JP2001512703A - 弧状移動可能なオフセットエンドエフェクターを具備する外科用器具及びその使用方法 - Google Patents

弧状移動可能なオフセットエンドエフェクターを具備する外科用器具及びその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は解剖学的組織を処理する器具及び、その器具の使用方法である。軸筒(32)は二つの操作部(40,40’)を内蔵し、これらは軸筒(32)の基端から操作可能である。各操作部(40,40’)のエンドエフェクター(50A,50B,50A’,50B’)は横方向アーム(51A,51B,51A’,51B’)によりシャフト(44,44’)からオフセットされている。挿入操作位置において、エンドエフェクター(50A,50B,50A’,50B’)は軸筒(32)の遠端におけるの直径寸法内に納められる。挿入後、シャフト(44,44’)を回転或いは、弧上移動させることによりエンドエフェクター(50A,50B,50A’,50B’)を操作し、軸筒(32)の直径寸法より張り出させ、組織処理を実行するための大きな作業スパンを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連特許出願データ】
本出願は、米国特許出願番号08/847,254及び08/847,182 に関連し、その開示は参考として、本件に含まれるものとする。
【0002】
【発明の分野】
本発明は、身体または解剖学的組織の処理に関するものである。特に、最小侵
襲での処置及び切開処置において、解剖学的組織の処理のための装置及び方法に
関する。
【0003】
【関連技術の説明】
複数の相互に共働する器具を使用する解剖学的組織の処理は、多くの場合望ま
しいことである。例えば身体組織の縫合、すなわち、一本の縫合材を使用し組織
を結紮する或いは組織を接合する作業が、切開手術及び内視鏡手術、即ち無切開
手術のどちらにおいても外科処置の殆どの時間を費やすこととなる。「切開手術
」とは、外科医が比較的大きい切開により手術部位に接近する外科手術を意図し
、「内視鏡外科手術」とは、外科医が一つ以上の挿入口を介して手術部位に接近
する最小侵襲外科手術を意味し、その際、内視鏡を手術部位へ導入したり、或い
は鉗子、カッター、ニードルホルダー等の器具を導入する。
【0004】 従来、縫合は一本の縫合材をもつ鋭利な縫合針により、縫合針を組織に貫通、
通過させ、組織を通して縫合材を引き抜くことにより行われてきた。外科医は組
織を通して縫合材を引き抜くと、縫合材に結節を作る。この結節により、外科医
は縫合材の張力を調整し、縫合している特定の組織を適応させ、組織の接合、咬
合、付着またはその他の条件を制御することができる。
【0005】 組織貫通及び縫合材の結節処理は、とりわけ、顕微外科手術及び内視鏡手術の
際には時間のかかる面倒な作業であり、手術時間が不当に長くなり、従って、患
者の麻酔時間が長くなる。それにもかかわらず、内視鏡手術は、切開手術より好
まれている。というのも、患者の外傷及治癒期間を著しく減少させ、また入院期
間を短縮し、更には病院外または患者の外科手術場所以外での外科手術を行うこ
とにより費用を節約するからである。それ故、縫合針及び縫合材による標準的な
縫合を容易にする内視鏡技術を発達すべく多大の努力が払われてきた。提案され
た代替技術としては、電気凝固、及びクリップ、箝搾子、ホッチキス、レーザー
等の機械装置がある。しかし、縫合及び結節により得られるもので、外科医が満
足する代替技術は未だ存在しない。このように、時間効率の良い一貫性のある正
確な方法で縫合針と縫合材を使用して外科医が解剖学的組織を縫合することを可
能にする有用な縫合術が内視鏡外科手術において非常に必要とされている。
【0006】 一般的に、内視鏡処置作業は、ポータルスリーブ内に配置するトロカール等の
閉塞具を含む穿刺具を用いて、解剖学的空洞の壁を貫通する一以上の穿刺部位の
形成を含む。穿刺具が解剖学的空洞へ貫通した後、閉塞具を引き抜き代わりにス
リーブを残して空洞壁に挿入口を形成し内視鏡、または通常“エンドエフェクタ
ー”として知られる、はさみ、鉗子、ニードルホルダー等を有する器具を解剖学
的空洞に導く。
【0007】 例えば、縫合は一般的に、針保持具、即ち、縫合針本体を保持する一対の顎部
を有するニードルホルダーを用いて行う。針保持具の顎部をポータルスリーブを
通して挿入し、人体の外側の基端にあるハンドル操作することによって手術部位
に位置させる。針保持具の顎部間に保持される縫合針を用い、ハンドルを操作し
針の先端を縫合する組織を貫通させる。縫合針の先端が組織を貫通したら、針保
持具の顎部を開き縫合針を解放し針の先端をつかみ、それにより組織を貫通して
引き抜く。或いは、顎部を開いた後、別の針保持具を手術部位に別の入り口を介
して導入し、縫合している組織から針の先端が現れたら、縫合針の先端をつかむ
【0008】 最初の方法は、難しい操作を要し、次のステッチを形成する前にニードルホル
ダーの顎部内に縫合針が位置するように調節する必要がある。解剖学的組織を貫
通して針を引き抜くための第2の針保持具を使用することにより、第1の針保持
具が縫合針本体を更なるステッチが形成されるよう保持することを可能にするが
、この際、第2の器具を挿入するために第2の穿刺を必要とする。通常、一定の
内視鏡処置を行う際は、穿刺位置の数を最小限にとどめることが望ましい。
【0009】 勿論、各々の穿刺の大きさを最小限にすることもまた通常望まれている。また
、広範囲の組織サイズの縫合を可能にするために、二つの針保持具間の相対的な
動きを大きくする、即ち、大きな作業距離を確保することが望ましい。米国特許
番号5,582,617は、装置の軸筒の直径内の位置から直径外の位置まで可
動なエンドエフェクターを有する内視鏡器具を開示する。しかし、この装置は軸
筒の軸に対し横断する軸、及び軸筒の軸と一致する軸の回りを回動する必要があ
り、従って、開示する機能を達成するためには複雑な動き及び連動を必要とする
。また、該特許に開示される装置は回転軸から横方向にオフセットされたニード
ルホルダーを開示するものではない。よって、この装置では、大きな作業範囲に
わたって利用可能なニードルホールダーを提供することは出来ない。
【0010】 これらの目的、即ち、最小限の数の穿刺、サイズの小さい穿刺、かつ広範囲の
相対的動きとは相反しているように見える。従来の装置ではこれらの目的を未だ
満足に達成するものはない。大きな作業範囲に対する要請は、縫合処置に限られ
たことではない。実際、大きな作業スパンを有する器具は、例えば癒着の消散、
摘み上げ切除(ピックアップカッティング)、摘み上げ切り取り(ピックアップ
クリッピング)、等のあらゆる範疇の組織処理において所望されている。更に、
訓練における一貫性の見地から、切開手術及び最小侵襲手術の双方において類似
した器具及び手段を用いることが望ましい。
【0011】
【本発明の概要】
従って、本発明の最初の目的は、上述した従来技術の欠点を克服すること、及
び解剖学的組織を処理する外科用器具及び方法を改善することである。
【0012】 本発明のもう一つの目的は、相互に共働して解剖学的組織を縫合する相対移動
可能なエンドエフェクターを操作可能な器具により単一の穿刺部位を介して、一
対のニードルホルダー等のエンドエフェクターを挿入することによる内視鏡処置
において、解剖学的組織を縫合するために必要な、或いは組織を処理するために
必要な穿刺部位の数を最小化することである。
【0013】 本発明の更なる目的は、内視鏡処置において、相互に可動な複数のエンドエフ
ェクターを有する器具を入口から縫合器具を引き上げる必要なく、単一の入口を
介して導入可能にすることである。
【0014】 本発明の別の目的は、内視鏡装置が大きな作業スパン及び小さい挿入径を有し
、組織を貫通する針の通常の進路を繰り返すことを可能にすることである。
【0015】 最後に、本発明の目的は標準的な基端制御部により、内視鏡または切開縫合処
置を制御することである。
【0016】 本発明は、解剖学的組織の処理を、時間効率の良い一貫した正確な方法で実行
することを可能にする。また、縫合は手術部位において追加器具を必要とするこ
となく、標準的な縫合針と単繊維性の縫合材を使用して達成できる。
【0017】 本発明の第1の要旨は、軸筒と、第1軸について回転するように軸筒に設けら
れるシャフトを有するニードル操作部と、第2軸について回転し、第3軸につい
て弧状移動するように軸筒に設けられたシャフトを有するニードル把持部とを具
備する、縫合針により解剖学的組織を縫合するための器具を特徴とする。該ニー
ドル操作部及びニードル把持部各々は、それぞれ第1及び第2軸からオフセット
され、かつ選択的に把持及び解放操作可能な針保持顎部材を具備する。顎部材は
、シャフトの遠端から延びるアームまたは結合部分によりシャフトに連結される
。ニードル操作部の顎部材を操作し縫合針を把持する際には、ニードル操作部は
、ニードル操作部及びニードル把持部の間に位置決めされた解剖学的組織に、縫
合針を貫通させるように回転できる。ニードル把持部の顎部材を操作し縫合針を
把持する際には、ニードル操作部の顎部材を操作し縫合針を解放可能であり、こ
れによって、ニードル把持部を回転及び/または弧状移動させ、解剖学的組織を
貫通した縫合材を引き抜くことを可能にする。挿入孔等を介して解剖学的空洞へ
挿入する際には、顎部材は器具の直径範囲内に納められる。しかし、縫合の際に
は、顎部材はオフセット構造により、この範囲より張り出すことが可能となる。
【0018】 本発明のもう一つ要旨は、縫合針に取り付けた一本の縫合材を使用して解剖学
的組織を縫合する方法である。本方法は、ニードル操作部のオフセットされた顎
部材で縫合針を把持し、縫合針の先端とニードル把持部の間に解剖学的組織を位
置決めし、ニードル操作部を第1方向に回転させ縫合針の先端を解剖学的組織に
貫通させ、ニードル把持部のオフセットされた顎部材により縫合針の先端を受け
止め、ニードル把持部で縫合針を把持し、ニードル操作部から縫合針を解放し、
及び/または、ニードル把持部を回転、または弧状移動させ解剖学的組織を貫通
して縫合針及び縫合材を引き抜く工程を特徴とする。
【0019】 本発明の別の要旨によれば、器具のエンドエフェクターは、鉗子顎部、クリッ
プアプリケーター、解剖具、ホッチキス、焼灼電極等であり、処置の際、組織を
処理するために共働して使用されるものである。。
【0020】 本発明のその他の目的及び長所は、添付の図と共に以下に記述する好適実施例
から明らかになる。図の中の同等部材は、同一の参照番号により同一とみなされ
る。
【0021】
【好適実施例】
本発明の器具は、全てのタイプの解剖学的空洞における如何なるタイプの解剖
学的組織の処理に対しても利用可能である。以下の記述では本器具を腹腔鏡等の
内視鏡処置においてポータルスリーブと共に使用するが、本器具は、切開手術に
おいて利用可能であり、また、腹部のような大きい腔は勿論、静脈及び動脈のよ
うな小さい腔への接近を可能にするカテーテル、及びその他の大小の直径を有す
る管状または中空の円筒部材と共に使用可能である。また、第1の好適実施例は
縫合処置を例に述べるが、本発明は如何なるエンドエフェクターを用いてもよく
、如何なる組織処理、或いは、如何なる所望処置にも対応可能である。
【0022】 本発明の第1の好適実施例による、縫合器具を図1の30に示す。該器具は円
筒の軸筒、即ち外部シャフト32を有し、該シャフトはその内部に細長い通路、
ニードル操作部40及びニードル把持部40’を具備する。以下に詳述するよう
に、ニードル操作部40及びニードル把持部40’は、概ね円筒状軸筒32内に
納められる。「ニードル操作部」及び「ニードル把持部」という用語は、それぞ
れの機能に表す表現で、本好適実施例では構造上同等な要素を表すために用いら
れる。しかし、個々ではこれら二つの要素の機能は交換可能である。例えば、ニ
ードル操作部及びニードル把持部の機能は交換可能である。また、本件ではこれ
らの要素を、総称的に「ニードルホルダー」と呼ぶこともある。また、限定しな
いが、針保持部材を具備する種々のエンドエフェクターを有する同様の要素を「
操作部」、「オペレーター」、「サポート」または「アセンブリー」と呼ぶこと
もあり、その構造が実際に操作をするか否か、或いはエンドエフェクターに機能
を付与するか否かに関わらずエンドエフェクターに関連する如何なる構造をも含
むものと理解する。図1の矢印A及びBで示すように、ニードル操作部40及び
ニードル把持部40’は互いに独立して、軸筒32内で基端及び遠端に移動可能
である。この動きを以下に詳述する。
【0023】 図2はニードル操作部40及びニードル把持部40’を取り外した軸筒32の
遠端を示すが、この図に於いて、軸筒32は長手方向に延びるチャンネル38a
、中央チャンネル38b及び弧状スロット38cを内部に有する。スロット38
cは、図2に点線で示すように、軸筒32内を基端まで延びる。これについて以
下に詳述する。軸筒32は、一つまたはそれ以上の付加的な器具を導入するため
の、または吸入、吸引等に使用するために、付加的なチャンネルを有することが
可能である。或いは、軸筒32は、必要に応じてチャンネルを少なくすることも
可能である。光ファイバー39が軸筒32内に延び、基端源から患者の身体腔へ
光または他のエネルギーを伝達する。チャンネル38a及びチャンネル38bは
、薄壁、軸筒32内に長手方向に延びる管状スリーブによって、または単に光フ
ァイバー39の間に形成される空間によって構成できる。同様に、スロット38
cは、適当な弧状断面を有する薄い中空の延設部材によって、または単に光ファ
イバー39の間の空間によって構成される。ニードル操作部40のシャフトは、
チャンネル38a内に延び、ニードル把持部40’のシャフトが、溝38c内に
延びる。
【0024】 図3Aは、説明目的のため、軸筒32から取り外したニードル操作部40を示
す。ニードル操作部40は、延設管状外側部材42及び外側部材42内に延設管
状内側部材44を具備する。外側部材42及び内側部材44は、チャンネル38
aに配置されるシャフトを構成し、外側部材42の長手方向軸に対応する軸X1
について軸筒32内で回転可能である。外側部材42の基端にはカラー55が配
置される。カラー55の機能を以下に詳述する。
【0025】 アーム51A及び51Bは、顎部材50A、50B及び内側部材44の間の連
結部材として働き、その一部または全体を、弾性、可撓性、またはスプリング特
性を有する材料、或いは形状記憶材で形成可能である。顎部材50A及び50B
は、通常開状態に位置するように付勢し顎部材間に空隙を形成する。これにより
、縫合針の柄または他の物を、顎部材50A及び50Bの間に配置し、それによ
って把持可能にする。勿論、顎部材50A及び50Bの内面は、顎部材50A及
び50Bが図3,4A及び4Bに示す閉状態に位置する際に、針の柄に対応して
、或いは、適宜針をしっかり把持するように形成可能である。カム面52A及び
52Bがそれぞれアーム51A及び51Bに形成される。外側部材42が内側部
材44に対して遠端方向に移動されると、外側部材42がカム面52A及び52
Bの少なくとも一部を押し、顎部材50A及び50Bを相互に閉位置に向かうよ
うに押圧する。
【0026】 ニードル操作部40は、顎部材50A及び50Bを閉位置及び開位置の間を移
動可能にする種々の知られた方法で設計することができる。本実施例では、アー
ム、顎部材及び内側部材は一体的に構成されている、アームは、シャフトとシャ
フトから側方に片寄って位置する顎部との間を連結する部材として働くものであ
ればどのように構成してもよい。第1の好適実施例において、ニードル操作部4
0の顎部材50A及び50Bの開閉動作を以下に詳述する。
【0027】 図3Bは、軸筒32から取り外したニードル把持部40’を示す。ニードル把
持部40’は、延設管状外側部材42’及び外側部材42’内に延設管状内側部
材44’を具備する。外側部材42’及び内側部材44’は、スロット38cに
配置されるシャフトを構成し、軸X2及び軸X3について軸筒32内で回転可能
である。外側部材42’の基端にはカラー55’を有する。ニードル把持部40
’は、本実施例のニードル操作部40と同様に構成されているようにみえるが、
内側部材44’及び外側部材42’は、ニードル把持部40’の基端に屈曲部4
3を構成する。屈曲部43の目的を以下に明らかにする。
【0028】 アーム51A’及び51B’は、顎部材50A’、50B’及び内側部材44
’の間の連結部材として働き、その一部または全体を、弾性、可撓性、またはス
プリング特性を有する材料、或いは形状記憶材で形成可能である。顎部材50A
’及び50B’は、通常開状態に位置するように付勢し、顎部材間に空隙を形成
する。これにより、縫合針の柄または他の物を、顎部材50A’及び50B’の
間に配置し、それによって把持可能にする。勿論、顎部材50A’及び50B’
の内面もまた、顎部材50A’及び50B’が図4Dに示す閉状態に位置する際
に、針の柄に対応して、或いは、適宜針をしっかり把持するように形成可能であ
る。カム面52A’及び52B’がそれぞれアーム51A’及び51B’に形成
され、外側部材42’が遠端方向に移動されると、顎部材50A’及び50B’
を閉じることが出来る。ニードル把持部40’もまた、顎部材50A’及び50
B’を閉位置及び開位置の間を移動可能にする種々の知られた方法で設計するこ
とができる。
【0029】 図1に示すように、好適実施例の基端制御部60は、軸筒32に配置するハウ
ジング79からに延びる二組の鋏タイプハンドル62、64、62’及び64’
を具備する。これらのハンドルは、相互に向かって回動し、それぞれ連動する一
対の顎部材50A、50B及び50A’及び50B’を操作することができる。
ボタン66(図5参照)は、ニードル操作部40からハンドル62及び64を選
択的に係合を解除し、顎部材50A及び50Bの状態に影響を及ぼすことなく、
図1に矢印Cで示すように、ハンドル62及び64を所望の方向の回転を許容す
る。これにより、外科医が手術前または手術中に、ハンドル62及び64を所望
の状態に方向付けることが可能になる。ボタン66’も、ハンドル62’及び6
4’に関し同様に機能する。
【0030】 図5Aは、ハンドル62及び64をニードル操作部40へ連結する内部機構を
示す。ハンドル62及び64は、バイアス部材83により互いに離れて位置する
。ハンドルの62の最上部は、ハウジング79内に収容され、その中に開口61
を有する。ギア67が摺動可能に開口61に収容され、開口61を構成する内面
に形成された歯と係合する。ギア67は、ボタン66と連結するシャフト68上
に配置される。斜角ギア73もまたシャフト68上に配置される。押しボタン6
6を一度押して離すと、図5Aに点線によって示す位置から実線によって示す位
置まで下方に移動する。再度押しボタン66を押して離すと、点線によって示す
位置へボタン66が戻る。当然、シャフト68、ギア67及び斜角ギア73はボ
タン66と一緒に移動する。
【0031】 ボタン66が図5に実線によって示す位置の時、斜角ギア73はシャフト72
に設けられた斜角ギア74と係合する。従って、この位置で、ハンドル62をハ
ンドル64の方へ押すことによりシャフト72が回転する。ボタン66が点線に
よって示す位置の時、斜角ギア73は斜角ギア74と係合せず、よって器具30
の動作に影響を与えることなく、ハンドル62及び64を所望の方向に回転する
ことが出来る。
【0032】 ボタン49がノブ48に設けられ、ボタン66と同様に動作するが、作動部材
78がボタン49のステムに配置されている。作動部材78はほぼ円筒で、シャ
フト72に配置される螺旋ギア76と係合する外側ギア歯、及びニードル操作部
40の遠端に配置されるカラー55の歯と係合する内側ギア歯を有する。ボタン
49が図5に示す位置の時、作動部材78は螺旋ギア76及びカラー55と係合
する。従って、この位置で、互いに接近するハンドル62及び64の動きに応じ
てシャフト72が回転し、作動部材78を螺旋ギア76に沿って基端方向に移動
させる。こうして、外側部材42を内側部材44に対して基端方向に移動させる
。内側部材42に対する外側部材44の基端への動きにより、外側部材44がカ
ム面52A及び52Bから離れ、顎部材50A及び50Bを開く。反対に、ハン
ドル62を離すと、バイアス部材83の作用により、作動部材78、即ち外側部
材42を遠端方向に移動させ、顎部材50A及び50Bを通常の閉位置へ強制的
に戻す。従って、ボタン66及び49が図示するように内側に移動した状態で、
ハンドル62及び64を圧搾することにより顎部材50A及び50Bが開く。尚
、ニードル操作部40がハンドル62及び64に係合していない状態でも、スプ
リング80が外側部材42を遠端方向へ押圧し顎部材50A及び50Bを通常の
閉位置に付勢する。
【0033】 基端制御部60もまた、ニードル操作部40及びニードル把持部40’の回転
及び直線の動きを引き起こすためのノブ48及び48’を具備する。ギア67は
、軸筒32内に形成されたスロットS1内に延設され、ノブ48上に形成された
ギア歯及び内側部材44上のギア69と係合する。ノブ49を一度押して離すと
作動部材78が図5において上方に移動し、作動部材78は螺旋ギア76または
カラー55と係合することはない。この位置で、ノブ48を回転させるとギア6
7及び69により、内側部材42が回転する。必要に応じて、内側部材44に対
し外側部材42をロックして内側部材44と共に回転させることが可能である。
従って、ノブ48の回転により、ニードル操作部40のシャフトを軸X1につい
て回転させ、これにより、アーム51A及び51Bによりオフセットされた顎部
材50A及び50Bが弧状軌道内を移動する。また、ノブ48は、ギア67及び
69を支えるサポートアセンブリー71により内側部材44及び外側部材42に
連結される。従って、ノブ48をスロットS1に沿って基端及び遠端方向へ摺動
させると、ニードル操作部40も基端及び遠端方向に直線的に移動する。尚、ボ
タン49を再度押して離すと図5Aに示す位置をとり、作動部材78は螺旋ギア
76及びカラー55の両方と係合し、ニードル操作部40の基端及び遠端方向へ
の移動を防止する。ニードル操作部40の不用意な回転は摩擦接触により防止可
能である。或いは、ロックピン等によりノブ48及びニードル操作部40の不用
意な回転を防いでもよい。
【0034】 ニードル操作部40を回転するために、外科医がボタン49を押して離すと図
5Aに示す位置から上方に動く。これにより、ノブ48を開錠しノブ48の回転
を許容する。更に、外科医がノブ48を回転するとギア67、69及び内側部材
44が回転する。外側部材42は摩擦接触、スプライン等により内側部材44と
共に回転させることができる。或いは、外側部材42は内側部材44が回転する
間、静止したままにすることができる。
【0035】 好適実施例の基端制御部60はまた、ハンドル62及び64と同様に動作する
ハウジング79から延びる鋏タイプのハンドル62’及び64’を具備する。ボ
タン66’は、ニードル把持部40’からハンドル62’及び64’の係合を選
択的に解除し、顎部材50A’及び50B’の状態に影響を与えることなく、ハ
ンドル62’及び64’を所望の方向に回転可能にする。これにより、外科医は
手術前または手術中、所望の状態にハンドル62’及び64’の方向付けをする
ことができる。
【0036】 図5Aに示すように、ハンドル62’及び64’はバイアス部材83’により
互いに離れて位置する。ハンドルの62’の最上部はハウジング79に収容され
、その中に開口61’を有する。ギア67’が摺動可能に開口61’に収容され
、開口61’を構成する内面に形成された歯と係合する。ギア67’は、ボタン
66’と連結するシャフト68’に配置される。斜角ギア73’もまたシャフト
68’上に配置される。押しボタン66’を一度押して離すと、図5Aに点線に
よって示す位置から実線によって示す位置まで上方へ移動する。ボタン66’を
再び押して離すと、点線によって示す位置へボタン66’が戻る。当然、シャフ
ト68’、ギア67’及び斜角ギア73’はボタン66’と一緒に移動する。
【0037】 ボタン66’が図5の実線によって示す位置にある時、斜角ギア73’はシャ
フト72’に設けられた斜角ギア74’と係合する。従って、この位置で、ハン
ドル62’をハンドル64’の方へ押すとシャフト72’が回転する。ボタン6
6’が点線によって示す位置にある時、斜角ギア73’は斜角ギア74’と係合
せず、器具の動作に影響することなく、ハンドル62’及び64’の所望の方向
への回転を許容する。
【0038】 ボタン49と同様に、部材78’はボタン49’のステムに配置される。作動
部材78’は、ほぼ円筒で、シャフト72’に配置される螺旋ギア76’と係合
する外部ギア歯、及びニードル操作部40’の遠端に配置されるカラー55’の
歯と係合する内部ギア歯を有する。ボタン49が図5に示す位置の時、作動部材
78は螺旋ギア76’及びカラー55’と係合しないが、ボタン49’を一度押
して離すと、これらの要素が係合し、この位置で、互い接近するハンドル62’
及び64’の動きに応じてシャフト72が回転し、作動部材78’を螺旋ギア7
6’に沿って基端方向に移動させる。こうして、外側部材42’を内側部材44
’に対して基端方向に移動させる。内側部材42’に対する外側部材44’の基
端への動きにより、外側部材44’がカム面52A’及び52B’から離れ、顎
部材50A’及び50B’を開く。反対に、ハンドル62’を離すと、バイアス
部材83’の作用により、作動部材78’、即ち外側部材42’を遠端方向に移
動させ、顎部材50A’及び50B’が通常の閉位置に戻ることを許容する。従
って、ボタン66’及び49’が内側に移動した状態で、ハンドル62’及び6
4’を圧搾することにより顎部材50A’及び50B’が開く。尚、ニードル操
作部40’がハンドル62’及び64’に係合していない状態でも、通常、スプ
リング80’が外側部材42’を遠端方向へ押圧し顎部材50A’及び50B’
を閉位置へ付勢する。
【0039】 上述の通り、ノブ48’がニードル操作部40’の回転及び直線運動を引き起
こす。ギア67’は、軸筒32に形成されたスロットS2内に位置し、ノブ48
’上に形成されたギア歯及び内側部材44’に設けられたギア69’と係合する
。ノブ49’を押しその後離し、図5に示すように作動部材78’を位置させる
と、作動部材78’は螺旋ギア76’またはカラー55’と係合しない。この位
置で、ノブ48’を回転させるとギア67’及び69’により、内側部材42’
が回転する。必要に応じて、、内側部材44’に対し外側部材42’をロックし
て内側部材44’と共に回転させることが可能である。従って、ノブ48’の回
転により、ニードル把持部40’のシャフトの基端部分を軸X2について回転さ
せ、屈曲部43によりオフセットされたシャフトの遠端部分を弧状軌道の溝38
c内にて移動させる。また、ノブ48’は、ギア67’及び69’を支えるサポ
ートアセンブリー71’により内側部材44’及び外側部材42’に連結される
。従って、ノブ48’をスロットS2に沿って基端及び遠端方向へ摺動させると
、ニードル把持部40’も基端及び遠端方向に直線的に移動する。尚、ボタン4
9’を再び押して離すと、作動部材78’は螺旋ギア76’及びカラー55’の
両方と係合し、ニードル操作部40’の基端及び遠端方向への移動を防止する。
ニードル把持部40’の不用意な回転は、摩擦接触により防止可能である。或い
は、ロックピン等はによりノブ48’及びニードル把持部40’の不用意な回転
を防ぐこともできる。
【0040】 軸X2についてニードル把持部40’を回転するために、外科医がボタン49
’を押して離すと、ボタン49’は図5に示す位置へ移動する。これにより、ノ
ブ48’を開錠しノブ48’の回転を許容する。更に、外科医がノブ48’を回
転するとギア67’、69’及び内側部材44’が回転する。外側部材42’は
摩擦接触、スプライン等により内側部材44’と共に回転させることができる。
或いは外側部材42’は、内側部材44’が回転する間、静止したままにするこ
とができる。
【0041】 上述の通り、アングルカム面52A’及び52B’をそれぞれアーム51A及
び51Bの外面、外側部材42の遠端近傍に形成する(図3A参照)。外側部材
42が、カム面52A及び52Bに対し遠端方向に付勢されると、顎部材50A
及び50Bが互いに閉状態へ向かって押圧される。従って、ハンドル62及び6
4の圧搾により、顎部材50A及び50Bが開く。カム面52A及び52Bは、
脚部51A及び51Bに構成される屈曲部により、或いは脚部51A及び51B
に取り付けられた、若しくはこれらの脚部により構成された、別体の要素により
形成できる。ハンドル62及び64を解放することにより、バイアス部材83及
びスプリング80の付勢力により顎部材50A及び50Bが閉位置に戻る。係止
突起63及び65がそれぞれハンドル62及び64に設けられる。係止突起63
及び65は組合うようにぎざぎざがあり、ハンドル62及び64を顎部材50A
及び50Bが所望の位置なるように位置決め維持する。係止突起63及び65は
必要に応じて、組合わない位置まで回動可能である。尚、ハンドル62及び64
はハンドルの開口内に外科医の指が通る際、或いは外科医の指がハンドルの外側
部分を覆う際に把持出来るよう構成され、容易さ及び適応性を向上する。更に、
スプリング80は外側部材42を遠端方向に付勢し、顎部材50A及び50Bを
閉じた状態に維持する。この閉位置においては、斜角ギア70及び74の間、ま
たは作動部材78及び螺旋ギア76の間が解放状態にあるため、ハンドル62及
び64は外側部材42に連結されない。
【0042】 また、アングルカム面52’A’及び52B’を、それぞれアーム51A’及
び51B’の外面、外側部材42’の遠端近傍に形成する(図3B参照)。外側
部材42’がカム面52A’及び52B’に対して遠端方向に付勢されると、顎
部材50A’及び50B’が互いに閉位置に向かって押圧される。従って、ハン
ドル62’及び64’の圧搾により、顎部材50A’及び50B’が開く。カム
面52A’及び52B’は、脚部51A’及び51B’に構成される屈曲部によ
り、或いは脚部51A’及び51B’に取り付けられた、若しくはこれらの脚部
により構成された別体の要素により形成できる。ハンドル62’及び64’を解
放することにより、バイアス部材83’及びスプリング80’の付勢力により顎
部材50A’及び50B’が閉位置に戻る。係止突起63’及び65’がそれぞ
れハンドル62’及び64’に設けられる。係止突起63’及び65’は組合う
ようにぎざぎざがあり、ハンドル62’及び64’を顎部材50A’及び50B
’が所望の位置になるように位置決め維持する。係止突起63’及び65’は、
必要に応じて、組合わない位置まで回動可能である。尚、ハンドル62’及び6
4’はハンドルの開口内に外科医の指が通る際、或いは外科医の指がハンドルの
外側部分を覆う際に把持出来るよう構成され、容易さ及び適応性を向上する。更
に、スプリング80’は、外側部材42’を遠端方向に付勢し、顎部材50A’
及び50B’を閉じた状態に維持する。この際、斜角ギア70’及び74’の間
、または作動部材78’及び螺旋ギア76’の間が解放状態にあるため、ハンド
ル62’及び64’は外側部材42’に連結されない。
【0043】 ニードル把持部40’はまた、図3B及び5Aに示す軸X3について回転可能
である。図5Bに示すように、ノブ48”もまた軸筒32に設けられ、ボタン4
9”がノブ48”内にある。回転連結150が内側部材44’及び外側部材42
’の遠端及び基端部分の間に配置され、回転連結150のボタン152を押し下
げることにより遠端及び基端部分が相互に回転可能となる。外側に付勢されてい
るボタン152が押し下げられていない状態では、シャフトの遠端及び基端部分
は相互に堅く連結される。弧状ラック156(図5C参照)及び弧状作動部材1
54(図5D参照)は、ボタン49”の内側部分に配置される。ボタン49”が
外側、すなわち図5Bの下方に移動されると、ラック156及び作動部材154
は、ニードル把持部40’のシャフトと係合せず、上述した標準操作を許容しな
い。ボタン49”を押し下げる、すなわち図5Bの上方に移動すると、ラック1
56が外側部材42’に配置されたギア158と係合し、作動部材154がボタ
ン152を押し下げ、回転連結150を開錠する。この状態で、ノブ48の回転
により、外側部材42及び内側部材44が軸X3について回転する。
【0044】 ニードル操作部40及びニードル把持部40’の顎部材は、以下に記述するよ
うに、処置法及びその他の観点により、異なった構造になることもあり得る。ま
た、必要に応じて切断要素53を顎部材に備え、縫合材または組織を切ることも
可能である。更に、上述したように、如何なるエンドエフェクターも適宜、一方
の操作部の顎部の代わりに、或いは両方の操作部の顎部にて組み合わせて使用可
能である。
【0045】 チャンネル38bは吸引装置、洗浄装置、または焼灼装置等、適宜、全ての器
具のための操作チャンネルとして使用可能である。また、開口70が内側部材4
4の遠端に近接するアーム51Bの一位置に形成され、ニードル操作部40を貫
通する操作チャンネルを構成する。また開口70’がアーム51B’に形成され
、ニードル把持部40’を貫通して操作チャンネルを構成する(例えば、図4B
参照)。
【0046】 使用に際して、縫合器具30の遠端が既知の技術により身体腔に挿入されるが
、その際、ニードル操作部40及びニードル把持部40’は図4Aに示す挿入位
置、即ち待機位置にある。ここで、装置全体が単一の穿刺により挿入できること
は特筆に値する。また、この位置で、針Nと同様顎部材50A、50B、50A
’及び50B’は、それぞれのアームが相互に交差しているため、軸筒32の直
径範囲内に納められる。
【0047】 勿論、アームは、例えば別の実施例に関し図13Bに示す位置のように、軸筒
の寸法範囲内にエンドエフェクターを収容する姿勢で有れば、如何なる配置も可
能である。更に、切開手術においては、挿入する際のアームの位置は任意である
【0048】 最小侵襲外科手術の場合、基端制御部60を把持することにより、縫合器具3
0の遠端を解剖学的空洞の壁に位置するポータルスリーブを通して手術部位へ導
く。ポータルスリーブは、トロカール等の除去可能な閉塞具による穿刺位置等、
適切な貫通技術により解剖学的空洞壁に位置決め可能であり、また、器具の挿入
及び引き上げの際、気腹の損失を防ぐためバルブハウジングを必要に応じて用い
ることが出来る。更に、図4Aに破線でしめされる格納式のおおい(或いは、任
意の適切な構造)により、ニードル操作部40及びニードル把持部40’を覆い
、ポータルスリーブバルブを通じての挿入を容易にする。また、従来の内視鏡を
、例えば、チャンネル38bに内蔵し、(単一刺穴処置)、或いは、別の穿刺場
所に位置する第2のポータルスリーブを通して解剖学的空洞内に別途位置決め(
ダブル穿刺処置)することにより、処置を視覚化する事が可能になる。
【0049】 ポータルスリーブ等による挿入の前に、図5に実線によって示す位置にあるボ
タン66を押して離し、ハンドル62及び64を所望の角度に向ける。次にボタ
ン66を再び押して離し、外科医はハンドル62及び64を圧搾することにより
、顎部材50A及び50Bが開かれ針Nを収容する。次いで、ハンドル62及び
64を解放しニードル操作部40の顎部材50A及び50Bの間に針Nをしっか
り把持する。ハンドル62’及び64’を、同様に位置決めする。或いはまた、
針Nは別の穿刺位置またはチャンネル38bを介して別の器具により身体腔に導
入してもよい。本実施例において、針Nは半円構造である。しかし、針Nは、ま
っすぐ、または相応の形状であれば任意の形のものを用いてもよい。縫合の前に
、ハンドル62’及び64’を圧搾することによりニードル把持部40’が針N
の先端を収容するようにセットし、顎部材50A’及び50B’を開位置に移動
させる。係止突起63’及び65’を係合させ、顎部材50A’及び50B’が
開位置に維持する。これは、ハンドル62’及び64’を圧搾することにより行
われる。
【0050】 図4A-4Eは、遠端の挿入後の縫合過程を示す。ノブ48の回転によりニー ドル操作部40のシャフトを図4Aから図4Bに示す位置に反時計回りに回転さ
せ、ニードル把持部40’のシャフトをノブ48”の回転により軸X3について
時計回りに図4Bに示す位置まで回転させ、縫合対象である解剖学的組織Tが針
Nの先端とニードル把持部40’の顎部材50A’及び50B’の間に位置決す
る。また、ボタン49及び49’を押し、かつノブ48及び48’を摺動させる
と、ニードル操作部40及びニードル把持部40’の一つまたは両方が遠端方向
に前進し、これにより、図4Bに示すように、相互の干渉を回避可能になり、ま
た、処置を容易に出来る。次に、ノブ48の回転により、ニードル操作部40の
シャフトを反時計方向に更に回転させると、針Nが組織の一部を貫通し、一方、
ニードル把持部40’の顎部材50A’及び50B’が図4Cに示すように組織
を反対側から支える。こうして針Nの先端は図4Cに示すように、ニードル把持
部40’の顎部材50A’及び50B’の間を通る。
【0051】 針Nがニードル把持部40’にて位置決めされた状態で、外科医が、ハンドル
62及び64を離すと、顎部材50A’及び50B’の間に針Nが把持される。
ハンドル62及び64が互いに接近する方向に移動されると、顎部材50A及び
50Bが開位置にセットされ、針Nをニードル操作部40から開放する。続いて
、ニードル把持部40’のシャフトを弧状に、即ち、ノブ48’の回転により、
軸X2について時計回り方向に図4Dに示す位置まで回転させる。また、ニード
ル操作部40のシャフトを時計回り方向に回転させ、図4Eに示す位置にて再び
針を収容する。ニードル把持部50の位置はノブ48”により常に調整可能、即
ち、軸X2について回転可能であり、処置を容易にできる。或いは、ニードル把
持部40’のシャフトは、溝38cを通して弧状に移動でき、ニードル操作部4
0のシャフトを回転させ、別の場所にあるニードル操作部40に針を戻すことも
できる。顎部材50A’及び50B’は、ハンドル62’及び64’を圧搾する
ことにより開くことができ、顎部材50A及び50Bは閉じることができ、ニー
ドル操作部40のシャフトを反時計回り方向に逆回転させ、ニードル把持部40
’から針Nを引き抜くことが可能となる。次のステッチは第1ステッチと同様に
形成される。
【0052】 図より明らかなように、針は軸筒32の直径範囲から張り出した弧状軌道を通
り、組織を貫通する針の自然の経路と一致するする。これにより、大きな作業ス
パンを確保し、組織を損傷する事がない。また、この動きは、単にノブ48及び
48’(及び必要に応じて48”)の回転により実行される。尚、針Nはまっす
ぐなものでも湾曲したものでもよい。また、縫合糸Sは針Nのどの部分に結合し
てもよく、針Nと共にまたは針Nなしで操作チャンネル38b内に保管できる。
更に、縫合及び処理は、軸筒32に対してロックしたニードルホルダーと共に軸
筒32を回転させることにより実行できる。例えば、外側部材42は作動部材7
8と係合することにより、またはロックピン等により、軸筒32に対してロック
することができ、軸筒32を回転させ針Nを組織内に貫通させる。或いは、ニー
ドル操作部40は不変的に軸筒32に対して回転方向に固定である。
【0053】 処置の際いつでも、チャンネル38bを用いて洗浄または吸引する事ができ、
また、縫合材S及び/または針Nを保持するための場所として、或いは鉗子、切
断具、結紮具または焼灼装置のような他の医療器具の導入口として利用できる。
また、チャンネル38a及びスロット38cはニードル操作部40の内側部材4
4を通る通路及び/またはニードル把持部40’の内側部材44’を通る通路を
利用することにより、洗浄、吸引、器具の挿入等のために使用できる。基端開口
90-92が操作チャンネル38a、38b及び溝38cへのアクセスのために それぞれ設けられている。更に、これらのチャンネルはいずれも内視鏡または他
の透視器具の挿入のために使用可能である。
【0054】 上述した縫合操作において、針Nを各ステッチ毎にその柄に沿ってさらに進ん
で把持する。従って、連続可能なステッチの数は針Nの長さにより制限される。
例えば操作チャンネルの一つを介して収納可能なプレートを設けることにより針
を顎部へさらに押しこむことが出来る。
【0055】 或いは、ニードル操作部40に針Nを置き換えるために、器具30の遠端を図
4Dの矢印Dで示す位置から上げることができる。続いて、ニードル把持部40
’をスロット38cを通して時計回りに動かし、針Nをニードル操作部40の顎
部材50A及び50Bの間に位置させる。こうして、器具30が次のステッチま
たは他の処置のために準備される。加えて、もし針Nが両軸端に鋭い組織貫通可
能な先端を有する場合には、ニードル把持部40’及びニードル操作部40を「
シャトル」方式、即ち、単に針を交互に組織内を往復貫通させることにより、複
数箇所において解剖学的組織を貫通しステッチを連続的に形成することが可能に
なる。
【0056】 ニードル操作部40及びニードル把持部40’の顎部材を適宜加工し針を受け
止め保持することにより、まっすぐまたは若干湾曲した縫合針で解剖学的組織を
縫合することもできる。また、顎部材はアームについて回転可能でありこれによ
り針Nをより円滑に受け止めることが出来る。更に、図7Dに示す結び目要素9
6のような、既知の結び目要素を縫合処置の際、伝統の結び目をつくる技術の代
わりに用いてもよい。この目的に適する結び目要素の例としては、1994年1
2月29日に申請された米国特許出願番号08/366,285、1995年1 月25日に申請された米国特許出願番号08/377,723、1995年3月 9日に申請された米国特許出願番号08/401,002及び1996年1月1 6日に申請された米国特許出願番号08/585,875があり、これらの開示 は参考として本件に含まれるものとする。更に、挿入の際、針Nは、器具30の
長手方向に沿って顎部材50A及び50Bの間に保持される。この場合、針Nは
顎部材50A及び50Bまたは顎部材50A’及び50B’の把持面に沿って構
成された溝に収容される。
【0057】 以上から、本発明による器具により、複数の穿刺箇所を貫通して挿入した複数
のニードル把持具を使用することなく、解剖学的組織の縫合または他の処置が可
能となる。ニードル操作部40及びニードル把持部40’は、各々可動、かつ、
縫合針Nを把持及び解放する操作が可能であり、これにより、縫合針Nをニード
ル操作部40及びニードル把持部40’の間に位置決めされた解剖学的組織を貫
通させることが出来きる。また、大きな作業スパンで、解剖学的組織を貫通して
縫合材を引き抜くように移動できる。ニードル操作部40及びニードル把持部4
0’のどちらか一方または両方を弧状スロット内において移動可能にすることも
出来る。
【0058】 図6A及び6Bはニードル操作部40を有する第2の実施例を示す。内側部材
44は弾性、可撓性を有し、外側部材42はノッチ45を有する。内側部材44
が遠端方向に動くことにより、ノッチ45内に位置する針または他の物体を図6
Aに示す閉位置において把持する。図6Bは開位置を示し、内側部材44が基端
方向に収納された状態にある。内側部材44はその遠端に当接面47を有する。
当接面47には溝等のパターンが形成され、所望の方に針Nを把持出来る。また
、当接面47の角度は、所望の状態に針Nを把持するように変えられる。内側部
材44は外側部材42に対して回転可能であり、これにより針または他の物体を
位置決めする。
【0059】 同様に、ニードル把持部40’も、可撓性を有する内側部材44’及びノッチ
45を有する外側部材42’を有する。本実施例の特色及び操作は第1の実施例
と同様である。例えば、操作部の回転及び内側部材及び外側部材を相対的に移動
する機構は、上述の機構と同様である。
【0060】 図7は第3の実施例を示す。ニードル把持部40’は、弾性、可撓性を有し、
通常X−X線において外側に湾曲しており、基端方向に軸筒32内に引き込むこ
とにより、まっすぐになる。自由な状態で、図7のニードル把持部40’は図示
されるように傾斜している。勿論、この構造はニードル操作部にも適用できる。
縫合は上述の方法で実行できる。加えて、シャフトを軸筒32内に引き込んだり
、シャフトを軸筒から押し出すことにより、ニードル把持部40’の湾曲状態を
往復させることによって、針を組織内に貫通させることが出来る。
【0061】 図8A及び8Bは、フック部材41、41’及び、フック部材41及び41’
に対して遠端方向及び基端方向に移動可能な摺動キーパー43及び43’を具備
するニードルホルダーを有する第4の実施例の遠端を示す。キーパー43を図8
Aに示す開位置から図8Bに示す閉位置まで遠端方向に移動させることにより針
または他の物を把持することができる。尚、切断刃をキーパー43及び43’の
遠端の部に形成することができ、また、ノッチ47及び47’をフック部材41
及び41’に形成可能である。縫合材等をノッチ47及び47’に置き、キーパ
ー43及び43’を遠端方向に進めることによりこれらを切断する事ができる。
【0062】 図9A及び9Bに示す第5の実施例は、回動する顎部材を有する。器具30は
、ニードル操作部40及びニードル把持部40’を具備する。ニードル操作部4
0は外側部材42、外側部材42内に配置される内側部材44、及び内側部材4
4の遠端に連結される顎部材50A及び50Bを具備する。外側部材42は、外
側部材42本体に垂直または角度をもって配置される湾曲垂直部、及び角部から
延び外側部材42本体に平行に配置されるオフセットされた遠端部を有する。湾
曲部及び遠端部は共に軸筒32の遠端から突出している。チャンネルが。湾曲部
及び遠端部を有する外側部材42の全体を貫通して延びている。
【0063】 内側部材44は、外側部材42の本体に配置される本体、外側部材42の湾曲
部に配置される湾曲垂直部、及び外側部材42の遠端部に配置するY型部を具備
する。外側部材42の角部に形成された開口70に軸方向、即ち長手方向に整合
して内側部材44の本体全体を貫通して延び、結紮具または他の器具を通すこと
が出来る。内側部材44及び外側部材42の湾曲部は、シャフト及びオフセット
された顎部間においてアームまたは連結部材を構成する。
【0064】 Y型部145は、それぞれ顎部材50A及び50Bから延びる脚部149A及
び149Bへ枢軸結合される外側に細長いされた部分147を有する。脚部14
9A及び149Bは、相交差して重なり合い、それぞれの顎部材から内側に傾斜
している。脚部149A及び149Bの基端は、それぞれ細長い部分147にそ
れぞれの支軸に枢軸結合される。これらの支軸はまた、細長い部分147を脚部
149A及び149Bに沿って軸方向に摺動可能にする。脚部149A及び14
9Bは、支軸により交差位置にて相互に枢軸結合される。この支軸は、外側部材
42へしっかりと固定されている。内側部材44は外側部材42に摺動可能に配
置され、外部部材に対し長手方向の動くことが出来る。
【0065】 内側部材44の湾曲部及び外側部材42の湾曲部の間には十分な空隙が設けら
れており、内側部材44の、外側部材42に対する、基端及び遠端方向への移動
を許容する。内側部材44が基端方向に移動すると、図9Aに示すように、脚部
149A及び149Bの回動運動により、顎部材50A及び50Bは閉位置にセ
ットされる。一方、内側部材44が遠端方向に移動されると、図9Bに示すよう
に、脚部149A及び149Bの回動運動により、顎部材50A及び50Bは開
位置にセットされる。内側部材44の相対的動きは、上述した方法またはその他
の適当な方法により、遠端制御により実行可能である。必要に応じて、外側部材
42の遠端にスロットを設けることにより、顎部材50A及び50Bが開位置に
ある時、脚部149A及び149Bの端部が外側部材42から半径方向外側に張
り出すことを許容する。これにより、顎部材50A及び50Bのより大きなスト
ロークを許容する。ニードル把持部40’の顎部も同様に動作する。ニードル把
持部40’における同等部材は符号の末尾に「’」を付けて示す。
【0066】 図10A及び10Bは、第6の実施例の遠端を示し、それぞれの遠端は鉗子顎
部50A、50B及び50A’、50B’をもつ操作部40及び40’を有する
。この代替構成における内側部材44は、図1に示す第1の実施例の内側部材4
4と同様である。しかし本構成の外側部材42は、アーム51A及び51Bを囲
み顎部材50A及び50Bまで延設されている。同様に、外側部材42’は顎部
材50A’及び50B’まで延設されている。外側部材42及び内側部材44の
間には十分な空隙があり、外側部材42の内側部材44に対する基端及び遠端方
向の移動を許容し、顎部材50A及び50Bを開閉する。外側部材42’及び内
側部材44’についても同様である。或いは、内側部材44及び44’の少なく
とも一部を可撓な弾性材料、または形態記憶材料で形成することにより、それぞ
れ外側部材42及び42’に対する遠端及び基端方向の移動を可能にすることも
できる。その他の構成は、図1に示す装置と同様である。アームは同一平面上に
示されているが、上述の装置と同様に、操作部40及び40’は遠端及び軸方向
に移動可能であり、よってアームは異なる面に位置させることも可能であり、上
述のように交差可能である。また、縫合とは対照的に、顎部材50A、50B、
50A’及び50B’を操作することにより組織の処理をする。勿論、これらの
顎部材の代わりに所望のエンドエフェクターを取付可能であり、また、これらの
顎部材を縫合等の処置のために用いることも可能である。
【0067】 図11A及び11Bは第7の実施例を示すが、これはアームの基端部分に形成
されるスロット100及び100’を以外は図10A及び10Bの構成と同様で
ある。内側部材44及び44’が外側部材42及び42’に対して基端方向に移
動し顎部材が閉位置にセットされると、内側部材44及び44’は、それぞれ外
側部材42及び42’に形成されたスロット100及び100’から突出する(
図11A参照)。この構成により、不必要に内側部材のサイズを小さくすること
なく、内側部材及び外側部材の間において相対的に長いストローク長を確保でき
る。図11Bは顎部材の開位置を示す。
【0068】 図12A及び12Bは第8の実施例を示すが、ここにおいて、回動する顎部が
内側部材44の遠端に配置される。外側部材42を内側部材44に対して遠端方
向にの動かすと、顎部材50A及び50が図12Bに示す閉位置に押される。操
作部40’も同様に動作する。本代替構成のその他の特徴は、図10A及び10
Bに示す実施例と同様である。
【0069】 第9の実施例による縫合器具を図13A、13B及び13Cに示す。本実施例
は、ニードル操作部40及びニードル把持部40’を具備し、アーム151及び
151’の構造以外は、回動する顎部をもつ図12A及び12Bの実施例と同様
である。特に、アーム151及び151’は、軸筒32の円周外面の曲率と実質
上一致するように湾曲している。顎部材50A及び50Bはそれぞれ内側部材の
遠端に可動に設けられ、上述した図12A及び12Bの実施例と同様の方法で開
閉する。再三になるが、ニードル把持部40’における同等部材は符号の末尾に
「’」を付けて示す。図13Aは操作位置を示し、図13B及び13Cは、挿入
操作位置を示しており、顎部が軸筒32の直径範囲内に納められる。
【0070】 本実施例は、第1の実施例と同様な方法で組織縫合に使用できる。しかし、本
実施例の挿入操作位置においてはアーム及び顎部材が軸筒32の直径範囲内に納
められ(図13B及び13C参照)、アームを相互に交差する必要がない。従っ
て、アームを異なった平面に配置する必要がないが、必要に応じて、遠端及び基
端方向に移動可能である。操作において、上述した実施例と同様の方法で、針を
あご軸筒32材部材により把持し、組織を貫通する。また、顎部材及び本実施例
のシャフトも、上述した他の実施例と同様に操作可能である。
【0071】 図14A及び14Bは、図6A及び6Bに示す実施例に類似する第10の実施
例の図を示すが、本実施例においては、ニードル操作部40及びニードル把持部
40’が図解する位置にある時、スロット45及び45’が外側に面する。勿論
、スロット45及び45’の方向及びサイズは、実際の処置の局面に基づいて変
更可能である。
【0072】 図15A及び15Bは、図8A及び8Bに示す実施例に類似する第11の実施
例を示すが、本実施例において、図解した位置の時、フック部材41が外側に開
く。再三になるが、フック部材41、41’、キーパー43及び43’の方向及
び構造は所望の処置により変更可能である。
【0073】 図16A及び16Bは、図8A、8B、13A及び13Bに示す実施例に類似
する第12の実施例を図示するが、本実施例において、管状部材110をフック
部材41及びキーパー43のシャフト部分の周り配置し、管状部材112をフッ
ク部材41’及びキーパー43’のシャフト部分の周りに配置する。管状部材1
10及び112が操作チャンネルを構成し、器具の挿入、吸引、洗浄等、に使用
可能となる。
【0074】 図17は第13の実施例を示すが、ニードル操作部40は、ピボットジョイン
ト162を有し、ニードル把持部40’はピボットジョイント162’を有する
。ピボットジョイントは、ピン、可撓部、その他のピボット構造により構成可能
である。つなぎケーブル160をニードル操作部40の内側部材に取り付け、つ
なぎケーブル160’を、ニードル把持部40’の内側部材に取り付ける。遠端
からつなぎケーブルを引くと、連動するニードルホルダーが矢印で示すように内
側に回動する。つなぎケーブルを離すと、ニードルホルダーは図17に示す位置
に戻る。この動きにより、縫合処置の際、組織に針を貫通させることができる。
適当なものであれば、この他の機構によりニードルホルダーの回動運動を制御す
ることも可能である。当然、本回動構成は癒着リーシス等の処置に対しても使用
可能である。
【0075】 ニードル操作部及びニードル把持部は、例えば、押しボタンやノブを本器具に
設けられたスロットに沿って摺動可能に配置するといったように、それぞれ分離
した操作機構により独立して制御するものとしてここまで記述してきた。しかし
、単一操作機構によりニードル操作部及びニードル把持部の相互の動きを同期さ
せ、また、各々の顎部、その他の保持部材及びその他のエンドエフェクターの動
作を同期させることにより、器具を片手で操作可能することが可能になり、処置
をより簡単にすることが可能となる。例えば、ギア及びカム機構を利用する単一
操作機構により、ユーザーが、一回、ハンドル、即ち引金を引くと、ニードル操
作部により保持される縫合針の方にニードル把持部が弧状軌道に沿って第1方向
に回転する。同時に、ニードル操作部の顎部を開き、ニードル把持部の顎部を閉
じることにより縫合針がニードル把持部に送られる。この時点でユーザーがハン
ドルまたは引金を離すと、ニードル把持部は第2方向つまり、弧状軌道に沿って
反対方向、ニードル操作部から離れる方向に回転し、解剖学的組織を貫通して縫
合針を引き抜くことが可能となる。必要に応じて、ハンドルを握るとニードル操
作部がニードル把持部の方へ移動し、また、ハンドルが離すとニードル操作部が
ニードル把持部から離れるような操作機構を設けることも可能である。一度、針
が組織を貫通して引き抜かれたら、操作機構は、逆方向に進行する。即ち、例え
ば、ハンドルを再度握ると、操作機構によりニードル把持部が弧状軌道に沿って
第1方向、ニードル操作部の方に回転し、同時に、ニードル把持部の顎部を開き
、ニードル操作部の顎部を閉じる。これにより、縫合針がもとのニードル操作部
にもどり縫合を続行可能になる。
【0076】 とりわけ、単に一回または複数回ハンドル62及び64を把持、開放すること
により、単独ステッチ或いは複数のステッチを形成するためにニードル操作部4
0及びニードル把持部40’のシャフトを所望に回転させ、かつそれぞれの顎部
材を開閉操作するようにハンドル62及び64をニードル操作部40及びニード
ル把持部40’の両方に連結することが可能となる。ハンドル62及び64をニ
ードル操作部40及びニードル把持部40’に連結する機構は、上述したステッ
チ機能、或いはその他の運動を適宜実行できるように設計可能である。このよう
な自動機構により外科医の疲労を最小限に抑え、また、誤動作の可能性を減らし
、縫合を容易にする。
【0077】 縫合器具30の片手操作を可能にする自動機構の一例を図18-21に示す。 ハンドル64はハウジング79へしっかりと結合される。ハンドル62は可動で
あり、ハウジング79のスロットを通して延び、シャフト120に取り付けられ
る。ハンドル62がハンドル54の方に回動されると、シャフト120が回転す
る。斜角ギア122及び124もシャフト120に取り付けられておりシャフト
120と共に回転する。コイルスプリングとして示される、バイアス部材126
がハンドル62をハンドル64から図解する位置に押圧する。
【0078】 斜角ギア122及び124は、それぞれ外側部材42及び外側部材42’に取
り付けた斜角ギア126及び128にそれぞれ連結される。斜角ギア124は、
斜角ギア126へ直接連結され、斜角ギア122は、斜角ギア130を介して斜
角ギア128に連結される。よって、シャフト120の回転により、外側部材4
2が第一方向に回転し、外側部材42’は第2方向、即ち第1方向と反対方向に
回転する。対応する内側部材を外側部材と共に回転するよう構成する。
【0079】 突起部132は、図18に最もわかりやすく示されるように、外側部材42’
及びギア128に形成されたスロットを介して内側部材44’から延設される。
突起部132の自由端は、円筒部分170に形成されたカム溝136を摺動する
。同様に、突起部134が内側部材44から延設され、円筒部分172に形成さ
れたカム溝138を摺動する。内側部材の所定の角度の回転により、各内側部材
が軸方向、遠端及び基端方向に動くようにカム溝を形成する。
【0080】 操作に際して、ニードル操作部40の顎部が針を図解した位置にて把持する。
外科医がハンドル62をハンドル64の方へ握ると、シャフト120が回転し、
ニードル操作部40を遠端から見て時計回り方向に回転させ、かつ、ニードル把
持部40’を遠端から見て、反時計回りに弧状移動させる。これにより、針が組
織を貫通し、ニードルホルダー40’の顎部に押し込まれる。その際、カム溝1
36及び138が内側部材を外側部材に対して移動させ、ニードル操作部40の
顎部材を開き、ニードル把持部40’の顎部材を閉じる。ハンドル62及び64
を離すと、ニードルホルダー40が回転し、ニードル把持部40’がバイアス部
材125の力により弧上を反対方向に移動にする。この間、突起部132及び1
34がカム溝136及び138を介して同方向に続ける。次に、器具を再び圧搾
すると、針がもとのニードル操作部40に送られ次のステッチに備える。
【0081】 以上に検討した実施例のいくつかにおいては、二つの対向する顎部材が互いに
向かって移動可能であるが、顎部材の一方を固定し、他の顎部材を移動可能にし
てもよい。また、適当なものであれば、上述した動きを実行するために如何なる
基端制御部を利用してもよい。例えば、出願者の同時係属出願番号08/847
,189に開示される基端制御部のいずれもが使用可能である。その開示は参考
として本件に含まれる。
【0082】 ニードル操作部及びニードル把持部、即ちニードルホルダーは、少なくとも一
方が針を把持及び解放出来るもので有れば、構造は同じでも異なるものでもよい
。また、ニードルホルダーは、軸筒の種々な部分に配置可能である。器具30は
、例えば、同時係属出願番号08/847,189に開示するいかなる構造のも
のでもよい。また、操作部の一方または両方を弧状移動するように構成可能であ
る。更に、二つ以上の操作部を設けてもよく、これらのいずれを弧状移動に構成
可能である。
【0083】 顎部材は、限定はしないが、まっすぐ及び湾曲した針等、如何なるタイプの針
または他の物をも保持するように構成可能である。更に、ニードル操作部及びニ
ードル把持部の機能は交換可能で、縫合は、外科医が右手で扱うかまたは左手で
扱うかどうかによって、反対方向に実行できる。また、ニードル操作部及びニー
ドル把持部の一方または両方を軸筒に対し選択的または不変的に固定可能である
。好適実施例の顎部材のようなエンドエフェクターの動きは、軸筒全体を回転す
ることにより達成できる。固定ニードルホルダーは、器具をポータルスリーブ等
を介して挿入しない切開手術に特に適している。勿論、ニードルホルダー及び鉗
子顎部の代わりに、クリップアプリケーター、相応の絶縁体をもつ焼灼電極、ホ
ッチキス、はさみ等、如何なるタイプのエンドエフェクターを用いてもよい。
【0084】 一本またはそれ以上の縫合材を各縫合針の本体又は先端に沿った所望の位置 に取り付けることが可能である。例えば、これに限定されるものではないが、針
の基端、針本体の中間または中央、或いは針の先端付近でもよい。本発明による
縫合器具は、如何なるタイプの標準的な縫合針をも使用できることもまた認識さ
れよう。例えば、これに限定はしないが、組織貫通する鋭利な先端或いは鈍端を
有する針、針本体の両軸端に組織を貫通する先端をもつ針等が挙げられる。アー
ム、即ち連結部材は、シャフト対して横方向、或いは如何なる傾斜角にも延設可
能である。
【0085】 本願に記述したニードル把持部及びニードル操作部の保持機構は、単に、本発
明により使用可能なタイプの針保持機構の例証にすぎない。従って、顎部材及び
他の構成要素は、解剖学的組織を縫合するために、針を共働して把持する適当な
構成で有れば、如何なる構造のものでもよく、例えば、これらに限定はしないが
、顎部材が相互に連動して回動、摺動、或いは移動し、針を把持しかつ開放する
構造が挙げられる。顎部材は、例えば、まっすぐ、湾曲したまたは屈曲した構造
等が可能であり、把持面上にリブ、溝、スロット及び/または穴等形成する事に
より把持を確実にすることができる。顎部材は、また、鋭い刃先または突き刃を
もつスロットのような、切断部を携えることができ、また、物体を圧縮すること
なく、臓器等の管状物体を締めるための対向する弧状または凹部分を有すること
も可能である。また、必要に応じて、縫合器具いは一つ、或いは二つ以上の針保
持具を具備させることが出来る。更に、顎部材は、器具の挿入の際、針を長手方
向に携えるように構成でき、また、縫合の際には針を横方向に向けるように構成
可能である。
【0086】 また、「ニードル把持部」は、縫合の際に単に組織を支持する顎部なしの器具
であってもよい。このような場合には、ニードル操作部が針を組織内に押し通し
、ニードル把持部により、組織の裏面を支持する。またニードル把持部及びニー
ドル操作部の一方は固定可能である。
【0087】 ニードル把持部及びニードル操作部を互いに移動させる機構は、単に上述の機
能を実行するための機構の例証にすぎず、別の機構を採用することも可能である
。本件で記述したニードル操作部及び把持部の縫合針の特定の長さ及び曲率、及
び本件で記述したニードル操作部及び把持部の角度変位等は、単なる例示にすぎ
ず、針の長さ、角度変位等は適宜設定可能であることは理解されるであろう。例
えば、ニードルホルダーは可撓性を有することも可能であり、またニードルホル
ダーを基端方向に軸筒内に引き込みに挿入操作位置にセットするように構成する
ことも可能である。エンドエフェクターがニードルホルダーでない場合には、相
応の制御及び連動機構を構成することにより、所望の処置を実行することが可能
である。
【0088】 ニードルホルダーの一方は、縫合の際、鉗子とし組織を把持し、或いはクリッ
プアプリケーター、はさみまたは他のエンドエフェクターを具備することも可能
である。従って、本発明は、摘み上げ切除、摘み上げ切り取り、摘み上げ縫合、
癒着の消散等に適用できる。更に、本発明の縫合器具は、追加の器具なしに、縫
合、摘み上げ、縫合糸を結び切ることができる。或いは、鉗子器具をニードルホ
ルダーの一つのシャフトに形成された操作チャンネルを介して、または別の操作
チャンネルを介して挿入することも可能である。顎部材は、またバックアップと
して、単極または二極式の焼灼電極として使用でき、その際には、コネクター1
09により電源へ接続する。電気、レーザー、極低温、熱、または他のエネルギ
ーにより、エンドエフェクターにより凝集を実行することも可能である。また、
例えばボタン66なボタンにより一つのエンドエフェクターのから別のエンドエ
フェクターへ電力を切り替え可能にすることもできる。管状部材110及び11
2、または相応の構造により、焼灼電極を器具の他の部分から、電気に絶縁する
も可能である。更に、組織を隣接するニードルホルダーの間にクランプすること
も可能であり、また、組織を隣接するニードルホルダーを組織部分にセットし、
ニードルホルダーを引き離すことにより、組織をリトレースすることも可能にな
る。
【0089】 本発明の器具の構成要素は、再使用のための滅菌可能な、或いは、単一患者用
に使い捨て可能な、相応の医療等級材料で構成可能であり、また、コスト削減の
ため、種々の構造及び材料の複数の部材で構成可能である。本発明は、種々の弁
、ストップコック、シールを有し、縫合器具内の流体の流れ及び医療器具を制御
することが可能である。
【0090】 内視鏡または他の透視装置の位置、アーム及びエンドエフェクターの相対的長
さ及び角度を調整することにより、透視を容易にすることが出来る。また、アー
ムから延びるエンドエフェクターの角度は調整可能であり、或いは任意の値に固
定可能である。アームはシャフトまたはエンドエフェクターに対し垂直である必
要はなく、エンドエフェクターはシャフトに対し平行である必要はない。また、
軸筒の断面は多角形、楕円形または正方形等、任意である。
【0091】 本発明は詳細おいて、多くの変形、修正及び変更が可能であり、上記で検討さ
れた或いは、図面共に示した、全ての事柄は、例示としてで解釈されるもであり
、添付の請求項によって定義される本発明の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の好適実施例の斜視図である。
【図2】 図2は理解し易くするために、操作部を取り外した状態の第1の好適実施例の
軸筒の遠端を示す斜視図である。
【図3】 図3Aは第1の好適実施例の一方の操作部の側面図である。 図3Bは第1の好適実施例の他方の操作部の側面図である。
【図4】 図4Aは待機または挿入位置における第1の好適実施例の遠端を示す。 図4Bは縫合針により組織を貫通させるために位置決めされた第1の好適実施
例の遠端を示す。 図4Cは縫合針を組織T内に穿刺した状態における第1の好適実施例の遠端を
示す。 図4Dは縫合針を組織T内を貫通させ引き抜いた後の第1の好適実施例の遠端
を示す。 図4Eは次のステッチ形成のために針を移動する間の第1の好適実施例の遠 端を示す。
【図5】 図5Aは図1の線5−5における第1の好適実施例の部分断面図であり、基端
制御部を操作部に連結する内部機構を示す。 図5Bは軸X3についてニードル把持部を回転するための内部機構を部分断面
図で示す。 図5Cは図5Bの線5C−5Cにおける部分断面図である。 図5Dは図5Bの線5D−5Dにおける部分断面図である。
【図6】 図6Aはニードルホルダーが閉位置にある本発明の第2の好適実施例の遠端を
示す。 図6Bはニードルホルダーが開位置にある本発明の第2の好適実施例の遠端を
示す。
【図7】 図7は本発明の第3の好適実施例の遠端を示す。
【図8】 図8Aはニードルホルダーが開位置にある本発明の第4の好適実施例の遠端を
示す。 図8Bはニードルホルダーが閉位置にある本発明の第4の好適実施例の遠端を
示す。
【図9】 図9Aは顎部が閉位置にある本発明の第5の好適実施例の遠端を部分断面図で
示す。 図9Bは顎部が開位置にある本発明の第5の好適実施例の遠端を部分断面図で
示す。
【図10】 図10Aは顎部が開位置にある本発明の第6の好適実施例の遠端を示す。 図10Bは顎部が閉位置にある本発明の第6の好適実施例の遠端を示す。
【図11】 図11Aは顎部が閉位置にある本発明の第7の好適実施例の遠端を部分断面図
で示す。 図11B顎部が開位置にある本発明の第7の好適実施例の遠端を部分断面図で
示す。
【図12】 図12Aは顎部が開位置にある本発明の第8の好適実施例の遠端を示す。 図12Bは顎部が閉位置にある本発明の第8の好適実施例の遠端を示す。
【図13】 図13Aは本発明の第9の好適実施例の遠端が動作位置にある状態を示す。 図13Bは本発明の第9の好適実施例の遠端が挿入または待機位置にある状態
を示す。 図13Cは本発明の第9の好適実施例の遠端が別の挿入または待機位置にある
状態を示す。
【図14】 図14Aはニードルホルダーが閉位置にある本発明の第10の好適実施例の遠
端を示す。 図14Bはニードルホルダーが開位置にある本発明の第10の好適実施例の遠
端を示す。
【図15】 図15Aは操作部が開位置にある本発明の第11の好適実施例の遠端を示す。 図15Bは操作部が閉位置にある本発明の第11の好適実施例の遠端を示す。
【図16】 図16Aは操作部が開位置にある本発明の第12の好適実施例の遠端を示す。 図16Bは操作部が閉位置にある本発明の第12の好適実施例の遠端を示す。
【図17】 図17は本発明の第13の好適実施例の遠端を示す。
【図18】 図18は別の自動基端制御部を示す。
【図19】 図19は図18の制御部の一部を詳細に部分断面図で示す。
【図20】 図20は図18の円筒部材を示す。
【図21】 図21は図20の線21−21における円筒部材の断面を示す。

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠端及び基端を有する細長い軸筒と、 第1操作部とを具備し、前記第1操作部は前記軸筒の少なくとも一部を通して
    延びる第1シャフトと、前記第1シャフトの遠端に配置された第1連結部材と、
    前記第1連結部材から延びる第1エンドエフェクターとを有し、前記第1エンド
    エフェクターは前記第1シャフトの長手方向軸からオフセットした長手方向軸を
    有し、 更に、第2操作部を具備し、前記第2操作部は前記軸筒の少なくとも一部を通
    して延びる第2シャフトと、前記第2シャフトの遠端に配置された第2連結部材
    と、前記第2連結部材から延びる第2エンドエフェクターとを有し、前記第2エ
    ンドエフェクターは第2シャフトの長手方向軸からオフセットされた長手方向軸
    を有することを特徴とする解剖学的組織を処理する器具。
  2. 【請求項2】 前記第2シャフトが前記軸筒内を弧状移動するように前記軸
    筒に設けられることを特徴とする前記請求項1に記載の器具。
  3. 【請求項3】 前記第1シャフトが前記軸筒に回転可能に設けられることを
    特徴とする前記請求項2に記載の器具。
  4. 【請求項4】 前記第1シャフトが前記軸筒に回転可能に設けられ、前記第
    2シャフトが前記軸筒に回転可能に設けられることを特徴とする前記請求項2に
    記載の器具。
  5. 【請求項5】 前記第1エンドエフェクターは第1顎部材を具備し、前記第
    2エンドエフェクターは第2顎部材を具備することを特徴とする前記請求項4に
    記載の器具。
  6. 【請求項6】 前記第1シャフト及び前記第2シャフトが前記軸筒の長手方
    向軸に対し実質的に平行であることを特徴とする前記請求項2に記載の器具。
  7. 【請求項7】 前記第1連結部材が前記第1シャフトの回転軸に対し実質的
    に垂直方向に前記第1シャフトの遠端から延設された第1アームであり、前記第
    2連結部材は前記第2シャフトの長手方向軸に対し実質的に垂直方向に前記第2
    シャフトの遠端から延設された第2アームであることを特徴とする前記請求項6
    に記載の器具。
  8. 【請求項8】 前記第1アーム及び前記第2アームが一対のアーム部材を構
    成することを特徴とする前記請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1顎部材を相互に接近するように、及び離間するよう
    に移動させるための第1開閉機構と 前記第2顎部材を相互に接近するように、また離間するように移動させるため
    の第2開閉機構とを更に具備することを特徴とする前記請求項5に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記第1シャフト及び前記第2シャフトが基端及び遠端方
    向に可動であることを特徴とする前記請求項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記第1シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第1操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項1に
    記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記第2シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第2操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項1に
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記第1シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第1操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項10
    に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記第2シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第2操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項10
    に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記第1連結部材が弧状の第1アームであることを特徴と
    する前記請求項3に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記第2連結部材は弧状の第2アームであることを特徴と
    する前記請求項3に記載の装置。
  17. 【請求項17】 操作部である前記第1エンドエフェクターの長手方向軸が
    前記第1シャフトの長手方向軸に対し平行であり、前記第2エンドエフェクター
    の長手方向軸が前記第2シャフトの長手方向軸に対し平行であることを特徴とす
    る前記請求項1に記載の装置。
  18. 【請求項18】 遠端及び基端を有する細長い軸筒と、 第1操作部とを具備し、前記第1操作部は前記軸筒の少なくとも一部を通して 延びる第1シャフトと、前記第1シャフトの遠端から横方向に延設された第1ア
    ームと、前記第1アームから延びる第1エンドエフェクターを具備し、 更に、第2操作部を具備し、前記第2操作部は前記軸筒の少なくとも一部を通
    して延びる第2シャフトと、前記第2シャフトの遠端から横方向に延設された第
    2アームと、前記把持部アームから延びる第2エンドエフェクターとを具備する
    ことを特徴とする解剖学的組織を処理する器具。
  19. 【請求項19】 前記第2シャフトが前記軸筒内を弧状移動するように前記
    軸筒に設けられることを特徴とする前記請求項18に記載の器具。
  20. 【請求項20】 前記第1シャフトが前記軸筒に回転可能に設けられること
    を特徴とする前記請求項19に記載の器具。
  21. 【請求項21】 前記第1エンドエフェクターは第1顎部材を具備し、前記
    第2エンドエフェクターは第2顎部材を具備することを特徴とする前記請求項1
    9に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記第1シャフト及び前記第2シャフトが前記軸筒の長手
    方向軸に対し実質的に平行であることを特徴とする前記請求項18に記載の装置
  23. 【請求項23】 前記第1顎部材を相互に接近するように、また離間するよ
    うに移動させるための第1開閉機構と 前記第2顎部材を相互に接近するように、また離間するように移動させるため
    の第2開閉機構とを更に具備することを特徴とする前記請求項21に記載の装置
  24. 【請求項24】 前記第1シャフト及び前記第2シャフトが遠端及び基端方
    向に可動であることを特徴とする前記請求項18に記載の装置。
  25. 【請求項25】前記第1シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで延
    設される第1操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項18に
    記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記第2シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第2操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項18
    に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記第1シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第1操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項20
    に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記第2シャフトに形成され、前記基端から前記遠端まで
    延設される第2操作チャンネルを更に具備することを特徴とする前記請求項20
    に記載の装置。
  29. 【請求項29】 針に取り付けた一本の縫合材を使用して解剖学的組織を縫
    合する方法において、 軸筒を有する器具を解剖学的組織に近い部位に導入し、 ニードル操作部で針を把持し、前記ニードル操作部が軸筒の少なくとも一部を通
    して延びる操作部シャフトと、該シャフトの遠端から延びる操作部連結部材と、
    操作部連結部材に配置され操作部シャフトの長手方向軸からオフセットされた長
    手方向軸を有する操作部顎部材とを具備し、 更に、縫合針の先端とニードル把持部の間に解剖学的組織を位置決めし、ニー
    ドル把持部は軸筒の少なくとも一部を通して延びる把持部シャフトと、把持部シ
    ャフトの遠端から延びる把持部連結部材と、把持部連結部材に配置され、把持部
    シャフトの長手方向軸からオフセットされた長手方向軸を有する把持部顎部材と
    を具備し、 ニードル把持部で解剖学的組織を支え、操作部シャフトを第1方向に回転する
    ことにより針を弧状軌道内において移動させ、かつ針の先端を解剖学的組織内に
    貫通させることを特徴とする解剖学的組織の縫合方法。
  30. 【請求項30】 前記回転工程が前記軸筒を回転させることを含む前記請求
    項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 該把持部顎部材で針を把持し、操作部顎部材から針を解放
    し、把持部シャフトを弧状軌道内において第1方向に移動させ、該解剖学的組織
    を貫通して針を引き抜くことを特徴とする前記請求項29に記載の方法。
  32. 【請求項32】 操作部シャフト及び把持部シャフトの少なくとも一方を遠
    端または基端方向に移動させる操作を更に含む前記請求項29に記載の方法。
  33. 【請求項33】 操作部顎部材から縫合針を解放後、操作部シャフトを第1
    方向と反対の第2方向に回転し、操作部顎部材に針の柄を受け止め、再び、操作
    部顎部材で針を把持し、把持部顎部材から針を解放し、縫合が終了するまで先の
    工程を繰り返すことを特徴とする前記請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記導入工程に際して、操作部連結部材が把持部連結部材
    と交差し、操作部顎部材及び把持部顎部材が前記軸筒の直径範囲内に完全に収納
    されるように操作部シャフト及び把持部シャフトを位置決めすることを特徴とす
    る前記請求項29に記載の方法。
  35. 【請求項35】 軸方向に軸筒を移動し、 弧状軌道内を第2方向に把持部シャフトを移動させ、針が解剖学的組織を再度
    貫通すること特徴とする前記請求項31に記載の方法。
  36. 【請求項36】 組織から離間するように軸筒を移動し、弧状軌道内におい
    て把持部シャフト第2方向に移動させることにより針を操作部顎部材の間に載置
    することを特徴とする前記請求項31に記載の方法。
  37. 【請求項37】 針に取り付けた一本の縫合材を使用して解剖学的組織を縫
    合する方法において、 ニードル操作部で針を把持し、前記ニードル操作部が軸筒の少なくとも一部を
    通して延びる操作部シャフトと、該シャフトの遠端から延びる操作部連結部材と
    、操作部連結部材に配置された操作部顎部材とを具備し、 ニードル把持部で解剖学的組織を支え、該ニードル把持部は軸筒の少なくとも
    一部を通して延びる把持部シャフトと、把持部シャフトの遠端から延びる把持部
    連結部材と、把持部連結部材に配置された把持部顎部材とを具備し、 操作部シャフトを第1方向に回転させることにより、針の先端を解剖学的組織
    に貫通させ、把持部顎部材で針を把持し、操作部顎部材から針を解放し、弧状軌
    道内において把持部シャフトを移動させ、解剖学的組織を貫通させ針を引き抜き
    、更に、上述工程の各々は、単一基端制御部の動きに連動して自動的に実行され
    ることを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 基端制御部が相互に接近するように、及び離間するように
    移動可能な一対のハンドルであることを特徴とする前記請求項37に記載の方法
  39. 【請求項39】 針へ取り付けた一本の縫合材を使用して解剖学的組織を縫
    合する方法において、 ニードル操作部で針を把持し、ニードル把持部で解剖学的組織を支え 針の先端が解剖学的組織内を貫通するように、第一方向にニードル操作部シャ
    フトを移動させ、ニードル把持部で針を把持し、ニードル操作部から針を解放し
    、解剖学的組織を貫通して針全体を引き抜くように該把持部を移動する工程を含
    み、 前記工程の各々を単一基端制御部の動きに応じて自動的に実行することを特徴
    とする解剖学的組織の縫合方法。
  40. 【請求項40】 基端制御部が相互に接近するように、及び離間するように
    移動可能な一対のハンドルであることを特徴とする前記請求項39に記載の方法
  41. 【請求項41】 遠端及び基端を有する細長い軸筒と、 第1操作部とを具備し、前記第1操作部は前記軸筒から延びる第1シャフトと
    、前記第1シャフトの遠端に配置した第1連結部材と、前記第1連結部材から延
    びる第1エンドエフェクターとを有し、前記第1エンドエフェクターは前記第1
    シャフトの長手方向軸からオフセットした長手方向軸を有し、 更に、第2操作部を具備し、前記第2操作部は前記軸筒から延びる第2シャフ
    トと、前記第2シャフトの遠端に配置した第2連結部材と、前記第2連結部材か
    ら延びる第2エンドエフェクターとを有し、前記第2エンドエフェクターは第2
    シャフトの長手方向軸からオフセットされた長手方向軸を有することを特徴とす
    る解剖学的組織を処理する器具。
  42. 【請求項42】 前記第1シャフト及び前記第2シャフトの少なくとも一つ
    は前記軸筒に可動に設けられることを特徴とする前記請求項41に記載の器具。
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