JP2001505041A - 組換えジオールデヒドラターゼを発現する組換え菌によるグリセロールからの1,3−プロパンジオールの製造 - Google Patents

組換えジオールデヒドラターゼを発現する組換え菌によるグリセロールからの1,3−プロパンジオールの製造

Info

Publication number
JP2001505041A
JP2001505041A JP53412996A JP53412996A JP2001505041A JP 2001505041 A JP2001505041 A JP 2001505041A JP 53412996 A JP53412996 A JP 53412996A JP 53412996 A JP53412996 A JP 53412996A JP 2001505041 A JP2001505041 A JP 2001505041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gene
propanediol
glycerol
host
cosmid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP53412996A
Other languages
English (en)
Inventor
ナガラジャン,ヴァサンサ
ナカムラ,チャールズ,エドウィン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EI Du Pont de Nemours and Co
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2001505041A publication Critical patent/JP2001505041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0006Oxidoreductases (1.) acting on CH-OH groups as donors (1.1)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/88Lyases (4.)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/02Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group
    • C12P7/04Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group acyclic
    • C12P7/18Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group acyclic polyhydric

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 1,2−プロパンジオールを分解するジオールデヒドラターゼ酵素を有することが知られている細菌由来の遺伝子を、細菌性宿主にクローニングし、前記宿主をグリセロールの存在下で増殖させる、グリセロールの1,3−プロパンジオールへの生物変換方法が提供される。宿主細胞内での外来遺伝子の発現は、グリセロールの1,3−プロパンジオールへの酵素的変換を促進するものであり、1,3−プロパンジオールは培養物から単離する。

Description

【発明の詳細な説明】 組換えジオールデヒドラターゼを発現する組換え菌によるグリセロールからの1, 3−プロパンジオールの製造発明の属する技術分野 本発明は、ジオールデヒドラターゼをコードする外来遺伝子を内包する組換え 菌による、グリセロールの1,3−プロパンジオールへの生物変換方法に関する 。発明の背景 1,3−プロパンジオールは、ポリエステル繊維の生産およびポリウレタンや 環状化合物の製造に有用であり得るモノマーである。 1,3−プロパンジオールに至る多様な化学的経路が知られている。たとえば 、1,3−プロパンジオールは、ホスフィン、水、一酸化炭素、水素および酸の 存在下で、エチレンオキシドおよび触媒から調製してもよいし、アクロレインを 触媒液相水和した後、還元することにより調製してもよいし、また、一酸化炭素 および水素の存在下で、周期律表VIII族触媒上で反応させた、グリセロールのよ うな炭化水素から調製してもよい。1,3−プロパンジオールは一般にこれらの 方法により生成可能だが、費用がかかるし、また環境汚染物質を含む廃液を生じ てしまう。 更新可能な供給源から生成する原料を利用する、1,3−プロパンジオールに 至る生物学的経路が知られている。たとえば、グリセロールを1,3−プロパン ジオールに変換することのできる菌株が、クレブシエラ、シトロバクター、クロ ストリジウム、およびラクトバシラスなどの属に見られる。これらの細菌におい ては、グリセロールは酸化または還元系に入る。グリセロールの酸化は、結果的 にグリセロールデヒドロゲナーゼによりグリセロールをジヒドロキシアセトン( DHA)へ変換し、そのDHAはアデノシン三リン酸(ATP)依存キナーゼに よりリン酸化されて、細胞内の解凍系に入るジヒドロキシアセトンリン酸(DH AP)を生じる。グリセロールの還元は、グリセロールデヒドラターゼが触媒し てまず異 性化と脱水が起こり、3−ヒドロキシプロピオンアルデヒドを生じ、これが1, 3−プロパンジオール:NAD+酸化還元酵素により更に還元されて、最終的な 細胞代謝産物である1,3−プロパンジオールを生じる。K.ニウモニエ(K.pne umoniae)においては、還元系に含まれる二つの酵素のみならず酸化系に含まれ るうちの少なくとも最初の二つの酵素の発現は、相互に作用して調節されている 。この4酵素系は機能的に連結しており、グリセロールからの1,3−プロパン ジオールの生成は、DHAからDHAPに至る経路により供給される還元剤の存 在に依存する。 グリセロールの1,3−プロパンジオールへの変換の原因となる遺伝子は単離 されており、それらはすべてdhaレギュロンに包含されている。組換え菌の、 タンパク発現能と生育速度が高いという潜在的な長所を利用するために、大腸菌 (E.コリ)内で、異種遺伝子としてのdhaレギュロンを発現させる試みがいく つかなされている。たとえば、シトロバクター由来のdhaレギュロン[Daniel ら、FEMS Microbiol.Lett.,100,281(1992)]およびクレブシエラ由来のdhaレ ギュロン[Tongら、Appl.Environ.Microbiol.,57,3541(1991)]を大腸菌内で発 現し、グリセロールを1,3−プロパンジオールに変換することが示されている 。組換え菌内でのdhaレギュロンの発現は、野生型での1,3−プロパンジオ ールの生成よりも有利である可能性を提案するものである。dhaレギュロンに 含まれる遺伝子は、酵素と、グリセロールの1,3−プロパンジオールへの効率 的な変換に必要な還元剤との双方を提供する。しかしながら、グリセロールデヒ ドロゲナーゼおよびグリセロールデヒドラターゼの双方を同時に過剰発現すると 、DHAに変換するグリセロールも出てくる。還元系酵素のみを発現しながら、 還元剤の生成のための異なる基質を提供することによって、すべてのグリセロー ルを1,3−プロパンジオールに変換するのが有利であろう。好ましい系は、グ リセロール基質をより効率的に利用しながら、ジオール生成物の高収率を維持す るものであろう。 多くの細菌が、1,2−プロパンジオールを単一炭素源として利用可能である ことは、以前から知られている。この能力は、pduオペロンによりコードされ る、特定のビタミンB12依存ジオールデヒドラターゼにより賦与されるものと考 えら れる。pduオペロンは、ビタミンB12の生合成に必要な酵素をコードするco bオペロンに連結しており、双方のオペロンとも、c pocR遺伝子によりコ ードされる同一の活性化タンパク質の調節下にある。 近年、クレブシエラ・オキシトカのジオールデヒドラターゼをコードする遺伝 子がクローニングおよび配列決定され、大腸菌内で発現された。活性ジオールデ ヒドラターゼがこれらの形質転換体内に観察されたが、これらのクローンが炭素 基質を1,3−プロパンジオールに代謝できるという証拠はない。 多様なサルモネラ属およびクレブシエラ属が、嫌気条件下で、1,2−プロパ ンジオールの、プロピオンアルデヒド、最終的には1−プロパノールおよびプロ ピオン酸への変換を触媒するジオールデヒドラターゼを生産することが知られて いる。ジオールデヒドラターゼはまた、クロストリジウム、およびプロピオニバ クテリウムで同定されているが、大腸菌ではされていない。クレブシエラ種由来 のジオールデヒドラターゼは、グリセロールを1,3−プロパンジオールに変換 できる[Forageら、Bacteriol,149,413(1981)]。 pduジオールデヒドラターゼの主たる機能は1,2−プロパンジオールの代 謝にあるが、本発明者らは、大腸菌内でK.ニウモニエのジオールデヒドラター ゼを発現することにより、グリセロールの1,3−プロパンジオールへの変換が 触媒されることを発見した。このジオールデヒドラターゼ系を発現する組換え菌 は、グリセロールを所望の1,3−プロパンジオール生成物に変換し、かつ、グ リセロールデヒドラターゼ系のような連結系に依存しない。本発明者らは、クレ ブシエラ種由来のpduジオールデヒドラターゼ遺伝子による組換え菌の形質転 換により、新規で、効率的かつ省コストの、1,3−プロパンジオールに至る生 物学的経路が提供されることを発見した。発明の要旨 本発明は、クレブシエラ・ニウモニエから単離した約35kbのDNA断片を含 有するコスミドであって、前記断片が、図5、第4列の制限部位を有する活性ジ オールデヒドラターゼ酵素をコードするコスミドを含む。 本発明は、更に、宿主微生物と、上記コスミドとを含有する形質転換微生物を 含む。 本発明は、更に、活性ジオールデヒドラターゼ酵素をコードし、配列番号1に 記載するようなDNA配列を有する遺伝子、または活性アルコールデヒドロゲナ ーゼ酵素をコードし、配列番号2に記載するようなDNA配列を有する遺伝子を 含む。 本発明は、更に、宿主微生物と、上記遺伝子のいずれかとを含有する形質転換 微生物を含む。 本発明は、更に、ジオールデヒドラターゼを発現可能な遺伝子で微生物宿主を 形質転換し、そして前記形質転換宿主を炭素基質に接触させることによる、炭素 基質の生物変換を含む。 本発明は、更に、クレブシエラ・ニウモニエから単離した約35kbの断片を含 有するコスミドに由来し、かつ、活性ジオールデヒドラターゼ酵素、および前記 コスミドによりコードされる他のあらゆる機能細菌タンパク質をコードする遺伝 子で微生物宿主を形質転換し、そして前記形質転換宿主を炭素基質に接触させる ことによる、炭素基質の生物変換を含む。図面の簡単な説明 図1は、K.ニウモニエのpdu−cob領域の遺伝子構成の概略図である。 DNA配列は、GCG-Wisconsin packageを用いて分析し、またオープンリーディ ングフレームは、GAPを用いてS.ティフィムリウム(S.typhimurium)配列 と比較した。同一性%および類似性%を示す。 図2は、S.ティフィムリウムのpduC遺伝子にコードされるアミノ酸配列 と、K.ニウモニエのpduC遺伝子にコードされるアミノ酸配列との比較であ る。 図3は、K.ニウモニエのpduC遺伝子にコードされるアミノ酸配列と、シ トロバクター・フリウンジ(Citrobacter freundii)由来のグリセロールデヒド ラターゼのアミノ酸配列との比較であり、類似性%および同一性%を示す。 図4は、K.ニウモニエ由来のグリセロールデヒドラターゼ遺伝子のオープン リーディングフレームから推定されるアミノ酸配列と、シトロバクター・フリウ ンジ由来の同じ遺伝子にコードされるアミノ酸配列との比較である。この図は、 二つの推定アミノ酸配列間の類似性%および同一性%を示す。 図5は、コスミドpKP1,pKP2,およびpKP4の制限酵素地図(Ec oR1、BamH1、EcoRV、およびNot1)をそれぞれ第1列、第2列 、および第4列に示すものであり、また、0.8%アガロースゲル電気泳動にお ける分離を示す。分子量マーカーは、端のレーンに注入した。4番とした列は、 ジオールデヒドラターゼ酵素を含むコスミドを示す。発明の詳細な説明 ここに用いる以下の用語は、請求項および明細書の解釈に用いてよい。 「構築体」なる用語は、プラスミド、ウイルス、自立複製する配列、ファージ 、またはあらゆる供給源に由来する、線状または環状の、一本鎖または二本鎖の DNAまたはRNAの塩基配列を指し、複数の塩基配列を連結するかまたは再結 合して特異な構築物としたものであり、プロモーター断片と選ばれた遺伝子産物 のDNA配列を、適切な3‘末端非翻訳領域配列と共に細胞へ導入することがで きる。 「形質転換」または「トランスフェクション」なる用語は、核酸導入後、細胞 において新たな遺伝子が獲得されることを指す。 「発現」なる用語は、遺伝子産物の配列をコードする遺伝子からの、その遺伝 子産物への転写および翻訳を指す。発現に際しては、遺伝子産物の配列をコード するDNA鎖を、たいていはメッセンジャーRNAである相補的RNAにまず転 写し、ついで転写したメッセンジャーRNAを、上記遺伝子産物がタンパク質で ある場合はその遺伝子産物に翻訳する。 ここで用いる「プラスミド」または「ベクター」または「コスミド」なる用語 は、細胞の主要な代謝に関与しない遺伝子をたいてい担持する、染色体外の要素 を指し、通常は環状二本鎖DNA分子の形である。 「炭素基質」なる用語は、微生物によって代謝されうるあらゆる炭素源を意味 し、少なくとも一つの炭素原子を含むものである。 「デヒドラターゼ酵素」なる用語は、グリセロール分子を生成物の3−ヒドロ キシプロピオンアルデヒドに変換可能なあらゆる酵素を指すものとする。本発明 の目的においては、デヒドラターゼ酵素は、好ましい基質がそれぞれグリセロー ルおよび1,2−プロパンジオールである、グリセロールデヒドラターゼまたは ジオールデヒドラターゼのいずれかである。 「1,3−プロパンジオール」なる用語は、式HOCH2CH2CH2OHの化合 物を指し、繊維製造用のポリマーの生産において、モノマーとして有用である。 以下の菌株は、ブダペスト条約の規定のもとにアメリカ基準菌株保存機構[Ame rican Type Culture Collection(ATCC)、米国20852メリーランド州、ロックビル 、パックローンドライブ12301所在]に寄託された:コスミドpKP1を含む大腸 菌DH5αに対応するATCC受託番号第69789番。ATCC受託番号第6 9790番は、コスミドpKP4を含む大腸菌DH5αを指す。 本発明は、組換え生物を用いた、グリセロールからの1,3−プロパンジオー ルの生物学的製造法を含む。この方法は、1,2−プロパンジオールに特異性を 有する異種のpduジオールデヒドラターゼ遺伝子で形質転換した形質転換大腸 菌を組み込んでいる。この形質転換大腸菌は、炭素源としてのグリセロールの存 在下で増殖し、その増殖培地から1,3−プロパンジオールが単離される。 本発明の方法は、ポリエステルやその他のポリマーの製造に有用な1,3−プ ロパンジオールモノマーの、迅速で、廉価、かつ環境責任を果たしうる供給源を 提供する。 本発明は、pduジオールデヒドラターゼの発現に適した形質転換宿主細胞を 提供する。適切な宿主細胞は、一般に、ジオールデヒドラターゼ遺伝子を通常は 内包していないものであろう。本発明の方法において好ましいのは、大腸菌、枯 草菌(バシラス・サチリス)、バシラス・リヒェニフォルミス(Bacillus liche niformis)、またはピヒア・パストリスである。形質転換宿主細胞内のジオール デヒドラターゼは、さきにTorayaら、J.Biol.Chem.,252,963(1977)が記載してい る。遺伝子の単離: pduジオールデヒドラターゼ遺伝子はあらゆる適切な供給源から得られるが 、好ましくは、1,2−プロパンジオールを唯一の炭素源として利用可能である ことがわかっている細菌から得る。pdu遺伝子を内包することがわかっている 適切な細菌には、限定はないが、クレブシエラ属、クロストリジア属、サルモネ ラ属、 およびシトロバクター属がある。 細菌ゲノムから所望の遺伝子を得る方法は、分子生物学の業界では一般的で、 よく知られている。本発明においては、所望のジオールデヒドラターゼをコード する遺伝子を単離するのに、実質的にあらゆる方法を用いてよい。たとえば、遺 伝子の配列がわかっている場合は、制限酵素切断により作製した適切な遺伝子ラ イブラリーを、その所望の遺伝子配列に相補的なプローブでスクリーニングして よい。配列を単離したら、そのDNAを、ポリメラーゼ・チェイン・リアクショ ン(PCR)(米国特許第4,683,202号)のような標準的なプライマー支配の増 幅法で増幅して、適切なべクターを用いて形質転換するのに適した量のDNAを 得る。 あるいはまた、ゲノムDNAの長い断片(35〜45kb)がベクターにパッケ ージングされているコスミドライブラリーを作製して、適当な宿主を形質転換す るのに用いてよい。コスミドベクターは、大量のDNAを収容可能な点で特異で ある。一般に、コスミドベクターは、外来DNAのパッケージング、そしてその 後の環状化に必要なcosDNA配列の、少なくとも一つのコピーを有する。c os配列に加え、これらのベクターは、ColE1のような複製起点や、アンピ シリンまたはネオマイシンに耐性の遺伝子のような薬剤耐性マーカーも含むこと がよくある。多数のコスミドベクターが当業界で知られており、例えば、amp マーカー、ColE1複製起点、および単一のcos部位を含有するpJB8[I sh-Horowiczら、Nucl.Acids Res.9,2989(1981)];ならびに、二つのcos部位 、カナマイシン耐性遺伝子とアンピシリン耐性遺伝子の双方、およびColE1 複製起点を含むc2RB[Batesら、Gene,26,137(1983)]がある。あらゆるコス ミドベクターが本発明に用いるのに適しているが、Stratagene社(カリフォルニ ア州ラホラ所在)から提供されるSupercos1ベクターが、最も好ましい。 典型的には、コスミドをクローニングするために、外来DNAを適当な制限酵 素を用いて単離し、コスミドベクターのcos領域の隣に連結する。次いで、線 状化した外来DNAを含有するコスミドベクターは、λバクテリオファージのよ うなDNAパッケージング媒体にインビトロでパッケージングする。パッケージ ングの間、cos部位は開裂し、外来DNAが細菌性ウイルス粒子の頭部にパッ ケージングされる。これらの粒子は、大腸菌のような適切な宿主細胞にトランス フェクションするのに用いる。細胞に注入すると、外来DNAはcos粘着末端 の影響下で環状化する。この方法で、外来DNAの長い断片を組換え宿主細胞内 に導入し、発現させることができる。 コスミドベクターおよびコスミドによる形質転換法は、本発明の状況において 、グリセロールを1,3−プロパンジオールに加工可能な遺伝子を所有すること がわかっている細菌属から、ゲノムDNAの長い断片をクローニングするのに用 いた。具体的には、K.ニウモニエおよびK.アエロゲネスのゲノムDNAを、 当業界でよく知られた方法により単離し、コスミドベクターSupercos1へ挿入す るために制限酵素Sau3Aで切断して、GigapackII(登録商標)パツケージン グ抽出物を用いてパッケージングした。ベクターの構築の後、このコスミドDN Aで大腸菌XL1-Blue MR細胞を形質転換した。形質転換体は、細胞をグリセロー ルの存在下で増殖させ、1,3−プロパンジオール形成について培地を分析する ことにより、グリセロールを1,3−プロパンジオールへ変換する能力のあるも のをスクリーニングした。 コスミドによる形質転換から生成したpKP4およびpKP5と称するDNA 配列を、GenbankデータベースのDNA配列と比較した。S.ティフィムリウム のpdu領域とホモロジーを示す独立したクローンがいくつか同定されたが、こ のことは、これらの形質転換体が、1,2−ジオールデヒドラターゼ遺伝子を含 む、1,2−プロパンジオール利用酵素をコードするDNAを担持していたこと を示唆する。これに対し、pKP1およびpKP2と称する形質転換体において は、オープンリーディングフレームがC.フリウンジ由来のグリセロールデヒド ラターゼ遺伝子に広範囲なホモロジーを示したが、このことは、これらの形質転 換体が、グリセロールデヒドラターゼ遺伝子をコードするDNAを含んでいたこ とを示唆する。細胞: 本発明は、更に、炭素基質を1,3−プロパンジオールに変換可能な形質転換 宿主細胞を含む。さきに開示したように、宿主細胞は、ジオールデヒドラターゼ をコードする単一の遺伝子、またはジオールデヒドラターゼ、および生物変換の 工 程を促進することで知られるその他の酵素をコードする一連の特定の遺伝子、ま たはコスミドの全DNA断片によって形質転換してよい。本発明に用いるのに好 ましいのは、大腸菌DH5αである。しかしながら、その他の細胞も上記遺伝子 によって形質転換されやすいと考えられ、それらには、限定はないが、バシラス 属、クレブシエラ属、シトロバクター属、クロストリジア属、およびピヒア属が 含まれると考えられる。炭素基質: 本発明は、形質転換した宿主生物の酵素機構によって、所望の1,3−プロパ ンジオール最終生成物に変換される炭素基質を提供する。実質的に、デヒドラタ ーゼ酵素の基質として機能するあらゆる炭素基質が、アルコールを最も利用する 本発明に適している。好ましい炭素基質には、限定はないが、グリセロール、エ チレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、および 2,3−ブタンジオールがあるが、グリセロールが最も好ましい。1,3−プロパンジオールの精製および単離 発酵培地からの1,3−プロパンジオールの精製方法は、当業界では知られて いる。たとえば、反応混合物を有機溶媒で抽出し、蒸留して、カラムクロマトグ ラフィーにかけることによって、細胞培地からプロパンジオールを得ることがで きる(米国特許第5,356,812号)。この方法に特に適した有機溶媒は、シクロヘ キサンである(米国特許第5,008,473号)。 1,3−プロパンジオールは、培地を高圧液体クロマトグラフィー(HPLC )分析にかけることによって直接同定してよい。本発明において好ましいのは、 0.01N硫酸を移動相に用いるイソクラティック方式で、分析用イオン排除カ ラムによって分析する方法である。 以下の実施例により本発明を説明するが、これらは本発明をいかようにも限定 するものではない。実施例 一般的方法 制限酵素切断、リン酸化、連結、および形質転換は、Sambrook,Jら、Molecula r Cloning:Laboratory Manual、第二版、Cold Spring Harbor Laboratory Press 、19 89年、に記載のようにして行った。GeneClean(カリフォルニア州ラホラ所在 のストラテジーン社製)を、製造者に指示されているように用いて、制限部位か ら酵素を切り出すのに用いた。制限酵素は、New England Biolabs社(マサチュ ーセッツ州ボストン所在)またはPromega社(ウィスコンシン州マディソン所在 )より入手した。増殖培地は、GIBCO/BRL(メリーランド州ゲイザーズバーグ所 在)より入手した。 略語の意味は以下の通りである:「h]は時間を意味し、「min」は分を意 味し、「sec」は秒を意味し、そして「d」は日を意味する。培地: 合成S12培地を、1,3−プロパンジオール生産能のある細菌形質転換体の スクリーニングに用いた。S12培地は以下の成分を含む:硫酸アンモニウム、 10mM;リン酸カリウム緩衝液、pH7.0、50mM;MgCl2、2mM; CaCl2、0.7mM;MnCl2、50μM;FeCl3、1μM;ZnCl、 1μM;CuSO4、1.72μM;CoCl2、2.53μM;Na2MoO4、 2.42μM;およびチアミン塩酸塩、2μM。 合成S15培地もまた、1,3−プロパンジオール生産能のある細菌形質転換 体のスクリーニングに用いた。S15培地は以下の成分を含む:硫酸アンモニウ ム、10mM;リン酸カリウム緩衝液、pH7.0、1mM;MOPS/KOH 緩衝液、pH7.0、50mM;MgCl2、2mM;CaCl2、0.7mM;M nCl2、50μM;FeCl3、1μM;ZnCl、1μM;CuSO4、1.7 2μM;CoCl2、2.53μM;Na2MoO4、2.42μM;およびチアミ ン塩酸塩、2μM。1,3−プロパンジオールの単離および同定: グリセロールの1,3−プロパンジオールへの変換はHPLCでモニターした 。分析は、紫外線(210nm)および赤外線検出を用いる、Waters Maxima82 0HPLCシステムにより実施した。試料を、ShodexSH−1011P予備カラ ム(6mm×50mm)を備えたShodexSH−1011カラム(8mm×300mm、マ サチューセッツ州ミルフォード所在のWaters社より購入)に注入した。温度は5 0℃に調節し、移動相としての0.01NH2SO4 を流速0.5ml/minで用いた。定量分析が望まれる場合は、外部標 準品としての、あらかじめ量のわかっているトリメチル酢酸と共に、試料を調製 した。典型的には、グリセロール(赤外線検出)、1,3−プロパンジオール( 赤外線検出)、およびトリメチル酢酸(紫外線および赤外線検出)の保持時間は 、それぞれ、20.67min、26.08min、および35.03minであ った。 1,3−プロパンジオールの生成は、Hewlett Packard社製5890シリーズII ガスクロマトグラフを、Hewlett Packard社製5971シリーズ質量選択的検出 器(EI)と、HP-INNOWaxカラム(長さ30m、内径0.25mm、フィルム厚さ 0.25ミクロン)と組み合わせたガスクロマトグラフィー/質量分析(GC/ MS)により確認した。グリセロールから生成した1,3−プロパンジオールの 保持時間および質量スペクトルを、真正な1,3−プロパンジオールのもの(m /e:57,58)と比較した。細胞: コスミド形質転換に用いた宿主細胞は、Jesseら[Focus,10,69(1988)]に十分 に記載されている大腸菌DH5αであり、GIBCO/BRL社より入手した。K.ニウモニエおよびK.アエロゲネスのコスミドライブラリーの構築: マサチューセッツ州ケンブリッジ所在のハーバード医学校の、E.C.C.Lin教授 より入手し、またRuch,F.E.およびLin,E.C.C.,Journal of Bacteriology,Vol.12 4,p.348(1975年10月)に記載されている、K.ニウモニエ(ATCC受 託番号第25955番)およびK.アエロゲネス(K.ニウモニエまたはアエロ バクター・アエロゲネス)ECL第2106番)を、100mlのLB培地で、 通気下37℃で8h増殖させた。菌(チューブあたり25ml)を、DuPont社の SorvallGLC2.B遠心機により、室温で15min、3,000rpmで遠心した。細 菌をペレット状にし、上清を捨てた。細菌細胞ペレットは、−20℃で凍結した 。DNAを切断しないよう特別に注意して(即ちボルテックスは行わない)、以 下に概説するようにして染色体DNAを単離した。一つのチューブの菌を、2. 5mlの50mMトリス−10mM EDTAに再懸濁し、500μlのリゾチ ーム(1mg/ml)を加えた。ペレットをそっと再懸濁し、懸濁液を37℃で 15minインキュベートした。ドデシル硫酸ナトリウムを最終濃度が0.5% となるように加 えた。これによって溶液が透明となった。プロテイナーゼK(50μg/ml) を加え、懸濁液を55℃で2hインキュベートした。チューブを取り出し、氷浴 に移して、塩化ナトリウムを最終濃度が0.4Mとなるように加えた。2倍容の エタノールをこの液体に加えた。ガラス管を界面に挿入して、DNAをそっと巻 き取った。DNAを70%エタノールを含むチューブに浸けた。真空乾燥の後、 DNAを500μlの水に再懸濁し、DNA濃度を分光工学的に測定した。等量 の希釈DNAを0.5%アガロースゲルに流し、このDNAの本来の長さを決定 した。 染色体DNAを、上記のSambrookらの文献に概説されているようにして、Sau3 Aで部分的に消化した。DNA(2μg)を2ユニットのSau3A(ウィスコンシン 州マディソン所在のPromega社製)で、全体積を200μlとして室温で切断し た。0、5、10および20minの時点で試料(50μl)を取り出し、5μ molのEDTAを含むチューブに移した。これらのチューブを、70℃で10 min間インキュベートした。等量の試料(2μl)を抜き出して、0.5%ア ガロースゲル電気泳動により分析し、切断の度合いを決定し、残りの試料(48 μl)を−20℃で保存した。アガロースゲルをエチジウムブロミドで染色し、 紫外線下で可視化して、染色体DNAの部分切断を決定した。時間の経過と共に 染色体DNAの長さの減少が観察され、染色体DNAの長さの減少がSau3Aの作 用によることを示した。残りの試料から、標準的なプロトコール(上記したSamb rookらの文献)によってDNAを抽出した。 K.ニウモニエまたはK.アエロゲネス由来の部分切断DNAのコスミドライ ブラリーを、SupercosコスミドベクターキットおよびGigapack II(登録商標) パッケージング抽出物、ならびにStratagene社(カリフォルニア州ラホラ所在) より購入した試薬を用いて調製した。製造者の指示に従って実施した。大腸菌XL 1-Blue MRをトランスフェクションして決定した1mlあたりのファージ力価は 、パッケージングされたK.ニウモニエが4×104〜1.0×105、パッケー ジングされたK.アエロゲネスが1.2×105であった。 コスミドDNAを大腸菌形質転換体6株から単離したところ、長いDNA(2 5〜30kb)の挿入があることがわかった。実施例1 K.ニウモニエ由来のコスミドライブラリーDNAで形質転換され、かつ1,3 −プロパンジオールを生成するグリセロールデヒドラターゼ酵素を含有する大腸 菌株のスクリーニング 実施例1は、K.ニウモニエ由来のコスミドライブラリーDNAで形質転換し た大腸菌細胞で、グリセロールを1,3−プロパンジオールに変換した酵素が存 在するもののスクリーニングを証明した。二つの陽性クローンの配列決定により 、それぞれのクローンが、グリセロールデヒドラターゼをコードする遺伝子に対 し、高度のホモロジーを有する遺伝子を含むことがわかった。 K.ニウモニエのDNAを感染させた大腸菌XL1-Blue MRの約1,000個のコ ロニーを含む6つの形質転換皿を、5mlのLB培地で洗浄し、遠心した。菌を ペレット状にし、5mlのLB培地+グリセロールに再懸濁した。等量(50μl )を、0.2%グリセロール+1mlにつき400ngのビタミンB12+0.001 %の酵素エキス+50μg/mlのアンピシリン(50amp)を加えたS12 合成培地を入れた15mlのチューブに接種した。このチューブを上端まで培地 で満たし、パラフィンで包んで30℃でインキュベートした。48h後、わずか な濁りが観察された。78hおよび132h後に、等量について、上記したよう にして生成物分布を分析したところ、1,3−プロパンジオールに陽性であり、 また後者の時点では、1,3−プロパンジオールの量が増えていた。 1,3−プロパンジオール生産について陽性と判断された菌をLB+50amp に植え付け、個々のコロニーを単離するために段階希釈を実施した。48個の独 立したコロニーを単離し、1,3−プロパンジオール生産について再度チェック した。コスミドDNAを6個の独立したコロニーから単離し、大腸菌DH5α株 を形質転換した。形質転換体の1,3−プロパンジオール生産について再度チェ ックした。二つの形質転換体が特性を表し、DH5α−pKP1およびDH5α −pKP2と命名した。 DH5α−pKP1およびDH5α−pKP2のDNA配列分析により、グリ セロールデヒドロゲナーゼおよびグリセロールデヒドラターゼ遺伝子の双方の存 在が示された。更に、形質転換したこの大腸菌のグリセロールデヒドラターゼ遺 伝子は、シトロバクター・フリウンジ由来のグリセロールデヒドラターゼ遺伝子 に対し、96%の類似性および95%の同一性を有していた(図4)。したがっ て、pKP1およびpKP2が、K.ニウモニエ由来のdhaレギュロン遺伝子 を含むことが明らかとなった。実施例2 K.ニウモニエ由来のコスミドライブラリーDNAで形質転換され、かつ1,3 −プロパンジオールを生成する1,2−プロパンジオールデヒドラターゼ酵素を 含有する大腸菌株のスクリーニング 実施例2は、K.ニウモニエ由来のコスミドライブラリーDNAで形質転換し た大腸菌細胞で、グリセロールの1,3−プロパンジオールへの変換を可能とし た活性酵素が存在するもののスクリーニングを証明した。陽性クローンの配列決 定により、それぞれのクローンが、pduオペロンにコードされる1,2−プロ パンジオールデヒドラターゼをコードする遺伝子に対し、高度のホモロジーを有 する遺伝子を含むことがわかった。 パッケージングしたK.ニウモニエ由来のコスミドDNAを感染させた大腸菌 XL1-Blue MRの個々のコロニーを、200μlのS15培地+0.2%グリセロー ル+400ng/mlのビタミンB12+0.001%酵素エキス+50μg/mlの アンピシリン(50amp)を入れたマイクロタイターウェルに接種した。マイ クロタイターウェルのほかに、LB+50ampを入れたマスタープレートにも 接種した。96hの後、100μlを取って、0.2ミクロンのナイロン膜フィ ルターを含むRainin社製のマイクロフュージ・チューブ(microfuge tube)で遠 心した。菌体を残して、濾液をHPLC分析にかけた。約240個のコロニーを スクリーニングした後、1,3−プロパンジオール生産を証明した陽性クローン を同定した。3個の陽性クローンが同定され、そのうち2個はLB+50amp で増殖し、他の1個は増殖しなかった。LB+50ampで増殖した2個の陽性 クローンから個々のコロニーを単離し、1,3−プロパンジオールの生産を証明 し、pKP4およびpKP5と命名した。pKP4およびpKP5を含む大腸菌 株からコスミドDNAを単離し、大腸菌株DH5αを形質転換した。6個の独立 した形質転換体が、1,3−プロパンジオールの生産を証明した。pKP4また はpKP5を含む大腸 菌株DH5αは、後述するように、グリセロールを1,3−プロパンジオールに 変換することができた。大腸菌株DH5α−pKP4およびDH5α−pKP5による1,3−プロパン ジオールの生産 培地をいっぱいに満たした2mlのスクリューぶたのサイロジェニック・バイ アル(cyrogenic vial)に、pKP4またはpKP5を含む大腸菌株DH5αを接 種し、かつ、30℃で培養した。培地は、0.01%酵素エキス、0.008%カ ザミノ酸、50μg/mlのアンピシリン、10μg/mlのカナマイシン、0 .4μg/mlのビタミンB12、および0.2%グリセロール、または0.1%グ リセロール+0.1%D−グルコースを補足したS12培地からなっていた。接種 は、寒天平板培地(50μg/mlアンピシリンを補足したLB)から直接行っ た。66h後、600nmでの吸光度(OD600)により増殖を測定し、反応の すすみ具合と生成物分布をHPLCで測定した。結果を表1および表2に示す: 試料は、個々の形質転換体を示す接尾表記により示し、Glyはグリセロールであ り、GluはD−グルコースであり、Con.は転化率であり、Sel.は選択率であり、Y ldは収率であり、NAは適用不可ということである。転化率、選択率、および収率 は、グリセロールの消費量に基づいた。 pKP4およびpKP5のDNA配列分析 pKP4およびpKP5の双方の場合における挿入DNAの長さは、25〜3 0kbにわたっていた。双方のクローンとも共通な断片を有していたが、ある断 片は異なっていた。pKP4の22kbのEcoR1断片を、GeneCIeanを用い てアガロースゲルから溶出した後、BamHIまたはEcoRVで切断して、得 られる多様な断片を、EcoR1、BamH1またはHincIIで切断したプ ラスミドpIBI31にサブクローニングした。挿入断片を含むクローンを同定 し、DNA配列を作製した。 作製したDNA配列は、S.ティフィムリウムのcob、pocRおよびpd u遺伝子にホモロジーを示した。S.ティフィムリウムのpduオペロンが、1 ,2−プロパンジオール利用に必要な遺伝子をコードすることは、よく知られて いる[Bobikら、J.Bacteriol,174,2253(1992)]。同様に、cobオペロンがビタ ミン B12合成に必要な遺伝子をコードすることが知られている。pduオペロン内に ついては、更に、pduC遺伝子がジオールデヒドラターゼ生成をコードするこ とが認められている。 K.ニウモニエの、pduオペロン遺伝子をコードする領域を図1に示す。図 1は、K.ニウモニエのpdu−cob領域の遺伝子構成の概略図である。この pdu−cob領域と、S.ティフィムリウムに属する遺伝子の同じ領域とを、 ウィスコンシン州立大学のSequence Analysis Software[米国53711ウィス コンシン州、マディソン、サイエンス・ドライブ575所在、Genetics Compute r Group(1991)、バージョン7、1991年4月]により提供されるアルゴリズ ムを用いて比較した。Genetics Computer GroupのGAPプログラムにより計算 した同一性%および類似性%の表を、以下に示す。 類似性% 同一性% pocR 90.48% 84.35% pduA 100% 94.85% pduB 99.16% 96.64% pduC 98.31%(部分配列) 94.92% pduF 92.42% 82.20% この比較および図2からわかるように、pduCオープンリーディングフレー ムは、S.ティフィムリウムのpduC遺伝子に対し広範囲なホモロジー(98 .31%)を示した。pduCをpduFに連結すると、シトロバクター・フリ ウンジ由来のグリセロール・デヒドラターゼをコードする遺伝子に対しホモロジ ーを示した(図3)。 図3は、K.ニウモニエ由来のpduC遺伝子にコードされる推定アミノ酸配 列と、C.フリウンジのグリセロールデヒドラターゼ遺伝子にコードされるアミ ノ酸配列との比較である。これらの比較により、類似性%が84%しかなく、ま た同一性%が70%しかないことがわかった。このように、ジオールデヒドラタ ーゼをコードするpduC遺伝子は、明らかに異なる酵素をコードしており、こ れらの形質転換大腸菌株で、グリセロールを1,3−プロパンジオールへ変換す るのに利用されている。ジオールデヒドラターゼ酵素をコードする遺伝子の配列 を、配列番号1に示す。 また、pdu遺伝子上に、アルコールデヒドロゲナーゼをコードする領域と高 度のホモロジーを示す別のオープンリーディングフレームが同定された。たとえ ば、推定アミノ酸の比較によれば、このオープンリーディングフレームは、大腸 菌のアルコールデヒドロゲナーゼに対し43%のホモロジーを有し、またC.フ リウンジの酸化還元酵素に対し54%のホモロジーを有していた。このオープン リーディングフレームの配列を決定し、配列番号2とした。実施例3 K.アエロゲネス由来のコスミドライブラリーDNAで形質転換され、かつ1, 3−プロパンジオールを生成するグリセロールデヒドラターゼ酵素を含有する大 腸菌株のスクリーニング 実施例3は、K.アエロゲネス由来のコスミドライブラリーDNAで形質転換 した大腸菌細胞で、グリセロールを1,3−プロパンジオールへ変換した活性酵 素が存在するもののスクリーニングを証明した。陽性クローンの配列決定により 、それぞれのクローンが、pduオペロンにコードされる1,2−プロパンジオ ールデヒドラターゼをコードする遺伝子に対し、高度のホモロジーを有する遺伝 子を含むことが示された。 K.アエロゲネス由来のDNAを感染させた大腸菌XL1-Blue MRの個々のコロ ニーを、200μlのS15培地+0.2%グリセロール+400ng/mlのビ タミンB12+0.001%酵素エキス+50μg/mlのアンピシリン(50am p)を入れたマイクロタイターウェルに接種した。 培養上清について、96h後の1,3−プロパンジオールが存在するか分析し た。2枚のマイクロタイタープレートで二つのコロニーが陽性だったが、室温で 1週間おくと、菌は見えなくなった。3枚目のマイクロタイタープレートに接種 し、LB+50ampを入れたマスタープレートにも接種した。KAE3E10 と標識した陽性クローンが一つ同定された。KAE3E10を含むマスタープレ ートを、 陽性クローンを再培養するのに用い、コスミドDNAを単離した。DH5α細胞 をKAE3E10DNAで形質転換し、形質転換体のうち、グリセロールを1, 3−プロパンジオールに変換するものをスクリーニングした。KAE3E10を pKA3と命名し直した。pKA3は、約40kbの挿入断片を含んでいた。p KA3のDNA配列は、S.ティフィムリウムのcob、pocRおよびpdu オペロンに対しホモロジーのある領域を示した。 したがって、pKA3が1,2−プロパンジオールを利用するオペロンをコー ドすることは明らかである。ジオールデヒドラターゼは、グリセロールの1,3 −プロパンジオールへの変換に寄与していたと考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年3月20日(1997.3.20) 【補正内容】 「形質転換」または「トランスフェクション」なる用語は、核酸導入後、細胞 において新たな遺伝子が獲得されることを指す。 「発現」なる用語は、遺伝子産物の配列をコードする遺伝子からの、その遺伝 子産物への転写および翻訳を指す。発現に際しては、遺伝子産物の配列をコード するDNA鎖を、たいていはメッセンジャーRNAである相補的RNAにまず転 写し、ついで転写したメッセンジャーRNAを、上記遺伝子産物がタンパク質で ある場合はその遺伝子産物に翻訳する。 ここで用いる「プラスミド」または「ベクター」または「コスミド」なる用語 は、細胞の主要な代謝に関与しない遺伝子をたいてい担持する、染色体外の要素 を指し、通常は環状二本鎖DNA分子の形である。 「炭素基質」なる用語は、微生物によって代謝されうるあらゆる炭素源を意味 し、少なくとも一つの炭素原子を含むものである。 「デヒドラターゼ酵素」なる用語は、グリセロール分子を生成物の3−ヒドロ キシプロピオンアルデヒドに変換可能なあらゆる酵素を指すものとする。本発明 の目的においては、デヒドラターゼ酵素は、好ましい基質がそれぞれグリセロー ルおよび1,2−プロパンジオールである、グリセロールデヒドラターゼまたは ジオールデヒドラターゼのいずれかである。 「1,3−プロパンジオール」なる用語は、式HOCH2CH2CH2OHの化合 物を指し、繊維製造用のポリマーの生産において、モノマーとして有用である。 以下の菌株は、1995年4月18日、ブダペスト条約の規定のもとにアメリ カ基準菌株保存機構[American Type Culture Collection(ATCC)、米国20852メリ ーランド州、ロックビル、パックローンドライブ12301所在]に寄託された:コス ミドpKP1を含む大腸菌DH5αに対応するATCC受託番号第69789番 。ATCC受託番号第69790番は、コスミドpKP4を含む大腸菌DH5α を指す。 本発明は、組換え生物を用いた、グリセロールからの1,3−プロパンジオー ルの生物学的製造法を含む。この方法は、1,2−プロパンジオールに特異性を 有す る異種のpduジオールデヒドラターゼ遺伝子で形質転換した形質転換大腸菌を 組み込んでいる。この形質転換大腸菌は、炭素源としてのグリセロールの存在下 で増殖し、その増殖培地から1,3−プロパンジオールが単離される。 請求の範囲 1.クレブシエラ・ニウモニエから単離した約35kbのDNA断片を含有するコ スミドであって、前記断片が、ATCC受託番号第69790番としてアメリカ 菌株保存機構に寄託されている組換え大腸菌内に含まれるような、活性ジオール デヒドラターゼ酵素をコードすることを特徴とするコスミド。 2.宿主微生物と、請求項1のコスミドとを含有することを特徴とする形質転換 微生物。 3.前記宿主微生物が大腸菌であり、かつアメリカ基準菌株保存機構にATCC 受託番号第69790番として寄託されていることを特徴とする請求項2に記載 の形質転換微生物。 4.細菌を形質転換させた場合に、グリセロールから1,3−プロパンジオール への代謝を生じせしめることを特徴とする請求項1に記載のコスミド。 5.宿主微生物と、活性機能タンパク質をコードする、請求項1のコスミドのD NA断片とを含有することを特徴とする形質転換微生物。 6.請求項1のコスミドに包含される、ジオールデヒドラターゼ酵素をコードす る遺伝子を含有することを特徴とするDNA断片。 7.グリセロールの1,3−プロパンジオールへの生物変換を具える方法であっ て、ジオールデヒドラターゼを発現可能な遺伝子で微生物宿主を形質転換し、そ して形質転換微生物宿主をグリセロールに接触させることを特徴とする方法。 8.グリセロールの1,3−プロパンジオールへの生物変換を具える方法であっ て、クレブシエラ・ニウモニエから単離した約35kbの断片を含有するコスミド に由来し、かつ活性ジオールデヒドラターゼ酵素、および前記コスミドによりコ ードされる他のあらゆる機能細菌タンパク質をコードする遺伝子で微生物宿主を 形質転換し、そして形質転換微生物宿主をグリセロールに接触させることを特徴 とする方法。 9.前記の他の機能細菌タンパク質がアルコールデヒドロゲナーゼであることを 特徴とする請求項8に記載の方法。 10.前記微生物宿主が、エシェリヒア、バシラス、クレブシエラ、シトロバク ター、サッカロミセス、クロストリジウム、およびピヒア属からなる群より選ば れることを特徴とする、請求項7または8に記載の方法。 11.前記微生物宿主が、大腸菌、枯草菌、バシラス・リヒェニフォルミス、お よびピヒア・パストリス種からなる群より選ばれることを特徴とする、請求項1 0に記載の方法。 12.前記微生物宿主が大腸菌であることを特徴とする請求項11に記載の方法 。 13.前記遺伝子が、クレブシエラ、クロストリジウム、サルモネラ、およびシ トロバクター属からなる群より単離されたジオールデヒドラターゼ遺伝子である ことを特徴とする、請求項7または8に記載の方法。 14.前記形質転換微生物宿主が、ジオールデヒドラターゼ酵素をコ ードし、かつ配列番号1のDNA配列を含有する遺伝子を含む組換え大腸菌DH 5αであることを特徴とする、請求項7または8に記載の方法。 15.前記形質転換微生物宿主が、ジオールデヒドラターゼ酵素をコードし、か つ配列番号2のDNA配列を含有する遺伝子を含む組換え大腸菌DH5αである ことを特徴とする、請求項13に記載の方法。 【手続補正書】 【提出日】平成11年7月6日(1999.7.6) 【補正内容】 【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:145) (C12P 7/18 C12R 1:42) (C12P 7/18 C12R 1:01) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BB,BG,BR ,CA,CN,CZ,EE,GE,HU,IS,JP, KP,KR,LK,LR,LT,LV,MG,MK,M N,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK ,TR,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ナカムラ,チャールズ,エドウィン アメリカ合衆国 19703−2422 デラウェ ア州 クレイモント マウント ヴァーノ ン ドライブ 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.クレブシエラ・ニウモニエから単離した約35kbのDNA断片を含有するコ スミドであって、前記断片が、図5、第4列の制限部位を有する活性ジオールデ ヒドラターゼ酵素をコードすることを特徴とするコスミド。 2.宿主微生物と、請求項1のコスミドとを含有することを特徴とする形質転換 微生物。 3.前記宿主微生物が大腸菌であり、かつアメリカ基準菌株保存機構にATCC 受託番号第69790番として寄託されていることを特徴とする請求項2に記載 の形質転換微生物。 4.細菌を形質転換させた場合に、グリセロールから1,3−プロパンジオール への代謝を生じせしめることを特徴とする請求項1に記載のコスミド。 5.宿主微生物と、活性機能タンパク質をコードする、請求項1のコスミドのD NA断片とを含有することを特徴とする形質転換微生物。 6.請求項1のコスミドに包含される、ジオールデヒドラターゼ酵素をコードす る遺伝子を含有することを特徴とするDNA断片。 7.活性ジオールデヒドラターゼ酵素をコードし、配列番号1に記載するような DNA配列を有することを特徴とする遺伝子。 8.活性アルコールデヒドロゲナーゼをコードし、配列番号2に記載するような DNA配列を有することを特徴とする遺伝子。 9.宿主微生物と、請求項7または請求項8のDNA配列とを含有することを特 徴とする形質転換微生物。 10.大腸菌DH5αと、請求項7または請求項8のDNA配列とを含有するこ とを特徴とする形質転換微生物。 11.炭素基質の生物変換を具える方法であって、ジオールデヒドラターゼを発 現可能な遺伝子で微生物宿主を形質転換し、そして前記形質転換宿主を前記基質 に接触させることを特徴とする方法。 12.炭素基質の生物変換を具える方法であって、クレブシエラ・ニウモニエか ら単離した約35kbの断片を含有するコスミドに由来し、かつ活性ジオールデヒ ドラターゼ酵素、および前記コスミドによりコードされる他のあらゆる機能細菌 タンパク質をコードする遺伝子で微生物宿主を形質転換し、そして前記形質転換 宿主を前記基質に接触させることを特徴とする方法。 13.前記の他の機能細菌タンパク質がアルコールデヒドロゲナーゼであること を特徴とする請求項12に記載の方法。 14.前記炭素基質が、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、グリ セロール、および2,3−ブタンジオールからなる群より選ばれることを特徴と する、請求項11または12に記載の方法。 15.前記炭素基質がグリセロールであることを特徴とする請求項14に記載の 方法。 16.グリセロールを1,3−プロパンジオールに変換することを特徴とする請 求項15に記載の方法。 17.前記微生物宿主が、エシェリヒア、バシラス、クレブシエラ、シトロバク ター、サッカロミセス、クロストリジウム、およびピヒア属からなる群より選ば れることを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。 18.前記微生物宿主が、大腸菌、枯草菌、バシラス・リヒェニフォルミス、お よびピヒア・パストリス種からなる群より選ばれることを特徴とする、請求項1 7に記載の方法。 19.前記微生物宿主が大腸菌であることを特徴とする請求項18に記載の方法 。 20.前記遺伝子が、クレブシエラ、クロストリジウム、サルモネラ、およびシ トロバクター属からなる群より単離されたジオールデヒドラターゼ遺伝子である ことを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。 21.前記形質転換宿主が、ジオールデヒドラターゼ酵素をコードし、かつ配列 番号1のDNA配列を含有する遺伝子を含む組換え大腸菌DH5αであることを 特徴とする、請求項16に記載の方法。 22.前記形質転換宿主が、ジオールデヒドラターゼ酵素をコードし、かつ配列 番号1のDNA配列を含有する遺伝子を含む組換え大腸菌DH5αであることを 特徴とする、請求項20に記載の方法。 23.請求項11または12の方法の生成物。
JP53412996A 1995-05-12 1996-05-02 組換えジオールデヒドラターゼを発現する組換え菌によるグリセロールからの1,3−プロパンジオールの製造 Pending JP2001505041A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/440,377 US5633362A (en) 1995-05-12 1995-05-12 Production of 1,3-propanediol from glycerol by recombinant bacteria expressing recombinant diol dehydratase
US08/440,377 1995-05-12
PCT/US1996/006163 WO1996035795A1 (en) 1995-05-12 1996-05-02 Production of 1,3-propanediol from glycerol by recombinant bacteria expressing recombinant diol dehydratase

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001505041A true JP2001505041A (ja) 2001-04-17

Family

ID=23748518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53412996A Pending JP2001505041A (ja) 1995-05-12 1996-05-02 組換えジオールデヒドラターゼを発現する組換え菌によるグリセロールからの1,3−プロパンジオールの製造

Country Status (8)

Country Link
US (2) US5633362A (ja)
EP (1) EP0827543B1 (ja)
JP (1) JP2001505041A (ja)
AT (1) ATE353968T1 (ja)
AU (1) AU5722996A (ja)
CA (1) CA2220441A1 (ja)
DE (1) DE69636903D1 (ja)
WO (1) WO1996035795A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501324A (ja) * 2003-05-06 2007-01-25 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 生化学的に誘導された1,3−プロパンジオールからの優れた品質のポリトリメチレンエーテルグリコール

Families Citing this family (131)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5686276A (en) * 1995-05-12 1997-11-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Bioconversion of a fermentable carbon source to 1,3-propanediol by a single microorganism
BR9712942B1 (pt) 1996-11-13 2010-09-21 método para a produção de glicerol e célula hospedeira de e. coli transformada.
KR100509310B1 (ko) * 1996-11-13 2005-08-22 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 재조합 유기체에 의한 1,3-프로판디올의 생산 방법
JP4570775B2 (ja) 1997-12-02 2010-10-27 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 組換え生物によるグリセロールの産生方法
US6432686B1 (en) * 1998-05-12 2002-08-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for the production of 1,3-propanediol by recombinant organisms comprising genes for vitamin B12 transport
US7074608B1 (en) 1998-05-12 2006-07-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for the production of 1,3-propanediol by recombinant organisms comprising genes for coenzyme B12 synthesis
FR2796081B1 (fr) 1999-07-09 2003-09-26 Agronomique Inst Nat Rech Procede de preparation du 1,3-propanediol par un micro-organisme recombinant en l'absence de coenzyme b12 ou de l'un de ses precurseurs
US6852517B1 (en) 1999-08-30 2005-02-08 Wisconsin Alumni Research Foundation Production of 3-hydroxypropionic acid in recombinant organisms
US6803218B1 (en) 1999-09-24 2004-10-12 Genencor Intl., Inc. Enzymes which dehydrate glycerol
FR2800751B1 (fr) * 1999-11-09 2003-08-29 Roquette Freres Procede de production de 1,3 propanediol par voie fermentaire
FR2801058B1 (fr) 1999-11-16 2002-01-18 Roquette Freres Procede de purification du 1,3-propanediol a partir d'un milieu de fermentation
TWI266760B (en) 2000-03-20 2006-11-21 Kvaerner Process Tech Ltd Process for the preparation of propane-1,3-diol
US6479716B2 (en) 2000-03-29 2002-11-12 Archer-Daniels-Midland Company Method of recovering 1,3-propanediol from fermentation broth
AU2001245737A1 (en) * 2000-03-29 2001-10-08 Archer Daniels Midland Company Method of recovering 1,3-propanediol from fermentation broth
US6380438B1 (en) 2000-07-13 2002-04-30 Ttc Labs, Inc. Process for the production of 3-hydroxypropanal
AU2002211527B2 (en) * 2000-10-12 2006-08-24 Merck Sharp & Dohme Corp. Aza- and polyaza-naphthalenyl carboxamides useful as HIV integrase inhibitors
EP1211234A3 (en) 2000-11-29 2003-11-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Process for preparing 1,3-alkandiols from 3-hydroxyesters
US6617478B2 (en) 2000-11-29 2003-09-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Process for preparing a 1,3-alkandiol from 3-hydroxyester
CN100366730C (zh) 2002-04-22 2008-02-06 纳幕尔杜邦公司 用于遗传工程的启动子和质粒系统
EP1369488A1 (en) * 2002-06-07 2003-12-10 Gesellschaft für biotechnologische Forschung mbH (GBF) Medium for the fermentive production of 1,3-propanediol, process and microorganism
EP1576211B1 (en) * 2002-12-23 2016-05-25 E. I. du Pont de Nemours and Company Poly(trimethylene terephthalate) bicomponent fiber process
DE602004010893T2 (de) * 2003-03-21 2008-12-18 E.I. Dupont De Nemours And Co., Wilmington Polytrimethylenetherdiolhaltige beschichtungszusammensetzungen
US6875514B2 (en) * 2003-03-21 2005-04-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coating composition containing polytrimethylene ether diol useful as a primer composition
US7323539B2 (en) 2003-05-06 2008-01-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polytrimethylene ether glycol and polytrimethylene ether ester with excellent quality
KR20060017601A (ko) * 2003-05-06 2006-02-24 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 생화학적으로 유도된 1,3-프로판디올의 수소화
US7009082B2 (en) * 2003-05-06 2006-03-07 E.I. Du Pont De Nemours And Company Removal of color bodies from polytrimethylene ether glycol polymers
US7056439B2 (en) * 2003-05-06 2006-06-06 Tate & Lyle Ingredidents Americas, Inc. Process for producing 1, 3-propanediol
US7745668B2 (en) * 2003-05-06 2010-06-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Processes for reducing color in polytrimethylene ether glycol polymers
US7084311B2 (en) * 2003-05-06 2006-08-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Hydrogenation of chemically derived 1,3-propanediol
US20070035057A1 (en) * 2003-06-26 2007-02-15 Chang Jing C Poly(trimethylene terephthalate) bicomponent fiber process
US7179769B2 (en) * 2003-07-17 2007-02-20 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly (trimethylene-ethylene ether) glycol lube oils
US7888405B2 (en) 2004-01-30 2011-02-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aliphatic-aromatic polyesters, and articles made therefrom
US20080103217A1 (en) 2006-10-31 2008-05-01 Hari Babu Sunkara Polyether ester elastomer composition
US20070148749A1 (en) * 2004-03-26 2007-06-28 Shinzo Yasuda Process for producting 1,3-propanediol and or/3-hydroxypropionic acid
WO2005103262A1 (en) * 2004-04-20 2005-11-03 Cj Corp. A novel diol dehydratase gene cluster in listeria genus
US7074969B2 (en) * 2004-06-18 2006-07-11 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparation of polytrimethylene ether glycols
US20060041039A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Gyorgyi Fenyvesi Fluorescent poly(alkylene terephthalate) compositions
KR100629772B1 (ko) * 2004-09-01 2006-09-28 씨제이 주식회사 1,3-프로판디올, 1,2-프로판디올, 글리세롤 및 포도당을포함하는 혼합물로부터 1,3-프로판디올, 또는1,3-프로판디올 및 1,2-프로판디올을 분리하는 방법
US20060070918A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-06 Mayis Seapan Method to extend the utilization of a catalyst in a multistage reactor system
US7396896B2 (en) * 2004-12-21 2008-07-08 E.I. Dupont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) composition and shaped articles prepared therefrom
EP2270065A3 (en) 2004-12-21 2011-03-09 E. I. du Pont de Nemours and Company Poly(trimethylene terephthalate) composition and shaped articles prepared therefrom
US20060189711A1 (en) * 2005-02-23 2006-08-24 Ng Howard C Silicon-containing polytrimethylene homo- or copolyether composition
US7629396B2 (en) 2005-02-23 2009-12-08 E.I. Du Pont De Nemours And Company Silicon-containing polytrimethylene homo- for copolyether composition
US7244790B2 (en) * 2005-05-02 2007-07-17 E.I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic elastomer blend, method of manufacture and use thereof
US20060247378A1 (en) * 2005-05-02 2006-11-02 Sunkara Hari B Thermoplastic elastomer blend, method of manufacture and use thereof
US7161045B1 (en) 2005-08-16 2007-01-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for manufacture of polytrimethylene ether glycol
US7157607B1 (en) 2005-08-16 2007-01-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of polytrimethylene ether glycol
US7357985B2 (en) * 2005-09-19 2008-04-15 E.I. Du Pont De Nemours And Company High crimp bicomponent fibers
US20070129524A1 (en) * 2005-12-06 2007-06-07 Sunkara Hari B Thermoplastic polyurethanes comprising polytrimethylene ether soft segments
US20070128459A1 (en) * 2005-12-07 2007-06-07 Kurian Joseph V Poly(trimethylene terephthalate)/poly(alpha-hydroxy acid) films
US7666501B2 (en) * 2005-12-07 2010-02-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate)/poly(alpha-hydroxy acid) bi-constituent filaments
US20070129503A1 (en) * 2005-12-07 2007-06-07 Kurian Joseph V Poly(trimethylene terephthalate)/poly(alpha-hydroxy acid) molded, shaped articles
US7164046B1 (en) 2006-01-20 2007-01-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of polytrimethylene ether glycol
US7388115B2 (en) * 2006-01-20 2008-06-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of polytrimethylene ether glycol
US20070203371A1 (en) * 2006-01-23 2007-08-30 Sunkara Hari B Process for producing polytrimethylene ether glycol
US7888431B2 (en) * 2006-02-10 2011-02-15 E.I. Du Pont De Nemours & Co. Coating compositions having improved early hardness
US20070275139A1 (en) * 2006-02-10 2007-11-29 Melissa Joerger Food compositions comprising renewably-based, biodegradable1,3-propanediol
EP1991515A4 (en) * 2006-02-10 2013-03-06 Dupont Tate & Lyle Bio Products Company Llc BIOLOGICAL SOURCE AND ITS CONJUGATES AS NATURAL AND NON-BREATHING SOLVENTS FOR BIOMASS EXTRACTS, SCENT CONCENTRATES AND OILS
CN101522165B (zh) * 2006-05-17 2013-04-24 纳幕尔杜邦公司 个人护理组合物
US20080039582A1 (en) * 2006-07-28 2008-02-14 Hari Babu Sunkara Polytrimethylene ether-based polyurethane ionomers
US20080175875A1 (en) * 2006-09-25 2008-07-24 Hari Babu Sunkara Cosmetic compositions
US7531593B2 (en) * 2006-10-31 2009-05-12 E.I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic elastomer blend composition
WO2008052596A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-08 Metabolic Explorer Process for the biological production of n-butanol with high yield
JP2010508013A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 メタボリック エクスプローラー グリセロールから1,3−プロパンジオールを高収量で生物学的に製造する方法
US20080108845A1 (en) * 2006-11-07 2008-05-08 Hari Babu Sunkara Polytrimethylene ether glycol esters
US20080176957A1 (en) * 2006-11-15 2008-07-24 Dupont Tate & Lyle Bio Products Company, Llc Preservative compositions comprising renewably-based, biodegradable 1,3-propanediol
US20080135662A1 (en) * 2006-12-06 2008-06-12 Chang Jing C Melt-spun elastoester multifilament yarns
US20090131625A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-21 Kurian Joseph V Processes for making elastomeric polyester esters from post-consumer polyester
US7714174B2 (en) * 2007-03-27 2010-05-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Lower-color polytrimethylene ether glycol using hydride compounds
CN101130782B (zh) * 2007-07-23 2011-01-26 江南大学 以葡萄糖为底物产1,3-丙二醇重组酿酒酵母的构建方法
US20090043021A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Jing-Chung Chang Flame retardant polytrimethylene terephthalate composition
US20090043017A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Jing-Chung Chang Flame retardant polytrimethylene terephthalate composition
US20090043016A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Jing-Chung Chang Flame retardant polytrimethylene terephthalate composition
US7855244B2 (en) * 2007-08-06 2010-12-21 E.I. Du Pont De Nemours And Company Flame retardant polytrimethylene terephthalate composition
US20090043019A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Jing-Chung Chang Flame retardant polytrimethylene terephthalate composition
KR20100059898A (ko) * 2007-08-24 2010-06-04 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 윤활유 조성물
US20090054282A1 (en) * 2007-08-24 2009-02-26 E.I. Dupont De Nemours And Company Lubrication oil compositions
KR20100061813A (ko) * 2007-08-24 2010-06-09 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 윤활유 조성물
WO2009029482A1 (en) * 2007-08-24 2009-03-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Lubrication oil compositions
US8703681B2 (en) 2007-08-24 2014-04-22 E I Du Pont De Nemours And Company Lubrication oil compositions
MX2010003758A (es) 2007-10-09 2010-04-21 Du Pont Composiciones desodorantes.
US7919017B2 (en) * 2007-11-12 2011-04-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electrical insulation fluids for use in electrical apparatus
MX2010005310A (es) 2007-11-13 2010-06-01 Du Pont Poliol de politrimetileneter terminado en isocianato y proceso para elaborarlo.
US20090197781A1 (en) 2008-01-31 2009-08-06 Hari Babu Sunkara Wellbore Fluids Comprising Poly(trimethylene ether) glycol Polymers
MX2010011493A (es) * 2008-04-22 2010-11-09 Du Pont Composicion de revestimiento que contiene politrimetileno eter diol.
US20090312485A1 (en) * 2008-06-11 2009-12-17 E. I. Dupont De Nemours And Company Unsaturated polyester resin compositions comprising 1,3-propanediol
MX2010013569A (es) * 2008-06-18 2010-12-21 Du Pont Composicion de revestimiento a base de poliester y politrimetileno eter diol.
US7910644B2 (en) * 2008-07-02 2011-03-22 E.I. Du Pont De Nemours & Company High film build coating composition containing polytrimethylene ether diol
US8349407B2 (en) 2008-07-02 2013-01-08 E I Du Pont De Nemours And Company High film build coating composition containing polytrimethylene ether diol
CN102186912A (zh) * 2008-10-16 2011-09-14 纳幕尔杜邦公司 阻燃剂聚(对苯二甲酸丙二醇酯)组合物
WO2010075023A1 (en) 2008-12-15 2010-07-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Copolyesters with enhanced tear strength
WO2010077804A1 (en) 2008-12-15 2010-07-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Copolyesters with enhanced tear strength
AU2009333402A1 (en) 2008-12-15 2010-07-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Copolyesters with enhanced tear strength
CN102245671A (zh) 2008-12-15 2011-11-16 纳幕尔杜邦公司 脂族-芳族共聚醚酯的聚合反应
WO2010077905A1 (en) 2008-12-17 2010-07-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) polymer blends that have reduced whitening
WO2010077937A1 (en) 2008-12-17 2010-07-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Reduction of whitening of poly(trimethylene terephthalate) parts by solvent exposure
US20100152411A1 (en) 2008-12-17 2010-06-17 E.I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) with reduced whitening
TW201024325A (en) * 2008-12-23 2010-07-01 Du Pont Processes for the production of acrylic and methacrylic esters of poly(trimethylene ether) glycol
AU2009330623A1 (en) * 2008-12-23 2010-07-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Acrylic and methacrylic esters of poly(trimethylene ether) glycol
AU2009330626A1 (en) * 2008-12-23 2010-07-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company (Meth)acrylic esters of poly(trimethylene ether) glycol and uses thereof
CA2746797A1 (en) 2008-12-30 2010-07-08 E.I. Du Pont De Nemours And Company Waterborne coating composition containing polytrimethylene ether diol
CA2754231A1 (en) 2009-03-03 2010-09-10 E.I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) pellets with reduced oligomers and method to measure oligomer reduction
BRPI1005313A2 (pt) 2009-03-03 2019-09-24 Du Pont artigo moldado de termoplástico e bisel de luz
US20100227960A1 (en) * 2009-03-03 2010-09-09 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process of making a poly(trimethylene terephthalate) resin having low cyclic dimer content, and compositions and articles therefrom
US20100267994A1 (en) * 2009-04-16 2010-10-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Processes for preparing polytrimethylene glycol using ion exchange resins
US8865843B2 (en) 2009-09-28 2014-10-21 Axalta Coating Systems Ip Co., Llc Fluorinated sag control agent and use thereof
KR101771269B1 (ko) 2009-11-04 2017-08-24 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 향미 및 향기 화합물을 추출하고 정유를 가용화하는 방법 및 조성물
US20110112331A1 (en) * 2009-11-09 2011-05-12 E.I. Du Pont De Nemours And Company Method for phase separation of polytrimethylene ether glycol in salt solution
WO2011062600A1 (en) 2009-11-19 2011-05-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polycondensation with a kneader reactor
US8771785B2 (en) 2009-12-18 2014-07-08 Axalta Coating Systems Ip Co., Llc Method for coating measurement
EP2516505B1 (en) * 2009-12-21 2014-09-17 E.I. Du Pont De Nemours And Company Processes for producing polytrimethylene ether glycol
US8372905B2 (en) 2010-08-31 2013-02-12 E I Du Pont De Nemours And Company Coating compositions containing low molecular weight polytrimethylene ether glycol
US8436081B2 (en) 2010-08-31 2013-05-07 U.S. Coatings IP Co. LLC. High film build coating composition containing low molecular weight polytrimethylene ether glycol
US8410205B2 (en) 2010-08-31 2013-04-02 E I Du Pont De Nemours And Company Matting agent composition containing low molecular weight polytrimethylene ether glycol
EP2638098A1 (en) 2010-11-10 2013-09-18 Coatings Foreign IP Co. LLC Radiation curable coating composition containing low molecular weight polytrimethylene ether glycol
WO2012071241A1 (en) 2010-11-22 2012-05-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Block copolymers comprising poly(1,3-trimethylene terephthalate) and poly(1,3-trimethylene 2,6-naphthalate)
WO2012082978A1 (en) * 2010-12-17 2012-06-21 Genomatica, Inc. Microorganisms and methods for the production of 1.4- cyclohexanedimethanol
US8247526B2 (en) 2010-12-20 2012-08-21 E I Du Pont De Nemours And Company Process for the preparation of polyalkylene ether glycol
US8153711B1 (en) 2011-03-03 2012-04-10 Ayumu Yokoyama Polyurea sag control agent in polytrimethylene ether diol
JP5852732B2 (ja) 2011-04-13 2016-02-03 イーエルシー マネージメント エルエルシー パーソナルケア組成物用コンディショニング剤
KR101584878B1 (ko) 2011-04-13 2016-01-13 이엘씨 매니지먼트 엘엘씨 개인 관리 조성물에 적합한 순한 음이온성 계면활성제
TW201245277A (en) 2011-04-26 2012-11-16 Du Pont Processes for preparing polytrimethylene ether glycol
KR20140068085A (ko) 2011-08-26 2014-06-05 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 부직웹을 포함하는 절연체
CN104114657A (zh) 2011-12-12 2014-10-22 涂料外国Ip有限公司 含有生物来源聚三亚甲基醚多元醇的水基涂料组合物
US8759559B2 (en) 2012-04-18 2014-06-24 E I Du Pont De Nemours And Company Processes for preparing polytrimethylene ether glycol esters
US9527953B2 (en) 2012-11-19 2016-12-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Continuous preparation for polyester
CN103146740B (zh) * 2013-03-06 2014-08-20 中国科学院南海海洋研究所 一株生产1,3-丙二醇的工程菌及其构建方法
WO2015034948A1 (en) 2013-09-03 2015-03-12 Myriant Corporation A process for manufacturing acrylic acid, acrylonitrile and 1,4-butanediol from 1,3-propanediol
KR20160125383A (ko) 2014-02-24 2016-10-31 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 가소화된 폴리아미드 조성물
US9968531B2 (en) 2015-08-05 2018-05-15 Dupont Tate & Lyle Bio Products Company, Llc Deodorants containing 1,3-propanediol
CN105400831B (zh) * 2015-12-07 2019-02-05 清华大学 利用重组谷氨酸棒杆菌联产1,3-丙二醇和谷氨酸的方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4962027A (en) * 1986-08-07 1990-10-09 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Production of 3-hydroxypropionaldehyde from glycerol by Klebsiella pneumoniae
US4935554A (en) * 1986-08-20 1990-06-19 Hoechst Celanese Corporation Process for making 1,3-diols from epoxides
US5254467A (en) * 1988-09-01 1993-10-19 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Fermentive production of 1,3-propanediol
DE3878564T2 (de) * 1988-12-12 1993-08-19 Unilever Nv Verfahren zur mikrobiologischen herstellung von 1,3-propandiol aus glycerin.
DE3926136A1 (de) * 1989-08-08 1991-02-14 Degussa Verfahren zur herstellung von 1,3-propandiol
US5246843A (en) * 1989-12-19 1993-09-21 Daiso Co., Ltd. Process for preparation of R-(-)-3-halogeno-1,2,-propanediol by treatment with microorganism
FR2692281B1 (fr) * 1992-06-15 1995-07-21 Agronomique Inst Nat Rech Procede pour l'obtention de produits a activite bacterienne, capables de transformer le glycerol en 1,3-propanediol, souches correspondantes et application a la production industrielle de 1,3-propanediol.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501324A (ja) * 2003-05-06 2007-01-25 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 生化学的に誘導された1,3−プロパンジオールからの優れた品質のポリトリメチレンエーテルグリコール
JP4898444B2 (ja) * 2003-05-06 2012-03-14 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 生化学的に誘導された1,3−プロパンジオールからの優れた品質のポリトリメチレンエーテルグリコール

Also Published As

Publication number Publication date
US5821092A (en) 1998-10-13
ATE353968T1 (de) 2007-03-15
DE69636903D1 (de) 2007-03-29
EP0827543A1 (en) 1998-03-11
US5633362A (en) 1997-05-27
AU5722996A (en) 1996-11-29
CA2220441A1 (en) 1996-11-14
WO1996035795A1 (en) 1996-11-14
EP0827543B1 (en) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001505041A (ja) 組換えジオールデヒドラターゼを発現する組換え菌によるグリセロールからの1,3−プロパンジオールの製造
ES2320820T3 (es) Bioconversion de una fuente de carbono fermentable en 1,3-propanodiol mediante un solo cicroorganismo.
CA2679989C (en) New micro-organisms for the production of 1,2-propanediol obtained by a combination of evolution and rational design
Siebert et al. Ubiquinone biosynthesis Cloning of the genes coding for chorismate pyruvate-lyase and 4-hydroxybenzoate octaprenyl transferase from Escherichia coli
Luers et al. Glycerol conversion to 1, 3-propanediol by Clostridium pasteurianum: cloning and expression of the gene encoding 1, 3-propanediol dehydrogenase
EP2459711B1 (en) Mutant YqhD enzyme for the production of a biochemical by fermentation
JP2001503636A (ja) 1,3―プロパンジオールの組換え生産方法
KR20020059364A (ko) 1,3-프로판디올의 생물학적 생산 방법
EP2459710B1 (en) Mutant methylglyoxal synthase (mgs) for the production of a biochemical by fermentation
JPH10507082A (ja) 混合微生物培養物を用いて炭水化物から1,3−プロパンジオールを製造する方法
CN109825538A (zh) 一种手性2-氨基-1-丁醇的合成方法
JPH10229885A (ja) 新規アルコールアルデヒド脱水素酵素
JPH10155496A (ja) コニフエリルアルコール、コニフエリルアルデヒド、フエルラ酸、バニリン及びバニリン酸の製造のための合成用酵素、並びにこれらの使用
Sauvageot et al. Purification, characterization and subunits identification of the diol dehydratase of Lactobacillus collinoides
US20110262980A1 (en) Micro-organisms for the production of acetol obtained by a combination of evolution and rational design
WO2010050231A1 (ja) シロ-イノシトール産生細胞および当該細胞を用いたシロ-イノシトール製造方法
KR101505172B1 (ko) 3-히드록시프로피온산을 생산하는 재조합 미생물 및 이를 이용한 3-히드록시프로피온산의 생산방법
CN116670295A (zh) 用于在抑制香草酸形成的情况下产生香草醛的拟无枝酸菌属菌株
JP3850557B2 (ja) 新規遺伝子及びその遺伝子を保有する形質転換細胞
JP2003533166A (ja) オイゲノールおよびフェルラ酸の異化作用の特異的不活性化遺伝子による置換フェノール生産のための生産株の構築
Yang et al. Cloning of four genes involved in limonene hydroxylation from Enterobacter cowanii 6L
WO2005123921A1 (ja) 新規グリセロール脱水素酵素、その遺伝子、及びその利用法
JPH08131162A (ja) ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼをコードする遺伝子
JP2004329081A (ja) シロ−イノソースとd−キロ−1−イノソースとの相互変換作用を有する酵素とその製造および応用