JP2002020052A - エレベータ制御装置の保守方法 - Google Patents

エレベータ制御装置の保守方法

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JP2002020052A
JP2002020052A JP2000209475A JP2000209475A JP2002020052A JP 2002020052 A JP2002020052 A JP 2002020052A JP 2000209475 A JP2000209475 A JP 2000209475A JP 2000209475 A JP2000209475 A JP 2000209475A JP 2002020052 A JP2002020052 A JP 2002020052A
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elevator
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Norimichi Tanabe
憲道 田部
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータ制御用のソフトウエアを適正に更
新可能なエレベータ制御装置の保守方法を提供すること
である。 【解決手段】 エレベータ制御用のソフトウエアを修正
変更する場合には、管理用コンピュータ4からモデム
5、10および公衆回線3を介して修正変更したエレベ
ータ制御用のソフトウエアを現場のメモリ14に送信し
更新記憶する。チェック手段15は、メモリ14に更新
記憶されたエレベータ制御用のソフトウエアの健全性を
チェックし、正常に受信されているときは、演算手段1
6はその修正変更されたエレベータ制御用のソフトウエ
アに基づきエレベータを運行制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの運行
制御を行うエレベータ制御装置の保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータ制御装置は、ソフトウ
エア内蔵型のマイクロコンピュータが使用され、かご駆
動用モータの制御やドアの開閉制御などが行われてい
る。エレベータ制御用のソフトウエアは、マイクロコン
ピュータにより演算実行される。そのため、制御内容の
変更や仕様変更がある場合には、修正変更したソフトウ
エアをインストールする必要がある。
【0003】すなわち、エレベータ制御用のソフトウエ
アソフトのバージョンアップや仕様変更、あるいは不良
個所の修正がある場合は、変更版のソフトウエアが書き
込まれたPROMやE2PROMを現地まで運び、作業
員によりエレベータ制御装置に対し差し替えを行うよう
にしている。また、現地にて作業員によりエレベータ制
御装置のメモリの内容を書き換えするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現地作業を
行なう人員の割り振りや現地にPROMやE2PROM
を届ける手続き等に費用が発生し、また、その修正変更
作業には時間がかかっている。この場合、作業者の能力
により作業時間や精度が異なっていた。
【0005】このように、人手を介すことでソフトウエ
アの交換しているので、輸送や作業時間がかかり、人手
をかけずにかつ確実に修正変更作業を行うことが要請さ
れている。
【0006】本発明の目的は、エレベータ制御用のソフ
トウエアを適正に更新可能なエレベータ制御装置の保守
方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
エレベータ制御装置の保守方法は、エレベータ制御用の
ソフトウエアを内蔵しマイクロコンピュータでエレベー
タの運行制御を行うエレベータ制御装置の保守方法にお
いて、エレベータ制御用のソフトウエアを内蔵する管理
用コンピュータから前記エレベータ制御装置のマイクロ
コンピュータに公衆回線を介してエレベータ制御用のソ
フトウエアを送信し、前記エレベータ制御装置にあって
は、送信されてきたエレベータ制御用のソフトウエアを
メモリに更新記憶すると共にその健全性をチェックして
エレベータの運行制御に供することを特徴とする。
【0008】請求項1の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法においては、エレベータ制御用のソフトウ
エアを修正変更する場合には、管理用コンピュータから
公衆回線を介して修正変更したエレベータ制御用のソフ
トウエアを現場のエレベータ制御装置に送信し、メモリ
に更新記憶すると共に、健全性をチェックし、正常に受
信されているときは、その修正変更されたエレベータ制
御用のソフトウエアをエレベータの制御に供する。
【0009】請求項2の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法は、請求項1の発明において、前記エレベ
ータ制御装置は、前記管理用コンピュータからエレベー
タ制御用のソフトウエアを受信する際には、エレベータ
の運行制御を停止することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法においては、請求項1の発明の作用に加
え、エレベータの運行制御を停止して管理用コンピュー
タからエレベータ制御用のソフトウエアを受信するの
で、正常と判断されたときはその修正変更されたエレベ
ータ制御用のソフトウエアに基づきエレベータの運行制
御を開始する。
【0011】請求項3の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法は、請求項1または請求項2の発明におい
て、前記エレベータ制御装置は、エレベータの運行制御
中にエレベータ制御用のソフトウエアの動作異常を監視
し、エラー情報として前記メモリに記憶することを特徴
とする。
【0012】請求項3の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法においては、請求項1または請求項2の発
明の作用に加え、エレベータの運行制御中にエレベータ
制御用のソフトウエアの動作異常があったときは、その
動作異常をエラー情報としてメモリに記憶することによ
ってエラー情報を活用することができる。
【0013】請求項4の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法は、請求項3の発明において、前記管理用
コンピュータは、前記メモリに記憶されたエラー情報を
読み出し記録することを特徴とする。
【0014】請求項4の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法においては、請求項3の発明の作用に加
え、管理用コンピュータは、現場のメモリに記憶された
エラー情報を遠隔地にあっても公衆回線を介して読み出
し記録する。また、必要に応じてエラー情報を解析す
る。
【0015】請求項5の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法は、請求項1の発明において、前記エレベ
ータ制御用のソフトウエアは、複数台のエレベータが群
管理される割当条件を制御するソフトウエアであること
を特徴とする。
【0016】請求項5の発明に係わるエレベータ制御装
置の保守方法においては、請求項1の発明の作用に加
え、管理用コンピュータは、複数台のエレベータが群管
理されるエレベータ制御装置の保守方法の場合には、エ
レベータ制御用のソフトウエアとして複数台のエレベー
タの割当条件を制御するソフトウエアを送信する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わるエレベータ制
御装置の保守方法の構成図である。
【0018】中央管理センター1とエレベータが設置さ
れた現場2とはインターネット等の公衆回線3で接続さ
れている。中央管理センター1にはインターネットソフ
トを持つ管理用コンピュータ4が設置され、モデム5に
より公衆回線3に接続されている。管理用コンピュータ
4は通常パソコンで構成され、エレベータ制御用のソフ
トウエアを現場2側に送信する。
【0019】現場2には、エレベータ制御装置を構成す
るエレベータ制御盤6、群管理制御部7およびかご制御
部9が設置され、エレベータかご8の昇降を運行制御す
る。エレベータ制御盤6はモデム10により公衆回線3
に接続されている。モデム10はエレベータ制御盤6の
インターフェース部11に接続され、公衆回線3を介し
て受信したデータを入出力部12を介してエレベータ制
御部13に出力するようになっている。
【0020】エレベータ制御部13は、マイクロコンピ
ュータで形成され、管理用コンピュータ4から公衆回線
3を介して送信された来たエレベータ制御用のソフトウ
エアを更新記憶するメモリ14と、メモリ14に更新記
憶されたエレベータ制御用のソフトウエアの健全性をチ
ェックするチェック手段15と、メモリ14に記憶され
たエレベータ制御用のソフトウエアに基づきエレベータ
を制御する演算手段16とを備えている。演算手段16
は、入出力部12を介して群管理制御部7やかご制御部
9に制御指令を出力してエレベータの運行制御を行うこ
とになる。
【0021】ここで、演算手段16は、管理用コンピュ
ータ4からエレベータ制御用のソフトウエアを受信した
ときは、エレベータの運行制御を停止し、チェック手段
15でそのソフトウエアが正常と判断されたときはメモ
リ14に更新記憶されたエレベータ制御用のソフトウエ
アに基づきエレベータの運行制御を開始する。リセット
回路17は、メモリ14に更新記憶されたエレベータ制
御用のソフトウエアに基づきエレベータの運行制御を開
始する際に、演算手段16を初期状態に戻すためにリセ
ット信号を出力するものである。
【0022】また、演算手段16は、エレベータの運行
制御中にエレベータ制御用のソフトウエアの動作異常を
監視し、動作異常があったときはエラー情報としてメモ
リ14に記憶する。管理用コンピュータ4は、メモリ1
4に記憶されたエラー情報を読み出し記録すると共に、
必要に応じてエラー情報の解析を行う。
【0023】また、群管理制御部7は、複数台のエレベ
ータを群管理する場合に、エレベータの割当条件を制御
するものであり、管理用コンピュータ4から公衆回線3
を介して送信されて来るエレベータ制御用のソフトウエ
アには、群管理制御で使用されるソフトウエアも含まれ
る。つまり、複数台のエレベータが群管理される割当条
件を制御するソフトウエアも管理用コンピュータ4から
公衆回線3を介して送信されて来るエレベータ制御用の
ソフトウエアに含まれる。
【0024】図2は、本発明の実施の形態の公衆回線3
で使用される伝送データの構成図である。伝送データ
は、データの始まりを識別する開始データD1とデータ
の終わりを識別する終了データD2とを有し、その間
に、伝送対象となる制御対象の設定アドレスを識別する
アドレスデータD3、送信データの内容を示すデータ本
体D4、送信の健全性をチェックするためのチェックデ
ータD5が形成される。なお、チェックデータD5は、
データ本体D4の頭から各データ列最下位桁を取り出し
並べたものである。
【0025】図3は、本発明の実施の形態におけるエレ
ベータ制御部13の構成図である。管理用コンピュータ
4から修正変更されたソフトウエアを送信してくる場合
には、まず、書換信号aが受信される。書換信号aは入
出力部12の入力部18を介して演算手段16およびメ
モリ14のフラッシュメモリ19に入力される。
【0026】演算手段16は書換信号aを受信すると、
エレベータの運行制御を停止し、メモリ14のフラッシ
ュメモリ18がソフトウエアを更新記憶できる状態にな
ったときは、準備完了信号bを入出力部12の出力部2
0を介して管理用コンピュータ4に送信する。管理用コ
ンピュータ4は準備完了信号bを受信すると、次に修正
変更されたソフトウエアを送信する。
【0027】送信されてきたソフトウエアのデータdの
うち、ソフトウエアの内容を示すデータ本体D4はメモ
リ14のフラッシュメモリ19に入力され、チェックデ
ータD5はRAM21に入力される。チェック手段15
は、データ本体D4の各データ列最下位桁を取り出し、
図4に示すようなチェック用データd5を作成する。そ
して、RAM21に入力されたチェックデータD5を読
み出し、両者を比較する。比較の結果、チェックデータ
D5とチェック用データd5とが一致した場合には、デ
ータを正常に受信したと判断し、書換完了信号cを演算
手段16に出力する。
【0028】演算手段16は書換完了信号cを入力した
ときには、リセット回路17にその書換完了信号cを入
力する。リセット回路17は書換完了信号cを入力した
ときは演算手段16を初期化するリセット信号rを出力
する。演算手段16はこのリセット信号により、送信さ
れてきたソフトウエアによりエレベータの運行制御を開
始する。この際に、書換正常完了信号fを入出力部12
の出力部20を介して管理用コンピュータ4に送信す
る。
【0029】また、演算手段16は、エレベータの運行
制御中にはエレベータ制御用のソフトウエアの動作異常
を監視し、動作異常がある場合にはエラー情報hとして
メモリ14のフラッシュメモリ19に記憶する。そし
て、管理用コンピュータ4から入出力部12の入力部1
8を介してエラー情報読み出し信号gが入力されたとき
は、フラッシュメモリ19に対し、そのエラー情報読み
出し信号gを出力する。これにより、エラー情報hは一
旦RAM21に取り出されて、入出力部12の出力部2
0を介して管理用コンピュータ4に送信される。
【0030】次に、本発明の実施の形態に係わるエレベ
ータ制御装置の修正変更されたソフトウエアに書き換え
る場合の動作を説明する。いま、エレベータ制御用のソ
フトウエアをバージョンアップのため、エレベータ保守
会社の中央管理センター1よりインターネット(公衆回
線3)を使用して遠隔地より更新するものとして説明す
る。
【0031】中央管理センター1のオペレータにより管
理用コンピュータ4のインターネットを起動し、ソフト
書換信号aを更新対象のエレベータ制御盤6に対して公
衆回線3を介して送信する。
【0032】エレベータ制御盤6ではこの書換信号aを
インターフェース部11で受信する。インタフェース部
11では受信した書換信号aのデータ本体D4の指令内
容のみを取り出し、入出力部12を介してエレベータ制
御部13の演算手段16とメモリ14のフラッシュメモ
リ19へ出力する。演算手段16は、制御対象のエレベ
ータ制御部13、かご制御部9、群管理制御部7に動作
停止指令を発し制御対象を停止させ、その後に停止した
ことを確認する。一方でフラッシュメモリ19の書換体
勢が完了したことを確認する。
【0033】演算手段16は、双方を確認後に準備完了
信号bを入出力部12を介しインタフェース部11に入
力する。インターフェース部11では準備完了信号bを
図2に示すフォーマットの送信データに形成し、中央監
視センター1の管理用コンピュータ4へ返信する。中央
監視センター1の管理用コンピュータ4では、その準備
完了信号bの内容を例えば画面上の表示で確認後、更新
データを添付したエレベータ制御用のソフトウエアのデ
ータ本体D4を更新対象のエレベータ制御盤6に送信す
る。
【0034】インタフェース部11では送信されてきた
データの中からデータ本体D4とチェックデータD5と
を抽出し、データ本体D4はメモリ14のフラッシュメ
モリ19に書き換えていき、チェックデータD5はRA
M21に書き込んでいく。
【0035】フラッシュメモリ19のデータ更新を完了
した時点で、チェック手段15は伝送されたデータ本体
D4よりチェック用データd5を生成し、RAM21に
書き込まれたチェックデータD5と比較し、一致した場
合は、書換完了信号cを演算手段16を介してリセット
回路17へ伝送する。
【0036】リセット回路17はリセット信号rを演算
手段16へ返信する。演算手段16は、リセット信号r
を受信すると自己内で再起動指令をかける。また、制御
対象に対しても再起動をかける。そして、再起動完了後
に演算手段16より入出力部12およびインタフェース
部11を介して中央管理センター1に対して書換正常完
了信号fを返信し正常終了したことを表示する。これに
より、更新したソフトウエアによりエレベータ制御盤6
を動かすことになる。
【0037】次に、エレベータ保守会社の中央管理セン
ターよりインターネットを使用して遠隔地よりエラー情
報hを収集し、管理下のエレベーターの動作状況を確認
する場合の動作を説明する。エラー情報hは、エレベー
タの運行制御時にソフト動作異常が検知されたときに、
演算手段16によりフラッシュメモリ19に記録されて
いる。
【0038】管理下のエレベーターの動作状況を確認す
る場合には、中央管理センター1のオペレータは、管理
用コンピュータ4のインターネットを起動し、エラー情
報読み出し信号gを更新対象のエレベータ制御盤6に対
して公衆回線3を介して送信する。エレベータ制御盤6
では、エラー情報読み出し信号gを受信すると、そのエ
ラー情報読み出し信号gのデータ本体D4の指令のみを
インタフェース部11で取り出し入出力部12を介して
演算手段16へ送信する。
【0039】演算手段16は、このエラー情報読み出し
信号gを受信するとメモリ14のフラッシュメモリ19
へ出力する。フラッシュメモリ19内にエラー情報hが
記録されていれば、RAM21を介して入出力部12へ
エラー情報hを読み出す。
【0040】そして、インタフェース部11では、エラ
ー情報hを図2のデータ構成に生成した後、中央監視セ
ンター1の管理用コンピュータ4へ返信する。管理用コ
ンピュータ4上ではエラーデータを正常受信したことを
チェックし、収集したエラー情報を保存あるいは表示解
析する。
【0041】図5は、本発明の実施の形態におけるエレ
ベータ制御装置の修正変更されたソフトウエアに書き換
える場合の動作を示すフローチャートである。
【0042】管理用コンピュータ4から書換信号aを受
信すると(S1)、エレベータの運行制御を停止し(S
2)、エレベータの停止を確認後に準備完了信号bを出
力する(S3)。そして、管理用コンピュータ4から修
正変更ソフトウエアを受信すると(S4)、そのソフト
ウエアのデータ本体D4をメモリ14のフラッシュメモ
リ19に記憶し(S5)、チェックデータD5をメモり
14のRAM21に記憶する(S6)。そして、チェッ
ク手段15ではチェック用データd5を作成する(S
7)。
【0043】次に、チェックデータD5とチェック用デ
ータd5とが一致しているか否かを判定し(S8)、一
致している場合には書換完了信号cを出力し(S9)、
エレベータを再起動する(S10)。一方、チェックデ
ータD5とチェック用データd5とが一致していないと
きは、不一致回数をカウントし(S11)、不一致回数
が5以下の場合にはステップS3に戻り、再度、更新ソ
フトウエアの受信処理を行う(S12)。すなわち、ソ
フトウエアの更新に失敗した場合は、5回を限度とし
て、再度、準備完了信号bを送信し、フラッシュメモリ
19へ更新ソフトウエアのデータ本体D4の書き込みを
実施する。一方、5回以上失敗する場合はシステムに異
常ありと判断し、ソフト更新作業を中止し警報を出力し
(S13)、保守員を対象であるエレベータ制御盤6の
現場へ向かわせる。
【0044】図6は、本発明の実施の形態におけるエレ
ベータ制御装置のエラー情報を収集する場合の動作を示
すフローチャートである。管理下のエレベーターの動作
状況を確認する場合には、管理用コンピュータ4はエラ
ー情報読み出し信号gをエレベータ制御盤6に送信する
(S1)。
【0045】そして、エレベータ制御盤6からエラー情
報hを受信すると(S2)、図4に示すように、そのエ
ラー情報に関するチェック用データd5を作成し(S
3)、エラー情報のチェックデータD5と比較し(S
4)、一致しているときはエラー情報hを正常に受信し
たと判断し、そのエラー情報を保存すると共に(S
5)、必要に応じてエラー情報を解析する(S6)。
【0046】一方、不一致の場合には、不一致回数をカ
ウントし(S7)、不一致回数が5以下の場合にはステ
ップS1に戻り、再度、エラー情報の受信処理を行う
(S8)。すなわち、エラー情報hの受信に失敗した場
合は、5回を限度として、再度、エラー情報読み出し信
号gを送信し、フラッシュメモリ19からエラー情報の
読み出しを実施するが、5回以上失敗する場合はシステ
ムに異常ありと判断し、ソフト更新作業を中止し警報を
出力し(S9)、保守員を対象であるエレベータ制御盤
6の現場へ向かわせる。
【0047】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よれば、インターネットを介して確実に遠隔地からエレ
ベータ制御用のソフトウエアの更新修正が可能となる。
公衆回線3を使用するので、大がかりな設備を持たずに
国内および海外の広範囲でサービス可能である。
【0048】また、ソフトウエアの変更のための用品や
人手が少なくて済み、通信費のみでコストの低減が可能
である。また、更新作業には個人差が出ずに一定の結果
が得られる。また、客先要求に対し、輸送等で掛かって
いた時間を短縮でき迅速な対応が可能となる。
【0049】さらに、エレベーター保守会社等による各
エレベータの動作状況を容易に情報収集可能である。ま
た、管理コンピュータ4によりエラー情報を受信できる
ので、エレベータ制御盤6の状況の把握が可能となり異
常時の解析が容易になる。
【0050】ここで、ソフトウエアの更新の開始やエラ
ー情報の取得に関し、予めその自動実行するソフトウエ
アを組み込んでおくことにより、ソフトウエアの更新作
業やエラー情報の収集を自動で行うことができる。この
場合、異常時には警報を鳴らし報知するようにしてお
く。このようにした場合には、更新対象が多くある場合
であってもバッチ処理により短時間で処理が可能であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、公
衆回線を使用するので、大がかりな設備を持たずに確実
に遠隔地からソフトウエアの更新ができるようになる。
また、エラー情報の収集を可能としているので、各エレ
ベータの動作状況を容易に把握でき異常時の解析が容易
になる。
【0052】また、群管理制御を行うエレベータに適用
した場合には、ショピングセンターや貸しビル等でテナ
ント等が頻繁に変化することによるビル交通流の変化に
も迅速に対応でき、ビル毎の特性にきめ細かく対応する
群管理制御を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるエレベータ制御装
置の保守方法の構成図。
【図2】本発明の実施の形態の公衆回線で使用される伝
送データの構成図。
【図3】本発明の実施の形態におけるエレベータ制御部
の構成図。
【図4】本発明の実施の形態におけるチェック用データ
の構成図。
【図5】本発明の実施の形態におけるエレベータ制御装
置の修正変更されたソフトウエアに書き換える場合の動
作を示すフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態におけるエレベータ制御装
置のエラー情報を収集する場合の動作を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…中央管理センター、2…現場、3…公衆回線、4…
管理用コンピュータ、5…モデム、6…エレベータ制御
盤、7…群管理制御部、8…エレベータかご、9…かご
制御部、10…モデム、11…インタフェース部、12
…入出力部、13…エレベータ制御部、14…メモリ、
15…チェック手段、16…演算手段、17…リセット
回路、18…入力部、19…フラッシュメモリ、20…
出力部、21…RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ制御用のソフトウエアを内蔵
    しマイクロコンピュータでエレベータの運行制御を行う
    エレベータ制御装置の保守方法において、エレベータ制
    御用のソフトウエアを内蔵する管理用コンピュータから
    前記エレベータ制御装置のマイクロコンピュータに公衆
    回線を介してエレベータ制御用のソフトウエアを送信
    し、前記エレベータ制御装置にあっては、送信されてき
    たエレベータ制御用のソフトウエアをメモリに更新記憶
    すると共にその健全性をチェックしてエレベータの運行
    制御に供することを特徴とするエレベータ制御装置の保
    守方法。
  2. 【請求項2】 前記エレベータ制御装置は、前記管理用
    コンピュータからエレベータ制御用のソフトウエアを受
    信する際には、エレベータの運行制御を停止することを
    特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置の保守
    方法。
  3. 【請求項3】 前記エレベータ制御装置は、エレベータ
    の運行制御中にエレベータ制御用のソフトウエアの動作
    異常を監視し、エラー情報として前記メモリに記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレ
    ベータ制御装置の保守方法。
  4. 【請求項4】 前記管理用コンピュータは、前記メモリ
    に記憶されたエラー情報を読み出し記録することを特徴
    とする請求項3に記載のエレベータ制御装置の保守方
    法。
  5. 【請求項5】 前記エレベータ制御用のソフトウエア
    は、複数台のエレベータが群管理される割当条件を制御
    するソフトウエアであることを特徴とする請求項1に記
    載のエレベータ制御装置の保守方法。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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