JP2001295379A - 建物土台構造 - Google Patents
建物土台構造Info
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Landscapes
- Foundations (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】基礎にひび割れを起こしても建物に影響を与え
ない。基礎の補修工事を低コストで容易に行える。工事
の際に騒音や振動などを生じない。 【解決手段】建物を上に載せて支持可能な台座3を基礎
1の上にアンカーボルト4で着脱可能に固定する。基礎
1と台座3との間には、台座3の高さを調整可能な高さ
調整板2を有する。台座3の上に建物の土台9を固定す
る。
ない。基礎の補修工事を低コストで容易に行える。工事
の際に騒音や振動などを生じない。 【解決手段】建物を上に載せて支持可能な台座3を基礎
1の上にアンカーボルト4で着脱可能に固定する。基礎
1と台座3との間には、台座3の高さを調整可能な高さ
調整板2を有する。台座3の上に建物の土台9を固定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物土台構造およ
び建物基礎施工方法に関し、特に、建物の基礎が不等沈
下したとき、建物の傾きを容易に修正可能な建物土台構
造および建物基礎施工方法に関する。
び建物基礎施工方法に関し、特に、建物の基礎が不等沈
下したとき、建物の傾きを容易に修正可能な建物土台構
造および建物基礎施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などの在来の建物は、布基礎を基礎
とし、コンクリートを土台まで立ち上げて、その上に建
物の土台を固定してある。
とし、コンクリートを土台まで立ち上げて、その上に建
物の土台を固定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】在来の建物では、埋め
立てでできた軟弱な土地に建築した場合などに、建物の
基礎が隆起したり、陥没したりすると、基礎にひび割れ
を起こし、さらに土台が下がって壁にまでひび割れを起
こし、柱が傾いたり、戸の締まりが悪くなったりすると
いう問題点があった。
立てでできた軟弱な土地に建築した場合などに、建物の
基礎が隆起したり、陥没したりすると、基礎にひび割れ
を起こし、さらに土台が下がって壁にまでひび割れを起
こし、柱が傾いたり、戸の締まりが悪くなったりすると
いう問題点があった。
【0004】それらの故障を修理しようとすると、基礎
と土台とがアンカーボルトで連結されているため、その
ままでは土台をジャッキで持ち上げることができない。
このため、内壁や外壁などを壊して土台のアンカーボル
トを探し出し、アンカーボルトのボルトとナットとを緩
めてから、建物を土台ごとジャッキで持ち上げ、基礎か
ら土台を切り離す。その上で、ひび割れを起こして下が
った基礎を壊して作り直し、基礎ができあがったなら
ば、ジャッキで持ち上げておいた建物を下げ、できあが
った基礎の上に載せる。さらに、基礎と土台とをアンカ
ーボルトで連結し、内壁(石膏ボード)および外壁を張
り替え、内装(クロス)も新しく張り替え、外壁塗装を
行う必要がある。このように、在来の建物では、基礎の
補修工事を行う場合、手数がかかるために、工事費用が
多額になるとともに、工事期間が長期にわたるという問
題点があった。
と土台とがアンカーボルトで連結されているため、その
ままでは土台をジャッキで持ち上げることができない。
このため、内壁や外壁などを壊して土台のアンカーボル
トを探し出し、アンカーボルトのボルトとナットとを緩
めてから、建物を土台ごとジャッキで持ち上げ、基礎か
ら土台を切り離す。その上で、ひび割れを起こして下が
った基礎を壊して作り直し、基礎ができあがったなら
ば、ジャッキで持ち上げておいた建物を下げ、できあが
った基礎の上に載せる。さらに、基礎と土台とをアンカ
ーボルトで連結し、内壁(石膏ボード)および外壁を張
り替え、内装(クロス)も新しく張り替え、外壁塗装を
行う必要がある。このように、在来の建物では、基礎の
補修工事を行う場合、手数がかかるために、工事費用が
多額になるとともに、工事期間が長期にわたるという問
題点があった。
【0005】そこで、住宅などの在来の建物では、基礎
を隆起や陥没などしないよう頑丈に作ってあり、軟弱な
土地には地下に10〜20mの長いコンクリートパイル
を打ち込み、1〜2cmも基礎が狂わないようにしてい
る。しかしながら、コンクリートパイルの打ち込みに騒
音や振動が発生するため、住宅地などで工事する場合に
は、近隣から苦情が出て、工事の進行に影響を与えると
いう問題点があった。
を隆起や陥没などしないよう頑丈に作ってあり、軟弱な
土地には地下に10〜20mの長いコンクリートパイル
を打ち込み、1〜2cmも基礎が狂わないようにしてい
る。しかしながら、コンクリートパイルの打ち込みに騒
音や振動が発生するため、住宅地などで工事する場合に
は、近隣から苦情が出て、工事の進行に影響を与えると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、基礎にひび割れを起こしても建物
に影響を与えず、また、基礎の補修工事を低コストで容
易に行うことができ、さらに、工事の際にコンクリート
パイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない建物
土台構造および建物基礎施工方法を提供することを目的
としている。
してなされたもので、基礎にひび割れを起こしても建物
に影響を与えず、また、基礎の補修工事を低コストで容
易に行うことができ、さらに、工事の際にコンクリート
パイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない建物
土台構造および建物基礎施工方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る建物土台構造は、基礎と、建物を上に
載せて支持するよう前記基礎の上に着脱可能に固定され
た台座とを、有することを、特徴とする。
に、本発明に係る建物土台構造は、基礎と、建物を上に
載せて支持するよう前記基礎の上に着脱可能に固定され
た台座とを、有することを、特徴とする。
【0008】本発明に係る建物基礎施工方法は、建物を
上に載せて支持可能な台座を基礎の上に着脱可能に固定
し、前記台座の上に建物の土台を固定することを特徴と
する。
上に載せて支持可能な台座を基礎の上に着脱可能に固定
し、前記台座の上に建物の土台を固定することを特徴と
する。
【0009】本発明に係る建物土台構造および建物基礎
施工方法では、建物を台座の上に載せて支持するため、
基礎にひび割れを起こしても台座が曲がらない限り、建
物に影響を与えない。また、基礎の補修工事を行う場
合、台座が基礎の上に着脱可能に固定されるため、基礎
から台座を外し、台座を持ち上げて、基礎の補修工事を
低コストで容易に行うことができる。基礎は補修工事を
容易に行うことができるため、基礎をさほど頑丈に作ら
なくてもよく、工事に際してコンクリートパイルを用い
なくてもよい。従って、基礎の工事の際に、コンクリー
トパイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない。
施工方法では、建物を台座の上に載せて支持するため、
基礎にひび割れを起こしても台座が曲がらない限り、建
物に影響を与えない。また、基礎の補修工事を行う場
合、台座が基礎の上に着脱可能に固定されるため、基礎
から台座を外し、台座を持ち上げて、基礎の補修工事を
低コストで容易に行うことができる。基礎は補修工事を
容易に行うことができるため、基礎をさほど頑丈に作ら
なくてもよく、工事に際してコンクリートパイルを用い
なくてもよい。従って、基礎の工事の際に、コンクリー
トパイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない。
【0010】本発明に係る建物土台構造は、建物を上に
載せて支持可能な鉄骨の水平な台座を基礎の上にアンカ
ーボルトで着脱可能に固定して成ることが好ましい。
載せて支持可能な鉄骨の水平な台座を基礎の上にアンカ
ーボルトで着脱可能に固定して成ることが好ましい。
【0011】また、前記基礎と前記台座との間に前記台
座の高さを調整可能な高さ調整板を有してもよい。高さ
調整板は、複数を重ねて設けてもよい。台座が基礎に対
してアンカ−ボルトで固定される場合、高さ調整板はア
ンカーボルトを貫通する孔を有することが好ましい。特
に、1〜2cmくらいの高さ調整の場合、基礎と台座の
間に薄い高さ調整板を入れることにより、高さの微調整
が簡単にできるようになる。また、高さ調整板を用いる
ことにより、建物の基礎が隆起したり、陥没したりした
とき、それに応じて台座の高さを変え、建物の傾きを容
易に調整することができる。
座の高さを調整可能な高さ調整板を有してもよい。高さ
調整板は、複数を重ねて設けてもよい。台座が基礎に対
してアンカ−ボルトで固定される場合、高さ調整板はア
ンカーボルトを貫通する孔を有することが好ましい。特
に、1〜2cmくらいの高さ調整の場合、基礎と台座の
間に薄い高さ調整板を入れることにより、高さの微調整
が簡単にできるようになる。また、高さ調整板を用いる
ことにより、建物の基礎が隆起したり、陥没したりした
とき、それに応じて台座の高さを変え、建物の傾きを容
易に調整することができる。
【0012】本発明に係る他の建物土台構造は、基礎
と、前記基礎の上に固定された床柱と、建物を上に載せ
て支持するよう前記床柱の上に着脱可能に固定された台
座と、前記基礎と前記台座との間の外側面を覆う仕上げ
材とを、有することを特徴とする。
と、前記基礎の上に固定された床柱と、建物を上に載せ
て支持するよう前記床柱の上に着脱可能に固定された台
座と、前記基礎と前記台座との間の外側面を覆う仕上げ
材とを、有することを特徴とする。
【0013】この本発明に係る他の建物土台構造では、
建物を台座の上に載せて支持するため、基礎にひび割れ
を起こしても台座が曲がらない限り、建物に影響を与え
ない。また、基礎の補修工事を行う場合、台座が床柱の
上に着脱可能に固定されるため、床柱から台座を外し、
台座を持ち上げて、基礎の補修工事を低コストで容易に
行うことができる。基礎は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎をさほど頑丈に作らなくてもよく、工
事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。従
って、基礎の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込
みに伴う騒音や振動などを生じない。また、台座や床柱
などに雨などがかからないようにすることができ、耐久
性を高めることができる。
建物を台座の上に載せて支持するため、基礎にひび割れ
を起こしても台座が曲がらない限り、建物に影響を与え
ない。また、基礎の補修工事を行う場合、台座が床柱の
上に着脱可能に固定されるため、床柱から台座を外し、
台座を持ち上げて、基礎の補修工事を低コストで容易に
行うことができる。基礎は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎をさほど頑丈に作らなくてもよく、工
事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。従
って、基礎の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込
みに伴う騒音や振動などを生じない。また、台座や床柱
などに雨などがかからないようにすることができ、耐久
性を高めることができる。
【0014】なお、建物は、ユニットハウスやプレハブ
ハウスであってもよい。台座は、H型鋼から成ることが
好ましい。基礎は、布基礎のほか、独立基礎または地中
ばり基礎から成ってもよい。
ハウスであってもよい。台座は、H型鋼から成ることが
好ましい。基礎は、布基礎のほか、独立基礎または地中
ばり基礎から成ってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図4は、本発明の実
施の形態を示している。図1〜図3に示すように、建物
土台構造は、基礎1と、高さ調整板2と、台座3とを有
している。基礎1は、コンクリート製の布基礎から成
り、建物の敷地に応じた形状に設けられている。基礎1
の中央には、独立基礎が設けられている。基礎1には、
アンカーボルト4が立設されている。基礎1の下部に
は、基礎1より幅の広い捨てコンクリート5が基礎1に
一体的に設けられている。捨てコンクリート5は、地中
に埋め込まれている。
施の形態について説明する。図1〜図4は、本発明の実
施の形態を示している。図1〜図3に示すように、建物
土台構造は、基礎1と、高さ調整板2と、台座3とを有
している。基礎1は、コンクリート製の布基礎から成
り、建物の敷地に応じた形状に設けられている。基礎1
の中央には、独立基礎が設けられている。基礎1には、
アンカーボルト4が立設されている。基礎1の下部に
は、基礎1より幅の広い捨てコンクリート5が基礎1に
一体的に設けられている。捨てコンクリート5は、地中
に埋め込まれている。
【0016】高さ調整板2は、厚さ1〜2cmの薄い鉄
板から成る。高さ調整板2には、ボルト穴が設けられて
いる。図1および図2に示すように、高さ調整板2は、
基礎1の上に載せられ、ボルト穴にアンカーボルト4を
通して、基礎1に着脱可能に取り付けられている。基礎
1の上に高さ調整板2を複数枚重ねることにより、基礎
1から台座3までの高さを調節することができる。高さ
調整板2には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
板から成る。高さ調整板2には、ボルト穴が設けられて
いる。図1および図2に示すように、高さ調整板2は、
基礎1の上に載せられ、ボルト穴にアンカーボルト4を
通して、基礎1に着脱可能に取り付けられている。基礎
1の上に高さ調整板2を複数枚重ねることにより、基礎
1から台座3までの高さを調節することができる。高さ
調整板2には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
【0017】台座3は、亜鉛メッキされたH型鋼から成
り、図3に示すように、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構
成されている。台座3を構成するH型鋼の間隔は、例え
ば、1820mmである。台座3は、高さ調整板2の上
に載せられ、そのボルト穴にアンカーボルト4を通して
ナット8をアンカーボルト4に螺合することにより、高
さ調整板2の上に着脱可能に固定されている。なお、高
さ調整板2により高さを調整する必要がない場合には、
高さ調整板2を除いて、基礎1の上に台座を直接、載せ
てもよい。台座3の上には、建物12の土台9がボルト
10およびナット11で固定されている。図4に示すよ
うに、台座3は、建物12を上に載せて支持している。
なお、台座3に亜鉛メッキされたものを使用することに
より、錆を出にくくし、耐久性を持たせることができ
る。台座3は、強度が確保されれば、H型鋼でなくても
よく、鉄骨以外の部材から成ってもよい。
り、図3に示すように、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構
成されている。台座3を構成するH型鋼の間隔は、例え
ば、1820mmである。台座3は、高さ調整板2の上
に載せられ、そのボルト穴にアンカーボルト4を通して
ナット8をアンカーボルト4に螺合することにより、高
さ調整板2の上に着脱可能に固定されている。なお、高
さ調整板2により高さを調整する必要がない場合には、
高さ調整板2を除いて、基礎1の上に台座を直接、載せ
てもよい。台座3の上には、建物12の土台9がボルト
10およびナット11で固定されている。図4に示すよ
うに、台座3は、建物12を上に載せて支持している。
なお、台座3に亜鉛メッキされたものを使用することに
より、錆を出にくくし、耐久性を持たせることができ
る。台座3は、強度が確保されれば、H型鋼でなくても
よく、鉄骨以外の部材から成ってもよい。
【0018】建物土台構造は、前述の基礎1の上に台座
3を着脱可能に固定して構成され、台座3の上に建物1
2の土台9を固定することによって建物12を施工する
ことができる。なお、基礎1の上場全体に荷重をかけな
いで、台座3の荷重は基礎(布基礎)1の一部分に荷重
をかけるようにして、荷重のかかる基礎部分はアンカー
ボルト4で固定し、その部分の基礎は幅広くして丈夫に
することが好ましい。また、その部分を他の基礎(布基
礎)1の上場より10〜50mm高くすることにより、
H鋼から成る台座3と基礎1との間に隙間ができるた
め、台座3のつなぎ箇所の添鉄板、ボルトなどの出っ張
りがあっても、基礎1の天場にふれないで施工すること
ができる。
3を着脱可能に固定して構成され、台座3の上に建物1
2の土台9を固定することによって建物12を施工する
ことができる。なお、基礎1の上場全体に荷重をかけな
いで、台座3の荷重は基礎(布基礎)1の一部分に荷重
をかけるようにして、荷重のかかる基礎部分はアンカー
ボルト4で固定し、その部分の基礎は幅広くして丈夫に
することが好ましい。また、その部分を他の基礎(布基
礎)1の上場より10〜50mm高くすることにより、
H鋼から成る台座3と基礎1との間に隙間ができるた
め、台座3のつなぎ箇所の添鉄板、ボルトなどの出っ張
りがあっても、基礎1の天場にふれないで施工すること
ができる。
【0019】坪数の小さい住宅の場合には、四隅に橋桁
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に台座3を固定し、
台座3の上に住宅を載せて容易に施工することができ
る。
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に台座3を固定し、
台座3の上に住宅を載せて容易に施工することができ
る。
【0020】この建物土台構造および建物基礎施工方法
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
【0021】地盤沈下により、中間の基礎1が下がった
としても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支えられ
るため、建物12は傾斜することがなく、建物12への
影響はない。しかしながら、四隅を含む複数箇所で基礎
1が下がった場合には、建物12全体が傾斜することが
ある。この場合には、台座3を基礎1および高さ調整板
2の上から外してジャッキで持ち上げ、基礎1の沈下に
応じて任意の枚数の高さ調整板2を基礎1の上に重ねて
置き、建物12の傾きを容易に調整することができる。
これにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変
形が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこ
とができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げると
き、床下全部にコンクリート6を打設しておくことによ
り、台座3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキ
が地面に沈むことなく、台座3を持ち上げることがで
き、便利である。
としても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支えられ
るため、建物12は傾斜することがなく、建物12への
影響はない。しかしながら、四隅を含む複数箇所で基礎
1が下がった場合には、建物12全体が傾斜することが
ある。この場合には、台座3を基礎1および高さ調整板
2の上から外してジャッキで持ち上げ、基礎1の沈下に
応じて任意の枚数の高さ調整板2を基礎1の上に重ねて
置き、建物12の傾きを容易に調整することができる。
これにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変
形が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこ
とができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げると
き、床下全部にコンクリート6を打設しておくことによ
り、台座3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキ
が地面に沈むことなく、台座3を持ち上げることがで
き、便利である。
【0022】特に、台座3の高さを微調整する場合に
は、基礎2の上に薄い高さ調整板2を重ねることによ
り、容易に高さの微調整を行うことができる。このた
め、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが生じたとき
でも、メンテナンスが簡単にできる。
は、基礎2の上に薄い高さ調整板2を重ねることによ
り、容易に高さの微調整を行うことができる。このた
め、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが生じたとき
でも、メンテナンスが簡単にできる。
【0023】基礎1の補修工事を行う場合には、台座3
が基礎1および高さ調整板2の上に着脱可能に固定され
るため、基礎1のアンカーボルト4から台座3を外し、
台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事を低コストで容
易に行うことができる。建物12の完成引渡し後、基礎
1の上昇や沈降などの狂いに対応することができ、ま
た、基礎1は補修工事を容易に行うことができるため、
基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、工事に際して
コンクリートパイルを用いなくてもよい。このため、基
礎1の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込みに伴
う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や振動などの迷
惑をかけずに済む。
が基礎1および高さ調整板2の上に着脱可能に固定され
るため、基礎1のアンカーボルト4から台座3を外し、
台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事を低コストで容
易に行うことができる。建物12の完成引渡し後、基礎
1の上昇や沈降などの狂いに対応することができ、ま
た、基礎1は補修工事を容易に行うことができるため、
基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、工事に際して
コンクリートパイルを用いなくてもよい。このため、基
礎1の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込みに伴
う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や振動などの迷
惑をかけずに済む。
【0024】建坪の大きい住宅を建設する場合には、基
礎1の高さを高くすることにより、台座3の下に人が入
って工事をすることができるようになり、台座3の高さ
調整が容易になる。幅の狭い住宅を建設する場合には、
四隅だけに基礎1を設けてもよい。
礎1の高さを高くすることにより、台座3の下に人が入
って工事をすることができるようになり、台座3の高さ
調整が容易になる。幅の狭い住宅を建設する場合には、
四隅だけに基礎1を設けてもよい。
【0025】この建物土台構造および建物基礎施工方法
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
【0026】基礎1の上には、ころを設けておき、ころ
により台座3を回転可能に支持するようにしてもよい。
この場合、周囲の環境に合わせて建物12を回転させる
ことができる。
により台座3を回転可能に支持するようにしてもよい。
この場合、周囲の環境に合わせて建物12を回転させる
ことができる。
【0027】図5〜図7は、本発明の他の実施の形態を
示している。図5および図6に示すように、建物土台構
造は、基礎1と、床柱2と、台座3とを有している。基
礎1は、独立のコンクリート基礎から成り、建物の敷地
に応じてその四隅とそれらの中間位置に設けられてい
る。基礎1には、アンカーボルト4が立設されている。
床下5の全部には、コンクリートが打設されている。
示している。図5および図6に示すように、建物土台構
造は、基礎1と、床柱2と、台座3とを有している。基
礎1は、独立のコンクリート基礎から成り、建物の敷地
に応じてその四隅とそれらの中間位置に設けられてい
る。基礎1には、アンカーボルト4が立設されている。
床下5の全部には、コンクリートが打設されている。
【0028】床柱2は、基礎1の中央部に建てられてい
る。床柱2は、亜鉛メッキされた鉄柱から成り、両端に
固定板2aが溶接されている。固定板2aには、ボルト
穴が設けられている。図5および図6に示すように、床
柱2の下側の固定板2aは、基礎1の上に載せられ、ボ
ルト穴にアンカーボルト4を通してナット6をアンカー
ボルト4に螺合することにより、基礎1に着脱可能に固
定されている。床柱2は、種々の高さのものを準備して
おき、交換可能にしてもよい。また、床柱2は、固定板
2aの上に高さ調整板を重ねることにより、基礎1から
台座3までの高さを調節可能であってもよい。高さ調整
板には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
る。床柱2は、亜鉛メッキされた鉄柱から成り、両端に
固定板2aが溶接されている。固定板2aには、ボルト
穴が設けられている。図5および図6に示すように、床
柱2の下側の固定板2aは、基礎1の上に載せられ、ボ
ルト穴にアンカーボルト4を通してナット6をアンカー
ボルト4に螺合することにより、基礎1に着脱可能に固
定されている。床柱2は、種々の高さのものを準備して
おき、交換可能にしてもよい。また、床柱2は、固定板
2aの上に高さ調整板を重ねることにより、基礎1から
台座3までの高さを調節可能であってもよい。高さ調整
板には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
【0029】台座3は、亜鉛メッキされたH型鋼から成
り、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構成されている。台座
3を構成するH型鋼の間隔は、例えば、1820mmで
ある。台座3は、床柱2の上側の固定板2aの上に載せ
られ、固定板2aのボルト穴に取付ボルト7を通してナ
ット8を取付ボルト7に螺合することにより、床柱2の
上に着脱可能に固定されている。台座3の上には、建物
12の土台9がボルト10およびナット11で固定され
ている。台座3は、建物12を上に載せて支持してい
る。なお、床柱2、台座3等の部材に亜鉛メッキされた
ものを使用することにより、錆を出にくくし、耐久性を
持たせることができる。台座3等の部材は、強度が確保
されれば、H型鋼でなくてもよく、鉄骨以外の部材から
成ってもよい。
り、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構成されている。台座
3を構成するH型鋼の間隔は、例えば、1820mmで
ある。台座3は、床柱2の上側の固定板2aの上に載せ
られ、固定板2aのボルト穴に取付ボルト7を通してナ
ット8を取付ボルト7に螺合することにより、床柱2の
上に着脱可能に固定されている。台座3の上には、建物
12の土台9がボルト10およびナット11で固定され
ている。台座3は、建物12を上に載せて支持してい
る。なお、床柱2、台座3等の部材に亜鉛メッキされた
ものを使用することにより、錆を出にくくし、耐久性を
持たせることができる。台座3等の部材は、強度が確保
されれば、H型鋼でなくてもよく、鉄骨以外の部材から
成ってもよい。
【0030】図5および図6に示すように、H型鋼から
成る台座3の外側側面など、基礎1または鉄骨部分の外
側に面するところは、露出しないで、メタルラス20を
張る。また、基礎1と台座3との間の空間には、コンク
リートブロック21を積み上げ、その空間を塞ぐ。基礎
1と台座3との間の外側面は、モルタル(仕上げ材)2
2で覆うように仕上げる。また、建物土台構造には、柱
23の外側の外壁24の下側に水切り25を設ける。外
側の基礎部分をモルタル22で密閉することで、鉄骨の
台座3や床柱2に湿気または雨がかからないようにする
ことができる。なお、この場合、台座3や床柱2は、亜
鉛メッキを施さなくてもよい。常に乾燥させておくこと
で腐食を防止できるためである。
成る台座3の外側側面など、基礎1または鉄骨部分の外
側に面するところは、露出しないで、メタルラス20を
張る。また、基礎1と台座3との間の空間には、コンク
リートブロック21を積み上げ、その空間を塞ぐ。基礎
1と台座3との間の外側面は、モルタル(仕上げ材)2
2で覆うように仕上げる。また、建物土台構造には、柱
23の外側の外壁24の下側に水切り25を設ける。外
側の基礎部分をモルタル22で密閉することで、鉄骨の
台座3や床柱2に湿気または雨がかからないようにする
ことができる。なお、この場合、台座3や床柱2は、亜
鉛メッキを施さなくてもよい。常に乾燥させておくこと
で腐食を防止できるためである。
【0031】基礎1をモルタル仕上げとした場合、台座
3の高さを調整するときには、アンカーボルト4付近の
モルタルを壊して、ボルト・ナットを露出して高さを調
整するようにする。調整した後には、モルタルの補修は
簡単に行うことができる。
3の高さを調整するときには、アンカーボルト4付近の
モルタルを壊して、ボルト・ナットを露出して高さを調
整するようにする。調整した後には、モルタルの補修は
簡単に行うことができる。
【0032】建物土台構造は、布基礎を使用せず、前述
の基礎1の上に床柱2をボルトで固定し、床柱2の上に
着脱可能に台座3をボルトで固定して構成され、台座3
の上に建物12の土台9を固定することによって建物1
2を施工することができる。建物土台構造は、布基礎を
使用しないため、基礎本体を小さくすることができ、工
事単価を安く抑えることができる。
の基礎1の上に床柱2をボルトで固定し、床柱2の上に
着脱可能に台座3をボルトで固定して構成され、台座3
の上に建物12の土台9を固定することによって建物1
2を施工することができる。建物土台構造は、布基礎を
使用しないため、基礎本体を小さくすることができ、工
事単価を安く抑えることができる。
【0033】坪数の小さい住宅の場合には、四隅に橋桁
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に床柱2を立て、床
柱2の上に台座3を固定し、台座3の上に住宅を載せて
容易に施工することができる。
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に床柱2を立て、床
柱2の上に台座3を固定し、台座3の上に住宅を載せて
容易に施工することができる。
【0034】この建物土台構造および建物基礎施工方法
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
【0035】地盤沈下により、中間に設けた基礎1が下
がったとしても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支
えられるため、建物12は傾斜することがなく、建物1
2への影響はない。しかしながら、四隅の基礎1を含む
複数の基礎1が下がった場合には、建物12全体が傾斜
することがある。この場合には、台座3を床柱2から外
してジャッキで持ち上げ、基礎1の低下に応じて床柱2
を高さの異なる他の床柱2と交換して床柱2の高さを変
え、建物12の傾きを容易に調整することができる。こ
れにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変形
が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこと
ができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げるとき、
床下全部にコンクリート5が打設されているため、台座
3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキが地面に
沈むことなく、台座3を持ち上げることができ、便利で
ある。
がったとしても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支
えられるため、建物12は傾斜することがなく、建物1
2への影響はない。しかしながら、四隅の基礎1を含む
複数の基礎1が下がった場合には、建物12全体が傾斜
することがある。この場合には、台座3を床柱2から外
してジャッキで持ち上げ、基礎1の低下に応じて床柱2
を高さの異なる他の床柱2と交換して床柱2の高さを変
え、建物12の傾きを容易に調整することができる。こ
れにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変形
が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこと
ができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げるとき、
床下全部にコンクリート5が打設されているため、台座
3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキが地面に
沈むことなく、台座3を持ち上げることができ、便利で
ある。
【0036】床柱2は台座3とボルト止めされ、基礎1
とアンカーボルト4で締付固定されてあるため、高さの
合う床柱2との交換は容易である。床柱2の高さを微調
整する場合には、床柱2の固定板2aの上に高さ調整板
を重ねることにより、容易に高さ調整を行うことができ
る。このため、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが
生じたときでも、メンテナンスが簡単にできる。
とアンカーボルト4で締付固定されてあるため、高さの
合う床柱2との交換は容易である。床柱2の高さを微調
整する場合には、床柱2の固定板2aの上に高さ調整板
を重ねることにより、容易に高さ調整を行うことができ
る。このため、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが
生じたときでも、メンテナンスが簡単にできる。
【0037】基礎1の補修工事を行う場合には、台座3
が床柱2の上に着脱可能に固定されるため、床柱2から
台座3を外し、台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事
を低コストで容易に行うことができる。建物12の完成
引渡し後、基礎1の隆起や沈下などの狂いに対応するこ
とができ、また、基礎1は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、
工事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。
このため、基礎1の工事の際に、コンクリートパイルの
打ち込みに伴う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や
振動などの迷惑をかけずに済む。
が床柱2の上に着脱可能に固定されるため、床柱2から
台座3を外し、台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事
を低コストで容易に行うことができる。建物12の完成
引渡し後、基礎1の隆起や沈下などの狂いに対応するこ
とができ、また、基礎1は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、
工事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。
このため、基礎1の工事の際に、コンクリートパイルの
打ち込みに伴う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や
振動などの迷惑をかけずに済む。
【0038】建坪の大きい住宅を建設する場合には、床
柱2に長さ300mm以上のものを使用することによ
り、台座3の下に人が入って工事をすることができるよ
うになり、台座3の高さ調整が容易になる。幅の狭い住
宅を建設する場合には、四隅だけに基礎1および床柱2
を設け、中間の床柱2を無くし、短い床柱2を用いて床
面を下げることができる。
柱2に長さ300mm以上のものを使用することによ
り、台座3の下に人が入って工事をすることができるよ
うになり、台座3の高さ調整が容易になる。幅の狭い住
宅を建設する場合には、四隅だけに基礎1および床柱2
を設け、中間の床柱2を無くし、短い床柱2を用いて床
面を下げることができる。
【0039】この建物土台構造では、床柱2を用いるた
め、基礎1と台座3との間隔を広くとって床下の通気性
を良くし、床下を乾燥させて白アリの発生を防止するこ
とができる。
め、基礎1と台座3との間隔を広くとって床下の通気性
を良くし、床下を乾燥させて白アリの発生を防止するこ
とができる。
【0040】この建物土台構造および建物基礎施工方法
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
【0041】なお、床柱2は、ジャッキから成って、高
さ調整可能に構成されていてもよい。ジャッキは、レバ
ー操作により昇降可能なネジ調整式ジャッキ21(図7
(A)参照)であっても、シリンダとピストンとを連結
するピンの取付穴の位置を変えることにより高さ調整可
能なピン穴調整式ジャッキ22(図7(B)参照)であ
っても、油圧により昇降可能な油圧調整式ジャッキ23
(図7(C)参照)であってもよい。床柱2に油圧調整
式ジャッキ23を使用する場合、すべての床柱2の油圧
系統を連結し、台座3の高さ調整を1回で行うようにし
てもよい。
さ調整可能に構成されていてもよい。ジャッキは、レバ
ー操作により昇降可能なネジ調整式ジャッキ21(図7
(A)参照)であっても、シリンダとピストンとを連結
するピンの取付穴の位置を変えることにより高さ調整可
能なピン穴調整式ジャッキ22(図7(B)参照)であ
っても、油圧により昇降可能な油圧調整式ジャッキ23
(図7(C)参照)であってもよい。床柱2に油圧調整
式ジャッキ23を使用する場合、すべての床柱2の油圧
系統を連結し、台座3の高さ調整を1回で行うようにし
てもよい。
【0042】床柱2の上には、ころを設けておき、台座
3を回転可能に支持するようにしてもよい。この場合、
周囲の環境に合わせて建物12を回転させることができ
る。
3を回転可能に支持するようにしてもよい。この場合、
周囲の環境に合わせて建物12を回転させることができ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る建物土台構造および建物基
礎施工方法によれば、基礎にひび割れを起こしても建物
に影響を与えず、また、基礎の補修工事を低コストで容
易に行うことができ、さらに、工事の際にコンクリート
パイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない。
礎施工方法によれば、基礎にひび割れを起こしても建物
に影響を与えず、また、基礎の補修工事を低コストで容
易に行うことができ、さらに、工事の際にコンクリート
パイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない。
【図1】本発明の実施の形態の建物土台構造の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す建物土台構造の側面図である。
【図3】図1に示す建物土台構造の平面図である。
【図4】図1に示す建物土台構造の上に建物を建てた状
態の側面図である。
態の側面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の建物土台構造の正面
図である。
図である。
【図6】図5に示す建物土台構造の側面図である。
【図7】(A)床柱の一例を示す油圧調整式ジャッキの
正面図、(B)床柱の他の例を示すネジ調整式ジャッキ
の正面図、(C)床柱の他の例を示すピン穴調整式ジャ
ッキの正面図である。
正面図、(B)床柱の他の例を示すネジ調整式ジャッキ
の正面図、(C)床柱の他の例を示すピン穴調整式ジャ
ッキの正面図である。
1 基礎 2 高さ調整板 3 台座 4 アンカーボルト 9 土台
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月18日(2001.5.1
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】建物土台構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物土台構造に関
し、特に、建物の基礎が不等沈下したとき、建物の傾き
を容易に修正可能な建物土台構造に関する。
し、特に、建物の基礎が不等沈下したとき、建物の傾き
を容易に修正可能な建物土台構造に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などの在来の建物は、布基礎を基礎
とし、コンクリートを土台まで立ち上げて、その上に建
物の土台を固定してある。
とし、コンクリートを土台まで立ち上げて、その上に建
物の土台を固定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】在来の建物では、埋め
立てでできた軟弱な土地に建築した場合などに、建物の
基礎が隆起したり、陥没したりすると、基礎にひび割れ
を起こし、さらに土台が下がって壁にまでひび割れを起
こし、柱が傾いたり、戸の締まりが悪くなったりすると
いう問題点があった。
立てでできた軟弱な土地に建築した場合などに、建物の
基礎が隆起したり、陥没したりすると、基礎にひび割れ
を起こし、さらに土台が下がって壁にまでひび割れを起
こし、柱が傾いたり、戸の締まりが悪くなったりすると
いう問題点があった。
【0004】それらの故障を修理しようとすると、基礎
と土台とがアンカーボルトで連結されているため、その
ままでは土台をジャッキで持ち上げることができない。
このため、内壁や外壁などを壊して土台のアンカーボル
トを探し出し、アンカーボルトのボルトとナットとを緩
めてから、建物を土台ごとジャッキで持ち上げ、基礎か
ら土台を切り離す。その上で、ひび割れを起こして下が
った基礎を壊して作り直し、基礎ができあがったなら
ば、ジャッキで持ち上げておいた建物を下げ、できあが
った基礎の上に載せる。さらに、基礎と土台とをアンカ
ーボルトで連結し、内壁(石膏ボード)および外壁を張
り替え、内装(クロス)も新しく張り替え、外壁塗装を
行う必要がある。このように、在来の建物では、基礎の
補修工事を行う場合、手数がかかるために、工事費用が
多額になるとともに、工事期間が長期にわたるという問
題点があった。
と土台とがアンカーボルトで連結されているため、その
ままでは土台をジャッキで持ち上げることができない。
このため、内壁や外壁などを壊して土台のアンカーボル
トを探し出し、アンカーボルトのボルトとナットとを緩
めてから、建物を土台ごとジャッキで持ち上げ、基礎か
ら土台を切り離す。その上で、ひび割れを起こして下が
った基礎を壊して作り直し、基礎ができあがったなら
ば、ジャッキで持ち上げておいた建物を下げ、できあが
った基礎の上に載せる。さらに、基礎と土台とをアンカ
ーボルトで連結し、内壁(石膏ボード)および外壁を張
り替え、内装(クロス)も新しく張り替え、外壁塗装を
行う必要がある。このように、在来の建物では、基礎の
補修工事を行う場合、手数がかかるために、工事費用が
多額になるとともに、工事期間が長期にわたるという問
題点があった。
【0005】そこで、住宅などの在来の建物では、基礎
を隆起や陥没などしないよう頑丈に作ってあり、軟弱な
土地には地下に10〜20mの長いコンクリートパイル
を打ち込み、1〜2cmも基礎が狂わないようにしてい
る。しかしながら、コンクリートパイルの打ち込みに騒
音や振動が発生するため、住宅地などで工事する場合に
は、近隣から苦情が出て、工事の進行に影響を与えると
いう問題点があった。
を隆起や陥没などしないよう頑丈に作ってあり、軟弱な
土地には地下に10〜20mの長いコンクリートパイル
を打ち込み、1〜2cmも基礎が狂わないようにしてい
る。しかしながら、コンクリートパイルの打ち込みに騒
音や振動が発生するため、住宅地などで工事する場合に
は、近隣から苦情が出て、工事の進行に影響を与えると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、基礎にひび割れを起こしても建物
に影響を与えず、また、基礎の補修工事を低コストで容
易に行うことができ、さらに、工事の際にコンクリート
パイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない建物
土台構造を提供することを目的としている。
してなされたもので、基礎にひび割れを起こしても建物
に影響を与えず、また、基礎の補修工事を低コストで容
易に行うことができ、さらに、工事の際にコンクリート
パイルの打ち込みに伴う騒音や振動などを生じない建物
土台構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る建物土台構造は、基礎と、前記基礎の
上に固定されたジャッキから成る床柱と、建物を上に載
せて支持するよう前記床柱の上に着脱可能に固定された
台座と、前記基礎と前記台座との間の空間を塞ぐブロッ
クと、前記床柱の上に前記台座を回転可能に支持するよ
うに設けられたころと、前記基礎と前記台座との間の外
側面を覆うモルタル仕上げ材とを、有することを、特徴
とする。
に、本発明に係る建物土台構造は、基礎と、前記基礎の
上に固定されたジャッキから成る床柱と、建物を上に載
せて支持するよう前記床柱の上に着脱可能に固定された
台座と、前記基礎と前記台座との間の空間を塞ぐブロッ
クと、前記床柱の上に前記台座を回転可能に支持するよ
うに設けられたころと、前記基礎と前記台座との間の外
側面を覆うモルタル仕上げ材とを、有することを、特徴
とする。
【0008】この本発明に係る他の建物土台構造では、
建物を台座の上に載せて支持するため、基礎にひび割れ
を起こしても台座が曲がらない限り、建物に影響を与え
ない。また、基礎の補修工事を行う場合、台座が床柱の
上に着脱可能に固定されるため、床柱から台座を外し、
台座を持ち上げて、基礎の補修工事を低コストで容易に
行うことができる。基礎は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎をさほど頑丈に作らなくてもよく、工
事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。従
って、基礎の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込
みに伴う騒音や振動などを生じない。また、台座や床柱
などに雨などがかからないようにすることができ、耐久
性を高めることができる。床柱は、ジャッキから成っ
て、高さ調整可能である。台座の高さを調整するときに
は、モルタルを壊して高さを調整する。調整した後に
は、モルタルの補修は簡単に行うことができる。周囲の
環境に合わせて建物を回転させることができる。
建物を台座の上に載せて支持するため、基礎にひび割れ
を起こしても台座が曲がらない限り、建物に影響を与え
ない。また、基礎の補修工事を行う場合、台座が床柱の
上に着脱可能に固定されるため、床柱から台座を外し、
台座を持ち上げて、基礎の補修工事を低コストで容易に
行うことができる。基礎は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎をさほど頑丈に作らなくてもよく、工
事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。従
って、基礎の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込
みに伴う騒音や振動などを生じない。また、台座や床柱
などに雨などがかからないようにすることができ、耐久
性を高めることができる。床柱は、ジャッキから成っ
て、高さ調整可能である。台座の高さを調整するときに
は、モルタルを壊して高さを調整する。調整した後に
は、モルタルの補修は簡単に行うことができる。周囲の
環境に合わせて建物を回転させることができる。
【0009】なお、建物は、ユニットハウスやプレハブ
ハウスであってもよい。台座は、H型鋼から成ることが
好ましい。基礎は、布基礎のほか、独立基礎または地中
ばり基礎から成ってもよい。
ハウスであってもよい。台座は、H型鋼から成ることが
好ましい。基礎は、布基礎のほか、独立基礎または地中
ばり基礎から成ってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図4は、本発明の実
施の形態を示している。図1〜図3に示すように、建物
土台構造は、基礎1と、高さ調整板2と、台座3とを有
している。基礎1は、コンクリート製の布基礎から成
り、建物の敷地に応じた形状に設けられている。基礎1
には、アンカーボルト4が立設されている。基礎1の下
部には、基礎1より幅の広い捨てコンクリート5が基礎
1に一体的に設けられている。捨てコンクリート5は、
地中に埋め込まれている。
施の形態について説明する。図1〜図4は、本発明の実
施の形態を示している。図1〜図3に示すように、建物
土台構造は、基礎1と、高さ調整板2と、台座3とを有
している。基礎1は、コンクリート製の布基礎から成
り、建物の敷地に応じた形状に設けられている。基礎1
には、アンカーボルト4が立設されている。基礎1の下
部には、基礎1より幅の広い捨てコンクリート5が基礎
1に一体的に設けられている。捨てコンクリート5は、
地中に埋め込まれている。
【0011】高さ調整板2は、厚さ1〜2cmの薄い鉄
板から成る。高さ調整板2には、ボルト穴が設けられて
いる。図1および図2に示すように、高さ調整板2は、
基礎1の上に載せられ、ボルト穴にアンカーボルト4を
通して、基礎1に着脱可能に取り付けられている。基礎
1の上に高さ調整板2を複数枚重ねることにより、基礎
1から台座3までの高さを調節することができる。高さ
調整板2には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
板から成る。高さ調整板2には、ボルト穴が設けられて
いる。図1および図2に示すように、高さ調整板2は、
基礎1の上に載せられ、ボルト穴にアンカーボルト4を
通して、基礎1に着脱可能に取り付けられている。基礎
1の上に高さ調整板2を複数枚重ねることにより、基礎
1から台座3までの高さを調節することができる。高さ
調整板2には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
【0012】台座3は、亜鉛メッキされたH型鋼から成
り、図3に示すように、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構
成されている。台座3を構成するH型鋼の間隔は、例え
ば、1820mmである。台座3は、高さ調整板2の上
に載せられ、そのボルト穴にアンカーボルト4を通して
ナット8をアンカーボルト4に螺合することにより、高
さ調整板2の上に着脱可能に固定されている。なお、高
さ調整板2により高さを調整する必要がない場合には、
高さ調整板2を除いて、基礎1の上に台座を直接、載せ
てもよい。台座3の上には、建物12の土台9がボルト
10およびナット11で固定されている。図4に示すよ
うに、台座3は、建物12を上に載せて支持している。
なお、台座3に亜鉛メッキされたものを使用することに
より、錆を出にくくし、耐久性を持たせることができ
る。台座3は、強度が確保されれば、H型鋼でなくても
よく、鉄骨以外の部材から成ってもよい。
り、図3に示すように、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構
成されている。台座3を構成するH型鋼の間隔は、例え
ば、1820mmである。台座3は、高さ調整板2の上
に載せられ、そのボルト穴にアンカーボルト4を通して
ナット8をアンカーボルト4に螺合することにより、高
さ調整板2の上に着脱可能に固定されている。なお、高
さ調整板2により高さを調整する必要がない場合には、
高さ調整板2を除いて、基礎1の上に台座を直接、載せ
てもよい。台座3の上には、建物12の土台9がボルト
10およびナット11で固定されている。図4に示すよ
うに、台座3は、建物12を上に載せて支持している。
なお、台座3に亜鉛メッキされたものを使用することに
より、錆を出にくくし、耐久性を持たせることができ
る。台座3は、強度が確保されれば、H型鋼でなくても
よく、鉄骨以外の部材から成ってもよい。
【0013】建物土台構造は、前述の基礎1の上に台座
3を着脱可能に固定して構成され、台座3の上に建物1
2の土台9を固定することによって建物12を施工する
ことができる。なお、基礎1の上場全体に荷重をかけな
いで、台座3の荷重は基礎(布基礎)1の一部分に荷重
をかけるようにして、荷重のかかる基礎部分はアンカー
ボルト4で固定し、その部分の基礎は幅広くして丈夫に
することが好ましい。また、その部分を他の基礎(布基
礎)1の上場より10〜50mm高くすることにより、
H鋼から成る台座3と基礎1との間に隙間ができるた
め、台座3のつなぎ箇所の添鉄板、ボルトなどの出っ張
りがあっても、基礎1の天場にふれないで施工すること
ができる。
3を着脱可能に固定して構成され、台座3の上に建物1
2の土台9を固定することによって建物12を施工する
ことができる。なお、基礎1の上場全体に荷重をかけな
いで、台座3の荷重は基礎(布基礎)1の一部分に荷重
をかけるようにして、荷重のかかる基礎部分はアンカー
ボルト4で固定し、その部分の基礎は幅広くして丈夫に
することが好ましい。また、その部分を他の基礎(布基
礎)1の上場より10〜50mm高くすることにより、
H鋼から成る台座3と基礎1との間に隙間ができるた
め、台座3のつなぎ箇所の添鉄板、ボルトなどの出っ張
りがあっても、基礎1の天場にふれないで施工すること
ができる。
【0014】坪数の小さい住宅の場合には、四隅に橋桁
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に台座3を固定し、
台座3の上に住宅を載せて容易に施工することができ
る。
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に台座3を固定し、
台座3の上に住宅を載せて容易に施工することができ
る。
【0015】この建物土台構造および建物基礎施工方法
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
【0016】地盤沈下により、中間の基礎1が下がった
としても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支えられ
るため、建物12は傾斜することがなく、建物12への
影響はない。しかしながら、四隅を含む複数箇所で基礎
1が下がった場合には、建物12全体が傾斜することが
ある。この場合には、台座3を基礎1および高さ調整板
2の上から外してジャッキで持ち上げ、基礎1の沈下に
応じて任意の枚数の高さ調整板2を基礎1の上に重ねて
置き、建物12の傾きを容易に調整することができる。
これにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変
形が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこ
とができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げると
き、床下全部にコンクリート6を打設しておくことによ
り、台座3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキ
が地面に沈むことなく、台座3を持ち上げることがで
き、便利である。
としても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支えられ
るため、建物12は傾斜することがなく、建物12への
影響はない。しかしながら、四隅を含む複数箇所で基礎
1が下がった場合には、建物12全体が傾斜することが
ある。この場合には、台座3を基礎1および高さ調整板
2の上から外してジャッキで持ち上げ、基礎1の沈下に
応じて任意の枚数の高さ調整板2を基礎1の上に重ねて
置き、建物12の傾きを容易に調整することができる。
これにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変
形が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこ
とができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げると
き、床下全部にコンクリート6を打設しておくことによ
り、台座3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキ
が地面に沈むことなく、台座3を持ち上げることがで
き、便利である。
【0017】特に、台座3の高さを微調整する場合に
は、基礎2の上に薄い高さ調整板2を重ねることによ
り、容易に高さの微調整を行うことができる。このた
め、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが生じたとき
でも、メンテナンスが簡単にできる。
は、基礎2の上に薄い高さ調整板2を重ねることによ
り、容易に高さの微調整を行うことができる。このた
め、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが生じたとき
でも、メンテナンスが簡単にできる。
【0018】基礎1の補修工事を行う場合には、台座3
が基礎1および高さ調整板2の上に着脱可能に固定され
るため、基礎1のアンカーボルト4から台座3を外し、
台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事を低コストで容
易に行うことができる。建物12の完成引渡し後、基礎
1の上昇や沈降などの狂いに対応することができ、ま
た、基礎1は補修工事を容易に行うことができるため、
基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、工事に際して
コンクリートパイルを用いなくてもよい。このため、基
礎1の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込みに伴
う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や振動などの迷
惑をかけずに済む。
が基礎1および高さ調整板2の上に着脱可能に固定され
るため、基礎1のアンカーボルト4から台座3を外し、
台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事を低コストで容
易に行うことができる。建物12の完成引渡し後、基礎
1の上昇や沈降などの狂いに対応することができ、ま
た、基礎1は補修工事を容易に行うことができるため、
基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、工事に際して
コンクリートパイルを用いなくてもよい。このため、基
礎1の工事の際に、コンクリートパイルの打ち込みに伴
う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や振動などの迷
惑をかけずに済む。
【0019】建坪の大きい住宅を建設する場合には、基
礎1の高さを高くすることにより、台座3の下に人が入
って工事をすることができるようになり、台座3の高さ
調整が容易になる。幅の狭い住宅を建設する場合には、
四隅だけに基礎1を設けてもよい。
礎1の高さを高くすることにより、台座3の下に人が入
って工事をすることができるようになり、台座3の高さ
調整が容易になる。幅の狭い住宅を建設する場合には、
四隅だけに基礎1を設けてもよい。
【0020】この建物土台構造および建物基礎施工方法
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
【0021】基礎1の上には、ころを設けておき、ころ
により台座3を回転可能に支持するようにしてもよい。
この場合、周囲の環境に合わせて建物12を回転させる
ことができる。
により台座3を回転可能に支持するようにしてもよい。
この場合、周囲の環境に合わせて建物12を回転させる
ことができる。
【0022】図5〜図7は、本発明の他の実施の形態を
示している。図5および図6に示すように、建物土台構
造は、基礎1と、床柱2と、台座3とを有している。基
礎1は、独立のコンクリート基礎から成り、建物の敷地
に応じてその四隅とそれらの中間位置に設けられてい
る。基礎1には、アンカーボルト4が立設されている。
床下5の全部には、コンクリートが打設されている。
示している。図5および図6に示すように、建物土台構
造は、基礎1と、床柱2と、台座3とを有している。基
礎1は、独立のコンクリート基礎から成り、建物の敷地
に応じてその四隅とそれらの中間位置に設けられてい
る。基礎1には、アンカーボルト4が立設されている。
床下5の全部には、コンクリートが打設されている。
【0023】床柱2は、基礎1の中央部に建てられてい
る。床柱2は、亜鉛メッキされた鉄柱から成り、両端に
固定板2aが溶接されている。固定板2aには、ボルト
穴が設けられている。図5および図6に示すように、床
柱2の下側の固定板2aは、基礎1の上に載せられ、ボ
ルト穴にアンカーボルト4を通してナット6をアンカー
ボルト4に螺合することにより、基礎1に着脱可能に固
定されている。床柱2は、種々の高さのものを準備して
おき、交換可能にしてもよい。また、床柱2は、固定板
2aの上に高さ調整板を重ねることにより、基礎1から
台座3までの高さを調節可能であってもよい。高さ調整
板には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
る。床柱2は、亜鉛メッキされた鉄柱から成り、両端に
固定板2aが溶接されている。固定板2aには、ボルト
穴が設けられている。図5および図6に示すように、床
柱2の下側の固定板2aは、基礎1の上に載せられ、ボ
ルト穴にアンカーボルト4を通してナット6をアンカー
ボルト4に螺合することにより、基礎1に着脱可能に固
定されている。床柱2は、種々の高さのものを準備して
おき、交換可能にしてもよい。また、床柱2は、固定板
2aの上に高さ調整板を重ねることにより、基礎1から
台座3までの高さを調節可能であってもよい。高さ調整
板には、亜鉛メッキされた鉄板が好ましい。
【0024】台座3は、亜鉛メッキされたH型鋼から成
り、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構成されている。台座
3を構成するH型鋼の間隔は、例えば、1820mmで
ある。台座3は、床柱2の上側の固定板2aの上に載せ
られ、固定板2aのボルト穴に取付ボルト7を通してナ
ット8を取付ボルト7に螺合することにより、床柱2の
上に着脱可能に固定されている。台座3の上には、建物
12の土台9がボルト10およびナット11で固定され
ている。台座3は、建物12を上に載せて支持してい
る。なお、床柱2、台座3等の部材に亜鉛メッキされた
ものを使用することにより、錆を出にくくし、耐久性を
持たせることができる。台座3等の部材は、強度が確保
されれば、H型鋼でなくてもよく、鉄骨以外の部材から
成ってもよい。
り、H型鋼を桟状に組んで頑丈に構成されている。台座
3を構成するH型鋼の間隔は、例えば、1820mmで
ある。台座3は、床柱2の上側の固定板2aの上に載せ
られ、固定板2aのボルト穴に取付ボルト7を通してナ
ット8を取付ボルト7に螺合することにより、床柱2の
上に着脱可能に固定されている。台座3の上には、建物
12の土台9がボルト10およびナット11で固定され
ている。台座3は、建物12を上に載せて支持してい
る。なお、床柱2、台座3等の部材に亜鉛メッキされた
ものを使用することにより、錆を出にくくし、耐久性を
持たせることができる。台座3等の部材は、強度が確保
されれば、H型鋼でなくてもよく、鉄骨以外の部材から
成ってもよい。
【0025】図5および図6に示すように、H型鋼から
成る台座3の外側側面など、基礎1または鉄骨部分の外
側に面するところは、露出しないで、メタルラス20を
張る。また、基礎1と台座3との間の空間には、コンク
リートブロック21を積み上げ、その空間を塞ぐ。基礎
1と台座3との間の外側面は、モルタル(仕上げ材)2
2で覆うように仕上げる。また、建物土台構造には、柱
23の外側の外壁24の下側に水切り25を設ける。外
側の基礎部分をモルタル22で密閉することで、鉄骨の
台座3や床柱2に湿気または雨がかからないようにする
ことができる。なお、この場合、台座3や床柱2は、亜
鉛メッキを施さなくてもよい。常に乾燥させておくこと
で腐食を防止できるためである。
成る台座3の外側側面など、基礎1または鉄骨部分の外
側に面するところは、露出しないで、メタルラス20を
張る。また、基礎1と台座3との間の空間には、コンク
リートブロック21を積み上げ、その空間を塞ぐ。基礎
1と台座3との間の外側面は、モルタル(仕上げ材)2
2で覆うように仕上げる。また、建物土台構造には、柱
23の外側の外壁24の下側に水切り25を設ける。外
側の基礎部分をモルタル22で密閉することで、鉄骨の
台座3や床柱2に湿気または雨がかからないようにする
ことができる。なお、この場合、台座3や床柱2は、亜
鉛メッキを施さなくてもよい。常に乾燥させておくこと
で腐食を防止できるためである。
【0026】基礎1をモルタル仕上げとした場合、台座
3の高さを調整するときには、アンカーボルト4付近の
モルタルを壊して、ボルト・ナットを露出して高さを調
整するようにする。調整した後には、モルタルの補修は
簡単に行うことができる。
3の高さを調整するときには、アンカーボルト4付近の
モルタルを壊して、ボルト・ナットを露出して高さを調
整するようにする。調整した後には、モルタルの補修は
簡単に行うことができる。
【0027】建物土台構造は、布基礎を使用せず、前述
の基礎1の上に床柱2をボルトで固定し、床柱2の上に
着脱可能に台座3をボルトで固定して構成され、台座3
の上に建物12の土台9を固定することによって建物1
2を施工することができる。建物土台構造は、布基礎を
使用しないため、基礎本体を小さくすることができ、工
事単価を安く抑えることができる。
の基礎1の上に床柱2をボルトで固定し、床柱2の上に
着脱可能に台座3をボルトで固定して構成され、台座3
の上に建物12の土台9を固定することによって建物1
2を施工することができる。建物土台構造は、布基礎を
使用しないため、基礎本体を小さくすることができ、工
事単価を安く抑えることができる。
【0028】坪数の小さい住宅の場合には、四隅に橋桁
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に床柱2を立て、床
柱2の上に台座3を固定し、台座3の上に住宅を載せて
容易に施工することができる。
に使われているような独立の基礎1を作るかあるいは地
中ばりのある基礎1を作り、その上に床柱2を立て、床
柱2の上に台座3を固定し、台座3の上に住宅を載せて
容易に施工することができる。
【0029】この建物土台構造および建物基礎施工方法
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
では、建物12を台座3の上に載せて支持するため、基
礎1にひび割れを起こしても台座3が曲がらない限り、
建物12に影響を与えない。例えば、地震や地盤沈下な
どにより地面が動いても、台座3が曲がらない限り、建
物12に影響はなく、戸の閉まりが悪くなったり、壁に
ひび割れを生じたりすることがない。
【0030】地盤沈下により、中間に設けた基礎1が下
がったとしても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支
えられるため、建物12は傾斜することがなく、建物1
2への影響はない。しかしながら、四隅の基礎1を含む
複数の基礎1が下がった場合には、建物12全体が傾斜
することがある。この場合には、台座3を床柱2から外
してジャッキで持ち上げ、基礎1の低下に応じて床柱2
を高さの異なる他の床柱2と交換して床柱2の高さを変
え、建物12の傾きを容易に調整することができる。こ
れにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変形
が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこと
ができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げるとき、
床下全部にコンクリート5が打設されているため、台座
3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキが地面に
沈むことなく、台座3を持ち上げることができ、便利で
ある。
がったとしても、台座3は四隅や他の位置の基礎1で支
えられるため、建物12は傾斜することがなく、建物1
2への影響はない。しかしながら、四隅の基礎1を含む
複数の基礎1が下がった場合には、建物12全体が傾斜
することがある。この場合には、台座3を床柱2から外
してジャッキで持ち上げ、基礎1の低下に応じて床柱2
を高さの異なる他の床柱2と交換して床柱2の高さを変
え、建物12の傾きを容易に調整することができる。こ
れにより、台座3の骨組みにねじれや曲がりなどの変形
が生じない限り、建物12の傾斜を容易に元に戻すこと
ができる。なお、台座3をジャッキで持ち上げるとき、
床下全部にコンクリート5が打設されているため、台座
3をどの位置で持ち上げるときにも、ジャッキが地面に
沈むことなく、台座3を持ち上げることができ、便利で
ある。
【0031】床柱2は台座3とボルト止めされ、基礎1
とアンカーボルト4で締付固定されてあるため、高さの
合う床柱2との交換は容易である。床柱2の高さを微調
整する場合には、床柱2の固定板2aの上に高さ調整板
を重ねることにより、容易に高さ調整を行うことができ
る。このため、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが
生じたときでも、メンテナンスが簡単にできる。
とアンカーボルト4で締付固定されてあるため、高さの
合う床柱2との交換は容易である。床柱2の高さを微調
整する場合には、床柱2の固定板2aの上に高さ調整板
を重ねることにより、容易に高さ調整を行うことができ
る。このため、工事竣工後、建物12の基礎1に狂いが
生じたときでも、メンテナンスが簡単にできる。
【0032】基礎1の補修工事を行う場合には、台座3
が床柱2の上に着脱可能に固定されるため、床柱2から
台座3を外し、台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事
を低コストで容易に行うことができる。建物12の完成
引渡し後、基礎1の隆起や沈下などの狂いに対応するこ
とができ、また、基礎1は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、
工事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。
このため、基礎1の工事の際に、コンクリートパイルの
打ち込みに伴う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や
振動などの迷惑をかけずに済む。
が床柱2の上に着脱可能に固定されるため、床柱2から
台座3を外し、台座3を持ち上げて、基礎1の補修工事
を低コストで容易に行うことができる。建物12の完成
引渡し後、基礎1の隆起や沈下などの狂いに対応するこ
とができ、また、基礎1は補修工事を容易に行うことが
できるため、基礎1をさほど頑丈に作らなくてもよく、
工事に際してコンクリートパイルを用いなくてもよい。
このため、基礎1の工事の際に、コンクリートパイルの
打ち込みに伴う騒音や振動などを生じず、近所に騒音や
振動などの迷惑をかけずに済む。
【0033】建坪の大きい住宅を建設する場合には、床
柱2に長さ300mm以上のものを使用することによ
り、台座3の下に人が入って工事をすることができるよ
うになり、台座3の高さ調整が容易になる。幅の狭い住
宅を建設する場合には、四隅だけに基礎1および床柱2
を設け、中間の床柱2を無くし、短い床柱2を用いて床
面を下げることができる。
柱2に長さ300mm以上のものを使用することによ
り、台座3の下に人が入って工事をすることができるよ
うになり、台座3の高さ調整が容易になる。幅の狭い住
宅を建設する場合には、四隅だけに基礎1および床柱2
を設け、中間の床柱2を無くし、短い床柱2を用いて床
面を下げることができる。
【0034】この建物土台構造では、床柱2を用いるた
め、基礎1と台座3との間隔を広くとって床下の通気性
を良くし、床下を乾燥させて白アリの発生を防止するこ
とができる。
め、基礎1と台座3との間隔を広くとって床下の通気性
を良くし、床下を乾燥させて白アリの発生を防止するこ
とができる。
【0035】この建物土台構造および建物基礎施工方法
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
は、一般の住宅用建物のほか、ユニットハウスやプレハ
ブハウス、その他いかなる建物に使用されてもよい。
【0036】なお、床柱2は、ジャッキから成って、高
さ調整可能に構成されていてもよい。ジャッキは、レバ
ー操作により昇降可能なネジ調整式ジャッキ21(図7
(A)参照)であっても、シリンダとピストンとを連結
するピンの取付穴の位置を変えることにより高さ調整可
能なピン穴調整式ジャッキ22(図7(B)参照)であ
っても、油圧により昇降可能な油圧調整式ジャッキ23
(図7(C)参照)であってもよい。床柱2に油圧調整
式ジャッキ23を使用する場合、すべての床柱2の油圧
系統を連結し、台座3の高さ調整を1回で行うようにし
てもよい。
さ調整可能に構成されていてもよい。ジャッキは、レバ
ー操作により昇降可能なネジ調整式ジャッキ21(図7
(A)参照)であっても、シリンダとピストンとを連結
するピンの取付穴の位置を変えることにより高さ調整可
能なピン穴調整式ジャッキ22(図7(B)参照)であ
っても、油圧により昇降可能な油圧調整式ジャッキ23
(図7(C)参照)であってもよい。床柱2に油圧調整
式ジャッキ23を使用する場合、すべての床柱2の油圧
系統を連結し、台座3の高さ調整を1回で行うようにし
てもよい。
【0037】床柱2の上には、ころを設けておき、台座
3を回転可能に支持するようにしてもよい。この場合、
周囲の環境に合わせて建物12を回転させることができ
る。
3を回転可能に支持するようにしてもよい。この場合、
周囲の環境に合わせて建物12を回転させることができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る建物土台構造によれば、基
礎にひび割れを起こしても建物に影響を与えず、また、
基礎の補修工事を低コストで容易に行うことができ、さ
らに、工事の際にコンクリートパイルの打ち込みに伴う
騒音や振動などを生じない。
礎にひび割れを起こしても建物に影響を与えず、また、
基礎の補修工事を低コストで容易に行うことができ、さ
らに、工事の際にコンクリートパイルの打ち込みに伴う
騒音や振動などを生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の建物土台構造の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す建物土台構造の側面図である。
【図3】図1に示す建物土台構造の平面図である。
【図4】図1に示す建物土台構造の上に建物を建てた状
態の側面図である。
態の側面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の建物土台構造の正面
図である。
図である。
【図6】図5に示す建物土台構造の側面図である。
【図7】(A)床柱の一例を示す油圧調整式ジャッキの
正面図、(B)床柱の他の例を示すネジ調整式ジャッキ
の正面図、(C)床柱の他の例を示すピン穴調整式ジャ
ッキの正面図である。
正面図、(B)床柱の他の例を示すネジ調整式ジャッキ
の正面図、(C)床柱の他の例を示すピン穴調整式ジャ
ッキの正面図である。
【符号の説明】 1 基礎 2 高さ調整板 3 台座 4 アンカーボルト 9 土台
Claims (5)
- 【請求項1】基礎と、 建物を上に載せて支持するよう前記基礎の上に着脱可能
に固定された台座とを、 有することを、特徴とする建物土台構造。 - 【請求項2】建物を上に載せて支持可能な鉄骨の水平な
台座を基礎の上にアンカーボルトで着脱可能に固定して
成ることを、特徴とする建物土台構造。 - 【請求項3】前記基礎と前記台座との間に前記台座の高
さを調整可能な高さ調整板を有することを、特徴とする
請求項1または2記載の建物土台構造。 - 【請求項4】基礎と、 前記基礎の上に固定された床柱と、 建物を上に載せて支持するよう前記床柱の上に着脱可能
に固定された台座と、 前記基礎と前記台座との間の外側面を覆う仕上げ材と
を、 有することを、特徴とする建物土台構造。 - 【請求項5】建物を上に載せて支持可能な台座を基礎の
上に着脱可能に固定し、前記台座の上に建物の土台を固
定することを特徴とする建物基礎施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000113508A JP2001295379A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 建物土台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000113508A JP2001295379A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 建物土台構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001295379A true JP2001295379A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18625457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000113508A Pending JP2001295379A (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 建物土台構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001295379A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108468346A (zh) * | 2018-05-18 | 2018-08-31 | 浙江交工集团股份有限公司 | 用于桥梁预制立柱存放的下承式台座及其使用方法 |
| JP2020085580A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | エスペック株式会社 | 環境試験装置の試験室及び環境試験装置の試験室の製造方法 |
-
2000
- 2000-04-14 JP JP2000113508A patent/JP2001295379A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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