JP2001298725A

JP2001298725A - デジタル放送システム

Info

Publication number: JP2001298725A
Application number: JP2000113574A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Murakami; 哲也村上
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2000-04-14
Filing date: 2000-04-14
Publication date: 2001-10-26

Abstract

(57)【要約】【課題】録画する番組データにエラーが発生したと
き、短時間でデータの補完を行う。【解決手段】チューナ部１から出力されたデータは、
一旦、受信メモリ２１に記録され、受信機側制御部５
で、所定ブロック毎に取り出され、順に番号管理しなが
ら、ブロック内のエラー有無の判定を行う。エラーがあ
る場合、そのブロック番号を、受信機制御部５内のメモ
リに記録し、次いで記録メモリ２２に記録したのち、デ
ータを修正するために、公衆回線を介して番組サーバと
接続し、エラー箇所のブロック毎のデータを取り寄せ
る。番組サーバから送られてきたデータを受信し、再
度、受信機制御部５にて、ブロック毎のデータエラーの
有無を確認した後、エラーがある場合、番組サーバ側に
データの要求を行う。また、通信上のエラー判定は、両
回線Ｉ／Ｆ６，７間で行われる。エラーがない場合、記
録メモリ２２内の同じブロック番号のデータと置き換え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送を受
信し、番組を録画する際の端末とサーバに関わり、端末
側で録画時に正常に受信できなかったデータに修正を行
うシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】デジタル放送を録画する場合には、受信
したデータを、従来のＮＴＳＣ信号等のアナログ信号に
変換してからＶＴＲ等に録画を行っていた。この場合、
もし途中で受信状態が悪くデータが途切れた場合、その
箇所の映像は乱れたままＶＴＲに記録される。また、デ
ジタル信号のまま記録を行ったとしても、受信エラーが
起きている箇所では、エラーデータのまま記録され、再
生すると、やはり映像が乱れた状態で再生されていた。

【０００３】なお、衛星映像通信システムにおいては、
特開平６−２２４８６３号公報に、受信時のエラー補正
を行うものが記載されている。これは、エラー受信した
番組すべてを、衛星、回線、郵便のいずれかを使用し再
生するものである。また、特許第２９６５３２０号にお
ける映像編集方法では、送信データに管理番号を付加
し、希望する映像ソフトのみを録画し、かつ不足分につ
いては、発信側に要求するものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
衛星映像通信システムのように、受信側から再送の要求
が出された場合、時間に関係なく、番組単位の再送にな
るので、衛星、回線を用いて再送を行うとき、再送を要
求した番組と同じだけの時間を要するという問題を有し
ている。また、上記映像編集法においては、あくまで管
理番号で管理されたものが記録できたかどうかの判断の
みであり、同じ管理番号のものであることが確認されれ
ば、受信時にエラーが発生したとしても、録画が実施さ
れてしまい、正常な映像を録画することはできないとい
う問題を有している。そこで、本発明は、受信側では、
録画する番組を指定し、受信を行い端末内に一旦記録し
ておいて、エラーの箇所を検出特定し、そのエラーの箇
所のみのデータを要求し、正しいデータに置き換えるこ
とにより、短時間でデータの補完を行い、送信側では管
理番号を用いることなく、送信側の手間を不要にし、受
信したデータのどこにエラーがあっても修正することが
可能なデジタル放送システムを提供することを目的とす
るものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、こうした課題
を解決するためになされたもので、デジタル放送信号を
受信し、デジタルデータとして出力する手段と、録画す
べき番組を指定する手段と、該指定された番組の前記デ
ジタルデータを記録する手段と、前記出力されたデジタ
ルデータ、あるいは前記記録されたデジタルデータを映
像データ、音声データ、付加データに分離する手段と、
該分離されたデータについてそれぞれ復号処理を行う手
段と、該復号処理がされたデータを、映像、音声信号に
変換する手段と、該映像、音声信号を出力する手段とを
有するデジタル放送受信機と、番組データを保存管理す
る番組サーバとで構成されるデジタル放送システムにお
いて、前記デジタル放送受信機に、さらに、前記記録さ
れたデジタルデータを所定ブロック毎に取り出し、その
受信エラーを検出する手段と、該受信エラーが検出され
たブロックを特定し、前記番組サーバと接続するための
通信手段と、前記番組サーバに対し、前記特定されたブ
ロックのデジタルデータを要求する手段と、前記番組サ
ーバから送られてきたデジタルデータを前記エラーが検
出されたブロックのデジタルデータと置き換える手段と
を備え、端末としても作動することができるようにした
ものである。さらに、本発明は、前記デジタル放送シス
テムにおいて、前記番組サーバは、すべての放送内容を
記録する手段と、外部から回線を介してデータを送受信
する手段と、端末からの要求されたデータを送信する手
段を備えたことを特徴とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例によ
り説明する。図１，図２は、本発明のデジタル放送シス
テムの基本構成図であり、図１は、受信機側の構成を示
すブロック図である。１は、デジタル放送信号を受信す
るためのチューナ部であり、デジタル信号を受信しデジ
タルデータとして出力する。２は、メモリ部であり、チ
ューナ部１からの出力されたデジタルデータを記録す
る。３は、復調部であり、メモリ部２から出力されたデ
ジタルデータを復調し、もとのデジタルデータに変換す
る。４は、Ｄ／Ａ部であり、復調されたデジタルデータ
を、映像データ、音声データに分離し、アナログ信号に
変換し、それぞれの信号を受信機外部に出力する。５
は、受信機側制御部であり、受信機全体を制御する。６
は、受信機側回線Ｉ／Ｆ部であり、公衆回線を用いて外
部との通信を行うものである。

【０００７】図２は、本発明のデジタル放送システムに
おける番組サーバ側の構成を示すブロック図である。７
は、サーバ側回線Ｉ／Ｆ部であり、公衆回線を用いて外
部との通信を行う。８は、番組サーバを制御する制御部
で、９は、番組を記録している番組データベース部であ
る。以下、本発明のデジタル放送システムの動作処理を
説明する。通常放送を視聴する場合は、受信機側制御部
５にて、視聴したい局を選択し、チューナ部１を制御す
る。選局後、チューナ部１で受信された放送信号は、復
調部３にて復調され元のデータに変換される。その元デ
ータを、Ｄ／Ａ部４にて、アナログ信号に変換し、映
像、音声が出力される。録画をする場合は、受信側で、
録画したい番組の開始、終了日時、放送局を指定し、録
画データとする。受信機側制御部５は、該録画データを
管理し、指定日時に、チューナ部１を制御し指定局に選
局を行う。そして、指定した開始時間より、チューナ部
１から出力されたデジタルデータを、メモリ部２に記録
する。また、メモリ部２に記録されたデータは、所定ブ
ロック毎に、そのデータの有効性を確認するために、受
信機側制御部５に引き渡され、エラーの有無が確認され
る。前記ブロックの指定は、時間単位やパケット単位な
ど任意に指定できる。受信機側制御部５でエラーがない
と判断された場合、再度、メモリ部２に渡され正常なデ
ータとして記録される。そのときのデータの流れを図面
により更に具体的に説明を行う。

【０００８】図３は、受信機側制御部とメモリ部の間の
データの流れを説明するための概念図である。メモリ部
２には、チューナ部１から出力されたデータを記録する
受信メモリ２１と、データを記録する記録メモリ２２が
備えられている。チューナ部１から出力されたデータ
は、一旦、受信メモリ２１に記録される。受信メモリ２
１に記録されたデータは、所定ブロック毎に取り出さ
れ、受信機側制御部５に渡される。受信機側制御部５で
は、渡されたデータ順に番号管理し、ブロック内のエラ
ー有無の判定を行う。エラーがない場合、そのブロック
は、記録メモリ２２に記録される。一方、エラーがある
場合、そのブロック番号を、受信機制御部５内のメモリ
に記録してから、記録メモリ２２に記録される。録画終
了時間がきたら、メモリ部２へデータは送られなくな
る。

【０００９】録画したデータすべてエラーがない場合、
正常な状態で、記録メモリ２２に指定した番組が記録さ
れているので、受信機側制御部５からの再生の指示によ
り順次データが呼び出され、復調部３、Ｄ／Ａ部４を介
して録画内容を視聴することができる。また、録画した
データにエラーがある場合、そのデータを修正するため
に、公衆回線を介して番組サーバと接続し、エラー箇所
のブロック毎のデータを取り寄せる。受信機側制御部５
から、公衆回線と接続される回線Ｉ／Ｆ部６に指示を出
し、番組サーバと通信を行う。番組サーバ側では、番組
サーバの回線Ｉ／Ｆ部７にて着信を認識した後、通信確
立を行う。通信確立が行われた後、受信機側よりデータ
の要求が行われる。このとき、受信機側からは、録画し
た番組の開始日時、放送局名、ブロック単位の情報、ブ
ロック番号を送信し、エラー箇所のデータを要求する。
番組サーバ側では、番組サーバ側制御部８にて、これら
情報をもとに番組を特定し、番組データベース部９より
該当箇所のデータの検索を行い、ブロック番号と共にブ
ロック毎のデータを受信機側に送信する。

【００１０】番組データベース部９には、過去に放送さ
れた番組のすべてのデータが格納されており、放送日時
と放送局の情報より番組が特定でき、ブロック単位で、
その番組を分割し、ブロック番号で管理することができ
る。受信機側では、番組サーバから送られてきたデータ
を受信し、再度、受信機制御部５にて、ブロック毎のデ
ータエラーの有無を確認した後、エラーがある場合、番
組サーバ側にデータの要求を行う。また、通信上のエラ
ー判定は、両回線Ｉ／Ｆ６，７間で行われる。エラーが
ない場合、録画メモリ２２内の同じブロック番号のデー
タと置き換えられる。エラーの検出されたブロックが、
正常なデータに置き換えられた後、回線の切断を行う。
この時点で、記録メモリ２２内のデータは、すべて正常
なデータであるので、いつでも再生し視聴することがで
きる。そして、受信機側と、番組サーバ側の間で、通信
を介してデータの修正を行っているときに、次の録画予
約番組が始まった場合においても、同様の処理となる。
このとき、記録メモリ２２には、次の録画予約番組は、
別番組として識別され、かつエラーが生じた場合にも、
番組情報が異なるので、別番組として識別される。

【００１１】

【発明の効果】本発明に係るデジタル放送システムによ
れば、受信器側では、録画しようとするデータについて
エラー判定を行い、エラーが生じたところのみデータを
要求し、正常なデータを受信したのちデータを置き換え
るので、少ないデータで正確なデータを記録することが
可能となる。

【００１２】さらに、本発明に係るデジタル放送システ
ムによれば、番組サーバ側では、すべての番組データを
記録管理しているので、受信機側からの要求により、指
定番組、および、あらかじめ決められた構成のデータを
受け取ることにより、要求されている箇所を特定し、正
確なデータを受信機側に送信することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のデジタル放送システムに係る受信機側
の構成の一実施例を示すブロック図である。

【図２】本発明のデジタル放送システムに係る番組サー
バ側の構成の一実施例を示すブロック図である。

【図３】本発明の受信機側制御部とメモリ部の間のデー
タの流れを説明するための概念図である。

【符号の説明】

１…チューナ部、２…メモリ部、３…復調部、４…Ｄ／
Ａ部、５…受信機側制御部、６…受信機側回線Ｉ／Ｆ
部、７…サーバ側回線Ｉ／Ｆ部、８…番組サーバ側制御
部、９…番組データベース部、２１…受信メモリ、２２
…記録メモリ。

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Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】デジタル放送信号を受信し、デジタルデ
ータとして出力する手段と、録画すべき番組を指定する
手段と、該指定された番組の前記デジタルデータを記録
する手段と、前記出力されたデジタルデータ、あるいは
前記記録されたデジタルデータを映像データ、音声デー
タ、付加データに分離する手段と、該分離されたデータ
についてそれぞれ復号処理を行う手段と、該復号処理が
されたデータを、映像、音声信号に変換する手段と、該
映像、音声信号を出力する手段とを有するデジタル放送
受信機と、番組データを保存管理する番組サーバとで構
成されるデジタル放送システムにおいて、前記デジタル
放送受信機に、さらに、前記記録されたデジタルデータ
を所定ブロック毎に取り出し、その受信エラーを検出す
る手段と、該受信エラーが検出されたブロックを特定
し、前記番組サーバと接続するための通信手段と、前記
番組サーバに対し、前記特定されたブロックのデジタル
データを要求する手段と、前記番組サーバから送られて
きたデジタルデータを前記エラーが検出されたブロック
のデジタルデータと置き換える手段とを備え、端末とし
ても作動することができることを特徴とするデジタル放
送システム。
【請求項２】請求項１記載のデジタル放送システムに
おいて、前記番組サーバは、すべての放送内容を記録す
る手段と、外部から回線を介してデータを送受信する手
段と、端末からの要求されたデータを送信する手段を備
えたことを特徴とするデジタル放送システム。