JP2001336147A - 杭頭処理機能付きの回転キャップ、杭頭処理方法、杭の埋設方法 - Google Patents

杭頭処理機能付きの回転キャップ、杭頭処理方法、杭の埋設方法

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JP2001336147A
JP2001336147A JP2000158733A JP2000158733A JP2001336147A JP 2001336147 A JP2001336147 A JP 2001336147A JP 2000158733 A JP2000158733 A JP 2000158733A JP 2000158733 A JP2000158733 A JP 2000158733A JP 2001336147 A JP2001336147 A JP 2001336147A
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Hiroaki Takai
浩明 高井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既製杭の頭部を損傷することなく、埋設する工
程の一連の流れの中で、作業を中断することなく、確実
に杭頭処理ができる。 【解決手段】掘削後、杭周固定液41等が充填された杭
穴22に、回転キャップ16の係止腕14に既製杭28
を吊り込み、既製杭28を地面24よりH 下方に沈
設する。既製杭28を保持したまま、回転キャップ16
のノズル10から流速15m/s 程度高圧水を放出する
(a)。杭頭部29、杭穴上端部の杭周固定液が排除さ
れて薄められ、固化強度を低下させた低強度層34、3
5を形成し回転キャップを取り外す(b)。既製杭28
が定着後、地面24から深さHまで根切りし、既製杭
28の中空部30の低強度層34を除去し(c)、鉄筋
かご37を挿入し既製杭28の杭頭部29と一体のフー
チング38を構築する(d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既製杭の上端部
にフーチングのような支持構造物を構築するために使用
する、杭頭処理機能付きの回転キャップ、杭頭処理方
法、杭の埋設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設した既製杭の上に、地上構造
物を構築する際には、地上構造物とこれを支持するため
に地中に埋設された既製杭とを一体に形成する必要があ
った。地上構造物のフーチングと一体的に接続するため
に、既製杭の杭頭部を処理しなければならない。
【0003】この場合、中空部を有する既製杭は、根固
液や杭周固定液等の硬化性材料(セメントミルクなど)
が充填された杭穴に挿入して埋設され、硬化性材料は杭
外周と杭穴壁との間だけでなく、既製杭の中空部をも満
たしている。
【0004】従って、フーチングと一体的に接続する為
の杭頭処理方法としては、例えば杭中空部内に充填され
て固化した硬化性材料を掘り下げて鉄筋かごを挿入し、
この鉄筋かごを、フーチング内に埋設するようにコンク
リートを打設する方法が取られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の場合、配置
する鉄筋かごとの定着を考慮して、既製杭の杭頭部分の
硬化性材料を、少なくとも杭径の1〜2倍程度の位置ま
で除去しなければならなかった。
【0006】この硬化性材料は固化強度が5kg/cm
〜300kg/cm程度あり、比較的強度の強いも
のであるため、該硬化性材料を固化後に、除去し掘り下
げるために多大な時間と労費がかかると共に、既製杭の
頭部を損傷させる問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明では、回
転キャップに薄め液を吐出できるノズルを取り付け、あ
るいは回転キャップのノズルから薄め液を吐出させて杭
を埋設するので、前記問題点を解決した。
【0008】即ちこの発明は、既製杭の杭頭部に取り付
けて、該既製杭の埋設に使用される回転キャップであっ
て、上部に杭打ち機に連結するための中空の軸部を有
し、下部に既製杭の杭頭部を把持する杭把持部を有し、
前記中空軸部の下端部に連通するように、前記既製杭の
中空部内に薄め液を吐出できるノズルを取り付けたこと
を特徴とする杭頭処理機能付きの回転キャップである。
また、前記において、中空軸部の下端部に、高圧液を吐
出できるジェットノズルを着脱自在に取り付けることが
望ましい。
【0009】また、杭頭処理方法の発明は、既製杭の杭
頭部に回転キャップを取り付けて、該既製杭を下降させ
た後、既製杭の中空部内に、前記回転キャップに取り付
けたノズルから薄め液を吐出させ、前記既製杭の杭頭部
の中空部内に充填された硬化性材料の濃度を薄くし、固
化強度を低下させることを特徴とした杭頭処理方法であ
る。
【0010】また、杭の埋設方法の発明は、既製杭の杭
頭部に回転キャップを取り付けて、杭穴内に前記既製杭
を埋設する方法であって、前記既製杭を所定深さに位置
させる前に、あるいは位置させた後に、前記既製杭の中
空部及び杭穴の上端部に充填された硬化性材料が固化す
る前に、前記回転キャップに取り付けたノズルから薄め
液を吐出して、該部の硬化性材料の濃度を薄くした後、
前記既製杭の中空部の硬化性材料及び前記既製杭と杭穴
壁の上端部との間の硬化性材料を固化強度を低下させて
固化させることを特徴とした杭の埋設方法である。
【0011】更に、他の杭の埋設方法の発明は、既製杭
の杭頭部に回転キャップを取り付けて、杭穴内に前記既
製杭を埋設する方法であって、前記既製杭を所定深さに
位置させる前に、前記既製杭の中空部内に、前記回転キ
ャップに取り付けたノズルから薄め液を吐出して、前記
既製杭の下端から前記中空部内に充填される硬化性材料
の濃度を、杭頭部のみ薄くし、更に前記既製杭の杭頭部
と前記杭穴壁との間の硬化性材料の濃度も薄くし、前記
既製杭を所定深さに位置させた後、前記既製杭の中空部
の硬化性材料及び前記既製杭と杭穴壁の上端部との間の
硬化性材料を固化強度を低下させて固化させることを特
徴とした杭の埋設方法である。
【0012】前記における硬化性材料とは、杭穴の根固
め液や杭周固定液として使用されるセメントミルク、セ
メントミルクと掘削泥土とを混合したソイルセメント等
を指す。
【0013】また、前記における薄め液とは、主に水で
あるが、硬化性材料の性質に応じて、硬化性材料を薄め
て、硬化性材料の固化強度を低下させる材料であれば、
各種添加剤などを混入した材料であっても可能である。
更に、硬化性材料と混合した際に硬化性材料より比重が
軽くなり、硬化性材料の上層部に溜まり、中空部の杭頭
付近に留まる性質を有する材料である。
【0014】
【発明の実施の形態】掘削ロッド18と連結する為の中
空軸7を突設した基体1に、掘削ロッド18と連結する
為の中空軸7を突設する。基体1に既製杭28の係止部
材32と係止できる係止腕14、14を下方に向けて突
設する。基体1内に、中空軸7の中空部と連通するノズ
ル(ジェットノズル)10を下方に向けて、着脱自在に
取付け、回転キャップ16を構成する(図1)。
【0015】
【実施例1】図面に基づきこの発明の実施例を説明す
る。
【0016】中空部3を有する上円盤(ドーナッツ状)
2と、同じく中空部5を有する下円盤(ドーナッツ状)
4とを所定間隔に並列し、連結材6、6で固定して、基
体1を構成する。前記基体1の上円盤2に、掘削ロッド
18と連結する為の中空軸7を突設する。前記中空軸7
の中空部8は、上円盤2の中空部3に連通している。
【0017】前記基体1の下円盤4に既製杭28の係止
部材32と係止できる係止腕(杭把持手段)14、14
を下方に向けて突設する。前記係止腕14の下部には、
係止部材32を保持できる突出部15が形成されてい
る。
【0018】前記上円盤2の下面に臨んでいる中空軸7
の下端部の内壁面に、螺糸部9が形成されている。前記
螺糸部9に、先細のノズル(ジェットノズル)10の上
端部の螺糸部12を螺合して取付け、回転キャップ16
を構成する(図1)。回転キャップ16に既製杭28を
取り付けた際に、前記ノズル10の先端11は、既製杭
28の上面31より上方に位置するように形成されてい
る(図1(a)図2)。前記ノズル10は、いわゆるジ
ェットノズルを使用し、先端を絞った形状とししてお
り、高圧水に耐える為に、硬質材料で製作されている。
【0019】前記実施例において、ノズル10は螺糸部
12を形成して、基体1から着脱自在としたが、ボルト
やピンで基体に固定して着脱自在とすることもできる
(図示していない)。また、ノズル10は、着脱自在と
すれば、ノズルの長さや太さが異なる種々の物を選択し
て使用できるので好ましいが、ノズル10は、基体1に
固定することもできる(図示していない)。
【0020】また、前記実施例において、ノズル10の
先端位置が、既製杭28の上面31より上方に位置する
ように設定したので、硬化性材料を除去させる効率が良
いので好ましいが、ノズル10の先端11位置が、既製
杭28の中空部30内に位置するように設定することも
できる(図示していない)。
【0021】また、前記実施例において、ノズル10
は、上下円盤2、4間に位置するので、破損するおそれ
が無いが、下円盤4から下方に突出させることもできる
(図示していない)。
【0022】また、前記実施例において、ノズル10に
は、先端11に下方に向けた吐出口11aのみ設けたが
(図5(a))、斜め下方にも噴射できるようにノズル
10の側面にも、斜め下方に向けた吐出口11b、11
bを設けることもできる(図5(b))。このノズル1
0は、ノズル10の先端11を下円盤4より下方に突出
させた場合に、有効な構造である。
【0023】また、前記実施例において、基体1は、上
下円盤2、4と連結材6とから構成したが、中空軸7、
係止腕14を取り付けられれば、他の構造とすることも
できる(図示していない)。
【0024】また、前記実施例において、係止腕14
は、既製杭28の係止部材32と形成できれば、その構
造は任意である。
【0025】また、前記実施例において、ジェットノズ
ルを使用することが望ましいが、他のノズルを使用する
こともできる(図示していない)。
【0026】
【実施例2】次に、前記実施例1の回転キャップ16を
使用した既製杭28の埋設方法について説明する。
【0027】(1) 使用する掘削ロッド18は、先端
に掘削ヘッド19を有し、中間部に練付ドラム20、2
0及び撹拌バー21、21を取り付けてある。前記掘削
ロッド18を回転させて、掘削ロッド18の先端から掘
削液(水等)を吐出しながら掘削し、それにともない生
じる泥水を掘削ロッド18に取り付けられた撹拌バー2
1で撹拌すると共に、練付ドラム20、20によって杭
穴壁23に練り付ける。こうして、使用する既製杭28
の外径よりも若干大径の杭穴22を支持層に至るまで所
定深さ掘削する(図3(a))。
【0028】(2) 杭穴22の掘削完了後に、掘削ロ
ッド18の先端から(あるいは他の手段注入パイプ等
で)で、杭穴22底付近にセメントミルク等の根固め液
(硬化性材料)を注入しながら根固め液層40を形成し
て、掘削ロッド18を引き上げる。続いて、掘削ロッド
18を引き上げながら、根固め液層40の上方で、セメ
ントミルク等の杭周固定液(硬化性材料)を注入して杭
周固定液層41を形成する(図3(b))。
【0029】(3)杭周固定液の注入完了後、掘削ロッ
ド18を杭穴22内から引き抜き、掘削ロッド18を、
既製杭の埋設に要する長さを残して、他の不要部分を切
り離しす。続いて、この掘削ロッド18の先端に回転キ
ャップ16を取付ける(図3(c))。
【0030】(4)次に、杭頭部29に係止部材32、
32が取り付けられ、中空部30を有する既製杭28を
吊り込み、杭穴22の上方に既製杭28を配置し、既製
杭28の杭頭部29に、回転キャップ16を取付ける。
この際、回転キャップ16を既製杭28に押し込み、回
転して、回転キャップ16の係止腕14、14を、既製
杭28の杭頭部29の係止突起32、32に係止して保
持する(図3(c))。
【0031】(5)掘削ロッド18を操作し、回転キャ
ップ16を介して、既製杭28を所定深さまで押し込
む。この際、必要ならば既製杭28を回転させながら押
し込む。既製杭28の埋設に従って、杭穴壁23と既製
杭28の外壁との間、既製杭28の中空部30に、深さ
に応じて、根固め液又は杭周固定液が充填される。ま
た、既製杭28の上面31が地面24より深さHだけ
低い位置で、既製杭28は沈設される(図2)。
【0032】(6)続いて、回転キャップ16で既製杭
28を保持した状態で、既製杭28の上方から既製杭2
8の中空部30に向けて、回転キャップ16のノズル1
0の吐出口11aから下方に向けて(図5(a))、高
圧(流速10〜30m/s程度)の水を放出する(図4
(a))。高圧の水により、杭頭部29の杭周固定液が
排除されて水に置き換わり、あるいは杭周固定液が水で
薄められ、固化強度を低下させた低強度層34が形成さ
れる。あわせて、杭穴22の上端部の杭周固定液も同様
に、水と置き換わり、あるいは水で薄められ、同様に低
強度層35が形成される。水や薄められた杭周固定液か
らなる低強度層34、35は、下方の杭周固定液層40
より比重が軽いので、杭周固定液の固化まで、杭穴22
の上端部に留まる。ここで、低強度層34、35は、既
製杭28の上面31からH(H=既製杭の杭径Dの
2倍程度)の深さで形成される(図4(b))。
【0033】(7)続いて、水の吐出を中止して、回転
キャップ16を回転させ、係止腕14、14と係止部材
32、32との係止を解除する。続いて、回転キャップ
16を既製杭28から切り離す。
【0034】(8)杭周固定液などが固化し、既製杭2
8が定着した後、地面24から深さH まで(杭頭部2
9が露出するまで)地盤を根切りする。この際、杭穴2
2上端部は、低強度層35が形成されるので、容易にこ
れを除去できる。続いて、既製杭28の中空部30の上
端部(既製杭28の上面31から深さHまで)の低強
度層34を除去すれば、容易に上端部の中空部30を空
にできる(図4(c))。図中41aは、固化した杭周
固定液層である。
【0035】(9)続いて、既製杭28の中空部30に
鉄筋かご37を挿入し、既製杭28の上方に所定の配筋
(図示していない)をして、コンクリートを打設して既
製杭28の杭頭部29と一体のフーチング38を構築す
る(図4(d))。
【0036】(10)他の実施例 前記実施例において、吐出する水等の流速は、杭頭処理
深さ、硬化性材料の固化強度等を考慮して適宜変化させ
ることができる。
【0037】また、前記実施例において、既製杭28を
所定位置に沈設した後に、ノズルから水を吐出したが、
杭頭部29の位置が現状地面24より深い場合には、杭
埋設時に、既製杭28の杭頭部29が現状地面24より
下方に挿入され始めた時点で、水等の吐出を開始するこ
ともできる。
【0038】また、前記実施例において、杭穴内に、杭
周固定液が充填された後に、既製杭を下降させたが、杭
周固定液を注入するノズル類を他に設ければ、杭周固定
液を注入しながら既製杭を下降させ、ノズル10から水
を吐出して杭頭部のみ杭周固定液の濃度を薄く形成する
こともできる。
【0039】
【発明の効果】この発明は、回転キャップにノズルを設
けたので、あるいはノズルから既製杭の中空部に向けて
薄め液を吐出でき、杭埋設と同時に、杭頭部中空部内の
硬化性材料の固化強度を低下あるいは排除することがで
き、フーチング等を構築する際に既製杭の頭部を損傷さ
せることなく、固化した硬化性材料を容易に排除するこ
とができる効果がある。また、回転キャップのノズルか
ら薄め液を吐出するので、既製杭を埋設する工程の一連
の流れの中で、作業を中断することなく杭頭処理ができ
る効果がある。
【0040】また、ジェットノズルを使用することによ
り、所定の硬化性材料の固化強度を確実に低下させるこ
とができ、通常のノズルを使用した場合に比べてノズル
長を短くできるため、杭吊り込み時にノズルが破損する
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回転キャップの実施例で、(a)は
縦断面図、(b)は(a)のA−A線における断面図、
(c)は(a)のB−B線における断面図である。
【図2】回転キャップを既製杭に取り付けた状態の拡大
図である。
【図3】この発明の埋設方法を説明する概略した図で、
(a)は杭穴掘削中の縦断面図、(b)は掘削が完了し
た杭穴の縦断面図、(c)は既製杭に回転キャップを取
り付けた状態の正面図である。
【図4】同じく埋設方法を説明する図で、(a)は杭頭
処理中の縦断面図、(b)は杭の埋設が完了した状態の
縦断面図、(c)は杭頭部を根切りした状態の縦断面
図、(d)は杭頭部に鉄筋かごを挿入して、フーチング
を形成する縦断面図である。
【図5】(a)(b)は、この発明のノズルの実施例で
ある。
【符号の説明】
1 基体 2 上円盤 4 下円盤 6 連結材 7 中空軸 8 中空部(中空軸) 9 螺糸部(中空軸) 10 ノズル 11 先端(ノズル) 11a、11b 吐出口(ノズル) 12 螺糸部(ノズル) 14 係止腕 16 回転キャップ 18 掘削ロッド 22 杭穴 23 杭穴壁 24 地面 28 既製杭 30 中空部(既製杭) 31 上面(既製杭) 32 係止部材(既製杭) 34 低強度層 35 低強度層 37 鉄筋かご 38 フーチング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既製杭の杭頭部に取り付けて、該既製杭
    の埋設に使用される回転キャップであって、上部に杭打
    ち機に連結するための中空の軸部を有し、下部に既製杭
    の杭頭部を把持する杭把持部を有し、前記中空軸部の下
    端部に連通するように、前記既製杭の中空部内に薄め液
    を吐出できるノズルを取り付けたことを特徴とする杭頭
    処理機能付きの回転キャップ。
  2. 【請求項2】 中空軸部の下端部に、高圧液を吐出でき
    るジェットノズルを着脱自在に取り付けたことを特徴と
    する請求項1記載の杭頭処理機能付きの回転キャップ。
  3. 【請求項3】 既製杭の杭頭部に回転キャップを取り付
    けて、該既製杭を下降させた後、既製杭の中空部内に、
    前記回転キャップに取り付けたノズルから薄め液を吐出
    させ、前記既製杭の杭頭部の中空部内に充填された硬化
    性材料の濃度を薄くし、固化強度を低下させることを特
    徴とした杭頭処理方法。
  4. 【請求項4】 既製杭の杭頭部に回転キャップを取り付
    けて、杭穴内に前記既製杭を埋設する方法であって、前
    記既製杭を所定深さに位置させる前に、あるいは位置さ
    せた後に、前記既製杭の中空部及び杭穴の上端部に充填
    された硬化性材料が固化する前に、前記回転キャップに
    取り付けたノズルから薄め液を吐出して、該部の硬化性
    材料の濃度を薄くした後、前記既製杭の中空部の硬化性
    材料及び前記既製杭と杭穴壁の上端部との間の硬化性材
    料を固化強度を低下させて固化させることを特徴とした
    杭の埋設方法。
  5. 【請求項5】 既製杭の杭頭部に回転キャップを取り付
    けて、杭穴内に前記既製杭を埋設する方法であって、前
    記既製杭を所定深さに位置させる前に、前記既製杭の中
    空部内に、前記回転キャップに取り付けたノズルから薄
    め液を吐出して、前記既製杭の下端から前記中空部内に
    充填される硬化性材料の濃度を、杭頭部のみ薄くし、更
    に前記既製杭の杭頭部と前記杭穴壁との間の硬化性材料
    の濃度も薄くし、前記既製杭を所定深さに位置させた
    後、前記既製杭の中空部の硬化性材料及び前記既製杭と
    杭穴壁の上端部との間の硬化性材料を固化強度を低下さ
    せて固化させることを特徴とした杭の埋設方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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