JP2002015672A - ネック管自動供給装置 - Google Patents

ネック管自動供給装置

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JP2002015672A
JP2002015672A JP2000196595A JP2000196595A JP2002015672A JP 2002015672 A JP2002015672 A JP 2002015672A JP 2000196595 A JP2000196595 A JP 2000196595A JP 2000196595 A JP2000196595 A JP 2000196595A JP 2002015672 A JP2002015672 A JP 2002015672A
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case
neck
tube
neck tube
turntable
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JP2000196595A
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English (en)
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Tetsuo Yabumoto
哲郎 薮本
Shogo Fujita
省吾 藤田
Masaaki Urai
正明 浦井
Masaru Jinno
優 神野
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手による手作業を省略し、生産設備全体の
作業能率を向上させ得るネック管自動供給装置を提供す
ること。 【解決手段】 パレット2に段積みされたケース1をタ
ーンテーブル3に載置し、ケース取出し手段4によりタ
ーンテーブル3からケース1を取り出し、中継手段5で
ケース位置決め手段7に搬送し、その搬送途中で蓋移載
手段6により蓋1aを取り外し、ネック管移載手段8で
ケース1内のネック管10を取り出してネック管搬送手
段9に自動的に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管ファン
ネルとネック管とを熔着する工程に適用して好適なネッ
ク管自動供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記工程へのネック管の供給は、
パレットに載せてある1ケース80本あるいは120本
入りのケースを、作業者が熔着機のネックケース供給保
管台に置き、そのケースの中から、ネック管を1本ずつ
取り出し、ネック管供給用コンベアに手作業で供給して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のネック管の供給
は、人手による手作業により行っていたため、人件費が
嵩み、作業能率も低い等の問題があった。
【0004】そこで本発明は、人手による手作業を省略
し、生産設備全体の作業能率を向上させ得るネック管自
動供給装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1のネック管自動供給装置は、ネッ
ク管を直立させた状態で複行複列に並べて区画収納する
ケースを載置したターンテーブルからケースを1個ずつ
取り出すケース取出し手段と、ケース取出し手段で取り
出されたケースを受取って搬送する中継手段と、中継手
段の搬送途中でケースから蓋を取り外して別の場所に移
載する蓋移載手段と、蓋が取り外されたケースを受取っ
て位置決めするケース位置決め手段と、位置決めされた
ケースからネック管を取出してネック管搬送手段に移載
するネック管移載手段と、ネック管を受取ってネック管
とファンネルとの熔着工程に搬送するネック管搬送手段
とからなることを特徴とする。この構成によれば、パレ
ット積みされたケースをターンテーブルに載置しておく
だけで、ケース取出し手段によりターンテーブルからケ
ースを取り出し、中継手段でケース位置決め手段に搬送
し、その搬送途中で蓋移載手段により蓋を取り外し、ネ
ック管移載手段でケース内のネック管を取り出してネッ
ク管搬送手段に供給するまでの作業を自動的に行わせる
ことができ、従来の人手による手作業を省略することが
でき、生産設備全体の作業能率を向上させることができ
る。
【0006】本発明の請求項2のネック管自動供給装置
は、前記ケース取出し手段が、ネック管を直立させた状
態で複行複列に並べて区画収納する複数個のケースを回
転対称に配列して複数段に段積み載置し、上段のケース
から順次取出し位置に割出すターンテーブルと、割出さ
れたケースを1個ずつターンテーブルから押し出すケー
ス押出し手段と、押し出されたケースを受取って前記中
継手段に向けて運搬するケース運搬手段とを備え、該ケ
ース運搬手段で運搬されたケースを前記ケース押出し手
段により中継手段に向けて押し出すように構成されてい
ることを特徴とする。この構成によれば、複雑な動作の
組み合わせを要せずに、ターンテーブルに載置されたケ
ースの取り出しを確実に行うことができる。
【0007】本発明の請求項3のネック管自動供給装置
は、前記ケース位置決め手段が、周囲4辺のうちの隣接
する2辺を定位置に位置決めする固定ストッパーと、こ
れらに対向して残り2辺を固定ストッパーに向けて押圧
する可動押圧部材とを備えていることを特徴とする。こ
の構成によれば、ケースの形状が変形している場合で
も、これを矯正して正規の位置にケースを位置決めする
ことができ、ネック管移載手段によるネック管の取出し
ミスを防止することができる。
【0008】本発明の請求項4のネック管自動供給装置
は、前記ネック管移載手段が、ネック管を把持・解放可
能とした1乃至複数のチャック部材と、該チャック部材
をケース位置決め手段の位置からネック管搬送手段の位
置までの間を移動させ、かつ、それらの位置で上下動さ
せる複式移動手段とを備えていることを特徴とする。こ
の構成によれば、ケース内のネック管を取り出してネッ
ク管搬送手段に供給する作業を自動的に高速に行わせる
ことができる。
【0009】本発明の請求項5のネック管自動供給装置
は、前記チャック部材が、流体通路を有しネック管より
小径のロッドと、該ロッドの先端部に被覆装着された弾
性チューブとを備え、前記ロッド内に流体を供給して弾
性チューブを膨張させることによりネック管を把持さ
せ、流体を排出して弾性チューブを収縮させることによ
りネック管を解放するように構成されていることを特徴
とする。この構成によれば、ネック管の内径内にロッド
を挿入して弾性チューブを膨張させることによりネック
管を把持させるものであるため、ケース内にネック管が
比較的高密度で収納されていてもネック管を破損させる
ことなくケース内から取り出してネック管搬送手段に供
給させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図1は本発明に係るネック管自動供
給装置の全体の概略側面図、図2はターンテーブルから
のケース取出し要領説明用の概略平面図、図3はケース
押出し手段の説明用概略正面図、図4の(A)はネック
管移載手段のネック管取出し要領説明用の概略正面図、
(B)はチャック部材のネック管チャック要領説明用の
概略縦断面図、(C)はケース位置決め手段の概略平面
図である。
【0011】図1において、1はケース、2はパレッ
ト、3はターンテーブル、4はケース取出し手段、5は
中継手段、6は蓋移載手段、7はケース位置決め手段、
8はネック管移載手段、9はネック管搬送手段を示して
いる。
【0012】ケース1は、複数本(例えば、80本ある
いは120本等)のネック管10を直立させた状態で複
行複列に並べて区画収納するもので、蓋1aとセットと
されており、全体をダンボール紙で構成され、内部に樹
脂成型された区画格子部材1b(図4(C)参照)を収
容してある。なお、ケース1は、ダンボール紙以外の素
材、例えば、合成樹脂その他の材料で構成してもよい。
上記ネック管10は、図4の(B)に示すように、一端
に拡開したフレアー部10aを有した円筒形をしてお
り、このフレアー部10aを上向きにしてケース1内に
直立状態で収納する。なお、ネック管10の他端10b
は、ブラウン管ファンネル(図示省略)への熔着部とな
る。
【0013】また、本発明は、前記のフレアー部10a
を有しない単円筒形状のネック管10の場合にも同様に
使用可能である。
【0014】上記ケース1は、パレット2を介してター
ンテーブル3上に載置される。パレット2は、複数個の
ケース1を所定配列で複数段に段積み可能とされてお
り、フォークリフトカー等によって保管場所等からター
ンテーブル3上に運搬可能とされている。本実施形態で
は、複数個のケース1をターンテーブル3の回転軸3a
に対して回転対称に配列してパレット2に複数段に段積
み載置している。例えば、図2は8個のケース1を2個
ずつ向きを揃えてターンテーブル3の回転軸3aに対し
て90°の回転対称位置に配列し、中央部に小さい四角
形の空間1cを形成させ、この空間1cを利用してケー
ス1をターンテーブル3から1個ずつ押し出すようにし
ている。
【0015】ターンテーブル3は、円盤状をなし、その
中心部下面に、図1に示すように、回転軸3aを有し、
この回転軸3aをピット11内に設置した基台3bに軸
受3cを介して鉛直軸線回りで回転可能に支持し、モー
タ等の回転駆動源3dにより歯車等の伝動部材3eを介
して所定角度(本実施形態では90°)ずつ割出し回転
可能としている。
【0016】ケース取出し手段4は、ネック管10を直
立させた状態で複行複列に並べて区画収納する複数個の
ケース1を前記のように回転対称に配列して複数段に段
積み載置し、上段のケース1から順次取出し位置に割出
すターンテーブル3と、割出されたケース1を1個ずつ
ターンテーブル3から押し出すケース押出し手段4a
と、押し出されたケース1を受取って中継手段5に向け
て運搬するケース運搬手段4bとを備え、該ケース運搬
手段4bで運搬されたケース1をケース押出し手段4a
により中継手段5に向けて押し出すように構成されてい
る。ケース押出し手段4aは、図1に示すように、押出
しプレート4a'と、その往復移動機構4a"とからな
り、往復移動機構4a"は、本実施形態では、駆動輪と
従動輪との間に無端状に張設されたチェーン又はタイミ
ングベルト等で構成し、その一部に押出しプレート4
a'を垂設した場合を例示している。なお、往復移動機
構4a"は、他の構成としてもよい。上記往復移動機構
4a"は、昇降フレーム4cに装着されている。ケース
運搬手段4bは、本実施形態では、昇降フレーム4cに
垂設された昇降バスケット4b'と、昇降フレーム4c
を水平移動させる水平移動機構4dと、水平移動機構4
dを含んで昇降フレーム4cを昇降させる昇降機構4e
とで構成した場合を例示している。水平移動機構4d
は、昇降基台4f上にスライドガイド4gを介してスラ
イド可能に載置された水平移動台4hと、この水平移動
台4hを所定距離だけ水平往復移動させる流体シリンダ
等の駆動部材4iとを有し、上記水平移動台4hに支持
部材4jを介して昇降フレーム4cを吊下げ支持させて
いる。駆動部材4iは、モータとボールねじ及びボール
ナットからなる送りねじ機構で構成してもよい。昇降機
構4eは、上部固定フレーム4kに対して、昇降基台4
fをモータ4mとボールねじ4n及びボールナット4p
からなる送りねじ機構によって昇降動作可能とするもの
で、適宜の位置に昇降ガイド(図示省略)を設けて振れ
止めを行わせ、また、昇降基台4fの昇降動作を軽快に
するために、図3に示すように、一端を昇降基台4fに
固着し、他端をバランスウエイト4qに固着したワイヤ
ー4rを上部固定フレーム4kの適当な位置に設置した
滑車4sに掛け渡して吊下げ支持させている。要する
に、昇降機構4eは、押出しプレート4a'と昇降バス
ケット4b'をターンテーブル3上に段積みされている
ケース1の各段に対応する上下方向の取出し位置へ移動
させるための手段であり、また、水平移動機構4dは、
押出しプレート4a'と昇降バスケット4b'をターンテ
ーブル3上に載置されているケース1の水平方向の取出
し位置へ移動させるための手段であって、本実施形態は
その一例を例示するものであって、他の形態で実施して
もよい。
【0017】中継手段5は、図1に示すように、ケース
取出し手段4でターンテーブル3から取り出されたケー
ス1を受取ってケース位置決め手段7に受け渡すための
手段であって、ケース1の受取り及び受け渡しのタイミ
ングが異なることを考慮して駆動源を別とした複数のコ
ンベア5a、5b、5cに分割して構成した場合を例示
しているが、他の構成としてもよい。
【0018】蓋移載手段6は、中継手段5によるケース
1の搬送途中で蓋1aを取り外して他の場所に移載する
ための手段であって、複数の吸着パッド6aを有する吸
着ヘッド5bと、吸着ヘッド6bの昇降機構6cと、水
平移動機構6dとで構成した場合を例示している。具体
的には、固定フレーム6eにスライドガイド6fを介し
て水平移動体6gが水平移動可能に支持され、この水平
移動体6gに流体シリンダ等からなる昇降機構6cを介
して吸着ヘッド6bが昇降可能に取付けられ、かつ、固
定フレーム6eに設置したモータ及びラック・ピニオン
機構等からなる水平移動機構6dによって水平移動体6
gと共に吸着ヘッド6bを中継手段5の真上位置と蓋1
aを保管すべき別の位置との間を水平に往復移動可能と
した実施形態を例示しているが、他の構成としてもよ
い。
【0019】ケース位置決め手段7は、図1及び図4の
(C)に示すように、中継手段5からケース1を受取る
受け台7aと、この受け台7aを位置決め作業位置まで
上昇させる昇降機構7bと、位置決め作業位置に設置さ
れ、受け台7a上に載置されたケース1の周囲4辺のう
ちの隣接する2辺を定位置に位置決めする固定ストッパ
ー7c、7dと、これらに対向して残り2辺を固定スト
ッパー7c、7dに向けて押圧する流体シリンダ等から
なる可動押圧部材7e、7fとを備えている。具体的に
は、図4の(C)に示すように、ケース1が上下に通過
することを可能とする第1の支持枠7gを位置決め作業
位置に配置し、同じくケース1が上下に通過することを
可能とする第2の支持枠7hを第1の支持枠7g上にス
ライドガイド7i及び水平移動機構7jを介して所定距
離(ケース1内に区画収納されたネック管10の配列ピ
ッチの1ピッチ相当距離)だけ水平移動可能に載置し、
この第2の支持枠7h上に固定ストッパー7c、7d及
び可動押圧部材7e、7fを設置している。
【0020】ネック管移載手段8は、図1に示すよう
に、ネック管10を把持・解放可能とした1乃至複数の
チャック部材8aと、該チャック部材8aをケース位置
決め手段7の位置からネック管搬送手段9の位置までの
間を移動させ、かつ、それらの位置で上下動させる複式
移動手段8bとを備えている。チャック部材8aは、図
4の(B)に示すように、流体通路8cを有しネック管
10より小径のロッド8dと、該ロッド8dの先端部に
被覆装着された弾性チューブ8eと、該弾性チューブ8
eを複数箇所で固定するバンド部材8fとを備え、前記
ロッド8d内に流体を供給して弾性チューブ8eを膨張
させることによりネック管10を把持させ、流体を排出
して弾性チューブ8eを収縮させることによりネック管
10を解放するように構成されている。なお、バンド部
材8fにより複数箇所を固定することにより、弾性チュ
ーブ8eの膨張部分をネック管10の管軸方向の複数箇
所に形成させてネック管10を芯出し状態で把持させる
ことができる。この場合、弾性チューブ8eの複数箇所
の膨張部分に膨らみ差が発生することを抑制するため
に、弾性チューブ8eの外側に布製袋(図示省略)を被
せておくのが好ましい。この布製袋の外径はネック管1
0の内径とほぼ同径としておく。このようにすれば、弾
性チューブ8eの肉厚差等に起因して複数箇所の膨張具
合が異なるようであっても、布製袋で同一外径に揃える
ことができ、ネック管10を把持した状態におけるネッ
ク管10の中心軸線を小径のロッド8dの中心軸線、即
ち、チャック部材8aの中心軸線に一致させることがで
きる。
【0021】チャック部材8aは、図4の(A)に示す
ように、複数本を共通のチャックヘッド8gに一定ピッ
チで1列配置で設置され、それぞれに流体供給源から圧
力流体(例えば、圧縮空気等)を一斉に分配供給し、ま
た、同時に排出させるように制御弁等により制御可能と
される。チャックヘッド8gへのチャック部材8aの複
数本の配列は、ケース1内に区画収納されるネック管1
0の収納ピッチに一致させるのが好ましいが、それが困
難である場合には、図4の(A)に示すように、1ピッ
チおきに、即ち、2ピッチの間隔で配列すればよい。な
お、場合によっては、3ピッチ以上で配列してもよい。
【0022】複式移動手段8bは、図1に示すように、
固定フレーム8hに設置されたモータ8iとボールねじ
8j及びボールナット8kとからなる水平移動機構8m
を介して水平方向に位置決め移動可能とされた水平移動
体8nと、水平移動体8nにボールねじ8p及びボール
ナット8qからなる昇降機構8rを介して上下方向に位
置決め移動可能に装着されたチャックヘッド8gとを備
えている。なお、昇降機構8rは、その駆動源として、
固定フレーム8hに設置されたモータ8sで駆動される
駆動軸8tに滑りキー嵌合又はスプライン嵌合する駆動
傘歯車8uから従動傘歯車8vを経由してボールねじ8
pに回転を伝達させるようにした場合を例示している
が、直接駆動させるようにしてもよい。要するに、複式
移動手段8bは、チャック部材8aをケース位置決め手
段7の位置からネック管搬送手段9の位置までの間を往
復移動させる水平移動機構8mと、それらの位置でチャ
ック部材8aを上下動させる昇降機構8rとを備えてお
り、しかも、水平移動距離をケース位置決め手段7に位
置決めされているケース1内のネック管10の区画収納
ピッチに対応して順次自動的に変更可能に構成されてい
る。
【0023】ネック管搬送手段9は、図1に示すよう
に、ネック管10を直立状態で1本ずつ収容可能とした
容器9aを受取り位置でネック管移載手段8のチャック
部材8aから一斉に受取ることができるように一括して
位置決め待機させることができ、かつ、チャック部材8
aがケース位置決め手段7の位置へ戻り、次のネック管
10を運んでくるまでの間に次の空の容器9aを所定個
数分一括して集めて位置決め待機させ、先に受取ったネ
ック管10をブラウン管ファンネルへの熔着工程へ順次
供給するコンベア9bを有する。このコンベア9bは、
間欠駆動で容器9aを予め所定個数分固定配列したタイ
プか、若しくは、連続駆動でも容器9aを固定せず、摩
擦力でばらばらに搬送させ、受取り位置でストッパーを
突出させて次々に搬送されてくる容器9aを一時停止さ
せて所定個数分集結させることにより一括してまとめて
ネック管10を受取らせ、受取り後、ストッパーを退入
させてそれらを摩擦力で熔着工程へ搬送させ、その後、
再びストッパーを突出させて次の受取り分の容器9aの
集結に掛からせるようにするタイプでもよい。
【0024】本発明装置の実施形態の構成は以上であっ
て、次に全体の動作を説明する。ターンテーブル3上に
は、図1に示すように、パレット2に各段8個で3段に
段積み積載されたケース1がフォークリフトカー等で積
み込まれているとする。この積み込み時には、ケース取
出し手段4の押込みプレート4a'を上方に退避させて
行われる。そして、積み込み後、最上段のケース1を取
り出すために、図1に示す位置まで降下させる。この
時、押込みプレート4a'は、往復移動機構4a"の後退
端にあり、図2に示す最上段の各ケース1の中央部に形
成された小さい四角形の空間1c内のほぼ中央部に挿入
される位置関係とされている。そして、ケース運搬手段
4bの昇降バスケット4b'も図1及び図2の実線位置
にあり、最初のケース1の取り出し位置に待機せしめら
れる。ターンテーブル3は、最初の割出し動作を行って
図2に示すような位置関係で停止する。この状態でケー
ス押出し手段4aの往復移動機構4a"が第1段目の押
出し動作を開始して押出しプレート4a'を図1の左側
へ移動させ、ケース1を昇降バスケット4b'に移載す
る。この状態で昇降バスケット4b'が昇降機構4eに
より中継手段5のコンベア5aと一致する高さまで上昇
せしめられる。続いて、ケース押出し手段4aの往復移
動機構4a"が第2段目の押出し動作を開始して押出し
プレート4a'を図1の左側へさらに移動させ、ケース
1を昇降バスケット4b'から中継手段5のコンベア5
aに移載する。このとき、中継手段5のコンベア5aも
駆動され、さらに次のコンベア5bも駆動されてケース
1をコンベア5bの中央に移動させて一旦停止させ、蓋
移載手段6が動作して蓋1aを取り外す。
【0025】前記ケース取り出し手段4は、中継手段5
へのケース1の取り出しが終わると、押出しプレート4
a'が後退端まで戻され、さらに降下せしめられて図1
の実線に示す状態に戻り、この状態で、ターンテーブル
3が90°割出し回転して次のケース1を図2に示す取
り出し位置に移動させ、前記動作を繰り返して2番目の
ケース1を中継手段5に送り出す。以後同様である。ケ
ース1は図2に示すように、ターンテーブル3の回転軸
3aに対して回転対称となるように配列してあるため、
ターンテーブル3が90°回転する毎に図2に示す状態
となる。これによって、ケース1の取り出し順位は、図
2に示す大きい四辺形の各辺の真ん中にあるケース1か
らターンテーブル3の回転方向に割出される順番に押出
しプレート4a'で押出され、4辺の真ん中のものがす
べて押出されると、ケース取り出し手段4の水平移動機
構4dが動作して押出しプレート4a'と昇降バスケッ
ト4b'とを図2の下方に鎖線で示す位置まで水平移動
させ、今度は図2に示す大きい四辺形の各辺のコーナー
部にあるケース1を順番に押出していく。各ケース1の
取り出し順位は、図2の各ケース1の上に丸数字で表示
している。そして、最上段のケース1の取り出しがすべ
て終わると、次の段のケース1の取り出しに移行し、以
後、最下段まで同様に取り出し、空パレット2を除去し
て次のパレット2を搬入させることになる。
【0026】次に、中継手段5に取り出されたケース1
は、蓋移載手段6で蓋1aが除去された後、コンベア5
cからケース位置決め手段7の受け台7a上に移載され
る。そして、昇降機構7bにより所定の位置決め位置ま
で上昇せしめられ、この位置で、可動押圧部材7e、7
fが動作せしめられ、ケース1を固定ストッパー7c、
7dに向けて押圧してケース1を所定位置に位置決めす
ると同時にその形態に崩れがある場合にはそれを矯正す
る。
【0027】ケース位置決め手段7によってケース1の
位置決めが済むと、ネック管移載手段8の複式移動手段
8bによってチャック部材8aが、図1に示すように、
ケース1の右端のネック管10を取りに行き、これを把
持して上昇し、続いてネック管搬送手段9上まで水平移
動して、その位置で降下し、ネック管10を容器9a内
に挿入し、把持を解放して上昇し、ケース位置決め手段
7で位置決めされているケース1の右端から2番目に収
納されているネック管10の位置上まで水平移動して戻
り、その位置で降下して次のネック管10を把持し、上
昇し、ネック管搬送手段9上へ水平移動し、降下し、容
器9aにネック管10を渡し、ケース1の右端から3番
目のネック管10を取りに行き、以後上記動作を繰り返
してケース1の左端のネック管10まで取り出す。とこ
ろで、図4の(A)に示すように、ケース1内に区画収
納されているネック管10を1本おきに取り出す構成の
場合では、図1の左端まで取り出した後、図4の(C)
に示す水平移動機構7jによって、第2の支持枠7hを
ネック管10の区画収納ピッチの1ピッチ分だけ移動さ
せるのである。これにより、ネック管移載手段8のチャ
ックヘッド8gに対して、位置決めされたケース1を、
図4の(A)において左側へ1ピッチ分だけ移動させ
る。このようにしておいて、再び、ネック管移載手段8
を前記のように動作させることにより、ケース1内の全
部のネック管10をネック管搬送手段9に移載させるこ
とができる。ケース1が空になると、ケース位置決め手
段7から適宜の手段で取り出し、蓋移載手段6で別の場
所に保管されている蓋1aを被せて返却される。そし
て、次のケース1を中継手段5から受取り、前記動作を
反復する。
【0028】本発明装置の実施形態の動作は以上である
が、ネック管10を1本ずつ取り出したり、1列分を全
部一斉に取り出したりすることが可能であり、前者の場
合には、ケース位置決め手段7の水平移動機構7jを多
段動作可能な機構のものを採用したり、あるいは、ネッ
ク管移載手段8の複式移動手段8bを3次元移動方式に
代えたりすることで対応でき、後者の場合では、ケース
位置決め手段7の水平移動機構7jを省略して実施する
ことができる。また、本発明の装置は、ターンテーブル
3へのケース1の配列形式を図2の実施形態以外のもの
としてもよく、その場合のケース取出し手段4もそれら
の配列形式に適合したものとして実施すればよいもので
ある。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、パレット積み
されたケースをターンテーブルに載置しておくだけで、
従来の人手による手作業を省略することができ、生産設
備全体の作業能率を向上させることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、複雑な動作の組
み合わせを要せずに、ターンテーブルに載置されたケー
スの取り出しを確実に行うことができる。
【0031】請求項3の発明によれば、ケースの形状が
変形している場合でも、これを矯正して正規の位置にケ
ースを位置決めすることができ、ネック管移載手段によ
るネック管の取出しミスを防止することができる。
【0032】請求項4の発明によれば、ケース内のネッ
ク管を取り出してネック管搬送手段に供給する作業を自
動的に高速に行わせることができる。
【0033】請求項5の発明によれば、ケース内にネッ
ク管が比較的高密度で収納されていてもネック管を破損
させることなくケース内から取り出してネック管搬送手
段に供給させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネック管自動供給装置の全体の概
略側面図。
【図2】ターンテーブルからのケース取出し要領説明用
の概略平面図。
【図3】ケース押出し手段の説明用概略正面図。
【図4】(A)はネック管移載手段のネック管取出し要
領説明用の概略正面図、(B)はチャック部材のネック
管チャック要領説明用の概略縦断面図、(C)はケース
位置決め手段の概略平面図。
【符号の説明】
1 ケース 1a 蓋 1b 区画格子部材 2 パレット 3 ターンテーブル 4 ケース取出し手段 4a ケース押出し手段 4a' 押出しプレート 4a" 往復移動機構 4b ケース運搬手段 4b' 昇降バスケット 5 中継手段 6 蓋移載手段 7 ケース位置決め手段 7a 受け台 7b 昇降機構 7c、7d 固定ストッパー 7e、7f 可動部材 8 ネック管移載手段 8a チャック部材 8b 複式移動手段 8c 流体通路 8d ロッド 8e 弾性チューブ 9 ネック管搬送手段 9a 容器 9b コンベア 10 ネック管
フロントページの続き (72)発明者 浦井 正明 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 神野 優 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 Fターム(参考) 5C012 AA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネック管を直立させた状態で複行複列に
    並べて区画収納するケースを載置したターンテーブルか
    らケースを1個ずつ取り出すケース取出し手段と、 ケース取出し手段で取り出されたケースを受取って搬送
    する中継手段と、中継手段の搬送途中でケースから蓋を
    取り外して別の場所に移載する蓋移載手段と、 蓋が取り外されたケースを受取って位置決めするケース
    位置決め手段と、位置決めされたケースからネック管を
    取出してネック管搬送手段に移載するネック管移載手段
    と、 ネック管を受取ってネック管とファンネルとの熔着工程
    に搬送するネック管搬送手段とからなることを特徴とす
    るネック管自動供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース取出し手段が、ネック管を
    直立させた状態で複行複列に並べて区画収納する複数個
    のケースを回転対称に配列して複数段に段積み載置し、
    上段のケースから順次取出し位置に割出すターンテーブ
    ルと、割出されたケースを1個ずつターンテーブルから
    押し出すケース押出し手段と、押し出されたケースを受
    取って前記中継手段に向けて運搬するケース運搬手段と
    を備え、該ケース運搬手段で運搬されたケースを前記ケ
    ース押出し手段により中継手段に向けて押し出すように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のネック
    管自動供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース位置決め手段が、周囲4辺の
    うちの隣接する2辺を定位置に位置決めする固定ストッ
    パーと、これらに対向して残り2辺を固定ストッパーに
    向けて押圧する可動押圧部材とを備えていることを特徴
    とする請求項1記載のネック管自動供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ネック管移載手段が、ネック管を把
    持・解放可能とした1乃至複数のチャック部材と、該チ
    ャック部材をケース位置決め手段の位置からネック管搬
    送手段の位置までの間を移動させ、かつ、それらの位置
    で上下動させる複式移動手段とを備えていることを特徴
    とする請求項1記載のネック管自動供給装置。
  5. 【請求項5】 前記チャック部材が、流体通路を有しネ
    ック管より小径のロッドと、該ロッドの先端部に被覆装
    着された弾性チューブとを備え、前記ロッド内に流体を
    供給して弾性チューブを膨張させることによりネック管
    を把持させ、流体を排出して弾性チューブを収縮させる
    ことによりネック管を解放するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項4記載のネック管自動供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104715985A (zh) * 2015-02-09 2015-06-17 镇江米青机电有限公司 一种气体放电管画线机自动进料装置及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104715985A (zh) * 2015-02-09 2015-06-17 镇江米青机电有限公司 一种气体放电管画线机自动进料装置及方法
CN104715985B (zh) * 2015-02-09 2017-12-12 江苏天泽电力辅机有限公司 一种气体放电管画线机自动进料装置及方法

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