JP2001521581A - 金属または非金属からなる連続製品のめっき方法、およびこの方法に用いる装置 - Google Patents

金属または非金属からなる連続製品のめっき方法、およびこの方法に用いる装置

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Abstract

(57)【要約】 金属または非金属からなる連続製品に、水も酸素も含まない非プロトン性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを施す方法であって、不活性ガス雰囲気中にて連続製品をロック・システム(1)を通じてカプセル化されたコーティング・プラントに搬入し、120℃以下の温度域において、−コーティングする連続製品を活性化し、− コーティングする連続製品を洗浄し、− コーティングする連続製品に給電し、− コーティングする連続製品に、金属または合金を用いて電気めっきを施し、− コーティングされた連続製品を乾燥し、− コーティングされた連続製品をロック・システムを通じてプラントから搬出する各工程を行う。本発明はまた、上記方法を実施するための装置にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 金属または非金属からなる連続製品のめっき方法、 およびこの方法に用いる装置 本発明は、金属または非金属からなる連続製品に、水も酸素も含まない非プロ トン性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを施す方 法に関する。本発明はまた、この方法に用いる装置に関する。 現状の技術によれば、ワイヤ、テープ、長尺物、パイプといった連続製品は、 水性電解液を用いるか、あるいは溶融浴コーティング法により連続プロセスにて 製造されている。 例えば、よく知られた電気めっき法では、ワイヤに亜鉛、ニッケル、その他様 々なコーティングを施すが、この場合、水性溶液を満たした開放型の洗浄浴やめ っき浴中にワイヤを通過させている。これらの浴では、各金属はワイヤ上に析出 し、析出被膜の厚さは通過速度と電界強度に依存する。しかしこの方法では、時 間の関数として表される析出速度がかなり遅く、析出被膜の多孔性や剛性が増す 場合が多いため、特に被膜が薄い場合において耐食性の低下が問題となっている 。また、延性に乏しいために、その後の成形工程において被膜にひび割れが生じ たり、あるいは被膜が剥離する虞れすらある。このような被膜に防食性は到底期 待できず、表面の美観も損なわれる。 さらに、水性電解液を用いた金属の電着においては、産業規模における陰極効 率あるいは陽極効率が未だ達成されていない。通常、連続コーティングに要求さ れる高い電流密度下では副反応が進行し、電解液中に分解生成物が生じたり、ガ スが発生する。特に、製品の表面で水素ガスが発生すると、基材が脆化する虞れ がある。 また、別の欠点として、水性電解液を用いた電気めっき法や溶融めっき法では 有毒な排気や排水が大量に発生するため、相応に費用をかけた工程によって浄化 を行う必要があるが、それでも特殊な有害廃棄物が残存してしまうことが挙げら れる。例えば、適当な溶液中でアルカリ洗浄を行う前に、コーティングしようと する表面に脂肪分が残っていると、有機化合物の残渣が生成し、この残渣が45 0℃付近にも及ぶ亜鉛めっき浴の高温によって反応を起こし、ダイオキシンやフ ラン等といった猛毒の有機化合物が生成する場合がある。さらに、金属汚泥、使 用済みの酸、アルカリ洗浄廃液も発生する。上述の排ガスに加え、酸性蒸気やア ルカリ性蒸気も発生する。 連続製品のコーティング法は他にも知られており、いずれも装飾被膜や防食被 膜の溶融状態からの析出を利用している。いわゆる亜鉛ディッピング(溶融亜鉛 めっき)および溶融アルミニウムめっきは、その例である。溶融亜鉛めっきでは 、予め洗浄し活性化された製品、例えば細番手のワイヤを、高純度の溶融亜鉛中 に連続プロセスにて通過させる。しかし、このプロセスは440℃以上の高温で 行われるため、被コーティング材に機械的衝撃も加わることは避けられない。ま た、高温に起因して、被コーティング材の種類によっては全く被膜を形成できな いものもある。さらに、析出被膜は概して均一性に劣り、耐食性が被膜に大きく 左右されることも欠点のひとつである。ストリッピングを行うと、表面の美観は 全く損なわれてしまう。表面の着色も不可能である。 亜鉛が関与するコーティング工程ではいずれも、短時間内の腐食で酸化亜鉛と 炭酸亜鉛が生成することにより表面にブルーミングが生じ、外見の印象上好まし くない。したがって、これらの加熱プロセスでは、被膜の均一性を達成すること ができない。 もう一つ、よく知られた方法として、いわゆる高温溶融アルミニウムめっき法 がある。この方法では、亜鉛めっきの場合と同様、溶融アルミニウム浴中でワイ ヤを引いた後、ストリッピングを行う。しかし、こうして得られる被膜にもやは り、溶融亜鉛めっきに関して上述したと同様の欠点が認められる。溶融アルミニ ウムめっきによる被膜は、純度が不十分で、空隙率が大きく、酸化物の包有が避 けられず、したがって耐食性に劣ることから、今だ成功しているとは言い難い。 その他の欠点としては、被膜が美観に劣ること、また場合によっては、溶融アル ミニウムめっきに必要な高温にてコーティング基材に大きな機械的衝撃が加わる ことが挙げられる。 近年では、亜鉛めっきと溶融アルミニウムめっきとが組み合わせられることも あり、アルミニウムによる活性陰極の保護効果のおかげで被膜の腐食が若干改善 される。反面、装飾性に乏しいことが欠点である。さらに、コーティングが高温 域でないと行えない、という単純な理由による欠点もある。 また近年では、水も酸素も含まない非プロトン性電解液を用いたアルミニウム の電着プロセスもあり、ハロゲン化アルカリ金属とアルキル・アルミニウムから なるアルキル・アルミニウム複合体を含む浴を用いてアルミニウムを電着する。 一般には、芳香族炭化水素または脂肪族炭化水素を溶媒として用いる。かかる電 解液は、例えば欧州特許公開第0,402,761A号公報および欧州特許公開第0,084,81 6A号公報に記載されている。 しかし、かかる電解液は、これまで専らラック製品のコーティングに使用され ており、個々の部品は適当なラックに収められ、それぞれの電解浴に浸漬されて いた。しかし、水も酸素も含まない非プロトン性電解液を用いた連続製品のアル ミニウムめっき法は、今日に至るまで知られていない。これまでのところ、ワイ ヤ、テープ、長尺物およびパイプといった連続製品には、水系を用いた電解亜鉛 めっき法、溶融アルミニウムめっき法、または溶融亜鉛めっき法のいずれかによ って防食コーティングが施されている。 本発明の技術上の目的は、従来の連続製品へのコーティング法における上述の 欠点を排し、低コストにて良質な被膜が得られる方法を提供することを目的とす る。さらに、基材にいかなる変化も与えることなく、特に低温域において上記方 法を実施することを目的とする。 上記の技術上の目的は、金属または非金属からなる連続製品に、水も酸素も含 まない非プロトン性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金め っきを施す方法であって、不活性ガス雰囲気中にて連続製品をロック・システム を通じてカプセル化されたコーティング・プラントに搬入し、120℃以下の温 度域において、 − コーティングする連続製品を活性化し、 − コーティングする連続製品を洗浄し、 − コーティングする連続製品に給電し、 − コーティングする連続製品に、金属または合金を用いて電気めっきを施し、 − コーティングされた連続製品を乾燥し、 − コーティングされた連続製品をロック・システムを通じてプラントから搬出 する 各工程を行う方法によって達成される。 本発明において、連続製品とは、コーティング時に連続プロセスにて稼働する 工場内を連続的に通過することによって、巻回または折り畳まれた形態で生産さ れる金属材料または非金属材料を指すものとする。かかる製品としては、あらゆ る太さのワイヤ、テープ、長尺物、パイプおよびこれらの同等品が挙げられる。 本発明において、非水系とは、中間層や支持層を用いることなく、純度の高い 金属または合金、特にアルミニウムやアルミニウム合金を電気めっきプロセスに よって制御性良く析出することが可能な電解液と定義する。 好ましい実施の態様では、金属材料または非金属材料からなるワイヤ、テープ 、長尺物またはパイプを、連続製品として使用する。これらの材料は、アルミニ ウムまたはアルミニウム合金でコーティングされることが好ましい。 図1は、本発明に係る方法の工程図である。 図2はロック・システムを示す図であり、図3はコーティング槽を示す図であ る。 図4は、接触給電槽を示す図である。 図5は、プロセスの全体図である。 図1に、本発明の方法における個々の処理段階を示す。連続製品をリールから 引き出し、ロック・システムを通じてコーティング装置に導入する。ロック・シ ステムへの導入時であっても、連続製品をストリッピング・ノズルまたはスプレ ー・ノズル(図2の符号11)の上方を通過させることによってクリーニングを 行うことができる。続く第2処理段階では、被コーティング物を活性化する。符 号3は、洗浄ユニットを示す。活性化を終えた被コーティング物は、ここで洗浄 される。符号4は、1個または複数のプーリーを備えた方向転換ユニットである 。これにより、プラントの全体サイズが縮小され、直径の小さい連続製品を取り 扱う場合には特に好都合である。続く符号5は、個々の接触給電槽を示し、符号 6はコーティング槽を示し、符号7は後処理を示す。プロセス終了時、コーティ ング済みの製品は適当なリールに巻き取られる。 好ましい実施の態様では、プラント内で電気めっきを終了した後、化学的また は電気化学的な後処理を行ってもよく、更にこの後処理と同時またはその終了後 に、表層部の着色を行ってもよい。後処理としては、表面の光沢性を高めるため の機械的な表面緻密化処理があり、かかる後処理によっても表面に何ら悪影響は 及ばない。 他の好ましい実施の態様では、再生サイクルを利用してプラント全体を閉鎖系 とし、使用済みの液体は全て、循環プロセスによって処理、浄化、再循環される 。特に、洗浄液、電解液、及び活性化液にこれらの操作を行い、必要に応じて濾 過または蒸留、あるいはその両方を行ってもよい。 他の好ましい実施の態様では、各々少なくとも3つのチャンバからなるロック ・システムと洗浄システムとに連続製品を通過させる。ここで、中央チャンバー Bにはシール液を満たし、外側チャンバーAには空気、内側チャンバーCには不 活性ガスを満たす(図2参照)。他の好ましい実施の態様では、密閉性のそれ程 高くないガイドを通じてチャンバーに連続製品を通過させるので、各チャンバー 内の液体の一部は隣接するチャンバーに流入する。 例えばロック・システムについてみると、連続製品の搬入時におけるプラント への湿気や酸素の侵入は、上述の対策によって防止される。中央チャンバーBに 満たされたシール液が、外側チャンバーAに満たされた空気に対するバリヤーと なるからである。チャンバー間のガイドは液体封止性がそれ程高くないので、シ ール液の一部は中央チャンバーBからチャンバーA,Cへと流出する。このよう にして、搬入された連続製品はこれらの場所で洗浄される。チャンバーA,Cか ら回収された液体は、排液システムを通じて貯蔵タンクへ送られ、適当なポンプ 及び濾過手段により中央チャンバーBへ戻される。 図5に示した洗浄用チャンバーも同様に構成されており、したがってここでも 、前段の槽の液体やガスが後段のチャンバーに到達することはない。 他の好ましい実施の態様では、これらのチャンバーからオーバーフロー(越流) 機構あるいはガイドを通って排出された液体は、循環システムによって浄化され 、それぞれのチャンバーに戻される。チャンバー間のガイドとしては、ブシュま たはプーリーを用いることが好ましい。接触給電は、電解液を満たしたチャンバ ー 内で行われることが好ましい。このチャンバーには陽極が無く、連続製品は陰極 に接続された金属接点上を通過する。電解液がコーティング槽からガイドを通っ て接触給電槽に流れ込むよう、接触給電槽内の液面高さは、隣りのコーティング 槽の液面高さよりも低くしておくことが望ましく、以て、接触給電槽から取り込 まれる不純物による電解液の純度低下を防止することができる。 他の好ましい実施の態様では、電解液を満たしたコーティング槽内で電気めっ きを行う。ここで、連続製品は絶縁されたブシュを通過する。 コーティング槽内のこれらの対策によって、陽極を持たないチャンバー内で連 続製品に電圧を印加することができるので、接触給電槽内、例えば電圧が印加さ れた陰極ガイド上に金属が析出することはない。また、コーティング槽自体は導 線を持たないので、金属は専ら連続製品上にのみ析出する。プラントの全長や規 模に応じ、給電槽とコーティング槽は幾つでも配設することができる。 本発明の装置へのワイヤの導入は、特に使い易く設計された真空もしくは液体 ロック・システムを介して行われる。後者の構成は、コーティング槽間に配され る接触給電槽に類似している。かかる導入は、単一ワイヤ・システム、複数ワイ ヤ・システムのいずれにおいても可能である。このとき、シール液はワイヤ表面 をクリーニングする役割を果たす。ロック・システム間では、プロセスは常に、 完全な不活性雰囲気中で進行する。洗浄ユニット、接触給電槽およびコーティン グ槽内では、隣接するワイヤや陽極に対する電気的接点を持たないコーティング 材料として機能する陽極に対して、ワイヤが一定の距離を保ちながらコーティン グ槽を通過するよう、ワイヤ・ガイドに特別の工夫が施されている。 コーティング槽間にはオーバーフロー・システムが設けられており、プラント の全長にわたって一定かつ安定な条件が達成されるよう、接触給電槽内でワイヤ への給電が行われる。 本発明の特色は、この作業域におけるワイヤはなお電解液中に浸漬されている 必要があるものの、ワイヤへの給電は直接的なコーティング作業域の外側で行わ れる点にある。不活性雰囲気に加え、上述のロック・システムに類似したオーバ ーフロー・システムによって、環境からの遮断が行われる。本発明では、バネ仕 掛けの接点要素を通って滑る、あるいは転がる様式にて給電が行われ、あらゆる ワイヤ径に対応可能となっている。このような本発明における接点の工夫および 、コーティング作業域外における給電のおかげで、給電プーリー上や給電要素上 には析出が生じない。 本発明では、ワイヤ、特に細番手のワイヤが、特色ある方向転換システムを介 してコーティング槽を数回通過することができ、これによって、長さが短く制限 されていても効率に優れたプラントが実現される。プラント技術およびプロセス の粋を集めた設計によれば、プラントが停止した場合にも、保存容器を用いて連 続製品を原位置に保つことができるため、従来プロセスと異なり、始動ロスを回 避することができる。 本発明によれば、機械的または物理化学的ストリッピングが対象となる表面被 膜の均一性や均質性に影響を与えることはない。本発明の方法によれば、コーテ ィング槽内のアルミニウム電極を簡単に交換することができ、直ぐに操業を再開 することができる。 本発明において、ロック溶液、洗浄剤および電解液用のフィルタ・システムや 貯蔵システムといった補助ユニットは、環境から独立した閉鎖系操業を実現でき るように設計されている。廃液は、再生利用ができるよう、濃縮状態で排出され る。本発明の装置を用いれば、上述の方法によって被膜の化学的不動態化が進行 し、耐食性が大幅に向上する。本発明では、塗料のような形態ではなく、被膜そ のものの着色が可能であり、かかる着色の機械的耐久性はラッカーに比べて大幅 に向上する。本発明の方法では、様々な種類のコーティング材料や電解液を使用 することができるので、前述の従来の方法に比べ、酸性域、アルカリ性域のいず れにおいても耐食性が大幅に向上する。コーティング作業域や洗浄作業域からワ イヤが排出される場所では、所望の色に着色され適当な被覆層に覆われたワイヤ を、乾燥状態、あるいは表面が緻密化された状態で得ることができる。 本発明はまた、金属または非金属からなる連続製品に、水も酸素も含まない非 プロトン性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを施 す装置も提案する。この装置は、少なくとも1つのロック・システム1、少なく とも1つの接触給電槽5、少なくとも1つのコーティング槽6から構成され、こ れらが任意の数にて直列に配され、装置全体が気密に封止されている。かかる装 置も、例えば本発明の方法を実施するために使用できる。 図2に、ロック・システム1の概念図を示す。このロック・システム1は、好 ましくは、少なくとも3つのチャンバーA,B,C、17,18,19からなる 。中央チャンバーBにはオーバーフロー孔16が設けられ、チャンバーAとCは オーバーフロー・チャンバーとされている。より好ましい構成においては、チャ ンバーA,B,Cに出口20,22,23が設けられ、中央チャンバーには加え て入り口21が設けられ、この入り口21を通じてチャンバーA,Cに回収され たシール液が中央チャンバーBへ再循環される。符号14は貯液タンク、符号1 5は適当なポンプを示す。符号9はワイヤ・ガイド、符号17はチャンバーA、 符号18はチャンバーB、符号19はチャンバーCを示す。符号12はチャンバ ーを通過する連続製品を示し、符号11はプラントを通過する連続製品12の表 面をさらにクリーニングするためのガス・ストリッピング・ノズルまたはスプレ ー・ノズルを示す。符号24,25はチャンバー内壁を示し、符号13は交換式 のブシュ用プレートを示す。適当なブシュをその都度挿入することにより、直径 の異なるワイヤに対応可能である。符号10は液面高さを示す。 図3に、コーティング槽を示す。図3a,3bおよび3dは、槽内に設けられ た連続製品用の支持部材28を別角度から見た図を示す。図3aは正面図、図3 bは側面図、および図3dは上面図である。図3cはコーティング槽6全体の斜 視図である。図3a,3bおよび3dにおいて、符号28は絶縁材料からなる支 持部材を示す。符号27は、半分に割れる構造を有し、セラミックからなるブシ ュを示す。ブシュは、導入された連続製品の走行方向と反対の方向に絶縁材料か ら取り外すことができ、例えば直径の異なるブシュと交換できる。 図3cは、コーティング槽6の全体図である。コーティング槽6は、陽極板2 6、槽の中央に設けられた支持部材28、およびブシュ27を備えている。 コーティング槽6には、連続製品12を案内するためのガイドを備えているこ とが好ましい。ガイドは、コーティング槽内に配置された1対の陽極板とコーテ ィングされる連続製品12とが一定の間隔を保つように設計されている。他の好 ましい実施の態様では、コーティング槽に電解液のオーバーフロー孔と流入口と が設けられている。 コーティング槽内のガイドは、絶縁材料から成り中央に貫通孔を有する支持部 材28からなる。ブシュ27は一方向だけから貫通するように貫通孔に取り付け られており、好ましくはセラミック材料から成り、また、直径の異なる連続製品 を使用する際に簡単に交換できるよう、半分に割ることができる。 図4は、接触給電槽5の模式図である。図4aは接触部位の拡大側面図である 。図4bは接触給電槽5の斜視図である。図4bにおいて、符号12は、陰極電 圧を印加された金属製のプーリー29と非導電性セラミック製のテンション・プ ーリー30との間を通過する連続製品を示し、符号32は連続製品12の案内性 能を高めるために金属製のプーリーに設けられた溝部である。符号33は、金属 製のプーリー29とセラミック製のテンション・プーリー30とを保持する保持 部材を示す。図4aは、接触部位の拡大断面である。符号29は金属製のプーリ ー、符号31は給電用の青銅製ソケット、符号12は連続製品、符号30はセラ ミック製のテンション・プーリーを示す。テンション・プーリー30は、連続製 品の変位をバネと止めネジによって調整するために用いられる。 接触給電槽5には、金属製のプーリーまたはワイピング接点が配設され、これ を通じて連続製品を陰極として接続する設計とされていることが好ましい。さら に、接触給電槽5には、連続製品の変位を調整するためにテンション・プーリー を1つまたは複数配することができる。好ましい実施の態様においては、金属製 のプーリーは連続製品を案内するための溝部を有している。接触給電槽にオーバ ーフロー孔が設けられ、電解液槽から排出された電解液が回収システムへ流入可 能となっていてもよい。 図5はコーティング槽6、接触給電槽5および洗浄ユニット3を示す図である 。図5aはこれらの槽の上面図、図5bは側面図である。洗浄ユニット3は、前 出の図2におけるロック・システムと同様の構成を有していることがわかる。洗 浄ユニット3は、オーバーフロー孔と隣接するオーバーフロー・チャンバーも同 様に備えており、中央チャンバーの各々には洗浄液が満たされている。洗浄液は 、非密閉型のガイドを通って隣りのチャンバーへ流入し、適当な出口から回収さ れ、洗浄チャンバーに戻される。符号5は接触給電槽を示す。接触給電層5は、 コーティング槽6に隣接して設けられ、電解液で満たされていることが好ましい 。符 号6はコーティング槽を示す。コーティング槽6には、陽極板26、絶縁材料か らなる支持部材28、支持部材28に取り付けられ、コーティング槽中で連続製 品12を案内するためのセラミック製のブシュ29を備えている。コーティング 槽にも電解液が満たされており、また、オーバーフロー孔、出口および入り口が 設けられ、これらを通じて電解液の循環、浄化、再循環が可能とされている。 本発明の装置は、従来公知の連続製品用めっき装置に比べ、極めて利点が多い 。ワイヤは、非導電性のパイプとプーリー・ガイドによって装置内、特にコーテ ィング槽6の電界内に安定に位置決めされる。かかる安定な保持により、複数の 連続製品、例えば複数のワイヤを装置内に並列に、縦方向にさえも通過させるこ とが可能となり、不要な電気的接触を生ずることなく、陽極との間に一定した距 離を保つことができる。ロック・システム1、洗浄ユニット3、および接触給電 槽5はオーバーフロー・チャンバーとして構成されているので、連続製品を常に 電解液中に保持したまま、陽極材料の影響が及ぶ領域外において中間地点での電 気的接触が可能となる。接触給電槽5における電気エネルギーは、フレキシブル なバネ仕掛けの接触ピンの形態を採るワイピング接点と弾性を有する給電プーリ ーの双方を通じて伝達される。 接触給電槽5やコーティング槽6内における連続製品のかかる特別な保持様式 により、様々な直径を有する連続製品に対する処理が可能となる。好ましくは、 方向転換ユニット4を利用することによって、連続製品を複数並列に配置された コーティング槽に通過させることができ、比較的長さの短いプラントにおいても 速い通過速度が達成される。 プラントを停止させる際は、反応媒体は反応区域外にある中間容器に貯蔵され 、且つ、プラントの不活性ガス雰囲気は維持されるので、連続製品をチャンバー 内に保持したままでも、片面だけにおける過剰な酸洗いや過剰なコーティング等 、余分な表面反応が進行することはない。また、プラントのアイドリング時、被 コーティング材を取り外すことなく陽極材料を交換できる点も長所である。 本発明の方法及び装置を適用することにより、適当な装置があれば、連続プロ セスにより連続製品への金属、特にアルミニウムの被膜を形成する産業規模のプ ロセスが初めて実現される。したがって、本発明の方法および装置は、従来専ら 用いられてきた溶融アルミニウムめっき法、溶融亜鉛めっき法、水性メディアを 用いた電解めっき法に取って代わるものである。 符号の説明 1 ロック・システム 2 活性化 3 洗浄ユニット 4 1つまたは2つ以上のプーリーを備えた方向転換ユニット 5 接触給電槽(幾つでも可) 6 コーティング槽(幾つでも可) 7 後処理 8 乾燥/搬出 9 ガイド 10 液面高さ 11 ガス・ストリッピング・ノズルまたはスプレー・ノズル 12 連続製品 13 ガイド用交換式プレート 14 貯液タンク 15 ポンプ 16 オーバーフロー孔 17 外側チャンバーA 18 中央チャンバーB 19 内側チャンバーC 20 外側チャンバーAの出口 21 中央チャンバーBへの入り口 22 中央チャンバーBの出口 23 内側チャンバーCの出口 24,25 チャンバーの内壁 26 陽極板 27 セラミック製のブシュ 28 絶縁材料からなる支持部材 29 金属製のプーリー接点 30 セラミック製のテンション・プーリー 31 青銅製のソケット 32 金属製のプーリーの溝部 33 保持部材
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月21日(1999.6.21) 【補正内容】 請求の範囲 1. 金属または非金属からなる連続製品に、水も酸素も含まない非プロトン 性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを施す方法で あって、不活性ガス雰囲気中にて連続製品をロック・システム(1)を通じてカ プセル化されたコーティング・プラントに搬入し、120℃以下の温度域におい て、 − コーティングする連続製品を活性化し、 − コーティングする連続製品を洗浄し、 − コーティングする連続製品に給電し、 − コーティングする連続製品に、金属または合金を用いて電気めっきを施し、 − コーティングされた連続製品を乾燥し、 − コーティングされた連続製品をプラントからロック・システムを通じて搬出 する 各工程をこの順に有し、 コーティング前の連続製品をロック・システム(1)を通じて外部から封止され たコーティング・プラントへ搬入し、コーティングする連続製品の活性化および 洗浄を行うことを特徴とする方法。 2. 連続製品として、金属または非金属からなるワイヤ、テープ、長尺物、 またはパイプを用いることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3. アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いてコーティングを行うこと を特徴とする請求の範囲第1または2項に記載の方法。 4. ロック・システム(1)への導入を行っている間に、連続製品(12) をガス・ストリッピング・ノズルまたはスプレー・ノズル(11)の上方を通過 させることによってクリーニングすることを特徴とする請求の範囲第1〜3項の いずれか1項に記載の方法。 5. プラント内において電気めっきを行った後、化学的または物理化学的な 後処理を行うことを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の方 法。 6. プラント全体が再生サイクルを利用した閉鎖的設計にもとづいており、 使用済みの液体は全て、循環プロセスによって処理、浄化、再循環されることを 特徴とする請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の方法。 7. 液体は洗浄液、電解液および活性化液であることを特徴とする請求の範 囲第6項に記載の方法。 8. 短距離プラント内で速い通過速度を達成するために、連続製品(12) を方向転換ユニット(4)に通過させることを特徴とする請求の範囲第1〜7項 のいずれか1項に記載の方法。 9. 連続製品(12)はロック・システム(1)および洗浄ユニット(3) に通過され、各々は少なくとも3つのチャンバー(17,18.19)から成り、 中央チャンバーB(18)はシール液で満たされ、外側チャンバーA(17)は 空気を収容し、内側チャンバーC(19)は不活性ガスで満たされていることを 特徴とする請求の範囲第1〜8項のいずれか1項に記載の方法。 10. 連続製品は気密性および液体封止性を持たないガイド(9)を通じて チャンバーに導入され、チャンバー内の液体の一部が隣接するチャンバーに流入 可能であることを特徴とする請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に記載の方法 。 11. オーバーフロー孔(16)またはガイド(9)を通じて排出される液 体は循環システムによって浄化され、チャンバーに戻されることを特徴とする請 求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の方法。 12. ガイド(9)はブシュまたはプーリーであることを特徴とする請求の 範囲第1〜11項にいずれか1項に記載の方法。 13. 電解液で満たされ陽極を備えない接触給電槽5内で給電を行い、陰極 として接続された金属接点(29)上に連続製品(12)を通過させることを特 徴とする請求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の方法。 14. 電気めっきは電解液を満たしたコーティング槽(6)内で行われ、絶 縁されたブシュ(27)に連続製品(12)を通過させることを特徴とする請求 の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の方法。 15. 金属または非金属からなる連続製品(12)に、水も酸素も含まない 非プロトン性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを 施す装置であって、少なくとも1つのロック・システム(1)と、少なくとも1 つの接触給電槽(5)と、少なくとも1つのコーティング槽(6)とを有するコ ーティング・プラントから成り、これら組立品は直列に配され、装置全体は気密 に封止されており、コーティング・プラントは直列に配された活性化ユニット( 2)と洗浄ユニット(3)とを有し、コーティング・プラントの外部にはコイル 伸ばしユニットが配されていることを特徴とする装置。 16. ロック・システム(1)は少なくとも3つのチャンバーA,B,C( 17,18,19)から成り、中央チャンバーB(18)はオーバーフロー孔を 有し、チャンバーAおよびC(17,19)はオーバーフロー・チャンバーとし て設計されていることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の装置。 17. チャンバーA,B,C(17,18,19)は出口(20,22,2 3)を有し、中央チャンバーB(18)は更に入り口(21)を有し、チャンバ ーAおよびC(17,19)に回収されたシール液はこの入り口(21)を通じ て中央チャンバーB(18)に戻されることを特徴とする請求の範囲第15また は16項に記載の装置。 18. ガス・ストリッピング・ノズルまたはスプレー・ノズル(11)がチ ャンバーC(19)内に配されていることを特徴とする請求の範囲第15〜17 項のいずれか1項に記載の装置。 19. ロック・システム(1)の中央チャンバーB(18)がオーバーフロ ー孔(16)を備えていることを特徴とする請求の範囲第15〜18項のいずれ か1項に記載の装置。 20. 接触給電槽(5)は内部に金属製のプーリー(29)またはワイピン グ接点を備えており、これを通じて連続製品(12)は陰極として接続されるこ とを特徴とする請求の範囲第15〜19項のいずれか1項に記載の装置。 21. 接触給電槽(5)内には、1つまたは複数のセラミック製のテンショ ン・プーリー(30)が変位を調整するように配されていることを特徴とする請 求の範囲第14〜20項のいずれか1項に記載の装置。 22. 金属製のプーリー(29)は、連続製品(12)を案内するための溝 部(32)を有することを特徴とする請求の範囲第15〜21項のいずれか1項 に記載の装置。 23. 接触給電槽(5)にはオーバーフロー孔が設けられており、コーティ ング槽(6)から排出される電解液が回収システムへ流入可能とされていること を特徴とする請求の範囲第15〜22項のいずれか1項に記載の装置。 24. コーティング槽(6)内に連続製品(12)を案内するためのガイド (27)が設けられていることを特徴とする請求の範囲第15〜23項のいずれ か1項に記載の装置。 25. コーティング槽(6)内に陽極板(26)が設けられていることを特 徴とする請求の範囲第15〜24項のいずれか1項に記載の装置。 26. コーティング槽(6)は、オーバーフロー孔(16)と入り口(21 )を備えていることを特徴とする請求の範囲第15〜25項のいずれか1項に記 載の装置。 27. コーティング槽(6)内のガイド(9)は、絶縁材料を用いて構成さ れ中央に貫通孔が設けられた支持部材(28)から成り、貫通孔を貫く一方向か らのみ、ブシュ(27)が取り付けられていることを特徴とする請求の範囲第1 5〜26項のいずれか1項に記載の装置。 28. ブシュ(27)はセラミック材料から成り、交換を容易とするために 半分に割れる構造とされていることを特徴とする請求の範囲第15〜27項のい ずれか1項に記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 金属または非金属からなる連続製品に、水も酸素も含まない非プロトン 性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを施す方法で あって、不活性ガス雰囲気中にて連続製品をロック・システム(1)を通じてカ プセル化されたコーティング・プラントに搬入し、120℃以下の温度域におい て、 − コーティングする連続製品を活性化し、 − コーティングする連続製品を洗浄し、 − コーティングする連続製品に給電し、 − コーティングする連続製品に、金属または合金を用いて電気めっきを施し、 − コーティングされた連続製品を乾燥し、 − コーティングされた連続製品をロック・システムを通じてプラントから搬出 する 各工程を行うことを特徴とする方法。 2. 連続製品として、金属または非金属からなるワイヤ、テープ、長尺物、 またはパイプを用いることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3. アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いてコーティングを行うこと を特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4. ロック・システム(1)への導入を行っている間に、連続製品(12) をガス・ストリッピング・ノズルまたはスプレー・ノズル(11)の上方を通過 させることによってクリーニングすることを特徴とする請求の範囲第1〜3項の いずれか1項に記載の方法。 5. プラント内において電気めっきを行った後、化学的または物理化学的な 後処理を行うことを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の方 法。 6. プラント全体が再生サイクルを利用した閉鎖的設計にもとづいており、 使用済みの液体は全て、循環プロセスによって処理、浄化、再循環されることを 特徴とする請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の方法。 7. 液体は洗浄液、電解液および活性化液であることを特徴とする請求の範 囲第1〜6項のいずれか1項に記載の方法。 8. 短距離プラント内で速い通過速度を達成するために、連続製品(12) を方向転換ユニット(4)に通過させることを特徴とする請求の範囲第1〜7項 のいずれか1項に記載の方法。 9. 連続製品(12)はロック・システム(1)および洗浄ユニット(3) に通過され、各々は少なくとも3つのチャンバー(17,18.19)から成り、 中央チャンバーB(18)はシール液で満たされ、外側チャンバーA(17)は 空気を収容し、内側チャンバーC(19)は不活性ガスで満たされていることを 特徴とする請求の範囲第1〜8項のいずれか1項に記載の方法。 10. 連続製品は気密性および液体封止性を持たないガイド(9)を通じて チャンバーに導入され、チャンバー内の液体の一部が隣接するチャンバーに流入 可能であることを特徴とする請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に記載の方法 。 11. オーバーフロー孔(16)またはガイド(9)を通じて排出される液 体は循環システムによって浄化され、チャンバーに戻されることを特徴とする請 求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の方法。 12. ガイド(9)はブシュまたはプーリーであることを特徴とする請求の 範囲第1〜11項にいずれか1項に記載の方法。 13. 電解液で満たされ陽極を備えない接触給電槽5内で給電を行い、陰極 として接続された金属接点(29)上に連続製品(12)を通過させることを特 徴とする請求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の方法。 14. 電気めっきは電解液を満たしたコーティング槽(6)内で行われ、絶 縁されたブシュ(27)に連続製品(12)を通過させることを特徴とする請求 の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の方法。 15. 金属または非金属からなる連続製品(12)に、水も酸素も含まない 非プロトン性電解液を用い、連続プロセスにより金属めっきまたは合金めっきを 施す装置であって、少なくとも1つのロック・システム(1)と、少なくとも1 つの接触給電槽(5)と、少なくとも1つのコーティング槽(6)から成り、こ れら組立品は直列に配され、装置全体は気密に封止されていることを特徴とする 装置。 16. ロック・システム(1)は少なくとも3つのチャンバーA,B,C( 17,18,19)から成り、中央チャンバーB(18)はオーバーフロー孔を 有し、チャンバーAおよびC(17,19)はオーバーフロー・チャンバーとし て設計されていることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の装置。 17. チャンバーA,B,C(17,18,19)は出口(20,22,2 3)を有し、中央チャンバーB(18)は更に入り口(21)を有し、チャンバ ーAおよびC(17,19)に回収されたシール液はこの入り口(21)を通じ て中央チャンバーB(18)に戻されることを特徴とする請求の範囲第15項ま たは第16項に記載の装置。 18. ガス・ストリッピング・ノズルまたはスプレー・ノズル(11)がチ ャンバーC(19)内に配されていることを特徴とする請求の範囲第15〜17 項のいずれか1項に記載の装置。 19. ロック・システム(1)の中央チャンバーB(18)がオーバーフロ ー孔(16)を備えていることを特徴とする請求の範囲第15〜18項のいずれ か1項に記載の装置。 20. 接触給電槽(5)は内部に金属製のプーリー(29)またはワイピン グ接点を備えており、これを通じて連続製品(12)は陰極として接続されるこ とを特徴とする請求の範囲第15〜19項のいずれか1項に記載の装置。 21. 接触給電槽(5)内には、1つまたは複数のセラミック製のテンショ ン・プーリー(30)が変位を調整するように配されていることを特徴とする請 求の範囲第15〜20項のいずれか1項に記載の装置。 22. 金属製のプーリー(29)は、連続製品(12)を案内するための溝 部(32)を有することを特徴とする請求の範囲第15〜21項のいずれか1項 に記載の装置。 23. 接触給電槽(5)にはオーバーフロー孔が設けられており、コーティ ング槽(6)から排出される電解液が回収システムへ流入可能とされていること を特徴とする請求の範囲第15〜22項のいずれか1項に記載の装置。 24. コーティング槽(6)内に連続製品(12)を案内するためのガイド (27)が設けられていることを特徴とする請求の範囲第15〜23項のいずれ か1項に記載の装置。 25. コーティング槽(6)内に陽極板(26)が設けられていることを特 徴とする請求の範囲第15〜24項のいずれか1項に記載の装置。 26. コーティング槽(6)は、オーバーフロー孔(16)と入り口(21 )を備えていることを特徴とする請求の範囲第15〜25項のいずれか1項に記 載の装置。 27. コーティング槽(6)内のガイド(9)は、絶縁材料を用いて構成さ れ中央に貫通孔が設けられた支持部材(28)から成り、貫通孔を貫く一方向か らのみ、ブシュ(27)が取り付けられていることを特徴とする請求の範囲第1 5〜26項のいずれか1項に記載の装置。 28. ブシュ(27)はセラミック材料から成り、交換を容易とするために 半分に割れる構造とされていることを特徴とする請求の範囲第15〜27項のい ずれか1項に記載の装置。
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