアルキル置換基を有
する2-アリールエチルアミン誘導体の製造に使用でき
る。アリールオレフィンの2-位における特異的なアミノ
化は異性化反応に先行すると思われる(ドミノ異性
化)。こうして、特定の2-アリールエチルアミン誘導体
の合成において、異なる位置に二重結合を有するアリー
ルオレフィンの異性体混合物もまた直接使用できる。
【0008】したがって、本発明は、式(I)
【0009】
【化4】
【0010】の2-アリールエチルアミンの製造法に関す
る。式中、R1 〜R6は同一または異なり、水素、C1-C24-
アルキル、C3-C12-シクロアルキル(環は、N、O、S、P
からなる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含む
こともでき、環の大きさは3〜12である。)、フェニ
ル、ナフチル、フルオレニル、C6-C14-アリール、C2-C
13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群から選択さ
れるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大き
さは3〜14である。)であることができ、ここで、これ
らの基自身が各場合にモノ−またはポリ置換されること
ができ、この場合のこれらの置換基は互いに独立して水
素、C1-C20-アルキル、C1-C10-フルオロアルキル、C3-C
12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pからなる群から選
択される1〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大
きさは3〜12である。)、フェニル、C6-C14-アリール、
C3-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群から選
択されるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の
大きさは3〜14である。)、C1-C1 0-アルコキシ、C6-C14
-アリールオキシ、C3-C13-ヘテロアリールオキシ(N、
O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜
4であることができ、環の大きさは3〜14である。)、C1
-C9-トリフルオロメチルアルキル、トリフルオロメチ
ル、フルオロ、ニトロ、ヒドロキシル、トリフルオロメ
チルスルフォナト、チオ、チオラト、NH-アルキル-C1-C
8の形態のC1-C8-置換アミノ、 NH-アリール-C5-C6、 N-
アルキル2-C1-C8, N-アリール2-C5-C6, NHCOH、 NH-CO-
アルキル-C1-C8、 NH-CO-アリール-C5-C6, NHCOO-アル
キル-(C1-C4); NHCOO-アリール-(C3-C8);シアノ、C1-C6
-アシロキシ、C1-C7-CO2H、 SO2-アリール-(C3-C6)、SO
-アリール-(C3-C6)、SO2-アルキル-(C1-C6)、 SO-アル
キル-(C1-C6)、スルフィナト、SO 3H およびSO3R9の形態
のスルフォナト、 P(フェニル)2、P-アルキル2-(C1-
C8)、P-アリール2-(C3-C8)、 PO-フェニル2、 POアルキ
2-(C1-C4)、PO3H2、 PO3HR 9および PO3 R9,の形態の
ホスファト、CONH2、CONR9 2、 CONHR9(R9はC1-C8-アル
キルまたはC6-アリールのいずれかである。)、C1-C6-
トリアルキルシリルを含み、ここで、明確のため、n個
のサブユニット中の個々の置換基R5 およびR6は互いに
独立した置換基として理解されることが指摘される、そ
してR7およびR8は、同一または異なり、水素、C1-C24-
アルキル、C3-C12-シクロアルキル(環は、N、O、S、P
からなる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含む
こともでき、環の大きさは3〜12である。)、フェニ
ル、ナフチル、フルオレニル、C6-C14-アリール、C2-C
13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群から選択さ
れるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大き
さは3〜14である。)、フルオリン、OH、NO2、CN、O-C1
-C24-アルキル、O-C3-C12-シクロアルキル(環は、N、
O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘテロ原
子を含むこともでき、環の大きさは3〜12である。)、O
-C6-C14-アリール、O-C2-C13-ヘテロアリール(N、O、
S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4で
あることができ、環の大きさは3〜14である。)、N-(C1
-C24)2-アルキル、N-(C3-C8)2-シクロアルキル(環は、
N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘテロ
原子を含むこともでき、環の大きさは3〜12であ
る。)、N-(C6-C14-アリール)2, N-(C2-C13-ヘテロアリ
ール)2(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原
子の数は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14で
ある。)、O2C-C1-C24-アルキル、O2C-C3-C8-シクロア
ルキル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される1
〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3
〜12である。)、O2C-C6-C14-アリール、NR10-CO-(C1-C
24)2-アルキル、NR10-CO-(C3-C12)2-シクロアルキル
(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個
のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜12で
ある。)、NR10-CO-(C6-C14-アリール)2、NR10-CO-(C2-
C 13-ヘテロアリール)2(N、O、S、Pからなる群から選択
されるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大
きさは3〜14である。)、ここでR10はC1-C8-アルキルま
たはC6-アリールであり、Si-(C1-C24)4-アルキル、Si-
(C3-C12)4-シクロアルキル(環は、N、O、S、Pからなる
群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこともで
き、環の大きさは3〜12である。)、Si-(C6-C14-アリー
ル)4、Si-(C2-C13-ヘテロアリール)4(N、O、S、Pから
なる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であること
ができ、環の大きさは好ましくは3〜14である。)であ
ることができ、ここで、これらの基自身が各場合にモノ
−またはポリ置換されることができ、この場合のこれら
の置換基は互いに独立して水素、C1-C20-アルキル、C 1-
C10-フルオロアルキル、C3-C12-シクロアルキル(環は
N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘテロ原
子を含むことができ、環の大きさは3〜12である。)、
フェニル、C6-C14-アリール、C3-C13-ヘテロアリール
(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
る。)、C1-C10-アルコキシ、C6-C14-アリールオキシ、
C3-C13-ヘテロアリールオキシ(N、O、S、Pからなる群
から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることがで
き、環の大きさは3〜14である。)C1-C9-トリフルオロ
メチルアルキル、トリフルオロメチル、フルオロ、ニト
ロ、ヒドロキシル、トリフルオロメチルスルフォナト、
チオ、チオラト、NH-アルキル-C1-C8の形態のC1-C8-置
換アミノ、 NH-アリール-C5-C6、 N-アルキル2-C1-C8,
N-アリール2-C5-C6, NHCOH、NH-CO-アルキル-C1-C8、 N
H-CO-アリール-C5-C6, NHCOO-アルキル-(C1-C4); NHCOO
-アリール-(C3-C8); シアノ、C1-C6-アシロキシ、C1-C7
-CO2H、 SO2-アリール-(C3-C6)、SO-アリール-(C3-
C6)、SO2-アルキル-(C1-C6)、 SO-アルキル-(C1-C6)、
スルフィナト、SO3H およびSO3R9の形態のスルフォナ
ト、 P(フェニル)2、P-アルキル2-(C1-C8)、 P-アリー
2-(C3-C8)、 PO-フェニル2、 POアルキル2-(C1-C4)、
PO3H2、 PO3HR9および PO3 R9,の形態のホスファト、CO
NH2、CONR9 2、CONHR9(R9はC1-C8-アルキルまたはC6-ア
リールのいずれかである。)、C1-C6-トリアルキルシリ
ルであることができ、式(I)中のアリールはC3-C14-アリ
ール、C2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群
から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることがで
き、環の大きさは3〜14である。)であることができ、
ここで、これらの基自身が各場合にモノ−またはポリ置
換されることができ、この場合のこれらの置換基は互い
に独立して水素、C1-C20-アルキル、C1-C10-フルオロア
ルキル、C3-C12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pから
なる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むことも
でき、環の大きさは3〜12である。)、フェニル、C6-C
14-アリール、C2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pから
なる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であること
ができ、環の大きさは3〜14である。)、C1-C10-アルコ
キシ、C6-C14-アリールオキシ、C1-C9-トリフルオロメ
チルアルキル、トリフルオロメチル、フルオロ、ニト
ロ、ヒドロキシル、トリフルオロメチルスルフォナト、
チオ、チオラト、NH-アルキル-C1-C8の形態のC1-C8-置
換アミノ、 NH-アリール-C5-C6、 N-アルキル2-C1-C8
N-アリール2-C5-C6、N-アルキル3- C1-C8 +、N-アリー
3-C5-C6 +、 NHCOH、 NH-CO-アルキル-C1-C8、 NH-CO-
アリール-C5-C6, NHCOO-アルキル-(C1-C4); NHCOO-アリ
ール-(C3-C8); シアノ、C1-C6-アシロキシ、SO2-アリー
ル-(C3-C6)、SO-アリール-(C3-C6)、SO2-アルキル-(C1-
C6)、 SO-アルキル-(C1-C6)、スルフィナト、SO3H およ
びSO3R9の形態のスルフォナト、 P(フェニル)2、CHCHCO
OH、P-アルキル2-(C1-C8)、 P-アリール2-(C3-C8)、 PO
-フェニル2、 POアルキル2-(C1-C4)、PO3H2、 PO3HR9
よびPO3 R9,の形態のホスファト、CONH2、CONR9 2、 CON
HR9(R9はC1-C8-アルキルまたはC6-アリールのいずれか
である。)、C1-C6-トリアルキルシリルであることがで
き、nは0〜11の数である。前記式(I)の2-アリールエチ
ルアミン誘導体を製造方法は、一般式(IIa-c):
【0011】
【化5】
【0012】の芳香族オレフィンと一般式(III):
【0013】
【化6】
【0014】のアミンと(式中、IIおよびIII中のR1〜R
8は式Iについて定義したのと同じ意味であり、aおよび
bは0〜9の数であるが、a+bが<10であり、cが0〜10で
あることを条件とする。)を塩基、特にブレンステッド
塩基の存在下で反応させることである。好適な塩基は、
アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属(例え
ば、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム)、
アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属水素化物
(例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、水素化
マグネシウム、水素化カルシウム)、アルカリ金属およ
び/またはアルカリ土類金属アミド(例えば、リチウム
ジイソプロピルアミド、ナトリウムアミド、リチウムジ
エチルアミド、ナトリウムジメチルアミド)、アルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属アルコキシド(例
えば、カリウムtert-ブトキシド)、アルカリ金属および
/またはアルカリ土類金属炭化水素(例えば、ブチルリ
チウム、メチルリチウム、フェニルリチウム、フェニル
ナトリウム、ジエチルマグネシウム)がある。アルカリ
金属、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属水
素化物、アルカリ金属アミドならびにアルカリ金属炭化
水素が特に好ましい。
【0015】R1〜R6が水素、C1-C8-アルキル、C6-C14-
アリール、C3-C12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pか
らなる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこと
もでき、環の大きさは3〜12である。)であることがで
き、ここで、これらの基自身が各場合にモノ−〜トリ置
換されることができ、この場合のこれらの置換基は互い
に独立して水素、C1-C20-アルキル、C6-C14-アリール、
C3-C12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pからなる群か
ら選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環
の大きさは3〜12である。)、C1-C10-アルコキシ、C1-C
14-アリールオキシ、C3-C13-ヘテロアリールオキシ
(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
る。)、フルオロ、トリフルオロメチル、N-アルキル2-
C1-C8、 N-アリール2-C5-C6であることができ、そしてR
7およびR8は、互いに独立して、水素、フルオロ、トリ
フルオロメチル、C6-C14-アリール、O-C1-C8-アルキ
ル、O-C3-C12-シクロアルキル(環は、N、O、S、Pから
なる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこと
もでき、環の大きさは3〜12である。)、O-C6-C14-アリ
ール、O-C2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる
群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることがで
き、環の大きさは3〜14である。)、N-(C1-C8)2-アルキ
ル、N-(C3-C8)2-シクロアルキル(環は、N、O、S、Pか
らなる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこ
ともでき、環の大きさは3〜12である。)、N-(C6-C14-
アリール)2、 N-(C2-C13-ヘテロアリール)2(N、O、S、
Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であ
ることができ、環の大きさは3〜14である。)であるこ
とができ、ここで、これらの基自身が各場合にモノ−〜
トリ置換されることができ、この場合のこれらの置換基
は互いに独立して水素、C1-C20-アルキル、C3-C12-シク
ロアルキル(環はN、O、S、Pからなる群から選択される
1〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3
〜12である。)、フェニル、C6-C14-アリール、C3-C13-
ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群から選択される
ヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大きさは
3〜14である。)、C1-C10-アルコキシ、C6-C14-アリー
ルオキシ、C3-C13-ヘテロアリールオキシ(N、O、S、P
からなる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4である
ことができ、環の大きさは3〜14である。)、N-アルキ
2-C1-C8, N-アリール2-C5-C6、トリフルオロメチル、
フルオロの場合に式(I)の化合物が調製されるときに方
法が特に好適である。特に好適な置換基は、フェニル、
ナフタレン、フェナントレン、ピロール、フラン、チオ
フェン、インドール、キノリン、ベンゾフランでもあ
り、式(I)中のアリールはC3-C14-アリール、C2-C13-ヘ
テロアリール(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘ
テロ原子の数は1〜4であることができ、環の大きさは3
〜14である。)であり、ここで、これらの基自身が各場
合にモノ−〜トリ置換されることができ、この場合のこ
れらの置換基は互いに独立して水素、C1-C20-アルキ
ル、C3-C12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pからなる
群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこともで
き、環の大きさは3〜12である。)、フェニル、C6-C14-
アリール、C2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからな
る群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることが
でき、環の大きさは3〜14である。)、C1-C10-アルコキ
シ、C1-C9-トリフルオロメチルアルキル、トリフルオロ
メチル、フルオロ、ニトロ、ヒドロキシル、トリフルオ
ロメチル-スルフォナト、チオ、チオラトであることが
でき、そしてnは0〜7の数である。
【0016】シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、
アリールおよびヘテロアリール置換基の好適な環の大き
さは5〜7である。本発明の方法は、R1〜R6が互いに独立
して水素、C1-C8-アルキル、C6-C14-アリール、C3-C12-
シクロアルキル(環はN、O、S、Pからなる群から選択さ
れる1〜2個のヘテロ原子も含むこともでき、環の大きさ
は3〜12である。)であり、R7およびR8が水素、C3-C14-
アリール、C2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからな
る群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることが
でき、環の大きさは3〜14である。)であり、nの数が0
〜7であるときにアンフェタミンの製造に非常に特に適
していることが証明された。
【0017】本発明の方法に関連して、式IIのオレフィ
ンの混合物を有利に使用することができ、式Iのアリー
ルエチルアミンを生成物として選択的に得る。式IIのオ
レフィン混合物は、例えば、廉価なオレフィンを使用し
てハロゲン化アリールのHeck反応により調製できる(M.
Beller, T. H. Riermeier, G. Stark in TransitionMet
als for Organic Synthesis (Eds. M. Beller, C. Bol
m) Vol. I, pp. 208 -240, Wiley-VCH, Weinheim, 1998
参照)。
【0018】本発明に使用する溶媒は概して不活性有機
溶媒である。脂肪族および芳香族エーテル(MTBE、TH
F、ジオキサン、アニソール、ジエチルエーテル、ジブ
チルエーテル等)、ポリエーテル(ポリエチレングリコー
ル等)、芳香族および/または脂肪族炭化水素(トルエ
ン、キシレン、テトラリン、オクタン等)ならびにそれ
らの混合物が特に適している。加えて、tertアミン(ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、メチルジイソプロ
ピルアミン等)、双極性非プロトン性溶媒(DMSO、DMAc、
NMP、テトラメチル尿素等)中でまたは溶媒なしで反応を
行うこともできる。
【0019】-70 to 200℃の温度で反応は進行し、多く
の場合、0〜180℃、好ましくは20〜140℃の温度が作用
するのに適していることが証明された。反応は、特に低
沸点アミンを使用する場合に加圧下で行うことができ
る。
【0020】触媒として塩基を反応混合物に添加しなけ
ればならない。塩基触媒は、存在するアミンを脱プロト
ン化させ対応するアミドにする作用をする。塩基と対応
するアミドの双方が二重結合の異性化、それに続くアミ
ノ化を触媒する。適当な塩基は、低濃度のアミンを脱プ
ロトン化できるような化合物である。この目的に特に適
しているものは、KOtBuのようなアルカリ金属および/
またはアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属お
よび/またはアルカリ土類金属アミド、ブチルリチウ
ム、フェニルリチウムのようなアルカリ金属および/ま
たはアルカリ土類金属元素および/またはアルカリ金属
および/またはアルカリ土類金属炭化水素および/また
はアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属ヒドロ
キシであり、好ましくは、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、カルシウム、マグネシウム、セシウムのアルコキ
シド、アミド、これらの元素自身、炭化水素、および/
またはヒドロキシドである。「固体超塩基」(例えば、
アルカリ金属ドープゼオライト)を触媒として使用でき
る。
【0021】本発明の方法では、塩基は、好ましくは、
アミンに関して触媒量で使用する。0.01 eq〜0.5 eqの
触媒量が好ましく使用される。0.05 eq - 0.4 eqの塩基
触媒が特に好ましく使用される。
【0022】一定の場合では、中間体として形成される
アルカリ金属またはアルカリ土類金属アミドを安定化さ
せる共触媒を添加してよい結果となることが分かった。
使用できる共触媒は、特に、TMEDAのようなキレート化
ジアミンがあるが、トリアルキルアミンまたはエーテル
も使用でき、これらは非環式および/または開環である
ことができる。使用される共触媒の量は0.01 eq 〜1.5
eq (アミンを基準に)である。0.05 eq〜1 eqの共触媒が
好適に使用される。
【0023】本発明で製造されるアミンは医薬品として
非常に重要である。
【0024】
【実施例】下記の実施例は本発明の方法を例証するため
であり、本発明を制限するものではない。
【0025】一般的実施手順 アミン(2.5ミリモル)および100μlのヘキサデカン(内
部GC標準)をアルゴン保護ガス雰囲気下Aldrich Ace圧力
チューブ中の5ml無水テトラヒドロフラン中に溶解させ
る。室温でゆっくりと20モル%のn-ブチルリチウム (ヘ
キサン中1.6 Mのn-BuLi溶液)を加える。この溶液を10分
間攪拌してからアリルベンゼン(5 ミリモル)を加える。
普通強力に着色される溶液を20時間指定した温度で反応
させる。冷却後、2mlの水を使用して加水分解すると、
溶液の脱色が起こる。生成物の単離のため、得られたバ
ッチを5mlの1M塩酸および5 mlのジクロロメタンを用い
て処理する。水相を分離し、有機相を各場合5mlの1M塩
酸で3回抽出する。合わせた水相をNa2CO3で中和し、各
場合5mlのジクロロメタンで5回抽出する。有機相を水
で洗い、MgSO4上で乾燥する。減圧中で溶媒を除去した
後、生成物をカラムクロマトグラフィーにより単離し
た。
【0026】(実施例1)N-2-(1-フェニル)プロピルピペリジン :一般的実施手順
に従って、ピペリジン(2.5ミリモル; 247μl)およびア
リルベンゼン(5ミリモル; 662μl)を、20モル%のn-BuLi
溶液(0.5ミリモル; 313μl)を加えて室温で反応させ
る。カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン/酢酸エチル
= 3:1)により生成物を精製する。無色油状物としてN-2-
(1-フェニル)プロピルピペリジンを得る。収率89%(GC);
84%(単離)。1HNMR (CDCl3, 400.1 MHz, 25℃, ( = pp
m): 7.24 (m, 2H, フェニル); 7.15 (m,3H,フェニル);
3.00 (dd , 2J(H, H)=12.9 Hz, 3J(H, H) = 3.8 Hz, 1
H, Ph-CH 2); 2.76 (ddq , 3J(H, H) = 10.1 Hz , 3J(H,
H) = 6.5 Hz , 3J(H, H) = 3.8Hz, 1H, Ph-CH2-CH);
2.54 (m, 4H, N-CH2); 2.36 (dd, 2J(H, H) = 12.9 Hz,
3J(H, H) = 10.1 Hz, 1H, Ph-CH2); 1.59 (m, 4H, N-C
H2-CH2); 1.43 (m, 2H, N-CH2-CH2-CH2); 0.91 (d, 3J
(H, H) = 6.5 Hz, 3H, CH3)。 13C NMR (CDCl3, 100.6
MHz, 25(C, ( = ppm): 141.0, 129.2, 128.1, 125.7, 6
2.1, 49.6, 39.1, 26.4, 24.9, 14.2。 GC-MS: m/z 203
[M+], 112 [M+ - C6H5-CH2], 91, 69. MS (Cl, イソブ
タン): 204 [M+ + H], 112 [M+ - C6H5-CH2], 86. 元素
分析 C14H21Nについての計算値: C 82.70, H 10.41, N
6.89. 実測値: C 82.68, H 10.42, N6.85。
【0027】(実施例2)N-2-(1-フェニル)プロピルモルホリン :一般的実施手順
に従って、モルホリン (2.5ミリモル; 218μl)およびア
リルベンゼン(5ミリモル; 662μl)を、20モル%のn-BuLi
溶液(0.5ミリモル; 313μl)を加えて50℃で反応させ
る。カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン/酢酸エチル
= 1:1)により生成物を精製する。無色油状物としてN-2-
(1-フェニル)プロピルモルホリンを得る。収率88%(GC);
80%(単離)。 1H NMR (CDCl3, 400.1 MHz, 25℃, ( = pp
m): 7.26 (m, 2H, フェニル); 7.16 (m, 3H, フェニ
ル); 3.72 (m, 4H, O-CH2); 2.99 (dd , 2J(H, H) = 1
3.1 Hz, 3J(H, H) = 4.4 Hz, 1H, Ph-CH2); 2.75 (ddq
, 3J(H, H) = 9.7 Hz, 3J(H, H) =6.5 Hz , 3J(H, H)
= 4.4 Hz, 1H, Ph-CH2-CH); 2.60 (m, 4H, N-CH2); 2.3
9 (dd , 2J(H, H) = 13.1 Hz, 3J(H, H) = 9.7 Hz, 1H,
Ph-CH2); 0.94 (d, 3J(H, H) = 6.5 Hz, 3H, CH3)。
13C NMR (CDCl3, 100.6 MHz, 25℃, ( = ppm): 140.3,1
29.2, 128.2, 125.8, 67.3, 61.6, 49.0, 39.1, 14.2。
GC-MS: m/z = 114 [M + - C6H5-CH2], 91, 70. MS (Cl,
イソブタン): 206 [M+ + H], 114 [M+ - C6H5-CH2].
元素分析:C13H19NOについての計算値: C 76.06, H 9.3
3, N 6.82 実測値: C 76.06, H 9.19, N 6.88。
【0028】(実施例3)N-2-(1-フェニル)プロピル-N-ベンジルアミン :一般的
実施手順に従って、ベンジルアミン (2.5ミリモル; 273
μl)およびアリルベンゼン(5ミリモル; 662μl)を、20
モル%のn-BuLi溶液(0.5ミリモル; 313μl)を加えて50℃
で反応させる。カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン/
酢酸エチル= 4:1)により生成物を精製する。無色油状物
としてN-2-(1-フェニル)プロピル-N-ベンジルアミンを
得る。収率65%(GC); 60%(単離)。1H NMR (CDCl3, 400.1
MHz, 25℃, ( = ppm): 7.29 - 7.12(m, 10H, フェニ
ル); 3.83 (d, 2J(H, H) = 13.3 Hz, 1H, Ph-CH2-N);
3.72 (d, 2J(H, H) = 13.3 Hz, 1H, Ph-CH2-N); 2.92
(6重項, 1H , 3J(H, H) = 3J(H,H) = 6.3 Hz, 1H, Ph-C
H2-CH); 2.76 (dd, 2J(H, H) = 13.3 Hz, 3J(H, H) =
6.3 Hz, 1H, Ph-CH2-CH); 2.62 (dd , 2J(H, H) = 13.3
Hz, 3J(H, H) = 6.3 Hz,1 H, Ph-CH2-CH); 1.54 (s, 1
H, NH); 1.08 (d, 3J(H, H) = 6.3 Hz, 3H, CH3)。 13C
NMR (CDCl3, 100.6 MHz, 25℃, ( = ppm): 140.4, 13
9.4, 129.3, 128.3, 128.3, 127.9, 126.8, 126.1, 53.
7, 51.2, 43.5, 20.1。 GC-MS: m/z = 134[M+ - C6H5-C
H2], 91, 65. MS (Cl, イソブタン): 226 [M+ + H], 13
4 [M+ - C6H5-CH2]. 元素分析: C16H19Nについての計
算値: C 85.28, H 8.50, N 6.22. 実測値: C 85.19, H
8.51, N 6.19。
【0029】(実施例4)N-(S)-1-フェニルエチル-N-2-(1-フェニル)プロピルア
ミン :一般的実施手順に従って、S-(−)-α-メチルベン
ジルアミン(2.5ミリモル; 318μl)およびアリルベンゼ
ン(5ミリモル; 662μl)を、20モル%のn-BuLi溶液(0.5ミ
リモル;313μl)および20モル%のテトラメチルエチレン
ジアミン(0.5ミリモル; 75μl)を加えて50℃で反応させ
る。カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン/酢酸エチル
= 2:1)により生成物を精製する。無色油状物としてN-
(S)-1-フェニルエチル-N-2-(1-フェニル)プロピルアミ
ンを得る。収率32%(GC); 30%(単離)。1H NMR (CDCl3, 4
00.1 MHz, 25℃, δ = ppm): 7.36 - 6.94 (m, 2・ 10
H, フェニル); 3.93, 3.88 (2・q, 3J(H, H) = 6.6 Hz,
2・ 1H, Ph-CHMe-N); 2.88,2.66 (2・ dd, 2J(H, H) =
12.9 Hz , 3J(H, H) = 5.0 Hz, 2・ 1H, Ph-CH2); 2.7
7, 2.65 (2・ m, 2・ 1 H, Ph-CH2-CH); 2.59, 2.50 (2
・ dd, 2J(H, H) = 12.9 Hz, 3J(H, H) = 7.5 Hz,2・ 1
H, Ph-CH2); 1.46 (2・ s, 2・ 1H, NH); 1.31, 1.27
(2・ d, 3J(H, H)= 6.7 Hz, 2・ 3H, Ph-CH(CH3)-N);
1.05, 0.92 (2・ d, 3J(H, H) = 6.3 Hz, 2・ 3H, Ph-C
H2-CH-CH3)。 13C NMR (CDCl3,100.6 MHz, 25(C, δ =
ppm): 146.1, 145.4, 139.5, 139.3, 129.4, 129.2, 12
8.4, 128.3, 128.3, 128.2, 126.8,126.6, 126.5, 126.
3, 126.1, 125.9, 55.3, 54.8, 51.9, 50.8, 44.2, 42.
5, 25.0, 24.5, 21.1, 19.9。 GC-MS: m/z = 239 [M+],
148 [M+ - C6H5-CH2], 105[C6H5-CH-CH3] 91,79。元素
分析:C17H21Nについての計算値: C 85.30, H 8.84,N
5.85. 実測値: C 85.20, H 8.88, N 5.86。
【0030】(実施例5)N-n-ブチル-N-2-(1-フェニル)プロピルアミン :一般的
実施手順に従って、n-ブチルアミン(2.5ミリモル; 247
μl)およびアリルベンゼン(5ミリモル; 662μl)を、20
モル%のn-BuLi溶液(0.5ミリモル; 313μl)を加えて50℃
で反応させる。カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン/
酢酸エチル= 1:2)により生成物を精製する。無色油状物
としてN-n-ブチル-N-2-(1-フェニル)プロピルアミンを
得る。収率62%(GC); 54%(単離)。1H NMR (CDCl3, 400.1
MHz, 25℃,δ= ppm): 7.27 (m, 2H,フェニル); 7.17
(m, 3H, フェニル); 2.87 (6重項, 3J(H, H) = 3J(H,
H) = 6.5 Hz, 1H, Ph-CH2-CH); 2.73 (dd, 2J(H, H) =
13.3 Hz, 3J(H, H) = 6.5 Hz, 1H, Ph-CH2); 2.65 (dd
d, 2J(H, H) = 11.1 Hz, 3J(H, H) = 8.1 Hz, 3J(H, H)
=6.5 Hz, 1H, N-CH2); 2.58 (dd, 2J(H, H) = 13.3 H
z, 3J(H, H) = 6.5 Hz, 1H, Ph-CH2); 2.51 (ddd, 2J
(H, H) = 11.1 Hz, 3J(H, H) = 7.6 Hz, 3J(H, H) =6.7
Hz, 1H, N-CH2); 1.40 (m, 2H, N-CH2-CH2); 1.37 (s,
1H, NH); 1.25 (6重項, 3J(H, H) = 3J(H, H) = 7.4 H
z, 2H, CH2-CH2-CH3); 1.04 (d, 3J(H, H) =6.5 Hz, 3
H, CH-CH3); 0.85 (t, 3J(H, H) = 7.4 Hz, 3H, CH2-CH
3)。 13C NMR(CDCl3,100.6 MHz, 25℃,δ= ppm): 139.
5, 129.2, 128.3, 126.1, 54.7, 47.0,43.6, 32.3, 20.
4, 20.2, 13.9. GC-MS: m/z = 191 [M+], 176 [M+ - CH
3], 100 [M+ - C6H5-CH2], 91, 77。元素分析 C13H21N
についての計算値: C 81.61, H11.06, N 7.32. 実測値:
C 81.44, H 10.99, N 7.20。
【0031】(実施例6)N-n-ブチル-N-メチル-N-2-(1-フェニル)プロピルアミ
:一般的実施手順に従って、n-ブチルメチルアミン
(2.5ミリモル; 296μl)およびアリルベンゼン(5ミリモ
ル; 662μl)を、20モル%のn-BuLi溶液(0.5ミリモル; 31
3μl)を加えて室温で反応させる。カラムクロマトグラ
フィー(n-ヘキサン/酢酸エチル= 3:1)により生成物を精
製する。無色油状物としてN-n-ブチル-N-メチル-N-2-(1
-フェニル)プロピルアミンを得る。収率66%(GC); 61%
(単離)。1H NMR (CDCl3, 400.1 MHz, 25℃,δ= ppm):
7.26 (m, 2H, フェニル); 7.17 (m, 3H, フェニル); 2.
94 (dd, 2J(H, H) = 12.5 Hz, 3J(H, H) = 4.0 Hz, 1H,
Ph-CH2); 2.89 (m, 1H, Ph-CH2-CH); 2.44 (m, 2H, N-
CH2); 2.38 (dd, 2J(H, H) = 12.5 Hz , 3J(H, H) = 9.
5 Hz,1 H, Ph-CH2); 2.28 (s, 3H, N-CH3); 1.46 (m, 2
H, N-CH2-CH2); 1.31 (m, 2H, CH2-CH2-CH3); 0.91 (t,
3J(H, H) = 7.3 Hz, 3H, CH2-CH3); 0.90 (d, 3J(H,H)
= 6.9 Hz, 3H, CH-CH3)。 13C NMR (CDCl3, 100.6 MH
z, 25℃,δ= ppm): 140.8, 129.2, 128.2, 125.7, 60.
3, 53.2, 39.0, 37.1, 30.4, 20.7, 14.1, 13.9。 GC-M
S: m/z = 205 [M+], 190 [M+ - CH3], 162 [M+ - CH2CH
2CH3], 114 [M+- C6H5-CH2], 91, 72, 58. 元素分析 C
14H23Nについての計算値: C 81.89, H 11.29, N 6.82
実測値: C 81.31, H 11.19, N 6.76。
【0032】(実施例7)N-2-(1-フェニル)プロピルアニリン :一般的実施手順に
従って、アニリン (2.5ミリモル; 228μl)およびアリル
ベンゼン(2.5ミリモル; 331μl)を、20モル%のn-BuLi溶
液(0.75ミリモル; 469μl)および30モル% のKOtBu (0.7
5 mmol, 84 mg)を加えて120℃で反応させる。カラムク
ロマトグラフィー(n-ヘキサン/酢酸エチル= 15:1)によ
り生成物を精製する。無色油状物としてN-2-(1-フェニ
ル)プロピルアニリンを得る。収率54%(GC); 50%(単
離)。1H NMR (CDCl3, 400.1 MHz, 25℃,δ= ppm): 7.28
(m, 2H, フェニル); 7.18 (m, 3H, フェニル); 7.16
(m, 2H,フェニル); 6.68 (m, 1H, フェニル); 6.62 (m,
2H, フェニル); 3.75 (m, 1H,Ph-CH2-CH); 3.61 (s, 1
H, NH); 2.93 (dd, 2J(H, H) = 13.4 Hz, 3J(H, H) =
4.8 Hz, 1H, Ph-CH2); 2.68 (dd, 2J(H, H) = 13.4 Hz,
3J(H, H) = 7.3 Hz, 1H, Ph-CH2); 1.13 (d, 3J(H, H)
= 6.3 Hz, 3H, CH3)。 13C NMR (CDCl3, 100.6MHz, 25
℃,δ= ppm): 147.1, 138.5, 129.5, 129.3, 128.3, 12
6.2, 117.2, 113.4, 49.4, 42.2, 20.1。 GC-MS: m/z =
211 [M+], 120 [M+ - C6H5-CH2], 91, 77。元素分析
C15H17Nについての計算値: C 85.26, H 8.11, N 6.63
実測値: C85.41, H 8.10, N 6.64。
【0033】(実施例8)N-2-(1-フェニル)ブチルピペリジン :一般的実施手順に
従って、ピペリジン (2.5ミリモル; 247μl)および4-フ
ェニル-1-ブテン (5ミリモル; 746μl)を、20モル%のn-
BuLi溶液(0.5ミリモル; 313μl)を加えて50℃で反応さ
せる。カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン/酢酸エチ
ル= 4:1)により生成物を精製する。無色油状物としてN-
2-(1-フェニル)ブチルピペリジンを得る。収率59%(GC);
57%(単離)。1H NMR (CDCl3, 400.1 MHz, 25℃,δ= pp
m): 7.25 (m, 2H, フェニル); 7.16(m, 3H, フェニル);
2.94 (dd , 2J(H, H) = 12.9 Hz, 3J(H, H) = 4.0 Hz,
1H,Ph-CH2); 2.66 - 2.40 (m, 5H, N-CH2, Ph-CH2-C
H); 2.33 (dd, 2J(H, H) = 12.9 Hz, 3J(H, H) = 9.0 H
z, 1H, Ph-CH2); 1.54 (m, 4H, N-CH2-CH2); 1.49 - 1.
38 (m, 3H, N-CH2-CH2-CH2, Ph-CH2-CH-CH2); 1.32 (m,
1H, Ph-CH2-CH-CH2);0.81 (t, 3J(H, H) = 7.3 Hz, 3
H, CH3)。 13C NMR (CDCl3, 100.6 MHz, 25℃,δ= pp
m): 141.7, 129.2, 128.1, 125.4, 68.6, 49.6, 35.5,
26.6, 25.1, 23.3, 11.7. GC-MS: m/z = 217 [M+], 188
[M+ - CH2CH3], 126 [M+ - C6H5-CH2], 91, 69。元素
分析 C15H23Nについての計算値: C 82.89, H 10.67, N
6.44 実測値: C 82.80, H 10.62, N 6.33。
フロントページの続き (72)発明者 マティアス・ベラー ドイツ連邦共和国18119 ロストック,ベ ルンシュタインヴェーク 16 (72)発明者 クラオディア・ブラインドル ドイツ連邦共和国80333 ミュンヘン,ガ ーベルスベルゲルシュトラーセ 81 (72)発明者 クリスティアン・ハルテュング ドイツ連邦共和国80993 ミュンヘン,リ ースシュトラーセ 74 (72)発明者 アンネグレート・ティラック ドイツ連邦共和国18146 ロストック,ハ ー−ヴォルト−クライスト−ヴェーク 19 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC21 AC52 BA02 BA03 BA06 BA32 BA34 BA71 BB11 BB15 BB18 BB41 BC10 4H039 CA71 CF10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、R1 〜R6は同一または異なり、水素、C1-C24-ア
    ルキル、C3-C12-シクロアルキル(環は、N、O、S、Pか
    らなる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこ
    ともでき、環の大きさは3〜12である。)、フェニル、
    ナフチル、フルオレニル、C6-C14-アリール、またはC2-
    C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群から選択さ
    れるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大き
    さは3〜14である。)であることができ、ここで、これ
    らの基自身が各場合にモノ−またはポリ置換されること
    ができ、この場合のこれらの置換基は互いに独立して水
    素、C1-C20-アルキル、C1-C10-フルオロアルキル、C3-C
    12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pからなる群から選
    択される1〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大
    きさは3〜12である。)、フェニル、C6-C14-アリール、
    C3-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからなる群から選
    択されるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の
    大きさは3〜14である。)、C1-C10-アルコキシ、C6-C14
    -アリールオキシ、C3-C13-ヘテロアリールオキシ(N、
    O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜
    4であることができ、環の大きさは3〜14である。)、C1
    -C9-トリフルオロメチルアルキル、トリフルオロメチ
    ル、フルオロ、ニトロ、ヒドロキシ、トリフルオロメチ
    ルスルフォナト、チオ、チオラト、NH-アルキル-C1-C8
    の形態のC1-C8-置換アミノ、 NH-アリール-C5-C6、 N-
    アルキル2-C1-C8、 N-アリール2-C5-C6、 NHCOH、 NH-C
    O-アルキル-C1-C8、 NH-CO-アリール-C5-C6, NHCOO-ア
    ルキル-(C1-C4); NHCOO-アリール-(C3-C8); シアノ、C1
    -C6-アシロキシ、C1-C7-CO2H、 SO2-アリール-(C3-
    C6)、SO-アリール-(C3-C6)、SO2-アルキル-(C1-C6)、 S
    O-アルキル-(C1-C6)、スルフィナト、SO3H およびSO3R9
    の形態のスルフォナト、 P(フェニル)2、P-アルキル2-
    (C1-C8)、 P-アリール2-(C3-C8)、 PO-フェニル2、 PO
    アルキル2-(C1-C4)、PO3H2、 PO3HR9および PO3 R9の形
    態のホスファト、CONH2、CONR9 2、 CONHR9(R9はC1-C8-
    アルキルまたはC6-アリールのいずれかである。)また
    はC1-C6-トリアルキルシリルを含み、ここで、n個のサ
    ブユニット中の個々の置換基R5 およびR6は異なる置換
    基であることもでき、そしてR7およびR8は、同一または
    異なり、水素、C1-C24-アルキル、C3-C12-シクロアルキ
    ル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2
    個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜12
    である。)、フェニル、ナフチル、フルオレニル、C6-C
    14-アリール、C2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pから
    なる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であること
    ができ、環の大きさは3〜14である。)、フルオリン、O
    H、NO2、CN、O-C1-C24-アルキル、O-C3-C12-シクロアル
    キル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される1〜
    2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜1
    2である。)、O-C6-C14-アリール、O-C2-C13-ヘテロア
    リール(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原
    子の数は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14で
    ある。)、N-(C1-C24)2-アルキル、N-(C3-C8)2-シクロ
    アルキル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される
    1〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは
    3〜12である。)、N-(C6-C14-アリール)2, N-(C2-C13-
    ヘテロアリール)2(N、O、S、Pからなる群から選択され
    るヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大きさ
    は3〜14である。)、O2C-C1-C24-アルキル、O2C-C3-C8-
    シクロアルキル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択
    される1〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大
    きさは3〜12である。)、O2C-C6-C14-アリール、NR10-C
    O-(C1-C24)2-アルキル、NR10-CO-(C3-C12)2-シクロアル
    キル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される1〜
    2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜1
    2である。)、NR10-CO-(C6-C14-アリール)2、NR10-CO-
    (C2-C13-ヘテロアリール)2(N、O、S、Pからなる群から
    選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環
    の大きさは3〜14である。)、ここでR10はC1-C8-アルキ
    ルまたはC6-アリールであり、Si-(C1-C24)4-アルキル、
    Si-(C3-C12)4-シクロアルキル(環は、N、O、S、Pから
    なる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこと
    もでき、環の大きさは3〜12である。)、Si-(C6-C14-ア
    リール)4、またはSi-(C2-C13-ヘテロアリール)4(N、
    O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数は1〜
    4であることができ、環の大きさは好ましくは3〜14であ
    る。)であることができ、ここで、これらの基自身が各
    場合にモノ−またはポリ置換されることができ、この場
    合のこれらの置換基は互いに独立して水素、C1-C 20-ア
    ルキル、C1-C10-フルオロアルキル、C3-C12-シクロアル
    キル(環はN、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個
    のヘテロ原子を含むことができ、環の大きさは3〜12で
    ある。)、フェニル、C6-C14-アリール、C3-C13-ヘテロ
    アリール(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ
    原子の数は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14
    である。)、C1-C10-アルコキシ、C6-C14-アリールオキ
    シ、C 3-C13-ヘテロアリールオキシ(N、O、S、Pからな
    る群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることが
    でき、環の大きさは3〜14である。)、C1-C9-トリフル
    オロメチルアルキル、トリフルオロメチル、フルオロ、
    ニトロ、ヒドロキシル、トリフルオロメチルスルフォナ
    ト、チオ、チオラト、NH-アルキル-C1-C8の形態のC1-C8
    -置換アミノ、 NH-アリール-C5-C6、 N-アルキル2-C1-C
    8, N-アリール2-C5-C6, NHCOH、 NH-CO-アルキル-C1-
    C8、 NH-CO-アリール-C5-C6, NHCOO-アルキル-(C1-C4);
    NHCOO-アリール-(C3-C8); シアノ、C1-C6-アシロキ
    シ、C1-C7-CO2H、 SO2-アリール-(C3-C6)、SO-アリール
    -(C3-C6)、SO2-アルキル-(C1-C6)、 SO-アルキル-(C1-C
    6)、スルフィナト、SO3H およびSO3R9の形態のスルフォ
    ナト、 P(フェニル)2、P-アルキル2-(C1-C8)、 P-アリ
    ール2-(C3-C8)、 PO-フェニル2、POアルキル2-(C1-
    C4)、PO3H2、 PO3HR9および PO3 R9の形態のホスファ
    ト、CONH 2、CONR9 2、 CONHR9(R9はC1-C8-アルキルまた
    はC6-アリールのいずれかである。)、またはC1-C6-ト
    リアルキルシリルであることができ、式(I)中のアリー
    ルはC3-C14-アリール、またはC2-C13-ヘテロアリール
    (N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
    は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
    る。)であることができ、ここで、これらの基自身が各
    場合にモノ−またはポリ置換されることができ、この場
    合のこれらの置換基は互いに独立して水素、C1-C20-ア
    ルキル、C1-C10-フルオロアルキル、C3-C12-シクロアル
    キル(環はN、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個
    のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜12で
    ある。)、フェニル、C6-C14-アリール、C2-C13-ヘテロ
    アリール(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ
    原子の数は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14
    である。)、C1-C10-アルコキシ、C6-C14-アリールオキ
    シ、C1-C9-トリフルオロメチルアルキル、トリフルオロ
    メチル、フルオロ、ニトロ、ヒドロキシル、トリフルオ
    ロメチルスルフォナト、チオ、チオラト、NH-アルキル-
    C1-C8の形態のC1-C8-置換アミノ、 NH-アリール-C5-
    C6、 N-アルキル2-C1-C8、N-アリール2-C5-C6、N-アル
    キル3- C1-C8 +、N-アリール3-C5-C6 +、 NHCOH、 NH-CO-
    アルキル-C1-C8、 NH-CO-アリール-C5-C6, NHCOO-アル
    キル-(C1-C4); NHCOO-アリール-(C3-C8); シアノ、C1-C
    6-アシロキシ、SO2-アリール-(C3-C6)、SO-アリール-(C
    3-C6)、SO2-アルキル-(C1-C6)、 SO-アルキル-(C1-
    C6)、スルフィナト、SO3H およびSO3R9の形態のスルフ
    ォナト、 P(フェニル)2、CHCHCOOH、P-アルキル2-(C1-C
    8)、 P-アリール2-(C3-C8)、 PO-フェニル2、 POアルキ
    2-(C1-C4)、PO3H2、 PO3HR9および PO3 R9,の形態の
    ホスファト、CONH2、CONR9 2、 CONHR9(R9はC1-C8-アル
    キルまたはC6-アリールのいずれかである。)、またはC
    1-C6-トリアルキルシリルであることができ、nは0〜11
    の数である。]の2-アリールエチルアミン誘導体の製造
    法であって、当該方法は、一般式(IIa-c): 【化2】 の芳香族オレフィンと一般式(III): 【化3】 のアミンと(これらの式中、IIおよびIII中のR1〜R8
    式Iについて定義したのと同じ意味であり、aおよびbは
    0〜9の数であるが、a+bが<10であり、cが0〜10である
    ことを条件とする。)を塩基の存在下で反応させること
    を含む2-アリールエチルアミン誘導体の製造法。
  2. 【請求項2】 置換基R1〜R6が水素、C1-C8-アルキル、
    C6-C14-アリール、またはC3-C12-シクロアルキル(環は
    N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘテロ原
    子を含むこともでき、環の大きさは3〜12である。)で
    あり、ここで、これらの基自身が各場合にモノ−〜トリ
    置換されることができ、この場合のこれらの置換基は互
    いに独立して水素、C1-C20-アルキル、C6-C14-アリー
    ル、C3-C12-シクロアルキル(環はN、O、S、Pからなる
    群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含むこともで
    き、環の大きさは3〜12である。)、C1-C10-アルコキ
    シ、C1-C14-アリールオキシ、C3-C13-ヘテロアリールオ
    キシ(N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子
    の数は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
    る。)、フルオロ、トリフルオロメチル、N-アルキル2-
    C1-C8、または N-アリール2-C5-C6であることができ
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 置換基R1〜R6は互いに独立して水素、C1
    -C8-アルキル、C6-C 14-アリール、またはC3-C12-シクロ
    アルキル(環はN、O、S、Pからなる群から選択される1
    〜2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜
    12である。)である請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 置換基R7およびR8は、互いに独立して、
    水素、フルオロ、トリフルオロメチル、C6-C14-アリー
    ル、O-C1-C8-アルキル、O-C3-C12-シクロアルキル(環
    は、N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘ
    テロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜12であ
    る。)、O-C6-C14-アリール、O-C2-C13-ヘテロアリール
    (N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
    は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
    る。)、N-(C1-C8)2-アルキル、N-(C3-C8)2-シクロアル
    キル(環は、N、O、S、Pからなる群から選択される1〜
    2個のヘテロ原子を含むこともでき、環の大きさは3〜1
    2である。)、N-(C6-C14-アリール)2、または N-(C2-C
    13-ヘテロアリール)2(N、O、S、Pからなる群から選択
    されるヘテロ原子の数は1〜4であることができ、環の大
    きさは3〜14である。)であることができ、ここで、こ
    れらの基自身が各場合にモノ−〜トリ置換されることが
    でき、この場合のこれらの置換基は互いに独立して水
    素、C1-C20-アルキル、C3-C12-シクロアルキル(環は
    N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘテロ原
    子を含むこともでき、環の大きさは3〜12である。)、
    フェニル、C6-C1 4-アリール、C3-C13-ヘテロアリール
    (N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
    は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
    る。)、C1-C10-アルコキシ、C6-C14-アリールオキシ、
    C3-C13-ヘテロアリールオキシ(N、O、S、Pからなる群
    から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることがで
    き、環の大きさは3〜14である。)、N-アルキル2-C1-
    C8, N-アリール2-C5-C6、トリフルオロメチル、または
    フルオロであることができる、請求項1〜3のいずれか
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 置換基R7およびR8は互いに独立して水
    素、C3-C14-アリール、またはC2-C13 ヘテロアリール
    (N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
    は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
    る。)である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(I)中のアリール基はC3-C14-アリー
    ル、またはC2-C13-ヘテロアリール(N、O、S、Pからな
    る群から選択されるヘテロ原子の数は1〜4であることが
    でき、環の大きさは3〜14である。)であり、ここで、
    これらの基自身が各場合にモノ−〜トリ置換されること
    ができ、この場合のこれらの置換基は互いに独立して水
    素、C1-C20-アルキル、C3-C12-シクロアルキル(環は
    N、O、S、Pからなる群から選択される1〜2個のヘテロ原
    子を含むこともでき、環の大きさは3〜12である。)、
    フェニル、C6-C14-アリール、C2-C13-ヘテロアリール
    (N、O、S、Pからなる群から選択されるヘテロ原子の数
    は1〜4であることができ、環の大きさは3〜14であ
    る。)、C1-C10-アルコキシ、C1-C9-トリフルオロメチ
    ルアルキル、トリフルオロメチル、フルオロ、ニトロ、
    ヒドロキシル、トリフルオロメチルスルフォナト、チ
    オ、またはチオラトである請求項1〜5のいずれかに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 式(II)の出発物質の混合物を使用する請
    求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 使用する塩基がブレンステッド塩基であ
    る請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 使用する塩基が、アルカリ金属および/
    またはアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属お
    よび/またはアルカリ土類金属アミド、アルカリ金属お
    よび/またはアルカリ土類金属元素および/またはアル
    カリ金属および/またはアルカリ土類金属炭化水素およ
    び/またはヒドロキシド、好ましくは、リチウム、ナト
    リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、セシウ
    ム元素自身ならびにそれらのアルコキシド、アミド、炭
    化水素および/またはヒドロキシドおよび/またはアル
    カリ金属ドープゼオライトのような超塩基である請求項
    1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 塩基を0.01 eq 〜0.5 eq (アミンを基
    準に)の触媒量で使用する請求項1〜9のいずれかに記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 不活性有機溶媒または溶媒混合物中で
    反応を行う請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 溶媒を使用しない請求項1〜10のい
    ずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 -70 〜200℃、好ましくは0 〜 180
    ℃、特に好ましくは20〜 140℃の温度で反応を進行させ
    る請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 共触媒としてキレート化したアミンの
    存在下で反応を行う請求項1〜13のいずれかに記載の
    方法。
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