JP2001326140A - フィルムコンデンサ - Google Patents

フィルムコンデンサ

Info

Publication number
JP2001326140A
JP2001326140A JP2000145862A JP2000145862A JP2001326140A JP 2001326140 A JP2001326140 A JP 2001326140A JP 2000145862 A JP2000145862 A JP 2000145862A JP 2000145862 A JP2000145862 A JP 2000145862A JP 2001326140 A JP2001326140 A JP 2001326140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
capacitor
thickness
metallikon
metallized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000145862A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshibumi Akai
俊文 赤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000145862A priority Critical patent/JP2001326140A/ja
Publication of JP2001326140A publication Critical patent/JP2001326140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/224Housing; Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/32Wound capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性および外観上の歩留りを向上させま
た、損失率の小さい耐電流特性に優れたコンデンサを提
供する。 【解決手段】 金属化プラスチックフィルム、プラスチ
ックフィルム、金属化絶縁紙または絶縁紙を巻回して誘
電体フィルム巻体1を形成し、この誘電体フィルム巻体
1の巻終り部からその外周面に外装絶縁フィルム2aを
巻回したコンデンサ素子を備え、外装絶縁フィルム2a
を誘電体フィルム巻体1の外周面から0.3〜0.8m
mの厚みになるように巻回した。これにより、外装絶縁
フィルム2aの厚みの部分にまで、メタリコン粒子が付
着しメタリコン3が形成される。そのため、メタリコン
3の付着強度は強くなり、メタリコン欠けが発生しなく
なり、後工程における外観上の歩留りが向上し、取扱い
時の作業性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、力率改善用の電
力用コンデンサ、電気機器用コンデンサまたは各種電源
回路用コンデンサに使用されるフィルムコンデンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属化プラスチックフィルムまた
は、プラスチックフィルム等の巻終り部に外装絶縁フィ
ルムを巻回することは、特開昭58−10813号公報
や特開平05−11429号公報等で公知となってお
り、これらの公知技術を用いて金属化フィルムコンデン
サを製造することは可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術を用いて金属化フィルムコンデンサを構成した場合、
外装絶縁フィルムが巻終り部から0.1mm以下の厚み
しかないため(例えば10μmの厚みの外装絶縁フィル
ムを巻終り部から10回転巻くと0.1mmの厚みとな
る)、コンデンサの製造工程において、コンデンサ素子
端面の電極引出し部(以下メタリコン)に、コンデンサ
素子運搬中の接触等による機械的負荷が掛かり、その機
械的負荷によりメタリコン欠けが発生し、後工程におけ
る作業性および外観上の歩留りが低下してしまう課題が
あった。
【0004】また、コンデンサの製造工程における、上
記のようなコンデンサ素子運搬中の接触等による機械的
負荷による素子外周部の緩みや、小判型素子を製造する
ため熱プレスをしてメタリコン処理を行なう際、プレス
板からコンデンサ素子をはく離する時の素子外周部の緩
みにより、金属化プラスチックフィルムまたは、プラス
チックフィルム等の巻終り部と外装絶縁フィルムの隙
間、特に金属化フィルムの金属蒸着膜上に充填樹脂が浸
入しやすくなってしまう。
【0005】そのため、充填樹脂が硬化する際に金属化
フィルムの金属蒸着膜に微細な亀裂(以下クラック)が
発生し、そのクラックにより損失率が大きくなり、帯電
流特性の弱いコンデンサになってしまう課題があった。
【0006】したがって、この発明の目的は、上記問題
点を解決するものであり、作業性および外観上の歩留り
を向上させまた、損失率の小さい耐電流特性に優れたフ
ィルムコンデンサを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の請求項1記載のフィルムコンデンサは、金
属化プラスチックフィルム、プラスチックフィルム、金
属化絶縁紙または絶縁紙を巻回して誘電体フィルム巻体
を形成し、この誘電体フィルム巻体の巻終り部からその
外周面に外装絶縁フィルムを巻回したコンデンサ素子を
備え、外装絶縁フィルムを誘電体フィルム巻体の外周面
から0.3〜0.8mmの厚みになるように巻回した。
【0008】このように、外装絶縁フィルムを誘電体フ
ィルム巻体の外周面から0.3〜0.8mmの厚みにな
るように巻回したので、外装絶縁フィルムの厚みの部分
にまで、メタリコン粒子が付着しメタリコンが形成され
る。そのため、メタリコンの付着強度は強くなり、コン
デンサの製造工程において、コンデンサ素子端面のメタ
リコンに、コンデンサ素子運搬中の接触等による機械的
負荷が掛かった場合でも、メタリコン欠けが発生しなく
なり、後工程における外観上の歩留りが向上し、取扱い
時の作業性も向上する。
【0009】請求項2記載のフィルムコンデンサは、外
装絶縁フィルムを誘電体フィルム巻体の外周面から0.
3〜0.5mmの厚みになるように巻回した。このよう
に、外装絶縁フィルムを誘電体フィルム巻体の外周面か
ら0.3〜0.5mmの厚みになるように巻回したの
で、巻取り工数がかからずさらに経済的である。
【0010】請求項3記載のフィルムコンデンサは、請
求項1において、外装絶縁フィルムが10〜25μmの
厚みを有するポリプロピレンフィルムである。
【0011】このように、外装絶縁フィルムがポリプロ
ピレンフィルムであるので、熱収縮率が高くなる。これ
により、熱収縮率の低いプラスチックフィルムを用いた
場合、コンデンサ素子の熱処理時にうまく熱収縮してく
れず、素子外周部が緩くなり、外装絶縁フィルムの隙
間、特に金属化フィルムの金属蒸着膜上に充填樹脂が浸
入しやすくなるといったことがなくなる。
【0012】また、外装絶縁フィルムが10〜25μm
の厚みを有するので、10μm未満だと誘電体フィルム
巻体の外周面から0.3〜0.8mmの厚みを得るため
には巻取り回転数を増加させなくてはならず、巻取り工
数が増加して経済的に良好でないコンデンサ素子となっ
てしまい、また25μmを越えると逆に巻取り回転数が
少なくなり、熱収縮率も小さくなるため、素子外周部を
締め付ける力が弱くなって、素子外周部が緩くなり充填
樹脂が浸入しやすくなるがこのような問題が解消され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1〜図3に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の
形態の金属化フィルムコンデンサの概略図である。
【0014】このフィルムコンデンサは、金属化プラス
チックフィルム、プラスチックフィルム、金属化絶縁紙
または絶縁紙を巻回して誘電体フィルム巻体を形成し、
この誘電体フィルム巻体の巻終り部からその外周面に外
装絶縁フィルムを巻回したコンデンサ素子を備えてい
る。また、外装絶縁フィルム2aを金属フィルム1の外
周面から0.3〜0.8mmの厚みになるように巻回し
ている。この場合、図1に示すようにコンデンサ素子
は、誘電体フィルム巻体となる金属化フィルム1、外装
絶縁フィルム2a、メタリコン3で構成されている。
【0015】金属化フィルム1のフィルムとは、紙、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
などのポリエステルフィルム、ポリプロピレンなどのポ
リオレフィンフィルムなどコンデンサ用誘電体フィルム
として有用な高分子フィルムをさす。また、金属化フィ
ルム1に蒸着された蒸着金属とは、Al,Zn,Cu,
Fe,Ni,Crなどの金属、あるいはこれらの合金な
どのコンデンサ電極として有用な導電性の蒸着金属(蒸
着、スパッタリングなどによって形成された薄膜)をさ
す。
【0016】図2(a)はこの発明の実施の形態におけ
るコンデンサ素子のメタリコン形成状態を示す概略図、
(b)はこの発明と比較するための従来例におけるコン
デンサ素子のメタリコン形成状態を示す概略図である。
図2において、2aは本発明品の外装絶縁フィルム、2
bは従来品の外装絶縁フィルム、4は亜鉛粒子等のメタ
リコン粒子である。
【0017】メタリコンを形成する際、メタリコン粒子
4がコンデンサ素子の端面に付着するが、図2(b)に
示すように従来品の外装絶縁フィルム2bは、金属化フ
ィルム1の巻終り部から0.1mm以下の厚みしかない
ため、メタリコン粒子4は、外装絶縁フィルム2bの部
分には付着しない。すなわちフィルム2bの厚みが薄い
と付着面積が少なくなり、付着し難くなる。
【0018】これに対して、図2(a)に示すように本
発明品の外装絶縁フィルム2aは、金属化フィルム1の
巻終り部から0.3〜0.8mmの厚みがあるため、そ
の厚みの部分にまで、メタリコン粒子4が付着するた
め、外装絶縁フィルム2aの部分にまでメタリコン3が
形成される。
【0019】そのため、メタリコン3の付着強度は強く
なり、コンデンサの製造工程において、コンデンサ素子
端面のメタリコン3に、コンデンサ素子運搬中の接触等
による機械的負荷が掛かった場合でも、メタリコン欠け
が発生しなくなり、後工程における外観上の歩留りが向
上し、取扱い時の作業性も向上する。
【0020】表1は、実際に試作検討比較したコンデン
サ素子の外観歩留り結果である。
【0021】
【表1】
【0022】厚さ9μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムの両面にアルミ金属を真空蒸着機で蒸着した両
面金属化フィルムと厚さ18μmのポリプロピレンフィ
ルムとを巻回し、その巻終り部から0.5mmの厚みと
なるよう外装絶縁フィルムを巻回してコンデンサ素子を
形成し、その素子両端面にメタリコンを設けて金属化フ
ィルムコンデンサ素子とした。
【0023】本発明の金属化フィルムコンデンサ素子
は、従来品よりも3.3(%)外観上の歩留りが向上し
た。
【0024】また、上記のように、本発明品の外装絶縁
フィルム2aは、金属化フィルム1の巻終り部から0.
3〜0.8mmの厚みがあるため、その厚みの部分にま
で、メタリコン粒子4が付着するため、外装絶縁フィル
ム2aの部分にまでメタリコン3が形成される。そのた
め、コンデンサの製造工程において、コンデンサ素子運
搬中の接触等による機械的負荷が掛かった場合でもコン
デンサ素子外周部が緩むことはない。
【0025】さらに、小判型素子を製造するため熱プレ
スをしてメタリコン処理を行なう際においても、プレス
板からコンデンサ素子をはく離する時に素子外周部が緩
むことはない。
【0026】そのため、金属化フィルム1の巻終り部と
外装絶縁フィルム2aの隙間、特に金属化フィルム1の
金属蒸着膜上に充填樹脂が浸入することはなく、充填樹
脂が硬化する際に金属化フィルムの金属蒸着膜に微細な
クラックが発生したりせず、従って、そのクラックによ
り損失率が大きくなり、電流強度の弱いコンデンサにな
ってしまうことはない。
【0027】図3は実際に試作検討比較した本発明品と
従来品の金属化フィルムコンデンサの強制充放電試験結
果を示すグラフである。
【0028】厚さ9μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムの両面にアルミ金属を真空蒸着機で蒸着した両
面金属化フィルムと厚さ18μmのポリプロピレンフィ
ルムとを巻回し、その巻終り部から0.5mmの厚みと
なるよう外装絶縁フィルムを巻回してコンデンサ素子を
形成し、その素子両端面にメタリコンを設けて金属化フ
ィルムコンデンサ素子とした。さらに、上記素子を外装
樹脂ケースに入れ、充填樹脂を用いて注型硬化させ、金
属化フィルムコンデンサとした。
【0029】本発明品の金属化フィルムコンデンサは、
図3に示すように、500V〜1000Vまで損失率は
変化しないの対して、従来品は、800Vより損失率が
高くなり1000Vにおいては、本発明品の約3倍の値
を示した。つまり本発明の金属化フィルムコンデンサ
は、従来品より約3倍耐電流特性が向上した。
【0030】本発明品は、外装絶縁フィルム2aが金属
化フィルム1の巻終り部から0.3〜0.8mmの厚み
が好ましいとしているが、余り厚くすると巻取り工数が
掛かってしまうため(回転数が増加し、時間が掛かって
しまう)、0.3〜0.5mmの厚みが経済的にさらに
は好ましい。
【0031】この発明の第2の実施の形態について説明
する。この金属化フィルムコンデンサは、第1の実施の
形態において、外装絶縁フィルムが10〜25μmの厚
みを有するポリプロピレンフィルムとした。
【0032】外装絶縁フィルムのフィルム材質は、プラ
スチックフィルムの中でも比較的熱収縮率の高いポリプ
ロピレンフィルムが適している。
【0033】その理由としてポリプロピレンフィルムよ
り熱収縮率の低いプラスチックフィルムだと、コンデン
サ素子の熱処理時にうまく熱収縮してくれず、素子外周
部が緩くなり、外装絶縁フィルムの隙間、特に金属化フ
ィルムの金属蒸着膜上に充填樹脂が浸入しやすくなる。
そのため、充填樹脂が硬化する際に金属化フィルムの金
属蒸着膜に微細なクラックが発生し、そのクラックによ
り損失率が大きくなり、帯電流特性の弱いコンデンサに
なってしまう。
【0034】また、外装絶縁フィルムのフィルム厚み
は、10〜25μmが好ましい。
【0035】これは、10μm未満だと金属化フィルム
の巻終り部から0.3〜0.8mmの厚みを得るために
は巻取り回転数を増加させなくてはならず、巻取り工数
が増加して経済的に良好でないコンデンサ素子となって
しまう。
【0036】また、25μmを越えてしまうと、逆に巻
取り回転数が少なくなり、熱収縮率も小さくなるため、
素子外周部を締め付ける力が弱くなってしまい、素子外
周部が緩みやすくなる。素子外周部が緩んでしまうと、
外装絶縁フィルムの隙間、特に金属化フィルムの金属蒸
着膜上に充填樹脂が浸入しやすくなる。そのため、充填
樹脂が硬化する際に金属化フィルムの金属蒸着膜に微細
なクラックが発生し、そのクラックにより損失率が大き
くなり、帯電流特性の弱いコンデンサになってしまう。
【0037】従って、本発明品は、外装絶縁フィルムが
10〜25μmの厚みを有するポリプロピレンフィルム
であることが好ましい。
【0038】ただし、余り薄くすると巻取り工数が掛か
ってしまうため(回転数が増加し、時間が掛かってしま
う)、15〜20μmの厚みを有するポリプロピレンフ
ィルムであることが経済的にさらには好ましい。
【0039】
【発明の効果】この発明の請求項1記載のフィルムコン
デンサによれば、外装絶縁フィルムを誘電体フィルム巻
体の外周面から0.3〜0.8mmの厚みになるように
巻回したので、外装絶縁フィルムの厚みの部分にまで、
メタリコン粒子が付着しメタリコンが形成される。その
ため、メタリコンの付着強度は強くなり、コンデンサの
製造工程において、コンデンサ素子端面のメタリコン
に、コンデンサ素子運搬中の接触等による機械的負荷が
掛かった場合でも、メタリコン欠けが発生しなくなり、
後工程における外観上の歩留りが向上し、取扱い時の作
業性も向上する。また、損失率の小さい耐電流特性に優
れたコンデンサを提供することができる。
【0040】請求項2では、外装絶縁フィルムを誘電体
フィルム巻体の外周面から0.3〜0.5mmの厚みに
なるように巻回したので、巻取り工数がかからずさらに
経済的である。
【0041】請求項3では、フィルムコンデンサは、請
求項1において、外装絶縁フィルムが10〜25μmの
厚みを有するポリプロピレンフィルムである。
【0042】このように、外装絶縁フィルムがポリプロ
ピレンフィルムであるので、熱収縮率が高くなる。これ
により、熱収縮率の低いプラスチックフィルムを用いた
場合、コンデンサ素子の熱処理時にうまく熱収縮してく
れず、素子外周部が緩くなり、外装絶縁フィルムの隙
間、特に金属化フィルムの金属蒸着膜上に充填樹脂が浸
入しやすくなるといったことがなくなる。
【0043】また、外装絶縁フィルムが10〜25μm
の厚みを有するので、10μm未満だと誘電体フィルム
巻体の外周面から0.3〜0.8mmの厚みを得るため
には巻取り回転数を増加させなくてはならず、巻取り工
数が増加して経済的に良好でないコンデンサ素子となっ
てしまい、また25μmを越えると逆に巻取り回転数が
少なくなり、熱収縮率も小さくなるため、素子外周部を
締め付ける力が弱くなって、素子外周部が緩くなり充填
樹脂が浸入しやすくなるがこのような問題が解消され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の金属化フィルムコンデ
ンサの概略図である。
【図2】(a)はこの発明の実施の形態におけるコンデ
ンサ素子のメタリコン形成状態を示す概略図、(b)は
この発明と比較するための従来例におけるコンデンサ素
子のメタリコン形成状態を示す概略図である。
【図3】実際に試作検討比較した本発明品と従来品の金
属化フィルムコンデンサの強制充放電試験結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 金属化フィルム 2a 本発明品の外装絶縁フィルム 2b 従来品の外装絶縁フィルム 3 メタリコン 4 メタリコン粒子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属化プラスチックフィルム、プラスチ
    ックフィルム、金属化絶縁紙または絶縁紙を巻回して誘
    電体フィルム巻体を形成し、この誘電体フィルム巻体の
    巻終り部からその外周面に外装絶縁フィルムを巻回した
    コンデンサ素子を備え、前記外装絶縁フィルムを前記誘
    電体フィルム巻体の外周面から0.3〜0.8mmの厚
    みになるように巻回したことを特徴とするフィルムコン
    デンサ。
  2. 【請求項2】 外装絶縁フィルムを誘電体フィルム巻体
    の外周面から0.3〜0.5mmの厚みになるように巻
    回した請求項1記載のフィルムコンデンサ。
  3. 【請求項3】 外装絶縁フィルムが10〜25μmの厚
    みを有するポリプロピレンフィルムである請求項1記載
    のフィルムコンデンサ。
JP2000145862A 2000-05-18 2000-05-18 フィルムコンデンサ Pending JP2001326140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145862A JP2001326140A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 フィルムコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145862A JP2001326140A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 フィルムコンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326140A true JP2001326140A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18652309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000145862A Pending JP2001326140A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 フィルムコンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001326140A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191462A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Shizuki Electric Co Inc 金属化フィルムコンデンサ
JP2008198924A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属化フィルムコンデンサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191462A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Shizuki Electric Co Inc 金属化フィルムコンデンサ
JP2008198924A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属化フィルムコンデンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0971381B1 (en) Electronic component
JPS60180624A (ja) 金属箔製ドライバを用いた電磁成形法
WO2002101770A1 (fr) Condensateur de fil metallise
CN108028143A (zh) 薄膜电容器、连结型电容器、逆变器以及电动车辆
JP2001326140A (ja) フィルムコンデンサ
JPH1167580A (ja) 金属化フィルムコンデンサの製造方法
JPS62190828A (ja) 金属化フイルムコンデンサの製造方法
JP3767436B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JPH02285618A (ja) 金属化プラスチックフィルムコンデンサ
JP2002198255A (ja) 積層型電子部品
JP3148596B2 (ja) 巻回型金属化フィルムコンデンサ
JP3129954B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JP2000021673A (ja) コンデンサ用金属蒸着フィルム及びその製造方法並びにそれを用いたコンデンサ
JPH06299321A (ja) 金属あるいは金属酸化物被覆フィルムの製造装置
US11881346B2 (en) Coil electronic component
JPS62277712A (ja) 金属化プラスチツクフイルムコンデンサ
JPH03201421A (ja) 積層フィルムコンデンサ
JPH0793237B2 (ja) フィルムコンデンサの製造方法
JP2000012370A (ja) 同軸巻コンデンサおよびその製造方法
JP2002025853A (ja) 積層形フィルムコンデンサの製造方法
JP2004039715A (ja) コンデンサ用フィルム及びそれを用いたコンデンサ
JPS5867017A (ja) 金属化フイルムコンデンサの製造方法
JPH10219428A (ja) コンデンサ用金属蒸着フィルム、その製造方法及びそれを用いたコンデンサ
JPS58141517A (ja) コンデンサ
JPH09180960A (ja) 金属化フィルムコンデンサ