JP2002014837A - 信号オーバーレイを許容する時分割多重化機能を備えたスキャン・インタフェース - Google Patents

信号オーバーレイを許容する時分割多重化機能を備えたスキャン・インタフェース

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JP2002014837A
JP2002014837A JP2001109235A JP2001109235A JP2002014837A JP 2002014837 A JP2002014837 A JP 2002014837A JP 2001109235 A JP2001109235 A JP 2001109235A JP 2001109235 A JP2001109235 A JP 2001109235A JP 2002014837 A JP2002014837 A JP 2002014837A
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scan
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Gary L Swoboda
エル、スウォボダ ゲーリー
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積実時間オンチップシステムにおいて、
透明性が高く使い易いデバック能力を提供する。 【解決手段】 通常はスキャン・インタフェースの対応
する信号経路によって運ばれる制御信号(TRST、T
MS、TCK)およびデータ信号(TDI、TDO)を
含むスキャン・インタフェースは、スキャン・インタフ
ェースの信号以外の信号を運ぶためにも使用できる。通
常は信号の一方を運ぶ信号経路上で、第1信号(TM
S)と第2信号(TDO)を時分割多重化でき、それに
よって他方の信号を運ぶ信号経路がフリーとなってスキ
ャン・インタフェースの信号以外の信号を運ぶことがで
きるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に電子式デー
タ処理に関するものであって、更に詳細には電子式デー
タ処理を行なうデバイスおよびシステムのエミュレーシ
ョン、シミュレーション、およびテスト機能に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハ・リソグラフィおよび表面搭載パ
ッケージング技術の進歩に伴って、電子的設計において
益々多くの複雑な機能がシリコンおよびプリント基板の
両方に集積されるようになってきた。設計の高密度化お
よび相互接続ピッチの縮小の結果として、残念ながら物
理的アクセスは減少する。設計時に組み込まれるテスト
機能が必要とされるようになり、それによって、完成品
はテストおよびデバッグ間にも制御および観察すること
が可能となる。製造時に生ずる欠陥は、製品出荷前の最
終的なテストで検出できることが望ましい。設計が複雑
なため、自動試験機器がその製品をテストできるように
論理設計段階でのテスタビリティを考慮することなくし
ては、このような基本的な要請を実現することは困難で
ある。
【0003】性能および製造時欠陥のテストに加えて、
アプリケーション・ソフトウエアの開発においても、そ
のシステムあるいはサブシステムの設計段階で同様なレ
ベルのシミュレーション、透明性、および制御可能性が
必要とされる。設計のエミュレーション段階では、IC
(集積回路)あるいはIC群が、ソフトウエア・プログ
ラムとリンクした時に、最終製品の機器またはアプリケ
ーションの中で正しく機能することを確かめることが必
要である。
【0004】自動車産業、電気通信、防衛システム、お
よび生命維持システムで益々多くのICが使用されるよ
うになり、完璧なテストおよび拡張的な実時間デバッグ
が絶対的に必要とされるようになった。
【0005】仕様に適合していることを保証するための
テスト・ベクタを設計者が生成する性能試験方式は、今
でも広く採用されているが、非常に大規模のシステムに
対してこの方法は広範囲の欠陥を検出できないことから
不適切なことが分かっている。完全なテストができるた
めには自動的なテスト・パターンの生成が望ましく、テ
ストの全階層(システム・レベルからトランジスタ・レ
ベルまで)をカバーする制御可能性および透明性が重要
な鍵である。
【0006】大規模設計の別の問題点は長時間と過大な
コストを要することである。再利用を考慮した設計概念
に適したテスト用の回路、システム、および方法が望ま
しい。このように、以下のデバイスおよびシステムは、
初期デバイスに組み込まれたテスタビリティ、シミュレ
ーション、およびエミュレーションの回路、システム、
および方法を再利用することによって、低い設計コスト
でテスタビリティ、シミュレーション、およびエミュレ
ーションを実現する。先行するテスタビリティ、シミュ
レーション、およびエミュレーションの方式がなけれ
ば、テスト・パターンの生成および更新のために大きな
設計時間が費やされることになる。
【0007】再利用すべきモジュールを設計し、それの
完全なテスト・パターンを生成および更新するために膨
大な投資を行ったとしても、そのモジュールを再び利用
する場合にそれを特定用途論理回路に埋め込んで、それ
へのアクセスを困難または不可能なものとするかもしれ
ない。従って、このような落とし穴は避けることが望ま
しい。
【0008】IC設計の進歩には、例えば、内部透明性
および制御の低下、欠陥網羅の縮小、および状態切換能
力の低下、テスト開発および検証問題の増加、設計シミ
ュレーションの複雑化、および連続的に増大するCAD
(コンピュータ支援設計)ツールのコストが伴う。ボー
ド設計での副産物には、レジスタ透明性および制御の低
下、設計検証でのデバッグおよびシミュレーションの複
雑化、1つのパッケージに多くの回路を実装することに
よって物理的アクセスが失われることによる従来エミュ
レーションのロス、基板上でのルーティングの複雑化、
設計ツールのコスト増、混在モード(mixed-mode)での
実装、および生産容易な設計が含まれる。アプリケーシ
ョン開発での副産物には、状態の透明性低下、高速エミ
ュレーション困難、スケーリングされた時間シミュレー
ション、デバッグ複雑化、およびエミュレータのコスト
増が含まれる。製品の副産物には、透明性および制御の
低下、テスト・ベクタおよびモデルの複雑化、テストの
複雑化、混在モードでの実装、7桁(100万ドルのオ
ーダー)領域にまで連続的に増大する自動試験機器のコ
スト増、および厳しさを増す許容度が含まれる。
【0009】スキャン方式のエミュレーションおよび複
数処理デバッグを採用したエミュレーション技術は10
年以上昔に導入された。1988年に、設計サイクル時
間からの要求およびエミュレーションに利用できるオン
チップ空間の制約が動機となって従来の回路エミュレー
ションからスキャン方式のエミュレーションへ変化が起
こった。設計サイクル時間の要求は3つの因子によって
発生した。すなわち、オンチップ・メモリなどのより高
度な集積レベル;増大するクロック・レート−エミュレ
ーションをサポートする論理によって引き起こされる電
気的介入;およびより複雑なパッケージングによって生
ずるエミュレータ接続性の問題である。
【0010】今日、これらの同じ因子が新しい展開を伴
って問題化しており、今日の複雑でより高いクロック・
レートで高密度に集積された設計において必要とされる
システム・デバッグ機能を供給するスキャン方式のエミ
ュレータ機能に対して課題となっている。その結果、シ
ステムはより小型で高速な低コストのものとなる。それ
らは益々高密度化する床面積で高い性能を示すものであ
る。これらの建設的な各システム・トレンドは、逆に高
速なシステム開発にとって重要な要因であるシステム活
動の透明性に悪影響を及ぼす。この効果は“透明性消
滅”と呼ばれる。
【0011】アプリケーション開発者は関連するすべて
のシステム活動のうちで透明性および制御を優先する。
集積レベルの着実な進歩とクロック・レートの増大は、
利用できる透明性および制御を時間とともに着実に減少
させている。これらの因子は透明性および制御のギャッ
プ、すなわち望ましい透明性および制御と実際に利用で
きるレベルとの差を生ずる。時間とともにこのギャップ
は拡大している。アプリケーション開発ツールの提供業
者はこのギャップの拡大率を最小に留めようとする。開
発ツールのソフトウエアおよび関連するハードウエア・
コンポネントは、より少ないもので、また異なるやり方
でより多くのことを成し遂げなければならない。利用の
利便さへの挑戦はこれらの力によって増幅される。
【0012】
【発明の解決しようとする課題】今日の高密度集積され
たシステム・オンチップ(SOC)技術は透明性および
制御のギャップを劇的に拡大した。ロジック・アナライ
ザや区分化されたプロトタイプ・システムなどの伝統的
なデバッグ・オプションは今日のシステムの集積レベル
や益々増大するクロック・レートに追随できない。
【0013】集積レベルの増大とともに、数多くのサブ
システム・コンポネントをつなぐシステム・バスがチッ
プ上を移動し、伝統的なロジック・アナライザがこれら
のバスへアクセスできなくなっている。バスの透明性が
限定されるかほとんどない状況で、ロジック・アナライ
ザなどのツールはシステム活動を観察したり、開発中の
システムを制御するために必要なトリガー機構を提供し
たりすることができない。アクセスできないものを制御
するのが困難であるように、この透明性の消失には制御
の消失が伴う。
【0014】この傾向に挑むために、システム設計者は
それらのバスを露出させ、露出したバスでプロトタイプ
・システムを構築できるようにシステム・コンポネント
を構築しようとしている。この方式もまた、システム・
クロック・レートの更なる増大傾向によって包囲されて
しまった。CPUクロック・レートが増大するほどに
は、チップとチップとの間のインタフェース速度は増大
できない。開発者は、区分化されたシステムの性能はチ
ップとチップ間の通信速度の遅延を保証するために加え
られるインタフェース待ち状態のために、集積化された
場合よりも劣ることを見出した。この性能劣化は或る時
点で許容できないレベルに達し、区分化プロトタイプ・
システムはもはや実行可能なデバッグ・オプションでは
なくなった。我々は製品デバイスがアプリケーション開
発のためのプラットフォームとして用いられるべき時代
に突入している。
【0015】増大するCPUクロック・レートはまた、
他の簡便な透明性機構の終了を加速する。CPUクロッ
ク・レートは最大のI/O状態速度を超えることができ
るため、元々の形で情報を出力している透明性ポートは
もはやCPUに追随できない。オンチップのサブシステ
ムもCPUクロック・レートより遅いクロック・レート
で動作する。この方式はシステム設計を簡略化し電力消
費を減らすために用いられよう。これらの開発はCPU
活動を明瞭に観察するために、簡便な透明性ポートはも
はや、あてにできないことを意味する。
【0016】透明性および制御が失われるとともに、ア
プリケーションを開発するために使用される開発ツール
はより非生産的なものとなる。ツールはまた透明性およ
び制御を維持するために要求されるツールの複雑化のせ
いで使い難いものとなっている。システム・オンチップ
によって発生した透明性、制御、および使い易さの問題
は製品開発サイクルを長期化する問題を孕んでいる。
【0017】集積化の傾向が開発者に困難なデバッグ環
境を提供するとは言っても、一方で、デバッグ問題に対
する新たな方式が出現する期待もある。開発サイクル時
間の問題をもたらす密度およびクロック・レートの増大
はまた、その問題を解決する機会を生むことにもなっ
た。
【0018】オンチップのデバッグ機能は従来に増して
入手し易いものとなっている。高速、高性能のチップが
益々大規模メモリ構造によって支配されるようになる
と、CPUおよびメモリ・サブシステムに付随するラン
ダム・ロジックのシステム・コストは全システム・コス
トのパーセントで下降する。数千ゲートのコストはこれ
までで最も低く、或る場合には今日のチップ設計の中で
は無視されよう。今日の高密度パッケージにおけるピン
当りコストもまた下降しており、デバッグ用に多くのピ
ンを割り当てることがより容易になっている。ゲートお
よびピンの入手が容易になることで、システム・オンチ
ップによって発生した課題に対処するために必要な新し
いオンチップのエミュレーション機能の展開が可能とな
る。
【0019】製品デバイスがアプリケーションをデバッ
グするためのプラットフォームとしても使用されるとき
には、それらは製品を市場に出す時間をサポートするの
に十分なデバッグ能力を提供する必要がある。デバッグ
への要求はアプリケーション毎に変化するので、市場化
までの時間と必要なコストとの間でバランスを取るよう
にオンチップ・デバッグ機能を調節できることが非常に
望ましい。
【0020】これらのオンチップ機能はチップの循環コ
ストに影響するので、どの方法でもスケーリングできる
ことが最も重要である。オンチップ・ツールの展開にお
ける指導原理は“必要なものだけに金を使え”である。
この新しいパラダイムで、システム設計者はオンチップ
・デバッグ機能について、残りの機能と一緒に、チップ
・コスト制約と製品開発チームのデバッグ要請とのバラ
ンスを取りながら仕様を定めよう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のエミュレーショ
ン技術は上に述べたデバッグの前向きの機会を利用し
て、開発者に対して制御および透明性のギャップを狭め
ることを狙ったデバッグ能力の蓄積を提供する。
【0022】本エミュレーション技術は今日の高度に集
積された埋め込み式の実時間システムの複雑なデバッグ
問題に対して解答を提供する。この技術は、前節で述べ
た透明性、制御および使い易さの喪失の問題に取り組
み、同時に現状のエミュレータの特徴を拡張する。
【0023】本発明のオンチップ・デバッグ・コンポネ
ントはコストおよびデバッグ能力を最適化するための手
段を提供する。その構造はシステム・コストおよび市場
化の時間という制約に合致するように調整されたエミュ
レーション・コンポネントまたは周辺機器の柔軟な組合
せを許容する。スケーリング可能という特徴によって、
それらを可能なコストおよび限られた性能オーバーヘッ
ドで製品デバイスに含めることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】ここで本発明のエミュレーショ
ン、デバッグ、およびシミュレーション・ツールについ
て説明する。ここに述べるエミュレーションおよびデバ
ッグ・ツールは次のような前提に基づいている。すなわ
ち、従来、オフチップで実行されているデバッグ機能の
すべてでなくてもいくつかのものは、もしそれらが開発
者のデバッグ倉庫に残すべきものであれば、いつの日に
か製品デバイスに集積されるようになるであろうという
ことである。デバッグ機能をチップ上へ移動する手助け
のために、本発明はオンチップ展開のための強力でスケ
ーリング可能なデバッグ機能の一覧表を提供する。この
技術は、透明性消滅傾向によって生じた透明性、制御、
および使い易さの問題に直接的に対処する能力を付加す
るとともに、初期のJTAG技術の利益すべてを継承し
ている。
【0025】最初に述べた制御および透明性のギャップ
への取り組みへの先鋒となる4つの重要な構造的インフ
ラストラクチャ・コンポネントは次のものである。 1.実時間エミュレーション(RTE) 2.実時間データ交換(RTDX) 3.トレース 4.高度解析
【0026】これらのコンポネントは表1に示すように
透明性および制御の要請に対処する。
【0027】
【表1】
【0028】実時間エミュレーション(RTE)は実時
間実行制御(ラン、ステップ、ホールト等)およびレジ
スタ/メモリ透明性に関する基本的な固定機能セットを
提供する。このコンポネントはユーザがアプリケーショ
ン・コードをデバッグすることを許容すると同時に、実
時間の割込みもサポートする。レジスタおよびメモリは
割込み処理に影響せずに実時間でアクセスされよう。ユ
ーザは実時間と非実時間の割込みを区別し、実時間での
メモリへのデバッグ・アクセスによって乱されるべきで
ないコードにマークを付ける。この基本エミュレーショ
ン機能には、2個のシングルポイント・ハードウエア・
ブレークポイント、シングル・データ・ウォッチポイン
ト、イベント・カウンタ、あるいはデータ・ログ機構と
して構成可能なハードウエアが含まれる。EMUピン機
能には、マルチプロセッサ・イベント処理および一方向
性(目標からホストへ)のデータ・ログ機構用のトリガ
ーI/Oが含まれる。
【0029】RTDX(登録商標)はエミュレータ・ホ
ストと目標アプリケーションとの間で実時間データ転送
を提供する。このコンポネントはエミュレータによって
促進される双方向性および一方向性の両方のDSP目標
/ホスト転送を提供する。DSP(または目標)アプリ
ケーションはホストへ転送すべき目標データを収集する
か、あるいはホストからデータを受信し、他方でエミュ
レーション・ハードウエア(DSPおよびエミュレータ
の内部にある)が実際の転送を管理する。いくつかのR
TDX転送機構がサポートされており、その各々は異な
るレベルの帯域幅およびピン利用を提供することによっ
てゲートおよびピン利用性と帯域幅との間で要求のバラ
ンスを図っている。
【0030】トレースはアプリケーション活動の透明性
を提供する非命令的機構である。トレースは、プログラ
ム・フローおよびメモリ・アクセスのようなCPUに関
連する活動、およびASIC状態機械、データの流れ、
およびCPU収集データのようなシステム活動を監視す
るために使用される。歴史的なトレース技術はまた製品
デバイスよりも多くのピンを有するロジック・アナライ
ザ的な収集および特殊エミュレーション(SE)デバイ
スを使用していた。ロジック・アナライザあるいは同様
なデバイスは、状態機械的なプログラミング・インタフ
ェース(フィルタ機構)を使用して元々の表現でデータ
を処理していた。このトレース・モデルは、記憶し、観
察し、解析する必要のあるデータを選択する外部トリガ
ーでエクスポートされるすべての活動に依存していた。
【0031】しかし、既存のロジック・アナライザ的な
技術は、より高レベルの集積化、増大するクロック・レ
ート、およびより複雑化するパッケージングによる透明
性低下に対する解答を提供しない。このモデルでは、製
品デバイスは限られた数のピンを通して透明性を提供し
なければならない。エクスポートされるデータは必要な
エクスポート帯域幅を小さくするようにエンコードまた
は圧縮される。記録機構は純粋な記録デバイスになり、
エクスポートされたデータを深いトレース・メモリに詰
め込む。記録されたデータをシステム活動の記録へ変換
するためにトレース・ソフトウエアが使用される。
【0032】高速シリアル・データ・エクスポートを備
えたオンチップ・トレースは高度解析と組み合わせてS
OC設計に対する解答を提供する。トレースは、プログ
ラム・フローおよびメモリ・アクセスのようなCPUに
関連する活動、およびASIC状態機械、データの流れ
等、およびCPU収集データのようなシステム活動を監
視するために使用される。これは4つの異なる種別のト
レース・データを生成する。 ・DSPコアによって提供されるプログラム・フローお
よびタイミング(PCトレース) ・DSPコアまたはチップ・レベルの周辺機器によって
行なわれるメモリ・データ参照(データの読み書き) ・用途特定信号およびデータ(ASIC活動) ・CPU収集データ
【0033】4種類のトレース・データに関する収集機
構は、機能性と、望ましい帯域幅要求に合致するために
必要なゲートおよびピンとのトレードオフを許容するモ
ジュール構成になっている。
【0034】RTDXおよびトレース関数は同様である
が異なる形の透明性を提供する。それらはデータ収集方
法およびそれらの最も効率的環境が異なる。理解を助け
るために以下に簡単な説明を行なう。
【0035】RTDX(実時間データ交換)はCPUの
支援を受けて情報交換を行なう方法である。ここで、交
換すべきデータはプログラム・フローに対して正しく定
義された振る舞いをする。例えば、RTDXはDSPア
ルゴリズムから入力および出力バッファを記録するため
に使用できる。RTDXはデータ収集にCPUの支援を
要求し、従ってそれを実行するために明確だが少しのC
PU帯域幅を必要とする。このように、RTDXは、少
ない循環オーバーヘッド・コストで以って透明性を提供
するアプリケーション介入機構である。
【0036】トレースは非介入的なハードウエア支援収
集機構(バス監視器のような)であり、非常に高い帯域
幅(BW)のデータ・エクスポートを備えている。トレ
ースは非常に高いデータ・レートでデータをエクスポー
トしなければならないとき、あるいはトレースすべき情
報の振る舞いが分からないか、あるいは本質的にランダ
ムであるか、アドレスに付随する場合に使用される。プ
ログラム・フローは振る舞いを予め知ることができない
場合の典型例である。この種の情報をエクスポートする
ために要する帯域幅は高い。指定されたアドレスのデー
タ・トレースは別の例である。データ・トレースをエク
スポートするために要する帯域幅は非常に高い。
【0037】トレース・データは一方向性で、目標から
ホストへ向かう。一方向性のRTDXもサポートされて
いるが(データ・ログ)、RTDXはどちらの方向へも
データ交換を行なうことができる。トレース・データ経
路もまた、非常に高速の一方向性RTDXを提供するた
めに使用できる(CPU収集されたトレース・デー
タ)。
【0038】トレースおよびRTDXの高レベルな機能
について概略を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】高度解析は非介入的なオンチップ・イベン
ト検出およびトリガー発生機構を提供する。高度解析に
よって生成されるトリガー出力はトレースおよびRTD
Xなどの他のインフラストラクチャ・コンポネントを制
御する。歴史的なトレース技術は、ロジック・アナライ
ザへエクスポートされたバス活動を使用してロジック・
アナライザ中でトレースを制御するトリガーを発生した
り、あるいは実行を停止させるためのトリガーを発生さ
せてデバイスへ供給したりした。通常、これには製品デ
バイスよりも多くのピンを有するチップが含まれていた
(SEまたは特殊エミュレーション・デバイス)。この
解析モデルはシステム・オンチップ(SOC)時代には
うまく動作しない。その理由は、今日のデバイスの集積
レベルおよびクロック・レートが完全な透明性を有する
バス・エクスポートを排除するためである。
【0041】高度解析は入手可能なオンチップ命令およ
びデータバス比較器、シーケンサおよび状態機械、およ
びイベント・カウンタを提供して、オフチップで用いら
れた歴史的なトリガー機能の最も重要な部分を再現す
る。高度解析は、トレース、RTDX、および実時間エ
ミュレーションに対してデバッグ・トリガー機構の制御
部分を提供する。この構成コンポネントはイベントを識
別し、イベント・シーケンスを追跡し、それらの発生に
基づいてアクションを割り当てる(ブレイク実行、トレ
ース・イネーブル/ディスエーブル、カウント、RTD
Xイネーブル/ディスエーブル等)。この機能に関する
モジュール構築ブロックには、バス比較器、外部イベン
ト発生器、状態機械あるいは状態シーケンサ、およびト
リガー発生器が含まれる。高度解析システムのモジュー
ル構成によって、機能性とゲートとのトレードオフが可
能となる。
【0042】
【実施例】エミュレータ機能は4つのエミュレータ・コ
ンポネントの相互作用によって生まれる。 1.デバッガ・アプリケーション・プログラム 2.ホスト・コンピュータ 3.エミュレーション・コントローラ 4.オンチップ・デバッグ機能
【0043】これらのコンポネントは図1に示すように
つながれる。ホスト・コンピュータ10はエミュレーシ
ョン・コントローラ12(ホストに対して外部にある)
へつながれ、エミュレーション・コントローラ(ここで
はエミュレータまたはコントローラとも呼ばれる)はま
た目標システム16へつながれる。ユーザは、望ましく
は、例えばテキサス・インスツルメンツ社のプログラム
“Code Composer Studio”のよう
な、ホスト・コンピュータ上で走っているデバッガ・ア
プリケーション・プログラムを介して、目標アプリケー
ションを制御する。
【0044】典型的なデバッグ・システムが図1に示さ
れている。このシステムはエミュレータ12を介してデ
バッグ機能へアクセスするために、ホスト・コンピュー
タ10(一般にはPC)を使用する。デバッガ・アプリ
ケーション・プログラムはホスト・コンピュータを介し
て、使用者に使い易いかたちでデバッグ機能を提供す
る。デバッグ資源は必要に応じてデバッグ・ソフトによ
って割り振られ、この作業をユーザが行わなくてもよく
なっている。ソース・レベルでのデバッグではデバッグ
資源を利用するが、それの複雑な部分はユーザから見え
ないようになっている。デバッガは、オンチップのトレ
ースおよびトリガー機能と一緒に、興味の対象であるチ
ップ活動を選択、記録、および表示するための手段を提
供する。トレースのディスプレイは、そのトレース・ロ
グを発生したソース・コードに対して自動的に関連づけ
られる。エミュレータはデバッグ制御とトレース記録機
能の両方を提供する。
【0045】デバッグ機能は、目標チップのJTAGま
たは同様なシリアル・デバッグ・インタフェースを介す
る標準的なエミュレータ・デバッグ・アクセスを用いて
プログラムされる。ピンは貴重なので、この技術ではト
レース、トリガー、およびその他のデバッグ機能でデバ
ッグ用ピンのプールを共有するようにしてシリコン・コ
ストの上昇を少なくしている。固定ピン・フォーマット
もサポートされている。ピンを共有するオプションを採
用するときには、デバッグ・ピンの利用は各デバッグ・
セッションの最初に(チップがアプリケーション・プロ
グラムを走らせるように命令される前に)トレース・エ
クスポート帯域幅を最大化するように決められる。トレ
ース帯域幅は最大数のピンをトレースに割り当てること
によって最大化される。
【0046】システム内でのデバッグ能力および構築ブ
ロックは変動しよう。従って、エミュレータ・ソフトウ
エアは実行時に構成を決める。この方式は、コンフィギ
ュレーションおよびレジスタ組織化と取引する制約群に
合致するハードウエア・ブロックを必要とする。他のコ
ンポネン群は、ブロックおよび他の周辺機器をシステム
のメモリ・マップ上で位置決めするように設計されたハ
ードウエア検索能力を提供する。エミュレータ・ソフト
ウエアは資源を位置決めするために検索機能を使用す
る。モジュールの見つかったアドレスおよびタイプID
が、見出された各ブロックを一義的に同定する。一旦I
Dが見出されると、設計データベースを用いて正確なコ
ンフィギュレーションおよびすべてのシステム入出力が
確認される。
【0047】ホスト・コンピュータは、一般に少なくと
も64メガバイトのメモリを持ち、少なくともWind
ows(登録商標)95、SR−2、WindowsN
T、あるいはWindowsの後継バージョンを走らせ
ることのできるPCである。PCはエミュレータが要求
する通信インタフェースの1つをサポートしなければな
らない。例えば、 ・イーサネット(登録商標)10Tおよび100T、T
CP/IPプロトコル ・ユニバーサル・シリアル・バス(USB)、rev
1.x ・ファイヤワイヤ、IEEE1394 ・パラレル・ポート(SPP、EPP、およびECP)
【0048】エミュレーション・コントローラ12はホ
スト・コンピュータ10と目標システム16との橋渡し
をし、ホスト・コンピュータ上で走るデバッガ・アプリ
ケーションとDSP(あるいはその他の目標プロセッ
サ)14上で実行される目標アプリケーションとの間で
渡されるすべてのデバッグ情報を取り扱う。
【0049】エミュレータ構成例の1つは以下の能力す
べてをサポートする。 ・実時間エミュレーション ・RTDX ・トレース ・高度解析
【0050】これに加えて、エミュレータから目標への
インタフェースは次をサポートする。 ・入力および出力トリガー ・ビットI/O ・特殊な拡張動作モードの管理
【0051】エミュレーション・コントローラ12は
3、4、または5ビットのスキャンをベースとするイン
タフェースを介して実時間エミュレーション機能(実行
制御、メモリ、およびレジスタ・アクセス)にアクセス
する。RTDX機能は、スキャンによって、あるいはス
キャン以外の目標からエミュレータへの直接的な接続を
使用するより高帯域幅の3つのRTDXフォーマットを
使用することによってアクセスできる。入出力トリガー
は他のシステム・コンポネントがそのチップに対してあ
るいはその逆に、デバッグ・イベント時に信号供給する
ことを許容する。
【0052】エミュレータ12は通信セクションとエミ
ュレーション・セクションとに区分される。通信セクシ
ョンはホスト通信リンク上でホスト10との通信をサポ
ートし、他方エミュレーション・セクションは目標への
インタフェースとなって、目標デバッグ機能およびデバ
イス・デバッグ・ポートを管理する。エミュレータ12
は、15に示す、例えば、上述の工業標準の通信リンク
の1つを用いてホスト・コンピュータ10と交信する。
ホストからエミュレータへの接続は規格のケーブル技術
を用いて確立できる。ホストとエミュレータとの間の分
離は、使用するインタフェースに適用される標準規格に
よって支配される。
【0053】エミュレーション・コントローラ12は1
7に示す1本または複数の目標ケーブルを通して目標シ
ステム16と交信する。デバッグ、トレース、トリガ
ー、およびRTDX機能は目標ケーブルを共有し、或る
場合には、同じデバイス・ピンを共有する。目標システ
ムが1本のケーブルに収納しきれないトレース幅で展開
するときには、2本以上の目標ケーブルが必要とされよ
う。すべてのトレース、RTDX、およびデバッグ通信
はこのリンク上で発生する。
【0054】図2は図1のエミュレーション・システム
の実施の形態例の関連部分を示す回路図である。図2は
エミュレータ12と目標チップ14との間のケーブル1
7に設けられたスキャン・インタフェースを含んでい
る。図2に示すように、エミュレータ12はスキャン・
インタフェースの複数の動作モードのうちの任意のもの
を選ぶことができる。ここに開示する例では、スキャン
・インタフェースは標準的なJTAGスキャン・インタ
フェースであるが、本発明はその他のタイプのスキャン
・インタフェースにも適用可能である。ここで、モード
J_5は標準的なJTAG形式を表し、それは目標チッ
プの5本のピンを使用する。モードJ_4およびJ_3
はスキャン動作のモードを示しているが、そこでは時分
割多重化が用いられており、スキャン・インタフェース
の1本のピンに対して5個のJTAG信号のうちの複数
のものを組み合わせるようになっており、それによって
通常は標準的なJ_5動作に関連する5本のピンのうち
の1または複数本をフリーにすることができる。モード
J_4は単一ピンへ2つのJTAG信号を多重化し、従
ってスキャン動作のために4本のピンを必要とする。こ
れによって1本のピンがフリーとなって他のデバッグ機
能などの他の目的で使用できる。モードJ_3は3個の
JTAG信号を1本のピンに多重化し、従ってスキャン
動作用には3本のピンしか必要とせず、従って2本のピ
ンがフリーとなって他のデバッグ機能などの他の目的に
使用できる。J_1モードでは多重化は行われないが、
スキャン・インタフェース専用としてTRST(テスト
論理リセット)信号のみが残され、4本のピンがフリー
となってデバッグ機能などの他の目的で使用できる。
【0055】図3はスキャン動作の上述の各モードを説
明している。J_1、J_4、およびJ_3モードがエ
ミュレータと1個の目標デバイスとの間の点と点を結ぶ
接続に限定され、他方J_5はスキャン・チェーンでつ
ないだ任意の数の目標デバイスに適用可能であることは
もちろんである点に注意されたい。
【0056】再び図2を参照すると、目標チップは、J
_5、J_4、またはJ_3の任意のモードに従ってエ
ミュレータから受信した信号を、この例では5ピンのJ
TAGインタフェースであるJ_5形式と等しい5信号
インタフェースへ変換するスキャン・インタフェース・
アダプタ21を含む。言い換えれば、信号MSCANI
NはJ_5インタフェースのTDIに対応する。信号M
TRSTはJ_5インタフェースの信号TRSTに対応
する。信号MTCKはJ_5インタフェースの信号TC
Kに対応する。信号MTMSはJ_5インタフェースの
信号TMSに対応し、信号MSCAN OUTはJ_5
インタフェースの信号TDOに対応する。このように、
エミュレータ12によって利用されるインタフェース・
モードJ_5、J_4、またはJ_3のどれであって
も、スキャン・インタフェース・アダプタ21はこのイ
ンタフェースを、この例では目標チップ内に埋め込まれ
た複数コアのテスト制御用の5信号JTAGインタフェ
ースへ変換する。逆に、スキャン・インタフェース・ア
ダプタ21はチップ内で使用される5信号インタフェー
スを、エミュレータ側で選ばれたスキャン・インタフェ
ース・モードに必要とされる信号形式へ変換する。
【0057】図4は、J_4で動作中のエミュレーショ
ンと目標チップとの間のスキャン・インタフェース信号
接続を模式的に示す。J_4構成では、エミュレータか
らのTMS信号およびエミュレータからのTDO信号の
両方を多重化するために、“エミュレータTDOからチ
ップTDIへ”の接続が用いられる。これらの時分割多
重化された(TDM)信号は目標デバイスのTDIピン
に受信される。次に、目標デバイス中のスキャン・イン
タフェース・アダプタは、図2に関して上述したよう
に、4ピン・インタフェースから標準的な5信号JTA
G形式への変換を行なう。図4に示すように、目標デバ
イスとエミュレータとの間のTMS信号経路はフリーと
なって、デバッグ機能のような他の目的で使用できる。
【0058】図5はJ_3スキャン・インタフェースを
使用した場合の、エミュレータと目標チップとの間のス
キャン・インタフェース接続を示す。J_3構成では、
“エミュレータTDIからチップTDOへ”の接続が双
方向的信号として使用され、その上でエミュレータから
のTMS信号、エミュレータからのTDO信号、および
目標チップからのTDI信号が時分割多重化される。図
5に示すように、この構成ではエミュレータと目標チッ
プとの間の2本の接続(TMSおよび“目標TDIから
エミュレータTDOへ”)がフリーとなってデバッグ機
能などの他の目的で使用できる。
【0059】上述のJ_1構成は5スキャン・インタフ
ェース接続のうちの4本をデバッグ機能などの他の目的
に使用することを許容し、スキャン・インタフェースは
TRST接続のみを制御できるため、エミュレータはス
キャン・インタフェース・アダプタ21をスキャン動作
(これはJ_1構成ではもちろん不可能である)用に選
択的に構成することが可能である。特に、エミュレータ
によるTRSTのアサーションは、スキャン・インタフ
ェース・アダプタ21にスキャン・インタフェースを例
えばJ_3、J_4、あるいはJ_5のようなデフォル
トのスキャン・インタフェース設定にセットさせる。デ
フォルト設定はチップ構造によって指定でき、エミュレ
ータ・ソフトウエアを任意のデフォルト動作選択と互換
なものとすることは容易である。
【0060】図6はJ_4モードにおいてスキャン・イ
ンタフェース・アダプタおよびエミュレータによって実
行可能な動作例を示す。図6に示すように、エミュレー
タ中の状態機械はJ_4インタフェース構成に関する入
出力シーケンスを制御する。状態機械はJ_4入出力を
制御するための9個の状態を含む。状態シーケンスはス
タート・ビットで開始され、その後に、4個のTMS値
が続き、4個のTDI値が続く。目標デバイス中のスキ
ャン・インタフェース・アダプタもまた状態機械を含
み、それはJ_4インタフェースをJ_5インタフェー
スへ変換するように動作し、9個の状態シーケンス中の
4個の状態(0x4、0x5、0x6、および0x7)
のみで図2の信号MTCKをイネーブルすることを含
み、これらの4個の状態は目標からエミュレータへのT
DO出力およびスキャン・インタフェース・アダプタか
らコアへのTMS/TDI並列出力用に使用される。
【0061】1つの実施の形態では、図4の目標チップ
のTRSTピンに対して0が供給されるときに、チップ
のスキャン・インタフェース・アダプタ中の状態機械は
強制的にスタート状態(0xF)にされる。状態機械は
また、TCKが連続して走っているときに、もしTCK
の少なくとも9個の引き続くサイクルに対してエミュレ
ータのTDO信号が論理1であれば、いくつかの実施の
形態でも強制的にスタート状態にされよう。スキャン・
インタフェース・アダプタがスタート状態にあるとき
に、もしそれのTDI入力に論理1が検出されれば、そ
れは目標チップのコアに対してテスト・リセットをアサ
ートし、スタート状態に留まる。スタート状態中にスキ
ャン・インタフェース・アダプタがそれのTDI入力に
0を検出すれば、状態機械は図6に示す状態進行を開始
して、状態0x0から状態0x7へ逐次的に進行し、次
にスタート状態0xFへ戻り、そこで再びそれのTDI
入力において論理0のチェックを行なう。
【0062】図7は、図6に示すJ_4動作に対応する
タイミング図である。
【0063】図8はJ_3スキャン・モードにおいてエ
ミュレータおよびスキャン・インタフェース・アダプタ
が実行できる動作例を示す。このモードで、スキャン・
インタフェース・アダプタは、エミュレータが少なくと
も16個のクロック(TCK)を供給し、他方、目標デ
バイスのTDOピンに対してエミュレータによって論理
1が供給されるときに、それの状態機械をリセット状態
へ初期化する。エミュレータ中の状態機械はアダプタ状
態機械と共同して、16個の状態を用いてJ_3スキャ
ン動作を管理する。状態シーケンスは、エミュレータが
それのTDIピンから目標デバイスのTDOピンへスタ
ート・ビット(0)とそれに続く4個のTMS値、更に
それに続く4個のTDI値を送ることから始まる。次の
TCKパルスでは、エミュレータは目標デバイスのTD
Oピンを駆動することをやめる。この時点で、図8に8
1として示すように、エミュレータも目標デバイスも目
標デバイスのTDOピンを駆動しない。
【0064】82の次のTCKパルスで、目標デバイス
はTCKの5サイクルの最初のものに関してそれのTD
Oピンを駆動する。これらTCKサイクルの最初の4サ
イクルの間、目標デバイスは目標デバイスのスキャン・
データTDO_0−TDO_3を駆動出力する。図2の
信号MTCKはこれらの4サイクル間だけスキャン・イ
ンタフェース・アダプタからコアへのTMS/TDI並
列出力をイネーブルされる。5番目のTCKサイクルの
間は、目標デバイスは83に示されるように、それのT
DOピン値を論理1へ駆動する。
【0065】84における次のTCKパルスで、目標デ
バイスはエミュレータへのそれのTDOピンの制御を放
棄して、エミュレータが論理1を駆動する。制御が84
で交換されるときに、エミュレータも目標デバイスも両
方とも論理1を駆動するため、この制御の交換の間にバ
スの衝突は発生しない。次のTCKサイクルの間に、エ
ミュレータは再び図8のシーケンスを開始するためにス
タート・ビットを供給する。
【0066】もしスキャン・インタフェース・アダプタ
に関するデフォルト・モードがJ_3であれば、目標デ
バイスの状態機械は、TRSTピンが0へ駆動されると
きは強制的に状態0xFにされる。TRSTの動作によ
るかあるいは図8に示す状態シーケンスに従って目標デ
バイスの状態機械が状態0xFにあるとき、目標デバイ
スの状態機械はエミュレータが論理0のスタート・ビッ
トを供給することを期待する。スタート・ビットの検出
に失敗することはエミュレータと目標が同期を失うか、
エミュレータが存在しないか、あるいはエミュレータと
目標とが異なるスキャン・インタフェース・モードで動
作しているかのいずれかを意味する。もし目標デバイス
の状態機械が0xF状態中に論理1を検出すれば、目標
デバイスの状態機械は目標デバイスの内部コアに対して
MTRSTをアサートし、状態0xFに留まる。目標デ
バイスの状態機械が状態0xFにあって、目標デバイス
のTDO入力に0が検出されたときは、目標デバイス状
態の機械がそれの状態進行を開始して、状態0x0から
0xEへと状態が順次進行して再び状態0xFに進み、
そこにおいて目標デバイスの状態機械はそれのTDOピ
ン上で論理0スタート・ビットに関する上述のチェック
を実行する。エミュレータが連続して走るTCKを供給
し、目標デバイスのTDOピンが論理1へプル・アップ
されるときは、目標デバイスのスキャン・インタフェー
ス・アダプタ中の状態機械は、TCKが連続して走って
いる状態でTDOが論理1へプル・アップされる期間に
TRSTがアサートされないときは、16個のTCKサ
イクルのうちのテスト・リセット状態へ初期化される。
【0067】図9は図8のJ_3動作に対応するタイミ
ング図である。
【0068】選ばれたスキャン・インタフェース・モー
ド、例えばJ_5、J_4、J_3、あるいはJ_1
は、エミュレータから目標デバイスへ、例えばTDIデ
ータ・ストリーム中の、LSBにMSBが続くビット対
のようなTDI情報として送信できる。いくつかの実施
の形態では、一旦、モード情報のLSBが送信されてし
まえば、モード情報のMSBは常に次のTDI情報スロ
ット中で送信される。JTAG実施の形態を例に取れ
ば、モード・ビット対の送信を次のような条件によって
開始できる。TRST、IR_UPDATE、あるいは
DR_UPDATE状態に続くIDLE状態、その間に
モードのLSBが送信されたIDLE状態に続くIDL
E状態、IR_SCAN状態に続くIR_EXIT状
態、DR_SCAN状態に続くDR_EXIT状態、D
R_CAPTURE状態に続くDR_PAUSE状態、
IR_CAPTURE状態に続くIR_PAUSE状
態、その間にモードのLSBが送信されたDR_PAU
SE状態に続くDR_PAUSE状態、その間にモード
のLSBが送信されたIR_PAUSE状態に続くIR
_PAUSE状態。
【0069】図10はモード・ビットの所望のスキャン
・インタフェース・プロトコルへのマッピング例を示
す。
【0070】図11は図10のモード・ビットに関する
送信コントローラの実施の形態例を模式的に示す。信号
111が活性なときにモードLSBが送信され、また信
号112が活性なときにモードMSBが送信される。
【0071】図14−16はJ_5から他のモードへの
モード切替例を示すタイミング図である。図17−19
はモードJ_4から他のモードへのモード切替例を示す
タイミング図である。図20−22はモードJ_3から
他の他のモードへのモード切替例を示すタイミング図で
あり、図23−25はモードJ_1から他のモードへの
モード切替例を示すタイミング図である。これらの例
で、JM(0)およびJM(1)はそれぞれ、モード・
ビットLSBおよびMSBである。
【0072】図12は図2のエミュレータの実施の形態
例の関連部分を示しており、図6−11に関して上で説
明した動作を実行できる状態機械を含んでいる。図12
に示すように、TCK、TDI、TDO、およびTMS
接続を用いてエミュレータと目標チップとの間で非スキ
ャン情報を交信することができる。状態機械は、TM
S、TDO、およびTCKラインが非スキャンのために
使用されるときは、それらを適正に3状態化することが
できる。
【0073】図13は図2、4、および5の目標デバイ
スの実施の形態例の関連部分を模式的に示す。図13に
示すように、目標チップのスキャン・インタフェース・
アダプタは、エミュレータから受信した時分割多重化情
報を適切に遅延させて時分割多重化信号を逆多重化する
遅延ラインと一緒に、図6−11に関して上述した動作
を実行できる状態機械132を含む。これらの逆多重化
された信号は次に、図2に示すように目標デバイスのコ
アへつながるそれぞれの信号ライン上へ出力できる。図
13に示すように、状態機械132は目標デバイスのT
DO出力を、この接続が非スキャン目的に使用されると
きは3状態化できる。
【0074】図13はまた、135として構成スイッチ
を示しており、それはエミュレータが、例えばデバッグ
情報を取得するために目標デバイス内の所望の目標ノー
ドにアクセスすることを許容する。選ばれたスキャン・
インタフェース・モードに依存して、TCK、TDO、
TDI、およびTMSに関する信号接続をデバッグ動作
などの非スキャン目的に用いることができる。目標デバ
イスのデータ・スキャン・パスには、エミュレータがス
イッチ135の構成を制御して目標デバイス中の所望ノ
ードへアクセスできるようにするための構成情報をその
中へスキャン・インできるように、構成レジスタ137
が設けられている。状態機械はまた、関連するエミュレ
ータ接続がスキャン目的のために使用されるときに必要
とされるような構成スイッチ・セクション135の出力
を3状態化できる3状態制御ライン131を含んでい
る。
【0075】再び図10、11、および14−25を参
照すると、エミュレータの状態機械が非スキャン状態に
なったときには、目標デバイスのTDIピン(J_5ま
たはJ_4動作の場合)、あるいは目標デバイスのTD
Oピン(J_3動作の場合)のいずれかを通って新しい
モード情報が目標デバイスに送られる。上述のように、
いくつかの実施の形態では、一旦LSBが送信されてし
まえば、MSBは常に次に利用できるエミュレータから
目標デバイスへのスキャン情報スロット中で、エミュレ
ータのTDIピンから標的デバイスのTDOピンへのス
キャン(モードJ_4およびJ_5の場合)、あるいは
エミュレータのTDIピンから目標デバイスにTDOピ
ンへのスキャン(J_3動作の場合)のいずれかにおい
て送信できよう。
【0076】更に注意すべきことは、図14−25のタ
イミング図において、DLY1信号は図13の遅延ライ
ンの出力であり、例えば、モードJ_3およびJ_4で
TMS値を遅延させるためには4ビットの遅延ラインが
必要である(図6および8も参照)。信号GTCKは、
図6および7のJ_4動作の間、および図8および9の
J_3動作の間に図2の信号MTCKを駆動するために
状態機械132によって生成されるようなTCKのゲー
トされたものである。
【0077】本発明の他の実施の形態に従うスキャン・
インタフェース・アダプタはJ_3とJ_5の間、ある
いはJ_4とJ_5の間でのみ変換を行なう。そのよう
な実施の形態例では、エミュレータはどの変換(もしあ
れば)がサポートされているかを、目標デバイスとまず
J_3プロトコルに従って、次にJ_4プロトコル、そ
して次にJ_5プロトコルに従って交信を試みることに
よって自動検出できる。目標デバイスは、エミュレータ
が使用するプロトコルが正しい場合にのみ正しく応答す
る。
【0078】J_1スキャン・インタフェース・モード
に関しては、スキャン・インタフェースは実際にはこの
モードで禁止される。エミュレータは、通常はTCK、
TMS、TDI、およびTDOに割り当てられるピンが
デバッグ機能などの他の機能に割り当てられることを期
待する。スキャン・インタフェース・アダプタ中の状態
機械は、モードがJ_1である間は強制的に状態0xF
にされる(図6および8も参照)。エミュレータによる
TRSTのアサートによって、図23−25に示すよう
に、モードはJ_1からデフォルト・モード(J_3、
J_4、あるいはJ_5のいずれか)へ同期変化する。
【0079】上で示したように、スキャン・インタフェ
ース中の時分割多重化を用いることによって、更にスキ
ャン・インタフェースを禁止することによって、本発明
は、通常はスキャン・インタフェースに割り当てられる
エミュレータから目標デバイスへの接続を、他の所望の
機能、例えばデバッグ機能に選択的に割り当てることが
できる。従って、これらの他の機能は通常のスキャン・
インタフェース機能にオーバーレイされる。これによっ
て、より多くの目標デバイス・ピンをエミュレータとの
所望の非スキャン通信のために有利に提供できる。
【0080】以上のように、本発明の実施の形態例につ
いて詳細に説明してきたが、これは本発明のスコープを
制限するものではない。本発明のスコープは多様な実施
の形態に具体化できる。
【0081】関連出願へのクロスリファレンス 本出願は35U.S.C.119(e)(1)のもと
で、下記の暫定的同時係属米国出願、すなわち2000
年3月2日付けの第60/186,326(事件番号T
I−30526)および、元々非暫定米国出願第09/
515,093号として2000年3月2日付けで出願
され、その後2000年8月18日に申請が認可されて
暫定出願形式に変更された第60/219,340号
(事件番号TI−30498)の優先権を請求する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うエミュレーション・システムの実
施の形態例を示す回路図。
【図2】本発明に従う図1のシステムの実施の形態例の
関連部分を示す回路図。
【図3】本発明に従う図1および図2のエミュレータと
目標デバイスとの間の複数のスキャン・インタフェース
の定義を示す表。
【図4】本発明に従う図1および図2のエミュレータと
目標デバイスとの間のスキャン・インタフェースの実施
の形態例を示す回路図。
【図5】本発明に従う図1および図2のエミュレータと
目標デバイスとの間のスキャン・インタフェースの別の
実施の形態例を示す回路図。
【図6】図4のスキャン・インタフェースによって実行
できる動作例を示す表。
【図7】図6に示される動作に対応するタイミング図。
【図8】図5のスキャン・インタフェースによって実行
できる動作例を示す表。
【図9】図8の動作に対応するタイミング図。
【図10】図2に示すスキャン・インタフェースの対応
するモードを選ぶために図2、図4、および図5の目標
デバイス中へスキャンできるモード・ビット例を示す
表。
【図11】図10のモード・ビットに対する送信コント
ローラの実施の形態例を示す回路図。
【図12】図1、図2、図4、および図5のエミュレー
タの実施の形態例の関連部分を示す回路図。
【図13】図1、図2、図4、および図5に示す目標デ
バイスの実施の形態例の関連部分を示す回路図。
【図14】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図15】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図16】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図17】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図18】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図19】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図20】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図21】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図22】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図23】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図24】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【図25】図2に示すスキャン・インタフェース・モー
ドから図2に示す他のスキャン・インタフェース・モー
ドへの切り替えに付随する動作例を示すタイミング図。
【符号の説明】
12 エミュレータ 14 目標チップ 17 ケーブル 21 スキャン・インタフェース・アダプタ 111,112 信号 132 状態機械 135 構成スイッチ 137 構成レジスタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA03 AA08 AA13 AC12 AC14 AE21 AK15 AK23 5B042 GA09 GB08 GB09 GC05 HH03 MA00 MC13 5B046 AA08 CA04 DA05 GA01 HA08 JA05 5B048 AA11 BB02 CC18 DD08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各信号が通常は対応するスキャン・イン
    タフェース信号経路によって運ばれる複数信号を使用す
    る前記スキャン・インタフェースとの交信をサポートす
    る方法であって、 前記スキャン・インタフェースに付随する第1信号を供
    給する工程、 前記スキャン・インタフェースに付随する第2信号を供
    給する工程、および前記第1および第2信号を単一の信
    号経路上で時分割多重化する工程、を含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、前記第1
    信号がデータ信号である方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法であって、前記第2
    信号がデータ信号である方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方法であって、前記第2
    信号が制御信号である方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、前記第1
    信号が制御信号である方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、前記スキ
    ャン・インタフェースに付随する別の信号を供給する工
    程、および前記別の信号を前記第1および第2信号と一
    緒に前記単一の信号経路上で時分割多重化する工程を含
    む方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法であって、前記第1
    および第2信号がデータ信号であり、前記別の信号が制
    御信号である方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法であって、前記単一
    の信号経路上で前記第1、第2、および別の信号を受信
    する工程、および前記対応するスキャン・インタフェー
    ス信号経路のそれぞれの上へ前記第1、第2、および別
    の信号を逆多重化する工程を含む方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、前記スキ
    ャン・インタフェースがJTAGインタフェースである
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の方法であって、前記単
    一の信号経路上で前記第1および第2信号を受信する工
    程、および前記対応するスキャン・インタフェース信号
    経路のそれぞれの上へ前記第1および第2信号を逆多重
    化する工程を含む方法。
  11. 【請求項11】 スキャン・アダプタ装置であって、 第1通信ポートであって、スキャン・インタフェースに
    付随し、前記第1通信ポートの単一信号経路上で時分割
    多重化された第1および第2信号を介してエミュレータ
    と交信するための第1通信ポート、 前記スキャン・インタフェースへつながる第2通信ポー
    ト、および前記第1と第2通信ポートとの間につながれ
    たアダプタであって、前記時分割多重化された第1およ
    び第2信号を受信し、それに対応して前記第1および第
    2信号を前記対応する第2通信ポート信号経路へ供給す
    るためのアダプタ、を含むスキャン・アダプタ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置であって、前記
    アダプタが、前記第1と第2通信ポートとの間のインタ
    フェースとなる状態機械を含んでいる装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の装置であって、前記
    アダプタが、前記時分割多重化された第1および第2信
    号を逆多重化するための遅延ラインを含んでいる装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の装置であって、前記
    第1信号がデータ信号である装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の装置であって、前記
    第2信号が制御信号である装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の装置であって、前記
    第2信号がデータ信号である装置。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の装置であって、前記
    第1通信ポートが更に、前記スキャン・インタフェース
    に付随し、前記単一の信号経路上で前記第1および第2
    信号と一緒に時分割多重化された別の信号を介してエミ
    ュレータと交信するようになっており、また前記アダプ
    タが更に、前記対応する第2通信ポート信号経路上へ前
    記第1、第2、および別の信号を供給する装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の装置であって、前記
    第1および第2信号がデータ信号であり、前記別の信号
    が制御信号である装置。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の装置であって、前記
    スキャン・インタフェースがJTAGインタフェースで
    ある装置。
  20. 【請求項20】 集積回路であって、 データ処理コア、 前記データ処理コアへつながれて、それとのスキャン交
    信を許可するためのスキャン・インタフェース、および
    スキャン・インタフェース・アダプタであって、第1通
    信ポートであって、前記スキャン・インタフェースに付
    随し前記第1通信ポートの単一の信号経路上で時分割多
    重化された第1および第2の信号を介してエミュレータ
    と交信するための第1通信ポート、前記スキャン・イン
    タフェースにつながれた第2通信ポート、および前記第
    1と第2の通信ポート間につながれたアダプタであっ
    て、前記時分割多重化された第1および第2信号を受信
    し、それに応答して前記対応する第2通信ポート信号経
    路上へ前記第1および第2信号を供給するためのアダプ
    タを含むスキャン・インタフェース・アダプタ、を含む
    集積回路。
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