JP2002000193A - 乳塩基性シスタチン高含有画分及びその分解物の製造法 - Google Patents

乳塩基性シスタチン高含有画分及びその分解物の製造法

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JP2002000193A JP2000184349A JP2000184349A JP2002000193A JP 2002000193 A JP2002000193 A JP 2002000193A JP 2000184349 A JP2000184349 A JP 2000184349A JP 2000184349 A JP2000184349 A JP 2000184349A JP 2002000193 A JP2002000193 A JP 2002000193A
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 骨粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ等
の骨関節疾患並びに歯周病等の予防及び改善のための飲
食品、医薬及び飼料への使用に適する乳塩基性シスタチ
ン高含有画分及びその分解物の提供。 【解決手段】 乳由来の塩基性タンパク質画分を、必要
に応じて、加熱し、生じた沈殿を除去して得られる上清
を回収し、この上清にアルコールを添加し、生じた沈殿
を除去して乳塩基性シスタチン高含有画分を回収し、ヘ
パリン等の含硫酸基担体と接触させて担体に吸着しない
画分を回収し、この画分を分画分子量10〜50kDa の限外
濾過膜で処理して透過液を回収して乳塩基性シスタチン
高含有画分を製造する。また、この乳塩基性シスタチン
高含有画分をプロテアーゼで分解してシスタチン高含有
画分分解物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳由来の塩基性タ
ンパク質画分より乳塩基性シスタチン高含有画分を製造
する方法に関する。また、本発明は、得られた乳塩基性
シスタチン高含有画分をプロテアーゼで分解することに
よって乳塩基性シスタチン高含有画分分解物を製造する
方法に関する。さらに、本発明は、これらの乳塩基性シ
スタチン高含有画分及び/又は乳塩基性シスタチン高含
有画分分解物を配合し、必要に応じてカルシウム及び/
又はビタミンを配合した骨粗鬆症等の各種骨疾患及びリ
ウマチ等の骨関節疾患並びに歯周病の予防及び改善のた
めの飲食品、医薬又は飼料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化に伴い、骨粗鬆症、骨折及
び腰痛等の各種骨疾患が増加している。骨組織において
は、絶えず骨形成と骨吸収が営まれており、若い時には
骨形成と骨吸収のバランスがとれているが、加齢に伴い
種々の原因でそのバランスが骨吸収に傾く。これが、長
期間続くと骨組織が脆くなり、骨粗鬆症、骨折及び腰痛
等の各種骨疾患を生じることになる。この骨吸収に傾く
アンカップリングを防ぐことができれば、各種骨疾患を
予防できると考えられている。従来より、各種骨疾患の
予防及び治療の方法として、1)食事によるカルシウムの
補給、2)軽い運動、3)日光浴、4)薬物投与等が行われて
きた。食事によるカルシウムの補給には、炭酸カルシウ
ム及びリン酸カルシウム等のカルシウム塩や牛骨粉、卵
殻及び魚骨粉等の天然カルシウムが用いられている。軽
い運動については、軽いランニングや散歩等が良いとさ
れているが、体が弱っていると軽い運動もやっかいなも
のとなり、ましてや寝たきりの老人になると殆ど運動す
ることができなくなる。3番目の日光浴は、活性化ビタ
ミンD3 の補給という点では良いとされているが、これ
だけでは不十分である。最後の薬物投与においては、1
α−ヒドロキシビタミンD3 、カルシトニン製剤等が骨
粗鬆症の治療及び改善に有効であることが知られてい
る。なお、リウマチ等の骨関節疾患や歯周病も、最終的
には骨吸収が起こることから、骨吸収を抑えることによ
りこれらの改善ができるものと考えられている。
【0003】本発明者らは、このような各種骨疾患及び
骨関節疾患並びに歯周病の予防及び治療に有効な物質を
得るために、乳清タンパク質中の骨芽細胞増殖因子及び
骨吸収防止因子並びに骨強化作用を有する画分の探索を
続けてきた。すなわち、乳、特に乳清タンパク質を分画
し、破骨細胞の骨吸収を抑制する作用を有する画分を分
画することを試みた。その結果、乳清タンパク質中の水
溶性画分を逆浸透膜や電気透析膜等で処理して脱塩する
ことにより得られるタンパク質及びペプチド混合物に骨
強化作用があることを見出した(特開平4-183371号公
報) 。そして、このタンパク質及びペプチド混合物の水
溶液をエタノール処理、加熱処理、加塩処理、限外濾過
膜処理等をして得られる画分に骨強化作用があることを
見出した (特開平5-176715号公報、特開平5-320066号公
報) 。また、本発明者らは、乳中に微量存在する塩基性
タンパク質に骨芽細胞におけるコラーゲン合成促進作用
及び骨吸収防止作用があることを見出した(特開平7-20
7509号公報) 。
【0004】一方、シスタチンは、システインプロテア
ーゼインヒビターとして、活性中心にSH基を持つシス
テインプロテアーゼのタンパク質分解活性を阻害する物
質であり、動物組織、細胞、血液及び尿中に見出されて
いる。また、シスタチンの有用な作用として、ウイルス
の増殖阻害作用が確認されている(Biochem. Biophys.Re
s. Commun., vol.127, p.1072, 1985) 。近年、高齢化
の進行に伴い、破骨細胞の骨吸収に起因する骨粗鬆症が
急増している。現在、破骨細胞の骨吸収を抑える医薬と
して、カルシトニン製剤が知られている。しかし、この
カルシトニン製剤は、医薬品として使用されるホルモン
製剤であり、食品素材として使用することができる安全
な物質については、検討がなされていないのが現状であ
る。なお、動物組織、細胞、血液及び尿からは、食品素
材として使用することができるシスタチンを大量に得る
には至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、骨吸収
抑制作用を有する塩基性タンパク質について、骨吸収抑
制作用を有する活性本体の分離精製を試み、分離精製し
た物質を同定したところ、この物質が乳塩基性シスタチ
ンであることを確認した。また、この乳塩基性シスタチ
ンが、乳以外に由来する他の種やタイプのシスタチンに
比べて、特異的に破骨細胞の骨吸収を抑制する作用があ
ることも見出した(特願平11-89946号)。このような現
状から、食品素材として使用することができる乳塩基性
シスタチンを大量に、しかも安価に製造する方法が求め
られている。そこで、本発明では、乳由来の塩基性タン
パク質画分から塩基性シスタチン高含有画分を製造する
方法を提供することを課題とする。また、乳塩基性シス
タチン高含有画分のプロテア−ゼ分解物にも骨吸収抑制
作用があることが判っているので、本発明では、乳塩基
性シスタチン高含有画分分解物を製造する方法を提供す
ることも課題とする。さらに、本発明では、乳塩基性シ
スタチン高含有画分や乳塩基性シスタチン高含有画分分
解物を配合した、骨粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ
等の骨関節疾患並びに歯周病の予防及び改善のための飲
食品、医薬又は飼料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、乳由来の塩基
性タンパク質画分を、必要に応じて、好ましくは80℃以
上に加熱し、生じた沈殿を除去して上清を回収し、この
上清にアルコールを好ましくは濃度70%となるように添
加し、生じた沈殿を除去して乳塩基性シスタチン高含有
画分を回収し、ヘパリン等の含硫酸基担体と接触させて
担体に吸着しない画分を回収し、この画分を分画分子量
10〜50kDa の限外濾過膜で処理して透過液を回収して、
乳塩基性シスタチン高含有画分を製造することを特徴と
する。また、本発明は、上記の方法で製造された乳塩基
性シスタチン高含有画分をさらにプロテアーゼで分解し
た乳塩基性シスタチン高含有画分分解物を製造すること
を特徴とする。さらに、本発明は、上記の方法で製造さ
れた乳塩基性シスタチン高含有画分及び/又は乳塩基性
シスタチン高含有画分分解物を配合し、さらに必要に応
じてカルシウム及び/又はビタミンを配合した、骨粗鬆
症等の各種骨疾患及びリウマチ等の骨関節疾患並びに歯
周病の予防及び改善のための飲食品、医薬又は飼料を特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、乳から安全で、しか
も大量に、乳塩基性シスタチン高含有画分を製造するこ
とができる。乳としては、生乳、粉乳、脱脂粉乳及び還
元乳等が用いられる。また、本発明の乳塩基性シスタチ
ン高含有画分分解物は、乳塩基性シスタチン高含有画分
をトリプシン、キモトリプシン、ペプシン、パパイン、
カリクレイン、カテプシン、サーモライシン、V8プロ
テアーゼ等のプロテアーゼで限定分解したペプチド混合
物である。さらに、本発明は、このような乳塩基性シス
タチン高含有画分及び/又は乳塩基性シスタチン高含有
画分分解物を飲食品、医薬、飼料等に配合したものであ
る。すなわち、牛乳、乳飲料、ジュース、ゼリー、ビス
ケット、パン、麺、ソーセージ等の飲食品に配合すれば
良く、錠剤や粉末、あるいは歯磨き剤やうがい薬等の医
薬としても良く、飼料に配合しても良い。
【0008】なお、本発明の骨粗鬆症等の各種骨疾患及
びリウマチ等の骨関節疾患並びに歯周病の予防及び改善
のための飲食品、医薬又は飼料には、吸収性の良好なカ
ルシウムを配合することが望ましい。このような吸収性
の良好なカルシウムとしては、塩化カルシウム、炭酸カ
ルシウム、乳酸カルシウム、卵殻、あるいは、乳由来の
カルシウムを例示することができる。また、ビタミンD
やビタミンK等の骨形成に有効なビタミンを配合するこ
とが望ましい。これらのカルシウム及びビタミンは、乳
塩基性シスタチンと作用機作が異なるため、骨形成に関
して相乗的に効果がある。そして、乳塩基性シスタチン
は、熱安定性が高く、食品加工上、極めて優れた性質を
有するものである。本発明においては、成人の場合、1
日当たり1μg から100mg の乳塩基性シスタチン高含有
画分及び/又は乳塩基性シスタチン高含有画分分解物を
数回に分けて摂取すれば良い。このようにすることによ
り、骨粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ等の骨関節疾
患並びに歯周病を予防及び改善することができる。次
に、実施例を挙げて、本発明を詳しく説明する。
【0009】
【実施例1】スルホン化キトパール3,000gを充填し、脱
イオン水で充分洗浄したカラムに脱脂乳10,000lを通液
し、脱イオン水で充分カラムを洗浄した後、0.1 〜1.0M
塩化ナトリウムの直線濃度勾配で溶出し、凍結乾燥し
て、乳由来の塩基性タンパク質画分の粉末を得た。この
乳由来の塩基性タンパク質画分の粉末200gを濃度1%と
なるように酢酸緩衝液(pH5)で溶解してヘパリン固定
化カラムに通液し、さらに酢酸緩衝液(pH5)20 lを通
液して素通り画分40 lを得た。この画分を限外濾過膜処
理(50kDa カット)して20倍に濃縮し、その際に得られ
た透過液を限外濾過膜処理(10kDa カット)して10倍に
濃縮し、乳塩基性シスタチン高含有画分を得、これを凍
結乾燥して乳塩基性シスタチン高含有画分の粉末60g を
得た。なお、この画分中の乳塩基性シスタチン含量は1.
8 %であった。
【0010】
【実施例2】スルホン化キトパール3,000gを充填し、脱
イオン水で充分洗浄したカラムに脱脂乳10,000lを通液
し、脱イオン水で充分カラムを洗浄した後、0.1 〜1.0M
塩化ナトリウムの直線濃度勾配で溶出し、凍結乾燥し
て、乳由来の塩基性タンパク質画分の粉末を得た。この
乳由来の塩基性タンパク質画分の粉末2kgを5%濃度で
溶解し、80℃、15分間加熱して遠心分離により上清を得
た。この上清38kgを5℃に冷却した後、最終濃度40%と
なるようにエタノールを添加し、5℃で6時間後に遠心
分離して沈殿を除去した。さらに、この上清に最終濃度
70%となるようにエタノールを添加し、5℃で12時間後
に遠心分離して乳塩基性シスタチン高含有画分240g(サ
ンプルA)を得た。なお、この画分中の乳塩基性シスタ
チン含量は0.7 %であった。この乳塩基性シスタチン高
含有画分200gを濃度1%となるように酢酸緩衝液(pH
5)で溶解してヘパリン固定化カラムに通液し、さらに
酢酸緩衝液(pH5)20lを通液して素通り画分40 lを得
た。この画分を限外濾過膜処理(50kDa カット)して20
倍に濃縮し、その際に得られた透過液を限外濾過膜処理
(10kDa カット)して10倍に濃縮し、乳塩基性シスタチ
ン高含有画分を得、これを凍結乾燥して乳塩基性シスタ
チン高含有画分の粉末65g (サンプルB)を得た。な
お、この画分中の乳塩基性シスタチン含量は2.2 %であ
った。
【0011】
【実施例3】実施例2で得られた乳塩基性シスタチン高
含有画分の粉末1g を水 100mlに懸濁し、最終濃度が1
重量%となるようにパンクレアチンを加えて、37℃で5
時間酵素処理した。そして、90℃で5分間加熱処理して
酵素を失活させた後、凍結乾燥し、乳塩基性シスタチン
高含有画分分解物0.91g (サンプルC)を得た。
【0012】
【試験例1】生後10〜20日齢のICR系マウスの長管骨
を摘出し、軟組織を除去した後、5%牛胎児血清を含む
α−MEM溶液中で長管骨を機械的に細切し、破骨細胞
を含む全骨髄細胞を得た。この細胞について、約 200万
細胞を5%牛胎児血清を含むα−MEM溶液で象牙片の
上にスポットした。数時間後、サンプルを添加した5%
牛胎児血清を含むα−MEM溶液を加えて、3日間培養
し、破骨細胞の骨吸収活性を調べた。骨吸収活性の評価
は、培養後に象牙片上の細胞を剥がして、ヘマトキシリ
ン染色し、PIASLA-555により画像解析して、骨吸収窩(p
it) の数をカウントすることにより行った。この結果、
実施例2及び3で得られたサンプルA〜Cについて、そ
れぞれ500ng/mlの濃度のサンプル溶液を調製し、骨吸収
活性を調べた。すなわち、各サンプルを加えて細胞を培
養した時の骨吸収窩(pit) の数をカウントし、サンプル
を加えずに細胞を培養した時の骨吸収窩(pit) の数を10
0 %として骨吸収活性を表し、表1に示した。
【0013】
【表1】 ───────────────────── 試験試料 骨吸収活性(%,±SD) ───────────────────── サンプルA 81.3±3.9 サンプルB 70.4±5.6 サンプルC 61.5±3.2 ─────────────────────
【0014】表1からみると、乳塩基性シスタチン高含
有画分及び乳塩基性シスタチン高含有画分分解物に骨吸
収活性を抑制する効果があることが判った。但し、セタ
ノール処理したサンプルAは本発明方法であるサンプル
B、Cほど骨吸収活性抑制効果はなかった。
【0015】
【試験例2】実施例2で得られたサンプルB及び実施例
3で得られたサンプルCについて、骨粗鬆症モデルラッ
トを用いた動物実験を行った。なお、ラットに投与した
飼料の基本組成を表2に示す。飼料中のカルシウム量と
リン量は共に全ての群で飼料100g当たり300mg になるよ
うに、カルシウム:リン比を1:1とした。
【0016】
【表2】 ────────────────────────── 蔗糖 50.0 (重量%) カゼイン 20.0 コーンスターチ 15.0 セルロース 5.0 トウモロコシ油 5.0 ビタミン混合(コリン含む) 1.0 ミネラル混合(注1) 4.0 ────────────────────────── 1) 炭酸カルシウムをカルシウム源とした。
【0017】表2に示した基本組成の飼料に、サンプル
B又はCを添加し、以下の試験食を調製した。 試験食1:表2に示した基本組成の飼料+サンプルB
(0.01mg/100g) 試験食2:表2に示した基本組成の飼料+サンプルC
(0.01mg/100g) 試験食3:表2に示した基本組成の飼料(ただし、カル
シウム源として、炭酸カルシウムに代えて乳由来のカル
シウム(特開平4-306622号公報)を使用)+サンプルB
(0.01mg/100g)
【0018】動物は、40週齢のSD系雌性ラットを用い
た。骨粗鬆症モデルラットは、1週間予備飼育した後に
卵巣摘出手術を施し、低カルシウム食で2ケ月間飼育す
ることにより作成した。その時、疑似手術を施し、卵巣
を摘出しないラットも作成した。そして、1試験群7匹
で群分けし、各試験食を1ケ月間投与した。なお、擬似
手術を施し、卵巣を摘出しないラットを用いた群(シャ
ム群)及び対照群には、表2に示した基本組成の飼料を
投与した。試験食投与後、各試験群のラットの大腿骨を
摘出し、骨塩量測定装置で骨塩量を測定し、破断特性測
定装置で骨強度を測定した。試験結果を表3及び表4に
示す。
【0019】
【表3】 ──────────────────────── 試験群 骨塩量 (mg,±SD) ──────────────────────── シャム群 120.2 ± 3.9 対照群 83.5 ± 4.9 試験食1投与群 104.7 ± 3.6 試験食2投与群 106.3 ± 4.1 試験食3投与群 111.3 ± 3.1 ────────────────────────
【0020】表3に示したように、大腿骨の骨塩量は、
対照群に比べて試験食投与群で統計的に有意に高い値を
示した。このことから、サンプルB及びCには骨吸収防
止作用があることが判った。また、吸収性の良い乳由来
のカルシウムを添加することにより、さらに作用が増強
することが判った。
【0021】
【表4】 ────────────────────── 試験群 骨破断力(106dyn) ───────────────────── シャム群 13.3 ± 3.6 対照群 6.7 ± 2.3 試験食1投与群 10.4 ± 2.9 試験食2投与群 10.9 ± 2.4 試験食3投与群 11.9 ± 3.1 ──────────────────────
【0022】表4に示したように、骨破断力は、対照群
に比べて試験食投与群で統計的に有意に高い値を示し
た。このことから、サンプルB及びCには骨強化作用が
あることが判った。また、吸収性の良い乳由来のカルシ
ウムを添加することにより、さらに作用が増強すること
が判った。
【0023】
【試験例3】表5に示した基本組成の水溶液に、サンプ
ルB(0.01mg/100g)及びビタミンD(200IU )を添加
して混合し、容器に充填した後、加熱滅菌して飲料(試
験品)を製造した。なお、サンプルBに代えてアルブミ
ン(0.01mg/100g)を添加した飲料(対照品)も同様に
製造した。
【0024】
【表5】 ────────────────────── 結晶ブドウ糖 15.0 (重量%) カルシウム 0.5 水 74.5 ──────────────────────
【0025】変形性関節症(関節の開裂の収縮)の患者
16人を8人ずつ2群に分け、上記各飲料を1ヶ月間飲用
してもらい、飲用前と飲用後の骨吸収の骨代謝マーカー
である尿中デオキシピリジノリン量を測定した。また、
問診により自覚症状を確認した。試験結果を表6及び表
7に示す。
【0026】
【表6】 ────────────────────────────── デオキシピリジノリン減少量(mg, ±SD) ────────────────────────────── 対照品投与群 0.29 ± 0.2 試験品投与群 0.78 ± 0.2 ──────────────────────────────
【0027】表6に示すように、カルシウム及びビタミ
ンを配合した対照品投与群でもデオキシピリジノリン量
が減少したものの、試験品投与群ではさらに大きく減少
した。このことから、サンプルBにより、骨の破壊によ
る骨吸収が極めてよく抑制されていることが判った。
【0028】
【表7】 ───────────────────────────────── 投与前後の各項目の関節痛患者数(人) ───────────────────── 対照品投与群 試験品投与群 前 後 前 後 ──────────────────────────────── 物理的圧迫の関節痛 8 8 8 5 動作時の関節痛 6 5 6 3 就寝時の関節痛 5 4 5 2 疲労時の関節痛 8 7 8 6 脱力感 5 5 4 3 開裂全体の関節痛 6 6 7 6 ────────────────────────────────
【0029】表7に示すように、関節痛についても、各
項目について痛みが軽減していることが判る。
【0030】
【試験例4】6週齢のゴールデンハムスターを1週間予
備飼育した後、エーテル麻酔下でM1の歯頸部に滅菌した
手術用縫合絹糸No4を5重に巻き付け、Keyes らの飼料
(D#2000:Keyes,P.H. and Jordan:Archs. Oral.Biol,vo
l.9,pp.377-400,1964) で飼育することにより、歯周病
を発病させた。ハムスター18匹を1試験群とし、サンプ
ルA、B又はC10μgを適当に希釈した試験液で、1日
2回、口腔内を約10分間絶えず浸す処置を行った。な
お、対照群は、蒸留水で処置を行った。処置開始4週間
後に、2.5 %グルタルアルデヒド溶液(pH7.4 )を用い
て約20分間固定灌流した後、下顎骨両側を摘出した。歯
槽骨減少量の評価は、2.5 %グルタルアルデヒド溶液で
固定した後、軟X線撮影を行った写真を画像解析装置
(PIAS LA-555)で解析し、M1付近のエナメルセメント境
と歯槽骨頂間の面積を計測して、歯槽骨減少量を評価し
た。その試験結果を表8に示す。
【0031】
【表8】 ──────────────────────────────────── 処置 対照群 試験群A 試験群B 試験群C 開始後 (サンフ゜ルAを使用) (サンフ゜ルBを使用)(サンフ゜ルCを使 用) ──────────────────────────────────── 減少面積(mm2 ) 5日 0.27 0.21 * 0.18* 0.15 * 8日 0.84 0.61 * 0.53 * 0.44 * ──────────────────────────────────── * 対照群に対して有意差あり(P<0.05)
【0032】表8によると、対照群に比べて試験群では
明らかに歯槽骨減少量が有意に低く、かつこの効果は濃
度依存的であった。このことから、乳塩基性シスタチン
高含有画分及びその分解物は、歯槽骨の減少を抑制し、
歯周病予防に効果的であることが判る。
【0033】
【実施例4】表9に示した組成で各成分を混合し、容器
に充填した後、加熱滅菌して、骨粗鬆症等の各種骨疾患
及びリウマチ等の骨関節疾患の予防及び改善用の飲料を
製造した。
【0034】
【表9】 ──────────────────────── 混合異性化糖 15.00 (重量%) 果汁 10.00 クエン酸 0.50 サンプルB 0.01 香料 0.10 カルシウム 0.50 ビタミンD (200IU) 水 73.89 ───────────────────────
【0035】
【実施例5】表10に示した組成で各成分を混合し、加
圧成型して、骨粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ等の
骨関節疾患の予防及び改善用の錠剤を製造した。
【0036】
【表10】 ──────────────────────── 含水結晶ブドウ糖 93.5(重量%) サンプルB 0.1 カルシウム 5.0 ビタミンD (200IU) シュガーエステル 1.0 香料 0.4 ────────────────────────
【0037】
【実施例6】表11に示した組成で各成分を混合し、容
器に充填した後、加熱殺菌して、骨粗鬆症等の各種骨疾
患及びリウマチ等の各種骨関節疾患の予防及び改善用の
ゼリーを製造した。
【0038】
【表11】 ──────────────────── 果糖 20.00 (重量%) グラニュー糖 15.00 水飴 5.00 寒天 1.00 サンプルC 0.01 香料 0.10 カルシウム 0.10 水 58.79 ────────────────────
【0039】
【実施例7】表12に示した組成で各成分を混合し、乳
化温度85℃で、骨粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ等
の各種骨関節疾患の予防及び改善用のチーズを製造し
た。
【0040】
【表12】 ───────────────────── ゴーダチーズ 43.0(重量%) チェダーチーズ 43.5 クエン酸ナトリウム 2.0 サンプルC 0.1 乳由来のカルシウム 1.0 水 10.4 ─────────────────────
【0041】
【実施例8】表13に示した組成で各成分を混合し、骨
粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ等の骨関節疾患の予
防及び改善用のイヌ飼育用飼料(ドッグフード)を製造
した。
【0042】
【表13】 ──────────────────── 大豆粕 12.0 (重量%) 脱脂粉乳 14.0 大豆油 4.0 コーン油 2.0 パーム油 27.9 トウモロコシ澱粉 15.0 小麦粉 9.0 ふすま 2.0 ビタミン混合物 9.0 ミネラル混合物 2.0 セルロース 3.0 サンプルB 0.1 ────────────────────
【0043】
【実施例9】表14に示した組成で各成分を混合し、ク
リームを調製した。そして、このクリームを容器に充填
して、歯周病予防及び改善用の歯磨き剤を製造した。
【0044】
【表14】 ────────────────────────── グリセリン 70.49 (重量%) 二酸化ケイ素 20.00 キサンタンガム 1.00 ミントフレーバー 1.00 二酸化チタン 0.70 フッ化ナトリウム 0.30 蒸留水 6.50 サンプルC 0.01 ──────────────────────────
【0045】
【発明の効果】本発明で得られる乳塩基性シスタチン高
含有画分やこれをプロテアーゼで分解した乳塩基性シス
タチン高含有画分分解物は、骨形成促進及び骨吸収抑制
作用を有しているので、これらを飲食品、医薬及び飼料
等に配合することによって、骨粗鬆症等の各種骨疾患及
びリウマチ等の骨関節疾患並びに歯周病の予防及び改善
に有効に利用し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23K 1/175 A23K 1/175 4C086 A23L 1/30 A23L 1/30 A 4C206 2/52 2/38 P 2/38 A61K 33/06 A61K 33/06 A61P 3/02 38/55 A61K 31/12 A61P 3/02 31/575 // A61K 31/12 A23L 2/00 F 31/575 A61K 37/64 (72)発明者 川上 浩 埼玉県川越市藤間204−5 Fターム(参考) 2B150 AA06 AA10 AB10 AB20 BB03 DC23 DD01 DE01 DE14 DE16 DH04 4B001 AC06 AC46 AC99 BC08 BC99 EC05 4B017 LC03 LK01 LK07 LK16 LK18 LK23 LP01 LP06 LP07 4B018 LB01 LB08 MD04 MD23 MD71 MD90 ME05 MF01 MF04 MF12 4C084 AA02 AA06 AA17 BA44 DC32 MA02 NA05 ZA671 ZA672 ZA961 ZA962 ZA971 ZA972 ZB151 ZB152 4C086 AA01 HA04 MA03 MA04 NA05 ZA67 ZA96 ZA97 ZB15 4C206 AA01 AA02 AA04 CA10 CB28 MA02 MA04 MA11 MA72 MA77 NA05 NA10 ZA67 ZA97 ZB15 ZC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳由来の塩基性タンパク質画分を含硫酸
    基担体と接触させて担体に吸着しない画分を回収し、こ
    の画分を分画分子量10〜50kDa の限外濾過膜で処理して
    透過液を回収することを特徴とする乳塩基性シスタチン
    高含有画分の製造法。
  2. 【請求項2】 予め乳由来のタンパク質画分を加熱し、
    生じた沈殿を除去して上清を回収し、この上清にアルコ
    ールを添加し、生じた沈殿を除去して乳塩基性シスタチ
    ン高含有画分を回収した後、含硫酸基担体と接触させる
    請求項1の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の製造法で製造された乳
    塩基性シスタチン高含有画分をプロテアーゼで分解する
    ことを特徴とする乳塩基性シスタチン高含有画分分解物
    の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの製造法で製造
    された乳塩基性シスタチン高含有画分又は乳塩基性シス
    タチン高含有画分分解物を配合したことを特徴とする骨
    粗鬆症等の各種骨疾患及びリウマチ等の骨関節疾患並び
    に歯周病の予防及び改善のための飲食品、医薬又は飼
    料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかの製造法で製造
    された乳塩基性シスタチン高含有画分又は乳塩基性シス
    タチン高含有画分分解物にカルシウム及び/又はビタミ
    ンを配合したことを特徴とする骨粗鬆症等の各種骨疾患
    及びリウマチ等の骨関節疾患並びに歯周病の予防及び改
    善のための飲食品、医薬又は飼料。
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