JP2001512255A - 複数のホスト・ストレージ管理情報のための記憶装置 - Google Patents

複数のホスト・ストレージ管理情報のための記憶装置

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JP2001512255A JP2000500590A JP2000500590A JP2001512255A JP 2001512255 A JP2001512255 A JP 2001512255A JP 2000500590 A JP2000500590 A JP 2000500590A JP 2000500590 A JP2000500590 A JP 2000500590A JP 2001512255 A JP2001512255 A JP 2001512255A
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Abstract

(57)【要約】 ホスト・システム(202、204)に接続されたストレージ・サブシステム(200)に関する管理情報を保持する方法及びそれに関連する装置である。特に、本発明は、ストレージ・サブシステム(200)に関するコンフィギュレーション及びそれ以外の管理情報を、そのストレージ・サブシステムのホスト・ストア領域(HSR)と称される確保されたエリア(224)に記憶する。コンフィギュレーション情報は、HSR(224)に記憶されるときには、ストレージ・サブシステム(200)によってタイムスタンプが付される。書き込まれた情報は、特にHSR(224)に向けられた標準的な読み出し及び書き込みコマンドを用いて接続されたホスト・システム(202、204)によって書き込まれかつ読み出される。ストレージ・サブシステム(200)は、ホストによって供給されたデータを継続的に記憶するために用いられる記憶容量とは別個のエリアを確保している。この確保されたエリアの一部(HSR)は、管理情報を相互の間で通信する際にすべての接続されたホスト・システムによって用いられるスクラッチパッドとして、予備にとっておかれる。本発明は、接続されたホスト・システムのそれぞれと共通のストレージ・サブシステムとの間の既存の通信チャネル(208)を用いる。例えば、ストレージ・サブシステムがSCSIインターフェースによってホスト・システムに接続されたRAIDストレージ・サブシステムである場合には、それぞれのホスト・システムがHSRにアクセスするのにSCSIインターフェースが用いられ、従って、接続されたすべてのホスト・システムを同期化するのに別の通信チャネルが必要とならない。ストレージ・サブシステムのコンフィギュレーション又は状態を修正するホスト・システムは、適切なメッセージをHSRに書き込み管理情報の修正を指示する。すべてのホスト・システムは、HSRを周期的にポーリングし、現在の管理状態及びコンフィギュレーション情報を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ホスト・ベースのストレージ・サブシステム管理に関し、特に、複
数の接続されたホスト・システムの間で共有されたコンフィギュレーション情報
を共通に接続されているストレージ・サブシステムの確保された領域上に記憶す
る方法及びそれに関連する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホスト・システム・プログラムが、接続されている複数のストレージ・サブシ
ステムの統制及び管理の責任を有することはこの技術分野では一般的である。例
えば、使用可能な記憶容量をデータの記憶に配分するストレージ・サブシステム
の当初のコンフィギュレーションは、そのようなホスト・プログラムによって実
行される。ホスト・プログラムは、例えば、管理者的なユーザと相互作用し、記
憶空間の所望のコンフィギュレーションを決定し、必要なコマンド・シーケンス
すべてをストレージ・サブシステムに送ることにより、所望のコンフィギュレー
ションを実現する。複数のホストが共通のストレージ・サブシステムに接続する
ような集中的(clustered)な環境では、それらの複数のホストは、相互の間で 、それぞれのコンフィギュレーション及び管理動作を通信する。第1のホスト・
システムが接続されているあるストレージ・サブシステムのコンフィギュレーシ
ョンを設定する、コンフィギュレーションを再設定する又はそれ以外の管理動作
を行うときには、そのストレージ・サブシステムに接続されているそれ以外のホ
スト・システムは、そのストレージ・サブシステムのコンフィギュレーション又
は動作における変化すべてを告知されることが必要である。
【0003】 従来技術によって教示されるように、1つの共通ストレージ・サブシステムに
接続されている複数のホスト・システムは、そのような管理メッセージを交換す
るのに、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)やそれ以外の通信チャネル
を用いてきた。それぞれのホスト・システムは、メッセージを、他のホスト・シ
ステムへの通信チャネル上にブロードキャストすることにより、そのブロードキ
ャストする側のシステムによって実行されるコンフィギュレーション又はそれ以
外の管理動作を告知する。多数のホスト・システム(多くの場合、すべて)が、
ストレージ・サブシステムの現状に関する現在のコンフィギュレーション情報の
記録を維持する。メッセージが他のホスト・システムから受け取られると、それ
ぞれのホスト・システムは、現在のストレージ・サブシステムのコンフィギュレ
ーションに関するモデルを更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術から得られるこれらの方法及び構造は、共通のストレージ・サブシス
テムに新たに接続されるホスト・システム又は残りのホスト・システムから一時
的に切断されるホスト・システムの場合には、問題を生じる。このようなシステ
ムは、残りのシステムの中の1つ又は複数にストレージ・サブシステムの現状に
関して問合せを行うことにより、ストレージ・サブシステムの現状のモデルを同
期化することを試みなければならない。状態を同期化するためにそのような問合
せを行うときには、ホスト・システムは、受け取った状態情報のどれもがホスト
・システムに既に知られている状態よりも新しいかどうかを判断しなければなら
ない。
【0005】 従って、複数のホスト・システムが共通して接続されているストレージ・サブ
システムに関する状態情報について同期を維持することを可能にする単純な方法
及びそれに関連する装置を発明することが課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のホスト・システムに接続されたストレージ・サブシステムに
関する状態情報を維持する単純な方法及びそれに関連する装置を提供することに
よって上述した及びそれ以外の問題を解決し、有用な技術の状態を前進させる。
特に、本発明による方法は、ストレージ・サブシステムに関するコンフィギュレ
ーション情報をストレージ・サブシステムの確保された領域であるホスト・スト
ア領域(HSR)に記憶する。コンフィギュレーション情報は、HSRに記憶さ
れるときにタイムスタンプが付される。このHSRに書き込まれた情報は、特に
HSRに向けられた標準的な読み出し及び書き込みコマンドを用いることにより
ホスト・システムによって書き込み及び読み出しがなされる。
【0007】 更に詳しくは、ストレージ・サブシステムは、ホストによって供給されたデー
タの継続的(持続的、persistent)な記憶に用いられる記憶容量とは区別できる
領域を確保している。この確保された領域の一部は、接続されているすべてのホ
スト・システムによってコンフィギュレーション情報を相互に通信するのに用い
るスクラッチパッドとして予備にとっておかれている。本発明のこの特徴によれ
ば、コンフィギュレーション及びそれ以外の管理情報の交換に用いられる複数の
ホスト・システムの間の専用の通信チャネルが不要になる。その代わりに、本発
明は、接続されている複数のホスト・システムのそれぞれと共通のストレージ・
サブシステムとの間の既存の通信チャネルを用いる。
【0008】 例えば、ストレージ・サブシステムがSCSIインターフェース(例えば、1
つ又は複数のSCSIパラレル・バス又はSCSIファイバ・チャネル通信リン
ク)によって複数のホスト・システムに接続されているRAIDストレージ・サ
ブシステムである場合には、このSCSIインターフェースは、それぞれのホス
ト・システムによってHSRにアクセスするのに用いられるので、接続されてい
るすべてのホスト・システムを同期化する別の通信チャネルは不要となる。
【0009】 HSRは、RAIDストレージ・サブシステムの内部に現在定義されているす
べての論理ユニット(LUN)のための定義されたストレージの外部にある領域
において確保される。好ましくは、SCSIリード(読み出し)バッファ及びラ
イト(書き込み)バッファ・コマンドが、LUNを特定せずに確保された領域を
直接にアドレシングするのに用いられる。ホスト・システムがストレージ・サブ
システムのコンフィギュレーションを修正する(又は、そうでなければ、その状
態を管理する)ときには常に、適切なメッセージがホスト・システムによってH
SRに書き込まれ、コンフィギュレーション又は管理的な修正が指示される。す
べてのホスト・システムが、HSRを周期的にポーリングし、現在の管理状態及
びコンフィギュレーション情報を判断する。
【0010】 タイムスタンプ値は、ホスト・システムが管理の変更を開始することによって
発生され、このタイムスタンプ値は、HSRに書き込まれたコンフィギュレーシ
ョン又は管理情報に添付される。タイムスタンプ値は、それぞれのポーリングの
際に接続されたホスト・システムによって読み出される。タイムスタンプ値は、
そのコンフィギュレーションがHSRに現に記憶されているコンフィギュレーシ
ョンよりも多かれ少なかれ新しい場合に、ホスト・システムによって用いられる
【0011】 従って、本発明の目的は、接続された複数のホスト・システムによるストレー
ジ・サブシステムの管理の調整を可能にする方法及びそれに関連する装置を提供
することである。
【0012】 本発明の別の目的は、複数のホスト・システムの間に専用の通信チャネルを必
要とせずに、接続された複数のホスト・システムによるストレージ・サブシステ
ムの管理の調整を可能にする方法及びそれに関連する装置を提供することである
【0013】 本発明の更に別の目的は、共通に接続されたストレージ・サブシステムにおい
て確保されている共有のスクラッチパッド領域を用いることにより、接続された
複数のホスト・システムによるストレージ・サブシステムの管理の調整を可能に
する方法及びそれに関連する装置を提供することである。
【0014】 本発明の更にまた別の目的は、ストレージ・サブシステムにおいて確保された
スクラッチパッド領域を定義して用いることにより、別の通信チャネルを介して
それぞれのコンフィギュレーション・モデルを同期化するホスト・システム・ス
トレージの管理アプリケーションの同期化を不要にする方法及びそれに関連する
装置を提供することである。
【0015】 本発明の上述の及びそれ以外の目的、側面、特徴及び効果は、以下の説明と添
付の図面とから明らかになるはずである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、様々な修正や別の形態が可能であり、特定の実施例を添付の図面に
おいて例示しているが、以下では、その詳細を説明する。しかし、本発明をこの
開示されている特定の形態に限定することは意図しているのではなく、逆に、本
発明は、請求の範囲によって定義された本発明の精神と範囲とに含まれる修正、
均等物及び変更をすべて含むものである。
【0017】 図1は、この技術分野において知られている典型的なシステムのブロック図で
あり、複数のホスト・システム102及び104が共通にストレージ・サブシス
テム100に接続されている。ホスト・システムは、経路108を介して、デー
タをストレージ・サブシステム100上に記憶し、また、データをストレージ・
サブシステム100から検索する。この技術分野において知られているように、
経路108は、例えば、SCSI、ファイバ・チャネル、SSAなどを含む複数
の周知のインターフェース・バス又は通信媒体の中の任意のものでありうる。ス
トレージ・サブシステム100の中のコントローラ110及び112は、データ
の読み出し及び書き込みリクエストを、接続されたホスト・システム102及び
104に代わって処理する。コントローラ110及び112は、経路114を介
してストレージ・デバイス(例えば、ディスク・ドライブ116−122)と情
報を交換する。経路114は、複数の広く知られたインターフェース、プロトコ
ル及び通信媒体の中の任意のものを用いて実現することができる。例えば、経路
114は、SCSI、ファイバ・チャネル、SSA、EIDE、IPIなどであ
り得る。
【0018】 ホスト・システム102及び104上でストレージ管理プロセスを実行し、ス
トレージ・サブシステム100のコンフィギュレーションと動作とを管理するこ
とは既知である。これらのプロセスは、ホスト・システム102及び104のそ
れぞれにおいて、ラベルS.M.によって示されている(この出願では、SM又
はSMプロセスとも称する)。SMは、ストレージ・サブシステム100の適切
な動作に必要な様々な管理及びコンフィギュレーション・タスクを実行する。例
えば、ストレージ・サブシステム100がディスク・アレイ・サブシステム(例
えば、RAIDストレージ・サブシステム)である場合には、SMプロセスは、
ディスク・ドライブ116−122のアレイにおいて論理ユニット(LUN)の
定義を追加、削除及び修正する。RAIDストレージ・サブシステム100の動
作におけるそれ以外のオプションは、ホスト・システム102においてSMプロ
セスによってコンフィギュレーションが設定されるが、これらは、特定のLUN
に対するRAID動作のレベルや、RAIDストレージ・コントローラ112及
び114に対する冗長性コンフィギュレーションである。
【0019】 この技術分野において知られているように、このようなコンフィギュレーショ
ン及び管理タスクを実行する際には、ホスト・システム102及び104におけ
るSMプロセスは、経路106を介して、相互の間で情報を交換する。1つのホ
スト・システム(例えば、102又は104)がストレージ・サブシステム10
0を再構成し新たな動作パラメータ又はストレージ・コンフィギュレーションを
定義するときには、そのホスト・システムは、他のホスト・システムにその変化
を知らせなければならない。メッセージは、経路106を介して様々なホスト・
システムの間で交換され、ストレージ・サブシステム100に接続されたすべて
のホスト・システムが更新される。接続されたホスト・システムの間でストレー
ジ・サブシステム100の現在の動作状態の同期を維持するには、かなりの処理
が必要となる。新たなホスト・システムがストレージ・サブシステムに接続され
たクラスタに追加される場合には、この新たに追加されたシステムは、更新を行
いストレージ・サブシステムのその当初の状態モデルをシステムにおいて実際に
コンフィギュレーションが定められた現在の状態と同期させることを要求する。
同様に、ホスト・システムがストレージ・サブシステムから一時的に切断される
場合には、ストレージ・サブシステム状態のそのモデルは、それが最初にストレ
ージ・サブシステムに再接続するときに更新を要求する。
【0020】 経路106は、そのような管理通信のためだけに用いられる専用の通信経路で
あり得る。また、経路106は、ここで論じられている管理通信のメッセージン
グを含む様々なプロセス相互間の通信目的に用いられる通信経路でもあり得る。
経路106がストレージ管理通信だけに用いられる専用の通信経路である場合に
は、経路106は、図1のシステムに対し、複雑性とそれに関連するコストとを
追加することになる。経路106がストレージ管理通信を含む複数の目的に用い
られる汎用の通信経路である場合には、それら複数の目的で経路106を用いる
ことにより、通信経路106上の貴重な帯域幅を使用することになりうる。
【0021】 図2は、本発明に従って動作するシステムのブロック図である。複数のホスト
・システム202及び204が、ストレージ・サブシステム200に共通に接続
されている。これらのホスト・システムは、経路208を介して、ストレージ・
サブシステム200にデータを記憶し、また、ストレージ・サブシステム200
からデータを検索する。この技術分野において知られているように、経路208
は、例えばSCSI、ファイバ・チャネル、SSAなどを含む複数の広く知られ
たインターフェース・バス又は通信媒体の任意のものでよい。ストレージ・サブ
システム200の中のコントローラ210及び212は、接続されたホスト・シ
ステム202及び204に代わって、データ読み出し及び書き込みリクエストを
処理する。コントローラ210及び212は、ストレージ・デバイス(例えば、
ディスク・ドライブ216−222)との間で経路214を介して情報を交換す
る。経路214は、複数の広く知られたインターフェース、プロトコル及び通信
媒体の任意のものを用いて実現することができる。例えば、経路214は、SC
SI、ファイバ・チャネル、SSA、EIDE、IPIなどであり得る。
【0022】 図1の場合のように、SMプロセスは、ホスト・システム202及び204上
で動作してストレージ・サブシステム200の動作及びコンフィギュレーション
を共同して管理する。しかし、図1に示されているシステムとは異なり、図2の
ホスト・システム202及び204は、ストレージ・サブシステムの現在のコン
フィギュレーションに関する情報を交換するのに際して、汎用の通信経路や専用
の通信経路に依存することがない。そうではなく、図2のホスト・システム20
2及び204は、ストレージ・サブシステム200の現在のコンフィギュレーシ
ョン及び状態に関する情報を、そのストレージ・デバイス(216−222)の
上に記憶し、その上で検索する。
【0023】 特に、ホスト・システム202及び204は、コンフィギュレーション情報を
ホスト・ストレージ領域224(HSR)上に記憶する。ある1つのホスト・シ
ステム(例えば、202又は204)がストレージ・サブシステム200を再構
成して新たな動作パラメータ又はストレージ情報を定義するときには、それ以外
のホスト・システムはその変化を知らなければならない。それぞれのホスト・シ
ステムは、ストレージ・サブシステム200の現在のコンフィギュレーションを
表すとそれ自身が考える管理及びコンフィギュレーション情報のそれ自身のコピ
ーを維持する。コンフィギュレーション又はそれ以外の管理動作を実行するホス
ト・システムは、特別に符号化された書き込みコマンドを、HSRに書き込まれ
るべき新たなコンフィギュレーション・データと共に、ストレージ・サブシステ
ムに送る。こうして、そのようにしてHSR224に書き込まれた情報は、それ
以外のホスト・システムの上で動作している他のSMプロセスによって読み出さ
れることが可能になる。従って、複数のホスト・システムの上で動作するSMプ
ロセスは、HSR224を「スクラッチパッド」領域として用いることにより、
通信を行う。それぞれのシステムは、このスクラッチパッドに書き込むことによ
り、ストレージ・サブシステム200のコンフィギュレーション又は動作におい
て要求される変化を知らせることになる。
【0024】 HSR224に書き込まれる及びHSR224から読み出されそれぞれのホス
ト・システム内にローカルに記憶される情報には、対応するコンフィギュレーシ
ョン又は動作の修正が生じた時間を示すタイムスタンプ値が含まれる。それぞれ
のホスト・システム(例えば、202や204)は、周期的に、HSR224に
記憶された情報を読み出す(又は、ポーリングする)。特に、HSR224に記
録されているタイムスタンプ値は、HSR224に記憶されている管理情報がポ
ーリングしている側のホスト・システムの中にローカルに記憶されている管理及
びコンフィギュレーション情報よりも新しいかどうかを判断するために、確認さ
れる。個別的には、それぞれのホスト・システムは、HSR224から読み出さ
れたタイムスタンプ値をそのローカルに記憶されているタイムスタンプ値と比較
する。HSR224に記憶されていた管理情報の方が新しいとそのタイムスタン
プ値が示す場合には、ポーリングをしている側のホスト・システムは、HSR2
24に記憶されている管理情報を読み出してそのローカルに記憶されているコピ
ーを(そのローカルに記憶されているタイムスタンプ値と共に)更新する。本発
明による方法の更なる詳細に関しては、図3から図5Bを参照して以下で説明す
る。
【0025】 図3は、ある1つのストレージ・サブシステムのための管理オフコンフィギュ
レーション情報とそれに関連付けされたタイムスタンプ値とを更新するイベント
の典型的なシーケンスを示す図である。図3においては、水平方向に引かれた複
数の線が、別々の例示的な状態を時系列的に分離している。それぞれの状態は、
0から6までの範囲にある時間ラベルTによって識別されている。それぞれの状
態では、作用が記述されており、又は、2つの例示的なホスト・システム202
及び204のそれぞれの状態が提示されている。時間T=xにおけるホスト・シ
ステム202の状態は、202.xというラベルが付けられたボックス内に示さ
れている。同様にして、ホスト・システム204とHSR224の状態は、20
4.x及び224.xとして与えられている。それぞれのボックスの状態は、そ
のローカルに記憶されたタイムスタンプ値TSの値によって決定される。TSの
値は、それぞれの要素の中に記憶された管理情報のバージョン(タイムスタンプ
)を示している。
【0026】 T=0では、ホスト・システム202.0とホスト・システム204.0とは
、それぞれの中に記憶されている(初期の)タイムスタンプ値は定義されていな
い(すなわち、TS=n/aである)。HSR224.0は、TS=1によって
示される当初の定義された管理情報バージョンを有する。T=1の状態では、ホ
スト・システム202.0及び204.0は、それぞれが、HSR224.0の
周期的なポーリングを実行する。そうする際に、ホスト・システム202.0及
び204.0は、共に、状態T=2において202.2、204.2及び224
.2におけるタイムスタンプ値TS=1によって示されるように、管理情報のそ
れぞれのローカルに記憶されているコピーを更新する。状態T=3では、ホスト
・システム202.2は再構成されるか、又はそうでない場合には、ストレージ
・サブシステムに関係する管理情報を変更する。状態T=4では、この更新の結
果が、タイムスタンプ値TS=2に対応する管理情報を記憶するホスト・システ
ム202.4及びHSR224.4を反映する。更に、ホスト・システム204
.4は、ホスト・システム202.4の動作によって生じた変化を検出すること
になる。状態T=5では、ホスト・システム202.4及び204.4は、再び
ストレージ・サブシステムHSR224.4をポーリングして、動作の現在の状
態を判断する。最後に、状態T=6では、ホスト・システム202.6及び20
4.6とHSR224.6とは、すべてが、ホスト204.4がそのローカルに
記憶された管理情報を状態T=5におけるHSR224.4のその最後のポーリ
ングにおいて見いだされるより最近のバージョンから更新することによって、同
期化される。
【0027】 図4Aから図5Bは、本発明による方法の動作を説明する流れ図である。図4
Aは、接続されたホスト・システム内で本発明による方法が動作してストレージ
・サブシステムのコンフィギュレーション又は動作における状態変化を生じさせ
る様子を示している。要素400では、ストレージ・サブシステムと交換された
適切なコマンドによってストレージ・サブシステムのコンフィギュレーション又
は動作に所望の変化が生じる。要素402では、特定の変化によって新たな管理
データがストレージ・サブシステムのHSRに書き込まれることが要求されるか
どうかが判断される。本発明の好適なモードでは、特にHSRに記憶される必要
のない多数の修正が存在する。そのような変更は、用いられているプロトコルの
規格に従って、ストレージ・サブシステム・コントローラの標準的な及び/又は
ベンダーに特定の位置に記憶される。例えば、ホスト・システムとストレージ・
サブシステムとの間がSCSIインターフェース接続である場合には、LUNの
作成、削除及びフォーマット化は、HSRに記憶される必要がない。むしろ、そ
のような情報は、SCSIコマンド及びセンス・ページ(sense page)の標準的
な位置(又は、ベンダーに特有の位置)に維持される。
【0028】 要素402においてその特定の管理データがHSRに書き込まれる必要はない
と判断される場合には、処理は、下にある要素406に進む。管理データ自体を
書き込む必要はない場合はあるが、他のホスト・システムに対して、それらに要
求される潜在的なコンフィギュレーションの更新を告知するには更新されたタイ
ムスタンプ値が必要となる。要素402では、データをHSRに書き込む必要が
あるかどうかが判断され、次に、要素404では、適切な管理情報がストレージ
・サブシステムのHSRに書き込まれる。すでに述べたように、HSRは、サブ
システムの記憶空間の確保された領域に配置される。この確保された領域は、ユ
ーザ関連データの記憶に配分される空間の外部に位置する。例えば、RAIDス
トレージ管理制御においては、HSRが存在する確保された空間がLUN記憶空
間に配分されることは決してない。このような配分を考慮すると、特にHSRに
向けられた書き込み及び読み出しコマンドは、ユーザ・データのための定義され
たストレージ領域(例えば、RAIDのLUN)をバイパスするのに用いられる
。特に、この好適実施例では、SCSI読み出しバッファ及び書き込みバッファ
・コマンドが、HSR内の情報にアクセスするのに用いられる。
【0029】 要素406では、ホスト・システムのクロックから新たなタイムスタンプ値が
作成される。この好適実施例では、コンフィギュレーション又は管理上の変更を
発生させるそれぞれのホスト・システムのシステム・クロックが、関連するタイ
ムスタンプ値を作成するのに用いられる。クラスタ状の環境では、すべてのホス
ト・システムが相互に合理的に同期化されたそれぞれのクロックを有しているの
が一般的である。別の実施例では、ストレージ・サブシステムがタイムスタンプ
の発生のためにクロックを提供することが可能である。そのような実施例の場合
には、複数のホスト・システム・クロックの間での同期を維持する必要がなくな
る。しかし、そのような同期は、クラスタ状の計算環境においては、標準的な特
徴として与えられるのが典型的である。タイムスタンプの作成に有用なクロック
は、多くのストレージ・サブシステムの標準的な制御上の特徴の中では一般的な
ものではない。一般に、タイムスタンプ値の作成とそれに関連するクロック・デ
バイスとの位置は、特定の応用例における特定のパラメータに従って変動しうる
設計上の選択事項である。
【0030】 要素408では、新たに作成されたタイムスタンプ値がHSRに書き込まれる
。最後に、要素410では、新たに作成されたタイムスタンプ値がローカルにホ
スト・システムに記憶される。ホスト・システムは、それによって、所望のコン
フィギュレーション又は管理上の変更のための処理を完了し、他のホスト・シス
テムに対しそれらの次のポーリング・シーケンス(後に論じる)の際に告知する
ためにHSRにおけるタイムスタンプ値を更新したことになる。
【0031】 図4Bにおける要素412及び414は、ホスト・システムにおける要素40
0−410と共に、ストレージ・サブシステムの内部で機能する。要素412で
は、HSRに記憶するためのホスト・システムの新たな管理データが受け取られ
る。ストレージ・サブシステムのコンピュータは、次に、HSRの上への原子的
(atomic)な「読み出し・修正・書き込み」プロセスを実行し、更新動作の一体
性が確保されることを助ける。ホスト・システムは、HSRにおいて更新される
べきそれぞれのフィールドに対する長さ及びアドレスを提供することによって、
HSRへの書き込みリクエストを「シリアル化」する。これによって、それぞれ
のフィールドが、競合する更新リクエストからの干渉を排除する原子的な動作で
更新されることが可能となる。更新シーケンスの信頼性を更に向上させるには、
広く知られたマルチプログラミングの技術を用いることができる。例えば、セマ
フォを固定するという方法(locking semaphore features)を用いて、2つの異
なるホストからのほぼ同時的なリクエストを排除することができる。しかし、そ
のような更新が生じる頻度は比較的低いためにそのようなことが生じる確率は比
較的低いのであるから、上述した排除を行っても、得られる効果はその複雑性と
比べると非常に小さい。
【0032】 図5A及び5Bには、ホスト・システムにおいてストレージ・サブシステムの
コントローラと共にローカルに記憶された管理情報の更新が必要であるかどうか
を判断するのに実行されるポーリング・シーケンスの動作が記載されている。図
5Aの要素500では、まず、ホスト・システム内において、ストレージ・サブ
システムのHSRからタイムスタンプ値を読み出すことによって周期的なポーリ
ングを開始される。すでに述べたように、HSRが存在する確保されたストレー
ジ領域へのアクセスには、SCSI読み出しバッファ・コマンドが好適である。
要素502では、次に、HSRからの戻されたタイムスタンプ値とローカルに記
憶されているタイムスタンプ値とが比較される。2つの値が等しい場合には、ロ
ーカルに記憶されている管理情報がストレージ・サブシステムのHSRに記憶さ
れている現在の情報と同期化される。こうして、次の周期的なポーリングが開始
されるまでに処理が完了する。
【0033】 HSRとローカルなタイムスタンプ値とが等しくないと要素502において判
断されると、ストレージ・サブシステムのHSR上に記憶された管理情報は、ロ
ーカルに記憶されているものよりも、より最近のものであると推定される。処理
は、下にある要素504に進む。すでに述べたように、本発明による方法が動作
するためには、ホスト・システム・クロックの厳密な同期化は必要でない。タイ
ムスタンプ値がローカルに記憶された値と異なっているという事実は、ローカル
に記憶されている管理情報がHSRにおける更新された情報よりも古いと判断す
る十分な根拠である。HSRのタイムスタンプ値がローカルに記憶されているタ
イムスタンプ値よりも僅かに大きいとか小さいとかは問題ではない。いずれの場
合にも、ローカルに記憶されている値とそれに関連する管理情報とは、別のホス
ト・システム(そのクロックがポーリングしている側のシステムのクロックとい
くぶん同期がずれているもの)によって生じた更新によって取って代わられるの
である。
【0034】 次に、要素504では、好ましくはすでに述べたSCSI読み出しバッファ・
コマンドを用いて、更新された管理情報がHSRから読み出される。そして、要
素506において、戻された管理データが、ローカルに記憶された管理データの
上にコピーされ、HSRのタイムスタンプ値がローカルに記憶されたタイムスタ
ンプ値の上に上書きされ、それによって、このポーリング・シーケンスの処理が
完了する。処理は、次の周期的なポーリングの開始と共に新たに開始される。
【0035】 図5Bには、上述した図5Aの処理と共になされるストレージ・サブシステム
のコントローラ内部での処理が記載されている。要素510では、読み出しバッ
ファ・コマンドが接続されたホスト・コンピュータから受け取られる。次に、要
素512では、要求されたデータがHSRから要求側のホスト・システムに戻さ
れる。
【0036】 この技術分野における当業者であればわかることであるが、ストレージ・サブ
システムにおけるコントローラは、HSRに記憶された管理情報のセマンティク
スを知らない。セマンティクスは、複数のホスト・システムが共同して動作する
ことによって完全に定義される。ストレージ・サブシステムのコントローラは、
単に、受け取られた書き込みリクエストによって提供されるデータ(例えば、書
き込みバッファ・コマンドによって提供されるタイムスタンプ値又は管理データ
)を記憶し、ホスト・システムによって要求されるデータ(例えば、先に記憶さ
れていた又は読み出しバッファ・コマンドによって要求されるタイムスタンプ値
又は管理データ)を戻すだけである。
【0037】 図面と以上の説明とにおいて本発明を詳細に図解し説明したが、そのような図
解や説明は例示であり限定的な性質は有していないと考えるべきであり、単に好
適実施例と若干の変更例とを示し説明しただけであるから、本発明の精神の範囲
内に含まれるすべての変更及び修正は、保護されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この技術分野において知られている典型的な従来技術のブロック図である。こ
の図では、複数のホスト・システムが共通のストレージ・サブシステムに接続さ
れているが、管理同期の交換は、別の通信リンクを介してなされている。
【図2】 本発明によるシステムのブロック図である。この場合には、本発明による方法
が機能しており、接続されているホスト・システムによる管理情報の交換は、ス
トレージ・サブシステムにおける共有の確保されたスクラッチパッド領域を介し
て行うことができる。
【図3】 ストレージ・サブシステムにおいて確保されたスクラッチパッド領域を共有す
る複数の接続されたホスト・システムの間での管理情報の交換の典型的なシーケ
ンスを説明するブロック図である。
【図4】 図4は、4A及び4Bで構成される。これらの図は、本発明による方法が接続
されたホスト・システムとストレージ・サブシステムの中で機能し、管理情報の
変化をストレージ・サブシステムの共有のスクラッチパッド領域に書き込む様子
を説明する流れ図である。
【図5】 図5は、5A及び5Bで構成される。これらの図は、本発明による方法が接続
されたホスト・システムとストレージ・サブシステムの中で機能し、管理情報の
変化をストレージ・サブシステムの共有のスクラッチパッド領域から周期的にポ
ーリングする様子を説明する流れ図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月24日(2000.10.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),AL,AM,A T,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA ,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU, ZW 【要約の続き】 して、予備にとっておかれる。本発明は、接続されたホ スト・システムのそれぞれと共通のストレージ・サブシ ステムとの間の既存の通信チャネル(208)を用い る。例えば、ストレージ・サブシステムがSCSIイン ターフェースによってホスト・システムに接続されたR AIDストレージ・サブシステムである場合には、それ ぞれのホスト・システムがHSRにアクセスするのにS CSIインターフェースが用いられ、従って、接続され たすべてのホスト・システムを同期化するのに別の通信 チャネルが必要とならない。ストレージ・サブシステム のコンフィギュレーション又は状態を修正するホスト・ システムは、適切なメッセージをHSRに書き込み管理 情報の修正を指示する。すべてのホスト・システムは、 HSRを周期的にポーリングし、現在の管理状態及びコ ンフィギュレーション情報を判断する。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のストレージ・サブシステムに接続された複数のホスト
    ・システムを含むシステムにおいて、前記複数のホスト・システムの間でストレ
    ージ・サブシステム管理情報の同期を維持する方法であって、 前記管理情報の記憶のために前記ストレージ・サブシステムにホスト・ストレ
    ージ領域を確保するステップと、 前記複数のホスト・システムの1つからのメッセージを、前記複数のホスト・
    システムの前記1つによって開始された前記管理情報の変化に応答して、前記ホ
    スト・ストレージ領域に書き込むステップと、 前記複数のホスト・システムによって前記ホスト・ストレージ領域を周期的に
    ポーリングし、前記ホスト・ストレージ領域における前記管理情報が更新されて
    いるかどうかを判断するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記書き込みのステップに応答して前記メッセージと関連付けされたタイムス
    タンプ値を発生するステップと、 前記メッセージと関連付けされた前記タイムスタンプ値を前記ストレージ・サ
    ブシステムの前記ホスト・ストレージ領域内に記憶するステップと、 を更に含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、 前記メッセージと関連付けされた前記タイムスタンプを、前記書き込みステッ
    プに応答して、前記ホスト・システムの前記1つの中に記憶するステップを更に
    含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、周期的にポーリングする前記
    ステップは、 現在のタイムスタンプを、前記ホスト・ストレージ領域から前記複数のホスト
    ・システムの少なくとも1つに検索するステップと、 前記現在のタイムスタンプ値を前記複数のホスト・システムの前記少なくとも
    1つに記憶された前記タイムスタンプ値と比較し、前記現在のタイムスタンプ値
    と関連付けされた前記ホスト・ストレージ領域に記憶された管理情報は前記複数
    のホスト・システムの前記少なくとも1つに対して既知であり前記タイムスタン
    プ値と関連付けされた管理情報よりも新しいと判断するステップと、 前記検索された管理情報が前記複数のホスト・システムの前記少なくとも1つ
    に対して既知であった管理情報よりも新しいという判断に応答して前記複数のホ
    スト・システムの前記少なくとも1つにおける管理情報を更新するステップと、 を更に含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 共通のストレージ・サブシステムに接続された複数のホスト
    ・システムを含むシステムにおいて、前記複数のホスト・システムの間でストレ
    ージ・サブシステム管理情報の同期を維持する装置であって、 前記管理情報の記憶のために前記ストレージ・サブシステムにホスト・ストレ
    ージ領域を確保する手段と、 前記複数のホスト・システムの1つからのメッセージを、前記複数のホスト・
    システムの前記1つによって開始された前記管理情報の変化に応答して、前記ホ
    スト・ストレージ領域に書き込む書き込み手段と、 前記複数のホスト・システムによって前記ホスト・ストレージ領域を周期的に
    ポーリングし、前記ホスト・ストレージ領域における前記管理情報が更新されて
    いるかどうかを判断するポーリング手段と、 を備えていることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記書き込み手段に応答して前記メッセージと関連付けされたタイムスタンプ
    値を発生する手段と、 前記メッセージと関連付けされた前記タイムスタンプ値を前記ストレージ・サ
    ブシステムの前記ホスト・ストレージ領域内に記憶する手段と、 を更に備えていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、 前記メッセージと関連付けされた前記タイムスタンプを、前記書き込み手段に
    応答して、前記ホスト・システムの前記1つの中に記憶する手段を更に含むこと
    を特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、周期的にポーリングする前記
    手段は、 現在のタイムスタンプを、前記ホスト・ストレージ領域から前記複数のホスト
    ・システムの少なくとも1つに検索する手段と、 前記現在のタイムスタンプ値を前記複数のホスト・システムの前記少なくとも
    1つに記憶された前記タイムスタンプ値と比較し、前記現在のタイムスタンプ値
    と関連付けされた前記ホスト・ストレージ領域に記憶された管理情報は前記複数
    のホスト・システムの前記少なくとも1つに対して既知であり前記タイムスタン
    プ値と関連付けされた管理情報よりも新しいと判断する手段と、 前記検索された管理情報が前記複数のホスト・システムの前記少なくとも1つ
    に対して既知であった管理情報よりも新しいという判断に応答して前記複数のホ
    スト・システムの前記少なくとも1つにおける管理情報を更新する手段と、 を更に備えていることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 ストレージ・サブシステムに接続された複数のホスト・シス
    テムの間でストレージ・サブシステム管理情報の同期を維持する方法を実行する
    プログラムされた命令を有形的に具体化するコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体であって、前記方法は、 前記管理情報の記憶のために前記ストレージ・サブシステムにホスト・ストレ
    ージ領域を確保するステップと、 前記複数のホスト・システムの1つからのメッセージを、前記複数のホスト・
    システムの前記1つによって開始された前記管理情報の変化に応答して、前記ホ
    スト・ストレージ領域に書き込むステップと、 前記複数のホスト・システムによって前記ホスト・ストレージ領域を周期的に
    ポーリングし、前記ホスト・ストレージ領域における前記管理情報が更新されて
    いるかどうかを判断するステップと、 を含むことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の記憶媒体において、前記方法は、 前記書き込みステップに応答して前記メッセージと関連付けされたタイムスタ
    ンプ値を発生するステップと、 前記メッセージと関連付けされた前記タイムスタンプ値を前記ストレージ・サ
    ブシステムの前記ホスト・ストレージ領域内に記憶するステップと、 を更に含むことを特徴とする記憶媒体。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の記憶媒体において、前記方法は、 前記メッセージと関連付けされた前記タイムスタンプを、前記書き込み手段に
    応答して、前記ホスト・システムの前記1つの中に記憶するステップを更に含む
    ことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記憶媒体において、前記方法における周
    期的にポーリングする前記ステップは、 現在のタイムスタンプを、前記ホスト・ストレージ領域から前記複数のホスト
    ・システムの少なくとも1つに検索するステップと、 前記現在のタイムスタンプ値を前記複数のホスト・システムの前記少なくとも
    1つに記憶された前記タイムスタンプ値と比較し、前記現在のタイムスタンプ値
    と関連付けされた前記ホスト・ストレージ領域に記憶された管理情報は前記複数
    のホスト・システムの前記少なくとも1つに対して既知であり前記タイムスタン
    プ値と関連付けされた管理情報よりも新しいと判断するステップと、 前記検索された管理情報が前記複数のホスト・システムの前記少なくとも1つ
    に対して既知であった管理情報よりも新しいという判断に応答して前記複数のホ
    スト・システムの前記少なくとも1つにおける管理情報を更新するステップと、 を更に含むことを特徴とする記憶媒体。
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