JP2001359065A - 画像情報送受信システム並びにこれに用いる送信側装置及び受信側装置 - Google Patents

画像情報送受信システム並びにこれに用いる送信側装置及び受信側装置

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JP2001359065A
JP2001359065A JP2000176228A JP2000176228A JP2001359065A JP 2001359065 A JP2001359065 A JP 2001359065A JP 2000176228 A JP2000176228 A JP 2000176228A JP 2000176228 A JP2000176228 A JP 2000176228A JP 2001359065 A JP2001359065 A JP 2001359065A
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勳 五月女
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手側のプライバシーを認めながら、ビデオ
交信ができるようにする。 【解決手段】 台所に設置されているビデオフォン21
から呼びかけた相手側のビデオフォン22から反応がな
い場合に限って、相手側の画像を強制的に見られるよう
にする。また、音声によって相手側と対応できるように
し、更に音声から画像に切り換えることもできるように
する。そして、相手側がスリープ状態であるときには、
強制的にアクティブ状態に遷移させる。 【効果】 以上により、一方が是非とも相手側の状況を
ビデオで確認したい場合でも、相手側のプライバシーを
認めながら、ビデオ交信ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像信号送受信シス
テム並びにこれに用いる送信側装置及び受信側装置に関
し、特に互いに相手側の画像信号を送受信するシステム
並びにこれに用いる送信側装置及び受信側装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】住宅の情報化が進む中で、宅内の2箇所
もしくは、それ以上の部屋の間でビデオインターフォン
が設置されようとしている。従来のビデオインターフォ
ンの利用と言えば、玄関への来客と応対するためのイン
ターフォンが良く知られている。今後は、ホームケア、
セキュリテイ、高齢者介護の観点や、家族間のコミュニ
ケーションの観点から、家の中での利用が期待されてい
る。
【0003】特に、2世帯住宅、3世帯住宅では、2階
建て、3階建ての住宅になることが多く、子世帯が1階
に、親世帯が2階にと住み分ける場合が多い。このよう
な場合に、世帯間のコミュニケーションは、従来は電話
を利用することになる。しかしながら、音声以外に情報
伝達が必要な場合がある。例えば、2階で高齢者が病気
で寝ている場合に、1階の台所から子世帯の奥さんが健
康状態を確認したい場合も出てくる。この他、他の部屋
にモニタカメラを設置して、別の部屋から状況を確認し
たい場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、宅内の2箇所
でビデオインターフォンが設置されており、その機能を
利用する際、音声だけでなく映像を利用する場合には、
従来にないプライバシー保護の問題がでてくる。例え
ば、1階の子世帯の奥さんが、2階で病床にある親世帯
のお祖父さんとビデオ会話をしたい場合を考える。この
場合、一方的に、2階のカメラがオンして、お祖父さん
の様子を映し出すことに、お祖父さんは抵抗を感じると
考えられる。監視されることを誰も望まないからであ
る。
【0005】しかし、奥さんは様子をぜひとも知りたい
のである。また、母親が子供部屋の子供と話しをしたい
ときに、やはり、一方的にカメラがついて部屋の様子を
見られることに子供は反感を感じ、そのような設備を拒
否してしまう可能性がある。したがって、このような問
題を解決するためのシステムの実現が望まれていた。
【0006】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は一方が是非と
も相手側の状況をビデオで確認したい場合に、相手側の
プライバシーを認めながら、ビデオ交信ができるように
する画像情報送受信システム並びにこれに用いる送信側
装置及び受信側装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による画像情報送
受信システムは、送信側装置から受信側装置に対して少
なくとも画像信号を送信する画像信号送受信システムで
あって、前記送信側装置は、前記受信側装置からの第1
の指令に応答して信号の送信指示の入力を促す手段と、
前記送信指示の入力に応答して画像信号を送信する手段
と、前記受信側装置側からの第2の指令に応答して画像
信号を送信する手段と、を含み、前記受信側装置は、前
記送信側装置に前記第1の指令を送信する手段と、前記
第1の指令の送信時から所定時間経過後に前記送信側装
置が反応しない旨のメッセージを出力して前記第2の指
令の入力を促す手段と、を含み、前記送信側装置から送
信される画像信号を前記受信側装置において表示出力す
ることを特徴とする。前記送信側装置は、前記送信指示
の入力に応答して音声信号を送信する手段を更に含み、
前記受信側装置は、前記送信側装置から送信される音声
信号を音声出力することを特徴とする。前記送信側装置
は、前記音声信号を送信している状態において前記画像
信号についての送信指示の入力に応答して前記画像信号
を送信する手段を更に含むことを特徴とする。前記送信
側装置は、自装置がスリープ状態である時、前記第1の
指令に応答して自装置をアクティブ状態に遷移させる手
段を更に含むことを特徴とする。前記送信側装置及び前
記受信側装置は、同一の家屋内の異なる場所に配置され
ていることを特徴とする。なお、前記第1及び第2の指
令の少なくとも一方は音声による指令であることを特徴
とする。
【0008】本発明による送信側装置は、送信側装置か
ら受信側装置に対して少なくとも画像信号を送信する画
像信号送受信システムにおける送信側装置であって、受
信側装置からの第1の指令に応答して信号の送信指示の
入力を促す手段と、前記送信指示の入力に応答して画像
信号を送信する手段と、前記受信側装置側からの第2の
指令に応答して画像信号を送信する手段とを含むことを
特徴とする。前記送信指示の入力に応答して音声信号を
送信する手段を更に含み、前記受信側装置は、前記送信
側装置から送信される音声信号を音声出力することを特
徴とする。前記送信側装置は、前記音声信号を送信して
いる状態において前記画像信号についての送信指示の入
力に応答して前記画像信号を送信する手段を更に含むこ
とを特徴とする。なお、自装置がスリープ状態である
時、前記第1の指令に応答して自装置をアクティブ状態
に遷移させる手段を更に含むことを特徴とする。
【0009】本発明による受信側装置は、送信側装置か
ら受信側装置に対して少なくとも画像信号を送信する画
像信号送受信システムにおける受信側装置であって、前
記送信側装置に前記第1の指令を送信する手段と、前記
第1の指令の送信時から所定時間経過後に前記送信側装
置が反応しない旨のメッセージを出力して前記第2の指
令の入力を促す手段とを含み、前記送信側装置から送信
される画像信号を表示出力することを特徴とする。な
お、前記第1及び第2の指令の少なくとも一方は音声に
よる指令であることを特徴とする。
【0010】要するに本システムでは、呼びかけた相手
側の反応がない場合に限って、相手側の画像を強制的に
見られるようにしているのである。また、音声によって
相手側と対応できるようにし、更に音声から画像に切り
換えることもできるようにしている。そして、相手側装
置がスリープ状態であるときには、強制的にアクティブ
状態に遷移させることもできるようにしている。以上に
より、一方が是非とも相手側の状況をビデオで確認した
い場合でも、相手側のプライバシーを認めながら、ビデ
オ交信ができるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図2は本発明による画像情報送受信シ
ステムの実施の一形態を示すブロック図である。同図に
示されているように、本実施形態による画像情報送受信
システムは、少なくとも2つのビデオフォン(vide
o phone)21及び22を含んで構成されてい
る。本例では、奥さんのいる1Fの台所にビデオフォン
21が設けられ、お祖父さんが寝ている2階の部屋にビ
デオフォン22が設けられているものとする。これらビ
デオフォン21及び22により、通常の状態では、映像
による交信(ビデオ交信)が行われ、映像による交信が
相手から拒否されたときは、音声による交信が行われ
る。なお、ビデオフォン21とビデオフォン22との間
には、HUB等のネッワーク機器20が設けられてい
る。
【0012】図1は、各ビデオフォンの概略構成図であ
る。同図を参照すると、ビデオフォンは、部屋の内部を
撮影するためのビデオカメラCと、映像を表示するため
のモニタ画面Mと、相手を呼び出すための呼び出しボタ
ン1及び2と、音声による交信を行うための音声ボタン
Sと、映像による交信を行うための画像ボタンVとを含
んで構成されている。呼び出しボタン1は相手側を呼び
出すために用いるものであり、相手側からの反応がない
場合にのみ呼び出しボタン2が有効になる。この呼び出
しボタン2を押すことにより、相手側のカメラをアクテ
ィブ状態にし、その映像を取得することができる。な
お、図示せぬスピーカも設けられ、交信相手の部屋内部
の音声も出力されるものとする。
【0013】同図において、ビデオフォンは、壁面等に
設置される。部屋内の様子が全て撮影できる位置に本ビ
デオフォンを設置するのが望ましい。このカメラCによ
って部屋内の様子が撮影され、モニタ画面Mに表示され
る。本例では、自装置のカメラCによる映像、すなわち
自装置が設置されてい部屋内の様子もモニタ画面Mに表
示されるものとする。つまり、自装置が台所に設置され
ている場合には、左側の画面M1に自室内部の様子が映
像表示され、右側の画面M2に他室の様子が映像表示さ
れる。本例では、右側の画面M1と左側の画面M2とを
同じ大きさで表示しているが、自室内部の様子を小さく
表示し他室の様子を大きく表示しても良い。このよう
に、他室の様子を大きく表示すれば、画面が見やすくな
る。
【0014】また、本例では2箇所にビデオフォンを設
置しているのでモニタ画面Mを2分割しているが、3箇
所以上の場合には、4分割や9分割にして表示したり、
切換スイッチを設けて画面を切り換えて表示しても良
い。同図においては、呼び出しボタンや画像ボタン等
を、押しボタン等の物理的なスイッチとして実現してい
るが、これに対応するボタンをソフトウェアで画面に構
成しタッチパネル入力によるスイッチとしても良い。ま
た、音声認識機能をソフトウェアで実装することで対応
しても良い。
【0015】図3には、ビデオフォンの内部構成例が示
されている。同図(a)に示されているように、本シス
テムにおいて用いられるビデオフォンは、各部の制御を
行うCPUシステム31と、カメラによって撮影した映
像やメッセージを表示するための表示モニタ32と、ネ
ットワーク30を介して相手側装置から画像信号や音声
信号が送られてくるかどうか等を監視するネットワーク
監視部33とを含んで構成されている。
【0016】ネットワーク監視部33を介して接続され
るネットワークは、Ethernet(登録商標)(1
0BASE−T等)の他、有線のIEEE1394や無
線LAN等、周知の手法を利用できる。各部屋に置かれ
るビデオフォンは、同じビデオフォンソフトウェアを持
ち、このソフトウェアをCPUシステム31で実行する
ことによって、本システムが実現されることになる。各
ビデオフォンについているカメラは、ビデオフォンがア
クティブの場合は、向かい合っている人の映像を捉え、
相手側に伝える状態にある。
【0017】同図(b)には、CPUシステム31の動
作が示されている。同図に示されているように、CPU
システム31には、アクティブ(Active)状態
と、スリープ(Sleep)状態との2つの動作状態が
ある。CPUシステム31がアクティブ状態31aにあ
るときには、タイマーの計時によって一定時間経過を検
出した場合か、ユーザーが電源OFFの操作を行った場
合に、スリープ状態に遷移する。また、CPUシステム
31がスリープ状態31bにあるときには、ユーザーが
電源ONの操作を行った場合か、自装置を強制的にON
させるための信号が相手側装置から入力されたことをネ
ットワーク監視部が検出した場合に、アクティブ状態に
遷移する。
【0018】なお、相手側に呼びかけたときに、自分の
映像を伝えるか、音声交信だけにするかについては、利
用者が選択できるようにしても良い。この場合におい
て、呼びかけられたにも関わらず、その呼びかけに対応
しない時は、後述するように相手側からの強制コントロ
ールがかかりカメラが映像を取得し、呼びかけ側に伝送
されることになる。
【0019】また、モニタ画面に表示するメッセージの
内容は、自由に変更できるものとする。ここで、2箇所
のビデオフォンの電源がオンになっている場合と、ビデ
オ交信したい相手側の電源がオフ(スリープ状態)にな
っている場合とに分けて、本システムの動作について説
明する。
【0020】(1)相手側のビデオフォンがアクティブ
(Active)状態になっている場合この場合には、
さらに(a)ビデオフォン交信が実施される場合と、
(b)ビデオフォン交信が拒否される場合とがある。 (a)ビデオフォン交信が実施される場合には、以下の
処理が行われる。まず、台所に居る奥さんが2階に居る
お祖父さんの様子が見たいとき、ビデオフォンの呼び出
しボタン1を押す。
【0021】このボタン入力に対して、お祖父さんの部
屋に設けられているビデオフォンは、台所から呼び出し
があったことを示すメッセージを表示する。例えば、図
4に示されているように、「台所から呼び出しがありま
す。カメラOKですか?」とモニタ画面に表示される。
この表示は、画像信号又は音声信号の送信指示を促して
いることになる。
【0022】このとき、「ピンポン」という音を伴うも
のとする。また、「台所から呼び出しがあります。」と
いう音声メッセージを出力しても良い。これらの音声出
力の際の音量は、予め設定できるようにするか、周囲の
音に応じて音量を調整し、確実に聞こえるようにすれば
良い。お祖父さんは、図4に示されているようなメッセ
ージに対して、画像ボタンVを押すと、この反応に応答
してお祖父さん側のビデオフォンは、画像通信を開始す
る。つまり、画像の送信指示の入力に応答して画像信号
を送信するのである。これにより、お祖父さんの部屋の
様子が台所に設けられているビデオフォンのモニタ画面
に表示されることになる。
【0023】(b)ビデオフォン交信が拒否される場合 一方、お祖父さんの部屋に設けられているビデオフォン
に、台所から呼び出しがあったことを示すメッセージを
表示されたときに、お祖父さんは今は姿を見られたくな
い状況であるものとする。この場合には、図4に示され
ているように、メッセージが表示されたら、お祖父さん
は音声ボタンSを押せば良い。この反応に応答してお祖
父さん側のビデオフォンは、音声のみの通信を開始す
る。これにより、奥さんとお祖父さんとの間で、音声に
よる交信が行われる。音声のみを送信し、画像を送信し
ないことで、プライバシーを保護できる。
【0024】その後、お祖父さんの状況が変わり、自分
の側の画像を見せても良くなった場合、お祖父さんは画
像ボタンVを押せば良い。すると、上述した(a)の場
合と同様に、カメラによる撮影が開始され、相手側に画
像が送られる。また、このボタンを押す反応は、お祖父
さん側のビデオフォンから、奥さん側のビデオフォンに
伝えられ、奥さんは、お祖父さんの反応があったことを
知ることになる。
【0025】ところで、呼び出しボタン1を押した後、
タイマの計時によって一定時間経過しても、相手側でボ
タンS又はVを押す反応がなかった場合には、呼びかけ
ても反応がないことになる。この場合、奥さんは心配に
なり、お祖父さんの様子を見たいと思うことになる。従
って、この場合には、以下のように強制的なコントロー
ルが必要となる。
【0026】図5には、台所に設置されている奥さん側
のビデオフォンの表示例が示されている。同図において
は、お祖父さん側のビデオフォンから反応がない旨が表
示されている。本例では、「お祖父さんから反応があり
ません」というメッセージが画面表示されている。これ
により、強制的に相手側の映像を表示させるための指示
の入力を促すことになる。
【0027】このとき、「ピンポン」という音を伴うも
のとする。また、「台所から呼び出しがあります」とい
う音声メッセージを出力しても良い。これらの音声出力
の際の音量は、予め設定できるようにするか、周囲の音
に応じて音量を調整し、確実に聞こえるようにすれば良
い。同図に示されているメッセージを見た奥さんは、呼
び出しボタン2を押すことにより、強制的にお祖父さん
側のビデオフォンのカメラを活性化し、スリープ状態か
らアクティブ状態に遷移させる。これにより、お祖父さ
んの部屋の様子を映し出し、その画像情報を奥さんの部
屋のビデオフォンに伝えることができる。
【0028】よって、モニタ画面の表示内容を見ること
でお祖父さんの部屋の様子を確認することができ、お祖
父さんが、部屋に居ないのか、部屋に居ても寝ているの
か等、その安否を判断することができる。この強制的に
相手側の様子を見る機能があれば、相手側の反応がない
ときでも、いちいち、階段を上がって見に行く必要がな
くなる。
【0029】なお、この呼び出しボタン2は、最初に呼
び出しボタン1が押され、相手側であるお祖父さん側の
ビデオフォンからの反応がなかった場合にだけ有効にな
るものとする。この場合、例えば、図6に示されている
ような回路構成を採用すれば良い。同図に示されている
回路は、呼び出しボタン1の押下によって入力される信
号を入力Dとするフリップフロップ(FF)61と、こ
のFF61の出力Qが「1」になったタイミングで計時
を開始し、計時終了後に出力が「1」になるタイマ63
と、FF61の出力Qとタイマ63の出力とを入力とす
るANDゲート64と、呼び出しボタン2の押下によっ
て入力される信号を入力としANDゲート64の出力と
呼び出しボタン2の押下によって入力される信号とを入
力とするANDゲート65と、このANDゲート65の
出力を入力DとするFF62とを含んで構成されてい
る。FF61及び62並びにタイマ63は、クロックに
同期して動作する。そして、FF61及びタイマ63
は、リセット信号によってリセット状態になるものとす
る。
【0030】呼び出しボタン1が押下されていない場合
には、FF61の入力Dは「0」であり、呼び出しボタ
ン1が押下された場合には、FF61の入力Dは「1」
になる。同様に、呼び出しボタン2が押下されていない
場合には、ANDゲート65への入力は「0」であり、
呼び出しボタン2が押下された場合には、ANDゲート
65への入力は「1」になる。
【0031】FF62の出力「1」は、強制的に画像を
送信させるための指令として相手側へ送られる。FF6
2の出力が「0」の場合には、画像の送信を拒否するこ
とになる。このような回路構成において、呼び出しボタ
ン1を押下せずに、呼び出しボタン2を押下しても、A
NDゲート65の入力の一方が「0」のままなので、そ
の出力は「0」になり、FF62の出力も「0」であ
る。このため、強制的に画像を送信させるための指令は
相手側へ送られることがない。これによって、プライバ
シーを保護できる。
【0032】また、呼び出しボタン1を押下しても、タ
イマ63の計時による一定の時間が経過する前において
は、ANDゲート64の出力は「0」であるので、この
場合もANDゲート65の入力の一方が「0」なので、
強制的に画像を送信させるための指令は相手側へ送られ
ることがない。これによって、プライバシーを保護でき
る。
【0033】一方、呼び出しボタン1を押下し、タイマ
63の計時による一定の時間が経過した後においては、
ANDゲート64の出力は「1」であるので、この場合
にはANDゲート65の入力が共に「1」になり、FF
62に「1」が保持される。このため、FF62の出力
が「1」になり、強制的に画像を送信させるための指令
が相手側へ送られることになる。これによって、安否を
確実に判断することができるのである。
【0034】なお、相手側装置において音声ボタンが押
下された場合は、FF61をリセットすれば良い。こう
すれば、ANDゲート64の出力は「0」となり、この
場合もANDゲート65がイネーブル状態にならず、強
制的に画像を送信させるための指令は相手側へ送られる
ことがない。相手側から反応がなかったという決定は、
呼び出しボタン1が押されてから、タイマ63に初期設
定された時間の間に、お祖父さん側のビデオフォンに対
して、反応がなかった場合になされる。この初期設定さ
れた時間は、後から増減変更できるものとする。
【0035】以上、図6を参照して説明した例では、呼
び出しボタン2を有効にするための機能をハードウェア
によって実現しているが、この代わりに同様の機能をソ
フトウェアによって実現しても良いことは明らかであ
る。ところで、最初から呼び出しボタン2を押すことに
よって、相手側の部屋のビデオフォンのカメラがアクテ
ィブ状態になり、強制的に映像を表示するという構成も
考えられなくはない。しかしながら、そのような構成
は、「監視カメラ」に他ならないので、プライバシーを
保護することはできない。よって、このようなビデオフ
ォンシステムは、利用者に受け入れられにくい。
【0036】(2)相手側のビデオフォンがスリープ
(Sleep)状態になっている場合2階のお祖父さん
は、ビデオフォンの電源を切っている場合もある。この
場合にも、奥さんが、お祖父さんの様子を見たいのは変
わらない。この場合は、以下のような動作となる。ま
ず、台所に居る奥さんは、上述した(1)の場合と同様
に、呼び出しボタン1を押す。すると、これに応答し
て、お祖父さん側のビデオフォンは、ウェークアップ
(Wake Up)機能により、スリーブ状態からアク
ティブ状態に遷移する。このとき、画面には、図4に示
されているように、「台所から呼び出しがあります。カ
メラOKですか?」というメッセージを、音声サポート
を伴って出力する。これ以降の処理は、上述した(1)
の場合と同じである。
【0037】以上のように、送信側装置はいかなる電気
的状態にかかわらず(アクティブ状態かスリープ状態で
あるかにかかわらず)、受信側装置からの所定の信号に
よって、画像情報を受信側装置へ送信する機能を有して
いるのである。この機能を設けることにより、安否を確
実に判断できるのである。ここで、本システムにおける
ビデオフォンの動作手順について図7を参照して説明す
る。同図においては、呼び出した側のビデオフォンを受
信側装置、呼び出された側のビデオフォンを送信側装置
として説明する。つまり、ここでは、2階の部屋に設置
されたお祖父さん側のビデオフォンが送信側装置、台所
に設置された奥さん側のビデオフォンが受信側装置であ
る。奥さん側のビデオフォンが送信側装置、お祖父さん
側のビデオフォンが受信側装置となる場合もあることは
もちろんである。
【0038】まず、同図(a)において、受信側装置
は、ボタン1が押下されたかどうか常に監視し(ステッ
プS101)、ボタン1が押下されたことを検出した場
合には、指令10を送信側装置に送信する(ステップS
102)。この送信時点から受信側装置ではタイマを作
動させて計時を開始する。タイマによる計時が継続し、
所定時間が経過していない場合には、送信側装置から送
信される音声信号を受信したかどうか判断する(ステッ
プS103→S104)。また、送信側装置から送信さ
れる画像信号を受信したかどうか判断する(ステップS
105)。
【0039】音声信号を受信した場合には(ステップS
106)、受信した音声が受信側装置から出力される
(ステップS106)。この場合には、さらに送信側装
置から送信される画像信号を受信したかどうか判断する
(ステップS107)。ステップS105又はステップ
S107において、画像信号を受信した場合は、受信し
た画像信号が受信側装置において表示出力される(ステ
ップS111)。
【0040】ステップS103において、所定時間が経
過すると、送信側装置からの反応がない旨のメッセージ
を受信側装置において出力する(ステップS108)。
これにより、ボタン2の押下を促し、ボタン2が押下さ
れたかどうか常に監視する(ステップS109)。ボタ
ン2が押下されたことを検出した場合には、指令20を
送信側装置に送信する(ステップS110)。この指令
20に応答して送信側装置から画像信号が出力され、受
信した画像信号が受信側装置において表示出力される
(ステップS111)。
【0041】同図(b)において、送信側装置では、受
信側装置から指令10を受信したどうか常に監視する
(ステップS201)。指令10を受信した場合は、送
信側装置自身がスリープ状態にあるかどうか判断し(ス
テップS202)、スリープ状態である場合には、自装
置をアクティブ状態に遷移させる(ステップS20
3)。既にアクティブ状態になっていた場合又はスリー
プ状態からアクティブ状態に遷移した場合、メッセージ
を出力し(ステップS204)、音声ボタン又は画像ボ
タンの押下を促す。そして、音声ボタンの押下があった
かどうかを判断し(ステップS205)、また画像ボタ
ンの押下があったかどうかを判断する(ステップS20
6)。さらに、また、受信側装置から送信される指令2
0を受信したかどうか判断する(ステップS207)。
【0042】音声ボタンの押下があった場合には、音声
信号を出力する(ステップS205→S208)。この
場合には、さらに画像ボタンの押下があるかどうか判断
する(ステップS209)。ステップS206又はステ
ップS209において、画像ボタンの押下があった場合
は、画像信号が受信側装置に出力される(ステップS2
06→S210、ステップS209→S210)。ステ
ップS207において、指令20を受信した場合も同様
である(ステップS207→S210)。よって、送信
側装置から出力される画像信号は、受信側装置におい
て、モニタ画面に表示出力されることになる。
【0043】請求項の記載に関し、本発明は更に以下の
態様を採り得る。 (1)送信側装置から受信側装置に対して少なくとも画
像信号を送信する画像信号送受信方法であって、前記受
信側装置からの第1の指令に応答して信号の送信指示の
入力を促すステップと、前記送信指示の入力に応答して
画像信号を送信するステップと、前記受信側装置側から
の第2の指令に応答して画像信号を送信するステップと
を前記送信側装置において実行し、前記送信側装置に前
記第1の指令を送信するステップと、前記第1の指令の
送信時から所定時間経過後に前記送信側装置が反応しな
い旨のメッセージを出力して前記第2の指令の入力を促
すステップとを前記受信側装置において実行し、前記送
信側装置から送信される画像信号を前記受信側装置にお
いて表示出力するようにしたことを特徴とする画像信号
送受信方法。
【0044】(2)前記送信側装置においては、前記送
信指示の入力に応答して音声信号を送信するステップを
更に実行し、前記受信側装置は、前記送信側装置から送
信される音声信号を音声出力することを特徴とする
(1)記載の画像信号送受信方法。 (3)前記音声信号を送信している状態において前記画
像信号についての送信指示の入力に応答して前記画像信
号を送信するすることを特徴とする(2)記載の画像信
号送受信方法。
【0045】(4)前記送信側装置は、自装置がスリー
プ状態である時、前記第1の指令に応答して自装置をア
クティブ状態に遷移させるステップを更に含むことを特
徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の画像信号送
受信方法。 (5)少なくとも画像情報を送信する画像情報送信装置
と、少なくとも前記画像情報を受信する画像情報受信装
置と、を備える画像情報送受信装置において、前記画像
情報送信装置はいかなる電気的状態にかかわらず前記画
像情報受信装置からの所定の信号によって、画像情報を
前記画像情報受信装置へ送信することを特徴とする画像
情報送受信装置。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、呼びかけ
た相手側の反応がない場合に限って、相手側の画像を強
制的に見られるようにすることにより、一方が是非とも
相手側の状況をビデオで確認したい場合でも、相手側の
プライバシーを認めながら、ビデオ交信ができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像情報送受信システムの実施の
一形態に用いられるビデオフォンの概略図である。
【図2】本発明による画像情報送受信システムに用いら
れるビデオフォンの配置例を示す図である。
【図3】(a)は本発明による画像情報送受信システム
に用いられるビデオフォンの内部構成例を示すブロック
図、(b)は(a)中のCPUシステムの動作状態を示
す概念図である。
【図4】本発明による画像情報送受信システムに用いら
れるビデオフォンの画面表示例を示す図である。
【図5】本発明による画像情報送受信システムに用いら
れるビデオフォンの画面表示例を示す図である。
【図6】呼び出しボタン1を押下した後にのみ呼び出し
ボタン2を有効にするための回路例を示す図である。
【図7】本発明による画像情報送受信システムの動作を
示すフローチャートであり、(a)は受信側装置の動作
を示し、(b)は送信側装置の動作を示す。
【符号の説明】
1,2 呼び出しボタン 21,22 ビデオフォン 30 ネットワーク 31 CPUシステム 32 表示モニタ 33 ネットワーク監視部 C カメラ M モニタ画面 S 音声ボタン V 画像ボタン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置から受信側装置に対して少な
    くとも画像信号を送信する画像信号送受信システムであ
    って、 前記送信側装置は、 前記受信側装置からの第1の指令に応答して信号の送信
    指示の入力を促す手段と、前記送信指示の入力に応答し
    て画像信号を送信する手段と、前記受信側装置側からの
    第2の指令に応答して画像信号を送信する手段と、を含
    み、 前記受信側装置は、 前記送信側装置に前記第1の指令を送信する手段と、前
    記第1の指令の送信時から所定時間経過後に前記送信側
    装置が反応しない旨のメッセージを出力して前記第2の
    指令の入力を促す手段と、を含み、 前記送信側装置から送信される画像信号を前記受信側装
    置において表示出力することを特徴とする画像信号送受
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記送信側装置は、前記送信指示の入力
    に応答して音声信号を送信する手段を更に含み、前記受
    信側装置は、前記送信側装置から送信される音声信号を
    音声出力することを特徴とする請求項1記載の画像信号
    送受信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信側装置は、前記音声信号を送信
    している状態において前記画像信号についての送信指示
    の入力に応答して前記画像信号を送信する手段を更に含
    むことを特徴とする請求項2記載の画像信号送受信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記送信側装置は、自装置がスリープ状
    態である時、前記第1の指令に応答して自装置をアクテ
    ィブ状態に遷移させる手段を更に含むことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像信号送受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記送信側装置及び前記受信側装置は、
    同一の家屋内の異なる場所に配置されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像信号送受信
    システム。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の指令の少なくとも一
    方は音声による指令であることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の画像信号送受信システム。
  7. 【請求項7】 送信側装置から受信側装置に対して少な
    くとも画像信号を送信する画像信号送受信システムにお
    ける送信側装置であって、受信側装置からの第1の指令
    に応答して信号の送信指示の入力を促す手段と、前記送
    信指示の入力に応答して画像信号を送信する手段と、前
    記受信側装置側からの第2の指令に応答して画像信号を
    送信する手段とを含むことを特徴とする送信側装置。
  8. 【請求項8】 前記送信指示の入力に応答して音声信号
    を送信する手段を更に含み、前記受信側装置は、前記送
    信側装置から送信される音声信号を音声出力することを
    特徴とする請求項7記載の送信側装置。
  9. 【請求項9】 前記送信側装置は、前記音声信号を送信
    している状態において前記画像信号についての送信指示
    の入力に応答して前記画像信号を送信する手段を更に含
    むことを特徴とする請求項8記載の送信側装置。
  10. 【請求項10】 自装置がスリープ状態である時、前記
    第1の指令に応答して自装置をアクティブ状態に遷移さ
    せる手段を更に含むことを特徴とする請求項7〜9のい
    ずれかに記載の送信側装置。
  11. 【請求項11】 送信側装置から受信側装置に対して少
    なくとも画像信号を送信する画像信号送受信システムに
    おける受信側装置であって、前記送信側装置に前記第1
    の指令を送信する手段と、前記第1の指令の送信時から
    所定時間経過後に前記送信側装置が反応しない旨のメッ
    セージを出力して前記第2の指令の入力を促す手段とを
    含み、前記送信側装置から送信される画像信号を表示出
    力することを特徴とする受信側装置。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の指令の少なくとも
    一方は音声による指令であることを特徴とする請求項1
    1記載の受信側装置。
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