JP2001297582A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001297582A
JP2001297582A JP2000109447A JP2000109447A JP2001297582A JP 2001297582 A JP2001297582 A JP 2001297582A JP 2000109447 A JP2000109447 A JP 2000109447A JP 2000109447 A JP2000109447 A JP 2000109447A JP 2001297582 A JP2001297582 A JP 2001297582A
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block
signal
refresh
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JP2000109447A
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Junko Matsumoto
淳子 松本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレッシュ特性の悪い半導体記憶装置を、
見かけ上リフレッシュ特性の優れた半導体記憶装置とし
て取扱えるようにする。 【解決手段】 外部アドレスによる行選択が指定されな
いメモリセルアレイブロック(♯A0−♯D0,♯A1
−♯D1)またはバンクに対し、行選択動作を行なう。
メモリブロックに対してアクセスモニタ(3a−3d)
を設けて、対応のメモリセルアレイがスタンバイ状態に
所定時間おかれたときには、所定の周期で行選択動作を
行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、記憶データのリフレッシュが必要なダイナ
ミック型半導体記憶装置に関する。より特定的には、こ
の発明は、ダイナミック型半導体記憶装置の見かけ上の
リフレッシュ特性を改善するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図32は、従来のダイナミック型半導体
記憶装置(以下、DRAMと称す)のメモリセルの構造
を示す図である。図32において、ワード線WL0とビ
ット線BLの交差部に対応してメモリセルMC0が配置
され、ワード線WL1とビット線ZBLの交差部に対応
してメモリセルMC1が配置される。通常、メモリセル
MCは行列状に配列され、メモリセル各行に対応してワ
ード線WLが配設される。また、メモリセルの列それぞ
れに対応してビット線対BLおよびZBLが配置され
る。ここで、「列」は、コラムアドレスより指定される
メモリセルの列を示す。
【0003】メモリセルMC0およびMC1の各々は、
情報を記憶するためのキャパシタMQと、対応のワード
線WL(WL0またはWL1)上の信号電位に応答して
メモリキャパシタMQを対応のビット線BLまたはZB
Lに接続するためのアクセストランジスタMTを含む。
メモリキャパシタMQの一方電極ノード(セルプレート
ノード)には一定のセルプレート電圧VCPが与えら
れ、記憶情報に応じた電荷が、メモリキャパシタMQの
他方電極ノード(ストレージノード)に蓄積される。
【0004】動作時においては、アドレス指定された行
に対応するワード線が選択され、このワード線に接続さ
れるメモリセルMCのデータが対応のビット線に読出さ
れる。ワード線WL0が選択された場合、メモリセルM
C0のアクセストランジスタMTがオン状態となり、メ
モリキャパシタMQの記憶電荷がビット線BLに伝達さ
れる。ワード線WL0とビット線ZBLの交差部にはメ
モリセルは存在しない。ビット線BLおよびZBLは、
スタンバイ状態時において図示しないビット線プリチャ
ージ/イコライズ回路により所定の電圧VBLにプリチ
ャージされかつイコライズされている。したがってビッ
ト線ZBLは、このプリチャージ電圧VBLの電圧レベ
ルを維持する。ビット線BLには、メモリキャパシタM
Qの記憶電荷が伝達されており、ビット線BLの電位
が、プリチャージ電圧レベルからメモリセルキャパシタ
MQの記憶電荷量に応じて変化する。ビット線BLおよ
びZBLの間に生じた電圧差を、図示しないセンスアン
プにより増幅しかつラッチする。
【0005】このDRAMのメモリセルは、1個のトラ
ンジスタと1個のキャパシタとで構成されており、メモ
リセルの占有面積は小さく、高集積化に適した構成を有
している。したがって、大記憶容量が要求される主メモ
リなどに、DRAMは広く用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図33は、メモリセル
MCのストレージノードの電圧の時間変化を概略的に示
す図である。メモリセルにHレベルデータが格納される
場合、ストレージノードの電圧レベルは、アレイ電源電
圧(センス電源電圧)VCCSレベルである。Lレベル
データが格納される場合には、ストレージノードの電圧
は、接地電圧VSS(=0V)レベルである。通常、ア
レイ電源電圧VCCSは、ビット線プリチャージ電圧V
BLの2倍の高さを有する。メモリセルMCは、半導体
基板領域上に形成されており、このストレージノードに
おけるPN接合リーク電流およびストレージノードから
層間絶縁膜を介したリーク電流などにより、その蓄積電
荷量が低下する。Lレベルデータを格納するストレージ
ノードの電圧レベルも、また、基板領域をバイアスする
基板バイアス電圧Vbbレベルに向かって低下する。
【0007】Hレベルデータを記憶するメモリセルにお
いては、時間が経過するにつれて、ビット線に読出され
る電荷量が小さくなり、ビット線間の電圧差が小さくな
る。Lレベルデータを記憶するメモリセルにおいても、
Hレベルデータを記憶するメモリセルまたは中間電圧V
BLにプリチャージされたビット線からの異物等による
高抵抗リークなどにより、時間が経過するにつれてスト
レージノードの電圧が接地電圧VSSレベルより浮き上
がり、センス時のビット線間の電圧差が小さくなる場合
がある(一点鎖線で示す)。
【0008】センスアンプは、ビット線BLおよびZB
Lの電圧を差動増幅しており、ビット線間の電圧差が小
さくなると、正確なセンス動作を行なうことができなく
なる。したがって、キャパシタを用いるメモリセルにお
いては、周期的に、リフレッシュ動作を行なって、この
ストレージノードの電圧レベルを、アレイ電源電圧VC
CSレベルに復帰させる必要がある。通常、DRAMに
おいては、4Kリフレッシュサイクルの場合、リフレッ
シュサイクルが64ms(ミリ秒)の場合、16μs
(マイクロ秒)ごとに、リフレッシュが実行される。
【0009】メモリキャパシタMQから対応のビット線
に、データが伝達されたときのビット線の電圧変化(読
出電圧)ΔVは、次式で近似することができる。
【0010】 ΔV=±VCCS・Cs/2・(Cb+Cs)、 ここでCbおよびCsはビット線の寄生容量およびメモ
リキャパシタの容量値を示す。
【0011】センスアンプが正常にセンス動作を行なう
ためには、読出電圧ΔVはできるだけ大きいのが好まし
い。しかしながら、DRAMにおいては、記憶容量を増
大し、かつチップ面積を縮小するという相反する要求が
あり、メモリセルのサイズが小さくなってきている。こ
のメモリセルの縮小化に伴って、メモリキャパシタMQ
の容量値Csも小さくなってきており、読出電圧ΔVを
十分確保するのが困難となってきている。
【0012】このメモリキャパシタMQの容量値Csが
小さくなった場合、リーク電流の影響が大きく現われ、
データを長時間にわたって保持するのは困難となる。メ
モリセルのデータ保持特性(すなわちリフレッシュ特
性)が劣化した場合、読出電圧ΔVが小さくなり、十全
なセンス動作を保証できず、正確なデータの読出を行な
うことができなくなる可能性がある。
【0013】データ保持特性(リフレッシュ特性)が劣
化しても、正確にデータを保持するためには、リフレッ
シュを行なう間隔を短くし、リフレッシュ動作回数を多
くする必要がある。しかしながらこのリフレッシュを行
なった場合、外部からは、その間、DRAMにアクセス
することができなくなり、システム全体の性能が低下す
る。
【0014】それゆえ、この発明の目的は、システム動
作時におけるリフレッシュ回数を低減することのできる
半導体記憶装置を提供することである。
【0015】この発明の他の目的は、システム動作時の
リフレッシュ特性を等価的に改善することのできる半導
体記憶装置を提供することである。
【0016】この発明のさらに他の目的は、オートリフ
レッシュ動作によるシステム性能の低下をもたらすこと
のない半導体記憶装置を提供することである。
【0017】この発明のさらに他の目的は、リフレッシ
ュ特性が劣化しても外見上優れたリフレッシュ特性を保
持しているように取扱うことのできる半導体記憶装置を
提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、各々が行列状に配列される複数のメモリセル
を有する複数のメモリブロックと、これら複数のメモリ
ブロックに対応して設けられ、活性化時対応のメモリブ
ロックのメモリセル行を選択しかつ該選択行のメモリセ
ルのデータの検知、増幅およびラッチを行なうための複
数の行系回路と、複数のメモリブロックに対応して設け
られ、対応のメモリブロックが所定時間以上非選択状態
にあるとき対応の行系回路を活性化するための複数のア
クセスモニタ回路を備える。
【0019】好ましくは、このアクセスモニタ回路は、
対応のメモリブロックを特定するブロック選択信号を受
け、該ブロック選択信号が所定時間以上非活性状態のと
きリフレッシュ活性化信号を発生するためのタイマと、
タイマからのリフレッシュ活性化信号が与えられると、
対応のメモリブロックのメモリセル行を指定するリフレ
ッシュアドレスおよび行選択動作活性化信号を対応の行
系回路へ与えるリフレッシュ制御回路とを含む。対応の
行系回路は、この行選択動作活性化信号に応答して活性
化されてリフレッシュアドレスに従って行選択およびメ
モリセルデータの検知、増幅およびラッチを行なう。
【0020】好ましくは、タイマは、この所定時間を設
定するためのプログラム素子を含む。
【0021】また、アクセスモニタ回路は、好ましく
は、外部からの列選択指示に応答して対応の行系回路の
活性化動作を停止するための回路を含む。
【0022】タイマは、好ましくは、ブロック選択信号
の活性化に応答してリフレッシュ制御回路を非活性化す
るための回路を含む。
【0023】リフレッシュ制御回路は、好ましくは、外
部からの列選択指示の印加時、行選択動作活性化信号の
発行を停止する回路を含む。
【0024】また、好ましくは、複数のアクセスモニタ
回路を非作動状態および作動状態の一方の状態に設定す
るためのプログラム回路がさらに好ましくは設けられ
る。
【0025】また、好ましくは、タイマに対するブロッ
ク選択信号を固定的に活性状態に設定してタイマを非作
動状態とするためのプログラム回路が設けられる。
【0026】この発明の別の観点に従う半導体記憶装置
は、各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有す
る複数のメモリブロックと、これら複数のメモリブロッ
クに対応して設けられ、活性化時与えられたアドレス信
号に従って対応のメモリブロックのメモリセル行を選択
しかつ該選択行のメモリセルデータの検知、増幅および
ラッチを行なう複数の行系回路と、外部から与えられる
メモリブロック特定用のブロックアドレスに従って複数
の行系回路のうちの所定数の行系回路を活性化するブロ
ック活性化回路を備える。
【0027】ブロックアドレスは複数ビットのアドレス
であり、所定のビットを無効状態として、所定数の行系
回路が活性化される。
【0028】好ましくは、さらに、ブロックアドレスの
無効状態に設定するビット数を設定するためのプログラ
ム回路が設けられる。
【0029】また、好ましくは、複数のメモリブロック
は、外部から互いに独立に行選択動作を活性/非活性化
することのできる複数のバンクを構成する。
【0030】また、これに代えて、複数のメモリブロッ
クは1つのバンクを構成する。また、好ましくは、ブロ
ック活性化回路は、ブロックアドレスに従ってこのブロ
ックアドレスが指定する選択メモリブロックと異なりか
つ選択メモリブロックと同時に行系回路が活性化される
メモリブロックの行系回路を、選択メモリブロックの行
系回路と独立に非活性化するための回路を備える。
【0031】メモリブロックまたはバンクに対する非ア
クセス時に、内部で、この非選択メモリブロックまたは
バンクを選択状態へ駆動して、リフレッシュを実行す
る。したがって、外部から、オートリフレッシュコマン
ドまたは指示信号を与えない場合においても、内部でメ
モリセルデータのリフレッシュが非選択メモリブロック
またはバンクに対して実行されており、等価的にメモリ
セルのリフレッシュ特性が改善される。したがって、外
部からオートリフレッシュコマンドを印加する間隔をメ
モリセルのリフレッシュ特性に応じて短くする必要がな
く、オートリフレッシュ回数を低減することができ、応
じてシステム性能の低下を抑制することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を
概略的に示す図である。図1において、半導体記憶装置
は、各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有す
るメモリセルアレイブロック♯A0−♯D0および♯A
1−♯D1と、これらのメモリセルアレイブロック♯A
0−♯D0および♯A1−♯D1にそれぞれ設けられ、
活性化時対応のメモリセルアレイブロックの選択行のメ
モリセルデータの検知、増幅およびラッチを行なうため
のセンスアンプ群SG0−SG7を含む。
【0033】メモリセルアレイブロック♯A0−♯D0
が列方向に整列して配置され、また、メモリセルアレイ
ブロック♯A1−♯D1が列方向に整列して配置され
る。センスアンプ群SG0−SG7の各々は、対応のメ
モリセルアレイブロック♯A0−♯D0および♯A1−
♯D1のメモリセル列それぞれに対応して設けられるセ
ンスアンプ回路を含む。これらのセンスアンプ群SG0
−SG7は、ノン−シェアードセンスアンプ構成であ
り、対応のメモリセルアレイブロックが選択されたとき
(選択行を含むとき)活性化される。
【0034】この半導体記憶装置は、さらに、行方向に
整列するアレイブロックの組それぞれに対応して設けら
れ、活性化時与えられたアドレス信号をデコードしてア
ドレス指定された行に対応するワード線を選択状態へ駆
動するためのロウデコード回路1a−1dと、ロウデコ
ード回路1a−1dそれぞれに対応して設けられ、Xア
ドレスバッファ5からの上位アドレスビットXjおよび
Xj−1を受けてデコードするとともに該デコード結果
に従って対応のロウデコード回路1a−1dを活性化す
るブロックデコード回路2a−2dとを含む。ブロック
デコード回路2a−2dは、2ビット上位アドレスXj
およびXj−1をブロックアドレスとして受けてデコー
ドする。ブロックデコード回路2aの出力信号が活性化
されると、対応のロウデコード回路が活性化され、また
は対応のセンスアンプ群も活性化されて行選択動作が実
行される。
【0035】Xアドレスバッファ5は、外部からのアド
レスext.A0−Aiを受けて内部ロウアドレスビッ
トX0−Xjを生成する。メモリセルアレイブロック♯
A0−♯D0に対し、Yアドレスバッファ6からの内部
コラムアドレスビットY0−Ykをデコードするコラム
デコード回路4aが設けられ、メモリセルアレイブロッ
ク♯A1−♯D1に対し、同様、Yアドレスバッファ6
からの内部コラムアドレスビットY0−Ykをデコード
するコラムデコード回路4bが設けられる。これらのコ
ラムデコード回路4aおよび4bは、それぞれ対応のメ
モリセルアレイブロック列において、アドレス指定され
た列を選択する。Yアドレスバッファ6は、外部アドレ
スビットext.A0−Aiから内部コラムアドレスビ
ットY0−Ykを生成する。
【0036】この半導体記憶装置は、さらに、外部から
の書込データを受けて内部書込データを生成する入力バ
ッファ7と、選択メモリセルから読出されたデータを外
部へ出力する出力バッファ8と、外部からの制御信号e
xt./RAS、ext./CAS、ext./WEお
よびext./OEを受けて、各種内部制御信号を生成
する制御信号発生回路9を含む。図1においては、この
制御信号発生回路9が発生する内部制御信号として、行
選択動作を活性化するアレイ活性化信号Φxaと、列選
択動作を活性化するためのコラム活性化信号Φyaと、
データ書込動作を活性化する書込活性化信号Φwと、デ
ータ読出動作を指示する読出活性化信号Φrを示す。
【0037】この制御信号発生回路9には、また外部か
らオートリフレッシュコマンドまたはセルフリフレッシ
ュコマンド(または指示信号)が印加されたときに内部
のリフレッシュ動作を制御するためのリフレッシュ制御
回路9aを含む。リフレッシュ制御回路9aがリフレッ
シュ動作を行なうとき、アレイ活性化信号Φxaが、所
定期間活性化されて、この内部のリフレッシュアドレス
カウンタからのリフレッシュアドレスに従ってリフレッ
シュ動作が実行される。
【0038】アレイ活性化信号Φxaはロウデコード回
路1a−1dへ与えられて、行選択動作を活性化し、ま
たコラム活性化信号Φyaはコラムデコード回路4aお
よび4bへ与えられ、列選択動作を活性化する。書込活
性化信号Φwが入力バッファ7へ与えられ、読出活性化
信号ΦRが出力バッファ8へ与えられ、これらのバッフ
ァをそれぞれ活性化する。
【0039】この半導体記憶装置は、さらに、ロウデコ
ード回路1a−1dそれぞれに対応して設けられ、対応
のロウデコード回路1a−1dが所定期間以上非活性状
態のときには、対応のメモリブロックにおける行選択動
作およびセンスアンプ群活性化を行なうためのアクセス
モニタ3a−3dを含む。これらのアクセスモニタ3a
−3dは、対応のブロックデコード回路2a−2dの出
力信号が非活性状態を所定期間維持するときには、アレ
イ活性化信号を対応のロウデコード回路1a−1dへ与
え、ロウデコード動作を活性化するとともに、センス動
作を活性化する。
【0040】したがって、外部からオートリフレッシュ
指示をたとえばCBR条件またはコマンドの形で与えな
い場合においても、通常アクセス動作と並行して、ある
メモリセルアレイブロックが所定期間以上非選択状態に
保持されていれば、内部でアクセスモニタ3a−3dに
より、自動的にリフレッシュ動作が実行される。これに
より、リフレッシュ特性が悪い場合においても、実効的
にオートリフレッシュ(またはセルフリフレッシュ)が
実行されており、メモリセルデータのリフレッシュが行
なわれ、外部から与えられるオートリフレッシュコマン
ド(またはCBR(CASビフォーRAS)リフレッシ
ュ指示)の印加間隔を短くする必要はなく、外部のたと
えばプロセッサのウェイト時間が増加するのを防止で
き、システム性能が低下するのを抑制することができ
る。
【0041】図2は、図1に示すアクセスモニタ3a−
3dの構成を概略的に示す図である。図2においては、
これらのアクセスモニタ3a−3dは同一構成を有する
ため、1つのアクセスモニタ3を代表的に示す。図2に
おいて、アクセスモニタ3は、ブロックデコード回路2
からのブロック選択信号Bkを受けるインバータ13a
と、インバータ13aの出力信号がHレベルの活性状態
となると起動されて所定の時間を計測するタイマ13b
と、タイマ13bからのリフレッシュ活性化指示信号R
sが活性化されると所定の周期でリフレッシュアレイ活
性化信号Φxadを発生するリフレッシュ回路13c
と、リフレッシュ回路13cからのリフレッシュアレイ
活性化信号Φxadの非活性化に応答してそのカウント
値を更新し、リフレッシュアドレスビットFX0−FX
(j−2)を生成するリフレッシュカウンタ13dを含
む。
【0042】ブロックデコード回路2は、アドレスビッ
トXjおよびXj−1が所定の状態になったときにブロ
ック選択信号Bkを活性状態(Hレベル)に設定する。
次に、この図2に示すアクセスモニタ3の動作を図3に
示す信号波形図を参照して説明する。
【0043】対応のメモリセルアレイブロックに対する
アクセスが完了し、アレイ活性化信号Φxaが非活性状
態となり、またブロック選択信号Bkが非選択状態へ駆
動される。このブロック選択信号Bkの非活性化に応答
して、インバータ13aの出力信号がHレベルとなり、
タイマ13bが起動される。タイマ13bは、所定の時
間が経過すると、リフレッシュ活性化指示信号Rsを活
性状態へ駆動する。リフレッシュ回路13cは、このリ
フレッシュ活性化指示信号Rsが活性化されると、リフ
レッシュアレイ活性化信号Φxadを所定の周期で活性
化する。リフレッシュアレイ活性化信号Φxadは、そ
の活性化期間は、予め定められており、リフレッシュア
レイ活性化信号Φxadに従って対応のメモリセルアレ
イブロックの行選択動作およびセンス動作が実行され
る。リフレッシュアレイ活性化信号Φxadが非活性状
態となると、リフレッシュカウンタ13dの出力するリ
フレッシュアドレスビットFX0−FX(j−2)が1
更新されて次のリフレッシュアドレスを指定する。以
降、このリフレッシュ活性化指示信号Rsが活性状態の
間、リフレッシュ回路13cからのリフレッシュアレイ
活性化信号Φxadに従って、対応のメモリセルアレイ
ブロックのメモリセルのリフレッシュが実行される。
【0044】対応のメモリセルアレイブロックにロウア
クセスがされるとき、制御信号発生回路9からのアレイ
活性化信号Φxaが活性化され、またブロックデコード
回路2がデコード動作を行なってブロック選択信号Bk
を活性状態へ駆動する。このブロック選択信号Bkが活
性状態へ駆動されると、インバータ13aの出力信号が
非活性化され、タイマ13bがリセットされ、リフレッ
シュ活性化指示信号Rsが非活性状態へ駆動され、リフ
レッシュ回路13cが動作を停止し、リフレッシュアレ
イ活性化信号Φxadは、非活性状態を維持する。
【0045】したがって、たとえば、図1におけるメモ
リセルアレイブロック♯A0および♯A1に連続的にア
クセスが行なわれ、メモリセルアレイブロック♯B0お
よび♯B1が長期にわたって非活性状態(非選択状態)
におかれる場合においても、このメモリセルアレイブロ
ック♯A0および♯A1に対するアクセスと並行して、
メモリセルアレイブロック♯B0および♯B1のリフレ
ッシュが実行される。
【0046】図4は、ローカル行系制御回路の構成を概
略的に示す図である。この図4に示すローカル行系制御
回路は、図1に示すメモリセルアレイブロック対それぞ
れに対応して設けられる。メモリセルアレイブロック対
は、図1において行方向に整列して配置されるメモリセ
ルアレイブロックであり、たとえばメモリセルアレイブ
ロック♯A0および♯A1である。
【0047】図4において、ローカル行系制御回路は、
ブロック選択信号Bkとアレイ活性化信号Φxaとを受
けるAND回路14aと、AND回路14aの出力信号
と対応のアクセスモニタ3からのリフレッシュアレイ活
性化信号Φxadを受けるOR回路14bと、OR回路
14bの出力信号RACTの活性化に応答してビット線
イコライズ指示信号BLEQを非活性化するイコライズ
制御回路14cと、イコライズ制御回路14cの出力信
号に従って対応のロウデコード回路を活性化するロウデ
コーダイネーブル信号RDEを発生するロウデコーダ活
性化回路14dと、ロウデコーダ活性化回路14dの出
力信号に従ってアドレス指定された行に対応して設けら
れるワード線を選択状態へ駆動するタイミングを与える
ワード線駆動信号RXを発生するワード線駆動制御回路
14eと、ワード線駆動制御回路14eの出力信号に従
って、選択ワード線が活性化された後所定のタイミング
でセンスアンプ活性化信号SOを活性化するセンスアン
プ制御回路14fを含む。
【0048】これらのイコライズ制御回路14c、ロウ
デコーダ活性化回路14d、ワード線駆動制御回路14
eおよびセンスアンプ制御回路14fは、実質的に遅延
回路で構成されており、与えられた信号を所定時間遅延
して、対応の制御信号を生成している。イコライズ制御
回路14cは、OR回路14bの出力信号RACTの非
活性化に応答してビット線イコライズ指示信号BLEQ
を活性状態へ駆動して、対応のメモリセルアレイブロッ
クのビット線対の電位をイコライズする(このイコライ
ズ動作は、センスアンプ活性化信号SOの非活性化の後
に行なわれる)。またロウデコーダ活性化回路14d、
ワード線駆動制御回路14eおよびセンスアンプ制御回
路14fは、OR回路14bの出力信号の非活性化に応
答して対応の制御信号を非活性状態へそれぞれ所定のシ
ーケンスで駆動する。
【0049】図5は、図4に示すローカル行系制御回路
の動作を示す信号波形図である。以下、図5を参照し
て、図4に示すローカル行系制御回路の動作について説
明する。
【0050】アレイ活性化信号Φxaまたはリフレッシ
ュアレイ活性化信号Φxadが活性化されると、OR回
路14bからの行活性化信号RACTが活性化される。
この行活性化信号RACTが活性化されると、まず、ビ
ット線イコライズ指示信号BLEQが非活性状態とな
り、ビット線のプリチャージ電圧VBLへのプリチャー
ジ/イコライズ動作が完了する。次いで、ロウデコーダ
イネーブル信号RDEが活性化され、ロウデコード回路
がデコード動作を行ない、アドレス指定された行に対応
するワード線を選択する。次いでこのロウデコード回路
の出力が確定すると、ワード線駆動制御回路14eから
のワード線駆動制御信号RXが活性化され、アドレス指
定された行に対応するワード線が選択状態へ駆動され
る。ワード線駆動制御信号RXに従ってワード線WLの
電位がHレベルとなると、このワード線WLに接続され
るメモリセルのデータが対応のビット線BLまたはZB
L上に読出される。図5においてはHレベルデータが読
出された場合の信号波形を一例として示す。ビット線B
LおよびZBLの電位差が十分に拡大すると、センスア
ンプ活性化信号SOが活性化され、センスアンプがセン
ス動作を行ない、ビット線BLおよびZBLの電圧を差
動増幅しかつラッチする。
【0051】次いで、アレイ活性化信号Φxaまたはリ
フレッシュアレイ活性化信号Φxadが非活性化される
と、行活性化信号RACTが非活性状態とされ、ロウデ
コーダイネーブル信号RDEおよびワード線駆動制御信
号RXが非活性状態へ駆動され、選択ワード線WLが非
選択状態へ駆動される。次いで、センスアンプ活性化信
号SOが非活性化され、センスアンプのラッチ動作が完
了し次いでビット線イコライズ指示信号BLEQが活性
化されて、ビット線BLおよびZBLが中間電圧レベル
に駆動される。これにより1つのメモリサイクルが完了
する。
【0052】リフレッシュ動作期間は、センスアンプ活
性化信号SOが活性化され、ビット線BLおよびZBL
の電圧が電源電圧(アレイ電源電圧)および接地電圧レ
ベルに駆動されてメモリセルのデータのリフレッシュが
行なわれる期間であればよい。この図4に示すローカル
行系制御回路を利用することにより、非選択状態におか
れたメモリセルアレイブロック単位で、内部でリフレッ
シュを個々に実行することができる。
【0053】なお、図1に示す制御信号発生回路9が、
メインセンスアンプ活性化信号、メインロウデコーダイ
ネーブル信号およびメインワード線駆動制御信号を発生
する構成の場合には、以下の構成が用いられる。すなわ
ち、リフレッシュアレイ活性化信号Φxadに従って、
回路14c−14fによりローカルの制御信号を生成し
このローカルの制御信号と、ブロック選択信号およびメ
イン制御信号の論理積をとるAND回路の出力信号との
論理和をとって、対応のロウデコード回路およびセンス
アンプ回路などの行系回路へ与える。
【0054】図6は、ロウデコード回路1a−1dへア
ドレスを与える部分の構成を概略的に示す図である。ア
ドレス切換のために、図6において、ロウデコード回路
の前段に、Xアドレスバッファ5からの内部ロウアドレ
スビットX0−X(j−2)と対応のアクセスモニタ3
からのリフレッシュアドレスビットFX0−FX(j−
2)の一方を、リフレッシュ活性化指示信号Rsに従っ
て選択するマルチプレクサ(MUX)15が設けられ
る。リフレッシュ活性化指示信号Rsが非活性状態のと
きにはマルチプレクサ15は、アドレスビットX0−X
(j−2)を選択し、一方、リフレッシュ活性化指示信
号Rsが活性状態のときには、アクセスモニタ3からの
リフレッシュアドレスビットFX0−FX(j−2)を
選択する。
【0055】なおロウデコード回路1a−1dは、与え
られたロウアドレスビットをプリデコードするプリデコ
ーダを含んでいてもよい。
【0056】図7は、図2に示すリフレッシュ回路13
cの構成の一例を示す図である。図7において、リフレ
ッシュ回路13cは、奇数段(3段)の縦続接続される
インバータ13cb−13cdと、リフレッシュ活性化
指示信号Rsとインバータ13ccの出力信号とを受け
てその出力信号をインバータ13cbへ与えるNAND
回路13caを含む。最終段のインバータ13cdか
ら、リフレッシュアレイ活性化信号Φxadが出力され
る。
【0057】この図7に示すリフレッシュ回路におい
て、リフレッシュ活性化指示信号RsがLレベルのとき
には、NAND回路13caの出力信号がHレベルとな
り、応じてインバータ13cdからのリフレッシュアレ
イ活性化信号ΦxadがLレベルに固定される。一方、
リフレッシュ活性化指示信号RsがHレベルとなると、
NAND回路13caがインバータとして動作し、この
NAND回路13ca、およびインバータ13cbおよ
び13ccによりリングオシレータが形成され、所定の
周期で発振する。したがって、リフレッシュアレイ活性
化信号Φxadが、所定の周期で一定期間活性状態へ駆
動される。
【0058】このリフレッシュアレイ活性化信号Φxa
dが活性状態(Hレベル)にある期間は、対応のメモリ
セルアレイブロックにおいて、センスアンプが動作し、
メモリセルのデータがリストアされるまでに必要な期間
である。
【0059】タイマは、インバータ13aの出力信号を
受ける遅延回路の出力信号によりセットされかつブロッ
ク選択信号の反転信号でリセットされるセット/リセッ
トフリップフロップで構成されればよい。
【0060】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、非選択状態が一定期間以上継続するメモリセル
アレイブロックに対し、内部でアクセスモニタによりリ
フレッシュを実行するように構成しており、外部からオ
ートリフレッシュコマンドを、長い周期で印加する場合
においても、メモリセルの記憶データは確実に保持さ
れ、リフレッシュ特性が劣化した半導体記憶装置であっ
ても、そのリフレッシュ特性が等価的に改良された半導
体記憶装置として取扱うことができる。
【0061】なお、シェアードセンスアンプ構成の場
合、各センスアンプ群へのセンスアンプ活性化信号の活
性/非活性をモニタし、このセンスアンプ群を共有する
アレイブロックを交互にリフレッシュしてもよい。
【0062】[実施の形態2]図8は、この発明の実施
の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に
示す図である。図8においては、1つのロウデコード回
路に対応して設けられるアクセスモニタ3を代表的に示
す。この図8に示すアクセスモニタ3は、書込活性化信
号ΦWおよび読出活性化信号ΦRが活性化されたときに
は、リフレッシュアレイ活性化信号Φxadの発生を停
止する。すなわち、アクセスモニタ3は、ブロックデコ
ード回路2からのブロック選択信号Bkを受けるインバ
ータ13aと、インバータ13aの出力信号がLレベル
の期間を計測するタイマ13bと、タイマ13bからの
リフレッシュ活性化指示信号Rsの活性化時起動されて
所定の周期でリフレッシュアレイ活性化信号Φxadを
発生するリフレッシュ回路13fと、リフレッシュ回路
13fからのリフレッシュアレイ活性化信号Φxadに
応答して、リフレッシュ行を特定するリフレッシュアド
レスビットFX0−FX(j−2)を発生するリフレッ
シュカウンタ13bと、読出活性化信号ΦRと書込活性
化信号ΦWとを受けるNOR回路13eとを含む。
【0063】NOR回路13eの出力信号は、リフレッ
シュ回路13fへ与えられる。このNOR回路13eの
出力信号がLレベルのとき、すなわちデータの書込動作
またはデータの読出動作が行なわれるコラムアクセス時
においては、リフレッシュ回路13fの動作を停止させ
る。図9は、図8に示すアクセスモニタの動作を示す信
号波形図である。以下、この図9に示す信号波形図を参
照して、図8に示すアクセスモニタの動作について説明
する。
【0064】ブロックデコード回路2からのブロック選
択信号Bkが非活性状態となり、この非活性状態の期間
が時間Tを経過すると、タイマ13bからのリフレッシ
ュ活性化指示信号Rsが活性化され、リフレッシュ回路
13fが所定の周期でリフレッシュアレイ活性化信号Φ
xadを発生する。このとき、別のメモリセルアレイブ
ロックが選択されており、外部アドレスにより指定され
るメモリセルアレイブロックに対するコラムアクセスが
行なわれると、たとえばデータ書込時においては、書込
活性化信号ΦWがデータ書込の間活性化される。この書
込活性化信号ΦWの活性化に応答して、NOR回路13
eの出力信号がLレベルとなり、リフレッシュ回路13
fが、発振動作を停止し、この書込活性化信号ΦWの活
性化期間中、リフレッシュアレイ活性化信号Φxadの
発行を停止する。したがって、コラムデコーダが共有さ
れており、内部データバスに、ブロック選択信号Bkが
指定するメモリセルアレイブロックと、外部からのアド
レス指定されたメモリセルアレイブロックが共通に結合
される場合(リフレッシュ行ブロックのブロック選択信
号が活性化される場合)においても、データの衝突は生
じない。これにより正確なデータのアクセスが行なわれ
る。
【0065】このデータ書込活性化信号ΦWが非活性状
態となると、リフレッシュ回路13fは、発振動作を行
なう所定の周期でリフレッシュアレイ活性化信号Φxa
dを発生する。ブロック選択信号Bkが活性化される
と、タイマ13bがリセットされ、リフレッシュ活性化
指示信号Rsが非活性状態となり、リフレッシュアレイ
活性化信号Φxadの発生は停止され、外部からのアド
レスに従って、このブロック選択信号Bkが指定するメ
モリセルアレイブロックにおいて行選択動作が実行され
る。
【0066】また、データ書込/読出時において、非選
択メモリブロックにおいて行選択動作が行なわれ、アレ
イ電源電圧が変動し、実際に外部からのアクセスされる
メモリセルのデータの電圧レベルが変動し、誤ったデー
タの書込/読出が行なわれるのを防止することができる
(センス電源電圧が変動するのを抑制できる)。
【0067】図10は、図8に示すリフレッシュ回路1
3fの構成の一例を示す図である。この図10に示すリ
フレッシュ回路13fは、図7に示すリフレッシュ回路
13cと、以下の点において異なっている。すなわち、
NAND回路13caの前段に、リフレッシュ活性化指
示信号RsとNOR回路13eの出力信号とを受けるA
ND回路13faが設けられる。このAND回路13f
aを、NAND回路13caの前段に設けることによ
り、読出活性化信号ΦRまたは書込活性化信号ΦWが活
性状態のHレベルとなったとき、NAND回路13ca
の出力信号をHレベルに固定して、リフレッシュアレイ
活性化信号Φxadの発行を停止することができる。
【0068】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、選択メモリセルアレイブロックに対するデータ
アクセスが行なわれるとき、非選択メモリセルアレイブ
ロックにおけるリフレッシュ動作を停止しており、この
選択メモリセルアレイブロックに対するデータアクセス
に対し、非選択メモリセルアレイブロックのリフレッシ
ュ動作が悪影響を及ぼすのを防止することができ、正確
なデータアクセスを行なうことができる。また、リフレ
ッシュ(オートヒドンリフレッシュ)時行ブロック選択
信号が生成され、選択メモリ行ブロックが内部データ線
に結合される場合、コラムデコーダの出力がこれらの行
ブロックに共通であっても、データの衝突は防止でき
る。
【0069】[実施の形態3]図11は、この発明の実
施の形態3に従うタイマ13bの構成の一例を示す図で
ある。図11において、タイマ13bは、複数の遅延段
13ba−13bdと遅延段13ba−13bdの間に
介挿されるヒューズ素子f1−f3と、遅延段13ba
−13bcのそれぞれの出力を、遅延段13bdの出力
に結合するヒューズ素子f4−f6と、遅延段13bd
の出力信号の立上がりに応答してセットされかつ補のブ
ロック選択信号/Bkの立下がりに応答してリセットさ
れるセット/リセットフリップフロップ13beを含
む。
【0070】この図11に示すタイマ13bにおいて
は、ヒューズ素子f1−f6の選択的な溶断により、遅
延段13ba−13bdの信号伝搬経路をプログラムし
て、補のブロック選択信号/BKがセット/リセットフ
リップフロップ13beのセット入力Sに伝達される経
路の遅延時間を設定する。ヒューズ素子f4−f6をす
べて溶断した場合、補のブロック選択信号/Bkが立上
がってから遅延段13ba−13bdが有する延時間が
経過した後、セット/リセットフリップフロップ13b
eのセットにより、リフレッシュ活性化指示信号Rsを
活性化する。ヒューズ素子f1、f5およびf6を溶断
した場合、補のブロック選択信号/Bkは、遅延段13
baを通過した後、セット/リセットフリップフロップ
13beのセット入力Sへ与えられる。したがって、ヒ
ューズ素子f1−f6を選択的に溶断することにより、
タイマ13bが計測する時間を最適値に設定することが
できる。補のブロック選択信号/Bkが非活性化される
と、即座に、リセット入力/Rによりセット/リセット
フリップフロップ13bがリセットされ、リフレッシュ
活性化指示信号Rsが非活性状態となる。
【0071】なお、この実施の形態3において、タイマ
13bに含まれる遅延段は4段ではなく、他の段数であ
ってもよい。
【0072】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、ブロック選択信号が非活性状態となってから、
内部でリフレッシュが行なわれるまでの時間をヒューズ
素子によりプログラム可能としているため、製造パラメ
ータなどのばらつきにより、半導体記憶装置のリフレッ
シュ特性が異なる場合においても、個々のリフレッシュ
特性に応じて最適なタイマ計測時間を設定することがで
き、応じて、リフレッシュ特性を改善することができ
る。
【0073】[実施の形態4]図12(A)は、この発
明の実施の形態4に従うタイマ13bの構成を概略的に
示す図である。図12(A)において、タイマ13b
は、ブロック選択信号Bkを受けるインバータ13bu
と、電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続される
高抵抗抵抗素子R0およびヒューズ素子F0と、インバ
ータ13buの出力信号と高抵抗抵抗素子R0の一端の
信号とを受けるNAND回路13bvと、NAND回路
13bvの出力信号を反転するインバータ13bwと、
NAND回路13bvの出力信号を受ける遅延段13b
aと、遅延段13bb−13bdと、遅延段13ba−
13bdの間にそれぞれ介挿されるヒューズ素子f1−
f3と、遅延段13ba−13bcの出力を、遅延段1
3bdの出力に結合するヒューズ素子f4−f6と、遅
延段13bdの出力信号に応答してセットされかつイン
バータ13bwの出力信号に応答してリセットされるセ
ット/リセットフリップフロップ13bfを含む。
【0074】セット/リセットフリップフロップ13b
fは、遅延段13bdの出力ノードの信号を第1の入力
に受けるNAND回路NG0と、インバータ13bwの
出力信号を第1の入力に受けるNAND回路NG1と、
NAND回路NG1の出力を反転してリフレッシュ活性
化指示信号Rsを生成するインバータIGを含む。NA
ND回路NG0およびNG1の第2の入力と出力ノード
が交差結合される。次に、この図12(A)に示すタイ
マ13bの動作を、図12(B)に示す信号波形図を参
照して説明する。
【0075】ヒューズ素子f0が溶断されたとき(ブロ
ー状態のとき)、高抵抗抵抗素子R0の一端の電圧レベ
ルは電源電圧VCCレベルとなる。したがって、NAN
D回路13bvがインバータとして動作し、インバータ
13buおよびNAND回路13bvによりバッファ回
路が形成される。したがってブロック選択信号BkがL
レベルとなり、遅延段13ba−13bdおよびヒュー
ズ素子f1−f6により決定される遅延時間が経過する
と、セット/リセットフリップフロップ13bfがセッ
トされ、リフレッシュ活性化指示信号RsがHレベルと
なる。すなわち、遅延段13bdの出力ノードの信号が
Lレベルとなると、NAND回路NG0の出力信号がH
レベルなとり、このとき、インバータ13bwの出力信
号はHレベルであるため、NAND回路NG1の出力信
号がLレベルとなり、応じてインバータIGからのリフ
レッシュ活性化指示信号RsがHレベルとなる。
【0076】ブロック選択信号BkがHレベルに立上が
ると、インバータ13bwの出力信号がLレベルとな
り、応じてセット/リセットフリップフロップ13bf
がリセットされて、リフレッシュ活性化指示信号Rsが
Lレベルに立下がる。すなわち、NAND回路NG1の
出力信号がHレベルとなり、応じてインバータIGから
のリフレッシュ活性化指示信号RsがLレベルとなる。
【0077】ヒューズ素子f0が非溶断状態(ノンブロ
ー状態)のときには、NAND回路13bvの第1の入
力へは接地電圧が与えられ、このNAND回路13bv
の出力信号はHレベルに固定される。従ってこの状態に
おいては、リフレッシュ活性化指示信号Rsは、Lレベ
ルに固定され、非選択メモリセルアレイブロックが非選
択状態におかれる時間にかかわらず、この非選択メモリ
セルアレイブロックのリフレッシュは行なわれない。こ
のときには、図1に示す制御信号発生回路に含まれるリ
フレッシュ制御回路9aの制御のもとに、各メモリセル
アレイブロックのリフレッシュが実行される。
【0078】このヒューズ素子f0により、半導体記憶
装置の動作モードを、ヒドンオートリフレッシュ(非選
択メモリブロックのリフレッシュが内部で自動的に行な
われる)モード付メモリと、通常のオートリフレッシュ
/セルフリフレッシュ機能のメモリとに振り分けること
ができる。これにより、この半導体記憶装置の実際のリ
フレッシュ特性に応じて、動作モードを選択することが
でき、応じて、リフレッシュ特性の悪い半導体記憶装置
も、このヒドンオートリフレッシュモードにより救済す
ることができる。
【0079】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、ヒドンオートリフレッシュモードを、ヒューズ
素子により選択的に実行できるように構成しており、半
導体記憶装置の実際のリフレッシュ特性に応じた動作モ
ードを実現でき、応じて、リフレッシュ特性の優れた半
導体記憶装置を製品として出荷することができる。
【0080】[実施の形態5]図13は、この発明の実
施の形態5に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。この図13に示す半導体記憶装置にお
いては、アドレスバッファ5からの内部ロウアドレスビ
ットX0−Xjのうち、最上位ビットXjは無効状態と
される。すなわち、このメモリセルアレイブロック♯A
0−♯D0および♯A1−♯D1のアレイブロック対を
選択するためのブロック選択信号を発生するためには、
最上位ロウアドレスビットXjは用いられず、縮退状態
とされる。アドレスビットXj−1により、2つのメモ
リセルアレイブロック対が同時に選択される。すなわ
ち、ロウデコード回路1aおよび1cに対しては、イン
バータ20aおよび20bをそれぞれ介してロウアドレ
スビットX(j−1)が与えられ、ロウデコード回路1
bおよび1dには、ロウアドレスビットX(j−1)が
与えられる。この構成においては、メモリセルアレイブ
ロック♯A0−♯D0および♯A1−♯D1それぞれに
対応して設けられるセンスアンプ群SAG0−SAG7
は、シェアードセンスアンプ構成であってもよい。セン
スアンプ群を共有しないメモリセルアレイブロックが同
時に選択される。他の構成は、図1に示す構成と同じで
あり、対応する部分には同一参照番号を付す。
【0081】この図13に示す構成においては、外部か
ら与えられるアドレスビットX0−Xjによりアドレス
指定されたメモリセルアレイブロックの行選択と並行し
て、非選択メモリセルアレイブロックにおいても行選択
動作が実行される。したがって、この半導体記憶装置へ
アクセスされるごとに、常に、非選択メモリセルアレイ
ブロックにおいてメモリセル行の選択およびメモリセル
データの再書込(リストア)も同時に実行され、オート
ヒドンリフレッシュが実行される。
【0082】図14は、内部データ線の構成を概略的に
示す図である。図14において、2つのメモリアレイブ
ロックMAB0およびMAB3を示す。これらのメモリ
アレイブロックMAB0およびMAB3は、図13に示
すメモリセルアレイブロック♯A0および♯A1と、メ
モリセルアレイブロック♯C0および♯C1にそれぞれ
対応する。メモリアレイブロックMAB0およびMAB
3は、ロウアドレスビットXj−1により指定される。
メモリアレイブロックMAB0およびMAB3それぞれ
に対応してローカルIO線対LIO0およびLIO3が
配置される。これらのローカルIO線対LIO0および
LIO3は、それぞれブロック選択ゲートBSG0およ
びBSG3を介してグローバルIO線対GIOに結合さ
れる。
【0083】このグローバルIO線対GIOは、リード
/ライト回路23に結合され、内部書込/読出データを
伝達する。これらのブロック選択ゲートBSG0および
BSG3それぞれに対応して、ブロックデコーダ22a
および22cが設けられる。ブロックデコーダ22a
は、アドレスビットXjおよびXj−1がともに“1”
のときに、ブロック選択ゲートBSG0を導通状態とす
る。一方、ブロックデコーダ22cは、ロウアドレスビ
ットXjおよびXj−1がともに“0”のときに、ブロ
ック選択ゲートBSG3を導通状態に設定する。
【0084】したがって、メモリアレイブロックMAB
0およびMAB3において、同一行アドレスのワード線
WLaが同時に選択状態へ駆動され、センスアンプによ
りワード線WLaに接続されるメモリセルデータの検知
増幅が行なわれている場合においても、ブロックデコー
ダ22aおよび22cにより、ブロック選択ゲートBS
G0およびBSG3が選択的に導通する。したがって、
コラムデコード回路4aおよび4bからの列選択信号が
列選択線CSL上へ伝達され、共通に複数のメモリセル
アレイブロックに列選択信号が伝達される場合において
も、正確にアドレス指定されたメモリアレイブロックの
メモリセルのみがグローバルIO線対GIOに結合され
る。したがって、非選択メモリアレイブロックをリフレ
ッシュのために選択状態へ駆動しても、正確にデータの
書込/読出を実行することができる。各メモリアレイブ
ロックにおける行系動作が、最上位ロウアドレスビット
Xjを縮退して、活性化される。したがって、複数のメ
モリセルアレイブロックにおいて同時に行選択動作が行
なわれても、このブロック選択デコーダ22(22a,
22c)により、列選択を行なうコラムアクセス時のデ
ータの衝突が防止される。
【0085】[変更例]図15は、この発明の実施の形
態5の変更例の構成を概略的に示す図である。図15に
おいては、メモリマットMM♯0−MM♯3が配置され
る。これらのメモリマットMM♯0−MM♯3が、それ
ぞれ図13に示すメモリセルアレイブロックの対に対応
する。メモリマットMM♯0−MM♯3それぞれに対
し、行選択動作を行なうためのロウ系回路RK0−RK
3と、列選択に関連する動作を行なうためのコラム系回
路CK0−CK3が設けられる。これらのメモリマット
MM♯0−MM♯3は、共通に内部データバスIOBに
結合される。ロウ系回路RK0−RK3の活性/非活性
は、ロウアドレスビットXj−1により行なわれる。最
上位ロウアドレスビットXjは縮退状態(無効状態)と
される。一方、コラム系回路CK0−CK3に対して
は、ロウアドレスビットXjおよびXj−1により生成
されるブロック選択信号により活性/非活性化が制御さ
れる。コラム系回路CK0−CK3は、対応のロウ系回
路RK0−RK3が活性状態のときに動作可能となる。
対応のロウ系回路RK0−RK3におけるアレイ活性化
信号が活性状態となった後に対応のコラム系回路の活性
化が許可される。したがって、この場合、メモリマット
MM♯0−MM♯3の1つがアドレスビットXjおよび
Xj−1により特定される構成においては2つのメモリ
マットが同時に行選択動作を行なう場合においても、列
選択動作は、この外部アドレスにより指定されたメモリ
マットにおいてのみ実行されるため、正確なデータアク
セスを行なうことができる。
【0086】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、外部アドレスにより指定されるメモリセルアレ
イブロックのアレイ活性化動作と並行して、縮退(無
効)アドレスにより指定したメモリセルアレイブロック
においても行選択動作を並行して実行しており、外部か
らのオートリフレッシュコマンドを与える間隔よりも短
い間隔で、内部でメモリセルのリフレッシュを行なうこ
とができ、等価的にリフレッシュ特性を改善することが
できる。
【0087】[実施の形態6]図16は、この発明の実
施の形態6に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図16において、この半導体記憶装置
は、4つのバンクB♯0−B♯3を含む。これらのバン
クB♯0−B♯3それぞれに対し、ロウバンク選択信号
SBA0−SBA3の活性化時活性化され、与えられた
アドレスをデコードし、対応のバンクの行を選択するロ
ウデコーダRD0−RD3が設けられる。ロウバンク指
定信号SBA0−SBA3は、対応のバンクB♯0−B
♯3の行系回路を活性化する。したがって、各バンクに
おいて図示しないセンスアンプも、対応のロウデコーダ
の活性化後所定のタイミングで活性化される。図16に
おいては、行選択を強調するため、行系回路としてロウ
デコーダRD0−RD3を代表的に示す。
【0088】半導体記憶装置は、周辺回路として、外部
からのバンクアドレスビットext.BA0−BAnを
受けかつデコードしてロウバンク選択信号SBA0−S
BA3を生成するバンクアドレスバッファ/デコーダ3
1と、外部からのアドレスビットext.A0−Aiを
バッファ処理して内部ロウアドレスビットX0−Xjを
生成するXアドレスバッファ32と、外部アドレスビッ
トA0−Aiを受けて内部コラムアドレスビットY0−
Ykを生成するYアドレスバッファ33と、外部からの
制御信号ext./RAS、ext./CAS、ex
t./WE、およびext./OEを受けて各種内部制
御信号を生成する制御信号発生回路34と、制御信号発
生回路34からの書込動作活性化信号ΦWの活性化時活
性化され、外部データを取込み内部書込データを生成す
る入力バッファ35と、制御信号発生回路34からの読
出操作活性化ΦRの活性化時活性化され、選択メモリセ
ルから読出されたデータを外部へ出力する出力バッファ
36を含む。
【0089】制御信号発生回路34は、各種制御信号を
生成するがここでは、アレイ活性化信号Φxaおよびコ
ラム活性化信号Φya、書込活性化信号ΦW、および読
出活性化信号ΦRを代表的に示す。この制御信号発生回
路34へ与えられる制御信号は、コマンドの形で与えら
れてもよく、また各制御信号ext./RAS、ex
t./CAS、ext./WEおよびext./OEそ
れぞれの信号の変化に従って内部動作が指定されてもよ
い。
【0090】バンクB♯0−B♯3は、ロウバンク選択
信号SBA0−SBA3に従って互いに独立に行選択動
作を行なうことができる。すなわちバンクB♯0−B♯
3それぞれにおいて個々独立にメモリセルアレイの活性
/非活性化を行なうことができる。コラムアクセス時に
おいては、このコラムアクセス指示と同時に与えられる
コラムバンクアドレスに従って選択バンクのみが入力バ
ッファ35または出力バッファ36とデータの授受を行
なう。
【0091】図17は、この図16に示すバンクB♯0
−B♯3における内部メモリセルアレイ構造を概略的に
示す図である。図17において、バンクB♯は、8個の
メモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯7と、これ
らのメモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯7それ
ぞれに対応して設けられ、活性化時与えられたアドレス
ビットX0−X(j−3)をデコードし、該デコード結
果に従って対応のワード線を選択状態へ駆動するための
ロウデコード回路37a−37hと、ロウアドレスビッ
トX(j−1)およびX(j−2)に従って対応のメモ
リセルアレイブロックの行選択動作を活性化するための
ブロックデコーダ38a−38hを含む。バンクB♯の
行選択動作は、対応のバンク選択信号SBAの活性化時
実行される。
【0092】通常、メモリセルアレイブロックMB♯0
−MB♯7の1つが、ロウアドレスビットXj−X(j
−2)の3ビットブロックアドレスに従って指定され
る。最上位XアドレスビットXjを縮退状態(または無
効状態)とし、2ビットのXアドレスX(j−1)およ
びX(j−2)に従ってメモリセルアレイブロックの選
択を行なう。したがって、8個のメモリセルアレイブロ
ックMB♯0−MB♯7のうち2つのメモリセルアレイ
ブロックが同時に選択される。図17に示すブロックア
ドレスデコーダ38a−38hにおいては、ブロックア
ドレスデコーダ38aおよび38eの出力信号が同時に
選択状態へ駆動され、ブロックアドレスデコーダ38b
および38fの出力信号が同時に選択状態へ駆動され、
またブロックアドレスデコーダ38cおよび38gが、
同時にそれらの出力信号が選択状態へ駆動され、ブロッ
クアドレスデコーダ38dおよび38hの出力信号が同
時に選択状態へ駆動される。
【0093】たとえばメモリセルアレイブロックMB♯
0がアドレス指定された場合、メモリセルアレイブロッ
クMB♯4も同時に選択される。この図17に示す構成
においては、隣接メモリセルアレイブロックは同時には
選択状態へ駆動されない。したがって、バンクB♯にお
いて、センスアンプがシェアードセンスアンプ構成であ
っても正確に行選択を行なってセンスアンプ回路による
メモリセルデータのリストアを実行することができる。
このバンクB♯へのコラムアクセス時(列選択時)にお
いて、データの衝突は、先の図14に示す構成を利用す
ることにより防止することができる。コラムバンクアド
レスが与えられてコラムバンク選択信号が活性化された
とき、既にラッチしているロウブロック選択信号によ
り、図14に示すブロック選択ゲートBSGの導通/非
導通が制御されてもよい。なお、この半導体記憶装置
が、ロジックと同一チップ上に形成される混載DRAM
(eRAM)のように、コラムデコーダがメモリセルア
レイブロックそれぞれに対応して設けられて列選択線が
行方向にセンスアンプ帯内を延在して配置される場合、
このコラムデコーダは、対応のセンスアンプ帯の活性化
されている時に活性化される。したがって、このような
構成の場合には、コラムデコーダを3ビットXアドレス
Xj−X(j−2)をデコードした結果で動作を制御す
ることにより、コラムアクセス時の内部データの衝突を
防止することができる。
【0094】図18は、1つのバンクの行系制御回路の
構成を概略的に示す図である。図18においてバンク行
系制御回路は、メモリアレイブロックMB♯0−MB♯
7に共通に設けられるメイン制御回路と、メモリアレイ
ブロックMB♯0−MB♯7それぞれに対応して設けら
れるローカル制御回路を含む。メイン制御回路は、アレ
イ活性化信号RACTに従ってメインビット線イコライ
ズ指示信号BLEQMを生成するビット線イコライズ制
御回路40と、ビット線イコライズ制御回路40の出力
信号に従ってメインロウデコーダイネーブル信号RDE
Mを生成するロウデコーダ制御回路41と、ロウデコー
ダ制御回路41の出力信号に従ってメインワード線駆動
信号RXMを生成するワード線駆動制御回路42と、ワ
ード線駆動制御回路42の出力信号に従ってメインセン
スアンプ活性化信号SOMを生成するセンスアンプ制御
回路43を含む。これらの制御回路40−43は、また
アレイ活性化信号RACTの非活性化時所定のシーケン
スでそれぞれ対応の制御信号を非活性状態へ駆動する。
これらの制御回路40−43からのメイン制御信号は、
メモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯7それぞれ
に対して設けられるローカル制御回路へ与えられる。
【0095】ローカル制御回路は、ブロックデコーダ3
8からのブロック選択信号とメインビット線イコライズ
指示信号BLEQMを受け、ビット線イコライズ指示信
号BLEQを生成するNAND回路44と、ブロックデ
コーダ38の出力信号とメインロウデコーダイネーブル
信号RDEMとに従ってローカルロウデコーダイネーブ
ル信号RDEを生成するAND回路45、ブロックデコ
ーダ38からのブロック選択信号とメインワード線駆動
信号RXMとに従ってワード線駆動信号RXを生成する
AND回路46と、ブロックデコーダ38からのブロッ
ク選択信号とメインセンスアンプ活性化信号SOMとを
受けてセンスアンプ活性化信号SOを生成するAND回
路47を含む。
【0096】これらの回路44−47の出力制御信号が
ローカル制御信号として対応のメモリセルアレイブロッ
クの行系回路へ与えられる。ただしセンスアンプ活性化
信号SOは、シェアードセンスアンプ構成の場合、対応
のセンスアンプ帯へ与えられる。シェアードセンスアン
プ構成の場合、その隣接する2つのメモリセルアレイブ
ロックに対するブロック選択信号のいずれかが選択状態
のときにセンスアンプ活性化信号が活性化される。ここ
では、ノンシェアードセンスアンプ構成およびシェアー
ドセンスアンプ構成両者を含めて示すため、1つのメモ
リセルアレイブロックに対して生成されるセンスアンプ
活性化信号のみを示す。
【0097】ブロックデコーダ38へは、最上位Xアド
レスビットXjが与えられていないため、8個のブロッ
クデコーダ38のうち2つのブロックデコーダからのブ
ロック選択信号が選択状態となり、対応のメモリセルア
レイブロックで行選択およびセンス動作が実行される。
【0098】以上のように、この発明の実施の形態6に
従えば、複数バンク構成の半導体記憶装置において、指
定されたバンクにおいて複数のメモリセルアレイブロッ
クを同時に選択状態へ駆動しており、選択メモリセルア
レイブロックの行選択と並行して非選択メモリアレイブ
ロックのデータのリフレッシュを行なうことができ、等
価的に、リフレッシュ特性を改善することができる。
【0099】[実施の形態7]図19(A)は、この発
明の実施の形態7に従うワード線選択動作を示す信号波
形図である。図19(A)において、外部制御信号であ
る外部ロウアドレスストローブ信号ext./RASに
従って外部アドレスext.ADDが内部ロウアドレス
として取込まれる。すなわち標準DRAMにおいて、ロ
ウアドレスストローブ信号に従って行選択動作が指定さ
れる。この取込まれたXアドレスに従ってアドレス指定
された行に対応するワード線WLと、内部操作により選
択されるワード線WLxが同時に選択状態へ駆動され
る。これらのワード線WLおよびWLxは、その活性化
期間は同じであり、外部ロウアドレスストローブ信号e
xt./RASの非活性化に応答して非活性状態へ駆動
される。したがって、外部からのデータアクセスが行な
われるメモリセルアレイブロックのワード線WLと単に
リフレッシュのみが行なわれるメモリセルブロックにお
けるワード線WLxの活性/非活性化タイミングは同じ
であり、制御が容易となる。
【0100】[変更例]図19(B)は、この発明の実
施の形態7の変更例を示す図である。この図19(B)
に示す構成においては、外部からの制御信号/RAS,
/CAS,/WE,/OEが、外部クロック信号CLK
の立上がりエッジで取込まれ、そのときのアドレスXに
従って行選択が行なわれる。この外部制御信号/RA
S,/CASおよび/WE,および/OEが、行選択を
指示するアクティブコマンドACTのときに、アドレス
指定された行の選択動作が実行される。この場合、内部
においては、次に、プリチャージコマンドPRGが与え
られるまで、アレイは活性状態を維持する。このような
クロック同期型の半導体記憶装置においても、内部構成
は実質的に同じであり、外部アドレスによりアドレス指
定された行に対するワード線WLと対応のリフレッシュ
行のワード線WLxを同じタイミングで活性/非活性化
することができる。
【0101】以上のように、この発明の実施の形態7に
従えば、外部アドレスが指定する行に対するワード線と
リフレッシュ行に対応するワード線を同じタイミングで
活性/非活性化しているため、リフレッシュ行駆動のた
めの構成が簡略化される。
【0102】[実施の形態8]図20は、この発明の実
施の形態8に従う半導体記憶装置の動作を示す信号波形
図である。この図20に示す動作波形においては、外部
アドレスによりアドレス指定された行に対応するワード
線WLと、内部のアドレス操作により選択されるリフレ
ッシュ行に対応するワード線WLxが同時に選択状態へ
駆動される(アクティブサイクルに入ったとき)。外部
アドレスにより指定されたワード線WLは、このアクテ
ィブサイクル(メモリセルアレイが活性状態)にある間
選択状態を維持する。一方、リフレッシュ行に対応する
ワード線WLxは所定期間、すなわちメモリセルデータ
のリフレッシュに必要な期間のみHレベルとなる。リフ
レッシュに必要な期間のみリフレッシュ行に対応するワ
ード線WLxを選択状態に駆動することにより、このリ
フレッシュ行を含むメモリアレイブロックに対するブロ
ック選択信号を等価的に非活性状態としており、2つの
メモリセルアレイブロックのローカルIO線対が同時に
グローバルIO線対に接続される場合においても、実際
のデータの書込/読出時においては、このリフレッシュ
されるメモリセルアレイブロックのローカルIO線対は
グローバルIO線対から分離される。したがって、正確
に、外部アドレスによりアドレス指定されたメモリセル
アレイブロックのメモリセルに対しデータの書込/読出
を実行することができる。したがって、この場合、IO
線対接続のための構成を余分に設ける必要がなく、ブロ
ックデコーダの出力に従って、ブロック選択ゲートの導
通/非導通を制御することができる。
【0103】図21は、メモリセルアレイブロックMA
0−MA7に対する最上位XアドレスビットXjの割当
を示す図である。今、図21に示すように、メモリセル
アレイブロックMB♯0−MB♯3に対し、最上位アド
レスビットXj=0が割当てられ、メモリセルアレイブ
ロックMB♯4−MB♯7に対し、最上位ロウアドレス
ビットXj=1が割当てられた場合を考える。この場
合、メモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯3に対
しては、ロウアドレスビットXj=1でリセットを行な
い、またメモリセルアレイブロックMB♯4−MB♯7
に対しては、補のロウアドレスビットZXj=1でリセ
ットする。これにより、メモリセルアレイブロックMB
♯0−MB♯3から1つのメモリブロックが選択され、
メモリセルアレイブロックMB♯4−MB♯7から1つ
のメモリセルアレイが選択されるときに、確実に、外部
アドレスが指定するメモリセルブロックと異なるリフレ
ッシュ用のメモリセルアレイブロックを所定期間経過後
に非選択状態へ駆動することができる。
【0104】図22は、メモリセルアレイブロックMB
♯0−MB♯3に対するローカル行系制御部の構成を概
略的に示す図である。図22において、ローカル行系制
御回路は、最上位ロウアドレスビットXjとアレイ活性
化信号RACTを受けるNAND回路51と、NAND
回路51の出力信号の立下がりを所定時間遅延する立下
がり遅延回路52と、立下がり遅延回路52の出力信号
φ1とブロックデコーダ38から与えられるブロック選
択信号Bkとを受けて、第2のブロック選択信号Bka
を生成してローカル行系制御回路へ与えるAND回路5
3を含む。このAND回路53の出力する第2のブロッ
ク選択信号Bkaが、図18に示すNAND回路44お
よびAND回路45−47へ与えられる。次に、この図
22に示すローカル行系制御回路の動作を図23に示す
信号波形図を参照して説明する。
【0105】スタンバイ状態時においては、アレイ活性
化信号RACTはLレベルであり、NAND回路51の
出力信号はHレベルであり、立下がり遅延回路52の出
力信号もHレベルである。スタンバイ状態時において
は、したがって、ブロック選択信号Bkおよび第2のブ
ロック選択信号BkaはともにLレベルである。
【0106】アクティブサイクルが始まりアレイ活性化
信号RACTが活性化されると、内部でアドレスビット
Xjが確定状態となる。今、XアドレスビットXjが
“1”のときに、ブロック選択信号BkがHレベルに立
上がった状態を考える。この場合、立下がり遅延回路5
2の出力信号φ1はまだHレベルであり、第2のブロッ
ク選択信号Bkaは、ブロック選択信号Bkの立上がり
に応答して立上がる。
【0107】一方、NAND回路51は、このXアドレ
スビットXjが、“1”となると、その出力信号をLレ
ベルに立下げる。したがって、この立下がり遅延回路5
2の有する遅延時間が経過すると、信号φ1がLレベル
に立下がり、AND回路53からの第2のブロック選択
信号BkaがLレベルとなる。したがって、単にリフレ
ッシュを行なう場合には、ブロック選択信号Bkaが立
下がり遅延回路52の有する遅延時間の期間のみ選択状
態となり、この間に、行選択動作およびメモリセルデー
タのリストアが行なわれる。
【0108】アクティブサイクルが完了すると、アレイ
活性化指示信号RACTがLレベルに立下がり、またロ
ウアドレスビットXjも、“0”にリセットされ、また
ブロック選択信号BkもLレベルに立下がる。これに応
答してNAND回路51の出力信号がHレベルに立上が
り、応じて立下がり遅延回路52からの信号φ1もHレ
ベルとなる。
【0109】一方、アレイ活性化指示信号RACTの活
性化時に、ロウアドレスビットXjがLレベル“0”を
維持する場合には、NAND回路51の出力信号はHレ
ベルを維持している。したがって、立下がり遅延回路5
2の出力信号φ1もHレベルを維持しており、第2のブ
ロック選択信号Bkaはブロック選択信号Bkに従って
変化する。したがって、外部アドレスによりアドレス指
定されたメモリセルアレイブロックについては、アクテ
ィブサイクル期間中、行選択およびセンスアンプのセン
ス動作およびラッチ動作が行なわれている。これによ
り、リフレッシュを行なうときのみ所定期間ワード線を
選択状態へ駆動することができる。
【0110】図24は、図21に示すメモリセルアレイ
ブロックMB♯4−MB♯7に対するローカル行系制御
回路の部分の構成を概略的に示す図である。図24に示
すローカル行系制御回路においては、Xアドレスビット
Xjを受けるインバータ54の出力信号がNAND回路
51へ与えられる。他の構成は図22に示す構成と同じ
であり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳
細説明は省略する。次に、この図24に示す回路動作を
図25に示す信号波形図を参照して説明する。スタンバ
イ状態においては、先の図22に示す構成と同様、ブロ
ック選択信号Bkおよび第2のブロック選択信号Bka
がともにLレベルである。XアドレスビットXjはスタ
ンバイ状態時にはLレベルにリセットされている。
【0111】アクティブサイクルが始まり、アレイ活性
化信号RACTがHレベルとなり、内部Xアドレスビッ
トXjの状態が確定する。今、XアドレスビットXjが
“0”(Lレベル)の場合には、インバータ54の出力
信号はHレベルであり、NAND回路51の出力信号が
Lレベルとなる。したがって、立下がり遅延回路52の
出力信号φ2は、このNAND回路51の立下がりから
所定期間経過後にLレベルに立下がる。したがって、第
2のブロック選択信号Bkaは、ブロック選択信号Bk
の立上がりに応答して立上がった後、この立下がり遅延
回路52からの出力信号φ2に従ってLレベルに立下が
る。アクティブサイクルが完了すると、アレイ活性化信
号RACTが非活性化され、ブロック選択信号Bkおよ
び信号φ2がそれぞれLレベルおよびHレベルに復帰す
る。
【0112】したがって、図21に示すメモリセルアレ
イブロックMB♯4−MB♯7のブロックにおいては、
メモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯3のいずれ
かが外部アドレスにより指定されたときには、所定期間
のみワード線の選択動作を実行する。
【0113】一方、アレイ活性化信号RACTが活性化
され、内部ロウアドレスビットXjも“1”でありHレ
ベルに立上がると、NAND回路51の出力信号はHレ
ベル固定であり、したがって、信号φ2のHレベルに保
持される。したがって第2のブロック選択信号Bka
は、ブロックデコーダ38からのブロック選択信号Bk
に従って変化する。これにより、メモリセルアレイブロ
ックMB♯4−MB♯7に指定されたときには、このメ
モリセルアレイブロックMB♯4−MB♯7においてブ
ロック選択信号Bkが指定するメモリセルアレイブロッ
クに対するアクセスが行なわれて正確なデータの書込/
読出を行なうことができる。
【0114】[ローカル行系制御回路の変更例]図26
は、この発明の実施の形態8のローカル行系制御回路の
変更例の構成を示す図である。この図26に示す構成に
おいて、アレイ活性化信号RACTを受けるNAND回
路51の前段に、ブロック選択信号BkとXアドレスビ
ットXjまたは/Xjを受けるNAND回路55が設け
られる。このNAND回路55は、対応のメモリセルア
レイブロックがXアドレスにより選択されたときにLレ
ベルの信号を出力し、非選択状態時においては、Hレベ
ルの信号を出力する。他の構成は、図22または図24
に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番
号を付す。
【0115】この図26に示す構成においては、スタン
バイ状態時においては、アレイ活性化信号RACTがL
レベルであり、立下がり遅延回路52の出力信号がHレ
ベルである。ブロック選択信号Bkおよび第2のブロッ
ク選択信号BkaもLレベルである。
【0116】アレイ活性化信号RACTが活性化されア
クティブサイクルが始まると、まずブロック選択信号B
kがブロックデコーダにより確定状態へ駆動される。こ
のブロック選択信号Bkが非選択状態のときには、立下
がり遅延回路52の出力信号の論理レベルにかかわら
ず、AND回路53からの第2のブロック選択信号Bk
aはLレベルを維持する。
【0117】一方、ブロック選択信号Bkが選択状態の
Hレベルとなったとき、対応のメモリセルアレイブロッ
クが外部アドレスによりアドレス指定されたメモリセル
アレイブロックであるときには、NAND回路55は、
Lレベルの信号を出力し、NAND回路51の出力信号
はHレベルを維持する。したがって、第2のブロック選
択信号Bkaは、ブロック選択信号Bkに従って変化す
る。一方、対応のメモリセルアレイブロックが非選択メ
モリセルアレイブロック(外部アドレスにより指定され
ないリフレッシュ用のブロック)のときには、NAND
回路55の出力信号はHレベルを維持し、応じてNAN
D回路51の出力信号がLレベルとなる。したがって、
立下がり遅延回路52の有する遅延時間が経過した後、
第2のブロック選択信号BkaがLレベルとなる。外部
アドレスが指定するメモリセルブロックと異なるリフレ
ッシュ用のメモリセルアレイブロックにおいては、リフ
レッシュ完了後、行選択動作が停止し、スタンバイ状態
に復帰する。
【0118】この図26に示す構成を用いれば、各メモ
リセルアレイブロック単位で、ワード線の活性化期間を
決定することができる。この構成は、以下に説明する実
施の形態9等において有効となる。
【0119】以上のように、この発明の実施の形態8に
従えば、リフレッシュ用のメモリセルアレイブロックに
おいては、所定期間のみワード線を選択状態へ駆動して
おり、消費電流が低減される。また、リフレッシュ行ブ
ロックからの第2のブロック選択信号Bkaを、ローカ
ル/グローバルのIOデータ線対の接続にそのまま利用
しても、何らデータアクセス時に問題が生じることはな
い。
【0120】なお、この図21においては、メモリセル
アレイブロックMB♯0−MB♯7の8のメモリセルア
レイブロックを示している。しかしながら、用いられる
メモリセルアレイブロックの数は8個でなく、16個で
あってもよい。メモリセルアレイブロック特定のために
使用されるXアドレスビットの数が増加するだけであ
り、同様の構成を利用することができる。
【0121】[実施の形態9]図27は、この発明の実
施の形態9に従うブロックアドレスデコーダ38の構成
を示す図である。このブロックアドレスデコーダ38
は、メモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯7のそ
れぞれに対して設けられる。3ビットのXアドレスX
j,Xj−1,Xj−2により、1つのメモリセルアレ
イブロックが特定される。
【0122】この図27に示すブロックアドレスデコー
ダ38は、リフレッシュブロックサイズ特定信号BSと
XアドレスビットXj−1または/Xj−1を受けるゲ
ートG1と、ゲートG1の出力信号とXアドレスビット
Xj−2または/Xj−2を受けるゲートG2を含む。
ゲートG2からブロック選択信号Bkが生成される。ゲ
ートG1は、リフレッシュブロックサイズ特定信号BS
がLレベルのときには、XアドレスビットXj−1また
は/Xj−1の値にかかわらずHレベルの信号を出力す
る。一方、このゲートG1は、リフレッシュブロックサ
イズ特定信号BSがHレベルのときには、バッファとし
て動作し、XアドレスビットXj−1または/Xj−1
をゲートG2へ与える。したがって、このリフレッシュ
ブロックサイズ特定信号BSにより、Xアドレスビット
Xj−1を縮退状態または有効状態に設定することがで
きる。すなわち、リフレッシュブロック特定信号BSが
Lレベルのときには、8個のうち、XアドレスビットX
j−1または/Xj−2で特定される4つのメモリセル
アレイブロックが同時に選択される。一方、リフレッシ
ュブロックサイズ特定信号BSがHレベルのときには、
XアドレスビットXj−1,Xj−2により特定される
2つのメモリセルアレイブロックが同時に選択される。
【0123】図28は、メモリセルアレイブロックMB
♯0−MB♯7に対するXアドレスビットXj,Xj−
1,Xj−2のアロケーションを示す図である。アドレ
スビットXjにより、メモリセルブロックMB♯0−M
B♯3またはMB♯4−MB♯7が指定される。アドレ
スビットXj−1により、メモリセルアレイブロックM
B♯0,MB♯1,MB♯4およびMB♯5またはMB
♯2,MB♯3,MB♯6,MB♯7のいずれかが選択
される。アドレスビットXj−2により、偶数番号のメ
モリセルアレイブロックまたは奇数番号のメモリセルア
レイブロックが指定される。リフレッシュブロックサイ
ズ特定信号BSをLレベルとし、アドレスビットXj−
1を縮退状態に設定した場合、最上位Xアドレスビット
Xjは用いられていないため、単にアドレスビットXj
−2により、偶数番号のメモリセルアレイブロックまた
は奇数番号のメモリセルアレイブロックが選択される。
この場合、メモリセルアレイブロックMB♯0−MB♯
7において、シェアードセンスアンプ構成が用いられて
も、隣接メモリセルアレイブロックは同時には選択され
ていない。したがって、このシェアードセンスアンプ構
成であっても、Xアドレスにより選択されるメモリセル
アレイブロックおよびリフレッシュを行なうためのメモ
リセルアレイブロックを同時に選択状態へ駆動して、セ
ンスアンプを活性化することができる。
【0124】図29は、この発明の実施の形態9におけ
るリフレッシュブロックサイズ特定信号発生部の構成の
一例を示す図である。図29において、リフレッシュブ
ロックサイズ特定信号発生部は、ノードNDと電源ノー
ドの間に接続される高抵抗の抵抗素子R1と、ノードN
Dと接地ノードの間に接続されるヒューズ素子F1を含
む。ノードNDから、リフレッシュブロックサイズ特定
信号BSが出力される。ヒューズ素子F1を溶断した場
合、リフレッシュブロックサイズ特定信号BSが、Hレ
ベルとなり、XアドレスビットXj−1が有効状態に設
定される。一方ヒューズ素子F1が導通状態の場合に
は、ノードNDは接地電圧レベルとなり、リフレッシュ
ブロックサイズ特定信号BSは、Lレベルとなり、Xア
ドレスビットXj−1が縮退状態となる。これにより、
容易に、1つのメモリセルアレイブロックへのアクセス
時に同時に選択されるメモリセルアレイブロックの数を
選択的に設定することができ、応じてリフレッシュ特性
に応じて、自動的にリフレッシュが行なわれる間隔を設
定することができる。
【0125】なお、このリフレッシュブロックサイズ特
定信号BSは、特定のパッドを電源電圧VCCレベルま
たは接地電圧レベルに固定することにより生成されても
よい(ボンディングワイヤで信号BSの電圧レベルを設
定する)。
【0126】以上のように、この発明の実施の形態9に
従えば、同時に選択されるメモリセルアレイブロックの
数を変更可能としているため、この半導体記憶装置のリ
フレッシュ特性に応じて、ヒドンオートリフレッシュモ
ードのリフレッシュサイクルを設定することができ、リ
フレッシュ特性の悪い半導体記憶装置をも、等価的にリ
フレッシュ特性の優れた半導体記憶装置として使用する
ことができ、外部のプロセッサなどのリフレッシュのた
めのウエイト回数を低減でき、システムの処理効率を改
善することができる。
【0127】[実施の形態10]図30は、この発明の
実施の形態10に従うメモリアレイの構成を概略的に示
す図である。図30において、メモリアレイは8個のバ
ンクB♯0−B♯7に分割される。これらのバンクB♯
0−B♯7は、3ビットのバンクアドレスBAn−BA
(n−2)により特定される。本実施の形態10におい
ては、最上位バンクアドレスビットBAnを縮退状態に
設定する。また、リフレッシュブロックサイズ特定信号
BSを利用し、バンクアドレスビットBA(n−1)を
選択的に縮退状態に設定する。バンクB♯0−B♯7に
おいては、それぞれXアドレスビットXj−X0によ
り、メモリセルアレイブロックおよびワード線選択が行
なわれる。
【0128】図31は、この発明の実施の形態10にお
けるバンクデコーダの構成の一例を示す図である。図3
1において、バンクアドレスデコーダ60は、リフレッ
シュブロックサイズ特定信号BSとバンクアドレスビッ
トBAn−1または/BAn−1を受けるゲートG3
と、ゲートG3の出力信号とバンクアドレスビットBA
n−2または/BAn−2を受けるゲートG4を含む。
これらのゲートG3およびG4は複合ゲートを構成し、
ゲートG4から、バンク選択信号SBAkが出力され
る。このバンクアドレスデコーダ60が、バンクB♯0
−B♯7それぞれに対応して設けられる。このリフレッ
シュブロックサイズ特定信号BSは、図29に示す構成
を用いてたとえば生成される。
【0129】リフレッシュブロックサイズ特定信号BS
がHレベルのときには、ゲートG3の出力信号は、バン
クアドレスビットBAn−1,/BAn−1の値にかか
わらずHレベルとなり、このバンクアドレスビットBA
n−1が縮退状態に設定される。最上位バンクアドレス
ビットBAnは無効状態とされて内部では使用されてい
ない(外部のアドレス指定時に使用されている)。した
がって、この状態においては、バンクアドレスビットB
An−2に従って、偶数番号のバンクまたは奇数番号の
バンクの一方の組が選択される。
【0130】一方、リフレッシュブロックサイズ特定信
号BSがLレベルに設定された場合、ゲートG3がバッ
ファとして動作し、バンク選択信号SBAkは、バンク
アドレスビットBAn−1およびBAn−2により指定
される。この場合には、バンクB♯0−B♯7のうち、
バンクB♯0−B♯3から1つのバンクが選択され、ま
たバンクB♯4−B♯7から1つのバンクが選択されて
行選択が行なわれる。バンクB♯0−B♯7において
は、XアドレスビットXj−X0に従って、アドレス指
定された行に対応するメモリセルが選択状態へ駆動され
る。
【0131】なお、この実施の形態10においては、複
数バンクが同時に選択される。バンクをインタリーブ態
様で使用する場合には、したがって、偶数バンクを選択
したときには次に奇数番号のバンクを選択し、これらを
インタリーブ態様でコラムアクセスし、リフレッシュ行
が選択されているバンクを、外部アドレスで再びロウア
クセスのためにアドレス指定するのを防止する必要があ
る(たとえば、2つの偶数バンクにコラムアクセスとロ
ウアクセス並行して実行できない)。ただし、この場
合、図20に示すような、実施の形態8に従う構成を利
用すれば、各バンクをインタリーブ態様で使用してもリ
フレッシュ動作が悪影響を及ぼすことはなく、バンク構
成を十分に利用して、高速アクセスを実現することがで
きる。
【0132】なおバンクB♯0−B♯7は、それぞれ異
なるメモリマットに分散して配置されてもよく、また1
つのメモリアレイ内において、メモリセルアレイブロッ
クがバンクとして利用されてもよい。
【0133】また、バンクの数は、8に限定されず、さ
らに多くてもよい。以上のように、この発明の実施の形
態10に従えば、外部アドレスにより指定されたバンク
と並行して、リフレッシュ用のバンクを選択してメモリ
セルデータのリフレッシュを実行しており、オートリフ
レッシュコマンド印加間隔よりも短い間隔で、メモリセ
ルデータのリフレッシュを行ない、等価的に、リフレッ
シュ特性を改善することができる。
【0134】なお、この発明の実施の形態10におい
て、既に選択状態にあるバンクがリフレッシュのために
指定された場合、この選択状態(アクティブ状態)にあ
るバンクは、既に、アドレスがラッチ状態にあり、バン
ク制御回路は一連の動作を実施し、プリチャージコマン
ドまたはプリチャージ指示が与えられるのを待ってい
る。したがって、この場合には、バンク選択信号SBA
kが新たに活性化される状態となっても、バンク内にお
いては、行系制御回路は新たな動作を開始しない。した
がって、既にアクティブ状態にあるメモリバンクに対
し、リフレッシュ動作が行なわれることはない。バンク
構成においては、アクティブ状態のバンクを再び活性化
するためには、一旦プリチャージ状態へ設定するための
プリチャージコマンドをバンクアドレスとともに与える
必要がある(シンクロナスDRAMの場合)。アクティ
ブコマンドが与えられると、バンクアドレスより指定さ
れたバンクに対し行選択動作開始指示信号が与えられ、
セット/リセットフリップフロップがセットされてアレ
イ活性化信号RACTが活性化される。次に、プリチャ
ージコマンドが与えられてプリチャージ動作指示信号が
活性化されるまで、アレイ活性化信号は活性状態を維持
しており、新たなアドレスの取込みは行なわれない。通
常のDRAMにおいても、同様の、アドレスラッチが用
いられればよい。非選択のバンクは、所定期間のみリフ
レッシュされるように構成されてもよい(実施の形態8
参照)。
【0135】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、外部
アドレスより指定されるメモリブロックまたはバンクの
行選択動作と並行して、外部アドレスが指定しないメモ
リセルアレイブロックまたはバンクにおいても、メモリ
セル行選択動作を行なうように構成しており、内部での
メモリセルのリフレッシュ間隔を短くすることができ、
応じてリフレッシュ特性が悪い場合でも、優れたリフレ
ッシュ特性を有する半導体記憶装置として取扱うことが
できる。
【0136】すなわち、メモリブロックが所定時間以上
非選択状態のときには対応の行系回路を活性化すること
により、対応のメモリブロックのメモリセルのリフレッ
シュ間隔を等価的に短くすることができ、また非選択状
態のメモリブロックにおいてリフレッシュを行なってお
り、外部アドレスが指定するメモリブロックに対する行
選択動作に悪影響を及ぼすことはない。
【0137】また、この対応のメモリブロックのスタン
バイ状態保持時間をモニタするアクセスモニタ回路を、
この対応のメモリブロックのスタンバイ状態が所定時間
持続しているか否かを判別するタイマと、このタイマか
らのカウントアップ信号に従ってリフレッシュアドレス
および行選択動作活性化信号を対応のメモリブロックに
対して設けられた行系回路へ与えるリフレッシュ制御回
路とで構成しており、各メモリブロック単位で非選択状
態にあるメモリブロックのメモリセルのリフレッシュを
行なうことができる。またタイマの計測時間をプログラ
ム可能とすることにより、半導体記憶装置の実際のリフ
レッシュ特性に合せてメモリセルのリフレッシュ間隔/
回数を設定することができ、リフレッシュ特性を等価的
に改善することができる。
【0138】また、外部からの列選択指示が与えられた
ときには、対応のメモリブロックへのリフレッシュのた
めの行活性化信号の発行を停止しており、このアドレス
指定されたメモリブロックに対するデータアクセスに、
リフレッシュされるメモリブロックの動作が悪影響を及
ぼすのを確実に防止することができる(電源電圧の変動
を抑制できる)。
【0139】また、スタンバイ状態のメモリブロックの
リフレッシュ時にブロック選択信号を活性化する場合、
このリフレッシュのためのメモリブロックがローカルI
O線対に結合され、この外部アドレスにより指定された
メモリセルアレイブロックのメモリセルデータの読出に
対し、リフレッシュされるメモリブロックからのデータ
が読出されて衝突するのを防止することができる(コラ
ム選択線は、メモリブロックに共通な場合)。
【0140】また、タイマの出力に係わらず、対応のメ
モリブロックが外部アドレスにより選択されたときに
は、リフレッシュ制御回路を非活性化するように構成し
ており、正確に外部からのアクセス要求に従って対応の
メモリブロックに対し、外部アドレスに従って選択を行
なうことができる。
【0141】また、リフレッシュ制御回路を、外部から
の列選択指示印加時には、対応のメモリブロックに対す
る行選択動作活性化信号の発行を停止するように構成し
ており、対応のメモリブロックが、この行選択動作活性
化信号に従って、仮にブロック選択により、ローカルI
O線対がグローバルIO線対に接続される場合において
も、列選択動作時にはこのリフレッシュされるメモリア
レイブロックは非活性状態にあり、データアクセスされ
るメモリアレイブロックのローカルIO線対のみがグロ
ーバルIO線対に結合され、正確にデータのアクセスを
行なうことができる。また、データの書込/読出動作時
に、非選択メモリブロックはすべてプリチャージ状態に
維持しており、アレイ電源電圧の変動を抑制でき、正確
なデータの読出/書込を行なうことができる。
【0142】また、メモリブロックのスタンバイ状態保
持時間をモニタするための回路の作動/非作動状態をプ
ログラムできるように構成しており、1つのチップを、
通常の仕様値を満たす半導体記憶装置またヒドンオート
リフレッシュモードで動作する半導体記憶装置に作り分
けることができ、この半導体記憶装置の実際のリフレッ
シュ特性に応じて、半導体記憶装置の品種分けをでき、
応じてリフレッシュ特性の悪い半導体装置でも、良品と
して取扱うことができる。
【0143】また、タイマへ与えられるブロック選択信
号を有効/無効状態に設定するようにプログラム回路を
用いて設定することにより、1つの半導体チップを、異
なる動作モードを有する半導体記憶装置に作り分けるこ
とができ、この半導体記憶装置の実際のリフレッシュ特
性に応じた動作モードを備える製品を生成することがで
きる。
【0144】また、外部アドレスは特定するメモリブロ
ックとこれと関連するメモリブロックを同時に行選択動
作を行なわせるように構成しており、外部アドレスが与
えられるごとに、メモリセルのリフレッシュが内部で自
動的に行なわれており、簡易な回路構成で容易に、実際
のリフレッシュ間隔を短くでき、応じてリフレッシュ特
性を見かけ上改善することができる。
【0145】また、この内部で同時に選択されるメモリ
ブロックの数をプログラム可能としているため、この半
導体記憶装置の実際のリフレッシュ特性に応じて最適な
リフレッシュ間隔を設定することができる。
【0146】また、このメモリブロックがバンクの場
合、非選択バンクにおいて自動的にリフレッシュを行な
うことができ、応じてバンク構成の半導体記憶装置であ
っても、リフレッシュ特性を見かけ上改善させることが
でき、システム効率の低下を抑制できる。
【0147】また、1つのバンク内において複数のメモ
リブロックを同時に選択することにより、バンクアクセ
ス時において、バンク単位で内部でヒドンオートリフレ
ッシュを実行でき、リフレッシュ特性を外部から見て改
善することができる。
【0148】また、外部アドレスが特定するメモリブロ
ックと異なるメモリブロックにおいては、行選択動作を
所定期間のみ行なうことにより、データ書込時のデータ
の衝突が防止でき、またデータアクセスに対する悪影響
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すアクセスモニタの構成を概略的に
示す図である。
【図3】 図2に示すアクセスモニタの動作を示す信号
波形図である。
【図4】 メモリアレイブロックそれぞれに対応して設
けられる行系制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図5】 図4に示す行系制御回路の動作を示す信号波
形図である。
【図6】 ロウデコーダ前段のアドレス切換部の構成を
概略的に示す図である。
【図7】 図2に示すリフレッシュ回路の構成を概略的
に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に従うアクセスモニ
タの構成を概略的に示す図である。
【図9】 図8に示すアクセスモニタの動作を示す信号
波形図である。
【図10】 図8に示すリフレッシュ回路の構成の一例
を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に従うタイマの構
成を概略的に示す図である。
【図12】 (A)は、この発明の実施の形態4に従う
タイマの構成を示し、(B)は、図12(A)に示すタ
イマの動作を示す信号波形図である。
【図13】 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示す半導体記憶装置の内部データ
バスの構成を概略的に示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶
装置のメモリブロックの分布を概略的に示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図17】 図16に示すバンクのアレイ構成を概略的
に示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶
装置のバンク制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図19】 (A)および(B)は、この発明の実施の
形態7に従う半導体記憶装置のワード線選択動作を示す
信号波形図である。
【図20】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置のワード線選択シーケンスを示す信号波形図であ
る。
【図21】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置のアドレスビットの割当を示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置のロウ系制御回路の構成を示す図である。
【図23】 図22に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図24】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置の行系制御の構成を概略的に示す図である。
【図25】 図24に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図26】 この発明の実施の形態8の変更例を示す図
である。
【図27】 この発明の実施の形態9に従うブロックア
ドレスデコード回路の構成を概略的に示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態9のメモリブロック
に対するアドレス割当を示す図である。
【図29】 図24に示すリフレッシュブロックサイズ
特定信号発生部の構成の一例を示す図である。
【図30】 この発明の実施の形態10に従う半導体記
憶装置のアドレスの割当を示す図である。
【図31】 この発明の実施の形態10に従うバンクア
ドレスデコーダの構成の一例を示す図である。
【図32】 従来の半導体記憶装置のメモリセルの構造
を示す図である。
【図33】 従来の半導体記憶装置のメモリセルのスト
レージノードの電圧の時間変化を概略的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1a−1d ロウデコード回路、2a−2d ブロック
アドレスデコーダ、ブロックアドレスデコーダ、3a−
3d アクセスモニタ、♯A0−♯D0,♯A1−♯D
1 メモリセルアレイブロック、5 Xアドレスバッフ
ァ、6 Yアドレスバッファ、9 制御信号発生回路、
9a リフレッシュ制御回路、13bタイマ、13c
リフレッシュ回路、13d リフレッシュカウンタ、1
5 マルチプレクサ、13f リフレッシュ回路、13
e NOR回路、f1−f6ヒューズ素子、13ba−
13bd 遅延段、13be セット/リセットフリッ
プフロップ、F0 ヒューズ素子、R0 高抵抗抵抗素
子、13bv NAND回路、13bf セット/リセ
ットフリップフロップ、20a,20b インバータ、
LIO0,LIO3 ローカルIO線対、GIO グロ
ーバルIO線対、BSG0,BSG3 ブロック選択ゲ
ート、RK0−RK3 ロウ系回路、CK0−CK3
コラム系回路、MM♯0−MM♯3 メモリマット、B
♯0−B♯3 バンク、31 バンクアドレスバッファ
/デコーダ、32 Xアドレスバッファ、33 Yアド
レスバッファ、34 制御信号発生回路、RD0−RD
3ロウデコーダ、37a−37h ロウデコード回路、
38a−38h ブロックアドレスデコーダ、MB♯0
−MB♯7 メモリセルアレイブロック。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が行列状に配列される複数のメモリ
    セルを有する複数のメモリブロック、 前記複数のメモリブロックに対応して設けられ、活性化
    時対応のメモリブロックのメモリセル行を選択しかつ該
    選択行のメモリセルのデータの検知、増幅およびラッチ
    を行なうための複数の行系回路、および前記複数のメモ
    リブロックに対応して設けられ、対応のメモリブロック
    が所定時間以上非選択状態にあるとき対応の行系回路を
    活性化するための複数のアクセスモニタ回路を備える、
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のアクセスモニタ回路の各々
    は、 対応のメモリブロックを特定するブロック選択信号を受
    け、該ブロック選択信号が所定時間以上非活性状態のと
    きリフレッシュ活性化信号を発生するタイマと、 前記タイマからのリフレッシュ活性化信号の活性化時対
    応のメモリブロックのメモリセル行を指定するリフレッ
    シュアドレスおよび行選択動作活性化信号を対応の行系
    回路へ与えるリフレッシュ制御回路とを含み、前記対応
    の行系回路は、前記行選択動作活性化信号に応答して活
    性化されて前記リフレッシュアドレスに従った行選択お
    よびメモリセルデータの検知、増幅およびラッチを実行
    する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記タイマは、前記所定時間を設定する
    ためのプログラム素子を含む、請求項2記載の半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 各前記アクセスモニタ回路は、外部から
    の列選択指示に応答して対応の行系回路の活性化動作を
    停止するための手段を含む、請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記タイマは、前記ブロック選択信号の
    活性化に応答して前記リフレッシュ制御回路を非活性化
    するための回路を含む、請求項2記載の半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記リフレッシュ制御回路は、外部から
    の列選択指示の印加時、前記行選択動作活性化信号の発
    行を停止するための回路を含む、請求項2記載の半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のアクセスモニタ回路を非作動
    状態および作動状態の一方の状態に設定するためのプロ
    グラム回路をさらに備える、請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 前記タイマへのブロック選択信号を固定
    的に活性状態に設定するためのプログラム回路をさらに
    備える、請求項2記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 各々が行列状に配列される複数のメモリ
    セルを有する複数のメモリブロック、 前記複数のメモリブロックに対応して設けられ、活性化
    時与えられたアドレス信号に従って対応のメモリブロッ
    クのメモリセル行を選択しかつ該選択行のメモリセルデ
    ータの検知、増幅およびラッチを行なうための複数の行
    系回路、および外部からのメモリブロック特定用の複数
    のビットのブロックアドレスに従って、前記複数ビット
    の所定のビットを無効状態として前記複数の行系回路の
    うちの所定数の行系回路を活性化するためのブロック活
    性化回路を備える、半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記ブロックアドレスの無効状態に設
    定される所定のビットの数を設定するためのプログラム
    回路をさらに備える、請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のメモリブロックは、外部か
    ら、互いに独立に行選択動作を活性/非活性化すること
    のできる複数のバンクを構成する、請求項9記載の半導
    体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のメモリブロックは、1つの
    バンクを構成する、請求項9記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記ブロック活性化回路は、前記ブロ
    ックアドレスに従って、前記ブロックアドレスが指定す
    る選択メモリブロックと異なりかつ前記選択メモリブロ
    ックと同時に行系回路が活性化されるメモリブロックの
    行系回路を前記選択メモリブロックの行系回路と独立に
    非活性化するための回路をさらに備える、請求項9記載
    の半導体記憶装置。
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