JP2001314940A - 鋳型造型方法およびその装置 - Google Patents

鋳型造型方法およびその装置

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JP2001314940A
JP2001314940A JP2000134426A JP2000134426A JP2001314940A JP 2001314940 A JP2001314940 A JP 2001314940A JP 2000134426 A JP2000134426 A JP 2000134426A JP 2000134426 A JP2000134426 A JP 2000134426A JP 2001314940 A JP2001314940 A JP 2001314940A
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Japan
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mold
model plate
molding
sand
amount
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JP2000134426A
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Yasuo Moribe
森部康生
Tetsuya Takegawa
竹川哲也
Shizuyoshi Abe
阿部静悦
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Sintokogio Ltd
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Sintokogio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳枠内の鋳型が所要の硬度を有しかつ鋳型と鋳
枠の型面がほぼ相互に一致するようようにする。 【解決手段】所定の鋳型硬度を得るために必要な模型板
の圧縮工程量を経験則によって決めて前記鋳型造型室を
画成する。鋳型造型室に鋳物砂を吹き込み充填したのち
所定の大きさの力で模型板を上昇させて鋳物砂を圧縮し
鋳型にするとともに、模型板の上昇工程量を測定する。
模型板の上昇工程量と、予め求めた鋳物砂のコンパクタ
ビリティ値から割出した係数とに基づき、鋳型および鋳
枠の型面を相互に一致すべく模型板の上昇工程量を演算
する。鋳型造型室に鋳物砂を吹き込む際の模型板の位置
を模型板の上昇工程量の演算結果に基づき補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳型造型方法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳型造型方法の一つとして、特公
昭53-17084号公報で開示されるように、上下方向へ開口
する補助枠と、この補助枠の内部にこれの内面に沿って
上下動可能に嵌装された模型板と、前記補助枠の上に載
置可能に配設された鋳枠と、この鋳枠の上端開口部を閉
鎖可能な砂吹込み装置とで画成された鋳型造型室に、鋳
物砂を充填して圧縮するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成した従来の鋳型造型方法では、鋳型造型室に所要量の
鋳物砂を精度高く充填することが極めて難しく、そのた
め、所要の鋳型硬度を得るべく鋳物砂を所定の大きさの
力で圧縮すると、鋳型と鋳枠の型面が相互に一致しなか
ったり、また、鋳型と鋳枠の型面を相互に一致させよう
とすると、圧縮不足となって鋳型が所要の硬度を有しな
いものになるなどの問題があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、鋳枠内の鋳型が所要の硬度を有しかつ
鋳型と鋳枠の型面がほぼ相互に一致する鋳型造型方法お
よびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するのための手段】上記の目的を達成する
ために請求項1の発明における鋳型造型方法は、上下方
向へ開口する補助枠と、この補助枠の内部にこれの内面
に沿って上下動可能に嵌装された模型板と、前記補助枠
の上に載置可能に配設された鋳枠と、この鋳枠の上端開
口部を閉鎖可能な砂吹込み装置とで画成された鋳型造型
室に、鋳物砂を充填して圧縮する鋳型造型方法におい
て、所定の鋳型硬度を得るために必要な前記模型板の圧
縮工程量を経験則によって決めて前記鋳型造型室を画成
する工程と;この鋳型造型室に鋳物砂を吹き込み充填し
たのち所定の大きさの力で前記模型板を上昇させてその
鋳物砂を圧縮し鋳型にするとともに、前記模型板の上昇
工程量を測定する工程と;この模型板の上昇工程量と、
予め求めた鋳物砂のコンパクタビリティ値から割出した
係数とに基づき、前記鋳型および前記鋳枠の型面を相互
に一致すべく前記模型板の上昇工程量を演算する工程
と;前記鋳型造型室に鋳物砂を吹き込む際の前記模型板
の位置を前記模型板の上昇工程量の演算結果に基づき補
正する工程と;を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を適用した鋳型造型装置の
一実施例について図面に基づき詳細に説明する。本鋳型
造型装置は、図1に示すように、上下方向へ開口する補
助枠1と、この補助枠1の内部にこれの内面に沿って上
下動可能に嵌装された模型板2と、前記補助枠1の上に
載置可能に配設された鋳枠3と、この鋳枠3の上端開口
部を閉鎖可能な砂吹込み装置4と、前記模型板2の昇降
工程量を測定する昇降工程量測定手段としての変位量計
測器5と、マイクロコンピュータ6とで構成してある。
【0007】そして、前記補助枠1は、昇降テーブル8
の上面に装着された複数の上向きの第1シリンダ7・7
のピントンロッド間に架設してあって、第1シリンダ7
・7の伸縮作動によって昇降するようになっている。ま
た、昇降テーブル8は、前記模型板2が取り付けてあ
り、かつ、第2シリンダ9のピストンロッドの上端に装
着してあって、第2シリンダ9の伸縮作動によって昇降
するようになっている。また、前記鋳枠3は図示しない
つば付きローラコンベヤによって前記補助枠1の真上位
置に搬入出されるようになっている。また、前記砂吹込
み装置4は、前記第2シリンダ9の真上における前記鋳
枠3の上方位置に固定配設してあり、かつ、前記鋳枠3
の上端開口部を閉鎖可能な遮蔽板10を下部に有してい
る。
【0008】また、前記マイクロコンピュータ6は、前
記変位量計測器5が電気的に接続してあって、前記変位
量計測器5からの信号を受けて前記模型板2の昇降工程
量を算出することができるようになっている。また、前
記マイクロコンピュータ6は、所定の大きさの力で前記
模型板2を上昇させて鋳型造型室の鋳物砂を圧縮した時
の前記模型板2の上昇工程量と、鋳物砂のコンパクタビ
リティ値から割出した係数とが記憶してあって、模型板
2の上昇工程量と前記係数に基づき鋳型および鋳枠3の
型面を相互に一致すべく前記模型板2の上昇工程量を演
算することができるようになっている。また、前記マイ
クロコンピュータ6は、前記鋳型造型室に鋳物砂を吹き
込む際の前記模型板2の位置を、前記変位量計測器5の
測定結果によって前記模型板2の上昇工程量を補正する
補正値を演算することができるようになっている。ま
た、前記マイクロコンピュータ6にはこの鋳型造型装置
の動作を実行するためのプログラム等が記憶してある。
【0009】次に、このように構成した鋳型造型装置を
用いて鋳型を造型する手順について説明する。まず、図
1に示すように、第1シリンダ7・7を適宜伸縮作動し
て補助枠1内における模型板2の位置を決め、これによ
り、所定の鋳型硬度を得るために必要な模型板2の圧縮
工程量を経験則によって決めて鋳型造型室Cを画成す
る。次いで、砂吹込み装置4によって鋳型造型室Cに鋳
物砂を吹き込み充填したのち、第2シリンダ9を伸長作
動して所定の大きさの力で模型板2を上昇させ、鋳型造
型室Cの鋳物砂を圧縮して鋳型に造型するとともに、模
型板2の上昇工程量を変位量計測器5によって測定す
る。
【0010】鋳型造型室Cの鋳物砂の圧縮完了後、第1
シリンダ7・7を伸長作動して補助枠1を鋳枠3に押し
付け、続いて、第2シリンダ9を収縮作動して模型板
2、鋳枠3等を下降させる。すると、この下降工程中に
鋳枠3が図示しないつば付きローラコンベヤ上に載って
離型が行われる。次いで、鋳型内臓の鋳枠3を搬出する
とともに、別の空の鋳枠3を模型板2の真上に搬入し、
続いて、マイクロコンピュータ6によって、模型板2の
上昇工程量と、予め求めた鋳物砂のコンパクタビリティ
値から割出した係数とに基づき、鋳型および鋳枠3の型
面を相互に一致すべく模型板2の上昇工程量を演算す
る。次いで、上昇工程量の演算結果に基づき、鋳型造型
室Cに鋳物砂を吹き込む際の模型板2の位置を算出し、
続いて、この算出結果に基づき模型板2の位置を補正す
る補正値を演算する。そして、必要に応じて前回設定し
た模型板2の位置を補正する。その後、上述したと同様
にして鋳物砂を圧縮して鋳型を造型することとなる。
【0011】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように請求項1
の発明は、所定の鋳型硬度を得るために必要な前記模型
板の圧縮工程量を経験則によって決めて前記鋳型造型室
を画成する工程と;この鋳型造型室に鋳物砂を吹き込み
充填したのち所定の大きさの力で前記模型板を上昇させ
てその鋳物砂を圧縮し鋳型にするとともに、前記模型板
の上昇工程量を測定する工程と;この模型板の上昇工程
量と、予め求めた鋳物砂のコンパクタビリティ値から割
出した係数とに基づき、前記鋳型および前記鋳枠の型面
を相互に一致すべく前記模型板の上昇工程量を演算する
工程と;前記鋳型造型室に鋳物砂を吹き込む際の前記模
型板の位置を前記模型板の上昇工程量の演算結果に基づ
き補正する工程と;を有するから、鋳枠内の鋳型が所要
の硬度を有しかつ鋳型と鋳枠の型面がほぼ相互に一致す
る鋳型を容易かつ確実に造型することができるなどの優
れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した鋳型造型機の一実施例を示す
概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 補助枠 2 模型板 3 鋳枠 4 砂吹込み装置 5 変位量計測器 6 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向へ開口する補助枠と、この補助枠
    の内部にこれの内面に沿って上下動可能に嵌装された模
    型板と、前記補助枠の上に載置可能に配設された鋳枠
    と、この鋳枠の上端開口部を閉鎖可能な砂吹込み装置と
    で画成された鋳型造型室に、鋳物砂を充填して圧縮する
    鋳型造型方法において、所定の鋳型硬度を得るために必
    要な前記模型板の圧縮工程量を経験則によって決めて前
    記鋳型造型室を画成する工程と;この鋳型造型室に鋳物
    砂を吹き込み充填したのち所定の大きさの力で前記模型
    板を上昇させてその鋳物砂を圧縮し鋳型にするととも
    に、前記模型板の上昇工程量を測定する工程と;この模
    型板の上昇工程量と、予め求めた鋳物砂のコンパクタビ
    リティ値から割出した係数とに基づき、前記鋳型および
    前記鋳枠の型面を相互に一致すべく前記模型板の上昇工
    程量を演算する工程と;前記鋳型造型室に鋳物砂を吹き
    込む際の前記模型板の位置を前記模型板の上昇工程量の
    演算結果に基づき補正する工程と;を有することを特徴
    とする鋳型造型方法。
  2. 【請求項2】上下方向へ開口する補助枠と、この補助枠
    の内部にこれの内面に沿って上下動可能に嵌装された模
    型板と、前記補助枠の上に載置可能に配設された鋳枠
    と、この鋳枠の上端開口部を閉鎖可能な砂吹込み装置と
    で画成された鋳型造型室に鋳物砂を充填して圧縮する鋳
    型造型装置において、前記模型板の昇降工程量を測定す
    る昇降工程量測定手段と;所定の大きさの力で前記模型
    板を上昇させて前記鋳型造型室の鋳物砂を圧縮した時の
    前記模型板の上昇工程量と、鋳物砂のコンパクタビリテ
    ィ値から割出した係数とに基づき鋳型および鋳枠の型面
    を相互に一致すべく前記模型板の上昇工程量を演算する
    上昇工程量演算手段と;前記鋳型造型室に鋳物砂を吹き
    込む際の前記模型板の位置を前記上昇工程量演算手段の
    演算結果に基づき補正する補正値を演算する補正値演算
    手段と、を備えたことを特徴とする鋳型造型装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112157227A (zh) * 2020-10-16 2021-01-01 广州莹冲涡轮增压器有限公司 一种自动填砂的砂箱铸造装置
US11486801B2 (en) 2017-05-05 2022-11-01 Atm Gmbh Mounting press and closing device for a mounting press

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US11486801B2 (en) 2017-05-05 2022-11-01 Atm Gmbh Mounting press and closing device for a mounting press
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