JP2002002338A - スプリットベンチシートのスライドロック装置 - Google Patents

スプリットベンチシートのスライドロック装置

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JP2002002338A
JP2002002338A JP2000190469A JP2000190469A JP2002002338A JP 2002002338 A JP2002002338 A JP 2002002338A JP 2000190469 A JP2000190469 A JP 2000190469A JP 2000190469 A JP2000190469 A JP 2000190469A JP 2002002338 A JP2002002338 A JP 2002002338A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右のシートを共に一方の方向にスライドさ
せる際の操作性を向上させることができるスプリットベ
ンチシートのスライドロック装置を提供する。 【解決手段】 スプリットベンチシートの左席シートの
左席支軸34には、車幅方向Aにスライド自在にかつ、
左席支軸34を回動可能に支持された左右支軸連結部材
30が設けられている。また、右席シートの右席支軸2
4には、左右支軸連結部材30がスライドして係合され
る右フランジ25が設けられている。このように、この
スプリットベンチシートにおいては、右席シートに備え
られた右席スライドロック部、右席支軸24、右席スラ
イドロック解除レバー29、右フランジ25と、左席シ
ートに備えられた左席スライドロック部、左席支軸3
4、左席スライドロック解除レバー39、左右支軸連結
部材30とにより、スプリットベンチシートのスライド
ロック装置が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリットベンチ
シートのスライドロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリットベンチシートには、車
体前後方向にスライドするシートを備えたものがある。
図6に示すように、このスプリットベンチシート101
は、車幅方向Sに左右に分割され、左右に分割された隣
り合うシートの側面が接したベンチ状態からそれぞれ車
体前後方向Tに独立してスライドするセパレート状態と
できる右席シート102と左席シート103とから構成
されている。各シート102、103は、車体のフロア
Fに車体前後方向Tに延在して設けられたスライドガイ
ドレール(図示せず)にそれぞれスライド自在に支持さ
れている。
【0003】また、各シート102、103のそれぞれ
には脚(図示せず)が左右に設けられ、さらに脚の下部
にはローラ(図示せず)が前後に設けられている。これ
により、ローラが前記スライドガイドレール中を転動す
ることで脚がスライドされ、各シート102、103が
車体前後方向Tにスライドされる。
【0004】さらに、前記スライドガイドレールの下面
又は側面等には、スライドロック孔(図示せず)が複数
箇所形成されている。また、各シート102、103の
脚側には、前記スライドロック孔に出入りし、前記スラ
イドロック孔に入った状態ではシートを係止し、前記ス
ライドロック孔から外れた状態ではシートのスライドを
許容するロックツース(図示せず)がそれぞれ設けられ
ている。
【0005】このように、左右のシート2、3には、各
ロックツースにより構成され、シートを所定位置でロッ
クしてスライドを阻止する右席スライドロック部と左席
スライドロック部がそれぞれ備えられている。
【0006】また、右席シート102には、右席シート
102のフレーム(図示せず)に回動可能に設けられ、
車幅方向Sに延在する右席支軸102aと、右席シート
102の前方に延出して設けられ、右席支軸102aを
回動させる右席スライドロック解除レバー102bとが
備えられている。
【0007】一方、左席シート103には、左席シート
103のフレーム(図示せず)に回動可能に設けられ、
車幅方向Sに延在する左席支軸103aと、左席シート
103の前方に延出して設けられ、左席支軸103aを
回動させる左席スライドロック解除レバー103bとが
備えられている。
【0008】このように、このスプリットベンチシート
101には、右席シート102に備えられた右席スライ
ドロック部、右席支軸102a、右席スライドロック解
除レバー102bと、左席シート103に備えられた左
席スライドロック部、左席支軸103a、左席スライド
ロック解除レバー103bとから、スプリットベンチシ
ート101のスライドロック装置が構成されている。
【0009】前記右席支軸102aは右席シート102
の前記ロックツースと連動するように構成されており、
右席スライドロック解除レバー102bの操作により、
右席支軸102aを介して前記ロックツースを前記スラ
イドロック孔から外すことで、右席スライドロック部に
よる右席シート102のロック状態を解除し、車体前後
方向Tにスライド可能となっている。
【0010】また、前記左席支軸は103aは左席シー
ト103の前記ロックツースと連動するように構成され
ており、左席スライドロック解除レバー103bを操作
することにより、左席支軸103aを介して前記ロック
ツースを前記スライドロック孔から外すことで、左席ス
ライドロック部による左席シート103のロック状態を
解除し、車体前後方向Tにスライド可能となっている。
【0011】このように、このスプリットベンチシート
101のスライドロック装置においては、各スライドロ
ック解除レバー102b、103bを各々操作して各ス
ライドロック部によるシートのロック状態を解除するこ
とにより、各シート102、103が独立して車体前後
方向Tにスライド可能となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、左右の
シート102、103を共に一方の方向にスライドさせ
る際にも、各スライドロック解除レバー102b、10
3bを同時に又はそれぞれ操作しなければならず、操作
が煩雑になるという問題があった。
【0013】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、左右のシートを共に一方の方向にスラ
イドさせる際の操作性を向上させることができるスプリ
ットベンチシートのスライドロック装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載のスプリットベンチシートのス
ライドロック装置では、車幅方向に左右に分割され、そ
れぞれ車体前後方向に独立してスライド自在に支持され
た右席シートと左席シートとからなるスプリットベンチ
シートの前記右席シートに設けられ、前記右席シートを
所定位置でロックし、スライドを阻止する右席スライド
ロック部と、前記スプリットベンチシートの前記左席シ
ートに設けられ、前記左席シートを所定位置でロック
し、スライドを阻止する左席スライドロック部とを備
え、前記右席シートに回動可能に設けられ車幅方向に延
在する右席支軸と、この右席支軸を回動させる右席スラ
イドロック解除レバーとを備え、前記右席支軸と前記右
席スライドロック部が連動され、前記右席スライドロッ
ク解除レバーの操作により前記右席シートのロック状態
を解除するとともに、前記左席シートに回動可能に設け
られ車幅方向に延在する左席支軸と、この左席支軸を回
動させる左席スライドロック解除レバーとを備え、前記
左席支軸と前記左席スライドロック部が連動され、前記
左席スライドロック解除レバーの操作により前記左席シ
ートのロック状態を解除するスプリットベンチシートの
スライドロック装置において、前記右席支軸と前記左席
支軸のいずれか一方の支軸に、車幅方向にスライド自在
にかつ、一方の支軸を回動可能に支持された左右支軸連
結部材を設けるとともに、他方の支軸側に前記左右支軸
連結部材がスライドして係合される被左右支軸連結部材
を前記他方の支軸に設け、前記左右支軸連結部材に前記
一方の支軸を回動させる前記一方のスライドロック解除
レバーを設けたものとしている。
【0015】かかる構成においては、左右支軸連結部材
に設けられたスライドロック解除レバーを操作して、左
右支軸連結部材を被左右支軸連結部材に向かってスライ
ドさせて係合させることにより、両支軸が連結して連動
可能な状態となる。これにより、左右のスライドロック
部も連結して連動可能な状態となるため、片方のスライ
ドロック解除レバーを操作するだけで左右のシートのロ
ック状態を共に解除することができる。
【0016】また、請求項2記載のスプリットベンチシ
ートのスライドロック装置においては、前記左右支軸連
結部材(30)は、一方の支軸に設けられ、一方の支軸
に対し車幅方向にスライド自在、かつ回動自在なスライ
ド軸(36)と、このスライド軸(36)に基端が固定
され、先端がスライド軸(36)と直交して延在された
連結板(38)と、この連結板(38)の先端に固定さ
れ、前記スライド軸(36)によって車幅方向にスライ
ドかつ、スライド軸(36)まわりに回転される連結軸
(37)と、前記一方の支軸に基端が固定され、先端が
一方の支軸と直交して延在され、この先端に係合穴(3
5a)を有し、この係合穴(35a)に前記連結軸(3
7)を車幅方向にスライド可能に嵌合し、スライド軸
(36)まわりに回動される連結軸(37)の回転を一
方の支軸に伝達するフランジ(35)から成り、前記被
左右支軸連結部材は、他方の支軸に基端が固定され、先
端が他方の支軸と直交して延在され、この先端に係合穴
(25a)が形成されたフランジ(25)から成り、前
記スライド軸(36)が他方の支軸側にスライドされた
とき前記連結軸(37)の端部(37c)が前記フラン
ジ(25)の係合穴(25a)と係合され、前記一方の
スライドロック解除レバーは前記スライド軸(36)に
固定されているものとしている。
【0017】かかる構成おいては、スライド軸(36)
より延在した連結板(38)の先端に固定され、スライ
ド軸(36)(を中心として)まわりに回転される連結
軸(37)によって、他方の支軸に固定され延在された
フランジ(25)を連結しスライドロック解除レバーの
動きを伝達するので、連結軸(37)は連結板(38)
のレバー比による作動力(伝達力)をかせぐことがで
き、左右席のスライドロック解除を一方のスライドロッ
ク解除レバーで同時に行っても操作力を大きくさせない
ようにできる。
【0018】また、請求項3記載のスプリットベンチシ
ートのスライドロック装置においては、前記左右支軸連
結部材は、断面多角形又はスプライン凸条が形成された
外周面を有する一方の支軸に外嵌され、一方の支軸の外
周面に合せて多角形又はスプライン溝が形成された内周
面を有する筒形状のスライド軸(97)から成り、前記
被左右支軸連結部材は、前記スライド軸(97)の内周
面形状に合せて断面多角形又はスプライン凸条が形成さ
れ、前記スライド軸(97)と嵌合される他方の支軸の
先端部(84a)から成り、前記一方のスライドロック
解除レバーは、前記スライド軸(97)に固定されてい
るものとしている。
【0019】かかる構成においては、一方の支軸と同軸
上で他方の支軸に連結させることができるため、連結さ
せるための機構が簡単で作動スペースをとらずコンパク
トにできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態を示すス
プリットベンチシート1を斜上方から見た要部斜視図で
あり、図2はスプリットベンチシート1のシートスライ
ドロック構造を示す模式図である。このスプリットベン
チシート1は、車幅方向Aに左右に分割され、それぞれ
車体前後方向Bに独立してスライド自在に設けられた右
席シート2と左席シート3とから構成されている。
【0022】右席シート2は、座面を形成する右席シー
トクッション21と、この右席シートクッション21の
後端部21aで支持された右席シートバック22と、右
席シート2の底部から車体のフロアF上に車体前後方向
Bに延在して設けられた右席スライドガイドレール5
1,51に延び、右席シートクッション21及び右席シ
ートバック22を支持する右席シートレッグ23とから
構成されている。
【0023】左席シート3も、右席シート2と同様に、
座面を形成する左席シートクッション31と、この左席
シートクッション31の後端部31aで支持された左席
シートバック32と、左席シート3の底部から車体のフ
ロアF上に車体前後方向Bに延在して設けられた左席ス
ライドガイドレール52,52に延び、左席シートクッ
ション31及び左席シートバック32を支持する左席シ
ートレッグ33とから構成されている。
【0024】各シートレッグ23,33は、その底部2
3a、33aに複数のローラ4を有しており、ローラ4
を介して、各シート2、3は、各スライドガイドレール
51、52にそれぞれスライド自在に支持されている。
スライドガイドレール51、52の上面はフロアF上に
敷かれたフロアカーペット(図示せず)の上面と略同じ
高で、両上面は面一に成されている。そして、各スライ
ドガイドレール51、52の下面には、複数のスライド
ロック孔53、54が穿設されている。
【0025】また、両シートレッグ23、33の内部2
3b、33bの前部には、車幅方向Aに延在する右席支
軸24と左席支軸34とがそれぞれ回動可能に設けられ
ている。各支軸24、34にはカム6がその前端で取り
付けられており、カム6の後端にはピン6aが設けられ
ている。
【0026】各ピン6aは、前記シートレッグ23、3
3の内部23b、33bにそれぞれ設けられた作動伝達
杆7の上端に接触しており、各作動伝達杆7の後端に
は、それぞれスライドロック孔53、54に出入りし、
スライドロック孔53、54に入った状態ではシートの
スライドを止め、スライドロック孔53、54から外れ
た状態ではシートのスライドを許容するロックツース8
が設けられている。
【0027】なお、71は作動伝達杆7の回動支軸、7
2は作動伝達杆7とスライドロックツース8とを回動自
在に連結するピンであり、55、56はスライドストッ
パピンである。このように、各シート2、3には、作動
伝達杆7とスライドロックツース8とから構成される本
発明の右席スライドロック部Laと、左席スライドロッ
ク部Lbとがそれぞれ備えられている。
【0028】右席スライドロック部Laは、右席シート
2のスライドロックツース8が右席スライドガイドレー
ル51のスライドロック孔53に入って右席シート2を
係止させることで、右席シート2を所定位置でロック
し、スライドを阻止している。さらに、右席シート2に
は、図1にも示すように、右席支軸24に連結して右席
シート2の前方に延出し、右席支軸24を回動させる右
席スライドロック解除レバー29が備えられている。
【0029】右席スライドロック解除レバー29を操作
して右席支軸24を後方側(図1及び図2の矢印C方
向)に回動させると、カム6が下方に回動してピン6a
が作動伝達杆7を下方に押すことによりスライドロック
ツース8が右席スライドガイドレール51から持ち上が
ってスライドロック孔53から外れる。これにより、右
席スライドロック部Laによる右席シート2のロック状
態が解除されて、車体前後方向Bにスライド可能な状態
となる。
【0030】一方、左席スライドロック部Lbは、左席
シート3のスライドロックツース8が左席スライドガイ
ドレール52のスライドロック孔54に入って左席シー
ト3を係止させることにより、左席シート3を所定位置
でロックし、スライドを阻止している。さらに、左席シ
ート3には、図1にも示すように、左席支軸34に連結
して左席シート2の前方に延出し、左席支軸34を回動
させる左席スライドロック解除レバー39が備えられて
いる。
【0031】左席スライドロック解除レバー39を操作
して左席支軸34を後方側Cに回動させると、カム6が
下方に回動してピン6aが作動伝達杆7を下方に押すこ
とによりスライドロックツース8が左席スライドガイド
レール52から持ち上がってスライドロック孔54から
外れる。これにより、左席スライドロック装置Lbによ
る左席シート3のロック状態が解除されて、車体前後方
向Bにスライド可能な状態となる。
【0032】図3は、右席支軸24と左席支軸34の要
部を示す斜視図である。左席支軸34には、車幅方向A
にスライド自在にかつ、左席支軸34を回動可能に支持
された本発明の左右支軸連結部材30が設けられてい
る。また、右席支軸24には、右席支軸24側に左右支
軸連結部材30がスライドして係合される本発明の被左
右支軸連結部材である右フランジ25が設けられてい
る。
【0033】このように、本実施の形態のスプリットベ
ンチシート1においては、右席シート2に備えられた右
席スライドロック部La、右席支軸24、右席スライド
ロック解除レバー29、右フランジ25と、左席シート
3に備えられた左席スライドロック部Lb、左席支軸3
4、左席スライドロック解除レバー39、左右支軸連結
部材30とにより、本発明のスプリットベンチシート1
のスライドロック装置L(図2に図示)が構成されてい
る。
【0034】左右支軸連結部材30は、左席支軸34に
設けられたスライド軸36と、このスライド軸36に基
端が固定され、先端がスライド軸36と直交して延在さ
れた連結板38と、この連結板38の先端に固定された
連結軸37と、左席支軸34に基端が固定され、先端が
左席支軸34と直交して延在され、連結軸37を車幅方
向Aにスライド可能に嵌合した左フランジ35とから構
成されている。
【0035】スライド軸36は、左席支軸34におい
て、右席支軸24の左側端部24aと向き合う右側端部
34aの先端部34bに外嵌しており、左席支軸34に
対し、車幅方向Aにスライド自在、かつ回動自在となっ
ている。
【0036】スライド軸36は筒状であって、その右端
面36a及び左端面36bが開口しており、スライド軸
36の車幅方向Aの長さが、左席支軸34の右側端部3
4aの先端部34bの長さよりも若干長く設定されてい
る。この長い分は、スライド軸36を右にスライドさせ
たとき右席支軸24の左側端部24aに嵌入する分の長
さであって、この長い分により、スライド軸36の右端
面36aと、左席支軸34の先端面34cとの間には、
右席支軸24の左側端部24aの先端部24bと嵌合す
る嵌合穴36cが形成されている。
【0037】また、スライド軸36には左席スライドロ
ック解除レバー39が設けられている。この左席スライ
ドロック解除レバー39は、スライド軸36から左席シ
ート3の前方に延出したクランク軸39aと、このクラ
ンク軸39aの先端部に取り付けられた円柱状の取っ手
39bとから構成されている。
【0038】そして、左席スライドロック解除レバー3
9の基端39cがスライド軸36に溶接固定されてお
り、取っ手39bを持ってスライド操作または/および
回動操作した動きがスライド軸36に伝達されるように
構成されている。
【0039】また、連結板38は、スライド軸36の略
中央部分に溶接されており、該スライド軸36が回動あ
るいは/およびスライドされることで、連結板38が回
動あるいは/およびスライドされるように構成されてい
る。
【0040】また、連結軸37は、その略2/3右側部
分に連結板38が溶接されてスライド軸36の上方で平
行に位置しており、この連結板38を介して、スライド
軸36が車幅方向Aにスライドされることにより車幅方
向Aにスライドされ、またスライド軸36を回動させる
ことによりスライド軸36まわりに回転されるように構
成されている。
【0041】また、連結軸37において、連結板38よ
り右側に位置する右端部37cが、右フランジ25の上
部に形成された係合穴25aに係合するようになってお
り、その先端部37dは先細りの形状となっている。ま
た、連結軸37の左端部37aの先端部には、円形状の
ストッパー37bが形成されている。
【0042】また、左フランジ35は、左側支軸34の
右側端部34aにおいて、連結板38の左側に間隔をお
いて取り付けられている。この左フランジ35は、楕円
形状であり、その上部には係合穴35aが形成され、下
部には貫通穴35bが形成されている。
【0043】左フランジ35の貫通穴35bには、左席
支軸34の右側端部34aの先端部34bが貫通してお
り、貫通穴35b部で右側端部34aと左フランジ35
とが溶接され一体に回動可能となっている。
【0044】また、左フランジ35の貫通穴35bの径
は、スライド軸36の径よりも小さく設定されている。
このため、スライド軸36を車体外側方向(図3の矢印
D方向)にスライドさせた際に、スライド軸36の左端
面36bが左フランジ35の内面35cに当接すること
により、スライド軸36が左フランジ35の貫通穴35
bを貫通しないように防止している。
【0045】一方、左フランジ35の係合穴35aに
は、連結軸37が車幅方向Aにスライド可能に嵌合され
ており、スライド軸36まわりに回動される連結軸37
の回転を左席支軸34に伝達するように構成されてい
る。
【0046】また、左フランジ35の係合穴35aの径
は、連結軸37のストッパー37bの径よりも小さく設
定されている。このため、連結軸37を右席支軸24の
右フランジ25に向かってスライドさせた際に、ストッ
パー37bが左フランジ35の外面35dで係止される
ことによって、連結軸37及びスライド軸36が左席支
軸34の右側端部34aから抜けないように防止してい
る。
【0047】一方、被左右支軸連結部材である右フラン
ジ25は、左席支軸34の右側端部34aと向き合う右
席支軸24の左側端部24aに基端が固定され、先端が
右席支軸24と直交して延在されている。
【0048】右フランジ25は楕円形状であって、その
上部には、スライド軸36が右席支軸24側にスライド
されたときに、連結軸37の右端部37cが係合される
係合穴25aが形成されており、下部には貫通穴25b
が形成されている。
【0049】貫通穴25bには、右席支軸24の左側端
部24aの先端部24bが貫通しており、左側端部24
aと右フランジ25とが貫通穴25b部で溶接され一体
に回動可能となっている。先端部24bは先細りの形状
であって、スライド軸36が右席支軸24側にスライド
されたときには、スライド軸36の嵌合穴36cと嵌合
されるように構成されている。
【0050】また、右席支軸24には、右席スライドロ
ック解除レバー29が設けられている。この右席スライ
ドロック解除レバー29は、右席支軸24から右席シー
ト2の前方に延出したクランク軸29aと、このクラン
ク軸29aの先端部に取り付けられた円柱状の取っ手2
9bとから構成されている。
【0051】そして、右席スライドロック解除レバー2
9の基端29cが、前記右席支軸24に溶接固定されて
おり、取っ手29bを持って回動操作した動きが右席支
軸24に伝達されるように構成されている。
【0052】かかる構成において、左右のシート2、3
を共に一方の方向にスライドさせる際には、まず左席ス
ライドロック解除レバー39の取っ手39bを持ってス
ライド軸36を右側支軸24に向かって車体内側方向
(図1及び図3の矢印E方向)にスライドさせて、スラ
イド軸36の嵌合穴36cを右席支軸24の左側端部2
4aの先端部24bに嵌合させるとともに、連結軸37
の右端部37cの先端部37dを右フランジ25の係合
穴25aに挿入し、係合穴25aに連結軸37の右端部
37cを係合させる。
【0053】このように、左席支軸34の左右支軸連結
部材30を、右席支軸24の右フランジ25に向かって
スライドさせて係合させることにより、両支軸24、3
4が連結して連動可能な状態となるため、左右のスライ
ドロック部La、Lbも連結して連動可能な状態とな
る。
【0054】次に、左席スライドロック解除レバー39
の取っ手39bを持ってクランク軸39aを持ち上げ、
スライド軸36を後方側Cに回動させる。これにより、
左席シート3では、スライド軸36に連結板38を介し
て連結された連結軸37が後方側Cに回動し、さらに連
結軸37と嵌合した左フランジ35を介して左席支軸3
4が後方側Cに回動する。
【0055】また、右席シート2においては、スライド
軸36に連結板38、連結軸37、右フランジ25を介
して連結された右席支軸24が後方側Cに回動する。な
お、このとき、右席スライドロック解除レバー29の取
っ手29bを持って操作しても両支軸24、34を同様
に作動させることができる。
【0056】このようにして、両支軸24、34を後方
側に回動させると、図2で説明したように、カム6が下
方に回動してピン6aが作動伝達杆7を下方に押すこと
により、ツース8がロアレール4のスライドロック孔5
3、54から持ち上がり、左右のシート2、3のロック
状態が共に解除される。
【0057】この結果、左右のシート2、3が共に車体
前後方向Bにスライド可能な状態となるため、引き続き
左席スライドロック解除レバー39の取っ手39b、又
は右席スライドロック解除レバー29の取っ手29bを
持って操作するだけで車体前後方向Bに移動させること
ができる。
【0058】したがって、本実施の形態におけるスプリ
ットベンチシート1のスライドロック装置Lでは、左席
スライドロック解除レバー39を操作して両支軸24、
34を連結させることにより、片方のスライドロック解
除レバーを操作するだけで左右のシート2、3のロック
状態を共に解除することが可能となるので、シートのロ
ック解除操作を簡素化することができる。よって、左右
のシート2、3を共に一方の方向にスライドさせる際の
操作性を向上させることができる。
【0059】また、この左席スライドロック解除レバー
39は、左右のスライドロック部La、Lbを連結する
ための連結レバーと、左右のスライドロック部La、L
bによる左右のシート2、3のロック状態を共に解除す
るための解除レバーとを兼ねている。よって、スプリッ
トベンチシート1に連結レバーと解除レバーとをそれぞ
れ別々に設ける必要がなくなるので、スプリットベンチ
シート1の製造コストを抑えることができる。
【0060】また、スライド軸36より延在した連結板
38の先端に固定され、スライド軸36(を中心とし
て)まわりに回転される連結軸37によって、右席支軸
24に固定され延在されたフランジ25を連結しスライ
ドロック解除レバーの動きを伝達するので、連結軸37
は連結板38のレバー比による作動力(伝達力)をかせ
ぐことができ、左右席のスライドロック解除を一方のス
ライドロック解除レバーで同時に行っても操作力を大き
くさせないようにできる。したがって、左右席のスライ
ドロック解除の操作を軽くすることができる。
【0061】また、左右のシート2、3は、スライド軸
36の嵌合穴36cと右席支軸24の先端部24b、連
結軸37の右端部37cと右フランジ25の係合穴25
aでそれぞれ連結されるため、連結部分が二カ所となっ
ている。
【0062】このため、連結部分が一カ所である場合に
比べて連結部分が増えるとともに、右席支軸24の先端
部24b及び、連結軸37の右端部37cの先端部37
dが先細りの形状となっていることから、対応する穴3
6c、25aに挿入しやすくなるので、左右のスライド
ロック部La、Lbを容易に連結することができる。
【0063】さらに、スライド軸36と、右席支軸24
の左側端部24aとが嵌合することにより両支軸24、
34が連結することから、片方のスライドロック解除レ
バーで両支軸24、34を共に回動させる際の曲げ剛性
が向上するため、左右のシート2、3のロック状態を共
に解除する際の操作性を向上させることができる。よっ
て、左右のシート2、3を共に一方の方向にスライドさ
せる際の操作性をさらに向上させることができる。
【0064】また、本実施の形態では、左席支軸34側
にスライド軸36と左席スライドロック解除レバー39
を設けたが、右席支軸24側にスライド軸とこのスライ
ド軸に取り付けられた右席スライドロック解除レバーを
設けても良い。
【0065】さらに、スライド軸36は、左席支軸34
に外嵌してスライド自在に支持されていたが、スライド
軸36が左席支軸34又は右席支軸24に内嵌してスラ
イド自在に支持されていても良く、他方の支軸に連結す
るようにスライド自在に支持されれば、スライド軸36
の取り付け方法は特に限定されない。
【0066】また、スライド軸36側に嵌合穴36cを
形成していたが、スライド軸36と嵌合する右席支軸2
4の左側端部24aの先端部24b側に、スライド軸3
6の右端面36aと嵌合する嵌合穴を形成しても良い。
【0067】また、連結部材30は、スライド軸36
と、連結板38を介した連結軸37の両方で右フランジ
25に係合するように構成していたが、連結軸37の方
で右フランジ25と係合するように構成していても良
い。
【0068】また、本実施の形態とは別に、第2の実施
の形態として図4に示すように、連結軸37の右端部3
7cの上部に切り欠き37eを形成するとともに、左席
シートレッグ33の内部33bに、連結軸37の右端部
37cが右席支軸24の右フランジ25の係合穴25a
に入った状態で切り欠き37e側に付勢するようにバネ
等の付勢手段(図示せず)を設けた樹脂製の突起部50
が切り欠き37eに出入りするようにしても良い。これ
により、連結軸37を右フランジ25の係合穴25aに
挿入した際の節度感を持たせることができる。
【0069】また、第1の実施の形態では、左右の支軸
24、34を二カ所で連結するように構成したが、第3
の実施の形態として図5に示すように、左右の支軸8
1、91を一カ所で連結するように構成しても良い。
【0070】左席支軸91には、左側端部92に左側軸
受部カラー93が設けられており、この左側軸受部カラ
ー93を介して、左端端部92が左席シートレッグ3
3、33の左側のシートレッグ33(図1参照)に回動
可能に支持されている。
【0071】左席支軸91の右側端部94には右側軸受
部カラー95が設けられており、この右側軸受部カラー
95を介して、左席シートレッグ33、33の右側のシ
ートレッグ33(図1参照)より延出したブラケット
(図示せず)に回動可能に支持されている。したがっ
て、左席支軸91は、その左右に設けられた軸受部カラ
ー93、95を介して左席シートレッグ33、33に回
動可能に支持されている。
【0072】また、左席支軸91の左側端部92におい
て、左側軸受カラー93より右側にカム6が取り付けら
れており、カム6には左席スライドロック部Lb(図2
参照)が連結されている。
【0073】また、左席支軸91の右側端部94には、
右側軸受部カラー95より右側にストッパー96が溶接
されて設けられている。ストッパー96より右側の部
分、すなわち右側端部94の先端部94aは、図5に示
すような断面多角形、又はスプライン凸条が形成された
外周面を有した棒状となっており、ストッパー96より
左側の部分は丸棒状となっている。
【0074】左席支軸91の先端部94aには、車幅方
向Aにスライド自在にかつ、左席支軸91を回動可能に
支持された本発明の左右支軸連結部材であるスライド軸
97が外嵌されている。
【0075】このスライド軸97は、その形状が、左席
支軸91の先端部94aの外周面に合わせて多角形又は
スプライン溝が形成された内周面を有する筒形状となっ
ており、右端面97a及び左端面97bが開口してい
る。
【0076】また、スライド軸97の車幅方向Aの長さ
が、左席支軸91の右側端部94の先端部94aの長さ
よりも若干長く設定されており、スライド軸97の右端
面97aと、左席支軸91の先端面94bとの間には、
右席支軸81の左側端部84の先端部84aと嵌合する
嵌合穴97cが形成されている。
【0077】また、スライド軸97には左席スライドロ
ック解除レバー39が固定されており、取っ手39bを
持ってスライド操作または/および回動操作した動きが
スライド軸36に伝達されるように構成されている。
【0078】一方、右席支軸81には右側端部82に右
側軸受部カラー83が設けられており、この右側軸受部
カラー83を介して右側端部82が右席シートレッグ2
3、23の右側のシートレッグ23(図1参照)に回動
可能に支持されている。
【0079】また、右席支軸81の左側端部84には左
側軸受部カラー85が設けられており、この左側軸受部
カラー85を介して左側端部84が右席シートレッグ2
3、23の左側のシートレッグ23(図1参照)に回動
可能に支持されている。したがって、右席支軸81は、
左右に設けられた軸受部カラー83、85を介して右席
シートレッグ23、23に回動可能に支持されている。
【0080】また、右席支軸81の右側端部82におい
て、右側軸受カラー83より左側にカム6が取り付けら
れており、カム6には右席スライドロック部La(図2
参照)が連結されている。
【0081】また、右席支軸81の中央部分86には右
席スライドロック解除レバー29が固定されており、取
っ手29bを持って回動操作した動きが右席支軸24に
伝達されるように構成されている。
【0082】また、右席支軸81の左側端部84には、
左側軸受部カラー85より左側にストッパー87が溶接
されて設けられている。ストッパー87より左側の部
分、すなわち左端部84の先端部84aは、左席支軸9
1のスライド軸97と嵌合される本発明の被左右支軸連
結部材となっている。この先端部84aは、前記スライ
ド軸97の内周面形状に合わせて図5に示すような断面
多角形、又はスプライン凸条が形成された先細りの棒状
となっており、ストッパー87より右側の部分は丸棒状
となっている。
【0083】かかる構成においても、左席スライドロッ
ク解除レバー39の取っ手39bを持って、スライド軸
97を右席支軸81の左側端部84に向かって車体内側
方向(矢印E方向)にスライドさせると、スライド軸9
7の嵌合穴97cが右席支軸81の左側端部84の先端
部84aにはめ込まれて、スライド軸97と先端部84
aとが嵌合される。これにより、両支軸81、91が連
結して連動可能な状態となり、左右のスライドロック部
La、Lbも連結して連動可能な状態となる。
【0084】したがって、この実施の形態においても、
片方のスライドロック解除レバーの操作のみで左右のシ
ート2、3のロック状態を共に解除することができ、シ
ートのロック解除操作を簡素化することができる。よっ
て、左右のシート2、3を共に一方の方向にスライドさ
せる際の操作性を向上させることができる。
【0085】さらに、スライド軸97と、右席支軸81
の左側端部84とが嵌合することにより両支軸81、9
1が連結することから、片方のスライドロック解除レバ
ーで両支軸81、91を共に回動させる際の曲げ剛性が
向上するため、左右のシート2、3のロック状態を共に
解除する際の操作性を向上させることができる。よっ
て、左右のシート2、3を共に一方の方向にスライドさ
せる際の操作性をさらに向上させることができる。
【0086】また、左席支軸91と同軸上で右席支軸8
1に連結させることができるため、連結させるための機
構が簡単で作動スペースをとらずコンパクトにできる。
【0087】また、右席支軸81にストッパー87を設
けることにより、スライド軸97を車体内側方向Eにス
ライドさせる際にはスライド軸97がストッパー87に
当接するため、スライド軸97が左側軸受部カラー85
に接触して右席支軸81の回動が妨げられてしまうのを
防止することができる。
【0088】また、左席支軸91にストッパー96を設
けることによって、スライド軸97を車体外側方向Dに
スライドさせる際にはスライド軸97がストッパー96
に当接するため、スライド軸97が右側軸受部カラー9
5に接触して左席支軸91の回動が妨げられてしまうの
を防止することができる。
【0089】また、本実施の形態においても、左席支軸
91側にスライド軸97と左席スライドロック解除レバ
ー39を設けたが、右席支軸81側にスライド軸とこの
スライド軸に取り付けられた右席スライドロック解除レ
バーを設けても良い。
【0090】さらに、スライド軸97は、左席支軸91
に外嵌してスライド自在に支持されていたが、スライド
軸97が左席支軸91又は右席支軸81に内嵌してスラ
イド自在に支持されていても良く、他方の支軸に連結す
るようにスライド自在に支持されれば、スライド軸97
の取り付け方法は特に限定されない。
【0091】また、スライド軸97側に嵌合穴97cを
形成していたが、スライド軸97と嵌合する右席支軸8
1の左側端部84の先端部84a側に、左席支軸91の
先端部94と嵌合する嵌合穴を形成しても良い。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のスプリットベンチシートのスライドロック装置にお
いては、左右支軸連結部材に設けられたスライドロック
解除レバーを操作することにより、左右のスライドロッ
ク部が連結して連動可能な状態となる。このため、片方
のスライドロック解除レバーを操作するだけで左右のシ
ートのロック状態を共に解除することができるので、シ
ートのロック解除操作を簡素化することができる。よっ
て、左右のシートを共に一方の方向にスライドさせる際
の操作性を向上させることができる。
【0093】また、この結果、左右支軸連結部材に設け
られたスライドロック解除レバーは、左右のスライドロ
ック部を連結するための連結レバーと、左右のスライド
ロック部による左右のシートのロック状態を共に解除す
るための解除レバーとを兼ねていることになる。よっ
て、スプリットベンチシートに連結レバーと解除レバー
とをそれぞれ別々に設ける必要がなくなるので、スプリ
ットベンチシートの製造コストを抑えることができる。
【0094】また、請求項2記載のスプリットベンチシ
ートのスライドロック装置においては、連結軸(37)
によって、フランジ(25)を連結しスライドロック解
除レバーの動きを伝達するので、連結軸(37)は連結
板(38)のレバー比による作動力(伝達力)をかせぐ
ことができ、左右席のスライドロック解除を一方のスラ
イドロック解除レバーで同時に行っても操作力を大きく
させないようにできる。したがって、左右席のスライド
ロック解除の操作を軽くすることができる。
【0095】また、請求項3記載のスプリットベンチシ
ートのスライドロック装置においては、一方の支軸と同
軸上で他方の支軸に連結させることができるため、連結
させるための機構が簡単で作動スペースをとらずコンパ
クトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すスプリットベ
ンチシートの斜上方から見た要部斜視図である。
【図2】スプリットベンチシートのシートスライドロッ
ク構造を示す模式図である。
【図3】右席支軸と左席支軸の要部を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す連結軸の右端
部の拡大図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す右席支軸と左
席支軸の要部を示す斜視図である。
【図6】従来のスプリットベンチシートの斜上方から見
た要部斜視図である。
【符号の説明】
1 スプリットベンチシート 2 右席シート 3 左席シート 24 右席支軸 25 右フランジ 25a 係合穴 29 右席スライドロック解除レバー 30 左右支軸連結部材 34 左席支軸 35 左フランジ 36 スライド軸 37 連結軸 37c 右端部 38 連結板 39 左席スライドロック解除レバー 81 右席支軸 84a 先端部 91 左席支軸 97 スライド軸 A 車幅方向 B 車体前後方向 L スライドロック装置 La 右席スライドロック部 Lb 左席スライドロック部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に左右に分割され、それぞれ車
    体前後方向に独立してスライド自在に支持された右席シ
    ートと左席シートとからなるスプリットベンチシートの
    前記右席シートに設けられ、前記右席シートを所定位置
    でロックし、スライドを阻止する右席スライドロック部
    と、前記スプリットベンチシートの前記左席シートに設
    けられ、前記左席シートを所定位置でロックし、スライ
    ドを阻止する左席スライドロック部とを備え、前記右席
    シートに回動可能に設けられ車幅方向に延在する右席支
    軸と、この右席支軸を回動させる右席スライドロック解
    除レバーとを備え、前記右席支軸と前記右席スライドロ
    ック部が連動され、前記右席スライドロック解除レバー
    の操作により前記右席シートのロック状態を解除すると
    ともに、前記左席シートに回動可能に設けられ車幅方向
    に延在する左席支軸と、この左席支軸を回動させる左席
    スライドロック解除レバーとを備え、前記左席支軸と前
    記左席スライドロック部が連動され、前記左席スライド
    ロック解除レバーの操作により前記左席シートのロック
    状態を解除するスプリットベンチシートのスライドロッ
    ク装置において、 前記右席支軸と前記左席支軸のいずれか一方の支軸に、
    車幅方向にスライド自在にかつ、一方の支軸を回動可能
    に支持された左右支軸連結部材を設けるとともに、他方
    の支軸側に前記左右支軸連結部材がスライドして係合さ
    れる被左右支軸連結部材を前記他方の支軸に設け、前記
    左右支軸連結部材に前記一方の支軸を回動させる前記一
    方のスライドロック解除レバーを設けたことを特徴とす
    るスプリットベンチシートのスライドロック装置。
  2. 【請求項2】 前記左右支軸連結部材(30)は、一方
    の支軸に設けられ、一方の支軸に対し車幅方向にスライ
    ド自在、かつ回動自在なスライド軸(36)と、このス
    ライド軸(36)に基端が固定され、先端がスライド軸
    (36)と直交して延在された連結板(38)と、この
    連結板(38)の先端に固定され、前記スライド軸(3
    6)によって車幅方向にスライドかつ、スライド軸(3
    6)まわりに回転される連結軸(37)と、前記一方の
    支軸に基端が固定され、先端が一方の支軸と直交して延
    在され、この先端に係合穴(35a)を有し、この係合
    穴(35a)に前記連結軸(37)を車幅方向にスライ
    ド可能に嵌合し、スライド軸(36)まわりに回動され
    る連結軸(37)の回転を一方の支軸に伝達するフラン
    ジ(35)から成り、前記被左右支軸連結部材は、他方
    の支軸に基端が固定され、先端が他方の支軸と直交して
    延在され、この先端に係合穴(25a)が形成されたフ
    ランジ(25)から成り、前記スライド軸(36)が他
    方の支軸側にスライドされたとき前記連結軸(37)の
    端部(37c)が前記フランジ(25)の係合穴(25
    a)と係合され、前記一方のスライドロック解除レバー
    は前記スライド軸(36)に固定されていることを特徴
    とする請求項1記載のスプリットベンチシートのスライ
    ドロック装置。
  3. 【請求項3】 前記左右支軸連結部材は、断面多角形又
    はスプライン凸条が形成された外周面を有する一方の支
    軸に外嵌され、一方の支軸の外周面に合せて多角形又は
    スプライン溝が形成された内周面を有する筒形状のスラ
    イド軸(97)から成り、前記被左右支軸連結部材は、
    前記スライド軸(97)の内周面形状に合せて断面多角
    形又はスプライン凸条が形成され、前記スライド軸(9
    7)と嵌合される他方の支軸の先端部(84a)から成
    り、前記一方のスライドロック解除レバーは、前記スラ
    イド軸(97)に固定されていることを特徴とする請求
    項1記載のスプリットベンチシートのスライドロック装
    置。
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