JP2001309610A - モータの取付構造及びカメラ - Google Patents

モータの取付構造及びカメラ

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JP2001309610A
JP2001309610A JP2000125136A JP2000125136A JP2001309610A JP 2001309610 A JP2001309610 A JP 2001309610A JP 2000125136 A JP2000125136 A JP 2000125136A JP 2000125136 A JP2000125136 A JP 2000125136A JP 2001309610 A JP2001309610 A JP 2001309610A
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worm gear
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rotating shaft
gear
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JP2000125136A
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English (en)
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Hiroyuki Iwasaki
博之 岩崎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転軸にウォームギアが圧入されたモータの取
付構造、及びそのモータの取付構造によって取り付けら
れたモータを有するカメラに関し、モータの回転軸に圧
入されたウォームギアが回転軸上から抜け落ちてしまう
ことを、ウォームギアの円滑な回転を妨げず、かつ騒音
の発生を低減させながら防止するとともに、モータが容
易に取り付けられるモータの取付構造、及びそのモータ
の取付構造によって取り付けられたモータを有するカメ
ラを提供する。 【解決手段】回転軸112がモータの本体111から突
出して設けられるモータ110と、モータの本体111
を固定するモータ固定部材120と、モータの回転軸1
12に圧入されたウォームギア130と、ウォームギア
130の回転軸方向先端部をモータの本体111側に弾
性的に押圧する押圧部材140とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸にウォーム
ギアが圧入されたモータの取付構造、及びそのモータの
取付構造によって取り付けられたモータを有するカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の工業製品において、ギアが回
転する際に発生する騒音の低減や、省スペースにおける
減速比向上のため、ウォームギアが従来から使用されて
いる。
【0003】このウォームギアは、通常、モータの本体
から突出した回転軸に圧入されて、モータの駆動力をウ
ォームホイールに伝達する。
【0004】ここで、長期間の使用などにより、モータ
の回転軸へのウォームギアの圧入が緩むと、モータの回
転軸の一定方向への回転に伴い、回転軸に圧入されてい
たはずのウォームギアが回転軸上を軸方向先端に向かっ
て移動し、最終的には、ウオームギアが回転軸から抜け
落ちてしまうことがある。
【0005】そこで、ウォームギアがモータの回転軸か
ら抜け落ちてしまうことを防止するため、ウォームギア
の先端が地板にちょうど当接した状態にモータを取り付
けることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工業製
品の大量生産においては、各構成部品に寸法誤差や取付
誤差が生じてしまい、ウォームギアの先端が地板にちょ
うど当接した状態にモータを確実に取り付けることは困
難である。また、これらの誤差によって、ウォームギア
の先端と地板との間に隙間が生じてしまうと、モータの
回転軸の回転に伴って、ウォームギアの先端が地板に衝
突し、その結果、騒音が発生してしまう恐れがある。一
方その逆に、ウォームギアの先端と地板との位置関係が
相対的に近すぎてしまうと、モータ自体を取り付けるこ
とが不可能になり、仮に取り付けられたとしても、摩擦
抵抗が増え、ウォームギアの回転に支障をきたす恐れが
ある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、モータの回転
軸に圧入されたウォームギアが回転軸上から抜け落ちて
しまうことを、ウォームギアの円滑な回転を妨げず、か
つ騒音の発生を低減させながら防止するとともに、モー
タが容易に取り付けられるモータの取付構造、及びその
モータの取付構造によって取り付けられたモータを有す
るカメラを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1のモータの取付構造は、回転軸がモータの本体
から突出して設けられるモータと、上記モータの本体を
固定するモータ固定部材と、上記モータの回転軸に圧入
されたウォームギアと、上記ウォームギアの回転軸方向
先端部を該モータの本体側に弾性的に押圧する押圧部材
とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成する本発明の第2の
モータの取付構造は、回転軸がモータの本体から突出し
て設けられるモータと、上記モータの本体を固定するモ
ータ固定部材と、上記モータの回転軸に圧入されたウォ
ームギアと、上記ウォームギアの回転軸方向先端部に対
向し、該先端部に対し所定の間隙を隔てて配備された、
上記モータの本体側に向けて弾性を有する押圧部材とを
備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、上記本発明の第1又は第2のモー
タの取付構造において、上記押圧部材は、所定の地板と
上記回転軸先端との間に嵌装された弾性材からなるもの
であってもよく、さらに、上記弾性材は、プラスチック
材料の板材からなるものであってもよい。
【0011】また、上記本発明の第1又は第2のモータ
の取付構造において、上記押圧部材は、所定の地板の、
弾性構造を有する部位からなるものであってもよく、さ
らに、上記地板は、上記回転軸先端の位置決め作用を成
すものであることが好ましい。
【0012】また、上記目的を達成する本発明の第1の
カメラは、モータの駆動力をギアトレインを介して被駆
動部材に伝達させて該被駆動部材を駆動するカメラにお
いて、上記モータが、本体と、該本体から突出した回転
軸とを有するものであって、上記モータの本体を固定す
るモータ固定部材と、上記モータの回転軸に圧入され
た、上記ギアトレインに該モータの駆動力をウォームホ
イールを介して伝達するウォームギアと、上記ウォーム
ギアの回転軸方向先端部を上記モータの本体側に弾性的
に押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成する本発明の第2の
カメラは、モータの駆動力をギアトレインを介して被駆
動部材に伝達させて該被駆動部材を駆動するカメラにお
いて、上記モータが、本体と、該本体から突出した回転
軸とを有するものであって、上記モータの本体を固定す
るモータ固定部材と、上記モータの回転軸に圧入され
た、上記ギアトレインに該モータの駆動力をウォームホ
イールを介して伝達するウォームギアと、上記ウォーム
ギアの回転軸方向先端部に対向し、該先端部に対し所定
の間隙を隔てて配備された、上記モータの本体側に向け
て弾性を有する押圧部材とを備えたことを特徴とする。
【0014】ここで、上記本発明の第1又は第2のカメ
ラにおいて、上記押圧部材は、所定の地板と上記回転軸
先端との間に嵌装された弾性材からなるものであっても
よく、さらに、上記弾性材は、プラスチック材料の板材
からなるものであってもよい。
【0015】また、上記本発明の第1又は第2のカメラ
において、上記押圧部材は、所定の地板の、弾性構造を
有する部位からなるものであってもよく、さらに、上記
地板は、上記回転軸先端の位置決め作用を成すものであ
ることが好ましい。
【0016】なお、本発明の第1及び第2のカメラにい
うモータとは、ズーム鏡胴駆動用モータやフィルム給送
用モータ等であり、被駆動部材とは、ズームレンズを備
えたズーム鏡胴や、カートリッジ装填室に装填された状
態のカートリッジ内のフィルムスプールを回転させる駆
動ギア等である。
【0017】本発明の、第1のモータの取付構造及び第
1のカメラはともに、ウォームギアの回転軸方向先端部
をモータの本体側に押圧する押圧部材を備えたことによ
り、モータの回転軸に圧入されたウォームギアの回転軸
上での軸方向の移動を規制して、ウォームギアが回転軸
上から抜け落ちてしまうことを防止することができる。
また、その押圧部材は弾性的に押圧するものであるた
め、ウォームギアの回転を、騒音の発生を低減させなが
ら円滑に行わせることができるとともに、モータを容易
に取り付けることもできる。
【0018】また、本発明の、第2のモータの取付構造
及び第2のカメラはともに、押圧部材が、ウォームギア
の固定軸方向先端部に対し所定の間隙を隔てて配備され
ているため、モータを取り付ける際には、本発明の、第
1のモータの取付構造及び第1のカメラに比べてさらに
容易である。また、モータの回転軸の回転に伴う、押圧
部材による付加抵抗及び付加的な作動音の発生をウォー
ムギアの圧入が緩むまで抑えることができる。さらに、
押圧部材は、上記モータの本体側に向けて弾性を有する
ものであるため、長期間の使用等によりウォームギアの
圧入が緩み、ウォームギアが回転軸方向先端に向かって
移動したとしても、所定の間隙分だけ移動した後にウォ
ームギアの回転軸方向先端部が押圧部材に当接し、ウォ
ームギアの回転軸方向先端部は、押圧部材によって、モ
ータの本体側に弾性的に押圧され、ウォームギアが回転
軸方向先端に向かってそれ以上移動することが規制され
る。このため、ウォームギアが回転軸上から抜け落ちて
しまうことを、ウォームギアの円滑な回転を妨げず、か
つ騒音の発生を低減させながら防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明のうち、モータの取
付構造についての実施形態を説明する。
【0020】最初に、図1を用いてモータの取付構造に
ついての第1実施形態を説明する。
【0021】図1は、モータの取付構造についての第1
実施形態を示す図である。
【0022】図1に示すモータの取付構造100は、カ
メラの内部等に設けられるものであって、モータ110
と、モータ固定部材120と、ウォームギア130と、
コイルばね140と、地板150とを有する。
【0023】モータ110は、本体111と本体111
から突出した回転軸112とを有し、モータ固定部材1
20に取り付けられている。
【0024】ウォームギア130は、モータ110の回
転軸112に圧入されている。また、図1には、ウォー
ムギア130が、ウォームホイール160と噛合してい
る状態が示されている。
【0025】コイルばね140は、地板150と回転軸
112との間に嵌装されたものであって、ウォームギア
130の回転軸方向先端部をモータの本体111側に弾
性的に押圧している。したがってコイルばね140は、
本発明のモータの取付構造にいう押圧部材に相当する。
【0026】モータの回転軸112が一定方向に回転す
ると、ウォームギア130は図1中の矢印方向に移動し
ようとするが、本実施形態では、コイルばね140によ
って押圧されているため、ウォームギア130の矢印方
向への移動は拘束される。その結果、ウォームギア13
0が回転軸112から抜け落ちる恐れが解消されるばか
りか、確実にウォームホイール160にモータ110の
駆動力を伝達することができる。また、コイルばね14
0は、地板150と回転軸112の先端との間に嵌装さ
れているため、回転軸112の回転に伴ってウォームギ
ア130の先端部が地板150に衝突する恐れも解消さ
れ、その結果、衝突音の発生を防止することができる。
さらに、コイルばね140は弾性体であるため、ウォー
ムギア130の回転は円滑に行われるとともに、モータ
110のモータ固定部材120への取り付けも容易に行
うことができる。
【0027】次に、図2を用いてモータの取付構造につ
いての第2実施形態を説明する。
【0028】図2は、モータの取付構造についての第2
実施形態を示す図である。
【0029】図2に示すモータの取付構造200は、図
1を用いて上述した第1実施形態に用いられるコイルば
ね140を、押圧部材240に置き換えた形態であっ
て、他は第1実施形態のモータ取付構造100と同じた
め、この押圧部材240についてのみ、以下説明する。
【0030】本実施形態の特徴である押圧部材240
は、プラスチック材料の板材を2つ折りにすることで弾
性を持たせたものであって、第1実施形態のコイルばね
140と同じく、ウォームギアの回転軸方向先端部をモ
ータの本体側に弾性的に押圧するものである。しかしな
がら、本実施形態の押圧部材240は、地板とウォーム
ギア先端面それぞれとの接触面積が、第1実施形態のコ
イルばね140よりも広いため、より確実に押圧するこ
とができる。なお、押圧部材240のウォームギア先端
面との接触面積の拡大によって、ウォームギアの回転時
における摩擦抵抗が問題にならないよう、押圧部材24
0は、摩擦係数の低いプラスチック材料から形成されて
いる。
【0031】また、図3及び図4を用いてモータの取付
構造についての第3実施形態を説明する。
【0032】図3は、モータの取付構造についての第3
実施形態を示す図である。
【0033】図4は、第3実施形態のモータの取付構造
の地板の平面図である。
【0034】図3に示すモータの取付構造300は、図
1を用いて上述した第1実施形態に用いられるコイルば
ね140を省略し、代わりに、地板350の一部分に弾
性構造を設けた形態であって、他は第1実施形態のモー
タ取付構造100と同じため、この地板350について
のみ、以下説明する。
【0035】本実施形態の特徴である地板350は、弾
性力を有する材料からなるものであって、地板350に
は、第1の切り欠き351と、第2の切り欠き352と
が形成されている。さらに、この地板350の、第1の
切り欠き351と第2の切り欠き352とで挟まれた部
分を窪ませることによって、ウォームギア先端に当接す
る当接部353が形成され、弾性構造になる。すなわ
ち、当接部353は、第1実施形態のコイルばね140
と同じく、ウォームギアの回転軸方向先端部をモータの
本体側に弾性的に押圧するものである。
【0036】本実施形態によれば、コイルばね等の弾性
部材が不要になるため、部品点数が少なくなり、モータ
の取り付け作業がさらに容易になるとともにコストアッ
プも抑えることができる。
【0037】さらに、図5及び図6を用いてモータの取
付構造についての第4実施形態を説明する。
【0038】図5は、モータの取付構造についての第4
実施形態を示す図である。
【0039】図6は、第4実施形態のモータの取付構造
の地板の平面図である。
【0040】図5に示すモータの取付構造400は、ウ
ォームギア430の先端部がテーパ形状をなし、地板4
50の一部分に弾性構造を設けた形態であって、他は第
1実施形態のモータ取付構造100と同じであるため、
これらウォームギア430と地板450とについての
み、以下説明する。
【0041】ウォームギア430の先端部は、円錐台形
のテーパ部材431が、その軸心をモータの回転軸の軸
心の延長線上に位置するように固着され、テーパ形状を
なしている。
【0042】一方、地板450は、弾性力を有する材料
からなるものであって、地板450には、第1の切り欠
き451と、第2の切り欠き452と、第3の切り欠き
453とが形成されている。
【0043】この第1の切り欠き451は、円状に切り
欠かれた部分を有し、この円状に切り欠かれた部分に、
ウォームギアのテーパ部材431の先端が挿入される。
したがって、第1の切り欠き451の円状に切り欠かれ
た部分は、軸受けの役目をなすとともに、さらに、モー
タの回転軸の位置決め作用もなす。また第1の切り欠き
451の両側それぞれには、第1の切り欠き451と所
定間隔を隔てて、第2の切り欠き452及び第3の切り
欠き453が設けられ、弾性構造が形成されている。す
なわち、地板450の、第1の切り欠き451と第2の
切り欠き452との間の部分及び第1の切り欠き451
と第3の切り欠き453との間の部分は、ウォームギア
の回転軸方向先端部をモータの本体側に弾性的に押圧す
る。
【0044】本実施形態でも、上記第4実施形態と同じ
く、部品点数が少なくなり、モータの取り付け作業がさ
らに容易になるとともにコストアップも抑えることがで
きる。さらに、本実施形態では、第1の切り欠き451
の円状に切り欠かれた部分によって、モータの回転軸の
位置決めもなされ、回転軸の回転時における回転ブレを
抑えることができる。
【0045】以上、本発明のうちのモータの取付構造に
ついては4つの実施形態を説明したが、本発明のモータ
の取付構造は、ウォームギアの回転軸方向先端部を該モ
ータの本体側に弾性的に押圧する押圧部材が設けられた
モータの取付構造であればよく、これらの実施形態に限
られるものではない。
【0046】次に、本発明のうちのカメラについて、一
実施形態を図7を用いて説明する。
【0047】図7は、ズームレンズを搭載したカメラの
内部機構のうち、ズーム鏡胴駆動機構が示された図であ
る。
【0048】図7に示された、カメラ700は、ズーム
鏡胴710内に焦点距離可変レンズ、すなわちズームレ
ンズを備え、不図示の焦点距離変更操作手段であるズー
ムレバーを操作することによって、ズームレンズの焦点
距離を変更させて、被写体の像を写真フィルム面上に結
像するカメラである。ズーム鏡胴710は、カメラ前側
に位置する回転筒711と、その後方に位置する移動筒
712とを有する。移動筒712の周壁には、不図示の
カムピンが立設されている。一方、回転筒711には、
その前端周面に被駆動ギア711aが設けられ、さらに
不図示のカム溝が光軸に対し斜めに設けられいる。この
カム溝に移動筒のカムピンが挿入され、被駆動ギア71
1aの回転方向に応じて、移動筒712は、前後、すな
わち繰出方向と沈胴方向とに移動することによって、焦
点距離が変更される。したがって、ズーム鏡胴710が
本発明にいう被駆動部材に相当する。
【0049】また、このカメラ700には、上記モータ
取付構造の第4実施形態が適用されている。すなわち、
カメラ700は、正回転および逆回転が自在なズーム鏡
胴駆動用モータ720と、地板730と、ズーム鏡胴駆
動用モータ固定部材740とを備えている。ズーム鏡胴
駆動用モータ720は、本体721と、本体721から
突出した回転軸とを有し、図7は、回転軸にウォームギ
ア750が圧入された状態が示されている。ウォームギ
ア750の先端部は、上記モータ取付構造の第4実施形
態と同じく、円錐台形のテーパ部材751が固着され、
テーパ形状をなしている。また、ズーム鏡胴駆動用モー
タの本体721はズーム鏡胴駆動用モータ固定部材74
0に固定されている。地板730は、弾性力を有する材
料からなるものであって、その一部には、上記モータ取
付構造の第4実施形態と同じ弾性構造が設けられ、ウォ
ームギア750の回転軸方向先端部をズーム鏡胴駆動用
モータの本体721側に弾性的に押圧する。また、円状
に切り欠かれた部分を有する切り欠きによって、ズーム
鏡胴駆動用モータの回転軸は位置決めされる。
【0050】さらに、カメラ700には、ギア761か
らギア762までで構成されるギアトレイン760と、
ウォームギア750が噛合するウォームホイール770
と、ウォームホイール770と同軸に配置された連結ギ
ア780とを有する。連結ギア780は、ウォームホイ
ール770とともに回転するものであって、ギアトレイ
ン760の一端のギア761に噛合している。また、ギ
アトレイン760の他端のギア762は、回転筒711
の被駆動ギア711aに噛合している。
【0051】さらに、本発明のうちのカメラについて、
他の実施形態を図8を用いて説明する。
【0052】図8は、カメラの内部機構のうち、写真フ
ィルムの給送を行うフィルム給送機構が示された図であ
る。
【0053】図8に示されたカメラ800は、カートリ
ッジ装填室801を有するものであって、フィルムスプ
ール91に巻回された状態でフィルムカートリッジ90
内に収容された写真フィルムが、フィルムカートリッジ
90ごと、このカートリッジ装填室801に装填され
る。また、このカメラ800は、カートリッジ装填室8
01に装填された状態のフィルムカートリッジ90内の
フィルムスプール91を回転させる駆動ギア810を有
している。
【0054】フィルムカートリッジ90がカートリッジ
装填室801に装填されたカメラ800は、装填された
フィルムカートリッジ90内のフィルムスプール91
と、不図示のフイルム巻取室に配置された同じく不図示
のフイルム巻取用スプールとの間で、写真フィルムを給
送する。すなわち、フィルムカートリッジ90内の写真
フィルムは、駆動ギア810の回転方向に応じて、送り
出されたり(巻き上げられたり)、巻き戻されたりす
る。したがって、駆動ギア810が、本発明にいう被駆
動部材に相当する。
【0055】また、カメラ800は、正回転および逆回
転が自在なフィルム給送用モータ820と、カメラのケ
ーシングに一体的に設けられた、地板830及びフィル
ム給送用モータ固定部材840と、押圧部材850とを
備えている。フィルム給送用モータ820は、本体82
1と、本体821から突出した回転軸とを有し、図8
は、回転軸にウォームギア860が圧入された状態が示
されている。ウォームギア860の先端部は、上記モー
タ取付構造の第4実施形態と同じく、円錐台形のテーパ
部材861が固着され、テーパ形状をなしている。ま
た、フィルム給送用モータの本体821はフィルム給送
用モータ固定部材840に固定されている。押圧部材8
50は、地板830と、ウォームギア860の先端、す
なわちテーパ部材861の先端との間に設けられている
が、図8は、フィルム給送用モータ820を取り付けた
ときの状態を示す図であって、ウォームギア860の先
端と、押圧部材850との間には所定の間隙が設けられ
いる。したがって、フィルム給送用モータ820の取り
付けは容易であり、フィルム給送用モータ820の回転
に伴う、押圧部材850による付加抵抗及び付加的な作
動音の発生を、ウォームギア860の圧入が緩むまで抑
えることができ、長期間の使用等によりウォームギア8
60の圧入が緩み、ウォームギア860が回転軸方向先
端に向かって移動したとしても、所定の間隙分だけ移動
した後にウォームギア860の先端、すなわちテーパ部
材861の先端が押圧部材850に当接する。すると、
押圧部材850は、ウォームギア860の回転軸方向先
端部を電動モータの本体821側に弾性的に押圧し、ウ
ォームギア860が回転軸方向先端に向かってそれ以上
移動することを規制する。
【0056】このような、モータの本体側に向けて弾性
を有する押圧部材を、ウォームギアの回転軸方向先端部
に対向させ、該先端部に対し所定の間隙を隔てて配備す
る形態は、カメラに限らず、一般的なモータの取付構造
にも広く採用できる形態である。
【0057】さらに、カメラ800は、ウォームギア8
60が噛合するウォームホイール870と、遊星機構8
80と、ギア891から駆動ギア810に噛合するギア
892までで構成されるギアトレイン890とを有す
る。遊星機構880は、フィルム給送用モータ820の
駆動力をフイルム送出方向とフイルム巻戻方向に切換え
るために備えられたものであって、太陽ギア881と、
遊星ギア8821を有する略V字状の遊星腕882とを
有する。ここで、太陽ギア881には、ウォームホイー
ル870に噛合する連結ギア871が噛合している。ま
た、略V字状の遊星腕882の一端には第1ギア882
2、他端には第2ギア8823がそれぞれ設けられてい
る。これら第1ギア8822及び第2ギア8823いず
れもにも、遊星ギア8821に伝達されたフィルム給送
用モータ820の駆動力が伝達される。
【0058】写真撮影を行なうためにフィルムカートリ
ッジ90から写真フイルムを給送する場合は、フィルム
給送用モータ820が正転する。すると、ウォームギア
860→ウォームホイール870→連結ギア871→太
陽ギア881の経路を通って伝達されてきた、フィルム
給送用モータ820の駆動力により太陽ギア881が回
転する。この太陽ギア881の回転に伴って、遊星ギア
8821が回動し、第1ギア8822とギアトレイン8
90の一端のギア891とが噛合する。図8は、写真撮
影を行なうためにフイルムカートリッジ90から写真フ
イルムを給送する場合の、第1ギア8822とギア89
1とが噛合した状態が示されている。第1ギア8822
とギア891とが噛合すると、フィルム給送用モータ8
20の駆動力はギアトレイン890を通って駆動ギア8
10に伝達され、駆動ギア810が矢印A方向に回転す
る。この駆動ギア890の矢印A方向の回転に伴い、写
真フイルムがフィルムカートリッジ90から送り出され
るとともに、図示しないフイルム巻取室に配置されたフ
イルム巻取用スプールが回転して写真フイルムが巻き上
げられる。
【0059】次いで、不図示のシャッタを操作すること
により写真撮影が行なわれる。
【0060】全ての写真フイルムについて写真撮影が終
了すると、撮影済フイルムが再びフィルムカートリッジ
90内に巻き戻される。撮影された写真フイルムをフィ
ルムカートリッジ90に巻き戻す場合は、フィルム給送
用モータ820が逆転する。すると、太陽ギア881の
回転に伴って、遊星ギア8821が回動し、今度は、第
2ギア8823とギアトレイン890の一端のギア89
1とが噛合し、第1ギア8822がフリー状態になる。
その結果、フィルム給送用モータ820の駆動力はギア
トレイン890を通って駆動ギア810に伝達され、駆
動ギア810が矢印Aとは反対方向に回転することによ
り、フィルムカートリッジ90内に写真フイルムが巻き
戻される。
【0061】なお、本発明のカメラには、上記モータ取
付構造の第1実施形態から第4実施形態のいずれを適用
させてもよく、ズーム鏡胴やフィルム給送機構の駆動ギ
アに限らず、様々なカメラ内部の駆動部材を本発明にい
う被駆動部材にすることができる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、モータの回転軸に圧入されたウォームギアが回転軸
上から抜け落ちてしまうことを、ウォームギアの円滑な
回転を妨げず、かつ騒音の発生を低減させながら防止す
るとともに、モータが容易に取り付けられるモータの取
付構造、及びそのモータの取付構造によって取り付けら
れたモータを有するカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータの取付構造についての第1実施形態を示
す図である。
【図2】モータの取付構造についての第2実施形態を示
す図である。
【図3】モータの取付構造についての第3実施形態を示
す図である。
【図4】第3実施形態のモータの取付構造の地板の平面
図である。
【図5】モータの取付構造についての第4実施形態を示
す図である。
【図6】第4実施形態のモータの取付構造の地板の平面
図である。
【図7】ズームレンズを搭載したカメラの内部機構のう
ち、ズーム鏡胴駆動機構が示された図である。
【図8】カメラの内部機構のうち、写真フィルムの給送
を行うフィルム給送機構が示された図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 モータの取付構造 110 モータ 111 本体 112 回転軸 120 モータ固定部材 130 ウォームギア 140 コイルばね 150,350,450 地板 160 ウォームホイール 240 押圧部材 351 第1の切り欠き 352 第2の切り欠き 353 当接部 430 ウォームギア 431 テーパ部材 451 第1の切り欠き 452 第2の切り欠き 453 第3の切り欠き 700 カメラ 710 ズーム鏡胴 711 回転筒 711a 被駆動ギア 712 移動筒 720 ズーム鏡胴駆動用モータ 721 本体 730 地板 740 ズーム鏡胴駆動用固定部材 750 ウォームギア 751 テーパ部材 760 ギアトレイン 761 ギア 762 ギア 770 ウォームホイール770 780 連結ギア 800 カメラ 801 カートリッジ装填室 810 駆動ギア 820 フィルム給送用モータ 821 本体 830 地板 840 フィルム給送用モータ固定部材 850 押圧部材 860 ウォームギア 861 テーパ部材 870 ウォームホイール 871 連結ギア 880 遊星機構 881 太陽ギア 882 遊星腕 8821 遊星ギア 8822 第1ギア 8823 第2ギア 890 ギアトレイン 891 ギア 892 ギア 90 フィルムカートリッジ 91 フィルムスプール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/00 G03B 17/00 P 5H607 17/02 17/02 Fターム(参考) 2H020 MA05 MC22 MC31 MC91 MC92 MC94 2H044 DB02 DD08 2H100 BB06 EE00 3J009 EA06 EA11 EA19 EA25 EA32 EA44 EB17 ED12 FA23 3J048 AA01 AB01 BD01 EA07 EA31 5H607 AA00 AA04 BB01 CC03 DD19 EE32 EE33

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸がモータの本体から突出して設け
    られるモータと、 前記モータの本体を固定するモータ固定部材と、 前記モータの回転軸に圧入されたウォームギアと、 前記ウォームギアの回転軸方向先端部を該モータの本体
    側に弾性的に押圧する押圧部材とを備えたことを特徴と
    するモータの取付構造。
  2. 【請求項2】 回転軸がモータの本体から突出して設け
    られるモータと、 前記モータの本体を固定するモータ固定部材と、 前記モータの回転軸に圧入されたウォームギアと、 前記ウォームギアの回転軸方向先端部に対向し、該先端
    部に対し所定の間隙を隔てて配備された、前記モータの
    本体側に向けて弾性を有する押圧部材とを備えたことを
    特徴とするモータの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材は、所定の地板と前記回転
    軸先端との間に嵌装された弾性材からなることを特徴と
    する請求項1又は2記載のモータの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性材は、プラスチック材料の板材
    からなるものであることを特徴とする請求項3記載のモ
    ータの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記押圧部材は、所定の地板の、弾性構
    造を有する部位からなることを特徴とする請求項1又は
    2記載のモータの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記地板は、前記回転軸先端の位置決め
    作用を成すものであることを特徴とする請求項5記載の
    モータの取付構造。
  7. 【請求項7】 モータの駆動力をギアトレインを介して
    被駆動部材に伝達させて該被駆動部材を駆動するカメラ
    において、 前記モータが、本体と、該本体から突出した回転軸とを
    有するものであって、 前記モータの本体を固定するモータ固定部材と、 前記モータの回転軸に圧入された、前記ギアトレインに
    該モータの駆動力をウォームホイールを介して伝達する
    ウォームギアと、 前記ウォームギアの回転軸方向先端部を前記モータの本
    体側に弾性的に押圧する押圧部材とを備えたことを特徴
    とするカメラ。
  8. 【請求項8】 モータの駆動力をギアトレインを介して
    被駆動部材に伝達させて該被駆動部材を駆動するカメラ
    において、 前記モータが、本体と、該本体から突出した回転軸とを
    有するものであって、 前記モータの本体を固定するモータ固定部材と、 前記モータの回転軸に圧入された、前記ギアトレインに
    該モータの駆動力をウォームホイールを介して伝達する
    ウォームギアと、 前記ウォームギアの回転軸方向先端部に対向し、該先端
    部に対し所定の間隙を隔てて配備された、前記モータの
    本体側に向けて弾性を有する押圧部材とを備えたことを
    特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 前記押圧部材は、所定の地板と前記回転
    軸先端との間に嵌装された弾性材からなることを特徴と
    する請求項7又は8記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記弾性材は、プラスチック材料の板
    材からなるものであることを特徴とする請求項9記載の
    カメラ。
  11. 【請求項11】 前記押圧部材は、所定の地板の、弾性
    構造を有する部位からなることを特徴とする請求項7又
    は8記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記地板は、前記回転軸先端の位置決
    め作用を成すものであることを特徴とする請求項11記
    載のカメラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313078A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Matsushita Electric Works Ltd バランス訓練装置
US7356253B2 (en) 2004-03-24 2008-04-08 Fujinon Corporation Rotational driving apparatus and camera using the rotational driving apparatus
US7456535B2 (en) 2003-02-26 2008-11-25 Minebea Co., Ltd. Thrust member attached to outer surface of motor body, and motor including same
JP2013178358A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Ricoh Co Ltd 駆動伝達装置、及び、画像形成装置

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