JP2001310535A - 記録装置、および記録ヘッドの濃度むら補正方法 - Google Patents

記録装置、および記録ヘッドの濃度むら補正方法

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JP2001310535A
JP2001310535A JP2000129989A JP2000129989A JP2001310535A JP 2001310535 A JP2001310535 A JP 2001310535A JP 2000129989 A JP2000129989 A JP 2000129989A JP 2000129989 A JP2000129989 A JP 2000129989A JP 2001310535 A JP2001310535 A JP 2001310535A
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Fumio Mikami
文夫 三上
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • H04N1/4015Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head of the reproducing head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録素子を配列した記録ヘッドにより
記録される画像の、特に濃度域によって濃度特性が異な
ることにより、濃度域に応じて発生する濃度むらを解消
する。 【解決手段】 濃度域に応じて補正を異ならせた補正テ
ーブル群を用意し、予め所定の濃度のテストパターンに
従って、複数の濃度に対応したテストパターンを記録
し、濃度域毎のむらの発生に応じて、補正に用いる補正
テーブル群を選択可能とすることにより、濃度域に応じ
て発生が異なる濃度むらを効果的に補正可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録素子を
配列した記録ヘッドの記録特性のばらつきに起因して発
生する濃度むらの補正を行う濃度むら補正装置、及び濃
度むら補正方法に関する。特に、2値記録を行う記録ヘ
ッドにより画像を形成する画像形成装置における、記録
ヘッドの有する濃度むらの補正を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、OHP用シートなどの記録媒
体(以下、記録媒体、記録用紙、または単に紙という)
に対して画像を形成する画像形成装置は、種々の記録方
式による記録ヘッドを搭載した形態で提案されている。
この記録ヘッドには、ワイヤードット方式、感熱方式、
熱転写方式、インクジェット方式によるものなどがあ
る。特に、インクジェット方式は、記録用紙に直接イン
クを噴射するものであるので、ランニングコストが安
く、静かな記録方法として注目されている。
【0003】これらの多様な記録方式において、記録ヘ
ッドに設けられる記録素子による階調記録が種々の理由
により制限されることにより、2値による記録を行う記
録方式を採用しているものも知られている。特に、イン
クジェット方式においては、吐出されるインク滴のサイ
ズを制御することや、インク滴のサイズを広い範囲で変
調するためには複雑な制御を必要とすることから、比較
的簡単に制御できる2値での記録を採用しているものが
多く知られている。このような2値の記録を行う方式を
採用した画像形成装置(以下、2値プリンタという)と
しては、他に、発光素子であるLED(light e
mitted diode)を配列した記録ヘッド(以
下、LEDヘッド)を用いた電子写真方式のプリンタな
どが知られている。また、上述のような2値プリンタに
おいては、濃度に対応した階調を示す多値の画像データ
(以下、画像信号ともいう)を、一般に知られる2値化
手段により2値データに変換し、2値のデータにより記
録の有無を制御することにより、面積階調による階調記
録を達成できることが従来より知られている。
【0004】また、このような2値プリンタにおいて、
記録ヘッドに配列される複数の記録素子個々の特性のば
らつきが原因となり、記録された画像に濃度むらが発生
することが従来より知られている。
【0005】例えば、インクジェット方式のプリンタに
おいては、複数のノズルを配列した記録ヘッドを用い、
各ノズルに対応させて記録ヘッドに配置した吐出手段を
駆動し、インク滴の吐出の有無を制御して2値記録を行
うものが知られているが、このような構成において、記
録ヘッドの各ノズルからのインク吐出量のばらつきが生
じた場合、記録画像中に濃度むらが発生することが知ら
れている。各ノズルからの吐出量にばらつきが生じる原
因としては、各ノズル毎のノズルの形状や大きさのばら
つき、吐出手段によりインクを吐出させる力のばらつ
き、などが挙げられる。このような原因は、特に製造工
程におけるばらつきに依存するものも多く、根本的に解
決することは困難である。
【0006】また、様々なインクジェット方式の中で、
吐出手段として電気信号に応じた熱エネルギーを発生す
る電気熱変換体であるヒータを採用し、ヒータが発生す
る熱エネルギーによりインク中に気泡を発生させ、その
気泡の圧力によりインクを吐出させるバブルジェット
(登録商標)方式が知られている。このバブルジェット
方式においては、製造工程においてヒータの厚さや面積
に微小な差が生じ、その結果としてヒータの抵抗値が個
々で異なることから、吐出されるインク滴の大きさにば
らつきが生じ、記録画像中に濃度むらとして現れること
が知られている。
【0007】このような濃度むらを補正するための技術
として、ヘッドシェーディングと称される手法が知られ
ている。このヘッドシェーディングは、各ノズルに対応
した濃度を示す多値の画像データを補正するものであ
り、各ノズルの濃度のバラツキに対応させて画像データ
が表わす濃度の大きさを変換することで、濃度むらを補
正して均一な濃度の画像を得る技術である。
【0008】上述したLEDヘッドを用いたプリンタに
おいても、各LEDの発光むらが原因となり濃度むらが
生じることが知られており、上述のヘッドシェーディン
グ技術を適用することにより、濃度むらを補正すること
が可能である。
【0009】このヘッドシェーディングの手順として
は、まず、記録ヘッドを用いて所定の濃度のパターンを
記録し、続いてそのパターンの濃度を読み取り、各記録
素子に対応した濃度に基づいて各記録素子に対応する画
像データが示す濃度を補正する、というものである。
【0010】従来より知られているヘッドシェーディン
グの手法は、所定濃度のパターンを記録した結果に基づ
いて、各記録素子に対応した補正テーブルを選択するも
のである。例えば、00H〜FFHまでの256階調の
濃度を示す多値の画像データにより記録を行う構成にお
いて、80Hの濃度に対応したパターンを記録し、目的
の濃度よりも濃度が高いと判定された記録素子に対して
は、入力される画像信号の濃度を下げるようなテーブル
を設定する。また、目的の濃度よりも濃度が低いと判定
された記録素子に対しては、入力される画像信号の濃度
を上げるようなテーブルを設定する。
【0011】図10を参照して、テーブル変換を施す構
成を説明する。
【0012】図10において、横軸が入力される画像信
号の濃度を示し、縦軸が変換された後の画像信号の濃度
を示している。直線Aは傾きが1の直線であり、入力さ
れた画像信号の濃度を変換することなく出力するテーブ
ルである。また、直線Bは、入力された画像信号の濃度
を下げて出力するテーブルを示し、直線Cは、入力され
た画像信号の濃度を上げて出力するテーブルを示してい
る。
【0013】従って、目的の濃度よりも濃度が高いと判
定された記録素子に対しては、図10の直線Bで示すよ
うなテーブルが設定され、目的の濃度よりも濃度が低い
と判定された記録素子に対しては図10の直線Cで示す
ようなテーブルが設定される。尚、テーブルは、直線
A、B、Cに限られず、図10に示す直線の傾きを異な
らせた複数のテーブルを用意することにより、記録素子
毎の濃度のばらつきに対応することが可能である。例え
ば、ヘッドシェーディングのための変換テーブルとして
は32個のテーブルを用意することにより、各記録素子
に、32個のテーブルのうちのいずれかを設定すること
で、記録素子毎の濃度のばらつきの範囲が大きくても、
濃度むらを十分に補正することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す変換テーブルの構成においては、入力される画像
信号の00HからFFHまでの濃度に対して、一様に濃
度を変換するものである。つまり、所定の濃度のパター
ン(例えば濃度値が80Hのパターン)を記録した結果
に基づいて各記録素子の変換テーブルを決めるものであ
り、その結果、濃度が00H〜FFHまでの入力値に対
し、一様に濃度を上げたり、一様に濃度を下げるような
テーブルが設定される。従って、所定の濃度のパターン
を記録した結果に基づいて、全濃度域に対して補正を行
うためのテーブルが設定されることになる。
【0015】上記従来の手法によれば、全濃度域におい
て濃度が低くなる記録素子や、全濃度位置において濃度
が高くなる記録素子、つまり、全濃度域に対して同一の
濃度特性を有する記録素子に対しては効果的に濃度むら
を補正することが可能であった。
【0016】しかしながら、濃度域によって濃度特性が
異なり、濃度域によって補正の効果(補正感度ともい
う)が異なるような記録素子に対しては、濃度域によっ
て正常な補正が行えないという問題があった。つまり、
低濃度域において特に濃度が低くなってしまう記録素子
があった場合に、高濃度域と低濃度域で濃度特性が異な
るため、高濃度域では濃度が正常に補正されるものの、
低濃度域では補正を行っても濃度が低くなることから、
低濃度域において濃度むらが解消されないこととなる。
このように、記録ヘッドの各記録素子に、濃度域に応じ
て濃度特性が異なるものがあった場合、濃度域によって
発生する濃度むらが異なるものとなってしまうため、上
述のような補正によっては十分に補正が行われないとい
う問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点に
鑑みてなされたものであり、複数の記録素子を配列した
記録ヘッドを用い、記録媒体上に画像の記録を行う記録
装置において、入力される多値の画像データを補正する
ための、それぞれ補正量を異ならせた複数の補正テーブ
ルからなる第1のテーブル群と、前記第1のテーブル群
とは濃度域に応じた補正特性を異ならせた第2のテーブ
ル群とを記憶する記憶手段と、前記複数の記録素子によ
り、所定の濃度に対応した第1のテストパターンを形成
する手段と、前記第1のテストパターンの濃度を前記複
数の記録素子に対応させて読み取った結果に基づいて、
前記複数の記録素子により記録される画像の濃度を均一
化するための補正テーブルを、前記第1の補正テーブル
群の複数の補正テーブルから、前記複数の記録素子それ
ぞれに対応させて設定する設定手段と、前記複数の記録
素子により、設定された前記補正テーブルに従って補正
した結果に基づいて、それぞれ異なる濃度の複数の領域
を有する第2のテストパターンを形成する手段と、を有
し、前記第2のテストパターンに従って、前期複数の記
録素子それぞれに対応する補正テーブルを、前記第1の
補正テーブル群と前記第2の補正テーブル群とから選択
可能にしたことを特徴とする。
【0018】また、本発明は、複数の記録素子を配列し
た記録ヘッドを用いて記録される画像の濃度むらを補正
する濃度むら補正方法において、前記複数の記録素子に
より、所定の濃度に対応した第1のテストパターンを形
成する工程と、前記第1のテストパターンの濃度を前記
複数の記録素子に対応させて読み取った結果に基づい
て、前記複数の記録素子により記録される画像の濃度を
均一化するための補正テーブルを、入力される多値の画
像データを補正するための複数の補正テーブルからなる
第1のテーブル群から、前記複数の記録素子それぞれに
対応させて設定する工程と、設定された前記補正テーブ
ルに従い、前記複数の記録素子により、それぞれ異なる
濃度の複数の領域を有する第2のテストパターンを形成
する工程と、前記第2のテストパターンに従って、前期
複数の記録素子それぞれに対応する補正テーブルを、前
記第1の補正テーブル群と、前記第1のテーブル群とは
濃度域に応じた補正特性を異ならせた第2のテーブル群
とから設定する工程と、からなることを特徴とする。
【0019】また、本発明の記録装置は、入力される多
値データを2値化する2値化手段と、前記2値化手段に
よって出力される2値信号に応じて複数の記録素子を有
する記録ヘッドの駆動を行い、記録媒体上に2値の記録
を行う記録装置において、入力される多値の画像データ
を補正するための、それぞれ補正量を異ならせた複数の
補正テーブルからなり、互いに補正特性が異なる複数の
濃度補正テーブル群と、前記複数の濃度補正テーブル群
から一つの濃度補正テーブル群を選択する手段と、前記
多値データを、対応する印字ヘッドの画素アドレスに応
じて画素ごとに前記選択された補正テーブル群の中の補
正テーブルに対応させ、対応した補正テーブルに応じて
多値データを補正する補正手段と、を有することを特徴
とする。
【0020】上記本発明によれば、濃度域に応じて補正
を異ならせた補正テーブル群を用意し、予め所定の濃度
のテストパターンに従って、複数の濃度に対応したテス
トパターンを記録し、濃度域毎のむらの発生に応じて補
正に用いる補正テーブル群を選択することにより、濃度
域に応じて発生が異なる濃度むらを十分に解消すること
が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0022】尚、以下に説明する実施例では、LED
(light emitted diode)等の発光
素子を記録素子として配列した記録ヘッドを用いて記録
を行う電子写真方式の記録装置として、原稿画像の読み
取りを行う読み取り部を備え、原稿画像の複写が可能な
複写装置を例に挙げて説明する。
【0023】(1.装置構成)図11は、本発明の一実
施例の複写装置の概略構成を示す断面図である。この装
置は、読み取りを行う読み取り部1と、記録を行うプリ
ンタ部2とに大別される。
【0024】まず読み取り部1(以下、リーダー部とも
いう)について説明する。図11において、101は原
稿を置くための原稿台ガラス、102は自動原稿給紙装
置、103及び104は原稿を照明するハロゲンランプ
又は蛍光灯等の光源、105及び106は光源103ま
たは104の光を集光する反射傘、107、108、及
び109は原稿からの反射光を反射するミラー、110
はレンズ群、201は後述するCCDである。また、光
源103、104、反射傘105、106はキャリッジ
111に収容され、ミラー108、109はキャリッジ
112に収容されている。なお、自動原稿給紙装置のか
わりに、不図示の鏡面圧板、もしくは、白面圧板を装着
してもよい。
【0025】ここで、キャリッジ駆動モータ171の回
転に応じてキャリッジ111、キャリッジ112がそれ
ぞれ速度v、v/2で矢印方向即ち、CCD201の電
気的走査(主走査)方向に対して垂直な方向へ機械的に
移動することにより原稿全面がスキャン(副走査)さ
れ、原稿台ガラス101上に載置された原稿からの反射
光は後述するCCD201上に結像され、原稿の画像デ
ータが電気信号として得られるものである。また、11
3はCCD201が配置される基板であり、114は後
述する画像処理部が配置される基板であり、115は外
部機器との通信を行うためのI/Fユニット部であり、
182は装置の状態を表示したり装置を操作するための
操作部である。
【0026】次に、プリンタ部2について説明する。こ
のプリンタ部2は、記録ヘッドにLED等の発光素子チ
ップを採用した電子写真プリンタであって、また感光ド
ラム及び画像記録ヘッド等から構成される画像記録部を
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(ブラック)各色毎に対応して4組備え、これらを所定
間隔をもって、記録媒体の搬送方向に沿って直列に配列
し、YMCK各色毎の感光ドラム上に記録されたトナー
像を一定速度で搬送される同一の記録媒体(記録紙)に
重ねて転写することによりフルカラー画像を記録する所
謂4ドラムタンデム配列方式を採用している。
【0027】図11中の120、130、140、15
0はそれぞれYMCK各色毎のの画像記録を行うY画像
記録部、M画像記録部、C画像記録部、K画像記録部で
あり、これらは同様に構成されるので、以下、Y画像記
録部120を例にとって詳述する。Y画像記録部120
内において、121は像担持体としての感光ドラム、1
22は一次帯電器、123はLEDを複数配列した記録
ヘッド、124は現像器、125は現像器内部に備えら
れるスリーブ、126は転写器である。これらにおい
て、まず一次帯電器により感光ドラム121表面が一様
に帯電される。次に、記録ヘッド123によってそれぞ
れの色を記録するための画像データに応じた露光が行わ
れて静電潜像が記録される。この記録ヘッド内には78
00個の発光素子であるLEDが600dpiの密度で
アレイ状に配列されており、後述するように与えられる
画像データに応じて選択的に発光することにより、その
各々が、対向する感光ドラム121上に画素を記録する
ものである。なお、この発光素子アレイはA3用紙の短
手方向の長さに相当するものであり、これにより最大で
A3用紙への画像記録が可能である。こうして形成され
た静電潜像は現像器124によって現像されY色のトナ
ー像が記録される。なお、今はY画像記録部120につ
いて説明しているが、その他の各画像記録部において
は、各々の色のトナー像が記録されることは勿論であ
る。
【0028】一方、予めカセット161及び162に格
納された記録媒体は、ピックアップローラ163または
164により一枚ずつピックアップされ、給紙ローラ1
65及び166によって転写ベルト167上に給紙さ
れ、転写ベルトローラ168及び吸着帯電器169によ
って転写ベルト167上に吸着させられる。こうして転
写ベルト167上に吸着させらえた記録媒体は、紙先端
センサ170によってその先端が検知される。係る検知
信号はリーダ部1に送られ、画像データの送出タイミン
グ制御等に用いられる。
【0029】その後、記録媒体は図中の左方向へ一定速
度で搬送され、各画像記録部120、130、140、
150を通過する際に上述のようにして記録されたYM
CK各色のトナー像が転写帯電器126、136、14
6、156によってその記録媒体上に順次重ねて転写さ
れていくことになる。K画像記録部内の転写帯電器15
6によりK色のトナー像が記録されることで、YMCK
全てのトナー像がその表面に転写された記録媒体は、除
電帯電器171により除電された後、転写ベルト167
から分離され、その際、剥離帯電器172が、剥離放電
による画像乱れを防止する。分離された記録媒体はトナ
ーの吸着力が補われるべく定着前帯電器173で帯電さ
れた後、定着器174によりトナー画像が熱定着され、
排紙トレー175に排紙される。
【0030】(2.記録動作)次に、図2を参照し、リ
ーダ部で読みとった画像をプリンタ部で出力する動作に
ついて説明する。
【0031】図2は本発明の実施例における装置全体の
ブロック図である。図2において、400はリーダ装置
の本体を示し、図11のリーダー部1に対応する。40
1はCCDイメージセンサであり8000画素の読取り
が可能なように読取素子を配列したラインセンサであ
る。また、402は増幅・AD変換回路、403はシェ
ーディング回路、404はガンマ変換回路、405はヘ
ッドシェーディング回路、406は2値化回路、407
はプログラムROM、408はプログラムRAM、40
9はCPU、410はテーブル502と503を記憶す
るヘッドシェーディングデータ記憶RAM、411は通
信用ICを示している。また、420はプリンタ装置の
本体を示しており、421はLEDヘッドドライバ回
路、422はLEDヘッド、423は通信用IC、42
4はCPU、425はプログラムRAM、426はプロ
グラムROM、427は2値ページメモリである。ここ
で、図2においては、装置の制御に用いる各種駆動モー
タ、センサ類、及びユーザが操作するための操作パネル
等については図示を省略している。
【0032】まず、リーダ400とプリンタ420の電
源が投入されると、リーダ側のCPU409はLED各
画素の濃度補正処理であるヘッドシェーディングのため
の補正データを、補正データの記憶されているRAM4
10から読み出し、そのデータを図1中のヘッドシェー
ディングガンマテーブル番号指定テーブル502へ設定
する。このデータはLEDの各画素に対して、濃度補正
用のガンマテーブル番号をそれぞれ指示するものであ
り、個別のLEDヘッドごとに対応した濃度補正値であ
る。つぎにCPU409はヘッドシェーディングガンマ
テーブルを同じくRAM410から読み出してテーブル
503へ書き込む。このテーブルデータはLEDヘッド
の特性に応じたものである。
【0033】次に、図示されない操作パネルからコピー
スタートが指示されると、スキャナ読みとり部が原稿台
の走査を開始し、CCDセンサ401で原稿台に置かれ
た原稿が読み取られる。原稿の読み取りが行われるとC
CDの出力は回路402により増幅およびAD変換さ
れ、8ビットの画像データとして出力される。次に、出
力された画像データはシェーディング回路403でシェ
ーディング補正され、続いてガンマ変換回路404でガ
ンマ補正をされた後、ヘッドシェーディング回路405
により濃度補正される。このヘッドシェーディング回路
405による濃度補正の処理の詳細については後述す
る。濃度補正された画像データは、2値化回路406に
より、誤差拡散等の2値化の手法を用いて2値化処理さ
れる。
【0034】ここで、ヘッドシェーディング回路405
の処理について説明する。濃度補正を行うヘッドシェー
ディング回路を詳細に示したものが図1である。図1に
おいて、503はヘッドシェーディングガンマ変換テー
ブルであり、入力されるアドレスの上位6ビットは選択
するテーブル番号示すテーブル番号選択ビットであり、
下位8ビットが画像信号を示している。すなわち、テー
ブル503には、8ビットの画像データを変換するため
に用いられるヘッドシェーディングガンマテーブルとし
て、6ビット分に対応した64個までのテーブルを格納
することができる。本実施例では32個のテーブルを使
用し、濃度補正を行う例を説明することとする。502
は、LEDアドレスをヘッドシェーディングガンマテー
ブル番号(6ビット)へ変換するテーブルである。すな
わち、配列されるLEDのそれぞれに対し、ヘッドシェ
ーディングガンマテーブルの何番テーブルを使用するか
を指示するものである。このテーブルはLEDの画素ア
ドレスを32個のガンマテーブルのうちの何番テーブル
へ割り当てるかを指示する。この指示データは、下記に
説明するヘッドシェーディングデータ作成動作で作成さ
れたものである。また、このデータはヘッドシェーディ
ング記憶RAM410に記憶されているものから、電源
投入時にCPU409によって転送されたものである。
501は前記テーブルを指定するためのカウンタであ
る。カウンタの出力は13ビットで主走査画素をカウン
トするものでありLEDのアドレスを指示するものとな
る。このカウンタはHSYNC信号によってクリアされる。
【0035】このようにヘッドシェーディング回路40
5で多値で濃度変換した後、2値化回路406で面積階
調処理された2値化が施されてリーダから出力される。
【0036】リーダから出力された画像データはプリン
タ420へ入力され、2値ページメモリ427へ書き込
まれる。ページメモリ427からは書き込まれた順に読
み出されてLEDヘッド422へ送られる。このように
して、印字ヘッドの濃度むらが補正されたデータに基づ
いて、画像が記録媒体である用紙上に記録される。
【0037】(3.補正データ作成手順)次にヘッドシ
ェーディングに用いる補正データを作成する処理に関し
て図を参照して説明する。
【0038】図1は、上述したように、濃度むら補正
(ヘッドシェーディング)回路のブロック図である。5
03はテーブル番号に応じて多値画像データを変換する
回路、502は前記テーブル番号指定のためのテーブ
ル、501は前記テーブルを指定するためのカウンタ
で、画像クロック信号VCKに同期してカウントアップ
し、主走査に同期した同期信号HSYNCによってクリ
アされる。レジスタ505はCPUによって設定され
る。504はサンプリング回路であり、主走査方向へ所
定画素数平均化して副走査画素としてサンプリングメモ
リへ記憶する。
【0039】図1に示す濃度むら補正回路は、記録装置
によって記録する所定の1色に対応した回路であり、記
録される色それぞれに対応して図1に示す回路が設けら
れる。従って、図11に示した記録装置においては、図
1に示す回路が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(K)の4色それぞれに対応させ
て設けられる。
【0040】図3は濃度補正テーブル作成のためのテス
トパターンの一例を示す図であり、図に示す黒丸が画素
の記録位置を示している。この図3に示すパターンは、
図11に示す記録ヘッド123、133、143、15
3により、Y、M、C、Kの各色に対応したパターンを
記録した例であり、各記録ヘッドに配列される記録素子
により、128画素記録したものである。即ち、記録ヘ
ッドに配列される記録素子数(7800)に対応した画
素の幅で、記録媒体の搬送方向に沿って128画素分記
録されたパターンである。図3において、イエローに対
応する記録ヘッドで記録されたパターンを例に挙げる
と、記録ヘッドのLEDの配列のうち、一方の端部に位
置するLEDにより記録される画素がY1、2番目のL
EDにより記録される画素がY2、また、他方の端部で
記録される画素がY7800である。図3に示すパター
ンYは、記録媒体を副走査方向(搬送方向)に沿って移
動させ、Y1〜Y7800までの画素からなる画素列
を、S1〜S128まで128画素分記録する際の、記
録される画素位置を示したものである。他の色について
も同様にして記録されるものであり、その説明について
は省略する。
【0041】次に、補正データの作成手順について、順
に説明する。
【0042】まず、図3に示したテストパターンの印字
を行う。これは0〜255(00H〜FFH)の256
階調に対応した8ビットの多値データの、80Hを2値
化したものであり、記録ヘッドのLEDが配列される方
向(以下、主走査方向という)の全幅により、すなわち
LEDヘッドの全記録素子を用い、記録媒体が搬送され
る副走査方向へ沿って所定の幅(ここでは128画素
分)をもって印字されるものであり、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色毎に単色にて記録される。
この記録された結果は、多値データ80Hが2値化によ
り面積階調処理されることにより、図3で示した各画素
位置のうち確率的に2ドットに1ドットが印字されるこ
とになる。従って、このテストパターンの濃度を読み取
る際には、ある領域内の画素を平均化して読み取り、濃
度の判定を行う。
【0043】続いて、記録されたテストパターンを、リ
ーダー部のCCDラインセンサにより読み取る処理を具
体的に説明する。
【0044】図4は、図3に示したパターンを、リーダ
ー部のCCDラインセンサで読み取る読み取り方を示し
たものである。
【0045】読み取りにおいては、図4に示すように、
記録ヘッドの各LEDによって記録された画素が配列さ
れる方向に沿って、CCDラインセンサを走査(副走
査)してパターンの読み取りが行われる。このCCDラ
インセンサの読み取りにより、副走査1画素ごとに、パ
ターンの128画素分を平均してサンプリングメモリに
書き込む。128画素平均する理由は、面積階調処理さ
れた画素を確実に読み取ることができるようにするため
である。このサンプリングメモリは8000画素分の各
画素の平均値を記憶する容量を有するものであり、図1
に示すサンプリング回路504に内臓される。
【0046】このCCDラインセンサの副走査によって
メモリへ取り込まれた各色分のデータが、サンプリング
メモリ8000アドレスに対して書き込まれる。このよ
うにして7800画素分の印字領域が書き込まれ、残り
のアドレスには余白である白画像データが書き込まれ
る。このデータに対して、濃度50以上を示すデータ領
域をテストパターンの印字領域と判定することにする。
ここではサンプリングメモリのアドレス101から78
99までがパターン印字領域と判定されたとする。これ
は7799画素分のデータが読み取られたことになる。
印字した画素数は7800画素分であるので、印字動作
中に1画素分縮んだことになる。この原因としては、電
子写真方式で紙にトナーが転写された後、加熱ロールを
通過するときに紙が縮んだことや、感光ドラムへ潜像を
形成するためのLEDヘッドの配置精度が出ていなかっ
たこと等が考えられる。いずれにしても7799画素分
のデータをもとに7800画素分のLEDに対応した補
正テーブルを作成することはできないので、副走査速度
を変更して再度副走査を行って7800画素分のデータ
を得て、そのデータに従って補正データを作成する。こ
のときのCCDラインセンサの副走査速度は最初の副走
査速度に対して、7799/7800倍(99.99
%)の速度とすればよい。また、CCDラインセンサの
走査速度を変更せずに、CCDラインセンサによる読み
取りの周期を変更してもよく、さらには、CCDライン
センサの走査速度と読み取り周期の両方を変更してもよ
い。
【0047】このようにして得られた7800画素それ
ぞれに対応するデータをもとに、7800個のLED素
子に対応する補正テーブルを作成する。
【0048】HSテーブルを作成するとき、各LED素
子に対応する画素の濃度を対応させることを行う。この
とき濃度が薄い画素に対しては濃度を上げるようなヘッ
ドシェーディングガンマテーブル番号を指定し、逆の場
合は濃度を下げるようなヘッドシェーディングガンマテ
ーブル番号を指定する。また、このときガンマテーブル
は標準補正テーブル群として32種類(No.0〜N
o.31)が用意されている。この一部を図5に示す。
ただし、図5では32種類のテーブルのうち、No.
0、No.16、No.31を代表して記載している。
【0049】図5に示されるテーブルのうち、No.0
は最も濃い目の印字が行われる画素ヘッドに対して指定
されるテーブルであり濃度を低下させるように変換を行
う。No.31は最も薄めに印字される画素ヘッドに対
して指定されるテーブルであり濃度を高めるように変換
を行う。また、No.16はニュートラルな印字が行わ
れる画素ヘッドに対して指定されるテーブルであり濃度
変換は行われない。
【0050】また、No.0〜No.31のうち、図示
していないNo.0、16、31以外のテーブルは、こ
れらの間に相当する量の補正を行う補正テーブルであ
る。
【0051】尚、上述した図5のテーブルは、No.1
6のテーブルを除いて、いずれも全濃度域において濃度
を低くするよう補正するもの、あるいは濃度を高くする
よう補正するものである。
【0052】次に、先に作成したヘッドシェーディング
テーブルを用いて標準補正を行い、図7に示すようなパ
ターンを印字する。(これをパターン7aとする)図7
の矢印aで示す方向が、主走査方向、つまり、記録ヘッ
ドの記録素子であるLEDが配列される方向である。図
7において、701〜708のパターンは、それぞれ濃
度の異なる多値データに対応して記録されたパターンで
ある。本例では、701が濃度20Hに対応した多値デ
ータに従って記録されたパターンであり、702〜70
8はそれぞれ、40H、60H、80H、A0H、C0
H、E0H、FFHの濃度を示す多値データに従って記
録されたパターンである。
【0053】このときパターン7a の、80Hの濃度
パターン704は、先にヘッドシェーディングテーブル
を作成する際に記録したテストパターンの濃度と同じで
ある。パターン7aは、このヘッドシェーディングテー
ブルに基づいて補正して記録ししたものであるため、パ
ターン704について見れば、濃度むらが十分に解消さ
れている。
【0054】パターン7aの各パターン701〜708
の中から、濃度むらが認識されるパターンを探し、パタ
ーン704以外のパターンについても濃度むらが認識さ
れない場合、先に作成されたヘッドシェーディングデー
タにより各濃度においても濃度むらが解消されたものと
して、ヘッドシェーディングデータの作成作業を終了す
る。しかし、一例として、仮に濃度20Hに対応したパ
ターン701に濃度むらが認識された場合、低濃度域に
おけるむら補正が十分に達成してないことがわかる。こ
のとき補正状態は、過補正か補正不足かのいずれかであ
るが、それを確認するには、図7に示すパターンをヘッ
ドシェーディング補正を行わずに記録することにより判
定することができる。
【0055】図9(1)に、補正を行わずに記録したパ
ターン(以下、パターン7bという)の例を示す。図9
において、矢印aは、図7と同様に主走査方向、つま
り、記録ヘッドの記録素子であるLEDが配列される方
向を示している。図9(1)において、901が濃度む
らとして認識される部分である。また、図9(2)、
(3)は、ヘッドシェーディングによる補正を行った場
合の記録例であり、902、903が濃度むらとして認
識される部分を示す。
【0056】補正を行わずに記録したパターン7bでむ
らの濃かった部分(901)が、ヘッドシェーディング
による標準補正を行って記録したパターン7aが、図9
(2)の902に示すように、補正前より濃度が低くな
ってはいるものの、濃い状態であると認識されるのであ
れば、補正不足であると判断できる。また、逆に、標準
補正を行った後のパターン7aが、図9(3)の903
に示すように薄くなっている状態、つまり、濃度が低く
なっているのであれば、ヘッドシェーディングによる補
正が過補正であることがわかる。
【0057】また、図7に示すパターンのうち、濃度8
0H以上の多値データで記録されたパターン704から
708において、濃度むらが確認されない場合、高濃度
域において、ヘッドシェーディングによる補正が効果的
に働いて、濃度むらが補正できていることになる。
【0058】以上説明した例において、低濃度域におい
て過補正が発生し、高濃度域において適正な補正が行え
たことがわかれば、低濃度域の補正量を他の濃度域より
も少なくしたテーブル群を使用するように指示する。図
6がそのテーブル群である。図6では図5と同様に、N
o.9、16、31のテーブルを示している。
【0059】また、低濃度域において適正にむらが補正
され、高濃度域において過補正が発生している場合、図
に示すような、高濃度域の補正量を他の濃度域よりも少
なくした補正テーブル群を使用するように指示する。
【0060】以上のように、図5、6、8に示すよう
な、標準的な補正テーブル群と、低濃度域、高濃度域に
おいて補正量を異ならせたテーブル群、といった3種類
の補正テーブル群を用意しておき、標準補正を行って記
録したパターン7a、補正を行わずに記録したパターン
7bに基づいて、操作者がその結果を見て、最適な補正
テーブル群を選択することで、全濃度域において適性な
補正を行った画像を得ることが可能となる。
【0061】このように作成されたデータをヘッドシェ
ーディングガンマテーブル番号指定テーブルとしてRA
M410に記憶しておく。これは電池等のバッテリによ
りバックアップしておくことで、一旦作成したプリンタ
のヘッドシェーディングテーブルを再使用することがで
きる。
【0062】以上説明した実施例では、低濃度域と高濃
度域で、補正量が標準と小量との組み合わせを変えたも
のを挙げているが、考えられる組み合わせとしては濃度
域の細分の仕方と補正量が強いもの(補正量が多くした
もの)、弱いもの(補正量を少なくしたもの)の組み合
わせが多数考えられられる。記録ヘッドの記録素子の様
々な特性を考慮した上で、多様な補正テーブル群を用意
することにより、より適正な濃度むらを達成することが
可能となる。
【0063】また、実際の装置において、装置に搭載す
るメモリ等の記憶装置の容量を考慮した上では、考えう
る多様なテーブル群を全て用意する必要は無く、上記多
数の組み合わせの中から、記録装置においてありうる組
み合わせのテーブル群だけを選択的に用意しておいても
よい。また、記録ヘッドの特性から、実験的に得られた
特性の傾向を考慮して、必要なテーブル群を用意しても
良い。たとえば、低濃度域でのみ過補正となる場合のみ
があるという装置、もしくは記録ヘッドであれば、テー
ブル群は標準と低濃度の補正を小としたものの2種類だ
けを用意すれば、十分に補正の効果を得ることが可能で
ある。
【0064】また、図9に示したパターン7bに基づい
て、過補正か補正不足かを判断する構成については、リ
ーダー部を用いて濃度を判定し、図3、図7等を読み取
った結果と対比させて、自動的に判定する構成とするこ
とも可能である。その際には、各パターン毎の、読み取
った結果をメモリ等の記憶手段に格納し、各記録素子に
対応させて各パターンの濃度差を演算によって求めるこ
とにより、過補正か補正不足かを判定することができ、
その結果に応じて補正テーブル群を自動的に選択するこ
とが可能である。
【0065】なお、上述の実施例では、発光素子である
LED素子を配列した記録ヘッドを用いて記録を行う電
子写真方式のLEDプリンタを例に説明したが、本発明
は上述のようなLEDプリンタに限られるものではな
く、例えば、複数のノズルを配列し、ノズルからインク
を吐出させて記録を行う、いわゆるインクジェット方式
の記録装置においても適用し得るものである。インクジ
ェット方式においては、インクを吐出させるためのエネ
ルギーを発生する素子として、ピエゾ素子のような圧電
素子を用いた方式、ヒータ等の電気熱変換体を用い、熱
エネルギーによりインク中に気泡を発生させてインクを
吐出する方式等が知られており、いずれの方式において
も本発明を適用することが可能である。
【0066】また、上述の実施例では、記録装置とし
て、原稿画像を読み取るリーダー部を備えた複写装置を
例に挙げて説明したが、本発明は、リーダー部とプリン
タ部とが一体に構成された装置に限られるものではな
く、リーダー部とプリンタ部とを別体とした構成であっ
てもよい。また、記録装置としての機能を備えて、パー
ソナルコンピュータ等のホスト装置か画像データを受信
して記録を行うプリンタの構成であってもよい。尚、こ
のようなプリンタの構成においては、ホストコンピュー
タ等に接続される一般的なスキャナ装置等を用い、プリ
ンタによって記録されたテストパターンの濃度を読み取
り、その読み取り結果に従って濃度むら補正用のデータ
を作成するように構成することができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
濃度域に応じて補正を異ならせた補正テーブル群を用意
し、予め所定の濃度のテストパターンに従って、複数の
濃度に対応したテストパターンを記録し、濃度域毎のむ
らの発生に応じて補正に用いる補正テーブル群を選択す
ることにより、濃度域に応じて発生が異なる濃度むらを
十分に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における濃度むら補正回路のブ
ロック図である。
【図2】本発明を適用し得る装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図3】濃度むら補正データ作成用のテストパターンの
一例を示す図である。
【図4】図3に示すパターンの読み取る手法を説明する
図である。
【図5】濃度むらを補正するための補正テーブルの態様
を示す図である。
【図6】濃度むらを補正するための補正テーブルの態様
を示す図である。
【図7】濃度むらを確認するためのパターンの一例を示
す図である。
【図8】濃度むらを補正するための補正テーブルの態様
を示す図である。
【図9】補正状況を示す説明図である。
【図10】従来の濃度むら補正用テーブルの態様を示す
図である。
【図11】本発明の実施例における記録装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 読取部 2 プリンタ部 123 記録ヘッド 401 CCDセンサ 405 ヘッドシェーディング回路 410 ヘッドシェーディングデータ記憶RAM 427 ページメモリ 501 カウンタ 503 補正テーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ03 AQ05 AQ06 KK18 KK25 KK28 2C262 AA02 AA04 AA24 AA26 AB05 BA09 BB01 BB30 BC01 BC07 BC10 FA13 GA02 5C074 AA09 BB03 BB12 BB16 CC26 DD01 DD16 EE11 5C077 LL04 LL12 MM27 NP05 PP06 PP15 PQ08 PQ23 TT03 TT04 TT05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列した記録ヘッドを
    用い、記録媒体上に画像の記録を行う記録装置におい
    て、 入力される多値の画像データを補正するための、それぞ
    れ補正量を異ならせた複数の補正テーブルからなる第1
    のテーブル群と、前記第1のテーブル群とは濃度域に応
    じた補正特性を異ならせた第2のテーブル群とを記憶す
    る記憶手段と、 前記複数の記録素子により、所定の濃度に対応した第1
    のテストパターンを形成する手段と、 前記第1のテストパターンの濃度を前記複数の記録素子
    に対応させて読み取った結果に基づいて、前記複数の記
    録素子により記録される画像の濃度を均一化するための
    補正テーブルを、前記第1の補正テーブル群の複数の補
    正テーブルから、前記複数の記録素子それぞれに対応さ
    せて設定する設定手段と、 前記複数の記録素子により、設定された前記補正テーブ
    ルに従って補正した結果に基づいて、それぞれ異なる濃
    度の複数の領域を有する第2のテストパターンを形成す
    る手段と、を有し、前記第2のテストパターンに従っ
    て、前期複数の記録素子それぞれに対応する補正テーブ
    ルを、前記第1の補正テーブル群と前記第2の補正テー
    ブル群とから選択可能にしたことを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2のテストパターンに従って行う
    前記補正テーブル群の選択を、使用者によって行うため
    の選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の補正テーブル群は、高濃度域
    と低濃度域とで補正量を異ならせた複数のテーブルによ
    って構成されることを特徴とする請求項1または2に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録素子は、発光素子であることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子はLED素子であることを
    特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、複数のノズルを有
    し、前記記録素子の駆動によって前記ノズルからインク
    を吐出して記録を行うインクジェットヘッドであること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録素子は、インクに熱エネルギー
    を与える電気熱変換体であることを特徴とする請求項6
    に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を読み取り可能な読取手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段は、前記第1のテストパタ
    ーンを前記読取手段によって読み取った結果に基づい
    て、前記補正テーブルを設定することを特徴とする請求
    項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 複数の記録素子を配列した記録ヘッド
    を用いて記録される画像の濃度むらを補正する濃度むら
    補正方法において、 前記複数の記録素子により、所定の濃度に対応した第1
    のテストパターンを形成する工程と、 前記第1のテストパターンの濃度を前記複数の記録素子
    に対応させて読み取った結果に基づいて、前記複数の記
    録素子により記録される画像の濃度を均一化するための
    補正テーブルを、入力される多値の画像データを補正す
    るための複数の補正テーブルからなる第1のテーブル群
    から、前記複数の記録素子それぞれに対応させて設定す
    る工程と、 設定された前記補正テーブルに従い、前記複数の記録素
    子により、それぞれ異なる濃度の複数の領域を有する第
    2のテストパターンを形成する工程と、 前記第2のテストパターンに従って、前期複数の記録素
    子それぞれに対応する補正テーブルを、前記第1の補正
    テーブル群と、前記第1のテーブル群とは濃度域に応じ
    た補正特性を異ならせた第2のテーブル群とから設定す
    る工程と、からなることを特徴とする濃度むら補正方
    法。
  11. 【請求項11】 入力される多値データを2値化する2
    値化手段と、前記2値化手段によって出力される2値信
    号に応じて複数の記録素子を有する記録ヘッドの駆動を
    行い、記録媒体上に2値の記録を行う記録装置におい
    て、 入力される多値の画像データを補正するための、それぞ
    れ補正量を異ならせた複数の補正テーブルからなり、互
    いに補正特性が異なる複数の濃度補正テーブル群と、 前記複数の濃度補正テーブル群から一つの濃度補正テー
    ブル群を選択する手段と、 前記多値データを、対応する印字ヘッドの画素アドレス
    に応じて画素ごとに前記選択された補正テーブル群の中
    の補正テーブルに対応させ、対応した補正テーブルに応
    じて多値データを補正する補正手段と、を有することを
    特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の濃度補正テーブル群からひ
    とつのテーブル群を選択する手段は、使用者によって選
    択するもの物であることを特徴とする請求項11に記載
    の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の補正テーブル群のうちの所
    定の補正テーブル群は、濃度域によって補正特性が異な
    る補正テーブルからなることを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 原稿を読み取って多値データとして出
    力する手段をさらに有することを特徴とする請求項11
    乃至13のいずれかに記載の記録装置。
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