JP2001306149A - 回転体駆動制御方法 - Google Patents

回転体駆動制御方法

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JP2001306149A
JP2001306149A JP2000241432A JP2000241432A JP2001306149A JP 2001306149 A JP2001306149 A JP 2001306149A JP 2000241432 A JP2000241432 A JP 2000241432A JP 2000241432 A JP2000241432 A JP 2000241432A JP 2001306149 A JP2001306149 A JP 2001306149A
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state
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axis
rotary drive
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Toshiyuki Ando
俊幸 安藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、回転駆動源の軸から回転体表面
への状態の伝達関数を求めることが容易ではないという
課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、回転体1505の半径を
r、回転駆動源1501の軸から回転体1505の軸へ
の状態の静的な伝達率をNbとした時、マーカ1508
を検知するマーカセンサ1509を有する状態検出装置
で検出した回転体1505の表面状態に1/(r×Nb)
をかけて回転駆動源1501の軸の状態と見なし、この
軸の状態と回転駆動源1501の軸の状態の目標値との
差をもとに回転駆動源1501のフィードバック制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転体駆動制御方
法、回転体駆動制御装置、画像形成装置及び記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において使用する高精度な回転体駆動制御装
置としては、特開平9−329936号公報に記載され
ている回転体駆動制御装置がある。この回転体駆動制御
装置は、回転体を回転駆動源により回転駆動し、上記回
転体表面の周方向に配置されたマーカと、このマーカに
対向する位置に配置されて該マーカを検知するマーカセ
ンサと、このマーカセンサの出力信号に基づいて上記回
転駆動源のPLL制御を行うPLL制御部とを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記回転体駆動制御装
置は、マーカセンサの出力信号に基づいて回転駆動源の
PLL制御を行うものであり、マーカセンサの出力信号
に基づいて回転駆動源のフィードバック制御を行う回転
体駆動制御装置が考えられる。しかし、回転駆動源のフ
ィードバック制御を行う回転体駆動制御装置において
は、回転駆動源の軸から回転体表面への状態の静的な伝
達関数を用いてマーカセンサの出力信号から回転駆動源
の軸の回転状態を検出する必要があるが、真の伝達関数
を求めることが容易ではない。真の伝達関数を求めるた
めには、正弦波入力の周波数スイープやランダム信号の
入力が必要になり、そのために極めて大掛かりな装置が
必要になり、現実的ではない。
【0004】本発明は、真の伝達関数ではないが、制御
に必要な簡単な伝達関数を容易に与えることができ、高
精度な回転体駆動制御を行うことができる回転体駆動制
御方法、回転体駆動制御装置、記録媒体及び、高品質な
画像を得ることができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、回転体を回転駆動源により
回転駆動し、前記回転体表面の周方向に配置されたマー
カ及び該マーカに対向する位置に配置されて該マーカを
検知するマーカセンサよりなる状態検出装置により前記
回転体の表面状態を検出して前記回転体の駆動制御を行
う回転体駆動制御方法において、前記回転体の半径を
r、前記回転駆動源の軸から前記回転体の軸への状態の
静的な伝達率をNbとした時、前記状態検出装置で検出
した前記回転体の表面状態に1/(r×Nb)をかけて前
記回転駆動源の軸の状態と見なし、この軸の状態と前記
回転駆動源の軸の状態の目標値との差をもとに前記回転
駆動源のフィードバック制御を行うことを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の回
転体駆動制御方法において、前記回転体の表面状態が前
記回転体表面の変位であり、前記回転駆動源の軸の状態
の目標値が前記回転駆動源の軸の角変位であることを特
徴とする。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1記載の回
転体駆動制御方法において、前記回転体の表面状態が前
記回転体表面の速度であり、前記回転駆動源の軸の状態
の目標値が前記回転駆動源の軸の角速度であることを特
徴とする。
【0008】請求項4に係る発明は、回転体を回転駆動
源により回転駆動し、前記回転体表面の周方向に配置さ
れたマーカ及び該マーカに対向する位置に配置されて該
マーカを検知するマーカセンサよりなる状態検出装置に
より前記回転体の表面状態を検出して前記回転体の駆動
制御を行う回転体駆動制御方法において、前記回転体の
表面状態が前記回転体の軸の加速度であり、前記回転駆
動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動源の軸のトルク
であり、前記回転体の半径をr、前記回転駆動源の軸か
ら前記回転体の軸への状態の静的な伝達率をNb、前記
回転体のイナーシャをJとした時、前記状態検出装置で
検出した前記回転体の表面状態にJ/(r×Nb)をかけ
て前記回転駆動源の軸の状態と見なし、この軸の状態と
前記回転駆動源の軸の状態の目標値との差をもとに前記
回転駆動源のフィードバック制御を行うことを特徴とす
る。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項2記載の回
転体駆動制御方法において、前記回転体の半径をr、前
記回転駆動源の軸から前記回転体の軸への角速度の静的
な伝達率をNbとした時、前記状態検出装置とは別の状
態検出装置で検出した前記回転体表面の速度に1/(r
×Nb)をかけて前記回転駆動源の角速度と見なす方法を
用いた角速度フィードバックのマイナーループを用いる
ことを特徴とする。
【0010】請求項6に係る発明は、回転体を回転駆動
する回転駆動源と、前記回転体表面の周方向に配置され
たマーカ及び該マーカに対向する位置に配置されて該マ
ーカを検知するマーカセンサよりなる状態検出装置とを
有し、この状態検出装置により前記回転体の表面状態を
検出して前記回転体の駆動制御を行う回転体駆動制御装
置において、前記回転体の半径をr、前記回転駆動源の
軸から前記回転体の軸への状態の静的な伝達率をNbと
した時、前記状態検出装置で検出した前記回転体の表面
状態に1/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の軸の状
態と見なす回転駆動源軸状態検出手段を備え、この回転
駆動源軸状態検出手段でみなした前記回転駆動源の表面
状態と前記回転駆動源の軸の状態の目標値との差をもと
に前記回転駆動源のフィードバック制御を行うものであ
る。
【0011】請求項7に係る発明は、請求項6記載の回
転体駆動制御装置において、前記回転体の表面状態が前
記回転体表面の変位であり、前記回転駆動源の軸の状態
の目標値が前記回転駆動源の軸の角変位であるものであ
る。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項6記載の回
転体駆動制御装置において、前記回転体の表面状態が前
記回転体表面の速度であり、前記回転駆動源の軸の状態
の目標値が前記回転駆動源の軸の角速度であるものであ
る。
【0013】請求項9に係る発明は、回転体を回転駆動
する回転駆動源と、前記回転体表面の周方向に配置され
たマーカ及び該マーカに対向する位置に配置されて該マ
ーカを検知するマーカセンサよりなる状態検出装置とを
有し、この状態検出装置により前記回転体の表面状態を
検出して前記回転体の駆動制御を行う回転体駆動制御装
置において、前記回転体の表面状態が前記回転体表面の
加速度であり、前記回転駆動源の軸の状態の目標値が前
記回転駆動源の軸のトルクであり、前記回転体の半径を
r、前記回転駆動源の軸から前記回転体の軸への状態の
静的な伝達率をNb、前記回転体のイナーシャをJとし
た時、前記状態検出装置で検出した前記回転体の表面状
態にJ/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の軸の状態
と見なす回転駆動源軸状態検出手段を備え、この回転駆
動源軸状態検出手段で見なした前記回転駆動源の表面状
態と前記回転駆動源の軸の状態の目標値との差をもとに
前記回転駆動源のフィードバック制御を行うものであ
る。
【0014】請求項10に係る発明は、請求項7記載の
回転体駆動制御装置において、前記回転体の半径をr、
前記回転駆動源の軸から前記回転体の軸への角速度の静
的な伝達率をNbとした時、前記状態検出装置とは別の
状態検出装置で検出した前記回転体表面の速度に1/
(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の角速度と見なす方
法を用いた角速度フィードバックのマイナーループを有
するものである。
【0015】請求項11に係る発明は、像担持体を回転
させて画像形成を行う画像形成装置において、前記像担
持体の駆動制御を前記請求項6〜10のいずれか1つに
記載の回転体駆動制御装置により行うものである。
【0016】請求項12に係る発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記像担持体が感光体ドラム
であるものである。
【0017】請求項13に係る発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記像担持体が感光体ベルト
であるものである。
【0018】請求項14に係る発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記像担持体が転写ドラムで
あるものである。
【0019】請求項15に係る発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記像担持体が中間転写ベル
トであるものである。
【0020】請求項16に係る発明は、複数の像担持体
を回転させてカラー画像を形成する画像形成装置におい
て、前記複数の像担持体の各駆動制御をそれぞれ前記請
求項6〜10のいずれか1つに記載の回転体駆動制御装
置により行うものである。
【0021】請求項17に係る発明は、コンピュータ
に、前記回転体の半径をr、前記回転駆動源の軸から前
記回転体の軸への状態の静的な伝達率をNbとした時、
前記状態検出装置で検出した前記回転体の表面状態に1
/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の軸の状態と見な
す手順と、この軸の状態と前記回転駆動源の軸の状態の
目標値との差をもとに前記回転駆動源のフィードバック
制御を行う手順を実行させるためのプログラムを記録し
たものである。
【0022】請求項18に係る発明は、請求項17記載
の記録媒体において、前記回転体の表面状態が前記回転
体表面の変位であり、前記回転駆動源の軸の状態の目標
値が前記回転駆動源の軸の角変位であるものである。
【0023】請求項19に係る発明は、請求項17記載
の記録媒体において、前記回転体の表面状態が前記回転
体表面の速度であり、前記回転駆動源の軸の状態の目標
値が前記回転駆動源の軸の角速度であるものである。
【0024】請求項20に係る発明は、コンピュータ
に、回転体の半径をr、回転駆動源の軸から前記回転体
の軸への状態の静的な伝達率をNb、前記回転体のイナ
ーシャをJとした時、前記回転体表面の周方向に配置さ
れたマーカ及び該マーカに対向する位置に配置されて該
マーカを検知するマーカセンサよりなる状態検出装置で
検出した前記回転体の表面の加速度にJ/(r×Nb)を
かけて前記回転駆動源の軸の状態と見なす手順と、この
軸の状態と前記回転駆動源の軸の状態の目標値との差を
もとに前記回転駆動源のフィードバック制御を行う手順
を実行させるためのプログラムを記録したものである。
【0025】請求項21に係る発明は、請求項17記載
の記録媒体において、前記プログラムは、前記回転体の
半径をr、前記回転駆動源の軸から前記回転体の軸への
角速度の静的な伝達率をNbとした時、前記状態検出装
置とは別の状態検出装置で検出した前記回転体表面の速
度に1/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の角速度と
見なす角速度フィードバックのマイナーループの動作を
行う手順を実行させるためのプログラムを含むものであ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
ける回転体、動力伝達系及び回転駆動源を示す。この第
1の実施例は、請求項1、2に係る発明を適用した回転
体駆動制御装置の例であり、請求項6、7に係る発明の
実施例である。図1において、1501は回転体を回転
駆動する回転駆動源としてのモータであり、このモータ
1501の回転トルクは動力伝達系を構成する歯車列1
503及びタイミングベルト1504により像担持体と
しての感光体ドラム1505の軸1506に伝達され
る。モータ1501は例えば直流電動機が用いられ、感
光体ドラム1505は軸1506にしっかり固定されて
いる。
【0027】1508は感光体ドラム1505の表面に
設けられたスリット等のマーカであり、このマーカ15
08は感光体ドラム1505の周方向に一定の間隔で設
けられている。このマーカ1508は、直接に感光体ド
ラム1505上に記述されたものでも、テープに記述し
て感光体ドラム1505に貼り付けたものでもかまわな
い。
【0028】1509はマーカ1508と対向する位置
に設置されたマーカセンサである。このマーカセンサ1
509は、フォトインタラプタ等から構成されており、
マーカ1508が検知位置に到来してマーカ1508と
対向した時にデジタル信号の“1”を出力し、検知位置
にマーカ1508とマーカ1508との間の部分が到来
してこの部分と対向した時にはデジタル信号の“0”を
出力する。このマーカセンサ1509からのデジタル信
号をカウントすることにより、回転体1505表面の変
位を検出できる。従って、回転駆動源1501の軸の状
態すなわち角変位から回転体1505の表面状態すなわ
ち変位までの状態の静的な伝達率(r×Nb)は、感光体
ドラム1505の半径rと歯車列1503及びタイミン
グベルト1504による減速比の積と一致し、よって設
計時に簡単に求めることができる。
【0029】図2は、第1の実施例において、回転駆動
源1501の軸の状態(ここでは角変位)を回転体15
05表面の状態検出装置(ここではマーカ1508及び
マーカセンサ1509)の出力信号に基づいてデジタル
制御する制御系の構成を示す。図2において、1はマイ
クロプロセッサ2、リードオンリメモリ(ROM)3、
ランダムアクセスメモリ(RAM)4からなるマイクロ
コンピュータであり、マイクロプロセッサ2、リードオ
ンリメモリ(ROM)3、ランダムアクセスメモリ(R
AM)4がそれぞれバス9を介して接続されている。
【0030】5は回転駆動源1501の軸の状態を指令
する状態指令信号を出力する指令発生装置であり、この
指令発生装置5は角変位指令信号を発生する。この指令
発生装置5の出力側もバス9へ接続されている。8はマ
ーカセンサ1509の出力パルスを処理してデジタル数
値に変換する検出用インターフェース装置である。この
検出用インターフェース装置8は、マーカセンサ150
9の出力パルスを計数するカウンタを備えており、この
カウンタのカウントした数値に、あらかじめ定められた
パルス数対変位の変換定数をかけて回転体1505表面
の変位に変換する。
【0031】6は直流電動機駆動用のインターフェイス
であり、この直流電動機駆動用のインターフェイス6は
マイクロコンピュータ1の演算結果(制御出力)を、直
流電動機駆動装置7を構成するパワー半導体、例えばト
ランジスタを動作させるパルス状信号(制御信号)に変
換する。直流電動機駆動装置7は、直流電動機駆動用の
インターフェイス6からのパルス状信号に基づき動作
し、回転駆動源1501に印加する電圧を制御する。こ
の結果、回転駆動源1501の軸は指令発生装置5によ
る所定の角変位に追値制御される。回転体1505の表
面変位は、マーカ1508及びマーカセンサ1509と
インターフェイス装置8により検出され、マイクロコン
ピュータ1に取り込まれる。ここで1510は図1から
回転駆動源1501、マーカセンサ1509を除いた部
分の機械系を示すブロックである。
【0032】次に、このように構成された本実施例によ
る回転体の駆動制御について図3に示す本実施例のブロ
ック構成により説明する。図3において、801は本実
施例における図1に示した回転体駆動系全体及び図2に
示した直流電動機駆動用のインターフェイス6、直流電
動機駆動装置7、インターフェイス装置8を含む制御対
象である。
【0033】マーカセンサ1509の出力を処理するイ
ンターフェイス装置8の出力、すなわち回転体1505
表面の変位情報P301(i−1)はブロック302で定数1
/(r×Nb)がかけられて回転駆動源1501の角変位
に換算される。ブロック302の換算結果はループ30
3を経て演算部304に与えられる。この演算部304
は指令発生装置5から出力された制御目標値R(i)とル
ープ303からの値との差e(i)を算出する。このe(i)
は制御コントローラ部305に入力される。
【0034】制御コントローラ部305は例えばPI制
御系で構成される。演算部304で算出されたe(i)
は、ブロック306で積分され、ブロック307で定数
KIがかけられて演算部308に与えられる。また、同
時に、演算部304で算出されたe(i)はブロック30
9で定数KPがかけられて演算部308に与えられる。
演算部308は、プロック307、309からの2つの
入力信号を加えて回転駆動源1501の制御電圧u(i)
を求める。
【0035】この演算部308で求めた制御電圧値u
(i)が直流電動機駆動用のインターフェイス6、直流電
動機駆動装置7を介して回転駆動源1501へ出力され
て回転体1505が回転し、以上のループ動作が繰返さ
れる。ここで、制御コントローラ部305は、一例とし
てPI制御系を用いたが、これに限定されるものではな
い。以上の演算すべては、マイクロコンピュータ1内の
数値演算で行われ、簡単に実現することができる。以上
により、第1の実施例は、回転体1505の表面の周方
向にマーカ1508を形成し、これに対向する位置にマ
ーカセンサ1509を設け、このマーカセンサ1509
の出力を角変位に変換するフィードバック制御系を構築
することができる。
【0036】この第1の実施例によれば、回転体150
5の半径をr、回転駆動源1501の軸から回転体15
05表面への状態の静的な伝達率をNbとした時、状態
検出装置としてのマーカ1508、マーカセンサ150
9及びインターフェイス装置8で検出した回転体150
5の表面状態(ここでは変位)に1/(r×Nb)をかけ
て回転駆動源1501の軸の状態(ここでは角変位)と
見なし、この軸の状態と回転駆動源1501の軸の状態
(ここでは変位)の目標値との差をもとに回転駆動源1
501のフィードバック制御を行うので、真の伝達関数
ではないが、制御に必要な簡単な伝達関数を容易に与え
ることができ、高精度な回転体駆動制御を行うことがで
きる。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この第2の実施例は、請求項1、3に係る発明を
適用した回転体駆動制御装置の例であり、請求項6、8
に係る発明の実施例である。この第2の実施例では、上
記第1の実施例と同様に図1に示す回転体1505、動
力伝達系1503、1504、回転駆動源1501、マ
ーカ1508及びマーカセンサ1509が用いられる。
【0038】図4は第2の実施例において、回転駆動源
1501の軸の状態(ここでは角速度)を回転体150
5表面の状態検出装置(ここではマーカ1508及びマ
ーカセンサ1509)の出力信号に基づいてデジタル制
御する制御系の構成を示す。図4において、図2と同一
の符号は同一の部分を示し、その説明を省略する。40
1はマーカセンサ1509の出力信号を処理して角速度
に変換する状態検出用インターフェイス装置である。こ
のインターフェイス装置401で変換した角速度情報は
マイクロコンピュータ1に入力され、指令発生装置5は
角速度指令信号を発生する。その結果、回転駆動源15
01の軸は指令発生装置5による所定の角速度に制御さ
れる。回転体1505の表面速度は、マーカ1508及
びマーカセンサ150とインターフェイス装置401に
より検出され、マイクロコンピュータ1に取り込まれ
る。
【0039】ここで、状態検出用インターフェイス装置
401の処理方式について説明する。状態検出用インタ
ーフェイス装置401は、マーカセンサ1509の出力
パルスをマイクロプロセッサ2の割込み端子に送り、ま
た、図5に示すような基準クロックCLKをカウントす
るカウンタを備えている。
【0040】図5において、マーカセンサ1509の出
力パルスOBのエッジ601が到達する直前の状態から
説明する。状態検出用インターフェイス装置401には
カウンタが備えられており、このカウンタは、マーカセ
ンサ1509の出力パルスOBの周期を基準クロックC
LKをもとに、与えられたカウント値(例えば0FFF
FH)からのデクリメントカウントで検出する。マーカ
センサ1509の出力パルスOBのエッジ601がマイ
クロプロセッサ2の割込み端子に到達すると、マイクロ
プロセッサ2は図6に示す割込みルーチンの実行を開始
する。
【0041】マイクロプロセッサ2は、カウンタのデク
リメントカウント値を状態検出用インターフェイス装置
401の内蔵レジスタにラッチさせ(ステップP1)、
その内蔵レジスタにラッチされたデクリメントカウント
値をRAM4に格納する(ステップP2)。そして、マ
イクロプロセッサ2は、マーカセンサ1509の出力パ
ルスOBの周期Tnをカウントするためのカウント初期
値(0FFFFH)を状態検出用インターフェイス装置
401のカウンタに与えて再度マーカセンサ1509の
出力パルスOBのデクリメントカウントを再開させ(ス
テップP3)、割込み処理を終了する。再度、マーカセ
ンサ1509の出力パルスOBのエッジ602がマイク
ロプロセッサ2の割込み端子に到達すると、マイクロプ
ロセッサ2は図6に示す割込みルーチンの処理(ステッ
プP1〜P3)を繰返して行う。この時、マーカセンサ1
509の出力パルスOBの周期Tnにおける回転体15
05の角速度v301(i−1)は次のようにして求められ
る。
【0042】 v301(i−1)=k/(Tclk×Ne×n)・・・・・(1) ここで、Tclk:基準クロックCLKの周期 Ne:単位長さ当たりのマーカセンサ1509分割数 n:基準クロックCLKのカウント数:=0FFFFH
−デクリメントカウント値 k:速度への単位変換定数 次に、このように構成された第2の実施例による回転体
の駆動制御について図7に示す第2の実施例のブロック
構成により説明する。図7において、図3と同一の符号
は同一の部分を示し、その説明を省略する。802は第
2の実施例における図1に示した回転体駆動系全体及び
図4に示した直流電動機駆動用のインターフェイス6、
直流電動機駆動装置7、インターフェイス装置401を
含む制御対象である。
【0043】マーカセンサ1509の出力を処理するイ
ンターフェイス装置401の出力、すなわち回転体15
05表面の速度情報v301(i−1)はブロック402で定
数1/(r×Nb)がかけられて回転駆動源1501の角
速度に換算される。ブロック402の換算結果はループ
403を経て演算部404に与えられる。この演算部4
04は指令発生装置5から出力された制御目標値R(i)
とループ403からの値との差e(i)を算出する。この
e(i)は制御コントローラ部405に入力される。
【0044】制御コントローラ部405は例えばPI制
御系で構成される。演算部404で算出されたe(i)
は、ブロック406で積分され、ブロック407で定数
KIがかけられて演算部408に与えられる。また、同
時に、演算部404で算出されたe(i)はブロック40
9で定数KPがかけられて演算部408に与えられる。
演算部408は、プロック407、409からの2つの
入力信号を加えて回転駆動源1501の制御電圧u(i)
を求める。
【0045】この演算部408で求めた制御電圧値u
(i)が直流電動機駆動用のインターフェイス6、直流電
動機駆動装置7を介して回転駆動源1501へ出力され
て回転体1505が回転し、以上のループ動作が繰返さ
れる。ここで、制御コントローラ部405は、一例とし
てPI制御系を用いたが、これに限定されるものではな
い。以上の演算すべては、マイクロコンピュータ1内の
数値演算で行われ、簡単に実現することができる。
【0046】ここで、上述と同様に、回転駆動源150
1の軸の状態すなわち角速度から回転体1505の表面
状態すなわち速度までの状態の静的な伝達率(r×Nb)
は、感光体ドラム1505の半径rと歯車列1503及
びタイミングベルト1504による減速比の積に一致
し、よって設計時に簡単に求めることができる。
【0047】以上により、第2の実施例は、回転体15
05の表面の周方向にマーカ1508を形成し、これに
対向する位置にマーカセンサ1509を設け、このマー
カセンサ1509の出力を角速度に変換するフィードバ
ック制御系を構築することができる。
【0048】この第2の実施例によれば、回転体150
5の半径をr、回転駆動源1501の軸から回転体15
05表面への状態(ここでは速度)の静的な伝達率をN
bとした時、状態検出装置としてのマーカ1508、マ
ーカセンサ1509及びインターフェイス装置401で
検出した回転体1505の表面状態(ここでは速度)に
1/(r×Nb)をかけて回転駆動源1501の軸の状態
(ここでは角速度)と見なし、この軸の状態と回転駆動
源1501の軸の状態(ここでは角速度)の目標値との
差をもとに回転駆動源1501のフィードバック制御を
行うので、真の伝達関数ではないが、制御に必要な簡単
な伝達関数を容易に与えることができ、高精度な回転体
駆動制御を行うことができる。
【0049】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。この第3の実施例は、請求項1、4に係る発明を
適用した回転体駆動制御装置の例であり、請求項6、9
に係る発明の実施例である。この第3の実施例では、上
記第1の実施例と同様に図1に示す回転体1505、動
力伝達系1503、1504、回転駆動源1501、マ
ーカ1508及びマーカセンサ1509が用いられる。
【0050】第3の実施例において、回転駆動源150
1の表面状態を回転体1505表面状態(ここでは回転
体1505の加速度)の検出装置(ここではマーカ15
08及びマーカセンサ1509)の出力信号に基づいて
デジタル制御する制御系の構成は、第2の実施例におけ
る図4に示すような制御系の構成と同一である。指令発
生装置5はトルク指令信号(回転駆動源の軸のトルクの
指令信号)を発生する。
【0051】次に、第3の実施例による回転体の駆動制
御について図11に示す第3の実施例のブロック構成に
より説明する。図11において、802は第3の実施例
における図1に示した回転体駆動系全体及び図4に示し
た直流電動機駆動用のインターフェイス6、直流電動機
駆動装置7、インターフェイス装置401を含む制御対
象である。
【0052】マーカセンサ1509の出力を処理するイ
ンターフェイス装置401の出力、すなわち回転体15
05表面の速度情報v301(i−1)、v301(i−2)は、ブ
ロック1001に与えられ、ブロック1001において
制御系のサンプリング周期tにより差分され、すなわ
ち、(v301(i−1)−v302(i−2))/tが計算される。
この計算結果はブロック1002において、定数J/
(r×Nb)がかけられて回転駆動源1501の軸のトル
クに変換される。ブロック1002の変換結果はループ
1003を経て演算部1004に与えられる。この演算
部1004は指令発生装置5から出力された制御目標値
R(i)とループ1003からの値との差eT(i)を算出す
る。このeT(i)は制御コントローラ部1005に入力さ
れる。
【0053】制御コントローラ部1005は例えばPI
制御系で構成される。演算部1004で算出されたe
T(i)は、ブロック1006で積分され、ブロック100
7で定数KITがかけられて演算部1008に与えられ
る。また、同時に、演算部1004で算出されたeT(i)
はブロック1009で定数KPTがかけられて演算部10
08に与えられる。演算部1008は、プロック100
7、1009からの2つの入力信号を加えて回転駆動源
1501の制御電圧uT(i)を求める。
【0054】この演算部1008で求めた制御電圧値u
T(i)が直流電動機駆動用のインターフェイス6、直流電
動機駆動装置7を介して回転駆動源1501へ出力され
て回転体1505が回転し、以上のループ動作が繰返さ
れる。ここで、制御コントローラ部1005は、一例と
してPI制御系を用いたが、これに限定されるものでは
ない。以上の演算すべては、マイクロコンピュータ1内
の数値演算で行われ、簡単に実現することができる。
【0055】ここで、回転駆動源1501の軸の状態で
あるトルクから回転体1505の表面状態である加速度
までの静的な伝達率J/(r×Nb)は、回転体1505
の半径rと歯車列1503及びタイミングベルト150
4による減速比との積及び回転体1505のイナーシャ
から設計時に簡単に求めることができる。
【0056】この第3の実施例によれば、回転体150
5の半径をr、回転駆動源1501の軸から回転体15
05の軸への状態(ここではトルク)の静的な伝達率を
Nbとした時、状態検出装置としてのマーカ1508、
マーカセンサ1509及びインターフェイス装置401
で検出した回転体1505の表面状態(ここでは加速
度)にJ/(r×Nb)をかけて回転駆動源1501の軸
の状態(ここではトルク)と見なし、この軸の状態と回
転駆動源1501の軸の状態(ここではトルク)の目標
値との差をもとに回転駆動源1501のフィードバック
制御を行うので、真の伝達関数ではないが、制御に必要
な簡単な伝達関数を容易に与えることができ、高精度な
回転体駆動制御を行うことができる。
【0057】一般に、回転体の角変位制御に角速度フィ
ードバックのマイナーループを加えることで、より安定
した制御系を構成できる。そこで、本発明の第4の実施
例は、回転体の変位制御に角速度フィードバックのマイ
ナーループを加えたものである。この第4の実施例は、
請求項1、5に係る発明を適用した回転体駆動制御装置
の例であり、請求項6、10に係る発明の実施例であ
る。この第4の実施例では、上記第1の実施例と同様に
図1に示す回転体1505、動力伝達系1503、15
04、回転駆動源1501、マーカ1508及びマーカ
センサ1509が用いられる。
【0058】図12は、第4の実施例において、回転駆
動源1501の軸の状態(ここでは角変位、角速度)を
回転体1505表面の状態検出装置(ここではマーカ1
508及びマーカセンサ1509)の出力信号に基づい
てデジタル制御する制御系の構成を示す。この第4の実
施例では、回転体1505表面の変位と速度を検出しな
ければならないので、状態検出装置8、401を含んで
いる。図12において、図2と同一の符号は同一の部分
を示し、その説明を省略する。
【0059】次に、このように構成された第4の実施例
による回転体の駆動制御について図13に示す第4の実
施例のブロック構成により説明する。図13において、
803は第4の実施例における図1に示した回転体駆動
系全体及び図12に示した直流電動機駆動用のインター
フェイス6、直流電動機駆動装置7、インターフェイス
装置8、401を含む制御対象である。
【0060】マーカセンサ1509の出力を処理するイ
ンターフェイス装置8の出力、すなわち回転体1505
表面の変位情報P301(i−1)はブロック302で定数1
/(r×Nb)がかけられて回転駆動源1501の軸の角
変位に変換される。ブロック302の変換結果はループ
303を経て演算部304に与えられる。この演算部3
04は指令発生装置5から出力された制御目標値(角変
位指令信号)R(i)とループ303からの値との差e(i)
を算出する。このe(i)は制御コントローラ部3001
に入力される。
【0061】制御コントローラ部3001は例えばPI
制御系で構成される。演算部304で算出されたe(i)
は、ブロック306で積分され、ブロック3002で定
数KI 3がかけられて演算部308に与えられる。また、
同時に、演算部304で算出されたe(i)はブロック3
003で定数KP3がかけられて演算部308に与えられ
る。演算部308は、プロック3002、3003から
の2つの入力信号を加えて回転駆動源1501の角速度
マイナーループの目標値Rv(i)を求める。
【0062】同時に、マーカセンサ1509の出力を処
理するインターフェイス装置401の出力、すなわち回
転体1505表面の速度情報v301(i−1)はブロック3
004で定数1/(r×Nb)がかけられて回転駆動源1
501の軸の角速度に変換される。ブロック3004の
変換結果はループ3005を経て演算部3006に与え
られる。この演算部3006は上記角速度マイナールー
プの目標値Rv(i)とループ3005からの値との差ev
(i)を算出する。このev(i)は制御コントローラ部30
07に入力される。
【0063】制御コントローラ部3007は例えばPI
制御系で構成される。演算部3006で算出されたev
(i)は、ブロック3008で積分され、ブロック300
9で定数KI4がかけられて演算部3010に与えられ
る。また、同時に、演算部3006で算出されたev(i)
はブロック3011で定数KP4がかけられて演算部30
10に与えられる。演算部3010は、プロック300
9、3011からの2つの入力信号を加えて回転駆動源
1501の制御電圧ua(i)を求める。
【0064】この演算部3010で求めた制御電圧値u
a(i)が直流電動機駆動用のインターフェイス6、直流電
動機駆動装置7を介して回転駆動源1501へ出力され
て回転体1505が回転し、以上のループ動作が繰返さ
れる。ここで、制御コントローラ部3001、3007
は、一例としてPI制御系を用いたが、これに限定され
るものではない。以上の演算すべては、マイクロコンピ
ュータ1内の数値演算で行われ、簡単に実現することが
できる。ここで、ブロック302、3004の1/(r
×Nb)や角変位、角速度の求め方は上記第1の実施例の
ブロック302、第2の実施例のブロック402と同様
である。
【0065】この第4の実施例によれば、回転駆動源1
501の角変位制御を行うものにおいて、回転体150
5の半径をr、回転駆動源1501の軸から回転体15
05の軸の状態(ここでは角速度)への静的な伝達率を
Nbとした時、状態検出装置としてのマーカ1508、
マーカセンサ1509及びインターフェイス装置401
で検出した回転体1505の表面状態(ここでは速度)
に1/(r×Nb)をかけて回転駆動源1501の状態
(ここでは角速度)と見なす方法を用いた角速度フィー
ドバックのマイナーループを有するので、真の伝達関数
ではないが、制御に必要な簡単な伝達関数を容易に与え
ることができ、高精度な回転体駆動制御を行うことがで
きる。さらに、回転体表面の変位制御に回転体表面の速
度制御を加えることで、より安定した回転駆動源の制御
を行うことができる。
【0066】図8は本発明の第5の実施例を示す。この
第5の実施例は、カラー複写機からなる画像形成装置の
例であり、請求項11、12、15に係る発明の実施例
である。図8において、10は第5の実施例の装置本体
である。この装置本体10は、その外装ケース11内の
中央よりもやや右寄りに、像担持体としてのドラム状の
感光体(感光体ドラム)12を備えている。感光体12
の周りには、その上に設置されている帯電器13から矢
示の回転方向(反時計方向)へ順に、現像手段としての
回転型現像装置14、中間転写ユニット15、クリーニ
ング装置16、除電器17などが配置されている。
【0067】これらの帯電器13、回転型現像装置1
4、クリーニング装置16、除電器17の上には、露光
手段としての光書込み装置、例えばレーザ書込み装置1
8が設置される。回転型現像装置14は、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーをそれぞれ収
納した、現像ローラ21を有する現像器20A、20
B、20C、20Dを備え、中心軸まわりに回動して各
色の現像器20A、20B、20C、20Dを選択的に
感光体12の外周に対向する現像位置へ移動させる。
【0068】中間転写ユニット15は複数のローラ23
に像担持体としての無端状の中間転写体、例えば中間転
写ベルト24が掛け渡され、この中間転写ベルト24は
感光体12に当接される。中間転写ベルト24の内側に
は転写装置25が設置され、中間転写ベルト24の外側
には転写装置26及びクリーニング装置27が設置され
ている。クリーニング装置27は中間転写ベルト24に
対して接離自在に設けられる。
【0069】レーザ書込み装置18は、画像読取装置2
9から図示しない画像処理部を介して各色の画像信号が
入力され、各色の画像信号により順次に変調されたレー
ザ光Lを一様帯電状態の感光体12に照射して感光体1
2を露光することで感光体12上に静電潜像を形成す
る。画像読取装置29は装置本体10の上面に設けられ
た原稿台30上にセットされた原稿Gの画像を色分解し
て読み取り、電気的な画像信号に変換する。記録媒体搬
送路32は右から左へ用紙等の記録媒体を搬送する。記
録媒体搬送路32には、中間転写ユニット15及び転写
装置26より手前にレジストローラ33が設置され、中
間転写ユニット15及び転写装置26より下流側に搬送
ベルト34、定着装置35、排紙ローラ36が配置され
ている。
【0070】装置本体10は給紙装置50上に載置され
る。給紙装置50内には、複数の給紙カセット51が多
段に設けられ、給紙ローラ52のいずれか1つが選択的
に駆動されて給紙カセット51のいずれか1つから記録
媒体が送り出される。この記録媒体は装置本体10内の
自動給紙路37を通して記録媒体搬送路32へ搬送され
る。また、装置本体10の右側には、手差しトレイ38
が開閉自在に設けられ、この手差しトレイ38から挿入
された記録媒体は装置本体10内の手差し給紙路39を
通して記録媒体搬送路32へ搬送される。装置本体10
の左側には、図示しない排紙トレイが着脱自在に取り付
けられ、記録媒体搬送路32を通して排紙ローラ36に
より排出された記録媒体が排紙トレイへ収容される。
【0071】この第5の実施例において、カラーコピー
をとる時には、原稿台30上に原稿Gをセットし、図示
しないスタートスイッチを押すと、複写動作が開始され
る。まず、画像読取装置29が原稿台30上の原稿Gの
画像を色分解して読み取る。同時に、給紙装置50内の
給紙カセット51から給紙ローラ52で選択的に記録媒
体が送り出され、この記録媒体は自動給紙路37、記録
媒体搬送路32を通してレジストローラ33に突き当た
って止まる。
【0072】感光体12は、反時計方向に回転し、複数
のローラ23のうちの駆動ローラの回転で中間転写ベル
ト24が時計方向へ回転する。感光体12は、回転に伴
い、帯電器13により一様に帯電され、画像読取装置2
9から画像処理部を介してレーザ書込み装置18に加え
られる1色目の画像信号で変調されたレーザ光がレーザ
書込み装置18から照射されて静電潜像が形成される。
【0073】この感光体12上の静電潜像は回転型現像
装置14の1色目の現像器20Aにより現像されて1色
目の画像となり、この感光体12上の1色目の画像は転
写装置25により中間転写ベルト24に転写される。感
光体12は、1色目の画像の転写後にクリーニング装置
16でクリーニングされて残留トナーが除去され、除電
器17で除電される。
【0074】続いて、感光体12は、帯電器13により
一様に帯電され、画像読取装置29から画像処理部を介
してレーザ書込み装置18に加えられる2色目の画像信
号で変調されたレーザ光がレーザ書込み装置18から照
射されて静電潜像が形成される。この感光体12上の静
電潜像は回転型現像装置14の2色目の現像器20Bに
より現像されて2色目の画像となり、この感光体12上
の2色目の画像は転写装置25により中間転写ベルト2
4上に1色目の画像と重ねて転写される。感光体12
は、2色目の画像の転写後にクリーニング装置16でク
リーニングされて残留トナーが除去され、除電器17で
除電される。
【0075】次に、感光体12は、帯電器13により一
様に帯電され、画像読取装置29から画像処理部を介し
てレーザ書込み装置18に加えられる3色目の画像信号
で変調されたレーザ光がレーザ書込み装置18から照射
されて静電潜像が形成される。この感光体12上の静電
潜像は回転型現像装置14の3色目の現像器20Cによ
り現像されて3色目の画像となり、この感光体12上の
3色目の画像は転写装置25により中間転写ベルト24
上に1色目の画像、2色目の画像と重ねて転写される。
感光体12は、3色目の画像の転写後にクリーニング装
置16でクリーニングされて残留トナーが除去され、除
電器17で除電される。
【0076】さらに、感光体12は、帯電器13により
一様に帯電され、画像読取装置29から画像処理部を介
してレーザ書込み装置18に加えられる4色目の画像信
号で変調されたレーザ光がレーザ書込み装置18から照
射されて静電潜像が形成される。この感光体12上の静
電潜像は回転型現像装置14の4色目の現像器20Dに
より現像されて4色目の画像となり、この感光体12上
の4色目の画像が転写装置25により中間転写ベルト2
4上に1色目の画像、2色目の画像、3色目の画像と重
ねて転写されることでフルカラー画像が形成される。感
光体12は、4色目の画像の転写後にクリーニング装置
16でクリーニングされて残留トナーが除去され、除電
器17で除電される。
【0077】そして、レジストローラ33がタイミング
をとって回転して記録媒体が送り出され、この記録媒体
は転写装置26により中間転写ベルト24上のフルカラ
ー画像が転写される。この記録媒体は、搬送ベルト34
で搬送されて定着装置35によりフルカラー画像が定着
され、排紙ローラ36により排紙トレイへ排出される。
また、中間転写ベルト24はフルカラー画像の転写後に
クリーニング装置27でクリーニングされて残留トナー
が除去される。
【0078】以上4色重ね画像を形成する動作について
説明したが、3色重ね画像を形成する場合には感光体1
2上に3つの異なる単色画像が順次に形成されて中間転
写ベルト24上に重ねて転写された後に記録媒体に一括
して転写され、2色重ね画像を形成する場合には感光体
12上に2つの異なる単色画像が順次に形成されて中間
転写ベルト24上に重ねて転写された後に記録媒体に一
括して転写される。また、単色画像を形成する場合に
は、感光体12上に1つの単色画像が形成されて中間転
写ベルト24上に転写された後に記録媒体に転写され
る。
【0079】このようなカラー複写機においては、像担
持体12、24の回転精度が最終画像の品質に大きく影
響し、より高精度な像担持体12、24の駆動制御が望
まれる。
【0080】そこで、この第5の実施例では、感光体ド
ラム12の駆動制御が上記第1の実施例〜第4の実施例
のいずれか1つの回転体駆動制御装置により行われ、か
つ、中間転写ベルト24の駆動制御が上記第1の実施例
〜第4の実施例のいずれか1つの回転体駆動制御装置に
より行われる。この場合、中間転写ベルト24は複数の
ローラ23のうちの駆動ローラの軸が回転駆動源により
動力伝達系を介して回転駆動されることで回転し、上記
駆動ローラ上の回転体24の半径をr、回転駆動源15
01の軸から回転体24の軸の状態の静的な伝達率をN
bとする。
【0081】この第5の実施例によれば、像担持体1
2、24の駆動制御を上記第1の実施例〜第4の実施例
のいずれか1つの回転体駆動制御装置により行うので、
像担持体の駆動制御の精度が向上して高精度な像担持体
駆動制御を行うことができ、高品質な画像を得ることが
できる。
【0082】図9は本発明の第6の実施例を示す。この
第6の実施例は、請求項11、13、14に係る発明の
実施例であり、カラー複写機からなる画像形成装置の例
である。像担持体としての感光体101は、閉ループ状
のNiのベルト基材の外周面上に、有機光半導体(OP
C)等の感光層が薄膜状に形成された感光体ベルトであ
る。この感光体101は、3本の感光体搬送ローラ10
2〜104によって支持され、駆動モータ(図示せず)
によって矢印A方向に回動する。
【0083】感光体101の周りには、矢印Aで示す感
光体101回転方向へ順に、帯電器105、露光手段と
しての露光光学系(以下LSUという)106、ブラッ
ク,イエロー,マゼンタ,シアンの各色の現像器107
〜110、中間転写ユニット111、感光体クリーニン
グ手段112及び除電器113が設けられている。帯電
器105は、―4〜5kV程度の高電圧が図示しない電
源装置から印加され、感光体101の帯電器105に対
向した部分を帯電して一様な帯電電位を与える。
【0084】LSU106は、レーザ駆動回路(図示せ
ず)により階調変換手段(図示せず)からの各色の画像
信号を順次に光強度変調やパルス幅変調してその変調信
号で半導体レーザ(図示せず)を駆動することにより露
光光線114を得、この露光光線114により感光体1
01を走査して感光体101上に各色の画像信号に対応
する静電潜像を順次に形成する。継ぎ目センサ115は
ループ状に形成された感光体101の継ぎ目を検知する
ものであり、継ぎ目センサ115が感光体101の継ぎ
目を検知すると、感光体101の継ぎ目を回避するよう
に、かつ、各色の静電潜像形成位置が同一になるよう
に、タイミングコントローラ116がLSU106の発
光タイミングを制御する。
【0085】各現像器107〜110は、それぞれの現
像色に対応したトナーを収納しており、感光体101上
の各色の画像信号に対応した静電潜像に応じたタイミン
グで選択的に感光体101に当接し、感光体101上の
静電潜像をトナーにより現像して各色の画像とすること
で、4色重ねの画像によるフルカラー画像を形成する。
【0086】中間転写ユニット111は、アルミニウム
等の金属の素管に導電性の樹脂等からなるベルト状のシ
ートを巻いた中間転写体としての転写ドラム117と、
ゴム等をブレード状に形成した中間転写体クリーニング
手段118とからなり、中間転写体117上に4色重ね
の画像が形成されている間は中間転写体クリーニング手
段118が中間転写体117から離間している。中間転
写体クリーニング手段118は、中間転写体117をク
リーニングする時のみ中間転写体117に当接し、中間
転写体117から記録媒体としての記録紙119に転写
されずに残ったトナーを除去する。記録紙は、記録紙カ
セット120から給紙ローラ121により1枚ずつ用紙
搬送路122に送り出される。
【0087】転写手段としての転写ユニット123は、
中間転写体117上のフルカラー画像を記録紙119に
転写するものであり、導電性のゴム等をベルト状に形成
した転写ベルト124と、中間転写体117上のフルカ
ラー画像を記録紙119に転写するための転写バイアス
を中間転写体117に印加する転写器125と、記録紙
119にフルカラー画像が転写された後に記録紙119
が中間転写体117に静電的に張り付くのを防止するよ
うにバイアスを中間転写体117に印加する分離器12
6とから構成されている。
【0088】定着器127は、内部に熱源を有するヒー
トローラ128と、加圧ローラ129とから構成され、
記録紙119上に転写されたフルカラー画像ををヒート
ローラ128と加圧ローラ129との記録紙挟持回転に
伴い圧力と熱を記録紙119に加えて記録紙119にフ
ルカラー画像を定着させてフルカラー画像を形成する。
以上のように構成された第6の実施例について、以下そ
の動作を説明する。ここで、静電潜像の現像は、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローの順で行われるものと
して説明を進める。
【0089】感光体101と中間転写体117は、それ
ぞれの駆動源(図示せず)により、矢印A、B方向にそ
れぞれ駆動される。この状態で、まず、帯電器105に
−4〜5kV程度の高電圧が電源装置(図示せず)から
印加され、帯電器105が感光体101の表面を一様に
−700V程度に帯電させる。次に、継ぎ目センサ11
5が感光体101の継ぎ目を検知してから、感光体10
1の継ぎ目を回避するように一定時間が経過した後に感
光体101にLSU106からブラックの画像信号に対
応したレーザビームの露光光線114が照射され、感光
体101は露光光線114が照射された部分の電荷が消
えて静電潜像が形成される。
【0090】一方、ブラック現像器107は所定のタイ
ミングで感光体101に当接される。ブラック現像器1
07内のブラックトナーは負の電荷が予め与えられてお
り、感光体101上の露光光線114の照射により電荷
が無くなった部分(静電潜像部分)にのみブラックトナ
ーが付着し、いわゆるネガポジプロセスによる現像が行
われる。ブラック現像器107により感光体101の表
面に形成されたブラックトナー像は、中間転写体117
に転写される。感光体101から中間転写体117に転
写されなかった残留トナーは感光体クリーニング手段1
12により除去され、さらに除電器113によって感光
体101上の電荷が除去される。
【0091】次に、帯電器105が感光体101の表面
を一様に−700V程度に帯電させる。そして、継ぎ目
センサ115が感光体101の継ぎ目を検知してから、
感光体101の継ぎ目を回避するように一定時間が経過
した後に感光体101にLSU106からシアンの画像
信号に対応したレーザビームの露光光線114が照射さ
れ、感光体101は露光光線114が照射された部分の
電荷が消えて静電潜像が形成される。
【0092】一方、感光体101には所定のタイミング
でシアン現像器108が当接される。シアン現像器10
8内のシアントナーは負の電荷が予め与えられており、
感光体101上の露光光線114の照射により電荷が無
くなった部分(静電潜像部分)にのみシアントナーが付
着し、いわゆるネガポジプロセスによる現像が行われ
る。シアン現像器108により感光体101の表面に形
成されたシアントナー像は、中間転写体117上にブラ
ックトナー像と重ねて転写される。感光体101から中
間転写体117に転写されなかった残留トナーは感光体
クリーニング手段112により除去され、さらに除電器
113によって感光体101上の電荷が除去される。
【0093】次に、帯電器105が感光体101の表面
を一様に−700V程度に帯電させる。そして、継ぎ目
センサ115が感光体101の継ぎ目を検知してから、
感光体101の継ぎ目を回避するように一定時間が経過
した後に感光体101にLSU106からマゼンタの画
像信号に対応したレーザビームの露光光線114が照射
され、感光体101は露光光線114が照射された部分
の電荷が消えて静電潜像が形成される。
【0094】一方、感光体101には所定のタイミング
でマゼンタ現像器109が当接される。マゼンタ現像器
109内のマゼンタトナーは負の電荷が予め与えられて
おり、感光体101上の露光光線114の照射により電
荷が無くなった部分(静電潜像部分)にのみマゼンタト
ナーが付着し、いわゆるネガポジプロセスによる現像が
行われる。マゼンタ現像器109により感光体101の
表面に形成されたマゼンタトナー像は、中間転写体11
7上にブラックトナー像、シアントナー像と重ねて転写
される。感光体101から中間転写体117に転写され
なかった残留トナーは感光体クリーニング手段112に
より除去され、さらに除電器113によって感光体10
1上の電荷が除去される。
【0095】さらに、帯電器105が感光体101の表
面を一様に−700V程度に帯電させる。そして、継ぎ
目センサ115が感光体101の継ぎ目を検知してか
ら、感光体101の継ぎ目を回避するように一定時間が
経過した後に感光体101にLSU106からイエロー
の画像信号に対応したレーザビームの露光光線114が
照射され、感光体101は露光光線114が照射された
部分の電荷が消えて静電潜像が形成される。
【0096】一方、感光体101には所定のタイミング
でイエロー現像器110が当接される。イエロー現像器
110内のイエロートナーは負の電荷が予め与えられて
おり、感光体101上の露光光線114の照射により電
荷が無くなった部分(静電潜像部分)にのみイエロート
ナーが付着し、いわゆるネガポジプロセスによる現像が
行われる。イエロー現像器110により感光体101の
表面に形成されたイエロートナー像は中間転写体117
上にブラックトナー像、シアントナー像、マゼンタトナ
ー像と重ねて転写され、中間転写体117上にフルカラ
ー画像が形成される。感光体101から中間転写体11
7に転写されなかった残留トナーは感光体クリーニング
手段112により除去され、さらに除電器113によっ
て感光体101上の電荷が除去される。
【0097】中間転写体117上に形成されたフルカラ
ー画像は、これまで中間転写体117から離間していた
転写ユニット123が中間転写体117に接触し、転写
器125に+1kV程度の高電圧が電源装置(図示せ
ず)から印加されることで、記録紙カセット120から
用紙搬送路122に沿って搬送されてきた記録紙119
へ転写器125により一括して転写される。
【0098】また、分離器126には記録紙119を引
き付ける静電力が働くように電圧が電源装置から印加さ
れ、記録紙119が中間転写体117から剥離される。
続いて、記録紙119は、定着器127に送られ、ここ
でヒートローラ128と加圧ローラ129とによる挟持
圧、ヒートローラ128の熱によってフルカラー画像が
定着されて排紙ローラ130により排紙トレイ131へ
排出される。
【0099】また、転写ユニット123により記録紙1
19上に転写されなかった中間転写体117上の残留ト
ナーは中間転写体クリーニング手段118により除去さ
れる。中間転写体クリーニング手段118は、フルカラ
ー画像が得られるまで中間転写体117から離間した位
置にあり、フルカラー画像が記録紙119に転写された
後に中間転写体117に接触して中間転写体117上の
残留トナーを除去する。以上の一連の動作によって1枚
分のフルカラー画像形成が終了する。
【0100】このようなカラー複写機においては、像担
持体101、117の回転精度が最終画像の品質に大き
く影響し、より高精度な像担持体101、117の駆動
制御が望まれる。
【0101】そこで、この第6の実施例では、感光体ベ
ルト101の駆動制御が上記第1の実施例〜第4の実施
例のいずれか1つの回転体駆動制御装置により行われ、
かつ、転写ドラム117の駆動制御が上記第1の実施例
〜第4の実施例のいずれか1つの回転体駆動制御装置に
より行われる。この場合、感光体101は複数のローラ
102〜104のうちの駆動ローラの軸が回転駆動源に
より動力伝達系を介して回転駆動されることで回転し、
駆動ローラ上の回転体101の半径をr、回転駆動源1
501の軸から回転体101表面の状態(ここでは速
度)の静的な伝達率をNbとする。
【0102】この第6の実施例によれば、像担持体10
1、117の駆動制御を上記第1の実施例〜第4の実施
例のいずれか1つの回転体駆動制御装置により行うの
で、像担持体の駆動制御の精度が向上して高精度な像担
持体駆動制御を行うことができ、高品質な画像を得るこ
とができる。
【0103】図14は本発明の第7実施例を示す。この
第7の実施例は請求項16に係る発明の実施例であり、
タンデム方式の画像形成装置の例である。この第7の実
施例においては、複数色、例えばブラック(以下Bkと
いう)、マゼンタ(以下Mという)、イエロー(以下Y
という)、シアン(以下Cという)の各画像をそれぞれ
形成する複数の画像形成ユニット221Bk、221
M、221Y、221Cが垂直方向に配列され、この画
像形成ユニット221Bk、221M、221Y、22
1Cは、それぞれドラム状の感光体からなる像担持体2
22Bk、222M、222Y、222C、帯電装置
(例えば接触帯電装置)223Bk、223M、223
Y、223C、現像装置224Bk、224M、224
Y、224C、クリーニング装置225Bk、225
M、225Y、225Cなどから構成される。
【0104】感光体222Bk、222M、222Y、
222Cは、無端状搬送転写ベルト226と対向して垂
直方向に配列され、搬送転写ベルト226と同じ周速で
回転駆動される。この感光体222Bk、222M、2
22Y、222Cは、それぞれ、帯電装置223Bk、
223M、223Y、223Cにより均一に帯電された
後に、光書き込み装置からなる露光手段227Bk、2
27M、227Y、227Cによりそれぞれ露光されて
静電潜像が形成される。
【0105】光書き込み装置227Bk、227M、2
27Y、227Cは、それぞれ、Y、M、C、Bk各色
の画像信号により半導体レーザ駆動回路で半導体レーザ
を駆動して半導体レーザからのレーザビームをポリゴン
ミラー229Bk、229M、229Y、229Cによ
り偏向走査し、このポリゴンミラー229Bk、229
M、229Y、229Cからの各レーザビームを図示し
ないfθレンズやミラーを介して感光体222Bk、2
22M、222Y、222Cに結像することにより、感
光体222Bk、222M、222Y、222Cを露光
して静電潜像を形成する。
【0106】この感光体222Bk、222M、222
Y、222C上の静電潜像は、それぞれ現像装置224
Bk、224M、224Y、224Cにより現像されて
Bk、M、Y、C各色のトナー像となる。したがって、
帯電装置223Bk、223M、223Y、223C、
光書き込み装置227Bk、227M、227Y、22
7C及び現像装置224Bk、224M、224Y、2
24Cは、感光体222Bk、222M、222Y、2
22C上にBk、M、Y、C各色の画像(トナー像)を
形成する画像形成手段を構成している。
【0107】一方、普通紙、OHPシートなどの転写紙
は、本実施例の下部に設置された、給紙カセットを用い
て構成された給紙装置230から転写紙搬送路に沿って
レジストローラ231に給紙され、レジストローラ23
1は1色目の画像形成ユニット(転写紙に最初に感光体
上の画像を転写する画像形成ユニット)221Bkにお
ける感光体222Bk上のトナー像とタイミングを合わ
せて転写紙を搬送転写ベルト226と感光体222Bk
との転写ニップ部へ送出する。
【0108】搬送転写ベルト226は垂直方向に配列さ
れた駆動ローラ232及び従動ローラ233に掛け渡さ
れ、駆動ローラ232が図示しない駆動部により回転駆
動されて搬送転写ベルト226が感光体222Bk、2
22M、222Y、222Cと同じ周速で回転する。レ
ジストローラ231から送出された転写紙は、搬送転写
ベルト226により搬送され、感光体222Bk、22
2M、222Y、222C上のBk、M、Y、C各色の
トナー像がコロナ放電器からなる転写手段234Bk、
234M、234Y、234Cにより形成される電界の
作用で順次に重ねて転写されることによりフルカラー画
像が形成されると同時に、搬送転写ベルト226に静電
的に吸着されて確実に搬送される。
【0109】この転写紙は、分離チャージャからなる分
離手段236により徐電されて搬送転写ベルト226か
ら分離された後に定着装置237によりフルカラー画像
が定着され、排紙ローラ238により本実施例の上部に
設けられている排紙部239へ排出される。また、感光
体222Bk、222M、222Y、222Cは、トナ
ー像転写後にクリーニング装置225Bk、225M、
225Y、225Cによりクリーニングされて次の画像
形成動作に備える。
【0110】このようなカラー複写機においては、像担
持体222Bk、222M、222Y、222Cの回転
精度が最終画像の品質に大きく影響し、より高精度な像
担持体222Bk、222M、222Y、222Cの駆
動制御が望まれる。そこで、この第7の実施例では、像
担持体222Bk、222M、222Y、222Cの駆
動制御が上記第1の実施例〜第4の実施例のいずれか1
つの回転体駆動制御装置により行われる。
【0111】この第7の実施例によれば、複数の像担持
体222Bk、222M、222Y、222Cを回転さ
せてカラー画像を形成する画像形成装置において、前記
複数の像担持体222Bk、222M、222Y、22
2Cの各駆動制御をそれぞれ第1の実施例〜第4の実施
例のいずれか1つの回転体駆動制御装置により行うの
で、像担持体の駆動制御の精度が向上し、かつ、複数の
像担持体の駆動制御のバラツキが無くて高精度な像担持
体駆動制御を行うことができ、高品質な画像を得ること
ができる。
【0112】図10は本発明の第8の実施例を用いたコ
ンピュータ装置の例を示す。この第8の実施例は、請求
項17、18に係る発明の実施例である。記録媒体とし
てのフロッピー(登録商標)ディスク2003は、パー
ソナルコンピュータ2000に、回転体の半径をr、回
転駆動源の軸から回転体の軸の状態(ここでは角変位)
への静的な伝達率をNbとした時、状態検出装置で検出
した回転体の表面状態(ここでは変位)に1/(r×N
b)をかけて回転駆動源の軸の状態(ここでは角変位)と
見なす手順と、この軸の状態と回転駆動源の軸の状態
(ここでは角変位)の目標値との差をもとに回転駆動源
のフィードバック制御を行う手順を実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体である。
【0113】すなわち、フロッピーディスク2003
は、パーソナルコンピュータ2000を、上記第1の実
施例におけるブロック302、ループ303、演算部3
04、制御コントローラ部305(ブロック306、ブ
ロック307、演算部308、ブロック309)として
機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体である。なお、第1の実施例と同
様に図1に示す回転体1505、動力伝達系1503、
1504、回転駆動源1501、マーカ1508及びマ
ーカセンサ1509、図2に示す直流電動機駆動用のイ
ンターフェイス6、直流電動機駆動装置7が用いられ、
パーソナルコンピュータ2000には検出用インターフ
ェース装置8及び直流電動機駆動用のインターフェイス
6が接続される。
【0114】フロッピーディスク2003は、フロッピ
ーディスクドライブ装置2002にセットされ、フロッ
ピーディスクドライブ装置2002により記録内容が読
み出される。パーソナルコンピュータ2000は、フロ
ッピーディスクドライブ装置2002を制御してフロッ
ピーディスク2003に記録されているプログラムを取
り込み、このプログラムをキーボード2001からの指
示に従って実行して回転体1505の制御を行う。
【0115】この第8の実施例によれば、コンピュータ
2000に、回転体1505の半径をr、回転駆動源1
501の軸から回転体1505の軸への状態の静的な伝
達率をNbとした時、状態検出装置としてのマーカ15
08、マーカセンサ1509及びインターフェイス装置
8で検出した回転体1505の表面状態に1/(r×N
b)をかけて回転駆動源1501の軸の状態と見なす手順
と、この軸の状態と回転駆動源1501の軸の状態の目
標値との差をもとに回転駆動源1501のフィードバッ
ク制御を行う手順を実行させるためのプログラムを記録
したコンピュータ読取可能な記録媒体であるので、真の
伝達関数ではないが、制御に必要な簡単な伝達関数を容
易に与えることができる高精度な回転体駆動制御が実現
可能となる。
【0116】本発明の第9の実施例は、請求項17、1
9に係る発明の実施例であり、フロッピーディスクから
なる記録媒体の例である。この第9の実施例は、図10
に示すコンピュータ装置において、フロッピーディスク
2003の代りに用いられる。第9の実施例は、パーソ
ナルコンピュータ2000に、回転体の半径をr、回転
駆動源の軸から回転体の軸の状態(ここでは角速度)へ
の静的な伝達率をNbとした時、状態検出装置で検出し
た回転体の表面状態(ここでは速度)に1/(r×Nb)
をかけて回転駆動源の軸の状態(ここでは角速度)と見
なす手順と、この軸の状態と回転駆動源の軸の状態(こ
こでは角速度)の目標値との差をもとに回転駆動源のフ
ィードバック制御を行う手順を実行させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
ある。
【0117】すなわち、第9の実施例は、パーソナルコ
ンピュータ2000を、上記第2の実施例におけるブロ
ック402、ループ403、演算部404、制御コント
ローラ部405(ブロック406、ブロック407、演
算部408、ブロック409)として機能させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。パーソナルコンピュータ2000には検出
用インターフェース装置401及び直流電動機駆動用の
インターフェイス6が接続される。
【0118】この第9の実施例によれば、コンピュータ
2000に、回転体1505の半径をr、回転駆動源1
501の軸から回転体1505の軸への状態の静的な伝
達率をNbとした時、状態検出装置としてのマーカ15
08、マーカセンサ1509及びインターフェイス装置
8で検出した回転体1505の表面状態(ここでは速
度)に1/(r×Nb)をかけて回転駆動源1501の軸
の状態(ここでは角速度)と見なす手順と、この軸の状
態と回転駆動源1501の軸の状態の目標値との差をも
とに回転駆動源1501のフィードバック制御を行う手
順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な記録媒体であるので、真の伝達関数ではな
いが、制御に必要な簡単な伝達関数を容易に与えること
ができる高精度な回転体駆動制御が実現可能となる。
【0119】本発明の第10の実施例は、請求項17、
20に係る発明の実施例であり、フロッピーディスクか
らなる記録媒体の例である。この第10の実施例は、図
10に示すコンピュータ装置において、フロッピーディ
スク2003の代りに用いられる。第10の実施例は、
パーソナルコンピュータ2000に、回転体1505の
半径をr、回転駆動源1501の軸から回転体1505
の軸への状態の静的な伝達率をNb、回転体1505の
イナーシャをJとした時、回転体1505表面の周方向
に配置されたマーカ1508及び該マーカ1508に対
向する位置に配置されて該マーカ1508を検知するマ
ーカセンサ1509よりなる状態検出装置で検出した回
転体1505の表面の加速度にJ/(r×Nb)をかけて
回転駆動源1501の軸の状態と見なす手順と、この軸
の状態と回転駆動源1501の軸の状態の目標値との差
をもとに回転駆動源1501のフィードバック制御を行
う手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読取可能な記録媒体である。
【0120】すなわち、第10の実施例は、パーソナル
コンピュータ2000を、上記第3の実施例におけるブ
ロック1001、ブロック1002、ループ1003、
演算部1004、制御コントローラ部1005(ブロッ
ク1006、ブロック1007、演算部1008、ブロ
ック1009)として機能させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。パ
ーソナルコンピュータ2000には検出用インターフェ
ース装置401及び直流電動機駆動用のインターフェイ
ス6が接続される。
【0121】この第10の実施例によれば、コンピュー
タ2000に、回転体1505の半径をr、回転駆動源
1501の軸から回転体1505の軸への状態の静的な
伝達率をNbとした時、状態検出装置としてのマーカ1
508、マーカセンサ1509及びインターフェイス装
置8で検出した回転体1505の表面状態(ここでは加
速度)にJ/(r×Nb)をかけて回転駆動源1501の
軸の状態(ここではトルク)と見なす手順と、この軸の
状態と回転駆動源1501の軸の状態の目標値との差を
もとに回転駆動源1501のフィードバック制御を行う
手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読取可能な記録媒体であるので、真の伝達関数では
ないが、制御に必要な簡単な伝達関数を容易に与えるこ
とができる高精度な回転体駆動制御が実現可能となる。
【0122】本発明の第11の実施例は、請求項21に
係る発明の実施例であり、フロッピーディスクからなる
記録媒体の例である。この第11の実施例は、図10に
示すコンピュータ装置において、フロッピーディスク2
003の代りに用いられる。第11の実施例は、パーソ
ナルコンピュータ2000に、回転体1505の半径を
r、回転駆動源1501の軸から回転体1505の軸へ
の状態の静的な伝達率をNbとした時、状態検出装置と
してのマーカ1508、マーカセンサ1509及びイン
ターフェイス装置8で検出した回転体1505の表面状
態(ここでは変位)に1/(r×Nb)をかけて回転駆動
源1501の軸の状態(ここでは角変位)と見なす手順
と、この軸の状態と回転駆動源1501の軸の状態の目
標値との差をもとに回転駆動源1501のフィードバッ
ク制御を行う手順を実行させるためのプログラムを記録
したコンピュータ読取可能な記録媒体において、上記プ
ログラムは、回転体1505の半径をr、回転駆動源1
501の軸から回転体1505の軸への速度の静的な伝
達率をNbとした時、状態検出装置としてのマーカ15
08、マーカセンサ1509及びインターフェイス装置
401で検出した回転体1505表面の速度に1/(r
×Nb)をかけて回転駆動源1501の軸の角速度と見な
す方法を用いた角速度フィードバックのマイナーループ
の動作を行う手順を実行させるためのプログラムを含む
ものである。
【0123】すなわち、第11の実施例は、パーソナル
コンピュータ2000を、上記第4の実施例におけるブ
ロック302、ループ303、演算部304、制御コン
トローラ部3001(ブロック306、ブロック300
2、演算部308、ブロック3003)、ブロック30
04、ループ3005、演算部3006、制御コントロ
ーラ部3007(ブロック3008、ブロック300
9、演算部3010、ブロック3011)として機能さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体である。パーソナルコンピュータ200
0には検出用インターフェース装置8、401及び直流
電動機駆動用のインターフェイス6が接続される。
【0124】この第11の実施例によれば、コンピュー
タ2000に、上記第8の実施例の記録媒体において、
前記プログラムは、回転体1505の半径をr、回転駆
動源1501の軸から回転体1505の軸への角速度の
静的な伝達率をNbとした時、状態検出装置としてのマ
ーカ1508、マーカセンサ1509及びインターフェ
イス装置401で検出した回転体1505表面の速度に
1/(r×Nb)をかけて回転駆動源1501の軸の角速
度と見なす角速度フィードバックのマイナーループの動
作を行う手順を実行させるためのプログラムを含むの
で、真の伝達関数ではないが、制御に必要な簡単な伝達
関数を容易に与えることができる高精度な回転体駆動制
御が実現可能となる。
【0125】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば第8の実施例乃至第11の実施例
において、回転体1505を感光体ベルト、転写ドラ
ム、中間転写ベルトとしても良い。また、上記各実施例
において、上記回転体に連動して他の物体、例えばスキ
ャナの可動光学系などを移動させるようにしても良い。
また、本発明は、複写機以外のプリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に適用することができ、工作機械、計
測装置などの駆動制御を行う場合にも適用することも可
能である。また、本発明は、フロッピーディスク以外の
ハードディスク、光ディスク、RAMなどの記録媒体に
適用することができる。
【0126】
【発明の効果】以上のように請求項1〜10に係る発明
によれば、真の伝達関数ではないが、制御に必要な簡単
な伝達関数を容易に与えることができ、高精度な回転体
駆動制御を行うことができる。
【0127】請求項11〜16に係る発明によれば、像
担持体の駆動制御の精度が向上して高精度な像担持体駆
動制御を行うことができ、高品質な画像を得ることがで
きる。
【0128】請求項17〜21に係る発明によれば、真
の伝達関数ではないが、制御に必要な簡単な伝達関数を
容易に与えることができる高精度な回転体駆動制御が実
現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における回転体、動力伝
達系、回転駆動源、マーカ1508及びマーカセンサ1
509を示す斜視図である。
【図2】同第1の実施例において回転駆動源の軸の状態
を回転体表面の状態検出信号に基づいてデジタル制御す
る制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】同第1の実施例のブロック構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第2の実施例において回転駆動源の軸
の状態を回転体表面の状態検出信号に基づいてデジタル
制御する制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】同第2の実施例の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図6】同第2の実施例の割込みルーチンを示すフロー
チャートである。
【図7】同第2の実施例のブロック構成を示すブロック
図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第6の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第8の実施例を用いたコンピュータ
装置の例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施例のブロック構成を示す
ブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施例において回転駆動源の
軸の状態を回転体表面の状態検出信号に基づいてデジタ
ル制御する制御系の構成を示すブロック図である。
【図13】同第4の実施例のブロック構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 マイクロプロセッサ 3 リードオンリメモリ 4 ランダムアクセスメモリ 5 指令発生装置 6 直流電動機駆動用のインターフェイス 7 直流電動機駆動装置 8、401 検出用インターフェース装置 9 バス 12 感光体ドラム 24 中間転写ベルト 101 感光体ベルト 117 転写ドラム 感光体ドラム 222Bk、222M、222Y、
222C 1501 モータ 1503 歯車列 1504 タイミングベルト 1505 感光体ドラム 1506 軸 1508 マーカ 1509 マーカセンサ 2003 フロッピーディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 H02P 5/06 F 5H303 H02P 5/06 G03G 21/00 372 5H571 Fターム(参考) 2H027 DA16 DA17 DA21 DA22 ED02 ED24 EE03 EE04 2H030 AB02 AD16 AD17 BB53 BB71 2H032 BA09 BA16 BA23 2H035 CA05 CA07 CB01 CB06 CG01 2H071 CA01 CA02 CA05 DA09 DA15 DA16 5H303 AA27 AA28 BB01 BB06 BB14 CC01 DD01 DD27 DD28 GG12 HH01 JJ02 KK02 KK03 KK18 KK27 LL03 5H571 AA13 BB10 GG01 GG02 HA08 HD01 JJ03 JJ17 JJ18 JJ24 KK06 LL01 LL33

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体を回転駆動源により回転駆動し、前
    記回転体表面の周方向に配置されたマーカ及び該マーカ
    に対向する位置に配置されて該マーカを検知するマーカ
    センサよりなる状態検出装置により前記回転体の表面状
    態を検出して前記回転体の駆動制御を行う回転体駆動制
    御方法において、前記回転体の半径をr、前記回転駆動
    源の軸から前記回転体の軸への状態の静的な伝達率をN
    bとした時、前記状態検出装置で検出した前記回転体の
    表面状態に1/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の軸
    の状態と見なし、この軸の状態と前記回転駆動源の軸の
    状態の目標値との差をもとに前記回転駆動源のフィード
    バック制御を行うことを特徴とする回転体駆動制御方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転体駆動制御方法におい
    て、前記回転体の表面状態が前記回転体表面の変位であ
    り、前記回転駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動
    源の軸の角変位であることを特徴とする回転体駆動制御
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の回転体駆動制御方法におい
    て、前記回転体の表面状態が前記回転体表面の速度であ
    り、前記回転駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動
    源の軸の角速度であることを特徴とする回転体駆動制御
    方法。
  4. 【請求項4】回転体を回転駆動源により回転駆動し、前
    記回転体表面の周方向に配置されたマーカ及び該マーカ
    に対向する位置に配置されて該マーカを検知するマーカ
    センサよりなる状態検出装置により前記回転体の表面状
    態を検出して前記回転体の駆動制御を行う回転体駆動制
    御方法において、前記回転体の表面状態が前記回転体の
    表面の加速度であり、前記回転駆動源の軸の状態の目標
    値が前記回転駆動源の軸のトルクであり、前記回転体の
    半径をr、前記回転駆動源の軸から前記回転体表面への
    状態の静的な伝達率をNb、前記回転体のイナーシャを
    Jとした時、前記状態検出装置で検出した前記回転体の
    表面状態にJ/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の軸
    の状態と見なし、この軸の状態と前記回転駆動源の軸の
    状態の目標値との差をもとに前記回転駆動源のフィード
    バック制御を行うことを特徴とする回転体駆動制御方
    法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の回転体駆動制御方法におい
    て、前記回転体の半径をr、前記回転駆動源の軸から前
    記回転体の軸への角速度の静的な伝達率をNbとした
    時、前記状態検出装置とは別の状態検出装置で検出した
    前記回転体表面の速度に1/(r×Nb)をかけて前記回
    転駆動源の角速度と見なす方法を用いた角速度フィード
    バックのマイナーループを用いることを特徴とする回転
    体駆動制御方法。
  6. 【請求項6】回転体を回転駆動する回転駆動源と、前記
    回転体表面の周方向に配置されたマーカ及び該マーカに
    対向する位置に配置されて該マーカを検知するマーカセ
    ンサよりなる状態検出装置とを有し、この状態検出装置
    により前記回転体の表面状態を検出して前記回転体の駆
    動制御を行う回転体駆動制御装置において、前記回転体
    の半径をr、前記回転駆動源の軸から前記回転体の軸へ
    の状態の静的な伝達率をNbとした時、前記状態検出装
    置で検出した前記回転体の表面状態に1/(r×Nb)を
    かけて前記回転駆動源の軸の状態と見なす回転駆動源軸
    状態検出手段を備え、この回転駆動源軸状態検出手段で
    みなした前記回転駆動源の表面状態と前記回転駆動源の
    軸の状態の目標値との差をもとに前記回転駆動源のフィ
    ードバック制御を行うことを特徴とする回転体駆動制御
    装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の回転体駆動制御装置におい
    て、前記回転体の表面状態が前記回転体表面の変位であ
    り、前記回転駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動
    源の軸の角変位であることを特徴とする回転体駆動制御
    装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の回転体駆動制御装置におい
    て、前記回転体の表面状態が前記回転体表面の速度であ
    り、前記回転駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動
    源の軸の角速度であることを特徴とする回転体駆動制御
    装置。
  9. 【請求項9】回転体を回転駆動する回転駆動源と、前記
    回転体表面の周方向に配置されたマーカ及び該マーカに
    対向する位置に配置されて該マーカを検知するマーカセ
    ンサよりなる状態検出装置とを有し、この状態検出装置
    により前記回転体の表面状態を検出して前記回転体の駆
    動制御を行う回転体駆動制御装置において、前記回転体
    の表面状態が前記回転体表面の加速度であり、前記回転
    駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動源の軸のトル
    クであり、前記回転体の半径をr、前記回転駆動源の軸
    から前記回転体の軸への状態の静的な伝達率をNb、前
    記回転体のイナーシャをJとした時、前記状態検出装置
    で検出した前記回転体の表面状態にJ/(r×Nb)をか
    けて前記回転駆動源の軸の状態と見なす回転駆動源軸状
    態検出手段を備え、この回転駆動源軸状態検出手段で見
    なした前記回転駆動源の表面状態と前記回転駆動源の軸
    の状態の目標値との差をもとに前記回転駆動源のフィー
    ドバック制御を行うことを特徴とする回転体駆動制御装
    置。
  10. 【請求項10】請求項7記載の回転体駆動制御装置にお
    いて、前記回転体の半径をr、前記回転駆動源の軸から
    前記回転体の軸への角速度の静的な伝達率をNbとした
    時、前記状態検出装置とは別の状態検出装置で検出した
    前記回転体表面の速度に1/(r×Nb)をかけて前記回
    転駆動源の角速度と見なす方法を用いた角速度フィード
    バックのマイナーループを有することを特徴とする回転
    体駆動制御装置。
  11. 【請求項11】像担持体を回転させて画像形成を行う画
    像形成装置において、前記像担持体の駆動制御を前記請
    求項6〜10のいずれか1つに記載の回転体駆動制御装
    置により行うことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、前記像担持体が感光体ドラムであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、前記像担持体が感光体ベルトであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、前記像担持体が転写ドラムであることを特徴とする
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、前記像担持体が中間転写ベルトであることを特徴と
    する画像形成装置。
  16. 【請求項16】複数の像担持体を回転させてカラー画像
    を形成する画像形成装置において、前記複数の像担持体
    の各駆動制御をそれぞれ前記請求項6〜10のいずれか
    1つに記載の回転体駆動制御装置により行うことを特徴
    とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】コンピュータに、回転体の半径をr、回
    転駆動源の軸から前記回転体の軸への状態の静的な伝達
    率をNbとした時、状態検出装置で検出した前記回転体
    の表面の状態に1/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源
    の軸の状態と見なす手順と、この軸の状態と前記回転駆
    動源の軸の状態の目標値との差をもとに前記回転駆動源
    のフィードバック制御を行う手順を実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】請求項17記載の記録媒体において、前
    記回転体の表面状態が前記回転体表面の変位であり、前
    記回転駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動源の表
    面の角変位であることを特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】請求項17記載の記録媒体において、前
    記回転体の表面状態が前記回転体表面の速度であり、前
    記回転駆動源の軸の状態の目標値が前記回転駆動源の軸
    の角速度であることを特徴とする記録媒体。
  20. 【請求項20】コンピュータに、回転体の半径をr、回
    転駆動源の軸から前記回転体の軸への状態の静的な伝達
    率をNb、前記回転体のイナーシャをJとした時、前記
    回転体表面の周方向に配置されたマーカ及び該マーカに
    対向する位置に配置されて該マーカを検知するマーカセ
    ンサよりなる状態検出装置で検出した前記回転体の表面
    の加速度にJ/(r×Nb)をかけて前記回転駆動源の軸
    の状態と見なす手順と、この軸の状態と前記回転駆動源
    の軸の状態の目標値との差をもとに前記回転駆動源のフ
    ィードバック制御を行う手順を実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】請求項17記載の記録媒体において、前
    記プログラムは、前記回転体の半径をr、前記回転駆動
    源の軸から前記回転体の軸への角速度の静的な伝達率を
    Nbとした時、前記状態検出装置とは別の状態検出装置
    で検出した前記回転体表面の速度に1/(r×Nb)をか
    けて前記回転駆動源の角速度と見なす角速度フィードバ
    ックのマイナーループの動作を行う手順を実行させるた
    めのプログラムを含むことを特徴とする記録媒体。
JP2000241432A 2000-02-15 2000-08-09 回転体駆動制御方法 Pending JP2001306149A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038908A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Ricoh Co Ltd エンドレスベルト装置及び画像形成装置
US7277667B2 (en) 2004-11-04 2007-10-02 Ricoh Company, Ltd. Endless belt device and image forming apparatus using the device

Cited By (3)

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JP4522776B2 (ja) * 2004-07-22 2010-08-11 株式会社リコー ベルト装置及び画像形成装置
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