JP2001310040A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001310040A
JP2001310040A JP2000131885A JP2000131885A JP2001310040A JP 2001310040 A JP2001310040 A JP 2001310040A JP 2000131885 A JP2000131885 A JP 2000131885A JP 2000131885 A JP2000131885 A JP 2000131885A JP 2001310040 A JP2001310040 A JP 2001310040A
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JP2000131885A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Masanori Kinoshita
真紀 木下
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不合理な区切りなく遊技媒体の払出を行っ
て、円滑な払出動作を実行することができ、適正な払出
制御を実現することが可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な
遊技機であって、遊技に関わる払出条件の成立に応じて
遊技媒体の払出しを行う賞遊技媒体払出機構部と、貸出
要求に応じて遊技媒体の払出しを行う貸出遊技媒体払出
機構部とを有し、賞遊技媒体払出機構部を制御して、遊
技に応じた遊技価値の払出に関わる制御を行う払出制御
手段を備え、払出制御手段は、複数の入賞に応じた遊技
媒体の払出しを各入賞毎に区切ることなく連続的に行う
ように、賞遊技媒体払出機構部を制御可能であることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者の操作に応
じて遊技が行われるパチンコ遊技機、コイン遊技機、ス
ロット機等の遊技機に関し、特に、遊技盤における遊技
領域において遊技者の操作に応じて遊技が行われる遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機として、遊技球などの遊技媒体を
発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けら
れている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞する
と、所定個の賞球等の価値が遊技者に払い出されるもの
がある。遊技媒体の払い出しは払出機構によって行われ
る。
【0003】払出機構は、一般に、払出制御基板に搭載
された賞球制御手段によって制御される。遊技の進行は
主基板に搭載された遊技制御手段によって制御されるの
で、遊技媒体の不足(例えば、球切れ)による払出停止
は、遊技制御手段によって決定され、賞球制御基板に送
信される。従って、遊技媒体の不足が発生すると、賞球
制御手段により、払出停止制御が行われる。
【0004】また、遊技機には、遊技者からの貸出要求
に応じて、所定数量の遊技媒体が貸し出されるものがあ
る。その際、遊技者からの遊技媒体貸出要求はカードユ
ニット等の貸出要求処理装置で一旦受け付けられ、遊技
機の貸出制御手段は貸出要求処理装置と通信することに
よって遊技者からの貸出要求を受け付ける。遊技機は、
遊技者からの貸出要求に応じて遊技媒体を貸し出すので
あるが、賞球制御手段と貸出制御手段とは一体化された
払出制御手段で構成されていることが多い。また、一般
に、払出制御手段は払出制御マイクロコンピュータを含
む構成とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ストックしている遊技
媒体数以上の払出要求があると、球切れ状態となる場合
がある。球切れが賞球の一単位の個数の払出途中で発生
すると、連続的に払い出そうとする遊技球の一部を払い
出したに過ぎない区切りの悪い状態で払出が停止されて
しまい、払出途中であった残りの遊技球については球切
れ状態が解除されても払い出されないおそれがあった。
このように、適正な払出制御が図られていないというこ
とが課題となっていた。
【0006】そこで、本発明は、不合理な区切りなく遊
技媒体の払出を行って、円滑な払出動作を実行すること
ができ、適正な払出制御を実現することが可能な遊技機
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であっ
て、遊技に関わる払出条件の成立に応じて遊技媒体の払
出しを行う賞遊技媒体払出機構部(例えば、賞球払出装
置)と、貸出要求に応じて遊技媒体の払出しを行う貸出
遊技媒体払出機構部(例えば、球貸し払出装置)とを有
し、賞遊技媒体払出機構部を制御して、遊技に応じた遊
技価値の付与に関わる制御を行う払出制御手段(例え
ば、払出制御基板37)を備え、払出制御手段は、複数
の入賞に応じた遊技媒体の払出しを各入賞毎に区切るこ
となく連続的に行うように、賞遊技媒体払出機構部を制
御可能であることを特徴とする。
【0008】払出制御手段が連続的に払出制御を行うこ
とが可能な連続払出数を設定する連続払出数設定手段
(例えば、払出制御基板37)を備え、払出制御手段
が、連続払出数設定手段により設定された数量の遊技媒
体が払い出されるまで連続的な払出制御を行う構成とし
てもよい。この場合、例えば賞球モータ289Aを制御
することにより払出制御を行う。
【0009】複数の入賞に応じた遊技媒体の払出予定数
を記憶可能な払出予定数記憶手段(例えば、総合個数記
憶)を備えるようにしてもよい。
【0010】連続払出数設定手段には、一の入賞に応じ
た遊技媒体の最大払出量(例えば、15個)よりも多く
連続払出数を設定することが可能な構成としてもよい。
【0011】賞遊技媒体払出機構部に供給される遊技媒
体の状態を検出するための賞遊技媒体供給状態検出手段
(例えば、球切れスイッチ187a,187b、また、
例えば、払出球通路186a,186bを通過した遊技
媒体と実際に払い出された遊技媒体の数との差を検出す
る手段)を備え、連続払出数設定手段は、賞遊技媒体供
給状態検出手段の検出に基づく遊技媒体の状態に応じ
て、連続払出数を設定するようにしてもよい。
【0012】賞遊技媒体供給状態検出手段(例えば、球
切れスイッチ187a,187b)は、賞遊技媒体払出
機構部に供給される遊技媒体が所定個以上確保されてい
るか否かを検出可能な位置に設けられ、連続払出設定手
段は、賞遊技媒体供給状態検出手段の検出状態が所定個
以上の遊技媒体が確保されていることを示した場合に、
連続払出数を設定するとしてもよい。
【0013】賞遊技媒体供給状態検出手段は、遊技媒体
が賞遊技媒体払出機構部に供給される経路上に設けら
れ、連続払出数設定手段は、賞遊技媒体供給状態検出手
段から賞遊技媒体払出機構部までのあいだに貯留可能な
遊技媒体の数量の範囲内で連続払出数を設定するように
してもよい。
【0014】貸出要求に基づいて遊技媒体を払い出すた
めに貸出遊技媒体払出機構部を制御可能な貸出制御手段
(例えば、払出制御基板37)と、貸出遊技媒体払出機
構部に供給される遊技媒体の状態を検出するための貸出
遊技媒体供給状態検出手段(例えば、球切れスイッチ1
87c,187d)とを備え、貸出遊技媒体供給状態検
出手段は、遊技媒体が貸出遊技媒体払出機構部に供給さ
れる経路上に設けられ、貸出遊技媒体供給状態検出手段
から貸出遊技媒体払出機構部までのあいだに貯留可能な
遊技媒体の数量は、貸出要求に基づく遊技媒体の払出一
単位分の数量以上であるとしてもよい。
【0015】賞遊技媒体払出機構部は、連続的な払出制
御の完了前に払出制御の禁止条件が成立(例えば、賞球
払出のために準備された遊技球の球切れ、上皿満タンな
ど)した場合には、連続的な払出制御を完了させた後、
払出制御を中断するとしてもよい。
【0016】貸出遊技媒体払出機構部は、連続的な払出
制御の完了前に払出制御の禁止条件が成立(例えば、球
貸しのために準備された遊技球の球切れ、上皿満タンな
ど)した場合には、連続的な払出制御を完了させた後、
払出制御を中断することとしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図である。なお、ここで
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機や
スロット機等であってもよい。
【0018】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた貯留球を貯留する
余剰球受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。なお、図
1には現れないが、打球供給皿3の上面側には、カード
ユニット50を介した球貸しのための度数表示LED、
球貸しスイッチおよび返却スイッチが設けられている。
【0019】遊技領域7の中央付近には、複数種類の図
柄を可変表示するための可変表示部9と7セグメントL
EDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設
けられている。また、可変表示器10の下部には、4個
のLEDからなる通過記憶表示器(普通図柄用記憶表示
器)41が設けられている。この実施の形態では、可変
表示部9には、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表
示エリアがある。可変表示装置8の側部には、打球を導
く通過ゲート11が設けられている。通過ゲート11を
通過した打球は、球出口13を経て始動入賞口14の方
に導かれる。通過ゲート11と球出口13との間の通路
には、通過ゲート11を通過した打球を検出するゲート
スイッチ12がある。また、始動入賞口14に入った入
賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17
によって検出される。また、始動入賞口14の下部には
開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。
可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態
とされる。
【0020】可変入賞球装置15の下部には、特定遊技
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
【0021】遊技盤6には、複数の入賞口19,24が
設けられ、遊技球のそれぞれの入賞口19,24への入
賞は、対応して設けられている入賞口スイッチ19a,
24aによって検出される。遊技領域7の左右周辺に
は、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けら
れ、下部には、入賞しなかった打球を吸収するアウト口
26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、
効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。
遊技領域7の外周には、遊技効果LED28aおよび遊
技効果ランプ28b,28cが設けられている。
【0022】そして、この例では、一方のスピーカ27
の近傍に、景品球払出時に点灯する賞球ランプ51が設
けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給球が切れた
ときに点灯する球切れランプ52が設けられている。さ
らに、図1には、パチンコ遊技台1に隣接して設置さ
れ、プリペイドカードが挿入されることによって球貸し
を可能にするカードユニット50も示されている。
【0023】カードユニット50には、使用可能状態で
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カード内に
記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在
する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる
度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ1
52、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技
機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器15
3、カードユニット50内にカードが投入されているこ
とを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体として
のカードが挿入されるカード挿入口155、およびカー
ド挿入口155の裏面に設けられているカードリーダラ
イタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放
するためのカードユニット錠156が設けられている。
【0024】打球発射装置から発射された打球は、打球
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。
【0025】可変表示部9内の画像の回転は、一定時間
が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせ
が大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出
されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行わ
れる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウン
ド)許容される。
【0026】停止時の可変表示部9内の画像の組み合わ
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
【0027】次に、パチンコ遊技機1の裏面に配置され
ている各基板について説明する。図2に示すように、パ
チンコ遊技機1の裏面では、枠体2A内の機構板の上部
に球貯留タンク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊
技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が球
貯留タンク38に供給される。球貯留タンク38内の遊
技球は、誘導樋39を通って球払出機構(図示せず)に
至る。
【0028】遊技機裏面側では、可変表示部9を制御す
る可変表示制御ユニット29、遊技制御用マイクロコン
ピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が
設置されている。また、球払出制御を行う払出制御用マ
イクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37、
およびモータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発
射する打球発射装置が設置されている。さらに、装飾ラ
ンプ25、遊技効果LED28a、遊技効果ランプ28
b,28c、賞球ランプ51および球切れランプ52に
信号を送るためのランプ制御基板35、スピーカ27か
らの音声発生を制御するための音声制御基板70および
打球発射装置を制御するための発射制御基板91も設け
られている。なお、払出制御基板37には、エラー表示
用LED374も搭載されている。
【0029】さらに、DC30V、DC21V、DC1
2VおよびDC5Vを作成する電源回路が搭載された電
源基板910が設けられ、上方には、各種情報を遊技機
外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板1
60が設置されている。ターミナル基板160には、少
なくとも、後述する球切れ検出スイッチ167の出力を
導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信
号を外部出力するための賞球用端子および球貸し個数信
号を外部出力するための球貸し用端子が設けられてい
る。また、中央付近には、主基板31からの各種情報を
遊技機外部に出力するための各端子を備えた情報端子盤
(外部情報出力装置)34が設置されている。なお、図
2には、ランプ制御基板35および音声制御基板70か
らの信号を、枠側に設けられている遊技効果LED28
a、遊技効果ランプ28b,28c、賞球ランプ51お
よび球切れランプ52に供給するための電飾中継基板A
77および度数表示LED等を搭載した残高表示基板7
4が示されているが、信号中継の必要に応じて他の中継
基板も設けられる。
【0030】また、図3はパチンコ遊技機1の機構板を
背面からみた背面図である。球貯留タンク38に貯留さ
れた玉は誘導樋39を通り、球払出機構97に至る。球
払出機構97から払い出された遊技球は、連絡口45を
通ってパチンコ遊技機1の前面に設けられている打球供
給皿3に供給される。連絡口45の側方には、パチンコ
遊技機1の前面に設けられている余剰玉受皿4に連通す
る余剰玉通路46が形成されている。入賞にもとづく景
品球が多数払い出されて打球供給皿3が満杯になり、つ
いには遊技球が連絡口45に到達した後さらに遊技球が
払い出されると遊技球は、余剰玉通路46を経て余剰玉
受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感
知レバー47が満タンスイッチ48を押圧して満タンス
イッチ48がオンする。その状態では、球払出機構97
内の賞球払出装置(図示せず)のステッピングモータの
回転が停止して賞球払出装置の動作が停止するとともに
打球発射装置34の駆動も停止する。
【0031】次に、機構板36に設置されている中間ベ
ースユニットの構成について説明する。中間ベースユニ
ットには、球払出機構97およびその上部の球通過経路
が設けられる。この実施の形態では、後述するように、
球払出機構97において、賞球払出装置と球貸し払出装
置とが独立して設けられている。図4は、賞球払出装置
およびその上部の球通過経路の構成を示す構成図であ
る。
【0032】中間ベースユニットの上部では、賞球経路
となる通路体184Aが設置されている。そして、通路
体184Aの下部に賞球払出装置97Aが固定されてい
る。通路体184Aは、カーブ樋174(図3参照)に
よって4列に分けられ流下方向が左右方向に変換された
うちの2列の遊技球を流下させる払出球通路186a,
186bを有する。払出球通路186a,186bの上
流側には、球切れスイッチ187a,187bが設置さ
れている。球切れスイッチ187a,187bは、払出
球通路186a,186b内の遊技球の有無を検出する
ものであって、球切れスイッチ187a,187bが遊
技球を検出しなくなると賞球払出装置97Aにおける賞
球モータ(図4において図示せず)の回転を停止して賞
球払出が不動化される。
【0033】なお、球切れスイッチ187a,187b
は、払出球通路186a,186bに27〜28個程度
の遊技球が存在することを検出できるような位置に係止
片188Aによって係止されている。すなわち、球切れ
スイッチ187a,187bは、賞球の一単位の最大払
出量(この実施の形態では15個)以上が確保されてい
ることが確認できるような位置に設置されている。
【0034】通路体184Aの中央部は、内部を流下す
る遊技球の球圧を弱めるように、左右に湾曲する形状に
形成されている。通路体184Aは中間ベースユニット
に固定されるが、中間ベースユニットに設けられている
係止突片185Aによって通路体184Aの位置合わせ
を行えるようになっている。
【0035】通路体184Aの下方には、賞球払出装置
97Aに遊技球を供給するとともに故障時等には賞球払
出装置97Aへの遊技球の供給を停止する球止め装置1
90Aが設けられている。球止め装置190Aの下方に
設置される賞球払出装置97Aは、直方体状のケース1
98Aの内部に収納されている。ケース198Aの左右
4箇所には突部が設けられている。各突部が中間ベース
ユニットに設けられている位置決め突片に係った状態
で、中間ベースユニットの下部に設けられている弾性係
合片にケース198Aの下端がはめ込まれる。
【0036】図5は賞球払出装置97Aの分解斜視図で
ある。賞球払出装置97Aの構成および作用について図
5を参照して説明する。この実施形態における賞球払出
装置97Aは、ステッピングモータ(賞球モータ)28
9Aがスクリュー288を回転させることによりパチン
コ玉を1個ずつ払い出す。
【0037】図5に示すように、賞球払出装置97A
は、2つのケース198a,198bを有する。それぞ
れのケース198a,198bの左右2箇所に、賞球払
出装置97Aの設置位置上部に設けられた位置決め突片
に当接される係合突部280が設けられている。また、
それぞれのケース198a,198bには、球供給路2
81a,281bが形成されている。球供給路281
a,281bは湾曲面282a,282bを有し、湾曲
面282a,282bの終端の下方には、球送り水平路
284a,284bが形成されている。さらに、球送り
水平路284a,284bの終端に球排出路283a,
283bが形成されている。
【0038】球供給路281a,281b、球送り水平
路284a,284b、球排出路283a,283b
は、ケース198a,198bをそれぞれ前後に区画す
る区画壁295a,295bの前方に形成されている。
また、区画壁295a,295bの前方において、球圧
緩衝部材285がケース198a,198b間に挟み込
まれる。球圧緩衝部材285は、賞球払出装置97Aに
供給される遊技球を左右側方に振り分けて球供給路28
1a,281bに誘導する。
【0039】また、球圧緩衝部材285の下部には、発
光素子(LED)286と受光素子(図示せず)とによ
る賞球モータ位置センサが設けられている。発光素子2
86と受光素子とは、所定の間隔をあけて設けられてい
る。そして、この間隔内に、スクリュー288の先端が
挿入されるようになっている。なお、球圧緩衝部材28
5は、ケース198a,198bが張り合わされたとき
に、完全にその内部に収納固定される。
【0040】球送り水平路284a,284bには、賞
球モータ289Aによって回転させられるスクリュー2
88が配置されている。賞球モータ289Aはモータ固
定板290に固定され、モータ固定板290は、区画壁
295a,295bの後方に形成される固定溝291
a,291bにはめ込まれる。その状態で賞球モータ2
89Aのモータ軸が区画壁295a,295bの前方に
突出するので、その突出の前方にスクリュー288が固
定される。スクリュー288の外周には、賞球モータ2
89Aの回転によって球送り水平路284a,284b
に載置された遊技球を前方に移動させるための螺旋突起
288aが設けられている。
【0041】そして、スクリュー288の先端には、発
光素子286を収納するように凹部が形成され、その凹
部の外周には、2つの切欠部292が互いに180度離
れて形成されている。従って、スクリュー288が1回
転する間に、発光素子286からの光は、切欠部292
を介して受光素子で2回検出される。
【0042】つまり、発光素子286と受光素子とによ
る賞球モータ位置センサは、スクリュー288を定位置
で停止するためのものであり、かつ、賞球払出動作が行
われた旨を検出するものである。なお、発光素子28
6、受光素子および賞球モータ289Aからの配線は、
まとめられてケース198a,198bの後部下方に形
成された引出穴から外部に引き出されコネクタに結線さ
れる。
【0043】遊技球が球送り水平路284a,284b
に載置された状態において、賞球モータ289Aが回転
すると、スクリュー288の螺旋突起288aによっ
て、遊技球は、球送り水平路284a,284b上を前
方に向かって移動する。そして、遂には、球送り水平路
284a,284bの終端から球排出路283a,28
3bに落下する。このとき、左右の球送り水平路284
a,284bからの落下は交互に行われる。すなわち、
スクリュー288が半回転する毎に一方から1個の遊技
球が落下する。従って、1個の遊技球が落下する毎に、
発光素子286からの光が受光素子によって検出され
る。
【0044】図4に示すように、賞球払出装置97Aの
下方には、近接スイッチによる賞球カウントスイッチ3
01Aが設けられている。払出制御手段は、賞球カウン
トスイッチ301Aの検出出力から、払い出された賞球
数を把握することができる。
【0045】なお、この実施の形態では、電気的駆動源
の駆動によって遊技球を払い出す球払出装置として、ス
テッピングモータの回転によって遊技球が払い出される
賞球払出装置97Aを用いることにするが、その他の駆
動源によって遊技球を送り出す構造の球払出装置を用い
てもよいし、電気的駆動源の駆動によってストッパを外
し遊技球の自重によって払い出しがなされる構造の払出
装置を用いてもよい。
【0046】図6は、球貸し払出装置およびその上部の
球通過経路の構成を示す構成図である。貸し球経路とな
る通路体184Cの下部に貸し球払出装置97Bが固定
されている。通路体184Bは、2列の遊技球を流下さ
せる払出球通路186c,186dを有する。払出球通
路186c,186dの上流側には、球切れスイッチ1
87c,187dが設置されている。球切れスイッチ1
87c,187dは、払出球通路186c,186d内
の遊技球の有無を検出するものであって、球切れスイッ
チ187c,187dが遊技球を検出しなくなると貸し
球払出装置97Bにおける球貸しモータ(図6において
図示せず)の回転を停止して貸し球の払出が不動化され
る。
【0047】なお、球切れスイッチ187c,187d
は、払出球通路186c,186dに27〜28個程度
の遊技球が存在することを検出できるような位置に係止
片188Cによって係止されている。すなわち、球切れ
スイッチ187c,187dは、球貸しの一単位の最大
払出量(この実施の形態では25個)以上が確保されて
いることが確認できるような位置に設置されている。
【0048】通路体184Cの中央部は、内部を流下す
る遊技球の球圧を弱めるように、左右に湾曲する形状に
形成されている。通路体184Cは中間ベースユニット
に固定されるが、中間ベースユニットに設けられている
係止突片185Cによって通路体184Cの位置合わせ
を行えうことも可能である。なお、貸し球払出装置97
Cは、賞球払出装置97Aの横に設置されていてもよい
し、設置スペースが不足する場合には、賞球払出装置9
7Aに重ねられるように設置されていてもよい。
【0049】通路体184Cの下方には、貸し球払出装
置97Cに遊技球を供給するとともに故障時等には貸し
球払出装置97Cへの遊技球の供給を停止する球止め装
置190Cが設けられている。球止め装置190Cの下
方に設置される貸し球払出装置97Cは、直方体状のケ
ース198Cの内部に収納されている。
【0050】貸し球払出装置97Cの構成は、図5に示
された賞球払出装置97Aの構成と同じでよい。すなわ
ち、賞球モータ289Aと同じ構成のステッピングモー
タ(球貸しモータ)289Cがスクリュー288を回転
させることによりパチンコ玉を1個ずつ払い出す。ま
た、発光素子286と受光素子とによる球貸しモータ位
置センサは、スクリュー288を定位置で停止するため
に用いられるとともに、かつ、球貸し払出動作が行われ
た旨を検出するために用いられる。そして、貸し球払出
装置97Cの下方には、近接スイッチによる球貸しカウ
ントスイッチ301Bが設けられている。払出制御手段
は、球貸しカウントスイッチ301Bの検出出力から、
実際に払い出された貸し球数を把握することができる。
【0051】払出機構を図7に示すように構成すること
もできる。図7に示す構成例では、球切れスイッチ18
7c,187dと貸し球払出装置97Cとの間の距離
は、球切れスイッチ187a,187bと賞球払出装置
97Aとの間の距離よりも長い。そして、例えば、球切
れスイッチ187c,187dは、払出球通路186
c,186dに27〜28個程度の遊技球が存在するこ
とを検出できるような位置に係止され、球切れスイッチ
187a,187bは、払出球通路186a,186b
に17〜18個程度の遊技球が存在することを検出でき
るような位置に係止される。すなわち、賞球用の球切れ
が検知されるときの残り数と、球貸し用の球切れが検知
されるときの残り数とは異なっている。それぞれの一単
位の遊技球数は異なっているので、それぞれの残り数を
異ならせるように払出機構を構成することは合理的であ
る。
【0052】なお、その他の構成は、図4および図6に
示された構成と同じである。また、貸し球払出装置97
Cは、賞球払出装置97Aの横に設置されていてもよい
し、設置スペースが不足する場合には、賞球払出装置9
7Aに重ねられるように設置されていてもよい。
【0053】さらに、払出機構を図8に示すように構成
することもできる。図8に示す構成例では、賞球払出装
置97Aの上部側の球通路と貸し球払出装置97Cの上
部側の球通路とが一つになっている。従って、1条で流
下してきた遊技球は払出機構において2条に分かれる。
そして、2条に分かれる前の箇所に、球切れスイッチ1
87が設置されている。この場合には、賞球用の球切れ
と球貸し用の球切れとが同一の検出器で検出される。よ
って、球切れ検出のための構成および制御が簡略化され
る。
【0054】なお、球切れスイッチ187と貸し球払出
装置97Cとの間の距離は、球切れスイッチ187と賞
球払出装置97Aとの間の距離よりも長い。そして、例
えば、球切れスイッチ187は、払出球通路186c,
186dに27〜28個程度の遊技球が存在することを
検出でき、かつ、払出球通路186a,186bに17
〜18個程度の遊技球が存在することを検出できるよう
な位置に係止される。その他の構成は、図4および図6
に示された構成と同じである。
【0055】図9は、主基板31における回路構成の一
例を示すブロック図である。なお、図9には、払出制御
基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射
制御基板91および表示制御基板80も示されている。
主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1
を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動
口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントス
イッチ23、入賞口スイッチ19a,24aおよび賞球
カウントスイッチ301Aからの信号を基本回路53に
与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置15を開閉
するソレノイド16および開閉板20を開閉するソレノ
イド21等を基本回路53からの指令に従って駆動する
ソレノイド回路59とが搭載されている。
【0056】また、基本回路53から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
【0057】基本回路53は、ゲーム制御用のプログラ
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れる記憶手段の一例であるRAM55、プログラムに従
って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部5
7を含む。この実施の形態では、ROM54,RAM5
5はCPU56に内蔵されている。すなわち、CPU5
6は、1チップマイクロコンピュータである。なお、1
チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55
が内蔵されていればよく、ROM54およびI/Oポー
ト部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。ま
た、I/Oポート部57は、マイクロコンピュータにお
ける情報入出力可能な端子である。
【0058】さらに、主基板31には、電源投入時に基
本回路53をリセットするためのシステムリセット回路
65と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデ
コードしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/
Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコ
ード回路67とが設けられている。なお、球払出装置9
7から主基板31に入力されるスイッチ情報もあるが、
図9ではそれらは省略されている。
【0059】遊技球を打撃して発射する打球発射装置は
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
【0060】なお、この実施の形態では、ランプ制御基
板35に搭載されているランプ制御手段が、遊技盤に設
けられている始動記憶表示器18、ゲート通過記憶表示
器41および装飾ランプ25の表示制御を行うととも
に、枠側に設けられている遊技効果ランプ・LED28
a,28b,28c、賞球ランプ51および球切れラン
プ52の表示制御を行う。また、特別図柄を可変表示す
る可変表示部9および普通図柄を可変表示する可変表示
器10の表示制御は、表示制御基板80に搭載されてい
る表示制御手段によって行われる。
【0061】図10は、払出制御基板37および球払出
装置97の構成要素などの払出に関連する構成要素を示
すブロック図である。図10に示すように、満タンスイ
ッチ48からの検出信号は、中継基板71を介して主基
板31のI/Oポート57に入力される。満タンスイッ
チ48は、余剰球受皿4の満タンを検出するスイッチで
ある。また、球切れスイッチ187a,187bまたは
187c,187dからの検出信号も、中継基板72お
よび中継基板71を介して主基板31のI/Oポート5
7に入力される。なお、ここでは、払出機構の構成は、
図4に示されたような賞球払出機構と図6に示されたよ
うな球貸し機構とが独立して設けられている構成である
とする。
【0062】主基板31のCPU56は、球切れスイッ
チ187a,187bからの検出信号が球切れ状態を示
しているか、または、満タンスイッチ48からの検出信
号が満タン状態を示していると、払出禁止を指示する払
出制御コマンドを送出する。払出禁止を指示する払出制
御コマンドを受信すると、払出制御基板37の払出制御
用CPU371は球払出処理を停止する。
【0063】さらに、賞球カウントスイッチ301Aか
らの検出信号も、中継基板72および中継基板71を介
して主基板31のI/Oポート57に入力される。賞球
カウントスイッチ301Aは、賞球払出装置97Aの下
部に設けられ、実際に払い出された賞球払出球を検出す
る。
【0064】入賞があると、払出制御基板37には、主
基板31の出力ポート(ポート0,1)570,571
から賞球個数を示す払出制御コマンドが入力される。出
力ポート(出力ポート1)571は8ビットのデータを
出力し、出力ポート570は1ビットのストローブ信号
(INT信号)を出力する。賞球個数を示す払出制御コ
マンドは、入力バッファ回路373Aを介してI/Oポ
ート372aに入力される。INT信号は、入力バッフ
ァ回路373Bを介して払出制御用CPU371の割込
端子に入力されている。払出制御用CPU371は、I
/Oポート372aを介して払出制御コマンドを入力
し、払出制御コマンドに応じて球払出装置97を駆動し
て賞球払出を行う。なお、この実施の形態では、払出制
御用CPU371は、1チップマイクロコンピュータで
あり、少なくともRAMが内蔵されている。
【0065】また、主基板31において、出力ポート5
70,571の外側にバッファ回路620,68Aが設
けられている。バッファ回路620,68Aとして、例
えば、汎用のCMOS−ICである74HC250,7
4HC14が用いられる。このような構成によれば、外
部から主基板31の内部に入力される信号が阻止される
ので、払出制御基板37から主基板31に信号が与えら
れる可能性がある信号ラインをさらに確実になくすこと
ができる。なお、バッファ回路620,68Aの出力側
にノイズフィルタを設けてもよい。
【0066】払出制御用CPU371は、出力ポート3
72gおよび情報出力回路377を介して、貸し球数を
示す球貸し個数信号をターミナル基板160に出力し、
ブザー駆動信号をブザー基板75に出力する。ブザー基
板75にはブザーが搭載されている。さらに、出力ポー
ト372eを介して、エラー表示用LED374にエラ
ー信号を出力する。
【0067】さらに、払出制御基板37の入力ポート3
72bには、中継基板72を介して、賞球カウントスイ
ッチ301Aおよび球貸しカウントスイッチ301Bか
らの検出信号が入力される。球貸しカウントスイッチ3
01Bは、貸し球払出装置97Cの下部に設けられ、実
際に払い出された貸し球を検出する。払出制御基板37
からの賞球モータ289Aおよび球貸しモータ289B
への駆動信号は、出力ポート372cおよび中継基板7
2を介して賞球モータ289Aおよび球貸しモータ28
9Bに伝えられる。
【0068】カードユニット50には、カードユニット
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット50には、端数表示スイッチ152、連
結台方向表示器153、カード投入表示ランプ154お
よびカード挿入口155が設けられている(図1参
照)。残高表示基板74には、打球供給皿3の近傍に設
けられている度数表示LED、球貸しスイッチおよび返
却スイッチが接続される。
【0069】残高表示基板74からカードユニット50
には、遊技者の操作に応じて、球貸しスイッチ信号およ
び返却スイッチ信号が払出制御基板37を介して与えら
れる。また、カードユニット50から残高表示基板74
には、プリペイドカードの残高を示すカード残高表示信
号および球貸し可表示信号が払出制御基板37を介して
与えられる。カードユニット50と払出制御基板37の
間では、接続信号(VL信号)、ユニット操作信号(B
RDY信号)、球貸し要求信号(BRQ信号)、球貸し
完了信号(EXS信号)およびパチンコ機動作信号(P
RDY信号)がI/Oポート372fを介してやりとり
される。
【0070】パチンコ遊技機1の電源が投入されると、
払出制御基板37の払出制御用CPU371は、カード
ユニット50にPRDY信号を出力する。また、カード
ユニット制御用マイクロコンピュータは、VL信号を出
力する。払出制御用CPU371は、VL信号の入力状
態により接続状態/未接続状態を判定する。カードユニ
ット50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッ
チが操作され球貸しスイッチ信号が入力されると、カー
ドユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基
板37にBRDY信号を出力する。この時点から所定の
遅延時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロ
コンピュータは、払出制御基板37にBRQ信号を出力
する。そして、払出制御基板37の払出制御用CPU3
71は、カードユニット50に対するEXS信号を立ち
上げ、カードユニット50からのBRQ信号の立ち下が
りを検出すると、球貸しモータ289Bを駆動し、所定
個の貸し球を遊技者に払い出す。このとき、振分用ソレ
ノイド310は駆動状態とされている。すなわち、球振
分部材311を球貸し側に向ける。そして、払出が完了
したら、払出制御用CPU371は、カードユニット5
0に対するEXS信号を立ち下げる。その後、カードユ
ニット50からのBRDY信号がオン状態でなければ、
賞球払出制御を実行する。
【0071】以上のように、カードユニット50からの
信号は、カードユニット50に直接接続されている払出
制御基板37に入力される構成になっている。従って、
球貸し制御に関して、カードユニット50から主基板3
1に信号が入力されることはなく、主基板31の基本回
路53にカードユニット50の側から不正に信号が入力
される余地はない。
【0072】また、プリペイドカードの残高を示すカー
ド残高表示信号および球貸し可表示信号は、払出制御用
CPU371を介さずに残高表示基板74に伝達され
る。残高表示基板74から送出される球貸しスイッチ信
号および返却スイッチ信号も、払出制御用CPU371
を介さずにカードユニット50に伝達される。
【0073】なお、この実施の形態ではカードユニット
50が設けられている場合を例にするが、コイン投入に
応じてその金額に応じた遊技球を貸し出す場合にも本発
明を適用できる。また、この実施の形態では遊技球を貸
し出す場合を例にしているが、得点が加算されるもので
あっても本発明を適用できる。
【0074】この実施の形態では、少なくとも主基板3
1および払出制御基板37におけるRAMは、バックア
ップ電源でバックアップされている。すなわち、遊技機
に対する電力供給が停止しても、所定期間はRAMの内
容が保存される。そして、各CPUは、電源電圧の低下
を検出すると、所定の処理を行った後に電源復旧待ちの
状態になる。また、電源投入時に、各CPUは、RAM
にデータが保存されている場合には、保存データにもと
づいて電源断前の状態を復元する。
【0075】また、上述したように、払出制御基板3
7、表示制御基板80、ランプ制御基板35および音声
制御基板70にコマンドを送出するために、主基板31
の出力ポート(出力ポート0)570からINT信号が
各電気部品制御基板に出力される。この場合、例えば、
出力ポート570は8ビット構成であって、ビット0が
払出制御基板37へのINT信号、ビット1が表示制御
基板80へのINT信号、ビット2がランプ制御基板3
5へのINT信号、ビット3が音声制御基板70へのI
NT信号の出力用に用いられる。
【0076】図11は、CPU56周りの一構成例を示
すブロック図である。図11に示すように、第1の電源
監視回路(第1の電源監視手段)からの電圧低下信号
が、CPU56のマスク不能割込端子(XNMI端子)
に接続されている。第1の電源監視回路は、遊技機が使
用する各種直流電源のうちのいずれかの電源の電圧を監
視して電源電圧低下を検出する回路である。この実施の
形態では、VSLの電源電圧を監視して電圧値が所定値以
下になるとローレベルの電圧低下信号を発生する。VSL
は、遊技機で使用される直流電圧のうちで最大のもので
あり、この例では+30Vである。従って、CPU56
は、割込処理によって電源断の発生を確認することがで
きる。なお、この実施の形態では、第1の電源監視回路
は、後述する電源基板に搭載されている。
【0077】図11には、システムリセット回路65も
示されているが、この実施の形態では、システムリセッ
ト回路65は、第2の電源監視回路(第2の電源監視手
段)も兼ねている。すなわち、リセットIC651は、
電源投入時に、外付けのコンデンサの容量で決まる所定
時間だけ出力をローレベルとし、所定時間が経過すると
出力をハイレベルにする。すなわち、リセット信号をハ
イレベルに立ち上げてCPU56を動作可能状態にす
る。また、リセットIC651は、第1の電源監視回路
が監視する電源電圧と等しい電源電圧であるVSLの電源
電圧を監視して電圧値が所定値(第1の電源監視回路が
電圧低下信号を出力する電源電圧値よりも低い値)以下
になるとローレベルの電圧低下信号を発生する。従っ
て、CPU56は、第1の電源監視回路からの電圧低下
信号に応じて所定の電力供給停止時処理を行った後、シ
ステムリセットされる。なお、この実施の形態では、リ
セット信号と第2の電源監視回路からの電圧低下信号と
は同一の信号である。
【0078】図11に示すように、リセットIC651
からのリセット信号は、NAND回路947に入力され
るとともに、反転回路(NOT回路)944を介してカ
ウンタIC941のクリア端子に入力される。カウンタ
IC941は、クリア端子への入力がローレベルになる
と、発振器943からのクロック信号をカウントする。
そして、カウンタIC941のQ5出力がNOT回路9
45,946を介してNAND回路947に入力され
る。また、カウンタIC941のQ6出力は、フリップ
フロップ(FF)942のクロック端子に入力される。
フリップフロップ942のD入力はハイレベルに固定さ
れ、Q出力は論理和回路(OR回路)949に入力され
る。OR回路949の他方の入力には、NAND回路9
47の出力がNOT回路948を介して導入される。そ
して、OR回路949の出力がCPU56のリセット端
子に接続されている。このような構成によれば、電源投
入時に、CPU56のリセット端子に2回のリセット信
号(ローレベル信号)が与えられるので、CPU56
は、確実に動作を開始する。
【0079】そして、例えば、第1の電源監視回路の検
出電圧(電圧低下信号を出力することになる電圧)を+
22Vとし、第2の電源監視回路の検出電圧を+9Vと
する。そのように構成した場合には、第1の電源監視回
路と第2の電源監視回路とは、同一の電源VSLの電圧を
監視するので、第1の電圧監視回路が電圧低下信号を出
力するタイミングと第2の電圧監視回路が電圧低下信号
を出力するタイミングの差を所望の所定期間に確実に設
定することができる。所望の所定期間とは、第1の電源
監視回路からの電圧低下信号に応じて電力供給停止時処
理を開始してから電力供給停止時処理が確実に完了する
までの期間である。
【0080】この例では、第1の電源監視手段が検出信
号を出力することになる第1検出条件は+30V電源電
圧が+22Vにまで低下したことであり、第2の電源監
視手段が検出信号を出力することになる第2検出条件は
+30V電源電圧が+9Vにまで低下したことになる。
ただし、ここで用いられている電圧値は一例であって、
他の値を用いてもよい。
【0081】ただし、監視範囲が狭まるが、第1の電圧
監視回路および第2の電圧監視回路の監視電圧として+
5V電源電圧を用いることも可能である。その場合に
も、第1の電圧監視回路の検出電圧は、第2の電圧監視
回路の検出電圧よりも高く設定される。
【0082】CPU56等の駆動電源である+5V電源
から電力が供給されていない間、RAMの少なくとも一
部は、電源基板から供給されるバックアップ電源によっ
てバックアップされ、遊技機に対する電源が断しても内
容は保存される。そして、+5V電源が復旧すると、シ
ステムリセット回路65からリセット信号が発せられる
ので、CPU56は、通常の動作状態に復帰する。その
とき、必要なデータがバックアップRAMに保存されて
いるので、停電等からの復旧時に停電発生時の遊技状態
に復帰することができる。
【0083】なお、図11では、電源投入時にCPU5
6のリセット端子に2回のリセット信号(ローレベル信
号)が与えられる構成が示されたが、リセット信号の立
ち上がりタイミングが1回しかなくても確実にリセット
解除されるCPUを使用する場合には、符号941〜9
49で示された回路素子は不要である。その場合、リセ
ットIC651の出力がそのままCPU56のリセット
端子に接続される。
【0084】この実施の形態で用いられるCPU56
は、I/Oポート(PIO)およびタイマ/カウンタ回
路(CTC)も内蔵している。PIOは、PB0〜PB
3の4ビットおよびPA0〜PA7の1バイトのポート
を有する。PB0〜PB3およびPA0〜PA7のポー
トは、入力/出力いずれにも設定できる。ただし、この
実施の形態では内蔵PIOを使用しない。その場合に
は、例えば、全ポートを入力モードとして、全ポートを
グラウンドレベルに接続する。なお、電源投入時に、P
IOは自動的に入力モードに設定される。
【0085】図12は、遊技機の電源基板910の一構
成例を示すブロック図である。電源基板910は、主基
板31、表示制御基板80、音声制御基板70、ランプ
制御基板35および払出制御基板37等の電気部品制御
基板と独立して設置され、遊技機内の各電気部品制御基
板および機構部品が使用する電圧を生成する。この例で
は、AC24V、VSL(DC+30V)、DC+21
V、DC+12VおよびDC+5Vを生成する。また、
バックアップ電源となるコンデンサ916は、DC+5
Vすなわち各基板上のIC等を駆動する電源のラインか
ら充電される。
【0086】トランス911は、交流電源からの交流電
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。DC−D
Cコンバータ913は、+22V、+12Vおよび+5
Vを生成してコネクタ915に出力する。コネクタ91
5は例えば中継基板に接続され、中継基板から各電気部
品制御基板および機構部品に必要な電圧の電力が供給さ
れる。なお、トランス911の入力側には、遊技機に対
する電源供給を停止したり開始させたりするための電源
スイッチ918が設置されている。
【0087】DC−DCコンバータ913からの+5V
ラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成す
る。バックアップ+5Vラインとグラウンドレベルとの
間には大容量のコンデンサ916が接続されている。コ
ンデンサ916は、遊技機に対する電力供給が遮断され
たときの電気部品制御基板のバックアップRAM(電源
バックアップされているRAMすなわち記憶内容保持状
態となりうる記憶手段)に対して記憶状態を保持できる
ように電力を供給するバックアップ電源となる。また、
+5Vラインとバックアップ+5Vラインとの間に、逆
流防止用のダイオード917が挿入される。
【0088】なお、バックアップ電源として、+5V電
源から充電可能な電池を用いてもよい。電池を用いる場
合には、+5V電源から電力供給されない状態が所定時
間継続すると容量がなくなるような充電池が用いられ
る。
【0089】また、電源基板910には、上述した第1
の電源監視回路を構成する電源監視用IC902が搭載
されている。電源監視用IC902は、VSL電源電圧を
導入し、VSL電源電圧を監視することによって電源断の
発生を検出する。具体的には、VSL電源電圧が所定値
(この例では+22V)以下になったら、電源断が生ず
るとして電圧低下信号を出力する。なお、監視対象の電
源電圧は、各電気部品制御基板に搭載されている回路素
子の電源電圧(この例では+5V)よりも高い電圧であ
ることが好ましい。この例では、交流から直流に変換さ
れた直後の電圧であるVSLが用いられている。電源監視
用IC902からの電圧低下信号は、主基板31や払出
制御基板37等に供給される。
【0090】電源監視用IC902が電源断を検知する
ための所定値は、通常時の電圧より低いが、各電気部品
制御基板上のCPUが暫くの間動作しうる程度の電圧で
ある。また、電源監視用IC902が、CPU等の回路
素子を駆動するための電圧(この例では+5V)よりも
高く、また、交流から直流に変換された直後の電圧を監
視するように構成されているので、CPUが必要とする
電圧に対して監視範囲を広げることができる。従って、
より精密な監視を行うことができる。さらに、監視電圧
としてVSL(+30V)を用いる場合には、遊技機の各
種スイッチに供給される電圧が+12Vであることか
ら、電源瞬断時のスイッチオン誤検出の防止も期待でき
る。すなわち、+30V電源の電圧を監視すると、+3
0V作成の以降に作られる+12Vが落ち始める以前の
段階でそれの低下を検出できる。よって、+12V電源
の電圧が低下するとスイッチ出力がオン状態を呈するよ
うになるが、+12Vより早く低下する+30V電源電
圧を監視して電源断を認識すれば、スイッチ出力がオン
状態を呈する前に電源復旧待ちの状態に入ってスイッチ
出力を検出しない状態となることができる。
【0091】また、電源監視用IC902は、電気部品
制御基板とは別個の電源基板910に搭載されているの
で、第1の電源監視回路から複数の電気部品制御基板に
電圧低下信号を供給することができる。電圧低下信号を
必要とする電気部品制御基板が幾つあっても第1の電源
監視手段は1つ設けられていればよいので、各電気部品
制御基板における各電気部品制御手段が後述する復帰制
御を行っても、遊技機のコストはさほど上昇しない。
【0092】なお、図12に示された構成では、電源監
視用IC902の検出出力(電圧低下信号)は、バッフ
ァ回路918,919を介してそれぞれの電気部品制御
基板(例えば主基板31と払出制御基板37)に伝達さ
れるが、例えば、1つの検出出力を中継基板に伝達し、
中継基板から各電気部品制御基板に同じ信号を分配する
構成でもよい。また、電圧低下信号を必要とする基板数
に応じたバッファ回路を設けてもよい。
【0093】図13は、図9に示された主基板31にお
ける情報出力回路64の一構成例を示すブロック図であ
る。この例では、情報出力回路64は、CPU56から
I/Oポート57を介して出力される始動口情報信号を
増幅する増幅回路64a、図柄確定回数情報1信号を増
幅する増幅回路64b、大当り情報1信号を増幅する増
幅回路64c、確率変動情報信号を増幅する増幅回路6
4d、大当り情報2信号を増幅する増幅回路64e、図
柄確定回数情報2信号を増幅する増幅回路64fおよび
役物回数信号を増幅する増幅回路64gを含む。なお、
増幅回路64a〜64gの各出力は、情報端子盤34に
接続される。
【0094】図柄確定回数情報2信号は、可変表示器1
0に表示される普通図柄に関する情報であり、役物回数
信号は、可変入賞球装置15の開放回数を示す情報であ
る。
【0095】さらに、賞球個数信号を増幅する増幅回路
64h、増幅回路64hの出力によって導通するフォト
カプラ642、およびフォトカプラ642の出力に応じ
て出力端子間を遮断状態にしたり短絡状態にしたりする
ためのダイオードブリッジ643が設けられている。ダ
イオードブリッジ643の出力は、ターミナル基板16
0に接続される。フォトカプラ642は発光ダイオード
とフォトトランジスタで構成され、このフォトカプラ6
42では、フォトトランジスタの一方の出力に抵抗が接
続されている。また、増幅回路64hとして、IC回路
を用いてもよいしトランジスタを用いてもよい。さら
に、賞球個数情報は、大当り情報1信号等と同様に、電
圧レベルで出力されるように構成されていてもよい。な
お、増幅回路によって、過電流によってCPU56が誤
動作してしまうことが防止される。
【0096】図14は、主基板31から情報端子基板3
4またはターミナル基板160を介して外部出力される
各信号の出力タイミング例を示すタイミング図である。
この例では、図14(A)に示すように、図柄確定回数
信号、大当り情報1信号、大当り情報2信号および確率
変動情報信号は、負論理の信号として出力される。この
例では、可変表示部9に表示される特別図柄が変動を停
止すると0.5秒間図柄確定回数信号がローレベルとさ
れる。また、特別図柄の変動が停止してから1.5秒が
経過すると大当り情報1信号および大当り情報2信号が
ローレベルとされ、大入賞口(この実施の形態では開閉
板20の開放による)が最後に閉成してから10.8秒
が経過すると大当り情報1信号および大当り情報2信号
がオフ(ハイレベル)とされる。
【0097】大当り情報2信号は、高確率時には、大当
り遊技が終了しても、オン状態を継続する。また、高確
率状態では、確率変動情報信号がオンされる。なお、図
14(A)に示された例は、確率変動中に特定図柄(確
変図柄)以外の図柄で大当りすると確率変動状態が終了
する場合の例である。
【0098】また、図14(B)に示すように、始動口
情報信号も負論理の信号として出力される。この例で
は、始動入賞があると、0.5秒間始動入賞情報信号が
ローレベルとされた後、続いて0.5秒間ハイレベルと
される。すなわち、0.5秒間「オン」を出力し、続い
て、0.5秒間「オフ」を出力する。この実施の形態で
は、入賞に応じて払い出された遊技球数を示す賞球個数
信号も、主基板31から出力される。そして、図14
(C)に示すように、払出個数が10個になる毎に、賞
球個数信号が0.1秒間ローレベルとされた後、続いて
0.1秒間ハイレベルとされる。すなわち、賞球10個
毎に、0.1秒間「オン」を出力し、続いて、0.1秒
間「オフ」を出力する。以上のように、信号がオンとな
っている期間とオフとなっている期間を担保することに
より、入賞検出および賞球検出が、信号のオン期間内で
連続した場合でも、検出に対応した信号が確実に出力さ
れることになる。
【0099】次に遊技機の動作について説明する。図1
5は、主基板31におけるCPU56が実行するメイン
処理を示すフローチャートである。遊技機に対する電源
が投入されると、メイン処理において、CPU56は、
まず、必要な初期設定を行う(ステップS1)。
【0100】そして、電源断時にバックアップRAM領
域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の
停電発生NMI処理)が行われたか否か確認する(ステ
ップS2)。この実施の形態では、不測の電源断が生じ
た場合には、バックアップRAM領域のデータを保護す
るための処理が行われている。そのような保護処理が行
われていた場合をバックアップありとする。バックアッ
プなしを確認したら、CPU56は初期化処理を実行す
る(ステップS2,S3)。なお、この実施の形態で
は、バックアップRAM領域にバックアップデータがあ
るか否かは、電源断時にバックアップRAM領域に設定
されるバックアップフラグの状態によって確認される。
例えば、バックアップフラグ領域に「55H」が設定さ
れていればバックアップあり(オン状態)を意味し、
「55H」以外の値が設定されていればバックアップな
し(オフ状態)を意味する。バックアップフラグ領域に
設定されている「55H」は、停電発生NMI処理にお
いてバックアップRAM領域のデータ保護処理が完了し
たときに設定されたデータであり、バックアップRAM
領域のデータにもとづくパリティコードである。
【0101】バックアップRAM領域にバックアップデ
ータがある場合には、CPU56は、バックアップRA
M領域のデータチェック(例えばパリティチェック)を
行う(ステップS4)。不測の電源断が生じた後に復旧
した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存
されていたはずであるから、チェック結果は正常にな
る。チェック結果が正常でない場合には、内部状態を電
源断時の状態に戻すことができないので、停電復旧時で
ない電源投入時に実行される初期化処理を実行する(ス
テップS5,S3)。
【0102】チェック結果が正常であれば、CPU56
は、内部状態を電源断時の状態に戻すための遊技状態復
旧処理を行う(ステップS6)。図16に示すように、
バックアップフラグの値が「55H」に設定され、か
つ、チェック結果が正常である場合に、ステップS6の
遊技状態復旧処理が実行される。そして、バックアップ
RAM領域に保存されていたPC(プログラムカウン
タ)の退避値がPCに設定され、そのアドレスに復帰す
る(ステップS7)。
【0103】通常の初期化処理の実行(ステップS3)
が完了すると、メイン処理で、タイマ割込フラグの監視
(ステップS9)の確認が行われるループ処理に移行す
る。なお、ループ内では、表示用乱数更新処理(ステッ
プS8)も実行される。
【0104】なお、この実施の形態では、ステップS2
でバックアップデータの有無が確認された後、バックア
ップデータが存在する場合にステップS4でバックアッ
プ領域のチェックが行われたが、逆に、バックアップ領
域のチェック結果が正常であったことが確認された後、
バックアップデータの有無の確認を行うようにしてもよ
い。また、バックアップデータの有無の確認、またはバ
ックアップ領域のチェックの何れか一方の確認を行うこ
とによって、停電復旧処理を実行するか否かを判定して
もよい。
【0105】また、例えば停電復旧処理を実行するか否
か判断する場合のパリティチェック(ステップS4)の
際に、すなわち、遊技状態を復旧するか否か判断する際
に、保存されていたRAMデータにおける特別プロセス
フラグ等や始動入賞記憶数データによって、遊技機が遊
技待機状態(図柄変動中でなく、大当り遊技中でなく、
確変中でなく、また、始動入賞記憶がない状態)である
ことが確認されたら、遊技状態復旧処理を行わずに初期
化処理を実行するようにしてもよい。
【0106】図17は、ステップS1の初期設定処理を
示すフローチャートである。初期設定処理において、C
PU56は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1
a)。割込禁止に設定すると、CPU56は、割込モー
ドを割込モード2に設定し(ステップS1b)、スタッ
クポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する
(ステップS1c)。そして、CPU56は、内蔵デバ
イスレジスタの初期化を行う(ステップS1d)。ま
た、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウ
ンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)
の初期化(ステップS1e)を行った後、RAMをアク
セス可能状態に設定する(ステップS1f)。
【0107】この実施の形態で用いられているCPU5
6には、マスク可能な割込(INT)のモードとして以
下の3種類のモードが用意されている。なお、マスク可
能な割込が発生すると、CPU56は、自動的に割込禁
止状態に設定するとともに、プログラムカウンタの内容
をスタックにセーブする。
【0108】割込モード0:割込要求を行った内蔵デバ
イスがRST命令(1バイト)またはCALL命令(3
バイト)をCPUの内部データバス上に送出する。よっ
て、CPU56は、RST命令に対応したアドレスまた
はCALL命令で指定されるアドレスの命令を実行す
る。リセット時に、CPU56は自動的に割込モード0
になる。よって、割込モード1または割込モード2に設
定したい場合には、初期設定処理において、割込モード
1または割込モード2に設定するための処理を行う必要
がある。
【0109】割込モード1:割込が受け付けられると、
常に0038(h)番地に飛ぶモードである。
【0110】割込モード2:CPU56の特定レジスタ
(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力
する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成
されるアドレスが、割込番地を示すモードである。すな
わち、割込番地は、上位アドレスが特定レジスタの値と
され下位アドレスが割込ベクタとされた2バイトで示さ
れるアドレスである。従って、任意の(飛び飛びではあ
るが)偶数番地に割込処理を設置することができる。各
内蔵デバイスは割込要求を行うときに割込ベクタを送出
する機能を有している。
【0111】よって、割込モード2に設定されると、各
内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可
能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込
処理を設置することが可能になる。さらに、割込モード
1とは異なり、割込発生要因毎のそれぞれの割込処理を
用意しておくことも容易である。上述したように、この
実施の形態では、初期設定処理のステップS1bにおい
て、CPU56は割込モード2に設定される。
【0112】図18は、通常の初期化処理(ステップS
3)の処理を示すフローチャートである。図18に示す
ように、初期化処理では、RAMのクリア処理が行われ
る(ステップS3a)。次いで、作業領域初期設定テー
ブルのアドレス値にもとづいて、所定の作業領域(例え
ば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッ
ファ、特別図柄左中右図柄バッファ、払出コマンド格納
ポインタなど)に初期値を設定する初期値設定処理(ス
テップS3b)が行われる。そして、2ms毎に定期的
にタイマ割込がかかるようにCPU56に設けられてい
るCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS3
c)。すなわち、初期値として2msに相当する値が所
定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。そし
て、初期設定処理(ステップS1)において割込禁止
(図17参照)とされているので、初期化処理を終える
前に割込が許可される(ステップS3d)。
【0113】従って、この実施の形態では、CPU56
の内蔵CTCが繰り返しタイマ割込を発生するように設
定される。この実施の形態では、繰り返し周期は2ms
に設定される。そして、図19に示すように、タイマ割
込が発生すると、CPU56は、タイマ割込フラグをセ
ットする(ステップS12)。
【0114】CPU56は、ステップS9において、タ
イマ割込フラグがセットされたことを検出すると、タイ
マ割込フラグをリセットするとともに(ステップS1
0)、遊技制御処理を実行する(ステップS11)。以
上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理
は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の
形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなさ
れ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるが、
タイマ割込処理で遊技制御処理を実行してもよい。
【0115】以上に説明したように、この実施の形態で
は、CTCやPIOを内蔵するCPU56に対して、初
期設定処理で割込モード2が設定される。従って、内蔵
CTCを用いた定期的なタイマ割込処理を容易に実現で
きる。また、タイマ割込処理をプログラム上の任意の位
置に設置できる。また、内蔵PIOを用いたスイッチ検
出処理等を容易に割込処理で実現できる。その結果、プ
ログラム構成が簡略化され、プログラム開発工数が低減
する等の効果を得ることができる。
【0116】また、この実施の形態では、バックアップ
データの有無により電源断時の状態に復旧するか否かの
判断を行う。従って、停電後の電源復旧時などにおいて
電源投入された時に、バックアップデータ記憶領域の内
容に応じて電源断時の状態に復旧させるか否かの判断を
行うことができる。
【0117】さらに、バックアップデータの状態によっ
て電源断時の状態に復旧するか否かの判断が行われるの
で、停電後の電源復旧時などにおいて電源投入されたと
きに、バックアップデータ記憶領域の内容の状態に応じ
て電源断時の状態に復旧させるか否かの判断を行うこと
ができる。
【0118】図20は、ステップS11の遊技制御処理
を示すフローチャートである。遊技制御処理において、
CPU56は、まず、スイッチ回路58を介して、ゲー
トセンサ12、始動口センサ17、カウントセンサ23
および入賞口スイッチ19a,24aの状態を入力し、
各入賞口や入賞装置に対する入賞があったか否か判定す
る(スイッチ処理:ステップS21)。
【0119】次いで、パチンコ遊技機1の内部に備えら
れている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行
われ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられる
(エラー処理:ステップS22)。
【0120】次に、遊技制御に用いられる大当り判定用
の乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処
理を行う(ステップS23)。CPU56は、さらに、
停止図柄の種類を決定する乱数等の表示用乱数を更新す
る処理を行う(ステップS24)。
【0121】さらに、CPU56は、特別図柄プロセス
処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS26)。普通図柄プロセス処理では、7セグメント
LEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するた
めの普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選
び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラ
グの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0122】また、CPU56は、払出制御基板37等
に送出される制御コマンドをRAM55の所定の領域に
設定して制御コマンドを送出する処理を行う(コマンド
制御処理:ステップS27)。
【0123】次いで、CPU56は、例えばホール管理
用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確
率変動情報などのデータを出力するデータ出力処理を行
う(ステップS29)。
【0124】また、CPU56は、所定の条件が成立し
たときにソレノイド回路59に駆動指令を行う(ステッ
プS30)。ソレノイド回路59は、駆動指令に応じて
ソレノイド16,21を駆動し、可変入賞球装置15ま
たは開閉板20を開状態または閉状態とする。
【0125】また、CPU56は、各入賞口への入賞を
検出するためのスイッチ17,23,19a,24aの
検出出力にもとづく賞球数の設定などを行う(ステップ
S31)。具体的には、入賞検出に応じて払出制御基板
37に払出制御コマンドを出力する。払出制御基板37
に搭載されている払出制御用CPU371は、払出制御
コマンドに応じて賞球払出装置97Aを駆動する。
【0126】以上のように、メイン処理には遊技制御処
理に移行すべきか否かを判定する処理が含まれ、CPU
56の内部タイマが定期的に発生するタイマ割込にもと
づくタイマ割込処理で遊技制御処理に移行すべきか否か
を判定するためのフラグがセットされるので、遊技制御
処理の全てが確実に実行される。つまり、遊技制御処理
の全てが実行されるまでは、次回の遊技制御処理に移行
すべきか否かの判定が行われないので、遊技制御処理中
の全ての各処理が実行完了することは保証されている。
【0127】なお、ここでは、主基板31のCPU56
が実行する遊技制御処理は、CPU56の内部タイマが
定期的に発生するタイマ割込にもとづくタイマ割込処理
でセットされるフラグに応じて実行されたが、定期的に
(例えば2ms毎)信号を発生するハードウェア回路を
設け、その回路からの信号をCPU56の外部割込端子
に導入し、割込信号によって遊技制御処理に移行すべき
か否かを判定するためのフラグをセットするようにして
もよい。
【0128】そのように構成した場合にも、遊技制御処
理の全てが実行されるまでは、フラグの判定が行われな
いので、遊技制御処理中の全ての各処理が実行完了する
ことが保証される。
【0129】図21は、主基板31から払出制御基板3
7に送出される払出制御コマンドのコマンド形態の一例
を示す説明図である。この実施の形態では、払出制御コ
マンドは2バイト構成であり、1バイト目はMODE
(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマ
ンドの種類)を表す。なお、図21に示されたコマンド
形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。
MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」
とされ、EXTデータの先頭ビット(ビット7)は必ず
「0」とされる。
【0130】図22は、各電気部品制御手段に対する制
御コマンドを構成する8ビットの制御信号(この場合に
は払出制御信号)とINT信号(この場合には払出制御
信号INT)との関係を示すタイミング図である。図2
2に示すように、MODEまたはEXTのデータが出力
ポート(払出制御信号の場合にはポート1)に出力され
てから、Aで示される期間が経過すると、CPU56
は、データ出力を示す信号であるINT信号をオン状態
にする。また、そこからBで示される期間が経過すると
INT信号をオフ状態にする。さらに、次に送出すべき
データがある場合には、すなわち、MODEデータ送出
後では、Cで示される期間をおいてから2バイト目のデ
ータを出力ポートに送出する。2バイト目のデータに関
して、A,Bの期間は、1バイト目の場合と同様であ
る。
【0131】Aの期間は、CPU56が、コマンドの送
出準備の期間すなわちバッファに送出コマンドを設定す
る処理に要する期間であるとともに、制御信号線(払出
制御信号の場合には払出制御信号線)におけるデータの
安定化のための期間である。また、Bの期間は、INT
信号安定化のための期間である。そして、Cの期間は、
電気部品制御手段(払出制御信号の場合には払出制御手
段)が確実にデータを取り込めるように設定されている
期間である。Cの期間では、信号線上のデータは変化し
ない。すなわち、Cの期間が経過するまでデータ出力が
維持される。
【0132】この実施の形態では、払出制御基板37へ
の払出制御コマンド、表示制御基板80への表示制御コ
マンド、ランプ制御基板35へのランプ制御コマンドお
よび音声制御基板70への音声制御コマンドは、同一の
ルーチン(共通モジュール)を用いて送出される。そこ
で、Cの期間すなわち1バイト目に関するINT信号が
オフ状態になってから2バイト目のデータが送出開始さ
れるまでの期間は、コマンド受信処理に最も時間がかか
る電気部品制御手段における受信処理時間よりも長くな
るように設定される。例えば、払出制御基板37、表示
制御基板80、ランプ制御基板35および音声制御基板
70における各CPUが最も優先度の高い割込によって
遊技制御手段からの制御コマンドを受信するように構成
されている場合に、払出制御基板37における払出制御
用CPU371の動作クロックが最も遅いときには、払
出制御用CPU371の受信処理時間よりも長くなるよ
うに設定される。また、各CPUの動作クロックが同一
であっても処理に要するクロック数が異なっているとき
には、最も多いクロック数を要するCPUの受信処理時
間よりも長くなるように設定される。
【0133】なお、各電気部品制御手段は、INT信号
がオン状態(ハイレベル)からオフ状態(ローレベル)
になったことを検知して、例えば割込処理によって1バ
イトのデータの取り込み処理を開始する。
【0134】Cの期間が、コマンド受信処理に最も時間
がかかる電気部品制御手段における受信処理時間よりも
長いので、遊技制御手段が、各電気部品制御手段に対す
るコマンド送出処理を共通モジュールで制御しても、い
ずれの電気部品制御手段でも遊技制御手段からの制御コ
マンドを確実に受信することができる。
【0135】図23は、払出制御コマンドの内容の一例
を示す説明図である。図23に示された例において、M
ODE=FF(H),EXT=00(H)のコマンドF
F00(H)は、払出可能状態を指定する払出制御コマ
ンドである。MODE=FF(H),EXT=01
(H)のコマンドFF01(H)は、払出停止状態を指
定する払出制御コマンドである。また、MODE=F0
(H)のコマンドF0XX(H)は、賞球個数を指定す
る払出制御コマンドである。EXTである「XX」が払
出個数を示す。
【0136】払出制御手段は、主基板31の遊技制御手
段からFF01(H)の払出制御コマンドを受信すると
賞球払出および球貸しを停止する状態となり、FF00
(H)の払出制御コマンドを受信すると賞球払出および
球貸しができる状態になる。また、賞球個数を指定する
払出制御コマンドを受信すると、受信したコマンドで指
定された個数に応じた賞球払出制御を行う。
【0137】なお、払出制御コマンドは、払出制御手段
が認識可能に1回だけ送出される。認識可能とは、この
例では、INT信号がオン状態になることであり、認識
可能に1回だけ送出されるとは、この例では、払出制御
信号の1バイト目および2バイト目のそれぞれに応じて
INT信号が1回だけオン状態になることである。
【0138】図24は、図20に示された遊技制御処理
におけるスイッチ処理(ステップS21)の賞球制御に
関連する部分を示すフローチャートである。スイッチ処
理において、CPU56は、球切れスイッチ187a,
187bによって賞球用の球切れを検出すると球切れ状
態フラグをセットする(ステップS121,S12
2)。また、球切れスイッチ187a,187bによっ
て球切れでないことを検出すると球切れ状態フラグをリ
セットする(ステップS121,S123)。
【0139】次いで、満タンスイッチ48によって下皿
満タンを検出すると満タンフラグをセットする(ステッ
プS124,S125)。また、満タンスイッチ48に
よって下皿満タンでないことを検出すると満タンフラグ
をリセットする(ステップS124,S126)。
【0140】さらに、カウントスイッチ23がオンした
ことを検出すると、15個カウンタを+1し(ステップ
S131,S132)、入賞口スイッチ19a,24a
のいずれかがオンしたことを検出すると、10個カウン
タを+1し(ステップS133,S134)、始動口ス
イッチ17がオンしたことを検出すると6個カウンタを
+1する(ステップS135,S136)。
【0141】なお、この実施の形態では、大入賞口を経
た入賞については15個の賞球を払い出し、始動入賞口
14を経た入賞については6個の賞球を払い出し、その
他の入賞口19,24および入賞球装置を経た入賞につ
いては10個の賞球を払い出すとする。15個カウンタ
は大入賞口への入賞数を計数するためのカウンタであ
り、10個カウンタは普通入賞口への入賞数を計数する
ためのカウンタであり、6個カウンタは始動入賞口への
入賞数を計数するためのカウンタである。
【0142】図25〜図27は、図20に示された遊技
制御処理における入賞球信号処理(ステップS31)の
一例を示すフローチャートである。この例では、入賞球
信号処理において、CPU56は、まず、払出停止状態
であるか否か確認する(ステップS201)。払出停止
状態は、払出制御基板37に対して払出停止状態指定の
コマンドを送出した後の状態である。払出停止状態でな
ければ、上述した球切れ状態フラグまたは満タンフラグ
がオンになったか否かを確認する(ステップS20
2)。
【0143】いずれかがオン状態に変化したときには、
払出停止状態指定に関するコマンド送信テーブルの設定
を行う(ステップS203)。コマンド送信テーブルに
ついては後で詳しく説明する。なお、ステップS202
において、いずれか一方のフラグが既にオン状態であっ
たときに他方のフラグがオン状態になったときには、コ
マンド送信テーブルの設定(ステップS203)は行わ
れない。
【0144】また、払出停止状態であれば、球切れ状態
フラグおよび満タンフラグがともにオフ状態になったか
否かを確認する(ステップS204)。ともにオフ状態
となったときには、払出停止解除指定に関するコマンド
送信テーブルの設定を行う(ステップS205)。
【0145】次いで、タイマT1がタイムアウトしたか
否か確認する(ステップS211)。タイマT1は、復
帰不能なエラーとなったか否かを判定するためのタイマ
である。タイムアウト時に累積エラー回数が所定回数を
越えていたら復帰不能なエラーとなる。累積エラー回数
が所定回数以下であれば、動作は継続される。タイマT
1がかかっていない場合、またはかかっていてもタイム
アウトしていない場合にはステップS221に移行す
る。
【0146】タイマT1がタイムアウトしていた場合に
は、賞球エラーカウンタの値をチェックする(ステップ
S212)。賞球エラーカウンタの値が所定値を越えて
いた場合には、エラー状態に入る(ステップS21
7)。エラー状態では、CPU56は停止状態になる。
例えば、ループ状態(同一番地にジャンプ)とされる。
【0147】タイマT1がタイムアウトしたときに賞球
エラーカウンタの値が所定回を越えていなければ、賞球
エラーカウンタは初期化され(ステップS213)、再
度タイマT1がスタートされる(ステップS214)。
【0148】賞球エラーカウンタの値は、賞球個数の過
多等のエラーが検出されるとカウントアップされる。従
って、所定時間内に(タイマT1のカウントアップ時間
内に)所定回数を越える賞球過多エラーが生ずると、2
ms割込で再起動されても解除されない状態になる。こ
のように、賞球過多エラーが生じたときに直ちにホール
ト状態とならず、頻繁に賞球過多エラーが生じた場合に
停止状態となるように構成すると、一時的に生じ自然復
旧するようなエラーでは遊技機は動作不能状態にならな
い。また、頻繁に賞球過多エラーが生ずる場合には点検
等を要することが多いので、そのような場合には遊技機
が動作不能状態になるようにすることができる。
【0149】次いで、CPU56は、入賞に応じた賞球
個数に関する払出制御コマンドをコマンド送信テーブル
に設定する制御を行う。まず、15個カウンタの値をチ
ェックする(ステップS221)。上述したように、1
5個カウンタは、遊技球が大入賞口に入賞してカウント
スイッチ23がオンするとカウントアップされる。15
個カウンタの値が0でない場合には、15個の賞球個数
指示に関するコマンド送信テーブルの設定を行う(ステ
ップS222)。また、15個カウンタの値を−1する
(ステップS223)。さらに、払出指令個数累積値に
15を加算する(ステップS224)。
【0150】15個カウンタの値が0であれば、10個
カウンタの値をチェックする(ステップS225)。上
述したように、10個カウンタは、遊技球が入賞口に入
賞して入賞口スイッチ19a,24aがオンするとカウ
ントアップされる。10個カウンタの値が0でない場合
には、10個の賞球個数指示に関するコマンド送信テー
ブルの設定を行う(ステップS226)。また、10個
カウンタの値を−1する(ステップS227)。さら
に、払出指令個数累積値に10を加算する(ステップS
228)。
【0151】10個カウンタの値が0であれば、6個カ
ウンタの値をチェックする(ステップS231)。上述
したように、6個カウンタは、遊技球が始動入賞口に入
賞して始動口スイッチ17がオンするとカウントアップ
される。6個カウンタの値が0でない場合には、6個の
賞球個数指示に関するコマンド送信テーブルの設定を行
う(ステップS232)。また、6個カウンタの値を−
1する(ステップS233)。さらに、払出指令個数累
積値に6を加算する(ステップS234)。
【0152】以上にようにして、遊技制御手段から払出
制御基板37に払出制御コマンドを出力しようとすると
きに、コマンド送信テーブルの設定が行われる。そし
て、コマンド送信テーブルの設定が行われたときには、
賞球払出中フラグをオンする(ステップS235)。ま
た、賞球払出中フラグをオンしているときには、ステッ
プS241に移行する(ステップS236)。
【0153】次いで、CPU56は、エラー表示フラグ
がオンしているか否か確認する(ステップS241)。
オンしていれば、ステップS257に移行する。なお、
エラー表示フラグについては後で説明する。エラー表示
フラグがオンしていなければ、賞球カウントスイッチ3
01Aがオンするのを待つ(ステップS242)。賞球
カウントスイッチ301Aのオンを検出すると、賞球カ
ウントスイッチ301Aのオフを待ち(ステップS24
2)、オフしたら払出指令累積個数を−1する(ステッ
プS244)。また、賞球個数信号出力処理サブルーチ
ンを起動する(ステップS245)。そして、タイマT
2を起動する(ステップS246)。
【0154】払い出された賞球は1個ずつ賞球カウント
スイッチ301Aを通過するが、以上のように、賞球カ
ウントスイッチ301Aのオンおよびオフを検出するこ
とによって遊技球の通過が確実に検出される。そして、
遊技球の通過が検出された場合には、1個の賞球があっ
たとして、払出指令累積個数が−1される。
【0155】なお、払出制御コマンド送出時に加算され
賞球カウントスイッチ301Aがオンすると−1される
払出指令個数累積値が、タイマT2のタイムアウト時に
0になっていないと、賞球過多または賞球不足が生じて
いると判定される。従って、タイマT2は、賞球カウン
トスイッチ301Aの出力がオンした後オフする度に起
動または再スタートされる。
【0156】ステップS242において賞球カウントス
イッチ301Aがオンしていなければ、タイマT2が動
作中か否か確認する(ステップS247)。タイマT2
が動作中であれば、CPU56は、タイマT2がタイム
アウトしたか否か確認する(ステップS250)。タイ
ムアウトしていなければ処理を終了する。
【0157】タイマT2の値(起動時からタイムアウト
するまでの時間)は、正常に払出が行われている場合に
は払出周期(賞球カウントスイッチ301Aがオンして
から次にオンするまでの期間)よりも長く設定されてい
る。従って、正常に払出が行われているときには、最後
の払出を除いて、タイマT2がタイムアウトするよりも
前に、次の賞球カウントスイッチ301Aのオン(ステ
ップS242)が発生する。すなわち、正常に払出が行
われているときには、タイマT2は、最後の払出が行わ
れた後に初めてタイムアウトする。
【0158】なお、連続払出(ある入賞に対する賞球払
出と次の入賞に対する賞球払出とが連続して行われるこ
と)における賞球払出間にインターバル時間が設けられ
る場合もあるが、その場合には、タイマT2の値は、イ
ンターバル時間よりも長く設定される。すなわち、連続
払出が行われるときには、やはり、最後の払出が行われ
た後に初めてタイムアウトする。
【0159】ステップS250において、タイマT2が
タイムアウトすると、CPU56は、払出指令個数累積
値が0になっているか否か確認する(ステップS25
1)。後述する補正払出が行われたときには、補正個数
記憶値が0になっているか否か確認する。払出指令個数
累積値は、入賞があったときに賞球数分だけ加算され賞
球があったことを検出する賞球カウントスイッチ301
Aのオンによって−1されているので、正常に払出が完
了した場合には値は0である。従って、値が0である場
合には、賞球払出フラグをオフして処理を終了する(ス
テップS252)。
【0160】タイマT2がタイムアウトしたときに払出
指令個数累積値または補正個数記憶値が0になっていな
い場合には、賞球過多または賞球不足が生じている。そ
こで、払出指令個数累積値または補正個数記憶値が0に
なっていなかった場合には、CPU56は、値の正負を
チェックする(ステップS253)。値が正である場
合、すなわち払出不足と判断される場合には、補正すべ
き個数補正個数記憶値に設定するとともに(ステップS
255)、補正個数に関するコマンド送信テーブルをセ
ットする(ステップS256)。
【0161】図28は、エラー表示処理の一例を示すフ
ローチャートである。エラー表示処理において、CPU
56は、まず、タイマT3が動作中であるかどうか確認
する(ステップS261)。タイマT3はエラー検出時
にセットされるタイマであり、タイムアウトするまでエ
ラー表示が行われる。タイマT3が動作中でなければ、
エラー表示フラグをオンし(ステップS262)、エラ
ー表示要求をセットする(ステップS263)。そし
て、タイマT3を起動する(ステップS264)。ま
た、賞球エラーカウンタの値を+1する(ステップS2
65)。
【0162】賞球エラーカウンタの値は、ステップS2
12でチェックされ、所定時間内にその値が所定値を越
えると自動復旧しない完全エラー状態とされる。なお、
エラー表示要求がセットされると、例えば、可変表示部
9にエラー表示がなされるように制御されたり、スピー
カ27からエラー報知音が発生されるように制御された
りする。
【0163】そして、遊技状態が通常状態であるならば
(ステップS266)、ループ状態になる。通常状態と
は、大当り遊技状態および可変表示部9に可変表示がな
されている状態以外の状態である。
【0164】ステップS261においてタイマT3が動
作中である場合には、CPU56は、タイマT3がタイ
ムアウトしているか否か確認する(ステップS27
0)。タイムアウトした場合には、エラー表示要求をリ
セットするとともに(ステップS271)、エラー表示
中フラグをオフする(ステップS272)。また、賞球
払出フラグをオフする(ステップS273)。よって、
遊技機は、再度入賞球検出と賞球払出制御を行える状態
に復帰する。なお、エラー表示フラグがオンしていると
きには、遊技進行は中断されている。
【0165】ステップS213のエラー状態(所定期間
内に賞球エラーカウンタの値が所定値を越えた)につい
ては、例えば、エラー表示やエラー報知が行われるとと
もに、ループ状態になるように制御される。
【0166】図29は、賞球カウントスイッチ301A
がオンしてからオフし、1個の遊技球が払い出されたこ
とが確認された場合(ステップS242〜S243)に
起動される賞球個数信号出力処理サブルーチン(ステッ
プS245)を示すフローチャートである。
【0167】賞球個数出力処理サブルーチンでは、CP
U56は、賞球個数カウンタの値を+1する(ステップ
S281)。そして、賞球個数カウンタの値が10の倍
数になっていれば(ステップS282)、賞球個数出力
要求をオンする(ステップS283)。なお、賞球個数
カウンタが単にアップカウントされるだけのものであ
り、賞球個数カウンタが16ビットカウンタであれば、
その値がFFFF(H)になった後0に戻る。
【0168】図30および図31は、図20に示された
遊技制御処理におけるデータ出力処理の各情報の外部出
力に関する処理を示すフローチャートである。最初に、
使用されるタイマについて説明する。
【0169】Ta:賞球個数信号のオン期間を決めるタ
イマ(図14(C)参照)。 Tb:図柄確定回数信号のオン期間を決めるタイマ(図
14(A)参照)。 Tc:大当り情報1,2信号のオンタイミングを決める
タイマ(図14(A)参照)。 Td:大当り情報1,2信号のオフタイミングを決める
タイマ(図14(A)参照)。 Te:始動口情報信号のオン期間を決めるタイマ(図1
4(B)参照)。
【0170】データ出力処理では、CPU56は、ま
ず、Taタイマが動作中か否か(賞球個数信号がオン中
か否か)確認する(ステップS150)。動作中であれ
ば、タイムアウトしたか否か確認する(ステップS15
1)。タイムアウトしたら、賞球個数信号をオフ(ハイ
レベル)にする(ステップS152)。
【0171】なお、図13に示されたように、賞球個数
信号は情報出力回路64において論理反転されるので、
実際には、CPU56からオン状態が「1」として出力
される。しかし、説明を簡単にするために、ここでも、
賞球個数信号は負論理であるとして説明を進める。この
ことは、その他の信号についても同様である。
【0172】次に、CPU56は、まず、Tbタイマが
動作中か否か(図柄確定回数信号がオン中か否か)確認
する(ステップS153)。動作中であれば、タイムア
ウトしたか否か確認する(ステップS154)。タイム
アウトしたら、図柄確定回数信号をオフ(ハイレベル)
にする(ステップS155)。また、Tcタイマが動作
中か否か確認する(ステップS156)。動作中であれ
ば、タイムアウトしたか否か確認する(ステップS15
7)。タイムアウトしたら、大当り情報1信号および大
当り情報2信号をオン(ローレベル)にする(ステップ
S158,S159)。
【0173】さらに、Tdタイマが動作中か否か確認す
る(ステップS161)。動作中であれば、タイムアウ
トしたか否か確認する(ステップS162)。タイムア
ウトしたら、大当り情報1信号をオフ(ハイレベル)に
する(ステップS163)。ここで、大当りが確率変動
状態を引き起こす特定図柄によるものであったときには
(ステップS164)、確率変動情報信号をオン(ロー
レベル)にし(ステップS543)、そうでなければ、
大当り情報2信号をオフ(ハイレベル)にする(ステッ
プS165)。そして、Teタイマが動作中か否か(始
動入賞情報信号がオン中か否か)確認する(ステップS
166)。動作中であれば、タイムアウトしたか否か確
認する(ステップS167)。タイムアウトしたら、始
動口情報信号をオフ(ハイレベル)にする(ステップS
168)。
【0174】次に、CPU56は、賞球個数出力要求が
オンしていたら(ステップS171)、賞球個数出力要
求をリセットするとともに(ステップS172)、賞球
個数信号をオン(ローレベル)状態にする(ステップS
173)。また、Taタイマを起動する(ステップS1
74)。なお、賞球個数出力要求は、入賞球信号処理に
おいて、賞球払出数が10個に達する度にセットされて
いる(ステップS283)。
【0175】また、可変表示部9における特別図柄の変
動が停止すると(ステップS175)、図柄確定回数信
号をオン状態にするとともに(ステップS176)、T
bタイマを起動する(ステップS177)。そして、停
止時の図柄の組み合わせが大当りを生じさせるものであ
れば(ステップS178)、Tcタイマを起動する(ス
テップS179)。さらに、大当り遊技状態が終了する
と(ステップS180)、Tdタイマを起動する(ステ
ップS181)。なお、特別図柄の変動の停止、停止時
の確定図柄および大当り遊技状態の終了は、図20に示
された遊技制御処理における特別図柄プロセス処理(ス
テップS25)から通知される。
【0176】そして、CPU56は、始動入賞があると
(ステップS182)、始動口情報信号をオン(ローレ
ベル)状態にするとともに(ステップS183)、Te
タイマを起動する(ステップS184)。
【0177】以上のような処理によって、図柄確定回数
信号、大当り情報1,2信号、確率変動情報信号、始動
口情報信号および賞球個数信号が、図14のタイミング
図に示されたように出力される。そして、この実施の形
態では、賞球個数信号は、10個の賞球払出がなされる
毎に、遊技制御手段を搭載した主基板31から直接出力
されている。
【0178】すなわち、賞球払出が行われるときに、T
aタイマで作成される時間だけ賞球個数信号がオンす
る。CPU56からの賞球個数信号は、図13に示され
た情報出力回路64において、増幅回路64hで反転さ
れた後、フォトカプラ642に入力する。フォトカプラ
642における発光ダイオードは、CPU56から
「1」が出力されたときに導通して発光する。すると、
フォトカプラ642におけるフォトトランジスタが導通
する。フォトカプラ642内部でフォトトランジスタに
は抵抗が接続されている。従って、ダイオードブリッジ
643におけるフォトカプラ642に接続された入力端
子間に電位差が現れる。すると、ダイオードブリッジ6
43における各ダイオードが導通状態になって、ダイオ
ードブリッジ643における出力端子間の電位が等しく
なる。すなわち、出力端子間が接続された状態(短絡状
態)になる。
【0179】CPU56から「0」が出力されていると
きには、ダイオードブリッジ643における出力端子間
が開放状態になる。ホールコンピュータ等の外部機器で
は、2つの端子間が接続状態にあるときには、賞球個数
信号がオンしていると判定する。よって、図14(C)
に示されたように賞球個数信号が外部に出力されること
になる。
【0180】なお、この実施の形態では、図13に示さ
れたように、主基板31の情報出力回路64において、
賞球個数信号は、増幅回路、フォトカプラおよびダイオ
ードブリッジによる接点の接続による形態で出力され
た。しかし、賞球個数信号も、情報端子盤34への各信
号と同様に、電圧レベルの形態で出力されるように構成
してもよい。
【0181】図32(A)は、上述したコマンド送信テ
ーブルの一構成例を示す説明図である。1つのコマンド
送信テーブルは3バイトで構成され、1バイト目にはI
NTデータが設定される。また、2バイト目のコマンド
データ1には、払出制御コマンドの1バイト目のMOD
Eデータが設定される。そして、3バイト目のコマンド
データ2には、払出制御コマンドの2バイト目のEXT
データが設定される。
【0182】なお、EXTデータそのものがコマンドデ
ータ2の領域に設定されてもよいが、コマンドデータ2
には、EXTデータが格納されているテーブルのアドレ
スを指定するためのデータが設定されるようにしてもよ
い。この実施の形態では、コマンドデータ2のビット7
(ワークエリア参照ビット)が0あれば、コマンドデー
タ2にEXTデータそのものが設定されていることを示
す。なお、そのようなEXTデータはビット7が0であ
るデータである。また、ワークエリア参照ビットが1あ
れば、他の7ビットが、EXTデータが格納されている
テーブルのアドレスを指定するためのオフセットである
ことを示す。
【0183】この実施の形態では複数のコマンド送信テ
ーブルが用意され、使用すべきコマンド送信テーブルは
ポインタで指定される。また、複数のコマンド送信テー
ブルはリングバッファとして使用される。従って、CP
U56は、入賞球信号処理において、書込ポインタが指
しているコマンド送信テーブルに、INTデータ、コマ
ンドデータ1およびコマンドデータ2を設定する。そし
て、書込ポインタの値を更新する。1つのコマンド送信
テーブルは3バイト構成であるから、具体的には、書込
ポインタ値は+3される。
【0184】なお、図26に示す処理では、1回の処理
について1つの払出制御コマンドに関するコマンド送信
テーブル設定処理しか行われないが、複数のコマンド送
信テーブルが設けられているので、複数のコマンド送信
テーブル設定処理を行うように構成してもよい。例え
ば、複数の入賞が15個カウンタ、10個カウンタおよ
び6個カウンタに記憶されている場合に、1回の入賞球
信号処理で、複数のコマンド送信テーブル設定処理を行
ってもよい。
【0185】また、ここでは、払出制御コマンドについ
て説明するが、表示制御コマンド、ランプ制御コマンド
および音声制御コマンドを送出するときにも、図32
(A)に示すようなコマンド送信テーブルに、INTデ
ータ、コマンドデータ1およびコマンドデータ2が設定
される。その際にも、書込ポインタが指しているコマン
ド送信テーブルに、INTデータ、コマンドデータ1お
よびコマンドデータ2が設定される。
【0186】図32(B)INTデータの一構成例を示
す説明図である。INTデータにおけるビット0は、払
出制御基板37に払出制御コマンドを送出すべきか否か
を示す。ビット0が「1」であるならば、払出制御コマ
ンドを送出すべきことを示す。従って、CPU56は、
入賞球信号処理において、INTデータに「01
(H)」を設定する。
【0187】なお、INTデータのビット1,2,3
は、それぞれ、表示制御コマンド、ランプ制御コマン
ド、音声制御コマンドを送出すべきか否かを示すビット
であり、CPU56は、それらのコマンドを送出すべき
タイミングになったら、特別図柄プロセス処理等で、ポ
インタが指しているコマンド送信テーブルに、INTデ
ータ、コマンドデータ1およびコマンドデータ2を設定
する。それらのコマンドを送出するときには、INTデ
ータの該当ビットが「1」に設定され、コマンドデータ
1およびコマンドデータ2にMODEデータおよびEX
Tデータが設定される。
【0188】図33は、図20に示された遊技制御処理
におけるコマンド制御処理(ステップS27)の処理例
を示すフローチャートである。コマンド制御処理は、コ
マンド出力処理とINT信号出力処理とを含む処理であ
る。コマンド制御処理において、CPU56は、まず、
コマンド送信テーブルのアドレス(読出ポインタの内
容)をスタック等に退避する(ステップS401)。そ
して、読出ポインタが指していたコマンド送信テーブル
のINTデータを引数1にロードする(ステップS40
2)。引数1は、後述するコマンド送信処理に対する入
力情報になる。また、コマンド送信テーブルを指すアド
レスを+1する(ステップS403)。従って、コマン
ド送信テーブルを指すアドレスは、コマンドデータ1の
アドレスに一致する。
【0189】そこで、CPU56は、コマンドデータ1
を読み出して引数2に設定する(ステップS404)。
引数2も、後述するコマンド送信処理に対する入力情報
になる。そして、コマンド送信処理ルーチンをコールす
る(ステップS405)。
【0190】図34は、コマンド送信ルーチンを示すフ
ローチャートである。コマンド送信ルーチンにおいて、
CPU56は、まず、引数1に設定されているデータす
なわちINTデータを、比較値として決められているワ
ークエリアに設定する(ステップS421)。次いで、
送信回数=4を、処理数として決められているワークエ
リアに設定する(ステップS422)。そして、払出制
御信号を出力するためのポート1(出力ポート571)
のアドレスをIOアドレスにセットする(ステップS4
23)。
【0191】次に、CPU56は、比較値を1ビット右
にシフトする(ステップS424)。シフト処理の結
果、キャリービットが1になったか否か確認する(ステ
ップS425)。キャリービットが1になったというこ
とは、INTデータにおける最も右側のビットが「1」
であったことを意味する。この実施の形態では4回のシ
フト処理が行われるのであるが、例えば、払出制御コマ
ンドを送出すべきことが指定されているときには、最初
のシフト処理でキャリービットが1になる。
【0192】キャリービットが1になった場合には、引
数2に設定されているデータ、この場合にはコマンドデ
ータ1(すなわちMODEデータ)を、IOアドレスと
して設定されているアドレスに出力する(ステップS4
26)。最初のシフト処理が行われたときにはIOアド
レスにポート1(出力ポート571)のアドレスが設定
されているので、結局、払出制御コマンドのMODEデ
ータがポート1に出力される。
【0193】次いで、CPU56は、IOアドレスを1
加算するとともに(ステップS427)、処理数を1減
算する(ステップS428)。加算前にポート1を示し
ていた場合には、IOアドレスに対する加算処理によっ
て、IOアドレスにはポート2(出力ポート572)の
アドレスが設定される。ポート2(出力ポート572)
は、表示制御コマンドを出力するためのポートである。
そして、CPU56は、処理数の値を確認し(ステップ
S429)、値が0になっていなければ、ステップS4
24に戻る。ステップS424で再度シフト処理が行わ
れる。
【0194】2回目のシフト処理ではINTデータにお
けるビット1の値が押し出され、ビット1の値に応じて
キャリーフラグが「1」または「0」になる。従って、
表示制御コマンドを送出すべきことが指定されているか
否かのチェックが行われる。同様に、3回目および4回
目のシフト処理によって、ランプ制御コマンドおよび音
声制御コマンドを送出すべきことが指定されているか否
かのチェックが行われる。このように、それぞれのシフ
ト処理が行われるときに、IOアドレスには、シフト処
理によってチェックされるコマンド(払出制御コマン
ド、表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音声制御
コマンド)に対応したIOアドレスが設定されている。
よって、キャリーフラグが「1」になったときには、対
応する出力ポート(ポート1〜ポート4)に制御コマン
ドが送出される。すなわち、1つの共通モジュールで、
各電気部品制御手段に対する制御コマンドの送出処理を
行うことができる。
【0195】また、このように、シフト処理のみによっ
てどの電気部品制御手段に対して制御コマンドを出力す
べきかが判定されるので、いずれの電気部品制御手段に
対して制御コマンドを出力すべきか判定する処理が簡略
化されている。
【0196】次に、CPU56は、シフト処理開始前の
INTデータが格納されている引数1の内容を読み出し
(ステップS430)、読み出したデータをポート0
(出力ポート570)に出力する(ステップS43
1)。INTデータでは、ステップS421〜S429
の処理で出力された制御コマンド(払出制御コマンド、
表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音声制御コマ
ンド)に応じたINT信号の出力ビットに対応したビッ
トが「1」になっている。従って、ポート1〜ポート4
のいずれかに出力された制御コマンド(払出制御コマン
ド、表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音声制御
コマンド)に対応したINT信号がオン状態になる。
【0197】次いで、CPU56は、ウェイトカウンタ
に所定値を設定し(ステップS432)、その値が0に
なるまで1ずつ減算する(ステップS433,S43
4)。この処理は、図20に示されたBの期間を設定す
るための処理である。ウェイトカウンタの値が0になる
と、クリアデータ(00)を設定して(ステップS43
5)、そのデータをポート0に出力する(ステップS4
36)。よって、INT信号はオフ状態になる。そし
て、ウェイトカウンタに所定値を設定し(ステップS4
32)、その値が0になるまで1ずつ減算する(ステッ
プS438,S439)。この処理は、図22に示され
たCの期間を設定するための処理である。
【0198】従って、ステップS437でウェイトカウ
ンタに設定される値は、Cの期間が、制御コマンド受信
対象となる全ての電気部品制御手段が確実にコマンド受
信処理を行うのに十分な期間になるような値である。ま
た、ウェイトカウンタに設定される値は、Cの期間が、
ステップS421〜S429の処理に要する時間よりも
長くなるような値である。
【0199】以上のようにして、制御コマンドの1バイ
ト目のMODEデータが送出される。そこで、CPU5
6は、図33に示すステップS406で、コマンド送信
テーブルを指す値を1加算する。従って、3バイト目の
コマンドデータ2の領域が指定される。CPU56は、
指し示されたコマンドデータ2の内容を引数2にロード
する(ステップS407)。また、コマンドデータ2の
ビット7(ワークエリア参照ビット)の値が「0」であ
るか否か確認する(ステップS409)。0でなけれ
ば、コマンド拡張データアドレステーブルの先頭アドレ
スをポインタにセットし(ステップS409)、そのポ
インタにコマンドデータ2のビット6〜ビット0の値を
加算してアドレスを算出する(ステップS410)。そ
して、そのアドレスが指すエリアのデータを引数2にロ
ードする(ステップS411)。
【0200】コマンド拡張データアドレステーブルに
は、電気部品制御手段に送出されうるEXTデータが順
次設定されている。よって、以上の処理によって、ワー
クエリア参照ビットの値が「1」であれば、コマンドデ
ータ2の内容に応じたコマンド拡張データアドレステー
ブル内のEXTデータが引数2にロードされ、ワークエ
リア参照ビットの値が「0」であれば、コマンドデータ
2の内容がそのまま引数2にロードされる。なお、コマ
ンド拡張データアドレステーブルからEXTデータが読
み出される場合でも、そのデータのビット7は「0」で
ある。
【0201】次に、CPU56は、コマンド送信ルーチ
ンをコールする(ステップS412)。従って、MOD
Eデータの送出の場合と同様のタイミングでEXTデー
タが送出される。その後、CPU56は、コマンド送信
テーブルのアドレスを復帰し(ステップS413)、コ
マンド送信テーブルを指す読出ポインタの値を更新する
(ステップS414)。1つのコマンド送信テーブルは
3バイト構成であるから、具体的には、読出ポインタの
値は+3される。
【0202】以上のようにして、2バイト構成の払出制
御コマンドが払出制御基板37に送出される。なお、図
33に示されたコマンド制御処理は、他の制御コマンド
(表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、音声制御コ
マンド)を送出する際にも用いられる。各電気部品制御
手段ではINT信号の立ち下がりを検出すると制御コマ
ンドの取り込み処理を開始するのであるが、いずれの電
気部品制御手段についても、取り込み処理が完了する前
に遊技制御手段からの新たな信号が信号線に出力される
ことはない。すなわち、各電気部品制御手段において、
確実なコマンド受信処理が行われる。なお、各電気部品
制御手段は、INT信号の立ち上がりで制御コマンドの
取り込み処理を開始してもよい。また、INT信号の極
性を図22に示された場合と逆にしてもよい。
【0203】また、この実施の形態では、複数のコマン
ド送信テーブルがリングバッファとして用いられ、図3
3に示すコマンド制御処理では、読出ポインタが指して
いるコマンド送信テーブルを対象としてコマンド出力制
御が行われ、コマンド送信テーブルにデータを設定する
処理、例えば、図25に示す入賞球信号処理では、書込
ポインタが指すコマンド送信テーブルを対象としてコマ
ンド設定処理が行われる。従って、同時に複数のコマン
ド送出要求が発生しても、それらの要求にもとづくコマ
ンド出力処理は問題なく実行される。
【0204】次に、払出制御手段の動作について説明す
る。図35は、払出制御用CPU371周りの一構成例
を示すブロック図である。図35に示すように、第1の
電源監視回路(第1の電源監視手段)からの電圧低下信
号が、バッファ回路960を介して払出制御用CPU3
71のマスク不能割込端子(XNMI端子)に接続され
ている。第1の電源監視回路は、遊技機が使用する各種
直流電源のうちのいずれかの電源の電圧を監視して電源
電圧低下を検出する回路である。この実施の形態では、
VSLの電源電圧を監視して電圧値が所定値以下になると
ローレベルの電圧低下信号を発生する。VSLは、遊技機
で使用される直流電圧のうちで最大のものであり、この
例では+30Vである。従って、払出制御用CPU37
1は、割込処理によって電源断の発生を確認することが
できる。
【0205】この実施の形態で用いられる払出制御用C
PU371も、主基板31のCPU56と同様に、PI
OおよびCTCを内蔵している。ただし、この実施の形
態では内蔵PIOを使用しない。その場合には、例え
ば、全ポートを入力モードとして、全ポートをグラウン
ドレベルに接続する。
【0206】また、主基板31のCPU56と同様に、
払出制御用CPU371も、割込モード0〜2のいずれ
かに設定可能であり、CTCは、以下に説明するような
タイマモードまたはカウンタモードで動作可能である。
また、CTCは4つのチャネルを有している。具体的に
は、4個のタイマカウンタレジスタCLK/TRG0〜
3(チャネル0〜3のカウンタ)を有する。動作モード
は、チャネル毎に設定可能である。
【0207】各タイマカウンタレジスタCLK/TRG
0〜3の値は、対応するCLK/TRG端子に入力され
るクロック信号に応じてカウントダウンされ、カウント
値が0になると割込を発生することができる。従って、
CTCのチャネル0〜3は、それぞれ割込発生部となる
ことができる。チャネル0の優先順位が最も高く、以
下、順次優先順位が下がる。すなわち、複数のタイマカ
ウンタレジスタCLK/TRGのカウント値が同時に0
になった場合には、番号が小さいチャネルが優先され、
それらのチャネルが割込を発生するように設定されてい
れば、番号が小さいチャネルからの割込が先に受け付け
られる。
【0208】この実施の形態では、内蔵CTCのチャネ
ル3がタイマモードで使用され、チャネル2がカウンタ
モードで使用される。また、チャネル3はタイマ割込の
発生源として使用され、チャネル2は払出制御コマンド
受信用として使用される。
【0209】カウンタモード:払出制御用CPU371
のCLK/TRG端子にクロック信号の立上がりまたは
立下がりが入力されるとカウント値を−1する。そのチ
ャネルに対して割込発生許可が設定されている場合に
は、カウント値が0になると割込を発生するとともに、
初期値をカウンタに再ロードする。また、割込ベクタの
設定がなされていれば、カウント値が0になったとき
に、内部データバス上に割込ベクタを送出する。
【0210】タイマモード:システムクロック(内部ク
ロック)を1/16分周または1/256分周したクロ
ック信号にもとづいてカウント値を−1する。そのチャ
ネルに対して割込発生許可が設定されている場合には、
カウント値が0になると割込を発生するとともに、初期
値をカウンタに再ロードする。また、割込ベクタの設定
がなされていれば、カウント値が0になったときに、内
部データバス上に割込ベクタを送出する。
【0211】払出制御用CPU371のCLK/TRG
2端子には、主基板31からのINT信号(払出制御信
号INT)が接続されている。CLK/TRG2端子に
クロック信号が入力されると、払出制御用CPU371
に内蔵されているタイマカウンタレジスタCLK/TR
G2(CTCのチャネル2のカウンタ)の値がダウンカ
ウントされる。そして、レジスタ値が0になると割込が
発生する。従って、図32に示すように、タイマカウン
タレジスタCLK/TRG2の初期値を「1」に設定し
ておけば、INT信号の入力に応じてレジスタ値が0に
なって割込が発生することになる。
【0212】払出制御基板37には、システムリセット
回路975も搭載されているが、この実施の形態では、
システムリセット回路975は、第2の電源監視回路
(第2の電源監視手段)も兼ねている。すなわち、リセ
ットIC976は、電源投入時に、外付けのコンデンサ
に容量で決まる所定時間だけ出力をローレベルとし、所
定時間が経過すると出力をハイレベルにする。また、リ
セットIC976は、電源基板910に搭載されている
第1の電源監視回路が監視する電源電圧と等しい電源電
圧であるVSLの電源電圧を監視して電圧値が所定値(例
えば+9V)以下になるとローレベルの電圧低下信号を
発生する。従って、電源断時には、リセットIC976
からの電圧低下信号がローレベルになることによって払
出制御用CPU371がシステムリセットされる。な
お、図35に示すように、電圧低下信号はリセット信号
と同じ出力信号である。
【0213】リセットIC976が電源断を検知するた
めの所定値は、通常時の電圧より低いが、払出制御用C
PU371が暫くの間動作しうる程度の電圧である。ま
た、リセットIC976が、払出制御用CPU371が
必要とする電圧(この例では+5V)よりも高い電圧を
監視するように構成されているので、払出制御用CPU
371が必要とする電圧に対して監視範囲を広げること
ができる。従って、より精密な監視を行うことができ
る。
【0214】+5V電源から電力が供給されていない
間、払出制御用CPU371の内蔵RAMの少なくとも
一部は、電源基板から供給されるバックアップ電源がバ
ックアップ端子に接続されることによってバックアップ
され、遊技機に対する電源が断しても内容は保存され
る。そして、+5V電源が復旧すると、システムリセッ
ト回路975からリセット信号が発せられるので、払出
制御用CPU371は、通常の動作状態に復帰する。そ
のとき、必要なデータがバックアップされているので、
停電等からの復旧時には停電発生時の遊技状態に復帰す
ることができる。
【0215】以上のように、この実施の形態では、電源
基板910に搭載されている第1の電源監視回路が、遊
技機で使用される直流電圧のうちで最も高い電源VSLの
電圧を監視して、その電源の電圧が所定値を下回ったら
電圧低下信号(電源断検出信号)を発生する。電源断検
出信号が出力されるタイミングでは、IC駆動電圧は、
まだ各種回路素子を十分駆動できる電圧値になってい
る。従って、IC駆動電圧で動作する払出制御基板37
の払出制御用CPU371が所定の電力供給停止時処理
を行うための動作時間が確保されている。
【0216】なお、ここでも、第1の電源監視回路は、
遊技機で使用される直流電圧のうちで最も高い電源VSL
の電圧を監視することになるが、電源断検出信号を発生
するタイミングが、IC駆動電圧で動作する電気部品制
御手段が所定の電力供給停止時処理を行うための動作時
間が確保されるようなタイミングであれば、監視対象電
圧は、最も高い電源VSLの電圧でなくてもよい。すなわ
ち、少なくともIC駆動電圧よりも高い電圧を監視すれ
ば、電気部品制御手段が所定の電力供給停止時処理を行
うための動作時間が確保されるようなタイミングで電源
断検出信号を発生することができる。
【0217】その場合、上述したように、監視対象電圧
は、賞球カウントスイッチ301A等の遊技機の各種ス
イッチに供給される電圧が+12Vであることから、電
源断時のスイッチオン誤検出の防止も期待できる電圧で
あることが好ましい。すなわち、スイッチに供給される
電圧(スイッチ電圧)である+12V電源電圧が落ち始
める以前の段階で、電圧低下を検出できることが好まし
い。よって、少なくともスイッチ電圧よりも高い電圧を
監視することが好ましい。
【0218】なお、図35に示された構成では、システ
ムリセット回路975は、電源投入時に、コンデンサの
容量で決まる期間のローレベルを出力し、その後ハイレ
ベルを出力する。すなわち、リセット解除タイミングは
1回だけである。しかし、図11に示された主基板31
の場合と同様に、複数回のリセット解除タイミングが発
生するような回路構成を用いてもよい。
【0219】図36は、払出制御基板37に搭載されて
いる情報出力回路377の一構成例を示すブロック図で
ある。この例では、情報出力回路377は、I/Oポー
ト372gを介して払出制御用CPU371から出力さ
れる球貸し個数信号を増幅する増幅回路377a、増幅
回路377aの出力によって導通するフォトカプラ37
7b、およびフォトカプラ377bの出力に応じて出力
端子間を遮断状態にしたり短絡状態にしたりするための
ダイオードブリッジ377cを含む。ダイオードブリッ
ジ377cの出力は、ターミナル基板160に接続され
る。なお、フォトカプラ377bは発光ダイオードとフ
ォトトランジスタで構成され、このフォトカプラ377
bでは、フォトトランジスタの一方の出力に抵抗が接続
されている。
【0220】図37は、払出制御基板37からターミナ
ル基板160を介して外部出力される球貸し個数信号の
出力タイミング例を示すタイミング図である。この例で
は、図37に示すように、100円分(例えば25個の
遊技球)の球貸し動作が行われる度に、球貸し個数信号
が0.1秒間ローレベルとされる。
【0221】図38は、払出制御用CPU371のメイ
ン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、
払出制御用CPU371は、まず、必要な初期設定を行
う(ステップS701)。
【0222】図39は、ステップS701の初期設定処
理を示すフローチャートである。初期設定処理におい
て、払出制御用CPU371は、まず、割込禁止に設定
する(ステップS701a)。次に、払出制御用CPU
371は、割込モードを割込モード2に設定し(ステッ
プS701b)、スタックポインタにスタックポインタ
指定アドレスを設定する(ステップS701c)。ま
た、払出制御用CPU371は、内蔵デバイスレジスタ
の初期化を行い(ステップS701d)、CTCおよび
PIOの初期化(ステップS701e)を行った後に、
RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS70
1f)。
【0223】この実施の形態では、内蔵CTCのうちの
一つのチャネルがタイマモードで使用される。従って、
ステップS701dの内蔵デバイスレジスタの設定処理
およびステップS701eの処理において、使用するチ
ャネルをタイマモードに設定するためのレジスタ設定、
割込発生を許可するためのレジスタ設定および割込ベク
タを設定するためのレジスタ設定が行われる。そして、
そのチャネルによる割込が上述したタイマ割込として用
いられる。なお、タイマ割込を例えば2ms毎に発生さ
せたい場合は、初期値として2msに相当する値が所定
のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。
【0224】なお、タイマモードに設定されたチャネル
(この実施の形態ではチャネル3)に設定される割込ベ
クタは、タイマ割込処理の先頭番地に相当するものであ
る。具体的は、Iレジスタに設定された値と割込ベクタ
とでタイマ割込処理の先頭番地が特定される。タイマ割
込処理ではタイマ割込フラグがセットされ、メイン処理
でタイマ割込フラグがセットされていることが検知され
ると、払出制御処理が実行される。すなわち、タイマ割
込処理では、電気部品制御処理の一例である払出制御処
理を実行するための設定がなされる。
【0225】また、内蔵CTCのうちの他の一つのチャ
ネル(この実施の形態ではチャネル2)が、遊技制御手
段からの払出制御コマンド受信のための割込発生用のチ
ャネルとして用いられ、そのチャネルがカウンタモード
で使用される。従って、ステップS701dの内蔵デバ
イスレジスタの設定処理およびステップS701eの処
理において、使用するチャネルをカウンタモードに設定
するためのレジスタ設定、割込発生を許可するためのレ
ジスタ設定および割込ベクタを設定するためのレジスタ
設定が行われる。
【0226】カウンタモードに設定されたチャネル(チ
ャネル2)に設定される割込ベクタは、後述するコマン
ド受信割込処理の先頭番地に相当するものである。具体
的は、Iレジスタに設定された値と割込ベクタとでコマ
ンド受信割込処理の先頭番地が特定される。
【0227】この実施の形態では、払出制御用CPU3
71でも割込モード2が設定される。従って、内蔵CT
Cのカウントアップにもとづく割込処理を使用すること
ができる。また、CTCが送出した割込ベクタに応じた
割込処理開始番地を設定することができる。
【0228】CTCのチャネル2(CH2)のカウント
アップにもとづく割込は、上述したタイマカウンタレジ
スタCLK/TRG2の値が「0」になったときに発生
する割込である。従って、例えばステップS701eに
おいて、特定レジスタとしてのタイマカウンタレジスタ
CLK/TRG2に初期値「1」が設定される。また、
CTCのチャネル3(CH3)のカウントアップにもと
づく割込は、CPUの内部クロック(システムクロッ
ク)をカウントダウンしてレジスタ値が「0」になった
ら発生する割込であり、後述する2msタイマ割込とし
て用いられる。具体的には、CH3のレジスタ値はシス
テムクロックの1/256周期で減算される。ステップ
S701eにおいて、CH3のレジスタには、初期値と
して2msに相当する値が設定される。なお、この実施
の形態では、CH2に関する割込番地は0074Hであ
り、CH3に関する割込番地は0076Hである。
【0229】上述したように、CTCのCH2のカウン
トアップにもとづく割込は、CH3のカウントアップに
もとづく割込よりも優先順位が高い。従って、同時にカ
ウントアップが生じた場合に、CH2のカウントアップ
にもとづく割込、すなわち、後述するコマンド受信割込
処理の実行契機となる割込の方が優先される。
【0230】そして、払出制御用CPU371は、払出
制御用のバックアップRAM領域にバックアップデータ
が存在しているか否かの確認を行う(ステップS70
2)。すなわち、例えば、主基板31のCPU56の処
理と同様に、電源断時にセットされるバックアップフラ
グがセット状態になっているか否かによって、バックア
ップデータが存在しているか否か確認する。バックアッ
プフラグがセット状態になっている場合には、バックア
ップデータありと判断する。バックアップデータなしと
判断された場合には、前回の電源オフ時に未払出の遊技
球がなかったことになり、内部状態を電源断時の状態に
戻す必要がない。従って、払出制御用CPU371は、
停電復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を
実行する(ステップS702,S703)。
【0231】バックアップRAM領域にバックアップデ
ータが存在している場合には、払出制御用CPU371
は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例
ではパリティチェック)を行う(ステップS704)。
不測の電源断が生じた後に復旧した場合には、バックア
ップRAM領域のデータは保存されていたはずであるか
ら、チェック結果は正常になる。チェック結果が正常で
ない場合には、内部状態を電源断時の状態に戻すことが
できないので、停電復旧時でない電源投入時に実行され
る初期化処理を実行する(ステップS705,S70
3)。
【0232】チェック結果が正常であれば、払出制御用
CPU371は、内部状態を電源断時の状態に戻すため
の払出状態復旧処理を行う(ステップS706)。そし
て、バックアップRAM領域に保存されていたPC(プ
ログラムカウンタ)の指すアドレスに復帰する(ステッ
プS707)。
【0233】通常の初期化処理の実行(ステップS70
3)を終えると、払出制御用CPU371により実行さ
れるメイン処理は、タイマ割込フラグの監視(ステップ
S708)の確認が行われるループ処理に移行する。
【0234】なお、この実施の形態では、ステップS7
02でバックアップデータの有無が確認された後、バッ
クアップデータが存在する場合にステップS704でバ
ックアップ領域のチェックが行われたが、逆に、バック
アップ領域のチェック結果が正常であったことが確認さ
れた後に、バックアップデータの有無の確認が行われる
ようにしてもよい。また、バックアップデータの有無の
確認、またはバックアップ領域のチェックの何れか一方
を確認することによって、停電復旧処理を実行するか否
かを判断するように構成してもよい。
【0235】また、例えば停電復旧処理を実行するか否
か判断する場合のパリティチェック(ステップS70
4)の際などに、すなわち、遊技状態を復旧するか否か
判断する際に、保存されていたRAMデータにおける払
出遊技球数データ等によって、遊技機が払出待機状態
(払出途中でない状態)であることが確認されたら、払
出状態復旧処理を行わずに初期化処理を実行するように
してもよい。
【0236】通常の初期化処理では、図40に示すよう
に、レジスタおよびRAMのクリア処理(ステップS9
01)が行われ、所定の初期値の設定が行われる(ステ
ップS902)。そして、初期設定処理(ステップS7
01a)において割込禁止とされているので、初期化処
理を終える前に割込が許可される(ステップS90
3)。
【0237】この実施の形態では、払出制御用CPU3
71のCTCのCH3が繰り返しタイマ割込を発生する
ように設定される。また、繰り返し周期は2msに設定
される。そして、図41に示すように、タイマ割込が発
生すると、払出制御用CPU371は、タイマ割込フラ
グをセットする(ステップS711)。なお、図41に
は割込を許可することも明示されているが(ステップS
710)、2msタイマ割込処理では、最初に割込許可
状態に設定される。すなわち、2msタイマ割込処理中
には割込許可状態になっている。
【0238】払出制御用CPU371は、ステップS7
08において、タイマ割込フラグがセットされたことを
検出すると、タイマ割込フラグをリセットするとともに
(ステップS709)、払出制御処理を実行する(ステ
ップS710)。以上の制御によって、この実施の形態
では、払出制御処理は2ms毎に起動されることにな
る。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理ではフ
ラグセットのみがなされ、払出制御処理はメイン処理に
おいて実行されるが、タイマ割込処理で払出制御処理を
実行してもよい。
【0239】払出制御用CPU371は、電源投入時
に、バックアップRAM領域のデータを確認するだけ
で、通常の初期設定処理を行うのか払出中の状態を復元
するのか決定できる。すなわち、簡単な判断によって、
未払出の遊技球について払出処理再開を行うことができ
る。さらに、この実施の形態では、主基板31における
遊技制御と同様に、パリティチェックコードによって記
憶内容保存の確実化が図られている。
【0240】図42は、払出制御用CPU371が内蔵
するRAMの使用例を示す説明図である。この例では、
バックアップRAM領域に、総合個数記憶(例えば2バ
イト)と貸し球個数記憶とがそれぞれ形成されている。
総合個数記憶は、主基板31の側から指示された賞球払
出個数の総数を記憶するものである。貸し球個数記憶
は、未払出の球貸し個数を記憶するものである。
【0241】図43は、主基板31から受信した払出制
御コマンドを格納するための受信バッファの一構成例を
示す説明図である。この例では、2バイト構成の払出制
御コマンドを6個格納可能なリングバッファ形式の受信
バッファが用いられる。従って、受信バッファは、確定
コマンドバッファ1〜12の12バイトの領域で構成さ
れる。そして、受信したコマンドをどの領域に格納する
のかを示すコマンド受信個数カウンタが用いられる。コ
マンド受信個数カウンタは、0〜11の値をとる。
【0242】図44は、割込処理による払出制御コマン
ド受信処理を示すフローチャートである。主基板31か
らの払出制御用のINT信号は払出制御用CPU371
のCLK/TRG2端子に入力されている。よって、主
基板31からのINT信号がオン状態になると、初期値
として「1」が設定されていたタイマカウンタレジスタ
CLK/TRG2の値が0になって払出制御用CPU3
71において割込がかかる。そして、図44に示す払出
制御コマンドの受信処理が開始される。なお、払出制御
コマンド受信処理の開始番地は、内蔵CTCから出力さ
れる割込ベクタとIレジスタに設定された値とで決定さ
れる番地である。また、タイマカウンタレジスタCLK
/TRG2の値が0になると、その値は自動的に初期値
(この例では「1」)に戻される。
【0243】払出制御コマンドの受信処理において、払
出制御用CPU371は、まず、各レジスタをスタック
に退避する(ステップS850)。なお、割込が発生す
るとCPU371は自動的に割込禁止状態に設定する
が、自動的に割込禁止状態にならないCPUを用いてい
る場合には、ステップS850の処理の実行前に割込禁
止命令(DI命令)を発行することが好ましい。次い
で、払出制御コマンドデータの入力に割り当てられてい
る入力ポート372aからデータを読み込む(ステップ
S851)。そして、2バイト構成の払出制御コマンド
のうちの1バイト目であるか否か確認する(ステップS
852)。1バイト目であるか否かは、受信したコマン
ドの先頭ビットが「1」であるか否かによって確認され
る。先頭ビットが「1」であるのは、2バイト構成であ
る払出制御コマンドのうちのMODEバイト(1バイト
目)のはずである(図21参照)。そこで、払出制御用
CPU371は、先頭ビットが「1」であれば、有効な
1バイト目を受信したとして、受信したコマンドを受信
バッファ領域におけるコマンド受信個数カウンタが示す
確定コマンドバッファに格納する(ステップS85
3)。
【0244】払出制御コマンドのうちの1バイト目でな
ければ、1バイト目を既に受信したか否か確認する(ス
テップS854)。既に受信したか否かは、受信バッフ
ァ(確定コマンドバッファ)に有効なデータが設定され
ているか否かによって確認される。
【0245】1バイト目を既に受信している場合には、
受信した1バイトのうちの先頭ビットが「0」であるか
否か確認する。そして、先頭ビットが「0」であれば、
有効な2バイト目を受信したとして、受信したコマンド
を、受信バッファ領域におけるコマンド受信個数カウン
タ+1が示す確定コマンドバッファに格納する(ステッ
プS855)。先頭ビットが「0」であるのは、2バイ
ト構成である払出制御コマンドのうちのEXTバイト
(2バイト目)のはずである(図21参照)。なお、ス
テップS854における確認結果が1バイト目を既に受
信したである場合には、2バイト目として受信したデー
タのうちの先頭ビットが「0」でなければ処理を終了す
る。
【0246】ステップS855において、2バイト目の
コマンドデータを格納すると、コマンド受信個数カウン
タに2を加算する(ステップS856)。そして、コマ
ンド受信カウンタが12以上であるか否か確認し(ステ
ップS857)、12以上であればコマンド受信個数カ
ウンタをクリアする(ステップS858)。その後、退
避されていたレジスタを復帰し(ステップS859)、
割込許可に設定する(ステップS859)。
【0247】コマンド受信割込処理中は割込禁止状態に
なっている。上述したように、2msタイマ割込処理中
は割込許可状態になっているので、2msタイマ割込中
にコマンド受信割込が発生した場合には、コマンド受信
割込処理が優先して実行される。また、コマンド受信割
込処理中に2msタイマ割込が発生しても、その割込処
理は待たされる。このように、この実施の形態では、主
基板31からのコマンド受信処理の処理優先度が高くな
っている。また、コマンド受信処理中には他の割込処理
が実行されないので、コマンド受信処理に要する最長時
間は決まる。コマンド受信処理中に他の割込処理が実行
可能であるように構成したのでは、コマンド受信処理に
要する最長の時間を見積もることは困難である。コマン
ド受信処理に要する最長時間が決まるので、遊技制御手
段のコマンド送出処理におけるCの期間(図22参照)
をどの程度にすればよいのかを正確に判断することがで
きる。
【0248】また、払出制御コマンドは2バイト構成で
あって、1バイト目(MODE)と2バイト目(EX
T)とは、受信側で直ちに区別可能に構成されている。
すなわち、先頭ビットによって、MODEとしてのデー
タを受信したのかEXTとしてのデータを受信したのか
を、受信側において直ちに検出できる。よって、上述し
たように、適正なデータを受信したのか否かを容易に判
定することができる。
【0249】図45は、ステップS710の払出制御処
理を示すフローチャートである。払出制御処理におい
て、払出制御用CPU371は、まず、中継基板72を
介して入力ポート372bに入力される賞球カウントス
イッチ301A、球貸しカウントスイッチ301Bがオ
ンしたか否かを判定する(スイッチ処理:ステップS7
51)。
【0250】次に、払出制御用CPU371は、センサ
(例えば、球貸しモータ289Bの回転数を検出するモ
ータ位置センサ)からの信号入力状態を確認してセンサ
の状態を判定する等の処理を行う(入力判定処理:ステ
ップS752)。払出制御用CPU371は、さらに、
受信した払出制御コマンドを解析し、解析結果に応じた
処理を実行する(コマンド解析実行処理:ステップS7
53)。
【0251】次いで、払出制御用CPU371は、主基
板31から払出停止指示コマンドを受信していたら払出
停止状態に設定し、払出開始指示コマンドを受信してい
たら払出停止状態の解除を行う(ステップS754)。
また、プリペイドカードユニット制御処理を行う(ステ
ップS755)。
【0252】次いで、払出制御用CPU371は、球貸
し要求に応じて貸し球を払い出す制御を行う(ステップ
S756)。また、出力ポート372cおよび中継基板
72を介して貸し球払出装置97Cの払出機構部分にお
ける球貸しモータ289Bに対して駆動信号を出力し、
所定の回転数分球貸しモータ289Bを回転させる球貸
しモータ制御処理を行う(ステップS757)。
【0253】さらに、払出制御用CPU371は、総合
個数記憶に格納された個数の賞球を払い出す賞球制御処
理を行う(ステップS758)。そして、出力ポート3
72cおよび中継基板72を介して賞球払出装置97A
の払出機構部分における賞球モータ289Aに対して駆
動信号を出力し、ステップS758の賞球制御処理で設
定された回転数分賞球モータ289Aを回転させる賞球
モータ制御処理を行う(ステップS759)。
【0254】なお、この実施の形態では、賞球モータ2
89Aおよび球貸しモータ289Bとしてステッピング
モータが用いられ、それらを制御するために1−2相励
磁方式が用いられる。従って、具体的には、球貸しモー
タ制御処理および賞球モータ制御処理において、8種類
の励磁パターンデータが繰り返し賞球モータ289Aお
よび球貸しモータ289Bに出力される。また、この実
施の形態では、各励磁パターンデータが4msずつ出力
される。
【0255】次いで、エラー検出処理が行われ、その結
果に応じてエラー表示LED374に所定の表示を行う
(エラー処理:ステップS760)。検出されるエラー
として、例えば、次の10種類がある。
【0256】賞球経路エラー:賞球払出動作終了したと
き、または賞球モータ289Aが1回転したときに賞球
カウントスイッチ301Aが1個も遊技球の通過を検出
しなかったとき。エラー表示LED374に「0」が表
示される。
【0257】球貸し経路エラー:球貸しの払出動作終了
したとき、または球貸しモータ289Bが1回転したと
きに球貸しカウントスイッチ301Bが1個も遊技球の
通過を検出しなかったとき。エラー表示LED374に
「1」が表示される。
【0258】賞球カウントスイッチ球詰まりエラー:賞
球カウントスイッチ301Aが0.5秒以上オンを検出
したとき。エラー表示LED374に「2」が表示され
る。
【0259】球貸しカウントスイッチ球詰まりエラー:
球貸しカウントスイッチ301Bが0.5秒以上オンを
検出したとき。エラー表示LED374に「3」が表示
される。
【0260】賞球モータ球噛みエラー:賞球モータ28
9Aが正常に回転しないとき。具体的には、賞球モータ
位置センサのオンが所定期間以上継続したり、オフが所
定期間以上継続した場合。エラー表示LED374に
「4」が表示される。なお、賞球モータ球噛みエラーが
生じた場合には、払出制御用CPU371は、50ms
の基準励磁相の出力を行った後、1−2相励磁の励磁パ
ターンデータのうちの4種類の励磁パターンデータを8
ms毎に出力することによる賞球モータ289Aの逆回
転と正回転を繰り返す。
【0261】プリペイドカードユニット未接続エラー:
VL信号のオフが検出されたとき。エラー表示LED3
74に「5」が表示される。
【0262】プリペイドカードユニット通信エラー:規
定のタイミング以外でプリペイドカードユニット50か
ら信号出力されたことを検出したとき。エラー表示LE
D374に「6」が表示される。
【0263】賞球停止状態:主基板31から払出停止を
示す払出制御コマンドを受信したとき。エラー表示LE
D374に「7」が表示される。なお、主基板31から
払出開始を示す払出制御コマンドを受信したときには、
その時点から2002ms後に、払出停止状態から払出
可能状態に復帰する。
【0264】球貸し停止状態:球切れスイッチ187
c,187dが球切れ検出したとき。エラー表示LED
374に「8」が表示される。
【0265】球貸しモータ球噛みエラー:球貸しモータ
289Bが正常に回転しないとき。具体的には、球貸し
モータ位置センサのオンが所定期間以上継続したり、オ
フが所定期間以上継続した場合。エラー表示LED37
4に「9」が表示される。なお、球貸しモータ球噛みエ
ラーが生じた場合には、払出制御用CPU371は、5
0msの基準励磁相の出力を行った後、1−2相励磁の
励磁パターンデータのうちの4種類の励磁パターンデー
タを8ms毎に出力することによる球貸しモータ289
Bの逆回転と正回転を繰り返す。
【0266】さらに、払出制御用CPU371は、外部
接続端子(図示せず)から出力する情報信号を制御する
処理を行う(出力処理:ステップS761)。なお、情
報信号は、図37に示されたように、貸し球の払出一単
位(例えば100円分:25個)ごとに所定時間オンと
なり、続いて所定時間オフを出力する信号である。
【0267】図46は、ステップS753のコマンド解
析実行処理の一例を示すフローチャートである。コマン
ド解析実行処理において、払出制御用CPU371は、
確定コマンドバッファ領域中に受信コマンドがあるか否
かの確認を行う(ステップS753a)。受信コマンド
があれば、受信した払出制御コマンドが払出個数指示コ
マンドであるか否かの確認を行う(ステップS753
b)。なお、確定コマンドバッファ領域中に複数の受信
コマンドがある場合には、受信した払出制御コマンドが
払出個数指示コマンドであるか否かの確認は、最も前に
受信された受信コマンドについて行われる。
【0268】受信した払出制御コマンドが払出個数指示
コマンドであれば、払出個数指示コマンドで指示された
個数を総合個数記憶に加算する(ステップS753
c)。すなわち、払出制御用CPU371は、主基板3
1のCPU56から送られた払出個数指示コマンドに含
まれる賞球数をバックアップRAM領域(総合個数記
憶)に記憶する。
【0269】なお、払出制御用CPU371は、必要な
らば、コマンド受信個数カウンタの減算や確定コマンド
バッファ領域における受信コマンドシフト処理を行う。
【0270】図47は、ステップS754の払出停止状
態設定処理の一例を示すフローチャートである。払出停
止状態設定処理において、払出制御用CPU371は、
確定コマンドバッファ領域中に受信コマンドがあるか否
かの確認を行う(ステップS754a)。確定コマンド
バッファ領域中に受信コマンドがあれば、受信した払出
制御コマンドが払出停止指示コマンドであるか否かの確
認を行う(ステップS754b)。払出停止指示コマン
ドであれば、払出制御用CPU371は、賞球払出停止
状態に設定する(ステップS754c)。
【0271】ステップS754bで受信コマンドが払出
停止指示コマンドでないことを確認すると、受信した払
出制御コマンドが払出開始指示コマンドであるか否かの
確認を行う(ステップS754d)。払出開始指示コマ
ンドであれば、賞球払出停止状態を解除する(ステップ
S754e)。
【0272】図48は、ステップS751のスイッチ処
理の一例を示すフローチャートである。スイッチ処理に
おいて、払出制御用CPU371は、賞球カウントスイ
ッチ301Aがオン状態を示しているか否か確認する
(ステップS751a)。オン状態を示していれば、払
出制御用CPU371は、賞球カウントスイッチオンカ
ウンタを+1する(ステップS751b)。賞球カウン
トスイッチオンカウンタは、賞球カウントスイッチ30
1Aのオン状態を検出した回数を計数するためのカウン
タである。
【0273】そして、賞球カウントスイッチオンカウン
タの値をチェックし、その値が250になっていれば
(ステップS751c)、賞球球詰まりフラグをセット
する(ステップS751d)。つまり、賞球カウントス
イッチ301Aのオン状態が長期間継続した場合に賞球
球詰まりフラグがセットされる。
【0274】また、賞球カウントスイッチオンカウンタ
の値が2になったときには(ステップS751e)、確
実に賞球カウントスイッチ301Aがオンした判断し、
賞球カウントスイッチオンフラグをセットする(ステッ
プS751f)。
【0275】ステップS751aにおいて賞球カウント
スイッチ301Aがオン状態でないことが確認される
と、払出制御用CPU371は、賞球カウントスイッチ
オンフラグをリセットするとともに(ステップS751
h)、賞球カウントスイッチオンカウンタをクリアする
(ステップS751i)。そして、球貸しカウントスイ
ッチ301Bがオン状態を示しているか否か確認する
(ステップS751j)。オン状態を示していれば、払
出制御用CPU371は、球貸しカウントスイッチオン
カウンタを+1する(ステップS751k)。球貸しカ
ウントスイッチオンカウンタは、球貸しカウントスイッ
チ301Bのオン状態を検出した回数を計数するための
カウンタである。
【0276】そして、球貸しカウントスイッチオンカウ
ンタの値をチェックし、その値が250になっていれば
(ステップS751l)、貸し球詰まりフラグをセット
する(ステップS751m)。つまり、球貸しカウント
スイッチ301Bのオン状態が長期間継続した場合に貸
し球球詰まりフラグがセットされる。
【0277】また、球貸しカウントスイッチオンカウン
タの値が2になったときには(ステップS751n)、
確実に球貸しカウントスイッチ301Bがオンした判断
し、球貸しカウントスイッチオンフラグをセットする
(ステップS751o)。
【0278】ステップS751jにおいて球貸しカウン
トスイッチ301Bがオン状態でないことが確認される
と、払出制御用CPU371は、球貸しカウントスイッ
チオンフラグをリセットするとともに(ステップS75
1p)球貸しカウントスイッチオンカウンタをクリアす
る(ステップS751q)。
【0279】図49は、ステップS755のプリペイド
カードユニット制御処理の一例を示すフローチャートで
ある。プリペイドカードユニット制御処理において、払
出制御用CPU371は、カードユニット制御用マイク
ロコンピュータより入力されるVL信号を検知したか否
かを確認する(ステップS755a)。VL信号を検知
していなければ、VL信号非検知カウンタを+1する
(ステップS755b)。また、払出制御用CPU37
1は、VL信号非検知カウンタの値が125であるか否
か確認する(ステップS755c)。VL信号非検知カ
ウンタの値が125であれば、払出制御用CPU371
は、発射制御基板91への発射制御信号出力を停止し
て、駆動モータ94を停止させる(ステップS755
d)。また、VLオフ検出フラグをセットする(ステッ
プS755e)。
【0280】以上の処理によって、125回(2ms×
125=250ms)継続してVL信号のオフが検出さ
れたら、球発射禁止状態に設定される。
【0281】ステップS755aにおいてVL信号を検
知していれば、払出制御用CPU371は、VLオフ検
出フラグをリセットするとともに(ステップS755
f)、VL信号非検知カウンタをクリアする(ステップ
S755g)。そして、払出制御用CPU371は、発
射制御信号出力を停止していれば(ステップS755
h)、発射制御基板91への発射制御信号出力を開始し
て駆動モータ94を動作可能状態にする(ステップS7
55i)。
【0282】図50は、ステップS756の球貸し制御
処理の一例を示すフローチャートである。なお、この実
施の形態では、連続的な払出数の最大値を貸し球の一単
位(例えば25個)とするが、連続的な払出数の最大値
は他の数であってもよい。
【0283】球貸し制御処理において、払出制御用CP
U371は、貸し球払出中であるか否かの確認を行い
(ステップS500)、貸し球払出中であれば、ステッ
プS518以降の処理を行う。なお、貸し球払出中であ
るか否かは、後述する球貸し処理中フラグの状態によっ
て判断される。
【0284】ステップS500において貸し球払出中で
なければ、払出制御用CPU371は、賞球払出中であ
るか否かの確認を行う(ステップS500a)。なお、
賞球払出中であるか否かは、後述する賞球処理中フラグ
の状態によって判断される。貸し球払出中でも賞球払出
中でもなければ、払出制御用CPU371は、球貸し停
止中であるか否かを確認する(ステップS501)。停
止中であれば、球切れスイッチ187c,187dの状
態を確認する(ステップS502)。それらがともに球
切れでない状態を示していれば、球切れフラグをリセッ
トする(ステップS503)。なお、球貸し停止中とな
る条件は、ここでは球切れになった場合であるとして説
明するが、例えば、球貸しのための遊技球の球切れや上
皿満タンなどとなった場合であってもよい。すなわち、
球貸し停止中となる条件は、遊技の継続をすることがで
きない状態、あるいは遊技を継続することが好ましくな
い状態となった場合であれば、どのような場合であって
もよい。
【0285】球貸し停止中でなければ、払出制御用CP
U371は、ステップS505において球切れスイッチ
187c,187dの状態を確認し、少なくとも一方が
球切れ状態を示していたら、球貸し停止中を示す球切れ
フラグをセットする(ステップS506)。
【0286】球切れスイッチ187c,187dがとも
に球有りの状態を示していたら、払出制御用CPU37
1は、カードユニット50から球貸し要求があったか否
かを確認する(ステップS512)。要求があれば、球
貸し処理中フラグをオンするとともに(ステップS51
3)、25(球貸し一単位数:ここでは100円分)を
バックアップRAM領域の貸し球個数記憶に設定する
(ステップS514)。そして、払出制御用CPU37
1は、EXS信号をオンする(ステップS515)。ま
た、球貸しモータ289Bをオンする(ステップS51
6)。
【0287】なお、球貸しモータ289Bをオンするの
は、厳密には、カードユニット50が受付を認識したこ
とを示すためにBRQ信号をOFFとしてからである。
なお、球貸し処理中フラグはバックアップRAM領域に
設定される。
【0288】ステップS518において、払出制御用C
PU371は、貸し球通過待ち時間中であるか否かの確
認を行う(ステップS518)。貸し球通過待ち時間中
でなければ、球貸し用センサ(球貸しモータ位置セン
サ)のチェックを行い(ステップS519)、また、後
述する球貸しカウントスイッチチェック処理を行う(ス
テップS520)。
【0289】なお、ステップS519の球貸し用センサ
のチェック処理では、球貸しモータ位置センサのオンと
オフとがタイマ監視されるが、所定時間以上のオン状態
またはオフ状態が継続したら、払出制御用CPU371
は、球貸しモータ球噛みエラーが生じたと判断する。
【0290】次いで、払出制御用CPU371は、球貸
しモータ289Bの駆動を終了すべきか(一単位の払出
動作が終了したか)否かの確認を行う(ステップS52
1)。具体的には、所定個数の払出に対応した回転が完
了したか否かを確認する。所定個数の払出に対応した回
転は、球貸しモータ位置センサの出力によって監視され
る。所定個数の払出に対応した回転が完了した場合に
は、払出制御用CPU371は、球貸しモータ289B
の駆動を停止し(ステップS522)、貸し球通過待ち
時間の設定を行う(ステップS523)。すなわち、払
出制御用CPU371は、設定された所定個数(本例で
は、25個)の遊技球(例えば、払出制御用CPU37
1が内部に有するプログラムの実行により設定される)
を連続的に払い出すために、球貸しモータ289Bの駆
動を制御して、所定個数が払い出されるまで連続して駆
動させる。
【0291】ステップS518で貸し球通過待ち時間中
であれば、払出制御用CPU371は、後述する球貸し
カウントスイッチチェック処理を行うとともに(ステッ
プS524)、貸し球通過待ち時間が終了したか否かの
確認を行う(ステップS525)。貸し球通過待ち時間
は、最後の払出球が球貸しモータ289Bによって払い
出されてから球貸しカウントスイッチ301Bを通過す
るまでの時間である。
【0292】貸し球通過待ち時間の終了を確認すると、
一単位の貸し球は全て払い出された状態であるので、カ
ードユニット50に対して次の球貸し要求の受付が可能
になったことを示すためにEXS信号をオフにする(ス
テップS526)。また、球貸し処理中フラグをオフす
る(ステップS527)。なお、貸し球通過待ち時間が
経過するまでに最後の払出球が球貸しカウントスイッチ
301Bを通過しなかった場合には、球貸し経路エラー
とされる。
【0293】なお、球貸し要求の受付を示すEXS信号
をオフにした後、所定期間内に再び球貸し要求信号であ
るBRQ信号がオンしたら、球貸しモータ289Bをオ
フせずに球貸し処理を続行するようにしてもよい。すな
わち、所定単位(この例では100円単位)毎に球貸し
処理を行うのではなく、球貸し処理を連続して実行する
ように構成することもできる。
【0294】貸し球個数記憶の内容は、遊技機の電源が
断しても、所定期間電源基板910のバックアップ電源
によって保存される。従って、所定期間中に電源が回復
すると、払出制御用CPU371は、貸し球個数記憶の
内容にもとづいて球貸し処理を継続することができる。
【0295】図51は、ステップS520およびS52
4で実行される球貸しカウントスイッチチェック処理を
示すフローチャートである。球貸しカウントスイッチチ
ェック処理は、球貸しカウントスイッチ301Bの状態
を監視して、貸し球個数記憶を減算する処理である。
【0296】球貸しカウントスイッチチェック処理にお
いて、払出制御用CPU371は、まず、球貸しカウン
トスイッチON待ちフラグがセットされているか否か確
認する(ステップS811)。球貸しカウントスイッチ
ON待ちフラグがセットされていれば、球貸しカウント
スイッチオンフラグがオン状態になるのを待つ(ステッ
プS812)。なお、球貸しカウントスイッチオンフラ
グは、図48に示されたスイッチ処理におけるステップ
S751oでセットされる。球貸しカウントスイッチオ
ンフラグがオン状態になる前にタイマT11がタイムア
ウトすると球貸し経路エラーフラグをセットする(ステ
ップS817,S818)。球貸しカウントスイッチ3
01Bがオンすると、タイマT11を停止して(ステッ
プS813)、球貸しカウントスイッチON待ちフラグ
をリセットする(ステップS814)。なお、タイマT
11は、球貸しカウントスイッチ301Bが所定期間内
にオンするか否かを確認するためのタイマである。
【0297】球貸しカウントスイッチ301Bがオンし
た場合には、球貸しカウントスイッチ301Bがオフす
ることを確認するために、オフを待つ状態であることを
示す球貸しカウントスイッチOFF待ちフラグをセット
する(ステップS815)。
【0298】従って、払出制御用CPU371は、球貸
しカウントスイッチOFF待ちフラグがオンしていれば
(ステップS821)、球貸しカウントスイッチオンフ
ラグがオフするのを待つ(ステップS824)。球貸し
カウントスイッチオンフラグがオフすると、球貸しカウ
ントスイッチOFF待ちフラグをリセットする(ステッ
プS825)。そして、1個の遊技球が払い出されたこ
とが検出されたとして、一時計数カウンタを+1する
(ステップS826)。また、球貸し個数信号を出力す
るための球貸し情報出力処理サブルーチンを起動する
(ステップS827)。次いで、貸し球個数記憶を−1
する(ステップS828)。
【0299】ステップS821で、球貸しカウントスイ
ッチOFF待ちフラグもオンしていないことを確認した
ら、タイマT11をスタートするとともに(ステップS
822)、球貸しカウントスイッチON待ちフラグをセ
ットする(ステップS823)。
【0300】図52は、1個の遊技球の払出(貸出)が
完了したときに起動される球貸し情報出力処理サブルー
チン(ステップS827)の動作を示すフローチャート
である。球貸し情報出力処理サブルーチンにおいて、払
出制御用CPU371は、まず、Tfタイマが動作中か
否か(球貸し個数信号がオン中か否か)確認する(ステ
ップS781)。動作中であれば、タイムアウトしたか
否か確認する(ステップS782)。タイムアウトした
ら、球貸し個数信号をオフ状態(=0)にする(ステッ
プS783)。
【0301】Tfタイマが動作中でなければ、一時カウ
ンタの値がN(この例では25)の倍数になっているか
否か確認する(ステップS784)。一時カウンタの値
は、1個の遊技球の払出が完了したときに+1される。
また、Nは100円で貸し出される遊技球数である。一
時カウンタの値がNの倍数になっている場合には、球貸
し個数信号をオン状態(=1)にするとともに(ステッ
プS785)、Tfタイマを起動する(ステップS78
6)。
【0302】以上のような処理によって、100円分の
球貸しが行われるときに、Tfタイマで作成される時間
だけ球貸し個数信号がオンする。払出制御用CPU37
1からの球貸し個数信号は、図36に示された情報出力
回路377において、増幅回路377aで反転された
後、フォトカプラ377bに入力する。フォトカプラ3
77bにおける発光ダイオードは、払出制御用CPU3
71から「1」が出力されたときに導通して発光する。
すると、フォトカプラ377bにおけるフォトトランジ
スタが導通する。フォトカプラ377b内部でフォトト
ランジスタには抵抗が接続されている。従って、ダイオ
ードブリッジ377cにおけるフォトカプラ377bに
接続された入力端子間に電位差が現れる。すると、ダイ
オードブリッジ377cにおける各ダイオードが導通状
態になって、ダイオードブリッジ377cにおける出力
端子間の電位が等しくなる。すなわち、出力端子間が接
続された状態(短絡状態)になる。
【0303】払出制御用CPU371から「0」が出力
されているときには、ダイオードブリッジ377cにお
ける出力端子間が開放状態になる。ホールコンピュータ
等の外部機器では、2つの端子間が接続状態にあるとき
には、球貸し個数信号がオンしていると判定する。よっ
て、図37に示されたように球貸し個数信号が外部に出
力されることになる。
【0304】このように、この実施の形態では、払出制
御基板37に搭載された払出制御手段が球貸し個数信号
を外部管理装置に出力するとともに、主基板31に搭載
された遊技制御手段が賞球個数信号を外部管理装置に出
力することができる遊技機が実現される。
【0305】以上のように、この実施の形態では、球貸
しモータ289Bの駆動を制御することにより、払出制
御基板37が一回の払出動作で払い出される遊技球の個
数を制御する構成としたので、1回の払出動作で貸し出
される遊技球の個数(例えば貸出一単位の25個)を設
定することができ、設定された範囲内で区切ることなく
貸し球の払出動作を実行することができる。
【0306】また、上述したように、未払いである払出
予定数(貸し球個数記憶に記憶されている個数)があっ
た場合であっても、25個以上の遊技球が存在している
場合(球貸し停止状態でない場合)でなければ貸し球払
出動作が実行されず、また、払出動作開始後は払出制御
基板37の指示する払出数(例えば25個)の払出を終
えた後でなければ球貸し停止状態とされないことから、
払出制御基板37により設定された個数の遊技球につい
ては常に払い出すことができる。従って、貸し球の払出
途中で球切れなどにもとづき払出停止状態とされてしま
うことを回避することができる。
【0307】図53および図54は、ステップS758
の賞球制御処理の一例を示すフローチャートである。な
お、この例では、連続的な払出数の最大値を貸し球の一
単位と同数(例えば25個)とするが、連続的な払出数
の最大値は他の数であってもよい。
【0308】賞球制御処理において、払出制御用CPU
371は、既に賞球払出処理が開始されているか否か確
認する(ステップS532)。賞球の払出中であれば図
54に示す賞球中の処理に移行する。賞球の払出中であ
るか否かは、後述する賞球処理中フラグの状態によって
判断される。
【0309】賞球払出中でなければ、払出制御用CPU
371は、払出停止状態であるか否かの確認を行う(ス
テップS532a)。払出停止状態であるか否かは、ス
テップS754cにおける払出停止状態設定がされてい
るか否かにより判断される。なお、払出停止状態となる
条件は、ここでは球切れなどとなった場合であるとして
いるが、遊技の継続をすることができない状態、あるい
は遊技を継続することが好ましくない状態となった場合
であれば、どのような場合であってもよい。
【0310】払出停止状態でなければ、払出制御用CP
U371は、総合個数記憶に格納されている賞球数(未
払出の賞球数)が0でないか否か確認する(ステップS
534)。総合個数記憶に格納されている賞球数が0で
なければ、賞球制御用CPU371は、賞球処理中フラ
グをオンし(ステップS535)、総合個数記憶の値が
25以上であるか否か確認する(ステップS536)。
なお、賞球処理中フラグは、バックアップRAM領域に
設定される。
【0311】総合個数記憶に格納されている賞球数が2
5以上であれば、払出制御用CPU371は、25個分
の遊技球を払い出すまで賞球モータ289Aを回転させ
るように賞球モータ289Aに対して駆動信号を出力す
るために25個払出動作の設定を行う(ステップS53
7)。総合個数記憶に格納されている賞球数が25以上
でなければ、払出制御用CPU371は、総合個数記憶
に格納されている全ての遊技球を払い出すまで賞球モー
タ289Aを回転させるように駆動信号を出力するため
に、全個数払出動作の設定を行う(ステップS53
8)。次いで、賞球モータ289Aをオンする(ステッ
プS538)。そして、図54に示す賞球制御処理にお
ける賞球払出中の処理に移行する。
【0312】図54は、払出制御用CPU371による
払出制御処理における賞球中の処理の一例を示すフロー
チャートである。賞球中の処理において、払出制御用C
PU371は、賞球通過待ち時間中であるか否かの確認
を行う(ステップS541)。賞球通過待ち時間中でな
ければ、賞球用センサ(賞球モータ位置センサ)のチェ
ックを行い(ステップS542)、また、後述する賞球
カウントスイッチチェック処理を行う(ステップS54
3)。
【0313】なお、ステップS542の賞球用センサの
チェック処理では、賞球モータ位置センサのオンとオフ
とがタイマ監視されるが、所定時間以上のオン状態また
はオフ状態が継続したら、払出制御用CPU371は、
賞球モータ球噛みエラーが生じたと判断する。
【0314】そして、払出制御用CPU371は、賞球
モータ289Aの駆動を終了すべきか(25個または2
5個未満の所定の個数の払出動作が終了したか)否かの
確認を行う(ステップS544)。具体的には、所定個
数の払出に対応した回転が完了したか否かを確認する。
所定個数の払出に対応した回転は、賞球モータ位置セン
サの出力によって監視される。すなわち、払出制御用C
PU371は、設定された所定個数(本例では25個ま
たは25個未満の所定の個数)の賞球(例えば、払出制
御用CPU371が内部に有するプログラムの実行によ
り設定される)を連続的に払い出すために、賞球モータ
289Aの駆動を制御して、所定個数が払い出されるま
で連続して駆動させる。なお、この実施の形態では、所
定個数の上限を25としたが、所定個数の上限はいくつ
であってもよい。
【0315】所定個数の払出に対応した回転が完了した
場合には、払出制御用CPU371は、賞球モータ28
9Aの駆動を停止し(ステップS545)、賞球通過待
ち時間の設定を行う(ステップS546)。賞球通過待
ち時間は、最後の払出球が賞球モータ289Aによって
払い出されてから賞球カウントスイッチ301Aを通過
するまでの時間である。
【0316】ステップS541において、賞球通過待ち
時間中であれば、払出制御用CPU371は、後述する
賞球カウントスイッチチェック処理を行い(ステップS
547)、賞球通過待ち時間が終了したか否かの確認を
行う(ステップS548)。賞球通過待ち時間が終了し
た時点は、ステップS537またはステップS538で
設定された賞球が全て払い出された状態である。そこ
で、払出制御用CPU371は、賞球処理中フラグをオ
フする(ステップS549)。なお、賞球通過待ち時間
が経過するまでに最後の払出球が賞球カウントスイッチ
301Aを通過しなかった場合には、賞球経路エラーと
される。
【0317】なお、この実施の形態では、貸し球払出装
置と賞球払出装置とは独立して設けられているので、賞
球払出処理と球貸し処理とを同時に実行可能であるが、
球貸し処理を賞球処理よりも優先してもよい。すなわ
ち、球貸し処理中では賞球処理の開始を待たせるように
してもよい。また、賞球処理を球貸し処理よりも優先さ
せてもよい。
【0318】図55は、ステップS543およびS54
7で実行される賞球カウントスイッチチェック処理を示
すフローチャートである。賞球カウントスイッチチェッ
ク処理は、賞球カウントスイッチ301Aの状態を監視
して、総合個数記憶を減算する処理である。
【0319】賞球カウントスイッチチェック処理におい
て、払出制御用CPU371は、まず、賞球カウントス
イッチON待ちフラグがセットされているか否か確認す
る(ステップS831)。賞球カウントスイッチON待
ちフラグがセットされていれば、賞球カウントスイッチ
オンフラグがオン状態になるのを待つ(ステップS83
2)。なお、賞球カウントスイッチオンフラグは、図4
8に示されたスイッチ処理におけるステップS751f
でセットされる。賞球カウントスイッチオンフラグがオ
ン状態になる前にタイマT12がタイムアウトすると賞
球経路エラーフラグをセットする(ステップS837,
S838)。賞球カウントスイッチ301Aがオンする
と、タイマT12を停止して(ステップS833)、賞
球カウントスイッチON待ちフラグをリセットする(ス
テップS834)。タイマT12は、賞球カウントスイ
ッチ301Aが所定期間内にオンするか否かを確認する
ためのタイマである。
【0320】賞球カウントスイッチ301Aがオンした
場合には、賞球カウントスイッチ301Aがオフするこ
とを確認するために、オフを待つ状態であることを示す
賞球カウントスイッチOFF待ちフラグをセットする
(ステップS835)。
【0321】従って、払出制御用CPU371は、賞球
カウントスイッチOFF待ちフラグがオンしていれば
(ステップS841)、賞球カウントスイッチオンフラ
グがオフするのを待つ(ステップS844)。賞球カウ
ントスイッチオンフラグがオフすると、賞球カウントス
イッチOFF待ちフラグをリセットする(ステップS8
45)。そして、総合個数記憶を−1する(ステップS
848)。
【0322】ステップS841で、賞球カウントスイッ
チOFF待ちフラグもオンしていないことを確認した
ら、タイマT12をスタートするとともに(ステップS
842)、賞球カウントスイッチON待ちフラグをセッ
トする(ステップS843)。
【0323】総合個数記憶および貸し球個数記憶の内容
は、それぞれ、遊技機の電源が断しても、所定期間電源
基板910のバックアップ電源によって保存される。従
って、所定期間中に電源が回復すると、払出制御用CP
U371は、総合個数記憶および貸し球個数記憶の内容
にもとづいて払出処理を継続することができる。
【0324】なお、払出制御用CPU371は、主基板
31から指示された賞球個数を賞球個数記憶で総数とし
て管理したが、賞球数毎(例えば15個、10個、6
個)に管理してもよい。例えば、賞球数毎に対応した個
数カウンタを設け、払出個数指定コマンドを受信する
と、そのコマンドで指定された個数に対応する個数カウ
ンタを+1する。そして、個数カウンタに対応した賞球
払出が行われると、その個数カウンタを−1する(この
場合、払出制御処理にて減算処理を行うようにする)。
その場合にも、各個数カウンタはバックアップRAM領
域に形成される。よって、遊技機の電源が断しても、所
定期間中に電源が回復すれば、払出制御用CPU371
は、各個数カウンタの内容にもとづいて賞球払出処理を
継続することができる。
【0325】以上のように、賞球モータ289Aの駆動
を制御することにより、払出制御基板37が一回の払出
動作で払い出される遊技球の個数を制御する構成とした
ので、1回の払出動作で払い出される賞球の個数(例え
ば25個)を設定することができ、設定された範囲内で
区切ることなく複数個の入賞球に対応する賞球払出動作
を実行することができる。従って、1回の払出動作で払
い出される賞球の個数の上限を大とすれば、多くの入賞
が連続してあった場合であっても、それらの入賞球に対
応した賞球払出動作を区切ることなく実行することがで
きる。この場合、払出停止状態であるか否かは、払出動
作中であっても確認するようにすればよい。
【0326】また、未払いである払出予定数(総合個数
記憶に記憶されている個数)があった場合であっても、
設定された個数(例えば25個)以上の遊技球が存在し
ている場合(払出停止状態とされていない場合)でなけ
れば払出動作が実行されず、また、払出動作開始後は払
出制御基板37の指示する払出数の払出を終えた後でな
ければ払出停止状態とされないことから、払出制御基板
37により設定された個数の賞球については常に払い出
すことができる。従って、払出制御基板37により設定
された賞球の払出途中で球切れなどにもとづき払出停止
状態とされてしまうことを回避することができる。
【0327】次に、エラー処理について説明する。図5
6は、エラーの種類とエラー表示用LED374(図1
0参照)の表示との関係を示す説明図である。また、図
57および図58は、ステップS760のエラー処理の
一例を示すフローチャートである。
【0328】この例では、エラー処理において、払出制
御用CPU371は、賞球経路エラーフラグがオンした
場合に(ステップS601)、エラー表示用LED37
4に「0」を表示する(ステップS602)。また、賞
球経路エラーフラグがオフした場合にエラー表示用LE
D374の表示「0」を消去する(ステップS60
3)。なお、賞球経路エラーフラグは、図55に示され
たステップS838でセットされる。すなわち、賞球カ
ウントスイッチ301Aがオンしなかったときにセット
される。
【0329】球貸し経路エラーフラグがオンした場合に
は(ステップS604)、エラー表示用LED374に
「1」を表示する(ステップS605)。また、球貸し
経路エラーフラグがオフした場合にエラー表示用LED
374の表示「1」を消去する(ステップS606)。
なお、球貸し経路エラーフラグは、図51に示されたス
テップS818でセットされる。すなわち、球貸しカウ
ントスイッチ301Bがオンしなかったときにセットさ
れる。
【0330】賞球詰まりフラグがオンした場合には(ス
テップS607)、エラー表示用LED374に「2」
を表示する(ステップS608)。また、賞球詰まりフ
ラグがオフした場合にエラー表示用LED374の表示
「2」を消去する(ステップS609)。なお、賞球詰
まりフラグは、図48に示されたステップS751dで
セットされる。すなわち、賞球カウントスイッチ301
Aがオフしなかったときにセットされる。
【0331】貸し球詰まりフラグがオンした場合には
(ステップS610)、エラー表示用LED374に
「3」を表示する(ステップS611)。また、貸し球
詰まりフラグがオフした場合にエラー表示用LED37
4の表示「3」を消去する(ステップS612)。な
お、賞球詰まりフラグは、図48に示されたステップS
751mでセットされる。すなわち、球貸しカウントス
イッチ301Bがオフしなかったときにセットされる。
【0332】賞球モータセンサ出力異常が検出された場
合には(ステップS613)、エラー表示用LED37
4に「4」を表示する(ステップS614)。また、賞
球モータセンサ出力異常が解除された場合にエラー表示
用LED374の表示「4」を消去する(ステップS6
15)。なお、賞球モータセンサ出力異常は、図54に
示されたステップS542で、賞球モータ位置センサの
オンが所定期間以上継続したり、オフが所定期間以上継
続した場合に検出される。
【0333】VLオフ検出フラグがセットされた場合に
は(ステップS621)、エラー表示用LED374に
「5」を表示する(ステップS622)。また、VLオ
フ検出フラグがッリセットされた場合にエラー表示用L
ED374の表示「5」を消去する(ステップS62
3)。なお、VLオフ検出フラグは、図49に示された
ステップS755eでセットされる。
【0334】なお、正規でないタイミングでカードユニ
ット50との通信が実行されたときには(ステップS6
24)、プリペイドカードユニット通信エラーが発生し
たとして、エラー表示用LED374に「6」を表示す
る(ステップS625)。また、そのようなエラーが解
消されたときに、エラー表示用LED374の表示
「6」を消去する(ステップS626)。
【0335】また、賞球停止状態になったときには(ス
テップS627)、エラー表示用LED374に「7」
を表示する(ステップS628)。賞球停止状態が解除
されたときには、エラー表示用LED374の表示
「7」を消去する(ステップS629)。なお、賞球停
止状態は、図47におけるステップS754eで賞球払
出停止状態に設定された状態である。すなわち、遊技制
御手段から払出停止を通知されたときである。ただし、
遊技制御手段は、下皿満タンのときにも払出停止を通知
するので、ステップS627において、球切れスイッチ
187a,187bの状態も確認することが好ましい。
【0336】球貸し停止状態になったときには(ステッ
プS630)、エラー表示用LED374に「8」を表
示する(ステップS631)。球貸し停止状態が解除さ
れたときには、エラー表示用LED374の表示「8」
を消去する(ステップS632)。なお、球貸し停止状
態は、図50におけるステップS503で球切れフラグ
がセットされた後の状態である。
【0337】そして、球貸しモータセンサ出力異常が検
出された場合には(ステップS633)、エラー表示用
LED374に「9」を表示する(ステップS63
4)。また、球貸しモータセンサ出力異常が解除された
場合にエラー表示用LED374の表示「9」を消去す
る(ステップS635)。なお、球貸しモータセンサ出
力異常は、図50に示されたステップS519で、球貸
しモータ位置センサのオンが所定期間以上継続したり、
オフが所定期間以上継続した場合に検出される。
【0338】このように賞球に関連したエラーと球貸し
に関連したエラーとを識別してエラー表示用LED37
4に表示するようにしたことで、貸し球払出装置の異常
であるか賞球払出装置の異常であるか(例えば、「貸し
球払出装置の球詰まり」や、「賞球払出装置の異常(例
えば球切れ)による賞球払出停止」など)を報知するこ
とができる。従って、払出機構部に関する異常が発生し
た場合であっても、異常箇所や異常原因を迅速かつ的確
に認識することができ、発生した異常に速やかに対処す
ることができる。
【0339】また、上述したように、賞球に関連したエ
ラーと球貸しに関連したエラーとが、識別できるように
エラー表示用LED374に表示されるようにしたた
め、貸し球払出装置と賞球払出装置とが独立して設けら
れていても、それぞれに生じた異常を容易に認識するこ
とができる。
【0340】図59は、電源基板910の電源監視回路
からの電圧変化信号にもとづくNMIに応じて実行され
る停電発生NMI処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、この実施の形態では、NMI割込番地は00
66Hである。停電発生NMI処理において、払出制御
用CPU371は、まず、割込禁止フラグの内容をパリ
ティフラグに格納する(ステップS801)。次いで、
割込禁止に設定する(ステップS802)。停電発生N
MI処理では、本例では主基板31において実行された
処理と同様に、RAM内容の保存を確実にするためのチ
ェックサムの生成処理を行う。その処理中に他の割込処
理が行われたのではチェックサムの生成処理が完了しな
いうちに払出制御用CPU371が動作し得ない電圧に
まで低下してしまうことがことも考えられるので、ま
ず、他の割込が生じないような設定がなされる。なお、
停電発生NMI処理におけるステップS804〜S81
0は、電力供給停止時処理の一例である。
【0341】なお、割込処理中では他の割込がかからな
いような仕様のCPUを用いている場合には、ステップ
S802の処理は不要である。
【0342】次いで、払出制御用CPU371は、バッ
クアップフラグが既にセットされているか否か確認する
(ステップS803)。バックアップフラグが既にセッ
トされていれば、以後の処理を行わない。バックアップ
フラグがセットされていなければ、以下の電力供給停止
時処理を実行する。すなわち、ステップS804からス
テップS810の処理を実行する。
【0343】まず、各レジスタの内容をバックアップR
AM領域に格納する(ステップS804)。その後、バ
ックアップフラグをセットする(ステップS805)。
そして、バックアップRAM領域のバックアップチェッ
クデータ領域に適当な初期値を設定し(ステップS80
6)、初期値およびバックアップRAM領域のデータに
ついて順次排他的論理和をとったあと反転し(ステップ
S807)、最終的な演算値をバックアップパリティデ
ータ領域に設定する(ステップS808)。また、RA
Mアクセス禁止状態にする(ステップS809)。電源
電圧が低下していくときには、各種信号線のレベルが不
安定になってRAM内容が化ける可能性があるが、この
ようにRAMアクセス禁止状態にしておけば、バックア
ップRAM内のデータが化けることはない。
【0344】さらに、払出制御用CPU371は、全て
の出力ポート(この実施の形態では、出力ポート372
c,372g,372e、およびI/Oポート372f
の出力ポート部分)に対してクリア信号を出力する。従
って、全ての出力ポートは、クリア信号によりオフ状態
とされる(ステップS810)。
【0345】次いで、払出制御用CPU371は、ルー
プ処理にはいる。すなわち、何らの処理もしない状態に
なる。従って、図35に示されたリセットIC976か
らのシステムリセット信号によって外部から動作禁止状
態にされる前に、内部的に動作停止状態になる。よっ
て、電源断時に確実に払出制御用CPU371は動作停
止する。その結果、上述したRAMアクセス禁止の制御
および動作停止制御によって、電源電圧が低下していく
ことに伴って生ずる可能性がある異常動作に起因するR
AMの内容破壊等を確実に防止することができる。
【0346】なお、この実施の形態では、停電発生NM
I処理では最終部でプログラムをループ状態にしたが、
ホールト(HALT)命令を発行するように構成しても
よい。
【0347】また、レジスタの内容をRAM領域に格納
した後にセットされるバックアップフラグは、上述した
ように、電源投入時において復旧すべきバックアップデ
ータがあるか否か(停電からの復旧か否か)を判断する
際に使用される。また、ステップS801からS810
の処理は、払出制御用CPU371がシステムリセット
回路975からのシステムリセット信号を受ける前に完
了する。換言すれば、システムリセット回路975から
のシステムリセット信号を受ける前に完了するように、
電圧監視回路の検出電圧の設定が行われている。
【0348】この実施の形態では、電力供給停止時処理
開始時に、バックアップフラグの確認が行われる。そし
て、バックアップフラグが既にセットされている場合に
は電力供給停止時処理を実行しない。上述したように、
バックアップフラグは、必要なデータのバックアップが
完了し、その後電力供給停止時処理が完了したことを示
すフラグである。従って、例えば、リセット待ちのルー
プ状態で何らかの原因で再度NMIが発生したとして
も、電力供給停止時処理が重複して実行されてしまうよ
うなことはない。
【0349】ただし、割込処理中では他の割込がかから
ないような仕様のCPUを用いている場合には、ステッ
プS803の判断は不要である。
【0350】また、この実施の形態では、払出制御用C
PU371は、マスク不能外部割込端子(NMI端子)
を介して電源基板からのNMI割込信号(電源監視手段
からのNMI割込信号)を検知したが、NMI割込信号
をマスク可能割込割込端子(INT端子)に導入しても
よい。その場合には、INT処理によって図59に示さ
れた停電発生NMI処理が実行される。また、入力ポー
トを介してNMI割込信号を検知してもよい。その場合
には、払出制御用CPU371が実行するメイン処理に
おいて、入力ポートの監視が行われる。
【0351】図60は、バックアップパリティデータ作
成方法の一例を説明するための説明図である。ただし、
図60に示す例では、簡単のために、バックアップデー
タRAM領域のデータのサイズを3バイトとする。電源
電圧低下にもとづく停電発生処理において、図60に示
すように、バックアップチェックデータ領域に、初期デ
ータ(この例では00H)が設定される。次に、「00
H」と「F0H」の排他的論理和がとられ、その結果と
「16H」の排他的論理和がとられる。さらに、その結
果と「DFH」の排他的論理和がとられる。そして、そ
の結果(この例では「39H」)を反転して得られた値
(この例では「C6H」)がバックアップパリティデー
タ領域に設定される。
【0352】電源が再投入されたときには、停電復旧処
理においてパリティ診断が行われる。バックアップ領域
の全データがそのまま保存されていれば、電源再投入時
に、図60に示すようなデータがバックアップ領域に設
定されている。
【0353】ステップS704の処理において、払出制
御用CPU371は、図59のステップS806および
ステップS807にて実行された処理と同様の処理を行
う。すなわち、バックアップチェックデータ領域に、初
期データ(この例では00H)が設定され、「00H」
と「F0H」の排他的論理和がとられ、その結果と「1
6H」の排他的論理和がとられる。さらに、その結果と
「DFH」の排他的論理和がとられる。そして、その結
果(この例では「39H」)を反転した最終演算結果を
得る。バックアップ領域の全データがそのまま保存され
ていれば、最終的な演算結果は、「C6H」、すなわち
バックアップチェックデータ領域に設定されているデー
タと一致する。バックアップRAM領域内のデータにビ
ット誤りが生じていた場合には、最終的な演算結果は
「C6H」にならない。
【0354】よって、払出制御用CPU371は、最終
的な演算結果とバックアップチェックデータ領域に設定
されているデータとを比較して、一致すればパリティ診
断正常とする。一致しなければ、パリティ診断異常とす
る。
【0355】こののように、上記の実施の形態では、払
出制御手段には、遊技機の電源が断しても、所定期間電
源バックアップされる記憶手段(この例ではバックアッ
プRAM)が設けられ、電源投入時に、払出制御用CP
U371(具体的には払出制御用CPU371が実行す
るプログラム)は、記憶手段がバックアップ状態にあれ
ばバックアップデータにもとづいて払出状態を回復させ
る払出状態復旧処理(ステップS706)を行うように
構成される。
【0356】以下、払出状態復旧処理について説明す
る。図61は、図36のステップS706に示された払
出状態復旧処理の一例を示すフローチャートである。こ
の例では、払出制御用CPU371は、バックアップR
AMに保存されていた値をレジスタに復元する(ステッ
プS861)。そして、バックアップRAMに保存され
ていたデータにもとづいて停電時の払出状態を復旧する
ための処理を行う。例えば、賞球中処理中フラグのセッ
ト等を行う。
【0357】例えば、電源復旧時に、バックアップRA
M領域に、未払出賞球数もしくは未払出貸し球数、また
はそれらの両方が保存されていた場合には、それらの保
存数にもとづいて払出処理を再開する。
【0358】払出状態を復帰させると、この実施の形態
では、払出制御用CPU371は、前回の電源断時の割
込許可/禁止状態を復帰させるために、バックアップR
AMに保存されていたパリティフラグの値を確認する
(ステップS862)。パリティフラグがクリアであれ
ば、割込許可設定を行う(ステップS863)。一方、
パリティフラグがオンであれば、そのまま(ステップS
701aで設定された割込禁止状態のまま)払出状態復
旧処理を終える。
【0359】なお、ここでは、払出状態復旧処理が終了
すると払出制御メイン処理にリターンするように払出状
態復旧処理プログラムが構成されているが、電力供給停
止時処理において保存されているスタックポインタが指
すスタックエリア(バックアップRAM領域にある)に
記憶されているアドレス(電源断時のNMI割込発生時
に実行されていたアドレス)に戻るようにしてもよい。
【0360】球貸し個数信号および賞球個数信号はター
ミナル基板160を介してホールコンピュータ等の外部
機器に送信されるのであるが、上記の実施の形態では、
球貸し個数信号は払出制御基板37からターミナル基板
160に伝達され、賞球個数信号は主基板31からター
ミナル基板160に伝達される。基板間の配線は一般に
コネクタで基板に接続されるが、ターミナル基板160
への配線の出先が異なるので、特に、ターミナル基板1
60において、球貸し個数信号と賞球個数信号との結線
を入れ違えてしまう可能性もある。
【0361】そのような結線ミスを防止するには、球貸
し個数信号と賞球個数信号との出先の基板を1つにすれ
ばよい。以下の実施の形態では、球貸し個数信号および
賞球個数信号を払出制御基板37からターミナル基板1
60に配線することができる。
【0362】図62は、球貸し個数信号と賞球個数信号
とを出力する払出制御基板37およびそれに関連する構
成要素を示すブロック図である。図62に示すように、
この実施の形態では、払出制御基板37の情報出力回路
377Aからターミナル基板160に賞球個数信号が出
力される。
【0363】図63は、情報出力回路377Aの一構成
例を示すブロック図である。図に示すように、情報出力
回路377Aには、球貸し個数信号を出力するための増
幅回路377a、フォトカプラ377bおよびダイオー
ドブリッジ377cに加えて、賞球個数信号を出力する
ための増幅回路377d、フォトカプラ377eおよび
ダイオードブリッジ377fが設けられている。
【0364】このように、上記の実施の形態では、貸し
球払出装置と賞球払出装置とが独立して設けられている
遊技機において、賞球残数(未払出賞球数)と貸し球残
数(未払出貸し球数)とを記憶する領域が、それぞれコ
ンデンサ等で電源バックアップされている。従って、不
足の電源断等が生じても、所定期間は記憶内容が保存さ
れる。そして、電源復旧時に、バックアップRAM領域
に、未払出賞球数もしくは未払出貸し球数、またはそれ
らの両方が保存されていた場合には、それらの保存数に
もとづいて払出処理を再開する。従って、遊技者に不利
益を与えないようにすることができる。
【0365】以上説明したように、賞球モータ289A
および球貸しモータ289Bの駆動を制御することによ
り、払出制御用CPU371が、設定された範囲内で区
切ることなく複数個の入賞球に対応する賞球払出動作を
実行する。従って、賞球の払出しを行う場合に、多くの
入賞が連続してあった場合であっても、それらの入賞球
に対応した賞球払出動作を区切ることなく実行すること
ができる。この場合、払出停止状態であるか否かは、払
出動作中であっても適時確認するようにすればよい。こ
のように、不合理な区切りなく遊技媒体の払出を行うこ
とができ、円滑な払出動作を実行することができるた
め、適正な払出制御を実現することができる。
【0366】また、未払いである払出予定数(総合個数
記憶または貸し球個数記憶に記憶されている個数)があ
った場合であっても、設定された個数(例えば25個)
以上の遊技球が存在している場合(払出停止状態とされ
ていない場合)でなければ払出動作が実行されず、ま
た、払出動作開始後は払出制御基板37の指示する払出
数の払出を終えた後でなければ払出停止状態とされない
ことから、払出制御基板37により設定された個数の遊
技球については常に払い出すことができる。従って、払
出制御基板37により設定された遊技球の払出途中で球
切れなどにもとづき払出停止状態とされてしまうことを
回避することができる。
【0367】なお、上記の実施の形態では、払出球通路
186a,186bに27〜28個または16〜17個
程度の遊技球が存在することを検出できるような位置に
係止された球切れスイッチ187a,187bと、払出
球通路186c,186dに27〜28個程度の遊技球
が存在することを検出できるような位置に係止された球
切れスイッチ187c,187dにより払出可能な遊技
球が25個(あるいは15個)以上あるか否かについて
判断して、球切れ検出などがされないときには25個を
上限として払出制御用CPU371に設定し、払出制御
用CPU371が賞球モータ289Aまたは球貸しモー
タ289Bの駆動を制御するようにしていたが、払出可
能な遊技球の個数を把握するようにして、認識している
払出可能な遊技球の数量以下の数を払出制御用CPU3
71に設定するようにしてもよい。この場合、例えば払
出球通路186a,186bと、払出球通路186c,
186dを通過した遊技球を計数する装置をそれぞれ設
けると共に、実際に払い出された遊技球の数を計数する
装置をそれぞれ設けて、両者の差をとることにより払出
可能な遊技球の数量を把握するようにすればよい。
【0368】また、上記の実施の形態では、電源監視回
路は電源基板910に設けられたが、電源監視回路は主
基板31や払出制御基板37などの電気部品制御基板に
設けられていてもよい。なお、電源回路が搭載された電
気部品制御基板が構成される場合には、電源基板には、
電源監視回路は搭載されない。
【0369】上記の各実施の形態のパチンコ遊技機1
は、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示され
る特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになる
と所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種パチ
ンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放する
電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が
遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、始動
入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所定
の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物へ
の入賞があると所定の権利が発生または継続する第3種
パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
【0370】さらに、パチンコ遊技機に限られず、スロ
ット機等においても、何らかの動作をする電気部品が備
えられている場合などには本発明を適用することができ
る。
【0371】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遊技機
を、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であ
って、遊技に関わる払出条件の成立に応じて遊技媒体の
払出しを行う賞遊技媒体払出機構部と、貸出要求に応じ
て遊技媒体の払出しを行う貸出遊技媒体払出機構部とを
有し、賞遊技媒体払出機構部を制御して、遊技に応じた
遊技価値の付与に関わる制御を行う払出制御手段を備
え、払出制御手段は、複数の入賞に応じた遊技媒体の払
出しを各入賞毎に区切ることなく連続的に行うように、
賞遊技媒体払出機構部を制御可能であることを特徴とす
るので、賞遊技媒体払出機構部を制御して、複数の入賞
球に対応する遊技媒体の払出動作を区切ることなく実行
することができる。従って、円滑な払出動作を実行する
ことができ、適正な払出制御を実現することができる。
【0372】払出制御手段が連続的に払出制御を行うこ
とが可能な連続払出数を設定する連続払出数設定手段を
備え、払出制御手段が、連続払出数設定手段により設定
された数量の遊技媒体が払い出されるまで連続的な払出
制御を行うとした場合には、連続払出数設定手段により
設定された遊技媒体数(例えば25)を、1回の払出動
作で払い出すことができるため、連続的な払出処理の途
中で払出が停止されることがない。
【0373】複数の入賞に応じた遊技媒体の払出予定数
を記憶可能な払出予定数記憶手段を備えるとした場合に
は、付与される遊技媒体数(賞球個数)毎に別個にメモ
リ領域を確保することを要しないため、メモリに必要と
される記憶容量の節減を図ることができ、また、払出予
定数記憶手段にて一括して管理することができるため容
易に未払いの遊技媒体個数(賞球個数)を管理すること
ができる。
【0374】連続払出数設定手段には、一の入賞に応じ
た遊技媒体の最大払出量よりも多く連続払出数を設定す
ることが可能な構成とした場合には、一単位分の遊技媒
体(賞球)の払出量を確保することができ、設定された
連続払出数の遊技媒体を一回の連続的な払出動作で区切
れのな払い出しが可能となる。
【0375】賞遊技媒体払出機構部に供給される遊技媒
体の状態を検出するための賞遊技媒体供給状態検出手段
を備え、連続払出数設定手段は、賞遊技媒体供給状態検
出手段の検出に基づく遊技媒体の状態に応じて、連続払
出数を設定することを特徴とする場合には、準備されて
いる遊技媒体の状態に応じて実際に払出すことができる
適切な連続払出数を設定することができる。
【0376】賞遊技媒体供給状態検出手段は、賞遊技媒
体払出機構部に供給される遊技媒体が所定個以上確保さ
れているか否かを検出可能な位置に設けられ、連続払出
設定手段は、賞遊技媒体供給状態検出手段の検出状態が
所定個以上の遊技媒体が確保されていることを示した場
合に、連続払出数を設定するとした場合には、確保され
ていると認識されている遊技媒体を連続払出数として設
定することができ、実際に払出すことができる適切な連
続払出数を設定することができる。
【0377】賞遊技媒体供給状態検出手段は、遊技媒体
が賞遊技媒体払出機構部に供給される経路上に設けら
れ、連続払出数設定手段は、供給遊技媒体状態検出手段
から賞遊技媒体払出機構部までのあいだに貯留可能な遊
技媒体の数量の範囲内で連続払出数を設定することが可
能であるとした場合には、認識可能な遊技媒体個数を連
続払出数として設定することができ、実際に払出すこと
ができる適切な連続払出数を設定することができる。
【0378】貸出要求に基づいて遊技媒体を払い出すた
めに貸出遊技媒体払出機構部を制御可能な貸出制御手段
と、貸出遊技媒体払出機構部に供給される遊技媒体の状
態を検出するための貸出遊技媒体供給状態検出手段とを
備え、貸出遊技媒体供給状態検出手段は、遊技媒体が貸
出遊技媒体払出機構部に供給される経路上に設けられ、
貸出遊技媒体供給状態検出手段から貸出遊技媒体払出機
構部までのあいだに貯留可能な遊技媒体の数量は、貸出
要求に基づく遊技媒体の払出一単位分の数量以上である
ことを特徴とする場合には、球貸しの際の払出一単位分
の遊技媒体の有無を認識することができ、払出一単位分
の個数を連続払出数として設定することができるため、
球貸し処理についても区切れのない連続的な払出を行う
ことができる。
【0379】賞遊技媒体払出機構部は、連続的な払出制
御の完了前に払出制御の禁止条件が成立した場合には、
連続的な払出制御を完了させた後、払出制御を中断する
構成とした場合には、払出処理実行中に球切れや下皿満
タン状態となってしまっても、実行中の連続払出数の遊
技媒体の払出を行うことができるため、常に区切りの良
い状態で払出停止状態とすることができる。
【0380】貸出遊技媒体払出機構部は、連続的な払出
制御の完了前に払出制御の禁止条件が成立した場合に
は、連続的な払出制御を完了させた後、払出制御を中断
する構成とした場合には、払出処理実行中に球切れや下
皿満タン状態となってしまっても、実行中の連続払出数
の遊技媒体の払出を行うことができるため、常に区切り
の良い状態で払出停止状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機の裏面に設けられている各基
板を示す説明図である。
【図3】 パチンコ遊技機の機構板を背面からみた背面
図である。
【図4】 賞球払出装置およびその上部の球通過経路の
構成を示す構成図である。
【図5】 賞球払出装置の分解斜視図である。
【図6】 貸し球払出装置およびその上部の球通過経路
の構成を示す構成図である。
【図7】 賞球払出装置および貸し球払出装置の他の構
成例を示す構成図である。
【図8】 賞球払出装置および貸し球払出装置のさらに
他の構成例を示す構成図である。
【図9】 遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図10】 払出制御基板および球払出装置の構成要素
などの賞球に関連する構成要素を示すブロック図であ
る。
【図11】 電源監視および電源バックアップのための
CPU周りの一構成例を示すブロック図である。
【図12】 電源基板の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図13】 主基板における情報出力回路の構成を示す
ブロック図である。
【図14】 主基板から情報端子基板またはターミナル
基板を介して外部出力される各信号の出力タイミング例
を示すタイミング図である。
【図15】 主基板におけるCPUが実行するメイン処
理の例を示すフローチャートである。
【図16】 遊技状態復旧処理を実行するか否かの決定
方法の例を示す説明図である。
【図17】 初期設定処理の例を示すフローチャートで
ある。
【図18】 初期化処理の例を示すフローチャートであ
る。
【図19】 2msタイマ割込処理の例を示すフローチ
ャートである。
【図20】 遊技制御処理の例を示すフローチャートで
ある。
【図21】 払出制御コマンドの一構成例を示す説明図
である。
【図22】 制御信号とINT信号との関係を示すタイ
ミング図である。
【図23】 払出制御コマンドの内容の一例を示す説明
図である。
【図24】 スイッチ処理を示すフローチャートであ
る。
【図25】 入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図26】 入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図27】 入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図28】 エラー表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図29】 賞球個数信号出力処理を示すフローチャー
トである。
【図30】 データ出力処理を示すフローチャートであ
る。
【図31】 データ出力処理を示すフローチャートであ
る。
【図32】 コマンド送信テーブルの構成を示す説明図
である。
【図33】 コマンド制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図34】 コマンド送信処理を示すフローチャートで
ある。
【図35】 電源監視および電源バックアップのための
払出制御用CPU周りの一構成例を示すブロック図であ
る。
【図36】 払出制御基板における情報出力回路の構成
を示すブロック図である。
【図37】 払出制御基板からターミナル基板を介して
外部出力される球貸し個数信号の出力タイミング例を示
すタイミング図である。
【図38】 払出制御用CPUが実行するメイン処理の
例を示すフローチャートである。
【図39】 払出制御用CPUの初期設定処理の一例を
示すフローチャートである。
【図40】 払出制御用CPUの初期化処理の一例を示
すフローチャートである。
【図41】 払出制御用CPUのタイマ割込処理の例を
示すフローチャートである。
【図42】 払出制御手段におけるRAMの一構成例を
示す説明図である。
【図43】 受信バッファの一構成例を示す説明図であ
る。
【図44】 払出制御用CPUのコマンド受信処理の例
を示すフローチャートである。
【図45】 払出制御用CPUが実行する払出制御処理
の例を示すフローチャートである。
【図46】 コマンド解析実行処理の例を示すフローチ
ャートである。
【図47】 払出停止状態設定処理の例を示すフローチ
ャートである。
【図48】 スイッチ処理の例を示すフローチャートで
ある。
【図49】 プリペイドカードユニット制御処理の例を
示すフローチャートである。
【図50】 球貸し制御処理の例を示すフローチャート
である。
【図51】 球貸しカウントスイッチチェック処理の例
を示すフローチャートである。
【図52】 球貸し情報出力処理を示すフローチャート
である。
【図53】 賞球制御処理の例を示すフローチャートで
ある。
【図54】 賞球制御処理の例を示すフローチャートで
ある。
【図55】 賞球カウントスイッチチェック処理の例を
示すフローチャートである。
【図56】 エラーの種類とエラー表示用LEDの表示
との関係を示す説明図である。
【図57】 エラー処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図58】 エラー処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図59】 払出制御用CPUが実行する停電発生NM
I処理の例を示すフローチャートである。
【図60】 バックアップパリティデータ作成方法の例
を説明するための説明図である。
【図61】 払出制御用CPUが実行する払出状態復旧
処理の例を示すフローチャートである。
【図62】 他の構成による払出制御基板およびそれに
関連する構成要素を示すブロック図である。
【図63】 情報出力回路の他の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 31 主基板 37 払出制御基板(払出制御手段、貸出制御手段、
連続払出数設定手段含む) 53 基本回路 56 CPU 97 球払出機構(賞球払出装置、球貸し払出装置含
む) 371 払出制御用CPU 902 電源監視用IC 910 電源基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な
    遊技機であって、 遊技に関わる払出条件の成立に応じて遊技媒体の払出し
    を行う賞遊技媒体払出機構部と、貸出要求に応じて遊技
    媒体の払出しを行う貸出遊技媒体払出機構部とを有し、 前記賞遊技媒体払出機構部を制御して、遊技に応じた遊
    技価値の払出に関わる制御を行う払出制御手段を備え、 前記払出制御手段は、複数の入賞に応じた遊技媒体の払
    出しを各入賞毎に区切ることなく連続的に行うように、
    前記賞遊技媒体払出機構部を制御可能であることを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 払出制御手段が連続的に払出制御を行う
    ことが可能な連続払出数を設定する連続払出数設定手段
    を備え、 前記払出制御手段は、連続払出数設定手段により設定さ
    れた数量の遊技媒体が払い出されるまで連続的な払出制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 複数の入賞に応じた遊技媒体の払出予定
    数を記憶可能な払出予定数記憶手段を備えることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 連続払出数設定手段には、一の入賞に応
    じた遊技媒体の最大払出量よりも多く連続払出数を設定
    することが可能な請求項1ないし請求項3記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 賞遊技媒体払出機構部に供給される遊技
    媒体の状態を検出するための賞遊技媒体供給状態検出手
    段を備え、 連続払出数設定手段は、前記賞遊技媒体供給状態検出手
    段の検出に基づく遊技媒体の状態に応じて、連続払出数
    を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項4記
    載の遊技機。
  6. 【請求項6】 賞遊技媒体供給状態検出手段は、賞遊技
    媒体払出機構部に供給される遊技媒体が所定個以上確保
    されているか否かを検出可能な位置に設けられ、 連続払出設定手段は、前記賞遊技媒体供給状態検出手段
    の検出状態が所定個以上の遊技媒体が確保されているこ
    とを示した場合に、連続払出数を設定する請求項5記載
    の遊技機。
  7. 【請求項7】 賞遊技媒体供給状態検出手段は、遊技媒
    体が賞遊技媒体払出機構部に供給される経路上に設けら
    れ、 連続払出数設定手段は、前記賞遊技媒体供給状態検出手
    段から前記賞遊技媒体払出機構部までのあいだに貯留可
    能な遊技媒体の数量の範囲内で連続払出数を設定するこ
    とが可能であることを特徴とする請求項5または請求項
    6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 貸出要求に基づいて遊技媒体を払い出す
    ために貸出遊技媒体払出機構部を制御可能な貸出制御手
    段と、 前記貸出遊技媒体払出機構部に供給される遊技媒体の状
    態を検出するための貸出遊技媒体供給状態検出手段とを
    備え、 前記貸出遊技媒体供給状態検出手段は、遊技媒体が貸出
    遊技媒体払出機構部に供給される経路上に設けられ、 前記貸出遊技媒体供給状態検出手段から前記貸出遊技媒
    体払出機構部までのあいだに貯留可能な遊技媒体の数量
    は、貸出要求に基づく遊技媒体の払出一単位分の数量以
    上であることを特徴とする請求項1ないし請求項7記載
    の遊技機。
  9. 【請求項9】 賞遊技媒体払出機構部は、連続的な払出
    制御の完了前に払出制御の禁止条件が成立した場合に
    は、連続的な払出制御を完了させた後、払出制御を中断
    することを特徴とする請求項1ないし請求項8記載の遊
    技機。
  10. 【請求項10】 貸出遊技媒体払出機構部は、連続的な
    払出制御の完了前に払出制御の禁止条件が成立した場合
    には、連続的な払出制御を完了させた後、払出制御を中
    断することを特徴とする請求項1ないし請求項9記載の
    遊技機。
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