JP2001323653A - 鉄骨工事用の吊り足場 - Google Patents

鉄骨工事用の吊り足場

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に且つ労力を掛けることなく設置で
き、しかも手摺りを付けた安全性の高い鉄骨工事用の吊
り足場を提供すること。 【解決手段】 逆U字形の跨ぎ金具本体12、その側辺
部に形成された穴、及び跨ぎ金具本体12の上辺部に設
けられた柱状基部16から構成される跨ぎ金具11を、
並列する2つの鉄骨梁18にそれぞれ被せて装着し、側
辺部13に形成された穴14に支持棒19の両端部をそ
れぞれ差し込んで鉄骨梁18間に掛け渡して架台を形成
し、この架台に足場板22を乗せ、跨ぎ金具11の上辺
部に設けられた柱状基部16に手摺り柱23を嵌合して
立設し、これら手摺り柱23に手摺り24の両端部をそ
れぞれ締結して構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄骨工事用の吊り足
場に関し、更に詳細には例えば鉄骨鉄筋コンクリート
(SRC)造又は鉄骨コンクリート(SC)造の構築物
を建造する際に鉄骨梁を利用して形成される吊り足場に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)
造又は鉄骨コンクリート(SC)造からなる構築物を建
造する際には、鉄骨梁を利用して足場を設置することが
ある。このような足場は、一般的には「鉄骨工事用吊り
足場」と呼ばれている。従来、この種の足場は、図6に
示されるように鉄骨梁1に多数の吊り鎖2を巻き付けて
鉄パイプ3を吊し、この鉄パイプ3に更に別の鉄パイプ
4を交差させるように配置してワイヤー等で連結し、そ
の上に作業床5を乗せて構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
この種の鉄骨工事用の吊り足場は、鉄骨梁1に多数の吊
り鎖2を所定の間隔で巻き付けるため、設置に時間と手
間が掛かり過ぎるという問題があると共に、手摺りが無
いため安全性に欠けるという問題もあった。
【0004】現在、このような鉄骨工事用の吊り足場
は、ハイステージ吊り足場として多少改良されてはいる
が、基本的にはその構成に大きな変更はない。このよう
な従来のハイステージ吊り足場についても連続性が悪い
という問題があり、その改善が望まれていた。
【0005】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、短時間に且つ労力を掛け
ることなく設置でき、しかも手摺りを付けることができ
ることから安全性の高い鉄骨工事用の吊り足場を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は鉄骨工事用の吊
り足場であり、前述した技術的課題を解決するために以
下のように構成されている。すなわち、本発明の鉄骨工
事用の吊り足場は、建築躯体構造部を構成する鉄骨梁に
着脱可能に取り付けられる支持金具本体、この支持金具
本体に設けられた係止部、及び支持金具本体に設けられ
た柱状の支え部を備え、並列する2つの鉄骨梁にそれぞ
れ取り付けられた支持金具と、各支持金具に設けられた
係止部に両端部をそれぞれ係止して鉄骨梁間に掛け渡さ
れた支持棒により形成される架台と、この架台に支持さ
れた足場板と、支持金具に設けられた支え部に嵌合して
立設された手摺り柱と、これら手摺り柱に両端部をそれ
ぞれ締結された手摺りとから構成される。
【0007】<本発明における具体的構成>本発明の鉄
骨工事用の吊り足場は、前述した必須の構成要素からな
るが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっ
ても成立する。その具体的構成要素とは、支持金具の上
部に把手部が設けられ、支持金具の鉄骨梁への取り付け
及び取り外しに用いるようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の鉄骨工事用の吊り足場で
は、支持金具本体に設けられた係止部が1つであり、各
鉄骨梁にそれぞれ2つの支持金具が取り付けられ、各鉄
骨梁に取り付けられたそれぞれ2つの支持金具の係止部
に各1本の支持棒の両端部を係止して鉄骨梁間に掛け渡
し、間隔をあけた2本の支持棒により架台を構成し、こ
の架台に足場板を乗せて構成されることを特徴とする。
【0009】更に、本発明の鉄骨工事用の吊り足場で
は、支持金具本体が、鉄骨梁に被せるようにして装着可
能な逆U字形状とされていることを特徴とする。このよ
うに支持金具本体を逆U字形状とした場合、係止部を逆
U字形の跨ぎ金具本体の側辺部に形成された穴とするこ
とができ、支持棒はその端部をこの穴に差し込んで鉄骨
梁間に掛け渡される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄骨工事用の吊り
足場を図に示される実施形態について更に詳細に説明す
る。図1及び図2には本発明の一実施形態に係る鉄骨工
事用の吊り足場10が示されている。この実施形態に係
る鉄骨工事用の吊り足場10は、支持金具である跨ぎ金
具11を含む。
【0011】この実施形態の鉄骨工事用の吊り足場10
で使用する跨ぎ金具11は、図3及び図4に示されるよ
うに支持金具本体として逆U字形をした跨ぎ金具本体1
2と、係止部としてその側辺部13に形成された1つの
穴14と、支え部として跨ぎ金具本体12の上辺部15
に溶接などで固定された柱状基部16と、更にこの上辺
部15に溶接などで取り付けられた逆U字形の把手17
とから構成されている。
【0012】本実施形態における鉄骨工事用の吊り足場
10を形成する場合には、この跨ぎ金具11を4つ使用
する。すなわち、図1及び図2に示されるように建築躯
体構造部(鉄骨鉄筋コンクリート造又は鉄骨コンクリー
ト造の躯体部)を構成し且つ並列する2つの鉄骨梁18
のそれぞれに跨ぎ金具11が2つづつ間隔をあけて被せ
るように装着される。
【0013】次いで、並列する2の鉄骨梁18にそれぞ
れ装着され且つ相対向する2つの跨ぎ金具11のそれぞ
れ側辺部13に形成された穴14に支持棒としての鉄パ
イプ19の各端部が差し込まれて並列する鉄骨梁18間
に掛け渡される。同様に、もう1組の相対向する2つの
跨ぎ金具11にも支持棒としての鉄パイプ19の各端部
が差し込まれて並列する鉄骨梁18間に掛け渡される。
【0014】これにより、2本の鉄パイプ19が、並列
する鉄骨梁19間に間隔をあけて橋渡しされたことにな
る。そして、この2本の鉄パイプ19を横断するように
配置された連結用の横桟20が緊結金具(以下、クラン
プと云う)21によって連結される。この連結用の横桟
20は長さの短い鉄パイプを使用することができ、この
横桟20は少なくとも各跨ぎ金具11の側辺部13から
僅かに離れた位置に設けられることが好ましいが、並列
する鉄骨梁18間のほぼ中間位置にも設けておくことが
より好ましい。
【0015】このようにして、支持棒である鉄パイプ1
9と横桟20によって架台が組み立てられ、この架台が
4つの跨ぎ金具11で支持されると、次いで、各跨ぎ金
具11の側辺部13から僅かに離れた位置に設けられた
連結用の横桟20を利用して足場板22が2つ並べて乗
せられる。すなわち、足場板22は、その両端側裏面に
設けられている嵌合用の凹溝(図示せず)に横桟20で
ある鉄パイプを相対的にはめ合わせるように乗せて支持
される。
【0016】これらの足場板22は、現在使用されてい
る既製のものを使用することができる。この実施形態に
係る鉄骨工事用の吊り足場10では、足場板22を連結
用の横桟20で支持することで設置するようにしたが、
並列する鉄骨梁18間に橋渡しされた2本の鉄パイプ1
9を用いて支持するようにしてもよい。
【0017】その後、各跨ぎ金具11の上辺部15に設
けられた柱状基部16を利用して手摺り柱23が立設さ
れる。具体的には、手摺り柱23も鉄パイプが使用さ
れ、この鉄パイプの下端開放部からその内部通路に柱状
基部16を嵌入するようにして手摺り柱が立てられる。
【0018】各跨ぎ金具11の上辺部15に手摺り柱2
3が立設されると、相対向する2つの跨ぎ金具11に支
持された2つの手摺り柱23間に手摺り24が配置さ
れ、クランプ21によって手摺り柱23に締結される。
これにより、本実施形態の鉄骨工事用の吊り足場10が
形成される。
【0019】鉄骨工事用の吊り足場10が形成された後
は、この吊り足場を利用して、種々の作業が行われ、そ
の一部として図5に示されるように通常の作業手順によ
って鉄骨梁18に沿って主筋25が配筋され、またあば
ら筋即ちスターラップ26も配筋される。但し、スター
ラップ26は、前述した吊り足場10を設置した場所は
除いてセットされる。
【0020】吊り足場10が設置されている個所におけ
るスターラップ26は、足場板22や架台を跨ぎ金具1
1から取り外した後(跨ぎ金具11は鉄骨梁18に装着
したまま残す)にセットされる。このようにして必要な
配筋が終わると、最後にスターラップ26の間から跨ぎ
金具11が、把手17を持って引き上げられ、鉄骨梁1
8から取り外される。
【0021】前述したようにして形成される鉄骨工事用
の吊り足場10は、作業用の通路専用として利用するこ
ともできるが、これは単なる使用態様に過ぎず、本発明
はその使用方法によって限定されるものではない。ま
た、既存の足場板を使用する関係で、連結用の横桟20
が跨ぎ金具11から多少離れて設置される場合には、跨
ぎ金具11に近接する位置で鉄パイプ19にクランプ2
1を取り付けて当該パイプ19の抜け止めを図ることも
必要である。
【0022】前述した実施形態の鉄骨工事用の吊り足場
10では、鉄骨梁に装着された跨ぎ金具のそれぞれに鉄
パイプを係止して鉄骨梁間に橋渡し、次いで横桟を取り
付けて架台を組み立て、その後足場板を乗せるようにし
たが、本発明では足場板を乗せる架台を予め組み立てて
おき、この架台を相対向するそれぞれ2つの跨ぎ金具に
係止するようにしてもよく、その組立て手順は問題とさ
れない。
【0023】更に、前述した実施形態の鉄骨工事用の吊
り足場10では、足場板を支持するための架台を構成す
る鉄パイプの端部を跨ぎ金具本体の側辺部に形成した穴
に差し込んでこれを支持するようにしたが、本発明はこ
のような穴に限定されるものではなく、鉄パイプなどの
支持棒の端部を受けることができる樋状の受け金を側辺
部に設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄骨工事
用の吊り足場によれば、独特な構造の支持金具を並列す
る鉄骨梁に装着し、これに支持棒を組み付けて架台を構
成し、これに足場板を乗せるだけで手摺り付きの鉄骨工
事用の吊り足場を形成することができるようにしたこと
から、安全性の高い鉄骨工事用の吊り足場を短時間に且
つ労力を掛けることなく設置することができ、またその
取り外しも極めて容易であるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鉄骨工事用の吊り足
場の構造を概略的に示す構成説明図である。
【図2】図1に示される鉄骨工事用の吊り足場を2−2
線に沿って切断して示す断面図である。
【図3】図1に示される鉄骨工事用の吊り足場を構成す
る跨ぎ金具を示す斜視図である。
【図4】図3に示される跨ぎ金具の側面図である。
【図5】鉄骨梁に跨ぎ金具を残した状態で鉄筋が配筋さ
れた状態を示す鉄骨梁の断面図である。
【図6】従来の鉄骨工事用の吊り足場を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 鉄骨工事用の吊り足場 11 跨ぎ金具(支持金具) 12 跨ぎ金具本体(支持金具本体) 13 側辺部 14 穴(係止部) 15 上辺部 16 柱状基部(支え部) 17 把手 18 鉄骨梁 19 鉄パイプ(支持棒) 20 鉄パイプ(横桟) 21 クランプ 22 足場板 23 手摺り柱 24 手摺り

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築躯体構造部を構成する鉄骨梁に着脱
    可能に取り付けられる支持金具本体、この支持金具本体
    に設けられた係止部、及び前記支持金具本体に設けられ
    た柱状の支え部を備え、並列する2つの前記鉄骨梁にそ
    れぞれ取り付けられた支持金具と、前記各支持金具に設
    けられた前記係止部に両端部をそれぞれ係止して前記鉄
    骨梁間に掛け渡された支持棒により形成される架台と、
    この架台に支持された足場板と、前記支持金具に設けら
    れた前記支え部に嵌合して立設された手摺り柱と、これ
    ら手摺り柱に両端部をそれぞれ締結された手摺りとから
    構成される鉄骨工事用の吊り足場。
  2. 【請求項2】 前記支持金具の上部に把手が設けられ、
    前記支持金具の前記鉄骨梁への取り付け及び取り外しに
    用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の鉄
    骨工事用の吊り足場。
  3. 【請求項3】 前記支持金具本体に設けられた前記係止
    部が1つであり、前記各鉄骨梁にそれぞれ2つの前記支
    持金具が取り付けられ、前記各鉄骨梁に取り付けられた
    それぞれ2つの前記支持金具の前記係止部に各1本の前
    記支持棒の両端部を係止して前記鉄骨梁間に掛け渡し、
    間隔をあけた2本の前記支持棒により前記架台を構成
    し、この架台に足場板を乗せて構成されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の鉄骨工事用の吊り足場。
  4. 【請求項4】 前記支持金具本体が、前記鉄骨梁に被せ
    るようにして装着可能な逆U字形状とされていることを
    特徴とする請求項1〜3のそれぞれに記載の鉄骨工事用
    の吊り足場。
  5. 【請求項5】 前記係止部が、逆U字形の前記跨ぎ金具
    本体の側辺部に形成された穴であり、前記支持棒がその
    端部を前記穴に差し込んで前記鉄骨梁間に掛け渡される
    ことを特徴とする請求項4に記載の鉄骨工事用の吊り足
    場。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006249724A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Kouchi Marutaka:Kk ゴンドラ吊下具
CN109296194A (zh) * 2018-09-21 2019-02-01 邓伟 用于脚手架的悬空件及悬挑式脚手架
JP2020012322A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 株式会社新成工業 補助パイプ取付け具及び建地立設構造

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