JP2002021913A - 流体封入式筒型マウント装置 - Google Patents

流体封入式筒型マウント装置

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JP2002021913A
JP2002021913A JP2000209219A JP2000209219A JP2002021913A JP 2002021913 A JP2002021913 A JP 2002021913A JP 2000209219 A JP2000209219 A JP 2000209219A JP 2000209219 A JP2000209219 A JP 2000209219A JP 2002021913 A JP2002021913 A JP 2002021913A
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cylindrical
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JP2000209219A
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Masuhiro Ogawa
益弘 小川
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体封入式筒型マウント装置における良好な
減衰特性や動バネ特性を確保しつつ、内、外筒部材の偏
心方向における静バネ特性を上昇せしめることなく、マ
ウント軸方向の静バネ特性のみを高めて、前者の方向に
対する後者の方向のバネ比率を有利に上昇せしめた、流
体封入式筒型マウント装置の提供。 【解決手段】 流体封入式筒型マウント装置10におい
て、ゴム弾性体16とは独立して、内筒部材12と外筒
部材14とを連結する、該ゴム弾性体16と同様な材料
からなる補助アーム部70を、それら内、外筒部材1
2、14をつなぐように延びる離隔空間72を該ゴム弾
性体16との間に介在させて、且つマウント軸方向に延
びるように、貫通空所に面するようにして配設すると共
に、更に、該補助アーム部70を、該内筒部材12の径
方向両側にそれぞれ配した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の共振作
用等の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流
体封入式筒型マウント装置に係り、特に、従来からのマ
ウント装置の減衰・動バネ特性を確保しつつ、軸方向に
おける静バネ特性を効果的に高めた流体封入式筒型マウ
ント装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振支持体乃至は防振連結体の1種として、
互いに径方向に所定距離を隔てて配された内筒部材と外
筒部材とを、それらの間に介装されたゴム弾性体で連結
する一方、該ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧
室と、変形容易な可撓性膜で壁部の一部が構成された平
衡室を、それぞれ形成して、それら受圧室及び平衡室に
水等の非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧室と
平衡室との間での流体流動を許容するオリフィス通路を
設けた流体封入式の筒型マウント装置が知られており、
例えば自動車用エンジンマウント等として、用いられて
いる。このような筒型マウント装置においては、振動入
力時にオリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作
用等の流動作用に基づいて、優れた防振効果を容易に得
ることが出来るのである。
【0003】ところで、自動車用エンジンマウント等の
防振装置には、車両の走行状況等に応じて、防振すべき
入力振動の周波数等が変化するために、低周波数域から
高周波数域に亘る広い周波数域の入力振動に対して、安
定した防振効果が要求されることとなる。例えば、自動
車用エンジンマウントにおいては、低周波数域での減衰
性能と共に、アイドリング振動領域から高周波領域迄の
低動バネ特性を発揮することが要請されているのであ
る。
【0004】このため、径方向に所定距離を隔てて偏心
して配された内筒部材と外筒部材とが、それら内、外筒
部材の偏心方向における離隔距離、即ち間隙の大なる側
に介装されたゴム弾性体にて、弾性的に連結せしめられ
ると共に、該偏心方向における間隙の小なる側には、マ
ウント軸方向に貫通する空所が、該内筒部材の径方向両
側に跨がって、それぞれ対応する外筒部材内面に向かっ
て延びるように設けられて、該内筒部材の前記偏心方向
における変位が容易となるように構成されている構造
の、前述の如き流体封入式筒型マウント装置において、
内、外筒部材を連結するゴム弾性体の軸直角方向断面に
おける内筒部材の左右に位置するアーム部の部分を細く
(薄く)して、かかるゴム弾性体内に形成される受圧室
に生じる内圧を吸収するようにした構造が考えられては
いるが、そのような構造にあっては、車両の前後方向に
相当するマウント軸方向の静バネ(剛性)が低いため
に、アクセルのON/OFFや、発進、減速等に伴なう
エンジン変位が大きく、従って振動が大きくなる問題が
あり、そのために、車両上下方向に相当する内、外筒部
材の偏心方向に対するマウント軸方向のバネ比を高める
必要があった。
【0005】そこで、そのようなマウント装置の車両上
下方向に対する車両前後方向のバネ比を高めるべく、内
筒部材と外筒部材を連結するゴム弾性体の、内筒部材径
方向両側に位置するアーム部の傾斜を少なくすると共
に、それに厚みをもたせた構造を採用することが検討さ
れているが、そこでは、目的とするバネ比の上昇は実現
し得るものの、マウント装置としての高周波領域での動
バネ特性が高くなってしまう問題があった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、防振装置としての良好な減衰特性や動バネ特性
への悪影響を回避しつつ、内、外筒部材の偏心方向にお
ける静バネ特性を実質的に上昇せしめることなく、マウ
ント軸方向の静バネ特性を効果的に高めて、そのような
偏心方向に対するマウント軸方向のバネ比率を有利に上
昇せしめた流体封入式筒型マウント装置を提供すること
にある。
【0007】
【解決手段】そして、そのような課題を解決するため
に、本発明にあっては、径方向に所定距離を隔てて偏心
して配された内筒部材と外筒部材とが、それら内、外筒
部材の偏心方向における離隔距離の大なる側に介装され
たゴム弾性体にて弾性的に連結せしめられると共に、該
偏心方向における離隔距離の小なる側には、マウント軸
方向に貫通する空所が、前記内筒部材の径方向両側に跨
がってそれぞれ対応する外筒部材内面に向かって延びる
ように設けられて、該内筒部材の前記偏心方向における
変位が容易となるように構成されている一方、前記ゴム
弾性体内に設けられた受圧室が、それとは別個に形成さ
れた、壁部の一部を可撓性膜にて構成してなる平衡室に
対して、オリフィス通路を通じて相互に連通せしめら
れ、振動入力時に、それら受圧室及び平衡室に封入され
た非圧縮性流体が該オリフィス通路を通じて相互に流動
せしめられ得るように構成した流体封入式筒型マウント
装置において、前記ゴム弾性体とは独立して、前記内筒
部材と前記外筒部材とを連結する、該ゴム弾性体と同様
な材料からなる補助アーム部を、それら内、外筒部材を
つなぐように延びる離隔空間を該ゴム弾性体との間に介
在させて、且つマウント軸方向に延びるように、前記貫
通空所に面するようにして配設すると共に、更に、該補
助アーム部を、該内筒部材の径方向両側にそれぞれ配し
たことを特徴とする流体封入式筒型マウント装置を、そ
の要旨とするものである。
【0008】すなわち、かくの如き本発明に従う構造の
マウント装置にあっては、マウント軸直角断面における
内筒部材の左右において、それら内、外筒部材を連結す
る補助アーム部が、それら内、外筒部材を本来的に連結
するゴム弾性体とは独立して、別個に設けられた構造と
されていることによって、マウント軸直角方向となる
内、外筒部材の偏心方向におけるバネ特性には殆ど影響
をもたらすことなく、マウント軸方向において、その静
バネ特性(剛性)が有利に高められ得、以てかかる偏心
方向に対するマウント軸方向のバネ比率が効果的に改善
され得ることとなるのである。
【0009】しかも、そのような本発明に従うマウント
装置にあっては、内、外筒部材を連結するゴム弾性体に
対して、補助アーム部が、所定の離隔空間を介して、独
立して設けられていることにより、ゴム弾性体内に設け
られる受圧室において振動入力時に惹起される内圧変動
が、そのような補助アーム部の存在によって影響を受け
るようなことはなく、それ故に、流体流動に基づくとこ
ろの防振(減衰)効果が影響を受けるようなことはな
く、またゴム弾性体の動バネ特性に影響をもたらすよう
なことも、殆どないのである。
【0010】なお、かかる本発明に従う流体封入式筒型
マウント装置の好ましい態様の一つによれば、前記内筒
部材と前記外筒部材との間に静荷重が入力して、それら
内、外筒部材が同心的に位置せしめられたとき、該内筒
部材の両側に配された前記補助アーム部が、該静荷重の
入力方向に対して略垂直な方向において該内筒部材と該
外筒部材とを連結している構造が採用され、これによっ
て、かかる補助アーム部をマウント軸方向における静バ
ネ特性の向上に効果的に寄与せしめ、以て本発明の作用
・効果をより一層有利に実現することが出来る。
【0011】また、本発明に係る流体封入式マウント装
置の望ましい態様の他の一つによれば、前記外筒部材の
径方向内側に金属スリーブが配置されて、該金属スリー
ブに対して、前記ゴム弾性体と共に、前記補助アーム部
の外筒部材側部分が一体的に加硫接着せしめられてお
り、該金属スリーブを介して該外筒部材に連結されるよ
うに構成されていると共に、前記離隔空間が、該金属ス
リーブと前記内筒部材とをつなぐように延設されてい
る。このような金属スリーブを介在することによって、
ゴム弾性体及び補助アーム部の外筒部材に対する連結が
有利に実現され得ることとなる。
【0012】さらに、本発明にあっては、有利には、前
記離隔空間の内筒部材側端が、前記内、外筒部材の偏心
方向において、該内筒部材の外周面位置に実質的に達し
ている構成が、採用される。このように、離隔空間の内
筒部材側端を、内、外筒部材の偏心方向から見た場合に
おいて、内筒部材の外周面位置に実質的に達するように
延設せしめることにより、ゴム弾性体に対する補助アー
ム部の独立的配設が効果的に実現され、それらの変形に
際しての相互の干渉を効果的に回避することが出来ると
ころから、前記した本発明の特徴がより一層有利に発揮
せしめられ得るのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の代表的な実施形態について、
図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0014】先ず、図1〜図3には、本発明の一実施形
態としてのFF(フロントエンジン・フロントドライ
ブ)車用のエンジンマウント10が示されている。この
エンジンマウント10は、内筒部材としての内筒金具1
2と外筒部材としての外筒金具14とが、互いに径方向
に所定距離を隔てて且つ僅かに偏心して配設されている
と共に、それらの間に介装されたゴム弾性体16によっ
て連結された構造とされている。そして、このエンジン
マウント10は、内筒部材12と外筒部材14の何れか
一方が自動車のボデー側に、また、それらのうちの何れ
か他方がパワーユニット側に、それぞれ、取り付けられ
ることにより、パワーユニットをボデーに対して防振支
持せしめるようになっている。なお、そのような装着状
態下では、パワーユニット重量による予荷重(静荷重)
と防振すべき振動荷重が、何れも、内、外筒金具12、
14の略偏心方向に入力されると共に、かかるパワーユ
ニット荷重の入力によって、ゴム弾性体16が弾性変形
することにより、内、外筒金具12、14が略同軸的に
位置せしめられることとなる。
【0015】そこにおいて、内筒部材12は、厚肉の小
径円筒形状を呈しており、そして、この内筒部材12の
径方向外方には、径方向に所定距離を隔てて且つ僅かに
偏心して、薄肉の大径円筒形状を呈する金属スリーブ1
8が配設されている。なお、かかる金属スリーブ18に
は、図2に示されている如く、第一の開口窓20と第
二、第三の開口窓22、24が、径方向に対向位置して
形成されており、第一の開口窓20が内筒金具12との
偏心方向における離隔距離の大なる側に位置する一方、
第二、第三の開口窓22、24が内筒金具12との偏心
方向における離隔距離の小なる側に、それぞれ、位置す
るようにして、内筒金具12と金属スリーブ18が相互
に位置決めされている。
【0016】また、かかる内筒金具12と金属スリーブ
18との間に、ゴム弾性体16が介装されており、該ゴ
ム弾性体16に対して内筒金具12と金属スリーブ18
が加硫接着された一体加硫成形品として形成されてい
る。なお、金属スリーブ18の外周面には、薄肉のシー
ルゴム層26が、全面を覆うようにして、ゴム弾性体1
6と一体的に形成されている。
【0017】ところで、ゴム弾性体16は、内筒金具1
2と金属スリーブ18との間において、それらの偏心方
向における離隔距離が大なる側だけに、略半周に亘って
位置せしめられている。それによって、内筒金具12と
金属スリーブ18の間には、それらの偏心方向における
離隔距離が小なる側に位置して、軸方向に貫通して延び
る貫通空所28が、内筒金具12の径方向両側に跨がっ
て、それぞれ、対応する外筒金具14内面に向かって延
びるように、ここでは、周方向の略半周に亘って延びる
ように形成されている。これにより、ゴム弾性体16が
容易に変形して、内筒金具12が前記偏心方向において
容易に変位し得ることとなる他、マウント装着時にパワ
ーユニット荷重が入力された際、ゴム弾性体16におけ
る引張応力の発生が軽減乃至は防止せしめられて、耐久
性の向上が図られ得ることとなる。
【0018】また、図2及び図3より明らかなように、
内筒金具12には、その外周面に対して、ストッパブロ
ック30が嵌着、固定されている。このストッパブロッ
ク30は、合成樹脂等の硬質材で形成されており、内筒
金具12に外嵌固定される筒状部32と、該筒状部32
の軸方向中央部分から径方向外方に突出して、その突出
先端部が周方向両側に膨出した形状の第一のストッパ部
34と、前記筒状部32の軸方向両端部分において、第
一のストッパ部34とは径方向反対側に向かってそれぞ
れ突出する一対の第二のストッパ部36、36とを、一
体的に備えている。そして、第一のストッパ部34が、
内筒金具12と金属スリーブ18の偏心方向における離
隔距離の大なる側に突出している一方、第二のストッパ
部36、36が、内筒金具12と金属スリーブ18の偏
心方向における離隔距離の小なる側に突出するように位
置決めされている。
【0019】さらに、ゴム弾性体16には、外周面に向
かって開口するポケット部38が設けられており、金属
スリーブ18の第一の開口窓20を通じて外方に開口せ
しめられている。そして、このポケット部38は、周壁
部がゴム弾性体16によって構成されているのである。
また、ポケット部38の周方向両側の壁部は、全体とし
て、内筒金具12と金属スリーブ18の離隔方向におけ
る離間距離が大なる側に向かって次第に拡開するV字型
断面形状とされており、ゴム弾性体16におけるパワー
ユニットの支持剛性の確保と耐久性の向上が図られ得る
ようになっている。更にまた、ポケット部38の底部中
央には、第一のストッパ部34が突出位置させられてお
り、該第一のストッパ部34の表面を覆うように緩衝ゴ
ム40が固着されることによって、ポケット部38の底
部から開口方向に向かって所定高さで突出する第一のス
トッパ42が形成されている。
【0020】また、図3に明らかにされているように、
内筒金具12から貫通空所28内に突出する第二のスト
ッパ部36、36も、緩衝ゴム44によって、その表面
が覆われており、それによって、主たる振動入力方向
で、第一のストッパ42とは反対側に向かって所定高さ
で突出する第二のストッパ46が形成されている。な
お、第一及び第二のストッパ42、46を形成する各緩
衝ゴム40、44は、何れも、ゴム弾性体16と一体に
形成されている。
【0021】さらに、前記貫通空所28には、図2に示
される如く、薄肉で弾性変形が比較的容易に許容される
薄肉ゴム弾性体48が、配設されている。この薄肉ゴム
弾性体48は、それぞれ、略袋形状を呈する第一のゴム
弾性膜50と第二のゴム弾性膜52が、互いに周方向に
所定距離を隔てて位置せしめられた形態において、金属
スリーブ18の第二、第三の開口窓22、24を、それ
ぞれ、閉塞するように設けられていると共に、それらゴ
ム弾性体50、52の隣接する開口部間が略シート状の
連結ゴム部によって一体的に連結された構造とされてい
る。具体的には、かかる薄肉ゴム弾性体48は、貫通空
所28において、内筒金具12と金属スリーブ18の偏
心方向における該内筒金具12との対向部分を周方向に
両側に避けるようにして、それを構成する第一のゴム弾
性膜50と第二のゴム弾性膜52とが周方向両側に互い
に離隔、位置する状態で、配設せしめられており、それ
ら第一、第二のゴム弾性膜50、52の連結ゴム部が、
内筒金具12と金属スリーブ18との偏心方向におい
て、第二のストッパ46に対向、位置せしめられてい
る。
【0022】なお、このようにして貫通空所28内に配
設される薄肉ゴム弾性体48を構成する第一及び第二の
ゴム弾性膜50、52は、それぞれ、それらの外周縁部
において金属スリーブ18における第二、第三の開口窓
22、24に対して、それら開口窓を内方から閉塞せし
める状態で加硫接着されており、それによって、第一の
ゴム弾性膜50と第二のゴム弾性膜52により、それぞ
れ、第二、第三の開口窓22、24を通じて外周面に開
口する二つのポケット部が、互いに周方向に所定距離を
隔てて位置した状態において、形成されている。そし
て、それら二つのポケット部の開口部間に跨がって延び
る連結ゴム部には、外周面に開口して周方向に直線的に
延びる凹溝54が形成されており、この凹溝54によっ
て、二つのポケット部が相互に接続せしめられるように
なっている。
【0023】また、金属スリーブ18の外周面には、シ
ールゴム層26の欠如部分が周方向に形成されて、第一
の開口窓20と第三の開口窓24との間に延びる凹溝5
6が形成されており、この凹溝56によって、第一の開
口窓20内に形成されるポケット部38が、第三の開口
窓24内において、第二のゴム弾性膜52にて形成され
るポケット部に対して相互に接続せしめられているので
ある。
【0024】さらに、このような構造とされた内筒金具
12、金属スリーブ18、ストッパブロック30、ゴム
弾性体16、薄肉ゴム弾性体48等からなる一体加硫成
形品には、必要に応じて、ゴム弾性体16への予備圧縮
が加えられた後、外筒金具14が外挿され、金属スリー
ブ18に外嵌固定されるのであって、それにより、金属
スリーブ18の第一の開口窓20及び第二、第三の開口
窓22、24が、それぞれ、外筒金具14にて流体密に
閉塞せしめられることとなる。なお、金属スリーブ18
と外筒金具14の嵌着部では、シールゴム層26が挟圧
されて、流体密性が確保されるようになっている。
【0025】そして、第一の開口窓20を通じて外方に
開口せしめられているポケット部38の開口部が、外筒
金具14で流体密に覆蓋されることにより、壁部の一部
がゴム弾性体16で構成されて、振動入力時に内圧変動
が生ぜしめられる受圧室60が、形成されると共に、第
二の開口窓22及び第三の開口窓24を通じて、それぞ
れ、外方に開口せしめられる第一及び第二のゴム弾性膜
50、52の開口部が、外筒金具14で流体密に覆蓋さ
れることにより、壁部の一部がそれらゴム弾性膜50、
52にて構成されて、それらゴム弾性膜50、52の変
形に基づいて、それぞれ、容積変化が容易に許容される
第一の平衡室62及び第二の平衡室64が、形成されて
いる。そして、それら受圧室60及び第一、第二の平衡
室62、64には、それぞれ、所定の非圧縮性流体が封
入されている。なお、そのような封入流体としては、水
やアルキレングリコール、ポリアルキレングリコール、
シリコーン油等の公知のものが何れも採用され得るが、
特に、流体の共振作用に基づく防振効果を有効に得るた
めには、0.1Pa・s以下の粘度を有する低粘性流体
が好適に用いられることとなる。
【0026】また、前記した外筒金具14の組付けによ
って、外周面に開口する凹溝54及び凹溝56の開口部
も、それぞれ、流体密に覆蓋されることとなるのであ
り、以て凹溝56により、受圧室60と第二の平衡室6
4とを相互に連通して流体流動を許容する第一のオリフ
ィス通路66が形成されると共に、凹溝54により、第
一の平衡室62と第二の平衡室64とを相互に連通して
流体流動を許容する第二のオリフィス通路68が形成さ
れるのである。要するに、受圧室60と第二の平衡室6
4と第一の平衡室62とは、互いに周方向に所定距離を
隔てて位置せしめられると共に、第一のオリフィス通路
66及び第二のオリフィス通路68を通じて、互いに直
列的に接続されるようになっているのである。
【0027】さらに、このようなエンジンマウント10
にあっては、その内、外筒金具12、14の一方がボデ
ー側に、他方がパワーユニット側に、それぞれ取り付け
られた装着状態下において、それら内、外筒金具12、
14間に振動が入力せしめられると、受圧室60と第
一、第二の平衡室62、64との間に相対的な内圧差が
惹起されることにより、受圧室60と第一、第二の平衡
室62、64との間で第一のオリフィス通路66及び第
二のオリフィス通路68を通じての流体流動が生ぜしめ
られることとなる。それ故に、それら第一のオリフィス
通路66を通じて流動せしめられる流体の共振作用と第
二のオリフィス通路68を通じて流動せしめられる流体
の共振作用によって、それぞれ、各オリフィス通路6
6、68のチューニング特性に従う防振効果が発揮せし
められることとなるのである。なお、内、外筒金具1
2、14間に過大な振動荷重が入力された際には、第一
及び第二のストッパ42、46の外筒金具14側への当
接によって、バウンド方向及びリバウンド方向における
内、外筒金具12、14の相対的変位量が規制されるよ
うになっている。
【0028】そして、かくの如き構造のエンジンマウン
ト10において、その内、外筒金具12、14の偏心方
向の静バネ特性を実質的に高めることなく、マウント軸
方向の静バネ特性(剛性)を効果的に高めるべく、図1
や図2から明らかな如く、内筒金具12の左右、即ち、
その径方向両側に、それぞれ、位置するように、内筒金
具12と金属スリーブ18、ひいては外筒金具14とを
連結する一対の補助アーム部70、70が、ゴム弾性体
16とは独立して、対称的に設けられている。より詳細
には、かかる一対の補助アーム部70、70は、それぞ
れ、ゴム弾性体16との間に、同様に対称的に設けた、
マウント軸方向に貫通する一対の離隔空間72、72に
て、ゴム弾性体16とは切り離されて、相互に独立した
形態において設けられているのであり、また貫通空所2
8に面するように、換言すれば離隔空間72と貫通空所
28に挟まれた形態において、マウント軸方向に延びる
ように配設されているのである。
【0029】また、かかる離隔空間72は、図面からも
明らかな如く、湾曲した長孔形状において、内筒金具1
2(ストッパブロック30の筒状部32)と外筒金具1
4(金属スリーブ18)とをつなぐように延び、その内
筒金具12側端及び外筒金具14側端が、それぞれ、可
及的に筒状部32の外周面及び金属スリーブ18の内周
面に近接するように、設けられている。そして、ここで
は、そのような離隔空間72の長孔形状の延長線上に内
筒金具12の中心が位置するような配設形態とされてい
るのである。また、特に、ここでは、内、外筒金具1
2、14の偏心方向(図2において上下方向)におい
て、離隔空間72の内筒金具12側端が、該内筒金具1
2(具体的には筒状部32)の外周面に実質的に一致す
る程度に近接せしめられており、これによって、離隔空
間72の両側のゴム弾性体16と補助アーム部70の互
いの変形作用が、実質的に他方に影響しないようにされ
ているのである。
【0030】さらに、そのような離隔空間72は、パワ
ーユニット荷重の如き静荷重や振動入力時に際しての荷
重が加わっても、潰れないように、所定の幅をもって内
筒金具12と金属スリーブ18との間に延びている。か
かる離隔空間72が潰れて、ゴム弾性体16と補助アー
ム部70とが接するようになると、偏心方向におけるバ
ネ特性に悪影響をもたらすようになるからである。
【0031】なお、上記一対の補助アーム部70、70
は、ゴム弾性体16と同様な材料から構成されるもので
あって、一般に、ゴム弾性体16の加硫成形時に同時に
加硫成形せしめられて、一体加硫成形品として形成され
ることとなる。即ち、内筒金具12、金属スリーブ1
8、ストッパブロック30とゴム弾性体16、薄肉ゴム
弾性体48、補助アーム部70と等が加硫成形操作にて
一体とされてなる一体加硫成形品とされて、用いられて
いるのである。
【0032】従って、上述の如き構造が採用されたエン
ジンマウント10にあっては、離隔空間72の存在によ
って、ゴム弾性体16と補助アーム部70とが切り離さ
れて、内、外筒金具12、14の偏心方向におけるバネ
特性に対する補助アーム部70の影響が可及的に回避さ
れていることによって、かかる偏心方向におけるマウン
トの静バネ特性の上昇を極力回避しつつ、マウント軸方
向においては、そのような補助アーム部70の存在によ
ってバネ特性を上昇せしめ、以て静バネ特性(剛性)を
効果的に高め得て、前記偏心方向に対するマウント軸方
向のバネ比率の増大を有利に実現し得たのである。
【0033】因みに、本発明者が実験したところによれ
ば、図1〜図3に示される構造のエンジンマウント(本
発明例)においては、その偏心方向における静的バネ定
数:Ksは、96N/mmであり、また偏心方向(P)
とマウント軸方向(R)とのバネ比(P:R)が、1:
0.51となったのに対して、図1〜図3に示される構
造における、一対の補助アーム部70、70を切り落と
した構造からなる比較例のエンジンマウントにあって
は、偏心方向の静バネ定数:Ksは93N/mmであ
り、また偏心方向とマウント軸方向とのバネ比(P:
R)は、1:0.26に過ぎないものであった。
【0034】このような実験結果からしても、本発明に
従って、内、外筒金具12、14を連結する補助アーム
部70を、ゴム弾性体16とは独立して設けることによ
って、内、外筒金具12、14の偏心方向におけるバネ
特性には、殆ど影響をもたらすことなく、マウント軸方
向においてのみ、静バネ特性の向上に効果的に寄与せし
め得ることを認めることが出来るのである。
【0035】しかも、上述の如き構造のエンジンマウン
ト10にあっては、内筒金具12と外筒金具14とを連
結するゴム弾性体16が、同様に、それら金具12、1
4を連結する補助アーム部70、70に対して、離隔空
間72、72の存在によって切り離され、そのような補
助アーム部70、70の影響を受け難くなっているとこ
ろから、ゴム弾性体16による減衰特性や動バネ特性の
発現が効果的に為され得ることとなるのである。
【0036】また、かかる例示のエンジンマウント10
において、静荷重であるパワーユニット重量による予荷
重が、内筒金具12と外筒金具14との間に入力され
て、それら内、外筒金具12、14が略同軸的(同心
的)に位置せしめられた際には、図4に示されているよ
うに、マウント軸方向において内筒金具12の両側に配
された補助アーム部70、70が、かかる静荷重の入力
方向である内、外筒金具12、14の偏心方向(上下方
向)に対して略垂直な方向において、換言すれば水平方
向において、内筒金具12と外筒金具14とを連結する
ように構成されており、これによって、補助アーム部7
0、70の前記偏心方向におけるバネ特性に対する悪影
響を極力回避しつつ、軸方向におけるバネ特性、ひいて
は静バネ定数の増大をより一層効果的に実現し得るよう
になっている。
【0037】ところで、図5には、本発明の他の実施形
態に係る上例と同様なエンジンマウント100が示され
ているが、そこでは、ゴム弾性体16と補助アーム部8
0との間に介在せしめられるマウント軸方向に貫通せる
離隔空間82が、前例とは異なる断面形状において設け
られていると共に、補助アーム部80の厚さを前例より
もやや厚くした形態とされているところに、大きな特徴
が有る。即ち、本例の離隔空間82は、角部が丸められ
た三角形状の横断面形態を有し、それによって受圧室6
0を区画するゴム弾性体16の壁部の厚さが薄くされて
いる一方、内筒金具12の左右の補助アーム部80が、
比較的厚い厚さにおいて、内筒金具12(筒状部32)
と外筒金具14(金属スリーブ18)とを、マウント軸
方向に亘って連結した構造とされている。そして、ここ
でも、離隔空間82は、内、外筒金具12、14間にお
いて、その三角形状の延長線上に内筒金具12の中心が
略位置するように、またそれらの間の距離の少なくとも
1/2以上に至る可及的に長い長さにて設けられてお
り、その内筒金具12側端が、図5において上下方向
(偏心方向)から見たとき、内筒金具12と一体の筒状
部32の外周面上に位置するように構成されており、こ
れによって、ゴム弾性体16に対する補助アーム部80
の独立した配置が、より一層効果的に実現され得るよう
になっている。
【0038】このように、離隔空間82の断面形状や配
設位置、更には補助アーム部80の厚さ等を変化させる
ことによって、マウント軸方向におけるバネ特性を適宜
に変化させることが出来るのであり、それによって、マ
ウント全体としてのバネ比、即ち内、外筒金具12、1
4の偏心方向に対するマウント軸方向のバネ比率を変化
せしめることが出来るのである。
【0039】なお、図5に示される構造のマウント装置
における他の部位は、前例と同様であるところから、前
例の装置と同様な部位には同一の番号を付して、更なる
説明を省略することとする。
【0040】以上、本発明の代表的な幾つかの実施形態
について詳述してきたが、それらは文字通りの例示であ
って、本発明が、それらの実施形態及びそれについての
具体的記述によって、何等限定的に解釈されるものでは
ないことが、理解されるべきである。
【0041】例えば、離隔空間72、82は、補助アー
ム部70、80をゴム弾性体16に対して相互に変形作
用の影響を受けないような長さにおいて、内筒金具12
と外筒金具14との間に延びるように設けられることと
なるが、一般に、それら内、外筒金具12、14間の距
離の少なくとも1/2以上の長さにおいて形成されるも
のであり、また有利には、離隔空間72、82の両端が
内筒金具12及び外筒金具14に可及的に近接せしめら
れるように設けられていることが望ましい。中でも、特
に、例示の如く、離隔空間72、82の内筒金具12側
端が、内、外筒金具12、14の偏心方向から見て、内
筒金具12(筒状部32)の外周面に実質的に達してい
るように、その内筒金具12側端を内筒金具(筒状部3
2)の外周面に略一致させ、更には、それらが重なり合
うように構成されていることが望ましく、これによっ
て、補助アーム部70、80を、ゴム弾性体16から、
より効果的に独立せしめ得るのである。
【0042】また、マウント構造としても、本発明に従
う構成の流体封入式筒型マウント装置であれば、公知の
各種の構造が適宜に採用され得るものであることは言う
までもなく、第一、第二のストッパ42、46の形成、
金属スリーブ18の配設やその構造、オリフィス通路6
6、68の形成形態等、公知の技術が適宜に採用される
こととなる。
【0043】さらに、受圧室60や第一、第二の平衡室
62、64の形状や数、形成位置等の具体的構造も、何
等限定されるものでなく、例えば、平衡室を一つとした
り、或いは三つ以上の数で設けたり、また受圧室の内部
を仕切るようにして平衡室を形成したり、二つの平衡室
をマウント軸方向に並べて形成したりする構造等も、採
用可能である。
【0044】加えて、例示の具体例では、本発明を自動
車用エンジンマウントに適用したものの例が示されてい
るが、その他、本発明は、自動車用ボデーマウントやデ
フマウント、更には自動車以外の装置に用いられる各種
の筒型防振装置に対しても、同様に適用可能であること
は勿論である。
【0045】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、またそ
のような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、何れも、本発明の範疇に属するものであるこ
とは、言うまでもないところである。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う流体封入式筒型マウント装置にあっては、内、外
筒部材を連結するゴム弾性体とは独立して、補助アーム
部を、内筒部材の径方向両側に設けていることによっ
て、防振装置としての良好な減衰特性や動バネ特性への
悪影響を回避しつつ、それら内、外筒部材の偏心方向に
おける静バネ特性を実質的に上昇せしめることなく、マ
ウント軸方向の静バネ特性を効果的に高めて、かかる偏
心方向に対するマウント軸方向のバネ比率を有利に上昇
せしめ得たものであって、これにより、そのような流体
封入式筒型マウント装置を、例えば、その偏心方向が車
両の上下方向となるように、またマウント軸方向が車両
の前後方向となるように、配備することによって、アク
セルのON/OFF、発進や減速等に伴なう大きなエン
ジン変位に対しても、良好に対応することが出来、以て
良好な防振特性を発揮し得るエンジンマウントとして、
有利に用いられ得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体封入式筒型マウント装置の第
一の実施形態としてのエンジンマウントを示す軸方向視
図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの軸直角方向
断面図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントの軸方向断面
図(図2におけるA−A断面に相当する図)である。
【図4】図1に示されたエンジンマウントに対して、パ
ワーユニット荷重(静荷重)が加わった状態を示す、図
1に対応する図である。
【図5】本発明の第二の実施形態としてのエンジンマウ
ントを示す、図2に相当する断面図である。
【符号の説明】
10、100 エンジンマウント 12 内筒金具 14 外筒金具 16 ゴム弾性
体 18 金属スリーブ 20 第一の開
口窓 22 第二の開口窓 24 第三の開
口窓 26 シールゴム層 28 貫通空所 30 ストッパブロック 32 筒状部 34 第一のストッパ部 36 第二のス
トッパ部 38 ポケット部 40、44 緩
衝ゴム 42 第一のストッパ 46 第二のス
トッパ 48 薄肉ゴム弾性体 50 第一のゴ
ム弾性膜 52 第二のゴム弾性膜 54、56 凹
溝 60 受圧室 62 第一の平
衡室 64 第二の平衡室 66 第一のオ
リフィス通路 68 第二のオリフィス通路 70、80 補
助アーム部 72、82 離隔空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に所定距離を隔てて偏心して配さ
    れた内筒部材と外筒部材とが、それら内、外筒部材の偏
    心方向における離隔距離の大なる側に介装されたゴム弾
    性体にて弾性的に連結せしめられると共に、該偏心方向
    における離隔距離の小なる側には、マウント軸方向に貫
    通する空所が、前記内筒部材の径方向両側に跨がってそ
    れぞれ対応する外筒部材内面に向かって延びるように設
    けられて、該内筒部材の前記偏心方向における変位が容
    易となるように構成されている一方、前記ゴム弾性体内
    に設けられた受圧室が、それとは別個に形成された、壁
    部の一部を可撓性膜にて構成してなる平衡室に対して、
    オリフィス通路を通じて相互に連通せしめられ、振動入
    力時に、それら受圧室及び平衡室に封入された非圧縮性
    流体が該オリフィス通路を通じて相互に流動せしめられ
    得るように構成した流体封入式筒型マウント装置におい
    て、 前記ゴム弾性体とは独立して、前記内筒部材と前記外筒
    部材とを連結する、該ゴム弾性体と同様な材料からなる
    補助アーム部を、それら内、外筒部材をつなぐように延
    びる離隔空間を該ゴム弾性体との間に介在させて、且つ
    マウント軸方向に延びるように、前記貫通空所に面する
    ようにして配設すると共に、更に、該補助アーム部を、
    該内筒部材の径方向両側にそれぞれ配したことを特徴と
    する流体封入式筒型マウント装置。
  2. 【請求項2】 前記内筒部材と前記外筒部材との間に静
    荷重が入力して、それら内、外筒部材が同心的に位置せ
    しめられたとき、該内筒部材の両側に配された前記補助
    アーム部が、該静荷重の入力方向に対して略垂直な方向
    において該内筒部材と該外筒部材とを連結している請求
    項1に記載の流体封入式筒型マウント装置。
  3. 【請求項3】 前記外筒部材の径方向内側に金属スリー
    ブが配置されて、該金属スリーブに対して、前記ゴム弾
    性体と共に、前記補助アーム部の外筒部材側部分が一体
    的に加硫接着せしめられており、該金属スリーブを介し
    て該外筒部材に連結されるように構成されていると共
    に、前記離隔空間が、該金属スリーブと前記内筒部材と
    をつなぐように延設されている請求項1又は請求項2に
    記載の流体封入式筒型マウント装置。
  4. 【請求項4】 前記離隔空間の内筒部材側端が、前記
    内、外筒部材の偏心方向において、該内筒部材の外周面
    位置に実質的に達している請求項1乃至請求項3の何れ
    かに記載の流体封入式筒型マウント装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043001A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Toyo Tire & Rubber Co.,Ltd. 自動車のデフマウント構造
JP2008045641A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式筒型防振装置
KR101315774B1 (ko) * 2012-06-11 2013-10-10 현대자동차주식회사 가변 스토퍼를 가지는 마운트 장치

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