JP2001311776A - ダスト放射線モニタ - Google Patents

ダスト放射線モニタ

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JP2001311776A
JP2001311776A JP2000128354A JP2000128354A JP2001311776A JP 2001311776 A JP2001311776 A JP 2001311776A JP 2000128354 A JP2000128354 A JP 2000128354A JP 2000128354 A JP2000128354 A JP 2000128354A JP 2001311776 A JP2001311776 A JP 2001311776A
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dust
electrode
scintillator
dust collecting
radiation monitor
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Taisuke Kamimura
泰介 上村
Yoshio Kita
好夫 北
Noriyuki Seki
典之 関
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気中のダストに含まれる放射線強度を測定
するダスト放射線モニタにおいて、定期的メンテナンス
なしに稼動可能、消耗品を用いることなしに稼動可能、
吸引ポンプ・配管などの機器・部品を用いる必要をなく
し小型・軽量で可搬式としても使用可能、騒音を発生せ
ず環境や人に対し低負担のダスト放射線モニタを提供す
ること。 【解決手段】 ダストを含む被測定大気を導入し、導入
された被測定大気を電離する。電離された被測定大気に
より帯電されたダストを含む被測定大気に電界を加え、
電界により移動する帯電されたダストを付着し、付着さ
れた帯電されたダストが放出する放射線を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気中のダストに
含まれる放射線強度を測定するダスト放射線モニタに係
り、特に、メンテナンスが容易で機動性を有し低騒音の
ダスト放射線モニタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダスト放射線モニタについて図1
9を参照して説明する。同図は、従来のダスト放射線モ
ニタの構成例を示す図である。同図に示すように、この
ダスト放射線モニタは、吸引ポンプ11を稼動すること
で大気12をろ紙13の上に導入し、ろ紙13の表面に
ダスト14を集める。
【0003】このダスト14の放射線汚染度を検出器1
5により測定し、汚染がない場合(通常時)は一定時間
ごとにろ紙巻き取り駆動部17を回転させ、ろ紙13を
巻き取る。なお、符号16は、ろ紙13によるろ紙束で
あり、符号18は、検出器15の検出出力を導く増幅器
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成による
ダスト放射線モニタでは、ろ紙等の消耗品があるため定
期的なメンテナンスが必要となる。また、吸引ポンプや
吸引する大気を導通する配管などがあるため、装置とし
て大がかりとなり重量も大きい上、騒音も発生する。さ
らに、可動部が多いため機械的な故障を生じやすいとい
うような改善すべき点がある。
【0005】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、大気中のダストに含まれる放射線強度を測
定するダスト放射線モニタにおいて、定期的メンテナン
スなしに稼動させることが可能なダスト放射線モニタを
提供することを目的とする。
【0006】また、大気中のダストに含まれる放射線強
度を測定するダスト放射線モニタにおいて、消耗品を用
いることなしに稼動させることが可能なダスト放射線モ
ニタを提供することを目的とする。
【0007】また、大気中のダストに含まれる放射線強
度を測定するダスト放射線モニタにおいて、吸引ポン
プ、配管などの機器・部品を用いる必要をなくし、小型
・軽量で可搬式としても使用可能なダスト放射線モニタ
を提供することを目的とする。
【0008】また、さらに、大気中のダストに含まれる
放射線強度を測定するダスト放射線モニタにおいて、騒
音を発生せず、環境や人に対し低負担のダスト放射線モ
ニタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、ダストを含む被測定大気を導入する手段
と、前記導入された被測定大気を電離するガス電離手段
と、前記電離された被測定大気により帯電された前記ダ
ストを含む前記被測定大気に電界を加える電界生成手段
と、前記電界により移動する前記帯電されたダストを付
着するダスト付着手段と、前記付着された前記帯電され
たダストが放出する放射線を検出する放射線検出手段と
を有することを特徴とする。
【0010】ダストを集めるため、大気を電離してこれ
によりダストを帯電させ、帯電されたダストを電界によ
り引き寄せる。
【0011】また、前記放射線検出手段は、プラスチッ
クシンチレータまたはガラスシンチレータを有し、前記
ダスト付着手段は、前記プラスチックシンチレータまた
は前記ガラスシンチレータの表面に接して形成された前
記電界生成手段の一方の側の電極であることを特徴とす
る。
【0012】ダストが付着される電界生成手段の一方の
側の電極に接してシンチレータがあるので、ダストの放
射線検出が効率的になされる。
【0013】また、前記電極は、前記プラスチックシン
チレータまたは前記ガラスシンチレータの表面に蒸着さ
れ前記表面を遮光する金属であることを特徴する。
【0014】シンチレータに接して電極が設けられると
ともに、電極によりシンチレータ発生光の外部への発
散、外部光のシンチレータ内部への侵入を防止する。
【0015】また、前記プラスチックシンチレータまた
は前記ガラスシンチレータに接しこのシンチレーション
現象により発する光を光電変換器に導くライトガイドを
さらに有し、前記ライトガイドは、絶縁物からなること
を特徴とする。
【0016】絶縁物からなるライトガイドが、電界生成
手段等の電気的操作と放射線検出以後の信号処理とを電
気的に分離し、外乱の少ない信号処理を可能とする。
【0017】また、前記ダスト付着手段のダスト付着さ
れる表面に空気を吹き付ける手段と、前記空気吹き付け
により払われたダストを捕集する手段とをさらに有する
ことを特徴とする。
【0018】測定条件を一定に保つためのダスト除去を
容易に行う。
【0019】また、前記ダスト付着手段を所定の位置に
固定する固定手段をさらに有し、前記ダスト付着手段
は、前記固定手段により前記所定の位置に着脱可能であ
ることを特徴とする。
【0020】ダストに通常を超える放射線が検出された
場合にそのダストの分離・保管を容易に行う。
【0021】また、前記電界生成手段は、複数の正負の
電極を有してもよい。ダストを効率的に集めることがで
きるので測定感度を向上できる。
【0022】また、前記電界生成手段は、円柱状の形状
を有する第1の側の電極と、前記第1の側の電極をある
距離をもって取り囲む円筒状の第2の側の電極とを有
し、前記電界生成手段の前記一方の側の電極は、前記第
1の側の電極であるように構成できる。集塵部が円筒状
になるのでその回転方向に依存しない測定が可能にな
る。
【0023】また、前記電界生成手段は、線状の形状を
有する第1の側の電極と、前記第1の側の電極をある距
離をもって取り囲む円筒状の第2の側の電極とを有し、
前記電界生成手段の前記一方の側の電極は前記第2の側
の電極であり、かつ前記電界生成手段は前記ガス電離手
段でもあるように構成できる。集塵部がガス電離手段と
しても機能するので構成が簡単になる。
【0024】また、前記電界生成手段は、円柱状の形状
を有する複数の第1の側の電極と、前記第1の側の電極
と平行に設置される平面状の第2の側の電極とを有し、
前記電界生成手段の前記一方の側の電極は、前記第1の
側の電極であるように構成できる。これにより複数の第
1の側の電極により集塵効率を改善し、測定感度を向上
する。
【0025】また、前記ダスト付着手段は、その表面に
凹凸が形成されているとさらに好ましい。ダスト付着手
段である電極付近に不平等電界が形成され等電位面間隔
が密になるので集塵効率が向上する。
【0026】また、前記放射線検出手段は、プラスチッ
クシンチレータまたはガラスシンチレータと、このプラ
スチックシンチレータまたはガラスシンチレータに埋め
込まれた光ファイバーとを有し、前記プラスチックシン
チレータまたは前記ガラスシンチレータのシンチレーシ
ョン現象により発する光を前記光ファイバーにより光電
変換器に導く構成とすることができる。光ファイバーに
は波長シフトファイバーを用いることもできる。光ファ
イバーにより、光コネクタを使用することが可能になり
シンチレーション光発生側と光電変換以降とを分離する
ことができる。
【0027】また、前記放射線検出手段は、円筒状のプ
ラスチックシンチレータまたはガラスシンチレータと、
このプラスチックシンチレータまたはガラスシンチレー
タにらせん状に埋め込まれた光ファイバーとを有し、前
記光ファイバーの前記プラスチックシンチレータまたは
前記ガラスシンチレータへの埋め込みは、前記プラスチ
ックシンチレータまたは前記ガラスシンチレータに設け
られた溝に前記光ファイバーを配設しその隙間に前記プ
ラスチックシンチレータまたは前記ガラスシンチレータ
と屈折率がほぼ同一の材料を充填してなり、前記プラス
チックシンチレータまたは前記ガラスシンチレータのシ
ンチレーション現象により発する光を前記光ファイバー
により光電変換器に導く構成とすることができる。プラ
スチックシンチレータまたはガラスシンチレータと屈折
率がほぼ同一の材料で隙間を充填することでシンチレー
ション光を効率的にファイバーに導くことができる。
【0028】また、前記電界生成手段は、板状の形状を
有し互いに平行に向かい合わされて配設される2つの第
1の側の電極と、前記2つの第1の側の電極の中間に配
設される棒状の第2の側の電極とを有し、前記電界生成
手段の前記一方の側の電極は前記2つの第1の側の電極
であり、かつ前記電界生成手段は前記ガス電離手段でも
ある構成とすることができる。集塵部と電界生成手段と
を同一の部材の構成で簡単化することができる。
【0029】また、前記放射線検出手段はプラスチック
シンチレータを有し、前記ダスト付着手段は、前記プラ
スチックシンチレータの表面に接して形成された前記電
界生成手段の一方の側の電極であり、前記電極は、前記
プラスチックシンチレータの表面に蒸着され前記表面を
遮光する金属であり、前記プラスチックシンチレータ
は、ファイバーよりなり、前記ファイバーの延長上に前
記プラスチックシンチレータにおけるシンチレーション
現象により発する光が導かれる光電変換器をさらに有す
る構成とすることもできる。ファイバーにより集塵電
極、放射線検出部、光伝送部を一体化し構成を簡単化す
ることができる。
【0030】また、前記電界生成手段により発生する電
界の影響領域に流れる前記被測定大気の流れを乱す部材
をさらに有する構成であればさらに好ましい。ダストが
集塵電極へさらに近づく流れが形成されるからである。
【0031】また、前記電界生成手段により発生する電
界の影響領域への前記被測定大気の流れは前記電極の表
面が形成する平面に対して角度をもっている構成とする
こともできる。この場合も、ダストが集塵電極へさらに
近づく流れが形成されるからである。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るダスト放射
線モニタを機能分割して機能ブロックとして示したもの
である。同図に示すように、本発明に係るダスト放射線
モニタは、送風部21、帯電電極部22、集塵電極部・
センサー部23、除染部24a、24b、光信号伝送部
25、および信号変換部26を有し、測定すべき空気は
送風部21から信号変換部26の方向に向かって流れ
る。
【0033】ここで、除染部24a、24bは、必ずし
も必要がない場合もある。
【0034】これらの機能ブロックによるダスト放射線
モニタとしての測定原理について説明する。
【0035】送風部21は、測定すべきダストが含まれ
る大気を取り込み、帯電電極部22に送る。帯電電極部
22は、正負の両電極間に高電圧を印加し、送られた大
気を一部電離する。電離された大気によりダストは帯電
し、帯電したダストが集塵電極部・センサー部23に送
られる。
【0036】帯電したダストは、集塵電極部・センサー
部23に送られると正負の両電極による電場により一方
の電極に集められる。電極に集められたダストに放射能
が含まれる場合は、その電極に接するセンサー(シンチ
レータ)が発光する。
【0037】シンチレーションで生じた光は、光信号伝
送部25により導光されて信号変換部26に導かれ、信
号変換部26はこれを光電変換する。この後、電気信号
にされた出力に所定の電気的処理を施しダスト放射線モ
ニタとしての測定結果を得ることができる。
【0038】以下では、このような機能ブロックを有す
る本発明に係るダスト放射線モニタの実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図2は、本発明の一
実施形態であるダスト放射線モニタの構成を模式的に示
す正面図(同図(a))、および平面図(同図(b))
である。同図に示すように、このダスト放射線モニタ
は、筒状の外枠316(絶縁物)の内部に、帯電部高電
圧印加電極310と帯電部接地電極311からなる帯電
部と、集塵部電極31と集塵部メッシュ電極315から
なる集塵部とが配される。
【0040】帯電部の空気流れ方向前方にファン38、
集塵部の集塵部電極31に接してその後方にアルミニウ
ム蒸着部36を有するプラスチックシンチレータ37が
配され、プラスチックシンチレータ37に接してライト
ガイド32、ライトガイド32に接してフォトマル33
がそれぞれ配される。
【0041】フォトマル33の検出出力34は前置増幅
器35に導かれる。また、外枠316の外部には、帯電
部高電圧印加電極310と帯電部接地電極311との
間、および集塵部メッシュ電極315と集塵部電極31
との間に高電圧を印加する直流高圧電源314が配設さ
れる。
【0042】外枠316は、帯電部および集塵部を収容
しその筒状の内部に大気を通過させるものである。帯電
部高電圧印加電極310と帯電部接地電極311からな
る帯電部は、電極間に高電圧が印加されることで電気力
線312を発生しガス(大気)の一部を電離させるとと
もに、大気中のダスト39を電極間に通過させ、ダスト
39を電離したガスにより帯電させる。電離したガスに
より帯電されたダスト313は、集塵部に送られる。
【0043】集塵部電極31と集塵部メッシュ電極31
5からなる集塵部は、電離したガスにより帯電されたダ
スト313を集塵部メッシュ電極315のメッシュ間に
通過させる。メッシュ間を通過した帯電されたダスト3
13は、集塵部電極31と集塵部メッシュ電極315と
の間の高電圧により、集塵部電極31に集められる。こ
れにより、ダスト中に放射性物質があり放射線を放出す
る場合は、プラスチックシンチレータ37が効率的に発
光する状態となる。なお、外枠316と集塵部電極31
との間には、吸引した大気を外部に放出する隙間があ
る。
【0044】次に、このダスト放射線モニタを稼動させ
る場合の手順、およびそれによる放射線検出までの経過
に従い動作を説明する。
【0045】まず、帯電部高電圧印加電極310と帯電
部接地電極311との間、および集塵部メッシュ電極3
15と集塵部電極31との間に高電圧を印加しておき、
ファン38により測定対象の大気を吸気する。(あるい
は、高電圧の印加と大気の吸気とは手順として逆、また
は同時でもよい。いずれにしても、両者とも動作して正
常に測定が可能な状態となる。)吸気される大気には、
ダスト39が含まれる。
【0046】帯電部では、帯電部高電圧印加電極310
と帯電部接地電極311との間に、吸気された大気の流
れとほぼ垂直方向に電気力線312の発生した場が形成
され、この場をガス(大気)が通過することでガスの一
部が電離する。電離したガスによりダスト39は、帯電
されたダスト313に変化する。
【0047】帯電されたダスト313を含む吸気された
大気は、さらに、集塵部電極31と集塵部メッシュ電極
315からなる集塵部に送られる。集塵部メッシュ電極
315にはメッシュがあり、メッシュ間を帯電されたダ
スト313を含む大気が通過する。集塵部メッシュ電極
315と集塵部電極31との間には、吸気された大気の
進行方向とほぼ同一の方向に電場が形成されており、こ
れにより、この電場中の大気に含まれる帯電されたダス
ト313は集塵部電極31に集まる。帯電されたダスト
313を除く大気は、外枠316と集塵部電極31との
間に形成された隙間から外部に抜ける。
【0048】集塵部電極31に電気力により付着された
ダストに放射性物質が含まれ、これにより放射線が放出
されるとプラスッチックシンチレータ37がシンチレー
ション現象により発光する。発せられた光は、ライトガ
イド32により導かれてフォトマル33に入射する。
【0049】プラスチックシンチレータ37の表面に
は、アルミニウム蒸着部36があり、シンチレータ37
のへ外からの光の侵入を防止し、かつ発生した光の外部
への漏洩を防止する。したがって、アルミニウム蒸着部
36は、ライトガイド32と接する面を除いてプラスチ
ックシンチレータ37の全表面に形成されている。
【0050】また、アルミニウム蒸着部36は導電性を
有するので、それ自体にまたはこれに接して集塵部電極
31を形成することができる。蒸着する金属は、アルミ
ニウムでなくても蒸着により遮光性を発揮し、かつ導電
性を有するものであれば代用することができる。
【0051】また、プラスチックシンチレータ37に代
えてガラスシンチレータを用いてもよい。
【0052】フォトマル33は、入射された光により光
電変換を行い、入射された光に応じた電気信号を出力す
る。この電気出力は、前置増幅器35に導かれ、以降の
信号処理に都合のよいレベルまで増幅される。前置増幅
器35より後の処理については図示を省略するが、波高
弁別器、波高周波数変換器、計数器などを有する構成に
より信号処理し、大気中のダストに含まれた放射能に応
じたを測定結果を得る。
【0053】ライトガイド32には、絶縁体を用いるこ
とができる。絶縁体で形成すると、帯電部高電圧印加電
極310と帯電部接地電極311からなる帯電部と、集
塵部電極31と集塵部メッシュ電極315からなる集塵
部とにおける電気的操作と、フォトマル33以降の電気
的処理とが絶縁されるので、その電気的処理にノイズが
混入することが大きく軽減される。これによりノイズの
影響の少ない測定が可能になる。
【0054】以上説明のように、この実施形態では、ろ
紙のような消耗品が不要となりろ紙の巻き取り駆動部の
ような可動部もない。また、ポンプのような大型の駆動
機器を用いることがなく、測定対象の大気を吸気するた
めファンを有するもののダストを電気力により集めるこ
とを主とするのでその定格は小さなものでよい。これら
により、定期的メンテナンスが不要で、環境、人にも負
担の少ないダスト放射線モニタが実現できる。
【0055】(第2の実施の形態)次に、本発明に係る
第2の実施形態について図3を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、および断面Aから右側をみた側面図(同図
(b))である。同図において、すでに説明した構成要
素には同一番号を付し、その構成・動作説明を省略す
る。
【0056】この実施形態は、集塵部に集められたダス
トに放射能汚染がない場合のそのダストの効率的除去を
考慮したものである。集塵部にダストが溜まり過ぎる
と、被測定ダストとシンチレータ37との間に距離がで
き検出効率に影響が出るからである。
【0057】このため、同図に示すように、集塵部電極
31の電極面に対しその延長上に直線状のエアブロー部
48が配される。エアブロー部48には、エアノズル4
1が配設され、エアパージ時には、エアノズル41によ
る空気の吹き出しにより集塵部電極31の電極面上に平
行に空気流れを作る。
【0058】この空気流れによりダストを除去し、エア
ガイド43を介して吸引ファン44により空気とともに
吸引する。吸引されたダストはフィルタ45に溜められ
るとともに、ダストを取り除かれた空気が開口部46か
ら排出される。
【0059】これらにより、集塵部電極31に溜まった
ダストは、効率的に除去される。このようなダスト除去
は、定期的または自動的に、あるいはその両方の方法で
なすことができる。これは、ダストに放射能汚染がない
場合を前提とするからである。
【0060】ダストに通常時を超える放射線が検出され
た場合は、そのダストを分離すべく、別途、除染する。
【0061】(第3の実施の形態)次に、本発明に係る
第3の実施形態について図4を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、その一部平面図(同図(b))、およびダス
ト除去部を設けた場合のその平面図(同図(c))であ
る。同図において、すでに説明した構成要素には同一番
号を付し、その構成・動作説明を省略する。
【0062】この実施形態は、集塵部を集塵部電極53
と集塵部電圧印加電極54とにより構成し、被測定大気
の流れに対して垂直に電場を形成するところが上記第
1、第2の実施形態と異なる。これにより被測定大気の
吸入、排出がより円滑になされるのでファン38の定格
はなお小さいものとすることができる。
【0063】また、集塵部電極53は、被測定大気の流
れの方向に広げることができ、これにより十分なシンチ
レーションの測定感度を確保することができる。そのた
め、同図(a)に示すように、集塵部の上下方向の寸法
をより小さくすることが可能となり、帯電部について
も、帯電部高電圧印加電極51、帯電部接地電極52の
構成は、図2に示した場合(第1の実施形態)より簡略
化することができる。
【0064】集塵部電極53は、シンチレータ37の表
面に形成されたもので、シンチレータ37でシンチレー
ション現象により発した光はライトガイド32を介して
フォトマル33に入射する。フォトマル33以降の処理
については第1の実施形態における説明と同様である。
また、この場合も、アルミニウム蒸着部36は、ライト
ガイド32と接する面を除いてプラスチックシンチレー
タ37(ガラスシンチレータでもよい。)の全表面に形
成される。
【0065】また、集塵部電極53のダスト除去を行う
構成とする場合には、図4(c)に示すように、エアブ
ロー部48、エアノズル41、エアガイド43、吸引フ
ァン44、フィルタ45、開口部46を構成する。これ
により、エアパージ時に集塵部電極53の電極面上に平
行に空気流れが作られ、電極53上に溜まったダストが
除去される。ダストを含んだ空気はエアガイド43を介
して吸引ファン44により吸引される。吸引されたダス
トはフィルタ45に溜められるとともに、ダストを取り
除かれた空気が開口部46から排出される。これらは、
上記第2の実施形態の場合とほぼ同じである。
【0066】これらにより、集塵部電極53に溜まった
ダストは、効率的に除去される。このようなダスト除去
は、上記第2の実施形態と同様に、定期的または自動的
に、あるいはその両方の方法でなすことができる。これ
は、ダストに放射能汚染がない場合を前提とするからで
ある。ダストに通常時を超える放射線が検出された場合
は、そのダストを分離すべく、別途、除染する。
【0067】(第4の実施の形態)次に、本発明に係る
第4の実施形態について図5を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す正面図である。同図に
おいて、すでに説明した構成要素には同一番号を付し、
その構成・動作説明を省略する。
【0068】この実施形態は、上記の第3の実施形態に
対してさらに集塵能力を高め、したがって検出感度を向
上することを目的とするものである。
【0069】このため、集塵部電極53と集塵部電圧印
加電極54との対を複数設けるように、上下方向にこれ
ら2つの電極を交互に配設してある。また、この上下方
向の寸法の増加に対応して、帯電部においても帯電部高
電圧印加電極51と帯電部接地電極52とを交互に配設
してある。
【0070】さらに、各集塵部電極53に囲まれたシン
チレータからの光は、ライトガイド32により導かれ、
これらの光が加え合わされるようにライトガイド55に
供給される。ライトガイド55に供給された光はフォト
マル33に導かれ光電変換される。これより後の処理に
ついては、第1の実施形態における説明と同様である。
【0071】この実施形態においては、集塵部電極が複
数あるので、効率的にダストを集めることが可能とな
り、放射線検出感度を向上することができる。
【0072】(第5の実施の形態)次に、本発明に係る
第5の実施形態について図6を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、ならびにその一部の平面図および正面図(同
図(b))である。同図において、すでに説明した構成
要素には同一番号を付し、その構成・動作説明を省略す
る。
【0073】この実施形態は、第3の実施形態における
集塵部電極53に覆われたシンチレータ37に代えて、
波長シフトファイバー72が挿入され、集塵部電極71
に覆われたシンチレータを用いるようしたものである。
【0074】波長シフトファイバー72をシンチレータ
中に挿入することで、シンチレーション現象により発し
た光(例えば紫色光)を波長シフトファイバー72が導
光するとその内部で波長変換が生じ波長の長い光(例え
ば緑色光)に変換することができる。このように、波長
を長いものとすることで光が媒質中を進行する場合の減
衰を小さくすることができる。
【0075】したがって、フォトマル33を集塵部電極
71から遠隔に置いてそれ以降の電気的処理を行うこと
が、より都合よく可能になる。すなわち、集塵部電極7
1側の波長シフトファイバー72の端部に光コネクタ7
3を設け、この光コネクタ73に、フォトマル33に接
続される波長シフトファイバー72と、別の光コネクタ
73で接続することで、フォトマル33を集塵部電極7
1から遠隔化することができる。
【0076】このような構成により、検出出力の伝送を
光で行うことが可能となり、電気信号による場合に比較
してより雑音混入の少ない伝送となる。さらに、集塵部
電極71以前とフォトマル33以降とを別々のものとし
て扱うことが可能となるので、例えば、フォトマル33
以降のみを、あるいは集塵電極71以前のみを仕様の異
なるものに交換することも容易になる。
【0077】なお、波長シフトファイバー72に代えて
通常の光ファイバーを用いてもダスト放射線検出自体は
可能である。
【0078】また、この実施形態では、アルミニウム蒸
着部36は、プラスチックシンチレータ37(ガラスシ
ンチレータでもよい。)の全表面に形成される。
【0079】(第6の実施の形態)次に、本発明に係る
第6の実施形態について図7を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、ならびにその一部の平面図および正面図(同
図(b))である。同図において、すでに説明した構成
要素には同一番号を付し、その構成・動作説明を省略す
る。
【0080】この実施形態は、第4の実施形態における
集塵部電極53に覆われたシンチレータに代えて、波長
シフトファイバー72が挿入され、集塵部電極71に覆
われたシンチレータを用いるようしたものであって、そ
の作用効果は、上記の第5の実施形態における説明と同
様である。
【0081】この実施形態においては、フォトマル33
側の波長シフトファイバ72は、図7(a)に示すよう
に、複数の集塵部電極71からの光出力を加え合わせる
ように構成されるが、複数の集塵部電極71からの光出
力を加え合わせるのは、光コネクタ73より集塵部電極
71側とすることもできる。
【0082】(第7の実施の形態)次に、本発明に係る
第7の実施形態について図8を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、およびその一部の側面図(同図(b))であ
る。同図において、すでに説明した構成要素には同一番
号を付し、その構成・動作説明を省略する。
【0083】この実施形態は、上記の第3の実施形態
(図4)における平板状の電極対である集塵部電極5
3、集塵部電圧印加電極54に代えて、円柱状集塵電極
81、円筒状集塵部電圧印加電極80をそれぞれ用いた
ものである。
【0084】このような構成にすることにより、集塵部
は、大気の吸入方向まわりの回転方向について常に同一
の形状となる。したがって、そのような回転方向の集塵
部の姿勢を問わず同一の条件の測定をすることが可能に
なる。
【0085】円柱状集塵電極81は、シンチレータの表
面に蒸着された金属(例えばアルミニウム)自体、ある
いはその金属に付着された別の金属とすることができ
る。シンチレータはガラスあるいはプラスチックからな
るものを、適宜、使用することができる。また、この場
合も、金属の蒸着は、ライトガイド82と接する面を除
いてシンチレータの全表面に形成される。
【0086】シンチレータを含んで円柱状集塵電極81
は、円筒状集塵部電圧印加電極80に固定された、絶縁
物からなる支持部材83に片持ち支持される。ここで、
円筒状集塵部電圧印加電極80は筒状であり、被測定大
気が流れ出るようになっている。また、円柱状集塵電極
81に覆われるシンチレータで発した光は、円柱状ライ
トガイド82によりフォトマル33に導かれる。
【0087】(第8の実施の形態)次に、本発明に係る
第8の実施形態について図9を参照して説明する。同図
は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト放
射線モニタの構成を模式的に示す斜視図(同図
(a))、一部の側面図(同図(b))、ならびにその
一部部材の正面図および側面図(同図(c))である。
同図において、すでに説明した構成要素には同一番号を
付し、その構成・動作説明を省略する。
【0088】この実施形態は、帯電部と集塵部とを同一
の部材により構成したものであり、帯電部としての両電
極と集塵部としての両電極は兼用される。すなわち、筒
状の集塵電極部91と棒状帯電電極92とは、帯電部の
両電極として、かつ集塵部の両電極として機能する。
【0089】筒状の集塵電極部91内に被測定大気をフ
ァン(図示省略)により吸引する。すると、筒状の集塵
電極部91と棒状帯電電極92との間に発生する電場に
より大気(ガス)が電離し、電離されたガスにより大気
に含まれるダストが帯電する。そして、同じく筒状の集
塵電極部91と棒状帯電電極92とが発生する電場によ
り、帯電したダストは集塵電極部91に集められる。
【0090】この筒状の集塵電極部91および棒状帯電
電極92は、被測定大気の流れの方向にある程度長く構
成することで、ガス電離、ダスト帯電、集塵という過程
を確実に行うことができる。
【0091】筒状の集塵電極部91は、シンチレータ3
7の表面に蒸着された金属(例えばアルミニウム)自
体、あるいはその金属に付着された別の金属とすること
ができる。シンチレータ37はガラスあるいはプラスチ
ックからなるものを、適宜、使用することができる。ま
た、この場合も、金属の蒸着は、ライトガイド93と接
する面を除いてシンチレータ37の全表面に形成され
る。
【0092】筒状の集塵電極部91に接する筒状シンチ
レータには、同図(c)に示すようなライトガイド93
が筒の延長上に接して設けられ、ライトガイド93のフ
ォトマル取り付け部931にフォトマル33が設置され
る。ライトガイド93により、シンチレータで発した光
はフォトマル33に導かれる。したがって、大気中のダ
ストに含まれる放射線強度を測定することができる。
【0093】以上説明のように、この実施形態において
も、ろ紙のような消耗品が不要となりろ紙の巻き取り駆
動部のような可動部がない。また、ポンプのような大型
の駆動機器を用いることがなく、測定対象の大気を吸気
するためファンを有するもののダストを電気力により集
めることを主とするのでその定格は小さなものでよい。
これらにより、定期的メンテナンスが不要で、環境、人
にも負担の少ないダスト放射線モニタが実現できる。
【0094】(第9の実施の形態)次に、本発明に係る
第9の実施形態について図10を参照して説明する。同
図は、上記とは異なる本発明の一実施形態であるダスト
放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、一部の側面図(同図(b))、および一部部
材の正面図(同図(c))である。同図において、すで
に説明した構成要素には同一番号を付し、その構成・動
作説明を省略する。
【0095】この実施形態は、集塵部について、一方の
電極を複数の円柱状電極101として集塵電極とし、他
方の電極を複数の金属板電極として高電圧印加電極10
2としたものである(同図(a)、(b))。複数の円
柱状電極101は、例えば、ライトガイド32、フォト
マル33と一体に形成してカセット103を構成する
(同図(c))。カセット103は、ジョイント(例え
ば絶縁物で作ったネジ)104によりダスト放射線モニ
タ本体に固定しかつ取り外しできる(同図(a))。
【0096】複数の円柱状電極101は、表面に金属
(例えばアルミニウム)を蒸着したプラスチックシンチ
レータまたはガラスシンチレータの、その金属自体にま
たはその金属に接して形成することができる。プラスチ
ックシンチレータまたはガラスシンチレータで発した光
はライトガイド32を介してフォトマル33に導かれ
る。
【0097】このような構成により、円柱状電極101
を複数配することが可能となり、効率的にダストを集め
ることができるので、放射線検出感度を向上することが
できる。
【0098】また、複数の円柱状電極101、ライトガ
イド32、フォトマル33とを一体に形成してカセット
103を構成し、かつ、これをダスト放射線モニタ本体
に着脱可能としたことから、ダストに通常時を超える放
射線が検出された場合には、カセット103ごと取り外
してそのダストを分離・保管することができる。
【0099】(第10の実施の形態)次に、本発明に係
る第10の実施形態について図11を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、および一部の側面図(同図(b))である。
同図において、すでに説明した構成要素には同一番号を
付し、その構成・動作説明を省略する。
【0100】この実施形態は、上記の第8の実施形態に
おけるシンチレーション光の取り出し方を変化させたも
のである。
【0101】すなわち、集塵部電極123に集めたダス
トの放射線を検出する円筒状のシンチレータにらせん状
に波長シフトファイバー72を埋め込み、波長シフトフ
ァイバー72をシンチレータ外へ延長してフォトマル3
3に導光する。
【0102】シンチレータに波長シフトファイバー72
を埋め込むには、例えば、同図(a)のA部詳細(断
面)に示すように、まず、シンチレータに溝を形成す
る。形成された溝に波長シフトファイバー72を配設
し、さらに透明樹脂接着剤121を充填して波長シフト
ファイバー72を固定する。ここで、透明樹脂接着剤1
21はシンチレータとほぼ同一の屈折率を有するものを
用いるとより好ましい。これは、シンチレータで発する
光が効率的に波長シフトファイバー72まで導かれるか
らである。
【0103】なお、波長シフトファイバー72のシンチ
レータへの配設形状は、らせん状に限らず円筒の軸と平
行の方向に往復するように配設することもできる。
【0104】この実施形態においても上記で説明した第
8の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0105】(第11の実施の形態)次に、本発明に係
る第11の実施形態について図12を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図であ
る。同図において、すでに説明した構成要素には同一番
号を付し、その構成・動作説明を省略する。
【0106】この実施形態は、上記の第9の実施形態
(図10)における円柱状集塵電極101について、そ
の内部にあるシンチレータに波長シフトファイバー72
を挿入設置したものである。波長シフトファイバー72
は、上記の第5、第6の実施形態(図6、図7)で説明
したのと同様の機能を有する。波長シフトファイバー7
2の端部は光コネクタ73で光接続され、シンチレータ
で発した光はフォトマル33に導かれる。
【0107】波長シフトファイバー72には、シンチレ
ータ内に端部を有しその反対側がシンチレータの外へ延
長されるものと、シンチレータ内には端部がなく両方向
ともにシンチレータの外へ延長されるものとが考えられ
る。両者とも使用することができる。
【0108】これらにより、第5、第6の実施形態で説
明したのと同様な効果を有し、かつ、基本となる構成で
ある第9の実施形態の作用効果をも有する。
【0109】(第12の実施の形態)次に、本発明に係
る第12の実施形態について図13を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、および一部の平面図(同図(b))である。
同図において、すでに説明した構成要素には同一番号を
付し、その構成・動作説明を省略する。
【0110】この実施形態は、同図に示すように、被測
定大気の流れ方向と垂直に線上の電圧印加電極(帯電部
高電圧印加電極310)を設け、これを一定距離おいて
はさむ位置に、被測定大気の流れ方向を長手方向とする
2枚の平行平板状の電極(帯電部・集塵部一体電極16
1)を設けたものである。
【0111】帯電部は、帯電部高電圧印加電極310と
帯電部・集塵部一体電極161からなり、これらにより
形成される電場によって通過する被測定大気の一部を電
離させる。電離された空気によりダストは帯電され、帯
電されたダスト313が、帯電部高電圧印加電極310
の大気進行方向の後方に送られる。したがって、帯電さ
れたダスト313は、この後、その電荷により帯電部・
集塵部一体電極161に集められる。
【0112】帯電部・集塵部一体電極161は、表面に
金属(例えばアルミニウム)を蒸着したプラスチックシ
ンチレータまたはガラスシンチレータの、その金属自体
にまたはその金属に接して形成することができる。プラ
スチックシンチレータまたはガラスシンチレータで発し
た光はライトガイド32を介してフォトマル33に導か
れる。シンチレータ表面は、ライトガイド32との接触
面を除き金属で蒸着されている。
【0113】このような構造により、帯電部および集塵
部をより単純に構成することができる。
【0114】また、この実施形態のプラスチックシンチ
レータまたはガラスシンチレータには、第5、第6の実
施形態で説明したような波長シフトファイバー72が挿
入された構造を有するものとすることもできる。その場
合には、ライトガイド32に代えて光ファイバーあるい
は光コネクタで接続された光ファイバーを用いることが
できる。
【0115】(第13の実施の形態)次に、本発明に係
る第13の実施形態について図14を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、一部の側面図(同図(b))である。同図に
おいて、すでに説明した構成要素には同一番号を付し、
その構成・動作説明を省略する。
【0116】この実施形態は、上記の第7の実施形態
(図8)における円柱状集塵電極81および円柱状ライ
トガイド82に代えてファイバー171を用い、そのフ
ァイバー171の一方側端部のある程度長さ部分に集塵
電極を形成して、残り部分をフォトマル33への導光部
として用いる。集塵電極を形成した部分のファイバー1
71は、プラスチックシンチレータとして機能する材料
が選ばれる。これにより、そのファイバー171を集塵
電極部、センサー部、および光信号伝送部として機能さ
せることができ、構造をより簡単にすることが可能であ
る。
【0117】加えて、基本となる第7の実施形態と同様
の作用効果を有する。
【0118】(第14の実施の形態)次に、本発明に係
る第14の実施形態について図15を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの集塵部電極の一部構成を模式的に
示す正面図である。同図において、すでに説明した構成
要素には同一番号を付し、その構成・動作説明を省略す
る。
【0119】この実施形態は、上記の第3、第4、第
5、第6の実施形態における集塵部電極53、71およ
び集塵部高電圧印加電極54に適用することができるも
のである。
【0120】すなわち、図15に示すように、集塵部電
極53、71および集塵部高電圧印加電極54のうち少
なくとも一方の被測定大気の導入口に例えば凸状の突起
(絶縁物)181、182を設ける。これにより、空気
の流れは、集塵部電極53、71および集塵部高電圧印
加電極54と平行ではなくなり、より集塵部電極53、
71にぶつかる角度で進行するようになる。
【0121】したがって、集塵部電極53、71に、帯
電されたダスト313がより接近する流れが作られ、集
塵部電極53、71はより効率的に帯電されたダスト3
13を集めることができる。これにより、ダスト放射線
モニタとしての測定効率を向上することが可能になる。
【0122】(第15の実施の形態)次に、本発明に係
る第15の実施形態について図16を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタを模式的に示す正面図である。同図
において、すでに説明した構成要素には同一番号を付
し、その構成・動作説明を省略する。
【0123】この実施形態は、上記で説明した第5の実
施形態の改良型として位置付けられるものである。
【0124】すなわち、図16に示すように、集塵部電
極71および集塵部高電圧印加電極54を、被測定大気
の流れ方向に対して角度Φを有するよう配設するもので
ある。これにより、集塵部電極71に被測定大気が角度
Φでぶつかるので、その大気が有する帯電されたダスト
313が集塵部電極71により接近する流れが作られる
ようになる。
【0125】したがって、集塵部電極71はより効率的
に帯電されたダスト313を集めることができ、これに
より、ダスト放射線モニタとしての測定効率を向上する
ことが可能になる。
【0126】加えて、基本となる第5の実施形態と同様
な作用効果を有する。
【0127】なお、角度Φは、調整可能とするよう構成
することができる。角度Φが調整可能な構成であると、
測定効率を向上すべく最適な角度に調整することができ
る。この場合、図16に示すように、集塵部電極71の
シンチレータの光出力は、波長シフトファイバー72で
取り出すようにすると機械的可動に容易に対応できるの
で都合がよい。
【0128】また、集塵部電極71と集塵部高電圧印加
電極54との位置関係は、図示のような角度Φ(水平に
対して左まわりを正とする角度)を有するとき、集塵部
電極71を下側に、集塵部高電圧印加電極54を上側に
それぞれ配置する。水平に対して右回りの角度を有する
ようにした場合は、反対に集塵部電極71を上側に、集
塵部高電圧印加電極54を下側にそれぞれ配置する。被
測定大気が集塵部電極71に効率的にぶつかるようにす
るためである。
【0129】(第16の実施の形態)次に、本発明に係
る第16の実施形態について図17を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの集塵部電極の一部構成を模式的に
示す側面図である。同図において、すでに説明した構成
要素には同一番号を付し、その構成・動作説明を省略す
る。
【0130】この実施形態は、上記の第3、第4、第
5、第6の実施形態における集塵部電極53、71に代
えて適用することができるものである。
【0131】すなわち、集塵部電極141を、凸部14
2を複数有するシンチレータの表面に形成する。これに
より、電極141自体が、平面状ではなく凹凸状の形状
となる。このような電極141と集塵部電圧印加電極と
の間に形成される電場による電気力線は、図17に示す
ように、不平等な分布143となり、この近辺の等電位
面の密度が増加する。
【0132】したがって、より強電界が生じるので、そ
れによって効率的に集塵することができるようになる。
これにより、ダスト放射線モニタとしての測定効率を向
上することが可能になる。
【0133】なお、上記の第3、第4、第5、第6の実
施形態のいずれかに適用することでその適用される実施
形態の作用効果を奏する。
【0134】(第17の実施の形態)次に、本発明に係
る第17の実施形態について図18を参照して説明す
る。同図は、上記とは異なる本発明の一実施形態である
ダスト放射線モニタの集塵部電極の一部構成を模式的に
示す正面図である。同図において、すでに説明した構成
要素には同一番号を付し、その構成・動作説明を省略す
る。
【0135】この実施形態は、上記の第5、第6の実施
形態における集塵部電極71に代えて適用することがで
きるものである。
【0136】すなわち、集塵部電極141を、凸部14
2を複数有するシンチレータの表面に形成する。これに
より、電極141自体が、平面状ではなく凹凸状の形状
となる。このような電極141と集塵部電圧印加電極と
の間に形成される電場による電気力線は、図18に示す
ように、不平等な分布143となり、この近辺の等電位
面の密度が増加する。
【0137】したがって、より強電界が生じるので、そ
れによって効率的に集塵することができるようになる。
【0138】また、シンチレータの凸部142に波長シ
フトファイバー72を挿入する。これにより、集められ
たダストにより近い部位でのシンチレーション現象を波
長シフトファイバー72が導光するので、この部分での
損失をより小さくして放射線を検出することができる。
【0139】これらにより、ダスト放射線モニタとして
の測定効率を向上することが可能になる。
【0140】なお、上記の第5、第6の実施形態のいず
れかに適用することでその適用される実施形態の作用効
果を奏する。
【0141】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ダストを含む被測定大気を導入し、導入された被測定大
気を電離し、電離された被測定大気により帯電されたダ
ストを含む被測定大気に電界を加え、電界により移動す
る帯電されたダストを付着し、付着された帯電されたダ
ストが放出する放射線を検出するので、可動部をより少
なくして集塵を電気力で行い、これにより、定期的メン
テナンスなしに稼動させることが可能、消耗品を用いる
ことなしに稼動させることが可能、吸引ポンプ・配管な
どの機器・部品を用いる必要をなくし小型・軽量で可搬
式としても使用可能、さらに、騒音を発生せず環境や人
に対し低負担というような効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダスト放射線モニタを機能分割し
て機能ブロックとして示す図。
【図2】本発明の一実施形態であるダスト放射線モニタ
の構成を模式的に示す正面図(同図(a))、および平
面図(同図(b))。
【図3】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、および断面Aから右側をみた側面図(同図
(b))。
【図4】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、その一部平面図(同図(b))、およびダス
ト除去部を設けた場合のその平面図(同図(c))。
【図5】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図。
【図6】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、ならびにその一部の平面図および正面図(同
図(b))。
【図7】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、ならびにその一部の平面図および正面図(同
図(b))。
【図8】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、およびその一部の側面図(同図(b))。
【図9】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダス
ト放射線モニタの構成を模式的に示す斜視図(同図
(a))、一部の側面図(同図(b))、ならびにその
一部部材の正面図および側面図(同図(c))。
【図10】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、一部の側面図(同図(b))、および一部部
材の正面図(同図(c))。
【図11】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、および一部の側面図(同図(b))。
【図12】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図。
【図13】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、および一部の平面図(同図(b))図。
【図14】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの構成を模式的に示す正面図(同図
(a))、一部の側面図(同図(b))。
【図15】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの集塵部電極の一部構成を模式的に示
す正面図。
【図16】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタを模式的に示す正面図。
【図17】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの集塵部電極の一部構成を模式的に示
す側面図。
【図18】上記とは異なる本発明の一実施形態であるダ
スト放射線モニタの集塵部電極の一部構成を模式的に示
す正面図。
【図19】従来のダスト放射線モニタの構成例を示す
図。
【符号の説明】
21 送風部 22 帯電電極部 23 集塵電極部、センサー部 24a、24b 除染部 25 光信号伝送部 26 信号変換部 31 集塵部電極 32 ライトガイド 33 フォトマル 34 検出出力 35 前置増幅器 36 アルミニウム蒸着部 37 プラスチックシンチレータ 38 ファン 39 ダスト 310 帯電部高電圧印加電極 311 帯電部接地電極 312 電気力線 313 帯電されたダスト 314 直流高圧電源 315 集塵部メッシュ電極 316 外枠 41 エアノズル 43 エアガイド 44 吸引ファン 45 フィルタ 46 開口部 48 エアブロー部 51 帯電部高電圧印加電極 52 帯電部接地電極 53 集塵部電極 54 集塵部電圧印加電極 55 ライトガイド 71 集塵部電極 72 波長シフトファイバー 73 光コネクタ 80 円筒状集塵部電圧印加電極 81 円柱状集塵電極 82 ライトガイド 83 支持部材 91 筒状の集塵電極部 92 棒状帯電電極 93 ライトガイド 931 フォトマル取り付け部 101 円柱状電極 102 高電圧印加電極 103 カセット 104 ジョイント 121 透明樹脂接着剤 123 集塵部電極 141 集塵部電極 142 凸部 143 不平等な分布 161 帯電部・集塵部一体電極 171 ファイバー 181、182 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 典之 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 2G088 EE11 EE12 FF05 FF06 GG10 GG11 GG13 GG14 HH02 JJ01 JJ08 JJ32 JJ36 JJ37 LL02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダストを含む被測定大気を導入する手段
    と、 前記導入された被測定大気を電離するガス電離手段と、 前記電離された被測定大気により帯電された前記ダスト
    を含む前記被測定大気に電界を加える電界生成手段と、 前記電界により移動する前記帯電されたダストを付着す
    るダスト付着手段と、 前記付着され帯電されたダストが放出する放射線を検出
    する放射線検出手段とを有することを特徴とするダスト
    放射線モニタ。
  2. 【請求項2】 放射線検出手段は、プラスチックシンチ
    レータまたはガラスシンチレータを有し、 ダスト付着手段は、前記プラスチックシンチレータまた
    は前記ガラスシンチレータの表面に接して形成された電
    界生成手段の一方の側の電極であることを特徴とする請
    求項1記載のダスト放射線モニタ。
  3. 【請求項3】 電極は、プラスチックシンチレータまた
    はガラスシンチレータの表面に蒸着され表面を遮光する
    金属であることを特徴する請求項2記載のダスト放射線
    モニタ。
  4. 【請求項4】 プラスチックシンチレータまたはガラス
    シンチレータに接しこのシンチレーション現象により発
    する光を光電変換器に導くライトガイドをさらに有し、 前記ライトガイドは、絶縁物からなることを特徴とする
    請求項2または3記載のダスト放射線モニタ。
  5. 【請求項5】 ダスト付着手段のダスト付着される表面
    に空気を吹き付ける手段と、 前記空気吹き付けにより払われたダストを捕集する手段
    とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項記載のダスト放射線モニタ。
  6. 【請求項6】 ダスト付着手段を所定の位置に固定する
    固定手段を有し、 前記ダスト付着手段は、前記固定手段により前記所定の
    位置に着脱可能であることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項記載のダスト放射線モニタ。
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