JP2001323910A - 止め輪 - Google Patents

止め輪

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JP2001323910A
JP2001323910A JP2000146048A JP2000146048A JP2001323910A JP 2001323910 A JP2001323910 A JP 2001323910A JP 2000146048 A JP2000146048 A JP 2000146048A JP 2000146048 A JP2000146048 A JP 2000146048A JP 2001323910 A JP2001323910 A JP 2001323910A
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JP
Japan
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arc
arm
retaining ring
radius
shaped arm
Prior art date
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JP2000146048A
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English (en)
Inventor
Seiichi Yamazaki
整一 山崎
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YUTAKA SANSHO KK
Original Assignee
YUTAKA SANSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用工具やペンチ等の工具を使用することな
く、手操作だけで簡単に取り付けや取り外しが行えるよ
うにした止め輪を提供する。 【解決手段】 C形の円弧状アーム2,2’からなり、
該円弧状アーム2,2’の周方向の中央部付近にアーム
幅が狭められた切欠部3を設け、円弧状アーム2,2’
の両外側又は両内側に指圧を負荷するだけで前記切欠部
3を介して円弧状アーム2,2’を開閉可能にした構成
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円柱状の軸或いは円
筒状の軸穴に組み込まれた部材を軸方向に固定したり、
位置決めするのに使用する止め輪に関し、さらに詳しく
は、工具を使用することなく手操作だけで取り付け、取
り外しを可能にした止め輪に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円柱状の軸或いは円筒状の軸穴に
組み込まれた部材を軸方向に固定したり、或いは位置決
めするための手段として止め輪が使用されている。この
止め輪として、例えば軸用では、図3(A),(B)の
態様のものが知られ、穴用では、図4(A),(B)の
ようなものが知られている。
【0003】しかし、従来の止め輪は、いずれも強靱な
バネ鋼から作られているため、前者の軸用止め輪10の
場合は、工具を使用してC形のアームを押し広げ、軸2
0の端部に設けた外周溝20aに嵌め込み、弾性回復さ
せて固定するようにしている。また、後者の穴用止め輪
10’の場合は、同じく工具を使用してC形のアームを
内側に押し縮め、軸穴21の内壁に設けた内周溝21a
に嵌め込み、弾性回復させて固定するようにしている。
【0004】いずれの止め輪の場合も、強靱なバネ鋼を
弾性変形させるため、必ず専用工具かペンチ等の工具を
用いなければ、取り付けや取り外し作業をすることは不
可能である。また、専用工具やペンチ等の工具を使用す
るため、取り付けや取り外し作業時に過度の力が加わり
すぎることによって止め輪を破損させてしまうことがあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、専用
工具やペンチ等の工具を使用することなく、手操作だけ
で簡単に取り付けや取り外しが行える止め輪を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の止め輪は、略C形の円弧状アームからなり、該円弧
状アームの周方向の中央部付近にアーム幅が狭められた
切欠部を設け、前記円弧状アームの両外側又は両内側に
指圧を負荷するだけで前記切欠部を介して円弧状アーム
を開閉可能にしたことを特徴とするものである。
【0007】このように円弧状アームの周方向の中央部
付近に切欠部を設け、この切欠部を介することにより円
弧状アームを指圧を負荷するだけで開閉できる構成にな
っているため、何ら工具を使うことなく手操作だけで止
め輪の取り付けや取り外しを行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明を具体的に説明する。
【0009】図1(A),(B)は、本発明の実施形態
からなる止め輪を示す。
【0010】この実施例の止め輪1は、一定の厚みを有
し、かつ平面視の形状がC形をした円弧状アーム2から
なり、その円周方向の中央部付近にアーム幅が狭められ
た切欠部3を設けて構成されている。
【0011】上記円弧状アーム2は、点O1 を中心に半
径R1 で描かれた内側円弧2i と、点O2 を中心に半径
2 (ただし、R2 >R1 )で描かれた外側円弧2oと
に挟まれた三日月状に形成されている。二つ円弧2i,2
oの中心点O1 とO2 は、相互に距離eだけ上下にオフ
セットした配置になっている。また、切欠部3は、半径
3 の円弧で切りかかれ、その半径R3 の円弧の中心O
3 が上記二つの中心点O1 ,O2 を通る直線L上に配置
されている。
【0012】この止め輪1は、C形の円弧状アーム2の
両外側を、例えば親指と人指指との間に挟んで押し縮め
るように指圧を掛けると、左右のアームが互いに接近す
るように弾性変形或いは塑性変形する。また、C形の円
弧状アーム2の両内側に親指と人指指を差し込み、押し
広げるように指圧を掛けると、左右のアームが互いに遠
ざかるように弾性変形或いは塑性変形する。したがっ
て、この止め輪1を使用すると、工具を使用することな
く手操作だけで円弧状アーム2を開閉することができ、
軸端や軸穴に対して図3や図4のように外周溝や内周溝
に簡単に嵌め込むことができる。
【0013】図2(A),(B)は、本発明の他の実施
形態を示す。
【0014】この実施例の止め輪1’は、C形の円弧状
アーム2’が、左右鏡対称に配置した二つの円弧アーム
2'a,2'bの下端部同士を連結部4で連結した形状から
なり、その連結部4に切欠部3を設けている。左右二つ
の円弧アーム2'a,2'bは、それぞれ左右にオフセット
された二つの点O11, 21を中心にして、それぞれ半径
11の内側円弧2'iと半径R21(ただし、R21>R11
の外側円弧2'oとに挟まれるように形成されている。
【0015】図2の止め輪1’の場合も、図1の場合と
同様に、円弧状アーム2’の両外側を親指と人指指の間
に挟んで押し縮めるように指圧を掛けると、左右の円弧
状アーム2'a,2'bが互いに接近する方向に弾性変形或
いは塑性変形する。また、C形の円弧状アーム2’の両
内側に親指と人指指を差し込み、押し広げるように指圧
を掛けると、左右の円弧アーム2'a,2'bが互いに遠ざ
かる方向に弾性変形或いは塑性変形する。したがって、
この止め輪1’を使用すると、工具を使用することなく
手操作だけで円弧状アーム2’を開閉することができ、
軸端や軸穴に対して、図3や図4のように外周溝や内周
溝に簡単に嵌め込むことができる。
【0016】本発明の止め輪は、軸或いは軸穴に組み込
まれた部材の軸方向の固定手段や位置決め手段として使
用されるほか、例えば、水道管のフレキシブルチューブ
の端部に装着すれば、先端部を潰すことなく現場作業を
可能にする手段となり、また樹脂等の絶縁材から形成す
ることにより、電線の集束手段として使用することがで
きる。
【0017】本発明の止め輪は、上述した作用効果を可
能にするため、構成素材としては、従来の止め輪に使用
されている強靱なバネ鋼よりも弾性率が低い普通鋼や、
普通鋼相当の他の金属或いは樹脂などを使用することが
好ましい。このような素材を選択することにより、手操
作の指圧だけで円弧状アームの開閉を可能にすることが
できる。
【0018】本発明の止め輪において、切欠部を設ける
位置は、前述したように円弧状アームの周方向に対して
は中央部付近であればよいが、アーム幅方向には、図示
の実施形態のように内周側だけに限定されることはな
く、外周側に設けるようにしてもよい。ここで円周方向
の中央部付近とは、寸法上円周方向の完全な中央である
場合は勿論のこと、その完全中央の位置から左右いずれ
か一方に若干片寄った位置も含まれる。すなわち、円弧
状アーム2の左右両側に指圧を負荷したとき、応力が集
中して変形の起点になれば周方向の完全中央から若干ず
れていてもよいということである。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、C形の
円弧状アームの周方向の中央部付近に切欠部を設け、こ
の切欠部を介することにより円弧状アームを指圧を負荷
するだけで開閉できる構成になっているため、何ら工具
を使うことなく手操作だけで止め輪の取り付けや取り外
しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる止め輪を示し、(A)
は正面図、(B)は(A)の1B−1B矢視断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例からなる止め輪を示し、
(A)は正面図、(B)は(A)の2B−2B矢視断面
図である。
【図3】軸端に装着された従来の止め輪を示し、(A)
は(B)の3A−3A矢視断面図、(B)は(A)の3
B−3B矢視断面図である。
【図4】軸穴に装着された従来の止め輪を示し、(A)
は(B)の4A−4A矢視断面図、(B)は(A)の4
B−4B矢視断面図である。
【符号の説明】
1,1’ 止め輪 2,2’ 円弧状アーム 2i 内側円弧 2o 外側円弧 3 切欠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略C形の円弧状アームからなり、該円弧
    状アームの周方向の中央部付近にアーム幅が狭められた
    切欠部を設け、前記円弧状アームの両外側又は両内側に
    指圧を負荷するだけで前記切欠部を介して円弧状アーム
    を開閉可能にした止め輪。
  2. 【請求項2】 前記円弧状アームが、平面視において互
    いにオフセットした二つの点O1 ,O2 のうちの一方の
    点O1 を中心とする半径R1 の内側円弧と他方の点O2
    を中心とする半径R2 (ただし、R2 >R1 )の外側円
    弧とに挟まれた形状からなり、前記切欠部が円弧状に切
    り欠かれた請求項1に記載の止め輪。
  3. 【請求項3】 前記円弧状アームが、平面視において互
    いにオフセットした二つの点O11, 21のうちの一方の
    点O11を中心とする半径R11の内側円弧と半径R21(た
    だし、R21>R11)の外側円弧とに挟まれた形状からな
    る片側の円弧アームと、他方の点O21を中心とする半径
    11の内側円弧と半径R21(ただし、R21>R11)の外
    側円弧とに挟まれた形状からなる他側の円弧アームとを
    端部同士で連結した形状からなり、前記切欠部が円弧を
    含むように切り欠かれた請求項1に記載の止め輪。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298199A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 止め輪及び止め輪を用いたストレーナ内蔵ボール弁装置。
JP2009280315A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Lintec Corp ガイドローラ
KR200475077Y1 (ko) * 2012-05-04 2014-11-12 하미경 관 연결구

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