JP2001516294A - ノルマル及び分枝脂肪酸から作られる2−オキセタノン・サイズによってサイジングされた紙 - Google Patents

ノルマル及び分枝脂肪酸から作られる2−オキセタノン・サイズによってサイジングされた紙

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(57)【要約】 本発明は、充填剤として沈降炭酸カルシウムを含有する紙グレードを製造する方法に関する。本発明に依れば、前記紙グレードのインクジェット印刷適性が、飽和結合によって互いにリンクされた6−22の炭素から成る主鎖を有する無分枝鎖及び分枝鎖脂肪酸から作られる2−オキセタノン・サイズを使用することによって改善される。

Description

【発明の詳細な説明】 ノルマル及び分枝脂肪酸から作られる2−オキセタノン・サイズによって サイジングされた紙 本発明は、その完成紙料に於いて添加剤を有する紙グレードを製造する方法に 関し、該方法に於いて、アルカリ性疎水化紙サイズが使用される。これらのサイ ズは、セルロース繊維と共有結合を形成可能な反応性官能基と、前記繊維から外 側に向けられる疎水性尾部とを有する。 アルカリ性条件下で製造されるファイン紙グレードの生産量は、沈降炭酸カル シウム(PCC)の手軽さに依り、エージングに対する耐性の増加とより良好な 白色度とを伴いながら、急速に増大してきた。製紙機(papers mach ine)の水循環も、より完全に近いものとすることが可能となっている。 ファイン紙グレードの最近の印刷用途に於いては、サイジングが特に重要視さ れており、その具体例としてノンインパクト印刷(NIP)、そして特に、インク ジェット印刷がある。多機能で、インクジェットプリンタを含む様々なタイプの コピー機及びプリンタ用に適することが期待される従来の事務用紙グレードは、 まだ、所謂「多目的」事務用紙グレード用に設定された要件を満たすことができ ない。これらの紙グレードは、インクジェット・プリンタとレーザ・プリンタと の異なるタイプの両方と、更に、コピー機とに於いて良好な印刷適性を示すこと が期待される 10/1996参照)。 インクジェット印刷は、連続ジェット式プリンタとドット・オン・デマンド( DOD)式プリンタとの二つの異なるタイプとして実現可能である。インクジェ ット・プリンタの用途は、今日、モノクロオフィス用プリンタから4色写真品質 プリンタまで、オンライン同定及びマーキング装置、及び超大型フォーマットシ ート/ロール媒体プロッタの、幅広い用途に渡っている。他のNIP法と比較し て、インクジェット印刷は、最も多数の様々な用途を有している。インクジェッ ト式印刷の格別の利点は、その多色能力と印刷速度に見られる。この印刷方法の コストも又、 比較的低い。 インクジェット印刷に於いて、その印刷プロセスは、コンピュータシステムに よって容易に制御でき、その結果、データ処理技術のすべての簡便性を容易に利 用することができる。たとえば、演色と色バランスの調節とを、データ処理シス テムを利用して単純に制御することができる。 インクジェット印刷の結果から収集された経験から、印刷品質は、繊維組成、 従って、主として、落葉樹に対する針葉樹の比率によって影響される。最終紙製 品の品質に関して、上述した方法に於いて、印刷プロセスの結果に対して最終シ ートの孔の構造と微細構造(トポグラフィー)とが最重要である。紙の品質に関 して、その印刷結果は、シートの圧縮不能グレインと、シートのインク吸収性を 特徴付けるその他のパラメータとによって決まる。インクジェット印刷用に最適 化された紙グレードは、インクが繊維に沿って広がったり、シート構造の孔の中 に入り込んでしまう前にインクが十分すばやく乾燥することを許容しながら、印 刷インクを吸着する十分な能力を有することが要求される。このことから、シー トとインクとの表面上での化学的相互反応がインクジェット印刷に於いては強調 される。 紙の構造に関連する前記基本的要因に加えて、インクジェット印刷の品質は、 疎水化性内部サイズと表面サイズ製剤、表面サイズ・スターチ、及び表面積の大 きな顔料、等の製紙時に使用される添加剤によって改変することが可能である。 紙サイジング用の製剤は、当該技術に於いて、紙の表面化学特性を改変し、紙 の疎水性を増加させることによって白黒モノクロ印刷品質を改善する目的で開発 されている。紙の疎水性を高めることによって、シートの水平方向及び深さ方向 の両方に於いてシート構造への毛管力によるインクの吸収の制御の改善によって 、シートの黒インクの印刷結果の改善を達成することが可能であった。このアプ ローチに依り、シャープな印刷パターンと、シート上に於ける黒インクの広がり (ウィッキング)の除去が得られている。 アルカリ条件下で製造されるファイン紙に適した最も一般的に使用されている サイジング製剤は、アルケニルコハク酸酸無水物(ASA)とアルキルケテンダ イマ(AKD)とをベースにしたものである。これらのサイズタイプは共に、セ ルロース繊維と共有結合を形成することが可能な反応性官能基と、更にファイバ から離間 した疎水性尾部とを有する。これらの疎水性尾部の性質と向きとによって、ファ イバがはっ水性となる。AKD及びASAサイズは、製紙機械のウェット側端部 へエマルジョンとして供給され、そのサイジング力はそのドライヤ部と機械ロー ルとに於いて発生する。 一つのβ−ラクトン環を有する商用等級アルキルケテンダイマサイズは、二つ の飽和直鎖脂肪酸塩化物の二量化によって作られ、最も一般的に使用されている アルキルケテンダイマサイズは、パルミチン酸および/又はステアリン酸から作 られる。アルケニルコハク酸酸無水物又はASA化合物は、長鎖オレフィン(C15 −C20)とマレイン酸無水物の反応生成物として得られる。 紙の内部サイジングに於いて紙のより高い疎水性を得る目的の為に、製紙機械 に於いて、より大きな注入量でASAとAKDサイズを使用する必要があり、こ れによって、機械の運転性能が劣化するとともに、プロセスに於ける様々な種類 の汚染問題が増加していた。 黒インクの印刷作用を制御するためのより高い疎水性を使用するというアプロ ーチによっては、残念ながら、カラー印刷に於いて最適の結果をもたらすもので はない。事実、この方法によって、インクのホールドアウトが改善されるととも に、その結果として密度を改善することが可能となった。しかし、カラー印刷に 於いては、インクの塗布量は白黒印刷においてよりも大きく、このことと、より 高い吸収性とにより、印刷されたカラーインクの乾燥速度が遅く、これによって 、印刷されたシート上で重ねられた色の展着(spreading)と混合(カ ラーブリーディングとして知られている)という不都合が発生していた。 従って、たとえば、その量を変えて、より表面積の大きな充填剤を使用するこ とによって、カラーインクジェット印刷の品質を改善するための様々な試みが行 われてきた。表面サイジングも、紙の印刷性に影響を与える一つの可能性である 。 インクジェット印刷のために、シート吸収性の改善と、十分な疎水性のバラン スのとれた程度のために様々なアプローチが提案されてきたが、当該分野に於い て、多色インクジェット印刷用に最適化されたファイングレードのアルカリ紙を 製造する別の方法がいまだに捜し求められている。 中性又はアルカリ性条件下に於いて、添加剤、特に、充填剤として沈降炭酸カ ル シウムを含有する紙グレードを製造する時、その紙に、2−オキセタノンをベー スとし、飽和結合によって互いにリンクされた6−22の炭素から成る主鎖を有 する単数又は複数種の脂肪酸であって、前記脂肪酸(単数種又は複数種)が少な くとも一つの分枝炭素鎖を有するものから作られたサイズを注入することによっ て、良好なインクジェット印刷適性が達成される。 2−オキセタノンをベースとするサイズの使用は、製紙技術に於いて知られて 久しい(たとえば、米国特許第2,627,477号及び、ジェイ・ダブリュ・ デイヴィス(J.W.Davis)他の“A new sizing agen t for paper−alkylketene dimer,Tappi 1956,Vol.39,No.1を参照)。しかしこの文献は、少なくとも一 つの分枝炭素酸を有する、飽和脂肪酸から作られる2−オキセタノンの使用には 言及していない。 従来のAKDサイズと同様に、これらの新規なサイズは、脂肪酸から作ること ができ、ここで、それら脂肪酸の少なくとも一つが分枝炭素鎖を有し、但し、こ れら鎖が二重結合を有しいないことが必須である。前記出発材料としての脂肪酸 中の炭素鎖の長さは、6ないし22の炭素の範囲で変化することができる。 本発明の一態様に依れば、特に、直鎖と分枝鎖の脂肪酸の混合物(たとえば、 50/50の混合比)によって、インクジェット印刷用の紙グレード用に最適な 品質が得られ、これによって「多目的」紙として供することができることが判っ た。製紙に於いて、ここで、所望の最終結果を達成するために前記新規な方法に 於いて必要とされるサイズの量は、従来のサイズ製剤との関連に於いて必要とさ れる量よりも小さく、したがって、製紙機械に於いてサイズによって引き起こさ れる汚染とゴミの付着の問題が軽減されるということを指摘しておかなければな らない。 本発明は、更に、少なくとも一つの分枝炭素鎖を有する、脂肪酸から製造され る2−オキセタノンをベースとしたサイズ製剤によって処理されることによって 製造された紙グレードにも関する。前記紙には、ミョウバンと沈降炭酸カルシウ ム(PCC)を含むものであってよい。 前記新規なサイズの安定エマルジョンを、標準的なAKDエマルジョンと同じ 方法で製造することができる。 本発明に依る紙グレードは、一般に、紙1トン当たり、少なくとも200g、 好ましくは少なくとも600g、更に最も好ましくは少なくとも1kgのサイズ が添加されるようにサイジングされる。このように製造された紙グレードは、イ ンクジェット印刷用に最適化することができ、これによって、この紙グレードは 、コピー機及びレーザプリンタにも使用可能である(「多目的」紙として)。 好ましくは、本発明によって製造された紙グレードは、通常、インクジェット 印刷に絡む問題無く、黒インクとカラーインクとの両方を使用したインクジェッ ト印刷の必要性に答えることができる。特に、本発明に依る紙グレードは、紙の 吸着性と疎水性とのバランスの取れた妥協を達成するものであり、黒インクとカ ラーインクとの両方で高品質の印刷結果(即ち、その利点として、透き通しが最 小限であること、印刷密度が高いこと、ウィッキングが無いこと、ブリーディン グが無いこと、カラーインクに黒インク又は別のカラーインクを重ねて印刷した 時に印刷された色の凹凸が最小限であること、等がある)が達成される。更に、 そのようなバランスの取れた印刷結果が、シートのコーティングや、表面処理に 依る疎水性の改善、又は、通常の添加量以上の表面サイズスターチの使用無しで 、本発明に依る紙グレードによって達成される。このように、本発明に依る紙グ レードは、オフィス用のプリンタ紙グレード用に設定された要件を満たすもので あり、更に、「多目的」紙として給することができるものである。 更に、本発明に依るサイズ製剤に依れば、従来のAKDサイズに於いて必要と される量よりも少ない量のサイズ注入量で、インクジェット印刷に於いて所望の 結果を達成することが可能であり、これによって、従来のAKDサイズの欠点で あった、製紙機械の汚染、ロールへのゴミと毛羽立ちの付着の問題を回避するこ とが可能である。 本発明に依る一つのタイプのサイズ製剤は、イソステアリン酸、又は、好まし くは、少なくとも40%のイソステアリン酸と、分枝炭素鎖を有するその他の脂 肪酸とを含有する複数の脂肪酸の混合物から作られる2−オキセタノンサイズで ある。 例 1 上記方法を評価するために、先ず、循環水シート型と、ウエットプレスと、乾 燥 シリンダとを使用して、標準式SCANテスト法に依り、80g/m2ベース重 量のテストシートを作った。60/40の比率の樺/松パルプと、ファイバ重量 0.3%の内部サイズスターチRaisamyl 135ESP(Rasio Chemicals Oy社製)と、シート重量22%のPCC充填剤と、総フ ァイバ重量0.16%の保持剤とを使用して前記パルプのスラーリを作った。前 記内部サイズを、前記パルプスラーリに、ファイバ重量0.06、0.12及び 0.20%、注入した。 上記即席テストシートを、乾燥直後と、次の日の養生の前と、乾燥と養生との 後 でテストした。養生は、前記テストシートを、熱チャンバ中で105℃で10分 間保持することによって行った。 この例の比較用サイズ製剤は、従来型のAKDサイズ(Raisafob5105)であった 。前記イソステアリン酸ベースAKDサイズを、カチオン型スターチを使用した 前記従来型AKDサイズと同じように拡散させた。 表1に示された結果から明らかなように、前記イソステアリン酸ベースAKD サイズ(分枝鎖/無分枝化炭素鎖の比率が50/50)は、パルミチン酸/ステ アリン酸の混合物をベースとする従来型サイズによって可能なサイジング品質に 匹敵するサイジング品質を達成する。 例 2 様々なタイプのAKDサイズを、60m/分(4.1kg/分)で作動し、8 0g/m2のベース重量のファインーグレード紙を作り出すパイロットスケール テスト機でも評価した。 作動中の前記パイロットスケールテスト機中のパルプ成分は、次の通りであっ た:75/25の比率で混合、25°SRのろ水度にまで攪拌された樺/松パル プ。前記充填剤は、紙重量22%の沈降炭酸カルシウム(PCC)であった。前 記内部サイズスターチは、ファイバ重量0.5%のRaisamyl 135( Raisio Chemicals社)であり、前記保持剤は、全体ファイバ重 量0.22%で使用された。 前記内部サイズは、0.15及び0.20%のファイバ重量で前記パルプスラ リに注入された。前記表面サイズは、Raisio Chemicals社のR aisamyl 408SP表面サイズスターチであり、これは、乾燥重量ベー ス8%の濃度で使用された。 前記パイロットスケール製紙機で製造されたシートの疎水性を、前記Pope ワインダから取り出し直後で、テスト前に10分間調整されたサンプルを使用し てCobb60水吸収テストに於いてテストした。更に、前記パイロットスケール で作られたシートの疎水性を、Cobb60吸収テストと、HSTインク侵入テス トとの両方でテストした。前記HSTテストは、所与の時間におけるインクスポ ットの反射率、たとえば、反射率がその初期値の80%にまで低下する間の時間 、からモニタされたシートに対するインクの侵入に基づくものである。前記紙サ ンプルのインクジェット印刷に対する適合性を、商業用グレードのインクジェッ トプリンタ(Hewlet−Packard社製)を使用してテストした。プリ ント結果のウィッキングとブリーディングとを、視覚によってと、画像分析装置 を使用してとの 両方によって、印刷色領域の光学濃度を測定することによって評価した。 表2に示された結果から明らかなように、前記イソステアリン酸ベースAKD サイズ(分枝鎖/無分枝化炭素鎖の比率が50/50)は、従来型サイズによっ て可 能な疎水性品質に匹敵する疎水性品質を達成する。 表3に示された結果から明らかなように、分枝鎖/無分枝化炭素鎖の比率が5 0/50の前記イソステアリン酸ベースAKDサイズは、印刷輪郭の凹凸(テス トパターンブリーディング、ウィッキング、面積及び周辺)とサイズ消費量との 間の最適バランスを達成するものである。更に、本発明に依る表面サイジングは 、従来の疎水化剤や、その他の表面疎水化技術を使用することなく行われるもの であることを銘記しなければならない。 例 3 本発明に依る内部サイズ、特に、前記実験室及びパイロットスケールテストに 於いて最も性能が優れたものであることが判った分枝鎖/無分枝化炭素鎖の比率 が50/50の前記イソステアリン酸ベースAKDサイズを、ファイン・グレー ド紙を工業スケールで製造する製紙機でテストした。テストの比較用サンプルを 、従来型AKDサイズを使用して作成した。製造された紙の組成は、沈降炭酸カ ルシウム(PCC)を含有する典型的なファイン・グレード紙と同等であり、従 って、インクジェット印刷用に適したものであった。前記テストランに於いて製 造された紙のベース重量は、70g/m2であった。添加されたサイズの量は、 紙1トン当たり1.3kgであった。 前記テストラン中に作られた多数の機械ロールから採られたシートサンプルの 、疎水性(Cobb60及びHST)と、インクジェット印刷に対する適合性を特 徴付けるパラメータ(ウィッキング、ブリーディング、及び光学密度)とを、そ の上側面から分析した。 イソステアリン酸ベースAKDサイズによってサイジングされたシートと、市 販のAKDサイズによってサイジングされたシートとのインクジェット印刷適合 性の比較から(表4に示されている結果に依り)、イソステアリン酸ベースAKD サイズが、黒インクとカラーインクとの両方に於いて明白に優れた印刷結果を達 成するものであることが明らかである。イソステアリン酸ベースAKDサイズに よってサイジングされた紙は、シートに対するインクの貫通も、ウィッキング又 はブリーディングのいずれをも示さなかった。更に、その印刷されたインクの密 度は、市販グレードAKDサイズによってサイジングされた紙サンプルよりも実 質的に良好であった。又、前記シートの高品質印刷適性は、シート表面疎水化の 必要なく達成された ものであることを銘記しなければならない。 最後に、フルスケール製造テストベースで、製紙機上でのテストランによって 製造された前記紙は、インクジェット印刷用に適したものであるばかりでなく、 コピー機やレーザプリンタ出力用として十分な程度の疎水性等の、「多目的」紙 に設定されている要件をも満たすものであることが証明された。前記テスト中に 於いて、前記製紙機の運転は極めて良好で、この製紙機の部品の表面上にゴミの 付着や汚染は認められなかった。 例 4 この例に於いては、紙グレードを表面処理し、この紙には、その製造のスラー リ段階に於いて内部サイジングすることによって、予め、成る程度の疎水性が与 えられていた。その疎水化作用は、Cobb60で30g/m2のレベルであった 。前記紙の表面サイジングは、処理されるべき紙シートが回転ドラム上に載置さ れ、表面サイジングスターチを、添加された表面疎水化剤とともに、選択された ブレード圧を使用して塗布可能な、Helicor装置を使用して行われた。 この例に於いて使用された前記表面サイジングスターチは、10%溶液として の酸化カチオン型表面スターチ(Raisamyl 406SP,Raisio Chemicals Oy社)であった。この濃度10%のスターチ溶液を、 スターチ乾燥物質上の活性剤をベースにして計算された様々な量の表面サイズ添 加剤と混合した。表面サイズ添加剤として、イソステアリン酸AKD、スチレン アクリレート及びSMA表面サイズ添加剤がテストされた。前記AKDサイズに 対するイソステアリン酸の比率(即ち、分枝化−無分枝鎖)は、1:1であった 。スチレンアクリレートとしては、サイズRaisafob P400(Rai sio Chemicals Oy社)が使用された。前記使用されたSMAは 、Raiso Chemicals社によつて製造され、Raisafab D 100の名の元に市販されているスチレンマレイン酸無水物であった。 そのテスト結果は下記の表5に示され、ここで、サイジング結果は、Cobb60 及びHST値で示されている。 表5の値は、イソステアリン酸を含有する脂肪酸から作られたAKDサイズは 、使用された最も低い添加量に於いても、既に、最良の特性を示し、Cobb60 とHSTとの両方に依る最も高い疎水性を提供するものであることを示している 。 前記白黒印刷適性の評価に使用されたテスト結果を次の表6に示す。テストプ ローブを、ヒューレットパッカード社製500C型インクジェットプリンタを使 用して印刷し、これらプリントの光学密度を測定した。 表6の結果は、白黒印刷は、紙の表面サイジングに使用される一般的な化合物 よりも更に良好な印刷結果を提供するものであることを示している。 例 5 前記表面サイズ添加剤を、パイロット製紙機上でもテストし、ここでは、予め 表面サイジングしていない紙グレードを、ポンド(pond)サイズプレス、フ ィルムサイズプレスとを使用してサイジングした。紙完成紙料は、坪量80g/ m2のファイン紙グレードであり、これは、前記紙完成紙料の充填剤として沈降 炭酸カルシウムを20%含有していた(一般的な多目的オフィス紙)。使用された 表面サイズは、濃度8%の溶液としての、酸化カチオン型表面サイズ(Rais amyl 405SP,Raisio Chemicals Oy社)であった 。前記表面サイズスターチを、様々な疎水化表面サイズ剤、即ち、基本(ele mentary)AKD(パルミチン酸/ステアリン酸,60/40%)、イソス テアリン酸−ステアリン酸AKD(分枝化/無分枝化、50/50%)、スチレン −アクリレート(Raisafob P400,Raisio Chemica ls Oy社)及びSMAベース(スチレンマレイン酸無水物,Raisafo b D100,Raisio Chemicals Oy社)表面サイズ添加剤 、と混合した。 下記の表7は、パイロット製紙機上で得られたテスト結果を示し、ここでは、 フィルムサイズプレスが使用された。 下記の表8は、紙プローブのインクジェット印刷によって得られ結果を示し、 ここで、HP560Cプリンタが印刷に使用された。印刷結果は、乾燥評価法に よって分析された。 表7及び8に示された数値は、前記基本AKDは評価されたプローブに於いて 非常に良好な疎水性を提供したことを示している。しかしながら、この高い疎水 性によって、色の乾燥が非常に遅くなり、その結果、カラー印刷に於ける色の凹 凸が発生しうる。これらの結果は、サイズ消費量と、白黒印刷とカラー印刷との 最適バランスは、分枝化及び無分枝鎖から成る、前記イソステアリン酸/ステア リン酸AKDを使用することによって達成可能であることを示しているようであ る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月5日(1999.7.5) 【補正内容】 請求の範囲: 1.中性又はアルカリ性条件下に於いて、添加剤、特に、充填剤として沈降炭酸 カルシウムを含有する紙グレードを製造する方法であって、前記紙に、そのパル プスラリ工程に於いて、シートの疎水性を制御するために、2−オキセタノンベ ースのサイズが添加される方法に於いて、前記紙グレードのインクジェット印刷 適性が、前記パルプスラリに対して、飽和結合によって互いにリンクされた6− 22の炭素から成る主鎖を有し、分枝化炭素鎖を備えたものを少なくとも一種含 む、一種以上の脂肪酸から成る2−オキセタノンベースのサイズを添加すること によって確保されることを特徴とする方法。 2.請求項1の方法であって、前記パルプスラリに、直鎖脂肪酸と分岐鎖脂肪酸 との混合物から作られる2−オキセタノンサイズが添加される。 3.請求項2の方法であって、前記パルプスラリに、無分枝化脂肪酸と分枝化脂 肪酸との比率が約1:1である脂肪酸の混合物から作られる2−オキセタノンサ イズが添加される。 4.請求項1、2又は3の方法であって、前記パルプスラリに、スラリのファイ バ重量が約0.05−0.25%の2−オキセタノンサイズが添加される。 5.請求項1ないし4のいずれかの方法であって、前記内部サイジングに加えて 、前記紙は、請求項1の特徴項に定義された疎水化サイズを含有するサイズを使 用して表面サイジングされる。 6.請求項1ないし5のいずれかの方法を使用して製造される紙グレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 サヴォライネン,ライヤ フィンランド国 エフアイエヌ―21210 ライシオ クウッケリクヤ 1 (72)発明者 テイヨ,アリ フィンランド国 エフアイエヌ―21200 ライシオ ユーアニンクヤ 13 エイエス 16 (72)発明者 ゼッター,クラエス フィンランド国 エフアイエヌ―20500 トゥルク シルッカランカトゥ 11 エイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.中性又はアルカリ性条件下に於いて、添加剤、特に、充填剤として沈降炭酸 カルシウムを含有する紙グレードを製造する方法であって、前記紙に、そのパル プスラリ工程に於いて、シートの疎水性を制御するために、2−オキセタノンベ ースのサイズが添加される方法に於いて、前記紙グレードのインクジェット印刷 適性が、前記パルプスラリに対して、飽和結合によって互いにリンクされた6− 22の炭素から成る主鎖を有し、分枝化炭素鎖を備えたものを少なくとも一種含 む、単数又は複数種の脂肪酸から成る2−オキセタノンベースのサイズを添加す ることによって確保されることを特徴とする方法。 2.請求項1の方法であって、前記パルプスラリに、直鎖脂肪酸と分岐鎖脂肪酸 との混合物から作られる2−オキセタノンサイズが添加される。 3.請求項2の方法であって、前記パルプスラリに、無分枝化脂肪酸と分枝化脂 肪酸との比率が約1:1である脂肪酸の混合物から作られる2−オキセタノンサ イズが添加される。 4.請求項1、2又は3の方法であって、前記パルプスラリに、スラリのファイ バ重量が約0.05−0.25%の2−オキセタノンサイズが添加される。 5.請求項1ないし4のいずれかの方法であって、前記内部サイジングに加えて 、前記紙は、請求項1の特徴項に定義された疎水化サイズを含有するサイズを使 用して表面サイジングされる。 6.請求項1ないし5のいずれかの方法を使用して製造される紙グレード。
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